JP2006065141A - テレセントリックレンズ - Google Patents

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Abstract

【課題】実装機の認識用カメラに適用されるレンズの低コスト化を図る。
【解決手段】正の屈折力をもつ両凸形状の第1レンズ1、物体側に凸面を向けた正の屈折力をもつ平凸形状の第2レンズ2、正の屈折力をもつ両凸形状の第3レンズ3、第3レンズ3に接合された負の屈折力をもつ両凹形状の第4レンズ4、開口絞り9、負の屈折力をもつ両凹形状の第5レンズ5、第5レンズ5に接合された正の屈折力をもつ両凸形状の第6レンズ6、正の屈折力をもつ両凸形状の第7レンズ7、物体側に凸面を向けた正の屈折力をもつメニスカス形状の第8レンズ8が、物体側から像面側に向けて順に配列される。これにより、全体として安価な物体側にテレセントリック性をもつレンズが得られる。
【選択図】図1

Description

本発明は、ダブルガウス型レンズを変形させた物体側にテレセントリック性をもつテレセントリックレンズに関し、特に、基板に電子部品等を実装する実装機に搭載されて部品等の認識用カメラに用いられるテレセントリックレンズに関する。
基板に電子部品を実装する工程においては、各々の電子部品を所定位置に正確に位置決めするために、吸着ノズルで吸着した電子部品の像を認識用カメラで撮像し、得られた画像データを演算処理して吸着ノズルの位置を微調整することで、電子部品の僅かな位置ずれをも補正することが行われている。
この認識用カメラに用いられるレンズとしては、物体(電子部品)を認識する際に、物体が光軸方向に移動(変動)しても撮影画像のサイズが変化しないように、物体側のテレセントリック性を高めておく必要がある。
このように、物体側にテレセントリック性をもつ従来のテレセントリックレンズは、一般的に次の3つの部分(イ),(ロ),(ハ)、
(イ)物体から到達したテレセントリックな光線を取り込むと共に開口絞りの方へ屈曲させるための第1レンズ群、
(ロ)開口絞りの前後に配置されて諸収差を補正するための第2レンズ群、
(ハ)被写体光を像面の所定位置に結像させるための第3レンズ群、
により構成されている(例えば、特許文献1、特許文献2、特許文献3、特許文献4)。
これらのレンズ群において、第1レンズ群の最も被写体(物体)寄りに配置される第1レンズには、被写体の寸法と同等又はそれ以上のレンズ径が要求される。また、第1レンズ以外のレンズでも、同等のレンズ径が必要であり、特に縮小撮影の場合には、第2レンズ群及び第3レンズ群に比べて、レンズ径が格段に大きくなる。
特開平9−33804号公報 特開平9−80306号公報 特開2002−14281号公報 特開2003−5068号公報
ところで、上記従来のテレセントリックレンズにおいては、第1レンズ群のレンズ径が大きいことから、第1レンズ群において、安価に製造できる形状を採用し、又は、安価なガラス材料を用いて製造すれば、大きなコスト削減効果が期待できる。
本発明は、上記の事情に鑑みて成されたものであり、その目的とするところは、諸収差を良好に補正しつつ、撮像範囲がφ60mm程度、撮像倍率が×0.4程度で、しかも共役長が240mm以下の適度な長さに抑えられて、コストの低減を図れる、物体側にテレセントリック性をもつテレセントリックレンズを提供することにある。
本発明のテレセントリックレンズは、物体側から像面側に向けて順に、物体側及び像面側に凸面を向けた正の屈折力をもつ両凸形状の第1レンズと、物体側に凸面及び像面側に平面を向けた正の屈折力をもつ平凸形状の第2レンズと、物体側及び像面側に凸面を向けた正の屈折力をもつ両凸形状の第3レンズと、物体側及び像面側に凹面を向けて第3レンズに接合された負の屈折力をもつ両凹形状の第4レンズと、所定の口径をもつ開口絞りと、物体側及び像面側に凹面を向けた負の屈折力をもつ両凹形状の第5レンズと、物体側及び像面側に凸面を向けて第5レンズに接合された正の屈折力をもつ両凸形状の第6レンズと、物体側及び像面側に凸面を向けた正の屈折力をもつ両凸形状の第7レンズと、物体側に凸面及び像面側に凹面を向けた正の屈折力をもつメニスカス形状の第8レンズと、を有することを特徴としている。
この構成によれば、被写体(物体)から発せられた主光線は、光軸と平行に進行して第1レンズに入射し、第1レンズ及び第2レンズをそれぞれ通過する際に収斂方向に屈折し、第3レンズ及び第4レンズを通過したのち、開口絞りにより所定の光束に制限されると共に光軸を対称軸として反転する。さらに、第5レンズ及び第6レンズを通過したのち、第7レンズ及び第8レンズを通過する際に収斂方向に屈折して、撮像面に入射する。
すなわち、諸収差が良好に補正されて、撮像範囲がφ60mm程度、撮像倍率が×0.4程度で、しかも共役長が240mm以下の適度な長さに抑えられた物体側にテレセントリック性をもつテレセントリックレンズが得られる。ここで、第2レンズは、その像面側の面が平面に形成された平凸レンズであるため、平面を採用した分だけ加工コストを低減することができ、レンズ全体のコストを低減することができる。
上記構成において、第1レンズの屈折率をN1、第2レンズの屈折率をN2とするとき、次の条件式(1),(2)、
(1) 1.60<N1<1.65
(2) 1.60<N2<1.65
を満足する、構成を採用することができる。
この構成によれば、第1レンズ及び第2レンズとして、上記の条件式(1),(2)を満たすように比較的低価格のガラス材料を用いることにより、諸収差を良好に補正しつつ、コストを低減することができる。
上記構成において、第1レンズ及び第2レンズは、同一のガラス材料により形成されている、構成を採用することができる。
この構成によれば、少なくとも2つのレンズ(第1レンズ及び第2レンズ)に同一のガラス材料を用いることにより、ガラス材料費を低減することができ、全体としてのコストをさらに低減することができる。
上記構成において、第3レンズ及び第7レンズは、同一のガラス材料により形成されている、構成を採用することができる。
この構成によれば、少なくとも2つのレンズ(第3レンズ及び第7レンズ)に同一のガラス材料を用いることにより、ガラス材料費を低減することができ、全体としてのコストをさらに低減することができる。
上記構成において、第4レンズ、第5レンズ、及び第8レンズは、同一のガラス材料により形成されている、構成を採用することができる。
この構成によれば、少なくとも3つのレンズ(第4レンズ、第5レンズ、及び第8レンズ)に同一のガラス材料を用いることにより、ガラス材料費を低減することができ、全体としてのコストをさらに低減することができる。
上記のように、本発明のテレセントリックレンズによれば、諸収差が良好に補正された安価なレンズが得られる。具体的には、撮像範囲がφ60mm程度、撮像倍率が×0.4程度で、しかも共役長が240mm以下の適度な長さに抑えられた物体側にテレセントリック性をもつ、認識用カメラ等のレンズ光学系に適したテレセントリックレンズが得られる。
以下、本発明の最良の実施形態について、添付図面を参照しつつ説明する。図1及び図2は、本発明に係るテレセントリックレンズの一実施形態を示す基本構成図及び光路図である。
このテレセントリックレンズでは、図1に示すように、物体側から像面側に向けて、物体側及び像面側に凸面を向けた正の屈折力をもつ両凸形状の第1レンズ1、物体側に凸面及び像面側に平面を向けた正の屈折力をもつ平凸形状の第2レンズ2、物体側及び像面側に凸面を向けた正の屈折力をもつ両凸形状の第3レンズ3、物体側及び像面側に凹面を向けて第3レンズ3に接合された負の屈折力をもつ両凹形状の第4レンズ4、物体側及び像面側に凹面を向けた負の屈折力をもつ両凹形状の第5レンズ5、物体側及び像面側に凸面を向けて第5レンズ5に接合された正の屈折力をもつ両凸形状の第6レンズ6、物体側及び像面側に凸面を向けた正の屈折力をもつ両凸形状の第7レンズ7、物体側に凸面及び像面側に凹面を向けた正の屈折力をもつメニスカス形状の第8レンズ8が、光軸Lに沿って順次に配列されている。そして、第4レンズ4と第5レンズ5との間でかつ第5レンズ5に隣接するように、所定の口径をもつ開口絞り9が配置されている。
尚、この配列構成において、第1レンズ1の前方(物体側)には、防塵用の平行平板からなるガラスプレート(不図示)が配置され、第8レンズ8の後方(像面側)には、CCD等の撮像素子を防護あるいは入射する光量を規制するNDフィルター、ハーフミラー等の平行平板からなるガラスプレート(不図示)が配置され、このガラスプレートの後方に撮像素子としてのCCDの撮像面(像面)Pが配置される。
すなわち、このテレセントリックレンズは、第1レンズ1及び第2レンズ2が第1レンズ群、第3レンズ3及び第4レンズ4(接合レンズ)が第2レンズ群、第5レンズ5及び第6レンズ6(接合レンズ)が第3レンズ群、第7レンズ7及び第8レンズ8が第4レンズ群をなす4群8枚構成からなり、4群6枚構成のダブルガウス型レンズに対して、その前方及び後方にそれぞれ一つずつレンズを追加したものである。したがって、基本的に球面収差、歪曲収差等の諸収差を良好に補正することができる。
ここで、第1レンズ1、第2レンズ2、第3レンズ3及び第4レンズ4、開口絞り9、第5レンズ5及び第6レンズ6、第7レンズ7、第8レンズ8においては、図1に示すように、各々の面をSi(i=1〜15)、各々の面Siの曲率半径をRi(i=1〜15)、d線に対する第1レンズ1〜第8レンズ8の屈折率をNi(i=1〜8)及びアッベ数をνi(i=1〜8)で表す。また、第1レンズ1〜撮像面Pまでの光軸L上におけるそれぞれの面間隔(厚さ、空気間隔)をDi(i=1〜14)、バックフォーカスをBFで表す。
上記構成のテレセントリックレンズにおいては、図2に示すように、物体OBから発せられた主光線L1は、光軸Lと平行に進んで防塵用のガラスプレート(不図示)を通過した後、第1レンズ1に入射する。
そして、第1レンズ1は、その光線を前面(凸面)S1及び後面(凸面)S2にて収斂させる方向に屈折させて射出し、第2レンズ2に導く。
第2レンズ2は、その光線を前面(凸面)S3及び後面(平面)S4にてさらに収斂させる方向に屈折させて射出し、第3レンズ3に導く。
第3レンズ3及び第4レンズ4は、その光線を前面(凸面)S5、接合面(第3レンズ3の凸面かつ第4レンズ4の凹面)S6、及び後面(凹面)S7を通過させたのち、開口絞り9に導く。開口絞り9は、その光線を所定の光束に制限すると共に光軸を対称軸として反転させ、第5レンズ5に導く。
第5レンズ5及び第6レンズ6は、その光線を前面(凹面)S9、接合面(第5レンズ5の凹面かつ第6レンズ6の凸面)S10、後面(凸面)S11を通過させたのち、第7レンズ7に導く。
第7レンズ7は、その光線を前面(凸面)S12及び後面(凸面)S13にて収斂させる方向に屈折させて射出し、第8レンズ8に導く。
第8レンズ8は、その光線を光軸Lと平行になるように像面側のテレセントリック性を高めつつ射出して、ガラスプレート(不図示)を通過させた後、CCDの撮像面Pに結像させる。
第1レンズ1は、ガラス材料により形成されて、物体側に凸面S1を向けかつ像面側に凸面S2を向けた正の屈折力をもつ両凸形状のレンズである。第1レンズ1を両凸形状としたことにより、物体OBの主光線L1が光軸Lと平行に入射するようにして、物体側にテレセントリック性をもたせることができる。
第2レンズ2は、ガラス材料により形成されて、物体側に凸面S3を向けかつ像面側に平面S4を向けた正の屈折力をもつ平凸形状のレンズである。第2レンズ2は、第1レンズ1で収斂方向に曲げきれなかった分を補正して、さらに収斂方向に屈折させるものである。ここで、第2レンズ2を平凸形状としたことにより、加工コストを低減でき、レンズ全体としてのコストを低減できる。
上記第1レンズ1及び第2レンズ2は、被写体(物体)から到達したテレセントリックな光線を取り込むと共に、その光線を開口絞り9の方向へ屈折させる役割をなすものであり、その性質上、第1レンズ1には、被写体寸法と同等又はそれ以上のレンズ径が必要であり、ここでは、被写体寸法以上のレンズ径が設定されている。
そして、諸収差の増大を防止しつつ上記屈折作用を得るために、第1レンズ群を、第1レンズ1及び第2レンズ2の2枚構成として、各々のレンズが負担する役割を軽減している。
第3レンズ3は、ガラス材料により形成されて、物体側に凸面S5を向けかつ像面側に凸面S6を向けた正の屈折力をもつ両凸形状のレンズである。
第4レンズ4は、ガラス材料により形成されて、物体側に凹面S6を向けかつ像面側に凹面S7を向けた負の屈折力をもつ両凹形状のレンズである。
そして、第3レンズ3と第4レンズ4とは、全体として負の屈折力をもつように、同一の曲率半径をなす凹面及び凸面S6にて、お互いに接合された接合レンズとして形成されている。
第5レンズ5は、ガラス材料により形成されて、物体側に凹面S9を向けかつ像面側に凹面S10を向けた負の屈折力をもつ両凹形状のレンズである。
第6レンズ6は、ガラス材料により形成されて、物体側に凸面S10を向けかつ像面側に凸面S11を向けた正の屈折力をもつ両凸形状のレンズである。
そして、第5レンズ5と第6レンズ6とは、全体として正の屈折力をもつように、同一の曲率半径をなす凹面及び凸面S10にて、お互いに接合された接合レンズとして形成されている。
上記第3レンズ3〜第6レンズ6は、基礎となるダブルガウス型レンズと同様に、開口絞り9の前後に配置されて、主として諸収差を補正する役割をなすものである。
第7レンズ7は、ガラス材料により形成されて、物体側に凸面S12を向けかつ像面側に凸面S13を向けた正の屈折力をもつ両凸形状のレンズである。この第7レンズ7により、コマ収差を良好に補正することができる。
第8レンズ8は、ガラス材料により形成されて、物体側に凸面S14を向けかつ像面側に凹面S15を向けた正の屈折力をもつメニスカス形状のレンズである。
ここで、第7レンズ7及び第8レンズ8は、撮像面Pの所定位置に結像させるためのものであり、第7レンズ7が主として光線を収斂させる役割をなし、第8レンズ8が主として像面側のテレセントリック性を調整する役割をなすものである。
上記の構成をなすテレセントリックレンズにおいては、第1レンズ1の屈折率N1及び第2レンズ2の屈折率N2が、次の条件式(1),(2)、
(1) 1.60<N1<1.65
(2) 1.60<N2<1.65
を満足するように形成されてもよい。
これによれば、第1レンズ及び第2レンズとして、条件式(1),(2)を満たすように比較的低価格のガラス材料を用いることにより、諸収差を良好に補正しつつ、コストを低減することができる。
すなわち、第1レンズ1の屈折率N1及び第2レンズ2の屈折率N2が、それぞれ下限値以下になると、コストは増加しないものの、それぞれの面S1,S2,S3,S4の曲率半径R1,R2,R3,R4が小さくなって、結果的に諸収差が増大し、画像の劣化を招くことになり、一方、それぞれ上限値以上になると、コストの増加を招くことになる。
したがって、屈折率N1,N2が条件式(1),(2)をそれぞれ満足するように設定することで、諸収差を良好に補正しつつ、コストを低減することができる。
また、第1レンズ1と第2レンズ2とを、同一のガラス材料により形成することで、全体としてのコストを低減することができる。
また、第3レンズ3と第7レンズ7とを、同一のガラス材料により形成することで、全体としてのコストをさらに低減でき、より安価なテレセントリックレンズを提供することができる。
さらに、第4レンズ4と第5レンズ5と第8レンズ8とを、同一のガラス材料により形成することで、全体としてのコストをさらに低減でき、一層安価なテレセントリックレンズを提供することができる。
以上の構成からなるテレセントリックレンズの具体的な数値による実施例を、実施例1、実施例2として以下に示す。尚、実施例1及び実施例2において、照明光としては波長850nmの単色光を使用する。また、屈折率Ni及びアッベ数νiは、d線(波長587.56nm)での値(Nd,νd)である。
実施例1では、第1レンズ1及び第2レンズ2が条件式(1),(2)をそれぞれ満たすように形成され、主な仕様諸元は表1に、種々の数値データ(設定値)は表2にそれぞれ示される。また、実施例1における球面収差、非点収差、歪曲収差に関する収差線図は図3に示す結果となる。尚、図3の非点収差において、Sはサジタル平面での収差、Mはメリジオナル平面での収差を示す。
Figure 2006065141
Figure 2006065141
以上の実施例1においては、撮影範囲がφ60mm、撮像倍率が×0.4、共役長が236.5mm、歪曲収差が±0.1パーセント以内で、球面収差、非点収差等のその他の諸収差も良好に補正された安価なテレセントリックレンズが得られる。
実施例2では、第1レンズ1及び第2レンズ2が条件式(1),(2)をそれぞれ満たすように形成され、主な仕様諸元は表3に、種々の数値データ(設定値)は表4にそれぞれ示される。また、実施例2における球面収差、非点収差、歪曲収差に関する収差線図は図4に示す結果となる。尚、図4の非点収差において、Sはサジタル平面での収差、Mはメリジオナル平面での収差を示す。
Figure 2006065141
Figure 2006065141
以上の実施例2においては、撮影範囲がφ60mm、撮像倍率が×0.4、共役長が236.5mm、歪曲収差が±0.1パーセント以内で、球面収差、非点収差等のその他の諸収差も良好に補正された安価なテレセントリックレンズが得られる。
以上述べたように、本発明のテレセントリックレンズは、基板に電子部品等を実装する実装機に搭載される認識用カメラに適用されるのは勿論のこと、その他の物体を撮像するためのレンズとして、あるいは、その他の用途においても好適に使用することができる。
本発明に係るテレセントリックレンズの一実施形態を示す基本構成図である。 図1に示すテレセントリックレンズにおける光路図である。 実施例1に係るテレセントリックレンズでの球面収差、非点収差、歪曲収差の各収差線図である。 実施例2に係るテレセントリックレンズでの球面収差、非点収差、歪曲収差の各収差線図である。
符号の説明
1 第1レンズ
2 第2レンズ
3 第3レンズ
4 第4レンズ
5 第5レンズ
6 第6レンズ
7 第7レンズ
8 第8レンズ
9 開口絞り
P 撮像面
L 光軸
N1 第1レンズの屈折率
N2 第2レンズの屈折率

Claims (5)

  1. 物体側から像面側に向けて順に、
    物体側及び像面側に凸面を向けた正の屈折力をもつ両凸形状の第1レンズと、
    物体側に凸面及び像面側に平面を向けた正の屈折力をもつ平凸形状の第2レンズと、
    物体側及び像面側に凸面を向けた正の屈折力をもつ両凸形状の第3レンズと、
    物体側及び像面側に凹面を向けて前記第3レンズに接合された負の屈折力をもつ両凹形状の第4レンズと、
    所定の口径をもつ開口絞りと、
    物体側及び像面側に凹面を向けた負の屈折力をもつ両凹形状の第5レンズと、
    物体側及び像面側に凸面を向けて前記第5レンズに接合された正の屈折力をもつ両凸形状の第6レンズと、
    物体側及び像面側に凸面を向けた正の屈折力をもつ両凸形状の第7レンズと、
    物体側に凸面及び像面側に凹面を向けた正の屈折力をもつメニスカス形状の第8レンズと、
    を有する、ことを特徴とするテレセントリックレンズ。
  2. 前記第1レンズの屈折率をN1、前記第2レンズの屈折率をN2とするとき、次の条件式(1),(2)を満足する、ことを特徴とする請求項1記載のテレセントリックレンズ。
    (1) 1.60<N1<1.65
    (2) 1.60<N2<1.65
  3. 前記第1レンズ及び前記第2レンズは、同一のガラス材料により形成されている、
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載のテレセントリックレンズ。
  4. 前記第3レンズ及び前記第7レンズは、同一のガラス材料により形成されている、
    ことを特徴とする請求項1ないし3いずれかに記載のテレセントリックレンズ。
  5. 前記第4レンズ、前記第5レンズ、及び前記第8レンズは、同一のガラス材料により形成されている、
    ことを特徴とする請求項1ないし4いずれかに記載のテレセントリックレンズ。

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