JP2006063449A - ウェット還元法による極微細ニッケル粉末の製造方法 - Google Patents

ウェット還元法による極微細ニッケル粉末の製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】 ウェット還元法による極微細ニッケル粉末の製造方法を提供する。
【解決手段】 水と塩基とを混合して製造された第1溶液を準備する工程10、ポリオールとニッケル化合物とを混合して製造された第2溶液を準備する工程11、第1溶液と第2溶液とを混合して混合物を製造する工程12、混合物を加熱する工程16、及び加熱工程で生成されたニッケル粉末を分離する工程17を含むニッケル粉末の製造方法である。
【選択図】 図1

Description

本発明は、ウェット還元法による極微細ニッケル粉末の製造方法に係り、特に、低い製造コスト及び高い生産性により、微細かつ均一な粒度を有するニッケル粉末を製造する方法に関する。
MLCC(Multi Layer Ceramic Capacitor)は、電荷を一時的に保存する電気的な装置であり、このようなMLCCは、複数のセラミック誘電体層と、前記セラミック誘電体層の間に平板型の電極層とがそれぞれ積層された構造を有する。
このような構造を有するMLCCは、体積の小ささに対して大きな容量を得ることができるので、コンピュータ、移動通信機器などの電子機器に広く使われている。
最近、MLCCのコストを低くするために、MLCCの電極材料として使われてきたパラジウムが低コストのニッケルに代替されている。MLCCの内部電極層は、ニッケル粉末を含む電極ペーストを用いてスクリーン印刷法で形成することができる。
ニッケル粉末は、MLCCの内部電極材料、及びその他の電気装置の内部電極材料または配線材料として使われうる。
MLCCの軽量化、高容量化のためには、電極層を薄くする必要があり、すなわち0.5μm以下の厚さの電極層を形成できねばならず、これについての電極ペーストの製造技術が要求される。また、薄い電極層を形成するためのペーストを製造するためには、ナノ級の微細かつ分散性が良好なニッケル粉末が製造される必要がある。
ナノ級ニッケル粉末の製造に関する研究は、長い間に進められており、製造方法には、大きく分けて、気状法と液状法とがある。
気状法は、ニッケル粉末の形状及び不純物の制御が比較的容易であるので広く使われているが、粒子の微細化及び大量生産の側面では不利である。一方、液状法は、大量生産に有利であり、初期投資費が低く、工程コストが低いという長所を有する。
液状法の代表的な例としてポリオール法による金属粉末の製造方法が、特許文献1に記載されている。
特許文献1は、金、白金、銀、ニッケルなどの金属元素の水酸化物、酸化物または塩化物である金属化合物を、還元剤である液状のポリオールに分散させて混合物を製造した後、前記混合物を加熱することによって、金属粉末を得る方法を提示している。
実験的に、前記金属化合物がポリオールにより最も容易に還元される混合物のpH範囲は、約9ないし11であることが明らかになった。
したがって、従来のポリオール法によるニッケル粉末の製造方法は、ポリオールの還元効果を最大化するために、ポリオールとニッケル化合物との混合物に水酸化ナトリウム(NaOH)、水酸化カリウム(KOH)などの、混合物のpHを調節するための無機塩基が添加される。そして、無機塩基を添加する際の無機塩基の溶媒剤としてポリオールが使用されている。
米国特許第4,539,041号明細書
しかし、ポリオールはコストが高い上に無機塩基の溶解度が低いため、無機塩基の溶媒としてポリオールを使用する場合多量に使用せねばならず、ニッケル粉末の製造コストを高める要因となっていた。
また、従来のポリオール法によるニッケル粉末の製造方法では、粒度分布が不均一であり、収率の低さ、低い球形度、粗大な粒度などの問題点を有するため、これについての改善も要求されている。
したがって、ニッケル粉末の製造コストを下げ、生産量を増大させ、微細かつ均一な粒度を有するニッケル粉末の製造方法が要求されている。
本発明が解決しようとする課題は、前述した従来技術の問題点を改善するためのものであって、低い製造コスト及び高い生産性により、微細かつ均一な粒度を有するニッケル粉末を製造する方法を提供するところにある。
前記課題を解決するために、本発明は、水と塩基とを混合して製造された第1溶液を準備する工程、ポリオールとニッケル化合物とを混合して製造された第2溶液を準備する工程、前記第1溶液と前記第2溶液とを混合して混合物を製造する工程、前記混合物を加熱する工程、及び前記加熱工程で生成されたニッケル粉末を分離する工程を含むことを特徴とするニッケル粉末の製造方法を提供する。
本発明によるニッケル粉末の製造方法によれば、高コストのポリオールの代わりに水を塩基の溶媒剤として使用することによって、ニッケル粉末の製造コストを下げることができる。
また、本発明の製造方法によれば、反応中に混合物内に存在する水が、ニッケル粒子の成長速度に影響を与え、ニッケル粒径を微細にする反応調節剤として作用するので、本発明によって製造されたニッケル粉末は、微細かつ均一な粒度を有する。
以下、本発明によるニッケル粉末の製造方法を、添付された図面を参照して詳細に説明する。
図1は、本発明の一実施形態によるニッケル粉末の製造方法を説明する工程フローチャートである。
まず、水と塩基とを混合して製造された第1溶液を準備し(10)、ポリオールとニッケル化合物とを混合して製造された第2溶液を準備する(11)。ここで、水は、蒸溜水であることが望ましく、純水であることがより望ましい。蒸留水を用いることで、ニッケル粉末の不純物濃度を下げることができる。次いで、前記第1溶液と前記第2溶液とを混合して混合物を製造する(12)。
本発明では、塩基の溶媒として水が使われることを特徴とし、これは、従来、塩基の溶媒としてポリオールが使われたことと対比されうる。ポリオールは、塩基の溶媒として機能できるが、そのコストが高いため、ニッケル粉末の製造コストを高める要因となって問題となっていた。
従来のポリオール法では、ポリオールが溶媒と還元剤との双方の役割を担い、水の添加は抑制されてきた。なぜならば、水は酸化剤であるため、ニッケル化合物からニッケルへの還元反応を妨害すると考えられているためである。
しかし、本発明では、反応初期に塩基の溶媒として、従来では用いるべきでないとされてきた水が使われる。本発明では混合物の加熱工程で、前記混合物中の水は、ニッケル化合物からニッケル金属への還元反応途中にいずれも蒸発されて除去されるため、水がニッケル化合物の還元反応を妨害するのを抑制することができる。
本発明によるニッケル粉末の製造方法によれば、高コストのポリオールの代わりに、水を塩基の溶媒剤として使用することによって、ニッケル粉末の製造コストを下げることができる。
他の効果として例えば、従来塩基の溶媒剤として使われたポリオールの分量をニッケル化合物の溶媒剤としてさらに追加して使用すれば、増加した分量のポリオールにニッケル化合物がさらに溶解され、その結果、製造工程でニッケル粉末の生産量が増大できる。
また、従来では、混合物に塩基と核生成剤とを添加して、ニッケル化合物から還元されるニッケル粒径を調節する反応制御剤として作用させていた。
本発明では、塩基及び核生成剤と共に水も、ニッケル化合物から還元されるニッケル粒径を調節する反応制御剤として用いることができる。前記水は、ニッケル化合物からニッケルへの還元反応速度に影響を与えうる。
したがって、反応制御剤として低コストの水を使用することによって、高コストの核生成剤の使用量を減らし、ニッケル粉末の製造コストを下げることができる。
前記水が塩基の溶媒剤として作用すると共に、反応中にニッケル粒径を微細にする反応制御剤として機能するため、本発明によって製造されたニッケル粉末は、微細かつ均一な粒度を有することができる。
本発明の他の実施形態によれば、前記第1溶液にポリオールがさらに混合されうる。ここで、さらに混合されるポリオールは、水と共に塩基の溶媒剤として用いることができる。ただし、主に水を、塩基の溶媒剤として用いることが望ましい。
前記水が塩基の溶媒剤及び反応調節剤として作用するためには、前記混合物中の水の含量は、前記混合物中のポリオールの含量の0.025倍以上であることが望ましい。より望ましくは、前記混合物中の水の含量は、前記混合物中のポリオールの含量の0.025倍ないし2倍である。さらに望ましくは、前記水の含量は、混合物中のポリオールの含量の0.025倍ないし0.5倍である。
前記塩基としては、無機塩基と有機塩基とが挙げられ、これらはそれぞれ、単独または組み合わせて使われうる。したがって、無機塩基と水とを混合して第1溶液を製造することもあり、有機塩基と水とを混合して第1溶液を製造することもあり、無機塩基、有機塩基及び水を混合して第1溶液を製造することもある。
前記無機塩基の例として、NaOH、またはKOHのようなアルカリ金属の水酸化物が挙げられ、これらはそれぞれが単独または組み合わせて使われうる。
前記有機塩基の例として、水酸化テトラメチルアンモニウム(TMAH)、水酸化テトラエチルアンモニウム(TEAH)、水酸化テトラブチルアンモニウム(TBAH)、水酸化テトラプロピルアンモニウム(TPAH)、水酸化ベンジルトリメチルアンモニウム、水酸化ジメチルジエチルアンモニウム、水酸化エチルトリメチルアンモニウム、水酸化テトラブチルホスホニウム、トリメチルアミン(TMA)、ジエチルアミン(DEA)、エタノールアミンなどがあり、それぞれが単独にまたは組み合わせて使われうる。
NaOH、KOHのような無機塩基の代りに、前記の有機塩基を使用すると、ニッケル粉末にナトリウム、カリウムのようなアルカリ金属が不純物として混入することを防止できるという観点から好ましい。また、前記有機塩基と前記無機塩基とを適切な割合で混合した混合塩基を使用することもできる。
上述したように実験的に、前記ニッケル化合物がポリオールにより最も容易に還元される混合物のpH範囲は、約9ないし11であることが明らかになった。
したがって、望ましくは、前記水と混合される塩基の濃度は、前記混合物のpHが9ないし11となるように調節され、さらに望ましくは、前記混合物のpHが10ないし11となるように調節されうる。
前記ニッケル化合物の例としては、ニッケル塩が好ましく、すなわち硫酸ニッケル、硝酸ニッケル、塩化ニッケル、臭化ニッケル、フッ化ニッケル、酢酸ニッケル、アセト酢酸ニッケル、または水酸化ニッケルなどが挙げられ、それぞれが単独または組み合わせて使われうる。
前記ポリオールは、ニッケル化合物を溶解する溶媒の役割を行うと共に、反応中にニッケル化合物をニッケル金属に還元させる還元剤の役割を担う。
前記ポリオールは、二つ以上の水酸基を有するアルコール化合物である。ポリオールの例としては、米国特許第4,539,041号明細書に記載されているものなどが好ましい。以下に好ましいポリオールの具体的な名称を例示する。
前記ポリオールの例としては、2価アルコールである脂肪族グリコール、またはそれに相応するグリコールポリエステルなどがある。
脂肪族グリコールの一例としては、エタンジオール、プロパンジオール、ブタンジオール、ペンタンジオール、へキサンジオールのような炭素数2ないし6の主鎖を有するアルキレングリコール及びこのようなアルキレングリコールから誘導されたポリエチレングリコール、ポリアルキレングリコールなどがある。
脂肪族グリコールの他の例としては、ジエチレングリコール、トリエチレングリコール、ジプロピレングリコールなどがある。
また、前記ポリオールの他の例としては、3価アルコールであるグリセロールなどがある。
前記ポリオールは、これまで列挙されたポリオール系化合物に制限されるものではなく、このようなポリオール系化合物は、それぞれが単独または組み合わせて使われうる。
さらに望ましくは、前記ポリオールとして、エチレングリコール、ジエチレングリコール、トリエチレングリコール、テトラエチレングリコール、1,2−プロパンジオール、1,3−プロパンジオール、ジプロピレングリコール、1,2−ブタンジオール、1,3−ブタンジオール、1,4−ブタンジオール及び2,3−ブタンジオールなどが使われ、それぞれが単独または組み合わせて使われうる。
図1に示すように望ましくは、前記混合物に、核生成剤と水とを混合して製造された第3溶液がさらに混合されうる(13)。前記核生成剤は、前記混合物内で、前記ニッケル化合物から還元されるニッケルの核生成を促進させる役割を担い、これを用いることにより複数のニッケル粒子を小さくて均一な粒度を有するように成長させることができる。
核生成剤の例としては、KPtCl、HPtCl、PdCl及びAgNOなどがあり、それぞれが単独または組み合わせて使われうる。
本発明によるニッケル粉末の製造方法によれば、水を使用することによって、混合物に投入される核生成剤の量を減らすこともできる。したがって、高コストの核生成剤の使用量を減らすことによって、ニッケル粉末の製造コストを下げることができる。
本発明の他の実施形態によれば、前記混合物には、前記核生成剤のみがさらに混合されうる。本発明のさらに他の実施形態によれば、前記混合物に、核生成剤とポリオールとを混合して製造された第4溶液がさらに混合されうる。本発明のさらに他の実施形態によれば、前記混合物に、前記核生成剤、水及びポリオールを混合して製造された第5溶液がさらに混合されうる。核生成剤、第3〜5溶液は、併用しても良いし単独で混合液に加えても良く、より好ましくは単独で混合液に加えることである。
図1に示すように前記第1溶液、前記第2溶液及び前記第3溶液を混合して製造された混合物は、反応容器に入れられて所定の温度で一定時間加熱される(16)ことが望ましい。前記加熱を通じて、ニッケル化合物からニッケル金属への還元反応が促進される。
前記混合物の加熱は、25℃ないし350℃温度範囲で、2時間ないし24時間行われうる。
ここで、混合物の最大加熱温度は、混合物に含まれているポリオールの種類ごとに調節することが望ましく、混合物に含まれているポリオールの沸騰点より5℃ないし20℃程度低い温度であることが望ましい。なぜならば、前記ポリオールは、還元剤であるだけでなく、塩基及びニッケル化合物に対する溶媒であるため、加熱工程で前記ポリオールは、液状を維持せねばならないためである。
前記加熱工程では、反応をニッケル化合物から水酸化ニッケルに転換される反応が起きる第1反応、及び前記水酸化ニッケルがニッケル金属に還元される反応が起きる第2反応に分けて起こすことができる。または、前記第1反応と前記第2反応とに分けずに連続的に起こすこともできる。
前記第1反応で多くの水酸化ニッケルを生成することができ、多くの水酸化ニッケルが生成される場合、第2反応においてこれらの粒度が微細かつ均一になる。
本発明において、混合物中の水は、前記第1反応で水酸化ニッケルの生成を促進することができる。その理由は、塩基が水と反応してさらに多くの水酸化イオンを生成し、増加した水酸化イオンは、水酸化ニッケルの生成を促進できるためである。
また、前記還元反応で、混合物中の水は、ニッケル粒子の成長速度に影響を与え、ニッケル粒径を微細にする反応調節剤としても作用しうる。また、前記水は、還元反応初期のみに作用し、以後には、反応途中に蒸発により除去されうる。
前記第1反応で、可能な限り多くの水酸化ニッケルが生成されることが望ましいが、25℃ないし160℃温度範囲での加熱時間が長くなれば、前記水酸化ニッケルより安定な水酸化ニッケル化合物が形成され、前記水酸化ニッケル化合物からニッケル金属への還元反応は容易ではなくなる虞がある。
したがって、望ましくは、前記加熱工程は、前記混合物が25℃ないし160℃温度範囲で加熱される第1加熱工程と、前記第1加熱工程後に、前記混合物が160℃ないし350℃温度範囲で加熱される第2加熱工程とに区分される。より望ましくは、第1加熱工程は、第2加熱工程に比べて相対的に短時間に行われうる。
更に望ましくは、第1加熱工程は、0.5時間ないし4時間行われ、第2加熱工程は、2時間ないし20時間行われうる。
本発明では、加熱により蒸発したポリオールを回収して再び混合物に加えることもできる。前記反応容器は、上部に凝縮器をさらに具備することができる。前記混合物がポリオールの沸騰点以上に加熱される場合、前記凝縮器は、加熱により蒸発されるポリオールを捕集し、前記捕集されたポリオールを再び反応器内に回収する役割を行う。
図1に例示するように、前記加熱工程16を通じて、ニッケル化合物から還元されたニッケル金属が生成されると、このようなニッケル金属は、球形の粒子からなるニッケル粉末となる。
図1に例示するように、前記ニッケル粉末は、濾過器を通じて分離され(17)、前記分離されたニッケル粉末は、蒸溜水で洗浄された(18)後に所定の温度で一定時間加熱され、乾燥される(19)工程を経ることができる。
次に実施例を挙げて本発明を具体的に説明するが、これらの実施例は何ら本発明を制限するものではない。
(実施例1)
TMAH(23g)と蒸溜水(336.5g)とをジエチレングリコール(250ml)に溶解させて、第1溶液を製造した。Ni(CHCOO)2・4HO(30g)をジエチレングリコール(250ml)に溶解させて、第2溶液を製造した。核生成剤であるKPtCl(0.0996g)をエチレングリコール(2ml)に溶解させて、第3溶液を製造した。第1溶液、第2溶液及び第3溶液を反応容器に投入して攪拌した。
前記反応容器に含まれた混合物を、磁石攪拌器が装着されたマントルヒーターで200℃の温度で6時間加熱して、ニッケル粉末を生成させた。生成されたニッケル粉末を濾過して分離した後、蒸溜水で洗浄した。このように得たニッケル粉末を、真空オーブン内で25℃の温度で8時間乾燥した。
実施例1は、後述する比較例2において水を336.5g追加したものである。
実施例1のニッケル粉末について、SEM写真を撮影し、その結果を図2に示した。図2に示すように、実施例1のニッケル粉末の形態は、球形であり、その粒径は、約80nm程度であり、約7gの粉末を得た。
(実施例2)
TMAH(68g)を蒸溜水(300g)に溶解させて、第1溶液を製造した。Ni(CHCOO)2・4HO(80g)をジエチレングリコール(500ml)に溶解させて、第2溶液を製造した。核生成剤であるAgNO(0.0054g)を蒸溜水(2g)に溶解させて、第3溶液を製造した。第1溶液、第2溶液及び第3溶液を反応容器に投入して攪拌した。
前記反応容器に含まれた混合物を、磁石攪拌器が装着されたマントルヒーターで200℃の温度で6時間加熱して、ニッケル粉末を生成させた。生成されたニッケル粉末を濾過して分離した後、蒸溜水で洗浄した。このように得たニッケル粉末を、真空オーブン内で25℃の温度で8時間乾燥した。
実施例2のニッケル粉末についてのSEM写真を撮影し、その結果を図3に示した。図3に示すように、実施例2のニッケル粉末の形態は、球形であり、その粒径は、約80nm程度であり、約18.8gの粉末を得た。
(実施例3)
NaOH(20g)を蒸溜水(68g)に溶解させて、第1溶液を製造した。Ni(CHCOO)・4HO(80g)をジエチレングリコール(500ml)に溶解させて、第2溶液を製造した。核生成剤であるAgNO(0.0054g)を蒸溜水(2g)に溶解させて、第3溶液を製造した。第1溶液、第2溶液及び第3溶液を反応容器に投入して攪拌した。
前記反応容器に含まれた混合物を、磁石攪拌器が装着されたマントルヒーターで200℃の温度で6時間加熱して、ニッケル粉末を生成させた。生成されたニッケル粉末を濾過して分離した後、蒸溜水で洗浄した。このように得たニッケル粉末を、真空オーブン内で25℃の温度で8時間乾燥した。
実施例3のニッケル粉末についてのSEM写真を撮影し、その結果を図4に示した。図4に示すように、実施例3のニッケル粉末の形態は、球形であり、その粒径は、約80nm程度であり、約18.8gの粉末を得た。
(実施例4)
NaOH(20g)とTMAH(34g)とを蒸溜水(150.4g)に溶解させて、第1溶液を製造した。Ni(CHCOO)2・4HO(80g)をジエチレングリコール(500ml)に溶解させて、第2溶液を製造した。核生成剤であるAgNO(0.0054g)を蒸溜水(2g)に溶解させて、第3溶液を製造した。第1溶液、第2溶液及び第3溶液を反応容器に投入して攪拌した。
前記反応容器に含まれた混合物を、磁石攪拌器が装着されたマントルヒーターで200℃の温度で6時間加熱して、ニッケル粉末を生成させた。生成されたニッケル粉末を濾過して分離した後、蒸溜水で洗浄した。このように得たニッケル粉末を、真空オーブン内で25℃の温度で8時間乾燥した。
実施例4のニッケル粉末についてのSEM写真を撮影し、その結果を図5に示した。図5に示すように、実施例4のニッケル粉末の形態は、球形であり、その粒径は、約80nm程度であり、約18.8gの粉末を得た。
(比較例1)
TMAH(23g)をエチレングリコール(250ml)に溶解させて、第1溶液を製造した。Ni(CHCOO)2・4HO(20g)をエチレングリコール(250ml)に溶解させて、第2溶液を製造した。核生成剤であるKPtCl(0.0332g)をエチレングリコール(2ml)に溶解させて、第3溶液を製造した。第1溶液、第2溶液及び第3溶液を反応容器に投入して攪拌した。
前記反応容器に含まれた混合物を、磁石攪拌器が装着されたマントルヒーターで190℃の温度で6時間加熱して、ニッケル粉末を生成させた。生成されたニッケル粉末を濾過して分離した後、蒸溜水で洗浄した。このように得たニッケル粉末を、真空オーブン内で25℃の温度で8時間乾燥した。
比較例1のニッケル粉末についてのSEM写真を撮影し、その結果を図6に示した。図6に示すように、比較例1のニッケル粉末の形態は、球形であり、その粒径は、約90nm程度であり、約4.7gの粉末を得た。
(比較例2)
TMAH(23g)をジエチレングリコール(250ml)に溶解させて、第1溶液を製造した。Ni(CHCOO)・4HO(30g)をジエチレングリコール(250ml)に溶解させて、第2溶液を製造した。核生成剤であるKPtCl(0.0996g)をエチレングリコール(2ml)に溶解させて、第3溶液を製造した。第1溶液、第2溶液及び第3溶液を反応容器に投入して攪拌した。
前記反応容器に含まれた混合物を、磁石攪拌器が装着されたマントルヒーターで200℃の温度で6時間加熱して、ニッケル粉末を生成させた。生成されたニッケル粉末を濾過して分離した後、蒸溜水で洗浄した。このように得たニッケル粉末を、真空オーブン内で25℃の温度で8時間乾燥した。
比較例2のニッケル粉末についてのSEM写真を撮影し、その結果を図7に示した。図7に示すように、比較例2のニッケル粉末の形態は、球形であり、その粒径は、約270nm程度であり、約7gの粉末を得た。
(比較例3)
無機塩基であるNaOH(10g)をエチレングリコール(250ml)に溶解して、第1溶液を製造した。Ni(CHCOO)・4HO(20g)をエチレングリコール(250ml)に溶解して、第2溶液を製造した。核生成剤であるKPtCl(0.0332g)をエチレングリコール2mlに溶解して、第3溶液を製造した。第1溶液、第2溶液及び第3溶液を反応容器に投入して攪拌した。
前記反応容器に含まれた混合物を、磁石攪拌器が装着されたマントルヒーターで190℃の温度で6時間加熱して、ニッケル粉末を生成させた。生成されたニッケル粉末を濾過して分離した後、蒸溜水で洗浄した。このように得たニッケル粉末を、真空オーブン内で25℃の温度で8時間乾燥した。
比較例3のニッケル粉末についてのSEM写真を撮影し、その結果を図8に示した。図8に示すように、比較例3のニッケル粉末の形態は、球形であり、その粒径は、約110nm程度であり、約4.7gの粉末を得た。
実施例についての説明で多くの事項が具体的に記載されているが、それらは、発明の範囲を限定するものというより、望ましい実施形態の例示として解釈されねばならない。本発明の範囲は、説明された実施形態により決まらず、特許請求の範囲に記載された技術的思想により決まらねばならない。
本発明は、ニッケル粉末を製造する方法に係り、製造されたニッケル粉末は、MLCCの内部電極材料及びその他の電気装置の内部電極材料または配線材料として使用可能である。
本発明の一実施形態によるニッケル粉末の製造方法を説明する工程フローチャートである。 本発明の実施例1によって製造されたニッケル粉末のSEM写真である。 本発明の実施例2によって製造されたニッケル粉末のSEM写真である。 本発明の実施例3によって製造されたニッケル粉末のSEM写真である。 本発明の実施例4によって製造されたニッケル粉末のSEM写真である。 比較例1によって製造されたニッケル粉末のSEM写真である。 比較例2によって製造されたニッケル粉末のSEM写真である。 比較例3によって製造されたニッケル粉末のSEM写真である。

Claims (16)

  1. 水と塩基とを混合して製造された第1溶液を準備する工程と、
    ポリオールとニッケル化合物とを混合して製造された第2溶液を準備する工程と、
    前記第1溶液と前記第2溶液とを混合して混合物を製造する工程と、
    前記混合物を加熱する工程と、
    前記加熱工程で生成されたニッケル粉末を分離する工程と、を含むことを特徴とするニッケル粉末の製造方法。
  2. 前記混合物中の水の含量は、前記混合物中のポリオールの含量の0.025倍ないし2倍であることを特徴とする請求項1に記載のニッケル粉末の製造方法。
  3. 前記塩基は、無機塩基及び/又は有機塩基であることを特徴とする請求項1に記載のニッケル粉末の製造方法。
  4. 前記無機塩基は、水酸化ナトリウム及び/又は水酸化カリウムであることを特徴とする請求項3に記載のニッケル粉末の製造方法。
  5. 前記有機塩基は、水酸化テトラメチルアンモニウム、水酸化テトラエチルアンモニウム、水酸化テトラブチルアンモニウム、水酸化テトラプロピルアンモニウム、水酸化ベンジルトリメチルアンモニウム、水酸化ジメチルジエチルアンモニウム、水酸化エチルトリメチルアンモニウム、水酸化テトラブチルホスホニウム、トリメチルアミン、ジエチルアミン及びエタノールアミンからなる群から選択された少なくとも一種であることを特徴とする請求項3に記載のニッケル粉末の製造方法。
  6. 前記水は、蒸溜水であることを特徴とする請求項1に記載のニッケル粉末の製造方法。
  7. 前記ニッケル化合物は、硫酸ニッケル、硝酸ニッケル、塩化ニッケル、臭化ニッケル、フッ化ニッケル、酢酸ニッケル、アセト酢酸ニッケル及び水酸化ニッケルからなる群から選択された少なくとも一種であることを特徴とする請求項1に記載のニッケル粉末の製造方法。
  8. 前記混合物に核生成剤がさらに混合されることを特徴とする請求項1に記載のニッケル粉末の製造方法。
  9. 前記核生成剤は、KPtCl、HPtCl、PdCl及びAgNOからなる群から選択された少なくとも一種であることを特徴とする請求項8に記載のニッケル粉末の製造方法。
  10. 前記混合物に、核生成剤と水とを混合して製造された第3溶液がさらに混合されることを特徴とする請求項1に記載のニッケル粉末の製造方法。
  11. 前記混合物に、核生成剤とポリオールとを混合して製造された第4溶液がさらに混合されることを特徴とする請求項1に記載のニッケル粉末の製造方法。
  12. 前記混合物に、核生成剤、水及びポリオールを混合して製造された第5溶液がさらに混合されることを特徴とする請求項1に記載のニッケル粉末の製造方法。
  13. 前記第1溶液にポリオールがさらに混合されることを特徴とする請求項1に記載のニッケル粉末の製造方法。
  14. 前記混合物中の水の含量は、前記混合物中のポリオールの含量の0.025倍ないし2倍であることを特徴とする請求項13に記載のニッケル粉末の製造方法。
  15. 前記混合物を加熱する工程は、25℃ないし160℃の温度範囲で加熱される第1加熱工程と、前記第1加熱工程後に、前記混合物が160℃ないし350℃の温度範囲で加熱される第2加熱工程と、を含むことを特徴とする請求項1に記載のニッケル粉末の製造方法。
  16. 前記第1加熱工程は、0.5ないし4時間行われ、前記第2加熱工程は、2ないし20時間行われることを特徴とする請求項15に記載のニッケル粉末の製造方法。
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