JP2006062670A - シート状物収納容器 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 シート状物を積重ねて収納したケース本体と、ケース本体に開閉自在に嵌着され、スライド部材を摺動自在に取着した蓋体と、ケース本体と蓋体との間にシート状物の取出口を備えたシート状物収納容器において、蓋体が柔軟性を有する素材によって形成され、スライド部材を押圧することにより、蓋体がケース本体内方にベントし、スライド部材の下端に設けられた作動板がシート状物の最上面のシートに当接し、スライド部材を摺動させることにより、最上面のシート状物を取出口より突出させることを特徴とする。
【選択図】 図1
Description
押圧力が大きすぎると、複数枚のシート状物を押出すことがあり、押圧力が弱いと、シート状物を正常に押出せないというおそれがあった。
また、オーバーキャップを設けたことにより、ケース本体内に湿気等が侵入することを防ぐことができる。
頂壁1上面にはケース本体Bが立設され、側周壁2にはオーバーキャップEが嵌着される突条4が設けられている。
底壁5と側壁8a、8bの前側端面には、嵌合凹部9が配設され、側壁8a、8bの上端部には、ヒンジbを介して蓋体Cが連設されている。
スライド孔12の端部付近には、スライド部材Dの脱落を防ぐ突部14が設けられている。
作動板22の下面には、ゴム等の滑り止め面23が、別部材の接着または塗装などで設けられている。
側周壁26内周の下端付近には、ケース基台Aの側周壁2に設けられた突条4に嵌合する拡径された嵌合溝27が設けられている。
容器の組立てにあたっては、まず、ケース本体Bの蓋体Cのスライド孔12内にスライド部材Dを取着する。
その際、スライド部材Dのスライド台21が、蓋体Cのスライド孔12の突部14を乗り越えて嵌入されるので、嵌入後、スライド部材Dが蓋体Cから脱落することを防止される。
シート状物Fは、薄いシートを積重ねたもので、図1に示すように、ケース本体Bの後壁7の内面上に載置され、底壁5と側壁8a、8bとの間で蓋体Cをヒンジbを介して折り返して嵌合させることにより、ケース本体B内に保持される。
その際、オーバーキャップEの下端がケース基台Aのフランジ3上面に当接し、ケース基台Aの側周壁2の突条4との嵌合と合わさって、オーバーキャップE内を密閉する。
ケース本体Bの蓋体C表面側より、手指でスライド部材Dのスライド操作板20を押圧し、スライド部材Dの作動板22の滑り止め面23をシート状物Fの最上面のシートFaに当接させる。
シート状物の使用にあったっては、取出口16から突出されたシートFaを指先で摘み、引き出して使用することができる。
このことで、再度、スライド操作板20を押圧し、取出口16方向に摺動させることにより、最上面のシートFaを一枚ずつ取出すことができ、最上面のシートを連続して取出し、図3(b)に示すように、シート状物Fを最後まで取出口16から突出させることができる。
実施例1では、ケース本体Bの側壁8a、8bの上端部にヒンジbを介して蓋体Cが連設されているが、図4に示すように、ケース本体Bの側壁8aの前側端部に複数個のヒンジb、または薄肉のヒンジを介して、蓋体Cの側部を連設するようにしてもよい。
その場合には、シート状物の積重ね量、厚さが大きくなっても、スライド部材Dの押圧にあたって作動板22の移動量が多くなるので、板体10のベント等を大きくすることなく、シート状物を最後の1枚まで取出すことができる。
したがって、シート状物収納容器の収納量を大きくすることができる。
本実施例は、蓋体とスライド部材以外の構成は、実施例1と同様であるので、同じ符号を使って図示して説明を簡単にし、以下相違点を中心に説明する。
頂壁33の裏面中央には、スライド台31が連設されている。
使用にあたって、実施例1は、スライド部材Dを手指で押圧し、蓋体Cをベントさせていたが、本実施形態では、手指でスライド部材Daのスライド押圧操作部30の頂壁33を押圧する。
押圧により、頂壁33が、内方に湾曲し、裏面中央に設けたスライド台31を介して、作動板32の滑り止め面23aをシート状物Fの最上面のシートFaに当接させている。
また、スライド部材の形状や材質の構成は、本実施例の形態に限定されない。
蓋体とケース本体を、ヒンジを介さず別々のパーツとして形成して嵌合させてもよい。
ケース本体と蓋体とヒンジの構成は、各実施例の形態に限定されない。
また、スライド部材の形状も、各実施例の形態に限定されない。
また、オーバーキャップを設けたことにより、ケース本体内に湿気等が侵入することを防ぐことができるようになった。
B ケース本体
b ヒンジ
C、Ca 蓋体
D、Da スライド部材
E オーバーキャップ
F シート状物
Fa 最上面のシート
1 頂壁
2 側周壁
3 フランジ
4 突条
5 底壁
6 傾斜頂壁
7 後壁
8a,8b 側壁
9、9a 嵌合凹部
10、10a 板体
11 上方端部
12、12a スライド孔
13 下方端部
14 突部
15 嵌合突部
16 取出口
17 凸条
20 スライド操作板
21、31 スライド台
22、32 作動板
23、23a 滑り止め面
25 頂壁
26 側周壁
27 嵌合溝
30 スライド押圧操作部
33 頂壁
34 側周壁
Claims (4)
- シート状物を積重ねて収納したケース本体と、ケース本体に開閉自在に嵌着され、スライド部材を摺動自在に取着した蓋体と、ケース本体と蓋体との間にシート状物の取出口を備えたシート状物収納容器において、
蓋体が柔軟性を有する素材によって形成され、
スライド部材を押圧することにより、蓋体がケース本体内方にベントし、スライド部材の下端に設けられた作動板がシート状物の最上面のシートに当接し、スライド部材を摺動させることにより、最上面のシート状物を取出口より突出させることを特徴とするシート状物収納容器。 - シート状物を積重ねて収納したケース本体と、ケース本体に開閉自在に嵌着され、スライド部材を摺動自在に取着した蓋体と、シート状物の取出口を備えたシート状物収納容器において、
スライド部材が柔軟性を有する素材によって形成され、
スライド部材を押圧することにより、スライド部材の下端に設けられた作動板がシート状物の最上面のシートに当接し、スライド部材を摺動させることにより、最上面のシート状物を取出口より突出させることを特徴とするシート状物収納容器。 - スライド部材の下端に設けられた作動板に滑り止め面を設けたことを特徴とする請求項1、2記載のシート状物収納容器。
- シート状物収納容器を覆うように形成されたオーバーキャップを、収納容器のケース基台に嵌合させることを特徴とする請求項1〜3記載のシート状物収納容器。
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