JP2006062342A - ボールペンチップ - Google Patents
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Abstract
【解決手段】ボール受け座3の前側に外径0.3mm未満のボール5を収容する。金属製本体の先細状先端部21の外周面を円周状に内方変形させカシメ部4を形成する。ボール受け座3とカシメ部4との間でボール5を回転可能に抱持する。カシメ部4の先端の肉厚Tを25μm以下に設定する。筆記時の被筆記面との接触によってカシメ部4を内方変形可能に構成する。
【選択図】 図1
Description
前記カシメ部の先端の肉厚を25μm以下に設定し、筆記時の紙面との接触によってカシメ部を内方変形可能に構成したことを特徴とするボールペンチップ。
前記ボールペンチップ1は、ステンレス鋼(例えば、SUS321等のオーステナイト系ステンレス鋼)よりなる直円筒状の金属製本体2と、該金属製本体2の先端近傍の内面に内方への押圧変形(ポンチ加工)よって形成した複数(ここでは3個)の内方突起よりなるボール受け座3と、前記金属製本体2の先細状先端部21の先端を円周状に内方変形(カシメ変形)させることによって形成したカシメ部4と、前記ボール受け座3と前記カシメ部4との間に形成されるボール抱持孔23と、前記ボール抱持孔23内で回転可能に抱持されるボール5とからなる。尚、前記ボール受け座3は、金属製本体2の先端近傍の内面を切削加工により形成しもよい。
図4に、図1のボールペンチップ1を適用したボールペン6の例を示す。前記ボールペン6は、軸筒7と、該軸筒7内に交換可能に収容されるボールペンレフィル8とからなる。
前記軸筒7は、金属製の先軸71と、合成樹脂製の後軸72と、合成樹脂製の尾栓73とからなる。
前記先軸71は、金属材料(例えば真鍮)の切削加工により得られる。前記先軸71の先端部は、外周面が、切削加工により先細状に形成される。また、前記先軸71の先端には、切削加工により、ストレート状の先端孔が貫設され、前記先端孔の後方の先軸71の内面には、切削加工により、テーパ状内面が形成され、さらに、前記テーパ状内面の後方の先軸71内面には、切削加工により、雌ネジ部が形成される。
前記後軸72は合成樹脂の射出成形により得られる。前記後軸72の先端部外周面に、雄ネジ部が形成され、前記雄ネジ部と、前記先軸71の雌ネジ部が着脱自在に螺合される。また、前記後軸72の後端開口部には、尾栓73が圧入固着される。
前記ボールペンレフィル8は、ボールペンチップ1と、該ボールペンチップ1が先端部に固着された合成樹脂製のホルダー82と、該ホルダー82の先端部に固着され且つボールペンチップ1の外周面を支持する支持筒83と、前記ホルダー82が先端開口部に固着され且つ後端が開口されたインキ収容管81とからなる。
前記インキ収容管81は、合成樹脂(例えばポリプロピレン)の押出成形により得られる。前記インキ収容管81の内部には、インキ81a(例えば水性ゲルインキ)と、該インキ81aの後端に配置され、該インキ81aの消費に伴って前進する追従体81b(例えば高粘度流体)とが充填されている。
前記ホルダー82は、合成樹脂(例えばポリプロピレン)の射出成形により得られる。前記ホルダー82は、筒状前部と、鍔部と、筒状後部とが一体に形成されてなる。前記筒状前部は、ボールペンチップ1が圧入固着される。前記鍔部は、前記筒状前部の後方に連設されるとともにインキ収容管81の先端面、後軸72の先端面、及び先軸71のテーパ状内面に当接される。前記筒状後部は、前記鍔部の後方に連設されるとともにインキ収容管81の先端開口部に圧入固着される。
前記ホルダー82の筒状前部の外周面には、金属製の支持筒83が固着される。前記支持筒83は、前記ボールペンチップ1の先端部後方の外周面を支持し、筆記時のボールペンチップ1のぐらつきを防止する。
表1は、ボール外径Aが0.25mmの図4に示す構造のボールペン6において、カシメ部4の先端の肉厚Tの異なる2種類のサンプルについて、筆記試験を行った結果を示す。尚、前記ボールペン6のインキ収容管81内には、水性ゲルインキが0.4g充填される。前記筆記試験は、螺旋状に筆記する筆記試験機(筆記速度:4m/分、筆記荷重:50g、筆記角度:70度)にて行った。
2 金属製本体
21 先細状先端部
22 直円筒状部
23 ボール抱持孔
3 ボール受け座(内方突起)
4 カシメ部
41 円錐面
5 ボール
6 ボールペン
7 軸筒
71 先軸
72 後軸
73 尾栓
8 ボールペンレフィル
81 インキ収容管
81a インキ
81b 追従体
82 ホルダー
83 支持筒
A ボールの外径
L ボールの軸方向の突出量
C ボールの軸方向の移動可能量
H カシメ部の先端内周縁の内径
T カシメ部の先端の肉厚
m 仮想線
n 仮想線
P 交点
Claims (4)
- 金属製本体の先端近傍の内面にボール受け座を形成し、前記ボール受け座の前側に外径0.3mm未満のボールを収容し、前記金属製本体の先細状先端部の外周面を円周状に内方変形させることによって、外周面に円錐面を備えたカシメ部を形成し、前記ボール受け座と前記カシメ部との間でボールを回転可能に抱持し、前記カシメ部の先端より前方にボールの一部を突出させてなるボールペンチップであって、
前記カシメ部の先端の肉厚を25μm以下に設定し、筆記時の紙面との接触によってカシメ部を内方変形可能に構成したことを特徴とするボールペンチップ。 - ボール受け座とカシメ部との間に抱持されたボールの軸方向の移動可能量を3μm〜18μmに設定した請求項1記載のボールペンチップ。
- カシメ部の先端から軸方向前方へのボールの突出量がボール外径の15%以上25%未満である請求項1または2記載のボールペンチップ。
- カシメ部の外周面の円錐面から前方に延長する仮想線を描いたとき、前記仮想線よりボールは前方に突出していない請求項1、2または3記載のボールペンチップ。
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