JP2006062269A - 印刷装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】 インクジェット記録方式の印刷装置において、総量規制を行った場合、再出力の際にユーザーの手間を省くことができ、かつユーザーの意図に近い出力が得られるようにする。
【解決手段】 大容量記憶装置3を備えたインクジェット記録方式の印刷装置において、インク使用量の総量規制が行われた場合に出力する画データを一旦大容量記憶装置3に保存し、再出力の指示があった場合は、総量規制のレベルを下げ、搬送速度を落としてインクが乾く時間を稼ぎながら印刷を行う制御手段1を備えた。
【選択図】 図1
【解決手段】 大容量記憶装置3を備えたインクジェット記録方式の印刷装置において、インク使用量の総量規制が行われた場合に出力する画データを一旦大容量記憶装置3に保存し、再出力の指示があった場合は、総量規制のレベルを下げ、搬送速度を落としてインクが乾く時間を稼ぎながら印刷を行う制御手段1を備えた。
【選択図】 図1
Description
本発明は、インクジェット方式の印刷装置に関し、特に出力品質向上技術に関する。
インクジェット記録方式の印刷装置においては、普通紙に対する印刷の際に大量のインクを使用すると、記録紙がインクの水分を吸収してたわみを生じてしまう。このような記録紙へのダメージを回避するために、1ページに対するインク使用量の規制(以下、総量規制と記す)を行う。特に両面印刷の場合は、片面印刷に比べて総量規制を厳しくする必要がある。
総量規制に関するものとして、特許文献1、特許文献2に記載の技術が提案されている。
特開2004−9480公報
特開平7−276661号公報
総量規制に関するものとして、特許文献1、特許文献2に記載の技術が提案されている。
しかしながら、総量規制を行った場合、ユーザーの意図とは異なった色調で印刷される場合があり、特にコピーを行った場合で出力結果が不都合なものであった場合、ユーザーは、再度コピー作業を行わなければならない。また、特開平7−276661号公報においては、ファクシミリ文書に関して総量規制を行っており、受信文書の内容が保証されない可能性がある。
本発明は、インクジェット記録方式の印刷装置において、総量規制を行った場合、再出力の際にユーザーの手間を省くことができ、かつユーザーの意図に近い出力が得られるようにすることを目的とする。
本発明は、インクジェット記録方式の印刷装置において、総量規制を行った場合、再出力の際にユーザーの手間を省くことができ、かつユーザーの意図に近い出力が得られるようにすることを目的とする。
上記目的を達成するために、請求項1記載の発明は、大容量記憶装置を備えたインクジェット記録方式の印刷装置において、インク使用量の総量規制が行われた場合に出力する画データを一旦大容量記憶装置に保存し、再出力の指示があった場合は、総量規制のレベルを下げ、搬送速度を落としてインクが乾く時間を稼ぎながら印刷を行う制御手段を備えた印刷装置を最も主要な特徴とする。
請求項2記載の発明は、請求項1記載の印刷装置において、両面印刷機構を備え、再出力の指示があった場合、その出力が両面印刷であったときは、片面印刷に切り替えることが可能で、両面出力のままであった場合は、総量規制のレベルを下げ、搬送速度を遅くしてインクが乾く時間を稼ぎながら印刷を行う印刷装置を主要な特徴とする。
請求項3記載の発明は、請求項1又は2記載の印刷装置において、ジョブの種類ごとに、総量規制時の機能を有効にするかどうかを設定し、かつ片面印刷、両面印刷を設定する設定用ソフトスイッチを有する操作パネルを備え、大容量記憶装置はジョブ毎にデータ保存時間を設定するメモリ領域を有する印刷装置を主要な特徴とする。
請求項2記載の発明は、請求項1記載の印刷装置において、両面印刷機構を備え、再出力の指示があった場合、その出力が両面印刷であったときは、片面印刷に切り替えることが可能で、両面出力のままであった場合は、総量規制のレベルを下げ、搬送速度を遅くしてインクが乾く時間を稼ぎながら印刷を行う印刷装置を主要な特徴とする。
請求項3記載の発明は、請求項1又は2記載の印刷装置において、ジョブの種類ごとに、総量規制時の機能を有効にするかどうかを設定し、かつ片面印刷、両面印刷を設定する設定用ソフトスイッチを有する操作パネルを備え、大容量記憶装置はジョブ毎にデータ保存時間を設定するメモリ領域を有する印刷装置を主要な特徴とする。
本発明によれば、総量規制が行われた場合、再出力に際しより意図したものに近い出力を得ることができる。また、再出力の際に、原稿を再度読み込ませる手間も不要となる。また、装置内での記録紙搬送速度を遅らせることにより、確実にインクが乾きスタックされた出力結果を汚すことも無くなる。
また両面印刷の再出力の際には、両面印刷を優先するか、片面印刷に切り替えるかを選択できるようにし、ユーザーの意図した色調に近い出力を得ることが可能となる。また全てのジョブに、適切な印刷が可能になる。
また両面印刷の再出力の際には、両面印刷を優先するか、片面印刷に切り替えるかを選択できるようにし、ユーザーの意図した色調に近い出力を得ることが可能となる。また全てのジョブに、適切な印刷が可能になる。
本発明は、総量規制を行う際に、色合いが変わってしまう場合があるので、印字データ(画データ)を印字(出力)後すぐに消去してしまうのではなく、大容量記憶装置に保持しておくと共に、再度印字の指示があった場合には、インクの使用量を上げる代わりに搬送速度を落としてインクの乾く時間を稼ぐことをその趣旨とする。
以下、図面を参照して、本発明の実施形態を詳細に説明する。
図1はインクジェット記録方式による本発明の印刷装置の機能ブロック図である。制御部1を中心に、スキャナ2、大容量記憶装置3、操作パネル4、プロッタ5、両面印刷機構6を備えている。
以下、図面を参照して、本発明の実施形態を詳細に説明する。
図1はインクジェット記録方式による本発明の印刷装置の機能ブロック図である。制御部1を中心に、スキャナ2、大容量記憶装置3、操作パネル4、プロッタ5、両面印刷機構6を備えている。
以下、説明をわかりやすくするため、印刷はすべて普通紙への出力とする。スキャナ2から入力されたデータは、いったん大容量記憶装置3に蓄積する。印刷の際には、装置が利用可能になり次第、大容量記憶装置3からデータを取り出し、印刷を行う。
普通紙への印刷の際、1ページ分のデータ内容を調べ、あらかじめ決定してある閾値以上にインクを使用することが分かった場合、総量規制を行う。総量規制を行った場合は、出力が完了した後もあらかじめ設定されている時間内は、大容量記憶装置3からデータを消去しない。
ただし、ユーザーからの消去の指示があった場合は、即座に消去する。一方、総量規制を行わなかった場合は、出力が完了すると同時に、大容量記憶装置3からデータを消去する。
総量規制を行った場合は、操作パネル4にその旨を表示し、ユーザーに通知する。そこでユーザーから再出力の指示があった場合は、総量規制の閾値を弛め、かつ、装置内での記録紙搬送速度を遅らせることによって記録紙上のインクが乾く時間を確保する。再出力が完了した時点で、大容量記憶装置3からデータを消去する。
図2は実施例1の動作フローチャートで、(1)データ保持判断のフロー、(2)はデータ保持期間判断のフローを示す。(1)のデータ保持判断のフローでは印刷動作がスタートし(S1)、再出力かを判断し(S2)、再出力でなければ総量規制を行ったかを判断し(S3)、総量規制を行った場合はデータを保持する(S4)。(2)のデータ保持期間判断のフローでは、保持データがあるかを否かを判断し(S1)、所定時間が経過すると(S2)、データを消去する(S3)。
普通紙への印刷の際、1ページ分のデータ内容を調べ、あらかじめ決定してある閾値以上にインクを使用することが分かった場合、総量規制を行う。総量規制を行った場合は、出力が完了した後もあらかじめ設定されている時間内は、大容量記憶装置3からデータを消去しない。
ただし、ユーザーからの消去の指示があった場合は、即座に消去する。一方、総量規制を行わなかった場合は、出力が完了すると同時に、大容量記憶装置3からデータを消去する。
総量規制を行った場合は、操作パネル4にその旨を表示し、ユーザーに通知する。そこでユーザーから再出力の指示があった場合は、総量規制の閾値を弛め、かつ、装置内での記録紙搬送速度を遅らせることによって記録紙上のインクが乾く時間を確保する。再出力が完了した時点で、大容量記憶装置3からデータを消去する。
図2は実施例1の動作フローチャートで、(1)データ保持判断のフロー、(2)はデータ保持期間判断のフローを示す。(1)のデータ保持判断のフローでは印刷動作がスタートし(S1)、再出力かを判断し(S2)、再出力でなければ総量規制を行ったかを判断し(S3)、総量規制を行った場合はデータを保持する(S4)。(2)のデータ保持期間判断のフローでは、保持データがあるかを否かを判断し(S1)、所定時間が経過すると(S2)、データを消去する(S3)。
普通紙への両面印刷を指定された場合は、総量規制の閾値として、片面印刷の場合よりも厳しい値を用いる。両面印刷を行う際、1ページ分のデータ内容を調べ、あらかじめ決定してある閾値以上にインクを使用することが分かった場合、総量規制を行う。
総量規制を行った場合は、出力が完了した後もあらかじめ設定されている時間内は、大容量記憶装置3からデータを消去しない。ただし、ユーザーから消去の指示があった場合は即座に消去する。一方、総量規制を行わなかった場合は、出力が完了すると同時に、大容量記憶装置3からデータを消去する。
総量規制を行った場合は、操作パネル4その旨を表示し、ユーザーに通知する。そこでユーザーから再出力の指示があった場合は、再出力を行う。再出力の形態が、両面印刷での印刷指示であった場合は、総量規制の閾値をあまり弛めずに、かつ、記録紙上のインクが乾く時間を確保するために、装置内での記録紙の搬送速度を遅らせて両面印刷機構6において両面印刷を行う。
再出力の形態が片面印刷に変更された場合は、総量規制を実施例1において弛めた値とし、実施例1と同様に、装置内での記録紙搬送速度を遅らせることによって記録紙上のインクが乾く時間を確保して片面印刷出力動作を行う。図3は実施例2の動作フローチャートであり、S1〜S13において上記の制御が実行される。
総量規制を行った場合は、出力が完了した後もあらかじめ設定されている時間内は、大容量記憶装置3からデータを消去しない。ただし、ユーザーから消去の指示があった場合は即座に消去する。一方、総量規制を行わなかった場合は、出力が完了すると同時に、大容量記憶装置3からデータを消去する。
総量規制を行った場合は、操作パネル4その旨を表示し、ユーザーに通知する。そこでユーザーから再出力の指示があった場合は、再出力を行う。再出力の形態が、両面印刷での印刷指示であった場合は、総量規制の閾値をあまり弛めずに、かつ、記録紙上のインクが乾く時間を確保するために、装置内での記録紙の搬送速度を遅らせて両面印刷機構6において両面印刷を行う。
再出力の形態が片面印刷に変更された場合は、総量規制を実施例1において弛めた値とし、実施例1と同様に、装置内での記録紙搬送速度を遅らせることによって記録紙上のインクが乾く時間を確保して片面印刷出力動作を行う。図3は実施例2の動作フローチャートであり、S1〜S13において上記の制御が実行される。
大容量記憶装置3は、データ保持時間を設定するメモリ領域を有する。操作パネル4は、ジョブ毎に機能の有効/無効を設定するためのソフトスイッチを有する。
出力において総量規制が行われた場合は、ソフトスイッチを参照し、大容量記憶装置3にデータを残しておくかどうかを判断する。データを残す場合は、実施例1と同様、総量規制が行われたことをユーザーに通知し、再出力を受け付ける状態となる。
再出力要求がない場合、出力が完了してから、メモリ領域にて設定されている時間を経過した時点で、大容量記憶装置3に保持されているデータを消去する。ただし、ユーザーから消去の指示があった場合は即座に消去する。
図4は実施例3の動作フローチャートで、(1)データ保持判断のフロー、(2)はデータ保持期間判断のフローを示す。それぞれS1〜S6及びS1〜S3で上記の制御が行われる。
出力において総量規制が行われた場合は、ソフトスイッチを参照し、大容量記憶装置3にデータを残しておくかどうかを判断する。データを残す場合は、実施例1と同様、総量規制が行われたことをユーザーに通知し、再出力を受け付ける状態となる。
再出力要求がない場合、出力が完了してから、メモリ領域にて設定されている時間を経過した時点で、大容量記憶装置3に保持されているデータを消去する。ただし、ユーザーから消去の指示があった場合は即座に消去する。
図4は実施例3の動作フローチャートで、(1)データ保持判断のフロー、(2)はデータ保持期間判断のフローを示す。それぞれS1〜S6及びS1〜S3で上記の制御が行われる。
1 制御部(制御手段)
2 スキャナ
3 大容量記憶装置
4 操作パネル
5 プロッタ
6 両面印刷機構
2 スキャナ
3 大容量記憶装置
4 操作パネル
5 プロッタ
6 両面印刷機構
Claims (3)
- 大容量記憶装置を備えたインクジェット記録方式の印刷装置において、インク使用量の総量規制が行われた場合に出力する画像データを一旦前記大容量記憶装置に保存し、再出力の指示があった場合は、総量規制のレベルを下げると共に、搬送速度を落としてインクが乾く時間を稼ぎながら印刷を行う制御手段を備えたことを特徴とする印刷装置。
- 請求項1記載の印刷装置において、両面印刷機構を備え、再出力の指示があった場合、その出力が両面印刷であったときは、片面印刷に切り替えることが可能であり、両面出力のままであった場合は、総量規制のレベルを下げると共に、搬送速度を遅くしてインクが乾く時間を稼ぎながら印刷を行うことを特徴とする印刷装置。
- 請求項1又は2記載の印刷装置において、ジョブの種類ごとに、総量規制時の機能を有効にするか否かを設定し、かつ片面印刷、両面印刷を設定する設定用ソフトスイッチを有する操作パネルを備え、大容量記憶装置はジョブ毎にデータ保存時間を設定するメモリ領域を有することを特徴とする印刷装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004249320A JP2006062269A (ja) | 2004-08-27 | 2004-08-27 | 印刷装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2004249320A JP2006062269A (ja) | 2004-08-27 | 2004-08-27 | 印刷装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2006062269A true JP2006062269A (ja) | 2006-03-09 |
Family
ID=36109152
Family Applications (1)
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JP2004249320A Pending JP2006062269A (ja) | 2004-08-27 | 2004-08-27 | 印刷装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2006062269A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012186556A (ja) * | 2011-03-03 | 2012-09-27 | Ricoh Co Ltd | 画像形成システム、画像処理方法、プログラム及び記録媒体 |
-
2004
- 2004-08-27 JP JP2004249320A patent/JP2006062269A/ja active Pending
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