JP2006062243A - 段ボールシートの製造装置 - Google Patents

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利博 米田
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Abstract

【課題】表ライナ紙にプレプリントライナ紙を用いても印刷面に擦り跡を発生させないことと、印刷面のインクや防滑ニスがダブルフェーサ上流側の下部に配置されたヒーティングボックス等に付着しないようにすることである。
【解決手段】段ボールシート14の表ライナ紙にプレプリントライナ紙が用いられるときに、この表ライナ紙を第1ライナ紙2としてシングルフェーサ7で芯紙1に貼り合わせて、ダブルフェーサ13で上コンベア21の搬送ベルトに当接させることにより、段ボールシート14がダブルフェーサ13の上流側のヒーティングパートを搬送される際に、プレプリントライナ紙を用いた表ライナ紙が、下部に配置されたヒーティングボックス19と摺接しないようにし、その印刷面に擦り跡が発生せず、印刷面のインクや防滑ニスもヒーティングボックス19等に付着しなくした。
【選択図】図1

Description

本発明は、表ライナ紙にプレプリントライナ紙を用いた段ボールシートを製造する段ボールシートの製造装置に関する。
段ボールシートは、コルゲートマシンと呼ばれる装置で連続的に製造されている。コルゲートマシンは、例えば、本発明の実施形態である図1に示すように、芯紙1、第1ライナ紙2および第2ライナ紙3をそれぞれ供給するミルロールスタンド4、5、6を有し、まずシングルフェーサ7で、ミルロールスタンド4から供給される芯紙1を、一対の成形ロール8で波形形状に成形して、一方の波形頂部に糊付け装置9で糊付けし、ミルロールスタンド5から供給される第1ライナ紙2を、糊付けした波形形状の芯紙1に加圧ベルト10で押圧して、芯紙1と第1ライナ紙2を貼り合わせた片面段ボールシート11が形成される。形成された片面段ボールシート11は、糊付け装置12で芯紙1の他方の波形頂部に糊付けされてダブルフェーサ13に供給され、ミルロールスタンド6から供給される第2ライナ紙3が片面段ボールシート11の下側に貼り合わされて段ボールシート14が形成される。
前記ダブルフェーサ13は、上流側のヒーティングパートと下流側のクーリングパートとから成り、ヒーティングパートの下部にはヒーティングボックス19が、上部には加圧装置20が配置されている。加圧装置20は、段ボールシート14を搬送するようヒーティングパートとクーリングパートとに渡って設けられた上コンベア21の搬送ベルトを介して、段ボールシート14をヒーティングボックス19に押圧し、満遍なく第2ライナ紙3と片面段ボールシート11とを接着する。クーリングパートの下部には下コンベア22が配置され、接着された段ボールシート14は、上コンベア21と下コンベア22の搬送ベルトに挟持されて、冷却されながら出口側に向かって搬送される。形成された段ボールシート14は、ダブルフェーサ13の出口側の排出ラインに設けられたスリッタ・スコアラ23で、必要に応じて幅切断と罫線入れを施され、ロータリカッタ24で長さ切断されたのち、排出端に積み重ねられる。
段ボールシートは、箱等の製品となるときに表面側となるライナ紙が表ライナ紙、裏面側となるライナ紙が裏ライナ紙と呼ばれており、通常、表ライナ紙には裏ライナ紙よりも上質のライナ紙が用いられ、予め印刷を施されたプレプリントライナ紙が表ライナ紙に用いられるものもある。従来、上述したようなコルゲートマシンで段ボールシートを製造する際には、シングルフェーサで芯紙に貼り合わされる第1ライナ紙が裏ライナ紙とされ、ダブルフェーサで片面段ボールシートの下側に貼り合わされる第2ライナ紙が表ライナ紙とされている。
このように第1ライナ紙を裏ライナ紙とする理由は、シングルフェーサで第1ライナ紙を波形形状の頂部に糊付けした芯紙に貼り合わせる際に、以前は1本のプレスロールを用いて第1ライナ紙を線接触で押圧していたので(例えば、特許文献1参照)、第1ライナ紙の表面にプレスマークと呼ばれる横縞模様が発生し、製品の表面側となる表ライナ紙とすることができなかったためである。近年は、図1に示したような加圧ベルトを用いたり、第1ライナ紙を2本の案内ロールで芯紙に沿わせたりして、面接触による押圧で芯紙に第1ライナ紙を貼り合わせるようにしたシングルフェーサが多く採用されてきているので(例えば、特許文献2参照)、このようなシングルフェーサでは、第1ライナ紙の表面にプレスマークが発生する恐れはない。
特許第2532587号公報(第4−5頁、第3図) 特開2001−121627号公報(第3頁、第1図)
上述した従来の段ボールシートの製造装置では、ダブルフェーサで片面段ボールシートの下側に貼り合わされる第2ライナ紙を表ライナ紙としているので、段ボールシートがダブルフェーサ上流側のヒーティングパートを搬送される際に、表ライナ紙がその下部に配置され、固化した糊かすの付着で凹凸の生じたヒーティングボックス等と摺接する。このため、表ライナ紙にプレプリントライナ紙を用いる場合は、この凹凸の生じたヒーティングボックス等との摺接による印刷面の擦り跡が目立ちやすく、表面の検査基準の厳しいものでは不合格品となる問題がある。また、印刷面のインクや印刷面に塗布された防滑ニスがヒーティングボックス等に付着し、これらの付着したインクや防滑ニスが後続の段ボールシートの表面に転写される恐れもある。
そこで、本発明の課題は、表ライナ紙にプレプリントライナ紙を用いても印刷面に擦り跡を発生させないことと、印刷面のインクや防滑ニスがダブルフェーサ上流側の下部に配置されたヒーティングボックス等に付着しないようにすることである。
上記の課題を解決するために、本発明は、波形形状に成形した芯紙に第1ライナ紙を面接触による押圧で貼り合わせて片面段ボールシートを形成するシングルフェーサと、この片面段ボールシートに第2ライナ紙を下側から貼り合わせ、上側から当接される上コンベアの搬送ベルトで搬送しながら段ボールシートを形成するダブルフェーサとを備え、ダブルフェーサの出口側の排出ラインに、形成された段ボールシートを幅切断するスリッタと長さ切断するカッタとを設けた段ボールシートの製造装置において、前記段ボールシートの表ライナ紙にプレプリントライナ紙が用いられるときに、この表ライナ紙を、前記シングルフェーサで第1ライナ紙として芯紙に貼り合わせ、前記ダブルフェーサで前記上コンベアの搬送ベルトに当接させる構成を採用した。
すなわち、段ボールシートの表ライナ紙にプレプリントライナ紙が用いられるときに、この表ライナ紙を第1ライナ紙としてシングルフェーサで芯紙に貼り合わせて、ダブルフェーサで上コンベアの搬送ベルトに当接させることにより、段ボールシートがダブルフェーサ上流側のヒーティングパートを搬送される際に、プレプリントライナ紙を用いた表ライナ紙が、固化した糊かすの付着で凹凸の生じた下部のヒーティングボックス等と摺接しないようにし、その印刷面に擦り跡が発生せず、印刷面のインクや防滑ニスもヒーティングボックス等に付着しなくした。
前記表ライナ紙に用いられるプレプリントライナ紙が、前記幅切断位置の目安とされるラインマークと前記長さ切断位置の目安とされるカットマークを付与されたものである場合は、これらのマークを検出するマークセンサを前記ダブルフェーサの排出ラインの上側に配置するとよい。また、各マークセンサを排出ラインの上側に配置することにより、その設置作業とメンテナンスを容易に行うことができる。
前記マークセンサを前記ダブルフェーサの排出ラインの下側にも配置し、この下側に配置したマークセンサと前記上側に配置したマークセンサとを、前記ダブルフェーサで形成される段ボールシートに応じて使い分けることにより、前記表ライナ紙にプレプリントライナ紙を用いる段ボールシートであっても、表面の検査基準があまり厳しくないものは、従来通りに第2ライナ紙を表ライナ紙として段ボールシートを製造し、表ライナ紙を下面側として処理する後続の既設設備を有効活用することができる。
前記シングルフェーサで第1ライナ紙を芯紙に貼り合わせる前に、第1ライナ紙の貼り合わせ面側に水分を供給する水分供給手段を設けることにより、印刷面側からは水分を供給できないプレプリントライナ紙の表ライナ紙を第1ライナ紙とするときに、この表ライナ紙の含水分量を調整して、製造後の段ボールシートの反り発生を防止することができる。
すなわち、製造後の段ボールシートの反り発生は、ダブルフェーサで第2ライナ紙を片面段ボールシートに貼り合せる前に、第1ライナ紙と第2ライナ紙の含水分量の差を所定の範囲に入れることによって防止できることが知られているので(特開2000−202929号公報)、このようにシングルフェーサで貼り合わされる前の第1ライナ紙に水分を供給することによっても、第2ライナ紙が片面段ボールシートに貼り合わされる前の両ライナ紙間の含水分量差を所定の範囲に入れて、反り発生を防止することができる。
前記ダブルフェーサの入口上流側に、前記第1ライナ紙と第2ライナ紙の含水分量をそれぞれ検出する各検出装置と、少なくとも一方のライナ紙の含水分量を調整する水分調整装置とを配置し、前記プレプリントライナ紙を用いた表ライナ紙を第1ライナ紙とするときに、前記各検出装置の出力に基づいて前記第2ライナ紙の含水分量を調整し、第1ライナ紙と第2ライナ紙の含水分量の差を所定の範囲に入れることにより、上述したように、製造後の段ボールシートの反り発生を防止することができる。なお、第1ライナ紙の含水分量は、シングルフェーサで芯紙に貼り合わされる前に前記水分供給手段によって調整してもよい。
この発明の段ボールシートの製造装置は、段ボールシートの表ライナ紙にプレプリントライナ紙が用いられるときに、この表ライナ紙を第1ライナ紙としてシングルフェーサで芯紙に貼り合わせて、ダブルフェーサで上コンベアの搬送ベルトに当接させることにより、段ボールシートがダブルフェーサ上流側のヒーティングパートを搬送される際に、プレプリントライナ紙を用いた表ライナ紙が、固化した糊かすの付着で凹凸の生じた下部のヒーティングボックス等と摺接しないようにしたので、その印刷面に擦り跡が発生せず、印刷面のインクや防滑ニスもヒーティングボックス等に付着することがない。また、ダブルフェーサで形成される段ボールシートの上面側に、プレプリントライナ紙を用いた表ライナ紙が来るので、後続設備等での表面検査等を容易に行なうこともできる。
前記表ライナ紙に用いられるプレプリントライナ紙が、幅切断位置の目安とされるラインマークと長さ切断位置の目安とされるカットマークを付与されたものである場合は、これらのマークを検出するマークセンサを前記ダブルフェーサの排出ラインの上側に配置すすることにより、その設置作業とメンテナンスを容易に行うことができる。
前記マークセンサをダブルフェーサの排出ラインの下側にも配置し、この下側に配置したマークセンサと前記上側に配置したマークセンサとを、ダブルフェーサで形成される段ボールシートに応じて使い分けることにより、表ライナ紙にプレプリントライナ紙を用いる段ボールシートであっても、表面の検査基準があまり厳しくないものは、従来通りに第2ライナ紙を表ライナ紙として段ボールシートを製造し、表ライナ紙を下面側として処理する後続の既設設備を有効活用することができる。
前記シングルフェーサで第1ライナ紙を芯紙に貼り合わせる前に、第1ライナ紙の貼り合わせ面側に水分を供給する水分供給手段を設けることにより、印刷面側からは水分を供給できないプレプリントライナ紙の表ライナ紙を第1ライナ紙とするときに、この表ライナ紙の含水分量を調整して、製造後の段ボールシートの反り発生を防止することができる。
前記ダブルフェーサの入口上流側に、第1ライナ紙と第2ライナ紙の含水分量をそれぞれ検出する各検出装置と、少なくとも一方のライナ紙の含水分量を調整する水分調整装置とを配置し、プレプリントライナ紙を用いた表ライナ紙を第1ライナ紙とするときに、各検出装置の出力に基づいて第2ライナ紙の含水分量を調整し、第1ライナ紙と第2ライナ紙の含水分量の差を所定の範囲に入れることにより、製造後の段ボールシートの反り発生を防止することができる。
以下、図面に基づき、この発明の実施形態を説明する。この段ボールシートの製造装置は、図1に示すように、芯紙1、第1ライナ紙2および第2ライナ紙3をそれぞれ供給するミルロールスタンド4、5、6を有し、まずシングルフェーサ7で、ミルロールスタンド4から供給される芯紙1を、一対の成形ロール8で波形形状に成形して、一方の波形頂部に糊付け装置9で糊付けし、ミルロールスタンド5から供給される第1ライナ紙2を、この糊付けした波形形状の芯紙1に加圧ベルト10により面接触で押圧して、芯紙1と第1ライナ紙2を貼り合わせた片面段ボールシート11が形成される。形成された片面段ボールシート11は、糊付け装置12で芯紙1の他方の波形頂部に糊付けされてダブルフェーサ13に供給され、ミルロールスタンド6から供給される第2ライナ紙3が片面段ボールシート11の下側に貼り合わされて段ボールシート14が形成される。
前記各糊付け装置9、12では水溶性澱粉糊が使用されており、この澱粉糊の貼り合わせ後の固化を促進するため、シングルフェーサ7やダブルフェーサ13に供給される芯紙1、第1ライナ紙2、第2ライナ紙3および片面段ボールシート11は、それぞれヒータロール15、16、17、18で予熱される。
前記ダブルフェーサ13は、上流側のヒーティングパートと下流側のクーリングパートとから成り、ヒーティングパートの下部にはヒーティングボックス19が、上部には加圧装置20が配置されている。加圧装置20は段ボールシート14を搬送する上コンベア21の搬送ベルトを介して段ボールシート14をヒーティングボックス19に押圧し、満遍なく第2ライナ紙3と片面段ボールシート11とを接着する。この際、段ボールシート14の第1ライナ紙2は、上コンベア21の搬送ベルトと摺接することはなく、これと一体で搬送される。
また、前記クーリングパートの下部には下コンベア22が配置され、接着された段ボールシート14は、上コンベア21と下コンベア22の搬送ベルトに挟持されて、冷却されながら出口側に向かって搬送される。形成された段ボールシート14は、ダブルフェーサ13の出口側の排出ラインに設けられたスリッタ・スコアラ23で、必要に応じて幅切断と罫線入れを施され、ロータリカッタ24で長さ切断されたのち、排出端に積み重ねられる。
上述した製造装置では、製品の表面側となる表ライナ紙を第2ライナ紙3、裏面側となる裏ライナ紙を第1ライナ紙2として多くの段ボールシート14を製造しているが、図2に示すような、表面に予め印刷模様Bを付与されたプレプリントライナ紙Aを表ライナ紙に用いてその表面の検査基準が厳しい場合に、表ライナ紙を第1ライナ紙2としてシングルフェーサ7で芯紙1に貼り合せ、ダブルフェーサ13で上コンベア21の搬送ベルトに当接させるようにしている。通常、プレプリントライナ紙Aには、スリッタ・スコアラ23での幅切断の目安とされるラインマークCと、ロータリカッタ24での長さ切断の目安とされるカットマークDも付与されている。
図3に示すように、前記シングルフェーサ7の入口側には、第1ライナ紙2の印刷面側ではなく貼り合わせ面側に、水分を供給する水分供給手段としての水スプレー装置25が設けられている。この水スプレー装置25は、印刷面から水分を供給できない前記プレプリントライナ紙Aの表ライナ紙が第1ライナ紙2に用いられるときに、後述するコントローラ26によって作動される。このような表ライナ紙としたものを含めた第1ライナ紙2は、ヒータロール16で予熱されたのち、糊付け装置9で糊付けされた芯紙1に加圧ベルト10によって面接触で押圧され、芯紙1と貼り合わされて片面段ボールシート11とされる。
図4に示すように、前記ダブルフェーサ13の入口には、片面段ボールシート11の第1ライナ紙2と、片面段ボールシート11の下側から送り込まれる第2ライナ紙3の各含水分量を検出する装置としての水分センサ27a、27bが配置されている。また、片面段ボールシート11が巻き掛けられたヒータロール18の出側と、第2ライナ紙3が巻き掛けられたヒータロール17の出側には、それぞれ第1ライナ紙2と第2ライナ紙3の含水分量を調整する水分調整装置としての水スプレー装置28a、28bが配置されている。
前記各水分センサ27a、27bと各水スプレー装置28a、28bは、コントローラ26に接続されており、コントローラ26は、各水分センサ27a、27bで検出される第1ライナ紙2と第2ライナ紙3の含水分量に基づいて、各水スプレー装置28a、28bを作動し、第1ライナ紙2と第2ライナ紙3の含水分量差を所定の範囲に入れるように制御する。前記プレプリントライナ紙Aの表ライナ紙を第1ライナ紙2とする場合は、コントローラ26は、第1ライナ紙2の含水分量を調整する水スプレー装置28aの替りに、前記シングルフェーサ7の入口側に設けた水スプレー装置25を作動し、両ライナ紙2、3の含水分量差を所定の範囲に入れるように制御する。
図5に示すように、前記ダブルフェーサ13の排出ラインには、表ライナ紙に前記プレプリントライナ紙Aが用いられたときに、スリッタ・スコアラ23の入口側でラインマークCを検出するマークセンサ29と、ロータリカッタ24の入口側でカットマークDを検出するマークセンサ30が、ラインの上下両側に配置されており、これらのマークセンサ29、30の出力と、ロータリカッタ24の入側で段ボールシート14の走行速度Vを検出するメジャリングロール31の回転計32の出力が、スリッタ・スコアラ23とロータリカッタ24の作動を制御するコントローラ33に入力されるようになっている。コントローラ33には、マークセンサ30とロータリカッタ24との距離L、およびロータリカッタ24の設定回転速度Vとその切断刃24aの設定角度θも予め入力されている。
前記コントローラ33は、マークセンサ29で検出されるラインマークCの幅方向でのずれ量に応じて、スリッタ・スコアラ23の切断刃の幅方向位置を制御するとともに、マークセンサ30からのカットマークDの検出信号を入力したときに、予め入力されたマークセンサ30とロータリカッタ7との距離L、およびロータリカッタ24の設定回転速度Vと切断刃24aの設定角度θの各値と、回転計32から入力される段ボールシート14の走行速度Vの値とから、検出されたカットマークDがロータリカッタ24の直下に到達するタイミングを予測し、ロータリカッタ24の作動タイミングを制御する。
前記ラインの上下両側に配置された各マークセンサ29、30は、プレプリントライナ紙Aの表ライナ紙が第1ライナ紙2または第2ライナ紙3のいずれにされるかによって使い分けられ、表面の検査基準が厳しく、表ライナ紙が第1ライナ紙2とされるときは上側に配置された各マークセンサ29、30の出力がコントローラ33に入力され、その他の場合は下側に配置された各マークセンサ29、30の出力がコントローラ33に入力される。
上述した実施形態では、プレプリントライナ紙を表ライナ紙に用い、表面の検査基準が厳しい段ボールシートのみについて、表ライナ紙を第1ライナ紙としたが、プレプリントライナ紙を表ライナ紙に用いるもの全てについて、表ライナ紙を第1ライナ紙としてもよい。
また、製造ライン全体を新設する場合のように、コルゲートマシンの後続設備を新規に設計できる場合は、製造される全ての段ボールシートの表ライナ紙を第1ライナ紙とし、後続設備も表ライナ紙を上面側として処理するものとすることができる。この場合は、ラインマークやカットマークを検出するマークセンサは、ダブルフェーサの排出ラインの上側のみに配置すればよい。
段ボールシートの製造装置の実施形態を示す概略正面図 図1の製造装置で表ライナ紙に用いられるプレプリントライナ紙を示す平面図 図1のシングルフェーサの近傍を拡大して示す正面図 図1のダブルフェーサの入口側を拡大して示す正面図 図1のダブルフェーサの排出ラインの一部を拡大して示す正面図
符号の説明
1 芯紙
2 第1ライナ紙
3 第2ライナ紙
4、5、6 ミルロールスタンド
7 シングルフェーサ
8 成形ロール
9 糊付け装置
10 加圧ベルト
11 片面段ボールシート
12 糊付け装置
13 ダブルフェーサ
14 段ボールシート
15、16、17、18 ヒータロール
19 ヒーティングボックス
20 加圧装置
21、22 コンベア
23 スリッタ・スコアラ
24 ロータリカッタ
24a 切断刃
25 水スプレー装置
26 コントローラ
27a、27b 水分センサ
28a、28b 水スプレー装置
29、30 マークセンサ
31 メジャリングロール
32 回転計
33 コントローラ

Claims (5)

  1. 波形形状に成形した芯紙に第1ライナ紙を面接触による押圧で貼り合わせて片面段ボールシートを形成するシングルフェーサと、この片面段ボールシートに第2ライナ紙を下側から貼り合わせ、上側から当接される上コンベアの搬送ベルトで搬送しながら段ボールシートを形成するダブルフェーサとを備え、ダブルフェーサの出口側の排出ラインに、形成された段ボールシートを幅切断するスリッタと長さ切断するカッタとを設けた段ボールシートの製造装置において、前記段ボールシートの表ライナ紙にプレプリントライナ紙が用いられるときに、この表ライナ紙を、前記シングルフェーサで第1ライナ紙として芯紙に貼り合わせ、前記ダブルフェーサで前記上コンベアの搬送ベルトに当接させるようにしたことを特徴とする段ボールシートの製造装置。
  2. 前記表ライナ紙に用いられるプレプリントライナ紙が、前記幅切断位置の目安とされるラインマークと前記長さ切断位置の目安とされるカットマークを付与されたものであり、これらのマークを検出するマークセンサを前記ダブルフェーサの排出ラインの上側に配置した請求項1に記載の段ボールシートの製造装置。
  3. 前記マークセンサを前記ダブルフェーサの排出ラインの下側にも配置し、この下側に配置したマークセンサと前記上側に配置したマークセンサとを、前記ダブルフェーサで形成される段ボールシートに応じて使い分けるようにした請求項2に記載の段ボールシートの製造装置。
  4. 前記シングルフェーサで第1ライナ紙を芯紙に貼り合わせる前に、第1ライナ紙の貼り合わせ面側に水分を供給する水分供給手段を設けた請求項1乃至3のいずれかに記載の段ボールシートの製造装置。
  5. 前記ダブルフェーサの入口上流側に、前記第1ライナ紙と第2ライナ紙の含水分量をそれぞれ検出する各検出装置と、少なくとも一方のライナ紙の含水分量を調整する水分調整装置とを配置し、前記プレプリントライナ紙を用いた表ライナ紙を第1ライナ紙とするときに、前記各検出装置の出力に基づいて前記第2ライナ紙の含水分量を調整し、第1ライナ紙と第2ライナ紙の含水分量の差を所定の範囲に入れるようにした請求項1乃至4のいずれかに記載の段ボールシートの製造装置。
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