JP2001129905A - コルゲートマシン - Google Patents

コルゲートマシン

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JP2001129905A
JP2001129905A JP31548199A JP31548199A JP2001129905A JP 2001129905 A JP2001129905 A JP 2001129905A JP 31548199 A JP31548199 A JP 31548199A JP 31548199 A JP31548199 A JP 31548199A JP 2001129905 A JP2001129905 A JP 2001129905A
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Hiroshi Ishibuchi
浩 石渕
Tadashi Itoyama
正 糸山
Hiroaki Kuno
広明 久野
Yukio Oku
行雄 奥
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  • Machines For Manufacturing Corrugated Board In Mechanical Paper-Making Processes (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 プリント等の表面コーティング処理(塗装)
を施されたライナと塗装を施されていないライナとを貼
り合わせて両面段ボールシートを製造する場合に、各ラ
イナ間の水分平衡を保つことで、両面段ボールシートの
製造直後に発生するS字反りを防止できるようにする。 【解決手段】 塗装を施されているライナ1と塗装を施
されていないライナ2と芯紙3とから両面段ボールシー
ト5を製造するコルゲートマシンにおいて、塗装を施さ
れているライナ1と塗装を施されていないライナ2と芯
紙3とを加熱,加圧しながら貼り合わせるダブルフェー
サAと、ダブルフェーサAの上流側に配設され、塗装を
施されていないライナ2に予め水分を供給する水分供給
装置6とを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、表ライナと芯紙と
裏ライナとを貼り合わせて両面段ボールシートを製造す
る、コルゲートマシン(コルゲータ)に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の一般的なコルゲートマシンは、シ
ングルフェーサと、ダブルフェーサと、スリッタスコア
ラ・カットオフ・スタッカ等よりなるドライエンドと、
積載部とを主要構成としている。まず、シングルフェー
サでは、中芯原紙が導入されて波状に成形された後、別
途導入される裏ライナ原紙に接着されて片面段ボールシ
ートが形成されるようになっている。なお、中芯原紙及
び裏ライナ原紙はそれぞれプレヒータで加熱され、澱粉
糊固化のための熱量が付与されるようになっている。
【0003】このようにして形成された片面段ボールシ
ートは、図8に示すように、プレヒータeで加熱され、
糊付装置gを経由した後、ダブルフェーサへ導入され
る。また、表ライナ1も、プレヒータeで加熱された
後、ダブルフェーサへ導入される。このダブルフェーサ
は、図8の側面図に示すように、その下部に配置される
熱板群hと、その上部に熱板群hに向けて配設され、エ
アー加圧装置或いはウェイトロール等によってベルトの
背面を加圧することによって片面段ボールシート4及び
表ライナ1とを加圧する加圧装置iと、裏ライナ(上ラ
イナ)2と波状成形された波状中芯3とを接着して形成
される片面段ボールシート4と表ライナ(下ライナ)1
との接着シートである両面段ボールシート5を挟持して
搬送する上コンベアjと、下コンベアkとを備えて構成
される。
【0004】また、ダブルフェーサAの熱板群hと加圧
装置iとの間に導入された片面段ボールシート4と表ラ
イナ1とは、片面段ボールシート4の波状中芯3の段頂
部に付着された糊を介して接合された状態に置かれ、熱
板群hに接触摺動しながら走行しつつ受熱して昇温され
る表ライナ1の熱によって澱粉糊が固化されて接着さ
れ、両面段ボールシート5が形成されるようになってい
る。このようにして接着された両面段ボールシート5
は、上コンベアj,下コンベアkにより搬送されて後工
程に搬出されるようになっている。
【0005】そして、搬出された両面段ボールシート5
は、図8に示すように、ドライエンドに配置されるスリ
ッタスコアラでのスリッティング,罫線入れ、カットオ
フでの裁断処理を受けて分割板状となり、分割板状の両
面段ボールシート5はスタッカで搬送された後、積載部
にて積み上げられ、機外に排出されるようになってい
る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、このような
従来のコルゲートマシンでは、ダブルフェーサAにおい
て片面段ボールシート4と表ライナ1とを貼り合わせる
際に、熱板群hからの受熱によって澱粉糊を固化させて
接着するため、熱板群hからの受熱によって片面段ボー
ルシート4を構成する裏ライナ2及び表ライナ1に含ま
れる水分量は減少することになる。
【0007】特に、表ライナ1及び裏ライナ2のうちの
いずれか一方のライナの表面にプリント等の表面コーテ
ィング処理(これを塗装という)が施されている場合に
は、表ライナ1又は裏ライナ2の表面に施された塗装に
よって表ライナ1又は裏ライナ2に含まれている水分の
蒸発や吸収が妨げられるため、表ライナ1に含まれる水
分量と裏ライナ2に含まれる水分量との間に差が生じ、
この水分量の差によってそれぞれのライナの伸び量にも
差が生じることになる。このような表ライナ1と裏ライ
ナ2との間の伸び量の差は、両面段ボールシート5の製
造直後にS字反りを発生させる原因となる。また、この
ように両面段ボールシート5にS字反りが発生すると、
両面段ボールシート5の製品価値を低下させることにな
るし、さらにその後の製函工程におけるトラブルの原因
ともなるため、その発生を防止したい。
【0008】本発明は、このような課題に鑑み創案され
たもので、プリント等の表面コーティング処理(塗装)
を施されたライナと塗装を施されていないライナとを貼
り合わせて両面段ボールシートを製造する場合に、各ラ
イナ間の水分平衡を保つことで、両面段ボールシートの
製造直後に発生するS字反りを防止できるようにした、
コルゲートマシンを提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】このため、請求項1記載
の本発明のコルゲートマシンは、塗装を施されているラ
イナと塗装を施されていないライナと芯紙とから両面段
ボールシートを製造するコルゲートマシンにおいて、塗
装を施されているライナと塗装を施されていないライナ
と芯紙とを加熱,加圧しながら貼り合わせるダブルフェ
ーサと、ダブルフェーサの上流側に配設され、塗装を施
されていないライナに予め水分を供給する水分供給装置
とを備えることを特徴としている。
【0010】請求項2記載の本発明のコルゲートマシン
は、請求項1記載の構成において、ダブルフェーサの下
流側に配設され、塗装を施されていないライナの含水分
状態を計測する水分計測装置と、水分計測装置からの計
測情報に基づいて水分供給装置から供給される水分量を
制御する制御手段とを備えることを特徴としている。請
求項3記載の本発明のコルゲートマシンは、請求項1記
載の構成において、ダブルフェーサによる貼合後の塗装
を施されていないライナの含水分状態と塗装を施されて
いるライナの含水分状態とが一致するように水分供給装
置から供給される水分量を制御する制御手段を備えるこ
とを特徴としている。
【0011】請求項4記載の本発明のコルゲートマシン
は、請求項1〜3のいずれか1項に記載の構成におい
て、水分供給装置が、水スプレー装置を備えて構成され
ることを特徴としている。請求項5記載の本発明のコル
ゲートマシンは、請求項1〜3のいずれか1項に記載の
構成において、水分供給装置が、水付けロール装置を備
えて構成されることを特徴としている。
【0012】請求項6記載の本発明のコルゲートマシン
は、請求項1〜3のいずれか1項に記載の構成におい
て、水分供給装置が、水付けロール装置と、シート搬送
方向に沿って水付けロール装置に対して直列に配設され
た水スプレー装置とを備えて構成されることを特徴とし
ている。請求項7記載の本発明のコルゲートマシンは、
塗装を施されているライナと塗装を施されていないライ
ナと芯紙とから両面段ボールシートを製造するコルゲー
トマシンにおいて、塗装を施されているライナと塗装を
施されていないライナと芯紙とを加熱,加圧しながら貼
り合わせるダブルフェーサと、ダブルフェーサの上流側
に配設され、塗装を施されていないライナに予め水分を
供給する水分供給装置と、塗装を施されているライナの
塗装領域を検出する塗装領域検出手段と、塗装を施され
ていないライナの塗装領域検出手段により検出された塗
装領域に対応する領域に水分が供給されるように水分供
給装置を制御する制御手段とを備えることを特徴として
いる。
【0013】請求項8記載の本発明のコルゲートマシン
は、請求項7記載の構成において、水分供給装置が、シ
ート幅方向に沿って直列に複数備えられ、制御手段が、
複数の水分供給装置の中から塗装を施されていないライ
ナの塗装領域に対応する領域に配設された水分供給装置
を選択し、選択された水分供給装置から水分が供給され
るように制御することを特徴としている。
【0014】請求項9記載の本発明のコルゲートマシン
は、請求項7記載の構成において、水分供給装置が、シ
ート幅方向に沿って移動可能に構成され、制御手段が、
塗装を施されていないライナの塗装領域に対応する領域
に水分が供給されるように水分供給装置の位置を制御す
ることを特徴としている。請求項10記載の本発明のコ
ルゲートマシンは、請求項7記載の構成において、ダブ
ルフェーサの下流側に配設され、塗装を施されていない
ライナの含水分状態を計測する水分計測装置を備え、制
御手段が、塗装領域検出手段により検出された塗装領域
の大きさに応じて塗装を施されていないライナの目標水
分量を設定し、水分計測装置により計測された塗装を施
されていないライナに含まれている実際の水分量が目標
水分量に一致するように制御することを特徴としてい
る。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、図面により、本発明の実施
の形態について説明する。まず、第1実施形態について
説明すると、図1は本発明の第1実施形態にかかるコル
ゲートマシンを示す側断面図である。本第1実施形態に
かかるコルゲートマシンのダブルフェーサAは、図1に
示すように、ヒーティング部AAとクーリング部BBと
に分割されて構成されており、ダブルフェーサAの上流
側のプレヒータeで加熱され、糊付装置gにより糊付け
された片面段ボールシート4と、ダブルフェーサAの上
流側のプレヒータeで加熱された表ライナ1とを貼り合
わせ、両面段ボールシート5を製造するものである。な
お、図1中、実線の矢印は搬送方向を示している。
【0016】このうち、ヒーティング部AAは、片面段
ボールシート4及び表ライナ1を加圧しながら加熱する
ことにより、片面段ボールシート4と表ライナ1とを接
着させて両面段ボールシート5を形成する部分であり、
片面段ボールシート4及び表ライナ1を加熱する加熱部
材としての熱板群(ヒーティングボックス)h、片面段
ボールシート4及び表ライナ1を熱板群h上で加圧する
加圧装置群iとを備えて構成される。
【0017】そして、熱板群hと加圧装置群iとの間に
導入された片面段ボールシート4と表ライナー1が、熱
板群hにより加熱されながら加圧装置群iにより加圧さ
れて接着されて、両面段ボールシート5 が形成されるよ
うになっている。ここで、熱板群hは、例えば蒸気によ
って適度に加熱された複数の板状部材によって構成さ
れ、両面段ボールシート5を構成する表ライナ1に接触
しながら両面段ボールシート5を加熱するようになって
いる。
【0018】この熱板群hは、ダブルフェーサAの両側
部下方に搬送方向の全長に亘って延設されたメインフレ
ーム(図示せず)上に配設されている。また、加圧装置
群iは、図1に示すように、ダブルフェーサAの両側部
上方に搬送方向の全長に亘って延設された可動フレーム
(図示せず)に支持されて、熱板群hに対向するように
配設されている。
【0019】ここで、加圧装置群iは、図1に示すよう
に、シート搬送方向に沿って、直列的に離隔して複数配
設された加圧装置i′によって構成され、これらの相互
間には所定の隙間が形成されるようになっている。これ
は、片面段ボールシート4と表ライナ1とを貼り合わせ
る際に、両面段ボールシート5内に残る水分の抜け(蒸
発)機能を向上させるためであり、これにより、片面段
ボールシート4と表ライナ1との間に塗付された糊の乾
燥状態を一様にすることができるようになる。
【0020】これらの加圧装置i′は、例えばスプリン
グを介して懸吊された複数の押さえ板を幅方向に並設し
た構造として構成する。これらの各押さえ板は、それぞ
れシート搬送方向に延在し、互いに平行に配設する。な
お、このようにシート搬送方向に間隔をおいて配設され
た複数の加圧装置i′の相互間には、図1に示すよう
に、シート送り装置pが配設されており、両面段ボール
シート5の製造開始時に、片面段ボールシート4及び表
ライナ1の先端部を送り、その下流側のクーリング部B
Bを構成する上コンベアj及び下コンベアkの間に導入
できるようになっている。
【0021】また、クーリング部BBは、図1に示すよ
うに、シート搬送手段としての上コンベアj及び下コン
ベアkを備えて構成される。これらの上コンベアj及び
下コンベアkは、幅方向に一定の隙間が形成されるよう
に等分割して配置されている。また、これらの上コンベ
アj及び下コンベアkには、それぞれ複数のロールoが
備えられており、これらのロールoによって上コンベア
j及び下コンベアkのベルト背面を加圧しうるようにな
っている。
【0022】そして、ヒーティング部AAで形成された
両面段ボールシート5が、上コンベアj及び下コンベア
kにより挟持され、複数のロールoにより加圧されなが
ら搬送されるようになっている。ところで、上述のよう
に、ダブルフェーサAを通過する間に、熱板群hからの
受熱によって澱粉糊を固化させて片面段ボールシート4
と表ライナ1とを接着するため、このような熱板群hか
らの受熱によって片面段ボールシート4を構成する裏ラ
イナ2及び表ライナ1に含まれる水分量は減少すること
になる。
【0023】しかし、例えば表ライナ1及び裏ライナ2
のうちのいずれか一方のライナの表面にプリント等の表
面コーティング処理(これを塗装という)が施されてい
る場合があり、このように塗装を施されているライナと
塗装を施されていないライナと芯紙とを貼り合わせて両
面段ボールシート5を製造する場合には、塗装を施され
ているライナ側ではその表面に施された塗装によってラ
イナに含まれている水分の蒸発が妨げられるため、塗装
を施されているライナと比較して塗装を施されていない
ライナからはより多くの水分が蒸発することになる。
【0024】このため、塗装を施されているライナに含
まれる水分量と塗装を施されていないライナに含まれる
水分量との間に差が生じ、この水分量の差によってそれ
ぞれのライナの伸び量にも差が生じ、両面段ボールシー
ト5の製造直後に両面段ボールシート5にS字反りが発
生してしまう。例えば、ライナ表面のうちシート幅方向
の一部分にシート走行方向に沿って連続して塗装が施さ
れている場合には、両面段ボールシート5のシート幅方
向にS字反りが発生することになる。
【0025】このため、本実施形態では、塗装を施され
ているライナと塗装を施されていないライナと芯紙とを
貼り合わせて両面段ボールシート5を製造する場合であ
っても、両面段ボールシート5のS字反りの発生を防止
しうるように、シート湿潤化装置が設けられている。そ
して、ダブルフェーサAの熱板群hにより加熱される前
にシート湿潤化装置によってライナ表面の塗装領域に対
応する領域(プリント相当面積)に予め水分を供給し
て、塗装を施されているライナと塗装を施されていない
ライナとの間の水分平衡状態を保ち、これにより各ライ
ナ間の伸び量の差を減少させて各ライナ間の伸張量がで
きるだけ等しくなるようにしている。なお、ここでは、
表ライナ1を塗装が施されているライナとし、片面段ボ
ールシート4側の裏ライナ2を塗装が施されていないラ
イナとしている。
【0026】本シート湿潤化装置は、図1に示すよう
に、ダブルフェーサAの直上流側(ダブルフェーサ入口
部)の片面段ボールシート4側に配設される水スプレー
装置(水分供給装置)6と、ヒーティング部AAとクー
リング部BBとの間の片面段ボールシート4側に配設さ
れる水分センサ(水分計測装置)14と、ダブルフェー
サAの直上流側(ダブルフェーサ入口部)の表ライナ1
側に配設される色彩判別センサ(塗装領域検出手段)2
0と、コントローラ(制御手段)17と、水量調整装置
16と、ポンプ15とを備えて構成される。
【0027】そして、コントローラ17が、色彩判別セ
ンサ20からの情報に基づいて表ライナ1の表面の塗装
を施された領域を判別し、判別した塗装領域の大きさに
応じて目標水分量を設定し、水分センサ14により計測
された片面段ボールシート4を構成する裏ライナ2の実
際の水分量が目標水分量に一致するようにフィードバッ
ク制御を行なうことで、両面段ボールシート5 のS字反
りの発生を防止している。
【0028】このうち、水スプレー装置6は例えば一流
体式スプレーノズル又は二流体式スプレーノズルにより
構成される。また、水量調整装置16は例えば比例電磁
弁により構成され、コントローラ17からの電気信号に
応じてその弁開度が自動的に制御されてポンプ15から
水スプレー装置16へ供給される水量を調整するもので
ある。
【0029】また、水分センサ14は例えば非接触赤外
線水分計により構成される。そして、水分センサ14に
よって熱板群hによる加熱後の片面段ボールシート4を
構成する裏ライナ2の含水分量をモニタし、コントロー
ラ17へ出力するようになっている。また、色彩判別セ
ンサ(塗装領域検出手段)20は、例えばCCDセンサ
等により構成される。そして、この色彩判別センサ20
によって検出される表ライナ1の表面の色彩(地色)と
塗装面の色彩との違いに基づいて、表ライナ1の表面に
施された塗装面の位置(塗装領域)をモニタし、コント
ローラ17へ出力するようになっている。
【0030】ここで、図2はシート湿潤化装置を構成す
る水スプレー装置6,水分センサ14,ポンプ15を示
すものである。水スプレー装置6は、図2に示すよう
に、両面段ボールシート5の片面段ボールシート4側に
向けて、紙幅方向の各領域に水分を付与すべく複数設け
られており、表ライナ1の塗装面に対応する領域に紙幅
方向に対して均一に水分を供給できるようになってい
る。なお、図2では、複数の水スプレー装置6のそれぞ
れに符号61 〜6N を付している。
【0031】これらの水スプレー装置61 〜6N は、コ
ルゲートマシン内の所定機械間スペースに機械幅を横切
るようにフレーム12に固定されたバー11,11にそ
れぞれ略等間隔に装着されている。これらの水スプレー
装置61 〜6N の配管系は、水量調整装置(流量調整装
置ともいう)161 〜16N に各々接続された上、液体
(ここでは水)の供給源であるポンプ15に連結されて
いる。
【0032】そして、これらの水量調整装置16には、
コントローラ17から個別の指令信号が発信されるよう
になっており、この信号に基づいて水量調整装置16が
制御されてポンプ15から供給される水量が調整され、
これにより、水スプレー装置6に適正水量が送られるよ
うになっている。また、これらの水量調整装置16に
は、コントローラ17から水スプレー装置6の位置の指
令信号(どの水スプレー装置6から水分を供給するかの
指令信号)が水スプレー装置6へ送られるようになって
おり、この信号に基づいて色彩判別センサ20により判
別された塗装面に対応する位置に配設された水スプレー
装置6への水量を調整する水量調整装置16のみが制御
され、塗装面に対応する位置に配設された水スプレー装
置6のみから適正水量が供給されるようになっている。
【0033】なお、ここでは、水スプレー装置6を固定
された複数の水スプレー装置61 〜6N により構成し、
コントローラ17からの指令信号に基づいて表ライナ1
の塗装面に対応する位置に配設された水スプレー装置6
のみから水分を供給するようになっているが、これに限
られるものではなく、水スプレー装置6を両面段ボール
シート5の幅方向へ移動可能に構成し、コントローラ1
7からの指令信号に基づいて表ライナ1の塗装面の位置
に応じて水スプレー装置6の位置を自動的に変更するこ
とで、表ライナ1の塗装面に対応する領域に水分を供給
しうるように構成しても良い。これにより、水スプレー
装置6の位置を正確に調整できるようになり、塗装を施
されていない裏ライナ2の塗装領域に対応する領域によ
り正確に水分を供給することができることになる。
【0034】また、図2では図示しないが、水分センサ
14もフレーム12に固定されたバーに沿って横移動可
能に装着されており、片面段ボールシート4側及び表ラ
イナ1側の水分(含水分ともいう)を測定可能に配置さ
れている。この水分センサ14は、往復動を継続して走
行中の両面段ボールシート5の紙幅方向の水分分布を連
続的に計測しうるようになっている。なお、水分センサ
14は、これに限られるものではなく、水分センサを紙
幅方向に複数個配列して、特に、各水分センサを移動さ
せることなしに、紙幅方向にスポット的に水分を検出す
ることも可能である。
【0035】ところで、コントローラ17は、図1に示
すように、水分センサ14により計測された水分計測
値,色彩判別センサ20により判別された塗装面位置,
生産管理装置19に備えられる紙種〔坪量(シート1m
2 当たりの紙重量)P〕,マシン速度Vを取り込み、表
ライナ1の塗装面の大きさに応じた目標水分量に基づい
て水分付与量を計算し、これに相当する信号を水量調整
装置16に送る機能を有するものとして構成される。
【0036】具体的には、コントローラ17は、色彩判
別センサ20により判別された塗装領域の大きさに応じ
て塗装を施されていない裏ライナ2の目標水分量(ダブ
ルフェーサAによる加熱後の目標水分量)を設定し、水
分センサ14により計測された塗装を施されていない裏
ライナ2に含まれている実際の水分量が目標水分量に一
致するように制御するようになっている。つまり、ダブ
ルフェーサAによる貼合後の塗装を施されていない裏ラ
イナ2の含水分状態と塗装を施されている表ライナ1の
含水分状態とが一致するように水スプレー装置6から供
給される水分量を制御するようになっている。
【0037】このため、コントローラ17には、表ライ
ナ1に施されている塗装領域の大きさに応じたダブルフ
ェーサAによる加熱後に表ライナ1に含まれている水分
量が例えばテーブルとして備えられている。これによ
り、表ライナ1に施されている塗装領域の大きさに応じ
た表ライナ1の含水分量を、塗装を施されていない裏ラ
イナ2の目標水分量として設定するようになっている。
【0038】また、コントローラ17は、塗装を施され
ていない裏ライナ2の色彩判別センサ20により判別さ
れた塗装領域に対応する領域に水分が供給されるように
水スプレー装置6を制御する機能も有する。ここで、水
スプレー装置6は、上述のようにシート幅方向に沿って
直列に複数備えられているため、コントローラ17は、
複数の水スプレー装置6の中から塗装を施されていない
裏ライナ2の塗装領域に対応する領域に配設された水ス
プレー装置6を選択し、選択された水スプレー装置6か
ら水分が供給されるように制御するようになっている。
【0039】なお、水スプレー装置6が、シート幅方向
に沿って移動可能に構成される場合には、コントローラ
17は、塗装を施されていない裏ライナ2の塗装領域に
対応する領域に水分を供給しうる位置に水スプレー装置
6を移動させるべく、水スプレー装置6の位置制御を行
なうものとして構成する。ここで、図3は塗装を施され
ていないライナ(プレプリント面と反対面)の水分量と
S字反り量(S反り量)との関係を示す図である。ここ
では、ライナ坪量を160g/m2 とし、中芯坪量を1
25g/m2 としている。
【0040】図3に示すように、ダブルフェーサAの直
下流側の水分センサ14の配設位置においてプレプリン
トによる塗装面を有する表ライナ1に含まれる水分量が
約6%である場合に、プレプリントによる塗装面と反対
側の塗装を施されていない裏ライナ2に含まれる水分量
が約3%であると、製造直後の両面段ボールシート5の
S反り量、即ちS反りによる垂直方向変位量は約40m
mとなってしまうのに対し、プレプリントによる塗装面
と反対側の塗装を施されていない裏ライナ2に含まれる
水分量が約3%から徐々に上がっていくと、製造直後の
両面段ボールシート5のS反りによる垂直方向変位量は
徐々に少なくなっていき、プレプリントによる塗装面と
反対側の塗装を施されていない裏ライナ2に含まれる水
分量が、プレプリントによる塗装面を有する表ライナ1
に含まれる水分量と等しい約6%まで上昇すると、表ラ
イナ1と裏ライナ2とに含まれる水分が平衡状態に近づ
くため、製造直後の両面段ボールシート5のS反りによ
る垂直方向変位量はほぼ0mmとなる。
【0041】例えば、プレプリントによる塗装面と反対
側の塗装を施されていない裏ライナ2に含まれる水分量
が約4%である場合には、裏ライナ2に含まれる水分量
が約2%増加するように、水分付与量を約540l/h
r(紙幅2000mm,速度260m/min,ライナ
坪量200g/m2 時)に設定する。次に、コントロー
ラ17で行なわれる演算について、図4のフローチャー
トを参照しながら説明する。
【0042】まず、ステップS10で、色彩判別センサ
20により判別された表ライナ1の表面の色彩を取り込
んで、取り込まれた色彩情報に基づいて表ライナ1の塗
装面位置(塗装面領域)を判別する。次に、ステップS
20で裏ライナ2の表面のうち表ライナ1の塗装面領域
に対応する領域に水分が供給されるように水スプレー装
置(水分供給装置)6を制御する。ここでは、複数の水
スプレー装置6の中から塗装を施されていない裏ライナ
2の塗装領域に対応する領域に配設された水スプレー装
置6を選択し、選択された水スプレー装置6から水分が
供給されるように水スプレー装置6が制御される。な
お、水スプレー装置6が、シート幅方向に沿って移動可
能に構成される場合には、塗装を施されていない裏ライ
ナ2の塗装領域に対応する領域に水分を供給しうる位置
に水スプレー装置6を移動させるべく、水スプレー装置
6の位置制御が行なわれる。
【0043】そして、ステップS30で、生産管理装置
19からシート(両面段ボールシート)幅W,シート速
度(マシン速度)V,裏ライナ2の坪量(紙組成)Pを
取り込み、ステップS40で、シート速度Vに対応した
シャワー量減少係数(水分供給量減少係数)φを決定し
て、ステップS50に進む。ここで、シャワー量減少係
数φは、シート速度Vの増加に伴い、シート表面に空気
膜が生じ、シートへの水分付着量が減少するため、シー
ト速度Vの増加にかかわらず、シートへの水分付与量を
一定にするために設定される係数である。なお、シャワ
ー量減少係数φを予め入力しておけば、以後、未熟練の
オペレータにより操作される場合であっても容易にS字
反りの発生しない両面段ボールシート5を製造すること
ができるようになる。
【0044】次に、ステップS50で、ダブルフェーサ
Aの直下流の水分センナ14から裏ライナ2の水分計測
値を取り込んで、ステップS60に進み、ステップS6
0で、この水分計測値が目標水分値内(即ち、目標水分
値との差が所定の微小値以内)か否かの判定を行なう。
この判定の結果、目標水分値内である場合は、ステップ
S50に戻り、次の裏ライナ2の水分計測値を取り込
む。一方、目標水分値内でない場合は、ステップS70
に進み、目標水分値と水分計測値との差分(水分変更量
M)を計算して、ステップS80に進む。
【0045】そして、ステップS80で、裏ライナ側へ
のシャワー量(水分付与量)Sを計算する。つまり、表
ライナ1に含まれる水分量と裏ライナ2に含まれる水分
量とが平衡状態になる水分量(平衡水分量)である目標
水分値とダブルフェーサAによる加熱後の裏ライナ2に
含まれる水分量との差Mをφで除して水分付与量Sを計
算する。
【0046】ここで、シャワー量Sは、単位時間当たり
の水量として、次式(1)により求められる。 S=60M・W・V・P/100000φ ・・・(1) 次いで、ステップS90で、水量調整装置16の調整量
(例えば、比例電磁弁の弁開度等)を計算して、ステッ
プS100に進み、水量調整装置16の調整量(例え
ば、比例電磁弁の弁開度等)を変更し、このようにして
変更した調整量に基づいて水量調整装置16が制御され
る。その後、ステップS50に戻り、以後、このような
手順を順次繰り返すことによって、ダブルフェーサAの
直下流の表ライナ1に含まれる水分と裏ライナ2に含ま
れる水分とが平衡水分に近づけられ、表ライナ1と裏ラ
イナ2との間の水分差が低減される。
【0047】したがって、本実施形態にかかるコルゲー
トマシンによれば、塗装を施されている表ライナ1と、
塗装を施されていない裏ライナ2と、芯紙3とを貼り合
わせて両面段ボールシート5を製造する場合であって
も、表ライナ1に含まれる水分と裏ライナ2に含まれる
水分との間の水分平衡状態を保つことができ、これによ
り、製造直後に両面段ボールシート5のS字反りの発生
を防止することができるという利点がある。
【0048】また、水スプレー装置6によって水分が供
給されるため、塗装を施されていない裏ライナ2の表面
のうちの表ライナ1の塗装面に対応する領域に均一に水
分を供給することができるという利点もある。さらに、
水スプレー装置6が、塗装を施されている表ライナ1の
塗装領域を判別する色彩判別センサ20の判別結果に応
じて塗装を施されていない裏ライナ2の塗装領域に対応
する領域に水分を供給するため、塗装を施されていない
裏ライナ2の塗装領域に対応する領域に正確に水分を供
給することができるという利点もある。
【0049】また、ダブルフェーサAの熱板群h,加圧
装置群i等の機械的構造は、従来のものと同様に構成
し、水分供給装置としての水スプレー装置6,水分計測
装置としての水分センサ14,コントローラ7をオプシ
ョンとして増設することも可能であり、これにより必要
最小限の改造で、製造直後に生じる両面段ボールシート
5のS字反りを確実に防止できるという利点もある。
【0050】次に、第2実施形態にかかるコルゲートマ
シンについて説明する。本実施形態では、上述の第1実
施形態のようにフィードバック制御を行なうのに代え
て、塗装を施されていない裏ライナ2に一定の水分量を
定常的に供給するように制御(オープンループ制御)す
るものとして構成される。このような制御は、運転条
件、即ち速度Vの時間変化が少ない場合に適している。
【0051】本実施形態では、本シート湿潤化装置は、
図5に示すように、ダブルフェーサAの直上流側(ダブ
ルフェーサ入口部)の片面段ボールシート4側に配設さ
れる水スプレー装置(水分供給装置)6と、水量調整装
置16と、ポンプ15とを備えて構成される。このう
ち、水スプレー装置6は例えば一流体式スプレーノズル
又は二流体式スプレーノズルにより構成される。また、
水量調整装置16は例えば流量制御弁により構成され
る。これらの水スプレー装置6,水量調整装置16は、
上述の第1実施形態のものと同様に、コントローラに接
続することで自動制御するようにしても良いし、手動で
制御するものとして構成しても良い。
【0052】したがって、本実施形態にかかるコルゲー
トマシンによれば、塗装を施されている表ライナ1と、
塗装を施されていない裏ライナ2と、芯紙3とを貼り合
わせて両面段ボールシート5を製造する場合であって
も、表ライナ1に含まれる水分と裏ライナ2に含まれる
水分との間の水分平衡状態を保つことができ、これによ
り、製造直後に両面段ボールシート5のS字反りの発生
を防止することができるという利点がある。
【0053】また、水スプレー装置6によって水分が供
給されるため、塗装を施されていない裏ライナ2の表面
のうちの表ライナ1の塗装面に対応する領域に均一に水
分を供給することができるという利点もある。また、ダ
ブルフェーサAの熱板群h,加圧装置群i等の機械的構
造は、従来のものと同様に構成し、水分供給装置として
の水スプレー装置6をオプションとして増設することも
可能であり、これにより必要最小限の改造で、製造直後
に生じる両面段ボールシート5のS字反りを確実に防止
できるという利点もある。
【0054】次に、第3実施形態にかかるコルゲートマ
シンについて説明する。本実施形態では、上述の第1実
施形態の水分供給装置としての水スプレー装置に代え
て、水分供給装置として水付けロール装置が備えられて
いる。ここでは、上述の第1実施形態のものとは逆に、
表ライナ1を塗装が施されていないライナとし、片面段
ボールシート4側の裏ライナ2を塗装が施されているラ
イナとしている。
【0055】このため、図6に示すように、水付けロー
ル装置8,水分センサ(水分計測装置)14が表ライナ
1側に配設されており、色彩判別センサ(塗装領域検出
手段)20が片面段ボールシート4側に配設されてい
る。ここで、図7は本実施形態にかかる水付けロール装
置の詳細を示す模式図である。
【0056】本水付けロール装置(ロール装置)8は、
図7に示すように、水付けロール8Aと、水かきブレー
ド9と、水付けロール8Aと水かきブレード9との間の
隙間を調整する隙間調整装置(水付けロール−水かきブ
レード間隙間調整装置)10とを備えて構成される。そ
して、隙間調整装置10により水かきブレード9を水付
けロール8Aの半径方向へ移動させ、水付けロール8A
と水かきブレード9との間の隙間を調整することによ
り、シートへの水分付与量を調整するものである。な
お、水付けロール8の直径は、水分付加量に応じて、適
宜変更可能である。また、図6中、符号7は水である。
【0057】その他の構成及び制御方法は、上述の第1
の実施形態のものと同様であるため、その説明は省略す
る。したがって、本実施形態にかかるコルゲートマシン
によれば、水分供給装置が水付けロール装置8により構
成されているため、例えば裏ライナ2が塗装面を有する
ものであるような特殊な場合においても、塗装を施され
ていない表ライナ1に確実に水分を供給することができ
るという利点がある。つまり、ここでは、表ライナ1は
片面段ボールシート4の下側を走行するようになってお
り、この表ライナ1へ水分を供給するためには、表ライ
ナ1に対して下側から上側へ水分を供給することになる
ため、上述の第1実施形態における水スプレー装置では
スプレーノズルが上を向くことになり、水分供給上好ま
しくない。これに対して、水分供給装置を水付けロール
装置により構成すれば、このような問題がなく、表ライ
ナ1の下側から水分を付与するのに適しているのであ
る。また、水分供給装置を水付けロール装置により構成
すれば、多量の水分をシート幅方向に均一に付与できる
という利点もある。このため、裏ライナ2の塗装面の幅
が広い場合に適している。
【0058】また、上述の第1実施形態のものと同様
に、塗装を施されている表ライナ1と、塗装を施されて
いない裏ライナ2と、芯紙3とを貼り合わせて両面段ボ
ールシート5を製造する場合であっても、表ライナ1に
含まれる水分と裏ライナ2に含まれる水分との間の水分
平衡状態を保つことができ、これにより、製造直後に両
面段ボールシート5のS字反りの発生を防止することが
できるという利点もある。
【0059】また、ダブルフェーサAの熱板群h,加圧
装置群i等の機械的構造は、従来のものと同様に構成
し、水分供給装置としての水付けロール装置8をオプシ
ョンとして増設することも可能であり、これにより必要
最小限の改造で、製造直後に生じる両面段ボールシート
5のS字反りを確実に防止できるという利点もある。次
に、第4実施形態にかかるコルゲートマシンについて説
明する。
【0060】本実施形態では、図8に示すように、上述
の第3実施形態にかかるコルゲートマシンに備えられる
水付けロール装置8の下流側に、さらに追加して水スプ
レー装置6を備えるものとして構成される。つまり、水
付けロール装置8に対してシート搬送方向に沿って直列
に水スプレー装置6が配設されている。そして、シート
搬送方向上流側に設けられた水付けロール8によって多
量の水分を付与した後、その下流側に配設された水スプ
レー装置6によって不足水分を微調整しながら供給する
ようになっている。
【0061】ここで、水付けロール装置8は、上述の第
3実施形態にかかる水付けロール装置8と同様に構成さ
れる。また、水スプレー装置6は、上述の第1実施形態
にかかる水スプレー装置6と同様に構成される。なお、
その他の構成や水分制御については、上述の第3実施形
態のものと同様であるため、ここではその説明を省略す
る。
【0062】したがって、本実施形態にかかるコルゲー
トマシンによれば、表ライナ1に含まれる水分量と裏ラ
イナ2に含まれる水分量との差が大きい場合であって
も、表ライナ1へ十分な量の水分を供給することがで
き、水分平衡状態を安定的に維持することができるとい
う利点がある。また、水スプレー装置6によって不足水
分を微調整することができるため、表ライナ1へ供給す
る水分量を正確に調整することができるという利点もあ
る。
【0063】また、上述の第3実施形態のものと同様
に、水分供給装置が水付けロール装置8により構成され
ているため、例えば裏ライナ2が塗装面を有するもので
あるような特殊な場合においても、塗装を施されていな
い表ライナ1に確実に水分を供給することができるとい
う利点がある。つまり、ここでは、表ライナ1は片面段
ボールシート4の下側を走行するようになっており、こ
の表ライナ1へ水分を供給するためには、表ライナ1に
対して下側から上側へ水分を供給することになるため、
上述の第1実施形態における水スプレー装置ではスプレ
ーノズルが上を向くことになり、水分供給上好ましくな
い。これに対して、水分供給装置を水付けロール装置に
より構成すれば、このような問題がなく、表ライナ1の
下側から水分を付与するのに適しているのである。ま
た、水分供給装置を水付けロール装置により構成すれ
ば、多量の水分をシート幅方向に均一に付与できるとい
う利点もある。このため、裏ライナ2の塗装面の幅が広
い場合に適している。
【0064】また、上述の第1実施形態のものと同様
に、塗装を施されている表ライナ1と、塗装を施されて
いない裏ライナ2と、芯紙3とを貼り合わせて両面段ボ
ールシート5を製造する場合であっても、表ライナ1に
含まれる水分と裏ライナ2に含まれる水分との間の水分
平衡状態を保つことができ、これにより、製造直後に両
面段ボールシート5のS字反りの発生を防止することが
できるという利点もある。
【0065】また、ダブルフェーサAの熱板群h,加圧
装置群i等の機械的構造は、従来のものと同様に構成
し、水分供給装置としての水付けロール装置8をオプシ
ョンとして増設することも可能であり、これにより必要
最小限の改造で、製造直後に生じる両面段ボールシート
5のS字反りを確実に防止できるという利点もある。な
お、上述の第1,第2実施形態では裏ライナ2側に水ス
プレー装置6を配設し、上述の第3実施形態では表ライ
ナ1側に水付けロール装置8を配設し、上述の第4実施
形態では表ライナ1側に水付けロール装置8及び水スプ
レー装置6を配設しているが、これに限られるものでは
なく、表ライナ1側に水スプレー装置6を配設しても良
く、裏ライナ2側に水付けロール装置8を配設しても良
い。また、裏ライナ2側に水付けロール装置8及び水ス
プレー装置6を配設しても良い。さらに、水付けロール
装置8及び水スプレー装置6を配設する場合であって
も、シート搬送方向上流側に水スプレー装置6を配設
し、その下流側に水付けロール装置8を配設しても良
い。さらに、裏ライナ2側又は表ライナ1側に複数の水
付けロール装置8を設けたり、又は複数の水スプレー装
置6を設けることもできる。
【0066】また、上述の各実施形態では、水分センサ
14をヒーティング部AAとクーリング部BBとの間
(熱板群hの直下流側)に配設しているが、クーリング
部BBの直下流側、即ちダブルフェーサAの直下流側
(ダブルフェーサ出口部)に配設しても良い。また、上
述の各実施形態では、水分センサ14を塗装を施されて
いないライナ(裏ライナ2又は表ライナ1)に対向する
ように配設し、塗装領域の大きさとダブルフェーサAに
よる加熱後に塗装を施されているライナに含まれる水分
量との関係から目標水分量を設定するようにしている
が、裏ライナ2側及び表ライナ1側の双方に配設し、ダ
ブルフェーサAによる加熱後に塗装を施されているライ
ナに含まれる実際の水分量を目標水分量として設定する
ようにしても良い。これにより、より正確な水分制御を
行なうことができるようになる。
【0067】また、上述の各実施形態では、水スプレー
装置6,水付けロール装置8等の水分供給装置を塗装を
施されていないライナ(裏ライナ2又は表ライナ1)に
対向するように配設しているが、裏ライナ2及び表ライ
ナ1のそれぞれに対向するように配設し、コントローラ
17からの指令に基づいて塗装を施されていないライナ
側の水分供給装置のみを作動させて水分を供給すること
もできる。これにより、表ライナ1,裏ライナ2のうち
のどちらに塗装が施されていても、コントローラ17か
らの指令に基づいて水分を供給する水分供給装置を選択
するだけで対応できるようになる。また、上述の各実施
形態では、色彩判別センサ(塗装領域検出手段)を塗装
を施されているライナ(裏ライナ2又は表ライナ1)に
対向するように配設しているが、裏ライナ2及び表ライ
ナ1のそれぞれに対向するように配設しても良い。これ
により、表ライナ1,裏ライナ2のいずれのライナに塗
装が施されている場合であっても、表ライナ1側の色彩
判別センサ又は裏ライナ2側の色彩判別センサにより塗
装領域を判別することができ、表ライナ1,裏ライナ2
のうちのどちらに塗装が施されていても対応できるよう
になる。また、上述の各実施形態におけるダブルフェー
サを備えるコルゲートマシンの構造は、上述のものに限
られず、他の種々の構造のものに本発明を適用しうる。
【0068】
【発明の効果】以上詳述したように、請求項1記載の本
発明のコルゲートマシンによれば、塗装を施されている
ライナと塗装を施されていないライナと芯紙とから両面
段ボールシートを製造する場合であっても、水分供給装
置によって塗装を施されていないライナに予め水分が供
給されるため、各ライナ間の水分平衡状態を保つことが
でき、これにより、製造直後に両面段ボールシートのS
字反りが発生するのを防止することができるという利点
がある。
【0069】請求項2記載の本発明のコルゲートマシン
によれば、制御手段によって水分計測装置からの計測情
報に基づいて水分供給装置から供給される水分量が制御
されるため、塗装を施されていないライナへの水分付与
量を正確に制御できるという利点がある。請求項3記載
の本発明のコルゲートマシンによれば、制御手段によっ
てダブルフェーサによる貼合後の塗装を施されていない
ライナの含水分状態と塗装を施されているライナの含水
分状態とが一致するように水分供給装置から供給される
水分量が制御されるため、塗装を施されていないライナ
への水分付与量を正確に制御できるという利点がある。
【0070】請求項4記載の本発明のコルゲートマシン
によれば、水分供給装置が水スプレー装置により構成さ
れるため、塗装を施されていないライナの表面のうちの
塗装面に対応する領域に均一に水分を供給することがで
きるという利点がある。請求項5記載の本発明のコルゲ
ートマシンによれば、水分供給装置が水付けロール装置
により構成されているため、塗装を施されていないライ
ナの上側から水分を供給する場合であっても、確実に水
分を供給することができるという利点がある。また、多
量の水分をシート幅方向に均一に付与できるという利点
もある。請求項6記載の本発明のコルゲートマシンによ
れば、塗装を施されていないライナに含まれる水分量と
塗装を施されているライナに含まれる水分量との差が大
きくなってしまう場合であっても、塗装を施されていな
いライナへ十分な量の水分を供給することができるとと
もに、塗装を施されていないライナへ供給する水分量を
正確に調整することができ、水分平衡状態を安定的に維
持することができるという利点がある。
【0071】請求項7記載の本発明のコルゲートマシン
によれば、塗装領域検出手段によって塗装を施されてい
るライナの塗装領域が検出され、制御手段によって塗装
を施されていないライナの塗装領域検出手段により検出
された塗装領域に対応する領域に水分が供給されるよう
に水分供給装置が制御されるため、塗装を施されていな
いライナの塗装領域に対応する領域に正確に水分を供給
することができるという利点がある。
【0072】請求項8記載の本発明のコルゲートマシン
によれば、制御手段によって複数の水分供給装置の中か
ら塗装を施されていないライナの塗装領域に対応する領
域に配設された水分供給装置が選択され、選択された水
分供給装置から水分が供給されるように制御されるた
め、簡単な構成で、塗装を施されていないライナの塗装
領域に対応する領域に正確に水分を供給することができ
るという利点がある。
【0073】請求項9記載の本発明のコルゲートマシン
によれば、制御手段によって塗装を施されていないライ
ナの塗装領域に対応する領域に水分が供給されるよう
に、移動可能に構成された水分供給装置の位置が制御さ
れるため、水分供給装置の位置を正確に調整することが
でき、塗装を施されていないライナの塗装領域に対応す
る領域に、より正確に水分を供給することができるとい
う利点がある。
【0074】請求項10記載の本発明のコルゲートマシ
ンによれば、制御手段によって塗装領域検出手段により
検出された塗装領域の大きさに応じて塗装を施されてい
ないライナの目標水分量を設定し、水分計測装置により
計測された塗装を施されていないライナに含まれている
実際の水分量が目標水分量に一致するように制御される
ため、塗装を施されていないライナの塗装領域に対応す
る領域へ供給される水分量を正確に制御することができ
るという利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態にかかるコルゲートマシ
ンの側断面図である。
【図2】本発明の第1実施形態にかかるコルゲートマシ
ンの水スプレー装置を備えるシート湿潤化装置を模式的
に示す図である。
【図3】本発明の第1実施形態にかかるコルゲートマシ
ンにおける塗装を施されていないライナに含まれる水分
と両面段ボールシートに生じるS字状反りによる垂直方
向変位量との関係を説明するための図である。
【図4】本発明の第1実施形態にかかるコルゲートマシ
ンのコントローラによる水量制御を示すフローチャート
である。
【図5】本発明の第2実施形態にかかるコルゲートマシ
ンの側断面図である。
【図6】本発明の第3実施形態にかかるコルゲートマシ
ンの側断面図である。
【図7】本発明の第3実施形態にかかるコルゲートマシ
ンの水付けロール装置を模式的に示す図である。
【図8】本発明の第4実施形態にかかるコルゲートマシ
ンの側断面図である。
【図9】従来のコルゲートマシンのダブルフェーサを示
す側面図である。
【符号の説明】
1 表ライナ 2 裏ライナ 3 中芯 4 片面段ボールシート 5 両面段ボールシート(段ボールシート) 6 水スプレー装置(スプレー装置,水分供給装置) 7 水 8 水付けロール装置(ロール装置,水分供給装置) 8A 水付けロール 9 水かきブレード 10 隙間調整装置 11 バー 12 フレーム 13 押さえ板 14 水分センサ(水分計測装置) 15 ポンプ 16 水量調整装置 17 コントローラ(制御手段) 19 集中制御装置(生産管理装置) 20 色彩判別センサ(塗装領域検出手段) A ダブルフェーサ AA ヒーティング部 BB クーリング部 e プレヒータ g 糊付装置 h 熱板群 i 加圧装置 j 上コンベア k 下コンベア o ロール p シート送り装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 久野 広明 広島県三原市糸崎町5007番地 三菱重工業 株式会社三原製作所内 (72)発明者 奥 行雄 広島県三原市糸崎町5007番地 三菱重工業 株式会社三原製作所内 Fターム(参考) 3E078 AA11 BB03 CC58X CC62

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 塗装を施されているライナと塗装を施さ
    れていないライナと芯紙とから両面段ボールシートを製
    造するコルゲートマシンにおいて、 該塗装を施されているライナと該塗装を施されていない
    ライナと該芯紙とを加熱,加圧しながら貼り合わせるダ
    ブルフェーサと、 該ダブルフェーサの上流側に配設され、該塗装を施され
    ていないライナに予め水分を供給する水分供給装置とを
    備えることを特徴とする、コルゲートマシン。
  2. 【請求項2】 該ダブルフェーサの下流側に配設され、
    該塗装を施されていないライナの含水分状態を計測する
    水分計測装置と、 該水分計測装置からの計測情報に基づいて該水分供給装
    置から供給される水分量を制御する制御手段とを備える
    ことを特徴とする、請求項1記載のコルゲートマシン。
  3. 【請求項3】 該ダブルフェーサによる貼合後の該塗装
    を施されていないライナの含水分状態と該塗装を施され
    ているライナの含水分状態とが一致するように該水分供
    給装置から供給される水分量を制御する制御手段を備え
    ることを特徴とする、請求項1記載のコルゲートマシ
    ン。
  4. 【請求項4】 該水分供給装置が、水スプレー装置を備
    えて構成されることを特徴とする、請求項1〜3のいず
    れか1項に記載のコルゲートマシン。
  5. 【請求項5】 該水分供給装置が、水付けロール装置を
    備えて構成されることを特徴とする、請求項1〜3のい
    ずれか1項に記載のコルゲートマシン。
  6. 【請求項6】 該水分供給装置が、 水付けロール装置と、 シート搬送方向に沿って該水付けロール装置に対して直
    列に配設された水スプレー装置とを備えて構成されるこ
    とを特徴とする、請求項1〜3のいずれか1項に記載の
    コルゲートマシン。
  7. 【請求項7】 塗装を施されているライナと塗装を施さ
    れていないライナと芯紙とから両面段ボールシートを製
    造するコルゲートマシンにおいて、 該塗装を施されているライナと該塗装を施されていない
    ライナと該芯紙とを加熱,加圧しながら貼り合わせるダ
    ブルフェーサと、 該ダブルフェーサの上流側に配設され、該塗装を施され
    ていないライナに予め水分を供給する水分供給装置と、 該塗装を施されているライナの塗装領域を検出する塗装
    領域検出手段と、 該塗装を施されていないライナの該塗装領域検出手段に
    より検出された該塗装領域に対応する領域に水分が供給
    されるように該水分供給装置を制御する制御手段とを備
    えることを特徴とする、コルゲートマシン。
  8. 【請求項8】 該水分供給装置が、シート幅方向に沿っ
    て直列に複数備えられ、 該制御手段が、該複数の水分供給装置の中から該塗装を
    施されていないライナの該塗装領域に対応する領域に配
    設された該水分供給装置を選択し、該選択された水分供
    給装置から水分が供給されるように制御することを特徴
    とする、請求項7記載のコルゲートマシン。
  9. 【請求項9】 該水分供給装置が、シート幅方向に沿っ
    て移動可能に構成され、 該制御手段が、該塗装を施されていないライナの該塗装
    領域に対応する領域に水分が供給されるように該水分供
    給装置の位置を制御することを特徴とする、請求項7記
    載のコルゲートマシン。
  10. 【請求項10】 該ダブルフェーサの下流側に配設さ
    れ、該塗装を施されていないライナの含水分状態を計測
    する水分計測装置を備え、 該制御手段が、該塗装領域検出手段により検出された該
    塗装領域の大きさに応じて該塗装を施されていないライ
    ナの目標水分量を設定し、該水分計測装置により計測さ
    れた該塗装を施されていないライナに含まれている実際
    の水分量が該目標水分量に一致するように制御すること
    を特徴とする、請求項7記載のコルゲートマシン。
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