JP2006062085A - サーマルプリンタ - Google Patents

サーマルプリンタ Download PDF

Info

Publication number
JP2006062085A
JP2006062085A JP2004243653A JP2004243653A JP2006062085A JP 2006062085 A JP2006062085 A JP 2006062085A JP 2004243653 A JP2004243653 A JP 2004243653A JP 2004243653 A JP2004243653 A JP 2004243653A JP 2006062085 A JP2006062085 A JP 2006062085A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
power supply
thn
printing
voltage
heating resistance
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2004243653A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshio Nameki
良夫 行木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Teraoka Seiko Co Ltd
Original Assignee
Teraoka Seiko Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Teraoka Seiko Co Ltd filed Critical Teraoka Seiko Co Ltd
Priority to JP2004243653A priority Critical patent/JP2006062085A/ja
Publication of JP2006062085A publication Critical patent/JP2006062085A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Electronic Switches (AREA)

Abstract

【課題】 通常の印字動作においては発熱抵抗素子に印加される電圧の安定化を図り、各発熱抵抗素子の断線チェックにおいてはチェック時間の節約を図ることができるサーマルプリンタを提供する。
【解決手段】 スイッチSW1が開路、スイッチSW2が閉路され、チェック用電源22からフォトカプラPHC、電源ワイヤWpを介して発熱抵抗素子THa〜THnの共通接続部に電源が供給され、ツェナーダイオードZDにより一定電圧以下に抑制される。印字制御部71は信号ワイヤWsを介してヘッド制御部72に発熱抵抗素子THa〜THnの共通接続部の他端を選択的にグランド電位にする。発熱抵抗素子THa〜THnのいずれかが断線している場合、フォトカプラPHCの1次側に電流が流れず、2次側がオフになり、抵抗R1によって5V(Vcc)にプルアップされ、印字制御部71が該断線を検知する。
【選択図】 図3

Description

本発明は、複数の発熱抵抗素子によって印字を行うサーマルプリンタに係り、特に各発熱抵抗素子の断線チェックを行うサーマルプリンタに関する。
近年、複数の発熱抵抗素子を直線上に配置した印字ヘッドを備え、各発熱抵抗素子に独立に電圧を印加して発熱させることによって感熱紙に所望の印字を行うサーマルプリンタが、一般ユーザのPC(Personal Computer)による演算処理結果の印刷等に使用されている。また、スーパーマーケット等の店舗にて使用され、商品に貼付されるラベルにバーコード、該商品の名称、売価等を印字するラベルプリンタの印字部にも、上述したサーマルプリンタが使用されている。この場合、印字しようとするラベルの用紙として感熱紙が使用される。
ところで、サーマルプリンタは、複数の発熱抵抗素子によって感熱紙の所望の位置を加熱し、発色させる仕組みになっており、一部の発熱抵抗素子が断線等により電圧を印加しても発熱しなくなると、該発熱抵抗素子によって発色すべき領域が発色せず、印字が不完全になる場合がある。
このような場合でも、一般ユーザのPCによる演算処理結果の印刷等に使用されるサーマルプリンタにおいては、印字が不完全になっていることをユーザが認識できればよく、発熱抵抗素子の断線を積極的にユーザに報知する必要はない。
しかしながら、上述したように店舗にてレジスタ等と連動してラベルを印字するのに用いられるサーマルプリンタにおいては、以下の理由により、印字が不完全になることが許されない。すなわち、商品に貼付されるラベルの印字内容は、例えば、バーコードであり、印字が不完全になることにより、バーコードスキャンによる商品登録ができず、顧客に対する店舗の信用を損ねてしまう。
そのため、上述した用途に用いられるサーマルプリンタは、印字品質についての信頼性が問われることになり、印字開始前毎に発熱抵抗素子の断線チェックを行っている。具体的には、各発熱抵抗素子1つ1つに選択的に電源電圧を印加して、そのときの導通状態をチェックすることにより、各発熱抵抗素子の断線チェックを行っている。
ところで、発熱抵抗素子が取り付けられるサーマルヘッドは比較的長いワイヤを介して制御部に接続されるため、該発熱抵抗素子に印加される電圧が安定せず、感熱紙を送る(フィードする)パルスモータの動作に伴って発生するノイズが電源ラインを介して発熱抵抗素子に載り、印字の濃度が濃くなってしまうという問題がある。そのため、各発熱抵抗素子の一端が共通に接続される印字用電源とグランド間に大容量(10〜20μF)の電解コンデンサを挿入して、該電圧の安定化が図られている。ところが、各発熱抵抗素子の断線チェックにおいて、この電解コンデンサの影響により、各発熱抵抗素子1つ1つに選択的に電源電圧を印加する際に各発熱抵抗素子に印加される電圧が所望の値になるまでに時間を要し、さらに、この動作を100〜数100個ある発熱抵抗素子1つ1つに対して行うので、断線チェックに多大な時間を要するという問題があった。
こうしたことに対応して、例えば、特許文献1には、各発熱抵抗素子への電源供給路の電圧変動を測定し、その測定値によって電源電圧を調整したり、電圧安定化用のコンデンサに蓄積された電荷を強制的に放電して該電源供給路の電圧変化への追随性を改善することにより、電圧安定化用のコンデンサによる各発熱抵抗素子の電圧の応答の遅れを改善するサーマルヘッドの断線チェック装置が記載されている。
しかし、該公報に係る考案によると、ある程度の電圧変化の応答に対しては、高速化が可能であるが、以下の理由により、充分な改善を行えないという問題があった。すなわち、電源電圧を調整する方法においては、調整自体のタイムラグを解消することが困難であり、該調整を行う制御回路が複雑化するという問題があった。また、電圧安定化用のコンデンサの電荷を強制的に放電する方法においては、放電に要する時間による電圧の応答のタイムラグを解消することが困難であり、また、放電時に電気エネルギーを消費するための放電抵抗による放熱対策を必要とし、費用がかかるという問題があった。よって、上述した各方法によっても、電圧変化の応答のさらなる高速化は望めないため、前述した問題を解決することはできない。
実用新案登録第2530171号公報
本発明は、上記事情を考慮してなされたもので、その目的は、通常の印字動作においては発熱抵抗素子に印加される電圧の安定化を図り、各発熱抵抗素子の断線チェックにおいてはチェック時間の節約を図ることができるサーマルプリンタを提供することにある。
上記目的を達成するために、この発明では、以下の手段を提案している。
請求項1に係る発明は、一端を共通に接続され、該一端から電源を供給される複数の発熱素子を直線上に配置したサーマルヘッドを備え、前記発熱素子を独立に加熱することにより、前記サーマルヘッドに当接された感熱紙に1ドットラインの印字を行うサーマルプリンタであって、前記一端に接続され、前記発熱素子の断線チェックを行うセンサと、前記一端の近傍において、前記一端とグランドとの間に挿入される定電圧ダイオードとを備えたことを特徴とする。
この発明によれば、複数の発熱素子の一端が共通に接続されて、該一端に電源が供給され、該一端の電圧が定電圧ダイオードによって高速に所定の値以下に抑制され、該一端に接続されたセンサによって発熱素子の断線チェックが高速に安定して行われる。
請求項2に係る発明は、請求項1に記載のサーマルプリンタであって、前記センサがフォトカプラであることを特徴とする。
この発明によれば、フォトカプラによって、発熱素子の電源ラインと断線チェック用の回路とを直流的に分離することにより、断線チェック用の回路にノイズが載らないようにしつつ、該発熱素子の断線チェックが行われる。
請求項3に係る発明は、請求項1または請求項2のいずれかの項に記載のサーマルプリンタであって、前記一端とグランドとの間に挿入されるコンデンサと、前記印字が行われる場合、前記一端と前記コンデンサとを接続し、前記断線チェックが行われる場合、前記一端と前記コンデンサとを開放する切換手段とを備えたことを特徴とする。
この発明によれば、一端が共通に接続された発熱素子の断線チェックが行われる場合はコンデンサが電圧変化に対する応答性の高速化を阻害するため、切換手段によって該一端と開放され、印字が行われる場合はコンデンサが発熱素子の発熱に伴って該発熱素子に電気エネルギーを補充することができるように、切換手段によって該一端と接続され、動作の状態によってコンデンサの接続、開放が行われる。
請求項1に係る発明によれば、定電圧ダイオードによって各発熱素子に高電圧がかかることを防止しつつ、各発熱素子の断線チェックを高速に行うことができる。また、定電圧ダイオードによって各発熱素子に高電圧がかかることによる高濃度印字を防止することができる。
請求項2に係る発明によれば、フォトカプラを用いて、断線チェック用の回路にノイズが載らないようにしつつ、従来行われていたように変化に対する応答が遅いトランスを用いる場合に比して高速に断線チェックを行うことができる
請求項3に係る発明によれば、断線チェックを行う際にはコンデンサによる各発熱素子の断線チェック動作の高速化の阻害を防止し、印字を行う際にはコンデンサによるエネルギー補充により、一端における電圧安定化を図ることができる。
以下、図面を参照し、この発明の一実施形態について説明する。
図1に示すように、サーマルプリンタは、装置各部を制御するCPU(Central Processing Unit)1と、制御プログラム等が記憶されたROM(Read Only Memory)2と、プリセットデータが記憶されるプリセットデータエリア、ワーキングエリア、印字スクリーンメモリおよび各種のレジスタ等から構成されるRAM(Random Access Memory)3と、ロードセル等からなり商品の計量を行う計量部4と、プリセットキー、テンキーおよびファンクションキーからなる操作部5と、品名、単価、重量、値段等のラベルに印字する印字内容や各種のメッセージ等が表示される表示部6と、CPU1の指示に基づいてラベル上に印字データを印字する印字部7とから構成される。
図2に示すように、印字部7は、I/O(Input/Output)ポート8と、制御信号発生回路9と、パラレル・シリアル変換回路10と、シフトレジスタ11と、ラッチ回路12と、サーマルヘッド13と、ヘッド駆動回路14と、パルスモータ15と、パルスモータ駆動回路16とから構成される。
I/Oポート8はCPU1と印字部7とを接続する。制御信号発生回路9はI/Oポート8を介してCPU1から転送されるデータに基づいてクロックCLK、ラッチ信号LAT、ストローブ信号STBを出力する。パラレル・シリアル変換回路10は制御信号発生回路9から供給されるクロックCLKに基づいて、I/Oポート8を介してCPU1から転送される8ビットパラレルの印字データをシリアルのシフトデータDATAに変換する。
シフトレジスタ11は制御信号発生回路9から供給されるクロックCLKに基づいて、パラレル・シリアル変換回路10から供給されるシフトデータDATAを1ドットライン分の印字データに並列変換する。ラッチ回路12は制御信号発生回路9から供給されるラッチ信号LATに基づいてシフトレジスタ11のパラレル出力端から出力される印字データをラッチする。
サーマルヘッド13は1ドットライン上に配列された複数の発熱抵抗素子THa〜THn(発熱素子)から構成される。発熱抵抗素子THa〜THnは、約1.5kΩの電気抵抗を呈する。ヘッド駆動回路14はサーマルヘッド13の各発熱抵抗素子THa〜THnを駆動するトランジスタTRa〜TRnと、これらのトランジスタTRa〜TRnのベースに印字データを供給するアンドゲートADa〜ADnとからなり、ラッチ回路12からアンドゲートADa〜ADnの第1入力端に供給される印字データによりサーマルヘッド13を駆動する。ここで符号(TH、TR、AD)のサフィックスa〜nはそれぞれの素子または回路の個数を示し、この個数はサーマルヘッド13を形成するのに必要な個数である。
また、アンドゲートADa〜ADnから出力される印字データは、制御信号発生回路9からアンドゲートADa〜ADnの第2入力端に供給されるストローブ信号STBによってストローブされる。パルスモータ15はラベルを1ドットラインずつフィードする。パルスモータ駆動回路16は制御信号発生回路9から供給されるモータ駆動のタイミングパルスを複数系列のドライブパルスDBに変換し、パルスモータ15を駆動する。
上記のような構成において、CPU1は、まず、操作部5と計量部4とから供給されたデータに基づいて、ラベルに印字すべき印字データを作成する。次に、CPU1は、印字データのドットイメージをRAM3の印字スクリーンメモリ上に展開する。そして、CPU1は該ドットイメージに基づいて、印字部7にラベルの印字を指示する。
図3において、サーマルヘッド13の周辺部をなすサーマルヘッド部131と印字制御部71の周辺部をなすプリンタ制御部141の電気的構成を示す。サーマルヘッド部131は長さ30〜50cmの電源ワイヤWpおよび信号ワイヤWsによってプリンタ制御部141に接続される。
サーマルヘッド部131は、サーマルヘッド13と、図2に示すようにシフトレジスタ11と、ラッチ回路12と、ヘッド駆動回路14とからなるヘッド制御部72と、ツェナーダイオードZD(定電圧ダイオード)とから構成される。尚、ツェナーダイオードZDは26V用であり、サーマルヘッド13内の発熱抵抗素子THa、THb、THc〜THnの共通接続部の近くにてグランドとの間に挿入され、該共通接続部とグランドとの間の電圧を26V以下に抑制する。
また、発熱抵抗素子THa、THb、THc〜THnの共通接続部と反対の端が個別にヘッド制御部72に接続される。ヘッド制御部72は、プリンタ制御部141内の印字制御部71から信号ワイヤWsを介して、図2に示すように、前述したシフトデータDATA、クロックCLK、ラッチ信号LAT、ストローブ信号STBを入力し、トランジスタTRa〜TRnによって発熱抵抗素子THa、THb、THc〜THnの共通接続部と反対の端の電位を選択的にグランド電位にする。
図3に示すプリンタ制御部141は、図2に示すようにI/Oポート8と、制御信号発生回路9と、パラレル・シリアル変換回路10と、パルスモータ駆動回路16とからなる印字制御部71と、印字用電源21と、コンデンサC1と、スイッチSW1(切換手段)と、チェック用電源22と、スイッチSW2と、フォトカプラPHCと、抵抗R1とから構成される。
印字制御部71は信号ワイヤWsを介してヘッド制御部72と接続され、印字の制御を行う。また、フォトカプラPHCの2次側のトランジスタのコレクタ側に接続され、後述するように、サーマルヘッド13内の発熱抵抗素子THa〜THnの断線チェックの結果の信号を入力する。
印字用電源21はスイッチSW1を介して電源ワイヤWpに接続される。印字用電源21はサーマルヘッド13の印字動作の際に発熱抵抗素子THa〜THnの共通接続部に電源ワイヤWpを介して印字用の電源電圧(24V)を供給する。印字用電源21の電源ラインには静電容量が10〜20μFの電解コンデンサであるコンデンサC1が印字用電源21の近くにてグランドとの間に挿入され、印字動作時における印字用電源の急激な変化に対してエネルギーの補給を行い、該印字用電源の電圧を安定化する。
また、チェック用電源22がスイッチSW2およびフォトカプラPHCの1次側を介して電源ワイヤWpに接続される。チェック用電源22は発熱抵抗素子THa〜THnの断線チェック動作の際に発熱抵抗素子THa〜THnの共通接続部に電源ワイヤWpを介して断線チェック用の電源電圧を供給する。チェック用電源22の電源電圧は、印字用電源21の電源電圧より低い電圧(12V)が設定される。
尚、スイッチSW1およびスイッチSW2は、不図示の制御回路により制御されて、相補的に閉路し、印字用電源21かチェック用電源22かのいずれかから電源ワイヤWpに電源を供給する。
また、フォトカプラPHCの2次側のトランジスタのエミッタがグランドに接続され、コレクタが、一端を5V(Vcc)に接続されたR1の他端と、印字制御部71の入力端とに接続され、発熱抵抗素子THa〜THnの断線チェック用に使用される。
具体的に、発熱抵抗素子THa〜THnの1つ順に通電させる断線チェック時において、その1つの発熱抵抗素子THが導通している場合、チェック用電源22からスイッチSW2、フォトカプラPHC、電源ワイヤWp、各発熱抵抗素子THa〜THnからなる回路に電流が流れ、フォトカプラPHCの1次側に電流が流れることにより、2次側のトランジスタがオンし、印字制御部71の入力端の電位がグランド電位になる。これを全ての発熱抵抗素子THa〜THnに対して行い、印字制御部71は各発熱抵抗素子THa〜THnが全て導通していることを検知する。
一方、各発熱抵抗素子THa〜THnのいずれかが断線している場合、チェック用電源22からスイッチSW2、フォトカプラPHC、電源ワイヤWp、当該発熱抵抗素子THa〜THnのいずれかからなる回路に電流が流れず、フォトカプラPHCの1次側に電流が流れないことにより、2次側のトランジスタがオフし、印字制御部71の入力端の電位が抵抗R1によって5V(Vcc)にプルアップされる。これをもって、印字制御部71は各発熱抵抗素子THa〜THnのいずれかが断線していることを検知する。
次に、本実施形態におけるサーマルプリンタの動作を、図1〜図3を参照して説明する。
先ず、サーマルプリンタの電源が投入され、サーマルプリンタの動作が開始する。CPU1が操作部5と計量部4とから供給されたデータに基づいて、ラベルに印字すべき印字データを作成し、印字データのドットイメージをRAM3の印字スクリーンメモリ上に展開する。
次に、CPU1はRAM3の印字スクリーンメモリ上に展開された印字データのドットイメージを感熱紙に印刷するのに先行して、サーマルヘッド13内の発熱抵抗素子THa〜THnの断線チェックを行う。すなわち、スイッチSW1が開路され、スイッチSW2が閉路されて、チェック用電源22からフォトカプラPHC、電源ワイヤWpを介して発熱抵抗素子THa〜THnの共通接続部に電源を供給する。このとき、発熱抵抗素子THa〜THnの共通接続部の電圧はツェナーダイオードZDによって26V以下に安定化される。
次に、印字制御部71は信号ワイヤWsを介してヘッド制御部72を制御し、発熱抵抗素子THa〜THnの共通接続部と反対の端の電位を1個ずつ順に選択的にグランド電位にして、該発熱抵抗素子THa〜THnのいずれかにチェック用電源22の電圧を印加し、そのときのフォトカプラPHCの2次側からの電圧を入力端において観測(発熱抵抗素子THa〜THnの断線の有無の判定)を行う。このとき、印字制御部71の入力端の電位がグランド電位のままであった場合、つまり、全ての発熱抵抗素子THa〜THnが断線していない場合、このサーマルヘッド13は良品ということになる。
そして、CPU1は該ドットイメージに基づいて、印字部7にラベルの印字を指示する。すなわち、スイッチSW1が閉路され、スイッチSW2が開路されて、印字用電源21から電源ワイヤWpを介して発熱抵抗素子THa〜THnの共通接続部に電源を供給する。このとき、発熱抵抗素子THa〜THnの共通接続部の電圧はツェナーダイオードZDによって26V以下に安定化される。また、印字制御部71は信号ワイヤWsを介してヘッド制御部72を制御し、発熱抵抗素子THa〜THnの共通接続部と反対の端の電位を印字データに応じて選択的にグランド電位にして、感熱紙上の印字すべき箇所に該当する発熱抵抗素子THa〜THnのうちのいずれかを加熱して印字を行う。
尚、発熱抵抗素子THa〜THnの断線チェックは、ラベルを1枚印字する毎に該ラベルの印字に先行して必ず行われる。
一方、上述した、発熱抵抗素子THa〜THnの断線の有無の判定において、印字制御部71の入力端にて5V(Vcc)が観測された場合、つまり、発熱抵抗素子THa〜THnのうちの1つでも断線しているものがあった場合、このサーマルヘッド13は不良品ということになり、CPU1は表示部6にその旨を表示する。そして、RAM3に展開された印字データによる印字を中止する。
上記実施形態によれば、サーマルヘッド部141内にて発熱抵抗素子THa〜THnの共通結線部とグランド間に、大容量の電解コンデンサであるコンデンサに代えてツェナーダイオードZDが挿入され、印字用電源21またはチェック用電源22のいずれかから発熱抵抗素子THa〜THnの共通結線部に選択的に電源を供給できるようにSW1およびSW2が設けられ、電源ワイヤWpに近接して上述したコンデンサC1が挿入される。したがって、発熱抵抗素子THa〜THnの断線チェック時においては、SW2のみを閉路することによりチェック用電源22の電源電圧をツェナーダイオードZDによって電源電圧の変化の応答速度を落とすことなく安定化でき、また、通常の印字時においては、SW1のみを閉路することにより印字用電源21の電源電圧をツェナーダイオードZDおよびコンデンサC1によって電源電圧を安定化することができる。
特に、発熱抵抗素子THa〜THnの断線チェックが、前述したように、ラベル印字品質の確保のため、ラベル1枚を印字する前に必ず行われるため、該断線チェックの所要時間を短縮することにより、ラベルの印字時間を短縮することになるため、本発明は有効である。
また、上記実施形態によれば、フォトカプラPHCによって、1次側におけるチェック用電源21からの電流の有無を2次側にて検知する構成としているため、2次側の信号にパルスモータの動作に伴うノイズが載ることを防ぐことができる。尚、フォトカプラPHCが従来よく用いられてきたトランスに比して信号変化に対する応答性がよいことから、発熱抵抗素子THa〜THnの断線チェックの高速化を図りながら、2次側の信号のノイズを防止することができる。
また、フォトカプラPHCはトランスに比して安価(例、フォトカプラ:数百円、トランス:1000円以上)なため、サーマルプリンタのコストを下げることができる。
以上、本発明の実施形態について図面を参照して詳述したが、具体的な構成はこの実施形態に限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲での設計変更も含まれる。
本発明の一実施形態におけるサーマルプリンタの電気的構成を示すブロック図である。 同実施形態における印字部7の電気的構成を示すブロック図である。 同実施形態におけるサーマルヘッド部131およびプリンタ制御部141の電気的構成の詳細を示すブロック図である。
符号の説明
1・・・CPU(Central Processing Unit)、2・・・ ROM(Read Only Memory)、3・・・RAM(Random Access Memory)、4・・・計量部、5 ・・・操作部、6・・・表示部、7・・・印字部、8・・・I/O(Input/Output)ポート、9・・・制御信号発生回路、10・・・パラレル・シリアル変換回路、11・・・シフトレジスタ、12・・・ラッチ回路、13・・・サーマルヘッド、14・・・ヘッド駆動回路、15・・・パルスモータ、16・・・パルスモータ駆動回路、21・・・印字用電源、22・・・チェック用電源、71・・・印字制御部、72・・・ヘッド制御部、131・・・プリンタ制御部、141・・・サーマルヘッド部、PHC・・・フォトカプラ、Wp・・・電源ワイヤ、Ws・・・信号ワイヤ、ZD・・・ツェナーダイオード(定電圧ダイオード)

Claims (3)

  1. 一端を共通に接続され、該一端から電源を供給される複数の発熱素子を直線上に配置したサーマルヘッドを備え、前記発熱素子を独立に加熱することにより、前記サーマルヘッドに当接された感熱紙に1ドットラインの印字を行うサーマルプリンタであって、
    前記一端に接続され、前記発熱素子の断線チェックを行うセンサと、
    前記一端の近傍において、前記一端とグランドとの間に挿入される定電圧ダイオードと、
    を備えたことを特徴とするサーマルプリンタ。
  2. 前記センサがフォトカプラであることを特徴とする請求項1に記載のサーマルプリンタ。
  3. 前記一端とグランドとの間に挿入されるコンデンサと、
    前記印字が行われる場合、前記一端と前記コンデンサとを接続し、前記断線チェックが行われる場合、前記一端と前記コンデンサとを開放する切換手段と、
    を備えたことを特徴とする請求項1または請求項2のいずれかの項に記載のサーマルプリンタ。

JP2004243653A 2004-08-24 2004-08-24 サーマルプリンタ Pending JP2006062085A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004243653A JP2006062085A (ja) 2004-08-24 2004-08-24 サーマルプリンタ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004243653A JP2006062085A (ja) 2004-08-24 2004-08-24 サーマルプリンタ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2006062085A true JP2006062085A (ja) 2006-03-09

Family

ID=36108979

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004243653A Pending JP2006062085A (ja) 2004-08-24 2004-08-24 サーマルプリンタ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2006062085A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US20150197098A1 (en) * 2014-01-13 2015-07-16 Toshiba Tec Kabushiki Kaisha Thermal printer and method for checking disconnection
CN110126475A (zh) * 2019-06-17 2019-08-16 珠海趣印科技有限公司 一种高精度热敏打印机

Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS62150156U (ja) * 1986-03-17 1987-09-22
JPS63147665A (ja) * 1986-12-10 1988-06-20 Toshiba Corp サ−マルヘツド
JPH05238036A (ja) * 1992-02-26 1993-09-17 Matsushita Electric Ind Co Ltd サーマルヘッド
JP2530171Y2 (ja) * 1988-03-18 1997-03-26 株式会社テック サーマルヘッドの断線チェック装置
JP2000326535A (ja) * 1999-05-21 2000-11-28 Nec Yonezawa Ltd サーマルヘッド切れ診断回路および診断方法ならびにサーマルプリンタ
JP2001038943A (ja) * 1999-08-02 2001-02-13 Sato Corp サーマルヘッドの断線自己診断回路及びその断線自己診断方法

Patent Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS62150156U (ja) * 1986-03-17 1987-09-22
JPS63147665A (ja) * 1986-12-10 1988-06-20 Toshiba Corp サ−マルヘツド
JP2530171Y2 (ja) * 1988-03-18 1997-03-26 株式会社テック サーマルヘッドの断線チェック装置
JPH05238036A (ja) * 1992-02-26 1993-09-17 Matsushita Electric Ind Co Ltd サーマルヘッド
JP2000326535A (ja) * 1999-05-21 2000-11-28 Nec Yonezawa Ltd サーマルヘッド切れ診断回路および診断方法ならびにサーマルプリンタ
JP2001038943A (ja) * 1999-08-02 2001-02-13 Sato Corp サーマルヘッドの断線自己診断回路及びその断線自己診断方法

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US20150197098A1 (en) * 2014-01-13 2015-07-16 Toshiba Tec Kabushiki Kaisha Thermal printer and method for checking disconnection
US9096072B1 (en) * 2014-01-13 2015-08-04 Toshiba Tec Kabushiki Kaisha Thermal printer and method for checking disconnection
CN110126475A (zh) * 2019-06-17 2019-08-16 珠海趣印科技有限公司 一种高精度热敏打印机
CN110126475B (zh) * 2019-06-17 2024-02-09 珠海趣印科技有限公司 一种高精度热敏打印机

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR910007684A (ko) 서멀프린터의 구동 제어 장치
WO2010066162A1 (zh) 一种热打印头检测装置、检测方法及其热打印机
JPS58160169A (ja) サ−マルプリンタ
JPH05502633A (ja) 感熱式プリンタの寄生抵抗補正装置
JPH05330119A (ja) サーマルプリンタ
KR900014137A (ko) 휴대용 데이터 터미널의 열전사프린터
JP2914128B2 (ja) サーマルヘッドの発熱体の駆動装置
JP6892211B2 (ja) サーマルプリンタ
JP2006062085A (ja) サーマルプリンタ
BR102012016462A2 (pt) Substrato de elemento de impressão e cabeçote de impressão
JP3068549B2 (ja) サーマルプリンタ
JP3853473B2 (ja) サーマルヘッド駆動装置
JP5919209B2 (ja) 印字装置およびプログラム
JP2001038943A (ja) サーマルヘッドの断線自己診断回路及びその断線自己診断方法
JP2691738B2 (ja) サーマルヘッドの発熱回路不良検出装置
JP3078367B2 (ja) サーマルプリンタ制御装置
JP2020163606A (ja) 印刷装置および印刷装置の制御方法
JP2020163607A (ja) 印刷装置及び印刷装置の制御方法
JP2005231180A (ja) ラインサーマルプリンタ
JPH0531938A (ja) サーマルヘツド駆動回路
JP2872123B2 (ja) サーマルヘッドの熱履歴制御方式
JP3433356B2 (ja) 印刷装置
KR930010460B1 (ko) 계량 인자 장치
JPH0382563A (ja) サーマルヘッド制御装置
JPH10129026A (ja) 素子駆動用集積回路

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20070727

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20100601

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20100608

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20100805

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20110104