JP2006061813A - 液相酸化反応用触媒、その製造方法、およびα,β−不飽和アルデヒドまたはα,β−不飽和カルボン酸の製造方法 - Google Patents

液相酸化反応用触媒、その製造方法、およびα,β−不飽和アルデヒドまたはα,β−不飽和カルボン酸の製造方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2006061813A
JP2006061813A JP2004246652A JP2004246652A JP2006061813A JP 2006061813 A JP2006061813 A JP 2006061813A JP 2004246652 A JP2004246652 A JP 2004246652A JP 2004246652 A JP2004246652 A JP 2004246652A JP 2006061813 A JP2006061813 A JP 2006061813A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
surface area
specific surface
catalyst
reaction
liquid phase
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2004246652A
Other languages
English (en)
Inventor
Ko Ninomiya
航 二宮
Akio Takeda
明男 竹田
Yuji Fujimori
祐治 藤森
Seiichi Kato
誠一 河藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Rayon Co Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Rayon Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Rayon Co Ltd filed Critical Mitsubishi Rayon Co Ltd
Priority to JP2004246652A priority Critical patent/JP2006061813A/ja
Publication of JP2006061813A publication Critical patent/JP2006061813A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02PCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
    • Y02P20/00Technologies relating to chemical industry
    • Y02P20/50Improvements relating to the production of bulk chemicals
    • Y02P20/52Improvements relating to the production of bulk chemicals using catalysts, e.g. selective catalysts

Abstract

【課題】液相酸化反応で目的生成物を高選択率で製造するための液相酸化反応用触媒、より具体的には、オレフィンまたはα,β−不飽和アルデヒドを液相にて酸化してα,β−不飽和アルデヒドまたはα,β−不飽和カルボン酸を高選択率で製造するための液相酸化反応用触媒を提供すること。
【解決手段】BET法により測定した単位質量あたりの表面積(BET比表面積)の値から、t−plot法により測定した単位質量あたりの外部表面積(外部比表面積)の値を減じた値を内部比表面積とするとき、内部比表面積/外部比表面積が4以上である担体に、金属が担持されていることを特徴とする液相酸化反応用触媒。
【選択図】図1

Description

本発明は、液相酸化反応用触媒に関するものであり、該触媒の製造方法に関するものである。さらに、本発明は、該触媒を使用したα,β−不飽和アルデヒドまたはα,β−不飽和カルボン酸の製造方法に関する。
液相中での酸化反応用の触媒については、従来から盛んに研究されている。例えば、特許文献1には金を担体に担持させた触媒、特許文献2〜4にはパラジウムを担体に担持させた触媒が提案されている。これらは、オレフィンまたはα,β−不飽和アルデヒドを、分子状酸素を酸化剤とし、液相中にて酸化してα,β−不飽和カルボン酸を得るための触媒である。これらの文献には、有用成分である貴金属を担持させる担体の一例として活性炭が挙げられているが、活性炭の表面積に関する詳細な記載はない。
特開2001−172222号公報 特開昭60−155148号公報 特開昭60−139341号公報 特開昭56−59722号公報
しかしながら、これまでの発明においては、触媒の活性および目的生成物の選択性が低く、工業的に満足できる収率を示していなかった。また、本願発明者が特許文献2の実施例に記載された方法に準じて製造したパラジウム含有触媒を用いてプロピレンからアクリル酸を製造したところ、該文献に記載されている副生成物(アセトアルデヒド、アセトン、アクロレイン、酢酸、二酸化炭素)以外に多様なポリマーやオリゴマーが多く副生することを見出した。該文献ではこれらのポリマーやオリゴマーを捕捉しておらず、これらの副生成物を含めた実際の選択率は該文献の実施例に記載されたものより低くなることが判明した。このように、該文献記載の方法で製造した触媒を用いると目的生成物の選択率は未だ十分ではなく、目的生成物の選択率がより高い触媒が望まれている。
したがって本発明の目的は、液相酸化反応で目的生成物を高選択率で製造するための液相酸化反応用触媒、より具体的には、オレフィンまたはα,β−不飽和アルデヒドを液相にて酸化し、α,β−不飽和アルデヒドまたはα,β−不飽和カルボン酸を高選択率で製造するための液相酸化反応用触媒を提供することにある。
本発明は、BET法により測定した単位質量あたりの表面積(BET比表面積)の値から、t−plot法により測定した単位質量あたりの外部表面積(外部比表面積)の値を減じた値を内部比表面積とするとき、内部比表面積/外部比表面積が4以上である担体に、金属が担持されていることを特徴とする液相酸化反応用触媒である。
また、本発明は、上記の液相酸化反応用触媒の製造方法であって、酸化状態の金属原子を含有する金属化合物を、前記担体の存在下で還元剤により活性化する液相酸化反応用触媒の製造方法である。
また、本発明は、上記の液相酸化反応用触媒を用いて、分子状酸素を酸化剤とし、液相においてオレフィンまたはα,β−不飽和アルデヒドを酸化する、α,β−不飽和アルデヒドまたはα,β−不飽和カルボン酸の製造方法である。
本発明の触媒を用いることで、液相酸化反応で目的生成物を高選択率で製造可能となる。より具体的には、オレフィンまたはα,β−不飽和アルデヒドを液相にて酸化し、α,β−不飽和アルデヒドまたはα,β−不飽和カルボン酸を高選択率で製造可能となる。
本発明の触媒は、以下のように定義される内部比表面積と外部比表面積との比(内部比表面積/外部比表面積)が4以上である担体を用いることを特徴とする液相酸化反応用触媒である。
比表面積(単位質量あたりの表面積)は担体のキャラクタリゼーションの重要な因子であり、窒素ガス吸着法を用いた測定が一般的である。窒素ガス吸着法を用いた比表面積の算出に用いられるBET式は、Langmuirの単分子層吸着理論を多分子吸着に拡張した理論であり、これを用いた比表面積算出法はBET法、算出された比表面積はBET比表面積と呼ばれている。BET法によって算出されたBET比表面積は、単位質量あたりの全表面積(全比表面積)に相当するものである。
また、BET比表面積をもとに、t−plot法を用いることにより内部比表面積と外部比表面積を分離して定量化することが可能である。内部比表面積とは小開口径の細孔が示す比表面積であり、外部比表面積とは大開口径の細孔や外表面が示す比表面積である。t−plot法では、Harkins&Jura型やHalsey型の厚み曲線式を用いて相対圧(P/P0、P:吸着平衡圧[mmHg]、P0:飽和蒸気圧[mmHg])から窒素吸着層の厚み(t[nm])を算出し、tに対する窒素ガス吸着量([cm3/g])をプロットする。本発明では、Harkins&Jura型の厚み曲線式である下記式(A)を用いる。
t[nm]=0.1×[13.9900/[0.0340-log(P/P0)]]0.500 (A)
式(A)において、tは窒素吸着層の厚み([nm])、Pは吸着平衡圧([mmHg])およびP0は飽和蒸気圧([mmHg])である。P/P0は相対圧と呼ばれ、0<P/P0<1である。この相対圧を変化させつつ窒素吸着量([cm3/g])を測定し、上記式(A)で算出したtに対する窒素吸着量のプロットをしたものがt−plotである。一般的なt−plotを図1に示した。
そのとき、窒素ガス吸着層の成長は、次の(1)〜(3)の段階に分類される。すなわち、
(1)全表面への窒素分子による単分子吸着層形成過程
(2)多分子吸着層形成とそれに伴う細孔内での毛管凝縮充填過程
(3)細孔が窒素によって満たされた見かけ上の非多孔性表面への多分子吸着層形成過程
を観測することができる。この(1)〜(3)の過程によってt−plot法によるプロットの傾きに変化が生じる。(1)及び(3)の過程ではそれぞれほぼ直線であり、(1)での直線の傾きから全比表面積が、(3)での直線の傾きから外部比表面積を求めることができる。そして、全比表面積から外部比表面積を差し引くことにより、内部表面積を算出することができる。また、一般的に、BET比表面積とt−plot法により求めた全比表面積は等しいとして差し支えない。
したがって、本発明においては、以下の式(B)〜(D)を用いて、内部比表面積SA(IN)及び外部比表面積SA(EX)を算出することができる。
(内部比表面積)
SA(IN)[m2/g]=(BET比表面積)−(外部比表面積) (B)
(外部比表面積)
SA(EX)[m2/g]=1.547×(t-plotの段階(3)での直線の傾き) (C)
(内部比表面積と外部比表面積との比)
内部比表面積/外部比表面積=SA(IN)/SA(EX) (D)
ここで、1.547は密度変換係数である。また、内部比表面積を算出するには、得られたt−plotにおいて観測される段階(3)での直線の傾きから、外部比表面積を算出しなければならない。その傾きを算出するためのtの範囲は、得られたt−plotから個々に判断する必要がある。外部比表面積算出時のtの下限は、解析精度向上のため、t−plotが湾曲しているtの領域の終点以上の直線領域で、かつできる限り小さい値を選択することが望ましい。上限には特に制限はないが、直線性が維持されている領域で適宜選択することが望ましい。
これらのことより、内部比表面積と外部比表面積との境界と定義される細孔径[nm]は、上記外部比表面積算出の際のtの下限を2倍することにより得られ、内部比表面積と定義される細孔径の上限となり、外部比表面積と定義される細孔径の下限となる。境界となる細孔径は、担体の種類や細孔分布などにより異なるため一概には言えないが、担体が活性炭である場合は、1〜3nmである場合が多い。
本発明においては、用いる担体の内部比表面積/外部比表面積は、4以上であり、好ましくは5以上であり、より好ましくは6以上である。内部比表面積/外部比表面積が4を下回ると、触媒活性および目的生成物の選択性が著しく低下する傾向があるため、好ましくない。また、担体の内部比表面積/外部比表面積が大きいことは問題なく、特に制限はないが、800以下が好ましい。
本発明の液相酸化反応用触媒では、上記の内部比表面積/外部比表面積を有する担体を用いることで、触媒(担体)、反応基質および溶媒の間における吸着過程と脱着過程での親和力が適正化されるので、触媒活性と目的生成物の選択性が向上すると推定される。
また、本発明の液相酸化反応用触媒は、担体が活性炭であることが好ましい。新版活性炭−基礎と応用(真田雄三・鈴木基之・藤元薫/編、講談社サイエンティフィック)によれば、活性炭は、多孔性炭素質吸着剤であり、一般的に、主に多環芳香族分子の積層集合体と非晶質の炭化水素から成り立っている物質である。通常、活性炭は、炭化、整粒、賦活、洗浄、乾燥および粉砕のプロセスにより製造されるが、本発明においてその製造プロセスには特に制限はない。活性炭の原料である炭素質物質にも、特に制限はなく、ヤシガラ、石炭、木質および合成樹脂など種々の原料を用いることができる。賦活は、単位質量あたりの吸着有効表面積を拡大するための手段であり、その方法はガス賦活と薬品賦活に大別される。賦活の方法にも特に制限はなく、水蒸気、炭酸ガス、酸素、リン酸、リン酸塩および塩化亜鉛などを用いて賦活することができる。賦活後の活性炭は、必要に応じて、鉱酸、塩酸および水などにより洗浄され、乾燥された後、使用に供される。製品活性炭に含有される不純物のうち、塩素は、触媒性能に悪影響を及ぼす可能性があるため、できるだけ少ない方が好ましい。したがって、塩化亜鉛や塩酸などを用いて製造された活性炭は、十分に洗浄し含有塩素をできる限り除去することが好ましい。活性炭の形状にも特に制限はなく、粉末状、球状、ペレット状および繊維状など種々の活性炭が使用できる。
活性炭における内部比表面積/外部比表面積は、活性炭の原料や賦活条件により変更することが可能であり、適した条件を選択することにより目的とする内部比表面積/外部比表面を達成することができる。
活性炭以外の担体としては、例えば、カーボンブラック、シリカ、アルミナ、シリカアルミナ、マグネシア、カルシア、チタニアおよびジルコニア等が挙げられる。
本発明の液相酸化反応用触媒は、上記のような担体に金属が担持されているものである。金属としては、例えば、パラジウム、白金、ロジウム、ルテニウム、イリジウム、金、銀、レニウム、オスミウムが挙げられる。少なくともパラジウムが担持されていることが好ましい。パラジウムは異種金属と合金化されていても良い。
本発明の液相酸化反応用触媒の製造方法としては特に制限はなく、含浸法、ポアフィリング法、インシピエントウェットネス法および蒸発乾固法などによって、酸化状態の金属原子を含有する金属化合物を、上記のような担体の存在下で還元剤により活性化(還元)する方法を採ることができる。
用いる酸化状態の金属原子を含有する金属化合物には特に制限はなく、金属塩、金属錯体および金属酸化物を用いることができる。例えば、パラジウムを担体に担持させるために使用するパラジウム化合物としては、塩化パラジウム、硝酸パラジウム、硫酸パラジウム、酢酸パラジウム、ビスアセチルアセトナートパラジウム、テトラアンミンパラジウムクロライドおよびジニトロジアミノパラジウムなどを用いることができる。これらは1種で使用することも2種以上を併用することもできる。複数種の金属を担持させるためには、対応する複数種の金属化合物を併用することができる。
活性化に用いる還元剤も特に制限されず、金属化合物中の酸化状態の金属原子を還元する能力を有するものであればよい。例えば、ヒドラジン、ホルムアルデヒド、水素、アルコール類およびオレフィン類などを用いることができる。
活性化の方法としては、担体及び前述の金属化合物を適当な溶媒に分散・溶解し、金属化合物を担体中に浸み込ませる含浸処理をした後、またはそれと同時に、前述の還元剤を添加して接触還元させる方法を用いることができる。活性化条件も、用いる還元剤により適宜選択することができるが、例えば、還元剤がプロピレンである場合には、上記金属化合物と担体を溶媒に分散した溶液をオートクレーブに仕込み、プロピレン加圧および加熱を行なって一定時間の攪拌保持をすることにより活性化できる。プロピレン加圧における圧力は、0.1MPa(ゲージ圧;以下圧力はゲージ圧表記とする)以上が好ましく、より好ましくは0.2MPa以上であり、特に好ましくは0.3MPa以上である。また、2.0MPa以下が好ましく、より好ましくは1.5MPaであり、特に好ましくは1.0MPaである。撹拌保持の温度は、0℃以上が好ましく、より好ましくは10℃以上、特に好ましくは20℃以上である。また、120℃以下が好ましく、より好ましくは110℃以下であり、特に好ましくは100℃以下である。また、攪拌保持の時間は、0.1時間以上が好ましく、より好ましくは0.3時間以上であり、特に好ましくは0.5時間以上である。また、24時間以下が好ましく、より好ましくは20時間以下であり、特に好ましくは18時間以下である。
金属の担体への担持率としては、担持前の担体質量に対して0.1質量%以上が好ましく、より好ましくは0.5質量%以上であり、特に好ましくは1質量%以上である。また、50質量%以下が好ましく、より好ましくは45質量%以下であり、特に好ましくは40質量%以下である。
活性化により得られた液相酸化反応用触媒は、吸引ろ過や遠心分離により分離される。その後、必要に応じて洗浄や乾燥を行なってもよい。特に金属化合物として金属塩化物を用いた場合には、十分な洗浄を行ない、触媒中に残存する塩素をできるだけ除去しておくことが好ましい。
本発明の触媒は液相酸化用触媒であり、例えば、分子状酸素を酸化剤とし、液相においてメタノールからギ酸メチル、エタノールから酢酸エチル、ベンジルアルコールからベンズアルデヒド、オレフィンまたはα,β−不飽和アルコールからα,β−不飽和アルデヒドまたはα,β−不飽和カルボン酸、およびα,β−不飽和アルデヒドからα,β−不飽和カルボン酸を製造する反応等に使用できる。特に本発明の触媒は、分子状酸素を酸化剤とし、液相においてオレフィンまたはα,β−不飽和アルデヒドを酸化して、α,β−不飽和アルデヒドまたはα,β−不飽和カルボン酸を製造するために好適である。
原料のオレフィンとしては、例えば、プロピレン、イソブチレン、1−ブテン、2−ブテン等が挙げられる。また、原料のα,β−不飽和アルデヒドとしては、例えば、アクロレイン、メタクロレイン、クロトンアルデヒド(β−メチルアクロレイン)、シンナムアルデヒド(β−フェニルアクロレイン)等が挙げられる。原料のオレフィンまたはα,β−不飽和アルデヒドには、不純物として飽和炭化水素および/または低級飽和アルデヒド等が少々含まれていてもよい。
原料がオレフィンの場合、オレフィンと同一炭素骨格を有するα,β−不飽和アルデヒドおよびα,β−不飽和カルボン酸が製造され、原料がα,β−不飽和アルデヒドの場合、α,β−不飽和アルデヒドのアルデヒド基がカルボキシル基となったα,β−不飽和カルボン酸が製造される。具体的には、原料がプロピレンの場合アクロレインおよびアクリル酸が得られ、原料がイソブチレンの場合メタクロレインおよびメタクリル酸が得られる。また、原料がアクロレインの場合アクリル酸が得られ、原料がメタクロレインの場合メタクリル酸が得られる。
本発明の液相酸化反応用触媒は、プロピレンからアクロレインおよびアクリル酸、アクロレインからアクリル酸、イソブチレンからメタクロレインおよびメタクリル酸、メタクロレインからメタクリル酸を製造する液相酸化に特に好適である。
本発明の液相酸化反応用触媒を用いた目的生成物の製造、特にα,β−不飽和アルデヒドまたはα,β−不飽和カルボン酸の製造、に用いられる溶媒は、ケトン類、カルボン酸類、アルコール類、エステル類およびエーテル類などの有機溶媒が挙げられる。これらのうち、炭素数が3〜6であるものが好ましく、アセトン、メチルエチルケトン、メチルイソブチルケトン、シクロペンタノン、シクロヘキサノン、酢酸、プロピオン酸、酪酸、iso−酪酸、α−メチル酪酸、n−吉草酸、iso−吉草酸、ヘキサン酸、ヘプタン酸、1−プロパノール、2−プロパノール、1−ブタノール、2−ブタノール、tert−ブタノール、1−ペンタノール、2−ペンタノール、シクロペンタノール、1−ヘキサノール、2−ヘキサノール、シクロヘキサノール、酢酸エチル、酢酸プロピル、酢酸ブチル、γ−ブチロラクトンおよび1,4−ジオキサンからなる群より選ばれた少なくとも一つの化合物であることが好ましい。
液相酸化反応を行う反応液中の原料、特にオレフィンまたはα,β−不飽和アルデヒド、の量は、溶媒100質量部に対して、0.1質量部以上が好ましく、より好ましくは0.5質量部以上である。また、80質量部以下が好ましく、より好ましくは70質量部以下である。
液相酸化反応に用いる分子状酸素の源は、空気が経済的であり好ましいが、純酸素または純酸素と空気の混合ガスを用いることもでき、必要であれば、空気または純酸素を窒素、二酸化炭素、水蒸気等で希釈した混合ガスを用いることもできる。この空気等のガスは、通常オートクレーブ等の反応容器内に加圧状態で供給される。
使用する分子状酸素の量は、原料、特にオレフィンまたはα,β−不飽和アルデヒド、1モルに対して、0.1モル以上が好ましく、より好ましくは0.3以上であり、特に好ましくは0.5モル以上である。また、30モル以下が好ましく、より好ましくは25モル以下であり、特に好ましくは20モル以下である。
液相酸化反応用触媒は液相酸化を行なう反応液に懸濁させた状態で使用するのが好ましいが、固定床で使用してもよい。反応液中の液相酸化反応用触媒の量は、液相酸化を行う反応器内に存在する溶液100質量部に対して、その反応器内に存在する液相酸化反応用触媒として0.01質量部以上が好ましく、より好ましくは0.2質量部以上である。また、60質量部以下が好ましく、より好ましくは50質量部以下である。
液相酸化反応は、連続式、バッチ式の何れの形式で行ってもよいが、生産性を考慮すると連続式が好ましい。
液相酸化を行なう温度および圧力は、用いる溶媒および原料によって適宜選択される。反応温度は、60℃以上が好ましく、より好ましくは70℃以上である。また、200℃以下が好ましく、より好ましくは150℃以下である。反応圧力は、0.5MPa以上が好ましく、より好ましくは2MPa以上である。また、15MPa以下が好ましく、より好ましくは12MPa以下である。
以下、本発明について実施例、比較例を挙げて更に具体的に説明するが、本発明は実施例に限定されるものではない。下記の実施例および比較例中の「部」は「質量部」を意味する。
(担体の比表面積測定)
担体の比表面積は、Micromeritics社製自動比表面積/細孔分布測定装置TriStar3000(商品名)を用いて、窒素ガス吸着法(定容法)により測定した。この方法により測定可能な比表面積は、およそ0.1〜120nmの範囲に細孔径を有する細孔および外部の比表面積であり、本発明において記載されている全ての比表面積は相対圧(吸着平衡圧/飽和蒸気圧)を上昇させる方向での窒素吸着量の変化(吸着等温線)をもとに算出した。
上記の測定において、BET法により、担体の単位質量あたりの全比表面積(BET比表面積;SA(BET))を算出した。また、上記の測定において、厚み式としてHarkins&Jura式を用いて得られたt−plotより外部比表面積を算出し、さらにBET比表面積とから内部比表面積を算出して、内部比表面積/外部比表面積を求めた。これらの算出には、下式(A)〜(D)を用いた。
(厚み曲線式)
t[nm]=0.1×[13.9900/[0.0340-log(P/P0)]]0.500 (A)
(内部比表面積)
SA(IN)[m2/g]=(BET比表面積)−(外部比表面積) (B)
(外部比表面積)
SA(EX)[m2/g]=1.547×(t-plotの段階(3)での直線の傾き) (C)
(内部比表面積と外部比表面積との比)
内部比表面積/外部比表面積=SA(IN)/SA(EX) (D)
ここで、tは窒素吸着層の厚み、PおよびP0はそれぞれ吸着平衡圧および飽和蒸気圧である。P/P0は相対圧であり、0<P/P0<1である。また、1.547は密度変換係数である。
(原料および生成物の分析)
原料および生成物の分析はガスクロマトグラフィーを用いて行った。オレフィンまたはα,β−不飽和アルデヒドの反応率、α,β−不飽和アルデヒドの選択率および収率、ポリマー・オリゴマーの選択率、α,β−不飽和カルボン酸の選択率および収率は以下のように定義される。
オレフィンまたはα,β−不飽和アルデヒドの反応率(%)
=(F/E)×100
α,β−不飽和アルデヒドの選択率(%)=(G/F)×100
α,β−不飽和カルボン酸の選択率(%)=(H/F)×100
ポリマー・オリゴマーの選択率(%) =(I/F)×100
α,β−不飽和アルデヒドの収率(%) =(G/E)×100
α,β−不飽和カルボン酸の収率(%) =(H/E)×100
ここで、Eは供給したオレフィンまたはα,β−不飽和アルデヒドのモル数、Fは反応したオレフィンまたはα,β−不飽和アルデヒドのモル数、Gは生成したα,β−不飽和アルデヒドのモル数、Hは生成したα,β−不飽和カルボン酸のモル数、Iは生成したポリマーおよびオリゴマーの総質量(単位:g)を供給したオレフィンまたはα,β−不飽和アルデヒドの分子量で除して算出したオレフィンまたはα,β−不飽和アルデヒド換算のポリマーおよびオリゴマーのモル数である。ここで、α,β−不飽和アルデヒドの酸化反応の場合には、G=0である。
[実施例1]
(触媒調製)
酢酸パラジウム(N.E.ケムキャット製)1.1部を85質量%酢酸水溶液70.0部に加熱溶解した。この溶液に、BET比表面積が753m2/gであり、SA(IN)/SA(EX)=9.1(境界となる細孔径は1.4nm)である活性炭(石炭原料)5.0部を添加し、オートクレーブに仕込み密閉した。攪拌を開始し、0.8MPaのプロピレンガスを導入後、50℃で1時間保持した。その後、オートクレーブを氷浴により冷却し、内液の温度を20℃まで戻した後、内圧を開放した。黒色懸濁液を窒素気流下で吸引ろ別し、酢酸で洗浄して活性炭担持パラジウム触媒を得た。この触媒のパラジウム担持率は10質量%であった。用いた活性炭のt−plotを、図1に示した。
(反応評価)
上記の方法で得た活性炭担持パラジウム触媒の全量をp−メトキシフェノールを200ppm含有する85質量%酢酸水溶液140部に分散し、この溶液にメタクロレイン6.0部を添加した。これをオートクレーブに仕込み、密閉し、攪拌(回転数1000rpm)および加熱を開始した。内液の温度が90℃に達した時点で圧縮空気を3.5MPaまで導入し、反応を開始し、内圧が2.5MPaに到達した時点を反応終了とした。反応終了後、氷浴により内液の温度が20℃になるまで冷却した後、内圧を開放し、ガスは捕集した。反応液および捕集ガスはガスクロマトグラフィーにより分析した。評価結果は、表1に示した。
[実施例2]
BET比表面積が785m2/gであり、SA(IN)/SA(EX)=18.4(境界となる細孔径は1.4nm)である活性炭(石炭原料)を用いたこと以外は実施例1と同様にして、触媒調製および反応評価を行なった。評価結果は、表1に示した。
[実施例3]
BET比表面積が988m2/gであり、SA(IN)/SA(EX)=35.5(境界となる細孔径は1.2nm)である活性炭(ヤシガラ原料)を用いたこと以外は実施例1と同様にして、触媒調製および反応評価を行なった。評価結果は、表1に示した。
[実施例4]
BET比表面積が1290m2/gであり、SA(IN)/SA(EX)=86.3(境界となる細孔径は1.2nm)である活性炭(合成樹脂原料)を用いたこと以外は実施例1と同様にして、触媒調製および反応評価を行なった。評価結果は、表1に示した。
[実施例5]
BET比表面積が1073m2/gであり、SA(IN)/SA(EX)=324.4(境界となる細孔径は1.3nm)である活性炭(ヤシガラ原料)を用いたこと以外は実施例1と同様にして、触媒調製および反応評価を行なった。評価結果は、表1に示した。
[実施例6]
BET比表面積が690m2/gであり、SA(IN)/SA(EX)=541.8(境界となる細孔径は1.2nm)である活性炭(合成樹脂原料)を用いたこと以外は実施例1と同様にして、触媒調製および反応評価を行なった。評価結果は、表1に示した。
[実施例7]
BET比表面積が1345m2/gであり、SA(IN)/SA(EX)=6.4(境界となる細孔径は1.6nm)である活性炭(石炭原料)を用いたこと以外は実施例1と同様にして、触媒調製および反応評価を行なった。評価結果は、表1に示した。
[実施例8]
BET比表面積が1189m2/gであり、SA(IN)/SA(EX)=4.5(境界となる細孔径は1.8nm)である活性炭(ヤシガラ原料)を用いたこと以外は実施例1と同様にして、触媒調製および反応評価を行なった。評価結果は、表1に示した。
[実施例9]
実施例1と同様の手順で調製した触媒を、p−メトキシフェノールを200ppm含有する70質量%tert−ブタノール水溶液120部に分散した。これをオートクレーブに仕込み、密閉し、液化イソブチレン6.8部を導入した後、攪拌(回転数1000rpm)および加熱を開始した。内液の温度が90℃に達した時点で、窒素ガスを2.4MPa(ゲージ圧)まで、その後、圧縮空気を4.8MPaまで導入し、反応を開始した。反応中は、内圧が0.3MPa減少した時点で純酸素を4.8MPaまで導入する操作を繰り返し、120分経過した時点で反応終了とした。反応終了後、氷浴により内液の温度が20℃になるまで冷却した後、内圧を開放し、ガスは捕集した。反応液および捕集ガスはガスクロマトグラフィーにより分析した。評価結果は、表1に示した。
[比較例1]
BET比表面積が649m2/gであり、SA(IN)/SA(EX)=2.0(境界となる細孔径は1.2nm)である活性炭(石炭原料)を用いたこと以外は実施例1と同様にして、触媒調製および反応評価を行なった。用いた活性炭のt−plotを、図1に示した。評価結果は、表1に示した。
[比較例2]
BET比表面積が946m2/gであり、SA(IN)/SA(EX)=3.0(境界となる細孔径は1.2nm)である活性炭(石炭原料)を用いたこと以外は実施例1と同様にして、触媒調製および反応評価を行なった。評価結果は、表1に示した。
[比較例3]
BET比表面積が837m2/gであり、SA(IN)/SA(EX)=3.9(境界となる細孔径は1.0nm)である活性炭(ヤシガラ原料)を用いたこと以外は実施例1と同様にして、触媒調製および反応評価を行なった。評価結果は、表1に示した。
[比較例4]
BET比表面積が1612m2/gであり、SA(IN)/SA(EX)=3.9(境界となる細孔径は2.1nm)である活性炭(木質原料)を用いたこと以外は実施例1と同様にして、触媒調製および反応評価を行なった。評価結果は、表1に示した。
[比較例5]
比較例1で使用した活性炭を用いたこと以外は実施例9と同様にして、触媒調製および反応評価を行なった。評価結果は、表1に示した。
Figure 2006061813
表中の略号は以下を表す。
「iC4’」:液化イソブチレン
「MAL」:メタクロレイン
「MAA」:メタクリル酸
一般的なt−plotを模式的に示す図である。 実施例1および比較例1で用いた担体についてのt−plotを示す図である。

Claims (3)

  1. BET法により測定した単位質量あたりの表面積(BET比表面積)の値から、t−plot法により測定した単位質量あたりの外部表面積(外部比表面積)の値を減じた値を内部比表面積とするとき、内部比表面積/外部比表面積が4以上である担体に、金属が担持されていることを特徴とする液相酸化反応用触媒。
  2. 請求項1に記載の液相酸化反応用触媒の製造方法であって、酸化状態の金属原子を含有する金属化合物を、前記担体の存在下で還元剤により活性化する液相酸化反応用触媒の製造方法。
  3. 請求項1に記載の液相酸化反応用触媒を用いて、分子状酸素を酸化剤とし、液相においてオレフィンまたはα,β−不飽和アルデヒドを酸化する、α,β−不飽和アルデヒドまたはα,β−不飽和カルボン酸の製造方法。
JP2004246652A 2004-08-26 2004-08-26 液相酸化反応用触媒、その製造方法、およびα,β−不飽和アルデヒドまたはα,β−不飽和カルボン酸の製造方法 Pending JP2006061813A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004246652A JP2006061813A (ja) 2004-08-26 2004-08-26 液相酸化反応用触媒、その製造方法、およびα,β−不飽和アルデヒドまたはα,β−不飽和カルボン酸の製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004246652A JP2006061813A (ja) 2004-08-26 2004-08-26 液相酸化反応用触媒、その製造方法、およびα,β−不飽和アルデヒドまたはα,β−不飽和カルボン酸の製造方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2006061813A true JP2006061813A (ja) 2006-03-09

Family

ID=36108736

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004246652A Pending JP2006061813A (ja) 2004-08-26 2004-08-26 液相酸化反応用触媒、その製造方法、およびα,β−不飽和アルデヒドまたはα,β−不飽和カルボン酸の製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2006061813A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008063260A (ja) * 2006-09-06 2008-03-21 Ne Chemcat Corp 炭素−炭素結合生成反応によるカップリング生成物の製造方法
JP2008307450A (ja) * 2007-06-13 2008-12-25 Mitsubishi Rayon Co Ltd メタクリル酸製造用触媒、その製造方法及びこれを用いたメタクリル酸の製造方法
CN105498795A (zh) * 2014-09-25 2016-04-20 中国石油化工股份有限公司 甲基丙烯醛催化剂及其制备方法
JP2017130446A (ja) * 2016-01-15 2017-07-27 新日鐵住金株式会社 触媒担体用炭素材料、固体高分子形燃料電池用触媒層、及び固体高分子形燃料電池

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008063260A (ja) * 2006-09-06 2008-03-21 Ne Chemcat Corp 炭素−炭素結合生成反応によるカップリング生成物の製造方法
JP2008307450A (ja) * 2007-06-13 2008-12-25 Mitsubishi Rayon Co Ltd メタクリル酸製造用触媒、その製造方法及びこれを用いたメタクリル酸の製造方法
CN105498795A (zh) * 2014-09-25 2016-04-20 中国石油化工股份有限公司 甲基丙烯醛催化剂及其制备方法
JP2017130446A (ja) * 2016-01-15 2017-07-27 新日鐵住金株式会社 触媒担体用炭素材料、固体高分子形燃料電池用触媒層、及び固体高分子形燃料電池

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4846576B2 (ja) パラジウム含有触媒およびその製造方法
KR20150079750A (ko) 카복실산의 상응하는 알코올로의 개선된 수소화를 위한 촉진된 루테늄 촉매
KR101264031B1 (ko) α,β-불포화 카복실산 제조용 촉매 및 그의 제조방법, 및 α,β-불포화 카복실산의 제조방법
JP5001543B2 (ja) パラジウム含有担持触媒の製造方法
JP2006061813A (ja) 液相酸化反応用触媒、その製造方法、およびα,β−不飽和アルデヒドまたはα,β−不飽和カルボン酸の製造方法
JP2007090164A (ja) 貴金属含有触媒及びその製造方法、並びにそれを用いたα,β−不飽和カルボン酸及びα,β−不飽和カルボン酸無水物の製造方法
JP2007245068A (ja) 貴金属含有触媒およびそれを用いたα,β−不飽和カルボン酸の製造方法
JP4846575B2 (ja) α,β−不飽和カルボン酸の製造方法
JP2007044607A (ja) 貴金属含有触媒及びそれを用いたα,β−不飽和カルボン酸及びα,β−不飽和カルボン酸無水物の製造方法
JP5049118B2 (ja) パラジウム含有触媒の製造方法
JP4829730B2 (ja) パラジウム含有担持触媒の製造方法
JP4676887B2 (ja) α,β−不飽和カルボン酸の製造方法、その触媒及びその製造方法
JP4995479B2 (ja) α,β−不飽和カルボン酸およびα,β−不飽和カルボン酸骨格を有する酸無水物の製造方法
JP5340705B2 (ja) 貴金属含有触媒の製造方法、並びにα,β−不飽和カルボン酸及びα,β−不飽和カルボン酸無水物の製造方法
JP5084004B2 (ja) パラジウム含有担持触媒及びその製造方法、並びに、α,β−不飽和カルボン酸の製造方法
JP5906752B2 (ja) α,β−不飽和カルボン酸の製造方法
JP4699038B2 (ja) α,β−不飽和カルボン酸製造用触媒及びその製造方法、並びに、α,β−不飽和カルボン酸の製造方法
JP5609394B2 (ja) パラジウム含有担持触媒の製造方法、およびα,β−不飽和カルボン酸の製造方法
JP4507247B2 (ja) α,β−不飽和アルデヒド及び/またはα,β−不飽和カルボン酸製造用触媒、その製造方法及びその使用法
JP5416886B2 (ja) パラジウム含有担持触媒、およびα,β−不飽和カルボン酸の製造方法
JP4522841B2 (ja) 貴金属含有担持触媒、およびそれを用いたα,β−不飽和カルボン酸の製造方法
JP2005218953A (ja) パラジウム含有触媒およびその製造方法、並びに、α,β−不飽和カルボン酸の製造方法
JPWO2008081793A1 (ja) α,β−不飽和カルボン酸の製造方法
JP2009254956A (ja) パラジウム担持触媒、その製造方法、およびα,β−不飽和カルボン酸の製造方法
JP2008212818A (ja) パラジウム含有担持触媒の製造方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20070821

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20091112

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20091209

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20100331