JP2006061247A - 遊技者等判定システム - Google Patents

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Abstract

【課題】 不正行為を介在させて得た計数記録媒体(計数シートなど)を用いて景品交換を行わんとする不正行為者に対する的確な不正行為の抑制を行うことのできる遊技者等判定システムを提供することにある。
【解決手段】 遊技媒体計数設備16に遊技媒体を持参した計数希望者の顔情報を得て、この顔情報から顔認識データを取得する計数者顔認識手段(42,44)と、計数希望者の顔認識デ−タを計数記録媒体20上に読み取り可能に書込む書込み手段と、景品交換設備24にて景品交換を希望する景品交換者の顔情報を得て、この顔情報から顔認識データを取得する景品交換者顔認識手段(25,44)と、前記景品交換者の顔認識データを計数記録媒体20上に書き込まれた計数者の顔認識データと照合して同一人物であるか否かの判定を行う照合判定部48と、該照合判定部の判定結果を前記遊技施設の管理者に対して伝達する判定結果伝達手段27と、を備えている。
【選択図】 図2

Description

本発明は、遊技者等判定システム、特にパチンコやスロットマシンなどの遊技媒体を用いて遊技を行う遊技機器の設置された遊技施設における遊技者等につて顔の認識を行うことによって判定する遊技者等判定システムに関する。
図6は、一般的なパチンコやスロットマシンなどの遊技施設であるホールを示している。このホール10には、複数の遊技台12が並設されたいわゆる島14が設けられており、遊技者は、ホール10(パチンコ店など)に入り、まず、遊技媒体であるパチンコ玉やメダル等を借り出す。この借り出しは、ホール10の所定の箇所に設けられた貸出機14や各遊技台12の並設された貸出部から行うことができる。この借り出しは現金を使って行ったり、いわゆるプリペイドカードを利用した借り出しが可能となっている。
遊技者は、借りた遊技媒体を遊技機に投入することによって、その遊技台を使用可能であり、遊技媒体の獲得を目指した遊技を行うことができる。また、遊技中に獲得した遊技媒体は、通常、ホール10内に設けられた遊技媒体の計数設備16にて計数される。
すなわち、遊技者は、獲得した遊技媒体を計数設備16まで持参し、その獲得した遊技媒体を計数してもらい、計数結果の情報の記された計数記録媒体(例えば、紙にプリントされた計数シートや磁気カード等)を受け取る。一般的に計数設備16には、媒体受け入れ口16aから投入された遊技媒体を自動的に計数する自動計数部18を有し、更に、この計数結果を出力する計数結果出力部を有している。この計数結果出力部は、通常、計数結果についての情報等を表示した計数シート20を発行するシート発行部22などとして構成される。
また、ホール10内には、遊技媒体の計数を終了した遊技者が、計数シート20に表示された計数結果に表示された獲得遊技媒体の数量の範囲内で所望の景品と交換すらための景品交換設備24が設けられている。計数シート20を所持する者は、この景品交換設備24にて、上記計数シート20を渡すことにより、景品を獲得することができる。この景品交換設備24には、景品受け取りカウンター26や実際に景品を陳列した景品陳列部28が設けられている。
以上の様なホールシステムを有する状況において、ホールを利用する遊技者等についての認識管理は、ホール内の所定箇所に設置されたビデオカメラなどにより所定領域毎に行われ、遊技者が安全に且つ楽しく遊技できるように管理されている。また、管理を目的として、一定の個人情報を開示してもらいメンバー登録を行う登録システムを採用し、各メンバーの個人情報と共に顔情報等を蓄積しておくことなども行われる。
更に、ホール入場者の顔を認識してこれをホール内の管理に利用する技術としては、例えば、特許文献1の技術が存する。この技術は、パチンコ店舗における不正の監視システムであり、店舗の駐車場に入場した車両(ナンバープレート)や搭乗者を撮影する手段を有し、この撮影手段によって得た駐車場入場者情報と店舗内で入店者等を撮影した情報とを照合するものである。また、遊技台で遊技を行う人物を撮影する遊技客撮影手段の設置についても開示されている。これらの構成により、不正行為に対する防御策や不正行為発見後の対応がより的確なものとなり、また、駐車場に入場したが店舗には入店しない者をチェックすることなどにより不正行為の予防策にも活用することができるものである。
次に、特許文献2に開示された技術では、遊技台で遊技する顧客の個人情報を取得する手段を有し、遊技客が交替したことを判断した時には、新たな個人情報が記憶済みの情報か否かを判定することにより、店内の遊技客の数を管理するようにしたものである。この技術においても、遊技台毎の個人情報の取得は、台毎に設置したカメラにより行うことが開示されている。
特開2003−216775 特開2003−33551
図6にて説明したように、景品交換設備24では、遊技媒体の計数値に応じた景品の交換が行われるが、この交換は計数シート20を持参した者に対して特にチェックを行うことなく行われている。しかしながら、計数シート20を持参した者が、不正行為を行ったことに基づいてその計数シート20を所持している場合があるが、それを景品交換設備24にて確認することは困難であった。
例えば、遊技媒体計数設備16で計数を行った者が計数シート20を受領するが、その者からその計数シート20を不正に獲得した者、例えば、略取した者が景品交換設備24にその計数シート20を持参した場合でも景品交換設備24の管理者はその様な状況を認識したり、推測したりすることはできない。また、遊技台12にていわゆるゴト行為(不正行為)を行うことにより遊技媒体を獲得した者が、不正行為の追求を逃れるために他の者に遊技媒体を渡し、或いは計数後に計数シート20を他の者に渡した場合、景品交換設備24において、不正な行為が関与した結果の計数シート20であるか否かの判断を行うことは困難であった。
また、上述のようにパチンコなどの遊技施設(ホール10)においては、各施設内の貸出機14や遊技台12の貸出部から遊技媒体(パチンコ玉など)を借り出さなければならないが、各遊技施設では、貸し出す遊技媒体の貸出金額や獲得した遊技媒体の景品への変換率はそれぞれ異なっている。したがって、他店の遊技媒体を使用して遊技することは不正行為になる。例えば、他店舗で獲得した遊技媒体をより変換率の良い店舗へ持ち込んで計数してもらい、景品に交換するような行為は、施設営業者にとっては、看過しがたい不正行為となる。
また、ホール10内で正当に遊技媒体を借り出して多数の遊技媒体を獲得しているときに、隙をみて他人がその獲得した遊技媒体を無断で計数して、景品に交換してしまうような行為が行われる恐れもある。
従来のホールシステムでは、上述のように、他人が受領した計数シート20を不正に取得したような者、不適正な遊技媒体、例えば、他店舗の遊技媒体を計数設備に持参した者、あるいは他人の獲得した遊技媒体を勝手に16に持参して計数シート20を受領した者などに関して、これを景品交換設備24の段階で看破することはできなかった。また、この様な不正行為者の行為は、ホール10内のビデオカメラ等による監視で判別することは難しく、その様な不正行為を防止することは困難であった。
また、全ての遊技者がメンバー登録を行っている状況であれば、不正が行われたときにメンバー情報との照合を行うこと等によって状況把握を行うことができるが、多くの未登録遊技者が遊技を行っている現状ではメンバー登録による管理も完全なものではない。この様に、不正行為を行わんとする者に対した効果的に抑制作用を発揮するシステムが望まれていた。
特許文献1の技術においては、店舗の駐車場に入場した車両や搭乗者についての撮影情報や遊技台で遊技を行っている人物の撮影情報を下に、不正行為の未然防止対策を講じたり、不正行為発見後の対応をより的確に行うことは可能である。しかし、ゴト行為を行って獲得した遊技媒体によって得た計数記録媒体(計数シート20)を他の者に渡して景品交換をさせるような行為や、他人が取得した計数シート20を略取して景品交換を行う様な行為について、これらを看破するために役立つ有用な情報は得られなかった。すなわち、特許文献1の技術では、個々の入場者を継続的に追跡して監視を続けなければならないので、事実上不正な景品交換を防ぐことは困難であった。
次に、特許文献2に開示された技術では、遊技台で遊技する顧客の個人情報を基にして、店内の遊技客数を管理することは可能であるが、特許文献1の場合と同じく、計数シート20を景品交換設備24に持参するまでの過程における不正な行為の介在について、正確な判断情報を得ることはできなかった。
本発明は上記課題に鑑みてなれたものであり、その目的は、不正行為を介在させて得た計数記録媒体(計数シートなど)を用いて景品交換を行わんとする不正行為者に対する不正行為の抑制を行い、不正な景品交換が行われることを有効に防止する遊技者等判定システムを提供することにある。
上記課題を解決するため請求項1に係る遊技者等判定システムは、
遊技媒体の数を計数し計数結果を記録した計数記録媒体を発行する遊技媒体計数設備と、前記計数記録媒体の記録に基づいて計数値に応じた景品との交換を行う景品交換設備を施設内に備える遊技施設における遊技者等判定システムにおいて、前記遊技媒体計数設備に遊技媒体を持参した計数希望者の顔情報を得て、この顔情報から顔認識データを取得する計数者顔認識手段と、前記計数希望者の顔認識デ−タを前記計数記録媒体上に読み取り可能に書込む書込み手段と、前記景品交換設備にて景品交換を希望する景品交換者の顔情報を得て、この顔情報から顔認識データを取得する景品交換者顔認識手段と、前記景品交換者の顔認識データを前記計数記録媒体上に書き込まれた前記計数者の顔認識データと照合して同一人物であるか否かの判定を行う照合判定部と、該照合判定部の判定結果を前記遊技施設の管理者に対して伝達する判定結果伝達手段と、を備えている。
これにより、管理者、例えば景品交換設備の管理者は、景品交換のために景品交換設備に計数記録媒体を持参した者の顔認識データが、計数記録媒体上に記録された顔認識データ、すなわち、実際に遊技媒体を遊技媒体計数設備に持参した者の顔認識データと同一人物か否かを判定結果伝達手段によって認識することができる。したがって、少なくともその計数記録媒体の持参者が自らが実際に遊技媒体計数設備まで遊技媒体を持参して計数記録媒体を受領した者であるのか否かを確認することができる。なお、上記判定結果の伝達される管理者は、景品交換設備の管理者に限られるものではなく、他の場所でホールの全体管理を行っている管理者であってもよい。
この状況で、例えば、自ら計数記録媒体を受領した者でない者がその計数記録媒体を景品交換設備に持参していることを管理者が認識した場合、管理者は景品交換の希望者が如何にしてその計数記録媒体を入手したのかを確認する等の行為を行うことができる。この行為が行われることにより不正な行為を行おうとする者は、少なくとも顔に関する認識が行われていること、更にその不一致が認定されていることを知らされるので大きな不正行為抑制の機能が発揮される。
請求項2に係る遊技者等判定システムは、
前記計数希望者の顔認識デ−タを前記計数記録媒体上に読み取り可能に書込む書込み手段に代えて、前記計数者の顔認識データを格納する格納部を設け、前記照合判定部における前記景品交換者の顔認識データに基づく照合判定を前記格納部に格納された計数者顔認識データとの間で行う様にしたことを特徴としている。
本発明の基本的な作用については請求項1の発明と同様であるが、計数者顔認識データを格納部に格納することから、計数記録媒体上への書き込みを行う必要がなく、また、景品交換設備においてこれを読み取るための装置や読取りの作業を行う必要がない。なお、この構成は、ホールコンピュータなどによるトータル管理に好適である。
ただし、本発明の格納部に格納された計数者顔認識データ全体との照合を行う場合、計数者顔認識データ全体の中に同一人が存在したとしても持参された計数記録媒体自体の計数者でない場合もあり得るが、これは計数記録媒体の発行番号や発行時間と対応する情報を計数者顔認識データ毎に付しておくことで、持参された計数記録媒体の計数者か否かの判定も容易に行うことができる。
請求項3に係る遊技者等判定システムは、
複数配列された遊技台と、獲得された遊技媒体の数量に応じた景品との交換を行う景品交換設備を施設内に備える遊技施設における遊技者等判定システムにおいて、前記各遊技台毎の遊技者の顔情報を得て、この顔情報から顔認識データを取得する遊技者顔認識手段と、前記遊技者の顔認識データが各遊技台の特定情報と共に格納される遊技者データ格納部と、前記景品交換設備にて景品交換を希望する景品交換者の顔情報を得て、この顔情報から顔認識データを取得する景品交換者顔認識手段と、前記景品交換者の顔認識データを前記遊技者データ格納部に格納された遊技者顔認識データと照合してその遊技者顔認識データの中の一人と同一人物の顔であるか否かの判定を行う照合判定部と、該照合判定部の判定結果を前記遊技設備の管理者に伝達する判定結果伝達手段と、を備えている。
これにより、管理者、例えば景品交換設備の管理者は、景品交換のために景品交換設備に計数記録媒体を持参した者の顔認識データが、遊技者データ格納部に格納された遊技者顔認識データの中の人物と同一人物の者か否かを判定結果表示手段によって認識することができる。したがって、少なくともその景品交換希望者が、自ら実際に施設(ホール)内の遊技台を利用して遊技した者であるのか否かを確認することができる。なお、上記判定結果の伝達される管理者は、景品交換設備の管理者に限られるものではなく、他の場所でホールの全体管理を行っている管理者であってもよい。
例えば、景品交換設備の管理者が、景品交換者が施設内で自らが遊技した者ではないことを認識した場合、計数記録媒体を如何にして入手したかについて確認することができる。これにより、例えば、当該施設内で貸し出された種類の遊技媒体でない遊技媒体をもって計数した様な者に対する景品交換の際における抑制機能や不正防止機能が発揮される。また、投入された遊技媒体が自店舗の適正な遊技媒体であった場合でも、それが自分で獲得した遊技媒体でないことは認識されるので、その旨を伝え、更に理由を口頭で確認することなどにより、無断で他人の遊技媒体を計数して、景品交換を行うような不正行為を抑制することが可能となる。また、ゴト行為により遊技媒体を獲得した者については、その者の遊技者顔認識データにその不正行為情報を付加しておくことは容易に行い得るので、景品交換希望者の顔認識データとの照合により、景品交換設備における不正者の景品交換の阻止も可能となる。
請求項4に係る遊技者等判定システムは、
複数配列された遊技台と、遊技媒体の数を計数し計数結果を記録した計数記録媒体を発行する遊技媒体計数設備と、計数記録媒体に記録された遊技媒体の数量に応じた景品との交換を行う景品交換設備と、を施設内に備える遊技施設における遊技者等判定システムにおいて、前記各遊技台毎の遊技者の顔情報を得て、この顔情報から顔認識データを取得する遊技者顔認識手段と、前記遊技者の顔認識データが各遊技台の特定情報と共に格納される遊技者データ格納部と、前記遊技媒体計数設備に遊技媒体を持参した計数希望者の顔情報を得て、この顔情報から顔認識データを取得する計数者顔認識手段と、前記計数者顔認識手段で取得した計数者顔認識デ−タを前記計数記録媒体上に読み取り可能に書込む書込み手段と、前記景品交換設備にて景品交換を希望する景品交換者の顔情報を得て、この顔情報から顔認識データを取得する景品交換者顔認識手段と、前記景品交換者の顔認識データを前記遊技者データ格納部に格納された遊技者顔認識データ及び前記計数記録媒体上に書き込まれた計数者顔認識デ−タの双方と照合し、前記遊技者顔認識データの中の一人と同一人物の顔であるか否か及び前記計数記録媒体に書き込まれた計数者顔認識デ−タと同一人物であるか否かの判定を行う照合判定部と、該照合判定部の判定結果を前記遊技設備の管理者に対して伝達する判定結果表示手段と、を備えている。
この構成によれば、請求項1乃至請求項3の遊技者等判定システムを統合したトータル的な照合判定が可能となっている。すなわち、管理者、例えば景品交換設備の管理者は、景品交換のために景品交換設備に計数記録媒体を持参した者の顔認識データと前記遊技者データ格納部及び計数者顔認識デ−タの双方と照合結果により、よりトータル的な認識に基づく処置が可能となる。すなわち、前記遊技者データ格納部及び計数者顔認識デ−タの何れかの顔認識データの中に存在しない景品希望者あるいは双方のデータに存在しない景品交換希望者に対して、それぞれより細かい内容の質問を行うことが可能である。したがって、不正を行わんとする者に対しては、顔認識データを取られた上に細かいチェックを受けていることを認識させることができるので、より大きな不正抑制機能を発揮する。
請求項5に係る遊技者等判定システムは、
前記計数記録媒体上への書込み手段に代え、前記計数者顔認識手段で取得した計数者顔認識デ−タが格納される計数者データ格納部を設け、前記照合判定部において照合される計数者顔認識デ−タは、前記計数者データ格納部に格納された計数者顔認識デ−タを用いて行われることを特徴とする。本項の発明は、上記請求項2と同様に計数者顔認識デ−タを計数者データ格納部に格納し、格納されたデータについて照合判定を行うものであり、請求項4の発明に対して請求項2と同様の作用を付加するものである。
請求項6に係る遊技者等判定システムは、
前記遊技媒体計数設備は、遊技媒体を計数する計数部と、計数結果情報を記録した計数記録媒体を発行する計数記録媒体発行部と、を有し、当該遊技媒体計数設備の内部又は外部に設けられる制御部によって、前記計数者顔認識手段が当該持参者の顔認識データを取得したことを条件として、前記計数部又は前記計数記録媒体発行部の作動が行われる様に制御することを特徴とする。
この構成によれば、制御部の制御により、計数者顔認識手段が当該遊技媒体を遊技媒体計数設備に持参した者の顔認識データを取得するまでは、遊技媒体の計数又は計数記録媒体発行部の作動は行われない。すなわち、顔認識データを取得されることを拒む者がある場合、計数が行われないか、計数記録媒体の発行が行われない状態となる。したがって、遊技媒体計数設備における計数者の顔認識データの取得は確実なものとなる。
請求項7に係る遊技者等判定システムは、
前記遊技者顔認識手段は、当該各遊技台の遊技者が存在するか否かを検知する存在検知部を有し、前記各遊技台の遊技者が不存在状態から存在状態に変化する毎に新たに前記各遊技台の遊技者の顔認識データを取得することを特徴とする。これにより、遊技台で遊技を行った遊技者の顔認識データを漏れなく取得することができる。
本発明に係る遊技者等判定システムによれば、景品交換設備に計数記録媒体を持参した者の顔認識データに基づいて、その者が施設内の他の設備での行為者の中に存在するか否かの照合判定を行い、その判定結果を得た上で景品交換サービスが行われる。これにより、不正な経緯を経て行われんとする景品交換について、その景品交換者に対し顔認識データを取っていること、且つ顔の不一致状況が存することなどを認識させることができ、不正行為に対する大きな抑制機能を発揮することができる。
以下、図面に基づいて、本発明に係る好適な実施の形態を詳細に説明する。図1は、本発明に係る遊技者等判定システムの全体構成を示す概念図であり、例えばパチンコやスロットマシンの施設を例に取っている。なお、図5に示した従来の構成と同様の構成には同一の符号を付し、その説明を省略する。
図示のように、ホール10内に設置された景品交換設備24には、計数記録媒体である計数シート20を持参した景品交換希望者の顔情報を得るためのカメラ25が設置されている。カメラ25は少なくとも景品交換希望者の顔を含む所定の領域を可能な限り正面から写すことのできる位置に設置される。
このカメラ25によって取得した顔を含む映像情報に基づいて、景品交換希望者の顔認識データが取得される。このデータの取得のための構成は、本件発明の特徴的な構成要素ではなく、既に実用化されている種々の顔認識システムを用いることが可能である。この様なシステムは、例えば、取得した画像データから顔の特徴点を検出して位置データなどに変換して顔認識データとし、それらの照合を行うものである。本実施例では、この顔認識データの取得のための処理は本実施例ではホールコンピュータ40によって行われる。
図において、符号27は景品交換希望者の顔認識データに基づいて行われた判定、照合の結果を景品交換設備24の管理者に伝達するための手段であり、例えば肯定的、否定的判定の結果を識別できるように点滅する発光部などである。また、判定結果の伝達は、景品交換設備24に端末が設置されディスプレイが存在する場合、そのディスプレイ上に表示するようにしても良い。
次に、遊技媒体計数設備16について説明する。図1に示したように、遊技媒体計数設備16には、従来と同じく自動計数部18及びシート発行部22が設けられており、特徴的なことは、遊技媒体を持参した者の顔を含む映像情報を取得するためのカメラ42が設置されていることである。カメラ42は少なくとも遊技媒体の持参者の顔を含む所定の領域を可能な限り正面から写すことのできる位置に設置される。
このカメラ42によって取得した顔を含む映像情報に基づいて、計数者顔認識データが取得されるが、これは上述した景品交換設備24における顔認識データの取得と同様に既に実用化された顔認識システムを用いることで足りる。本実施例では、この顔認識データの取得のための処理もホールコンピュータ40によって行われる。
次に、各島14に複数並設された遊技台12には、それぞれその遊技台を使用している遊技者の顔を含む映像情報を取得するための手段として、カメラ30が設置されている。カメラ30の設置位置は、可能な限り遊技者を正面から捉えることのできる位置が好適であり、遊技台12の中や枠部分の上部に目立たないように設置される。但し、カメラ30の設置は必ずしも各台毎に行う必要はなく、各島の14の上部の複数箇所に設置することも可能である。例えば、2台〜3台の遊技者を1つのカメラ30で撮影するようにしても良い。
このカメラ30の撮影動作は自動的に制御され、制御部は後述するホールコンピュータ40によるか、或いは各遊技台12毎に設けられた制御部によって制御される。また、各遊技台12には、その遊技台12の遊技者の存在、不存在を検知する遊技者存在検知手段13が設けられている。例えば、赤外線などの光学的検知手段が設けられ、不存在状態と存在状態との間の変化を検知し信号を出力する。本実施例では、カメラ30にて取得された顔を含む映像情報は、ホールコンピュータ40に送られる。
図2は、実施例に係るホールコンピュータ40の主要構成を示しており、まず、ホールコンピュータ40は、データ処理部44を有しており、このデータ処理部44は、景品交換設備24,遊技媒体計数設備16、遊技台12にてそれぞれ景品交換希望者、計数希望者及び遊技者の顔の映像情報を撮影するカメラ25,42,30からの映像情報が送られる様に設置されている。この44では、各カメラ25,42,30からの映像情報に基づいて各顔認識データが取得される。また、44には記憶部46が接続されており、44で取得された各顔認識データが格納される。
更に、ホールコンピュータ40には、照合判定部48が設けられており、景品交換者の顔(景品交換者顔認識データ)を記憶部46に格納された顔認識データと照合、判定するための照合判定部48を有している。照合判定部48は判定対象者の景品交換者顔認識データと、他の顔認識データとを照合し、何れの者であるかの肯定的判定又は何れの計数者の顔認識データにも該当するものがないという否定的判定を行うものである。
次に、上記構成を有する実施の形態に基づいて行われる第1の照合判定の動作について、図3のフローチャートに基づいて説明する。同図における照合判定は、景品交換設備24における顔の照合判定を遊技媒体計数設備16で計数を行った計数者の顔認識データとの間で行うものである。まず、ステップ(以下、単に「S」と言う)101において、遊技媒体計数設備16における計数希望者のカメラ42による撮影が行われる。撮影対象は遊技媒体計数設備16に遊技媒体を持参した者であり、できるだけ顔の正面からの撮影を行うのが好適であり、撮影された映像情報は、ホールコンピュータ40のデータ処理部44にて計数者顔認識データに変換された後、記憶部46に格納される(S102)。この格納は撮影時間や計数シート20の発行ナンバーなどと共に行うのが好適である。
また、S103において、計数者顔認識データが確かに格納されたか否か、すなわち、S101及びS102の双方の処理が計数希望者に拒否されたり、正確なデータの取得ができていないようなじょうきょうの確認を行う。そして、S101又はS102の何れかの処理が的確に行われず、計数者顔認識データが確かに格納されていない場合(Noの場合)、S101及びS102の処理が再度行われる。S102の計数者顔認識データの記憶部46への格納がなされたことが確認された場合(Yesの場合)、S104にて計数記録媒体である計数シート20の発行が行われる。例えば、この判定による制御動作は、ホールコンピュータ40の記憶部46へのデータ蓄積がなされたときに計数設備に対して計数動作が可能となる信号を送ることなどにより制御される。なお、計数者顔認識データは例えば、バーコード等として計数シート20上に書き込むのが好適である。
この動作によって、遊技媒体計数設備16における計数希望者の顔認識データの取得がなされるまで計数シート20の発行は行われないので、計数者顔認識データの取得漏れを確実に防止することができる。また、計数希望者が顔の撮影を拒む場合や顔が撮影できないようにしている場合には、計数シート20の発行が行われないので、管理者はその状況を伝えるなどの動作を行うこととなる。通常はこの様な顔認識データの取得は計数者、景品交換者の安全に寄与するものであることから、その趣旨の説明により協力を受けうるものと考えられる。
次に、S105において、景品交換設備24における景品交換希望者の撮影が行われる。これは、景品交換設備24に設置されたカメラ25により行われ、撮影対象は景品交換設備24に計数シート20を持参した者であり、撮影された映像情報は、ホールコンピュータ40のデータ処理部44にて計数者顔認識データに変換された後、記憶部46に格納される(S106)。
そして、S107において、照合対象の景品交換者希望者と同一人物が計数者顔認識データの中に存在するか否かの判定が行われる。この照合は、上述のように計数シート20上に計数者顔認識データが書き込まれている場合、景品交換設備24にてその読み取りを行った後、照合判定が行われる。計数シート20上に顔認識データが書き込まれていない場合、記憶部46に格納された計数者顔認識データとの照合が行われる。その場合、同時に格納されている計数シート20の発行ナンバーなどを併せて照合することにより、持参された計数記録媒体(計数シート20)の計数者の顔との照合結果を得ることができる。
そして、同一人である(YES)と判定された場合、その肯定的判定が景品交換設備24の管理者に伝達される(S108)。一方、S107にて景品交換者希望者と計数シート20に書き込まれた計数者の顔ではない、若しくは記憶された計数者顔認識データの中に存在しないと判定された場合(Noの場合)、S109にてその否定的な判定が景品交換設備24の管理者に伝達される。
このS108とS109の伝達により、管理者は景品交換設備24に計数シート20を持参者して景品交換をしようとする者が実際に計数を行った者であるか否かを認識しつつ次の動作を行うことができる。すなわち、肯定的な判定結果であれば特別なことは行わず景品交換サービスを行い、否定的な判定結果であれば、その景品交換希望者が計数シートを持参した事情を確認する等の動作を行ってから景品交換サービスを行う様にすることができる。例えば、他人から景品交換を頼まれたのか、計数を行ったのは誰か、本人はどの台で遊技を行ったのかなどを確認することが考えられる。
この様な照合判定の結果を得ることにより、不正に計数シート20を取得して景品交換を行おうとする者の不正行為の抑制を行うことができる。すなわち、自ら計数を行っていない者は、顔認識データを取られ、事情を聞かれた上で、景品を取得できるので、不正行為の抑制機能としては大きなものである。また、計数者顔認識データに存在しない旨の確認を行うだけで、不正行為者に対して景品交換サービスを行った場合でもその者の顔認識データは取得されているので、次回の照合判定時にその情報を加味することも可能であり、また不正行為者に対して顔認識データを取得したことだけは認識させることができるので、その者による同遊技施設における再度の不正行為の抑制が図られる。もちろん、S108の否定的判定結果を受けた場合には、不正が行われていないという事情が確認されるまで景品交換サービスを行わないとする強行な措置を取ることも可能である。
次に、図4に基づいて、第2の照合判定の動作について説明する。同図に示した例は、景品交換設備24において取得した景品交換者顔認識データによる照合判定を遊技台12で遊戯した者の遊技者顔認識データとの間で行うものである。各遊技台12で遊技を行っている者の遊技者顔認識データの取得動作については、まず、S201において、遊技者顔認識データの取得のタイミングであるか否かの判断が行われる。すなわち、この遊技者顔認識データの取得は、その遊技台12における遊技者が交替する度に行われるので、各遊技台12の遊技者存在検知手段13が遊技者の不存在状態の検知から存在状態の検知に変化したことの判定が行われる。
そして、遊技者の不存在状態から存在状態に変化したことを検知した場合(YESの場合)には、S202において、各遊技台12に設置されたカメラ30で遊技者を撮影する。これは、不存在状態から存在状態に変化したことを検知した信号がホールコンピュータ40の制御部又は設けられている場合には各遊技台12のカメラ制御部に送られ、カメラ30は撮影を行うように制御されるものである。
したがって、遊技者が別の者に入れ替わった場合だけでなく、同一の遊技者が席を立って再度同じ台に戻ってきたような場合にも撮影が行われるが、その様な場合、照合判定部48にて、既に格納されている第1の顔認識データと照合して同一人と判定した場合には、前回の遊技台番号や時間との関連情報と共に記憶部46に記憶するようにしてもよい。
次に、S203において、この撮影した映像情報は、各遊技台12の特定情報、例えば、遊技台番号と共にホールコンピュータ40に送られる。この情報を受けたホールコンピュータ40のデータ処理部44は、この映像情報に基づき顔を識別し、顔の特徴に基づく第1の顔認識データを取得し、遊技台番号などと共に記憶部46に格納する。
なお、ホールコンピュータ40によって、全ての遊技台12の遊技状況の監視を行っているシステムを備えている場合、上記カメラ30による撮影は、上述のような遊技者存在検知手段13の設置によることなく、当該遊技台12における遊技者の遊技動作が所定時間以上停止した後、再開されたことを検知して、その時に撮影するように制御することも可能である。
次に、S204において、景品交換設備24における景品交換希望者の撮影が行われる。この動作は、図3のS105と同様の動作であり、景品交換設備24に設置されたカメラ25により計数シート20を持参した景品交換希望者を撮影し、S205において、図3のS106と同様の動作によりホールコンピュータ40の記憶部46に景品交換者顔認識データが格納される。
そして、S206において、照合対象の景品交換者希望者と同一人物が遊技者顔認識データの中に存在するか否かの判定が行われる。同一人が存在する(YES)と肯定的判定がなされた場合、その肯定的判定結果が景品交換設備24の管理者に伝達される(S207)。また、同一人が存在しない(NO)と判定された場合、その否定的判定結果が同じく景品交換設備24の管理者に伝達される(S208)。
このS207とS208の伝達により、管理者は景品交換設備24に計数シート20を持参者して景品交換をしようとする者が実際に同ホール10内の遊技台12で遊技を行った者であるか否かを認識しつつ次の動作を行うことができる。すなわち、肯定的な判定結果であれば特別なことは行わず景品交換サービスを行い、否定的な判定結果であれば、その景品交換希望者がホール10内で遊技を行っていないにもかかわらず計数シート20を持参するに至った事情を確認する等の動作を行ってから景品交換サービスを行う様にすることができる。例えば、他人から景品交換を頼まれたのか、遊技者本人は確認できるのか、どの台で遊技を行ったのかなどを確認することが考えられる。
この様な照合判定の結果を得ることにより、不正に遊技媒体を取得して景品交換を行おうとする者の不正行為の抑制を行うことができる。すなわち、自ら遊技を行っていない者は、顔認識データを取られ、事情を聞かれた上で、景品を取得できるので、不正行為の抑制機能としては大きなものである。また、その場では不正行為者に対して景品交換サービスを行ったとしてもその者の顔認識データは取得されているので、次回の照合判定時にその情報を加味することも可能であり、また不正行為者に対して顔認識データを取得したことを認識させることができるので、その者による同遊技施設における再度の不正行為の抑制が図られる。もちろん、S208の否定的判定結果を受けた場合には、不正が行われていないという事情が確認されるまで景品交換サービスを行わないとすることも可能である。
次に、図5に基づいて、第3の照合判定動作について説明する。同図に示した例は、景品交換設備24において景品交換を希望する者についての顔の照合判定を遊技台12で遊技を行った者の遊技者顔認識データ及び遊技媒体計数設備16で計数を行った計数者顔認識データの双方との間で行うものである。
まず、S301からS303の動作は、各遊技台12で遊技を行っている遊技者の顔認識データの取得動作であり、図4のS201からS203の動作と同様であるので説明を省略する。次に、S304からS307までの遊技媒体計数設備16における計数者顔認識データ取得と計数シート発行までの動作については、図3に示したS101〜S104の動作と同様であるのでその説明を省略する。
次に、S308及びS309の景品交換設備24における顔認識データの取得については、図3のS105及びS106,図4のS204及びS205の動作と同様であるので説明を省略する。
以上の動作により、遊技者顔認識データ及び計数者顔認識データはホールコンピュータ40の記憶部46に既に格納されており、ここで、景品交換に訪れて顔認識データの取得された現在の景品交換希望者の顔認識データと上記各データとの照合が行われる。まず、S310において、図4のS206の照合判定に相当する遊技者顔認識データとの照合判定が行われる。ここで、同一人が存在しているとの肯定的判定がなされた場合(Yesの場合)、すなわち、景品交換設備24に計数シート20を持参した景品交換希望者が同ホール10で実際に遊技を行った者であると判定された場合、S311にて図3のS107の照合判定に相当する計数者顔認識データとの照合判定が行われる。そして、同一人が存在するとの肯定的判定がなされた場合(Yesの場合)、S312にて現在景品交換に訪れている景品交換希望者が同ホールで実際に遊技を行った者であり、且つ実際に遊技媒体計数設備16にて計数を行った者であるとの「双方肯定」の「第1の判定結果」が、景品交換設備24の管理者に伝達される。
また、S311において、同一人が存在しないとの否定的判定がなされた場合(Noの場合)、S313にて現在景品交換に訪れている景品交換希望者は、同ホール10で実際に遊技を行った者であるが、遊技媒体計数設備16にて計数を行った者ではないとの「前者のみ肯定」の「第2の判定結果」が景品交換設備24の管理者に伝達される。
次に、上記S310において、同一人が存在していないとの否定的判定がなされた場合(Noの場合)、すなわち、景品交換設備24に計数シート20を持参した景品交換希望者は同ホール10で実際に遊技を行った者ではないと判定された場合、更にS314にて計数者顔認識データとの照合判定が行われる。そして、同一人が存在するとの肯定的判定がなされた場合(Yesの場合)、S315にて現在景品交換に訪れている景品交換希望者が同ホール10で実際に遊技を行った者ではないが、遊技媒体計数設備16にて計数を行った者であるとの「後者のみ肯定」の「第3の判定結果」が、景品交換設備24の管理者に伝達される。
また、S314において、同一人が存在しないとの否定的判定がなされた場合(Noの場合)、S316にて現在景品交換に訪れている景品交換希望者は、同ホールで実際に遊技を行った者でもなく、遊技媒体計数設備16にて計数を行った者でもないとの「双方否定」の「第4の判定結果」が景品交換設備24の管理者に伝達される。
この様に第3の照合判定動作によれば、「双方肯定」の「第1の判定結果」、「前者のみ肯定」の「第2の判定結果」、「後者のみ肯定」の「第3の判定結果」、「双方否定」の「第4の判定結果」の4種類の照合判定結果を得ることができる。この判定結果の伝達は、例えば、「ホール内遊技者:○、計数者:○」、「ホール内遊技者:○、計数者:×」の様に見易く表示することが好適であり、画面上への表示やプリントしたシートを出すようにしても良い。
この様な判定結果により、例えば、「ホール内遊技者:×、計数者:○」の場合に、誰が遊技したのか等の確認を行い、「ホール内遊技者:×、計数者:×」の場合には、どの様な経緯で計数シートを取得したのか等を確認した上で景品交換サービスを行うことができる。これにより、第1、第2の照合判定動作の場合と同様に、不正を行って、不当に遊技媒体を取得した者や計数シート20を取得した者に対する不正行為の抑制を行うことができる。特に、第3の照合判定動作によれば、遊技台12、遊技媒体計数設備16の双方の場所で取得した顔認識データに対する4種類の照合結果を得ることにより、より細かい確認を行うことが可能となり、不正行為者への抑制機能をより大きなものとすることができる。
また、上述のような種々の実施の形態の適用による他の具体的な効果として、計数記録媒体の偽造を行う者に対する大きな抑制効果が発揮される。更に、派生的な効果としては、遊技台に対する不正な処理、例えば基板の取り替えなどを行って多量の遊技媒体の取得が行われたような場合、その場では顔認識データの不一致は生じないが、景品交換時に顔認識が行われていることを伝達することで、その不正者は再度その遊技施設で遊技することを避けると考えられ当該遊技施設における不正行為再発を防止することができる。顔認識データを所定期間保存しておけば、次回の景品交換の際に直接不正の発覚の事実を伝えることも勿論可能である。
なお、本発明は、上記実施例の構成に限定されるものではなく、発明の要旨の範囲内で種々の変更が可能である。例えば、顔認識データの取得や格納や照合判定はホールコンピュータ40にて行うシステムに限らず、遊技台12や遊技媒体計数設備16、更に景品交換設備24に管理端末を設置し、この端末により顔認識データの取得や格納や照合判定を行うようにしても良い。
また、各遊技台12毎に設置されるカメラ30、景品交換設備24に設置される伝達表示手段27等の設置位置や構成は、実施例にて示した位置に限られるものではなく、それらの機能を奏しうる位置であれば種々の変更が可能であり、ディスプレイによる表示であっても良い。
本発明の実施例に係る遊技者等判定システムを採用したシステムの説明図である。 本発明の実施例に係る遊技者等判定システムの概略構成図である。 本発明の実施例に係る第1の照合判定動作を示したフローチャートである。 本発明の実施例に係る第2の照合判定動作を示したフローチャートである。 本発明の実施例に係る第3の照合判定動作を示したフローチャートである。 従来の一般的遊技施設の全体構成を示す説明図である。
符号の説明
10 ホール
12 遊技台
14 島
16 遊技媒体計数設備
20 計数シート(計数記録媒体)
24 景品交換設備
25、30、42 カメラ
40 ホールコンピュータ

Claims (7)

  1. 遊技媒体の数を計数し計数結果を記録した計数記録媒体を発行する遊技媒体計数設備と、前記計数結果である計数値に応じた景品との交換を行う景品交換設備を施設内に備える遊技施設における遊技者等判定システムにおいて、
    前記遊技媒体計数設備に遊技媒体を持参した計数希望者の顔情報を得て、この顔情報から顔認識データを取得する計数者顔認識手段と、
    前記計数希望者の顔認識デ−タを前記計数記録媒体上に読み取り可能に書込む書込み手段と、
    前記景品交換設備にて景品交換を希望する景品交換者の顔情報を得て、この顔情報から顔認識データを取得する景品交換者顔認識手段と、
    前記景品交換者の顔認識データを前記計数記録媒体上に書き込まれた前記計数者の顔認識データと照合して同一人物であるか否かの判定を行う照合判定部と、
    該照合判定部の判定結果を前記遊技施設の管理者に対して伝達する判定結果伝達手段と、
    を備えることを特徴とする遊技者等判定システム。
  2. 前記計数希望者の顔認識デ−タを前記計数記録媒体上に読み取り可能に書込む書込み手段に代えて、前記計数者の顔認識データを格納する格納部を設け、
    前記照合判定部における前記景品交換者の顔認識データに基づく照合判定を前記格納部に格納された計数者顔認識データとの間で行う様にしたことを特徴とする請求項1に記載の遊技者等判定システム。
  3. 複数配列された遊技台と、獲得された遊技媒体の数量に応じた景品との交換を行う景品交換設備を施設内に備える遊技施設における遊技者等判定システムにおいて、
    前記各遊技台毎の遊技者の顔情報を得て、この顔情報から顔認識データを取得する遊技者顔認識手段と、
    前記遊技者の顔認識データが各遊技台の特定情報と共に格納される遊技者データ格納部と、
    前記景品交換設備にて景品交換を希望する景品交換者の顔情報を得て、この顔情報から顔認識データを取得する景品交換者顔認識手段と、
    前記景品交換者の顔認識データを前記遊技者データ格納部に格納された遊技者顔認識データと照合してその遊技者顔認識データの中の一人と同一人物の顔であるか否かの判定を行う照合判定部と、
    該照合判定部の判定結果を前記遊技設備の管理者に伝達する判定結果伝達手段と、
    を備えたことを特徴とする遊技者等判定システム。
  4. 複数配列された遊技台と、遊技媒体の数を計数し計数結果を記録した計数記録媒体を発行する遊技媒体計数設備と、計数記録媒体に記録された遊技媒体の数量に応じた景品との交換を行う景品交換設備と、を施設内に備える遊技施設における遊技者等判定システムにおいて、
    前記各遊技台毎の遊技者の顔情報を得て、この顔情報から顔認識データを取得する遊技者顔認識手段と、
    前記遊技者の顔認識データが各遊技台の特定情報と共に格納される遊技者データ格納部と、
    前記遊技媒体計数設備に遊技媒体を持参した計数希望者の顔情報を得て、この顔情報から顔認識データを取得する計数者顔認識手段と、
    前記計数者顔認識手段で取得した計数者顔認識デ−タを前記計数記録媒体上に読み取り可能に書込む書込み手段と、
    前記景品交換設備にて景品交換を希望する景品交換者の顔情報を得て、この顔情報から顔認識データを取得する景品交換者顔認識手段と、
    前記景品交換者の顔認識データを前記遊技者データ格納部に格納された遊技者顔認識データ及び前記計数記録媒体上に書き込まれた計数者顔認識デ−タの双方と照合し、前記遊技者顔認識データの中の一人と同一人物の顔であり、且つ前記計数記録媒体に書き込まれた計数者顔認識デ−タと同一人物であるか否かの判定を行う照合判定部と、
    該照合判定部の判定結果を前記遊技設備の管理者に対して伝達する判定結果表示手段と、
    を備えることを特徴とする遊技者等判定システム。
  5. 前記前記計数記録媒体上への書込み手段に代え、
    前記計数者顔認識手段で取得した計数者顔認識デ−タが格納される計数者データ格納部を設け、
    前記照合判定部において照合される計数者顔認識デ−タは、前記計数者データ格納部に格納された計数者顔認識デ−タを用いて行われることを特徴とする請求項4に記載の遊技者等判定システム。
  6. 前記遊技媒体計数設備は、
    遊技媒体を計数する計数部と、計数結果情報を記録した計数記録媒体を発行する計数記録媒体発行部と、を有し、
    当該遊技媒体計数設備の内部又は外部に設けられる制御部によって、前記計数者顔認識手段が当該持参者の顔認識データを取得したことを条件として、
    前記計数部又は前記計数記録媒体発行部の作動が行われる様に制御することを特徴とする請求項1、2、4又は5の何れかに記載の遊技者等判定システム。
  7. 前記遊技者顔認識手段は、
    当該遊技台の遊技者が存在するか否かを検知する存在検知部を有し、前記遊技者が不存在状態から存在状態に変化する毎に新たに前記第1の顔認識データを取得することを特徴とする請求項3から5の何れかに記載の遊技者等判定システム。
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