JP2002085785A - 遊技場監視システム - Google Patents

遊技場監視システム

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JP2002085785A JP2000279458A JP2000279458A JP2002085785A JP 2002085785 A JP2002085785 A JP 2002085785A JP 2000279458 A JP2000279458 A JP 2000279458A JP 2000279458 A JP2000279458 A JP 2000279458A JP 2002085785 A JP2002085785 A JP 2002085785A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 遊技によって正当に景品球(遊技報酬球)を
入手した遊技者についての景品交換や貯玉等の遊技報酬
球処理だけを保証し得る遊技場監視システムを提供す
る。 【解決手段】 本発明の遊技場監視システムは、遊技報
酬球を取得した遊技者を撮像しておき、遊技報酬球を景
品に交換したり貯玉に変換したり際には、前段階の確認
処理として、撮像しておいた遊技者の画像データを表示
する。遊技者が一致していなけば、盗難等の不正があっ
たと推測できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は遊技場監視システム
に関し、特に、パチンコ遊技機やスロットマシンなどを
備える遊技場における景品交換に係る異常、違反、違法
行為等を監視しようにしたものである。
【0002】
【従来の技術】例えば、パチンコ遊技機やスロットマシ
ンにおいて、遊技終了時に残っていた遊技球(パチンコ
球やメダル;以下、場合によっては景品球と呼ぶ)は、
景品と交換されるので、ある意味では貨幣価値を有する
ものである。また実際上、景品球は、遊技場外部の所定
場所で購買されて現金化される特殊景品に交換されるこ
とが多い。
【0003】そのため、いわゆるゴト師等が不法行為を
行って遊技球を不正に入手し、景品交換に供することも
あり得る。また、他の人が得た景品球を盗んで景品交換
に供するような者も出現している。
【0004】そのため、遊技場には、不正を監視する装
置や機器が多く設けられている。例えば、パチンコ遊技
機には、遊技球を不正入手しようとする際にゴト師が利
用する電磁波や磁力や振動等を検出するいかさまセンサ
を設けて、センサ作動時に、警報を発したり、上位のコ
ンピュータに通知したりする機能が設けられている。ま
た例えば、遊技場ホールの全域を1又は複数の監視ビデ
オカメラで撮像して監視するようなことも行われてい
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、センサ
出力や操作異常に基づいて不正行為に対し警報したり通
知したりする方法は、不正行為を未然に防止できるが、
不正行為者が直ちに立ち去った場合には、その者を認識
できないことが多く、不正入手の景品球を景品に交換さ
れてしまう。
【0006】また、監視ビデオカメラを用いた監視で
は、不正行為者を認識することも可能である。しかしな
がら、監視ビデオカメラからの画像信号を表示している
モニタ装置の前には、常時、誰かがいなければ監視でき
ないという課題があり、仮に、監視者が常時モニタ装置
の前にいたとしても、監視者の注意力が営業時間中、続
くことは不可能であり、不正を見落とすことも多くな
る。また、実際上、遊技場ホールの床面積は一般に広
く、複数の監視ビデオカメラが設置されているため、そ
れを1台のモニタ装置で切り替えて監視する場合には不
正を見落とすことも多くなり、また、各監視ビデオカメ
ラに対応してそれぞれ1台のモニタ装置を設けたとして
も、監視者が少ない場合には、同様に、不正を見落とす
ことも多くなる。そのため、ビデオカメラに監視も完璧
ではなく、景品球が不正入手され、景品に交換されてし
まうこともあり得る。
【0007】そのため、遊技によって正当に景品球(遊
技報酬球)を入手した遊技者についての景品交換(遊技
報酬球処理)だけを保証し得る遊技場監視システムが求
められている。
【0008】
【課題を解決するための手段】かかる課題を解決するた
め、第1の本発明の遊技場監視システムは、遊技報酬球
を取得した遊技者を撮像可能な遊技者撮像手段(81)
が直接又は関連して設けられている、複数の遊技機器
(5)と、上記遊技者撮像手段が撮像して得た、遊技報
酬球を取得した遊技者の画像データを記憶している遊技
者画像データ記憶手段(7)と、遊技報酬球を景品に交
換したり貯玉に変換したりする等の遊技報酬球変換処理
を行うものであって、その前段階の確認処理として、上
記遊技者画像データ記憶手段に記憶されている所定の遊
技者の画像データを表示する遊技報酬球処理装置(6)
とを有することを特徴とする。
【0009】ここで、上記各遊技機器は、自機器、又
は、遊技球の供給を指令する対応する遊技球供給指令装
置(4)への、固有の識別情報が付与されているカード
(35)の挿入を条件として遊技球が供給されるもので
あり、上記遊技者画像データ記憶手段は、少なくとも上
記カードの識別情報と対応付けて遊技者の画像データを
記憶しており、上記遊技報酬球処理装置は、上記カード
の挿入口を備え、挿入された上記カードの識別情報を、
上記遊技者画像データ記憶手段に与えて遊技者の画像デ
ータを取り出して表示することが好ましい。
【0010】また、上記各遊技機器に直接又は関連して
設けられている上記遊技者撮像手段の撮像開口(81
a)は、対応する遊技機器の揺動開閉する蓋体の開く側
の側方であって、上記蓋体の上縁より高い位置に設けら
れていることが好ましい。
【0011】また、第2の本発明の遊技場監視システム
は、遊技報酬球を景品に交換したり貯玉に変換したりす
る等の遊技報酬球変換処理を行う遊技報酬球処理装置
(6)に直接又は関連して、その変換処理を行う遊技場
従業員及び変換処理を求めた遊技者の両者を同時に撮像
可能な変換処理監視撮像手段(115)を有することを
特徴とする。
【0012】
【発明の実施の形態】(A)実施形態 以下、本発明による遊技場監視システムの一実施形態を
図面を参照しながら詳述する。
【0013】この実施形態の遊技場監視システムにおけ
る遊技機の種類は、遊技球(パチンコ球、コイン、メタ
ルなど)を利用するものであればその種類を問わない
が、以下では、説明の簡単化を考慮し、遊技場に設けら
れている遊技機がパチンコ遊技機であるとして説明を行
う。
【0014】(A−1)実施形態の構成及び各部機能 図1は、この実施形態の遊技場監視システムの構成を示
すブロック図である。この実施形態の遊技場監視システ
ムが適用されている遊技場は、その遊技場で使用されて
いる各種カードについてのシステムにも特徴があり、以
下、遊技場監視面だけでなく、カード処理面からも説明
を行う。
【0015】図1において、この実施形態の遊技場監視
システム1は、入場カード発行機2、遊技球供給用カー
ド発行精算機3、遊技球供給指令装置4、パチンコ遊技
機5、景品交換処理コンピュータ6、発券精算管理コン
ピュータ7、及び、システム管理コンピュータ8などが
ネットワークNで接続されて構成されている。
【0016】(A−1−1)入場カード発行機2 入場カード発行機2は、後述する遊技球供給用カード3
5の発行条件となる入場カード20を発行するものであ
って、例えば、遊技場の入口近傍に設置されているもの
である。入場カード発行機2は、例えば、外観イメージ
は、図2の斜視図に示するようなものであり、機能的に
は図3のブロック図に示すようなものである。
【0017】図2において、入場カード発行機2は、外
部からは、以下の構成要素が目視される。すなわち、外
部からは、発券ボタン10、カード取り出し口11、カ
ード排出ランプ12、液晶表示装置13、係員呼出ボタ
ン14、シグナルタワーランプ(以下、シグナルタワー
と呼ぶ)15、及び、デジタルカメラ16(図3参照)
への光学窓部16aが目視できる。
【0018】また、入場カード発行機2は、以上の構成
要素に加えて、図3の機能ブロック図に示すような構成
要素も備えている。すなわち、デジタルカメラ16、制
御部21、カード繰出部22、カード貯蔵部23、カー
ド識別情報読取部24、通信処理部25、光量センサ2
6、扉体センサ27、破壊センサ28及び消灯ボタン2
9等を備えている。
【0019】液晶表示装置13は、制御部(例えばマイ
コンでなる)21の制御下で、操作を促すガイダンスメ
ッセージを表示したり、当該入場カード発行機2の状態
情報(例えば異常状態)等を表示するものである。
【0020】発券ボタン10は、入場カード20の発行
を求める際に遊技者が操作するものであり、その操作情
報は、制御部21に与えられるようになされている。カ
ード貯蔵部23は、多数の入場カードが蓄積されている
ものである。カード繰出部22は、制御部21の制御下
で、カード貯蔵部23から1枚の入場カード20を繰り
出し、カード識別情報読取部24を経由してカード取り
出し口11から外部に排出されるものである。カード識
別情報読取部24は、排出しようとしている入場カード
20の情報を読み取って制御部21に与えるものであ
る。カード排出ランプ12は、入場カード20の排出動
作時に、制御部21の制御下で、点灯又は点滅されるも
のである。
【0021】係員呼出ボタン14は、入場カードの発行
を受けようとする遊技者が当該入場カード発行機2のト
ラブル等を認識した際に、係員(従業員)を呼び出すた
めに操作するボタンであり、その操作情報は、制御部2
1に与えられるようになされている。シグナルタワー1
5は、制御部21の制御下で、点灯制御され、当該入場
カード発行機2のトラブルや異常発生等を従業員に報知
させるものである(なお、報知手段としてブザー等を備
えていても良いことは勿論である)。例えば、係員呼出
ボタン14が操作された場合や、図示は省略するが入場
カード20の配送監視センサが搬送異常を検出したとき
などに点灯される。消灯ボタン29は、入場カード発行
機2の筺体内部に設けられ、シグナルタワー15を消灯
させるためのボタンである。
【0022】扉体センサ27は、当該入場カード発行機
2の図示しない扉体の開閉状態やそのロック/アンロッ
ク状態等を検出して制御部21に与えるものである。破
壊センサ28は、当該入場カード発行機2の破壊異常を
検出して制御部21に与えるものであり、例えば、振動
センサや傾きセンサ等が該当する。
【0023】デジタルカメラ16は、例えば、CCDカ
メラ等でなるスチルカメラ(なお、5秒間程度の連続撮
像が可能であっても良い)であり、制御部21の制御下
で(言い換えると、制御部21から撮像のトリガ信号が
与えられたときに)、1枚の画像(又は所定時間分の画
像)を撮像して画像信号を制御部21に与えるものであ
る。デジタルカメラ16による撮像方向は、当該入場カ
ード発行機2の扉体が閉成している状態(アンロック状
態を含む)で当該入場カード発行機2に対して操作して
いる者(遊技者や従業員)を撮像できる方向である。
【0024】なお、図2における光学窓部16aは、デ
ジタルカメラ16への撮像光の光学窓部(純粋な開口で
もガラス等がはめ込まれた開口でも良い)を表してお
り、デジタルカメラ16の本体は筐体内部に設けられて
いる。この窓部16aは、デジタルカメラ16の対物レ
ンズの光径より大きくなされており、この窓部16aの
筐体内部のすぐ近傍には、光量センサ26が設けられて
いる。
【0025】光量センサ26は、上記窓部16aが塞が
れた異常、言い換えると、デジタルカメラ16が撮像を
実行できない環境異常を、光量を監視して検出して制御
部21に与えるものである。
【0026】通信処理部25は、制御部21の制御下
で、ネットワークNに接続されている他の装置、例え
ば、発券精算管理コンピュータ7やシステム管理コンピ
ュータ8と情報授受を行うものである。
【0027】制御部21は、当該入場カード発行機2の
全体を制御するものである。制御部21による制御機能
は、大きくは、入場カード20の発行制御機能と、異常
監視機能との2種類に分かれている。なお、制御部21
の制御機能については、後述する動作説明で明らかにす
る。
【0028】次に、当該入場カード発行機2が発行する
入場カード20について説明する。入場カード20は、
その入場カード固有の識別情報(ID;後述する遊技球
供給用カード35や会員カード70とも区別できる)だ
けが固定的に記録されているものである。この入場カー
ド20自体には、貨幣と同様な価値を有しないものであ
るが、後述する貨幣と同様な価値を有する遊技球供給用
カード35の発行をより慎重にするための機能を担って
いるものである。入場カード20の固有IDは、例え
ば、入場カード20の違いだけでなく、遊技場自体をも
区別できるものであることが好ましい。固定的な記録方
法は、バーコードの記載や、エンボス(凹凸情報)など
であり、書き換えることができないもので十分である。
【0029】(A−1−2)遊技球供給用カード発行精
算機3 遊技球供給用カード発行精算機3は、パチンコ遊技機の
遊技の際のパチンコ球(遊技球)を貸し出しするために
必要となる、遊技球供給用カード35を発行したりする
ものであって、遊技場ホールの任意の位置に設置されて
いるものである。例えば、いわゆる島単位に1台設置す
るようにしても良い。
【0030】遊技球供給用カード発行精算機3は、例え
ば、外観イメージは、図4の斜視図に示するようなもの
であり、機能的には図5のブロック図に示すようなもの
である。
【0031】図4において、遊技球供給用カード発行精
算機3は、外部からは、以下の構成要素が目視される。
すなわち、外部からは、液晶表示装置36、係員呼出ボ
タン37、シグナルタワー38、セレクトボタン39、
精算ボタン40、取消ボタン41、カード出入口42、
カード受入/排出ランプ43、従業員カード出入口4
4、従業員カード受入/排出ランプ45、硬貨払出口4
6、硬貨払出ランプ47、紙幣投入口48、紙幣投入ラ
ンプ49、紙幣払出口50、紙幣払出ランプ51、デジ
タルカメラ52(図5参照)への光学窓部52a、及
び、指紋読取装置72の指接触窓部72aが目視され
る。
【0032】また、遊技球供給用カード発行精算機3
は、以上の構成要素に加えて、図5の機能ブロック図に
示すような構成要素も備えている。すなわち、デジタル
カメラ52、制御部55、カード情報読取部56、入場
カード回収部57、遊技球供給用カード貯蔵部58、遊
技球供給用カード回収部59、従業員カードアクセス部
60、紙幣判別装置61、紙幣貯蔵部62、硬貨貯蔵部
63、通信処理部64、光量センサ65、扉体センサ6
6、破壊センサ67、消灯ボタン68及び指紋読取装置
72等を備えている。
【0033】遊技球供給用カード発行精算機3における
液晶表示装置36、係員呼出ボタン37及びシグナルタ
ワー38も、入場カード発行機2における対応するもの
と同様な機能を担うものである。
【0034】精算ボタン40は、挿入された遊技球供給
用カード35に関連して、遊技球を供給可能な残高(金
銭の入金に対応する残高)が残っている場合に、遊技者
がその残高の精算を求める際に操作するものであり、そ
の操作情報は、制御部(例えばマイコンでなる)55に
与えられる。
【0035】取消ボタン41は、遊技者等が、当該遊技
球供給用カード発行精算機3の動作モード等を取り消す
場合に操作するものであり、その操作情報は、制御部5
5に与えられる。
【0036】カード出入口42は、入場カード20や遊
技球供給用カード35や後述する会員カード70の挿入
口及び排出口として機能するものである。カード受入/
排出ランプ43は、カード出入口42を介した各種カー
ドの挿入時や排出時に、制御部55によって、点灯又は
点滅制御されるものである。
【0037】入場カード回収部57は、制御部55の制
御下で、カード出入口42から挿入された入場カード2
0を回収して貯蔵するものである。
【0038】遊技球供給用カード貯蔵部58は、カード
出入口42から排出させるための遊技球供給用カード3
5を貯蔵しているものであり、カードの繰り出し機構も
備えている。貯蔵している遊技球供給用カード35の排
出は、制御部55の制御下で実行される。
【0039】遊技球供給用カード回収部59は、制御部
55の制御下で、カード出入口42から挿入された遊技
球供給用カード35を回収して貯蔵するものである。
【0040】カード情報読取部56は、カード出入口4
2から挿入された入場カード20や遊技球供給用カード
35や会員カード70の情報を読み取って制御部55に
与えたりするものである。
【0041】この実施形態の場合、遊技球供給用カード
35は、上述のように、パチンコ遊技機の遊技の際のパ
チンコ球(遊技球)を貸し出しするために必要となるも
のであるが、その遊技球供給用カード固有の識別情報
(ID;入場カード20や会員カード75とも区別でき
る)だけが固定的に記録されているものである。遊技球
供給用カード35の固有IDも、例えば、遊技球供給用
カード35の違いだけでなく、遊技場自体をも区別でき
るものであることが好ましい。固定的な記録方法は、バ
ーコードの記載や、エンボスなどであり、書き換えるこ
とができないもので十分である。
【0042】遊技球供給用カード35は、それ自体に
は、遊技球を供給可能な残高情報は記録されていない
が、そのカードIDによって、発券精算管理コンピュー
タ7をアクセスすることにより、遊技球を供給可能な残
高情報を取り出せるので、プリペイドカードと同様な性
質をも有する。
【0043】会員カード70は、当該遊技場と会員契約
を締結している遊技者にとって、上述した入場カード2
0と同様な機能を担うものである。すなわち、遊技球供
給用カード35の発行の1条件として、当該遊技球供給
用カード発行精算機3への正当な会員カード70の挿入
が条件とされている。
【0044】会員カード70は、固有の識別情報(I
D;入場カード20や遊技球供給用カード35とも区別
できる)だけが固定的に記録されているものである。会
員カード70の固有IDも、例えば、会員カード70の
違いだけでなく、遊技場自体をも区別できるものである
ことが好ましい。
【0045】従業員カード出入口44は、従業員カード
71の挿入口及び排出口として機能するものである。従
業員カード受入/排出ランプ45は、従業員カード出入
口44を介した従業員カード71の挿入時や排出時に、
制御部55によって、点灯又は点滅制御されるものであ
る。
【0046】従業員カードアクセス部60は、従業員カ
ード出入口44から挿入された従業員カード71の情報
を読み取って制御部55に与えたり、従業員カード71
に制御部55から与えられた情報を書き込んだりするも
のである。
【0047】従業員カード71は、例えばICカードな
どの記録再生可能なものでなっており、従業員が、遊技
場経営者や遊技場運営者から配布されて携帯しているも
のである。従業員は、遊技球供給用カード発行精算機3
を操作するときには、従業員カード71を従業員カード
出入口44に挿入することを要する。
【0048】従業員カード71には、カードID(又は
従業員ID)や、その従業員が実行できる操作レベル情
報や、その従業員が操作可能な遊技球供給用カード発行
精算機3のIDなどが、内蔵するEEPROMなどに予
め記録されている。また、操作履歴を書き込める記録領
域を設けることもできる。
【0049】なお、従業員カード71を、他の装置(例
えば、入場カード発行機2)で利用できるようにしても
良く、装置によって、操作できる従業員を変えるように
しても良い。また、同一装置を操作できる従業員でも、
操作を許可している種類を変更するようにしても良い。
【0050】紙幣投入口48は、遊技者が紙幣を投入す
る開口であり、硬貨払出口46は、遊技者に硬貨を払い
出す開口であり、紙幣払出口50は、遊技者に紙幣を払
い出す開口である。これらには関連して、紙幣投入ラン
プ49、硬貨払出ランプ47、紙幣払出ランプ51が設
けられており、制御部55の制御下で、適宜、点灯又は
点滅制御される。
【0051】紙幣貯蔵部62は、制御部55の制御下
で、紙幣投入口48から投入された紙幣を回収すると共
に、紙幣払出口50から払い出す紙幣を繰り出すもので
ある。硬貨貯蔵部62は、制御部55の制御下で、硬貨
払出口46から払い出す硬貨を繰り出すものである。
【0052】紙幣判別装置61は、紙幣投入口48から
投入された紙幣や紙幣払出口50から払い出す紙幣の種
別や紙幣の真偽を判別するものであり、判別情報は、制
御部55に与えられる。
【0053】ここで、当該遊技球供給用カード発行精算
機3に紙幣が投入される場合は、二つの場合である。第
1は、遊技球供給用カード35を発行させる際に、遊技
球供給用カード35に関連して残高情報(遊技球の供給
可能金額)を設定する前提となる金額を入金する場合で
ある。第2は、既に発行されている遊技球供給用カード
35に係る残高情報を増大させる際の前提となる金額を
入金する場合である。
【0054】一方、当該遊技球供給用カード発行精算機
3から紙幣や硬貨が払い出される場合は、二つの場合で
ある。第1は、遊技球供給用カード35に係る残高情報
(遊技球の供給可能金額)を初期設定(カード35の発
行時)させる際や、残高情報を増大させる際において、
投入された金額と、指定された初期設定額や増大額とが
異なるときに、釣り銭を払い出す場合である。第2は、
精算ボタン40の操作によって精算が指示されたとき
に、遊技球供給用カード35に係る残高情報分の金額を
払い出す場合である。
【0055】セレクトボタン39は、遊技球供給用カー
ド35に係る残高情報(遊技球の供給可能金額)を初期
設定(カード35の発行時)させる際や、残高情報を増
大させる際において、初期設定額や増大額を指定させる
ものである。例えば、セレクトボタン39としては、指
定金額が異なる複数のもの(例えば、1000円、20
00円、3000円、5000円、10000円)が用
意されている。
【0056】この遊技球供給用カード発行精算機3にお
けるデジタルカメラ52も、例えば、CCDカメラ等で
なるスチルカメラ(なお、5秒間程度の連続撮像が可能
であっても良い)であり、制御部55の制御下で(言い
換えると、制御部55から撮像のトリガ信号が与えられ
たときに)、1枚の画像(又は所定時間分の画像)を撮
像して画像信号を制御部55に与えるものである。デジ
タルカメラ52による撮像方向は、当該遊技球供給用カ
ード発行精算機3の扉体が閉成している状態(アンロッ
ク状態を含む)で当該遊技球供給用カード発行精算機3
に対して操作している者(遊技者や従業員)を撮像でき
る方向である。このデジタルカメラ52に係る図4に示
す光学窓部52aの筐体内部のすぐ近傍には、入場カー
ド発行機2のものと同様な機能を担う光量センサ65が
設けられている。
【0057】なお、当該遊技球供給用カード発行精算機
3の通信処理部64、扉体センサ66、破壊センサ67
及び消灯ボタン68等は、入場カード発行機2における
対応するものと同様な機能を担うので、その機能説明は
省略する。
【0058】制御部55は、当該遊技球供給用カード発
行精算機3の全体を制御するものである。制御部55に
よる制御機能は、大きくは、遊技球供給用カード35を
発行する際の制御機能と、遊技球供給用カード35に係
る残高情報を増大させる際の制御機能と、遊技球供給用
カード35に係る残高情報を精算させる際の制御機能
と、異常監視機能との4種類に分かれている。制御部5
5の制御機能については、後述する動作説明で明らかに
する。
【0059】なお、図1では、遊技球供給用カード発行
精算機3だけを有するようなシステム構成を示したが、
遊技球供給用カード35の発行や残高追加機能だけを担
う遊技球供給用カード発行機や、遊技球供給用カード3
5に係る残高の精算機能だけを担う遊技球供給用カード
精算機が、システムの構成要素として設けられていても
良いことは勿論である。また、遊技球供給用カード35
の発行だけを行う装置と、残高追加だけを行う装置があ
っても良い。
【0060】(A−1−3)遊技球供給指令装置4及び
パチンコ遊技機5 上述した遊技球供給用カード35は、遊技球供給指令装
置(いわゆるカードサンド)4及びパチンコ遊技機5の
組において遊技球の供給に有効に利用される。以下、1
組の遊技球供給指令装置4及びパチンコ遊技機5を例
に、構成要素やその機能を説明する。
【0061】なお、以下では、第1の実施形態の遊技球
供給指令装置4とは異なる、硬貨や紙幣の投入によって
遊技球を供給する遊技球供給指令装置は、設けられてい
ないとして説明する。すなわち、パチンコ遊技機5自体
が遊技球の供給(球貸し)機能を有するいわゆるCR機
として説明する。勿論、第1の実施形態の遊技球供給指
令装置4に加えて、硬貨や紙幣の投入によって遊技球を
供給する遊技球供給指令装置が設けられていても良い。
【0062】1組の遊技球供給指令装置4及びパチンコ
遊技機5は、例えば、外観上は、図6の斜視図に示する
ようなものである。遊技球供給指令装置4は、機能的に
は図7のブロック図に示すようなものである。なお、パ
チンコ遊技機5は、従来のいわゆるCR機をそのまま適
用できるので、内部詳細構成の図示は省略しており、ブ
ロック図は、遊技球供給指令装置4についてのみ記載し
ている。
【0063】図6において、1組の遊技球供給指令装置
4及びパチンコ遊技機5に関し、外部からは、以下の構
成要素を目視できる。すなわち、遊技球供給指令装置4
に関し、外部からは、ステータスランプ75、カード出
入口76、リモコン受信部77、及び、デジタルカメラ
81(図7参照)への光学窓部81aを目視でき、パチ
ンコ遊技機5に関し、外部からは、残高表示部78と、
球貸ボタン79と、返却ボタン80を目視できる。パチ
ンコ遊技機5に関しては、その他多数の構成要素も目視
できるが、ここでは説明を省略する。
【0064】また、遊技球供給指令装置4は、以上の構
成要素に加えて、図7の機能ブロック図に示すような構
成要素も備えている。すなわち、デジタルカメラ81、
制御部82、カード識別情報読取部83、通信処理部8
4、インタフェース回路85、光量センサ86、扉体セ
ンサ87及び破壊センサ88等を備えている。
【0065】ステータスランプ75は、その消灯によっ
て、遊技球供給指令装置4に遊技球供給用カード35を
挿入して遊技を実行できることを表しており、遊技球供
給用カード35が挿入されているときには点灯されるも
のである。
【0066】カード出入口76は、遊技球供給用カード
35が挿入、排出されるものである。遊技者は、パチン
コ遊技機5の遊技を開始するときには、カード出入口7
6に遊技球供給用カード35を挿入することを要する。
挿入された遊技球供給用カード35は、カード識別情報
読取部72の位置まで引き込まれる。カード識別情報読
取部72、挿入された遊技球供給用カード35のIDを
読み取って、遊技球供給指令装置4における制御部(例
えばマイコンでなる)82に与えるものである。このI
Dは、遊技球供給用カード35の正当性の判断に用いら
れる。
【0067】リモコン受信機77は、従業員がリモコン
送信機(図示せず)を用いて指令した内容を、制御部8
2に通知するものである。すなわち、入力部や各種ボタ
ンを介さずに、リモコン通信によって、遊技球供給指令
装置4の動作を制御し得るようになされている。
【0068】パチンコ遊技機5に設けられている残高表
示部77は、例えば、複数桁(例えば3桁)の7セグメ
ントでなるものであり、挿入されている遊技球供給用カ
ード35が遊技球を供給可能な残高情報が表示される。
なお、表示される残高情報は、例えば、金額を1回の供
給単位金額で除算した度数であっても良く、供給可能な
遊技球数そのものであっても良い。
【0069】パチンコ遊技機5に設けられている球貸ボ
タン78は、単位分の遊技球の供給(球貸し)を指示す
るものであり、返却ボタン79は、遊技球供給用カード
35の返却を指示するものである。
【0070】遊技球供給指令装置4のインタフェース回
路85は、パチンコ遊技機5との情報授受のインタフェ
ース機能を担うものである。図6及び図7では、図示し
ていないが、パチンコ遊技機5の内部には、遊技球を不
正入手しようとする際にゴト師が利用する電磁波や磁力
や振動等を検出するいかさまセンサが設けられており、
いかさまセンサの検出情報も、インタフェース回路85
を介して、遊技球供給指令装置4の制御部82に与えら
れるようになされている。
【0071】この遊技球供給指令装置4におけるデジタ
ルカメラ81も、例えば、CCDカメラ等でなるスチル
カメラ(なお、5秒間程度の連続撮像が可能であっても
良い)であり、制御部82の制御下で(言い換えると、
制御部82から撮像のトリガ信号が与えられたとき
に)、1枚の画像(又は所定時間分の画像)を撮像して
画像信号を制御部82に与えるものである。このデジタ
ルカメラ81に係る図6に示す光学窓部81aの筐体内
部のすぐ近傍にも、既述した装置のものと同様な機能を
担う光量センサ86が設けられている。光学窓部81a
は、例えば、魚眼レンズが設けられているものであり、
パチンコ遊技機5の扉体が揺動した際に開く方の側の上
方に取り付けられている。すなわち、デジタルカメラ8
1による撮像方向を、当該遊技球供給指令装置4及びこ
れと組をなすパチンコ遊技機5に対して操作している者
(遊技者や従業員)を撮像でき、しかも、パチンコ遊技
機5の扉体が開放状態での従業員等の操作をも撮像でき
る方向としている。
【0072】なお、当該遊技球供給指令装置4の通信処
理部84、扉体センサ87及び破壊センサ88等は、既
述した装置における対応するものと同様な機能を担うの
で、その機能説明は省略する。
【0073】制御部82は、当該遊技球供給指令装置4
の全体を制御するものである。なお、制御内容によって
は、組をなすパチンコ遊技機5をも間接的に制御するも
のである。制御部82による制御機能は、大きくは、遊
技球供給用カード35を利用した遊技球の供給指令制御
機能と、異常監視機能との2種類に分かれている。制御
部82の制御機能については、後述する動作説明で明ら
かにする。
【0074】(A−1−4)景品交換処理コンピュータ
6 景品交換処理コンピュータ6は、例えば、遊技場ホール
の景品交換所に設けられている、後述するような各種ア
ダプタが接続されているコンピュータ装置で構成されて
いるものである。景品交換処理コンピュータ6は、景品
の入荷処理、景品球の景品への交換処理などを行うもの
である。なお、景品球とは、遊技者が遊技の終了時にお
いて残っている遊技球であって、景品の交換の対象とな
るものである。
【0075】景品交換処理コンピュータ6は、アダプタ
構成を含め、機能的には、図8に示すような構成を有す
る(外観図の図示は省略)。すなわち、景品交換処理コ
ンピュータ6は、制御部110(例えばマイコンでな
る)、景品球計数装置111、景品コード読取部11
2、景品在庫状況記憶部113、カード情報読取部11
4、入力部116、表示部117、通信処理部118及
び遊技球供給用カード回収部119などを有する。
【0076】景品球計数装置111は、非会員遊技者又
は会員遊技者が当該景品交換所に持ち込んだ景品球を計
数するものであり、計数データを制御部110に与える
ものである。
【0077】景品コード読取部112は、景品の商品コ
ード(一般にはバーコード)を読み取って制御部110
に与えるものである。例えば、景品商品の入荷時や、景
品球の景品の交換時などにおいて、景品の商品コードの
読取りが行われる。
【0078】景品在庫状況記憶部113は、制御部11
0の制御下で、景品商品の在庫状況を記憶しているもの
である。例えば、景品商品の入荷時には在庫個数が増大
され、景品球の景品への交換時には在庫個数が減少され
る。
【0079】カード情報読取部114は、図示しないカ
ード挿入口から挿入された遊技球供給用カード35や会
員カード70の記録情報を読み取って制御部110に与
えるものである。
【0080】遊技球供給用カード回収部119は、制御
部110の制御下で、挿入された遊技球供給用カード3
5を回収して収容するものである。
【0081】なお、入力部116、表示部117、通信
処理部118の機能は、通常のものと同様であるので、
その機能説明は省略する。
【0082】制御部110は、当該景品交換処理コンピ
ュータ6の全体を制御するものである。制御部110に
よる制御機能は、大きくは、景品商品の入荷時の制御機
能と、景品球の景品への交換制御機能とに分かれてい
る。制御部110の景品球の景品への交換制御機能につ
いて、後述する動作説明で明らかにする。
【0083】当該景品交換処理コンピュータ6の設置位
置の例えば上方天井部には、制御部110によって、撮
像が起動されるデジタルカメラ115が設けられてい
る。デジタルカメラ115の機能自体は、記述したデジ
タルカメラと同様である。このデジタルカメラ115の
位置を上述のようにしたのは、景品交換に供している遊
技者及び従業員の両者を同時に撮像し得る位置であるか
らである。
【0084】(A−1−5)発券精算管理コンピュータ
7 発券精算管理コンピュータ7は、例えば遊技場事務室に
設けられている、必要最小限の入力作業ができる程度の
キーボードやディスプレイを備えたコンピュータ装置で
構成されているものであり、主として、当該遊技場監視
システム1で必要となっているデータを蓄積するデータ
ベース機能を担っている。蓄積されているデータは、遊
技場に係る各種のカードに関するデータや、遊技場の監
視に係るデータである。
【0085】発券精算管理コンピュータ7は、機能的に
は、図9に示すように、制御部(例えばマイコンでな
る)90、記憶部(ハードディスクなどの大容量記憶装
置でなる)91及び通信処理部92などでなる(入力部
や表示部は図示を省略している)。
【0086】記憶部91には、入場カードファイル9
3、遊技球供給用カードファイル94、会員カードファ
イル95、従業員カードファイル96及び写真データフ
ァイル97等が記憶されている。
【0087】入場カードファイル93の1レコードは、
図10に示すように、例えば、当該遊技場で現在取り扱
っている入場カード20のID93aと、当該ファイル
93にそのIDのレコードが登録された登録日時93b
と、発行された場合の発行日時93cと、入場カード発
行機2によって今まで発行された回数(使用回数)93
dと、入場カード20を回収した遊技球供給用カード発
行精算機3の識別番号93eなどをフィールドとして有
している。
【0088】なお、各フィールド93a〜93eのデー
タは、記憶部91のアドレス空間上で連続したアドレス
に格納されているとは限らず、図10では省略している
が、各フィールドのデータを関連付けて統合し、一つの
データとして取扱うことができるようにするための管理
データも存在する。
【0089】遊技球供給用カードファイル94の1レコ
ードは、図11に示すように、例えば、遊技球供給用カ
ード35のID94aと、当該ファイル94にそのID
のレコードが登録された登録日時94bと、発行された
場合の発行日時94cと、発行した遊技球供給用カード
発行精算機3の番号94dと、精算されたときの精算日
時94eと、その日の入金金額の総計94fと、残高9
4gと、遊技球供給用カード35の発行から精算までの
運用履歴94hと、遊技球供給用カード発行精算機3に
よって今まで発行された回数(使用回数)94iと、遊
技球供給用カード35のある装置への挿入の有無及び挿
入されている場合の装置番号94jと、遊技球供給用カ
ード35を回収した遊技球供給用カード発行精算機3の
番号94kと、会員カード70によって発行された場合
に記録される会員カードID(会員ID)94jと、会
員情報94kと、景品球数94nなどをフィールドとし
て有している。
【0090】なお、各フィールド94a〜94nのデー
タは、記憶部91のアドレス空間上で連続したアドレス
に格納されているとは限らず、図11では省略している
が、各フィールドのデータを関連付けて統合し、一つの
データとして取扱うことができるようにするための管理
データも存在する。
【0091】また、景品球数のフィールド94nに記録
されている情報は、その時点で遊技を終了した場合に、
景品交換の対象となる遊技球数(景品球数)が記録され
ている。景品球数は、遊技球の供給を受けたときや賞球
がパチンコ遊技機から排出されたときに増加し、遊技球
がパチンコ遊技機の盤面に発射されたときに減少される
ものである。
【0092】会員カードファイル95の1レコードは、
図12に示すように、例えば、当該遊技場で現在取り扱
っている会員カード70のID95aと、当該ファイル
95にそのIDのレコードが登録された登録日時95b
と、遊技球供給用カード35を発行した場合の発行日時
95cと、当該会員が入金した累積入金金額95dと、
会員の住所氏名などの会員詳細情報95eと、遊技球供
給用カード発行精算機3によって今まで遊技球供給用カ
ード35が発行された回数95fなどをフィールドとし
て有している。
【0093】なお、各フィールド95a〜95fのデー
タは、記憶部91のアドレス空間上で連続したアドレス
に格納されているとは限らず、図12では省略している
が、各フィールドのデータを関連付けて統合し、一つの
データとして取扱うことができるようにするための管理
データも存在する。
【0094】従業員カードファイル96の1レコード
は、図13に示すように、例えば、従業員カード71の
ID96aと、そのカード71を携帯している従業員氏
名96bと、操作履歴96cと、操作可能レベル96d
などをフィールドとして有している。操作履歴96cの
フィールドは多数用意されており、各フィールドには遊
技球供給用カード発行精算機3の蓋体の開放から閉成ま
での時間と、操作内容などが記録される。
【0095】なお、各フィールド96a〜96dのデー
タは、記憶部91のアドレス空間上で連続したアドレス
に格納されているとは限らず、図13では省略している
が、各フィールドのデータを関連付けて統合し、一つの
データとして取扱うことができるようにするための管理
データも存在する。
【0096】写真データファイル97の1レコードは、
図14に示すように、例えば、写真データ(静止画デー
タ)97aと、その写真データを得るトリガとなった撮
像トリガ事象97bと、撮像日時97cと、被写体(人
物)に関係すると思われるカードのID97dと、撮像
動作を行ったデジタルカメラが搭載されている装置番号
97eなどをフィールドとして有している。
【0097】なお、各フィールド97a〜97eのデー
タは、記憶部91のアドレス空間上で連続したアドレス
に格納されているとは限らず、図14では省略している
が、各フィールドのデータを関連付けて統合し、一つの
データとして取扱うことができるようにするための管理
データも存在する。
【0098】以下、写真データファイル97の各フィー
ルド97a〜97eのデータについて、より詳しく説明
する。
【0099】フィールド97aに係る写真データは、入
場カード発行機2、遊技球供給用カード発行精算機3、
遊技球供給指令装置4又は景品交換処理コンピュータ6
のデジタルカメラ16、52、81又は115が撮像し
たものであり、基本的に静止画のデータである。なお、
撮像トリガの種類によって、数秒間の撮像がなされた場
合には、短時間の連続画像データとなっていることもあ
る。ここで、記憶される写真データは、デジタルカメラ
16、52、81又は115が得たそのままの画像デー
タであっても良く、撮像画像データを画像圧縮したもの
であっても良い。後者の場合において、画像圧縮は、撮
像した装置における制御部が実行しても良く、当該発券
精算管理コンピュータ7の制御部90が行っても良い。
【0100】フィールド97bに係る撮像トリガ事象の
データは、撮像を起動させることとなった原因(事象)
を表すものである。
【0101】撮像トリガ事象は、大きくは、デジタルカ
メラ16、52、81又は115が搭載されている装置
(但し、遊技球供給指令装置4については、組をなすパ
チンコ遊技機5を含む)がトリガを発生する事象と、デ
ジタルカメラ16、52、81又は115が搭載されて
いる装置以外の装置(主としてシステム管理コンピュー
タ8)がトリガを発生する事象とに分けることができ
る。
【0102】デジタルカメラ16、52、81又は11
5が搭載されている装置がトリガを発生する場合は、
(1)所定のセンサ(破壊センサ、いかさまセンサ、扉
センサ等)が検出動作した場合、(2)センサ出力以外
で異常等を認識した場合(例えば、カードの照合結果の
不一致の場合)、(3)入場カード20や遊技球供給カ
ード35を正当に発行したとき等の所定動作を実行した
場合である。
【0103】デジタルカメラ16、52、81又は11
5が搭載されている装置以外の装置がトリガを発生する
場合は、(1)自動的に発生する場合と、(2)遊技場
管理者による手動操作に基づく場合とに分けることがで
きる。自動的に発生する場合としては、例えば、システ
ム管理コンピュータ8があるパチンコ遊技機5の出玉の
異常(大当たりでもないのに出玉が多い異常や、大当た
り時の裏ROMを使用したと思われる不自然な出玉な
ど)を検出して発生する場合や、ある遊技球供給指令装
置4の光量センサ86が検出動作したときにその対向す
る位置の遊技球供給指令装置4にトリガ信号を与える場
合等である。遊技場管理者による手動操作は、システム
管理コンピュータ8に対してなされる。
【0104】フィールド97cに係る撮像日時のデータ
は、撮像された日時であり、秒までを規定していること
が好ましい。連続画像の写真データの場合には、例え
ば、開始時刻及び撮像時間のデータとなる。
【0105】フィールド97dに係るカードIDは、入
場カード20、遊技球供給用カード35、会員カード7
0又は従業員カード71のIDである。例えば、遊技球
供給指令装置4に遊技球供給用カード35が挿入されて
いる場合に、組をなすパチンコ遊技機5のいかさまセン
サの検出により撮像を行ったときには、その遊技球供給
用カード35のIDが記録される。
【0106】フィールド97eに係る装置番号は、撮像
を行ったデジタルカメラ16、52、81又は115が
搭載されている装置のID、又は、デジタルカメラ1
6、52、81又は115のIDである。なお、撮像の
トリガとなる検出信号を出力したセンサのIDをも合わ
せて記録するようにしても良い。
【0107】発券精算管理コンピュータ7は、上述した
ような入場カード発行機2、遊技球供給用カード発行精
算機3、遊技球供給指令装置4、景品交換処理コンピュ
ータ6などからの照合要求に対し、該当ファイルをアク
セスしてその結果を返信したり、それら装置から送信さ
れた情報に基づいて、該当ファイルの情報更新を実行さ
せたりする。なお、制御部90は、照合時において、正
当でないと判断した場合には、その旨を返信するだけで
なく、記憶部91にも記憶させる。
【0108】なお、発券精算管理コンピュータ7を、遊
技場のネットワークNとは異なるネットワークを介し
て、第3者(例えば、カード発行会社やカード納品会
社)がアクセスできるようにして、各種カードの補充、
判断を遠隔地にいて行うことができるようにしても良
い。
【0109】(A−1−6)システム管理コンピュータ
8 システム管理コンピュータ8は、例えば遊技場事務室に
設けられている、パソコンなどの通信機能を備えたコン
ピュータ装置で構成されているものであり、遊技場経営
者や運営者による監視システムやカードシステム全体の
管理に資するものである。例えば、遊技球供給用カード
発行精算機3、遊技球供給指令装置4等の機器類の数、
通信ネットワーク上のアドレス、各機器のパラメータ設
定及びこれらの機器の監視等を含む、カードシステム管
理を行うものである。さらに、システム管理コンピュー
タ8は、パチンコ遊技機5の出玉情報や会員カード70
の管理等を行っていた従来のホール管理コンピュータ
(図示せず)に接続されていても良く、また、これらの
システムをシステム管理コンピュータ8に組み込むこと
も可能である。
【0110】システム管理コンピュータ8は、上述のよ
うにコンピュータ装置で構成されているので、図13に
示すように、制御部100、記憶部101、入力部10
2、表示部103、通信処理部104、印刷部105な
どを備えている。
【0111】システム管理コンピュータ8は、上述した
各種カードとの関係では、運営者などによる入力部10
2に対する操作に応じて、発券精算管理コンピュータ7
の各種ファイルの内容を個別に更新させたりするもので
ある。また、不正カードの出現(異常)の情報を記録し
たり、警報を発したりするものである。
【0112】システム管理コンピュータ8は、監視機能
との関係では、撮像を指示したりするものである。例え
ば、運営者などによる入力部102に対する操作に応じ
て、いずれかのデジタルカメラ16、52又は81に撮
像を指示したり、出玉異常のパチンコ遊技機5に係る遊
技球供給指令装置4のデジタルカメラ81に撮像を指示
したりするものである。
【0113】また、システム管理コンピュータ8は、監
視機能との関係では、写真データファイル97に対する
検索機能をも有する。例えば、運営者などによる入力部
102に対する検索条件の入力操作に応じて、所定の写
真データを検索する。検索機能を自動的に起動すること
もできる。例えば、いかさまセンサが検出動作したとき
には、そのパチンコ遊技機5と組をなす遊技球供給指令
装置4に挿入されていた遊技球供給用カード35のID
をキーとして、その遊技球供給用カード35に係る写真
データの全てを検索する。
【0114】(A−2)実施形態のシステム動作及び遊
技者等の動作 以下、遊技者等の動作と共に、実施形態の遊技場監視シ
ステム1の各部での動作を説明する。
【0115】(A−2−1)非会員遊技者の入店時動作 まず、非会員遊技者が入場から遊技球供給用カードを得
るまでの動作を図16のシーケンス図を参照しながら説
明する。
【0116】非会員遊技者は入店すると、まず、入場カ
ード発行機2の発券ボタン10を操作し(T0)、この
とき、入場カード発行機2は貯蔵している入場カード2
0を排出すると共に、デジタルカメラ16による撮像を
行い、非会員遊技者は排出された入場カード20を入手
する(T1、T2)。この際、入場カード発行機2か
ら、発券精算管理コンピュータ7に、入場カード20の
ID(や発行日時の情報)や写真データ等が送信され、
それに応じて、発券精算管理コンピュータ7の入場カー
ドファイル93や写真データファイル97が更新される
(T3)。
【0117】入場カード20を入手した非会員遊技者
は、遊技をしようとするパチンコ遊技機5の近くの遊技
球供給用カード発行精算機3に入場カード20を挿入す
る(T4)。遊技球供給用カード発行精算機3は、カー
ド情報読取部56によって挿入された入場カード20の
IDを得て発券精算管理コンピュータ7に転送し、発券
精算管理コンピュータ7は入場カードファイル93の内
容を参照して正当性を確認する(T5、T6)。
【0118】例えば、発行記録が残っていない入場カー
ド20である場合や、入場カード20の発行日時から所
定時間(例えば2時間)を経過した場合(当然に前日よ
り前に発行されている場合を含む)などには、発券精算
管理コンピュータ7によって正当でないと判断される。
【0119】正当でないものであれば、発券精算管理コ
ンピュータ7は、正当でない旨を遊技球供給用カード発
行精算機3やシステム管理コンピュータ8(図16では
省略)に送信し、遊技球供給用カード発行精算機3は、
異常の旨を表示する(ブザー等を有する場合には、視覚
的表示だけでなく聴覚的報知も行われる)と共に、デジ
タルカメラ52による撮像を行い、発券精算管理コンピ
ュータ7は、内蔵する記憶部91に異常発生データを記
憶すると共に、写真データファイル97にデータを追加
させる(T7、T8)。
【0120】正当でない旨が通知されたシステム管理コ
ンピュータ8においては、図16で処理の図示を省略し
ているが、異常報知処理が実行されると共に、写真デー
タの検索が必要かが判断される。例えば、正当でない理
由が、入場カード20の発行日時から所定時間(例えば
2時間)を経過した場合であると、写真データファイル
97から、その入場カード20の発行時の写真データが
自動的に検索される。なお、入場カード20には貨幣価
値がないので、写真データの自動検索機能を設けなくて
も良い。
【0121】入場カード20が正当であると、発券精算
管理コンピュータ7は、その旨を遊技球供給用カード発
行精算機3に返信し、遊技球供給用カード発行精算機3
は入金を促すメッセージを表示する(T9)。
【0122】これに応じて、非会員遊技者は、遊技球供
給用カード発行精算機3に紙幣を挿入し、前払い額(供
給可能残高;度数でも良い)をセレクトボタン39を用
いて指定することになる(T10、T11)。
【0123】なお、図16では省略しているが、挿入さ
れた紙幣が偽札の場合にも、デジタルカメラ52による
撮像が行われ、発券精算管理コンピュータ7の写真デー
タファイル97へのデータ追加がなされると共に、シス
テム管理コンピュータ8による異常報知が行われる。遊
技場運営者は、必要に応じて、システム管理コンピュー
タ8の印刷部105に写真データの印刷を実行させる。
なお、異常発生によって、撮像されて得られた写真デー
タを自動的に印刷するようにしていても良い。
【0124】遊技球供給用カード発行精算機3は、挿入
された紙幣による金額より多い供給可能残高が指定され
た場合には、指定をやり直させる表示を行う(T12、
T13)。
【0125】遊技球供給用カード発行精算機3は、挿入
された紙幣による金額以下の供給可能残高が指定された
場合には、排出しようとする遊技球供給用カード35の
IDをカード情報読取部56によって得て、発行日時、
残高などの情報と共に発券精算管理コンピュータ7を転
送し、それに応じて、発券精算管理コンピュータ7は、
遊技球供給用カードファイル94などの内容を更新する
(T14、T15)。なお、この際には、挿入された入
場カード20の入場カード回収部57への回収も行われ
る。
【0126】また、遊技球供給用カード発行精算機3
は、貯蔵していた遊技球供給用カード35を排出させる
と共に、必要ならば、釣り銭を排出させ(T16)、非
会員遊技者はこれを入手する(T17)。遊技球供給用
カード発行精算機3は、遊技球供給用カード35の排出
時には、デジタルカメラ52による撮像を行って、写真
データ等を発券精算管理コンピュータ7を転送し、発券
精算管理コンピュータ7は、写真データファイル97へ
のデータ追加を行う(T18、T19)。
【0127】なお、会員遊技者は、入場カード20を入
手することなく、入場カード20に代え、会員カード7
0を用いて、遊技球供給用カード発行精算機3から遊技
球供給用カード35を得ることができる。
【0128】(A−2−2)遊技者の供給可能残高の増
大動作 次に、供給可能残高を増大させる際の動作を図17のシ
ーケンス図を参照しながら説明する。
【0129】遊技者は、供給可能残高が少なくなり(又
は0になり)、残高を増大させる場合には、遊技球供給
用カード発行精算機3に遊技球供給用カード35を挿入
する(T20)。遊技球供給用カード発行精算機3は、
挿入された遊技球供給用カード35のIDをカード情報
読取部56によって得て発券精算管理コンピュータ7を
転送し(T21)、発券精算管理コンピュータ7は、遊
技球供給用カードファイル94の内容を参照して正当性
を確認する(T22)。
【0130】例えば、登録記録が残っていない遊技球供
給用カード35である場合や、遊技球供給用カード35
が当日ではなく過去に発行された場合や、いずれかの遊
技球供給指令装置4や他の遊技球供給用カード発行精算
機3にその時点で装着されている遊技球供給用カード3
5のIDと同じIDである場合などには、正当でないと
判断される。
【0131】正当でないものであれば、発券精算管理コ
ンピュータ7は、正当でない旨を遊技球供給用カード発
行精算機3やシステム管理コンピュータ8(図17では
省略)に送信し、遊技球供給用カード発行精算機3は、
異常の旨を表示すると共に、デジタルカメラ52による
撮像を行い、発券精算管理コンピュータ7は、内蔵する
記憶部91に異常発生データを記憶すると共に、写真デ
ータファイル97にデータを追加させる(T23、T2
4)。
【0132】正当でない旨が通知されたシステム管理コ
ンピュータ7においては、図16で処理を省略している
が、異常報知処理が実行されると共に、写真データの検
索等が必要かが判断される。例えば、正当でない理由
が、いずれかの遊技球供給指令装置5や他の遊技球供給
用カード発行精算機3にその時点で装着されている遊技
球供給用カード35のIDと同じIDである場合である
と、写真データファイル97から、その遊技球供給用カ
ード35のIDを有する全ての写真データが自動的に検
索されると共に、同じIDの遊技球供給用カード35が
挿入されている遊技球供給指令装置5や他の遊技球供給
用カード発行精算機3での撮像を実行させる。
【0133】これにより、遊技場の運営者や経営者等の
監視者は、検索された写真データや今回撮像された写真
データを次々と確認して、違法者や違法行為を認識する
ことができる。また、必要ならば、写真データを印刷す
ることができる。
【0134】挿入された遊技球供給用カード35が正当
であると、発券精算管理コンピュータ7は、その旨及び
今までの残高(なお、追加可能金額でも良い)を遊技球
供給用カード発行精算機3に返信し(T24)、遊技球
供給用カード発行精算機3は、残高及び又は追加可能金
額を明示した入金、又は、精算を促すメッセージを表示
する(T25)。
【0135】これに応じて、遊技者は、遊技球供給用カ
ード発行精算機3に紙幣を挿入し、追加する供給可能残
高をセレクタボタン39を用いて指定することになる
(T26、T27)。なお、偽札が挿入された場合の処
理は、上述と同様である。
【0136】遊技球供給用カード発行精算機3は、挿入
された紙幣による金額より多い追加金額が指定された場
合や、追加可能金額を越えた追加金額が指定された場合
には、指定をやり直させる表示を行う(T28、T2
9)。
【0137】遊技球供給用カード発行精算機3は、正当
な追加金額が指定された場合には、挿入されている遊技
球供給用カード35のID、更新された残高(又は追加
金額)などの情報を発券精算管理コンピュータ7を転送
し(T30)、発券精算管理コンピュータ7は、それに
応じて、遊技球供給用カードファイル94などの内容
(特に残高)を更新する(T31)。
【0138】また、遊技球供給用カード発行精算機3
は、挿入されている遊技球供給用カード30を排出させ
ると共に、必要ならば、釣り銭を排出させ(T32)、
遊技者はこれを受領する(T33)。
【0139】遊技球供給用カード発行精算機3は、遊技
球供給用カード35の排出時には、デジタルカメラ52
による撮像を行って、写真データ等を発券精算管理コン
ピュータ7を転送し、発券精算管理コンピュータ7は、
写真データファイル97へのデータ追加を行う(T3
4、T35)。
【0140】(A−2−3)遊技球供給時動作 次に、遊技球を供給(球貸し)する際の動作を図18及
び図19のシーケンス図を参照しながら説明する。
【0141】遊技者は、パチンコ遊技機5の遊技を開始
するときには、遊技球供給指令装置4に遊技球供給用カ
ード35を挿入する(T40)。遊技球供給指令装置4
は、挿入された遊技球供給用カード35のIDを読み取
って、発券精算管理コンピュータ7に送信し、遊技球供
給用カード35の正当性を確認させる(T41、T4
2)。
【0142】ここでも、例えば、発行記録が残っていな
い遊技球供給用カード35である場合や、遊技球供給用
カード35が当日ではなく過去である場合や、他の遊技
球供給指令装置4やいずれかの遊技球供給用カード発行
精算機3に既に装着されている遊技球供給用カード35
のIDと同じIDである場合などには、正当でないと判
断される。
【0143】正当でないものであれば、発券精算管理コ
ンピュータ7は、正当でない旨を遊技球供給指令装置4
やシステム管理コンピュータ7(図18では省略)に送
信し、遊技球供給指令装置4は、挿入された遊技球供給
用カード35の可搬を不可能にすべくロックし、異常の
旨を表示すると共に、デジタルカメラ81による撮像を
行い、発券精算管理コンピュータ7は、内蔵する記憶部
91に異常発生データを記憶すると共に、写真データフ
ァイル97にデータを追加させる(T43〜T45)。
【0144】この場合においても、正当でない旨が通知
されたシステム管理コンピュータ7は、図18で処理を
省略しているが、異常報知処理が実行されると共に、写
真データの検索等が必要かが判断される。例えば、正当
でない理由が、他の遊技球供給指令装置4やいずれかの
遊技球供給用カード発行精算機3にその時点で装着され
ている遊技球供給用カード35のIDと同じIDである
場合であると、写真データファイル97から、その遊技
球供給用カード35のIDを有する全ての写真データが
自動的に検索されると共に、同じIDの遊技球供給用カ
ード35が挿入されている遊技球供給指令装置4や遊技
球供給用カード発行精算機3での撮像を実行させる。
【0145】これにより、遊技場の運営者や経営者等の
監視者は、検索された写真データや今回撮像された写真
データを次々と確認して、違法者や違法行為を認識する
ことができる。また、必要ならば、写真データを印刷す
ることができる。
【0146】遊技球供給用カード35が正当であると、
発券精算管理コンピュータ7は、その旨、残高、景品球
数等を遊技球供給指令装置4に返信する(T46)。遊
技球供給指令装置4は、挿入された遊技球供給用カード
35に関連付けて景品球数がある場合には、挿入された
遊技球供給用カード35を排出させる(T47〜T4
9)。
【0147】最近においては、ある1台のパチンコ遊技
機5の遊技を終了することに、景品球を全て景品処理す
ることを求める遊技場が多くなっている。この実施形態
では、1台のパチンコ遊技機5の遊技で得た景品球を全
て景品処理することを求める遊技場であるとして説明を
行う。そのため、上述したような景品球数の有無の判別
処理を行っている。なお、景品球数があるために、遊技
球供給用カード35を排出した場合には、図示しないそ
の旨の通知用のランプによって報知させたり、表示部を
設けてその旨のメッセージを表示させるようにしても良
い。
【0148】挿入された遊技球供給用カード35に関連
付けて景品球数が記録されていない場合には、遊技球供
給指令装置4は、挿入された遊技球供給用カード35に
係る残高が0であるか否かを判別し(T50)、遊技球
供給指令装置4は、残高が0であれば、挿入された遊技
球供給用カード35を排出させ(T51、T52)、残
高が0でなければ、パチンコ遊技機5に残高表示させる
(T53)。
【0149】なお、遊技球供給用カード35の正当性が
確認された時点で、遊技球供給指令装置4は、遊技者を
撮像するようにしても良い。このように遊技開始前に撮
像しておくことにより、撮像用窓部81aが覆われて不
正(いかさま)が実行されたときにも遊技者を特定する
ことができる。
【0150】遊技者は、残高を確認して球貸ボタン78
を操作することになる(T54)。このとき、パチンコ
遊技機5は、単位分ずつの遊技球を供給する(球貸しす
る)と共に、残高表示を単位分ずつの遊技球の供給が済
む毎に減少させ、返却ボタン79が操作されるまで、又
は、遊技球供給指令装置4に設定された単位分の遊技球
が払い出されるまで遊技球の供給を行う(T55〜T5
8)。
【0151】遊技球の供給停止時には、遊技球供給指令
装置4は、挿入されている遊技球供給用カード35のI
Dと共に、その更新された残高を発券精算管理コンピュ
ータ7に送信し、発券精算管理コンピュータ7は、遊技
球供給用カードファイル94の残高などを更新する(T
59、T60)。
【0152】その後、遊技者は、パチンコ遊技を楽しむ
ことになる(T61、T62)。なお、図18及び図1
9では省略しているが、パチンコ球の供給時や、入賞時
や、遊技球発射時などでは、システム管理コンピュータ
8は、出玉管理を行う。すなわち、景品球数があれば、
景品球数を捉えることができる。
【0153】なお、遊技の途中においても、遊技者がパ
チンコ球の供給を指示することがあるが、この際の処理
は、図18及び図19では省略している。
【0154】遊技者は、遊技中であったパチンコ遊技機
5の遊技を止めたときには、カードの返却ボタン80を
操作する(T63)。このとき、遊技球供給指令装置4
から発券精算管理コンピュータ7にその旨が通知される
(T64)。処理の図示は省略しているが、発券精算管
理コンピュータ7はシステム管理コンピュータ8に終了
の旨を通知し、システム管理コンピュータ8は、今回の
遊技で景品球があればその球数を発券精算管理コンピュ
ータ7に返送し、発券精算管理コンピュータ7は、遊技
球供給用カードファイル94における景品球数のフィー
ルド94nにその景品球を記録すると共にカード挿入装
置フィールド94jを空欄にし(T65)、発券精算管
理コンピュータ7での終了時処理が終了したことを遊技
球供給指令装置4に返信する(T66)。
【0155】遊技球供給指令装置4は、発券精算管理コ
ンピュータ7の処理終了通知に景品球数を記録したこと
を表す情報が含まれているか否かを判別し(T67)、
景品球数を記録したことを表す情報が含まれている場合
には、ディジタルカメラ52による撮像を実行させ、写
真データを発券精算管理コンピュータ7に送信して記録
させた後(T68、T69)、景品球数を記録したこと
を表す情報が含まれていない場合には直ちに、遊技球供
給用カード35を排出し、遊技者はこれを受領する(T
70、T71)。
【0156】なお、今回の遊技で景品球を取得した遊技
者に対する撮像は、カード排出指令時の他、受け皿から
いわゆるドル箱への移動つまみが操作されたときに行う
ようにしても良い。また、パチンコ遊技機5が、1台で
パチンコ球を巡回させるものであって、受け皿等にある
景品球をパチンコ遊技機5の内部に移動させるための操
作子等を有するものであればその操作時(このとき景品
球数の計数も行われる)に撮像を行うようにしても良
い。
【0157】いずれにせよ、景品球を取得した遊技者の
写真データが、その所持する遊技球供給用カード35に
関連して、発券精算管理コンピュータ7に記憶される。
【0158】(A−2−4)精算時動作 次に、遊技球供給用カード35に係る供給可能残高を精
算する際の動作を図20のシーケンス図を参照しながら
説明する。
【0159】なお、精算する際の動作は、途中までは
(図17のステップT25の処理までは)、供給可能残
高を増大させる際の動作と同様であるので、以下では、
それ以降の動作を説明する。
【0160】発券精算管理コンピュータ7が、上述した
ステップT25で、遊技球の供給可能残高の増大を求め
るか、精算を求めるかを遊技者に問うメッセージを表示
した場合において、遊技者が、遊技球供給用カード35
に係る供給可能残高を精算したいときには、例えば、精
算ボタン40によって精算を指示する(T80)。この
とき、遊技球供給用カード発行精算機3はまず、供給可
能残高が0であるか否かを判別する(T81)。
【0161】供給可能残高が0であると、遊技球供給用
カード発行精算機3は、発券精算管理コンピュータ7に
対し、挿入されている遊技球供給用カード35について
有効数の景品球が記録されているか否かの情報を求め、
これに応じて、発券精算管理コンピュータ7はその情報
を返送し(T82、T83)、これを受けて、後述する
ステップT88以降の処理に移行する。ここで、有効数
の景品球とは、景品に交換できる最も少ない景品球の数
以上をいう。
【0162】挿入されている遊技球供給用カード35に
ついて有効な供給可能残高が存在すると、遊技球供給用
カード発行精算機3は、供給可能残高の金額分の紙幣や
硬貨を払い出し、遊技者はこれを受領する(T84、T
85)。また、遊技球供給用カード発行精算機3は、金
銭的な精算が終了したことを発券精算管理コンピュータ
7に送信し、発券精算管理コンピュータ7は、遊技球供
給用カードファイル94の残高フィールド94gをリセ
ットしたりすると共に、遊技球供給用カード35につい
て有効数の景品球が記録されているか否かの情報を、遊
技球供給用カード発行精算機3に返送する(T86、T
87)。
【0163】以上のように、精算が不必要である場合
や、供給可能残高の精算が終了した場合には、遊技球供
給用カード発行精算機3は、遊技球供給用カード35に
ついて有効数の景品球が記録されているか否かを判別す
る(T88)。
【0164】有効数の景品球が記録されていなければ、
遊技球供給用カード発行精算機3は、挿入されている遊
技球供給用カード35を回収すると共に、回収したこと
を発券精算管理コンピュータ7に通知する(T89、T
90)。
【0165】これに対して、有効数の景品球が記録され
ていれば、遊技球供給用カード発行精算機3は、精算が
終了しても、挿入されている遊技球供給用カード35を
排出させ、遊技者は、これを受領する(T91、T9
2)。
【0166】(A−2−5)景品交換動作 次に、遊技者が遊技によって獲得した景品球を、景品に
交換する際の動作を図21及び図22のシーケンス図を
参照しながら説明する。
【0167】景品交換員又は遊技者は、景品交換処理コ
ンピュータ6に係る景品球計数装置111の導入ホッパ
に景品球を入れ、景品球計数装置111によって景品球
数を計数させる(T100、T101)。景品交換処理
コンピュータ6は、この計数動作の起動時には、デジタ
ルカメラ115による撮像を実行させ、得られた写真デ
ータを発券精算管理コンピュータ7に送信してファイル
に記憶させる(102、T103)。この際の写真デー
タには、景品交換員(従業員)及び景品交換を求めてい
る遊技者の両者が含まれている。
【0168】なお、景品球数を出玉管理だけで管理する
システムでは、景品球計数装置111を省略できる。ま
た、パチンコ遊技機5自体が景品球の計数機能を有する
システムでも、景品球計数装置111を省略できる。
【0169】その後、景品交換処理コンピュータ6は、
遊技球供給用カード35の挿入を求めるメッセージを表
示させ、これに応じて、景品交換員又は遊技者は、遊技
者が携帯している遊技球供給用カード35を景品交換処
理コンピュータ6に挿入する(T104、T105)。
【0170】これにより、景品交換処理コンピュータ6
は、カード情報読取部114によって、挿入された遊技
球供給用カード35のIDを得て、このIDと、景品球
計数装置111が計数した景品球数とを発券精算管理コ
ンピュータ7に転送し、発券精算管理コンピュータ7
は、到来した情報に基づいて正当性を確認する(T10
6、T107)。
【0171】ここでの正当性の確認は、カードIDに基
づいた上述したような一般的な確認だけでなく、遊技球
供給用カードファイル94の景品球数フィールド94n
の値(出玉処理による遊技中での景品球数の計数値)か
ら見て、計数された景品数が妥当か否かでも行われる。
例えば、景品球計数装置111によって計数された景品
数が景品球数フィールド94nの値よりかなり大きい場
合には(誤差が大きい場合には)、他人の景品球を盗ん
だ可能性が高く、正当でないと判断する。また、パチン
コ遊技機5に対する遊技の際にいかさまセンサ等が作動
したときに遊技球供給指令装置4に挿入されていた遊技
球供給用カード35である場合にも、正当でないと判断
する。
【0172】正当でない場合には、発券精算管理コンピ
ュータ7は、正当でない旨を景品交換処理コンピュータ
6やシステム管理コンピュータ8(図21及び図22で
は省略)に送信し、この際、景品交換処理コンピュータ
6に与える情報には、過去の異常に関係する場合にはそ
の際に撮像した写真データを含めても良い。景品交換処
理コンピュータ6は、挿入された遊技球供給用カード3
5の可搬を不可能にすべくロックし、異常の旨(写真デ
ータを含めても良い)を表示すると共に、デジタルカメ
ラ115による撮像を実行させ、得られた写真データを
発券精算管理コンピュータ7に送信し、発券精算管理コ
ンピュータ7は、内蔵する記憶部91に異常発生データ
及び写真データを記憶する(T108、T109)。
【0173】正当でない旨が通知されたシステム管理コ
ンピュータ8は、図21及び図22では処理の図示を省
略しているが、異常報知処理が実行される。
【0174】上述したステップT107の判別で、正当
と判別した発券精算管理コンピュータ7は、その旨、供
給可能残高、及び、当該遊技球供給用カード35が挿入
されたパチンコ遊技機5で景品球を遊技者が所得した際
に撮像した写真データ等の情報を、景品交換処理コンピ
ュータ6に返送する(T110)。
【0175】景品交換処理コンピュータ6は、到来した
写真データを表示させ、正当の景品球取得者(遊技者)
か否かの指示を景品交換員に求める(T111、T11
2)。
【0176】景品交換員は、表示された写真データに写
っている遊技者が、景品交換を求めている遊技者と異な
っている場合には、景品交換を求めている遊技者に事情
を聞く等の措置を行い、事情を聞いても正当な遊技者と
判断できないときは、その旨を景品交換処理コンピュー
タ6に入力し(T113)、景品交換処理コンピュータ
6は異常処理を行う(T114)。この際の異常処理と
しては、例えば、システム管理コンピュータ8に、景品
球数及びカードIDとを転送して記憶させ、景品球の盗
難にあった遊技者が後で出現した場合にも対応とれるよ
うにしておいた後、当該景品交換処理コンピュータ6の
今回の景品交換処理をリセットする処理を挙げることが
できる。
【0177】一方、景品交換員は、表示された写真デー
タに写っている遊技者が、景品交換を求めている遊技者
と一致している場合には、その旨を景品交換処理コンピ
ュータ6に入力し(T115)、景品交換処理コンピュ
ータ6は、従来と同様な一般的な景品交換処理を行い
(T116)、景品交換の終了時には、発券精算管理コ
ンピュータ7に通知して遊技球供給用カードファイル9
4の景品球数フィールド94nの値のクリアさせる(T
117)。なお、景品交換処理の際、交換景品のコード
が読み取られたり、同一の交換景品の個数がキー入力さ
れたりする毎に、景品交換処理コンピュータ6がデジタ
ルカメラ115に撮像させ、景品交換員及び景品交換を
求めている遊技者が写っている写真データを発券精算管
理コンピュータ7に送信して記憶させるようにしても良
い。
【0178】その後、景品交換処理コンピュータ6は、
挿入されている遊技球供給用カード35に係る供給可能
残高が0であるか否かを判別する(T118)。
【0179】供給可能残高が0でなければ、景品交換処
理コンピュータ6は、挿入されている遊技球供給用カー
ド35を排出させ、景品交換員又は遊技者はこれを受領
する(T119、T120)。
【0180】これに対して、供給可能残高が0であれ
ば、景品交換処理コンピュータ6は、この後も遊技を行
うか否かを問うメッセージを表示させ、景品交換員は遊
技者の意思を聞いてそれに応答し、景品交換処理コンピ
ュータ6は、応答内容を判別する(T121〜T12
3)。
【0181】遊技を行わない場合であると、景品交換処
理コンピュータ6は、挿入されている遊技球供給用カー
ド35を遊技球供給用カード回収部119に回収すると
共に、その旨を発券精算管理コンピュータ7に通知し、
発券精算管理コンピュータ7は、回収された遊技球供給
用カード35に係る遊技球供給用カードファイル94の
内容を適宜更新する(T124、T125)。
【0182】これに対して、遊技を行う場合であると、
景品交換処理コンピュータ6は、挿入されている遊技球
供給用カード35を排出させ、景品交換員又は遊技者は
これを受領する(T126、T127)。
【0183】(A−3)実施形態の効果 上記実施形態によれば、景品交換の際には、景品球を獲
得した際に撮像しておいた遊技者の写真データに基づい
て、景品交換を求めた遊技者を確認して景品交換を行う
ようにしたので、遊技によって正当に景品球を入手した
遊技者についての景品交換だけを保証し得るシステムを
実現できる。
【0184】また、上記実施形態によれば、景品交換に
供している景品交換員及び遊技者の両者の写真データを
得て記憶するようにしたので、景品交換員及び遊技者が
組んで不正行為を未然に防止することが期待できると共
に、後で景品交換についての不正が発覚した際の原因を
追求できることが期待できる。
【0185】(B)他の実施形態 上記説明においても、種々変形実施形態に言及したが、
さらに、以下に例示するような変形実施形態を挙げるこ
とができる。
【0186】上記実施形態においては、景品交換時の遊
技者の正当性確認に用いる写真データが、景品球を取得
した際の写真データであるものを示したが、これに加え
て、遊技者が所有している遊技球供給用カード35に係
る他の写真データをも確認に用いるようにしても良い。
遊技球供給用カード35を発行する際に撮像した写真デ
ータや、遊技球供給用カード35の発行の前提となる入
場カード20を発行する際に撮像した写真データや、景
品球を獲得できなかった他のパチンコ遊技機の遊技時に
撮像した写真データ等をも確認に用いるようにしても良
い。すなわち、ある遊技球供給用カード35に係る複数
種類の写真データ(異常発生による写真データを除く)
に写っている遊技者が全ての写真データで一致している
ときに、景品交換を許められる遊技者と捉えるようにし
ても良い。
【0187】また、上記実施形態においては、遊技球供
給用カード35に関し、景品球及び供給可能残高の双方
が残っている場合に、景品交換処理、及び、供給可能残
高の精算処理のいずれを先に実行して良いものを示した
が、処理の順序を定めても良い。この場合において、1
台のパチンコ遊技機の遊技が終了した際に景品球を取得
していれば景品交換を求める遊技場であれば、景品交換
処理が先に行う処理となる。
【0188】さらに、上記実施形態においては、遊技球
供給用カード35に関する供給可能残高の精算は、遊技
球供給用カード発行精算機3で行うものを示したが、景
品交換処理コンピュータ6の専用機能としても良い。こ
のようにした場合において、遊技球供給用カード35の
発行時に撮像した写真データ(異常発生による写真デー
タを除く)に写っている遊技者と、精算を求めた遊技者
との一致を精算の条件とするようにしても良い。また、
この精算時にも、精算処理従業員及び精算を求めた遊技
者の組の写真データを得て記憶するようにしても良い。
【0189】さらにまた、上記実施形態においては、景
品球に対する処理が景品交換だけのものを示したが、こ
れに加えて、貯玉処理をも有するシステムに本発明を適
用することができる。すなわち、景品球を、将来の遊技
や景品交換のために蓄積しておく貯玉に変換する際に
も、写真データによる遊技者の確認を行うようにしても
良い。この確認に用いられる写真データは、景品球取得
時に撮像された写真データであっても良い。また、実際
上、会員制を採用している遊技場では、会員遊技者にの
み貯玉を認めている。そのため、会員登録の際に撮像し
て得られた写真データを、景品球の貯玉への変換時の遊
技者確認に用いるようにしても良い。
【0190】さらには、貯玉を、遊技球に再変換した
り、景品に変換したりする際にも、写真データに基づ
く、遊技者の確認を行うようにしても良い。この場合に
おいて、貯玉が求められたときの遊技者確認に用いられ
た写真データを記憶しておいて貯玉からの変換時の確認
に用いるようにしても良く、貯玉への変換時に撮像した
景品交換員及び遊技者の両者が写っている写真データを
この際の確認に用いるようにしても良い。
【0191】また、上記実施形態においては、会員も遊
技球供給用カード35を用いるものを示したが、会員に
対しては、会員カード70を遊技球供給用カード35と
同様に利用できるようにしても良い。
【0192】さらに、上記実施形態においては、景品球
数や供給可能残高等を、遊技球供給用カード35に関連
付けて発券精算管理コンピュータ7が記憶しておくもの
を示したが、これに代え、又は、これに加えて、景品球
数や供給可能残高等を遊技球供給用カード35に記憶さ
せるようにしても良い。さらには、写真データをも遊技
球供給用カード35に記憶させるようにしても良い。
【0193】さらにまた、上記実施形態においては、景
品交換時に確認用に用いる写真データの取り出しをカー
ドIDをキーとして行うものを示したが、これに代え、
又は、これに加えて、他の方法を適用するようにしても
良い。例えば、遊技球供給用カード35の発行時に指紋
読取やパスワードの入力等を行うようにしておき、この
情報をも写真データの取り出しに用いるようにしても良
い(写真データの取り出し以外の本人確認にもなってい
る)。また、パチンコ遊技機自体が景品球数を印刷した
帳票の発行機能を有するものであれば、帳票に整理番号
をも印刷して写真データを取り出すようにしても良い。
【0194】さらにまた、発券精算管理コンピュータ7
と、システム管理コンピュータ8が1台のコンピュータ
で構成されていても良い。
【0195】また、上記実施形態では、遊技機がパチン
コ遊技機の場合を示したが、スロットマシンなどの他の
遊技機であっても良いことは勿論であり、パチンコ遊技
機やスロットマシンについてカード類が共通なものであ
っても良い。
【0196】さらに、上記実施形態では、全ての構成要
素が遊技場に設けられているシステムを示したが、本発
明はこれに限らず、例えば、景品交換処理コンピュータ
6が遊技場外部の景品交換に協力する商店等に設けられ
たものであっても良い。
【0197】
【発明の効果】以上のように、第1の本発明の遊技場監
視システムによれば、遊技報酬球を取得した遊技者を撮
像可能な遊技者撮像手段(81)が直接又は関連して設
けられている、複数の遊技機器(5)と、遊技者撮像手
段が撮像して得た、遊技報酬球を取得した遊技者の画像
データを記憶している遊技者画像データ記憶手段(7)
と、遊技報酬球を景品に交換したり貯玉に変換したりす
る等の遊技報酬球変換処理を行うものであって、その前
段階の確認処理として、遊技者画像データ記憶手段に記
憶されている所定の遊技者の画像データを表示する遊技
報酬球処理装置(6)とを有するので、遊技報酬球変換
処理を求めた遊技者の正当性を判断でき、正当な遊技者
に対してのみ遊技報酬球変換処理が可能となる。
【0198】また、第2の本発明の遊技場監視システム
によれば、遊技報酬球を景品に交換したり貯玉に変換し
たりする等の遊技報酬球変換処理を行う遊技報酬球処理
装置(6)に直接又は関連して、その変換処理を行う遊
技場従業員及び変換処理を求めた遊技者の両者を同時に
撮像可能な変換処理監視撮像手段(115)を有するの
で、この撮像機能が重圧となって、変換処理における不
正を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施形態の遊技場監視システム1の全体構成を
示すブロック図である。
【図2】実施形態の入場カード発行機2の外観イメージ
を示す斜視図である。
【図3】実施形態の入場カード発行機2の詳細構成を示
すブロック図である。
【図4】実施形態の遊技球供給用カード発行精算機3の
外観イメージを示す斜視図である。
【図5】実施形態の遊技球供給用カード発行精算機3の
詳細構成を示すブロック図である。
【図6】実施形態の遊技球供給指令装置4及びパチンコ
遊技機5の外観イメージを示す斜視図である。
【図7】実施形態の遊技球供給指令装置4の詳細構成を
示すブロック図である。
【図8】実施形態の景品交換処理コンピュータ6の構成
を示すブロック図である。
【図9】実施形態の発券精算管理コンピュータ7の構成
を示すブロック図である。
【図10】実施形態の入場カードファイル93のレコー
ド構成を示す説明図である。
【図11】実施形態の遊技球供給用カードファイル94
のレコード構成を示す説明図である。
【図12】実施形態の会員カードファイル95のレコー
ド構成を示す説明図である。
【図13】実施形態の従業員カードファイル96のレコ
ード構成を示す説明図である。
【図14】実施形態の写真データファイル97のレコー
ド構成を示す説明図である。
【図15】実施形態のシステム管理コンピュータ8の詳
細構成を示すブロック図である。
【図16】実施形態の非会員遊技者の入店時動作を示す
シーケンス図である。
【図17】実施形態の遊技者の供給可能残高の増大動作
を示すシーケンス図である。
【図18】実施形態の遊技球供給時動作を示すシーケン
ス図(1)である。
【図19】実施形態の遊技球供給時動作を示すシーケン
ス図(2)である。
【図20】実施形態の精算時動作を示すシーケンス図で
ある。
【図21】実施形態の景品交換時動作を示すシーケンス
図(1)である。
【図22】実施形態の景品交換時動作を示すシーケンス
図(2)である。
【符号の説明】
1…遊技場監視システム、2…入場カード発行機、3…
遊技球供給用カード発行精算機、4…遊技球供給指令装
置、5…パチンコ遊技機、6…景品交換処理コンピュー
タ、7…発券精算管理コンピュータ、8…システム管理
コンピュータ、35…遊技球供給用カード、115…デ
ジタルカメラ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2C088 BA88 BB01 BB03 BB15 BB19 BB20 BB21 BB23 BB29 BB30 BB32 BB36 BC68 BC78 BC79 BC80 CA02 CA08 CA09 CA21 CA28 CA30 CA35 EA10

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 遊技報酬球を取得した遊技者を撮像可能
    な遊技者撮像手段が直接又は関連して設けられている、
    複数の遊技機器と、 上記遊技者撮像手段が撮像して得た、遊技報酬球を取得
    した遊技者の画像データを記憶している遊技者画像デー
    タ記憶手段と、 遊技報酬球を景品に交換したり貯玉に変換したりする等
    の遊技報酬球変換処理を行うものであって、その前段階
    の確認処理として、上記遊技者画像データ記憶手段に記
    憶されている所定の遊技者の画像データを表示する遊技
    報酬球処理装置とを有することを特徴とする遊技場監視
    システム。
  2. 【請求項2】 上記各遊技機器は、自機器、又は、遊技
    球の供給を指令する対応する遊技球供給指令装置への、
    固有の識別情報が付与されているカードの挿入を条件と
    して遊技球が供給されるものであり、 上記遊技者画像データ記憶手段は、少なくとも上記カー
    ドの識別情報と対応付けて遊技者の画像データを記憶し
    ており、 上記遊技報酬球処理装置は、上記カードの挿入口を備
    え、挿入された上記カードの識別情報を、上記遊技者画
    像データ記憶手段に与えて遊技者の画像データを取り出
    して表示することを特徴とする請求項1に記載の遊技場
    監視システム。
  3. 【請求項3】 上記各遊技機器に直接又は関連して設け
    られている上記遊技者撮像手段の撮像開口は、対応する
    遊技機器の揺動開閉する蓋体の開く側の側方であって、
    上記蓋体の上縁より高い位置に設けられていることを特
    徴とする請求項1又は2に記載の遊技場監視システム。
  4. 【請求項4】 遊技報酬球を景品に交換したり貯玉に変
    換したりする等の遊技報酬球変換処理を行う遊技報酬球
    処理装置に直接又は関連して、その変換処理を行う遊技
    場従業員及び変換処理を求めた遊技者の両者を同時に撮
    像可能な変換処理監視撮像手段を有することを特徴とす
    る遊技場監視システム。
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