JP2002219259A - 遊技場遊技情報提供システム - Google Patents

遊技場遊技情報提供システム

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JP2002219259A
JP2002219259A JP2001017941A JP2001017941A JP2002219259A JP 2002219259 A JP2002219259 A JP 2002219259A JP 2001017941 A JP2001017941 A JP 2001017941A JP 2001017941 A JP2001017941 A JP 2001017941A JP 2002219259 A JP2002219259 A JP 2002219259A
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game
card
ball supply
game ball
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JP2001017941A
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Sadao Fukuda
貞夫 福田
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 遊技者が遊技の反省などに利用できる、遊技
場遊技機での遊技情報を提供する遊技場遊技情報提供シ
ステムを提供する。 【解決手段】 本発明のシステムは、遊技成果、遊技履
歴などの遊技場遊技情報の電子化データを出力する遊技
場遊技機と、遊技場遊技機から出力された遊技場遊技情
報を遊技者に提供する、遊技場遊技機とは別個に設けら
れた遊技情報提供装置とを有することを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は遊技場遊技情報提供
システムに関し、例えば、パチスロ機、スロットマシ
ン、パチンコ機、遊技場ゲーム機などの遊技場遊技機の
遊技成果、遊技履歴などの遊技情報を遊技者に提供しよ
うとするものである。
【0002】
【従来の技術】パチスロ機、スロットマシン、パチンコ
機などの遊技場遊技機の遊技者は、遊技での当たり外れ
を楽しんでいる。
【0003】そして、負けた日などは、自己の記憶に頼
って遊技の反省などを行っている。また、パソコンなど
を所有する遊技者の中には、遊技日毎の勝ち負けなどを
集計したりしている者もいる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来に
おいては、遊技者は、自己の記憶によってのみ、遊技の
成果の情報などを持ち帰ることができるだけである。す
なわち、遊技結果や遊技履歴などの詳細な遊技情報を持
ち帰ることができず、遊技の反省などを的確に行うこと
ができない。
【0005】仮に、詳細な遊技情報を得るためには、例
えば、パチスロ機であれば、ゲーム毎に各リールの停止
図柄を紙などに書き留めることを要し、これでは遊技を
楽しむことができず、実際的ではない。
【0006】そのため、遊技者が遊技の反省など各種の
目的に利用できる遊技場遊技機での遊技情報を提供でき
る遊技場遊技情報提供システムが望まれている。
【0007】
【課題を解決するための手段】かかる課題を解決するた
め、請求項1の本発明の遊技場遊技情報提供システム
は、遊技成果、遊技履歴などの遊技場遊技情報の電子化
データを出力する遊技場遊技機と、上記遊技場遊技機か
ら出力された遊技場遊技情報を遊技者に提供する、上記
遊技場遊技機とは別個に設けられた遊技情報提供装置と
を有することを特徴とする。
【0008】また、請求項2の本発明の遊技場遊技情報
提供システムは、請求項1において、上記遊技情報提供
装置が、記憶媒体に、上記遊技場遊技機から出力された
遊技場遊技情報を記憶して、遊技者に提供するものであ
ることを特徴とする。
【0009】さらに、請求項3の本発明の遊技場遊技情
報提供システムは、請求項1又は2において、上記遊技
情報提供装置が、遊技場遊技情報の提供を受ける遊技者
を確認する遊技者識別手段を有することを特徴とする。
【0010】さらにまた、請求項4の本発明の遊技場遊
技情報提供システムは、請求項3において、上記遊技者
識別手段が、少なくとも遊技球供給用カードの情報に基
づき、遊技者を確認することを特徴とする。
【0011】
【発明の実施の形態】(A)実施形態 以下、本発明による遊技場遊技情報提供システムの一実
施形態を図面を参照しながら詳述する。なお、この実施
形態は、遊技場遊技機がパチスロ機の例である。
【0012】(A−1)実施形態の構成及び各部機能 図1は、この実施形態の遊技場遊技情報提供システムの
構成を示すブロック図である。
【0013】図1において、この実施形態の遊技場遊技
情報提供システム1は、入場カード発行機2、遊技球供
給用カード発行精算機3、遊技球供給指令装置4、パチ
スロ機5、遊技情報提供装置6、発券精算管理コンピュ
ータ7、及び、システム管理コンピュータ8などがネッ
トワークNで接続されて構成されている。
【0014】(A−1−1)入場カード発行機2 入場カード発行機2は、後述する遊技球供給用カード3
5の発行条件となる入場カード20を発行するものであ
って、例えば、遊技場の入口近傍に設置されているもの
である。入場カード発行機2は、例えば、外観イメージ
は、図2の斜視図に示するようなものであり、機能的に
は図3のブロック図に示すようなものである。
【0015】図2において、入場カード発行機2は、外
部からは、以下の構成要素が目視される。すなわち、外
部からは、発券ボタン10、カード取り出し口11、カ
ード排出ランプ12、液晶表示装置13、係員呼出ボタ
ン14、シグナルタワーランプ(以下、シグナルタワー
と呼ぶ)15、及び、デジタルカメラ16(図3参照)
への光学窓部16aが目視できる。
【0016】また、入場カード発行機2は、以上の構成
要素に加えて、図3の機能ブロック図に示すような構成
要素も備えている。すなわち、デジタルカメラ16、制
御部21、カード繰出部22、カード貯蔵部23、カー
ド識別情報読取部24、通信処理部25、光量センサ2
6、扉体センサ27、破壊センサ28及び消灯ボタン2
9等を備えている。
【0017】液晶表示装置13は、制御部(例えばマイ
コンでなる)21の制御下で、操作を促すガイダンスメ
ッセージを表示したり、当該入場カード発行機2の状態
情報(例えば異常状態)等を表示するものである。
【0018】発券ボタン10は、入場カード20の発行
を求める際に遊技者が操作するものであり、その操作情
報は、制御部21に与えられるようになされている。カ
ード貯蔵部23は、多数の入場カードが蓄積されている
ものである。カード繰出部22は、制御部21の制御下
で、カード貯蔵部23から1枚の入場カード20を繰り
出し、カード識別情報読取部24を経由してカード取り
出し口11から外部に排出されるものである。カード識
別情報読取部24は、排出しようとしている入場カード
20の情報を読み取って制御部21に与えるものであ
る。カード排出ランプ12は、入場カード20の排出動
作時に、制御部21の制御下で、点灯又は点滅されるも
のである。
【0019】係員呼出ボタン14は、入場カードの発行
を受けようとする遊技者が当該入場カード発行機2のト
ラブル等を認識した際に、係員(従業員)を呼び出すた
めに操作するボタンであり、その操作情報は、制御部2
1に与えられるようになされている。シグナルタワー1
5は、制御部21の制御下で、点灯制御され、当該入場
カード発行機2のトラブルや異常発生等を従業員に報知
させるものである。消灯ボタン29は、入場カード発行
機2の筺体内部に設けられ、シグナルタワー15を消灯
させるためのボタンである。
【0020】扉体センサ27は、当該入場カード発行機
2の図示しない扉体の開閉状態やそのロック/アンロッ
ク状態等を検出して制御部21に与えるものである。破
壊センサ28は、当該入場カード発行機2の破壊異常を
検出して制御部21に与えるものであり、例えば、振動
センサや傾きセンサ等が該当する。
【0021】デジタルカメラ16は、例えば、CCDカ
メラ等でなるスチルカメラであり、制御部21の制御下
で、1枚の画像(又は所定時間分の画像)を撮像して画
像信号を制御部21に与えるものである。
【0022】なお、図2における光学窓部16aは、デ
ジタルカメラ16への撮像光の光学窓部を表しており、
デジタルカメラ16の本体は筐体内部に設けられてい
る。この窓部16aは、デジタルカメラ16の対物レン
ズの光径より大きくなされており、この窓部16aの筐
体内部のすぐ近傍には、光量センサ26が設けられてい
る。光量センサ26は、窓部16aが塞がれた異常を、
光量を監視して検出して制御部21に与えるものであ
る。
【0023】通信処理部25は、制御部21の制御下
で、ネットワークNに接続されている他の装置、例え
ば、発券精算管理コンピュータ7やシステム管理コンピ
ュータ8と情報授受を行うものである。
【0024】制御部21は、当該入場カード発行機2の
全体を制御するものである。制御部21による制御機能
は、大きくは、入場カード20の発行制御機能と、異常
監視機能との2種類に分かれている。なお、制御部21
の制御機能については、後述する動作説明で明らかにす
る。
【0025】当該入場カード発行機2が発行する入場カ
ード20は、その入場カード固有の識別情報(ID;後
述する遊技球供給用カード35や会員カード70とも区
別できる)だけが固定的に記録されているものである。
【0026】(A−1−2)遊技球供給用カード発行精
算機3 遊技球供給用カード発行精算機3は、パチスロ機の遊技
の際に必要となるメダル(遊技球)を貸し出しするため
の遊技球供給用カード35を発行したりするものであっ
て、遊技場ホールの任意の位置に設置されているもので
ある。
【0027】遊技球供給用カード発行精算機3は、例え
ば、外観イメージは、図4の斜視図に示するようなもの
であり、機能的には図5のブロック図に示すようなもの
である。
【0028】図4において、遊技球供給用カード発行精
算機3は、外部からは、以下の構成要素が目視される。
すなわち、外部からは、液晶表示装置36、係員呼出ボ
タン37、シグナルタワー38、セレクトボタン39、
精算ボタン40、取消ボタン41、カード出入口42、
カード受入/排出ランプ43、従業員カード出入口4
4、従業員カード受入/排出ランプ45、硬貨払出口4
6、硬貨払出ランプ47、紙幣投入口48、紙幣投入ラ
ンプ49、紙幣払出口50、紙幣払出ランプ51、デジ
タルカメラ52(図5参照)への光学窓部52a、及
び、指紋読取装置72の指接触窓部72aが目視され
る。
【0029】また、遊技球供給用カード発行精算機3
は、以上の構成要素に加えて、図5の機能ブロック図に
示すような構成要素も備えている。すなわち、デジタル
カメラ52、制御部55、カード情報読取部56、入場
カード回収部57、遊技球供給用カード貯蔵部58、遊
技球供給用カード回収部59、従業員カードアクセス部
60、紙幣判別装置61、紙幣貯蔵部62、硬貨貯蔵部
63、通信処理部64、光量センサ65、扉体センサ6
6、破壊センサ67、消灯ボタン68及び指紋読取装置
72等を備えている。
【0030】遊技球供給用カード発行精算機3における
液晶表示装置36、係員呼出ボタン37及びシグナルタ
ワー38も、入場カード発行機2における対応するもの
と同様な機能を担うものである。
【0031】精算ボタン40は、挿入された遊技球供給
用カード35に関連して、遊技球を供給可能な残高(金
銭の入金に対応する残高)が残っている場合に、遊技者
がその残高の精算を求める際に操作するものであり、そ
の操作情報は、制御部(例えばマイコンでなる)55に
与えられる。取消ボタン41は、遊技者等が、当該遊技
球供給用カード発行精算機3の動作モード等を取り消す
場合に操作するものであり、その操作情報は、制御部5
5に与えられる。
【0032】カード出入口42は、入場カード20や遊
技球供給用カード35や後述する会員カード70の挿入
口及び排出口として機能するものである。カード受入/
排出ランプ43は、カード出入口42を介した各種カー
ドの挿入時や排出時に、制御部55によって、点灯又は
点滅制御されるものである。
【0033】入場カード回収部57は、制御部55の制
御下で、カード出入口42から挿入された入場カード2
0を回収して貯蔵するものである。
【0034】遊技球供給用カード貯蔵部58は、カード
出入口42から排出させるための遊技球供給用カード3
5を貯蔵しているものであり、カードの繰り出し機構も
備えている。貯蔵している遊技球供給用カード35の排
出は、制御部55の制御下で実行される。
【0035】遊技球供給用カード回収部59は、制御部
55の制御下で、カード出入口42から挿入された遊技
球供給用カード35を回収して貯蔵するものである。
【0036】カード情報読取部56は、カード出入口4
2から挿入された入場カード20や遊技球供給用カード
35や会員カード70の情報を読み取って制御部55に
与えたりするものである。
【0037】遊技球供給用カード35は、上述のように
メダル(遊技球)を貸し出しするために必要となるもの
であるが、その遊技球供給用カード固有の識別情報(I
D;入場カード20や会員カード75とも区別できる)
だけが固定的に記録されているものである。遊技球供給
用カード35の固有IDは、例えば、遊技球供給用カー
ド35の違いだけでなく、遊技場自体をも区別できるも
のであることが好ましい。固定的な記録方法は、バーコ
ードの記載や、エンボスなどであり、書き換えることが
できないもので十分である。
【0038】遊技球供給用カード35は、それ自体に
は、遊技球を供給可能な残高情報は記録されていない
が、そのカードIDによって、発券精算管理コンピュー
タ7をアクセスすることにより、遊技球を供給可能な残
高情報を取り出せるので、プリペイドカードと同様な性
質をも有する。
【0039】会員カード70は、当該遊技場と会員契約
を締結している遊技者にとって、上述した入場カード2
0と同様な機能を担うものである。すなわち、遊技球供
給用カード35の発行の1条件として、当該遊技球供給
用カード発行精算機3への正当な会員カード70の挿入
が条件とされている。
【0040】会員カード70は、固有の識別情報(I
D;入場カード20や遊技球供給用カード35とも区別
できる)だけが固定的に記録されているものである。
【0041】従業員カード出入口44は、従業員カード
71の挿入口及び排出口として機能するものである。従
業員カード受入/排出ランプ45は、従業員カード出入
口44を介した従業員カード71の挿入時や排出時に、
制御部55によって、点灯又は点滅制御されるものであ
る。
【0042】従業員カードアクセス部60は、従業員カ
ード出入口44から挿入された従業員カード71の情報
を読み取って制御部55に与えたり、従業員カード71
に制御部55から与えられた情報を書き込んだりするも
のである。
【0043】従業員カード71は、例えばICカードな
どの記録再生可能なものでなっており、従業員が、遊技
場経営者や遊技場運営者から配布されて携帯しているも
のである。従業員は、遊技球供給用カード発行精算機3
を操作するときには、従業員カード71を従業員カード
出入口44に挿入することを要する。
【0044】従業員カード71には、カードID(又は
従業員ID)や、その従業員が実行できる操作レベル情
報や、その従業員が操作可能な遊技球供給用カード発行
精算機3のIDなどが、内蔵するEEPROMなどに予
め記録されている。また、操作履歴を書き込める記録領
域を設けることもできる。
【0045】紙幣投入口48は、遊技者が紙幣を投入す
る開口であり、硬貨払出口46は、遊技者に硬貨を払い
出す開口であり、紙幣払出口50は、遊技者に紙幣を払
い出す開口である。これらには関連して、紙幣投入ラン
プ49、硬貨払出ランプ47、紙幣払出ランプ51が設
けられており、制御部55の制御下で、適宜、点灯又は
点滅制御される。
【0046】紙幣貯蔵部62は、制御部55の制御下
で、紙幣投入口48から投入された紙幣を回収すると共
に、紙幣払出口50から払い出す紙幣を繰り出すもので
ある。硬貨貯蔵部62は、制御部55の制御下で、硬貨
払出口46から払い出す硬貨を繰り出すものである。紙
幣判別装置61は、紙幣投入口48から投入された紙幣
や紙幣払出口50から払い出す紙幣の種別や紙幣の真偽
を判別するものであり、判別情報は、制御部55に与え
られる。
【0047】ここで、当該遊技球供給用カード発行精算
機3に紙幣が投入される場合は、二つである。第1は、
遊技球供給用カード35を発行させる際に、遊技球供給
用カード35に関連して残高情報(遊技球の供給可能金
額)を設定する前提となる金額を入金する場合である。
第2は、既に発行されている遊技球供給用カード35に
係る残高情報を増大させる際の前提となる金額を入金す
る場合である。
【0048】一方、当該遊技球供給用カード発行精算機
3から紙幣や硬貨が払い出される場合は、二つである。
第1は、遊技球供給用カード35に係る残高情報(遊技
球の供給可能金額)を初期設定(カード35の発行時)
させる際や、残高情報を増大させる際において、投入さ
れた金額と、指定された初期設定額や増大額とが異なる
ときに、釣り銭を払い出す場合である。第2は、精算ボ
タン40の操作によって精算が指示されたときに、遊技
球供給用カード35に係る残高情報分の金額を払い出す
場合である。
【0049】セレクトボタン39は、遊技球供給用カー
ド35に係る残高情報(遊技球の供給可能金額)を初期
設定(カード35の発行時)させる際や、残高情報を増
大させる際において、初期設定額や増大額を指定させる
ものである。セレクトボタン39としては、指定金額が
異なる複数のものが用意されている。
【0050】この遊技球供給用カード発行精算機3にお
けるデジタルカメラ52も、例えば、CCDカメラ等で
なるスチルカメラであり、制御部55の制御下で、1枚
の画像(又は所定時間分の画像)を撮像して画像信号を
制御部55に与えるものである。このデジタルカメラ5
2に係る図4に示す光学窓部52aの筐体内部のすぐ近
傍には、入場カード発行機2のものと同様な機能を担う
光量センサ65が設けられている。
【0051】なお、当該遊技球供給用カード発行精算機
3の通信処理部64、扉体センサ66、破壊センサ67
及び消灯ボタン68等は、入場カード発行機2における
対応するものと同様な機能を担うので、その機能説明は
省略する。
【0052】制御部55は、当該遊技球供給用カード発
行精算機3の全体を制御するものである。制御部55に
よる制御機能は、大きくは、遊技球供給用カード35を
発行する際の制御機能と、遊技球供給用カード35に係
る残高情報を増大させる際の制御機能と、遊技球供給用
カード35に係る残高情報を精算させる際の制御機能
と、異常監視機能との4種類に分かれている。
【0053】(A−1−3)遊技球供給指令装置4 上述した遊技球供給用カード35は、遊技球供給指令装
置(いわゆるカードサンド)4において遊技球(メダ
ル)の供給に有効に利用される。
【0054】遊技球供給指令装置4は、パチスロ機5と
対をなしているものであり、例えば、機能的には図6の
ブロック図に示すようなものである。
【0055】図6において、遊技球供給指令装置4に関
し、外部からは、ステータスランプ75、カード出入口
76、リモコン受信部77、及び、デジタルカメラ81
への光学窓部、残高表示部78と、球貸ボタン79と、
返却ボタン80を目視でき、以上の構成要素に加えて、
デジタルカメラ81、制御部82、カード識別情報読取
部83、通信処理部84、インタフェース回路85、光
量センサ86、扉体センサ87及び破壊センサ88等を
備えている。
【0056】ステータスランプ75は、その消灯によっ
て、遊技球供給指令装置4に遊技球供給用カード35を
挿入して遊技を実行できることを表しており、遊技球供
給用カード35が挿入されているときには点灯されるも
のである。
【0057】カード出入口76は、遊技球供給用カード
35が挿入、排出されるものである。遊技者は、パチス
ロ機5の遊技を開始するときには、カード出入口76に
遊技球供給用カード35を挿入することを要する。挿入
された遊技球供給用カード35は、カード識別情報読取
部72の位置まで引き込まれる。カード識別情報読取部
72、挿入された遊技球供給用カード35のIDを読み
取って、遊技球供給指令装置4における制御部(例えば
マイコンでなる)82に与えるものである。このID
は、遊技球供給用カード35の正当性の判断に用いられ
る。
【0058】リモコン受信機77は、従業員がリモコン
送信機(図示せず)を用いて指令した内容を、制御部8
2に通知するものである。すなわち、入力部や各種ボタ
ンを介さずに、リモコン通信によって、遊技球供給指令
装置4の動作を制御し得るようになされている。
【0059】残高表示部77は、例えば、複数桁(例え
ば3桁)の7セグメントでなるものであり、挿入されて
いる遊技球供給用カード35が遊技球を供給可能な残高
情報が表示される。なお、表示される残高情報は、例え
ば、金額を1回の供給単位金額で除算した度数であって
も良く、供給可能な遊技球数であっても良い。
【0060】球貸ボタン78は、単位分の遊技球の供給
(球貸し)を指示するものであり、返却ボタン79は、
遊技球供給用カード35の返却を指示するものである。
【0061】インタフェース回路85は、パチスロ機5
との情報授受のインタフェース機能を担うものであり、
遊技球供給用カード35が挿入されていて遊技を認める
ことをパチスロ機5に通知したりなどするものである。
【0062】デジタルカメラ81も、例えば、CCDカ
メラ等でなるスチルカメラであり、制御部82の制御下
で、1枚の画像(又は所定時間分の画像)を撮像して画
像信号を制御部82に与えるものである。このデジタル
カメラ81の光学窓部の筐体内部のすぐ近傍にも、光量
センサ86が設けられている。
【0063】通信処理部84、扉体センサ87及び破壊
センサ88等は、既述した装置における対応するものと
同様な機能を担うので、その機能説明は省略する。
【0064】制御部82は、当該遊技球供給指令装置4
の全体を制御するものである。なお、制御内容によって
は、対をなすパチスロ機5をも間接的に制御するもので
ある。制御部82による制御機能は、大きくは、遊技球
供給用カード35を利用した遊技球の供給指令制御機能
と、異常監視機能との2種類に分かれている。
【0065】(A−1−4)パチスロ機5 パチスロ機5の詳細構成は後述するが、パチスロ機5
は、コントローラとして、入賞を許すか否かなどの遊技
者の利益に直結する遊技の主要事項を決定して遊技を進
行させるメインコントローラ204(図9参照)と、こ
のメインコントローラ204での決定事項に基づいて、
図示しないサブ表示装置、音声装置などを制御するサブ
コントローラ205(図10参照)と、サブコントロー
ラ205による指令によりサブ表示装置を直接制御する
画像コントローラ206(図11参照)とを有してい
る。
【0066】パチスロ機5のメインコントローラ204
は、後述する発券精算管理コンピュータ7や、ホールコ
ンピュータ機能をも有するシステム管理コンピュータ8
などに対しては、遊技結果、出玉情報等を送信し得るも
のである。
【0067】図7は、パチスロ機5の外観を示す斜視図
である。図5において、パチスロ機5は、上側から、遊
技状態表示器202A、配当パネル202B、リールパ
ネル202C、スイッチ類設置部202D、腰部パネル
202E、ステレオスピーカ202F、コイン(メダ
ル)受皿202Gを備える。
【0068】パチスロ機5は、リールパネル202Cの
左、中、右の各表示窓210L、210C、210Rに
対応させて3列のリール211L、211C、211R
を内装している。
【0069】スイッチ類設置部202Dには、メダル投
入口212と、液晶ディスプレイからなる画像表示装置
(以下、サブ表示装置と呼ぶ)213と、各リール21
1L、211C、211Rを個別停止させる3つのスト
ップボタン214L、214C、214Rと、1ゲーム
の賭けメダル数を原則3枚とするマックスベットスイッ
チ15Mと、1ゲームの賭けメダル数を2枚とする2ベ
ットスイッチ152と、1ゲームの賭けメダル数を1枚
とする1ベットスイッチ151と、リール211L、2
11C、211Rを一斉回転させるスタートレバー21
6と、所定数50枚を上限として遊技メダルを記憶させ
ておくクレジット状態とこの解除状態との状態切替スイ
ッチ217とを備える。
【0070】ここで、遊技球供給指令装置4に遊技球供
給用カード35が挿入されている状態においては、メダ
ル投入口212に投入されたメダルを直ちに排出させる
などし、遊技をできないようにしておく。
【0071】なお、1枚賭けなら中央のラインL1が1
本、2枚賭けならさらに上下のラインL2、L2を加え
た3本、3枚賭けならさらに斜めのラインL3、L3を
も加えた5本が有効になる。有効化された入賞ラインに
対応して横の枚数表示ランプE1〜E3が点灯される。
レギュラーボーナス(以下、RBと呼ぶ)、ビッグボー
ナス(以下、BBと呼ぶ)中のRBにおける、所謂JA
Cゲームと称する役物遊技では、どのベットスイッチ1
5M、152、151を押しても常に1枚賭けが選択さ
れる。
【0072】また、図7において、符号E4は入賞報知
や一定条件下でBB又はRBの内部当り状態を確定的に
告知するWINランプ、符号E5は再遊技ランプ、符号
E6は遊技開始ランプ、符号E7はメダル投入ランプ、
符号E8は7セグメントLEDからなる払出枚数表示
器、符号E9は7セグメントLEDからなるボーナスカ
ウンタ、符号E10は7セグメントLEDからなるクレ
ジット表示器、符号E11は告知ランプを表している。
【0073】各リール211L、211C、211Rの
外周には、例えば、図8に示すように、「白7」、「赤
7」、「EXTRA」、「ダイヤ」、「ドラゴン」、
「チェリー」、「リプレイ」の全7種の図柄が独特の配
列に従って描かれている。なお、払出ルールとしては、
例えば、以下の方法を適用できる。
【0074】1)「白7」又は「赤7」の三つ揃いによ
り15枚払出し及びBB突入 2)「EXTRA」の三つ揃いにより15枚払出し及び
RB突入 3)「ダイヤ」の三つ揃いにより15枚払出し 4)「ドラゴン」の三つ揃い(以下、ドラゴン1と呼
ぶ)により7枚払出し 5)「ドラゴン」−「ドラゴン」−「EXTRA」(以
下、ドラゴン2と呼ぶ)により、通常時は1枚払出し、
BB中の一般遊技時は15枚払出し 6)「チェリー」−「ANY」−「ANY」により2枚
払出し(左リール上段又は下段に「チェリー」が止ると
4枚払出し) 7)「リプレイ」の三つ揃いにより、通常時は再遊技、
BB中の一般遊技時は3枚払出し及びRB突入、RB中
は役物入賞として15枚払出し なお、RBでは、最大12回の1枚賭け役物遊技によ
り、「リプレイ」の三つ揃いによる役物入賞(15枚払
出し)を最大8回まで受け得て、120枚前後のメダル
を獲得できる。BBでは、最大30回の1〜3枚賭け一
般遊技の間に、「リプレイ」の三つ揃いで始まるRBを
最大例えば3セット行え、360枚前後のメダルを獲得
できる。BB中の一般遊技中は、高確率でRBに突入す
る他、上記3)〜6)の所謂小役の当選確率も通常時よ
りも高められている。
【0075】また、入賞を勝ち取るためには、スタート
レバー216を叩いた瞬間に抽出する乱数値が入賞役毎
に区分して設ける当選範囲内にあり、該当する内部当選
フラグが成立すること、その当選フラグに対応した図柄
を最大4コマ滑りの範囲内で適タイミングでストップボ
タン214L、214C、214Rを押すことの2条件
を満たす必要がある。要は、乱数抽選で当たること、適
正な目押しが行えることが必要である。BB又はRBの
当選フラグはフラグ成立ゲームで入賞が得られなくと
も、入賞するまで次ゲーム以降にも持ち越され、所謂ボ
ーナス内部当たり中やフラグ区間と称する有利な遊技状
態は継続する。上記3)以下の小役及びリプレイの当選
フラグは当該ゲーム限りで消失する。
【0076】この実施形態のパチスロ機5は、パチスロ
機遊技には直接関係しないが、パチスロ機5に対して、
遊技者が所定の動作等を求める際に使用するキースイッ
チ219が設けられている点も、特徴をなしている。例
えば、キースイッチ219は、「0」〜「9」や「*」
や「#」等のキーを備えるものである。キースイッチ2
19は、遊技情報の記憶モードを設定したりするために
設けられている。
【0077】図9〜図11は、パチスロ機5の制御構成
を示すブロック図である。パチスロ機5は、上述したよ
うに、遊技の主制御を行うメインコントローラ204
と、これに接続するサブコントローラ205、サブ表示
装置13を駆動する画像コントローラ206を含んでお
り、図9は、メインコントローラ204に係る制御構成
を示し、図10は、サブコントローラ205に係る制御
構成を示し、図11は、画像コントローラ206に係る
制御構成を示している。
【0078】メインコントローラ204は、メインCP
U221、ROM222、RAM223、入力ポート2
24及び出力ポート225を有する。
【0079】メインCPU221、ROM222及びR
AM223は、メインの制御処理を実行するためのもの
である。
【0080】入力ポート224には、各リール211
L、211C、211Rの回転位置センサ226L、2
26C、226Rと、メダル投入口212の下流に設け
られた複数のセンサからなる投入メダル検出器227
と、ストップボタン214L、214C、214Rと、
ベットスイッチ15M、152、151と、スタートレ
バー216、状態切替スイッチ217と、内蔵するメダ
ル払出ホッパー228の払出メダル検出器229と、補
助収納庫メダル検出器230と、キースイッチ219と
が接続されている。
【0081】出力ポート225には、各リール211
L、211C、211Rのステッピングモータ31L、
31C、31Rと、メダル投入口212下流のメダルセ
レクタ232と、メダル払出ホッパー228と、上述し
たランプ類E1〜E10とが接続されている。
【0082】なお、遊技状態表示器(トップライト)2
Aや、各表示窓210L、210C、210Rに対応し
たそれぞれ上中下段の計9個のリールバックランプF1
〜F9は、メインコントローラ204の直接の制御対象
ではなく、直接的には、サブコントローラ205の制御
対象になっている。
【0083】また、出力ポート25には、ネットワーク
Nへの出力専用コネクタ33や、サブコントローラ20
5への片方向信号線(通信回線)PLも接続されてい
る。ネットワークNへの出力専用コネクタ33は、例え
ば、発光素子(電気/光変換器)を利用したものであ
り、その受側は受光素子(光/電気変換器)を備え、片
方向のデータ転送を物理的にも保証しているものであ
る。サブコントローラ205への片方向信号線(通信回
線)PL上にも、図示は省略しているが、上述のような
発光素子及び受光素子が設けられており、メインコント
ローラ204からサブコントローラ205への片方向通
信を物理的にも保証している。
【0084】メインコントローラ204からサブコント
ローラ205は、パチスロ遊技演出に係る情報が与えら
れる。
【0085】サブコントローラ205は、図10に示す
ように、サブCPU241、ROM242、RAM24
3、入力ポート244及び出力ポート245を有する。
【0086】サブCPU241、ROM242及びRA
M243は、メインコントローラ204の制御下で、所
定の制御処理(演出制御)を実行するためのものであ
る。
【0087】入力ポート244は、信号線PLを介し
て、メインコントローラ204の出力ポート225と接
続されている。
【0088】出力ポート245は、画像コントローラ2
06の入力ポート254と接続されている。また、出力
ポート245には、メインコントローラ204の制御対
象から外れた、遊技状態表示器(トップライト)2A
や、各表示窓210L、210C、210Rに対応した
それぞれ上中下段の計9個のリールバックランプF1〜
F9も接続されている。
【0089】メインコントローラ204の出力ポート2
25とサブコントローラ205の入力ポート244との
接続により、メインCPU21からサブCPU41への
一方向の送信にのみ対応できるようになされており、サ
ブCPU241は、メインCPU221からの送信コマ
ンドに応じ、各種演出の選択処理などをし、必要なら
ば、画像コントローラ206に表示関連のコマンドを送
信したり、また、音源IC246、パワーアンプ247
を介してスピーカ2Fから出力されるサウンドを制御し
たりする。
【0090】なお、メインCPU221からサブCPU
241へのコマンドの送信は、メイン側での所定周期の
割込み処理により行っているが、このとき、送信タイミ
ングが毎回変化するようにランダムな時間遅れを挿入
し、サブCPU241を介して制御する画像やサウンド
が、遊技者の出目押しのタイミングを計る補助とならな
いようにしている。
【0091】画像コントローラ206は、図11に示す
ように、画像制御CPU251、ROM252、RAM
253、入力ポート254、VDPなどの画像制御IC
255、キャラクタROM256及びビデオRAM25
7を有する。
【0092】画像制御CPU251、ROM252及び
RAM253は、入力ポート254を介したコマンドな
どの受信によるサブコントローラ205の制御下で、画
像表示制御処理を実行するためのものである。画像制御
IC255は、画像制御CPU251からのコマンドに
より、キャラクタROM256から表示キャラクタを取
り出したり、ビデオRAM257から背景画像などを取
り出したりして、画像表示装置213に表示させる具体
的な表示画像などを構築させるものである。
【0093】なお、サブCPU241と画像制御CPU
251との間のインターフェースも、サブCPU241
から画像制御CPU251への一方通行の送信のみであ
る。
【0094】(A−1−5)遊技情報提供装置6 遊技情報提供装置6は、例えば、遊技場ホールの景品交
換所に設けられている、例えば、コンピュータ装置で構
成されているものである。遊技情報提供装置6は、遊技
場遊技情報を記憶媒体に記憶させて、遊技者に提供する
ものである。
【0095】遊技情報提供装置6の構成の説明に先立
ち、提供する遊技場遊技情報の説明を行う。図13は、
遊技者に提供する遊技機遊技情報の一例の説明図であ
る。
【0096】遊技機遊技情報としては、遊技したパチス
ロ機5毎の「総プレイ完全データ」、「総プレイ簡易デ
ータ」、「指定プレイ完全データ」、「指定プレイ簡易
データ」の4種類がある。この種類の指定を、遊技者
は、例えば、パチスロ機5に設けられている上述したキ
ースイッチ219を用いて、そのパチスロ機5の遊技を
開始する前に行う。なお、遊技機遊技情報には、このよ
うなデータ本体に加え、日付や遊技場名称や当該パチス
ロ機5の台番号やパチスロ機5の種類等の書誌的事項も
含まれる。
【0097】ここで、「総プレイ完全データ」及び「総
プレイ簡易データ」はそれぞれ、例えば、遊技が開始さ
れた以降、遊技の終了までの全てのゲーム(言い換える
と、パチスロ機5と対をなす遊技球供給指令装置4に遊
技球供給用カード35が挿入されている期間で行われた
全てのゲーム)、又は、これらデータの記憶モードが指
示された以降の全てのゲームについて、図13に示すゲ
ーム毎の「完全データ」又は「簡易データ」を記憶させ
る動作モードである。なお、データ自体は、例えば、後
述する発券精算管理コンピュータ7に記憶されている。
【0098】また、「指定プレイ完全データ」及び「指
定プレイ簡易データ」はそれぞれ、遊技者によって指定
されたゲーム(プレイ)についての、図13に示すゲー
ム毎の「完全データ」又は「簡易データ」である。ゲー
ムの指定方法として、各種の方法を用意しておくことが
好ましい。例えば、1000ゲーム目から1300ゲー
ム目までのゲームと指定できる方法や、「BB」になっ
た以降、50ゲームと指定できる方法等を用意してお
く。なお、当たり時のみ、又は、はずれ時のみの転送を
指定できるようにしても良い。
【0099】「完全データ」は、図13に示すように、
そのゲームでのメダルの「投入枚数」、メダルの「払出
し枚数」、スタートレバー16を操作した際の乱数抽選
の結果である「内部当選フラグ」、遊技者が1番目に停
止要求したリールである「第1停止要求リール」、その
停止要求した位置(図柄)である「第1停止要求位
置」、遊技者が1番目に停止要求したリールが実際に停
止した位置(図柄)である「第1停止位置」、遊技者が
2番目に停止要求したリールである「第2停止要求リー
ル」、その停止要求した位置である「第2停止要求位
置」、遊技者が2番目に停止要求したリールが実際に停
止した位置である「第2停止位置」、遊技者が3番目に
停止要求したリールである「第3停止要求リール」、そ
の停止要求した位置である「第3停止要求位置」、遊技
者が3番目に停止要求したリールが実際に停止した位置
である「第3停止位置」、全リール停止時での停止結果
による入賞状態を表す「入賞フラグ」、BBの確率やR
Bの確率やそれらの合成確率や出玉率等についての複数
種類の内、適用されている内容を表す「設定値デー
タ」、8種類の時間データ(「時間データ1」〜「時間
データ8」)を含むものである。
【0100】「時間データ1」は、前回の遊技終了(ゲ
ーム終了)から1メダル投入までの時間であり、「時間
データ2」は、1メダル投入から2メダル投入までの時
間であり、「時間データ3」は、2メダル投入から3メ
ダル投入までの時間であり、「時間データ4」は、3メ
ダル投入からスタートレバーオンまでの時間であり、
「時間データ5」は、スタートレバーオンから第1スト
ップまでの時間であり、「時間データ6」は、第1スト
ップから第2ストップまでの時間であり、「時間データ
7」は、第2ストップから第3ストップまでの時間であ
り、「時間データ8」は、第3ストップから遊技終了
(払出し後)までの時間である。
【0101】例えば、これら「時間データ1」〜「時間
データ8」を適用することにより、遊技場での遊技の後
述する再現動作での再現がより忠実なものになる。
【0102】一方、「簡易データ」の場合には、「投入
枚数」、「払出し枚数」、「内部当選フラグ」、「第1
停止要求リール」、「第1停止位置」、「第2停止要求
リール」、「第2停止位置」、「第3停止要求リー
ル」、「第3停止位置」、「入賞フラグ」、「設定値デ
ータ」が含まれている。
【0103】遊技情報提供装置6は、機能的には、図1
2に示すような構成を有する。すなわち、遊技情報提供
装置6は、制御部310(例えばマイコンでなる)、記
憶媒体貯蔵装置311、記憶媒体書込部312、カード
情報読取部314、入力部316、表示部317、通信
処理部318及び遊技球供給用カード回収部319など
を有する。
【0104】記憶媒体貯蔵装置311は、遊技場遊技情
報を記憶させるための記憶媒体313を複数貯蔵してい
るものであり、制御部310の制御下で、1枚の記憶媒
体313を繰り出して記憶媒体書込部312に搬送させ
るものである。
【0105】記憶媒体書込部312は、制御部310の
制御下で、当該遊技情報提供装置6に挿入されている遊
技球供給用カード35で規定される遊技者に関する遊技
場遊技情報を、記憶媒体貯蔵装置311から搬送されて
きた記憶媒体313に書き込むものである。記憶媒体書
込部312は、遊技場遊技情報が書き込まれた記憶媒体
313の排出機構も備えているものである。排出機構
は、遊技者や景品交換員などの外力によらず、装置内部
の駆動力によって排出するものであっても良く、また、
遊技者や景品交換員などの外力によって排出するもので
あっても良い。
【0106】なお、この実施形態では、遊技場遊技情報
を書き込むための記憶媒体313は、当該遊技情報提供
装置6が貯蔵して用意しておくものを示したが、これに
代え、又は、これに加え、遊技者が遊技場に持ち込んだ
記憶媒体であっても良い。
【0107】また、遊技場遊技情報を書き込むための記
憶媒体313の種類は1種類に限定されない。例えば、
フロッピー(登録商標)ディスクやメモリスティックな
どの複数種類に対応でき、遊技者に、遊技場遊技情報を
書き込む記憶媒体を選択させるようにしても良い。
【0108】カード情報読取部314は、図示しないカ
ード挿入口から挿入された遊技球供給用カード35の記
録情報を読み取って制御部310に与えるものである。
【0109】遊技球供給用カード回収部319は、制御
部310の制御下で、挿入された遊技球供給用カード3
5を回収して収容するものである。
【0110】なお、入力部316、表示部317、通信
処理部318の機能は、通常のものと同様であるので、
その機能説明は省略する。
【0111】制御部310は、当該遊技情報提供装置6
の全体を制御するものである。制御部310による制御
機能は、主として、遊技場遊技情報の記憶媒体313へ
の書込制御である。
【0112】当該遊技情報提供装置6の設置位置の例え
ば上方天井部には、制御部310によって、撮像が起動
されるデジタルカメラ315が設けられている。デジタ
ルカメラ315の機能自体は、既述したデジタルカメラ
と同様である。
【0113】(A−1−6)発券精算管理コンピュータ
7 発券精算管理コンピュータ7は、例えば遊技場事務室に
設けられている、必要最小限の入力作業ができる程度の
キーボードやディスプレイを備えたコンピュータ装置で
構成されているものであり、主として、当該遊技場遊技
情報提供システム1で必要となっているデータを蓄積す
るデータベース機能を担っている。蓄積されているデー
タは、遊技場に係る各種のカードに関するデータや、遊
技場の監視に係るデータや、遊技場遊技情報のデータで
ある。
【0114】発券精算管理コンピュータ7は、機能的に
は、図14に示すように、制御部(例えばマイコンでな
る)90、記憶部(ハードディスクなどの大容量記憶装
置でなる)91及び通信処理部92などでなる(入力部
や表示部は図示を省略している)。
【0115】記憶部91には、入場カードファイル9
3、遊技球供給用カードファイル94、会員カードファ
イル95、従業員カードファイル96及び写真データフ
ァイル97等が記憶されている。
【0116】入場カードファイル93の1レコードは、
図15に示すように、例えば、当該遊技場で現在取り扱
っている入場カード20のID93aと、当該ファイル
93にそのIDのレコードが登録された登録日時93b
と、発行された場合の発行日時93cと、入場カード発
行機2によって今まで発行された回数(使用回数)93
dと、入場カード20を回収した遊技球供給用カード発
行精算機3の識別番号93eなどをフィールドとして有
している。
【0117】なお、各フィールド93a〜93eのデー
タは、記憶部91のアドレス空間上で連続したアドレス
に格納されているとは限らず、図15では省略している
が、各フィールドのデータを関連付けて統合し、一つの
データとして取扱うことができるようにするための管理
データも存在する。
【0118】遊技球供給用カードファイル94の1レコ
ードは、図16に示すように、例えば、遊技球供給用カ
ード35のID94aと、当該ファイル94にそのID
のレコードが登録された登録日時94bと、発行された
場合の発行日時94cと、発行した遊技球供給用カード
発行精算機3の番号94dと、精算されたときの精算日
時94eと、その日の入金金額の総計94fと、残高9
4gと、遊技球供給用カード35の発行から精算までの
運用履歴94hと、遊技球供給用カード発行精算機3に
よって今まで発行された回数(使用回数)94iと、遊
技球供給用カード35のある装置への挿入の有無及び挿
入されている場合の装置番号94jと、遊技球供給用カ
ード35を回収した遊技球供給用カード発行精算機3の
番号94kと、会員カード70によって発行された場合
に記録される会員カードID(会員ID)94jと、会
員情報94kと、遊技場遊技情報94nなどをフィール
ドとして有している。
【0119】なお、各フィールド94a〜94nのデー
タは、記憶部91のアドレス空間上で連続したアドレス
に格納されているとは限らず、図16では省略している
が、各フィールドのデータを関連付けて統合し、一つの
データとして取扱うことができるようにするための管理
データも存在する。
【0120】また、遊技場遊技情報のフィールド94n
に記録されている情報は、上述した図13に示すゲーム
毎の情報に、書誌的情報を加えたものである。ここに格
納されている遊技場遊技情報が、適宜、遊技場遊技情報
提供装置6に転送されて記憶媒体313に記憶される。
【0121】会員カードファイル95の1レコードは、
図17に示すように、例えば、当該遊技場で現在取り扱
っている会員カード70のID95aと、当該ファイル
95にそのIDのレコードが登録された登録日時95b
と、遊技球供給用カード35を発行した場合の発行日時
95cと、当該会員が入金した累積入金金額95dと、
会員の住所氏名などの会員詳細情報95eと、遊技球供
給用カード発行精算機3によって今まで遊技球供給用カ
ード35が発行された回数95fなどをフィールドとし
て有している。
【0122】なお、各フィールド95a〜95fのデー
タは、記憶部91のアドレス空間上で連続したアドレス
に格納されているとは限らず、図17では省略している
が、各フィールドのデータを関連付けて統合し、一つの
データとして取扱うことができるようにするための管理
データも存在する。
【0123】従業員カードファイル96の1レコード
は、図18に示すように、例えば、従業員カード71の
ID96aと、そのカード71を携帯している従業員氏
名96bと、操作履歴96cと、操作可能レベル96d
などをフィールドとして有している。操作履歴96cの
フィールドは多数用意されており、各フィールドには遊
技球供給用カード発行精算機3の蓋体の開放から閉成ま
での時間と、操作内容などが記録される。
【0124】なお、各フィールド96a〜96dのデー
タは、記憶部91のアドレス空間上で連続したアドレス
に格納されているとは限らず、図18では省略している
が、各フィールドのデータを関連付けて統合し、一つの
データとして取扱うことができるようにするための管理
データも存在する。
【0125】写真データファイル97の1レコードは、
図19に示すように、例えば、写真データ(静止画デー
タ)97aと、その写真データを得るトリガとなった撮
像トリガ事象97bと、撮像日時97cと、被写体(人
物)に関係すると思われるカードのID97dと、撮像
動作を行ったデジタルカメラが搭載されている装置番号
97eなどをフィールドとして有している。
【0126】なお、各フィールド97a〜97eのデー
タは、記憶部91のアドレス空間上で連続したアドレス
に格納されているとは限らず、図19では省略している
が、各フィールドのデータを関連付けて統合し、一つの
データとして取扱うことができるようにするための管理
データも存在する。
【0127】発券精算管理コンピュータ7は、上述した
ような入場カード発行機2、遊技球供給用カード発行精
算機3、遊技球供給指令装置4、遊技情報提供装置6な
どからの照合要求に対し、該当ファイルをアクセスして
その結果を返信したり、それら装置から送信された情報
に基づいて、該当ファイルの情報更新を実行させたりす
る。なお、制御部90は、照合時において、正当でない
と判断した場合には、その旨を返信するだけでなく、記
憶部91にも記憶させる。
【0128】なお、発券精算管理コンピュータ7を、遊
技場のネットワークNとは異なるネットワークを介し
て、第3者(例えば、カード発行会社やカード納品会
社)がアクセスできるようにして、各種カードの補充、
判断を遠隔地にいて行うことができるようにしても良
い。
【0129】(A−1−7)システム管理コンピュータ
8 システム管理コンピュータ8は、例えば遊技場事務室に
設けられている、サーバ、パソコンなどの通信機能を備
えたコンピュータ装置で構成されているものであり、遊
技場経営者や運営者による遊技情報提供システムやカー
ドシステム全体の管理に資するものである。例えば、遊
技球供給用カード発行精算機3、遊技球供給指令装置4
等の機器類の数、通信ネットワーク上のアドレス、各機
器のパラメータ設定及びこれらの機器の監視等を含む、
カードシステム管理を行うものである。さらに、システ
ム管理コンピュータ8は、パチスロ機5の出玉情報や会
員カード70の管理等を行っていた従来のホールコンピ
ュータ(図示せず)に接続されていても良く、また、こ
れらのシステムをシステム管理コンピュータ8に組み込
んでいても良い。
【0130】システム管理コンピュータ8は、上述のよ
うにコンピュータ装置で構成されているので、図20に
示すように、制御部300、記憶部301、入力部30
2、表示部303、通信処理部304、印刷部305な
どを備えている。
【0131】システム管理コンピュータ8は、上述した
各種カードとの関係では、運営者などによる入力部30
2に対する操作に応じて、発券精算管理コンピュータ7
の各種ファイルの内容を個別に更新させたりするもので
ある。また、不正カードの出現(異常)の情報を記録し
たり、警報を発したりするものである。
【0132】システム管理コンピュータ8は、監視機能
との関係では、撮像を指示したりするものである。例え
ば、運営者などによる入力部302に対する操作に応じ
て、いずれかのデジタルカメラ16、52又は81に撮
像を指示したり、出玉異常のパチスロ機5に係る遊技球
供給指令装置4のデジタルカメラ81に撮像を指示した
りするものである。
【0133】また、システム管理コンピュータ8は、監
視機能との関係では、写真データファイル97に対する
検索機能をも有する。例えば、運営者などによる入力部
302に対する検索条件の入力操作に応じて、所定の写
真データを検索する。検索機能を自動的に起動すること
もできる。例えば、いかさまセンサが検出動作したとき
には、そのパチスロ機5と組をなす遊技球供給指令装置
4に挿入されていた遊技球供給用カード35のIDをキ
ーとして、その遊技球供給用カード35に係る写真デー
タの全てを検索する。
【0134】(A−2)遊技場遊技情報処理装置9 遊技場遊技情報処理装置6によって記憶媒体313に記
憶された遊技場遊技情報を、遊技者は、例えば自宅に所
有する遊技場遊技情報処理装置9によって、適宜処理す
ることができる。
【0135】図21は、遊技場遊技情報(総プレイ完全
データ、総プレイ簡易データ、指定プレイ完全データ又
は指定プレイ簡易データ)を処理する遊技場遊技情報処
理装置9の処理機能構成(主としてソフトウェア面から
の機能構成)を示す説明図である。
【0136】遊技場遊技情報処理装置9は、例えば、パ
ソコンや家庭用ゲーム機や携帯ゲーム機等が該当するも
のであり、これらいずれかの装置に、CD−ROMやゲ
ームカセット等の記憶媒体を介して、遊技場遊技情報処
理プログラム9Aがロードされて構成されるものであ
る。
【0137】なお、遊技場遊技情報処理プログラム9A
は、単独のプログラムとして設けられているものであっ
ても良く、また、パチスロ機の遊技をパソコンや家庭用
ゲーム機や携帯ゲーム機上で楽しむためのパチスロ機シ
ュミレートプログラムの一部のプログラムとして設けら
れているものであっても良い。
【0138】遊技場遊技情報処理装置9は、処理機能か
らは、図21に示すように、情報取込部370、データ
集計部371、スランプグラフ作成部372、遊技再現
部373、プレイヤー診断部374及びシュミレート部
375を有する。
【0139】遊技場遊技情報処理装置9は、遊技場遊技
情報提供装置6と同一の記憶媒体313のアクセス構成
(ドライブ部)を有し、情報取込部70は、遊技場遊技
情報処理装置9の入力部(図示せず)からの取込指令に
基づき、記憶媒体313から、遊技場遊技情報を取り込
むものである。なお、取り込んだ遊技場遊技情報は、遊
技場遊技情報処理装置9の記憶部に記憶される。
【0140】データ集計部371及びスランプグラフ作
成部372は、遊技場遊技情報の統計処理部を構成して
いるものである。
【0141】データ集計部371は、入力部を介した遊
技者の集計指示に応じ、遊技場遊技情報に基づいて、総
ゲーム数、総投入枚数、総払出し枚数、出玉率、BB平
均発生確率、RB平均発生確率、BB発生ゲーム数頻度
表、RB発生ゲーム数頻度表等を求めて、表示又は印刷
出力させるものである。
【0142】ここで、今回取り込んだ遊技場遊技情報に
基づいた集計と、今までの情報と今回取り込んだ遊技場
遊技情報とに基づいた集計とを、遊技者が選択指示でき
るようにすることが好ましい。また、集計は、遊技場毎
や、パチスロ機5の台毎や、パチスロ機5の種類毎や、
期間(例えば月単位)毎や、これらの組合せ毎に可能と
するようにしても良い。
【0143】なお、BB発生ゲーム数頻度表やRB発生
ゲーム数頻度表は、図22に示すように、一定ゲーム数
以内でBBやRBが当たった頻度を表すものである。
【0144】スランプグラフ作成部372は、入力部を
介した遊技者のスランプグラフ作成指示に応じ、今回の
遊技場遊技情報における投入枚数及び払出し枚数に基づ
いて、図23に示すようなスランプグラフを作成して、
表示又は印刷出力させるものである。スランプグラフ
は、横軸にゲーム数を、縦軸にそのゲームまでの総払出
し枚数と総投入枚数の差、すなわち、そのゲームまでの
得失枚数をとったものである。
【0145】遊技再現部373は、今回の遊技場遊技情
報に基づいて、遊技場でのパチスロ機5の遊技を再現表
示するものである。ここで、遊技場遊技情報が「完全デ
ータ」の場合には、各動作の時間をも正確に再現し、遊
技場遊技情報が「簡易データ」である場合には各動作と
して所定時間を適用するなど、制限された範囲で再現す
る。例えば、「完全データ」に基づいた再現により、遊
技者は目押しのタイミングを研究、分析することができ
る。
【0146】プレイヤー診断部374は、今回の遊技場
遊技情報における投入枚数、払出し枚数、内部当選フラ
グ、入賞フラグ、設定値データ等に基づいて、プレイヤ
ー(遊技者)の技術レベルや運等を複数段階(例えば5
段階)程度で診断するものである。技術レベルには、例
えば、BB突入後の取りこぼし頻度等を大きく反映させ
る。また、運は、例えば、パチスロ機5の設定上の理論
出玉と実際の出玉との差に基づいて、運の強弱を定め
る。
【0147】シュミレート部375は、遊技者が入力部
を介して指示した技術レベルでプレイしていたとしらど
のくらいの出玉だったかをシュミレーションするもので
ある。このシュミレーションにおいて、投入枚数や内部
当選フラグや初期設定値データ等の情報は、今回の遊技
場遊技情報でのものを適用する。
【0148】なお、上述したように、パチスロ機の遊技
をパソコンや家庭用ゲーム機や携帯ゲーム機上で楽しむ
ためのパチスロ機シュミレートプログラムがCD−RO
M等の形式で市販されており、このパチスロ機シュミレ
ートプログラムは、パチスロ機遊技を提供するだけでな
く、データ集計機能、スランプグラフ作成機能、遊技再
現機能、プレイヤー診断機能及びシュミレーション機能
等を備えている。
【0149】この実施形態のデータ集計部371、スラ
ンプグラフ作成部372、遊技再現部373、プレイヤ
ー診断部374及びシュミレート部375等は、パチス
ロ機シュミレートプログラムのものと同様に構成するこ
とができる。但し、これら機能部371〜375が利用
する情報が、パチスロ機シュミレートプログラムによる
遊技情報ではなく、取り込んだ遊技場遊技情報である点
は異なる。
【0150】(A−4)実施形態のシステム動作及び遊
技者等の動作 以下、遊技者等の動作と共に、実施形態の遊技場遊技情
報提供システム1の各部での動作を説明する。
【0151】(A−4−1)非会員遊技者の入店時動作 まず、非会員遊技者が入場から遊技球供給用カードを得
るまでの動作を図24のシーケンス図を参照しながら説
明する。
【0152】非会員遊技者は入店すると、まず、入場カ
ード発行機2の発券ボタン10を操作し(T0)、この
とき、入場カード発行機2は貯蔵している入場カード2
0を排出すると共に、デジタルカメラ16による撮像を
行い、非会員遊技者は排出された入場カード20を入手
する(T1、T2)。この際、入場カード発行機2か
ら、発券精算管理コンピュータ7に、入場カード20の
ID(や発行日時の情報)や写真データ等が送信され、
それに応じて、発券精算管理コンピュータ7の入場カー
ドファイル93や写真データファイル97が更新される
(T3)。
【0153】入場カード20を入手した非会員遊技者
は、遊技をしようとするパチンコ遊技機5の近くの遊技
球供給用カード発行精算機3に入場カード20を挿入す
る(T4)。遊技球供給用カード発行精算機3は、カー
ド情報読取部56によって挿入された入場カード20の
IDを得て発券精算管理コンピュータ7に転送し、発券
精算管理コンピュータ7は入場カードファイル93の内
容を参照して正当性を確認する(T5、T6)。
【0154】例えば、発行記録が残っていない入場カー
ド20である場合や、入場カード20の発行日時から所
定時間(例えば2時間)を経過した場合(当然に前日よ
り前に発行されている場合を含む)などには、発券精算
管理コンピュータ7によって正当でないと判断される。
【0155】正当でないものであれば、発券精算管理コ
ンピュータ7は、正当でない旨を遊技球供給用カード発
行精算機3やシステム管理コンピュータ8(図24では
省略)に送信し、遊技球供給用カード発行精算機3は、
異常の旨を表示する(ブザー等を有する場合には聴覚的
報知も行われる)と共に、デジタルカメラ52による撮
像を行い、発券精算管理コンピュータ7は、内蔵する記
憶部91に異常発生データを記憶すると共に、写真デー
タファイル97にデータを追加させる(T7、T8)。
【0156】正当でない旨が通知されたシステム管理コ
ンピュータ8においては、図24で処理の図示を省略し
ているが、異常報知処理などが実行される。
【0157】入場カード20が正当であると、発券精算
管理コンピュータ7は、その旨を遊技球供給用カード発
行精算機3に返信し、遊技球供給用カード発行精算機3
は入金を促すメッセージを表示する(T9)。これに応
じて、非会員遊技者は、遊技球供給用カード発行精算機
3に紙幣を挿入し、前払い額をセレクトボタン39を用
いて指定することになる(T10、T11)。
【0158】遊技球供給用カード発行精算機3は、挿入
された紙幣による金額より多い供給可能残高が指定され
た場合には、指定をやり直させる表示を行う(T12、
T13)。
【0159】遊技球供給用カード発行精算機3は、挿入
された紙幣による金額以下の供給可能残高が指定された
場合には、排出しようとする遊技球供給用カード35の
IDをカード情報読取部56によって得て、発行日時、
残高などの情報と共に発券精算管理コンピュータ7を転
送し、それに応じて、発券精算管理コンピュータ7は、
遊技球供給用カードファイル94などの内容を更新する
(T14、T15)。なお、この際には、挿入された入
場カード20の入場カード回収部57への回収も行われ
る。
【0160】また、遊技球供給用カード発行精算機3
は、貯蔵していた遊技球供給用カード35を排出させる
と共に、必要ならば、釣り銭を排出させ(T16)、非
会員遊技者はこれを入手する(T17)。遊技球供給用
カード発行精算機3は、遊技球供給用カード35の排出
時には、デジタルカメラ52による撮像を行って、写真
データ等を発券精算管理コンピュータ7を転送し、発券
精算管理コンピュータ7は、写真データファイル97へ
のデータ追加を行う(T18、T19)。
【0161】なお、会員遊技者は、入場カード20を入
手することなく、入場カード20に代え、会員カード7
0を用いて、遊技球供給用カード発行精算機3から遊技
球供給用カード35を得ることができる。
【0162】(A−4−2)遊技者の供給可能残高の増
大動作 次に、供給可能残高を増大させる際の動作を図25のシ
ーケンス図を参照しながら説明する。
【0163】遊技者は、供給可能残高が少なくなり(又
は0になり)、残高を増大させる場合には、遊技球供給
用カード発行精算機3に遊技球供給用カード35を挿入
する(T20)。遊技球供給用カード発行精算機3は、
挿入された遊技球供給用カード35のIDをカード情報
読取部56によって得て発券精算管理コンピュータ7を
転送し(T21)、発券精算管理コンピュータ7は、遊
技球供給用カードファイル94の内容を参照して正当性
を確認する(T22)。
【0164】正当でないものであれば、発券精算管理コ
ンピュータ7は、正当でない旨を遊技球供給用カード発
行精算機3やシステム管理コンピュータ8(図25では
省略)に送信し、遊技球供給用カード発行精算機3は、
異常の旨を表示すると共に、デジタルカメラ52による
撮像を行い、発券精算管理コンピュータ7は、内蔵する
記憶部91に異常発生データを記憶すると共に、写真デ
ータファイル97にデータを追加させる(T23、T2
4)。
【0165】正当でない旨が通知されたシステム管理コ
ンピュータ7においては、図25で処理を省略している
が、異常報知処理などが実行される。
【0166】挿入された遊技球供給用カード35が正当
であると、発券精算管理コンピュータ7は、その旨及び
今までの残高(なお、追加可能金額でも良い)を遊技球
供給用カード発行精算機3に返信し(T24)、遊技球
供給用カード発行精算機3は、残高及び又は追加可能金
額を明示した入金、又は、精算を促すメッセージを表示
する(T25)。
【0167】これに応じて、遊技者は、遊技球供給用カ
ード発行精算機3に紙幣を挿入し、追加する供給可能残
高をセレクタボタン39を用いて指定することになる
(T26、T27)。遊技球供給用カード発行精算機3
は、挿入された紙幣による金額より多い追加金額が指定
された場合や、追加可能金額を越えた追加金額が指定さ
れた場合には、指定をやり直させる表示を行う(T2
8、T29)。
【0168】遊技球供給用カード発行精算機3は、正当
な追加金額が指定された場合には、挿入されている遊技
球供給用カード35のID、更新された残高(又は追加
金額)などの情報を発券精算管理コンピュータ7を転送
し(T30)、発券精算管理コンピュータ7は、それに
応じて、遊技球供給用カードファイル94などの内容
(特に残高)を更新する(T31)。
【0169】また、遊技球供給用カード発行精算機3
は、挿入されている遊技球供給用カード30を排出させ
ると共に、必要ならば、釣り銭を排出させ(T32)、
遊技者はこれを受領する(T33)。
【0170】遊技球供給用カード発行精算機3は、遊技
球供給用カード35の排出時には、デジタルカメラ52
による撮像を行って、写真データ等を発券精算管理コン
ピュータ7を転送し、発券精算管理コンピュータ7は、
写真データファイル97へのデータ追加を行う(T3
4、T35)。
【0171】(A−4−3)遊技球供給時動作 次に、遊技球を供給(球貸し)して遊技を実行させる際
の動作を図26及び図27のシーケンス図を参照しなが
ら説明する。
【0172】遊技者は、パチスロ機5の遊技を開始する
ときには、遊技球供給指令装置4に遊技球供給用カード
35を挿入する(T40)。遊技球供給指令装置4は、
挿入された遊技球供給用カード35のIDを読み取っ
て、発券精算管理コンピュータ7に送信し、遊技球供給
用カード35の正当性を確認させる(T41、T4
2)。
【0173】例えば、発行記録が残っていない遊技球供
給用カード35である場合や、遊技球供給用カード35
が当日ではなく過去に発行されたものである場合や、他
の遊技球供給指令装置4やいずれかの遊技球供給用カー
ド発行精算機3に既に装着されている遊技球供給用カー
ド35のIDと同じIDである場合などには、正当でな
いと判断される。
【0174】正当でないものであれば、発券精算管理コ
ンピュータ7は、正当でない旨を遊技球供給指令装置4
やシステム管理コンピュータ7(図26では省略)に送
信し、遊技球供給指令装置4は、挿入された遊技球供給
用カード35の可搬を不可能にすべくロックし、異常の
旨を表示すると共に、デジタルカメラ81による撮像を
行い、発券精算管理コンピュータ7は、内蔵する記憶部
91に異常発生データを記憶すると共に、写真データフ
ァイル97にデータを追加させる(T43〜T45)。
【0175】この場合においても、正当でない旨が通知
されたシステム管理コンピュータ7において、図26及
び図27で処理を省略しているが、異常報知処理などが
実行される。
【0176】遊技球供給用カード35が正当であると、
発券精算管理コンピュータ7は、その旨、残高等を遊技
球供給指令装置4に返信する(T46)。
【0177】遊技球供給指令装置4は、挿入された遊技
球供給用カード35に係る残高が0であるか否かを判別
し(T47)、遊技球供給指令装置4は、残高が0であ
れば、挿入された遊技球供給用カード35を排出させる
(T48、T49)。
【0178】これに対して、残高が0でなければ、パチ
スロ機5の表示装置に遊技場遊技情報をゲーム毎に収集
しておくか否かを遊技者に問うメッセージを表示させ
(T50)、遊技者のキースイッチ219を利用した応
答を取り込んでその内容を判別する(T51、T5
2)。
【0179】遊技場遊技情報をゲーム毎に収集しておく
ことを望む遊技者は、このとき、「総プレイ完全デー
タ」、「総プレイ簡易データ」、「指定プレイ完全デー
タ」、「指定プレイ簡易データ」を指定入力することに
なる。「指定プレイ完全データ」又は「指定プレイ簡易
データ」については、ゲーム範囲を指定することにな
る。
【0180】遊技場遊技情報のゲーム毎の収集が指示さ
れた場合には、遊技球供給指令装置4又はパチスロ機5
は、発券精算管理コンピュータ7にその旨を通知し、ゲ
ーム毎の遊技場遊技情報を記憶し得る準備を実行させる
(T53、T54)。
【0181】このような収集前処理が終了すると、又
は、遊技場遊技情報の収集が指示されなかった場合には
直ちに、遊技球供給指令装置4は、遊技球供給用カード
35に関連して供給可能な残高を表示させ、遊技者は、
残高を確認して球貸ボタン78を操作する(T55、T
56)。
【0182】このとき、遊技球供給指令装置4(又はパ
チスロ機5)は、単位分の遊技球(メダル)を供給する
(球貸しする)と共に、残高表示を減少させ、挿入され
ている遊技球供給用カード35のIDと共に、その更新
された残高を発券精算管理コンピュータ7に送信し、発
券精算管理コンピュータ7は、遊技球供給用カードファ
イル94の残高などを更新する(T57〜T59)。
【0183】その後、遊技者は、パチスロ遊技を楽しむ
ことになる(T60、T61)。この遊技の際には、パ
チスロ機5は、ホールコンピュータ機能を有するシステ
ム管理コンピュータ8には、出玉情報を転送すると共
に、遊技場遊技情報の収集モードが設定されている場合
には、遊技場遊技情報を発券精算管理コンピュータ7に
転送して発券精算管理コンピュータ7に格納させる(T
62)。
【0184】なお、遊技の途中においても、遊技者が遊
技球の供給を指示することがあるが、この際の処理は、
図26及び図27では省略している。また、遊技の途中
においても、遊技場遊技情報の収集モードを設定可能と
しても良いが、図26及び図27では省略している。
【0185】遊技者は、遊技中であったパチスロ機5の
遊技を止めたときには、カードの返却ボタン80を操作
する(T63)。このとき、遊技球供給指令装置4から
発券精算管理コンピュータ7にその旨が通知される(T
64)。発券精算管理コンピュータ7での終了時処理を
行ってその旨を遊技球供給指令装置4に返信する(T6
5)。
【0186】遊技球供給指令装置4は、ディジタルカメ
ラ52による撮像を実行させ、写真データを発券精算管
理コンピュータ7に送信して記録させた後(T66、T
67)、遊技球供給用カード35を排出し、遊技者はこ
れを受領する(T68、T69)。
【0187】(A−4−4)精算時動作 次に、遊技球供給用カード35に係る供給可能残高を精
算する際の動作を図20のシーケンス図を参照しながら
説明する。
【0188】なお、精算する際の動作は、途中までは
(図25のステップT25の処理までは)、供給可能残
高を増大させる際の動作と同様であるので、以下では、
それ以降の動作を説明する。
【0189】発券精算管理コンピュータ7が、上述した
ステップT25で、遊技球の供給可能残高の増大を求め
るか、精算を求めるかを遊技者に問うメッセージを表示
した場合において、遊技者が、遊技球供給用カード35
に係る供給可能残高を精算したいときには、例えば、精
算ボタン40によって精算を指示する(T80)。この
とき、遊技球供給用カード発行精算機3はまず、供給可
能残高が0であるか否かを判別する(T81)。
【0190】供給可能残高が0であると、遊技球供給用
カード発行精算機3は、発券精算管理コンピュータ7に
対し、挿入されている遊技球供給用カード35について
有効な遊技場遊技情報が格納されているか否かの情報を
求め、これに応じて、発券精算管理コンピュータ7はそ
の情報を返送し(T82、T83)、これを受けて、後
述するステップT88以降の処理に移行する。
【0191】挿入されている遊技球供給用カード35に
ついて有効な供給可能残高が存在すると、遊技球供給用
カード発行精算機3は、供給可能残高の金額分の紙幣や
硬貨を払い出し、遊技者はこれを受領する(T84、T
85)。また、遊技球供給用カード発行精算機3は、金
銭的な精算が終了したことを発券精算管理コンピュータ
7に送信し、発券精算管理コンピュータ7は、遊技球供
給用カードファイル94の残高フィールド94gをリセ
ットしたりすると共に、遊技球供給用カード35につい
て有効な遊技場遊技情報が格納されているか否かの情報
を、遊技球供給用カード発行精算機3に返送する(T8
6、T87)。
【0192】以上のように、精算が不必要である場合
や、供給可能残高の精算が終了した場合には、遊技球供
給用カード発行精算機3は、遊技球供給用カード35に
ついて有効な遊技場遊技情報が格納されているか否かを
判別する(T88)。
【0193】有効な遊技場遊技情報が格納されていなけ
れば、遊技球供給用カード発行精算機3は、挿入されて
いる遊技球供給用カード35を回収すると共に、回収し
たことを発券精算管理コンピュータ7に通知する(T8
9、T90)。
【0194】これに対して、有効な遊技場遊技情報が格
納されていれば、遊技球供給用カード発行精算機3は、
精算が終了しても、挿入されている遊技球供給用カード
35を排出させ、遊技者は、これを受領する(T91、
T92)。
【0195】(A−4−5)景品交換動作 次に、遊技場遊技情報を記憶媒体313に記憶して遊技
者に提供する際の動作を図29及び図30のシーケンス
図を参照しながら説明する。
【0196】遊技情報提供装置6は、待機時において
は、遊技球供給用カード35の挿入を求めるメッセージ
を表示させており、これに応じて、景品交換員又は遊技
者は、遊技者が携帯している遊技球供給用カード35を
景品交換処理コンピュータ6に挿入する(T100、T
101)。
【0197】これにより、遊技情報提供装置6は、カー
ド情報読取部114によって、挿入された遊技球供給用
カード35のIDを得て、このIDを発券精算管理コン
ピュータ7に転送し、発券精算管理コンピュータ7は、
到来した情報に基づいて正当性を確認する(T102、
T103)。
【0198】正当でない場合には、発券精算管理コンピ
ュータ7は、正当でない旨を遊技情報提供装置6やシス
テム管理コンピュータ8(図29及び図30では省略)
に送信し、この際、遊技情報提供装置6に与える情報に
は、過去の異常に関係する場合にはその際に撮像した写
真データを含めても良い。遊技情報提供装置6は、挿入
された遊技球供給用カード35の可搬を不可能にすべく
ロックし、異常の旨(写真データを含めても良い)を表
示すると共に、デジタルカメラ115による撮像を実行
させ、得られた写真データを発券精算管理コンピュータ
7に送信し、発券精算管理コンピュータ7は、内蔵する
記憶部91に異常発生データ及び写真データを記憶する
(T104、T105)。
【0199】正当でない旨が通知されたシステム管理コ
ンピュータ8は、図29及び図30では処理の図示を省
略しているが、異常報知処理などが実行される。
【0200】上述したステップT103の判別で、正当
と判別した発券精算管理コンピュータ7は、その旨、供
給可能残高、当該遊技球供給用カード35が挿入された
パチスロ機5での遊技時に撮像した写真データ、及び、
遊技者遊技情報等の情報を、遊技情報提供装置6に返送
する(T106)。
【0201】遊技情報提供装置6は、到来した写真デー
タを表示させ、情報提供に値する遊技者か否かの指示を
景品交換員に求める(T107、T108)。
【0202】景品交換員は、表示された写真データに写
っている遊技者が、情報提供を求めている遊技者と異な
っている場合には、遊技者に事情を聞く等の措置を行
い、事情を聞いても正当な遊技者と判断できないとき
は、その旨を遊技情報提供装置6に入力し(T10
9)、遊技情報提供装置6は異常処理を行う(T11
0)。
【0203】一方、景品交換員は、表示された写真デー
タに写っている遊技者が、情報提供を求めている遊技者
と一致している場合には、その旨を遊技情報提供装置6
に入力し(T111)、遊技情報提供装置6は、与えら
れた遊技場遊技情報を貯蔵装置から繰り出した記憶媒体
313に記憶させて排出させ、遊技者はこれを受領する
(T112、T113)。また、遊技情報提供装置6は
その終了時には、発券精算管理コンピュータ7に通知し
て遊技球供給用カードファイル94の遊技場遊技情報フ
ィールド94nをクリアさせる(T114)。
【0204】その後、遊技情報提供装置6は、挿入され
ている遊技球供給用カード35に係る供給可能残高が0
であるか否かを判別する(T115)。
【0205】供給可能残高が0でなければ、遊技情報提
供装置6は、挿入されている遊技球供給用カード35を
排出させ、景品交換員又は遊技者はこれを受領する(T
116、T117)。
【0206】これに対して、供給可能残高が0であれ
ば、遊技情報提供装置6は、この後も遊技を行うか否か
を問うメッセージを表示させ、景品交換員は遊技者の意
思を聞いてそれに応答し、遊技情報提供装置6は、応答
内容を判別する(T118〜T120)。
【0207】遊技を行わない場合であると、遊技情報提
供装置6は、挿入されている遊技球供給用カード35を
遊技球供給用カード回収部119に回収すると共に、そ
の旨を発券精算管理コンピュータ7に通知し、発券精算
管理コンピュータ7は、回収された遊技球供給用カード
35に係る遊技球供給用カードファイル94の内容を適
宜更新する(T121、T122)。
【0208】これに対して、遊技を行う場合であると、
遊技情報提供装置6は、挿入されている遊技球供給用カ
ード35を排出させ、景品交換員又は遊技者はこれを受
領する(T123、T124)。
【0209】(A−5)遊技場遊技情報処理装置9の動
作 次に、遊技場遊技情報処理装置9の動作を、図31のフ
ローチャートを参照しながら簡単に説明する。
【0210】遊技者(この動作との関係では遊技を行っ
ていないが遊技者と呼ぶ)は、遊技場遊技情報が記憶さ
れた記憶媒体313を遊技場遊技情報処理装置9に装填
して、遊技場遊技情報処理プログラム9Aを立ち上げ
る。又は、遊技場遊技情報処理プログラム9Aを立ち上
げた後、その最初の指示に従って、記憶媒体313を装
填する。
【0211】遊技場遊技情報処理装置9は、図31に示
す処理を開始すると、自動的に又は遊技者の指示に基づ
き、記憶媒体313から遊技場遊技情報を取り込む(S
50)。
【0212】その後、処理の終了が指示されていないこ
とを確認し(S51)、遊技者が求めた処理内容を判別
する(S52〜S56)。すなわち、データ集計処理、
スランプグラフ作成処理、遊技再現処理、プレイヤー診
断処理、シュミレーション処理のいずれが求められたか
を判別する。そして、指示された処理を実行する(S5
7〜S61)。各処理の内容は、上述した通りである。
【0213】(A−6)実施形態の効果 上記実施形態の遊技場遊技情報提供システム1によれ
ば、遊技者に対する遊技機遊技情報の提供を実行でき、
遊技場でのシステム機能を一段と充実させることができ
る。
【0214】また、上記実施形態によれば、遊技者は、
遊技結果等の情報を電子データとして取得することがで
き、遊技場遊技情報処理装置9を利用して所望する処理
に供することができる。そして、遊技者は、自己の遊技
能力や遊技履歴等、所望する情報を知得することがで
き、遊技場での遊技の反省や復習等を正しく行うことが
できるようになる。
【0215】(B)他の実施形態 (B−1)上記実施形態においては、遊技情報提供装置
6が記憶媒体313に遊技場遊技情報を直接記憶するも
のを示したが、他の方法によって、記憶媒体313に記
憶するようなものであっても良い。例えば、遊技者が所
有する携帯型の情報処理端末と遊技情報提供装置6とを
有線(ケーブル)接続又は無線接続し得るようにしてお
き、携帯型の情報処理端末に遊技場遊技情報を転送し
て、携帯型の情報処理端末が有する記憶媒体に遊技場遊
技情報を記憶するようにしても良い。携帯型の情報処理
端末が有する記憶媒体も、フロッピーディスクやメモリ
スティックなどの着脱を前提とするものだけでなく、内
部RAMなどであっても良い。特許請求の範囲の「記憶
媒体」の用語は、このような携帯型の情報処理端末が有
する記憶媒体も含むものである。
【0216】なお、遊技者が、インターネットなどのネ
ットワークを介して遊技情報提供装置6をアクセスし
て、遊技場遊技情報の提供(ダウンロード)を受けるよ
うにしても良い。この場合、提供できる期間を設けるよ
うにしても良い。また、遊技者の確認には、パスワード
などを利用することになる。例えば、ネットワークを介
した遊技場遊技情報の提供(ダウンロード)は、遊技場
の会員にのみ認めるようにしても良い。
【0217】上記実施形態では、遊技球供給用カード3
5が当日に回収するものであったが、遊技球供給用カー
ド35の持ち帰りを認めている場合には、遊技場遊技情
報を記憶させる記憶媒体313を兼ねるようにしても良
い。
【0218】また、携帯型の情報処理端末がそのまま遊
技場遊技情報処理装置9として機能できるものであって
も良い。
【0219】上記実施形態においては、遊技場遊技情報
を収集して格納しておく装置(発券精算管理コンピュー
タ7)と、遊技場遊技情報を記憶媒体313に記憶する
装置(遊技情報提供装置6)とが別個のものを示した
が、これらが同じ装置であっても良いことは勿論であ
る。
【0220】上記実施形態においては、遊技場遊技情報
を収集して格納しておく装置(発券精算管理コンピュー
タ7)が、主としてカードの情報を記憶する装置であっ
たが、遊技場遊技情報の格納専用装置であっても良く、
また、カード面からの情報ではなく出玉情報などを管理
するホールコンピュータなどの装置を、遊技場遊技情報
を収集して格納しておく装置として適用するようにして
も良い。
【0221】景品交換用コンピュータなどが遊技場遊技
情報を記憶媒体313に記憶する装置(遊技情報提供装
置6)の機能を兼ねるようにしても良い。
【0222】上記実施形態では、遊技場遊技情報の提供
を受ける遊技者の特定を、遊技球供給用カード35に関
連する情報で行うものを示したが、これに代え、又は、
これに加え、パスワードの入力や、指紋などの読取を併
用するようにしても良い。
【0223】また、上記実施形態では、各遊技者は、自
己に係る遊技場遊技情報だけの提供を受けることができ
るものであったが、台毎などの自己だけでなく他人の遊
技場遊技情報の提供を受けることができるようにしても
良い。
【0224】さらに、上記実施形態においては、パチス
ロ機5(又はそれに対をなす遊技球供給指令装置4)に
対して、遊技場遊技情報の収集モードを指示するものを
示したが、他の装置に対して、収集モードを指示するよ
うにしても良い。例えば、遊技球供給用カード発行精算
機3に対し、遊技球供給用カード35の発券時に、収集
モードの設定有無を遊技者に選択させるようにしても良
い。この場合における「指定」のゲームは、台を越え、
その遊技者での所定範囲のゲームであっても良い。ま
た、遊技球供給用カード発行精算機3に対し、収集モー
ドの有無を設定する場合において、遊技者の全てのゲー
ムを対象とするようにしても良い。さらに、遊技球供給
用カード発行精算機3に対し、収集モードを設定してお
き、収集させるゲームは、パチスロ機5(又はそれに対
をなす遊技球供給指令装置4)に対して具体的に指定さ
せる方法であっても良い。
【0225】上記実施形態では、遊技場遊技情報の提供
を無償で行うものを示したが、有償で行うようにしても
良いことは勿論である。例えば、遊技球供給用カード発
行精算機3から遊技球供給用カード35を発券させる場
合において、その前提となる入金額から、情報提供に係
る金額を引いたものを初期の供給残高にするようにして
も良い。また例えば、景品球の所定個数を情報提供料と
して、取り込むようにしても良い。後者の場合、景品交
換コンピュータと遊技情報提供装置6とが兼ねていると
きには、処理がし易いものである。
【0226】上記実施形態においては、記憶媒体313
に記憶できる情報が、基本的には各ゲームでの情報であ
ったが、それを集計処理した情報(これも遊技場遊技情
報に含まれる)であっても良い。
【0227】また、遊技情報提供装置6に多数の記憶媒
体のドライバを持たせ、各パチスロ機5からの情報をそ
の都度、記憶媒体313に記憶させるものであっても良
い。
【0228】遊技場遊技情報処理装置9の処理は、上述
したものに限定されず、パチスロ機の遊技をパソコンや
家庭用ゲーム機や携帯ゲーム機上で楽しむための既存の
パチスロ機シュミレートプログラムが有する、上述した
以外の処理(例えば機種別一覧表の表示処理)と同様な
処理であっても良い。例えば、機種別一覧表の表示処理
機能を設けた場合には、遊技者は自己が得意なパチスロ
機の機種を認識することができる。
【0229】遊技場遊技情報は、図13に示すものに限
定されず、演出コード等を含めたり置き換えたりしても
良い 上記実施形態においては、遊技場遊技機がパチスロ機で
あるものを示したが、パチンコ機等の他の遊技場遊技機
で良いことは勿論である。
【0230】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、遊技者
が遊技の反省など各種の目的に利用できる遊技場遊技機
での遊技情報を提供する遊技場遊技情報提供システムを
実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施形態の遊技場遊技情報提供システム1の全
体構成を示すブロック図である。
【図2】実施形態の入場カード発行機2の外観イメージ
を示す斜視図である。
【図3】実施形態の入場カード発行機2の詳細構成を示
すブロック図である。
【図4】実施形態の遊技球供給用カード発行精算機3の
外観イメージを示す斜視図である。
【図5】実施形態の遊技球供給用カード発行精算機3の
詳細構成を示すブロック図である。
【図6】実施形態の遊技球供給指令装置4の機能構成を
示すブロック図である。
【図7】実施形態のパチスロ機5の斜視図である。
【図8】実施形態のパチスロ機5のリール展開図であ
る。
【図9】実施形態のパチスロ機5のメインコントローラ
構成を示すブロック図である。
【図10】実施形態のパチスロ機5サブコントローラ構
成を示すブロック図である。
【図11】実施形態のパチスロ機5の画像コントローラ
構成を示すブロック図である。
【図12】実施形態の遊技情報提供装置6の構成を示す
ブロック図である。
【図13】実施形態の遊技場遊技情報の説明図である。
【図14】実施形態の発券精算管理コンピュータ7の構
成を示すブロック図である。
【図15】実施形態の入場カードファイル93のレコー
ド構成を示す説明図である。
【図16】実施形態の遊技球供給用カードファイル94
のレコード構成を示す説明図である。
【図17】実施形態の会員カードファイル95のレコー
ド構成を示す説明図である。
【図18】実施形態の従業員カードファイル96のレコ
ード構成を示す説明図である。
【図19】実施形態の写真データファイル97のレコー
ド構成を示す説明図である。
【図20】実施形態のシステム管理コンピュータ8の詳
細構成を示すブロック図である。
【図21】実施形態の遊技場遊技情報処理装置9の機能
的構成を示すブロック図である。
【図22】実施形態のBB又はRBの発生ゲーム数頻度
表の説明図である。
【図23】実施形態のスランプグラフの説明図である。
【図24】実施形態の非会員遊技者の入店時動作を示す
シーケンス図である。
【図25】実施形態の遊技者の供給可能残高の増大動作
を示すシーケンス図である。
【図26】実施形態の遊技球供給、遊技時動作を示すシ
ーケンス図(1)である。
【図27】実施形態の遊技球供給、遊技時動作を示すシ
ーケンス図(2)である。
【図28】実施形態の精算時動作を示すシーケンス図で
ある。
【図29】実施形態の遊技場遊技情報の提供時動作を示
すシーケンス図(1)である。
【図30】実施形態の遊技場遊技情報の提供時動作を示
すシーケンス図(2)である。
【図31】実施形態の遊技場遊技情報処理装置9の動作
を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1…遊技場遊技情報提供システム、2…入場カード発行
機、3…遊技球供給用カード発行精算機、4…遊技球供
給指令装置、5…パチスロ機、6…遊技情報提供装置、
7…発券精算管理コンピュータ、8…システム管理コン
ピュータ、9…遊技場遊技情報処理装置、9A…遊技場
遊技情報処理プログラム、35…遊技球供給用カード、
313…遊技場遊技情報の記憶用の記憶媒体。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 遊技成果、遊技履歴などの遊技場遊技情
    報の電子化データを出力する遊技場遊技機と、 上記遊技場遊技機から出力された遊技場遊技情報を遊技
    者に提供する、上記遊技場遊技機とは別個に設けられた
    遊技情報提供装置とを有することを特徴とする遊技場遊
    技情報提供システム。
  2. 【請求項2】 上記遊技情報提供装置は、記憶媒体に、
    上記遊技場遊技機から出力された遊技場遊技情報を記憶
    して、遊技者に提供するものであることを特徴とする請
    求項1に記載の遊技場遊技情報提供システム。
  3. 【請求項3】 上記遊技情報提供装置は、遊技場遊技情
    報の提供を受ける遊技者を確認する遊技者識別手段を有
    することを特徴とする請求項1又は2に記載の遊技場遊
    技情報提供システム。
  4. 【請求項4】 上記遊技者識別手段は、少なくとも遊技
    球供給用カードの情報に基づき、遊技者を確認すること
    を特徴とする請求項3に記載の遊技場遊技情報提供シス
    テム。
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Cited By (7)

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