JP2001347035A - 遊技場システム - Google Patents

遊技場システム

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JP2001347035A
JP2001347035A JP2000171633A JP2000171633A JP2001347035A JP 2001347035 A JP2001347035 A JP 2001347035A JP 2000171633 A JP2000171633 A JP 2000171633A JP 2000171633 A JP2000171633 A JP 2000171633A JP 2001347035 A JP2001347035 A JP 2001347035A
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game ball
card
game
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JP2000171633A
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Kazuo Okada
和生 岡田
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Aruze Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 短時間の間に複数の遊技関連機器の扉体を開
閉する必要がある場合における作業効率を高める。 【解決手段】 本発明の遊技場システムは、グループ内
のある遊技関連機器の正規の開放操作により、グループ
内の他の遊技関連機器を開放状態又は開放し易い状態に
移行させる他機器開放制御手段を有することを特徴とす
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は遊技場システムに関
し、特に、遊技場ホールに設置される遊技機などの遊技
関連機器の扉体の開放機能などに関するものである。
【0002】
【従来の技術】遊技場ホールには、遊技機などの各種装
置が多数設置されている。例えば、パチンコ遊技場であ
れば、そのホールには多数のパチンコ遊技機が設置され
ている。このような多数のパチンコ遊技機は、遊技場の
営業時間では、遊技者の呼び出しに応じて、個別にその
扉体が開放される程度である。例えば、パチンコ遊技球
が遊技盤面上で詰まった場合に、従業員がパチンコ遊技
機の扉体を開放して詰まったパチンコ遊技球の措置を講
じる。
【0003】一方、営業時間外では、複数のパチンコ遊
技機の扉体を開放することが多くなされる。例えば、営
業時間の終了後には、釘師が複数のパチンコ遊技機の釘
を調整するために、複数のパチンコ遊技機の扉体が順次
開閉される。また例えば、営業時間の開始前や終了後に
は、パチンコ遊技機の遊技盤面の清掃のために、複数の
パチンコ遊技機の扉体が順次開閉される。さらに例え
ば、営業時間の開始前には、パチンコ遊技機にいわゆる
裏ROMなどの不正な機器が夜間に取り付けられていな
いかの確認のために、複数のパチンコ遊技機の扉体が順
次開閉される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上述したように、短時
間の間に、複数のパチンコ遊技機の扉体を開閉する場合
には、1台当たりのパチンコ遊技機の扉体の開放に要す
る操作が簡単であったり、開放に要する時間が短いこと
が、操作性上、好ましい。
【0005】しかしながら、開放に要する操作が簡単で
あることは、違法者などが不正の開放をし易いことにも
なる。むしろ、パチンコ遊技機の違法者などによる不正
な開放を防止するため、機構的なキーの操作だけでは開
放できず、その前に、従業員カードの読み取り動作など
で操作者を確認することを条件とすることも検討、開発
されている。すなわち、パチンコ遊技機の扉体の開放操
作をより複雑にしたり、開放条件をより多くする方向に
技術が向かっている。
【0006】このような操作の複雑化や開放条件の複雑
化は、上述したような短時間の間に複数のパチンコ遊技
機の扉体を開閉する場合には、逆に、好ましくないもの
である。
【0007】以上のような短時間の間に複数のパチンコ
遊技機の扉体を開閉する際のパチンコ遊技機に対する操
作性の課題は、他種類の遊技機についても同様に生じて
おり、また、遊技機以外の遊技場ホールに設置されてい
る遊技関連機器についても、同様に生じている。例え
ば、営業時間前に、複数のプリペイドカード発行機に対
して、遊技球供給用のプリペイドカードを装填する場合
においても上述した課題が生じている。プリペイドカー
ド発行機は、貨幣価値を有するプリペイドカードを発行
するものであるので、その扉体の開放操作を複雑化して
いるが、営業時間前に、複数のプリペイドカード発行機
に対して、遊技球供給用のプリペイドカードを装填する
場合には、その操作性の複雑化が却って、作業効率を低
下させてしまう。
【0008】そのため、短時間の間に複数の遊技関連機
器(ここでは遊技機を含む)の扉体を開閉する必要があ
る場合における作業効率を高めることができる遊技場シ
ステムが求められている。
【0009】
【課題を解決するための手段】かかる課題を解決するた
め、本発明の遊技場システムは、グループ内のある遊技
関連機器の正規の開放操作により、上記グループ内の他
の遊技関連機器を開放状態又は開放し易い状態に移行さ
せる他機器開放制御手段を有することを特徴とする。こ
こで、上記正規の開放操作が、少なくとも、機構的キー
による開放操作と、接触式又は無接触式のICカードを
用いた操作者の確認操作を含むことが好ましい。
【0010】また、上記遊技関連機器が遊技機そのもの
であることがこのましい。この場合において、上記グル
ープが島単位であることが好ましい。
【0011】
【発明の実施の形態】(A)実施形態 以下、本発明による遊技場システムの一実施形態を図面
を参照しながら詳述する。
【0012】この実施形態の遊技場システムに係る遊技
場に設置されている遊技機の種類は問わないが、以下で
は、説明の簡単化を考慮し、遊技場に設けられている遊
技機がパチンコ遊技機であるとして説明を行う。
【0013】(A−1)実施形態の構成及び各部機能 図1は、この実施形態の遊技場システムの構成を示すブ
ロック図である。
【0014】図1において、この実施形態の遊技場シス
テム1は、入場カード発行機2、遊技球供給用カード発
行精算機3、遊技球供給指令装置4及びパチンコ遊技機
5、発券精算管理コンピュータ6、システム管理コンピ
ュータ7、データキャリア発行回収装置8、並びに、ビ
デオカメラ9などが、ネットワーク(例えばLAN)N
で接続されて構成されている。
【0015】(A−1−1)入場カード発行機2 入場カード発行機2は、後述する遊技球供給用カード3
5の発行条件となる入場カード20を発行するものであ
って、例えば、遊技場の入口近傍に設置されているもの
である。入場カード発行機2は、例えば、外観イメージ
は、図2の斜視図に示するようなものであり、機能的に
は図3のブロック図に示すようなものである。
【0016】図2において、入場カード発行機2は、外
部からは、以下の構成要素が目視される。すなわち、外
部からは、発券ボタン10、カード取り出し口11、カ
ード排出ランプ12、液晶表示装置13、係員呼出ボタ
ン14、シグナルタワーランプ(以下、シグナルタワー
と呼ぶ)15、及び、デジタルカメラ16(図3参照)
への光学窓部16aが目視できる。
【0017】また、入場カード発行機2は、以上の構成
要素に加えて、図3の機能ブロック図に示すような構成
要素も備えている。すなわち、デジタルカメラ16、制
御部21、カード繰出部22、カード貯蔵部23、カー
ド識別情報読取部24、通信処理部25、光量センサ2
6、扉体センサ27、破壊センサ28及び消灯ボタン2
9等を備えている。
【0018】液晶表示装置13は、制御部(例えばマイ
コンでなる)21の制御下で、操作を促すガイダンスメ
ッセージを表示したり、当該入場カード発行機2の状態
情報(例えば異常状態)等を表示するものである。
【0019】発券ボタン10は、入場カード20の発行
を求める際に遊技者が操作するものであり、その操作情
報は、制御部21に与えられるようになされている。カ
ード貯蔵部23は、多数の入場カードが蓄積されている
ものである。カード繰出部22は、制御部21の制御下
で、カード貯蔵部23から1枚の入場カード20を繰り
出し、カード識別情報読取部24を経由してカード取り
出し口11から外部に排出されるものである。カード識
別情報読取部24は、排出しようとしている入場カード
20の情報を読み取って制御部21に与えるものであ
る。カード排出ランプ12は、入場カード20の排出動
作時に、制御部21の制御下で、点灯又は点滅されるも
のである。
【0020】係員呼出ボタン14は、入場カードの発行
を受けようとする遊技者が当該入場カード発行機2のト
ラブル等を認識した際に、係員(従業員)を呼び出すた
めに操作するボタンであり、その操作情報は、制御部2
1に与えられるようになされている。シグナルタワー1
5は、制御部21の制御下で、点灯制御され、当該入場
カード発行機2のトラブルや異常発生等を従業員に報知
させるものである(なお、報知手段としてブザー等を備
えていても良いことは勿論である)。例えば、係員呼出
ボタン14が操作された場合や、図示は省略するが入場
カード20の配送監視センサが搬送異常を検出したとき
などに点灯される。消灯ボタン29は、入場カード発行
機2の筺体内部に設けられ、シグナルタワー15を消灯
させるためのボタンである。
【0021】扉体センサ27は、当該入場カード発行機
2の図示しない扉体の開閉状態等を検出して制御部21
に与えるものである。破壊センサ28は、当該入場カー
ド発行機2の破壊異常を検出して制御部21に与えるも
のであり、例えば、振動センサや傾きセンサ等が該当す
る。
【0022】デジタルカメラ16は、例えば、CCDカ
メラ等でなるスチルカメラであり、制御部21の制御下
で、1枚の画像を撮像して画像信号を制御部21に与え
るものである。デジタルカメラ16による撮像方向は、
当該入場カード発行機2の扉体が閉成している状態(ア
ンロック状態を含む)で当該入場カード発行機2に対し
て操作している者(遊技者や従業員)を撮像できる方向
である。
【0023】なお、図2における光学窓部16aは、デ
ジタルカメラ16への撮像光の光学窓部を表しており、
デジタルカメラ16の本体は筐体内部に設けられてい
る。この窓部16aは、デジタルカメラ16の対物レン
ズの光径より大きくなされており、この窓部16aの筐
体内部のすぐ近傍には、光量センサ26が設けられてい
る。
【0024】光量センサ26は、上記窓部16aが塞が
れた異常、言い換えると、デジタルカメラ16が撮像を
実行できない環境異常を、光量を監視して検出して制御
部21に与えるものである。
【0025】通信処理部25は、制御部21の制御下
で、ネットワークNに接続されている他の装置、例え
ば、発券精算管理コンピュータ6やシステム管理コンピ
ュータ7と情報授受を行うものである。
【0026】制御部21は、当該入場カード発行機2の
全体を制御するものである。制御部21による制御機能
は、大きくは、入場カード20の発行制御機能と、異常
監視機能との2種類に分かれている。
【0027】入場カード20は、その入場カード固有の
識別情報(ID)だけが固定的に記録されているもので
ある。この入場カード20自体には、貨幣と同様な価値
を有しないものであるが、後述する貨幣と同様な価値を
有する遊技球供給用カード35の発行をより慎重にする
ための機能を担っているものである。
【0028】当該入場カード発行機2の扉体のロック機
構などについては後述する。
【0029】(A−1−2)遊技球供給用カード発行精
算機3 遊技球供給用カード発行精算機3は、パチンコ遊技の際
のパチンコ球(遊技球)を貸し出しするために必要とな
る、遊技球供給用カード35を発行したりするものであ
って、遊技場ホールの任意の位置に設置されているもの
である。例えば、いわゆる島単位に1台ずつ設置するよ
うにしても良い。
【0030】遊技球供給用カード発行精算機3は、例え
ば、外観イメージは、図4の斜視図に示するようなもの
であり、機能的には図5のブロック図に示すようなもの
である。
【0031】図4において、遊技球供給用カード発行精
算機3は、外部からは、液晶表示装置36、係員呼出ボ
タン37、シグナルタワー38、セレクトボタン39、
精算ボタン40、取消ボタン41、カード出入口42、
カード受入/排出ランプ43、硬貨払出口46、硬貨払
出ランプ47、紙幣投入口48、紙幣投入ランプ49、
紙幣払出口50、紙幣払出ランプ51、及び、デジタル
カメラ52(図5参照)への光学窓部52aが目視され
る。
【0032】また、遊技球供給用カード発行精算機3
は、以上の構成要素に加えて、デジタルカメラ52、制
御部55、カード情報読取部56、入場カード回収部5
7、遊技球供給用カード貯蔵部58、遊技球供給用カー
ド回収部59、紙幣判別装置61、紙幣貯蔵部62、硬
貨貯蔵部63、通信処理部64、光量センサ65、扉体
センサ66、破壊センサ67及び消灯ボタン68等を備
えている。
【0033】遊技球供給用カード発行精算機3における
液晶表示装置36、係員呼出ボタン37及びシグナルタ
ワー38も、入場カード発行機2における対応するもの
と同様な機能を担うものである。
【0034】精算ボタン40は、挿入された遊技球供給
用カード35に関連して、遊技球を供給可能な残高が残
っている場合に、遊技者がその供給可能残高の精算を求
める際に操作するものであり、その操作情報は、制御部
(例えばマイコンでなる)55に与えられる。
【0035】取消ボタン41は、遊技者等が、当該遊技
球供給用カード発行精算機3の動作モード等を取り消す
場合に操作するものであり、その操作情報は、制御部5
5に与えられる。
【0036】カード出入口42は、入場カード20や遊
技球供給用カード35や後述する会員カード70の挿入
口及び排出口として機能するものである。カード受入/
排出ランプ43は、カード出入口42を介した各種カー
ドの挿入時や排出時に、制御部55によって、点灯又は
点滅制御されるものである。
【0037】入場カード回収部57は、制御部55の制
御下で、カード出入口42から挿入された入場カード2
0を回収して貯蔵するものである。
【0038】遊技球供給用カード貯蔵部58は、カード
出入口42から排出させるための遊技球供給用カード3
5を貯蔵しているものであり、カードの繰り出し機構も
備えている。貯蔵している遊技球供給用カード35の排
出は、制御部55の制御下で実行される。
【0039】遊技球供給用カード回収部59は、制御部
55の制御下で、カード出入口42から挿入された遊技
球供給用カード35を回収して貯蔵するものである。
【0040】カード情報読取部56は、カード出入口4
2から挿入された入場カード20や遊技球供給用カード
35や会員カード70、又は、カード出入口42から排
出させようとする遊技球供給用カード35の情報を読み
取って制御部55に与えたりするものである。
【0041】この実施形態の場合、遊技球供給用カード
35は、上述のように、パチンコ遊技の際のパチンコ球
(遊技球)を貸し出しするために必要となるものである
が、その遊技球供給用カード固有の識別情報(ID)だ
けが固定的に記録されているものである。
【0042】遊技球供給用カード35は、それ自体に
は、遊技球を供給可能な残高情報は記録されていない
が、そのカードIDによって、発券精算管理コンピュー
タ6をアクセスすることにより、遊技球を供給可能な残
高情報を取り出せるので、プリペイドカードと同様な性
質をも有する。
【0043】会員カード70は、当該遊技場と会員契約
を締結している遊技者にとって、上述した入場カード2
0と同様な機能を担うものである。すなわち、会員遊技
者に対しては、遊技球供給用カード35の発行の1条件
として、当該遊技球供給用カード発行精算機3への正当
な会員カード70の挿入が条件とされている。
【0044】会員カード70は、固有の識別情報(I
D)だけが固定的に記録されているものである。
【0045】紙幣投入口48は、遊技者が紙幣を投入す
る開口であり、硬貨払出口46は、遊技者に硬貨を払い
出す開口であり、紙幣払出口50は、遊技者に紙幣を払
い出す開口である。これらには関連して、紙幣投入ラン
プ49、硬貨払出ランプ47、紙幣払出ランプ51が設
けられており、制御部55の制御下で、適宜、点灯又は
点滅制御される。
【0046】紙幣貯蔵部62は、制御部55の制御下
で、紙幣投入口48から投入された紙幣を回収すると共
に、紙幣払出口50から払い出す紙幣を繰り出すもので
ある。硬貨貯蔵部62は、制御部55の制御下で、硬貨
払出口46から払い出す硬貨を繰り出すものである。
【0047】紙幣判別装置61は、紙幣投入口48から
投入された紙幣や紙幣払出口50から払い出す紙幣の種
別や紙幣の真偽を判別するものであり、判別情報は、制
御部55に与えられる。
【0048】ここで、当該遊技球供給用カード発行精算
機3に紙幣が投入される場合は、二つの場合である。第
1は、遊技球供給用カード35を発行させる際に、遊技
球供給用カード35に関連して供給可能残高(遊技球の
供給可能金額)を設定する前提となる金額を入金する場
合である。第2は、既に発行されている遊技球供給用カ
ード35に係る供給可能残高を増大させる際の前提とな
る金額を入金する場合である。
【0049】一方、当該遊技球供給用カード発行精算機
3から紙幣や硬貨が払い出される場合は、二つの場合で
ある。第1は、遊技球供給用カード35に係る供給可能
残高を初期設定(カード35の発行時)させる際や、供
給可能残高を増大させる際において、投入された金額
と、指定された初期設定額や増大額とが異なるときに、
釣り銭を払い出す場合である。第2は、精算ボタン40
の操作によって精算が指示されたときに、遊技球供給用
カード35に係る供給可能残高分の金銭を払い出す場合
である。
【0050】セレクトボタン39は、遊技球供給用カー
ド35に係る供給可能残高を初期設定(カード35の発
行時)させる際や、供給可能残高を増大させる際におい
て、初期設定額や増大額を指定させるものである。例え
ば、セレクトボタン39としては、指定金額が異なる複
数のもの(例えば、1000円、2000円、3000
円、5000円、10000円)が用意されている。
【0051】この遊技球供給用カード発行精算機3にお
けるデジタルカメラ52も、例えば、CCDカメラ等で
なるスチルカメラであり、制御部55の制御下で、1枚
の画像(又は所定時間分の画像)を撮像して画像信号を
制御部55に与えるものである。デジタルカメラ52に
よる撮像方向は、当該遊技球供給用カード発行精算機3
の扉体が閉成している状態で当該遊技球供給用カード発
行精算機3に対して操作している者(遊技者や従業員)
を撮像できる方向である。
【0052】このデジタルカメラ52に係る図4に示す
光学窓部52aの筐体内部のすぐ近傍には、入場カード
発行機2のものと同様な機能を担う光量センサ65が設
けられている。
【0053】なお、当該遊技球供給用カード発行精算機
3の通信処理部64、扉体センサ66、破壊センサ67
及び消灯ボタン68等は、入場カード発行機2における
対応するものと同様な機能を担うので、その機能説明は
省略する。
【0054】制御部55は、当該遊技球供給用カード発
行精算機3の全体を制御するものである。制御部55に
よる制御機能は、大きくは、遊技球供給用カード35を
発行する際の制御機能と、遊技球供給用カード35に係
る残高情報を増大させる際の制御機能と、遊技球供給用
カード35に係る残高情報を精算させる際の制御機能
と、異常監視機能との4種類に分かれている。
【0055】当該遊技球供給用カード発行精算機3の扉
体のロック機構などについては後述する。
【0056】(A−1−3)遊技球供給指令装置4及び
パチンコ遊技機5 上述した遊技球供給用カード35は、遊技球供給指令装
置(いわゆるカードサンド)4及びパチンコ遊技機5の
組において遊技球の供給に有効に利用される。以下、1
組の遊技球供給指令装置4及びパチンコ遊技機5を例
に、構成要素やその機能を説明する。
【0057】なお、以下では、この実施形態の遊技球供
給指令装置4とは異なる、硬貨や紙幣の投入によって遊
技球を供給する遊技球供給指令装置は、設けられていな
いとして説明する。すなわち、パチンコ遊技機5自体が
遊技球の供給(球貸し)機能を有するいわゆるCR機と
して説明する。勿論、この実施形態の遊技球供給指令装
置4に加えて、硬貨や紙幣の投入によって遊技球を供給
する遊技球供給指令装置が設けられていても良い。
【0058】1組の遊技球供給指令装置4及びパチンコ
遊技機5は、例えば、外観上は、図6の斜視図に示する
ようなものである。遊技球供給指令装置4は、機能的に
は図7のブロック図に示すようなものである。なお、パ
チンコ遊技機5は、従来のいわゆるCR機をそのまま適
用できるので、内部詳細構成の図示は省略しており、ブ
ロック図は、遊技球供給指令装置4についてのみ記載し
ている。
【0059】図6において、遊技球供給指令装置4に関
し、外部からは、ステータスランプ75、カード出入口
76、リモコン受信部77、及び、デジタルカメラ81
(図7参照)への光学窓部81aを目視でき、パチンコ
遊技機5に関し、外部からは、残高表示部78と、球貸
ボタン79と、返却ボタン80を目視できる。パチンコ
遊技機5に関しては、その他多数の構成要素も目視でき
るが、ここでは説明を省略する。
【0060】また、遊技球供給指令装置4は、以上の構
成要素に加えて、図7の機能ブロック図に示すように、
デジタルカメラ81、制御部82、カード識別情報読取
部83、通信処理部84、インタフェース回路85、光
量センサ86、扉体センサ87及び破壊センサ88等を
備えている。
【0061】ステータスランプ75は、例えば、複数の
ランプでなり、その点灯や点滅の組合せによって、遊技
球供給指令装置4に遊技球供給用カード35を挿入して
遊技を実行できることや、遊技球供給用カード35が挿
入されていることなどの状態を表すものである。ステー
タスランプ75の点灯、点滅、消灯は、制御部82によ
って制御される。
【0062】カード出入口76は、遊技球供給用カード
35が挿入、排出されるものである。遊技者は、パチン
コ遊技機5の遊技を開始するときには、カード出入口7
6に遊技球供給用カード35を挿入することを要する。
挿入された遊技球供給用カード35は、カード識別情報
読取部83の位置まで引き込まれる。カード識別情報読
取部83は、挿入された遊技球供給用カード35のID
を読み取って、遊技球供給指令装置4における制御部
(例えばマイコンでなる)82に与えるものである。こ
のIDは、遊技球供給用カード35の正当性の判断に用
いられる。
【0063】リモコン受信部77は、従業員がリモコン
送信機(図示せず)を用いて指令した内容を、制御部8
2に通知するものである。すなわち、入力部や各種ボタ
ンを介さずに、リモコン通信によって、遊技球供給指令
装置4の動作を制御し得るようになされている。
【0064】パチンコ遊技機5に設けられている残高表
示部78は、例えば、複数桁(例えば3桁)の7セグメ
ントでなるものであり、挿入されている遊技球供給用カ
ード35に関し、遊技球を供給可能な残高情報が表示さ
れる。なお、表示される供給可能残高は、金額そのもの
であっても良く、金額を1回の供給単位金額で除算した
度数であっても良い。
【0065】パチンコ遊技機5に設けられている球貸ボ
タン79は、単位分の遊技球の供給(球貸し)を指示す
るものであり、返却ボタン80は、遊技球供給用カード
35の返却を指示するものである。
【0066】遊技球供給指令装置4のインタフェース回
路85は、パチンコ遊技機5との情報授受のインタフェ
ース機能を担うものである。図6及び図7では、図示し
ていないが、パチンコ遊技機5の内部には、遊技球を不
正入手しようとする際にゴト師が利用する電磁波や磁力
や振動等を検出するいかさまセンサが設けられており、
いかさまセンサの検出情報も、インタフェース回路85
を介して、遊技球供給指令装置4の制御部82に与えら
れるようになされている。
【0067】この遊技球供給指令装置4におけるデジタ
ルカメラ81も、例えば、CCDカメラ等でなるスチル
カメラであり、制御部82の制御下で、1枚の画像(又
は所定時間分の画像)を撮像して画像信号を制御部82
に与えるものである。デジタルカメラ81による撮像方
向は、当該遊技球供給指令装置4及びこれと組をなすパ
チンコ遊技機5に対して操作している者(遊技者や従業
員)を撮像できる方向である。
【0068】このデジタルカメラ81に係る図6に示す
光学窓部81aの筐体内部のすぐ近傍にも、既述した装
置のものと同様な機能を担う光量センサ86が設けられ
ている。
【0069】なお、当該遊技球供給指令装置4の通信処
理部84、扉体センサ87及び破壊センサ88等は、既
述した装置における対応するものと同様な機能を担うの
で、その機能説明は省略する。
【0070】制御部82は、当該遊技球供給指令装置4
の全体を制御するものである。なお、制御内容によって
は、組をなすパチンコ遊技機5をも間接的に制御するも
のである。制御部82による制御機能は、大きくは、遊
技球供給用カード35を利用した遊技球の供給指令制御
機能と、異常監視機能との2種類に分かれている。
【0071】遊技球供給指令装置4の扉体のロック機構
やパチンコ遊技機5の扉体のロック機構などについては
後述する。
【0072】(A−1−4)発券精算管理コンピュータ
6 発券精算管理コンピュータ6は、例えば遊技場事務室に
設けられている、必要最小限の入力作業ができる程度の
キーボードやディスプレイを備えたコンピュータ装置で
構成されているものであり、主として、当該遊技場シス
テム1で必要となっているデータを蓄積するデータベー
ス機能を担っている。蓄積されているデータは、遊技場
に係る各種のカードに関するデータや、遊技場の監視に
係るデータである。
【0073】発券精算管理コンピュータ6は、機能的に
は、図8に示すように、制御部(例えばマイコンでな
る)90、記憶部(ハードディスクなどの大容量記憶装
置でなる)91及び通信処理部92などでなる(入力部
や表示部は省略している)。
【0074】記憶部91には、入場カードファイル9
3、遊技球供給用カードファイル94、会員カードファ
イル95、データキャリアファイル96及び異常データ
ファイル97等が記憶されている。
【0075】入場カードファイル93の1レコードは、
図9に示すように、例えば、当該遊技場で現在取り扱っ
ている入場カード20のID93aと、当該ファイル9
3にそのIDのレコードが登録された登録日時93b
と、発行された場合の発行日時93cと、入場カード発
行機2によって今まで発行された回数(使用回数)93
dと、入場カード20を回収した遊技球供給用カード発
行精算機3の番号93eなどをフィールドとして有して
いる。
【0076】遊技球供給用カードファイル94の1レコ
ードは、図10に示すように、例えば、遊技球供給用カ
ード35のID94aと、当該ファイル94にそのID
のレコードが登録された登録日時94bと、発行された
場合の発行日時94cと、発行した遊技球供給用カード
発行精算機3の番号94dと、精算されたときの精算日
時94eと、その日の入金金額の総計94fと、残高9
4gと、遊技球供給用カード35の発行から精算までの
運用履歴94hと、遊技球供給用カード発行精算機3に
よって今まで発行された回数(使用回数)94iと、遊
技球供給用カード35のある装置への挿入の有無及び挿
入されている場合の装置番号94jと、遊技球供給用カ
ード35を回収した遊技球供給用カード発行精算機3の
番号94kと、会員カード70によって発行された場合
に記録される会員カードID(会員ID)94lと、会
員情報94mなどをフィールドとして有している。
【0077】会員カードファイル95の1レコードは、
図11に示すように、例えば、当該遊技場で現在取り扱
っている会員カード70のID95aと、当該ファイル
95にそのIDのレコードが登録された登録日時95b
と、遊技球供給用カード35を発行した場合の発行日時
95cと、当該会員が入金した累積入金金額95dと、
会員の住所氏名などの会員詳細情報95eと、遊技球供
給用カード発行精算機3によって今まで遊技球供給用カ
ード35が発行された回数95fと、会員カード70が
利用されて当日発行された遊技球供給用カード35のI
D95gなどをフィールドとして有している。
【0078】データキャリアファイル96の1レコード
は、図12に示すように、例えば、従業員カードとして
機能する後述するデータキャリア(接触式のICカード
を適用しても良い)71のID(後述するようなその日
の従業員コードを含む)96aと、そのデータキャリア
71を携帯している従業員氏名96bと、操作履歴96
cと、その従業員に認められている操作可能レベル96
dと、その日の出勤時刻96eと、今月の累積勤務時間
96fと、指紋イメージータ96gなどをフィールドと
して有している。操作履歴96cのフィールドは多数用
意されており、各フィールドには、例えば、遊技球供給
用カード発行精算機3の蓋体の開放から閉成までの時間
とその操作内容などが記録される。
【0079】データキャリア71のIDのフィールド9
6aには、データキャリアID、その日の従業員コード
が記録され、その日の従業員コードは、後述するよう
に、各従業員に定められている従業員固定コードに乱数
を付加されたものであり、フィールド96aでは、デー
タキャリアIDと従業員固定コードと乱数とを容易に分
離できるように記録されている。
【0080】異常データファイル97の1レコードは、
図13に示すように、例えば、写真データ(静止画デー
タ)97aと、異常内容(写真データを得るトリガとな
った事象のこともある)97bと、異常発生日時97c
と、異常に係る人物(遊技者又は従業員など)に関係す
ると思われるカードやデータキャリアのID97dと、
異常が発生した装置番号97eと、発生した異常のレベ
ル97fと、警備会社等の外部への通報有無97gと、
ビデオカメラ9による撮像の有無97hなどをフィール
ドとして有している。
【0081】発券精算管理コンピュータ6は、入場カー
ド発行機2、遊技球供給用カード発行精算機3、遊技球
供給指令装置4、データキャリア発行回収装置8などか
らの照合要求に対し、該当ファイルをアクセスしてその
結果を返信したり、それら装置から送信された情報に基
づいて、該当ファイルの情報更新を実行させたりする。
なお、制御部90は、照合時において、正当でないと判
断した場合には、その旨を返信するだけでなく、記憶部
91にも記憶させる。
【0082】(A−1−5)システム管理コンピュータ
7 システム管理コンピュータ7は、例えば遊技場事務室に
設けられている、パソコンなどの通信機能を備えたコン
ピュータ装置で構成されているものであり、遊技場経営
者や運営者による監視システムやカードシステム全体の
管理に資するものである。例えば、遊技球供給用カード
発行精算機3、遊技球供給指令装置4等の機器類の数、
通信ネットワーク上のアドレス、各機器のパラメータ設
定及びこれらの機器の監視等を含む、カードシステム管
理を行うものである。さらに、システム管理コンピュー
タ7は、パチンコ遊技機5の出玉情報や会員カード70
の管理等を行っていた従来のホール管理コンピュータ
(図示せず)に接続されていても良く、また、これらの
システムをシステム管理コンピュータ7に組み込むこと
も可能である。以下では、後者であるとして説明する。
【0083】システム管理コンピュータ7は、上述のよ
うにコンピュータ装置で構成されているので、図14に
示すように、制御部100、記憶部101、入力部10
2、表示部103、通信処理部104、印刷部105な
どを備えている。
【0084】システム管理コンピュータ7は、上述した
各種カードとの関係では、運営者などによる入力部10
2に対する操作に応じて、発券精算管理コンピュータ6
の各種カードファイルの内容を個別に更新させたりする
ものである。また、不正カードの出現(異常)の情報を
記録したり、警報を発したりするものである。
【0085】システム管理コンピュータ7は、監視機能
との関係では、ビデオカメラ9や各装置が内蔵するデジ
タルカメラの撮像を指示したりするものである。例え
ば、運営者などによる入力部102に対する操作に応じ
て、いずれかのデジタルカメラに撮像を指示したり、出
玉異常のパチンコ遊技機5に係る遊技球供給指令装置4
のデジタルカメラ81に撮像を指示したりするものであ
る。
【0086】また、システム管理コンピュータ7は、監
視機能との関係では、異常データファイル97に対する
検索機能をも有する。例えば、運営者などによる入力部
102に対する検索条件の入力操作に応じて、所定の写
真データを検索する。検索機能を自動的に起動すること
もできる。例えば、いかさまセンサが検出動作したとき
には、そのパチンコ遊技機5と組をなす遊技球供給指令
装置4に挿入されていた遊技球供給用カード35のID
をキーとして、その遊技球供給用カード35に係る写真
データの全てを検索する。
【0087】さらに、この実施形態の場合、システム管
理コンピュータ7は、所定装置の扉体の開閉時の制御な
どの一部機能も担っている。ここで、所定装置は、入場
カード発行機2、遊技球供給用カード発行精算機3、遊
技球供給指令装置4及びパチンコ遊技機5などの遊技場
ホールに設置されている装置である。
【0088】所定装置の扉体の開閉時の制御機能との関
係で、システム管理コンピュータ7の記憶部101に
は、扉体制御データファイル106や一斉開放モードグ
ループデータ107が設けられている。
【0089】扉体制御データファイル106の1レコー
ドは、各所定装置毎に対応しているものであり、図15
に示すように、装置識別情報106a、開放モードフラ
グ106b、一斉開放グループ106c、一斉処理中フ
ラグ106dのフィールドを有している。
【0090】装置識別情報106aのフィールドには、
扉体の開閉時制御の対象である所定装置の識別情報が格
納される。
【0091】開放モードフラグ106bのフィールドに
は、一斉開放モードか個別開放モードかを示すフラグが
格納される。ここで、一斉開放モードとは、ある所定装
置に対する開放操作により、当該所定装置とグループ
(一斉開放グループ)をなす他の所定装置を開放し易い
状態(又は開放状態)にする動作モードをいう。これに
対して、個別開放モードは、ある所定装置に対する開放
操作がその所定装置の開放にだけ影響する従来と同様な
状態である。この実施形態は、一斉開放モードを設けた
ことを特徴としている。
【0092】一斉開放グループ106cのフィールドに
は、当該レコードに係る所定装置に対する開放操作によ
り、開放状態又は開放し易い状態にされる全ての他の所
定装置の識別情報が格納されている。
【0093】一斉処理中フラグ106dのフィールドに
は、一斉開放モードによって扉体が開放状態又は開放し
易い状態になった時点から、その扉体が開放されたのち
再び閉成されるまでの間、セット値(一斉処理中を示す
値)が格納され、それ以外の期間では、リセット値が格
納される。
【0094】一斉開放モードグループデータ107に
は、一斉開放モードの処理でグループを構成している装
置情報が、グループ毎に格納されている。
【0095】図16は、遊技場ホールにおける各種装置
の設置例を示す概略平面図である。なお、図16では、
遊技球供給指令装置4の図示は省略している。
【0096】例えば、入場カード発行機2(2−1及び
2−2)についての一斉開放モードでは2個の入場カー
ド発行機2−1及び2−2の一方に対する開放操作によ
って、システム管理コンピュータ7の制御により他方が
開放し易い状態になる。
【0097】また例えば、遊技球供給用カード発行精算
機3(3−1〜3−6)については、一斉開放モードか
ら、2個のグループ3−1〜3−3、3−4〜3−6に
分かれている。一斉開放モードでは、第1のグループに
属するいずれかの遊技球供給用カード発行精算機(ここ
では3−1とする)に対する開放操作によって、システ
ム管理コンピュータ7の制御により第1のグループ内の
他の遊技球供給用カード発行精算機3−2〜3−4が開
放し易い状態になる。第2のグループについても同様で
ある。
【0098】さらに例えば、パチンコ遊技機5(5−1
〜5−80)については、一斉開放モードから、8個の
グループ5−1〜5−10、5−11〜5−20、…、
5−71〜5−80に分かれている。一斉開放モードで
は、第1のグループに属するいずれかのパチンコ遊技機
(ここでは5−4とする)に対する開放操作によって、
システム管理コンピュータ7の制御により第1のグルー
プ内の他のパチンコ遊技機5−1〜5−3、5−5〜5
−10が開放し易い状態になる。他のグループについて
も同様である。
【0099】なお、グループの大きさ(構成要素の装置
数)は任意に定めれば良い。また、システム管理コンピ
ュータ7に対する入力操作によって、一斉開放モードで
のグループを変更し得るようにしても良い。例えば、パ
チンコ遊技機について言えば、いわゆる島単位にグルー
プを構成させても良く、同一機種毎にグループを構成す
るようにしても良い。
【0100】(A−1−6)データキャリア発行回収装
置8データキャリア発行回収装置8は、遊技球供給用カ
ード発行精算機3などの操作者となり得る従業員に携帯
させるデータキャリア71を発行したり、発行したデー
タキャリア71を回収したりするものであり、タイムカ
ード機能も兼ねているものである。なお、データキャリ
ア71の発行は従業員が出勤してきたときであり、デー
タキャリア71の回収は従業員が会社から退出するとき
である。
【0101】なお、データキャリア71は、例えば、腕
時計的な又は指輪的なデータキャリア取付部材(図示せ
ず)に装着されて従業員に携帯される。
【0102】図17は、データキャリア発行回収装置8
の機能的構成を示す説明図であり、電気的な機能構成だ
けでなく、機構的な機能構成をも示している。
【0103】データキャリア発行回収装置8は、データ
キャリア71を収納するデータキャリア収納部110を
備えており、データキャリア収納部110は、制御部1
11の制御下で、収納しているデータキャリア71を繰
り出したり、キャリア出入口112から挿入されたデー
タキャリア71を回収したりするものである。
【0104】データキャリア収納部110及びキャリア
出入口112間のデータキャリア71の搬送経路上に
は、データキャリアアクセス部113が設けられてい
る。データキャリアアクセス部113は、制御部111
の制御下で、データキャリア71に情報を記憶したり削
除したりするものである。この実施形態の場合、データ
キャリア収納部110に収納されている状態のデータキ
ャリア71には、キャリアIDだけが記憶されており、
従業員コード等は記憶されていない。データキャリアア
クセス部113は、発行するデータキャリア71に対
し、例えば、乱数付従業員固定コードを記憶し、回収す
るデータキャリア71に対し、乱数付従業員固定コード
を削除する。
【0105】データキャリア発行回収装置8は、従業員
本人を識別するための個体情報読取部115を有する。
【0106】個体情報読取部115は、例えば、指紋読
取装置や掌紋読取装置や虹彩読取装置などでなり、読み
取った個体情報(指紋、掌紋又は虹彩情報;イメージ情
報)を制御部111に与えるものである。なお、読み取
った個体情報と、予め登録されている登録情報との照合
(従業員特定)は、制御部111又は発券精算管理コン
ピュータ6で実行される。
【0107】また、データキャリア発行回収装置8は、
入力部116、乱数発生部117、表示部118及び通
信処理部119などを有する。なお、日時などの計時を
行うタイマは、制御部111が有しているとする。
【0108】入力部116は、例えば複数のキーを備
え、操作者が当該データキャリア発行回収装置8に所定
情報(例えば、従業員固定コード)を入力させる際に用
いられるものである。入力された情報は、制御部111
に与えられる。
【0109】乱数発生部117は、制御部111の制御
下で乱数を発生し、発生乱数を制御部111に与えるも
のである。各従業員には、固定の従業員コードが定まっ
ているが、従業員が出勤してデータキャリア71を発行
する際には、乱数も発生され、固定の従業員コードに乱
数を付加したものがデータキャリア71に記憶され、発
行されたデータキャリア71における従業員コード(言
い換えると、その日の従業員コード)になるようになさ
れている。
【0110】表示部118は、制御部111の制御下
で、操作を促すガイダンスメッセージや当該データキャ
リア発行回収装置8の状態情報などを表示したりするも
のである。
【0111】通信処理部119は、制御部111の制御
下で、発券精算管理コンピュータ6やシステム管理コン
ピュータ7等の他の機器と専用回線Nを介した通信を実
行するものである。
【0112】制御部111は、例えばマイコンでなり、
当該データキャリア発行回収装置8の全体を制御するも
のである。
【0113】なお、このデータキャリア発行回収装置8
も、既述した装置と同様な機能を担うデジタルカメラ1
20や光量センサ121が設けられている。
【0114】(A−1−7)ビデオカメラ9 ビデオカメラ9は、遊技場ホール内や遊技場管理室内を
撮像するためのものであり、図1では、1個を示してい
るが、実際上は複数設けられているものである。ビデオ
カメラ9の詳細構成の図示は省略しているが、この実施
形態の場合、撮像方向を変えることができる移動機構
や、システム管理コンピュータ7からの撮像指令によっ
て撮像を行う遠隔制御に応じられる構成が設けられてい
る。
【0115】(A−1−8)一斉開放モードに係る所定
装置の扉体のロック構造上述したように、入場カード発
行機2、遊技球供給用カード発行精算機3、遊技球供給
指令装置4及びパチンコ遊技機5は、一斉開放モードに
応じられる所定装置である。
【0116】入場カード発行機2、遊技球供給用カード
発行精算機3、遊技球供給指令装置4及びパチンコ遊技
機5についての上記説明においては、その扉体のロック
機構などの説明は省略した。これら入場カード発行機
2、遊技球供給用カード発行精算機3、遊技球供給指令
装置4及びパチンコ遊技機5の扉体のロック機構など
は、同様な構成を有するので、以下、図18の概念構成
図を用いて説明する。
【0117】なお、図18(A)は、扉体本体を側方か
ら見たイメージ図であり、図18(B)は、装置内部か
ら扉体本体方向を見た連結桿の一部を示したものであ
る。
【0118】図18(A)において、扉体本体130の
適宜の位置には、機構的キー131が挿入され、その機
構的キー131の回動力によって回動するシリンダ錠1
32が設けられている。扉体本体130の装置内部側の
上下の適宜の位置にはそれぞれ、図18(A)及び
(B)に示すように、鉤部材133(図18(A)上方
のものを省略している)と係合し得る受けローラ134
が設けられている。受けローラ134が鉤部材133と
係合している状態では、扉体本体130を開放すること
はできない。
【0119】上下の鉤部材133は、連結桿135によ
って連結されている。連結桿135は、閉成状態の扉体
本体130に近接し、かつ、上下方向に移動可能に、扉
体本体130の受け部材に設けられている。連結桿13
5が最も下に位置したときには、受けローラ134と鉤
部材133との係合が外れ(アンロック状態)、連結桿
135が最も上に位置したときには、受けローラ134
と鉤部材133とが係合する(ロック状態)。
【0120】シリンダ錠132の先端は、扉体本体13
0の閉成時において、連結桿135に設けられている回
動/直動変換機構(例えばカム)136に係合してお
り、これにより、機構的キー131を用いたシリンダ錠
132の回動により、連結桿135は上下動し得る。
【0121】また、装置筐体内部には、シリンダ錠13
2の回動角と同じ角度を正逆回転可能なモータ137が
設けられており、このモータ137の軸先端も、連結桿
135に設けられている回動/直動変換機構(例えばカ
ム)138に係合しており、モータ137の回転によっ
ても、連結桿135が上下動し得るようになされてい
る。
【0122】連結桿135の適宜の位置には透孔139
が設けられており、受けローラ134と鉤部材133と
が係合しているロック状態において、直動ソレノイド1
40の軸部材141がこの透孔139を貫通し得るよう
になされている。直動ソレノイド140の軸部材141
が透孔139を貫通している状態においては、連結桿1
35は上下動することはできない。
【0123】上述したモータ137や直動ソレノイド1
40は、当該所定装置の制御部(例えば当該所定装置が
遊技球供給用カード発行精算機3である場合には制御部
55)によって駆動制御されるものである。
【0124】シリンダ錠132の近傍位置には、データ
キャリア読取部142が設けられている。データキャリ
ア読取部142は、従業員が、機構的キー131をシリ
ンダ錠132に挿入する際に、その従業員の手首や指な
どの巻かれて取り付けられているデータキャリア71の
記憶内容を読み取るものであり、読取データを、当該所
定装置の制御部に与えるものである。
【0125】(A−2)実施形態のシステム動作、従業
員等の動作 以下、従業員等の動作と共に、実施形態の遊技場システ
ム1の各部での動作を説明する。
【0126】(A−2−1)従業員出勤時動作まず、従
業員が出勤してきた際の動作を、図19のシーケンス図
を用いて説明する。
【0127】データキャリア発行回収装置8の制御部1
11は、待機状態においては、表示部118に従業員の
固定コードを入力することを求めるメッセージを表示さ
せており、出勤してきた従業員は、入力部116を用い
て、自己の従業員固定コードを入力する(T1)。この
とき、制御部111は、通信処理部119を介し、発券
精算管理コンピュータ6にその従業員固定コードを転送
して正当か否かを確認させる(T2、T3)。
【0128】入力された従業員固定コードが正当でない
ものであれば、発券精算管理コンピュータ6は、正当で
ない旨をデータキャリア発行回収装置8やシステム管理
コンピュータ7(図19では省略)に送信し、データキ
ャリア発行回収装置8は、異常の旨を表示すると共に、
デジタルカメラ120による撮像を行って表示を待機状
態のものに戻し、発券精算管理コンピュータ6は、異常
データファイル97に写真データを含む異常発生データ
を追加させる(T4、T5)。
【0129】正当でない旨が通知されたシステム管理コ
ンピュータ7においても、図示は省略しているが、異常
報知処理が実行される。
【0130】一方、入力された従業員固定コードが正当
である場合には、発券精算管理コンピュータ6からデー
タキャリア発行回収装置8にその旨が通知され、制御部
111は、個体情報読取部(ここでは指紋読取装置とす
る)115に指を接触させることを促すメッセージを表
示部118に表示させる(T6)。これにより、従業員
は、指のイメージを個体情報読取部115に読み取ら
せ、制御部111は、通信処理部119を介し、発券精
算管理コンピュータ6に指紋イメージデータを転送し、
従業員固定コードに対応するイメージであるかを確認さ
せる(T7〜T9)。
【0131】指紋イメージデータが登録されたものと一
致しないと、発券精算管理コンピュータ6は、その旨を
データキャリア発行回収装置8やシステム管理コンピュ
ータ7に送信し、データキャリア発行回収装置8は、異
常の旨を表示すると共に、デジタルカメラ120による
撮像を行い、発券精算管理コンピュータ6は、異常デー
タファイル97に写真データを含む異常発生データを追
加させる(T10、T11)。指紋イメージデータが登
録のものと一致していない旨が通知されたシステム管理
コンピュータ7においても、図示は省略しているが、異
常報知処理が実行される。
【0132】一方、指紋イメージデータが妥当である
と、発券精算管理コンピュータ6からデータキャリア発
行回収装置8にその旨が通知され、制御部111は、乱
数発生部117によって乱数を発生させると共に、その
時点での時刻(出勤時刻)を内蔵タイマから取り込む
(T12)。
【0133】そして、制御部111は、データキャリア
収納部110から1枚のデータキャリア71を繰り出さ
せ、データキャリアアクセス部113から、繰り出され
たデータキャリア71のキャリアIDを取得すると共
に、従業員固定コードに発生乱数を付加したその日の従
業員コードと出勤時刻とを、データキャリアアクセス部
113によって、繰り出されたデータキャリア71に記
憶させて、キャリア出入口112からデータキャリア7
1を排出させ、従業員はこれを受領する(T13、T1
4)。また、制御部111は、排出させたデータキャリ
ア71のキャリアIDと、従業員固定コードに発生乱数
を付加したその日の従業員コードと、出勤時刻と、その
ときにデジタルカメラ120で撮像させて得た写真デー
タとを、発券精算管理コンピュータ6に転送させて異常
データファイル97に記憶させる(T15、T16)。
【0134】このようにして発行されたデータキャリア
71は、各種装置を従業員が操作(例えば扉体を開放し
ての操作)し得る者かの確認に用いられる。
【0135】(A−2−2)遊技者の動作 次に、入場から退場するまでの遊技者の動作(対応する
システム動作を含む)を、図面を用いずに簡単に説明す
る。なお、遊技者は非会員遊技者とする。
【0136】遊技者は入店すると、まず、入場カード発
行機2の発券ボタン10を操作し、入場カード発行機2
から貯蔵している入場カード20を排出させ、入場カー
ド20を入手する。
【0137】入場カード20を入手した遊技者は、遊技
をしようとするパチンコ遊技機5の近くの遊技球供給用
カード発行精算機3に入場カード20を挿入する。遊技
球供給用カード発行精算機3は、発券精算管理コンピュ
ータ6によってその入場カードの正当性を確認させる。
【0138】正当でないものであれば、発券精算管理コ
ンピュータ6は、正当でない旨を遊技球供給用カード発
行精算機3やシステム管理コンピュータ7に送信し、遊
技球供給用カード発行精算機3などは異常の旨を表示す
る。
【0139】入場カード20が正当である旨の返信を受
けた遊技球供給用カード発行精算機3は、入金を促すメ
ッセージを表示し、遊技者は、遊技球供給用カード発行
精算機3に紙幣を挿入し、前払い額(供給可能残高;度
数でも良い)をセレクトボタン39を用いて指定する。
遊技球供給用カード発行精算機3は、排出しようとする
遊技球供給用カード35のID、発行日時、残高などの
情報をカード情報読取部56によって得て発券精算管理
コンピュータ6を転送し、それに応じて、発券精算管理
コンピュータ6は、遊技球供給用カードファイル94な
どの内容を更新する。その後、遊技球供給用カード発行
精算機3は、貯蔵していた遊技球供給用カード35を排
出させると共に、必要ならば、釣り銭を排出させ、遊技
者はこれを入手する。
【0140】遊技者は、パチンコ遊技機5の遊技を開始
するときには、遊技球供給指令装置4に入手した遊技球
供給用カード35を挿入する。遊技球供給指令装置4
は、挿入された遊技球供給用カード35のIDを読み取
って、発券精算管理コンピュータ6に送信し、遊技球供
給用カード35の正当性を確認させる。その後、遊技球
供給指令装置4は、発券精算管理コンピュータ6から与
えられた供給可能残高の範囲内で遊技球を供給し(球貸
し)、遊技者はこれにより遊技を行う。
【0141】遊技者がカード返却を指示したり、供給可
能残高が0になったりしたときには、遊技球供給指令装
置4は、挿入されている遊技球供給用カード35のID
と共に、その更新された供給可能残高を発券精算管理コ
ンピュータ6に送信し、発券精算管理コンピュータ6
は、遊技球供給用カードファイル94の残高などを更新
する。また、遊技球供給指令装置4は、挿入されている
遊技球供給用カード35の排出を行い、遊技者はこれを
受領する。
【0142】遊技者は、供給可能残高が少なくなり(又
は0になり)、残高を増大させる場合には、遊技球供給
用カード発行精算機3に遊技球供給用カード35を挿入
する。そして、当初の入金時とほぼ同様にして、遊技球
供給用カード35に係る供給可能残高を増大させる。
【0143】遊技者は、退場しようとする際において、
遊技球供給用カード35に係る供給可能残高(この情報
の記憶は発券精算管理コンピュータ6)が残っている場
合には、供給可能残高を精算した後、退場する。
【0144】遊技者は、供給可能残高の精算時には、遊
技球供給用カード発行精算機3に遊技球供給用カード3
5を挿入し、このとき、遊技球供給用カード発行精算機
3は、挿入された遊技球供給用カード35の正当性を発
券精算管理コンピュータ6に確認させる。挿入された遊
技球供給用カード35が正当であると、発券精算管理コ
ンピュータ6は、その旨及び今までの供給可能残高を遊
技球供給用カード発行精算機3に返信し、遊技球供給用
カード発行精算機3は、供給可能残高を明示した入金、
又は、精算を促すメッセージを表示する。
【0145】これによって、遊技者は、精算ボタン40
を操作する。このとき、遊技球供給用カード発行精算機
3は、挿入されている遊技球供給用カード35を回収す
ると共に、残高金額分の紙幣や硬貨を払い出し、遊技者
はこれを受領する。
【0146】(A−2−3)一斉開放モードでの扉体の
開放 遊技球供給指令装置4及びパチンコ遊技機5は当然に遊
技場ホールに多数設置されている。これに加え、上述の
ような遊技者の入場から退場するまでに操作する入場カ
ード発行機2や遊技球供給用カード発行精算機3も、多
くの遊技者に応じることが考慮されて遊技場ホールに複
数設置されている。
【0147】営業時間内であれば、遊技場ホールに複数
設けられている同種の装置を従業員などが短時間の間に
操作する必要性はほとんど生じない。
【0148】一方、営業時間外においては、遊技場ホー
ルに複数設けられている同種の装置を従業員などが短時
間の間に操作しなければならないことが多い。
【0149】例えば、パチンコ遊技機5であれば、営業
時間後又は営業時間前に遊技盤面を清掃するような場合
には、従業員などが短時間の間に複数のパチンコ遊技機
5を清掃することを要する。また、営業時間後に、釘師
が複数のパチンコ遊技機5の釘を調整するようなことも
行われる。
【0150】また例えば、入場カード発行機2や遊技球
供給用カード発行精算機3であれば、営業時間後に、複
数の装置から、入場カード20や遊技球供給用カード3
5を回収し、翌日の営業時間前に、複数の装置に、入場
カード20や遊技球供給用カード35を装填するような
ことも行われる。
【0151】以上のような遊技場ホールに複数設けられ
ている同種の装置を従業員などが短時間の間に操作しな
ければならないことが考慮されて、上述した一斉開放モ
ードが設けられている。
【0152】以下、遊技球供給用カード発行精算機3を
例に、一斉開放モードでの処理を、図20及び図21の
シーケンス図を参照しながら説明する。また、図16に
示す遊技場ホールの装置設置状況において、遊技球供給
用カード発行精算機3についての第1のグループ3−1
〜3−3を、一斉開放モードの処理対象として説明す
る。
【0153】従業員(遊技場経営者や遊技場管理者を含
む)は、システム管理コンピュータ7の入力部102を
用いて、第1のグループの遊技球供給用カード発行精算
機3−1〜3−3に対し、一斉開放モードを設定する
(T20)。なお、一斉開放モードは、複数装置での操
作性を高める反面、違法や不法行為を容易化する恐れが
あるので、この設定時には、一部の従業員(遊技場経営
者や遊技場管理者を含む)だけが知っている暗証番号の
入力などを条件とするようにしても良い。また、設定方
法としては、例えば、一斉開放モードグループデータ1
07に基づき、グループ一覧を表示させた後、グループ
選択により、第1のグループの遊技球供給用カード発行
精算機3−1〜3−3に対して一斉開放モードを設定す
る方法を適用できる。
【0154】この設定入力に応じ、システム管理コンピ
ュータ7の制御部100は、記憶部101の扉体制御デ
ータファイル106を更新する(T21)。すなわち、
制御部100は、扉体制御データファイル106におけ
る遊技球供給用カード発行精算機3−1、3−2、3−
3に係る各レコード(装置識別情報106aにより認識
できる)のそれぞれに対し、その開放モードフラグ10
6bを一斉開放モードを表すものにし、一斉開放グルー
プ106cには同一グループの他の遊技球供給用カード
発行精算機3−1、3−2又は3−3の識別番号を格納
する。なお、一斉処理中フラグ106dは一斉処理中で
はないことを表す値のままである。
【0155】その後、従業員は、グループに属するいず
れかの遊技球供給用カード発行精算機(ここでは3−1
とする)に対し、機構的キー131(図18参照)を用
いた開放操作を行う(T22)。従業員が機構的キー1
31を遊技球供給用カード発行精算機3−1のシリンダ
錠132に挿入する際には、データキャリア読取部14
2が従業員の手首や指などに装着されているデータキャ
リア71の格納情報を読み取って当該遊技球供給用カー
ド発行精算機3−1の制御部100に与え、制御部10
0は、そのデータキャリア情報を発券精算管理コンピュ
ータ6に送信する(T23)。
【0156】発券精算管理コンピュータ6は、到来した
データキャリア情報を、データキャリアファイル96の
格納情報と照合などし、正規の従業員であることや、遊
技球供給用カード発行精算機3−1の操作を許可されて
いる従業員であることなど、扉体本体130の開放条件
を満足することを確認する(T24)。
【0157】なお、図20及び図21では省略している
が、開放条件を満足しない場合には、発券精算管理コン
ピュータ6やシステム管理コンピュータ7で異常報知処
理などが実行され、また、遊技球供給用カード発行精算
機3−1は扉体本体130の閉成状態を維持する。
【0158】発券精算管理コンピュータ6は、到来した
データキャリア情報から見て、扉体本体130の開放条
件を満足するという結果を得たときには、遊技球供給用
カード発行精算機3−1及びシステム管理コンピュータ
7に対し、開放の許可信号を送出する(T25)。
【0159】遊技球供給用カード発行精算機3−1にお
いて、制御部55は、直動ソレノイド140の軸部材1
41を退動させ、直動ソレノイド140の軸部材141
と連結桿135の透孔139との係合を解放させる(T
26)。これにより、従業員によるシリンダ錠132に
挿入した機構的キー131の回動が受け付けられ、連結
桿135が上動して受けローラ134と鉤部材133と
の係合が解かれ、従業員は扉体本体130を開放する
(T27)。
【0160】遊技球供給用カード発行精算機3−1にお
いて、扉体本体130の開放により、扉体センサ66か
ら制御部55に開放検出信号が与えられ、制御部55
は、デジタルカメラ52による撮像を実行させると共
に、開放検出信号をシステム管理コンピュータ7に与
え、また、開放検出信号及び撮像画像を発券精算管理コ
ンピュータ6に与える(T28)。このときの発券精算
管理コンピュータ6での処理は、その説明を省略する。
【0161】遊技球供給用カード発行精算機3−1か
ら、扉体本体130の開放検出信号が与えられたシステ
ム管理コンピュータ7の制御部100は、扉体制御デー
タファイル106をアクセスして、遊技球供給用カード
発行精算機3−1について一斉開放モードが設定されて
いるか否か、かつ、一斉処理中フラグが一斉処理中を示
しているか否かを確認する(T29)。
【0162】なお、上述した手順T22〜T29の処理
は、遊技球供給用カード発行精算機3−1だけの扉体を
個別に開放する場合でも同様である。
【0163】ここでは、遊技球供給用カード発行精算機
3−1について一斉開放モードが設定されており、しか
も、一斉処理中フラグが一斉処理中を示していないの
で、システム管理コンピュータ7の制御部100は、一
斉開放モードが設定されている装置グループ(3−1〜
3−3)に対する、他の装置への開放を起動する開放で
あることを認識し、グループの他の遊技球供給用カード
発行精算機3−2及び3−3について一斉処理中フラグ
を一斉処理中に更新すると共に、それら遊技球供給用カ
ード発行精算機3−2及び3−3に対し、一斉開放モー
ドでの開放処理を指示する(T30)。なお、手順T2
9での判別結果が他の場合の処理の説明は省略する。
【0164】一斉開放モードでの開放処理が指示された
遊技球供給用カード発行精算機3−2、3−3において
は、その制御部55は、直動ソレノイド140の軸部材
141を退動させ、直動ソレノイド140の軸部材14
1と連結桿135の透孔139との係合を解放させた
後、モータ137を回動させて連結桿135を上動さ
せ、受けローラ134と鉤部材133との係合を解く
(T31)。これにより、扉体本体130を引っ張れば
開放できる状態になる。なお、このとき、遊技球供給用
カード発行精算機3−2、3−3の制御部55は、一斉
開放モードによってアンロックにしたことを内部記憶す
る。
【0165】上述したように、遊技球供給用カード発行
精算機3−1の扉体本体130を開放させた従業員は、
所定の操作を行い(例えば、遊技球供給用カード35の
補充や回収)、その後、扉体本体130を閉め、機構的
キー132を逆方向に回動させてキー132を抜き取る
(T32)。
【0166】このとき、扉体センサ66から制御部55
には、閉成検出信号が与えられる。制御部55は、直動
ソレノイド140の軸部材141を進動させ、直動ソレ
ノイド140の軸部材141と連結桿135の透孔13
9とを再係合させた後、閉成検出信号を発券精算管理コ
ンピュータ6及びシステム管理コンピュータ7に与える
(T33)。このときの発券精算管理コンピュータ6で
の処理は、その説明を省略する。
【0167】遊技球供給用カード発行精算機3−1から
扉体本体130の閉成検出信号が与えられたシステム管
理コンピュータ7の制御部100は、扉体制御データフ
ァイル106をアクセスして、遊技球供給用カード発行
精算機3−1の開放モードフラグを確認し、ここでは一
斉開放モードであったので、それを個別開放モードに変
更し、また、一斉処理中フラグを処理中ではないもの
(ここでは継続)にする(T34)。
【0168】次に、従業員は、同一グループの他の遊技
球供給用カード発行精算機(ここでは3−2とする)に
対し、既に扉体本体130がアンロック状態になってい
るので、扉体本体130を引張って開放させる(T3
5)。このとき、遊技球供給用カード発行精算機3−2
において、扉体本体130の開放により、扉体センサ6
6から制御部55に開放検出信号が与えられ、制御部5
5は、デジタルカメラ52による撮像を実行させると共
に、一斉開放モードでの開放を表す開放検出信号をシス
テム管理コンピュータ7に与え、また、一斉開放モード
での開放を表す開放検出信号及び撮像画像を発券精算管
理コンピュータ6に与える(T36)。このときの発券
精算管理コンピュータ6での処理は、その説明を省略す
る。
【0169】遊技球供給用カード発行精算機3−2か
ら、扉体本体130の一斉開放モードでの開放を表す開
放検出信号が与えられたシステム管理コンピュータ7の
制御部100は、そのことを認識する(T37)。
【0170】上述したように、遊技球供給用カード発行
精算機3−2の扉体本体130を開放させた従業員は、
所定の操作を行い(例えば、遊技球供給用カード35の
補充や回収)、その後、扉体本体130を閉める(T3
8)。なお、機構的キー132を用いていない開放であ
るので、この閉成時にも、機構的キー132を抜き取る
ことは当然に実行されない。
【0171】このとき、扉体センサ66から制御部55
には、閉成検出信号が与えられる。制御部55は、自己
が一斉開放モードでアンロックになっていることを内部
記憶しているので、閉成検出信号が与えられると、モー
タ137を回動させて連結桿135を上動させ、受けロ
ーラ134と鉤部材133とを再係合させ、さらに、直
動ソレノイド140の軸部材141を進動させ、直動ソ
レノイド140の軸部材141と連結桿135の透孔1
39とを再係合させた後、閉成検出信号を発券精算管理
コンピュータ6及びシステム管理コンピュータ7に与え
る(T39)。このときの発券精算管理コンピュータ6
での処理は、その説明を省略する。
【0172】遊技球供給用カード発行精算機3−2から
扉体本体130の閉成検出信号が与えられたシステム管
理コンピュータ7の制御部100は、扉体制御データフ
ァイル106をアクセスして、遊技球供給用カード発行
精算機3−2の開放モードフラグを確認し、ここでは一
斉開放モードであったので、それを個別開放モードに変
更し、また、一斉処理中フラグを処理中ではないものに
する(T40)。
【0173】図20及び図21では省略しているが、グ
ループの他の遊技球供給用カード発行精算機3−3につ
いても、同様な開放時の処理が実行される。
【0174】以上、遊技球供給用カード発行精算機3
(3−1〜3−3)を例に、一斉開放モードでの処理を
説明したが、入場カード発行機2、遊技球供給指令装置
4及びパチンコ遊技機5についての一斉開放モードでの
処理も同様である。
【0175】(A−2−4)従業員退出時動作 次に、従業員が会社から退出する際の動作を、図22の
シーケンス図を用いて説明する。
【0176】データキャリア発行回収装置8の制御部1
11は、待機状態においては、表示部118に従業員の
固定コードを入力することを求めるメッセージを表示さ
せており、会社を退出しようとする従業員は、入力部1
16を用いて、自己の従業員固定コードを入力する(T
50)。このとき、制御部111は、通信処理部119
を介し、発券精算管理コンピュータ6にその従業員固定
コードを転送して正当か否かを確認させる(T51、T
52)。
【0177】入力された従業員固定コードが正当でない
ものであれば、発券精算管理コンピュータ6は、正当で
ない旨をデータキャリア発行回収装置8やシステム管理
コンピュータ7(図示せず)に送信し、データキャリア
発行回収装置8は、異常の旨を表示すると共に、デジタ
ルカメラ120による撮像を行って表示を待機状態のも
のに戻し、発券精算管理コンピュータ6は、異常データ
ファイル97に写真データを含む異常発生データを追加
させる(T53、T54)。正当でない旨が通知された
システム管理コンピュータ7においては異常報知処理が
実行される。
【0178】一方、入力された従業員固定コードが正当
である場合には、発券精算管理コンピュータ6からデー
タキャリア発行回収装置8にその旨が通知され、制御部
111は、個体情報読取部115に指を接触させること
を促すメッセージを表示部118に表示させる(T5
5)。これにより、従業員は、指のイメージを個体情報
読取部115に読み取らせ、制御部111は、通信処理
部119を介し、発券精算管理コンピュータ6に指紋イ
メージデータを転送し、従業員固定コードに対応するイ
メージであるかを確認させる(T56〜T58)。
【0179】指紋イメージデータが登録されたものと一
致しないと、発券精算管理コンピュータ6は、その旨を
データキャリア発行回収装置8やシステム管理コンピュ
ータ7に送信し、データキャリア発行回収装置8は、異
常の旨を表示すると共に、デジタルカメラ120による
撮像を行い、発券精算管理コンピュータ6は、異常デー
タファイル97に写真データを含む異常発生データを追
加させる(T59、T60)。指紋イメージデータが登
録のものと一致していない旨が通知されたシステム管理
コンピュータ7においては、異常報知処理が実行され
る。
【0180】一方、指紋イメージデータが妥当である
と、発券精算管理コンピュータ6からデータキャリア発
行回収装置8にその旨が通知され、制御部111は、表
示部118に、データキャリア71をキャリア出入口1
12に挿入することを求めるメッセージを表示させる
(T61)。従業員は、これに応じて、データキャリア
71をキャリア出入口112に挿入する(T62)。デ
ータキャリア71の記憶情報は、データキャリアアクセ
ス部113によって読み取られて制御部111に与えら
れる。
【0181】このとき、制御部111は、読取により得
られた情報を、通信処理部119を介し、発券精算管理
コンピュータ6に転送し、挿入されたデータキャリア7
1が正当であるか否かを確認させる(T63、T6
4)。
【0182】データキャリア71が正当でない場合に
は、発券精算管理コンピュータ6は、その旨をデータキ
ャリア発行回収装置8やシステム管理コンピュータ7に
送信し、データキャリア発行回収装置8は、異常の旨を
表示すると共に、デジタルカメラ120による撮像を行
い、発券精算管理コンピュータ6は、異常データファイ
ル97に写真データを含む異常発生データを追加させる
(T65、T66)。システム管理コンピュータ7にお
いては、異常報知処理が実行される。
【0183】一方、挿入されたデータキャリア71が正
当である場合には、発券精算管理コンピュータ6からデ
ータキャリア発行回収装置8にその旨が通知され、制御
部111は、データキャリアアクセス部113によっ
て、挿入されたデータキャリア71のキャリアID以外
の情報を消去させた後、データキャリア収納部110に
回収させる(T67)。
【0184】また、制御部111は、その時点での時刻
(退出時刻)を内蔵タイマから取り込み、回収したデー
タキャリア71のキャリアIDと、従業員固定コードに
発生乱数を付加したその日の従業員コードと、退出時刻
とを、発券精算管理コンピュータ6に転送させて、デー
タキャリアファイル96や異常データファイル97の各
種情報の更新させたり追加させたりし(T68、T6
9)、その後、表示を処理終了を表したものにする(T
70)。発券精算管理コンピュータ6は、例えば、従業
員のその日の勤務時間等の計算をしたりする。
【0185】(A−3)実施形態の効果 以上のように、この実施形態の遊技場システム1によれ
ば、一斉開放モードの設定時には、一斉開放モードが設
定されたグループに属するいずれかの装置の開放操作が
なされたときに、そのグループに属する他の装置をアン
ロック状態にするようにしたので、そのグループ全体の
開放に要する時間や操作を簡易なものとすることができ
る。その結果、短時間の間に扉体を開放して行う複数の
装置の操作を効率良く行うことができる。
【0186】なお、システム管理コンピュータ7に一斉
開放モードが設定された際に、そのグループの全ての装
置をアンロック状態にすることも考えられるが、その際
には、扉体に対する開放操作を行った従業員を確認でき
ず、上記実施形態のように、1個の装置に対する通常と
同様な開放操作を条件とすることが従業員の確認面から
好ましい。
【0187】また、一斉開放モードでの処理は、開放を
し易くする装置が多く発生するが、デジタルカメラやビ
デオカメラによる撮像により、不正行為などからの防止
機能を発揮させることができる。さらに、データキャリ
アの記憶内容との照合を他の装置の開放状態又は開放し
易い状態への移行条件としているので、この面でも、不
正行為などからの防止機能が働いている。
【0188】(B)他の実施形態 上記説明においても、種々変形実施形態に言及したが、
さらに、以下に例示するような変形実施形態を挙げるこ
とができる。
【0189】上記実施形態においては、一斉開放モード
では他の装置をアンロック状態にするものを示したが、
他の開放し易い状態(開放状態)への移行でも良い。例
えば、弾性部材を適用して実際に開放させるものであっ
ても良い。また例えば、直動ソレノイド140の軸部材
141を退動させ、直動ソレノイド140の軸部材14
1と連結桿135の透孔139との係合の解放にとどめ
ても良い。この場合、受けローラ134と連結桿135
の鉤部材133との係合の解放は、機構的キー131の
回動に委ねられる。
【0190】また、上記実施形態においては、一斉開放
モードで他の装置を開放状態又は開放し易い状態にする
ための開放操作がなされる装置が、グループ内のいずれ
であっても良いものを示したが、グループ内でいずれか
の装置に定めていても良い。
【0191】さらに、上記実施形態においては、各装置
が一斉開放モード及び個別開放モードのいずれでも開放
し得るものを示したが、個別開放モードという概念がな
いものであっても良い。例えば、入場カード発行機2に
ついては、上記実施形態での個別開放モードに応じられ
ず、常に、一斉開放モードでの開放動作しかしないよう
にしても良い。
【0192】さらにまた、上記実施形態においては、シ
ステム管理コンピュータ7を介して他の装置に、開放状
態又は開放し易い状態にするための指令を与えるものを
示したが、当初の開放操作がなされた装置から、直接、
他の装置に、開放状態又は開放し易い状態にするための
指令を与えるようにしても良い。
【0193】また、上記実施形態においては、扉体が再
度閉成された装置については、閉成を条件として個別開
放モードに示すものを示したが、個別開放モードへの復
帰も、システム管理コンピュータ7への所定操作を条件
としても良い。
【0194】さらに、上記実施形態においては、他の装
置を開放状態又は開放し易い状態にするためある装置に
対してなされる開放操作が、個別開放モードでの操作と
同じものを示したが、これより複雑な操作にするように
しても良い。
【0195】さらにまた、遊技関連機器の扉体を電子制
御によってロック制御する構成は、その遊技関連機器の
外部に設けられていても良い。例えば、遊技関連機器が
遊技機の場合には、図23の概略図(側方から見たイメ
ージ図)に示すように、遊技機150が取り付けられる
設備(いわゆる島設備)151自体に電磁ソレノイド1
52を設け、電磁ソレノイド152の軸部材153の突
出時に、遊技機150の扉体の開放を阻止し、電磁ソレ
ノイド152の軸部材153の退動時に、遊技機150
の扉体の開放を許容するようなものであっても良い。こ
のようにした場合には、遊技機が電子ロック機能を備え
ないときであっても、また、遊技機が交換されたときに
も、一斉開放に対応できる。
【0196】また、発券精算管理コンピュータ6と、シ
ステム管理コンピュータ7が1台のコンピュータで構成
されていても良い。
【0197】さらに、上記では、遊技機がパチンコ遊技
機の場合を示したが、スロットマシンなどの他の遊技機
であっても良いことは勿論である。
【0198】
【発明の効果】以上のように、本発明の遊技場システム
によれば、グループ内のある遊技関連機器の正規の開放
操作により、上記グループ内の他の遊技関連機器を開放
状態又は開放し易い状態に移行させる他機器開放制御手
段を有するので、短時間の間に複数の遊技関連機器の扉
体を開閉する必要がある場合における作業効率を高める
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施形態の遊技場システムの全体構成を示すブ
ロック図である。
【図2】実施形態の入場カード発行機2の外観イメージ
を示す斜視図である。
【図3】実施形態の入場カード発行機2の詳細構成を示
すブロック図である。
【図4】実施形態の遊技球供給用カード発行精算機3の
外観イメージを示す斜視図である。
【図5】実施形態の遊技球供給用カード発行精算機3の
詳細構成を示すブロック図である。
【図6】実施形態の遊技球供給指令装置4及びパチンコ
遊技機5の外観イメージを示す斜視図である。
【図7】実施形態の遊技球供給指令装置4の詳細構成を
示すブロック図である。
【図8】実施形態の発券精算管理コンピュータ6の構成
を示すブロック図である。
【図9】実施形態の入場カードファイル93のレコード
構成を示す説明図である。
【図10】実施形態の遊技球供給用カードファイル94
のレコード構成を示す説明図である。
【図11】実施形態の会員カードファイル95のレコー
ド構成を示す説明図である。
【図12】実施形態のデータキャリアファイル96のレ
コード構成を示す説明図である。
【図13】実施形態の異常データファイル97のレコー
ド構成を示す説明図である。
【図14】実施形態のシステム管理コンピュータ7の詳
細構成を示すブロック図である。
【図15】実施形態の扉体制御データファイル106の
レコード構成を示す説明図である。
【図16】実施形態の遊技場ホールの各種装置の配置例
を示す説明図である。
【図17】実施形態のデータキャリア発行回収装置8の
詳細構成を示すブロック図である。
【図18】実施形態の所定装置の扉体回りの構成を示す
説明図である。
【図19】実施形態の従業員出勤時の動作を示すシーケ
ンス図である。
【図20】実施形態の一斉開放モードに係る動作を示す
シーケンス図(1)である。
【図21】実施形態の一斉開放モードに係る動作を示す
シーケンス図(2)である。
【図22】実施形態の従業員退出時の動作を示すシーケ
ンス図である。
【図23】他の実施形態の扉体の電子的な開閉ロック機
構を示す概略図である。
【符号の説明】
1…遊技場システム、2…入場カード発行機、3…遊技
球供給用カード発行精算機、4…遊技球供給指令装置、
5…パチンコ遊技機、6…発券精算管理コンピュータ、
7…システム管理コンピュータ、8…データキャリア発
行回収装置、9…ビデオカメラ、71…データキャリ
ア、96…データキャリアファイル、106…扉体制御
データファイル、130…扉体本体、131…機構的キ
ー、132…シリンダ錠、133…鉤部材、134…受
けローラ、135…連結桿、136…回動/直動変換機
構、137…モータ、138…回動/直動変換機構、1
39…透孔、140…直動ソレノイド、142…データ
キャリア読取部。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 グループ内のある遊技関連機器の正規の
    開放操作により、上記グループ内の他の遊技関連機器を
    開放状態又は開放し易い状態に移行させる他機器開放制
    御手段を有することを特徴とする遊技場システム。
  2. 【請求項2】 上記正規の開放操作が、少なくとも、機
    構的キーによる開放操作と、接触式又は無接触式のIC
    カードを用いた操作者の確認操作を含むことを特徴とす
    る請求項1に記載の遊技場システム。
  3. 【請求項3】 上記遊技関連機器が遊技機そのものであ
    ることを特徴とする請求項1又は2に記載の遊技場シス
    テム。
  4. 【請求項4】 遊技機の上記グループが島単位であるこ
    とを特徴とする請求項3に記載の遊技場システム。
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