JP2006058660A - 用紙剥離装置および定着装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 剥離爪が退避位置にあるときにその剥離爪の先端部に作業者が誤って触れるようなことがあっても、怪我などの不慮の事故になりにくくすることができる用紙剥離装置およびそれを用いた定着装置を提供する。
【解決手段】 退避位置にある剥離爪21を、その剥離爪の先端部に接触する外力Fが加えられた際、その外力によってその外力の作用する方向とは逆らわない方向(N)に変位させ得るように揺動フレーム23を介して支持部材22に取り付けている。
【選択図】 図5

Description

本発明は、用紙が接触して通過する回転体の表面から用紙の剥離を補助する剥離爪を備えた用紙剥離装置とそれを用いた定着装置に関するものである。
電子写真方式、静電記録方式等の画像形成プロセス形式を利用したプリンタ、複写機、複合機等の画像形成装置では、画像情報に応じて形成される未定着のトナー像を用紙に転写した後にそのトナー像を用紙に定着させるための定着装置として、たとえば、次のようなタイプの定着装置が使用されている。すなわち、加熱されて回転する加熱ロール等の加熱回転体と、それに圧接して回転する加圧ロール等の加圧回転体とを備え、その加熱回転体と加圧回転体の間(定着ニップ部)に未定着トナー像を担持する用紙を導入して通過させるタイプの定着装置である。
この種の定着装置においては、その定着時には用紙が定着ニップ部となる加熱回転体等の表面に接触して通過することになるが、時には加熱回転体等の表面から正常に剥離されず巻きついてしまうことがある。このため、かかる定着装置においては、その用紙の巻きつきを防止するため、たとえば加熱回転体等の表面に当接してその表面からの用紙の剥離を補助する剥離爪を備えた用紙剥離装置を設けることがある。
また、このような用紙剥離装置を設けた定着装置では、用紙が定着ニップ部等において詰まった状態になる紙詰まり(ジャム)が発生したときや定着装置等のメンテナンスを行うときなどに、その用紙を取り除く作業やメンテナンス作業を行いやすくする等の目的で、用紙剥離装置における剥離爪を加熱回転体等の表面から離して退避させるような位置に移動させる支持機構を採用していることが多い。
ところで、上記したような用紙剥離装置では、紙詰まりした用紙を除去する作業やメンテナンス作業を行うときなどに、その剥離爪を退避位置に移動させてからその必要な作業が行われるが、その作業者が作業中において退避した剥離爪の先端部に手などが触れて負傷するおそれがあった。
このため従来においても、たとえば以下に示すような、その用紙剥離装置の剥離爪に対する作業者の安全性を確保するための対策を施した定着装置などが提案されている。
例えば、用紙剥離装置を定着装置本体に対して開閉する開閉ユニットに設け、その開放時には剥離爪の先端部を覆い、その閉塞時には剥離爪の先端部を露出させるようなカバー部材を具備させた定着装置である(特許文献1)。
また、定着装置本体に回動可能に設けられ剥離爪をロールに接触させる位置とそのロールから退避させる位置とに移動させ得る第1の支持部材と、この第1の支持部材の自由端側に回動自在に設けられて剥離爪を実際に支持する第2の支持部材に剥離爪とを備え、その第1の支持部材を退避位置に回動させたときに、第2の支持部材を第1の支持部材の回動方向とは反対方向に回動させて剥離爪の先端が第1の支持部材側に向くように構成した定着装置である(特許文献2)。
さらに、剥離爪がジャム処理等のために開閉される排出部に取り付けられ、その開放状態では剥離爪が定着ロールから退避してジャム処理通路が形成されるとともに、剥離爪の先端部がそのジャム処理通路から退避する姿勢に回動されるように構成された、定着装置におけるジャム処理機構である(特許文献3)。
特開平9−190103号公報(請求の範囲、図1〜3など) 特開平10−20702号公報(請求の範囲、図3など) 特開平10−69185号公報(請求の範囲、図1など)
しかしながら、この従来の安全対策を施した用紙剥離装置やそれを用いた定着装置であっても、以下に示すような課題がそれぞれある。
すなわち、特許文献1に記載の定着装置では、そのカバー部材により剥離爪の先端まで完全に覆うようにするためには機構が複雑になり大掛かりなものとなり、ユニット全体としても大型化してコスト高になる。
特許文献2に記載の定着装置では、剥離爪の先端が第1の支持部材に向くようにするためには剥離爪の支持部材を広い範囲で、しかも異なる方向に回動させて動かす必要があって広めの設置スペース等を要する。
特許文献3に記載の定着装置では、開放時に剥離爪の先端部がジャム処理通路から退避する姿勢にあるとしても、その先端部はジャム処理通路から離れた位置にあるにすぎずその処理通路に面した状態にあるため、作業者が触れてしまう危険性が残っている。しかも、作業者が剥離爪の先端部に触れてしまった場合には、従来と同様に負傷してしまう危険性もある。
本発明は、このような課題を解決するためになされたものであり、剥離爪が退避位置にあるときにその剥離爪の先端部に作業者が誤って触れるようなことがあっても、怪我などの不慮の事故になりにくくすることができる用紙剥離装置およびそれを用いた定着装置を提供するものである。
本発明の用紙剥離装置は、用紙が接触して通過する回転体の表面に当接しその回転体からの用紙の剥離を補助する剥離爪と、この剥離爪を前記回転体の表面に当接させる当接位置とその表面から離して退避させる退避位置の間で移動させるように支持する支持部材とを備え、前記退避位置にある剥離爪を、その剥離爪の先端部に接触する外力が加えられた際、その外力によってその外力の作用する方向とは逆らわない方向に変位させ得るように前記支持部材に取り付けていることを特徴とするものである。
支持部材は、たとえば、回転体を支持する部材に設ける所定の支点を中心にして回動することにより剥離爪を当接位置および退避位置の双方に移動させることができるように取り付けられる部材とすることができるが、特にこれに限定されるものではない。外力の作用する方向とは逆らわない方向としては、剥離爪の先端部に加えられる外力の加えられる方向に沿った方向が勿論含まれるが、少なくとも、その外力により剥離爪全体が変位して外力のエネルギーを吸収し得るような方向であればよい。
なお、外力は、主に、剥離爪を退避位置に移動させて所定の作業(その剥離爪に近づくような動作を伴う作業)を行う作業者がその剥離爪の先端部に誤って触れることで発生するものをいう。また、回転体は、用紙の面の一部または全部と面接触するような表面を有するものであればよく、その形態については特に限定されるものではないが、たとえばロール形態、ベルト形態などが挙げられる。用紙は、トナー像の転写および定着が可能な記録媒体であればよく、その種類や形態等については特に限定されない。
この用紙剥離装置は、上述したような回転体を備え、その回転体の表面からの用紙の剥離を補助することを必要とするような装置(たとえば、用紙送出装置、用紙搬送装置など)に適用することが可能である。
上記剥離爪の支持部材への変位可能な取り付けは、たとえば、その剥離爪が前記外力に逆らわない方向に揺動し得るように支持される揺動部材を介してなされるように構成することができる。揺動部材は、たとえば、支持部材の所定位置に設ける支点を中心にして所望の方向に揺動(回動)するように組み合わせられるような部材である。この場合は、退避位置にある剥離爪の先端部に外力が加わると、その剥離爪が揺動部材によって支持部材に対し当該外力の作用方向と逆らわない方向に揺動することになる。たとえば、支持部材が回転体を支持する本体に対して或る支点を中心にして回動する部材である場合には、揺動部材の支点を支持部材の支点と同心のものとすることもできる。
また、その取り付けは、その剥離爪が前記外力に逆らわない方向にスライド移動し得るように支持される移動部材を介してなされるように構成することもできる。移動部材は、たとえば、支持部材に対して所望の方向にスライド移動するように組み合わせられるような部材である。この場合は、退避位置にある剥離爪の先端部に外力が加わると、その剥離爪が移動部材によって支持部材に対し当該外力の作用方向と逆らわない方向に移動することになる。
本発明の定着装置は、回転する定着用回転体の表面に未定着のトナー像を担持する用紙を接触させて通過させることでそのトナー像の用紙への定着を行う定着装置であって、その定着用回転体の表面から用紙の剥離を補助する剥離爪を備えた用紙剥離装置として請求項1乃至3のいずれかに記載の用紙剥離装置を設けることを特徴とするものである。
定着用回転体は、未定着トナー像の定着工程に寄与するものであれば特に制約されるものではなく、このためその形態についてはロール形態のほか、ベルト形態等であってもよく、また、その機能面から分類した場合には加熱用の回転体、加圧用の回転体、加熱および加圧用の回転体等のいずれのものであってもよい。
本発明の用紙剥離装置およびそれを用いた定着装置によれば、詰まった状態の用紙の除去作業やメンテナンス作業などを行う必要がある場合に用紙剥離装置の剥離爪を退避位置に移動させたとき、その退避位置にある剥離爪の先端部に作業者が誤って触れるようなことがあっても、その剥離爪が作業者の触れたことで発生する外力の作用方向と逆らわない方向に変位し得るため、作業者が剥離爪の先端部から受ける衝撃力がその変位する分だけ軽減される。
これにより、剥離爪が退避位置にある剥離爪の先端部に作業者が誤って触れるようなことがあっても、その剥離爪が所定の方向に変位するというだけの簡易な構成でもって怪我などの不慮の事故に至りにくいものとなり、作業者の安全性が確保される。
[実施の形態1]
図1〜2は本発明を適用した実施の形態1に係る用紙剥離装置とそれを装備した定着装置を示すものであり、図1はその定着装置の概要を示す説明図、図2はその用紙剥離装置を拡大して示す説明図である。
定着装置1は、電子写真方式等の画像形成プロセス方式を利用した画像形成装置に適用されるものであり、図1に示すように、内部に加熱源を有し、矢印方向に回転駆動する円筒状の加熱ロール11と、この加熱ロール11に圧接して定着ニップ部FNを形成する円筒状の加圧ロール12と、その加熱ロール11の用紙排出口側となる表面付近に装備される用紙剥離装置2A(2B)とでその主要部が構成されるロールニップ型の定着装置である。図中の符号13はカバーを兼ねたハウジングフレームであり、そのうち用紙導入口13Aおよび用紙排出口13Bとなる部位が開口されている。
この定着装置1では、図示しない画像形成装置の作像部において形成されるトナー像5が転写された用紙6が、圧接した状態で矢印方向に回転する加圧ロール11および加圧ロール12の間に形成される定着ニップ部FNにむけて搬送されるとともに用紙導入口を通して導入される。そして、そのトナー像5を担持する用紙6は定着ニップ部FNを通過する際に加熱および加圧されることにより、そのトナー像5が用紙6に定着される。この定着後、その用紙6は加熱ロール11等から剥離されて用紙排出口を通して排出される。
一方、用紙剥離装置2Aは、加熱ロール11の表面からの用紙6の剥離を補助するためのものであり、図2に示すように加熱ロール11の表面に当接する剥離爪21と、この剥離爪21をそれぞれ支持する支持フレーム22および揺動フレーム23とでその主要部が構成されている。
剥離爪21は、先鋭な形状に形成された爪部21aと、この爪部21aから屈曲して形成されその爪部を含む剥離爪全体の取り付けに使用される取付け部21bとで構成されている。この剥離爪21は、加熱ロール11の軸方向に対して所定の間隔をあけて複数設置されている。
支持フレーム22は、剥離爪21を加熱ロール11の表面に当接させる当接位置とその表面から離して退避させる退避位置の間で移動させるように支持するためのものである。退避位置は、詰まった用紙を除去する作業や定着装置1または用紙剥離装置2のメンテナンス作業を行う際に移動させる位置である。この支持フレーム22は、加熱ロール11の一端部側から見た場合、図3に示すように、その全体がU字のようなフレーム形状に形成されている。また、支持フレーム22は、そのフレームの一端部22aが、定着装置1のハウジングフレーム13から加熱ロール11の軸方向と平行する方向にむく外側にそれぞれ突出するように形成された支軸15に回動可能に取り付けられており、これにより、その支軸15を中心にして当該ハウジングフレーム13に対し矢印G,Hで示すような方向に可動自在になっている。また、その他端部22bは、加熱ロール11の表面に近づく位置に至るような形状に形成されており、これにより剥離爪21を加熱ロール11に当接可能な状態で存在させることを可能にしている。
そして、この支持フレーム22は、図3において実線で示す状態が剥離爪21を当接位置に移動させたときの状態となり、二点鎖線で示す状態が剥離爪21を退避位置に移動させたときの状態となるようになっている。なお、支持フレーム22は、退避位置に移動したときには、矢印H方向への力を及ぼさない限りは、その退避位置で保持された状態に置かれる機構になっている。図中において、符号24は支持フレーム22の一端部22aに形成された揺動フレーム23を取り付けるための支軸であり、25aは当接位置にあるときの剥離爪21の最大許容停止位置として規制するための突起軸状のストッパー、26は支持フレーム22を退避位置等に回動させるときに使用する把持部である。また、符号25bは上記ストッパー25aの根元側の部位の外径を大きく形成したものであり、剥離爪21が当接位置にあるときの揺動フレーム23の停止位置として規制するためのストッパーである。
揺動フレーム23は、退避位置にある剥離爪21を、その爪部21aの先端部に作業者が誤って触れることで外力として加えられた際、その外力によってその外力の作用する方向とは逆らわない方向に揺動させて変位させ得るように支持するためのものである。この揺動フレーム23は、加熱ロール11の一端部側から見た場合、図4に示すように、その全体が支持フレーム22の各端部22a,22bにそれぞれ達するような長さの本体部23aとその本体部23aの一端部側から所定の角度で分岐するように伸びるアーム部23bを有するフレーム形状に形成されている。
また、揺動フレーム23は、その本体部23aの支持フレームの一端部22a側に位置する部位に形成した軸孔27を支持フレーム22上の前記支軸24に回動可能に取り付けられており、これにより矢印M,Nで示す方向に可動自在になっている。また、その本体部23aは、支持フレーム22の自由端部22b側に伸びてストッパー25bに当接し得る長さおよび形状になっており、その先端部には剥離爪21を取り付けるための支軸28が設けられている。一方、そのアーム部23bの先端部には、後述する剥離爪21に取り付ける引っ張りバネ(35)の一端部を引っ掛けるための突起29が設けられている。
そして、この揺動フレーム23は、その本体部23aの軸孔27の近くに形成された突起30と支持フレーム22側に形成された突起31との間に引っ張りバネ32が張架されており、これにより平常時は矢印M方向に回動するように付勢されている。なお、この引っ張りバネ32により矢印M方向に回動するときの揺動フレーム23は、その本体部23aの先端部が支持フレーム22のストッパー25bによって位置規制(剥離爪21が当接位置にあるときの停止位置として規制)されるようになっている。これに対し、揺動フレーム23は、その矢印N方向に対しては、引っ張りバネ32の付勢力に抗して力を加えれば、支軸24を中心にして回動するようにもなっている。また、揺動フレーム23の矢印N方向への回動の限界位置は、たとえば引っ張りバネ32の引っ張り力の大きさで定められるように構成することができる。
この用紙剥離装置2Aにおいては、剥離爪21がこの揺動フレーム23を介して支持フレーム22に取り付けられている。
すなわち、剥離爪21は、図2等に示すように、その取付け部21bのほぼ中央部に形成される軸孔33を揺動フレーム23の支軸28に回動可能に取り付け、これにより矢印C,D方向に回動自在になっている。また、剥離爪21は、その取付け部21bにおける軸孔33の爪部21aとは反対側の部位に形成される取付け孔34と揺動フレーム23に設けた突起29との間に引っ張りバネ35を張架しており、これにより平常時は矢印C方向に回動するように付勢されている。
さらに、この揺動フレーム23に取り付けられた剥離爪21は、当接位置にあるときには、まず引っ張りバネ32で付勢されている揺動フレーム23が支持フレーム22上のストッパー25bに係止された状態にあり、そのような状態にある揺動フレーム23上において引っ張りバネ35で付勢されている剥離爪の爪部21aの先端部が加熱ロール11の表面に所定の圧力でもって当接した状態に置かれるようになる(図2)。
図2において、剥離爪21の爪部21aをストッパー25により位置規制されている状態で図示しているため、その爪部21aが加熱ロール11の内部に食い込んだような状態で図示しているが、これは便宜上のものであり、実際には爪部21aの先端部は加熱ロール11の表面に当接した位置にあり、引っ張りバネ35の付勢力により矢印C方向に回動して所定の圧力でロール表面に当接した状態に置かれている(図7も同様である)。
そして、このような用紙剥離装置2Aを装備する定着装置1は、図2に示すように、平常時には、その剥離爪21の爪部21aが加熱ロール11の表面に当接した位置にあり、これにより、たとえば定着時に定着ニップ部FNを通過した後に加熱ロール11から正常に剥離されず貼り付いたままの用紙6が発生しても、その用紙6が剥離爪21によって良好に剥がされるようになる。
一方、紙詰まりした用紙6の除去作業やメンテナンス作業を行う時期が発生したときには、まず、図5に示すように用紙剥離装置2Aの剥離爪21を退避位置に移動させる。すなわち、支持フレーム22をその支軸15を中心にして矢印G方向に回動させることにより、剥離爪21を退避位置に移動させることができる。
この際、揺動フレーム23は、支持フレーム22上の支軸24に支持された状態であるとともに引っ張りバネ32で付勢されて支持フレーム22上のストッパー25bに係止された状態であることにより、支持フレーム22と一体的に退避位置に移動する。また、この揺動フレーム23上にある剥離爪21は、引っ張りバネ35で付勢されて支持フレーム22上のストッパー25aに係止された状態にある。そして、このような関係があることにより、支持フレーム22を退避位置に移動させるべく揺動させると、その揺動動作に連動して揺動フレーム23が、さらにはこのフレーム23に取り付けられた剥離爪21も一体となって退避位置に移動することになる。
用紙の除去作業やメンテナンス作業は、このように剥離爪21を退避位置に移動させた状態にして行われる。しかし、このとき、退避位置にある剥離爪21(の爪部21a)の先端部が下方側を向いて突き出した状態にあるため、たとえば、その作業者が加熱ロール11側に手を近づけて作業を行う必要があるような場合には、その手が剥離爪21の先端部に誤って触れてしまうおそれがある。特に図5等に矢印Fで示すように、その剥離爪21の先端部にむけて真正面側(Fa)またはほぼ正面側(Fb,Fcなど)から接触するような場合には、作業者が最も怪我をし易い状況に置かれることになる。
しかし、この用紙剥離装置2Aおよびこれを装備する定着装置1においては、仮に退避位置にある剥離爪21の先端部に誤って作業者が矢印Fで示すような方向から触れることがあっても、図6に示すように、その作業者が剥離爪21に触れたことで発生する外力(F)の作用を受けることにより揺動フレーム23が引っ張りバネ32による付勢力に抗してその支軸24を中心にして矢印N方向に揺動するため、剥離爪21はその揺動フレーム23の揺動に伴って矢印N方向に一緒に揺動することになる。このときの剥離爪21(揺動フレーム23)の揺動する方向Nは、上記外力(F)の剥離爪21の先端部に作用する方向にほぼ沿ったものであり、その作用方向に逆らわない方向でもある。
この結果、作業者が剥離爪21の先端部から受ける衝撃力がその揺動して変位する分だけ軽減されるため、作業者が大きな怪我をすることがなく、しかもその軽減された衝撃が小さければほとんど怪我をしないで済むようになる。したがって、上記用紙取り除き作業時やメンテナンス作業時における作業者の剥離爪に関係する不慮の事故の発生を低減することができ、その各作業時における安全性を確保することができる。
特にこの用紙剥離装置2A等では、その退避位置にある剥離爪21をその揺動フレーム23を介して支持フレーム22に回動可能に取り付け、外力の作用方向に逆らわない方向に揺動するように構成しただけのものであるため、その構成は複雑で大掛かりなものではなく簡易なものであり、コスト高となることもなく優れている。また、揺動フレーム23は、その支軸24を中心に矢印M,N方向に回動した場合でもそのフレーム部分が支持フレーム22の外側に突出することなく、その支持フレーム22の内側の範囲内に収まるような回動位置および形状に設定されているため、用紙剥離装置2A全体が大型化することもなくきわめてコンパクトである。
ちなみに、剥離爪21の先端部に誤って触れてしまった作業者が素早くその剥離爪21から離れる方向に手を引いたときは、その矢印N方向に揺動フレーム23を介して揺動した剥離爪21は引っ張りバネ32による付勢力により矢印M方向に揺動して平常時の位置(ストッパー25aで規制される位置)に復元することになる(図5)。また、上記各作業が終了した後は、剥離爪21を退避位置から当接位置に移動させることになる。
[実施の形態2]
図7は、本発明を適用した実施の形態2に係る用紙剥離装置2Bを拡大して示すものである。
この用紙剥離装置2Bは、前記した実施の形態1に係る定着装置1に(用紙剥離装置2Aに代えて)同様に装備して使用することができるものである。このため、用紙剥離装置2Bは、前記用紙剥離装置2Aと同様に加熱ロール11の表面からの用紙6の剥離を補助するためのものであり、剥離爪21を支持する揺動フレーム23に代えて移動フレーム41を適用した以外は用紙剥離装置2Aと同様の構成からなるものである。したがって、剥離爪21、支持フレーム22については、実施の形態1の場合と同様であるため、その説明を省略する。
上記移動フレーム41は、支持フレーム22により退避位置にあるときの剥離爪21を、その爪部21aの先端部に作業者が誤って触れることで外力として加えられた際、その外力によってその外力の作用する方向とは逆らわない方向にスライド移動させて変位させ得るように支持するためのものである。この移動フレーム41は、加熱ロール11の一端部側から見た場合、図8等に示すように、その全体が支持フレーム22の各端部22a,22bにそれぞれ達するような長さの本体部41aと、その本体部41aの一端部側から所定の角度で分岐するように伸びるスライド支持部41bを有するフレーム形状に形成されている。
また、移動フレーム41は、その本体部41aの支持フレームの一端部22a側に位置する部位に長孔状に形成したスライド孔42を、支持フレーム22上に突出形成した上下平行面付きガイド軸38(前記円柱状の支軸24の上下部を削って平行面としたような形態のガイド突起)にスライド可能に取り付けており、これにより矢印J,Kで示す方向にスライド自在になっている。また、その本体部41aは、支持フレーム22の自由端部22b側に伸びてストッパー25bに当接し得る長さおよび形状になっており、その先端部には剥離爪21を取り付けるための支軸43が設けられている。一方、そのスライド支持部41bの先端部には、剥離爪21に取り付ける引っ張りバネ35の一端部を引っ掛けるための突起44と、後述する引張りバネ(37)の一端部を引っ掛けるための突起45が設けられている。突起45は、スライド孔42からスライド方向となる直線上となる部位に設けられている。
ちなみに、移動フレーム41は、必要に応じて、支持フレーム22に形成された長いガイド孔22g(図3参照)にスライド移動可能に取り付けられるガイド突起39を設け(図7参照)、そのガイド突起39とガイド孔22gとの結合によっても矢印J,Kで示す方向にスライド自在になるように構成してもよい。この場合は、前記上下平行面付きガイド軸38についてはその平行面のない円柱状の軸に変更することができる。
さらに、この移動フレーム41は、そのスライド支持部41bに形成された前記突起45と支持フレーム22上のガイド軸38に形成された突起38aとの間に引っ張りバネ37が張架されており、これにより平常時は矢印J方向に移動する状態になるよう付勢されている。また、移動フレーム41は、その矢印K方向に対しては、引っ張りバネ37の付勢力に抗して力を加えれば、スライド孔42等にそってスライド移動するようにもなっている。なお、移動フレーム41は、実施の形態1における揺動フレーム23の場合と同様に、その本体部41aの先端部が支持フレーム22上のストッパー25bによって位置規制(剥離爪21が当接位置にあるときの停止位置として規制)されるようになっている。また、移動フレーム41の矢印K方向へのスライド移動の限界位置は、たとえばスライド孔42の長さと支軸24との間のスライド可能な長さで定められるように構成することができる。
そして、この用紙剥離装置2Bにおいては、剥離爪21がこの移動フレーム41を介して支持フレーム22に取り付けられている。
すなわち、剥離爪21は、図7等に示すように、その取付け部21bのほぼ中央部に形成される軸孔33を移動フレーム41の支軸43に回動可能に取り付け、これにより矢印C,D方向に回動自在になっている。また、剥離爪21は、その取付け部21bに形成される前記取付け孔34と移動フレーム41に設けた突起44との間に引っ張りバネ35を張架しており、これにより平常時は矢印C方向に回動するように付勢されている。
そして、このような用紙剥離装置2Bを装備する定着装置1は、平常時においては、用紙剥離装置2Aの場合と同様に、その剥離爪21の爪部21aが加熱ロール11の表面に当接した位置にあり、これにより、定着ニップ部FNを通過した後に加熱ロール11からの用紙6の剥離を補助する役割を果たす。
一方、紙詰まりした用紙6の除去作業やメンテナンス作業を行う時期が発生したときには、用紙剥離装置2Aの場合と同様に、まず図9に示すように用紙剥離装置2Bの剥離爪21を退避位置に移動させる。すなわち、支持フレーム22をその支軸15(図3)を中心にして矢印G方向に回動させることにより、剥離爪21を退避位置に移動させることができる。
この際、移動フレーム41は、支軸24に支持された状態であってかつ支持フレーム22のストッパー25bで係止された状態であることにより、支持フレーム22と一体的に退避位置に移動する。また、この移動フレーム41上にある剥離爪21は、引っ張りバネ37で付勢されて支持フレーム22上のストッパー25aに係止された状態にある。そして、このような関係があることにより、支持フレーム22を退避位置に移動させるべく揺動させると、その揺動動作に連動して移動フレーム41が、さらにはこのフレーム41に取り付けられた剥離爪21も一体となって退避位置に移動することになる。
用紙の除去作業やメンテナンス作業は、このように剥離爪21を退避位置に移動させた状態にして行われる。しかし、このとき、用紙剥離装置2Bの場合においても、その退避位置にある剥離爪21(の爪部21a)の先端部が下方側を向いて突き出した状態にあるため、たとえば、その作業者が加熱ロール11側に手を近づけて作業を行う必要があるような場合には、その手が剥離爪21の先端部に誤って触れてしまうおそれがある。特に図9等に矢印Fで示すように、その剥離爪21の先端部にむけて真正面側(Fa)またはほぼ正面側(Fb,Fcなど)から接触するような場合には、作業者が最も怪我をし易い状況に置かれることになる。
しかし、この用紙剥離装置2Bおよびこれを装備する定着装置1においては、仮に退避位置にある剥離爪21の先端部に誤って作業者が矢印Fで示すような方向から触れることがあっても、図10に示すように、その作業者が剥離爪21に触れたことで発生する外力(F)の作用を受けることにより移動フレーム41全体が引っ張りバネ37による付勢力に抗してそのスライドガイド孔42と支軸24等の関係により矢印K方向にスライド移動するため、剥離爪21がその移動フレーム41の移動に伴って矢印K方向に一緒にスライド移動することになる。このときの剥離爪21のスライド移動する方向Kは、上記外力(F)の剥離爪21の先端部に作用する方向にほぼ沿ったものであり、その作用方向に逆らわない方向でもある。
この結果、作業者が剥離爪21の先端部から受ける衝撃力がそのスライド移動して変位する分だけ軽減されるため、作業者が大きな怪我をすることがなく、その軽減された衝撃が小さければほとんど怪我をしないで済むようになる。したがって、この場合においても、上記用紙取り除き作業時やメンテナンス作業時における作業者の剥離爪に関係する不慮の事故の発生を低減することができ、その各作業時における安全性を確保することができる。
特にこの用紙剥離装置2A等では、その退避位置にある剥離爪21をその移動フレーム41を介して支持フレーム22にスライド移動可能に取り付け、外力の作用方向に逆らわない方向にスライド移動するように構成しただけのものであるため、その構成は複雑で大掛かりなものではなく簡易なものであり、コスト高となることもない。また、移動フレーム41は、そのスライドガイド孔42と支軸24等との案内作用により矢印J,K方向にスライド移動した場合でもそのフレーム部分が支持フレーム22の外側にわずかに突出する程度であり、その支持フレーム22とほぼ同じ大きさに止まるため、用紙剥離装置2B全体が大型化することもなくコンパクトである。
[他の実施の形態]
実施の形態1、2では、用紙剥離装置2A,2Bを加熱ロール11に設置した場合を例示したが、必要により、用紙剥離装置2A,2Bは加圧ロール12のみに、または加熱ロール11と加圧ロール12の双方に設置してもよい。また、定着装置1は、その加熱ロール11と加圧ロール12のいずれか一方または双方がベルト形態で形成されたベルトニップ型の定着装置として構成されたものであっても構わない。
また、用紙剥離装置2A,2Bは、用紙搬送用ロール対や用紙搬送用ベルトなどの用紙搬送手段を有する用紙搬送装置に対し、その用紙搬送手段の表面からの搬送対象の用紙の剥離を補助するために設置して使用することも可能である。
実施の形態1に係る用紙剥離装置およびそれを装備した定着装置の概要を示す説明図である。 用紙剥離装置(剥離爪が当接位置にあるとき)を拡大して示す説明図である。 支持フレームの構成を示す要部説明図である。 揺動フレームの構成を示す要部説明図である。 剥離爪が退避位置にあるときの用紙剥離装置の状態を示す説明図である。 剥離爪の先端部に外力が加えられたときに剥離爪(揺動フレーム)が所定の方向に揺動した状態を示す説明図である。 実施の形態2に係る用紙剥離装置(剥離爪が当接位置にあるとき)を拡大して示す説明図である。 移動フレームの構成を示す要部説明図である。 剥離爪が退避位置にあるときの用紙剥離装置の状態を示す説明図である。 剥離爪の先端部に外力が加えられたときに剥離爪(移動フレーム)が所定の方向にスライド移動した状態を示す説明図である。
符号の説明
1…定着装置、2A,2B…用紙剥離装置、5…未定着トナー像、6…用紙、11…加熱ロール(回転体、定着用回転体)、12…加圧ロール(回転体、定着用回転体)、21…剥離爪、22…支持フレーム(支持部材)、23…揺動フレーム(揺動部材)、41…移動フレーム(移動部材)、F…外力、N…外力が加えられたときの回動方向(外力の作用方向に逆らわない方向)、K…外力が加えられたときのスライド移動方向(外力の作用方向に逆らわない方向)。

Claims (4)

  1. 用紙が接触して通過する回転体の表面に当接しその回転体からの用紙の剥離を補助する剥離爪と、この剥離爪を前記回転体の表面に当接させる当接位置とその表面から離して退避させる退避位置の間で移動させるように支持する支持部材とを備え、
    前記退避位置にある剥離爪を、その剥離爪の先端部に接触する外力が加えられた際、その外力によってその外力の作用する方向とは逆らわない方向に変位させ得るように前記支持部材に取り付けていることを特徴とする用紙剥離装置。
  2. 前記剥離爪の支持部材への変位可能な取り付けは、その剥離爪が前記外力に逆らわない方向に揺動し得るように支持される揺動部材を介してなされる請求項1に記載の用紙剥離装置。
  3. 前記剥離爪の支持部材への変位可能な取り付けは、その剥離爪が前記外力に逆らわない方向にスライド移動し得るように支持される移動部材を介してなされる請求項1に記載の用紙剥離装置。
  4. 回転する定着用回転体の表面に未定着のトナー像を担持する用紙を接触させて通過させることでそのトナー像の用紙への定着を行う定着装置であって、
    その定着用回転体の表面から用紙の剥離を補助する剥離爪を備えた用紙剥離装置として請求項1乃至3のいずれかに記載の用紙剥離装置を設けることを特徴とする定着装置。
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