JP2006057971A - 空気調和装置用凝縮器の冷却装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】散水方式の空気調和装置用凝縮器の冷却装置において、効率良く散水を行い、また、散水された放熱フィンの水垢/スケールの付着を防止又は水垢/スケールを除去する。
【解決手段】冷却装置1は、凝縮器10の放熱フィン12に冷却水を散水する散水器14と、放熱フィン12上を摺動し、放熱フィンを清掃する清掃ブラシ16と、を備えている。凝縮器10は高さ方向に傾いて載置され、放熱フィン12は、水平方向から傾いて配置されている。散水器14は放熱フィン12の上側端12aに冷却水を散水し、散水された冷却水は、放熱フィン12上を上側端12aから下側端12bに流れる。これにより、冷却水を放熱フィン12全体に行き渡らせることができる。清掃ブラシ16は、放熱フィン12上を傾斜面に沿って摺動し、放熱フィン12を清掃する。これにより、冷却水による水垢/スケールの発生を防止することができる。
【選択図】図2
【解決手段】冷却装置1は、凝縮器10の放熱フィン12に冷却水を散水する散水器14と、放熱フィン12上を摺動し、放熱フィンを清掃する清掃ブラシ16と、を備えている。凝縮器10は高さ方向に傾いて載置され、放熱フィン12は、水平方向から傾いて配置されている。散水器14は放熱フィン12の上側端12aに冷却水を散水し、散水された冷却水は、放熱フィン12上を上側端12aから下側端12bに流れる。これにより、冷却水を放熱フィン12全体に行き渡らせることができる。清掃ブラシ16は、放熱フィン12上を傾斜面に沿って摺動し、放熱フィン12を清掃する。これにより、冷却水による水垢/スケールの発生を防止することができる。
【選択図】図2
Description
本発明は、空気調和装置用凝縮器の冷却装置の改良に関する。
従来から、空気調和装置の凝縮器の冷却効率を向上させる空気調和装置用凝縮器の冷却装置が提案されている。
特許文献1には、凝縮器の放熱フィンに水を散水し、この水の蒸発潜熱によって、放熱フィンの熱を放熱させることが記載されている。特許文献2には、凝縮器の放熱フィンの近傍に冷却水が流下されるクリーニングマットを配置させ、凝縮器への吸入空気を冷却させることが開示されている。
特許文献1の方式では、整列配置された放熱フィンに対向した位置にスプレーノズルが配置され、このスプレーノズルが放熱フィンの正面に霧状の冷却水を散水させる(特許文献1の図1参照)。このような散水方式によれば、冷却水が飛散し散水効率が悪いという問題がある。また、凝縮器の正面全体にわたってスプレーノズルが必要になり、スプレーノズルが多くなるという問題がある。更に、この散水方式では、散水された冷却水によって水垢/スケール等が放熱フィンの表面に付着するという問題がある。
一方、特許文献2の凝縮器の吸入空気を冷却する方式では、散水方式に比べて、水垢発生の問題はないものの、冷却効率が落ちるという問題がある。
そこで、本発明は上記課題を解決するためになされたものであり、その目的は、散水方式の空気調和装置用凝縮器の冷却装置において、効率良く散水を行うことを目的とする。
また、本発明の目的の1つは、散水方式の空気調和装置用凝縮器の冷却装置において、水垢/スケールの付着を防止又は水垢/スケールを除去することを目的とする。
本発明の空気調和装置用凝縮器の冷却装置は、冷媒配管に対して放熱フィンが横向きに整列配置された空気調和装置用凝縮器の冷却装置において、放熱フィンは水平方向から傾いて配置され、傾斜した各放熱フィンの上側端に冷却水を散水する散水器を備え、散水された冷却水は放熱フィン上を上側端から下側端に流れることを特徴とする。
また、本発明の空気調和装置用凝縮器の冷却装置は、凝縮器に取り付けられ、放熱フィンの傾斜方向に沿って延伸されたレールと、レールにガイドされ、移動可能な枠体と、枠体に取り付けられ、放熱フィンの傾斜方向に沿って放熱フィン上を摺動し、放熱フィンを清掃する清掃ブラシと、を備えることを特徴とする。
更に、本発明の空気調和装置用凝縮器の冷却装置は、清掃ブラシを駆動させる清掃ブラシ制御部を有し、清掃ブラシ制御部は、散水中に清掃ブラシを駆動させることを特徴とする。
本発明の空気調和装置用凝縮器の冷却装置は、空気調和装置用凝縮器の放熱フィンに散水する散水器を備えた空気調和装置用凝縮器の冷却装置において、凝縮器に取り付けられ、放熱フィンの傾斜方向に沿って延伸されたレールと、レールにガイドされ、移動可能な枠体と、枠体に取り付けられ、放熱フィンの傾斜方向に沿って放熱フィン上を摺動し、放熱フィンを清掃する清掃ブラシと、を備えることを特徴とする。
本発明によれば、水平方向から傾いて配置された放熱フィンの上側端から、冷却水を散水することにしたので、効率良く散水することができる。
また、本発明によれば、放熱フィンの傾斜面に沿って放熱フィン上を摺動し、放熱フィンを清掃する清掃ブラシを備えたので、放熱フィンの水垢/スケールの付着を防止又は水垢/スケールの除去をすることができる。
以下、発明を実施するための形態(以下、実施形態という)について、図面を参照し説明する。
図1は、本実施形態の空気調和装置用凝縮器の冷却装置(以下、単に冷却置という)を凝縮器に取り付けた状態を示す概略平面図であり、図2は、図1の概略正面図であり、図3は、凝縮器の拡大図である。
図1,図2に示すように、冷却装置1は、凝縮器10の放熱フィン12に冷却水を散水する散水器14と、放熱フィン12上を摺動し、放熱フィン12を清掃する清掃ブラシ16と、を備えている。また、散水器14及び清掃ブラシ16を駆動させる制御部18(図7参照)を備えている。本実施形態の冷却装置1は、例えば、凝縮器10の冷媒配管20が所定の温度に達すると、散水器14は、放熱フィン12に対し冷却水を散水し、放熱フィン12を放熱させ、凝縮器10の冷却効率を向上させる。また、清掃ブラシ16が放熱フィン12上を摺動し、放熱フィン12を清掃し、冷却水による水垢/スケールの発生を防止する。
本実施形態の冷却装置1について詳細に説明するが、まず、冷却装置1の機械的構造について説明し、次に、冷却装置1の制御例について説明する。
本実施形態において、凝縮器10は、図3に示すように、冷媒配管20が上下で折り返しながら縦向きに配置され、この冷媒配管20に対して放熱フィン12が横向きに整列配置されている。冷媒配管20と放熱フィン12の相対関係は、冷媒配管20は垂直方向に沿って配列され、放熱フィン12が水平方向に沿って整列配置されている。放熱フィン12は、例えば長さ(L)約2000mm、幅(W)約200〜300mmの板状部材から構成され、このような放熱フィン12がピッチ(P)2,3mmで複数積層されている。
なお、本実施形態では、縦向きに配置された冷媒配管20に対して横向きに放熱フィン12が整列配置されているが、本発明はこの配置に限定されるものではない。例えば、放熱フィンに対して平行に、又は斜めに冷媒配管は配置されも良い。
このように構成された凝縮器10を含む室外機ユニットは、図1,2に示すように、上段に凝縮器10が載置され、下段にコンプレッサーやドライヤー(図示せず)等が載置される。図示する例では2つの凝縮器10が載置され、それぞれに冷却装置1が設けられる。凝縮器10が載置された上段には、上部に冷却ファン22が設けられ、空気は、図2において正面から流れ込み、冷却ファン22から外部に流出される様になっている。
本実施形態においては、凝縮器10は、その上下に、上台24と下台26が取り付けられる。この下台26は、室外機ユニットの設置台等に対して高さ方向に傾斜している。従って、図2に示すように、凝縮器10は、高さ方向に傾斜して取り付けられ、放熱フィン12は、水平方向から傾いて配置される。これにより、放熱フィン12は、図2に示すように、上側端12aから下側端12bまで傾斜面を形成することになる。なお、下台26の勾配は、後述するように、放熱フィン12の上側端12aに散水された冷却水が放熱フィン12の傾斜を利用して下側端12bに流れるようにするため、例えば1/100〜1/50に設定されている。
このように載置された凝縮器10の上側端12aに、散水器14(スプレーノズル)が配置されている。これにより、散水器14のスプレーノズルが、放熱フィン12の上側端12aに冷却水を散水することができ、散水された冷却水は、放熱フィン12上を上側端12aから下側端12bに流れることができる。これにより、冷却水を効率よく放熱フィン12全体に行き渡らせることができる。また、放熱フィンの長さが長くなっても、本実施形態のように、放熱フィン12の上側端12aから冷却水を散水することとすれば、放熱フィン12の正面全体にわたって散水する必要がなく、散水器14のスプレーノズルの数は、放熱フィン12の高さ分で十分であり、スプレーノズルを節約することができる。なお、散水の量は、適宜設定することができ、例えば、下側端12bから数秒間隔で滴下する程度が良い。
放熱フィン12の下側端12bの下側には、水量桝28が設置されており、水量桝28は、散水され下側端12bから流下した冷却水を貯留する。この水量桝28の水量は、後述するように、冷却装置1の制御に用いられる。
次に、清掃ブラシ16について説明する。図4は、清掃ブラシを含む清掃ブラシユニットを凝縮器10に取り付けた図であり、図4(a)は正面図、図4(b)は図4(a)のA−A線断面図である。
本実施形態の清掃ブラシ16は、放熱フィン12上を傾斜面に沿って摺動し、放熱フィン12を清掃する。これにより、放熱フィン12の冷却水による水垢/スケールの付着を防止又は水垢/スケールを除去することができる。
本実施形態において、清掃ブラシ16は、ブラシ枠体30に取り付けられ、凝縮器10の幅方向の両側に配置される。このブラシ枠体30は、図4(b)に示すように、清掃ブラシ16の基端側が固定される側板32と、2つの清掃ブラシ16の先端を対向して配置し、側板32の上端を連結する上板34と、側板32の下側に備えられた摺動子36を介して側板32の下側を連結する下板38と、から構成されている。すなわち、ブラシ枠体30は、凝縮器10の幅方向に沿った横断面を囲うように構成され、このブラシ枠体30に取り付けられた清掃ブラシ16が凝縮器10の幅方向の両側に配置されている。ブラシ枠体30の上板34にはスライダ40が設けられ、上述した凝縮器10に取り付けられた上台24には凝縮器10の長さ方向に沿ってレール42が敷設され、スライダ40はレール42上を摺動する。摺動子36は、断面Uの字状に形成され、摺動子36の空間に下台26が遊嵌挿入される。これにより、スライダ40がレール42上を移動すると、摺動子36は下台26にガイドされ、清掃ブラシ16は、凝縮器10の長さ方向に沿って移動することができる。
凝縮器10の上側一端側に駆動モータ44が備えられ、駆動モータ44の回転軸46に2つの駆動プーリ48が取り付けられ、これに対応して従動軸50に2つの従動プーリ52が取り付けられる。駆動プーリ48は凝縮器10の下側端12bの上下に配置され、従動プーリ52は凝縮器10の上側端12aの上下に配置される。上側、下側の一対のプーリ間には、それぞれタイミングベルト54が巻き掛けられる。駆動モータ44を駆動すると、上下の駆動プーリ48が回転し、駆動プーリ48と従動プーリ52に巻き掛けられたタイミングベルト54は回動する。ここで、上側のタイミングベルト54には、ブラシ枠体30の上板34が連結され、下側のタイミングベルト54には、ブラシ枠体30の下板38が連結されている。これにより、駆動モータ44を駆動させると、清掃ブラシ16は凝縮器10の長さ方向に移動することができる。また、凝縮器10の左右両側には、リミットスイッチ56,58が設けられ、駆動モータ44は、リミットスイッチ56,58が動作する毎に駆動モータ44の回転方向を正逆反転させる回路であり、清掃ブラシ16は凝縮器10の長さ方向間で往復移動を繰り返すことができる。なお、清掃ブラシ16は冷却装置1が動作しない初期状態においてリミットスイッチ56側にあり、リミットスイッチ56は、清掃ブラシ16がホームポジションにあることを検知する。
次に、清掃ブラシ16の形状について説明する。
図5は、清掃ブラシ16の構成を示す拡大図であり、図5(a)、図5(b)はそれぞれ異なる材質で構成された清掃ブラシ16を示している。
清掃ブラシ16は、上側から見て中央部が突出した凸型ないし山型にすることが好適である。この形状により、清掃ブラシ16が放熱フィン12に沿って移動したときに、清掃ブラシ16の凸部分が隣接する冷媒配管20の間に挟まれた放熱フィン12の傾斜面に入り込むことができ、この部分の放熱フィン12を清掃することができる。清掃ブラシ16は、図5(a)に示すように、軟質のナイロンからなる樹脂刷毛ブラシとして構成することができる。また、図5(b)に示すように、海綿質のゴムやウレタンスポンジからなるスポンジブラシとしても良い。スポンジブラシとしたときは、放熱フィン12のピッチPに対応してスリットを形成し、積層された各放熱フィン12の間にスポンジブラシが入り込めるようにすると良い。
次に、ブラシ枠体30の下板38と下側のタイミングベルト54への取り付け構造について説明する。図6は、ブラシ枠体30の下板38と下側のタイミングベルト54の連結構造を示す図であり、図6(a)は、取り付け例を示す正面図であり、図6(b)は、図6(a)の背面図であり、図6(c)は、別の取り付け例を示す正面図である。図6に示すように、横板60と縦板62からなるL字型のタイミングベルト取り付け板64を用い、横板60にボルト66とナット68で下板38が連結され、縦板62にタイミングベルト54が連結されている。ここで、清掃ブラシ16は、放熱フィン12上を摺動する内に摩耗もしくは癖が付いてしまう懸念がある。このような摩耗もしくは癖を防止するために、図6(a)(b)に示すように、清掃ブラシ16の移動方向に沿って、すなわち、横板60に移動方向に平行な長穴70が形成され、下板38の取り付け位置を可変にする。これにより、清掃ブラシ16が摩耗したときに、長穴70の長さの範囲で下板38の取り付け位置を変えることができ、清掃ブラシ16の取り付け角度を変え、放熱フィン12と清掃ブラシ16の当接部位を変えることができる。また、図6(c)に示すように、横板60に長穴70を設け、横板60のボルト66に対してナット68を固定せず、ボルト66に遊びを持たせて固定する。これにより、清掃ブラシ16の下側の動作は、上方側より遅延することにより、清掃ブラシ16の摩耗を遅らせたり、清掃ブラシ16が摩耗した時にも清掃ブラシ16を放熱フィン12に摺接させることができる。
次に、冷却装置1の制御系について説明する。上述した制御部18は、例えばマイコンからなり、以下で説明する検知回路の検知条件で動作し、散水器14と清掃ブラシ16の駆動モータ44を動作させる。図7は、冷却装置1の制御構成を示す図であり、図8は、冷却装置1の動作を示すフローチャートである。
凝縮器10の冷媒配管20には、冷媒配管20の温度を検知する温度センサ80が設けられており、サーモスタット82が温度センサ80の上限温度を検知するとオンし、下限温度を検知するとオフする様になっている。例えば、上限温度T1は45℃であり、下限温度T2は43℃に設定されている。トランジスタ84は、水量桝28に所定量の冷却水が溜まると動作し、リレー接点86が動作する。散水器14の供給路には、電磁バルブ88が設けられ、電磁バルブ88は、オン状態で開き冷却水を散水し、オフ状態で閉じ散水を停止する。また、水量桝28の排水路には、電磁バルブ90が設けられ、電磁バルブ90はオフ状態で開いており、オン状態で閉じて冷却水を貯める。
以下、図8に基づいて、冷却装置1の動作(清掃ブラシ16の動作)について説明する。
制御部18は、温度センサ80が冷媒配管20の上限温度を検知したか判定する(s10)。温度センサ80が冷媒配管20の上限温度T1を検知すると(s10でYes)、水量桝28の電磁バルブ90を閉じ(s12)、電磁バルブ88を開き、散水器14は放熱フィン12へ冷却水を散水する(s14)。これにより、放熱フィン12の上側端12aに冷却水が散水され、散水された冷却水は放熱フィン12を上側端12aから下側端12bへ流れる。これにより、放熱フィン12に冷却水を行き渡らせることができる。下側端12bに到達し流下した冷却水は、水量桝28に貯留される。水量桝28に所定量の冷却水が溜まると(s16でYes)、トランジスタ84が動作し、制御部18が、放熱フィン12に冷却水が十分行き渡ったとして、駆動モータ44を回転させ清掃ブラシ16を駆動させる(s18)。清掃ブラシ16は、リミットスイッチ56,58により凝縮器10間を繰り返し往復移動し、放熱フィン12上を傾斜面に沿って摺動し、放熱フィン12を清掃する。これにより、冷却水による放熱フィン12への水垢/スケールの付着を防止又は水垢/スケールを除去することができる。このように、散水中に清掃ブラシ16を駆動するので、放熱フィン12と清掃ブラシ16と摩擦を軽減することができる。制御部18は、温度センサ80が冷媒配管20の下限温度T2を検知すると(s20でYes)、駆動モータ44に停止信号を出力し、駆動モータ44は、清掃ブラシ16がリミットスイッチ56が動作した(清掃ブラシ16のホームポジション位置)かを確認し(s22でYes)、停止する(s24)。制御部18は、電磁バルブ88を閉じ散水器14の散水を停止させる(s26)。また、電磁バルブ90を開け、水量桝28の冷却水を排水し(s28)、初期状態に戻る。
上述した例では、散水器14の散水中に清掃ブラシ16を駆動しているが、散水後に清掃ブラシ16を凝縮器10の長さ方向間で数回往復移動させ、放熱フィン12を清掃しても良い。この場合において、制御部18は、散水器14の電磁バルブ88を制御し、散水を所定間隔で間欠的行い、蒸発潜熱を有効に利用しても良い。すなわち、散水された放熱フィン12がほぼ乾くのを待ってから再び散水器14に散水させ、これを繰り返し行っても良い。
変形例
図9は、冷却装置の変形例を示す図である。この冷却装置2は、凝縮器100が水平方向に載置され、散水器110が凝縮器100の正面に設置される点が上述した実施形態と異なる。このように設定された凝縮器100に対して、上述した実施形態ように清掃ブラシ16を設置することもできる。これにより、冷却水による放熱フィン12の水垢/スケールの付着を防止又は水垢/スケールを除去することができる。制御等の他の構成については、実施形態と同様に適用でき、ここでの詳細な説明は省略する。
図9は、冷却装置の変形例を示す図である。この冷却装置2は、凝縮器100が水平方向に載置され、散水器110が凝縮器100の正面に設置される点が上述した実施形態と異なる。このように設定された凝縮器100に対して、上述した実施形態ように清掃ブラシ16を設置することもできる。これにより、冷却水による放熱フィン12の水垢/スケールの付着を防止又は水垢/スケールを除去することができる。制御等の他の構成については、実施形態と同様に適用でき、ここでの詳細な説明は省略する。
1 冷却装置、10,100 凝縮器、12 放熱フィン、12a 上側端、12b 下側端、14,110 散水器、16 清掃ブラシ、18 制御部、20 冷媒配管、30 ブラシ枠体、42 レール。
Claims (4)
- 冷媒配管に対して放熱フィンが横向きに整列配置された空気調和装置用凝縮器の冷却装置において、
前記放熱フィンは水平方向から傾いて配置され、
傾斜した各放熱フィンの上側端に冷却水を散水する散水器を備え、
散水された冷却水は放熱フィン上を上側端から下側端に流れることを特徴とする空気調和装置用凝縮器の冷却装置。 - 請求項1に記載の空気調和装置用凝縮器の冷却装置であって、
前記凝縮器に取り付けられ、放熱フィンの傾斜方向に沿って延伸されたレールと、
前記レールにガイドされ、移動可能な枠体と、
前記枠体に取り付けられ、放熱フィンの傾斜方向に沿って放熱フィン上を摺動し、放熱フィンを清掃する清掃ブラシと、
を備えることを特徴とする空気調和装置用凝縮器の冷却装置。 - 請求項2に記載の空気調和装置用凝縮器の冷却装置であって、
前記清掃ブラシを駆動させる清掃ブラシ制御部を有し、
前記清掃ブラシ制御部は、散水中に清掃ブラシを駆動させることを特徴とする空気調和装置用凝縮器の冷却装置。 - 空気調和装置用凝縮器の放熱フィンに散水する散水器を備えた空気調和装置用凝縮器の冷却装置において、
前記凝縮器に取り付けられ、放熱フィンの傾斜方向に沿って延伸されたレールと、
前記レールにガイドされ、移動可能な枠体と、
前記枠体に取り付けられ、放熱フィンの傾斜方向に沿って放熱フィン上を摺動し、放熱フィンを清掃する清掃ブラシと、
を備えることを特徴とする空気調和装置用凝縮器の冷却装置。
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