JP2006056487A - 自動車のトランクバンパーラバー - Google Patents
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Abstract
【課題】 トランクリッドのオーバーストローク時において、トランクリッドの開閉端が直接、バンパーに接触するのを防止する。
【解決手段】 トランクバンパーラバー1は、トランクリッド104の開閉端104a側の内面に取付けられていてトランクリッド閉時にバンパー105に接触してトランクリッド閉時における衝撃を吸収する。トランクバンパーラバー1は、トランクリッド104の開閉端104a側の内面に取付け固定されるベース部2と、該ベース部2の下端から車体の後方に向かって伸びていてトランクリッド104のオーバーストローク時において、トランクリッド104の開閉端104aとバンパー105の間に先端部が介在されるリップ部3と、を備えている。
【選択図】 図2
【解決手段】 トランクバンパーラバー1は、トランクリッド104の開閉端104a側の内面に取付けられていてトランクリッド閉時にバンパー105に接触してトランクリッド閉時における衝撃を吸収する。トランクバンパーラバー1は、トランクリッド104の開閉端104a側の内面に取付け固定されるベース部2と、該ベース部2の下端から車体の後方に向かって伸びていてトランクリッド104のオーバーストローク時において、トランクリッド104の開閉端104aとバンパー105の間に先端部が介在されるリップ部3と、を備えている。
【選択図】 図2
Description
本発明は、トランク閉時においてトランクリッドがバンパーに干渉するのを防止する自動車のトランクバンパーラバーに関するものである。
自動車のトランクバンパーラバーとして、図8に示すものが知られている。前記トランクバンパーラバー101は、ゴムやプラスチック等の弾性材によって円柱状或いは円錐台形状等に形成されていて、リヤパネル102のトランク開口部103の左右両側部に取付けられている。そして、トランクリッド104を閉じると、図9に示すように、トランクリッド104のインナーパネル104cが前記トランク開口部103の左右両側部に取付けたトランクバンパーラバー101の先端部に接触してトランク閉時における衝撃を吸収すると共に、トランクリッド104の開閉端104aがバンパー105に干渉(接触)するのを防止している。
ところで、上述のようにトランクバンパーラバー101をトランク開口部103の左右両側部に取付けた場合には、前記トランクバンパーラバー101を配置したトランクリッド104の開閉端104aの左右両側部においては、トランクリッド104とバンパー105の干渉を確実に防止できるが、トランクバンパーラバー101を配置していないトランクリッド104の開閉端104aの中央部においては、トランクリッド104とバンパー105の干渉を確実に防止することはできない。前記トランクリッド104の車幅方向中央部には、図示を省略したリッドロック機構が設けられているために、トランクバンパーラバー101を配置することが困難である。
トランクリッド104の左右両側部はもとより中央部においてもトランクリッド104とバンパー105の干渉を確実に防止できるようにしたものとして、例えば図10に示すように、リヤパネル102の上部にリップ111とクッション部112とからなる軟質部113をトランクリッド104側に有するウエザーストリップ114と、該ウエザーストリップ114と同等以上の高さを有し、且つ前記軟質部113よりも硬質のバンパーラバー兼用の荷物載せ台115を前記ウエザーストリップ114に沿って設け、前記荷物載せ台115に荷物121を載せてトランク内に挿入することにより前記ウエザーストリップ114がダメージを受けるのを防止した自動車のリヤエンド構造が開発されている。(例えば、特許文献1参照)
特公平4−31913公報
上記特許文献1の自動車のリヤエンド構造は、ウエザーストリップ114に沿ってバンパーラバー兼用の荷物載せ台115を設けているので、トランクリッド104の略全域に亘ってトランクリッド104とバンパー105の干渉を防止できるという利点がある反面、前記ウエザーストリップ114の軟質部113よりも硬質の素材でバンパーラバー兼用の荷物載せ台115を形成するという性質上、トランクリッド閉時における前記バンパーラバー兼用の荷物載せ台115からの反力が大になってトランクリッドを閉じたときの操作感が悪くなり、トランクリッドの閉じ性能に悪影響を及ぼすという問題点があった。
本発明の目的は、トランクリッドの閉じ性能に悪影響を及ぼすことなく、しかもトランクリッドのオーバーストローク時において、トランクリッドとバンパーの干渉を確実に防止することのできる自動車のトランクバンパーラバーを提供することにある。
請求項1の発明は、トランクリッドの開閉端側の内面に取付けられていてトランクリッド閉時にバンパーに接触するトランクバンパーラバーであって、該トランクバンパーラバーを、前記トランクリッドの開閉端側の内面に取付け固定されるベース部と、該ベース部の下端から車体の後方に向かって伸びていてトランクリッド閉時にバンパーに接触して撓むと共に、前記トランクリッドのオーバーストローク時においては、前記トランクリッドの開閉端とバンパーの間に先端部が介在されるリップ部と、で構成した。
請求項2の発明は、請求項1に記載のトランクバンパーラバーにおいて、前記ベース部を硬質材で形成し、前記リップ部を、軟質材(弾性材)で形成した。
請求項3の発明は、請求項1または請求項2に記載のトランクバンパーラバーにおいて、前記リップ部を、前記ベース部の下端部から車体の後方に向かって下り勾配で伸びる第1の傾斜部と、該第1の傾斜部の先端部から上り勾配で車体の後方に向かって伸びる第2の傾斜部と、で構成して、トランクリッド閉時に第1の傾斜部の先端部(前記第2の傾斜部との連続部)がバンパーと接触するようにした。
請求項4の発明は、請求項1〜請求項3のいずれかに記載のトランクバンパーラバーにおいて、前記リップ部の先端部(車体後方側の先端部)を、トランクリッド開時において前記トランクリッドの外表面よりも車体の前方に位置させた。
請求項1の自動車のトランクバンパーラバーは、トランクリッドのオーバーストローク時において、前記トランクリッドの開閉端とバンパーの間に前記リップ部の先端部が介在(挟着)されて前記トランクリッドの開閉端とバンパーとが直接、接触するのを防止する。
請求項2の自動車のトランクバンパーラバーは、前記ベース部を硬質材で形成したので、トランクリッドに確実、強固に取付けることができる。また、前記リップ部を、軟質材(弾性材)で形成したので、トランクリッド閉時における前記リップ部の反力を小さくしてトランクバンパーラバーがトランクリッドの閉じ性能に悪影響を及ぼすのを防止する。
請求項3の自動車のトランクバンパーラバーは、トランクリッド閉時に第1の傾斜部の先端部がバンパーと接触して撓んでトランクバンパーラバーとしての本来の機能を発揮する。また、前記第2の傾斜部は、トランクリッドのオーバーストローク時において車体の後方に向かって伸びて前記トランクリッドの開閉端とバンパーとの間に挟まれて両者が直接、接触するのを防止する。
請求項4の自動車のトランクバンパーラバーは、前記リップ部の先端部を、トランクリッド開時において前記トランクリッドの外表面よりも車体の前方に位置させたので、前記リップ部の先端部がトランクリッドの外表面から突出して前記リップ部の存在により見栄えが悪くなるのを防止する。
図1は本発明のトランクバンパーラバー1の使用状態を示す斜視図、図2は図1のA−A断面図である。トランクバンパーラバー1は、トランクリッド104の開閉端104a側の中央部の内面に取付けられていて、トランクリッド閉時にバンパー105に接触してトランクリッド閉時における衝撃を吸収するようになっている。
前記トランクバンパーラバー1は、前記トランクリッド104の開閉端104a側の内面に取付け固定されるベース部2と、該ベース部2の下端から車体後方に向かって伸びるリップ部3と、を備えている。前記ベース部は、硬質のゴム材で形成され、前記リップ部は、軟質のゴム材で形成されている。
前記リップ部3は、トランクリッド閉時にバンパー105に接触してトランクリッド閉時における衝撃を吸収すると共に、トランクリッドのオーバーストローク時においては、図5に示すように、前記トランクリッド104の開閉端104aとバンパー105の間に先端部が介在されて、前記トランクリッド104の開閉端104aが直接、バンパー105に接触するのを防止するようになっている。
図3に拡大して示すように、前記トランクリッド104は、アウターパネル104bとインナーパネル104cとからなっている。前記インナーパネル104cには、前記開閉端104aから所定の高さH位置において、車体前方に向けて略直角に折り曲げることによりラバー取付部104dが形成されている。前記ラバー取付部104dは、所定の幅W1に形成されている。
前記トランクバンパーラバー1のベース部2は、断面四角形状に形成されていて一側面2aを前記インナーパネル104cの内面に重ね合わせ、上面2bを前記ラバー取付部104dの下面に重ね合わせた状態でクリップ131等により前記ラバー取付部104dに取付けられている。また、前記トランクバンパーラバー1のリップ部3は、前記ベース部2の他側面2cの下端部から車体の後方に向かって下り勾配で伸びる第1の傾斜部3aと、該第1の傾斜部3aの先端部から上り勾配で車体の後方に向かって伸びる第2の傾斜部3bと、を備えている。
前記第1の傾斜部3aの長さL1(前記ベース部2の他側面2cの端部から前記第2の傾斜部3b側の端部までの長さ)に、前記第2の傾斜部3bの長さL2を加えた長さL3(L1+L2)は、図2に示すように、前記ラバー取付部104dに取付けられたベース部2の他側面2cからトランクリッド104の外表面までの距離Dよりも大になるように形成されている。(L3>D)
また、図4に示すように、トランクリッド開時において前記第2の傾斜部3bの先端部3c(車体後方側の先端部)は、前記トランクリッド104の外表面よりも車体の前方、即ち前記トランクリッド104の外表面よりも距離dだけ内側に位置している。なお、102はリヤパネル、114はリヤパネル102のトランク開口部側の端部に取付けられたウエザーストリップ114である。
また、図4に示すように、トランクリッド開時において前記第2の傾斜部3bの先端部3c(車体後方側の先端部)は、前記トランクリッド104の外表面よりも車体の前方、即ち前記トランクリッド104の外表面よりも距離dだけ内側に位置している。なお、102はリヤパネル、114はリヤパネル102のトランク開口部側の端部に取付けられたウエザーストリップ114である。
次に、前記トランクバンパーラバー1の作用について説明する。トランクリッド開時においては、図4に示すように、前記第2の傾斜部3bの先端部3cは、前記トランクリッド104の外表面よりも距離dだけ車体の前方に位置しているので、換言すれば、前記第2の傾斜部3bの先端部は、前記トランクリッド104の外表面よりも距離dだけ奥まった位置に位置していてトランクリッド104の外表面からは突出していないので前記リップ部3の存在により見栄えが悪くなるのを防止することができる。
トランクリッド閉時においては、図2に示すように、前記第1の傾斜部3aの先端部がバンパー105と接触して前記第1の傾斜部3aが撓んでトランクリッド閉時における衝撃を吸収する。しかし、トランクリッド104の先端部104aとバンパー105の間には隙間Gが存在して、トランクリッド104の先端部104aがバンパー105に干渉(接触)することはない。トランクリッド104のオーバーストローク時においては、図5に示すように、前記第1の傾斜部3aと第2の傾斜部3bが略一直線状に伸びて、前記第2の傾斜部3bが前記トランクリッド104の開閉端104aとバンパー105の間に挟着されて、前記トランクリッド104の開閉端104aがバンパー105に直接、接触するのを防止し、異音の発生等を防止するのである。なお、上記実施例においては、前記リップ部3を、前記ベース部2の他側面2cの下端部から車体の後方に向かって下り勾配で伸びる第1の傾斜部3aと、該第1の傾斜部3aの先端部から上り勾配で車体の後方に向かって伸びる第2の傾斜部3bと、で構成した場合を示したが、図6に示すように、リップ部3全体を、前記ベース部2の他側面2cの下端部から車体の後方に向かって下り勾配で伸びる傾斜部で構成してもよい。また、図7に示すように、前記リップ部3を、中空状に形成してもよい。
1…トランクバンパーラバー、2…ベース部、3…リップ部、3a…第1の傾斜部、3b…第2の傾斜部、104…トランクリッド、104a…トランクリッドの開閉端、105…バンパー。
Claims (4)
- トランクリッドの開閉端側の内面に取付けられていてトランクリッド閉時にバンパーに接触する自動車のトランクバンパーラバーであって、該トランクバンパーラバーは、前記トランクリッドの開閉端側の内面に取付け固定されるベース部と、該ベース部の下端から車体の後方に向かって伸びていてトランクリッド閉時にバンパーに接触すると共に、前記トランクリッドのオーバーストローク時において、前記トランクリッドの開閉端とバンパーの間に先端部が介在されるリップ部と、で構成されていることを特徴とする自動車のトランクバンパーラバー。
- 前記ベース部は、硬質材で形成され、前記リップ部は、軟質材で形成されていることを特徴とする請求項1に記載の自動車のトランクバンパーラバー。
- 前記リップは、前記ベース部の下端部から車体の後方に向かって下り勾配で伸びる第1の傾斜部と、該第1の傾斜部の先端部から上り勾配で車体の後方に向かって伸びる第2の傾斜部と、で構成されていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の自動車のトランクバンパーラバー。
- 前記リップ部の車体後方側の先端は、トランクリッド開時において、前記トランクリッドの外表面よりも車体の前方に位置していることを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれかに記載の自動車のトランクバンパーラバー。
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Citations (3)
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JPH0423584U (ja) * | 1990-06-21 | 1992-02-26 | ||
JP2001063486A (ja) * | 1999-08-31 | 2001-03-13 | Toyota Auto Body Co Ltd | 観音扉用ウエザストリップ |
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- 2004-08-24 JP JP2004243262A patent/JP2006056487A/ja active Pending
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