JP4624818B2 - 開閉式屋根の格納保持ロック取り付け構造 - Google Patents

開閉式屋根の格納保持ロック取り付け構造 Download PDF

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Description

本発明は、開閉式の屋根部を有する車両において、格納状態の屋根部を車体に対して保持するロック装置の取り付け構造に関する。
従来、車室の屋根部(ルーフ部)を開閉式とした自動車において、ルーフを、例えば布製など伸縮自在な素材からなる幌式のソフトトップで構成し、少なくとも2つの形態、すなわち、ルーフが車室の天井部を覆っている展開状態と、ルーフが車体後部に格納された格納状態とをとり得るようにした構成は、一般に良く知られている。
このように開閉可能式のルーフを備えた車両では、上記ルーフを格納状態において車体側に保持するロック装置を設ける必要がある(例えば特許文献1参照)。
実開平5−32057号公報
また、近年では、開閉式ルーフとして、耐候性及び遮音性等を向上させるために、例えば金属製などハードな素材のルーフを用いた開閉式ハードトップも知られている。
このハードトップのルーフの場合には、ソフトトップの場合に比して、ルーフの重量が非常に大きくなり、ルーフを開閉する際、あるいはルーフの格納状態において、ルーフを保持するロック装置にかかる荷重も増大する。従って、上記ロック装置の取付部には、より大きな荷重に耐える構造が求められている。
一方、このような開閉式屋根を有する車両においては、車体の剛性を確保するためのクロスバー、及び、乗員の頭部の保護性能の向上を図るロールバー等の車体構成部材が車室後方に設けられる。特に、開閉式ハードトップの場合には、格納状態におけるルーフの格納スペース、ルーフを展開する際の展開スペース、及び荷室空間を確保するために、ロック装置の取付位置あるいは取付姿勢がかなり制限される場合が生じる。
このようなロック装置を、例えばクロスバーなどの車体構成部材に取り付ける場合、一般的にはブラケットを介して取り付けられるが、ルーフを開閉する際、あるいはルーフの格納状態において走行風及び路面状態による入力振動などに応じてルーフが振動する際には、上記ブラケットと上記車体構成部材との間に干渉が生じる場合がある。
そこで、この発明は、上記技術的課題に鑑みてなされたものであり、開閉式屋根を有する車両において、ルーフを格納状態において保持するためのロック装置が固定されるブラケットと、該ブラケットが取り付けられる車体構成部材との間の干渉を防止するロック装置取り付け構造を提供することを目的とする。
このため、本願の請求項1に係る発明は、車室の屋根部を構成する格納可能なルーフと、該ルーフを格納状態において保持するロック装置と、車幅方向に延びるクロスバーに連結され前記ロック装置が取り付けられるブラケットとを有する開閉式屋根の格納保持ロック取り付け構造であって、前記ブラケットが、前記クロスバーの上面に接する接触部を有し略水平方向に延びる水平部と、該水平部に接続され下方に延びて前記クロスバーよりも下方に延びるように設けられる連結部とを備えるとともに、該連結部の反クロスバー側に前記ロック装置が固定されており、前記クロスバーの前記連結部に面する側の下部と該下部に対向する前記連結部との間に緩衝部材が配設されていることを特徴としたものである。
また、本願の請求項2に係る発明は、車室の屋根部を構成する格納可能なルーフと、該ルーフを格納状態において保持するロック装置と、車幅方向に延びるクロスバーに連結され前記ロック装置が取り付けられるブラケットとを有する開閉式屋根の格納保持ロック取り付け構造であって、前記ブラケットが、前記クロスバーの上面に接する接触部を有し略水平方向に延びる上側水平部と、前記クロスバーの下面に対向し略水平方向に延びる下側水平部と、該下側水平部と前記上側水平部とを上下方向に連結するとともに前記ロック装置が固定される上下連結部とを備え、前記下側水平部から前記上下連結部にわたって、前記クロスバーとの間に緩衝部材が配設されていることを特徴としたものである。
更に、本願の請求項3に係る発明は、請求項2に係る発明において、前記上下連結部は、その上端部から下端部に向かうにつれて前記クロスバーとの離間距離が小さくなるように前記クロスバーの方へ傾斜していることを特徴としたものである。
また更に、本願の請求項4に係る発明は、請求項に係る発明において、前記緩衝部材が、前記上下連結部に設けられた開口部に嵌め込まれる嵌合部を備え、前記開口部の上下方向長さは、前記嵌合部の上下方向長さより長く設定されていることを特徴としたものである。
また更に、本願の請求項5に係る発明は、請求項〜4の何れか一に係る発明において、前記下側水平部が、前記上下連結部とは別部材で構成され、前記下側水平部は、略水平方向に延びる水平ベース部と、前記上下連結部に沿って下方に延び、前記上下連結部に接合される延出部とを備えていることを特徴としたものである。
また更に、本願の請求項6に係る発明は、請求項1〜5の何れか一に係る発明において、前記クロスバーは、複数の部材をフランジ結合させることにより構成されていることを特徴としたものである。
また更に、本願の請求項7に係る発明は、請求項1〜6の何れか一に係る発明において、前記ルーフが、ハードルーフで構成されていることを特徴としたものである。
本願の請求項1の発明に係る開閉式屋根の格納保持ロック取り付け構造によれば、クロスバーに連結され、ロック装置が取り付けられるブラケットが、クロスバーの上面に接する接触部を有する水平部と、該水平部に接続されクロスバーよりも下方に延びるように設けられる連結部とを備え、クロスバーの連結部に面する側の下部と該下部に対向する連結部との間に緩衝部材が配設されることにより、ロック装置がブラケットを介してクロスバーに取り付けられる場合、ルーフを開閉する際に、あるいはルーフの格納状態において、上記ブラケットと上記クロスバーとの間における車体前後方向の干渉を比較的簡単な構成で防止することができる。
また、本願の請求項2の発明に係る開閉式屋根の格納保持ロック取り付け構造によれば、クロスバーに連結され、ロック装置が取り付けられるブラケットが、上側水平部と下側水平部と上下連結部とを備え、下側水平部から上下連結部にわたって、緩衝部材が配設されることにより、ロック装置がブラケットを介してクロスバーに取り付けられる場合、ルーフを開閉する際に、あるいはルーフの格納状態において、ブラケットとクロスバーとの間における上方向及び/又は車体前後方向の干渉を比較的簡単な構成で防止することができる。
更に、本願の請求項3の発明によれば、基本的には上記請求項2と同様の効果を奏することができる。特に、ブラケットの上下連結部は、その上端部から下端部に向かうにつれてクロスバーとの離間距離が小さくなるようにクロスバーの方へ傾斜していることにより、
ブラケットとクロスバーとの間における車体前後方向の干渉をより有効に防止することができる。
また更に、本願の請求項4の発明によれば、基本的には上記請求項の発明と同様の効果を奏することができる。特に、緩衝部材が、ブラケットの上下連結部に設けられた開口部に嵌め込まれる嵌合部を備え、開口部の上下方向長さは、嵌合部の上下方向長さより長く設定されることにより、クロスバーにブラケットを組み付ける際に生じ得る緩衝部材のずれを吸収することができる。
また更に、本願の請求項5の発明によれば、基本的には上記請求項〜4の発明の何れか一と同様の効果を奏することができる。特に、ブラケットの下側水平部が、ブラケットの上下連結部と別部材で構成され、下側水平部は略水平方向に延びる水平ベース部と、上下連結部に沿って下方に延び、上下連結部に接合される延出部とを備えていることにより、ルーフを展開する際に、あるいはルーフの格納状態においてブラケットにかかる上方向の荷重をより確実に受け止めることができる。
また更に、本願の請求項6の発明によれば、基本的には上記請求項1〜5の発明の何れか一と同様の効果を奏することができる。特に、クロスバーが、複数の部材により分割式で構成される場合においても、上記効果を奏することができる。
また更に、本願の請求項7の発明によれば、基本的には上記請求項1〜6の発明の何れか一と同様の効果を奏することができる。特に、ルーフの重量が大きく、上記ロック装置及び上記ブラケットにかかる荷重も大きくなるハードルーフで構成される場合において、上記効果をより有効に奏することができる。
以下、本発明の実施形態を、添付図面に基づいて説明する。
図1は、本実施形態にかかる開閉式ルーフを備えた車両1の車体後部を概略的に示した側面図である。図2は、上記車両の車体後部を概略的に示した斜視図である。図3は、図2に示したロック装置を拡大して示した斜視図、図4は、ロック装置がルーフを保持した状態を示した断面図である。なお、図2では、明瞭に図示するために車室の天井部を構成する前側ルーフ部を取り除いて示している。
図1に示されるように、上記車両1では、車室の天井部を構成するルーフ2は、前後2分割タイプとされ、前側ルーフ部3と後側ルーフ部4とで構成されている。上記ルーフ2は、ハードルーフで構成されており、図1において2点鎖線矢印で示されるように、リンク機構(不図示)によって車室の天井部を覆っている展開状態(図1の2点鎖線表示参照)と車体後部に格納された格納状態(図1の実線表示参照)とをとることができる。上記ルーフ2は、格納状態では後側ルーフ部4の上方に前側ルーフ部3が位置付けられている。
この格納可能なルーフ2を有する車両には、図2に示されるように、ルーフを格納状態において保持するロック装置8が備えられている。ロック装置8は、格納状態にあるルーフ2(図2では後側ルーフ部4のみが示されている)の車体前方において車幅方向に延びるクロスバー5に、本実施形態に係るブラケット9を介して取り付けられている。クロスバー5は、車幅方向に延びるとともにその端部が連結部材11を介して車体側壁部12に連結され、車体の一部を構成している。
上記クロスバー5には、シート(不図示)の後方に位置するロールバー10が取り付けられている。上記ロールバー10は、金属製の管状部材を略逆U字状に折り曲げて形成されている。ロールバー10の一端部10aは、クロスバー5に結合されている。一方、ロールバー10の他端部10bは、クロスバー5を上方から貫通して上記クロスバー5の下方まで延び、車室後部の床面を構成するリアフロア部13に結合されている。
また、上記クロスバー5は分割タイプのもので、図4に示されるように、該クロスバー5の上面、下面及び前面を構成する、後方に開口した断面略コ字状のフレーム部材6(ベースフレーム)と、該ベースフレーム6の後側開口を閉じるプレート部材7(クロージングプレート)とで構成されている。ベースフレーム6の上面部6aと下面部6bは、それぞれの後端部に車体後方に延びるフランジ部6c、6dを備えている。クロージングプレート7もまた、上記フランジ部6c、6dの内方に位置し車体後方に延びるフランジ部7c、7dを備えている。一方、上記クロージングプレート7の上端側及び下端側は、それぞれ後方に折り曲げられて、フランジ部7c、7dが形成されている。
ベースフレーム6のフランジ部6c、6dと該フランジ部6c、6dにそれぞれ対向するクロージングプレート7のフランジ部7c、7dとをそれぞれ接合したフランジ結合により、上記クロスバー5は、車体後方に延びるフランジ部5c、5dを備え、中空状の閉断面に形成されている。このように車体構成部材であるクロスバー5を分割式で構成することにより、クロスバー5に対するロールバー10の組付けを容易にすることができる。
本実施形態では、上記クロスバー5がベースフレーム6とクロージングプレート7とにより構成されているが、上記クロスバー5を、単一部材で構成することもできる。
上記クロスバー5に取り付けられたロック装置8は、図4に示されるように、ルーフ2を保持するための上側把持部17と下側把持部18とを備えている。ルーフ2が格納された状態では、ルーフ2の前側ルーフ部3に設けられた係留部22の先端部22aが、ロック装置8の上側把持部17と下側把持部18とで把持された状態で保持されている。ルーフの格納状態では、ロック装置8には、例えば車体の振動等によりルーフが振動する場合に上下方向及び/又は前後方向の荷重が作用することとなる。
また、ロック装置8は、図3に示されるように、ルーフを格納する際にルーフを下方へ引き込み、ルーフを展開する際にルーフを上方へ押し上げるためのワイヤ25を備えており、該ワイヤ25は、上記ロック装置8から下方に延びている。このワイヤ25により、ロック装置8には、ルーフを格納する際には下向きの荷重が作用し、ルーフを展開する際には上向きの荷重が作用することとなる。
上記ロック装置8は、アクティブタイプで構成され、上記ワイヤ25などの付勢手段を備えている。それにより、本実施形態のようにルーフが重量の大きいハードルーフで構成されている場合でも、ルーフの展開及び格納を確実に行うことができる。
図3に示されるように、ロック装置8は、該ロック装置8の下部を覆うハウジング20を備え、該ハウジング20内に配設されている。ハウジング20のフランジ部21が、ブラケット9に取り付けられている。上記ブラケット9は、図3に示されるように、固定ボルト15を締め付けることにより上記クロスバー5に取り付けられ、これにより上記ロック装置8がクロスバー5に取り付けられる。
以下に、本実施形態に係る格納保持ロック取り付け構造の詳細について説明する。
(1)第1の実施形態
図5には、本発明の第1の実施形態に係る格納保持ロック取り付け構造の断面図が示されている。なお、この図では、明瞭化のためにロック装置及び固定ボルトが取り除かれて示されている。
図5に示されるように、クロスバー5に取り付けられるブラケット9は、上記クロスバー5の上面に接する接触部31aを有し略水平方向に延びる上側水平部31と、上記クロスバー5の下面に対向し、略水平方向に延びる下側水平部33と、該下側水平部33と上記上側水平部31とを上下方向に連結するとともにロック装置8が固定される上下連結部32とを備えている。
上記ブラケット9は、板状の部材を折り曲げて成形されており、上記上側水平部31と上記上下連結部32と上記下側水平部33とが一体的に形成されている。この曲げ成形により、上記上下連結部32はその上端部から下端部に向かうに連れてクロスバー5の方へ傾斜して形成されている。
上記クロスバー5のフランジ部5c、5dは、上記上側水平部31、上記下側水平部33、及び上記上下連結部32に対向するように突出して形成されている。上記ブラケット9には、上記下側水平部33から上記上下連結部32にわたって緩衝部材35が配設されている。上記緩衝部材35は、例えばゴム等の弾性に富んだ材料などを用いて略平板状に形成され、上記上下連結部32及び下側水平部33に沿って略L字状に配設されている。
上記緩衝部材35は、その端部に突出して形成される嵌合部36を備えている。該嵌合部36がブラケット9の上下連結部32に設けられた開口部34に嵌め込まれ、それにより緩衝部材35はブラケット9に取り付けられる。上記開口部34の上下方向長さは、上記嵌合部36の上下方向長さより長く設定されている。従って、緩衝部材35がブラケット9に取り付けられた状態において、緩衝部材35は、ブラケット9の上下連結部32に対して上下方向に変位可能である。
この緩衝部材35が配設されたブラケット9の下側水平部33を、クロスバー5の下面、すなわちベースフレーム6の下面に係合させた後に、ブラケット9の上側水平部31をクロスバー5の上面に接触させ、固定ボルトを締め付けることにより、ブラケット9はクロスバー5に取り付けられる。
このように、車体構成部材5に連結され、ロック装置8が取り付けられるブラケット9が、上側水平部31と下側水平部33と上下連結部32とを備え、上記下側水平部33から上記上下連結部32にわたって、緩衝部材35が配設されるので、ロック装置8がブラケット9を介して車体構成部材5に取り付けられる場合、ルーフを開閉する際に、あるいはルーフの格納状態において、上記ブラケットと上記車体構成部材との間における上方向及び/又は車体前後方向の干渉を比較的簡単な構成で防止することができる。
ロック装置の取り付け強度を確保するため、あるいはロック装置の取付位置あるいは取付姿勢等のレイアウトなどのために、ロック装置がブラケットを介して車体構成部材に取り付けられる場合において、上記効果を奏することができる。
また、ブラケット9の上下連結部32は、その上端部から下端部に向かうにつれて車体構成部材5の方へ傾斜しているので、上記ブラケット9と上記車体構成部材5との間における車体前後方向の干渉をより有効に防止することができる。
ブラケットが曲げ成形により形成され、上記上下連結部と上記上側水平部とが一体的に形成される場合には、曲げ精度の影響を軽減することができる。
更に、ブラケット9に配設される緩衝部材35が、上記ブラケット9の上下連結部32に設けられた開口部34に嵌め込まれる嵌合部36を備え、上記開口部34の上下方向長さは、上記嵌合部36の上下方向長さより長く設定されるので、車体構成部材5に上記ブラケット9を組み付ける際に生じ得る緩衝部材35のずれを吸収することができる。
本実施形態では、上記車体構成部材が車幅方向に延びるクロスバー5であり、該クロスバー5は、複数の部材により分割式で構成される場合においても、上記効果を奏することができる。
上記クロスバー5に、例えばロールバー10などが連結される場合において、上記効果を得ることができる。上記クロスバー5のフランジ部5c、5dが、ブラケット9の上側水平部31、下側水平部33、及び上下連結部32に対向するように突出している場合には、上記ブラケット9と上記クロスバー5との間における干渉をより有効に防止することができる。
また、ロック装置8が、ルーフを格納する際に上記ルーフを下方へ引き込む機構と、上記ルーフを展開する際に上記ルーフを上方へ押し上げる機構とを備えていることにより、上下前後方向に荷重が加わるロック装置では、上記効果をより有効に奏することができる。
上記ロック装置8が、アクティブタイプで構成され、上下前後方向に荷重が加わる場合には、上記効果を得ることができる。
更に、本実施形態のように、ルーフの重量が大きく、上記ロック装置8及び上記ブラケット9にかかる荷重も大きくなるハードルーフで構成される場合においては、上記効果をより有効に奏することができる。
(2)第2の実施形態
次に、図6に本発明の第2の実施形態に係る格納保持ロック取り付け構造の断面図が示されている。なお、以下の説明において、上記実施形態と同様の構成を備え、同様の作用をなすものについては、同一符号を付し、それ以上の説明は省略する。
クロスバー5に取り付けられるブラケット49は、第1の実施形態と同様に、上側水平部41、上下連結部42、及び下側水平部43を備え、上記上側水平部41と上記上下連結部42とが一体化して形成されているが、ブラケット49の上下連結部42と下側水平部43とは、別部材で構成されている。上記下側水平部43は、略水平方向に延びる水平ベース部43aと、上記上下連結部42に沿って下方に延び、上記上下連結部42に接合される延出部43bとを備えている。上記延出部43bは、例えば溶接などにより上記上下連結部42に接合されている。
緩衝部材45がまた、上記上下連結部42及び上記下側水平部43にわたって略L字状に配設され、その端部には嵌合部46を備えている。該嵌合部46が上記水平ベース部43aに設けられた開口部44に嵌め込まれ、それにより緩衝部材45はブラケット49に取り付けられている。
このようにして、ルーフを開閉する際に、あるいはルーフの格納状態において、ブラケットと車体構成部材との間における上方向及び/又は車体前後方向の干渉を比較的簡単な構成で防止することができ、上記第1の実施形態と同様の効果を奏することができる。
また、ブラケット49の下側水平部43が、上記ブラケット49の上下連結部42とは別部材で構成され、上記下側水平部43は、略水平方向に延びる水平ベース部43aと、上記上下連結部42に沿って下方に延びるとともに上記上下連結部42に接合される延出部43bとを備えているので、ルーフを展開する際に、あるいはルーフの格納状態において上記ブラケットにかかる上方向の荷重をより確実に受け止めることができる。
第2の実施形態では、上記下側水平部43に設けられた開口部44を介して緩衝部材45が取り付けられているが、上記開口部が上記上下連結部に設けられてもよい。その場合においても、上記第1の実施形態と同様の効果を奏することができる。
(3)第3の実施形態
図7には、本発明の第3の実施形態に係る格納保持ロック取り付け構造の断面図が示されている。なお、以下の説明において、上記第1の実施形態と同様の構成を備え、同様の作用をなすものについては、同一符号を付し、それ以上の説明は省略する。
この第3の実施形態では、上記第1の実施形態と同様に、ブラケット59が、上側水平部51、上下連結部52、及び下側水平部53を備え、それらが一体的に形成されている。緩衝部材55がまた、上記上下連結部52及び上記下側水平部53にわたって上記ブラケット59とクロスバー5との間に略L字状に配設され、その端部に嵌合部56を備えている。この実施形態では、上記嵌合部56が上記下側水平部53に設けられた開口部54に嵌め込まれ、それにより緩衝部材55はブラケット59に取り付けられている。
このようにして、ルーフを開閉する際に、あるいはルーフの格納状態において、ブラケットと車体構成部材との間における上方向及び/又は車体前後方向の干渉を比較的簡単な構成で防止することができ、上記第1の実施形態と同様の効果を奏することができる。
本実施形態では、ルーフを展開する際、あるいはルーフを格納する際に、ロック装置に設けられたワイヤを通じて行われているが、例えば電動などの他の手段を用いることもできる。
以上のように、本発明は、例示された実施の形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において、種々の改良及び設計上の変更が可能であることは言うまでもない。
本発明は、開閉式の屋根部を有する車両において、上記屋根部を格納状態において保持するロック装置が、例えばクロスバーなどの車体構成部材に取り付けられる場合などに適用可能である。
開閉式ルーフを備えた車両の車体後部を概略的に示した側面図である。 上記車両の車体後部を概略的に示した斜視図である。 ロック装置を拡大して示した斜視図である。 ロック装置がルーフを保持した状態を示した断面図である。 本発明の第1の実施形態に係る格納保持ロック取り付け構造の断面図である。 本発明の第2の実施形態に係る格納保持ロック取り付け構造の断面図である。 本発明の第3の実施形態に係る格納保持ロック取り付け構造の断面図である。
符号の説明
2 ルーフ
5 クロスバー
8 ロック装置
9、49、59 ブラケット
31、41、51 上側水平部
31a 接触部
32、42、52 上下連結部
33、43、53 下側水平部
34、44、54 開口部
35、45、55 緩衝部材
36、46、56 嵌合部
43a 水平ベース部
43b 延出部

Claims (7)

  1. 車室の屋根部を構成する格納可能なルーフと、該ルーフを格納状態において保持するロック装置と、車幅方向に延びるクロスバーに連結され前記ロック装置が取り付けられるブラケットとを有する開閉式屋根の格納保持ロック取り付け構造であって、
    前記ブラケットが、前記クロスバーの上面に接する接触部を有し略水平方向に延びる水平部と、該水平部に接続され下方に延びて前記クロスバーよりも下方に延びるように設けられる連結部とを備えるとともに、該連結部の反クロスバー側に前記ロック装置が固定されており、前記クロスバーの前記連結部に面する側の下部と該下部に対向する前記連結部との間に緩衝部材が配設されていることを特徴とする開閉式屋根の格納保持ロック取り付け構造。
  2. 車室の屋根部を構成する格納可能なルーフと、該ルーフを格納状態において保持するロック装置と、車幅方向に延びるクロスバーに連結され前記ロック装置が取り付けられるブラケットとを有する開閉式屋根の格納保持ロック取り付け構造であって、
    前記ブラケットが、前記クロスバーの上面に接する接触部を有し略水平方向に延びる上側水平部と、前記クロスバーの下面に対向し略水平方向に延びる下側水平部と、該下側水平部と前記上側水平部とを上下方向に連結するとともに前記ロック装置が固定される上下連結部とを備え、
    前記下側水平部から前記上下連結部にわたって、前記クロスバーとの間に緩衝部材が配設されていることを特徴とする開閉式屋根の格納保持ロック取り付け構造。
  3. 前記上下連結部は、その上端部から下端部に向かうにつれて前記クロスバーとの離間距離が小さくなるように前記クロスバーの方へ傾斜していることを特徴とする請求項記載の開閉式屋根の格納保持ロック取り付け構造。
  4. 前記緩衝部材が、前記上下連結部に設けられた開口部に嵌め込まれる嵌合部を備え、
    前記開口部の上下方向長さは、前記嵌合部の上下方向長さより長く設定されていることを特徴とする請求項2記載の開閉式屋根の格納保持ロック取り付け構造。
  5. 前記下側水平部が、前記上下連結部とは別部材で構成され、
    前記下側水平部は、略水平方向に延びる水平ベース部と、前記上下連結部に沿って下方に延び、前記上下連結部に接合される延出部とを備えていることを特徴とする請求項
    〜4の何れか一に記載の開閉式屋根の格納保持ロック取り付け構造。
  6. 前記クロスバーは、複数の部材をフランジ結合させることにより構成されていることを特徴とする請求項1〜の何れか一に記載の開閉式屋根の格納保持ロック取り付け構造。
  7. 前記ルーフが、ハードルーフで構成されていることを特徴とする請求項1〜6の何れか一に記載の開閉式屋根の格納保持ロック取り付け構造。
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