JP2006056232A - 竹瀝の製造装置及びその製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】 伝統的な竹瀝の製造方法では不可能であった竹瀝製造時の温度変化に対する制御が可能であり、且つ伝統的な竹瀝の製造方法を現代的に応用した竹瀝の製造装置及びその製造方法を提供する。
【解決手段】 上部に入口を備え、竹瀝を製造する材料である細切れ竹Aを収納する内部容器10と、発熱部22を備え、内部容器10の入口が下方に向いた状態で内部容器10を収納する外部容器20と、外部容器20の内側下端部に配設され、内部容器10が外部容器20に収納される時に内部容器10の入口と整合する流入口を備える竹瀝貯蔵容器30と、外部容器20の発熱部22に接続され、発熱部22に制御信号を送り、発熱部22が使用者の設定温度に対応する熱を発生するように発熱部22を制御する温度制御装置50と、内部容器10及び竹瀝貯蔵容器30が収納された外部容器20を収納し、温度制御装置50の制御下で竹瀝を製造する反応容器40とを有する。
【選択図】 図7

Description

本発明は竹瀝の製造装置及びその製造方法に関するもので、より詳細には、伝統的な竹瀝の製造方法では不可能であった竹瀝製造時における温度変化に対する制御が可能であり、且つ伝統的な竹瀝の製造方法を応用した竹瀝の製造装置及びその製造方法に関するものである。
通常、竹瀝は竹幹が直接または間接に加熱されて樹液の形態で流れ出た液体を指すものである。竹瀝は青黄色または黄褐色の液汁として、透明で焦げたにおいがし、透明でつやがあるものが優れた製品である。また、竹瀝は中風、半身不随の緊要に使われて、痰を止め、脳卒中による障害や腕脚の痛みを治療するのに活用されてきた。更に、目を良くし、人体の全ての感覚器官や排泄機能が円滑になるようにするなど、活用度が非常に高く多様である。
一方、現在でも竹瀝の製造は過去の伝統的な方法で行なわれているが、その製造過程について図1を参照して具体的に説明する。
まず、竹1を細切りした後、これを陶器2に詰めて入れ、陶器2の口を布などで封をする。もう一つの陶器3を、その陶器3の口が地中に入る程度の深さまで地中に埋め込む。次に、両方の陶器2、3の口が互いに当接するように、細切れ竹1を入れた陶器2をひっくり返して地中に埋められた他の陶器3の上にあげて入口を整合する。続いて、黄土4を水に入れて練った後、地上に取り出した陶器を練った黄土4で完全に密封する。最後に、陶器2、3を包んだ黄土4の周囲に籾殻5を多量に積み上げた後、この籾殻5に火を付ける。そうすると、加熱された竹1から抽出される竹瀝6は下方に流れ出して地中に埋められた陶器3内に流入するようになる。
しかし、かかる先行技術は、文献公知発明に係るものではないため、記載すべき先行技術文献情報はない。
しかし、このような伝統的な竹瀝の製造方法では、自然状態下で籾殻に火を付けて発熱させるため、風の強さなどの外部の環境的な要因により、竹瀝が製造される陶器の内部温度が変化する問題点がある。
すなわち、伝統的な竹瀝の製造方法においては、竹瀝が製造される陶器の内部温度を人為的に制御することが不可能である。
本発明者等はこのような問題点を解決するために、伝統的な竹瀝の製造方法において、竹瀝が製造される陶器の内部温度の変化を測定し、これを糾明することによって、伝統的な竹瀝の製造方法では不可能であった竹瀝製造時の温度変化に対する制御を可能にして、伝統的な竹瀝の製造方法を現代的に応用しようとした。
したがって、本発明の目的は、伝統的な竹瀝の製造方法では不可能であった竹瀝製造時の温度変化に対する制御が可能であり、且つ伝統的な竹瀝の製造方法を現代的に応用した竹瀝の製造装置及びその製造方法を提供することにある。
本発明の目的を達成するために、本発明者等は伝統的な竹瀝の製造方法によって竹瀝を製造しながら、竹瀝が製造される陶器の内部温度変化を4回にわたって測定した。
図2は伝統的な竹瀝の製造方法において、約72時間竹を入れた陶器の中心部における温度変化を測定した結果を示すグラフである。竹瀝を製造してから40時間が経過した後に最大温度の425.8℃に達した。温度の変化は15.3℃から始まり、一定の温度を維持した後、約4時間が経過した後に20.1℃で温度の緩い上昇があった。以後、温度の上昇が速くなって竹瀝を製造し始めてから約9時間後に80.0℃になった。しかし、80.0℃になった後に、110℃までは約16時間がかかり、110℃に達した後、15時間が経過した後最高温度の425.8℃まで上昇した。その後、加熱源である籾殻が全部消耗されたので、自然冷却を行い、最高温度に達した後、32時間ぶりに室温に戻ってきた。
図3は伝統的な竹瀝の製造方法において、約48時間竹を入れた陶器の中心部における温度変化を測定した結果を示すグラフである。竹瀝を製造し始めてから約24時間後に、最大温度の282.0℃に達した。竹瀝の製造開始時の温度は13.6℃であって、約2時間30分間一定の温度を維持した。その後、約60℃まで急激な温度上昇があった。60℃に上昇するまでの時間は約3時間30分かかった。そして、100℃までは若干緩い温度の上昇があって、60℃から100℃に上昇するまでの時間は約9時間かかった。その後、また温度の上昇が速くなって、製造し始めてから約24時間ぶりに最高温度の282.0℃まで達した。その後、加熱源である籾殻が全部消耗されたために、自然冷却を行って最高温度に達した後、24時間ぶりに室温に戻ってきた。
図4は伝統的な竹瀝の製造方法において、また約72時間の間竹を入れた陶器の中心部における温度変化を測定した結果を示すグラフである。竹瀝を製造し始めてから10時間後に、最大温度の238.6℃に達した。竹瀝の製造開始時の温度は16.6℃であって、一定の温度の上昇速度を維持しながら、10時間ぶりに最高温度の238.6℃に達した。その後、加熱源である籾殻が全部消耗されたので、自然冷却を行い、最高温度に達した後、62時間ぶりに室温に戻ってきた。
図5は伝統的な竹瀝の製造方法において、約64時間竹を入れた陶器の中心部における温度変化を測定した結果を示すグラフである。竹瀝を製造し始めてから28時間後に最大温度の316.4℃に達した。竹瀝を製造し始めた温度は20.6℃であって、約10時間が経過した後に80℃になって、温度の上昇は一定であった。80℃に達した後、温度の上昇速度が遅くなって9時間後に100℃になった。100℃に達した後にはまた温度の上昇速度が速くなって9時間後に最高温度の316.4℃に達した。その後、加熱源である籾殻が全部消耗されたので、自然冷却を行い、最高温度に達した後、36時間ぶりに室温に戻ってきた。
このような伝統的な製造方法で竹瀝を製造する間、陶器内部の温度を測定して平均を求めて、その結果を図6にグラフで表した。点火後8時間ぶりに80℃になって、10時間30分ぶりに100℃になった。最高温度の240℃に達するまでは点火後40時間がかかって最高温度に達した後には自然冷却を行なって室温に戻ってきたことを確認した。
このような結果に基づいて、本発明者等は伝統的な竹瀝の製造方法を応用した現代的な竹瀝の製造装置及びその方法を開発するに至った。
以下に詳細に説明する本発明の竹瀝の製造装置及びその方法によれば、伝統的な竹瀝の製造方法においては不可能であった、竹瀝製造時における温度変化の制御が可能であり、且つ伝統的な竹瀝の製造方法が有する竹瀝の製造過程中で陶器の内部温度変化を応用することが可能である。
本発明は二つの側面で把握できる。その中の一つは竹瀝の製造装置であり、他の一つは竹瀝の製造方法である。
本発明の一側面に係る竹瀝の製造装置は、具体的に、(a)上部に入口を備え、竹瀝を製造する材料である細切れ竹を収納する内部容器と、(b)発熱部を備え、前記内部容器の入口が下方に向いた状態で前記内部容器を収納する外部容器と、(c)前記外部容器の内側下端部に配設され、前記内部容器が前記外部容器に収納される時に前記内部容器の入口と整合する流入口を備える竹瀝貯蔵容器と、(d)前記外部容器の前記発熱部に接続され、前記発熱部に制御信号を送り、前記発熱部が使用者の設定温度に対応する熱を発生するように前記発熱部を制御する温度制御装置と、(e)前記内部容器及び前記竹瀝貯蔵容器が収納された前記外部容器を収納し、前記温度制御装置の制御下で竹瀝を製造する反応容器と、を有してなる。
本発明の竹瀝の製造装置において、外部容器に備えられた発熱部から熱が発生すれば、細切れ竹から竹瀝が抽出され、その抽出された竹瀝は内部容器の下部に配設される竹瀝貯蔵容器に流入する。発熱部から発生する熱は使用者が温度制御装置で設定した温度に相応して発生し、それによって使用者は望む温度で竹瀝の製造反応を行なうことが可能である。
本発明の竹瀝の製造装置は伝統的な竹瀝の製造方法をそのまま応用したものであるが、伝統的な竹瀝の製造方法とは異なって竹瀝製造時の温度変化に対する制御が可能である。
好ましくは、本発明の詳細な説明及び特許請求の範囲の記載において、「使用者の設定温度」とは内部容器の内部温度を示す。もちろん発熱部は外部容器に備えられているけれども、その発熱部で発生した熱は内部容器に伝わるように外部容器と内部容器は熱伝導性を有する適当な材質で作ることができ、当業者ならば通常の能力を活用して温度制御装置を操作すると、使用者の設定温度に対応する熱が外部容器の発熱部から発生して内部容器に伝わるようにすることができる。
伝統的な竹瀝の製造方法では、竹瀝が製造される陶器の内部温度が外部の環境的な要因によって変わるので、一定の品質の竹瀝を製造することが不可能であった。しかし、本発明の竹瀝の製造装置では、伝統的な竹瀝の製造方法とは異なり、竹瀝が製造される内部容器の内部温度が変化するように制御できるので、一定の品質の竹瀝を製造することが可能である。
本発明の竹瀝の製造装置において、内部容器の内部温度を検出するための温度センサーが内部容器の内部に設けられている。好ましくは、温度センサーは温度制御装置に電気的に接続されている。内部容器に設けられた温度センサーを用いると、使用者が温度制御装置を通じて入力した温度に対応する熱が発熱部から発して内部容器に伝わることによって、内部容器の温度を使用者の設定温度で正確に維持することが可能になる。すなわち、温度センサーで検出した内部容器の検出温度が使用者の設定温度より高い場合は、温度制御装置が外部容器の発熱部から発生する熱量を減らすことによって可能であり、温度センサーが検出した内部容器の温度が使用者の設定温度より低い場合は、温度制御装置が外部容器の発熱部から発生する熱量を高めることによって可能である。
また、本発明に係る竹瀝の製造装置の温度制御装置は、使用者が複数の時間区画を設定して、それぞれの時間区画に所定の温度を入力すると、当該時間区画ごとに当該入力温度に対応する熱を外部容器に備えられた発熱部から発生するように構成することが好ましい。
そのような温度制御装置は、本発明の目的と、これを達成するための具体的な実施形態等に基づいて、当業者ならば通常の能力範囲の内で設計及び構成が可能であることはもちろんである。
このように温度制御装置が構成されると、伝統的な竹瀝の製造方法をそのまま応用することが可能である。すなわち、伝統的な竹瀝の製造方法において、竹瀝が製造される陶器の内部温度が経時的に変わるようになる反面、本発明の竹瀝の製造装置はそのような温度の変化を応用することが可能である。
例えば、本発明の竹瀝の製造装置の使用時、図6に示す伝統的な竹瀝の製造方法でおける温度変化の平均値を応用すると、点火後8時間後に80℃になるようにし、10時間30分ぶりに100℃になるように設定した後、40時間後には最高温度の240℃に達するようにし、最高温度に達した後には自然冷却されるようにすることが可能である。
一方、図2ないし図5を参照すると、共に温度が急上昇する部分が現れて、また共にその温度が急上昇する部分は最高温度に達する直前の段階で現れる。
図2の場合は、最高温度の425.8℃に達する直前に15時間の間、温度が315.8℃上昇する急上昇区間が存在し、図3の場合は、最高温度の282.0℃に達する直前に9時間の間、温度が182.0℃上昇する急上昇区間が存在し、図4の場合は、最高温度の238.6℃に達する直前に10時間の間、温度が222℃上昇する急上昇区間が存在し、図5の場合は、最高温度の316.4℃に達する直前に約9時間の間、温度が216.4℃上昇する急上昇区間が存在する。
このような図2ないし図4における結果を総合すると、時間当たり20℃以上温度が急上昇する区画が少なくとも9時間以上持続していることが分かる。
すなわち、本発明の竹瀝の製造装置において、使用者は温度制御装置により複数の時間区画を設定して、その各時間区画に所定の温度を入力でき、各時間区画ごとに当該入力温度に対応する熱が外部容器に備えられた発熱部から発生するようになる。この時、複数の時間区画の中の少なくとも一つは9時間以上、時間当たり20℃以上に温度が上昇する区画であることが好ましい、更に、当該時間区画は最高温度に達する直前の段階であることが好ましい。
一方、本発明の詳細な説明及び特許請求の範囲の記載において、「最高温度に達する直前の段階」とは、9時間以上、時間当たり20℃以上温度が上昇する区画が終了する場合、発熱がこれ以上進行しない段階を意味する。言い換えれば、区画で最高に上昇した温度が最高温度になる段階を示す。
また、本発明の竹瀝の製造装置において、外部容器は発熱部に追加して、温度制御装置に電気的に接続された吸熱部を更に含むことができる。この吸熱部は竹瀝が作られる温度への上昇が終了した後、内部容器の内部温度を下降させる役割をする。もちろん、竹瀝が作られる温度への上昇が終了した後、自然冷却方式によって内部容器の内部温度を下降させることができるが、吸熱部を用いると、使用者の望む時間の間にわたって内部容器の内部温度を下降させることが可能であり、結果的に、最終的に得られる竹瀝の品質をより一定に維持することが可能になる。
また、温度制御装置は、時間区画入力部と、その各時間区画ごとに所定の温度を入力するための温度入力部と、入力された時間区画とその各時間区画ごとに入力された温度を表示する表示部とを含むことが好ましい。なぜなら、温度制御装置を利用して使用者が複数の時間区画を設定して、その各時間区画に所定の温度を入力すると、その入力された時間区画と当該時間区画に入力された所定の温度を肉眼で確認することができるので、温度制御装置を容易に操作することができるからである。
また、内部容器の入口には、細切れ竹が収納された内部容器をひっくり返して外部容器内に収納しても細切れ竹が下方に落下することを阻止すると共に、竹から抽出されて内部容器の壁面に沿って流れ出した竹瀝が下部に配設された竹瀝貯蔵容器に流入するように案内する竹支持部材が脱着可能に設けられることが好ましい。この竹支持部材は伝統的な竹瀝の製造方法で使用する布でもよいし、本発明の以下の実施形態で説明する細切れ竹でもよく(図9参照)、その他に熱に強い合成樹脂材の網紗でもよい。
一方、内部容器が収納されている外部容器はまた反応容器に収納される。この時、収納を簡易に行なうための取っ手を、外部容器の入口や外周面に脱着可能に具備できる。本発明の下記の実施形態は取っ手が入口に備えられた例を示す(図11参照)。
本発明の他の側面は温度変化に対する制御が可能な竹瀝の製造方法に関する。
本発明の竹瀝の製造方法は、(a)細切れ竹を、入口を備える内部容器に収納する段階と、(b)竹瀝貯蔵容器を、前記竹瀝貯蔵容器の流入口が上方に向くように外部容器内に配置する段階と、(c)細切れ竹が収納された前記内部容器を、前記内部容器の入口が下方に向きかつ前記竹瀝貯蔵容器の流入口と整合するように前記外部容器内に配置する段階と、(d)前記内部容器及び前記竹瀝貯蔵容器が収納された前記外部容器を、反応容器に収納する段階と、(e)前記内部容器の内部温度を設定する段階と、(f)前記内部容器の内部温度が設定温度に一致するように前記外部容器の所定部分を発熱させる段階と、を有する。
好ましくは、前記(f)段階は、前記内部容器の温度を検出する段階を更に有し、検出温度と設定温度が一致するように前記外部容器の所定部分を発熱させる。
好ましくは、前記(e)段階は、複数の時間区画を設定する段階を更に有し、前記内部容器の内部温度を時間区画ごとに設定し、前記(f)段階は、前記(e)段階で時間区画ごとに設定された温度に対応する熱を発生させる。
好ましくは、前記(e)段階は、複数の時間区画を設定する段階を更に有し、前記内部容器の内部温度を時間区画ごとに設定し、前記(f)段階は、前記(e)段階で時間区画ごとに設定された温度に対応する熱を発生させ、前記(e)段階で設定された複数の時間区画の中の少なくとも一つは、9時間以上に設定され、前記内部容器の内部温度は、設定された時間区画に対して時間当たり20℃以上上昇するように設定され、前記(f)段階は、温度が9時間以上、時間当たり20℃以上上昇するように発熱させる段階を有する。
好ましくは、前記(e)段階は、複数の時間区画を設定する段階を更に有し、前記内部容器の内部温度を時間区画ごとに設定し、前記(f)段階は、前記(e)段階で時間区画ごとに設定された温度に対応する熱を発生させ、前記(e)段階で設定された複数の時間区画の中の少なくとも一つは、9時間以上に設定され、設定された時間区画は、最高温度に達する直前の段階であり、前記内部容器の内部温度は、設定された時間区画に対して時間当たり20℃以上上昇するように設定され、前記(f)段階は、最高温度に達する直前の段階で温度が9時間以上、時間当たり20℃以上上昇するように発熱させる段階を有する。
好ましくは、前記(e)段階は、複数の時間区画を設定する段階を更に有し、前記内部容器の内部温度を時間区画ごとに設定し、前記(f)段階は、熱を吸収する段階を更に有し、前記(e)段階で設定された時間区画ごとに設定された温度に対応する熱を発生させまたは吸収させる。
好ましくは、前記(a)段階終了後に、竹支持部材を用いて前記内部容器の入口を閉じる段階を更に有し、前記竹支持部材は、細切れ竹を収納した前記内部容器をひっくり返して前記外部容器に収納しても、収納された細切れ竹が下方に落下しないようにすると共に、前記内部容器で製造された竹瀝が前記竹瀝貯蔵容器に流れ落ちるようにする。
本発明によれば、伝統的な竹瀝の製造方法で不可能であった竹瀝製造時の温度変化に対する制御が可能である。また、本発明によれば、伝統的な竹瀝の製造方法を応用できる。また、本発明によれば、伝統的な竹瀝の製造方法とは異なる一定の品質の竹瀝を製造できる。
以下、添付した図面を参照して本発明の実施形態について説明する。
図7は本発明に係る竹瀝の製造装置の全体的な構成を示す分離斜視図であり、図8は本発明の竹瀝の製造装置を構成する各構成要素が結びついた状態を示す断面図である。図7及び図8に示すように、本発明の竹瀝の製造装置は内部容器10、外部容器20、竹瀝貯蔵容器30、反応容器40及び温度制御装置50からなる。
図9に示すように、内部容器10は細切れ竹Aで満たされ、その入口11には、細切れ竹Aで満たされた後にその細切れ竹Aが内部容器10から落下しないように、たとえば、支え用細切れ竹5個12を重ねて載置する。すなわち、内部容器10は実際の竹瀝の製造時に逆に位置するので、内部に入っている細切れ竹Aが下方に抜け出る恐れがある。これを防止するために、支え用細切れ竹5個12を内部容器10の入口に積み重ねて載置する。
外部容器20の内部には細切れ竹Aから抽出される竹瀝を集めるための竹瀝貯蔵容器30が配置され、細切れ竹Aで満たされた内部容器10は竹瀝貯蔵容器30が配置された外部容器20の内部にひっくり返して入れ込む。この時、既に外部容器20の下部には既に流入口31が上方に向くように竹瀝貯蔵容器30が載置されているので、内部容器10を逆にひっくり返して外部容器20内に収納すれば、内部容器10の入口11は竹瀝貯蔵容器30の流入口31と整合した状態で収納される。このように、内部容器10の入口11と竹瀝貯蔵容器30の流入口31が互いに整合した状態で収納すれば、内部容器10内で製造された竹瀝が外部に漏洩するのを防止することができる。図7及び8を参照すれば、竹瀝貯蔵容器30の流入口31の外周縁には漏斗状の枠部32を形成した。この枠部32は内部容器10で製造された竹瀝が外部に流出されず、すべて竹瀝貯蔵容器30に流入するように案内する役割をする。ここで、内部容器10の入口11と竹瀝貯蔵容器30の流入口31が整合するようにする構造は、図8及び図10に示すように、竹瀝貯蔵容器30の入口31の外周縁に漏斗状の枠部32を形成した構造以外に、図示しなかったが、内部容器10の入口11の外周縁に突起を形成し、流入口31の外周縁に溝を形成し、これらの突起と溝が互いに整合する構造も可能である。また、内部容器10で製造された竹瀝が外部に流出されないで外部容器20に流入するように案内する構造ならば、特に限られるものではなく、全て本発明の竹瀝の製造装置で採用することができる。
一方、外部容器20には発熱部22が備わっている。この発熱部22はその中間部分に絶縁線21が3回捲装されており、絶縁線21は通電時に発生する抵抗により発熱して外部容器20を加熱する。
発熱部22を構成する絶縁線21はワイヤー55を通じて温度制御装置50に連結されており、発熱部22は温度制御装置50の温度入力ボタン51を介して使用者が入力した温度に基づいて、相応する熱を発生する。ここで、温度制御装置50の温度入力ボタン51を通じて使用者が入力した温度は、竹瀝が製造される内部容器10の内部温度を表し、その内部温度に対応する熱が外部容器20の発熱部22で発生するようになる。当業者ならば、発熱部22の材質、外部容器20の材質及び内部容器10の材質が有する熱伝導性を容易に把握でき、そのような熱伝導性などを考慮した簡単な実験によって、内部容器10の内部温度に対応する熱を発熱部22から発生させられることを理解できる。
また、図示しなかったが、内部容器10の内部に温度制御装置に連結された温度センサーを設けることができる。この場合は、温度センサーで検出した温度信号に基づいて、内部容器10の内部温度に対応する熱をより正確に外部容器20の発熱部22から発生させることができる。
外部容器20内に竹瀝貯蔵容器30が収納されて、その上に細切れ竹Aを満たした内部容器10が収納されると、外部容器20を反応容器40に収納する。この時、図11に示すように、外部容器20の入口には取っ手23が脱着可能に螺合されている。
使用者はこの取っ手23を握って容易に外部容器20を反応容器40内に収納できる。内部容器10及び竹瀝貯蔵容器30が収納されている外部容器20を反応容器40内に収納した状態が図8及び図10に示されている。
次に、反応容器40内に外部容器20を収納した後に、反応容器40のふた41を閉じて竹瀝の製造過程を進行する。
反応容器40は竹瀝が製造される一定の環境を提供する。この時、図示しなかったが、竹瀝製造過程中に外部容器20の発熱部22から発生する熱を断熱するために、反応容器40の内部を断熱材で取り囲むことが好ましい。
反応容器40に内部容器10及び竹瀝貯蔵容器30が収納された状態で外部容器20が収納されると、使用者は温度制御装置50の電源オン/オフボタン56を押して温度制御装置50をスタンバイ状態にする。次に、温度入力ボタン51を利用して竹瀝が製造される過程での温度を温度制御装置50を通じて入力した後、作動開始/停止ボタン54を押すと、温度制御装置50に連結されたワイヤー55を通じて外部容器20の発熱部22に給電される。発熱部22から発生した熱は外部容器20を介して内部容器10に伝えられ、竹瀝製造過程が進行される。
一方、図12に示すように、温度制御装置50は温度入力ボタン51以外に、時間入力ボタン52を備えると共に、入力した温度と入力した時間を表示するための表示部53を備える。
温度入力ボタン51と時間入力ボタン52は、多段階で温度と時間を入力できるように構成されている。このように、多段階で入力した温度と時間に基づいて、温度制御装置50は外部容器20の発熱部22から熱を発生させる。
これを表示部の例に対して図13を参照して説明する。
図13の表示部には、開始から5時間までは時間当り12℃ずつ外部容器20の発熱部22の温度を上昇させるように表示されており、その後、また5時間まで時間当り4℃ずつ外部容器20の発熱部22の温度を上昇させるように表示されている。次に、その後10時間まで時間当り22℃ずつ外部容器20の発熱部22の温度を上昇させるように表示されている。次に、この状態で4時間を維持するようになっている。最後に、自然冷却を行なって室温に戻ってくるように構成されている。
このように多段階で温度と時間を入力する方法により、伝統的な竹瀝の製造方法における竹瀝製造過程を応用することが可能である。
当業者ならば、彼の通常の能力を活用して、前述したような機能を有する温度制御装置50を設計及び製作することが可能である。
万一、温度制御装置50が当該分野における公知されているマイコン制御回路で構成する場合に、このようなマイコン制御回路は、内部容器に備えられた温度センサーやケーブルなどを介して連結したセンサーレシーバーと、温度入力ボタン51、時間入力ボタン52、電源オン/オフボタン56、及び作動開始/停止ボタン54が接続されたボタン連結端と、外部電源(例、AC220V)が印加されるように電源コードが接続された電源連結端と、使用者の設定温度と時間を表示するための表示部53が接続されたインターフェース部などを含む。
ここで、マイコン制御回路は、外部電源を回路作動電源と発熱部電力供給用の電源に変換して供給するように構成された電源供給部を更に含む。
また、マイコン制御回路は、インターフェースに接続されており、温度センサーから入力された温度検出信号をデジタル信号に変換処理するためのA/Dコンバータ(ADC)を有するセンサー信号処理部を更に含む。
また、マイコン制御回路は、センサー信号処理部及びインターフェース部に電子回路的に接続されたマイコンと、マイコンにより制御されて温度設定値や時間設定値などを格納するためのメモリとを更に含む。
したがって、マイコン制御回路は、マイコンが温度センサーから入力した温度検出信号をチェックし、設定した時間及び温度に相応して、発熱部に給電して発熱できるように制御する。
一方、図14には外部容器20に発熱部22に追加して、吸熱部23を備えた状態が示されている。この吸熱部23は三つのチューブ24が外部容器20に巻装されている構造を有する。ここで、三つのチューブ24は温度制御装置50により制御される冷凍機(不図示)に接続されて、温度制御装置50の制御によって冷凍機から冷媒が供給される。すなわち、温度制御装置50の制御によって冷凍機から供給された冷媒がチューブ24内で流動し、このときの熱交換により外部容器20から熱を吸収する。竹瀝の実際製造時に、チューブ24の一定部分は反応容器40の内壁により取り囲まれる。通常、反応容器40の内壁により取り囲まれる部分は熱に強い材質の鋼板や合成樹脂などで作ることが好ましい。
外部容器20に吸熱部23が捲装された場合、冷却過程の制御も可能である。このように、冷却過程も制御が可能な場合、最終的に得られる竹瀝の品質をより一層一定に維持できる効果がある。
一方、本発明の竹瀝の製造装置において、内部容器10、外部容器20、竹瀝貯蔵容器30及び反応容器40はステンレススチールや鋼板で製造でき、特に内部容器10の場合は伝統的な竹瀝の製造方法で採用する陶器を使用しても良い。
図15は前述した本発明の実施形態によって実際に製作した竹瀝の製造装置を示す写真である。
以上のように、本発明によれば、伝統的な竹瀝の製造方法で不可能であった竹瀝製造時の温度変化に対する制御が可能である。
また、本発明によれば、伝統的な竹瀝の製造方法を応用できる。
また、本発明によれば、伝統的な竹瀝の製造方法とは異なる一定の品質の竹瀝を製造できる。
伝統的な竹瀝の製造方法を概略的に示す模式図 伝統的な竹瀝製造過程において約72時間の間細切れ竹を入れた陶器の中心部での温度の変化を測定した結果を示すグラフ 伝統的な竹瀝製造過程において約48時間の間細切れ竹を入れた陶器の中心部での温度の変化を測定した結果を示すグラフ 伝統的な竹瀝製造過程においてまた約72時間の間細切れ竹を入れた陶器の中心部での温度の変化を測定した結果を示すグラフ 伝統的な竹瀝製造過程において約64時間の間細切れ竹を入れた陶器の中心部での温度の変化を測定した結果を示すグラフ 図2ないし図5からの結果の平均値を示すグラフ 本発明の実施形態に係る竹瀝の製造装置の全体的な構成を示す斜視図 本発明の実施形態に係る竹瀝の製造装置を構成する各構成要素が結びついた状態を示す断面図 内部容器に細切れ竹を詰めた状態を示す図 細切れ竹を詰めた内部容器が外部容器に逆に収納されて竹瀝貯蔵容器の入口と整合した状態を拡大して示す断面図 外部容器に取っ手が脱着可能に結びついた状態を示す平面図 温度制御装置の構成を拡大して示した概略図 使用者が多段階で入力した時間と温度の一例を示すための温度制御装置の表示部のディスプレー図 本発明の実施形態に係る竹瀝の製造装置の外部容器に、発熱部に追加して吸熱部を備えた状態を示す斜視図 本発明の実施形態によって実際製作した竹瀝の製造装置を示す写真
符号の説明
10 内部容器
20 外部容器
30 竹瀝貯蔵容器
40 反応容器
50 温度制御装置

Claims (17)

  1. (a)上部に入口を備え、竹瀝を製造する材料である細切れ竹を収納する内部容器と、
    (b)発熱部を備え、前記内部容器の入口が下方に向いた状態で前記内部容器を収納する外部容器と、
    (c)前記外部容器の内側下端部に配設され、前記内部容器が前記外部容器に収納される時に前記内部容器の入口と整合する流入口を備える竹瀝貯蔵容器と、
    (d)前記外部容器の前記発熱部に接続され、前記発熱部に制御信号を送り、前記発熱部が使用者の設定温度に対応する熱を発生するように前記発熱部を制御する温度制御装置と、
    (e)前記内部容器及び前記竹瀝貯蔵容器が収納された前記外部容器を収納し、前記温度制御装置の制御下で竹瀝を製造する反応容器と、
    を有することを特徴とする竹瀝の製造装置。
  2. 前記使用者の設定温度は、前記内部容器の内部温度であることを特徴とする請求項1に記載の竹瀝の製造装置。
  3. 前記内部容器は、内部に、前記内部容器の内部温度を検出して前記温度制御装置に伝送する温度センサーを備えることを特徴とする請求項1に記載の竹瀝の製造装置。
  4. 前記温度制御装置は、使用者が複数の時間区画を設定し各時間区画に所定の温度を入力すると、前記外部容器に備えられた前記発熱部に制御信号を送り、前記発熱部が時間区画ごとに入力温度に対応する熱を発生するように前記発熱部を制御することを特徴とする請求項1に記載の竹瀝の製造装置。
  5. 前記複数の時間区画の中の少なくとも一つは9時間以上に設定され、前記入力温度は時間当たり20℃以上に設定されることによって、前記時間区画は、9時間以上、時間当たり20℃以上温度が上昇する区画であることを特徴とする請求項4に記載の竹瀝の製造装置。
  6. 前記時間区画は、最高温度に達する直前の段階であることを特徴とする請求項5に記載の竹瀝の製造装置。
  7. 前記外部容器は、前記発熱部に加えて、前記温度制御装置に接続された吸熱部を更に有することを特徴とする請求項1に記載の竹瀝の製造装置。
  8. 前記温度制御装置は、使用者が複数の時間区画を設定し各時間区画に所定の温度を入力すると、前記外部容器に備えられた前記発熱部に制御信号を送り、前記発熱部が時間区画ごとに入力温度に対応する熱を発生するように前記発熱部を制御し、または、前記外部容器に備えられた前記吸熱部に制御信号を送り、前記吸熱部が時間区画ごとに入力温度に対応する熱を前記外部容器から吸収するように前記吸熱部を制御することを特徴とする請求項7に記載の竹瀝の製造装置。
  9. 前記温度制御装置は、
    時間区画入力部と、
    各時間区画に所定の温度を入力するための温度入力部と、
    入力された時間区画と各時間区画に入力された温度を表示する表示部と、
    を有することを特徴とする請求項1に記載の竹瀝の製造装置。
  10. 前記内部容器の入口に脱着可能に設けられ、細切れ竹を収納した前記内部容器をひっくり返して前記外部容器に収納しても、収納された細切れ竹が下方に落下しないようにすると共に、前記内部容器で製造された竹瀝が前記竹瀝貯蔵容器に流れ落ちるようにするための竹支持部材を更に有することを特徴とする請求項1に記載の竹瀝の製造装置。
  11. (a)細切れ竹を、入口を備える内部容器に収納する段階と、
    (b)竹瀝貯蔵容器を、前記竹瀝貯蔵容器の流入口が上方に向くように外部容器内に配置する段階と、
    (c)細切れ竹が収納された前記内部容器を、前記内部容器の入口が下方に向きかつ前記竹瀝貯蔵容器の流入口と整合するように前記外部容器内に配置する段階と、
    (d)前記内部容器及び前記竹瀝貯蔵容器が収納された前記外部容器を、反応容器に収納する段階と、
    (e)前記内部容器の内部温度を設定する段階と、
    (f)前記内部容器の内部温度が設定温度に一致するように前記外部容器の所定部分を発熱させる段階と、
    を有することを特徴とする竹瀝の製造方法。
  12. 前記(f)段階は、前記内部容器の温度を検出する段階を更に有し、検出温度と設定温度が一致するように前記外部容器の所定部分を発熱させることを特徴とする請求項11に記載の竹瀝の製造方法。
  13. 前記(e)段階は、複数の時間区画を設定する段階を更に有し、前記内部容器の内部温度を時間区画ごとに設定し、
    前記(f)段階は、前記(e)段階で時間区画ごとに設定された温度に対応する熱を発生させる、
    ことを特徴とする請求項11に記載の竹瀝の製造方法。
  14. 前記(e)段階で設定された複数の時間区画の中の少なくとも一つは、9時間以上に設定され、前記内部容器の内部温度は、設定された時間区画に対して時間当たり20℃以上上昇するように設定され、
    前記(f)段階は、温度が9時間以上、時間当たり20℃以上上昇するように発熱させる段階を有する、
    ことを特徴とする請求項13に記載の竹瀝の製造方法。
  15. 前記(e)段階で設定された複数の時間区画の中の少なくとも一つは、9時間以上に設定され、設定された時間区画は、最高温度に達する直前の段階であり、前記内部容器の内部温度は、設定された時間区画に対して時間当たり20℃以上上昇するように設定され、
    前記(f)段階は、最高温度に達する直前の段階で温度が9時間以上、時間当たり20℃以上上昇するように発熱させる段階を有する、
    ことを特徴とする請求項13に記載の竹瀝の製造方法。
  16. 前記(e)段階は、複数の時間区画を設定する段階を更に有し、前記内部容器の内部温度を時間区画ごとに設定し、
    前記(f)段階は、熱を吸収する段階を更に有し、前記(e)段階で設定された時間区画ごとに設定された温度に対応する熱を発生させまたは吸収させる、
    ことを特徴とする請求項11に記載の竹瀝の製造方法。
  17. 前記(a)段階終了後に、竹支持部材を用いて前記内部容器の入口を閉じる段階を更に有し、前記竹支持部材は、細切れ竹を収納した前記内部容器をひっくり返して前記外部容器に収納しても、収納された細切れ竹が下方に落下しないようにすると共に、前記内部容器で製造された竹瀝が前記竹瀝貯蔵容器に流れ落ちるようにする、ことを特徴とする請求項11に記載の竹瀝の製造方法。
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