JP2006056173A - 画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】縦1ドットラインと横1ドットラインの線幅(縦横比)のばらつき、孤立1ドット径のばらつきを無くして最適な画像を形成する画像形成装置を提供する。
【解決手段】ビデオ信号処理部は、レーザダイオードを一発光源ずつ順次点灯走査させ、テストパターンAを生成して(S1、S2)、テストパターン濃度が等しくなるようにDAC1〜DAC4の調整を行う(S3)。その後、テストパターンBを生成して(S4、S5)、テストパターン濃度が等しくなるようにDAC1〜DAC4の再調整を行う(S6)。その後、再度テストパターンAを生成し(S7、S8)、テストパターンAの画像濃度Da1〜Da4を測定し記憶する(S9)。次にテストパターンCを生成して(S10)、画像濃度Dcを記憶し(S11)、Da1〜Da4とDcが等しくなるようにPWM値をエッジ処理部にて調整する(S12、S13)。
【選択図】 図11

Description

本発明は、画像形成装置に関し、さらに詳しくは、マルチビーム画像記録装置を備えた画像形成装置の縦横1ドットラインばらつきと、ラインの縦横比ばらつきの改善方法に関するものである。
近年、レーザビームを使用したレーザプリンタ等では、書き込み速度の高速化、及び書き込み密度の高密度化が要求されている。そのため、複数のレーザビームで感光体上を同時に走査して書き込みを行うマルチビーム画像記録装置を備えた画像形成装置が開発されている。マルチビーム書き込みの場合、レーザダイオード駆動ユニット内のレーザダイオードの特性ばらつき、駆動回路のばらつきは避けられず、それにより書き込み時の各レーザダイオードの光量ばらつきが発生していた。これは画像の濃度むらを発生させる要因となるばかりではなく、各レーザダイオードによる1ドット径のばらつきにより縦横ライン幅のばらつきが発生する要因ともなっていた。また、一般的に現像プロセスの条件により縦1ドットラインと横1ドットラインの線幅(縦横比)が異なるために、同じ画像を印刷した場合でも、用紙の通紙方向により、出力された画像イメージが異なることがあった。
従来のマルチビーム画像記録装置では、レーザダイオードの特性ばらつき、駆動回路のばらつきにより、書き込み時の各レーザダイオードの光量ばらつきが発生し、画像の濃度むらや縦横ライン幅のばらつきの原因となっていた。
また、現像プロセスの条件により1ドットラインの縦横比が異なるため用紙の通紙方向により画像イメージが異なるといった問題がある。
本発明は、かかる課題に鑑み、縦線1ドットラインパターン、横線1ドットラインパターンのテストパターン、及び1ドット孤立テストパターン濃度を検出し、レーザダイオードの光量調整・画像エッジ部でのPWM値補正を行うことにより、縦1ドットラインと横1ドットラインの線幅(縦横比)のばらつき、孤立1ドット径のばらつきを無くして最適な画像を形成する画像形成装置を提供することを目的とする。
本発明はかかる課題を解決するために、請求項1は、複数のレーザビームにより感光体上を同時に走査してデータ書き込みを行うマルチビーム画像記録装置を備えた画像形成装置であって、複数のテストパターンを生成するテストパターン生成部と、各レーザダイオード毎に連続する主走査方向の複数画素から先端画素、後端画素、連続画素、及び孤立画素を検出して各ライン毎のパルス幅変調の値を調整するエッジ処理部と、前記各レーザダイオード毎の光量を調整する光量調整手段と、前記感光体上に形成されたテストパターンの画像濃度を検出する画像濃度検出手段と、前記画像記録装置を制御する制御手段と、を備えたことを特徴とする。
本発明の特徴は、縦横1ドットラインばらつきと、ラインの縦横比ばらつきを画像濃度から判断するために複数のテストパターンを発生するテストパターン生成部を備え、このテストパターン生成部から生成されたテストパターンを感光体に記録し、そのテストパターンの画像濃度を検出して、濃度が同じになるように各ライン毎のパルス幅変調の値を調整するものである。
請求項2は、前記テストパターン生成部は、主走査方向にレーザダイオードを1ドット間隔に点灯走査させたラインパターンを副走査方向に等間隔に連続的に形成する第1のテストパターンと、各レーザダイオード毎に1ドットの孤立画素を主走査、副走査方向に形成する第2のテストパターンと、副走査方向にレーザダイオードを1ドット間隔に点灯走査させたラインパターンを主走査方向に等間隔に連続的に形成する第3のテストパターンと、を発生することを特徴とする。
本発明のテストパターン生成部は、各レーザダイオード毎に1ドット幅の横ラインパターン(第1のテストパターン)と縦ラインパターン(第3のテストパターン)と1ドットが縦横に孤立したパターン(第2のテストパターン)の3種類のテストパターンを生成する。そしてこれらのテストパターンは各レーザダイオード毎に画像が形成されてその濃度が測定される。
請求項3は、前記制御手段は、各レーザダイオード毎に記録した前記第1のテストパターンと第2のテストパターンの画像濃度が等しくなるように前記光量調整手段を制御し、その後、前記各レーザダイオード毎に前記第1のテストパターンと第3のテストパターンを記録し、該第1のテストパターンと第3のテストパターンの画像濃度が等しくなるように前記エッジ処理部を制御して各ライン毎のパルス幅変調の値を調整することを特徴とする。
まず本発明のばらつきを補正する手順は、各レーザダイオード毎に横ラインパターン(第1のテストパターン)と孤立したパターン(第2のテストパターン)を記録してその濃度が等しくなるように光量調整手段を制御する。つぎに再度各レーザダイオード毎に横ラインパターンを記録してその濃度を記憶しておく。次に各レーザダイオード毎に縦ラインパターン(第3のテストパターン)を記録してその濃度を記憶する。そして記憶した濃度を比較して等しくなるようにエッジ処理部を制御して各ライン毎のパルス幅変調の値を調整する。
請求項4は、前記画像形成装置は、前記第2のテストパターンを記録する際、前記感光体の線速を印字動作時の線速より低下させることを特徴とする。
感光体上に形成された孤立ドットテストパターンは黒べた画像にはならず、感光体の地肌部分の濃度も検出してしまうため、感光体地肌濃度のばらつきにより正確な濃度を検出できないことがある。そこで本発明では、テストパターン記録時の感光体線速を低下させることにより、1つのレーザダイオード光源にて、べた画像を感光体上に記録することが可能になり、より正確にテストパターン濃度の検出が可能となる。更に縦ライン幅ばらつき、縦横比の均一な画像を出力することができる。
請求項5は、前記テストパターン生成部は、前記第1のテストパターンの中に主走査方向にレーザダイオードを1ドット間隔に且つ複数ライン単位で点灯走査させたラインパターンを副走査方向に等間隔に連続的に形成するパターンを更に備え、前記第3のテストパターンの中に副走査方向にレーザダイオードを1ドット間隔に且つ複数ライン単位で点灯走査させたラインパターンを主走査方向に等間隔に連続的に形成するパターンを更に備えたことを特徴とする。
マルチビーム書き込みの場合、レーザダイオード駆動ユニット内の、レーザダイオードの特性ばらつきや駆動回路のばらつきがあり、書き込み時の各レーザダイオードの光量ばらつきにより影響度は少ないが、1ドットライン幅だけでなく、2ドット以上のライン幅ばらつき、ライン縦横比ばらつきにも影響している。そこで本発明では、2ドット以上の縦ラインパターン、横ラインパターンを書き込むテストパターンを更に持つことにより、縦ライン幅ばらつき、横ライン幅ばらつき、ライン縦横比のばらつきの無い画像を得ることができる。
請求項1の発明によれば、テストパターン生成部から生成されたテストパターンを感光体に記録し、そのテストパターンの画像濃度を検出して、濃度が同じになるようにエッジ処理部により各ライン毎のパルス幅変調の値を調整するので、縦線1ドットライン幅ばらつき、横線1ドットライン幅ばらつき、及びラインの縦横比ばらつきを無くすことができる。
また請求項2では、テストパターン生成部が3種類のテストパターンを生成するので、縦横1ドットライン幅ばらつき及びラインの縦横比ばらつきを画像濃度の変化として捉えることができる。
また請求項3では、各レーザダイオード毎に横ラインパターンと孤立したパターンを記録してその濃度が等しくなるように光量調整手段を制御し、つぎに再度各レーザダイオード毎に横ラインパターンと各レーザダイオード毎に縦ラインパターンを記録後、記憶した濃度を比較して等しくなるようにエッジ処理部を制御して各ライン毎のパルス幅変調の値を調整するので、画像形成動作とばらつき補正動作がフィードバックされて自動的に行うことができる。
また請求項4では、ポリゴンモータによる主走査方向に走査速度は変えずに、副走査方向の線速である感光体の線速を低下させることにより、第3のテストパターンに近い画像を得ることができる。
また請求項5では、第1と第3のテストパターンに2ドット以上の縦ラインパターン、横ラインパターンを書き込むテストパターンを持つことにより、2ドット以上の縦ライン幅ばらつき、横ライン幅ばらつき、ライン縦横比のばらつきの無い画像を得ることができる。
以下、本発明を図に示した実施形態を用いて詳細に説明する。但し、この実施形態に記載される構成要素、種類、組み合わせ、形状、その相対配置などは特定的な記載がない限り、この発明の範囲をそれのみに限定する主旨ではなく単なる説明例に過ぎない。
以下、本発明の構成を4ビームのレーザダイオードアレイ素子を使用したマルチビームレーザ走査光学系を有する画像記録装置での実施例について説明する。
図1は本発明の画像記録装置のレーザ走査光学系ユニットの機構を示す図である。このレーザ走査光学系ユニット100は、レーザダイオードアレイであり主走査方向にほぼ同一位置で感光体ドラム7の回転方向である副走査方向に所定距離離れ、個別に変調制御可能な複数個の発光源が1個のチップ上に配列されているレーザダイオードアレイ1と、レーザビームを平行光とするコリメートレンズ2と、書き込み密度の大きさに応じたスリットを持ち余分なレーザビームをカットするアパ−チャ8と、所定形状のレーザビームに整形するシリンドリカルレンズ3と、レーザビームを偏向走査するポリゴンミラー4と、等角速度運動から等速運動への変換を行う一対のFθレンズ5と、面倒れ補正を行う面倒れ補正レンズ6と、レーザビームを折り返すミラー9と、潜像を形成する感光体ドラム7とを備えて構成される。
次にレーザ走査光学系ユニット100の概略動作について説明する。レーザダイオードアレイの各レーザダイオード発光源からは、それぞれ画像データに応じて変調されたレーザビームが射出される。そしてこれら複数本のレーザビームは、コリメートレンズ2、アパ−チャ8、及びシリンドリカルレンズ3にて所定形状のレーザビームに整形されポリゴンミラー4に照射される。即ち、上記複数本のレーザビームは、コリメートレンズ2により平行光束とされ、次に書き込み密度の大きさに応じたスリットを持つアパ−チャ8により余分なレーザビームがカットされる。そのアパーチャ8により整形された各平行光束は、シリンドリカルレンズ3にて主走査方向の画像書き込み用の各レーザビームが、それぞれ感光体ドラム7の表面で所定の大きさになるように集光され、ポリゴンミラー4に照射される。ポリゴンミラー4は、所定の速度で回転しており、このポリゴンミラー4に当たったレーザビームはミラー9に向かい、そこで折り返され主走査方向(感光体ドラム7の回転軸方向X)に繰り返して走査される。この時、ポリゴンミラー4で偏向したレーザビームは、一対のFθレンズ5による等角速度運動から等速運動への変換と、面倒れ補正レンズ6による面倒れ補正が行われた後、反射ミラー9により角度を変えられ、感光体ドラム7の表面に所定ビーム径でスポット状に結像される。
またレーザダイオードアレイ1は、複数個の発光源を有しているため、感光体ドラム7の表面に副走査方向(感光体ドラム7の回転方向)Yにピッチ(位置差)を持った複数本のレーザビーム照射軌跡12が描かれる。図1において、感光体ドラム7上を主走査する直前のレーザビームは、感光体ドラム7の表面に対する主走査書き込み領域外の主走査開始点側レーザ光路に設けられたミラー10で反射されて同期知センサ11がレーザビームを検知して同期検知信号を生成して出力する。
図2は、図1のレーザダイオードアレイ1の拡大図である。このレーザダイオードアレイ1の接合面1Aには、複数個の発光源1a、1b、1c、1dが配列されている。ここでは、図示の都合上、4個の光源が配列されており、その4個の発光源から射出されるレーザビームは図示のようにそれぞれB1、B2、B3、B4となる。
図3はレーザダイオードアレイ1の構成を示す図である。1チップ上に一直線上に配置されたレーザダイオード4個(LD1〜LD4)に対して、各レーザダイオードの光量を検出する受光素子(以下PD)1個で構成されている。そしてレーザダイオードLD1〜LD4のそれぞれのカソード側と受光素子のアノード側は共通に接続されてグランド(G)に接続されている。
図4は、レーザダイオード駆動ユニットの構成を示す図である。同じ構成要素には同じ参照番号を付して説明する。レーザダイオードアレイ1が、前述した様に4個の発光点1a〜1dを有する4ビーム光源であり、そのレーザダイオードアレイ1とホルダ20と、駆動回路基板30と、押え部材40と、コリメートレンズ2と、アパーチャ8とブラケット70とサブアセンブリ50を1つのユニットとして形成している。
またレーザダイオードアレイ1は、押え部材40をホルダ20の略中央に2個のネジ80にてホルダ20に押さえつける。レーザダイオードアレイ1のホルダ20への取りつけ時には、レーザダイオードアレイ1に設けられている4個の発光点1a〜1dが図示のように矢印Bの副走査方向に1列になる様に図示しない位置決め冶具により固定される。またコリメートレンズ2は、ホルダ20のツバ部に紫外線硬化接着材25を使用して固定する。その際レーザダイオードアレイ1を発光させた状態で、コリメートレンズ2を矢印A、B、Cの3方向に動かし光軸位置とコリメート位置を決定し、その後、紫外線を紫外線硬化接着材25に照射してコリメートレンズ2を固定する。
図5は本発明の画像記録装置の書き込み制御部のブロック図である。同じ構成要素には同じ参照番号を付して説明する。この書き込み制御部200は、主走査方向の記録開始位置を決定する同期検知信号69に基づき、図示しないが画像処理部60より4ライン分の画像データが順次、ビデオ信号処理部61へ入力される。ビデオ信号処理部61では、4チャンネル分の画像データが内部のラインメモリ61aに記憶され、回転多面鏡のタイミングを合わせてタイミング変換され、4ライン分の画像データがそれぞれ同時に4個のパルス幅変調部(PWM1〜PWM4)62に入力される。またビデオ信号処理部61は、同期検知センサ68より得られた同期検知信号69を基準にして、画像データをパルス幅変調部62に発生すると同時に、画像処理部60に画像データを画像データ制御部に転送する画像データ転送基準信号を発生する。
パルス幅変調部62にて画像データに基づきパルス幅変調された変調信号は、レーザダイオード駆動ユニット63内のレーザダイオード駆動部(LDD1〜LDD4)75に入力される。レーザダイオード駆動部75はPWM変調信号に基づき、レーザダイオードアレイ1内の4ビームレーザダイオード発光源をそれぞれを駆動する。ビデオ信号処理部61内には、ラインメモリ61a、テストパターン生成部61b、タイミング制御部61c、エッジ処理部61dより構成されている。ラインメモリ61aには、各ライン毎の2値画像データが記憶され、画像データはポリゴンモータの回転に同期した同期検知信号を基準に、エッジ処理部61dを経由して、パルス幅変調部62へ送られる。タイミング制御部61cは、同期検知信号69を基準に、ラインメモリ61a、テストパターン生成部61bのタイミング制御を行う。テストパターン生成部61bは、LD1〜LD4の各レーザダイオード毎に横1ドットラインテストパターン(図6:テストパターンA)と、LD1〜LD4全レーザダイオードによる縦横1ドットラインを生成するテストパターン(図7:テストパターンB)及び、エッジ処理部は、LD1〜LD4の各レーザダイオード毎に縦1ドットライン(図8:テストパターンC)を生成する。またレーザダイオード駆動ユニット63はユニット内に配置された、D/Aコンバータ(以下DAC)64及び可変抵抗器65により構成される光量調整手段を有している。
まず、レーザダイオード駆動ユニット63単体にて、各レーザダイオードを順次点灯させ、DAC64の設定値を各発光源共、同一設定値に設定し、各発光源が一定光量になる様に可変抵抗65にて調整する。図10は、図5での光量調整手段のDAC64の設定値と、光量の関係を示すグラフである。レーザ駆動ユニット63単体にて、初期にDAC0設定値(Q点)にて、各レーザ光源共、一定光量P0になる様に可変抵抗65により調整される。レーザダイオード駆動部(LDD1〜LDD4)75の回路特性・外部素子特性のばらつき等により、DAC設定値とレーザ発光源の光量は、A、B、Cの様に異なる傾き、オフセット(DAC0設定での光量)量を持つことが分っている。その為、各光源の光量をP0からP1に変更する場合、各光源のDAC設定値を同一値で変化させると各光源毎に異なった光量になってしまうため、光源毎に、DAC1、DAC2、DAC3の設定に変更する必要がある。図10では、ch3(レーザー発光源の光量C)の光量が他のレーザビームより光量が小さい場合の例である。
エッジ処理部61dでは、各レーザダイオード毎に、図9に示すように連続する主走査方向の3画素から先端画素・後端画素・連続画素・孤立画素を検出し、それぞれ対応するレジスタを持ち設定値に置き換えることにより各ラインごとのPWM値を個別に変更する。
図11は本発明のばらつきの改善を行う手順を示すフローチャートである。まず、ビデオ信号処理部61は、同期検知信号69に基づき、レーザダイオードを一発光源ずつ順次点灯走査させ、テストパターンA(図6)を各レーザダイオード毎に生成して(S1、S2)、各レーザダイオード毎のテストパターン濃度が等しくなるようにDAC1〜DAC4の調整を行う(S3)。その後、テストパターンB(図7)を各レーザダイオード毎に生成して(S4、S5)、各レーザダイオード毎のテストパターン濃度が等しくなるようにDAC1〜DAC4の再調整を行う(S6)。その後、再度各レーザダイオード毎にテストパターンAを生成し(S7、S8)、各レーザダイオード毎のテストパターンAの画像濃度Da1〜Da4を測定し記憶する(S9)。次にテストパターンC(図8)を生成して(S10)、画像濃度Dcを記憶し(S11)、Da1〜Da4とDcが等しくなるようにPWM値をエッジ処理部にて調整する(S12、S13)。
また他の実施例として、各レーザビーム毎のテストパターンB書き込み時の画像は、同一レーザ発光源のみ点灯している為、図7のような画像になる。この場合、感光体地肌濃度のばらつきの影響がテストパターン濃度の測定に影響して、SN比が悪くなる。そこで、ポリゴンモータによる主走査方向の走査速度は変えずに、副走査方向の線速である感光体の線速を低下(例えば、1/4)させることにより、図8のテストパターンCに近い画像が得ることが可能になる。これにより、図11と同様の手順にてテストパターン濃度を検出して、各レーザダイオードの光量補正、画像エッジ部でのPWM値の補正を行う。
また他の実施例として、1ドット幅ラインテストパターンのみではなく、各レーザダイオード毎の2ドット幅以上の縦ラインテストパターンと横ラインパターンを生成し、図11と同様の手順にてテストパターン濃度を検出して、各レーザダイオードの光量補正、画像エッジ部でのPWM値の補正を行う。2ドット以上を検出する場合、エッジ処理部のパターンマッチングは主走査方向3ドットでは足りない為、注目画素を中心に前後2ドットの5ドットパターンでエッジを検出を行う。
図12は、本発明の一実施形態に係るデジタル複写機の概略構成図である。この構成は、画像処理装置としての複写機300であり、この複写機300の上面にはコンタクトガラス206が設けられている。また、複写機300の上部には自動原稿送り装置(以下、単にADFという)201が設けられており、このADF1はコンタクトガラス206を開閉するように複写機300に図示しないヒンジ等を介して連結されている。このADF201は、複数の原稿からなる原稿束を載置可能な原稿載置台としての原稿トレイ202と、原稿トレイ202に載置された原稿束から原稿を1枚ずつ分離してコンタクトガラス206に向かって搬送する分離・搬送手段と、分離・搬送手段によってコンタクトガラス206に向かって搬送された原稿をコンタクトガラス206上の読取位置に搬送・停止させるとともに、コンタクトガラス206の下方に配設された複写機300の読取手段(公知の露光ランプ251、ミラー252、255、256、レンズ253、CCD254等)250により読み取りが終了した原稿をコンタクトガラス206から搬出する。給紙モータはコントローラからの出力信号によって駆動されるようになっており、コントローラは複写機300から給紙スタート信号が入力されると、給紙モータを正・逆転駆動するようになっている。給紙モータが正転駆動されると、給送ローラ203が時計方向に回転して原稿束から最上位に位置する原稿が給紙され、コンタクトガラス206に向かって搬送される。この原稿の先端が原稿セット検知センサ207によって検知されると、コントローラは原稿セット検知センサ207からの出力信号に基づいて給紙モータを逆転駆動させる。これにより、後続する原稿が進入するのを防止して分離されないようになっている。
また、コントローラは原稿セット検知センサ207が原稿の後端を検知したとき、この検知時点からの搬送ベルトモータの回転パルスを計数し、回転パルスが所定値に達したときに、給送ベルト204の駆動を停止して給送ベルト204を停止することにより、原稿をコンタクトガラス206読取位置に停止させる。また、コントローラは原稿セット検知センサ207によって原稿の後端が検知された時点で、給紙モータを再び駆動し、後続する原稿を上述したように分離してコンタクトガラス206に向かって搬送し、この原稿が原稿セット検知センサ207によって検知された時点からの給紙モータのパルスが所定パルスに到達したときに、給紙モータを停止させて次原稿を先出し待機させる。そして、原稿がコンタクトガラス206の読取位置に停止したとき、複写機300によって原稿の読み取りおよび露光が行なわれる。この読み取りおよび露光が終了すると、コントローラには複写機300から信号が入力されるため、コントローラはこの信号が入力すると、搬送ベルトモータを正転駆動して、搬送ベルト216によって原稿をコンタクトガラス206から排送ローラ205に搬出する。
上記のように、ADF201にある原稿トレイ202に原稿の画像面を上にして置かれた原稿束は、操作部上のプリントキーが押下されると、一番上の原稿からコンタクトガラス206上の所定の位置に給送される。給送された原稿は、読み取りユニット250によってコンタクトガラス206上の原稿の画像データを読み取り後、給送ベルト204および反転駆動コロによって排出口A(原稿反転排出時の排出口)に排出される。さらに、原稿トレイ202に次の原稿が有ることを検知した場合、前原稿と同様にコンタクトガラス206上に給送される。
第1トレイ208、第2トレイ209、第3トレイ210に積載された転写紙は、各々第1給紙ユニット211、第2給紙ユニット212、第3給紙ユニット213によって給紙され、縦搬送ユニット214によって感光体215に当接する位置まで搬送される。読み取りユニット250にて読み込まれた画像データは、書き込みユニット100からのレーザによって感光体7に書き込まれ、現像ユニット227を通過することによってトナー像が形成される。そして、転写紙は感光体7の回転と等速で搬送ベルト216によって搬送されながら、感光体215上のトナー像が転写される。その後、定着ユニット217にて画像を定着させ、排紙ユニット218に搬送される。排紙ユニット218に搬送された転写紙は、ステープルモードを行わない場合は、排紙トレイ219に排紙される。
本発明の画像記録装置のレーザ走査光学系ユニットの機構を示す図。 図1のレーザダイオードアレイ1の拡大図。 レーザダイオードアレイ1の構成を示す図。 レーザダイオード駆動ユニットの構成を示す図。 本発明の画像記録装置の書き込み制御部のブロック図。 本発明のテストパターンAの図。 本発明のテストパターンBの図。 本発明のテストパターンCの図。 本発明の先端画素・後端画素・連続画素・孤立画素を検出する方法を説明する図。 図5での光量調整手段のDAC64の設定値と、光量の関係を示す図。 本発明のばらつきの改善を行う手順を示すフローチャート。 本発明の一実施形態に係るデジタル複写機の概略構成図。
符号の説明
200 書き込み制御部、60 画像処理部、61 ビデオ信号処理部、62 パルス幅変調部、63 レーザダイオード駆動ユニット、64 D/Aコンバータ、65 可変抵抗器、68 同期検知センサ、69 同期検知信号、75 レーザダイオード駆動部(LDD1〜LDD4)

Claims (5)

  1. 複数のレーザビームにより感光体上を同時に走査してデータ書き込みを行うマルチビーム画像記録装置を備えた画像形成装置であって、
    複数のテストパターンを生成するテストパターン生成部と、各レーザダイオード毎に連続する主走査方向の複数画素から先端画素、後端画素、連続画素、及び孤立画素を検出して各ライン毎のパルス幅変調の値を調整するエッジ処理部と、前記各レーザダイオード毎の光量を調整する光量調整手段と、前記感光体上に形成されたテストパターンの画像濃度を検出する画像濃度検出手段と、前記画像記録装置を制御する制御手段と、を備えたことを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記テストパターン生成部は、主走査方向にレーザダイオードを1ドット間隔に点灯走査させたラインパターンを副走査方向に等間隔に連続的に形成する第1のテストパターンと、各レーザダイオード毎に1ドットの孤立画素を主走査、副走査方向に形成する第2のテストパターンと、副走査方向にレーザダイオードを1ドット間隔に点灯走査させたラインパターンを主走査方向に等間隔に連続的に形成する第3のテストパターンと、を発生することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記制御手段は、各レーザダイオード毎に記録した前記第1のテストパターンと第2のテストパターンの画像濃度が等しくなるように前記光量調整手段を制御し、その後、前記各レーザダイオード毎に前記第1のテストパターンと第3のテストパターンを記録し、該第1のテストパターンと第3のテストパターンの画像濃度が等しくなるように前記エッジ処理部を制御して各ライン毎のパルス幅変調の値を調整することを特徴とする請求項1または2に記載の画像形成装置。
  4. 前記画像形成装置は、前記第2のテストパターンを記録する際、前記感光体の線速を印字動作時の線速より低下させることを特徴とする請求項1、2、または3に記載の画像形成装置。
  5. 前記テストパターン生成部は、前記第1のテストパターンの中に主走査方向にレーザダイオードを1ドット間隔に且つ複数ライン単位で点灯走査させたラインパターンを副走査方向に等間隔に連続的に形成するパターンを更に備え、前記第3のテストパターンの中に副走査方向にレーザダイオードを1ドット間隔に且つ複数ライン単位で点灯走査させたラインパターンを主走査方向に等間隔に連続的に形成するパターンを更に備えたことを特徴とする請求項1または2に記載の画像形成装置。
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