JP2006055940A - 多面抜き金型 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】パンチAとダイaとからなる多面抜き金型において、<イ>パンチAが、複数のパンチ部材C2……を有する固定パンチブロックCと、複数のパンチ部材D2……を有する摺動パンチブロックDとをパンチホルダBに設けてなり、<ロ>ダイaが、上記各パンチ部材C2……と同形同大の複数のダイ孔c2……を有し上記固定パンチブロックCに対応嵌合する固定ダイブロックcと、上記各パンチ部材D2……と同形同大の複数のダイ孔d2……を有し上記摺動パンチブロックDに対応嵌合する摺動ダイブロックdとをダイホルダbに設けてなる多面抜き金型。
【選択図】 図3
Description
3……は、このパンチホルダBの上下面に貫通した固定パンチプレート用ボルト孔、3′……は、同じくパンチホルダBの上下面に貫通し、かつ、横断面をこのパンチホルダBの左右方向に長い楕円形にした摺動パンチプレート用楕円ボルト孔である(図4,6等参照)。
6′……は、主プレートC1′の下面から該スプリング収容室6に貫通させたボルト受け挿通孔である(図6,9等参照)。
7……は上記スプリング収容室6に収容された、ウレタンスプリングである。
8……は、スプリング収容室6内の上記ウレタンスプリング7……の下側に配置された縦断面T字形のボルト受けである。
このボルト受け8……は、小径にした下端部を上記ボルト受け挿通孔6′……を通じて主プレートC1′の下面から突出させるとともに、上記ボルト受け挿通孔6′よりも大径にした上部をスプリング収容室6内に位置させて、該スプリング収容室6から下側に抜けないように組み込まれている。
したがって、上記ボルト受け8……は下方から一定以上の力で押圧されると上記ウレタンスプリング7……を圧縮しながら上方に移動できるようになっている。
また、上記スプリング用ネジ9……を緩めればウレタンスプリング7……の付勢力を弱めることができる(図6,9等参照)。
なお、11……は上記固定ストリッパ枠C3と上記ボルト受け8との間に介挿されたスペーサ、12……はそのスペーサ11……の上下に介挿されたワッシャである(図9等参照)。
各摺動パンチプレートD1は、上記パンチホルダBの下面の上記固定パンチプレートC1の左右両側に、該パンチホルダBの上面側から、横断面が左右方向に長い上記摺動パンチプレート用楕円ボルト孔3′……にボルト4……を挿通することによって固定されているもので(図4,6等参照)、そのボルト4……を緩めることによって、左右方向、すなわち上記固定パンチプレートC1に近接または離隔する方向に上記摺動パンチプレート用楕円ボルト孔3′……の範囲内で摺動させ、その位置を微調整することができるようになっている。
また、そのスプリング収容室6……内にウレタンスプリング7……およびボルト受け8……を組み込み、ボルト受け挿通孔6′……からそのボルト受け8……の下端部を突出させている点や、スプリング用ネジ孔2……に螺合したスプリング用ネジ9……により上記ウレタンスプリング7……を圧縮しボルト受け8……を下方に付勢している点も、上記固定パンチプレートC1と同様である(図6参照)。
17……は、このダイホルダbの上下面に貫通した固定ダイプレート用ボルト孔、17′……は、同じくダイホルダbの上下面に貫通し、かつ、横断面をこのダイホルダbの左右方向に長い楕円形にした摺動ダイプレート用楕円ボルト孔である(図4,6等参照)。
この固定ダイプレートc1は、上記ダイホルダbの上面中央部に、該ダイホルダbの下面側から上記固定ダイプレート用ボルト孔17……に挿通したボルト21……によって固定されている(図4,6参照)。
23……は、上記ボルト受け挿通孔22……に下側から挿通させた上端部を上記ダイ孔c2……内に突出させた縦断面逆T字形のボルト受けである。これは、上記ボルト受け挿通孔22……より大径にした下部を上記ダイホルダbのスプリング収容室15……内に位置させ、上側に抜けないようにして、上記ウレタンスプリング18……の上側に嵌合したスペーサ19……に乗載されている(図9等参照)。
摺動ダイブロックd,dは、上記ボルト26……を緩めた状態で、この摺動ブロック位置調整用ボルト27を回転させることにより、左右方向、すなわち上記固定ダイプレートc1に近接または離隔する方向に摺動させ、その位置を微調整することができるようになっている。
また、31は、上記ダイホルダbの下面に設けられた下面プレートである。
E′,E′は、中央の3列のカード図柄の左右両側に他よりも幅広にとった調整用余白である。
この調整用余白E′,E′により、9列に並んだ上記カード図柄は、上記固定パンチブロックC,Cおよび上記固定ダイブロックc,c(以下、「固定ブロック」という。)に対応する中央の3列と、上記摺動パンチブロックD,Dおよび上記摺動ダイブロックd,d(以下、「摺動ブロック」という。)に対応する左右外方の各3列の3群に区画されている(図2)。
まず、上記台紙Eは、送り込みローラ33によって上型Aの下面と下型aの上面との間に送り込まれて所定の位置で停止する(図9)。
したがって、打ち抜かれたカードF……が、ノックアウト部材c3……,d3……により押し上げられるとともに、打ち抜き孔F′を開口させた台紙Eが、固定ストリッパ枠C3および摺動ストリッパ枠D3により押し下げられることにより、上記カードF……は台紙Eの打ち抜き孔F′……内に嵌合された状態になる(図12参照)。
B パンチホルダ
C 固定パンチブロック
C1 固定パンチプレート
C1′主プレート
C2 パンチ部材
C3 固定ストリッパ枠
C4 パンチ部材嵌合窓孔
D 摺動パンチブロック
D1 摺動パンチプレート
D1′主プレート
D2 パンチ部材
D3 摺動ストリッパ枠
D4 パンチ部材嵌合窓孔
E 台紙
E′ 調整用余白
F カード
F′ 打ち抜き孔
a 下型
b ダイホルダ
c 固定ダイブロック
c1 固定ダイプレート
c1′主プレート
c1″ダイ枠
c2 ダイ孔
c3 ノックアウト部材
d 摺動ダイブロック
d1 摺動ダイプレート
d1′主プレート
d1″ダイ枠
d2 ダイ孔
d3 ノックアウト部材
1 スプリング受入部
2 スプリング用ネジ孔
3 固定パンチプレート用ボルト孔
3′ 摺動パンチプレート用楕円ボルト孔
4 ボルト
5 スプリング受入部
6 スプリング収容室
6′ ボルト受け挿通孔
7 ウレタンスプリング
8 ボルト受け
9 スプリング用ネジ
10 ボルト
11 スペーサ
12 ワッシャ
13 ガイドブッシュ
13′ ガイドポスト受入孔
14 上面プレート
15 スプリング収容室
16 スプリング用ネジ孔
17 固定ダイプレート用ボルト孔
17′ 摺動ダイプレート用楕円ボルト孔
18 ウレタンスプリング
19 スペーサ
20 スプリング用ネジ
21 ボルト
22 ボルト受け挿通孔
23 ボルト受け
24 ボルト
25 ボルト受け挿通孔
26 ボルト
27 摺動ブロック位置調整用ボルト
28 摺動ブロック位置調整用ボルトの先端
29 ガイドポスト
30 上型支持用ウレタンスプリング
31 下面プレート
32 プレス機械
33 送り込みローラ
34 排出ローラ
35 排出コンベア
Claims (7)
- パンチとダイとからなる多面抜き金型において、
<イ> パンチ(A)が、複数のパンチ部材(C2……)を有する固定パンチブロック(C)と、複数のパンチ部材(D2……)を有する摺動パンチブロック(D)とをパンチホルダ(B)に設けてなること、および、
<ロ> ダイ(a)が、上記各パンチ部材(C2……)と同形同大の複数のダイ孔(c2……)を有し上記固定パンチブロック(C)に対応嵌合する固定ダイブロック(c)と、上記各パンチ部材(D2……)と同形同大の複数のダイ孔(d2……)を有し上記摺動パンチブロック(D)に対応嵌合する摺動ダイブロック(d)とをダイホルダ(b)に設けてなることを特徴とする多面抜き金型。 - パンチとダイとからなる多面抜き金型において、
パンチ(A)が、
<イ> 複数のパンチ部材(C2……)と、パンチ部材嵌合窓孔(C4……)を上記パンチ部材(C2……)に嵌合させかつ表面を該パンチ部材(C2……)と面一にして保持されるとともに裏側に配置したスプリング(7……)を圧縮しながら上記パンチ部材(C2……)に対し引っ込ませることができるようにした固定ストリッパ枠(C3)とを有する固定パンチブロック(C)、および、
<ロ> 複数のパンチ部材(D2……)と、パンチ部材嵌合窓孔(D4……)を上記パンチ部材(D2……)に嵌合させかつ表面を該パンチ部材(D2……)と面一にして保持されるとともに裏側に配置したスプリング(7……)を圧縮しながら上記パンチ部材(D2……)に対し引っ込ませることができるようにした摺動ストリッパ枠(D3)とを有し、上記固定パンチブロック(C)に対し近接または離隔する方向に摺動できるようにした摺動パンチブロック(D)、
をパンチホルダ(B)に設けてなること、および、
ダイ(a)が、
<ハ> 上記各パンチ部材(C2……)と同形同大の複数のダイ孔(c2……)を有する固定ダイプレート(c1)と、上記ダイ孔(c2……)に嵌合されかつ表面を上記固定ダイプレート(c1)と面一にして保持されるとともに裏側に配置したスプリング(18……)を圧縮しながら該ダイ孔(c2……)内に引っ込ませることができるようにしたノックアウト部材(c3……)とを有し、上記固定パンチブロック(C)に対応嵌合する固定ダイブロック(c)、および、
<ニ> 上記各パンチ部材(D2……)と同形同大の複数のダイ孔(d2……)を有する摺動ダイプレート(d1)と、上記ダイ孔(d2……)に嵌合されかつ表面を上記摺動ダイプレート(d1)と面一にして保持されるとともに裏側に配置したスプリング(18……)を圧縮しながら該ダイ孔(d2……)内に引っ込ませることができるようにしたノックアウト部材(d3……)とを有し、上記固定ダイブロック(c)に対し近接または離隔する方向に摺動できるようにした、上記摺動パンチブロック(D)に対応嵌合する摺動ダイブロック(d)、
をダイホルダ(b)に設けてなることを特徴とする多面抜き金型。 - <イ> 上記摺動パンチブロック(D)が、パンチホルダ(B)の上下面に貫通した摺動パンチプレート用楕円ボルト孔(3′……)に挿通したボルト(4……)によって、該ボルト(4……)を緩めて上記固定パンチブロック(C)に近接または離隔する方向に摺動できるようにして上記パンチホルダ(B)に固定され、
<ロ> 上記摺動ダイブロック(d)が、ダイホルダ(b)の上下面に貫通した摺動ダイプレート用楕円ボルト孔(17′……)に挿通したボルト(26……)によって、該ボルト(26……)を緩めて上記固定ダイブロック(c)に近接または離隔する方向に摺動できるようにして上記ダイホルダ(b)に固定されていることを特徴とする請求項1または2記載の多面抜き金型。 - 上記摺動ダイブロック(d)の側面に先端を螺合した摺動ブロック位置調整用ボルト(27……)をダイホルダ(b)に設けたことを特徴とする請求項3記載の多面抜き金型。
- 上記摺動パンチブロック(D)の側面に先端を螺合した摺動ブロック位置調整用ボルトをパンチホルダ(B)に設けたことを特徴とする請求項3記載の多面抜き金型。
- <イ> 上記スプリング(7……)を裏側から押圧しているスプリング用ネジ(9……)を緩めることにより、上記ストリッパ枠(C3,D3)を、上記パンチ部材(C2……,D2……)に対し引っ込めることができ、また、
<ロ> 上記スプリング(18……)を裏側から押圧しているスプリング用ネジ(20……)を緩めることにより、上記ノックアウト部材(c3……,d3……)を、ダイ孔(c2……,d2……)内に引っ込めることができることを特徴とする請求項2,3,4または5記載の多面抜き金型。 - 上記パンチ(A)または上記ダイ(a)のいずれか一方が、他方の上に、上型支持用スプリング(30)を介して弾性的に支持されていることを特徴とする請求項1,2,3,4,5または6記載の多面抜き金型。
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