JP2006055940A - 多面抜き金型 - Google Patents

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JP2006055940A JP2004240056A JP2004240056A JP2006055940A JP 2006055940 A JP2006055940 A JP 2006055940A JP 2004240056 A JP2004240056 A JP 2004240056A JP 2004240056 A JP2004240056 A JP 2004240056A JP 2006055940 A JP2006055940 A JP 2006055940A
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正栄 天田
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Abstract

【課題】 台紙の伸縮に対応させることのできる多面抜き金型を提供して、これにより、従来よりも多数のカードを一度に精度よく打ち抜くことができるようにする。
【解決手段】パンチAとダイaとからなる多面抜き金型において、<イ>パンチAが、複数のパンチ部材C2……を有する固定パンチブロックCと、複数のパンチ部材D2……を有する摺動パンチブロックDとをパンチホルダBに設けてなり、<ロ>ダイaが、上記各パンチ部材C2……と同形同大の複数のダイ孔c2……を有し上記固定パンチブロックCに対応嵌合する固定ダイブロックcと、上記各パンチ部材D2……と同形同大の複数のダイ孔d2……を有し上記摺動パンチブロックDに対応嵌合する摺動ダイブロックdとをダイホルダbに設けてなる多面抜き金型。
【選択図】 図3

Description

本発明は、トランプ,トレーディングカード,磁気カード等各種カードのカード図柄を縦横に並べて多面付け印刷した台紙から、1プレスで複数枚のカードを打ち抜く多面抜き金型に関する。
従来より、トランプ,トレーディングカード,磁気カード等の各種カードは、紙製やフィルム製の台紙にカード図柄を縦横に多数印刷しておき、この台紙を所要の金型で打ち抜くことにより製造されている(特許文献1)。
その打ち抜きによるカード製造の効率を上げるためには、多面抜き金型を用いて、1プレスでできるだけ多数のカードを打ち抜くようにするのが望ましいが、紙やフィルムからなる上記台紙は、湿度変化や温度変化等により全体としてわずかに伸縮し、該台紙上の各カード図柄の相対位置は微妙に変化してしまうので、広範囲に配置されている多数のカード図柄を1プレスで精密に打ち抜ことは難しい。
したがって、精密な打ち抜きを行うためには、カード図柄1つずつに対して金型の位置を合わせ、個々に打ち抜くようにするのが理想的であるとも考えられるが、上記の伸縮は、台紙の一部分についてみれば無視できる程度のもので、台紙上の近接する位置にあるカード図柄どうしの相対位置は殆ど変化しないから、従来より、台紙上の一部分のたとえば4〜6枚程度の少数のカードごとに打ち抜きを行うことにより、十分な精度でカードを製造することが可能であった。
特公平7−17305号公報
しかし、このような少数のカードごとの打ち抜きによっても、作業者の勘に頼るところが多い精密な位置合わせの作業を、台紙の部分ごとに複数回に分けて行わざるを得ず、しかも、1プレスで打ち抜けるカードの数も少なかったので生産効率の観点からみると未だ不十分なものであった。
そこで本発明は、台紙へのカード図柄の印刷を、少数のカード図柄の配列からなるカード図柄群が複数、それら各群の間に所要幅の調整用余白を空けて配置されるように、たとえば、3群のカード図柄群が中央とその左右とに配置されるように行うとともに、この台紙を打ち抜く多面抜き金型として、たとえば上記中央のカード図柄群を打ち抜く固定ブロックと、上記左右のカード図柄群を打ち抜く摺動ブロックを有し、上記台紙の伸縮に合わせて上記摺動ブロックの位置を微調整できるようにしたものを提供することにより、従来よりも多数のカードを一度に、しかも精度よく製造できるようにすることを目的とする。
請求項1記載の本発明多面抜き金型は、パンチAとダイaとからなる多面抜き金型において、<イ>パンチAが、複数のパンチ部材C2……を有する固定パンチブロックCと、複数のパンチ部材D2……を有する摺動パンチブロックDとをパンチホルダBに設けてなり、<ロ>ダイaが、上記各パンチ部材C2……と同形同大の複数のダイ孔c2……を有し上記固定パンチブロックCに対応嵌合する固定ダイブロックcと、上記各パンチ部材D2……と同形同大の複数のダイ孔d2……を有し上記摺動パンチブロックDに対応嵌合する摺動ダイブロックdとをダイホルダbに設けてなる。
請求項2記載の本発明多面抜き金型は、パンチAとダイaとからなる多面抜き金型において、パンチAが、<イ>複数のパンチ部材C2……と、パンチ部材嵌合窓孔C4……を上記パンチ部材C2……に嵌合させかつ表面を該パンチ部材C2……と面一にして保持されるとともに裏側に配置したスプリング7……を圧縮しながら上記パンチ部材C2……に対し引っ込ませることができるようにした固定ストリッパ枠C3とを有する固定パンチブロックC、および、<ロ>複数のパンチ部材D2……と、パンチ部材嵌合窓孔D4……を上記パンチ部材D2……に嵌合させかつ表面を該パンチ部材D2……と面一にして保持されるとともに裏側に配置したスプリング7……を圧縮しながら上記パンチ部材D2……に対し引っ込ませることができるようにした摺動ストリッパ枠D3とを有し上記固定パンチブロックCに対し近接または離隔する方向に摺動できるようにした摺動パンチブロックD、をパンチホルダBに設けてなり、また、ダイaが、<ハ>上記各パンチ部材C2……と同形同大の複数のダイ孔c2……を有する固定ダイプレートc1と、上記ダイ孔c2……に嵌合されかつ表面を上記固定ダイプレートc1と面一にして保持されるとともに、裏側に配置したスプリング18……を圧縮しながら該ダイ孔c2……内に引っ込ませることができるようにしたノックアウト部材c3……とを有し、上記固定パンチブロックCに対応嵌合する固定ダイブロックc、および、<ニ>上記各パンチ部材D2……と同形同大の複数のダイ孔d2……を有する摺動ダイプレートd1と、上記ダイ孔d2……に嵌合されかつ表面を上記摺動ダイプレートd1と面一にして保持されるとともに裏側に配置したスプリング18……を圧縮しながら該ダイ孔d2……内に引っ込ませることができるようにしたノックアウト部材d3……とを有し、上記固定ダイブロックcに対し近接または離隔する方向に摺動できるようにした、上記摺動パンチブロックDに対応嵌合する摺動ダイブロックd、をダイホルダbに設けてなる。
請求項3記載の本発明は、<イ>上記摺動パンチブロックDが、パンチホルダBの上下面に貫通した摺動パンチプレート用楕円ボルト孔3′……に挿通したボルト4……によって、該ボルト4……を緩めて上記固定パンチブロックCに近接または離隔する方向に摺動できるようにして上記パンチホルダBに固定され、<ロ>上記摺動ダイブロックdが、ダイホルダbの上下面に貫通した摺動ダイプレート用楕円ボルト孔17′……に挿通したボルト26……によって、該ボルト26……を緩めて上記固定ダイブロックcに近接または離隔する方向に摺動できるようにして上記ダイホルダbに固定されている請求項1または2記載の多面抜き金型である。
請求項4記載の本発明は、上記摺動ダイブロックdの側面に先端を螺合した摺動ブロック位置調整用ボルト27……をダイホルダbに設けた請求項3記載の多面抜き金型である。
請求項5記載の本発明は、上記摺動パンチブロックDの側面に先端を螺合した摺動ブロック位置調整用ボルトをパンチホルダBに設けた請求項3記載の多面抜き金型である。
請求項6記載の本発明は、<イ>上記スプリング7……を裏側から押圧しているスプリング用ネジ9……を緩めることにより、上記ストリッパ枠C3,D3を、上記パンチ部材C2……,D2……に対し引っ込めることができ、また、<ロ>上記スプリング18……を裏側から押圧しているスプリング用ネジ20……を緩めることにより、上記ノックアウト部材c3……,d3……を、ダイ孔c2……,d2……内に引っ込めることができる請求項2,3,4または5記載の多面抜き金型である。
請求項7記載の本発明は、上記パンチAまたは上記ダイaのいずれか一方が、他方の上に、上型支持用スプリング30を介して弾性的に支持されている請求項1,2,3,4,5または6記載の多面抜き金型である。
本発明多面抜き金型は、パンチAとダイaとからなる多面抜き金型において、<イ>パンチAが、複数のパンチ部材C2……を有する固定パンチブロックCと、複数のパンチ部材D2……を有する摺動パンチブロックDとをパンチホルダBに設けてなり、<ロ>ダイaが、上記各パンチ部材C2……と同形同大の複数のダイ孔c2……を有し上記固定パンチブロックCに対応嵌合する固定ダイブロックcと、上記各パンチ部材D2……と同形同大の複数のダイ孔d2……を有し上記摺動パンチブロックDに対応嵌合する摺動ダイブロックdとをダイホルダbに設けてなるから、台紙の伸縮に合わせて摺動パンチブロックDおよび摺動ダイブロックdの位置を微調整することができるので、これにより、従来よりも多数のカードを一度に精度よく打ち抜くことができる。
パンチAとダイaとからなる多面抜き金型において、<イ>パンチAが、複数のパンチ部材C2……を有する固定パンチブロックCと、複数のパンチ部材D2……を有する摺動パンチブロックDとをパンチホルダBに設けてなり、<ロ>ダイaが、上記各パンチ部材C2……と同形同大の複数のダイ孔c2……を有し上記固定パンチブロックCに対応嵌合する固定ダイブロックcと、上記各パンチ部材D2……と同形同大の複数のダイ孔d2……を有し上記摺動パンチブロックDに対応嵌合する摺動ダイブロックdとをダイホルダbに設けてなる多面抜き金型。
本実施例の多面抜き金型は、上型(パンチ)Aと下型(ダイ)aとからなるもので、以下、まず、上記上型Aの構造について説明する。
上記上型Aは、肉厚板状のパンチホルダBの下面中央部に固定パンチブロックCを設け、また、その固定パンチブロックCの左右両側に、摺動パンチブロックD,Dを、その位置を微調整できるようにして設けたものである。
上記パンチホルダBには、下面側の前後縁に複数のスプリング受入部1……が左右方向に並べて穿設され(図4,9等参照)、また、そのスプリング受入部1……には、該パンチホルダBの上面からスプリング用ネジ孔2……が貫通させてある(図4,6,9等参照)。
3……は、このパンチホルダBの上下面に貫通した固定パンチプレート用ボルト孔、3′……は、同じくパンチホルダBの上下面に貫通し、かつ、横断面をこのパンチホルダBの左右方向に長い楕円形にした摺動パンチプレート用楕円ボルト孔である(図4,6等参照)。
上記固定パンチブロックCは、固定パンチプレートC1と固定ストリッパ枠C3からなる以下のようなものである。
上記パンチプレートC1は、平面方形の主プレートC1′の下面に、下端外縁の角部を切断刃とした平面長方形のパンチ部材C2……を2段3列にして計6個設けたもので(図5,6,7等参照)、これは、上記パンチホルダBの下面中央部に、該パンチホルダBの上面側から上記固定パンチプレート用ボルト孔3……に挿通したボルト4……によって固定されている。
5……はこの固定パンチプレートC1の上面側の、上記スプリング受入部1……に対向する位置に穿設されたスプリング受入部で、互いに対向したスプリング受入部1……および5……は、スプリング収容室6……をなしている(図4,9等参照)。
6′……は、主プレートC1′の下面から該スプリング収容室6に貫通させたボルト受け挿通孔である(図6,9等参照)。
7……は上記スプリング収容室6に収容された、ウレタンスプリングである。
8……は、スプリング収容室6内の上記ウレタンスプリング7……の下側に配置された縦断面T字形のボルト受けである。
このボルト受け8……は、小径にした下端部を上記ボルト受け挿通孔6′……を通じて主プレートC1′の下面から突出させるとともに、上記ボルト受け挿通孔6′よりも大径にした上部をスプリング収容室6内に位置させて、該スプリング収容室6から下側に抜けないように組み込まれている。
9……は、上記スプリング用ネジ孔2……に螺合されたスプリング用ネジで、このスプリング用ネジ9……の緊締により上記ウレタンスプリング7……は、上記ボルト受け8……との間で圧縮され該ボルト受け8……を下方に付勢している。
したがって、上記ボルト受け8……は下方から一定以上の力で押圧されると上記ウレタンスプリング7……を圧縮しながら上方に移動できるようになっている。
また、上記スプリング用ネジ9……を緩めればウレタンスプリング7……の付勢力を弱めることができる(図6,9等参照)。
上記固定ストリッパ枠C3は、上記固定パンチプレートC1と同大の平面方形で、該固定パンチプレートC1の上記パンチ部材C2……に対応する位置に、該パンチ部材C2……を嵌合させるこれと同形同大の6個のパンチ部材嵌合窓孔C4……を開設しているものである(図7,9等参照)。
この固定ストリッパ枠C3は、パンチ部材嵌合窓孔C4……を上記パンチ部材C2……に嵌合させた状態で、下面側から挿通したボルト10……を上記ボルト受け8に螺合することによって、上記主プレートC1′の下面側に、これとの間に所要の間隔を空けた状態で取り付けられている。
なお、11……は上記固定ストリッパ枠C3と上記ボルト受け8との間に介挿されたスペーサ、12……はそのスペーサ11……の上下に介挿されたワッシャである(図9等参照)。
上記固定ストリッパ枠C3は、表面(下面)を上記パンチ部材C2……の表面(下面)と面一にして保持されており(図9,10,12等参照)、また、表面(下面)側から一定以上の力で押圧されると、その裏側に上記ボルト受け8……を介して配置されている上記ウレタンスプリング7……を圧縮しながら上記パンチ部材C2……に対して引っ込むように、すなわち、パンチ部材嵌合窓孔C4……から上記パンチ部材C2……を突出させた状態となるようになっている(図11参照)。
ただし、上記スプリング用ネジ9……を緩めたときには、上記固定ストリッパ枠C3を上方へ軽い力で押圧することによっても引っ込ませ、パンチ部材C2……を突出させることができるようになっている。
上記摺動パンチブロックD,Dは、摺動パンチプレートD1,D1と摺動ストリッパ枠D3,D3からなる以下のようなものである。
上記摺動パンチプレートD1,D1は、上記固定パンチプレートC1と同様に、平面方形の主プレートD1′,D1′の下面に、下端外縁の角部を切断刃とした平面長方形のパンチ部材D2……を2段3列にして計6個取り付けているものである(図3,4,5等参照)。
各摺動パンチプレートD1は、上記パンチホルダBの下面の上記固定パンチプレートC1の左右両側に、該パンチホルダBの上面側から、横断面が左右方向に長い上記摺動パンチプレート用楕円ボルト孔3′……にボルト4……を挿通することによって固定されているもので(図4,6等参照)、そのボルト4……を緩めることによって、左右方向、すなわち上記固定パンチプレートC1に近接または離隔する方向に上記摺動パンチプレート用楕円ボルト孔3′……の範囲内で摺動させ、その位置を微調整することができるようになっている。
この摺動パンチプレートD1の上面側には、上記固定パンチプレートC1と同様に、パンチホルダBの上記スプリング受入部1……に対向する位置にスプリング受入部5……が穿設してあり、対向したスプリング受入部1……とともにスプリング収容室6……をなしている(図4参照)。
また、そのスプリング収容室6……内にウレタンスプリング7……およびボルト受け8……を組み込み、ボルト受け挿通孔6′……からそのボルト受け8……の下端部を突出させている点や、スプリング用ネジ孔2……に螺合したスプリング用ネジ9……により上記ウレタンスプリング7……を圧縮しボルト受け8……を下方に付勢している点も、上記固定パンチプレートC1と同様である(図6参照)。
なお、この摺動パンチプレートD1においては、上記ウレタンスプリング7の外径を、上記スプリング収容室6……の内径よりも小さくして、該摺動パンチプレートD1の摺動を妨げないようにしてある。
上記摺動ストリッパ枠D3,D3は、上記摺動パンチプレートD1,D1と同大の平面方形で、上記摺動パンチプレートD1,D1の上記パンチ部材D2……に対応する位置に、該パンチ部材D2……を嵌合させるこれと同形同大の6個のパンチ部材嵌合窓孔D4……を開設しているものである(図5,7等参照)。
その摺動ストリッパ枠D3,D3は、パンチ部材嵌合窓孔D4……を上記パンチ部材D2……に嵌合させた状態で、下面側から挿通させたボルト10……を上記ボルト受け8……に螺合することによって(図6参照)、上記摺動パンチプレートD1,D1の下面側に、これとの間に所要の間隔を空けた状態で取り付けられている。
上記摺動ストリッパ枠D3は、上記固定ストリッパ枠C3と同様に、その表面(下面)を上記パンチ部材D2……の表面(下面)と面一にして保持されており(図3,4,5,6参照)、また、表面(下面)側から一定以上の力で押圧されると、その裏側に上記ボルト受け8……を介して配置されている上記ウレタンスプリング7……を圧縮しながら上記パンチ部材D2……に対して引っ込むように、すなわち、パンチ部材嵌合窓孔D4……から上記パンチ部材D2……突出させた状態になるようになっている。
ただし、上記スプリング用ネジ9……を緩めたときには、上記摺動ストリッパ枠D3を上方へ軽い力で押圧することによっても引っ込ませ、パンチ部材C2……を突出させることができる。
13……は、パンチホルダBの下面の、上記摺動パンチブロックD,Dの外側の位置に設けられたガイドブッシュで、その内部にはガイドポスト受入孔13′……が、該パンチホルダBの上面まで貫通している(図6等参照)。
14は、上記パンチホルダBの上面中央に設けられた肉厚板状の上面プレートである。
次に、上記下型aの構造について説明する。
上記下型aは、肉厚板状のダイホルダbの上面中央部に、上記上型Aの固定パンチブロックCに対応嵌合する固定ダイブロックcを設け、また、その固定ダイブロックcの左右両側に、上記上型Aの摺動パンチブロックD,Dに対応嵌合する摺動ダイブロックd,dを、その位置を微調整できるようにして設けたものである。
上記ダイホルダbの上面側には、奥部を開口部分よりも小径にしたスプリング収容室15……が穿設され、また、そのスプリング収容室15……には、該ダイホルダbの下面からスプリング用ネジ孔16……が貫通させてある(図5,9等参照)。
17……は、このダイホルダbの上下面に貫通した固定ダイプレート用ボルト孔、17′……は、同じくダイホルダbの上下面に貫通し、かつ、横断面をこのダイホルダbの左右方向に長い楕円形にした摺動ダイプレート用楕円ボルト孔である(図4,6等参照)。
18……は、上記スプリング収容室15……に収容されたウレタンスプリング、19……は、上記ウレタンスプリング18……の上下に嵌合させたスペーサである。20……は、上記スプリング用ネジ孔16……に螺合され、上記スペーサ19……を介して上記ウレタンスプリング18……を下方から押圧しているスプリング用ネジである(図5,9等参照)。
上記固定ダイブロックcは、固定ダイプレートc1とノックアウト部材c3……からなり、上記上型Aの固定パンチブロックCに対応嵌合する以下のようなものである。
上記固定ダイプレートc1は、平面方形の主プレートc1′の上面に、パンチ部材C2……と同形同大で、開口縁の角部を切断刃とした平面長方形のダイ孔c2……を2段3列にして計6個設けたダイ枠c1″を乗載固定してなるものである(図3,5,8等参照)。
この固定ダイプレートc1は、上記ダイホルダbの上面中央部に、該ダイホルダbの下面側から上記固定ダイプレート用ボルト孔17……に挿通したボルト21……によって固定されている(図4,6参照)。
22……は、この固定ダイプレートc1のダイ孔c2……の底部の、上記スプリング収容室15……に対向する位置に上記主プレートc1′を貫通させて形成したボルト受け挿通孔である(図9等参照)。
23……は、上記ボルト受け挿通孔22……に下側から挿通させた上端部を上記ダイ孔c2……内に突出させた縦断面逆T字形のボルト受けである。これは、上記ボルト受け挿通孔22……より大径にした下部を上記ダイホルダbのスプリング収容室15……内に位置させ、上側に抜けないようにして、上記ウレタンスプリング18……の上側に嵌合したスペーサ19……に乗載されている(図9等参照)。
上記ノックアウト部材c3……は、上記ダイ孔c2……に嵌合させたこれと同形同大の平面長方形のもので、上記ボルト受け23……の上端にボルト24……により固定されることにより、表面(上面)を上記固定ダイプレートc1のダイ枠c1″の表面(上面)と面一にして保持されており、また、表面(上面)側から押圧されると、その裏側に上記ボルト受け23……を介して配置されている上記ウレタンスプリング18……を圧縮しながら上記ダイ孔c2……内に引っ込む(図11参照)。
ただし、上記スプリング用ネジ20……を緩めたときには、上記ノックアウト部材c3……は、下方へ軽い力で押圧することによっても上記ダイ孔c2……内に引っ込めることができる。
上記摺動ダイブロックdは、摺動ダイプレートd1,d1とノックアウト部材d3……からなり、上記上型Aの摺動パンチブロックD,Dと対応嵌合する以下のようなものである。
上記摺動ダイプレートd1,d1は、平面方形の主プレートd1′の上面に、パンチ部材D2……と同形同大で、開口縁の角部を切断刃とした平面長方形のダイ孔d2……を2段3列にして計6個形成したダイ枠d1″を乗載固定してなるものである(図4,5,6等参照)。
各摺動ダイプレートd1は、上記ダイホルダbの上面の上記固定ダイプレートc1の左右両側に、該ダイホルダbの下面側から、上記の通り横断面が左右方向に長い摺動ダイプレート用楕円ボルト孔17′……に挿通したボルト26……によって固定されているもので、そのボルト26……を緩めることによって、左右方向、すなわち上記固定ダイプレートc1に近接または離隔する方向に上記摺動ダイプレート用楕円ボルト孔17′……の範囲内で摺動させ、その位置を微調整することができるようになっている(図6等参照)。
また、各摺動ダイプレートd1は、上記固定ダイプレートc1と同様に、ダイホルダbのスプリング収容室15……に収容されたウレタンスプリング18……上のスペーサ19……に乗載したボルト受け23……の上端部を、ボルト受け挿通孔25……からダイ孔d2……内に突出させた状態とし、また、その突出したボルト受け23……の上端にノックアウト部材d3……をボルト24……で固定している。
なお、スプリング収容室15……内に位置している上記ボルト受け23……の下部の外径は、該スプリング収容室15の開口部分の内径よりも小さくして、上記摺動ダイプレートd1の摺動を妨げないようにしてある(図5等参照)。
摺動ダイブロックdの上記ノックアウト部材d3……は、上記固定ダイブロックcのノックアウト部材c3……と同様、その表面(上面)を上記摺動ダイプレートd1のダイ枠d1″の表面(上面)と面一にして保持されており、また、表面(上面)側から押圧されると、その裏側に上記ボルト受け23……を介して配置されている上記ウレタンスプリング18……を圧縮しながら上記ダイ孔d2……内に引っ込むようになっている。
ただし、上記スプリング用ネジ20……を緩めたときには、上記ノックアウト部材d3……は、下方へ軽い力で押圧することによっても上記ダイ孔d2……内に引っ込めることができる。
27,27は、ダイホルダbの上面の、上記摺動ダイブロックd,dの外方の位置に設けられ、その先端28,28を上記摺動ダイプレートd1,d1に側面から螺合している摺動ブロック位置調整用ボルトである(図3,4,6,8等参照)。
摺動ダイブロックd,dは、上記ボルト26……を緩めた状態で、この摺動ブロック位置調整用ボルト27を回転させることにより、左右方向、すなわち上記固定ダイプレートc1に近接または離隔する方向に摺動させ、その位置を微調整することができるようになっている。
29……は、ダイホルダbの上面の上記摺動ダイブロックd,dの外方の位置に設けられたガイドポストである。これは多数のボールベアリングを周面に取り付けたもので、上記上型Aのガイドブッシュ13……を嵌合させてあり、該上型Aを上下方向に案内するようになっている(図3,4,5,6等参照)。
30……は、上記ガイドポスト29……にガイドブッシュ13……を嵌合させた上型Aを該下型aの上に弾性的に支持する上型支持用ウレタンスプリングで、これは図示しない調整ネジを調整することにより、上型Aを所要の高さにして支持することができるものである。
また、31は、上記ダイホルダbの下面に設けられた下面プレートである。
上記の構成からなる本実施例の多面抜き金型は、図1,2に示したカード打ち抜きラインにおいて、プレス機械32に取り付けられているものである。
Eは、上記本実施例の多面抜き金型によりカードを打ち抜かれる台紙で、これは、カード図柄を縦8段横9列にして、かつ各カード図柄の間に所定の余白を空けて多面付け印刷してある。
E′,E′は、中央の3列のカード図柄の左右両側に他よりも幅広にとった調整用余白である。
この調整用余白E′,E′により、9列に並んだ上記カード図柄は、上記固定パンチブロックC,Cおよび上記固定ダイブロックc,c(以下、「固定ブロック」という。)に対応する中央の3列と、上記摺動パンチブロックD,Dおよび上記摺動ダイブロックd,d(以下、「摺動ブロック」という。)に対応する左右外方の各3列の3群に区画されている(図2)。
上記カード打ち抜きラインでは、台紙Eは、送り込みローラ33……によって縦方向に送られ、上記プレス機械32に取り付けられた多面抜き金型の上型Aと下型aの間でカード図柄2段ごとに間欠的に停止され、その停止のたびに上記多面抜き金型によって、一度に18枚のカードが打ち抜かれるようになっている。
その打ち抜きはより詳細には以下のように行われる。
まず、上記台紙Eは、送り込みローラ33によって上型Aの下面と下型aの上面との間に送り込まれて所定の位置で停止する(図9)。
次に、上記プレス機械32が作動して上型Aを押し下げると、上記上型支持用ウレタンスプリング30……が圧縮され、該上型Aの下面、すなわちパンチ部材C2……,D2……、固定ストリッパ枠C3および摺動ストリッパ枠D3,D3の表面(下面)が、下型aの上面、すなわちノックアウト部材c3……,d3……およびダイ枠c1″,d1″,d1″の表面(上面)に、台紙Eを介して押し当てられた状態になる(図10)。
この状態から、上型Aが、プレス機械32によってさらに押し下げられると、この多面抜き金型は、以下のような挙動を示す。
上型Aの固定ストリッパ枠C3および摺動ストリッパ枠D3,D3は、台紙Eを介して対向する下型aの固定ダイプレートc1のダイ枠c1″および摺動ダイプレートd1のダイ枠d1″に押し当てられて下方に移動できない状態になっているので、プレス機械32によって上型Aが押し下げられると裏側に配置されている上記ウレタンスプリング7……を圧縮しながらその位置に留まる。
同時に、該上型Aのパンチ部材C2……,D2……は、ストリッパ枠C3,D3,D3のパンチ部材嵌合窓孔C4……,D4……より突出した状態となり、台紙Eを介して対向する下型aのノックアウト部材c3……,d3……を、該ノックアウト部材c3……,d3……の裏側に配置されている上記ウレタンスプリング18……を圧縮させて押し下げながら、ダイ孔c2……,d2……内に嵌入し、これによって台紙EよりカードF……を打ち抜く(図11参照)。
打ち抜き後には、上型支持用ウレタンスプリング30……により上型Aが元の位置まで押し上げられ、圧縮されていたウレタンスプリング7……,18……も元の形状に戻るため、ノックアウト部材c3……,d3……は、その表面(上面)をダイ枠c1″,d1″……、ダイ枠c1″,d1″,d1″の表面(上面)と面一にするところまで戻り、また、ストリッパ枠C3,D3もその表面(下面)をパンチ部材C2……,D2……の表面(下面)と面一にするところまで戻る。
したがって、打ち抜かれたカードF……が、ノックアウト部材c3……,d3……により押し上げられるとともに、打ち抜き孔F′を開口させた台紙Eが、固定ストリッパ枠C3および摺動ストリッパ枠D3により押し下げられることにより、上記カードF……は台紙Eの打ち抜き孔F′……内に嵌合された状態になる(図12参照)。
このようにして一旦打ち抜かれ、その後台紙Eの打ち抜き孔F′……内に嵌合されたカードF……は、該台紙Eとともに排出ローラ34……および排出コンベア35によりさらに送られながら、台紙Eの打ち抜き孔F′……より取り出され、集積されるようになっている。
本実施例の多面抜き金型は、上記のようにして台紙Eから一度に18枚ずつのカードFの打ち抜きをすることができるものであるが、その台紙Eは周囲の湿度や温度の変化により伸縮をするので、台紙Eの中央に位置するカード図柄に対しての位置合わせが完全であっても、左右外方に位置するカード図柄に対しては、微少なずれが生じてしまうことがある。
このような場合に、本実施例の多面抜き金型は、左右外方各3列のカード図柄を打ち抜く摺動ブロックの位置を、中央3列のカード図柄を打ち抜く固定ブロックに対して微調整することにより、左右外方のカード図柄に対する位置も合わせた状態で打ち抜くことができるようになっている。
以下、上記摺動ブロックの位置の微調整の方法について説明する。
摺動ブロックの位置の微調整の際は、上型Aのスプリング用ネジ9……および下型aのスプリング用ネジ20……を緩めるとともに、上型支持用ウレタンスプリング30を緩めることにより、パンチ部材C2……,D2……をダイ孔c2……,d2……内に嵌入させ、かつ上型Aが下型aの上に乗載した状態、すなわち、固定パンチブロックCを固定ダイブロックcに乗載しそれらを互いに嵌合させるとともに、各摺動パンチブロックD,Dを摺動ダイブロックd,dに乗載しそれらを互いに嵌合させた状態にする(図13参照)。
そして、摺動パンチブロックD,DがパンチホルダBに対して摺動しないように固定しているボルト4……、および、摺動ダイブロックd,dがダイホルダbに対して摺動しないように固定しているボルト26……を緩める(図14参照)。
この状態で、たとえば、固定ブロックと摺動ブロックとの間の間隔Δx(図14)が、台紙Eの調整用余白E′の幅等をもとに算出した所要の間隔となるように、上記摺動ブロック位置調整用ボルト27,27をそれぞれ回転させることによって、摺動ブロックの固定ブロックに対する位置を微調整する。
微調整後は、上記で緩めた各ボルトおよびスプリングを再び緊締すればよい。
このように、本実施例の多面抜き金型は、摺動ブロック位置調整用ボルト27,27により、台紙Eの伸縮に合わせて、摺動ブロックの位置を微調整することができるので、1プレスで従来よりも多数のカードを精度よく打ち抜くことができる。
また、各摺動パンチブロックDを、これに対応する各摺動ダイブロックdに乗載してそれらを嵌合させた状態で、両者の位置を同じだけ摺動させることができるようにしているから、それらの位置ずれを生じさせることなく簡単に微調整ができる。
なお、上記の多面抜き金型は、固定ブロックの左右にそれぞれ1つずつの摺動ブロックを配置したものであるが、固定ブロックおよび摺動ブロックの数や配置は適宜のものとすることができ、また、それらは必ずしも左右方向に並べたものに限らず、該金型の前後方向すなわち打ち抜きラインにおける台紙の流れ方向に並べてもよい。
また、各固定ブロックおよび摺動ブロックは6個ずつパンチおよびダイ孔を有し6枚のカードを打ち抜くようにしたものであるが、その数も適宜増減できる。
また、打ち抜く台紙上のカード図柄の数および配置はこれに合わせて調整すればよい。すなわち、各固定ブロックおよび摺動ブロックのパンチおよびダイ孔の配置に合わせたカード図柄群を、該固定ブロックおよび摺動ブロックの数と同数、調整用余白によって区画して配置すればよい。
さらに、上記では上型Aをパンチとし下型aをダイとしたが、上下の関係を入れ替えてもよい。また、摺動ブロック位置調整用ボルトはダイホルダb側でなくパンチホルダB側に設け、摺動パンチブロックDに先端を螺合させたものとしてもよい。
カード打ち抜きラインの側面図である。 同上の平面図である。 多面抜き金型の正面図である。 同上の要部拡大正面図である。 同上の要部拡大縦断面図である。 同上の、上型を持ち上げた状態を示した要部拡大正面図である。 同上の上型の底面図である。 同上の下型の平面図である。 同上の、台紙が送られてきた状態を示す要部拡大縦断面図である。 同上の、上型が下降し始めた状態を示す要部拡大縦断面図である。 同上の、カードを打ち抜いた状態を示す要部拡大縦断面図である。 同上の、上型が上昇し始めた状態を示す要部拡大縦断面図である。 上型を下型に乗載した状態を示す要部正面図である。 図13のI-I線横断面図である。
符号の説明
A 上型
B パンチホルダ
C 固定パンチブロック
C1 固定パンチプレート
C1′主プレート
C2 パンチ部材
C3 固定ストリッパ枠
C4 パンチ部材嵌合窓孔
D 摺動パンチブロック
D1 摺動パンチプレート
D1′主プレート
D2 パンチ部材
D3 摺動ストリッパ枠
D4 パンチ部材嵌合窓孔
E 台紙
E′ 調整用余白
F カード
F′ 打ち抜き孔
a 下型
b ダイホルダ
c 固定ダイブロック
c1 固定ダイプレート
c1′主プレート
c1″ダイ枠
c2 ダイ孔
c3 ノックアウト部材
d 摺動ダイブロック
d1 摺動ダイプレート
d1′主プレート
d1″ダイ枠
d2 ダイ孔
d3 ノックアウト部材
1 スプリング受入部
2 スプリング用ネジ孔
3 固定パンチプレート用ボルト孔
3′ 摺動パンチプレート用楕円ボルト孔
4 ボルト
5 スプリング受入部
6 スプリング収容室
6′ ボルト受け挿通孔
7 ウレタンスプリング
8 ボルト受け
9 スプリング用ネジ
10 ボルト
11 スペーサ
12 ワッシャ
13 ガイドブッシュ
13′ ガイドポスト受入孔
14 上面プレート
15 スプリング収容室
16 スプリング用ネジ孔
17 固定ダイプレート用ボルト孔
17′ 摺動ダイプレート用楕円ボルト孔
18 ウレタンスプリング
19 スペーサ
20 スプリング用ネジ
21 ボルト
22 ボルト受け挿通孔
23 ボルト受け
24 ボルト
25 ボルト受け挿通孔
26 ボルト
27 摺動ブロック位置調整用ボルト
28 摺動ブロック位置調整用ボルトの先端
29 ガイドポスト
30 上型支持用ウレタンスプリング
31 下面プレート
32 プレス機械
33 送り込みローラ
34 排出ローラ
35 排出コンベア

Claims (7)

  1. パンチとダイとからなる多面抜き金型において、
    <イ> パンチ(A)が、複数のパンチ部材(C2……)を有する固定パンチブロック(C)と、複数のパンチ部材(D2……)を有する摺動パンチブロック(D)とをパンチホルダ(B)に設けてなること、および、
    <ロ> ダイ(a)が、上記各パンチ部材(C2……)と同形同大の複数のダイ孔(c2……)を有し上記固定パンチブロック(C)に対応嵌合する固定ダイブロック(c)と、上記各パンチ部材(D2……)と同形同大の複数のダイ孔(d2……)を有し上記摺動パンチブロック(D)に対応嵌合する摺動ダイブロック(d)とをダイホルダ(b)に設けてなることを特徴とする多面抜き金型。
  2. パンチとダイとからなる多面抜き金型において、
    パンチ(A)が、
    <イ> 複数のパンチ部材(C2……)と、パンチ部材嵌合窓孔(C4……)を上記パンチ部材(C2……)に嵌合させかつ表面を該パンチ部材(C2……)と面一にして保持されるとともに裏側に配置したスプリング(7……)を圧縮しながら上記パンチ部材(C2……)に対し引っ込ませることができるようにした固定ストリッパ枠(C3)とを有する固定パンチブロック(C)、および、
    <ロ> 複数のパンチ部材(D2……)と、パンチ部材嵌合窓孔(D4……)を上記パンチ部材(D2……)に嵌合させかつ表面を該パンチ部材(D2……)と面一にして保持されるとともに裏側に配置したスプリング(7……)を圧縮しながら上記パンチ部材(D2……)に対し引っ込ませることができるようにした摺動ストリッパ枠(D3)とを有し、上記固定パンチブロック(C)に対し近接または離隔する方向に摺動できるようにした摺動パンチブロック(D)、
    をパンチホルダ(B)に設けてなること、および、
    ダイ(a)が、
    <ハ> 上記各パンチ部材(C2……)と同形同大の複数のダイ孔(c2……)を有する固定ダイプレート(c1)と、上記ダイ孔(c2……)に嵌合されかつ表面を上記固定ダイプレート(c1)と面一にして保持されるとともに裏側に配置したスプリング(18……)を圧縮しながら該ダイ孔(c2……)内に引っ込ませることができるようにしたノックアウト部材(c3……)とを有し、上記固定パンチブロック(C)に対応嵌合する固定ダイブロック(c)、および、
    <ニ> 上記各パンチ部材(D2……)と同形同大の複数のダイ孔(d2……)を有する摺動ダイプレート(d1)と、上記ダイ孔(d2……)に嵌合されかつ表面を上記摺動ダイプレート(d1)と面一にして保持されるとともに裏側に配置したスプリング(18……)を圧縮しながら該ダイ孔(d2……)内に引っ込ませることができるようにしたノックアウト部材(d3……)とを有し、上記固定ダイブロック(c)に対し近接または離隔する方向に摺動できるようにした、上記摺動パンチブロック(D)に対応嵌合する摺動ダイブロック(d)、
    をダイホルダ(b)に設けてなることを特徴とする多面抜き金型。
  3. <イ> 上記摺動パンチブロック(D)が、パンチホルダ(B)の上下面に貫通した摺動パンチプレート用楕円ボルト孔(3′……)に挿通したボルト(4……)によって、該ボルト(4……)を緩めて上記固定パンチブロック(C)に近接または離隔する方向に摺動できるようにして上記パンチホルダ(B)に固定され、
    <ロ> 上記摺動ダイブロック(d)が、ダイホルダ(b)の上下面に貫通した摺動ダイプレート用楕円ボルト孔(17′……)に挿通したボルト(26……)によって、該ボルト(26……)を緩めて上記固定ダイブロック(c)に近接または離隔する方向に摺動できるようにして上記ダイホルダ(b)に固定されていることを特徴とする請求項1または2記載の多面抜き金型。
  4. 上記摺動ダイブロック(d)の側面に先端を螺合した摺動ブロック位置調整用ボルト(27……)をダイホルダ(b)に設けたことを特徴とする請求項3記載の多面抜き金型。
  5. 上記摺動パンチブロック(D)の側面に先端を螺合した摺動ブロック位置調整用ボルトをパンチホルダ(B)に設けたことを特徴とする請求項3記載の多面抜き金型。
  6. <イ> 上記スプリング(7……)を裏側から押圧しているスプリング用ネジ(9……)を緩めることにより、上記ストリッパ枠(C3,D3)を、上記パンチ部材(C2……,D2……)に対し引っ込めることができ、また、
    <ロ> 上記スプリング(18……)を裏側から押圧しているスプリング用ネジ(20……)を緩めることにより、上記ノックアウト部材(c3……,d3……)を、ダイ孔(c2……,d2……)内に引っ込めることができることを特徴とする請求項2,3,4または5記載の多面抜き金型。
  7. 上記パンチ(A)または上記ダイ(a)のいずれか一方が、他方の上に、上型支持用スプリング(30)を介して弾性的に支持されていることを特徴とする請求項1,2,3,4,5または6記載の多面抜き金型。
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