JP5265901B2 - 金型 - Google Patents
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図1は本発明に係る金型を使用する際のプレス機の正面図である。
図2Aは上型ベースの正面図、図2Bは図2Aにおける矢印D方向断面図、図2Cは同じく上型ベースの底面(図1における矢印A方向)図である。
図3Aは本発明に係る上型セットの底面(図1における矢印A方向)図、図3Bは同じく上型セットの平面図である。
図4Aは上型の底面(図1における矢印A方向)図、図4Bは図4Aにおける矢印E方向断面図である。
図5Aは本発明に係る下型セットの平面(図1における矢印B方向)図、図5Bは同じく下型セットの底面図である。
図6Aは下型の平面(図1における矢印B方向)図、図6Bは図6Aにおける矢印F方向断面図である。
図7は本発明に係る金型の図1における矢印C方向断面図である。
図8は上型と下型の弁加工時における側面方向断面図である。
図9は本発明に係る金型の結合状態を示した正面図である。
図10Aは本発明に係る上型セットにおいて、上型の個数を変更した状態での底面図、図10Bは同じく平面図である。
図11Aは本発明に係る下型セットにおいて、下型の個数を変更した状態での平面図、図11Bは同じく底面図である。
図12Aは本発明の別実施例に係る上型と下型の連結状態正面図、図12Bは同じく側面図である。
なお、以下の説明においては、図1における右側を右方向、左側を左方向とし、図1における紙面表側を手前(前)方向、裏側を奥行(後)方向とする。
図1は、本発明に係る金型20を使用する際のプレス機10の正面図である。本実施例では、プレス機10及び金型20は、プラスチック容器の蓋を形成するシート等に加工される弁を形成する際に使用するものとして説明するが、その形態及び用途は本実施例に限定されるものではない。
前記支柱14・14それぞれの側面で機体内側にはスライドレール14a・14aが左右それぞれに上下方向に設けられ、該スライドレール14a・14aに沿って相互位置の変更なく上下摺動可能にスライド駆動機構15a・15aがそれぞれ設けられる。
前記ベッド12上面及びラム15底面には図示しないボルト孔が所定の箇所に開口され、後述するように金型20を組付ける際にボルトで固定することができるように形成されている。
次に、図2から図8を用いて、本発明に係る金型20の構成について説明する。まず、図2から図4を用いて上型セット30の構成を説明する。
図2Aは上型ベース31の正面図、図2Bは図2Aにおける矢印D方向断面図、図2Cは同じく上型ベースの底面(図1における矢印A方向)図である。
前記上型ベース31は鉄等の金属で形成され、平面視で長方形状の平板である。該上型ベース31には奥行方向略中央部に、長手方向に上レールが構成されており、上型レール孔(嵌合孔)31a・31aが2箇所所定距離をあけて平行に切削加工により開口される。また、該上型ベース31の上面に、前記上型レール孔31a・31aの開口部分より前後左右に幅を広くして上型レール溝(嵌合溝)31bが形成される。即ち、上レールは上型ベース31の上面と下面の間が上型レール溝31bと上型レール孔31a・31aによって貫通され、該上型ベース31上部に形成した上型レール溝31bの底面から上型レール孔31a・31aが下面に向かって穿設されて開口されるのである。上型レール孔31aの前後開口幅は上型32及び上ガイド33と、セットキー51を固定するためのボルトの直径に合わせて開口される。また、上型レール孔31aの数は2本に限定するものではなく、1本または3本以上であってもよく、金型の大きさや加工時の負荷等に応じて適宜選択される。また、上型レール溝31bの深さはセットキー51の高さと同じとして、ラム15への取付け時にセットキー51が突出せず、面で受けられるようにしている。
下型セット40は前記上型セット30と対向するように、該上型セット30をほぼ上下逆に構成したものであり、下型ベース41は上型ベース31と前後幅を同一に、又は上型ベース31よりも前後幅を広くして形成される。即ち、下レールとなる下型レール孔(嵌合孔)41a・41a、下型レール溝41b、固定孔41c・41c・・・、連結孔41d・41d・・・、及びポストユニット41e・41e・・・の構成は上型ベース31と略同様であるが、下型ベース41のみ円柱状のストッパー41fが、下型ベース41の左右両端から上方に突出して配設される。即ち、該ストッパー41fが上型ベース31に当接することで、所定の間隔(型セット高さ)を確保する構成としている。本実施例においては、下型42・下ガイド43及びセットキー51はそれぞれ7個ずつ等間隔に、前記上型セット30における上型32・上ガイド33と対向する箇所に配置される。これらの素材や個数については上型セット30と同様である。
次に、図7及び図8を用いて上型32及び下型42の使用状態について説明する。図7は本発明に係る金型20の図1における矢印C方向断面図、図8は上型32と下型42の弁加工時における側面方向断面図である。
図7に示すように、本発明に係る金型20による加工対象物であるプラスチック容器70が上型セット30と下型セット40との間に送られ、ラム15及び上型セット30の下方への降下によって、該プラスチック容器70が上型32・上ガイド33・ベントリフター34と、下型42・下ガイド43とで挟まれる。そして、図8に示すように、プラスチック容器70に弁を加工する際は、傾斜した下刃部42aの先端の一部が上刃部32a内に挿入され、前記プラスチック容器70の一部を切断して弁が加工されるのである。その際、下刃部42aの上端面のうち低い側は上刃部32a内に挿入されることはないため、プラスチック容器70の一部は上刃部32aによって切断されず、弁基端部71となる。このように構成することで、完全な孔を打ち抜くのではなく、一部のみ切断された弁を形成することが可能となるのである。また、上述したように下刃部42aの上端面を上刃部32aの開口面と平行に構成した場合は、完全な孔を打ち抜く構成にすることができる。弁を加工した後は、ラム15及び上型セット30が上昇し、上型32内部のベントリフター34によって加工された弁が下方に押し下げられる。
次に、図9を用いて金型20のプレス機10への設置方法について説明する。図9は本発明に係る金型20の結合状態を示した正面図である。金型20をプレス機10に設置する際は、まず下型42及び下ガイド43を下型ベース41の所望の位置に固定する。その後、上型32及び上ガイド33を下型42の位置に合わせて位置決めし、上型ベース31に固定する。そして図9に示すように、上型ベース31の連結孔31d・31d・・・と下型ベース41の連結孔41d・41d・・・に、それぞれ固定部材52・52・・・を貫通させたボルトを螺合することによって上型セット30と下型セット40とを固定する。さらに固定孔31c・31c・・・と、ラム15に開口されたボルト孔とにボルトを螺入することで上型ベース31をラム15に固定し、固定孔41c・41c・・・と、ベッド12に開口されたボルト孔とにボルトを螺入することで下型ベース41をベッド12に固定する。その後前記固定部材52・52・・・を取り外すのである。このような手順で設置することにより、上型32と下型42とが位置ずれすることなく金型20をプレス機10に固定することが可能となる。なお、前述した上型32と下型42の固定順序は逆でもよく、また、取付けるベースは上型ベース31と下型ベース41共に同形状であり、上型32と下型42を上下逆にして配置することも可能である。なお、前記固定部材52は正面視「コ」字状に構成され、上面と底面にそれぞれボルト孔を開口しており、本実施例では前後左右4箇所に取付けることを可能としているが、それ以上の数を取付けることも可能である。
次に、図10から図12を用いて上型32、下型42の配置変更方法について説明する。図10Aは本発明に係る上型セット30において、上型32の個数を変更した状態での底面図、Bは同じく平面図、図11Aは本発明に係る下型セット40において、下型42の個数を変更した状態での平面図、Bは同じく底面図である。
図10及び図11に示すように、上型32・上ガイド33・下型42・下ガイド43及びセットキー51はそれぞれ5個ずつ等間隔に配置されている。上述したように、上型32・上ガイド33・下型42及び下ガイド43は、セットキー51とで上型ベース31又は下型ベース41を挟んで固定されている。即ち、ボルト孔32b又はボルト孔42bに挿入しているボルトを緩めることでその固定は解除され、上型レール孔31a又は下型レール孔41aに沿って上型32・上ガイド33・下型42・下ガイド43及びセットキー51を容易に移動させ、あるいは取り外すことが可能となるのである。
本実施例によれば、上型32・下型42それぞれの前面及び後面の略中央部に雌ねじ部が形成されたボルト孔32c及びボルト孔42cが開口されている。そして、上型32と下型42を連結固定する場合は、上下両端にボルト孔が開口された棒状部材である連結部材53・53を、前記上型32と下型42の前面及び後面それぞれ当接し、ボルト54・54・・・等の締結部材で該連結部材53と上型32及び下型42を結合させるのである。このように構成することにより、上型32と下型42が位置ずれすることなく、それぞれが一体となって容易に上型レール孔31a又は下型レール孔41aに沿って位置変更して位置決めすることができるのである。
これにより、加工対象物の加工位置を変更したり、加工対象物の大きさが変更されたりした場合であっても、その加工対象物に合わせて、上型32・32・・・と下型42・42・・・の位置を容易に変更することが可能となり、変更後において確実に加工することができる。具体的には、プラスチック容器70の弁の大きさは変わらないが、プラスチック容器70の容量が大きくなった場合などでは、金型と金型の間隔を広げないと加工できなくなるが、本発明では金型20自体を作り替えて変更することなく、上下一対の上型32及び下型42をレールに沿って位置変更することで、容易に対応でき、コスト上昇を抑えることができるのである。
これにより、加工対象物が変わっても、金型20本体から製作する必要がなく、上型32と下型42を交換するだけで変更された加工対象物に合わせて加工することができ、新しい型を製作する際の時間・コスト等を抑えることができる。また、一度に加工する加工対象物の個数が変化しても、上型32と下型42を一組として増減することで容易に対応して加工することができる。加工対象物の寸法の変化に対しても容易に対応して加工することができる。
これにより、レールを棒状部材で構成した場合には取付精度を高くしなければならず、製作が複雑となるが、レール溝31b・41b及びレール孔31a・41aを切削して成形するだけなので、製作が簡単で正確に構成できる。また、レール溝31b・41b及びレール孔31a・41aは直線状であるため、上型32・32・・・と下型42・42・・・とが前記上型レール溝(嵌合溝)31b及び下型レール溝(嵌合溝)41bに沿って位置決めされ、金型20本体への組付けが簡単で位置調節及び位置決めが正確に行え、摺動時に脱落することもない。
これにより、上型32・32・・・と下型42・42・・・がそれぞれ一体とされた状態となり位置ずれすることなく、一体となって容易に上型レール溝(嵌合溝)31b又は下型レール溝(嵌合溝)41bに沿って位置変更して位置決めすることができる。
20 金型
30 上型セット
31 上型ベース
31a 上型レール孔
32 上型
40 下型セット
41 下型ベース
41a 下型レール孔
42 下型
51 セットキー
52 固定部材
53 連結部材
Claims (3)
- 複数の上型を取付ける上型ベースと、複数の下型を取付ける下型ベースをそれぞれ対向して配置する一組の金型であって、
前記上型ベースと前記下型ベースにそれぞれ上レールと下レールを設けて平行に配置し、
前記上レールに複数の前記上型をスライド可能に取付け、
前記下レールに複数の前記下型をスライド可能に取付け、
前記上レール及び前記下レールは、前記上型ベース又は前記下型ベースの長手方向に嵌合溝と嵌合孔を開口することによって形成され、
前記上型と、前記上型ベースに開口された嵌合溝に嵌合されたセットキーと、で前記上型ベースを挟んだ状態で、前記上型と該セットキーとを、前記嵌合孔を貫通する締結部材で締結することにより、前記上型を前記上レールに取付け、
前記下型と、前記下型ベースに開口された嵌合溝に嵌合されたセットキーと、で前記下型ベースを挟んだ状態で、前記下型と該セットキーとを、前記嵌合孔を貫通する締結部材で締結することにより、前記下型を前記下レールに取付けることを特徴とする、金型。 - 請求項1に記載の金型であって、
前記上型及び前記下型は、それぞれ前記上レール及び前記下レールに対して着脱可能に構成したことを特徴とする、金型。 - 請求項1又は請求項2に記載の金型であって、
前記上型と前記下型が連結部材により連結固定可能に構成されることを特徴とする、金型。
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