JP2006055354A - 食器洗い機 - Google Patents

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Abstract

【課題】上下方向の寸法が限られている洗浄タンク3を有する食器洗い機1において、洗浄タンク3内の高さ方向のスペースの有効活用を図ることが望まれていた。
【解決手段】食器収容カゴ(上カゴ)8Aを、後方から前方に向かって、一定の勾配で前方が高くなるように、3列に湯飲みを配列できる収容部を設ける。そして、上カゴ8Aは、洗浄タンク3の天面3Eの傾斜に合わせて、前方に向かって上り傾斜した引き出し線に沿って引き出される構成とする。
【効果】洗浄タンク3の天面3E沿いに存在していた遊びスペースを無くし、洗浄タンク3内における上下方向の食器収容スペースを増加させることができる。
【選択図】 図9

Description

この発明は、食器洗い機に関し、特に、食器を収容するカゴを上下に備えた卓上型の食器洗い機に関する。
従来から、流し台のシンクの横などに設置される卓上型の食器洗い機が知られている。卓上型の食器洗い機は、その設置場所が限られているため外形寸法は大きくすることができない反面、内部の洗浄タンク内には標準的な家庭の人数分の食器を収容できなければならない。そのために、洗浄タンク内に、上カゴおよび下カゴを備えた食器洗い機が実用化されている。
上下のカゴを有する食器洗い機では、上カゴおよび下カゴは、それぞれ水平に前方に引き出され、引き出された状態で各カゴに予め定められた種類の食器が収容されて、カゴと共に洗浄タンク内に戻される。
ところで、上カゴに収容された食器が洗浄タンクの天面とぶつかることがないよう、上カゴの上方には食器の収容空間が確保されている。また、下カゴに収容された食器が上カゴとぶつからないよう、下カゴと上カゴとの間にも、食器を収容するための空間が確保されている。
このような構成の上下のカゴを有する食器洗い機は、たとえば、特許第3162912号公報に記載されている。
特許第3162912号公報
ところで、卓上型の食器洗い機は、上述したように、設置場所が限られているため外形寸法をむやみと大きくすることはできないので、内部の洗浄タンクの大きさも制限を受ける。特に、上下にカゴを配置した場合には、下カゴと上カゴとの間隔および上カゴと洗浄タンク天面との間隔という高さ方向(上下方向)の寸法が厳しい制約を受ける。このため、下カゴに、たとえば大皿を立てた状態で収容した場合に、その大皿上部が上カゴ下面や上カゴに収容した食器(たとえば湯飲み)の下方部とぶつかるといった不具合があった。
この発明は、かかる背景のもとでなされたもので、上下方向の寸法が限られている洗浄タンクを有する食器洗い機において、洗浄タンク内の高さ方向のスペースの有効活用を図った食器洗い機を提供することを主たる目的とする。
この発明は、また、上下に食器カゴを備えた食器洗い機において、上カゴに収容された食器と下カゴに収容された食器とがぶつかることなく、しかも下カゴに相対的に大きな食器を収容することのできる食器洗い機を提供することを他の目的とする。
さらにこの発明は、上下に食器カゴを備えた食器洗い機において、食器カゴを引き出す際に、収容した食器が洗浄タンク内面や他の食器等とぶつかることなくスムーズに引き出すことのできる食器洗い機を提供することを目的とする。
さらにこの発明の他の目的は、洗浄タンク内を視認して、洗浄の様子を確認できる食器洗い機を提供することである。
上記目的を達成するためのこの発明は、特許請求の範囲の各請求項に記載された構成を有するが、特許請求の範囲の構成と実施形態との関連を明確にするため、各構成要件に実施形態における対応構成要素の符号を括弧書きで付して記載すると次のとおりである。
請求項1記載の発明は、前面に食器入出用の開口(4)が形成された洗浄タンク(3)と、洗浄タンク(3)内から開口(4)を通して前方に引き出される食器収容カゴとを有する食器洗い機において、上記洗浄タンク(3)を区画する天面(3E)は前方に向かって上り傾斜面となっており、上記食器収容カゴ(8A)は、後方から前方に向かって、一定の勾配で前方が高くなるように、複数列に食器を配列する収容部を備え、上記天面(3E)の傾斜に合わせて、前方に向かって上り傾斜した引き出し線(62)に沿って引き出されることを特徴とする、食器洗い機である。
請求項2記載の発明は、上記洗浄タンク(3)内には、上方に配置された上カゴ(8A)と、下方に配置された下カゴ(8B)とが備えられ、上記食器収容カゴは上カゴ(8A)であることを特徴とする、請求項1記載の食器洗い機である。
請求項3記載の発明は、上記上カゴ(8A)の収容部は、湯飲みおよびコップを伏せた状態で、かつ、前方に傾けて収容することを特徴とする、請求項2記載の食器洗い機である。
請求項4記載の発明は、前面に食器入出用の開口(4)が形成された洗浄タンク(3)と、洗浄タンク(3)内から開口(4)を通して前方に引き出される食器収容カゴとを有する食器洗い機において、
上記洗浄タンク(3)を区画する天面(3E)は前方に向かって上り傾斜面となっており、
上記食器収容カゴ(8A)は、後方から前方に向かって、上記天面(3E)の傾斜に対応した勾配で前方が高くなるように、複数列に食器を配列する収容部を有することを特徴とする、食器洗い機である。
請求項5記載の発明は、前面に食器入出用の開口(4)が形成された洗浄タンク(3)と、開口(4)の下端を中心に前方に回動して水平方向まで開く扉(6)と、洗浄タンク(3)内から開口(4)を通して前方に引き出され、水平方向まで開いた扉(6)の内面上に少なくとも前方部が乗る食器収容カゴ(8B)とを有する食器洗い機において、上記食器収容カゴ(8B)は、カゴ底よりも下方へ食器の一部が沈んだ状態で食器を収容する収容部を有し、上記扉(6)の内面の左右両端には、引き出されて乗る食器収容カゴ(8B)の前方部を上方へ持ち上げるためのガイド突起(74)が設けられていることを特徴とする、食器洗い機である。
請求項6記載の発明は、上記洗浄タンク(3)を区画する天面(3E)は前方に向かって上り傾斜面となっており、上記洗浄タンク(3)内には、上記食器収容カゴ(8B)の上方にさらに上カゴ(8A)が設けられており、当該上カゴ(8A)は、後方から前方に向かって、上記天面(3E)の傾斜に対応した勾配で前方が高くなるように、複数列に食器を配列する収容部を有することを特徴とする、請求項5記載の食器洗い機である。
請求項7記載の発明は、上記食器収容カゴ(8B)には、下部前方の左右両側および下部後方の左右両側に、それぞれ、前輪(13)および後輪(14)が設けられ、前輪(13)が上記ガイド突起(74)に乗り上げて前方へ引き出されることを特徴とする、請求項5記載の食器洗い機である。
請求項8記載の発明は、上記洗浄タンク(3)の左右両側には、上記食器収容カゴ(8B)が前方へ引き出されたときに、食器収容カゴの後輪(14)が乗り上がる後輪用ガイド突起(19)が設けられていることを特徴とする、請求項7記載の食器洗い機である。
請求項9記載の発明は、上記洗浄タンク(3)内には、上方に配置された上カゴ(8A)と下方に配置された下カゴ(8B)とが備えられ、上記食器収容カゴは下カゴ(8B)であり、上カゴ(8A)には、請求項1〜4のいずれかに記載の構成が採用されていることを特徴とする、請求項5、7または8に記載の食器洗い機である。
請求項10記載の発明は、前面に食器入出用の開口(4)が形成された洗浄タンク(3)と、洗浄タンク(3)の開口(4)を塞ぐための上扉(5)および下扉(6)とを有する食器洗い機において、上記上扉(5)は、透明な樹脂で形成され、閉じた時に裏面が洗浄タンク内に臨むベース板(51)と、予め定める位置に窓穴(55)があけられていて、上記ベース板(51)の表面側に嵌合される前板(52)と、透明な樹脂で形成され、上記前板(52)の窓穴(55)と対向する領域を除いて裏面に不透明な着色が施され、上記前板(52)の表面側に嵌合される表面カバー板(53)とを含むことを特徴とする、食器洗い機である。
一般に、洗浄タンクを区画する天面は、前方に向かって上り傾斜面となっている。これは、洗浄タンクがたとえば樹脂で一体成形される場合に、金型を洗浄タンク前面の開口から抜き取る必要があり、そのため必然的に、洗浄タンクの天面は抜き勾配を確保する必要から、前方に向かって上り傾斜面となるためである。
一方、食器収容カゴ、特に上カゴは、食器を前後方向に水平に並べて収容し、水平前方へ引き出せる構成であった。このため、上カゴ上方の空間の高さは、洗浄タンクの後方部よりも前方部において、天面が前方に向かって上り傾斜面となっている分だけ高くなっていた。そして、洗浄タンク前方の高さの高い空間には、食器収容のために利用されていない遊び空間が含まれていた。
そこで、請求項1の発明では、この遊び空間をなくし、洗浄タンク内を無駄なく有効活用するため、食器収容カゴに、一定の勾配で前方が高くなる食器収容部を設けると共に、天面の傾斜に合わせて、前方に向かって上り傾斜した引き出し線に沿って引き出される構成とした。
これにより、従来は洗浄タンクの天面沿いに存在していた、食器収容のために利用されていなかった遊び空間を無くすることができ、洗浄タンク内の限られた空間を上下方向に有効利用して、より大きな食器を無理なく収容することができる。
請求項1の食器収容カゴの構成は、洗浄タンク内に1つだけ食器収容カゴがある場合は、そのカゴに採用すればよいが、洗浄タンク内の上下に食器収容カゴが存在する場合は、請求項2のように、上カゴに採用すればよい。
請求項3の発明では、上カゴに湯飲みおよびコップを効率良く収容することができ、しかも湯飲みの高台内(糸底)に水が溜まりにくい。
請求項4記載の発明では、天面の傾斜に対応するように、複数列の食器収容部は、前方に向かって収容された食器の位置が高くなるように勾配がつけられている。よって、収容された食器と天面との間に遊び空間ができない。そして、食器収容カゴの下方に大きな収容空間を残せ、洗浄タンクを高さ方向に有効活用できる。
ところで、洗浄タンク内の下方には、通常、水や洗浄水を溜めるための貯水部が設けられている。そして貯水部に溜められた水や洗浄水が洗浄タンクから溢れ出さないように、貯水部の溢水ラインよりも上方に水封パッキンが備えられており、食器収容カゴは、この水封パッキンから水平に延ばした線上に配置される。つまり、洗浄タンク内に配置される食器収容カゴの下方には、一定の空間が残っており、その空間の下方に貯水部の溢水ラインが存在する。
そこで、請求項5の発明は、食器収容カゴの下方にある上記空間を有効利用するように工夫されたものである。すなわち、食器収容カゴには、カゴ底よりも下方へ食器の一部が沈んだ状態で食器を収容する収容部が設けられている。この沈んだ状態とは、食器の一部がカゴの底よりも下方へ突出しているが、貯水部に溜まった水には浸からない、つまり食器の一部が食器収容カゴ下方の空間に入り込んだ状態ということである。かかる構成を採用することにより、食器収容カゴ内により大きな食器、たとえば直径の大きな大皿を立てた状態で収容することができる。
また、食器収容カゴが引き出されて水平方向に開いた扉の内面上に乗る際に、食器収容カゴが水平方向に引き出されるとすれば、カゴ底よりも下方へ突出した食器の一部が、開いた扉の内面とぶつかる。そこで、扉の内面にガイド突起を設け、食器収容カゴの前方を持ち上げることによって、カゴ底から下方へ突出した食器の下端が扉の内面とぶつからないようにされている。
請求項6の発明では、食器収容カゴの上方にさらに上カゴが設けられているが、上カゴは、前方に上り傾斜した天面との間に遊び空間が生じないように、食器を上方一杯に収容できる。このため、上カゴに収容された食器の下端と食器収容カゴ(下カゴ)に収容された食器の上端とが干渉しない。
請求項7の発明では、食器収容カゴには前輪および後輪が設けられているから、食器収容カゴの引き出しおよび収納がよりスムーズに行える。
請求項8の発明では、食器収容カゴを引き出した際、食器収容カゴの前輪だけでなく、後輪もガイド突起に乗り上がるので、食器収容カゴの前方および後方が共に持ち上げられ、カゴ底から突出した食器の下部が扉とぶつかることがない。また、ガイド突起の高さを、低くしても良好に食器収容カゴを引き出せる。
請求項9の発明では、上カゴに、洗浄タンク天面下方の空き空間の有効利用を図る構成、および下カゴに、洗浄タンク底部の空き空間の有効利用を図る構成が採用されているから、洗浄タンク内における上下方向寸法を十分に活用できる。すなわち、上カゴに食器を良好に収容でき、しかも下カゴにはより大きな食器を良好に収容でき、上カゴに収容した食器と下カゴに収容した食器とが互いにぶつかることなく、各カゴをスムーズに引き出すことが可能となる。
請求項10の発明では、上扉の一部に洗浄タンク内を視認できる窓穴が形成されていて、その窓穴は透明なベース板および表面カバー板で前後から挟まれた構成となっている。よって、窓穴を通して洗浄タンク内の蒸気や水が漏れる心配はなく、洗浄タンク内を視認可能な食器洗い機とすることができる。
以下には、図面を参照して、この発明の実施形態について具体的に説明をする。
図1は、この発明の一実施形態に係る食器洗い機1を前後方向に沿った鉛直面で切断したときの断面を右側から見た断面図である。以下の説明においては、図1における左側を食器洗い機1の前方、右側を後方として説明する。
図1を参照して、食器洗い機1は、流し台のシンクの横などに設置される卓上型のものであって、その外形が略直方体形状の筐体2により区画されている。筐体2は、たとえば、左右方向の長さ(幅)に比べて前後方向の長さ(奥行き)が短くされている。筐体2の内部には、洗浄タンク3が配置されており、洗浄タンク3の前面には、食器の出し入れのための開口4が形成されている。
開口4は、筐体2に対して取り付けられた2枚の扉(上扉5および下扉6)により覆うことができるようになっている。上扉5によって開口4の上半分程度を覆うことができ、下扉6によって開口4の下半分程度を覆うことができる。上扉5は、手前に少し変位した後開口4に沿って上方へ移動する構成となっている一方、下扉6は、下端部を中心に手前下方に回動可能となっていて、開いたときは水平方向になり、後述するように、引き出される食器収容カゴの前方を受けることができる。これら上扉5および下扉6を閉じた状態では、開口4が覆われて、洗浄タンク3は水密に塞がれる。上扉5および下扉6を閉じた状態では、上扉5の下端部と下扉6の上端部とが係合するとともに、下扉6が筐体2に対してロックされることにより、上扉5および下扉6が閉じた状態に維持される。上扉5には、洗浄タンク3内に連通する排気口5Aが形成されている。
下扉6の上端部には、その左右方向の中央部に、上扉5および下扉6を開く際にユーザが操作する把持部7が備えられている。ユーザは、把持部7を握って下方に軽く押し下げ、前方に引くことにより、下扉6のロックを解除して、下扉6を手前下方に水平になるまで回動させることができる。下扉6の回動に連動して、上扉5は上方へ移動し、開口4が大きく開放される。
図2は、上扉5および下扉6を取外した状態で食器洗い機1を前方から見た正面図である。
図1および図2を参照して、洗浄タンク3内には、洗浄すべき食器を収容するために、上下に2つの食器カゴ、すなわち上カゴ8Aおよび下カゴ8Bが配置されている。上カゴ8Aおよび下カゴ8Bは、それぞれ、前後方向にスライド可能に配置されていて、上扉5および下扉6を開いた状態で開口4を介して手前側に引き出し、食器の出し入れを容易に行うことができるようになっている。
上カゴ8Aおよび下カゴ8Bには、決められた位置に決められた食器が収容できるよう、食器の種類に合わせた収容部が設けられている。大雑把に言えば、下カゴ8Bには、皿を立てた状態で収容できる皿収容部、茶碗、汁椀、丼などの碗ものを、横にした状態で収容できる碗収容部などが備えられている。また、上カゴ8Aには、小鉢、コップ、湯飲みなどを開口を下方に向けた状態で収容できる収容部が備えられている。
上カゴ8Aには、着脱可能な樹脂製カゴ80が含まれている。図1では、この樹脂製カゴ80に湯飲みが収容された状態が示されており、図2では、樹脂製カゴ80が取り外された状態が示されている。樹脂製カゴ80を取り外した上カゴ8Aは、樹脂製カゴ80が取り付けられていた領域(図2において、上方の右側5分の2程度の領域)が大きく開放するので、下カゴ8Bにフライパン、鍋などの容量の大きな被洗浄物を入れることができる。
洗浄タンク3の底面3Bの手前側左部には、洗浄水を溜めておくための貯水部15が、一段低く形成されている。洗浄タンク3内には、たとえば、機外の給水設備や給湯設備から水道水(常温の水または湯(以下、単に「水」と呼ぶ。)を供給することができるようになっていて、洗浄タンク3内に供給された水は、貯水部15を含む洗浄タンク3の下部に溜まるようになっている。洗浄タンク3内に洗剤を投入することにより、その洗剤が洗浄タンク3内に供給された水と混ぜ合わされて、食器の洗浄に使用する洗浄水が生成される。
洗浄タンク3の下方(貯水部15の後方)には、食器の洗浄時に洗浄タンク3内の洗浄水を循環させたり、洗浄タンク3内の洗浄水を排水したりするための洗浄兼排水ポンプ20が配置されている。図1では図示しないが、洗浄兼排水ポンプ20は、その内部が洗浄ポンプ室と排水ポンプ室とに区画されていて、洗浄ポンプ室および排水ポンプ室には、それぞれポンプモータ21によって回転駆動可能な洗浄用インペラおよび排水用インペラが備えられている。
洗浄ポンプ室の吸入口は、貯水部15の後壁に形成された循環口22に接続されていて、洗浄ポンプ室の吐出口は、洗浄タンク3の下方に左右方向に沿って延設された通水路24に接続されている。この通水路24は、後述する回転ノズルアームおよび固定ノズルアームに接続されている。ポンプモータ21が正転されると、洗浄ポンプ室内の洗浄用インペラの回転によって、貯水部15から循環口22を介して洗浄ポンプ室内に洗浄水が吸い込まれ、その洗浄水が吐出口から通水路24に送り出される。通水路24を介して圧送された洗浄水は、通常、回転ノズルアームおよび固定ノズルアームから洗浄タンク3内の食器に向けて噴射される。回転ノズルアームおよび固定ノズルアームから噴射された洗浄水は、再び洗浄タンク3の底部に溜まり、貯水部15から循環口22を介して洗浄兼排水ポンプ20(洗浄ポンプ室)に吸い込まれる。このようにして、貯水部15に溜められた洗浄水は、食器洗い機1内で循環されて、食器の洗浄に使用されるようになっている。
また、排水ポンプ室の吸込口は貯水部15の左側壁に形成された排水口(図示せず)に接続されていて、排水ポンプ室の吐出口は機外に連通する排水路(図示せず)に接続されている。ポンプモータ21が反転されると、排水ポンプ室内の排水用インペラの回転によって、貯水部15から排水口を介して排水ポンプ室内に洗浄水が吸い込まれ、その洗浄水が排水路を介して機外に排出される。
洗浄タンク3の底部には、下カゴ8Bの下方から上方に向かって洗浄水を噴射するための2つの回転ノズルアーム26が、左右に並べて配置されている(図1では、一方の回転ノズルアーム26だけが見えている。)。これら2つの回転ノズルアーム26は、それぞれ略楕円形の長尺形状を有していて、ノズル軸27により、それぞれの長手方向中央部を中心にして、水平面内で回転可能に保持されている。ノズル軸27は、通水路24に連通している。
各回転ノズルアーム26の上面には、複数個(たとえば、6個)のノズル28が形成されている。洗浄兼排水ポンプ20から通水路24およびノズル軸27を介して各回転ノズルアーム26に送られてきた洗浄水は、各回転ノズルアーム26のノズル28から上方に向かって噴射される。各回転ノズルアーム26のノズル28から洗浄水が噴射される際に、各回転ノズルアーム26に対して反力が生じ、その反力によって、各回転ノズルアーム26はノズル28から洗浄水を噴射しつつ回転することとなる。これにより、各回転ノズルアーム26の上方に位置する食器(主に下カゴ8Bに収容されている食器)に満遍なく洗浄水を噴射して、良好に洗浄を行うことができる。
洗浄タンク3内の後面3Cおよび右側面3Dには、上カゴ8Aと下カゴ8Bとの間から上カゴ8Aに収容された食器に向かって洗浄水を噴射するための固定ノズルアーム29が取り付けられている。固定ノズルアーム29は、その下端から上方に延びた後、途中から第1アーム30と第2アーム31とに分岐した形状になっている。第1アーム30および第2アーム31は後面3Cに配置されている。そしてさらに第2アーム31の先端には右側面3Dに配置された第3アーム32が接続されている。固定ノズルアーム29は、その下端が通水路24に連通している。
第1アーム30は、左方に向かって分岐し、後面3Cの左端近傍までほぼ水平に(厳密には先端の方が少し高くなるように若干傾斜して)延びている。第1アーム30には、上カゴ8Aの主として左半分に収容された食器に向けて洗浄水を噴射するためのたとえば4つのノズル33がほぼ等間隔に配置されている。
第2アーム31は、第1アーム30の分岐位置よりもさらに上方まで延びた後、右方に屈曲し、後面3Cの右端近傍まで略水平に(厳密には先端の方がやや高くなるように若干傾斜して)延びている。第2アーム31には、上カゴ8Aの主として右半分に収容された食器に向けて洗浄水を噴射するための各種のノズル34が備えられている。
第3アーム32は、右側面3Dに配置されていて、図1に示すように前方に向かってほぼ水平に延び、その先端は開口4近傍に達している。第3アーム32には、上カゴ8Bに収容された食器に対して、特に樹脂製カゴ80に収容された湯飲みおよびコップ類に対して斜め下方から洗浄水を噴射するために、たとえば3つのノズル35が備えられている。 貯水部15の上縁には、メッシュ状の残菜フィルタ37が着脱可能に配置されていて、洗浄時に食器から分離した残菜は、この残菜フィルタ37により捕獲され、貯水部15への流入が阻止されるようになっている。残菜フィルタ37の前端中央部には、上方に延びる把持部38が形成されており、ユーザは、この把持部38をつまんで残菜フィルタ37の着脱を容易に行うことができる。
食器洗い機1は、また、洗浄後の食器を乾燥させる機能を有している。洗浄タンク3の底面3Bの前側部分には、洗浄時に洗浄タンク3内に溜められた洗浄水を温めたり、乾燥時に洗浄タンク3内の空気を温めたりするためのヒータ(図示せず)が配置されている。 固定ノズルアーム29の根元部(第1アーム30の分岐部よりも下側)には、固定ノズルアーム29に洗浄水を流通させるか否かを切り換えるための切換装置40が配置されている。切換装置40は、固定ノズルアーム29の根元部と通水路24との間を接続する弁室およびボール弁を含み、ボール弁で固定ノズルアーム29への洗浄水の流路を閉鎖することにより、固定ノズルアーム29への洗浄水の流通を阻止するものである。
この食器洗い機1では、切換装置40により通水路24から固定ノズルアーム29への洗浄水の流路を開放した状態に維持することにより、回転ノズルアーム26および固定ノズルアーム29の両方から洗浄水を噴射させることができるだけでなく、切換装置40により通水路24から固定ノズルアーム29への洗浄水の流路を閉鎖することにより、回転ノズルアーム26からだけ洗浄水を噴射させるモード(分け洗いモード)も実行できるようになっている。
この実施形態では、以上のような構成の食器洗い機1において、洗浄タンク3内の高さ方向スペースの有効活用を図るために、以下に説明するように、上カゴ8A、下カゴ8Bおよび下扉6等の構成が工夫されている。
以下の説明では、この発明がなされるに至った背景および課題ならびに、その課題を解決した実施形態の構成を、図面を参照しながら順に説明する。
図3は、食器洗い機1を右側面から見た図解的な断面図で、上カゴ8Aに収容された湯飲みと下カゴ8Bに収容された大皿との収容時の関係が示されている。なお、図3に示す食器洗い機1は、上カゴ8Aおよび下カゴ8Bに、この発明に係る構成が施されていない状態が示されている。
図3に示すように、洗浄タンク3は、たとえば樹脂製のタンクであり、成形時において、洗浄タンク3から金型を抜き取る必要があるため、洗浄タンク3の天面3Eは、前方に向かって上り傾斜面となっている。このため、上カゴ8Aに収容された湯飲みの上方には、前方から後方に向かって楔状の遊びスペース(ハッチングを付した領域)71が存在する。
また、洗浄タンク3の下方には貯水部15が備えられており(図1参照)、水や洗浄水が溜められるが、洗浄タンク3には溜められた水の溢水ライン16が定められ、その溢水ライン16から前方に水が溢れないように、下扉6の根元には水封パッキン72が備えられている。そして、この水封パッキン72の上端を水平に延ばした水平ライン73上を下カゴ8Bが前後方向にスライドし得る構成となっている。このため、水平ライン73と溢水ライン16との間は、水が溜まらないスペースであるにもかかわらず、従来は食器収容に利用されていない遊びスペースとなっていた。
そして、下カゴ8Bに立てた状態で収容された大皿の上端と、上カゴ8Aに伏せた状態で収容された湯飲みの下端とがぶつかる(干渉する)という問題があった。
そこで、図4に示すように、この実施形態では、上カゴ8Aの構造を工夫し、湯飲みやコップを斜めに配置して、遊びスペース22(図3参照)が生じないようにした。ここで、斜めに配置するとは、次のような意味である。上カゴ8Aは、後方から前方に向かって複数列(図示の形態では3列)に湯飲み(またはコップ)を配列するための収容部を備えている。そこで収容部を、3列に配列された食器が、後方から前方に向かって、一定の勾配で前方が高くなるようにして収容できる構成とした。
これにより、上カゴ8Aの上方の遊びスペース22をなくし、上カゴ8Aに収容された湯飲みの収容位置を、前方に行くに従って上方へずらすことができ、湯飲みと下カゴ8Bに収容された大皿上部とが干渉(接触)しないようにできる。
ところで、上カゴ8Aを前方へ水平に引き出せる構成とした場合は、図5に示すように、上カゴ8Aに収容された後方(たとえば最後列)の湯飲みが、上カゴ8Aの引き出し時に下カゴ8Bに収容された大皿の上部と干渉(接触)してしまう。
そこで、この実施形態では、図6に示すように、上カゴ8Aを前方に向かって斜め上方に引き出し可能とした。すなわち、上カゴ8Aは、洗浄タンク3の天面3Eが有する前方に向かって上り傾斜した傾斜面に合わせて、前方に向かって上り傾斜した引き出し線に沿って引き出される構成とした。
かかる構成により、上カゴ8Aを引き出す際に、上カゴ8Aに収容された湯飲みが下カゴ8Bに収容された大皿の上部と干渉することなく、スムーズに上カゴ8Aを引き出すことができる。
ところで、図7に示すように、下カゴ8Bに収容された大皿の下方部が、水平ライン73と溢水ライン16との間の遊びスペース(図3参照)内に沈んだ状態になるように、下カゴ8Bの収容部を改良すれば、上カゴ8Aが水平方向に引き出せる構成であっても、上カゴ8Aに収容された茶碗と下カゴ8Bに収容された大皿の上端とが接触することは回避できる。
ところが、下カゴ8Bにおける大皿収容部を、大皿の下端が水平ライン73よりも下方へ沈んだ状態で収容できる構成とした場合、図8に示すように、下カゴ8Bを水平に前方に引き出したとき、水平ライン73より下方に沈んだ大皿の下端部が下扉6の上面(内面)と干渉するという事態が生じる。
そこでこの実施形態では、図9に示すように、下扉6の上面(内面)に、引き出されてくる下カゴ8Bの前方部分を上方へ持ち上げるためのガイド突起すなわち前輪ガイド74を設けた。この前輪ガイド74は、下扉6の内面において、下扉6の左右両側に突出しており、下扉6の下方から上方に向かうテーパ部17と、テーパ部17に続いた下扉6の内面よりも一段高くなった乗り上げ部18とを含んでいる。
かかる構成により、下カゴ8Bは、前方に引き出された際、下カゴ8Bの前方下部の左右両側に備えられた前輪13が前輪ガイド74に乗り上げ、下カゴ8Bはその前方部が上方へ持ち上げられるので、下カゴ8Bの前後方向ほぼ中央部から下方に突出する大皿の下端は、下扉6の上面(内面)と干渉せず、良好に下カゴ8Bの引き出しが可能となる。
図9の構成では、下扉6の内面だけに前輪ガイド74を設ける例を示したが、図10に示すように、前輪ガイド74に加えて、洗浄タンク3内における下カゴ8Bの後輪の引き出し経路に、後輪ガイド19を設けてもよい。後輪ガイド19は、洗浄タンク3内において、左右両側に設けられており、下カゴ8Bが引き出されたときに、下カゴ8Bの後方下部の左右両側に備えられた後輪14が乗り上げるものである。
前輪ガイド25および後輪ガイド19を設けると、下カゴ8Bの前方および後方を持ち上げることができるので、前輪ガイド74の高さを、前輪ガイド74だけを設ける場合に比べて、約2分の1程度の低い高さとすることができる。
なお、この実施形態では、下カゴ8Bに、左右一対の前輪13および左右一対の後輪が設けられている構成を示したが、前輪13、後輪14がなく、カゴ枠の一部が、たとえば脚となっていて、前脚および後脚が前輪ガイド74、後輪ガイド19に乗り上げる構成でもよい。
図11は、上カゴ8Aの一部を構成する樹脂製カゴ80を前後方向に沿って切断した縦断面図であり、湯飲みが収容された状態で描かれている。図11に示すように、上カゴ8Aに取り付けられる樹脂カゴ80は、前後方向に3列に湯飲みまたはコップを収容する収容部を有している。そして、各収容部は、湯飲みまたはコップをうつ伏せ状態で、高台側(底側)が前方にわずかに傾斜した状態で収容する。さらに、各収容部は、後方の列に比べて前方の列の方が、収容した湯飲みまたはコップが徐々に上方に位置するように設計されている。
図12A,Bは、上カゴ8Aを斜め前方に引き出す際に必要なスライドガイド61の構成を示す図解図である。スライドガイド61は、洗浄タンク3の右側面3Dおよび左側面3F(図2参照)に配置されている。図12では、洗浄タンク3の左側面3Fに配置されたスライドガイド61が示されている。スライドガイド61は、上カゴ8Aの左右両側を前後方向にスライド可能に受け止めるものである。スライドガイド61は、前方に向かって緩やかに上る上り傾斜が付けられ、引き出し線62に沿って上カゴ8Aが引き出される。それゆえ、上カゴ8Aが洗浄タンク3内に収容された状態では、上カゴ8Aは図12Aに示す位置にあるのに対し、前方に引き出されると、上カゴ8A下端の位置は、図12Bに示すように、Aの位置より上方に変位する。
図13は、下扉6の内面(上面)に設けられた前輪ガイド74と、その上に乗った下カゴ8Bの前輪13との関係を示す。図に示すように、前輪ガイド74は、下扉6の内面の左右両側に設けられ、下カゴ8Bが引き出されたとき、その前輪13が乗るものである。 図14は、上扉5の分解図および組立図である。図14において、A、B、C、D、Eは、それぞれ正面図、F、G、H、I、Jは、それぞれ、A、B、C、D、Eの中央部で切断した縦断面図である。
上扉5には、図14B,Gに示すベース板51と、図14C,Hに示す前板52と、図14D,Iに示す表面カバー板53と、図14A,Fに示す排気口内カバー54とが含まれている。そしてそれらが組み合わされて完成した上扉5の正面図が図14Eであり、その中央縦断面図が図14Jである。
この実施形態に係る上扉5の特徴は、
ア.ベース板51が透明な樹脂(たとえばPP,TPX等)で構成されていること、
イ.前板52は、たとえばABS樹脂等の不透明な材料で構成され、好ましくは所定の色に着色されているが、その中央下方に、幅方向に長手の、たとえば長方形状の窓穴55を有すること、
ウ.表面カバー板53は、透明な樹脂(たとえばAS)で形成されており、その裏面には、前板52の窓穴55に対向する領域65を除いて不透明な着色剤(塗料)が塗布されていること、
である。
上扉5は、ベース板51、前板52および表面カバー板53がこの順序で重ね合わされて、前後方向に3層の構成を有している。その結果、前板52に形成された窓穴55の裏面側は透明なベース板51で覆われており(ベース板51の領域66が対向する)、窓穴55の表面側は表面カバー板53の着色料が塗布されていない透明領域65で覆われている。
さらに、ベース板51には、その上方に、前方から見て左右方向に長手の排気口5Aが形成され、前板52および表面カバー板53にも、排気口5Aと重なる位置に、それぞれ穴56,57が形成されている。
それゆえ、ベース板51、前板52および表面カバー板53が組み立てられた状態では、図14Jに示すように、ベース板51から前方に突出する排気口5Aが前板52の穴56および表面カバー板53の穴57を通って前方に延び出し、表面カバー板53の表面とほぼ面一となる。
そして、この排気口55Aの内面側には、排気口内カバー54が嵌められ、庫内に生じる蒸気は排気口内カバー54の隙間を通って排気口5Aから外部へ排出される。
また、この実施形態では、ベース板51が透明で、前板52には窓穴55が形成されており、表面カバー板53は透明であり、しかも、窓穴55と対向する領域65にはその裏面に塗装がされていないので、それらが積層された状態において、窓穴55の表面側を覆う表面カバー板53の領域65および裏面側を覆うベース板51の領域66は、共に透明であり、窓穴55を通して上扉5の前方から洗浄タンク3内を視認することができる。
ところで、この上扉5は、図1を参照して説明したように、洗浄タンク3の開口4上部を閉じた状態から開く際には、開口4の前方へ少し変位した後、開口4に沿って上方へ移動する。このため、食器洗い機1の前方からユーザが上扉5を眺めても、上扉5の裏面は見えない。それゆえ、上述のように、上扉5の裏面を形成するベース板51が透明な樹脂で構成されていて、ベース板51を通してその内部(前板52側)が透けて見えても、それは通常ユーザの目に触れることがないから、上扉5の見栄えが悪くなることはない。
つまり、この実施形態では、上扉5が、開口4の開閉状態にかかわらず、その裏面が前方から見えないように移動する扉であるという点に着目して、上扉5の裏面を構成するベース板51を透明な樹脂で形成した。これにより、上扉5の見栄えの良さを維持しつつ、構成の簡易化および内部視認窓が実現されている。
このように、この実施形態に係る食器洗い機1では、上扉5が、比較的簡単な構成によって、洗浄タンク3内を視認可能な構成となっている。
この発明は、以上説明した実施形態に限定されるものではなく、請求項記載の範囲内において種々の変更が可能である。
この発明の一実施形態に係る食器洗い機を前後方向に沿った鉛直面で切断したときの断面を右側から見た断面図である。 上扉および下扉を外した状態で食器洗い機を前方から見た正面図である。 食器洗い機を右側面から見た図解的な断面図で、この発明に係る構成が施されておらず、遊びスペースが存在することを説明するための図である。 食器洗い機を右側面から見た図解的な断面図で、洗浄タンク上方の遊びスペースを無くするように改良された構成例を示す図である。 食器洗い機を右側面から見た図解的な断面図で、上カゴ8Aを前方へ水平に引き出したときに、上カゴ8Aに収容された最後列の湯飲みが、下カゴ8Bに収容された大皿の上部と干渉することを説明する図である。 食器洗い機を右側面から見た図解的な断面図で、上カゴ8Aに収容された湯飲みと下カゴ8Bに収容された大皿の上部との干渉が回避された改良された構成を示す図である。 食器洗い機を右側面から見た図解的な断面図で、上カゴ8Aに収容された湯飲みと、下カゴ8Bに収容された大皿の上端との接触を回避するための別の構成例を示す図である。 食器洗い機を右側面から見た図解的な断面図で、下カゴ8Bを水平に前方に引き出したとき、下カゴ8Bに収容された大皿の下端部が下扉と干渉することを説明するための図である。 食器洗い機を右側面から見た図解的な断面図で、前方に引き出された下カゴ8Bの前方部分を持ち上げるための前輪ガイドを説明するための図である。 食器洗い機を右側面から見た図解的な断面図で、前輪ガイド25だけでなく後輪ガイド19も設けられた構成例を示す図である。 上カゴ8Aの一部を構成する樹脂製カゴを前後方向に沿って切断した縦断面図であり、湯飲みが収容された状態で描かれた図である。 上カゴ8Aを斜め前方に引き出す際に必要なスライドガイドの構成を示す図解図である。 下カゴ8Bの前輪13と、下扉6の内面に設けられた前輪ガイド25との位置関係を示す図である。 上扉の分解図および組立図である。
符号の説明
1 食器洗い機
3 洗浄タンク
3E 天面
4 開口
5 上扉
6 下扉
8 食器収容カゴ
8A 上カゴ
8B 下カゴ
16 溢水ライン
17 テーパ部
18 乗り上げ部
19 後輪ガイド
71 遊びスペース
72 水封パッキン
73 水平ライン
74 前輪ガイド(ガイド突起)
51 ベース板
52 前板
53 表面カバー板
55 窓穴
61 スライドガイド

Claims (10)

  1. 前面に食器入出用の開口が形成された洗浄タンクと、洗浄タンク内から開口を通して前方に引き出される食器収容カゴとを有する食器洗い機において、
    上記洗浄タンクを区画する天面は前方に向かって上り傾斜面となっており、
    上記食器収容カゴは、後方から前方に向かって、一定の勾配で前方が高くなるように、複数列に食器を配列する収容部を備え、上記天面の傾斜に合わせて、前方に向かって上り傾斜した引き出し線に沿って引き出されることを特徴とする、食器洗い機。
  2. 上記洗浄タンク内には、上方に配置された上カゴと、下方に配置された下カゴとが備えられ、上記食器収容カゴは上カゴであることを特徴とする、請求項1記載の食器洗い機。
  3. 上記上カゴの収容部は、湯飲みおよびコップを伏せた状態で、かつ、前方に傾けて収容することを特徴とする、請求項2記載の食器洗い機。
  4. 前面に食器入出用の開口が形成された洗浄タンクと、洗浄タンク内から開口を通して前方に引き出される食器収容カゴとを有する食器洗い機において、
    上記洗浄タンクを区画する天面は前方に向かって上り傾斜面となっており、
    上記食器収容カゴは、後方から前方に向かって、上記天面の傾斜に対応した勾配で前方が高くなるように、複数列に食器を配列する収容部を有することを特徴とする、食器洗い機。
  5. 前面に食器入出用の開口が形成された洗浄タンクと、開口の下端を中心に前方に回動して水平方向まで開く扉と、洗浄タンク内から開口を通して前方に引き出され、水平方向まで開いた扉の内面上に少なくとも前方部が乗る食器収容カゴとを有する食器洗い機において、
    上記食器収容カゴは、カゴ底よりも下方へ食器の一部が沈んだ状態で食器を収容する収容部を有し、
    上記扉の内面の左右両端には、引き出されて乗る食器収容カゴの前方部を上方へ持ち上げるためのガイド突起が設けられていることを特徴とする、食器洗い機。
  6. 上記洗浄タンクを区画する天面は前方に向かって上り傾斜面となっており、
    上記洗浄タンク内には、上記食器収容カゴの上方にさらに上カゴが設けられており、当該上カゴは、後方から前方に向かって、上記天面の傾斜に対応した勾配で前方が高くなるように、複数列に食器を配列する収容部を有することを特徴とする、請求項5記載の食器洗い機。
  7. 上記食器収容カゴには、下部前方の左右両側および下部後方の左右両側に、それぞれ、前輪および後輪が設けられ、前輪が上記ガイド突起に乗り上げて前方へ引き出されることを特徴とする、請求項5記載の食器洗い機。
  8. 上記洗浄タンクの左右両側には、上記食器収容カゴが前方へ引き出されたときに、食器収容カゴの後輪が乗り上がる後輪用ガイド突起が設けられていることを特徴とする、請求項7記載の食器洗い機。
  9. 上記洗浄タンク内には、上方に配置された上カゴと下方に配置された下カゴとが備えられ、
    上記食器収容カゴは下カゴであり、
    上カゴには、請求項1〜4のいずれかに記載の構成が採用されていることを特徴とする、請求項5、7または8に記載の食器洗い機。
  10. 前面に食器入出用の開口が形成された洗浄タンクと、洗浄タンクの開口を塞ぐための上扉および下扉とを有する食器洗い機において、
    上記上扉は、
    透明な樹脂で形成され、閉じた時に裏面が洗浄タンク内に臨むベース板と、
    予め定める位置に窓穴があけられていて、上記ベース板の表面側に嵌合される前板と、 透明な樹脂で形成され、上記前板の窓穴と対向する領域を除いて裏面に不透明な着色が施され、上記前板の表面側に嵌合される表面カバー板とを含むことを特徴とする、食器洗い機。
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CN105520705A (zh) * 2016-02-18 2016-04-27 佛山市顺德区美的洗涤电器制造有限公司 刀叉篮及具有其的洗碗机

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