JP2006054362A - Led制御回路 - Google Patents

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Abstract

【課題】LEDを消灯状態から徐々に明るくする場合に(フェードインさせる場合に)、所望のタイミングでLEDを点灯させる。
【解決手段】LED制御回路100は、LED1に大きさが可変の可変駆動電流を供給する可変電流供給回路110と、LED1に所定の大きさの所定駆動電流を供給する所定電流供給回路130とを備える。LED制御回路100は、点灯開始信号が外部から入力された場合、所定電流供給回路130による所定駆動電流の供給を開始することによって、LED1を微小点灯させ、この所定駆動電流の供給開始と略同時またはその直後に、可変電流供給回路110により供給される可変駆動電流を徐々に大きくすることによって、LED1の輝度を徐々に明るくする。
【選択図】図1

Description

本発明は、LEDの輝度を制御するLED制御回路に関し、特に、LEDの輝度をフェードインまたはフェードアウトさせるものに関する。
近年、多くの携帯電話やPHSには、いわゆるイルミネーション機能が搭載されている。このイルミネーション機能は、例えば、赤(R)、緑(G)、青(B)の3色LEDを様々なパターンで点灯または消灯させることにより、実現されている。
ところで、最近、視覚的な効果として、すなわちイルミネーション機能の一つとして、LEDのON時に徐々に輝度を明るくし、LEDを消灯状態から所定の点灯状態に徐々に移行させる機能、すなわちLEDの輝度をフェードインさせる機能が求められている。このフェードインは、例えば、LED制御回路により、LEDに流す電流を0から設定電流値まで時間と共にリニアに変化させることにより実現させることができる。
しかし、上記の方法によってフェードインを行う場合、次のような問題が生じる。フェードイン開始直後においては、電流が微小であるためLEDの発光強度が非常に小さく、人間の肉眼ではLEDの光を認識することができない。特に、LEDがカバーで覆われている場合や、明るい場所においては、駆動電流がある程度の大きさに達するまでLEDの光を視認することができない。このため、LED制御回路によるフェードイン開始から、LEDが視認可能に点灯するまでにタイムラグが生じ、LEDの点灯タイミングが遅れてしまう。また、LEDやLED制御回路のバラツキなどにより、上記のタイムラグにはバラツキが生じる。
したがって、上記の方法では、所望のタイミングでLEDを点灯させることができない。このため、複数のLEDを同時にフェードインさせようとする場合、LED間で点灯タイミングがずれてしまう。
そこで、本発明は、LEDをフェードインさせる場合に、所望のタイミングでLEDを点灯させることができるLED制御回路を提供する。
ところで、LEDの輝度Bは、駆動電流Iの対数に比例する。したがって、駆動電流Iと、駆動電流Iの変化に対する輝度Bの変化の割合(dB/dI)との関係は、反比例関係となる。このため、LEDに流す電流を時間と共にリニアに変化させた場合、LEDの輝度と時間との関係はリニアにならない。すなわち、輝度の時間変化の傾き(変化の速さ)は一定とならない。具体的には、駆動電流が比較的小さい期間では比較的速いスピードで輝度が変化し、駆動電流が比較的大きい期間では比較的遅いスピードで輝度が変化する。分かり易く言えば、LEDは、フェードインにおいては急激に明るくなった後にゆっくりと最終的な点灯状態となり、フェードアウトにおいてはゆっくりと暗くなった後に急激に消灯する。このように、フェードインまたはフェードアウトを行う場合において、駆動電流をリニアに変化させたのでは、LEDの輝度変化がスムーズでない。
そこで、本発明は、滑らかにLEDの輝度を変化させることができるLED制御回路を提供する。
本発明に係るLED制御回路は、LEDの輝度を制御するLED制御回路であって、前記LEDに大きさが可変の可変駆動電流を供給する可変電流供給回路と、当該可変電流供給回路を制御する可変電流制御回路と、前記LEDに所定の大きさの所定駆動電流を供給する所定電流供給回路と、当該所定電流供給回路を制御する所定電流制御回路と、を備え、前記LEDの点灯開始を指示する点灯開始信号が外部から入力された場合、前記所定電流制御回路は、前記所定駆動電流の供給を開始することにより、前記LEDを点灯させ、前記可変電流制御回路は、前記所定駆動電流の供給開始と略同時またはその直後に、前記可変駆動電流を徐々に大きくすることにより、前記LEDの輝度を徐々に明るくし、前記LEDを消灯状態から所定の点灯状態に徐々に移行させることを特徴とする。
上記構成の好適な態様では、前記LEDの消灯開始を指示する消灯開始信号が外部から入力された場合、前記可変電流制御回路は、前記可変駆動電流を徐々に小さくすることにより、前記LEDの輝度を徐々に暗くし、前記所定電流制御回路は、前記可変駆動電流がゼロになると略同時またはその直後に、前記所定駆動電流の供給を停止することにより、前記LEDを消灯させ、前記LEDを所定の点灯状態から消灯状態に徐々に移行させる。
本発明に係るLED制御回路は、LEDの輝度を制御するLED制御回路であって、前記LEDに大きさが可変の可変駆動電流を供給する可変電流供給回路と、当該可変電流供給回路を制御する可変電流制御回路と、を備え、前記LEDの点灯開始を指示する点灯開始信号が外部から入力された場合、前記可変電流制御回路は、前記可変駆動電流を所定の大きさに設定することにより、前記LEDを点灯させ、その後、前記可変駆動電流を徐々に大きくすることにより、前記LEDの輝度を徐々に明るくし、前記LEDを消灯状態から所定の点灯状態に徐々に移行させることを特徴とする。
上記構成の好適な態様では、前記LEDの消灯開始を指示する消灯開始信号が外部から入力された場合、前記可変電流制御回路は、前記可変駆動電流を徐々に小さくすることにより、前記LEDの輝度を徐々に暗くし、前記可変駆動電流が所定の大きさになったとき、前記可変駆動電流をゼロに設定することにより、前記LEDを消灯させ、前記LEDを所定の点灯状態から消灯状態に徐々に移行させる。
本発明の好適な態様では、前記可変駆動電流を徐々に大きくする場合または徐々に小さくする場合において、前記可変駆動電流が大きいほど前記可変駆動電流の時間変化の傾きが大きくなるように、前記可変駆動電流の時間変化の傾きを、連続的または段階的に変化させる。さらに、好適には、前記可変駆動電流を指数関数的に変化させる。
本発明に係るLED制御回路は、LEDの輝度を制御するLED制御回路であって、所定のクロックをカウントしてカウント値を出力するカウンタと、当該カウンタのカウント値に応じた大きさの可変駆動電流を、前記LEDに供給する可変電流供給回路と、前記LEDに所定の大きさの所定駆動電流を供給する所定電流供給回路と、当該所定電流供給回路を制御する所定電流制御回路と、を備え、前記LEDの点灯開始を指示する点灯開始信号が外部から入力された場合、前記所定電流制御回路は、前記所定駆動電流の供給をONすることにより、前記LEDを点灯させ、前記カウンタは、前記所定駆動電流のONと略同時またはその直後に、前記カウント値をゼロからカウントアップすることにより、前記LEDの輝度を徐々に明るくし、前記LEDを消灯状態から所定の点灯状態に徐々に移行させることを特徴とする。
上記構成の好適な態様では、前記LEDの消灯開始を指示する消灯開始信号が外部から入力された場合、前記カウンタは、前記カウント値をカウントダウンすることにより、前記LEDの輝度を徐々に暗くし、前記所定電流制御回路は、前記カウント値がゼロになると略同時またはその直後に、前記所定駆動電流の供給をOFFすることにより、前記LEDを消灯させ、前記LEDを所定の点灯状態から消灯状態に徐々に移行させる。
本発明に係るLED制御回路は、LEDの輝度を制御するLED制御回路であって、所定のクロックをカウントしてカウント値を出力するカウンタと、当該カウンタのカウント値に応じた大きさの可変駆動電流を、前記LEDに供給する可変電流供給回路と、前記カウンタのカウント値を設定するカウント値設定回路と、を備え、前記LEDの点灯開始を指示する点灯開始信号が外部から入力された場合、前記カウント値設定回路は、前記カウンタに所定の初期カウント値を設定することにより、前記LEDを点灯させ、前記カウンタは、前記初期カウント値の設定後、前記カウント値をカウントアップすることにより、前記LEDの輝度を徐々に明るくし、前記LEDを消灯状態から所定の点灯状態に徐々に移行させることを特徴とする。
上記構成の好適な態様では、前記LEDの消灯開始を指示する消灯開始信号が外部から入力された場合、前記カウンタは、前記カウント値をカウントダウンすることにより、前記LEDの輝度を徐々に暗くし、前記カウント値設定回路は、前記カウント値が所定の最終カウント値になったとき、前記カウンタにゼロを設定することにより、前記LEDを消灯させ、前記LEDを所定の点灯状態から消灯状態に徐々に移行させる。
本発明の好適な態様では、前記可変電流供給回路は、前記可変駆動電流が大きいほど前記可変駆動電流の時間変化の傾きが大きくなるように、前記カウンタのカウント値をこれと指数関係を持つ電流に指数変換し、得られた電流を前記LEDに供給する。
また、本発明の別の好適な態様では、前記カウント値が大きいほど前記カウンタに供給されるクロックの周波数が高くなるように、前記クロックの周波数を前記カウント値に応じて切り換える。
本発明によれば、LEDをフェードインさせる場合に、所望のタイミングでLEDを点灯させることができるLED制御回路を提供することができる。
また、本発明によれば、滑らかにLEDの輝度を変化させることができるLED制御回路を提供することができる。
以下、本発明の実施の形態を図面に従って説明する。
[第1の実施の形態]
<LED制御回路の基本的な構成および動作>
図1は、第1の実施の形態に係るLED制御回路100の概略構成を示すブロック図である。まず、図1を参照して、本実施の形態に係るLED制御回路100の基本的な構成について説明する。LED制御回路100は、LED1に供給する駆動電流を制御することにより、LED1の輝度を制御する回路である。具体的には、LED制御回路100は、LED1の点灯開始を指示する点灯開始信号が外部(例えばマイコン2)から入力された場合には、LED1をフェードインさせ、LED1の消灯開始を指示する消灯開始信号が外部(例えばマイコン2)から入力された場合には、LED1をフェードアウトさせる。ここで、フェードインとは、LEDが消灯状態から徐々に明るくなり点灯状態になることを意味する。一方、フェードアウトとは、LEDが点灯状態から徐々に暗くなり消灯状態になることを意味する。図1において、LED制御回路100は、可変電流供給回路110、可変電流制御回路120、所定電流供給回路130、および所定電流制御回路140を備えている。
可変電流供給回路110は、LED1に対して大きさが可変の駆動電流(以下、「可変駆動電流」と称す)を供給する。可変電流制御回路120は、可変電流供給回路110を制御する。
所定電流供給回路130は、LED1に対して所定の大きさの駆動電流(以下、「所定駆動電流」と称す)を供給する。ここで、所定駆動電流の大きさは、LED1を点灯させるために必要な大きさである。本件明細書でいう「点灯」とは、人間の肉眼で視認可能にLEDが発光することをいい、視認できない程度に発光することは含まれない。また、所定駆動電流の大きさは、LED1を徐々に明るくする観点より、LED1が僅かに点灯する程度の大きさ、すなわちLED1が微小点灯する程度の大きさであることが好ましい。所定電流制御回路140は、所定電流供給回路130を制御する。
図2は、本実施の形態における駆動電流の変化の様子を示す図である。図2において、斜線で示される部分は、所定駆動電流に相当する。以下、図1、2を参照して、LED制御回路100の基本的な動作について説明する。
点灯開始信号が外部から入力されると、所定電流制御回路140は、所定電流供給回路130に所定駆動電流の供給を開始させる。これにより、LED1は微小点灯する。この所定駆動電流の供給開始と略同時またはその直後に、可変電流制御回路120は、可変電流供給回路110により供給される可変駆動電流を徐々に大きくしていく。これにより、LED1は、徐々に明るくなり、所定の点灯状態となる。
ついで、消灯開始信号が外部から入力されると、可変電流制御回路120は、可変電流供給回路110により供給される可変駆動電流を、所定電流値からゼロまで徐々に小さくしていく。これによりLED1は、徐々に暗くなっていく。そして、可変駆動電流がゼロになると略同時またはその直後に、所定電流制御回路140は、所定電流供給回路130に所定駆動電流の供給を停止させる。これにより、LED1は、微小点灯状態から消灯状態に移行する。
このように、本実施の形態によれば、点灯開始信号に応じて、所定駆動電流の供給を開始することによってLED1を微小点灯させ、これと同時またはその直後に、可変駆動電流を徐々に大きくしていくので、LED1をフェードインさせる場合において、所望のタイミングでLED1を点灯させることができる。具体的には、点灯開始信号の供給タイミングで、確実にLED1を点灯させることができる。このため、複数のLEDを同時にフェードインさせようとする場合に、複数のLEDを同時に点灯させることができ、LED間で点灯タイミングがずれてしまうといった問題を回避または軽減することができる。
また、消灯開始信号に応じて、可変駆動電流を徐々に小さくしていき、可変駆動電流がゼロになると同時またはその直後に、所定駆動電流の供給を停止させる。これにより、LED1は、所定の点灯状態から徐々に暗くなっていき、可変駆動電流がゼロになるタイミングで、微小点灯状態から消灯状態に移行する。したがって、本実施の形態によれば、LED1をフェードアウトさせる場合において、所望のタイミングでLED1を消灯させることができる。このため、複数のLEDを同時にフェードアウトさせようとする場合に、複数のLEDを同時に消灯させることができ、LED間で消灯タイミングがずれてしまうといった問題を回避または軽減することができる。ただし、この場合、複数のLED間で、消灯開始信号を受けてから可変駆動電流がゼロに到達するまでの時間を予め揃えておく必要がある。
ここで、駆動電流が微小であるときにLED1が点灯しないという問題は、LED1をパルス駆動する場合よりも直流駆動する場合の方が顕著であるので、本実施の形態に係るLED制御回路100は、LED1を直流駆動する場合に好適に用いられ、この場合により大きな効果が得られる。
なお、本実施の形態では、フェードイン時またはフェードアウト時における、可変駆動電流と時間との関係は、リニアであってもノンリニアであってもよい。
<LED制御回路の具体的な構成および動作>
図3は、本実施の形態に係るLED制御回路100の構成例を示す回路ブロック図である。以下、図3に従って、本構成例に係るLED制御回路100の構成について具体的に説明する。
ここでは、LED制御回路100は、携帯電話またはPHSに搭載され、通話着信やメール着信などに合わせて、3色LEDの点灯/消灯を制御するものである。特に、中間色でのフェードインやフェードアウトを実現するものである。
図3において、LED制御回路100の入力端にはマイコン2が接続されており、出力端には、赤色のLED1rと、緑色のLED1gと、青色のLED1bとが接続されている。そして、LED制御回路100は、LED1rを制御するRLED制御回路100rと、LED1gを制御するGLED制御回路100gと、LED1bを制御するBLED制御回路100bとから構成されている。これらのRLED制御回路100r、GLED制御回路100g、およびBLED制御回路100bは、殆ど同じ構成であるので、図3において、GLED制御回路100gおよびBLED制御回路100bの具体的な構成は省略されている。また、以下の説明においては、RLED制御回路100rについて代表的に説明することとする。
(可変電流供給回路および可変電流制御回路)
本構成例では、RLED制御回路100rは、可変電流制御回路120として、カウンタ121を有する。また、可変電流供給回路110として、DA変換回路111、輝度調整回路112、および出力ドライバ回路113を有する。
カウンタ121は、マイコン2からの信号に応じて、マイコン2から供給される所定のクロックCLKに基づいてカウント値Cをカウントアップまたはカウントダウンする回路である。ここでは、カウンタ121は、4ビットのアップダウンカウンタ回路である。カウンタ121には、マイコン2から、LED1の点灯開始を指示する点灯開始信号(以下、ON信号と称す)、または、LED1の消灯開始を指示する消灯開始信号(以下、OFF信号と称す)が供給される。以下、適宜、ON信号およびOFF信号をON/OFF信号と総称する。カウンタ121は、ON信号が供給された場合には、ゼロから所定のカウント値C1までカウントアップする。一方、OFF信号が供給された場合には、所定のカウント値C1からゼロまでカウントダウンする。なお、ここでいう「ゼロ」とは、可変電流供給回路110により供給される可変駆動電流がゼロとなるカウント値、すなわち可変駆動電流ゼロに対応するカウント値を意味する。また、「カウントアップ」とは、可変駆動電流が増加する方向にカウント値をカウントすることを意味し、「カウントダウン」とは、可変駆動電流が減少する方向にカウント値をカウントすることを意味する。本実施の形態では、カウンタ121は、ON信号に応じて、カウント値ゼロ(“0000”、十進数の0)からカウント値C1(“1111”、十進数の15)までカウントアップし、カウントアップ完了後は、カウント値C1を維持する。一方、OFF信号に応じて、カウント値C1(“1111”)からカウント値ゼロ(“0000”)までカウントダウンし、カウントダウン完了後は、カウント値ゼロを維持する。
マイコン2から出力される上記のON/OFF信号は、後述するOR回路142にも供給される。また、カウンタ121から出力されるカウント値Cは、後述するコンパレータ141およびDA変換回路111に供給される。
DA変換回路111は、カウンタ121のカウント値C(デジタル信号)を、これに応じた大きさのアナログ信号(電流信号または電圧信号)S1に変換して出力する回路である。なお、カウント値Cとアナログ信号S1の強度(電流値または電圧値)との関係は、リニアであってもノンリニアであってもよい。
輝度調整回路112は、DA変換回路111から供給されるアナログ信号S1と、マイコン2から供給される輝度データBrとに基づいて、両者の積に応じた強度を示すアナログ信号(電流信号または電圧信号)S2を生成して出力する。なお、アナログ信号S1および輝度データBrの積と、アナログ信号S2の強度(電流値または電圧値)との関係は、リニアであってもノンリニアであってもよい。
ここで、輝度データBrは、LED1rの輝度を指定するためのデータである。GLED制御回路100gには、LED1gの輝度を指定するための輝度データBgが供給され、BLED制御回路100bには、LED1bの輝度を指定するための輝度データBbが供給される。これらの輝度データBr、Bg、Bbは、互いに異なる値が設定され得る。輝度データBr、Bg、Bbの値を変えることにより、3色LED1の輝度パターンを変えることができ、3色LED1による多色多階調表現が可能となる。ここでは、輝度データBr、Bg、Bbは、それぞれマイコン2によって設定される4ビットのデジタルデータである。
出力ドライバ回路113は、輝度調整回路112から出力されるアナログ信号S2の大きさに応じた可変駆動電流I1rを、LED1rに供給する。
(所定電流供給回路および所定電流制御回路)
本構成例では、所定電流供給回路130は、可変電流供給回路110と並列に設けられた定電流回路である。所定電流供給回路130は、所定駆動電流を発生させる定電流源131を備えている。この定電流源131は、一端がLED1rのカソードに接続されており、他端がスイッチ回路132を介してグランドに接続されている。このスイッチ回路132をON/OFFすることにより、定電流源131によるLED1rに対する所定駆動電流の供給をON/OFFすることが可能となっている。具体的には、スイッチ回路132がONのときには、所定駆動電流I2rの供給はONとなる。一方、スイッチ回路132がOFFのときには、所定駆動電流I2rの供給はOFFとなる。このスイッチ回路132は、所定電流制御回路140によって制御される。
本構成例では、所定電流制御回路140は、コンパレータ141とOR回路142とから構成される。コンパレータ141の出力は、カウンタ121のカウント値Cがゼロ(“0000”)と一致する場合には“L”レベルとなり、一致しない場合には“H”レベルとなる。OR回路142は、マイコン2から供給されるON/OFF信号と、コンパレータ141の出力信号との論理和をとり、その結果をスイッチ回路132に供給する。具体的には、OR回路142の出力信号は、マイコン2の出力信号がOFF信号であり、かつ、コンパレータ141の出力信号が“L”レベルである場合には、“L”レベルとなり、それ以外の場合には“H”レベルとなる。OR回路142の出力信号が“H”レベルのとき、スイッチ回路132はON状態であり、所定駆動電流の供給が行われる。一方、OR回路142の出力信号が“L”レベルのとき、スイッチ回路132はOFF状態であり、所定駆動電流の供給は行われない。
図4は、RLED制御回路100rの動作を示すタイムチャートである。図4において、(a)〜(e)には、それぞれ、ON/OFF信号、所定駆動電流I2r、カウント値C、可変駆動電流I1r、および駆動電流Ir、の変化の様子が示されている。以下、図3、4に従って、RLED制御回路100rの動作について説明する。ここでは、LED1rをフェードインさせ、所定時間経過後にフェードアウトさせる場合を例にとって説明する。なお、GLED制御回路100gおよびBLED制御回路100bは、RLED制御回路100rと同じタイミングで動作してもよいし、異なるタイミングで動作してもよい。
図4のOFF期間において、RLED制御回路100rにはマイコン2から定常的にOFF信号が供給されている。また、カウンタ121のカウント値Cはゼロとなっている。このため、OR回路142の出力は“L”レベルとなっており、スイッチ回路132はOFF状態となっている。このため、所定駆動電流I2rおよび可変駆動電流I1rは、いずれもゼロとなっており、LED1rは消灯状態となっている。
この状態において、マイコン2は、LED1rをフェードインさせるため、RLED制御回路100rに、ON信号を出力する。このON信号は、OR回路142およびカウンタ121に供給される。
マイコン2の出力信号がOFF信号からON信号に切り換わると、OR回路142の出力は、“L”レベルから“H”レベルに切り換わり、スイッチ回路132がOFF状態からON状態に切り換わる。これにより、所定駆動電流I2rの供給が開始され、LED1rが微小点灯する。
一方、カウンタ121は、マイコン2からON信号の供給を受けると、マイコン2からのクロックCLKに基づいて、カウント値ゼロ(“0000”)からカウント値C1(“1111”)までカウントアップしていく。図4(c)には、このときのカウント値C(t)が示されている。なお、カウント値C(t)は、実際には階段状となるが、図4(c)では近似的に直線で表されている。ここで、カウントアップの開始タイミングは、例えば、図5(a)に示されるように所定駆動電流I2rの供給開始と同時であってもよいし、図5(b)に示されるように所定駆動電流I2rの供給開始の後であってもよい。カウント値Cは、カウンタ121からDA変換回路111およびコンパレータ141に出力される。
DA変換回路111は、カウンタ121から供給されたカウント値Cを、これに応じた大きさのアナログ信号S1に変換する。ここでは、S1(t)=α・C(t)(αは定数)である。アナログ信号S1は、DA変換回路111から輝度調整回路112に出力される。
輝度調整回路112は、DA変換回路111から供給されたアナログ信号S1と、マイコン2から供給された輝度データBrとに基づいて、両者の積に応じた大きさのアナログ信号S2を生成する。ここでは、S2(t)=β・Br・S1(t)(βは定数)である。アナログ信号S2は、輝度調整回路112から出力ドライバ回路113に出力される。
出力ドライバ回路113は、輝度調整回路112から供給されたアナログ信号S2の大きさに応じた可変駆動電流I1rをLED1rに供給する。図4(d)には、このときの可変駆動電流I1r(t)が示されている。ここでは、I1r(t)=γ・S2(t)(γは定数)である。すなわち、I1r(t)=A・Br・C(t)(但し、A=α・β・γ)である。
LED1rは、可変駆動電流I1rと所定駆動電流I2rとの合計である、駆動電流Irにより発光する。ここで、駆動電流Irは、図4(e)に示されるとおりに変化するので、LED1rは、マイコン2からのON信号の供給タイミングで、消灯状態から微小点灯状態に移行し、その後、徐々に明るくなり、所定の点灯状態となる。すなわち、フェードインする。
フェードイン完了後、所定時間経過後、マイコン2は、LED1rをフェードアウトさせるため、RLED制御回路100rにOFF信号を出力する。このOFF信号は、OR回路142とカウンタ121とに供給される。このとき、カウント値Cは非ゼロなので、OR回路142の出力は“H”レベルのままであり、スイッチ回路132はONのままである。したがって、所定駆動電流I2rの供給は維持される。
カウンタ121は、OFF信号の供給を受けると、クロックCLKに基づいて、カウント値C1(“1111”)からカウント値ゼロ(“0000”)までカウントダウンしていく。図4(c)には、このときのカウンタ121のカウント値C’(t)が示されている。なお、カウント値C’(t)は、実際には階段状となるが、図4(c)では近似的に直線で表されている。カウント値Cは、カウンタ121からDA変換回路111およびコンパレータ141に出力される。
DA変換回路111は、カウンタ121から供給されたカウント値Cを、これに応じた大きさのアナログ信号S1に変換する。ここでは、S1’(t)=α・C’(t)(αは定数)である。
輝度調整回路112は、DA変換回路111から供給されたアナログ信号S1と、マイコン2から供給された輝度データBrとに基づいて、両者の積に応じた大きさのアナログ信号S2を生成する。ここでは、S2’(t)=β・Br・S1’(t)(βは定数)である。
出力ドライバ回路113は、輝度調整回路112から供給されたアナログ信号S2の大きさに応じた可変駆動電流I1rをLED1rに供給する。図4(d)には、このときの可変駆動電流I1r’(t)が示されている。ここでは、I1r’(t)=γ・S2’(t)(γは定数)である。すなわち、I1r’(t)=A・Br・C’(t)(但し、A=α・β・γ)である。
一方、カウンタ121のカウント値Cがカウントダウンされていき、ゼロに到達すると、コンパレータ141の出力が“H”レベルから“L”レベルに切り換わる。これにより、OR回路142の出力が“L”レベルとなり、スイッチ回路132がOFFとなる。これにより、定電流源131による所定駆動電流I2rの供給が停止する。ここで、所定駆動電流I2rのOFFタイミングは、例えば、図5(a)に示されるようにカウント値Cがゼロになる時点と同時であってもよいし、図5(b)に示されるようにカウント値Cがゼロになった後であってもよい。
LED1rは、可変駆動電流I1rと所定駆動電流I2rとの合計である、駆動電流Irにより発光する。ここで、駆動電流Irは、図4(e)に示されるとおりに変化するので、LED1rは、マイコン2からのOFF信号に応じて、所定の点灯状態から徐々に暗くなり、カウント値Cがゼロに到達するタイミングで、微小点灯状態から消灯状態に移行する。すなわち、フェードアウトする。
以上のとおり、本構成例によれば、LEDをフェードインまたはフェードアウトさせる場合において、所望のタイミングでLEDを点灯または消灯させることができるという効果に加えて、次の効果が得られる。すなわち、カウント値のカウントアップまたはカウントダウンにより可変駆動電流を徐々に増加または減少させ、これによりLEDの輝度を徐々に増加または減少させるので、簡易な構成でフェードインまたはフェードアウトを実現することができる。
なお、上記構成は一例にすぎず、適宜、回路の変更、追加、削除が可能であることは言うまでもない。例えば、DA変換回路111は、カウント値Cをその大きさに応じたパルス幅を持つPWM信号に変換するPWM回路に置換可能であり、輝度調整回路112は省略可能である。また、所定電流供給回路130において、定電流源131は、抵抗に置換可能である。
<可変電流供給回路の回路構成>
以下、可変電流供給回路110の回路構成について、一例を挙げて具体的に説明する。
図6は、DA変換回路111の一例を示す回路図である。図6において、電源Vccとグランドとの間には、基準電流Irefを流す定電流源CS11と抵抗R10(抵抗値Ra)とが直列接続されており、これらの接続点はNPNトランジスタQ11のベースに接続されている。したがって、トランジスタQ11のベース電位はRa・Iref(以下、Vrefとおく)となっている。
NPNトランジスタQ11とQ12とは、差動増幅器の差動対を形成している。それらのコレクタと電源Vccとの間に接続されたPNPトランジスタQ13とQ14とは、カレントミラー回路を構成している。トランジスタQ11およびQ12のエミッタは共通接続され、定電流源CS12を介してグランドに接続されている。さらに、トランジスタQ12のコレクタとベースと電源Vccとの間には、NPNトランジスタQ15が設けられている。このトランジスタQ15によって、差動増幅器の負帰還回路が形成される。この負帰還回路とトランジスタQ13とQ14のカレントミラー作用によって、トランジスタQ11およびQ12のベースは同電位となる。したがって、トランジスタQ12のベース電位は、Vrefとなる。
トランジスタQ12のベースには、抵抗R11〜R14のそれぞれの一端が接続されている。抵抗R11〜R14の他端は、それぞれnチャネル型のMOSトランジスタM11〜M14を介してグランドに接続されている。抵抗R11〜R14およびトランジスタM11〜M14はカウント値C(4ビット)の各ビットに対応して設けられており、抵抗R11〜R14の抵抗値は8R、4R、2R、Rであり、トランジスタM11〜M14のトランジスタサイズの比は1:2:4:8である。トランジスタM11〜M14は、カウント値Cの対応するビット信号に応じてオンオフする。抵抗R11〜R14には、それぞれ、対応するトランジスタM11〜M14がオンのとき、電流Vref/8R、Vref/4R、Vref/2R、Vref/R、すなわちビットの重みに応じた電流が流れる。なお、抵抗R11がカウント値Cの最下位ビット(LSB)に対応しており、抵抗R14が最上位ビット(MSB)に対応している。
トランジスタQ15のコレクタと電源Vccとの間には、ベースコレクタ間が短絡されたPNPトランジスタQ16が設けられており、このトランジスタQ16には、抵抗R11〜R14に流れる合計の電流が流れる。トランジスタQ16は、PNPトランジスタQ17とカレントミラー回路を構成している。したがって、トランジスタQ16に流れる電流と等しい電流、すなわち抵抗R11〜R14に流れる合計電流と等しい電流が、トランジスタQ17に流れることになり、信号出力端子OUTからアナログ電流信号S1として出力されることになる。
例えば、カウント値Cが“0001”(十進数の1)である場合、MOSトランジスタM11がオンとなり、抵抗R11に電流Vref/8Rが流れる。MOSトランジスタM12〜14はオフであるので、抵抗R12〜R14には電流が流れない。したがって、信号出力端子OUTからは、アナログ電流信号S1として、Vref/8Rが出力される。
また、例えば、カウント値Cが“1100”(十進数の12)である場合、MOSトランジスタM13,M14がオンとなり、抵抗R13,R14に電流Vref/2R、Vref/Rが流れる。MOSトランジスタM11,M12はオフであるので、抵抗R11,R12には電流が流れない。したがって、信号出力端子OUTからは、アナログ電流信号S1として、12・(Vref/8R)が出力される。
このように、本例のDA変換回路111は、カウント値Cを、電流値C・(Vref/8R)の電流に変換して出力する。
図7は、輝度調整回路112および出力ドライバ回路113の一例を示す回路図である。輝度調整回路112において、電源Vccとグランドとの間には、基準電流I’refを流す電流源CS21と抵抗R20(抵抗値Rb)とが直列接続されており、これらの接続点はNPNトランジスタQ21のベースに接続されている。したがって、トランジスタQ21のベース電位はRb・I’ref(以下、V’refとおく)となっている。ここで、電流源CS21はDA変換回路111に相当し、基準電流I’refはC・(Vref/8R)である。
NPNトランジスタQ21とQ22とは、差動増幅器の差動対を形成している。それらのコレクタと電源Vccとの間に接続されたPNPトランジスタQ23とQ24とは、カレントミラー回路を構成している。トランジスタQ21およびQ22のエミッタは共通接続され、定電流源CS22を介してグランドに接続されている。さらに、トランジスタQ22のコレクタとベースと電源Vccとの間には、NPNトランジスタQ25が設けられている。このトランジスタQ25によって、差動増幅器の負帰還回路が形成される。この負帰還回路とトランジスタQ23とQ24のカレントミラー作用によって、トランジスタQ21およびQ22のベースは同電位となる。したがって、トランジスタQ22のベース電位は、V’refとなる。
トランジスタQ22のベースには、抵抗R21〜R24の一端が接続されている。抵抗R21〜R24の他端は、それぞれnチャネル型のMOSトランジスタM21〜M24を介してグランドに接続されている。抵抗R21〜R24およびトランジスタM21〜M24は輝度データBr(4ビット)の各ビットに対応して設けられており、抵抗R21〜R24の抵抗値は8R’、4R’、2R’、R’であり、トランジスタM21〜M24のトランジスタサイズの比は1:2:4:8である。トランジスタM21〜M24は、輝度データBrの対応するビット信号に応じてオンオフする。抵抗R21〜R24には、それぞれ、対応するトランジスタM21〜M24がオンのとき、電流V’ref/8R’、V’ref/4R’、V’ref/2R’、V’ref/R’、すなわちビットの重みに応じた電流が流れる。なお、抵抗R21が輝度データBrの最下位ビット(LSB)に対応しており、抵抗R24が最上位ビット(MSB)に対応している。
トランジスタQ25のコレクタと電源Vccとの間には、ベースコレクタ間が短絡されたPNPトランジスタQ26が設けられており、このトランジスタQ26には、抵抗R21〜R24に流れる合計の電流が流れる。トランジスタQ26は、PNPトランジスタQ27とカレントミラー回路を構成している。したがって、トランジスタQ26に流れる電流と等しい電流、すなわち抵抗R21〜R24に流れる合計電流と等しい電流が、トランジスタQ27に流れることになり、アナログ電流信号S2として出力ドライバ回路113に出力されることになる。
上記構成により、輝度調整回路112は、DA変換回路111と同様に、輝度データBrを、電流値Br・(V’ref/8R’)の電流に変換して出力する。
出力ドライバ回路113において、NPNトランジスタQ28は、エミッタが接地され、ベースコレクタ間が短絡され、コレクタがトランジスタQ27に接続されている。したがって、トランジスタQ28には、電流Br・(V’ref/8R’)が流れる。このトランジスタQ28は、NPNトランジスタQ29とカレントミラー回路を構成している。トランジスタQ29のエミッタ面積は、トランジスタQ28のエミッタ面積のN倍となっている。トランジスタQ29のエミッタは接地されており、コレクタと電源Vccとの間にはLED1rが接続されている。したがって、LED1rには、可変駆動電流I1rとして、電流N・Br・(V’ref/8R’)、すなわち、C・Br・Ra・Rb・N・Iref/(64・R・R’)が流れる。
[第2の実施の形態]
<LED制御回路の基本的な構成および動作>
図8は、第2の実施の形態に係るLED制御回路200の概略構成を示すブロック図である。まず、図8を参照して、本実施の形態に係るLED制御回路200の基本的な構成について説明する。LED制御回路200は、LED1に供給する駆動電流を制御することによって、LED1の輝度を制御する回路である。具体的には、LED制御回路200は、点灯開始信号が外部(例えばマイコン2)から入力された場合には、LED1をフェードインさせ、消灯開始信号が外部(例えばマイコン2)から入力された場合には、LED1をフェードアウトさせる。図8において、LED制御回路200は、可変電流供給回路210と、可変電流制御回路220と、を備えている。可変電流供給回路210は、LED1に大きさが可変の駆動電流(以下、「可変駆動電流」と称す)を供給する。可変電流制御回路220は、可変電流供給回路210を制御する。
図9は、本実施の形態における駆動電流の変化の様子を示す図である。以下、図8、9を参照して、LED制御回路200の基本的な動作について説明する。
点灯開始信号が外部から入力されると、可変電流制御回路220は、可変電流供給回路210により供給される可変駆動電流を所定の大きさIaに設定する。ここで、所定の大きさIaは、LED1を点灯させるために必要な大きさである。また、所定の大きさIaは、LED1を徐々に明るくする観点より、LED1が僅かに点灯する程度の大きさ、すなわちLED1が微小点灯する程度の大きさであることが好ましい。この可変駆動電流の設定後、可変電流制御回路220は、可変駆動電流を徐々に大きくしていく。これにより、LED1は、徐々に明るくなり、所定の点灯状態となる。
ついで、消灯開始信号が外部から入力されると、可変電流制御回路220は、可変駆動電流を徐々に小さくしていく。これにより、LED1は、徐々に暗くなっていく。そして、可変駆動電流が所定の大きさIbになったとき、可変電流制御回路220は、可変駆動電流をゼロに設定する。ここで、所定の大きさIbは、LED1が点灯状態を維持するために必要な大きさである。また、所定の大きさIbは、LED1を徐々に暗くする観点より、LED1が僅かに点灯する程度の大きさ、すなわちLED1が微小点灯状態を維持する程度の大きさであることが好ましい。なお、このフェードアウト時の所定の大きさIbと上記フェードイン時の所定の大きさIaとは、同じであってもよいし異なっていてもよい。
このように、本実施の形態によれば、点灯開始信号に応じて、可変駆動電流を所定の大きさIaに設定することによりLED1を微小点灯させた後に、可変駆動電流を徐々に大きくしていくので、LED1をフェードインさせる場合において、所望のタイミングでLED1を点灯させることができる。具体的には、点灯開始信号の供給タイミングで、確実にLED1を点灯させることができる。このため、複数のLEDを同時にフェードインさせようとする場合に、複数のLEDを同時に点灯させることができ、LED間で点灯タイミングがずれてしまうといった問題を回避または軽減することができる。
また、消灯開始信号に応じて、可変駆動電流を徐々に小さくしていき、可変駆動電流が所定の大きさIbになったとき、可変駆動電流をゼロに設定する。これにより、LED1は、所定の点灯状態から徐々に暗くなっていき、可変駆動電流が所定の大きさIbになるタイミングで、微小点灯状態から消灯状態に移行する。したがって、本実施の形態によれば、LED1をフェードアウトさせる場合において、所望のタイミングでLED1を消灯させることができる。このため、複数のLEDを同時にフェードアウトさせようとする場合に、複数のLEDを同時に消灯させることができ、LED間で消灯タイミングがずれてしまうといった問題を回避または軽減することができる。ただし、この場合、複数のLED間で、消灯開始信号を受けてから可変駆動電流が所定の大きさIbに到達するまでの時間を予め揃えておく必要がある。
ここで、駆動電流が微小であるときにLED1が点灯しないという問題は、LED1をパルス駆動する場合よりも直流駆動する場合の方が顕著であるので、本実施の形態に係るLED制御回路200は、LED1を直流駆動する場合に好適に用いられ、この場合により大きな効果が得られる。
なお、本実施の形態では、フェードイン時またはフェードアウト時における、可変駆動電流と時間との関係は、リニアであってもノンリニアであってもよい。
<LED制御回路の具体的な構成および動作>
図10は、本実施の形態に係るLED制御回路200の構成例を示す回路ブロック図である。以下、図10に従って、本構成例に係るLED制御回路200の構成について、具体的に説明する。
ここでは、LED制御回路200は、携帯電話またはPHSに搭載され、通話着信やメール着信などに合わせて、3色LEDの点灯/消灯を制御するものである。特に、中間色でのフェードインやフェードアウトを実現するものである。
図10において、LED制御回路200の入力端にはマイコン2が接続されており、出力端には、赤色のLED1rと、緑色のLED1gと、青色のLED1bとが接続されている。そして、LED制御回路200は、LED1rを制御するRLED制御回路200rと、LED1gを制御するGLED制御回路200gと、LED1bを制御するBLED制御回路200bとから構成されている。これらのRLED制御回路200r、GLED制御回路200g、およびBLED制御回路200bは、殆ど同じ構成であるので、図10において、GLED制御回路200gおよびBLED制御回路200bの具体的構成は省略されている。また、以下の説明においては、RLED制御回路200rについて代表的に説明することとする。
本構成例では、RLED制御回路200rは、可変電流制御回路220として、カウンタ221、カウント値設定回路222、レジスタ223、およびレジスタ224を有する。また、可変電流供給回路210として、DA変換回路211、輝度調整回路212、および出力ドライバ回路213を有する。
カウンタ221は、マイコン2からの信号に応じて、マイコン2から供給される所定のクロックCLKに基づいてカウント値Cをカウントアップまたはカウントダウンする回路である。ここでは、カウンタ221は、4ビットのアップダウンカウンタ回路であり、“0000”(十進数の0)と“1111”(十進数の15)との間でカウントアップおよびカウントダウンを行うことができる。カウンタ221には、マイコン2から、点灯開始信号(ON信号)または消灯開始信号(OFF信号)が供給される。
カウンタ221は、ON信号が供給された場合には、初期カウント値Caから所定のカウント値C1までカウントアップする。ここで、初期カウント値Caは、後述するカウント値設定回路222によりカウントアップ直前に設定される。一方、OFF信号が供給された場合には、カウンタ221は、所定のカウント値C1からカウント値Cをカウントダウンし、カウント値Cがゼロになるとカウントダウンを停止させる。なお、ここでいう「ゼロ」とは、可変電流供給回路210により供給される可変駆動電流がゼロとなるカウント値、すなわち可変駆動電流ゼロに対応するカウント値を意味する。また、「カウントアップ」とは、可変駆動電流が増加する方向にカウント値をカウントすることを意味し、「カウントダウン」とは、可変駆動電流が減少する方向にカウント値をカウントすることを意味する。本実施の形態では、カウンタ221は、ON信号に応じて、後述する初期カウント値Caからカウント値Cをカウントアップし、カウント値Cがカウント値C1(“1111”)になるとカウント動作を停止してカウント値C1を維持する。一方、OFF信号に応じて、カウント値C1(“1111”)からカウント値Cをカウントダウンし、カウント値Cがゼロ(“0000”)になるとカウント動作を停止させてカウント値ゼロを維持する。
マイコン2から出力される上記のON/OFF信号は、カウント値設定回路222にも供給される。また、カウンタ221から出力されるカウント値Cは、カウント値設定回路222およびDA変換回路211に供給される。
カウント値設定回路222は、マイコン2からON信号が供給されると、レジスタ223に予め設定されている初期カウント値Caを、カウンタ221にセットする。ここで、初期カウント値Caの大きさは、LED1を点灯させるために必要な大きさである。また、初期カウント値Caの大きさは、LED1を徐々に明るくする観点より、LED1が僅かに点灯する程度の大きさ、すなわちLED1が微小点灯する程度の大きさであることが好ましい。ここでは、初期カウント値Caは、“0011”(十進数の3)であるものとする。
また、カウント値設定回路222は、マイコン2からOFF信号が入力された後、カウント値Cがレジスタ224に予め設定されている最終カウント値Cbに到達すると、カウンタ221にカウント値ゼロを設定する。すなわち、フェードアウト時に、カウント値Cがカウントダウンされていき最終カウント値Cbに達すると、カウンタ221のカウント値Cをゼロにジャンプさせる。ここで、最終カウント値Cbの大きさは、LED1が点灯状態を維持するために必要な大きさである。また、最終カウント値Cbの大きさは、LED1を徐々に暗くする観点より、LED1が僅かに点灯する程度の大きさ、すなわちLED1が微小点灯状態を維持する程度の大きさであることが好ましい。なお、この最終カウント値Cbと上記初期カウント値Caとは、同じであってもよいし異なっていてもよい。ここでは、最終カウント値Cbは、初期カウント値Caと同じであり、“0011”(十進数の3)であるものとする。
DA変換回路211、輝度調整回路212、および出力ドライバ回路213は、それぞれ、第1の実施の形態における、DA変換回路111、輝度調整回路112、および出力ドライバ回路113と殆ど同じものである。すなわち、DA変換回路211は、カウント値Cを、これに応じた大きさのアナログ信号S1に変換して出力する。輝度調整回路212は、DA変換回路211から供給されるアナログ信号S1と、マイコン2から供給される輝度データBrとに基づいて、両者の積に応じた強度を示すアナログ信号S2を生成して出力する。出力ドライバ回路213は、輝度調整回路212から出力されるアナログ信号S2の大きさに応じた可変駆動電流I1rを、LED1rに供給する。
図11は、RLED制御回路200rの動作を示すタイムチャートである。図11において、(a)〜(c)には、それぞれ、ON/OFF信号、カウント値C、および可変駆動電流I1r、の変化の様子が示されている。以下、図10、11に従って、RLED制御回路200rの動作について説明する。ここでは、LED1rをフェードインさせ、所定時間経過後にフェードアウトさせる場合を例にとって説明する。GLED制御回路200gおよびBLED制御回路200bは、RLED制御回路200rと同じタイミングで動作してもよいし、異なるタイミングで動作してもよい。なお、DA変換回路211、輝度調整回路212、および出力ドライバ回路213の動作については、第1の実施の形態と同様であるので、説明を省略することとする。
図11のOFF期間において、RLED制御回路200rにはマイコン2から定常的にOFF信号が供給されている。また、カウンタ221のカウント値Cはゼロとなっている。このため、可変駆動電流I1rはゼロとなっており、LED1rは消灯状態となっている。
この状態において、マイコン2は、LED1rをフェードインさせるため、RLED制御回路200rに、ON信号を出力する。このON信号は、カウント値設定回路222およびカウンタ221に供給される。
カウント値設定回路222は、マイコン2からON信号の供給を受けると、カウンタ221に初期カウント値Ca(“0011”)をセットする。これにより、初期カウント値Caに応じた大きさの可変駆動電流IaがLED1rに供給され、LED1rが微小点灯する。
初期カウント値Caの設定後、カウンタ221は、マイコン2からのON信号に応じて、マイコン2からのクロックCLKに基づいて、初期カウント値Ca(“0011”)からカウント値C1(“1111”)までカウントアップしていく。これにより、LED1rに供給される可変駆動電流I1rが徐々に増大していき、LED1rは徐々に明るくなっていく。最終的に、可変駆動電流I1rはカウント値C1に対応する大きさとなり、LED1rは所定の点灯状態となる。
このように、LED1rは、マイコン2からのON信号の供給タイミングで、消灯状態から微小点灯状態に移行し、その後、徐々に明るくなり、所定の点灯状態となる。すなわち、フェードインする。
フェードイン完了後、所定時間経過後、マイコン2は、LED1rをフェードアウトさせるため、RLED制御回路200rにOFF信号を出力する。このOFF信号は、カウンタ221とカウント値設定回路222とに供給される。
カウンタ221は、OFF信号の供給を受けると、クロックCLKに基づいて、カウント値C1(“1111”)からカウント値Cをカウントダウンしていく。これにより、LED1rに供給される可変駆動電流I1rが徐々に減少していき、LED1rは徐々に暗くなっていく。
カウンタ221のカウント値Cがカウントダウンされていき、最終カウント値Cbに到達すると、可変駆動電流はIbとなり、LED1rは微小点灯状態となる。そして、カウント値設定回路222は、カウント値Cが最終カウント値Cbと一致したことを検出すると、カウンタ221のカウント値Cをゼロにセットする。これにより、可変駆動電流I1rがゼロとなり、LED1rは消灯する。
このように、LED1rは、マイコン2からのOFF信号に応じて、所定の点灯状態から徐々に暗くなり、カウント値Cが最終カウント値Cbに到達するタイミングで、微小点灯状態から消灯状態に移行する。すなわち、フェードアウトする。
以上のとおり、本構成例では、LEDをフェードインまたはフェードアウトさせる場合において、所望のタイミングでLEDを点灯または消灯させることができるという効果に加えて、次の効果が得られる。すなわち、カウント値のカウントアップまたはカウントダウンにより可変駆動電流を徐々に増加または減少させ、これによりLEDの輝度を徐々に増加または減少させるので、簡易な構成でフェードインまたはフェードアウトを実現することができる。
なお、上記構成は一例にすぎず、適宜、回路の変更、追加、削除が可能であることは言うまでもない。例えば、DA変換回路211は、カウント値Cをその大きさに応じたパルス幅を持つPWM信号に変換するPWM回路に置換可能であり、輝度調整回路212は省略可能である。
[第3の実施の形態]
LEDの輝度Bは、駆動電流Iの対数に比例する。したがって、駆動電流Iと、駆動電流Iの変化に対する輝度Bの変化の割合(dB/dI、以下「輝度変化割合」と称す)との関係は、図12に示されるとおり、反比例関係となる。このため、LEDに流す電流を時間と共にリニアに変化させた場合、LEDの輝度と時間との関係はリニアにならない。すなわち、輝度の時間変化の傾き(変化の速さ)は一定とならない。具体的には、駆動電流が比較的小さい期間では比較的速いスピードで輝度が変化し、駆動電流が比較的大きい期間では比較的遅いスピードで輝度が変化する。分かり易く言えば、LEDは、フェードインにおいては急激に明るくなった後にゆっくりと最終的な点灯状態となり、フェードアウトにおいてはゆっくりと暗くなった後に急激に消灯する。このように、フェードインまたはフェードアウトを行う場合において、駆動電流をリニアに変化させたのでは、LEDの輝度変化がスムーズでない。
そこで、本実施の形態では、滑らかにLEDの輝度を変化させることができるLED制御回路を提供する。
これを実現するため、本実施の形態では、駆動電流をリニアではなくノンリニアに変化させる。すなわち、LEDの駆動電流と輝度との関係がリニアではなくノンリニアになっているので、この特性にあわせるように駆動電流を変化させ、これにより輝度変化がスムーズに見えるようにする。
具体的には、駆動電流Iと輝度変化割合(dB/dI)とは反比例するので、本実施の形態では、輝度を徐々に変化させる場合において、駆動電流が大きいほど駆動電流の時間変化の傾き(dI/dt)が大きくなるように、駆動電流の時間変化の傾きを連続的または段階的に変化させる。例えば、フェードインにおいては、駆動電流の増加に伴って、駆動電流の時間変化の傾きを増加させる。フェードアウトにおいては、駆動電流の減少に伴って、駆動電流の時間変化の傾きを減少させる。これにより、LEDの輝度と時間との関係がリニアに近付き、輝度変化がスムーズとなる。
ここで、LEDの輝度は駆動電流の対数に比例するので、輝度を徐々に変化させる場合において、駆動電流を指数関数的に変化させることが好ましい。この場合、LEDの輝度と時間との関係がリニアとなり、輝度変化がより一層スムーズとなる。
駆動電流を上記のとおりに変化させるための具体的な構成は、特に限定されない。例えば、デジタルの電流指令値をDA変換回路でアナログ電流に変換し、これを駆動電流としてLEDに供給する構成においては、電流指令値を指数関数的に変化させてもよいし、時間と共にリニアに変化する電流指令値をDA変換回路で指数変換することとしてもよい。以下、本実施の形態に係るLED制御回路の具体的な構成例を示す。
(構成例1)
図13は、構成例1に係るLED制御回路300の構成を示す回路ブロック図である。このLED制御回路300は、第1の実施の形態に係るLED制御回路100と殆ど同じであるが、可変駆動電流が大きいほど可変駆動電流の時間変化の傾きが大きくなるように、カウンタのカウント値をこれと指数関係を持つ電流に指数変換し、得られた電流をLEDに供給することを特徴とする。以下、LED制御回路300について説明するが、LED制御回路100と共通する部分については、同一の符号を用い、説明を省略することとする。また、ここでも、RLED制御回路300rについて、代表的に説明することとする。
図13において、RLED制御回路300rは、輝度調整回路112の後段かつ出力ドライバ回路113の前段に、指数変換回路310を備えている。この指数変換回路310は、輝度調整回路112から供給されるアナログ信号S2を指数変換し、得られたアナログ信号S3を出力ドライバ回路113に出力する。
図14は、指数変換回路310の構成の一例を示す回路図である。図14において、指数変換回路310は、NPNトランジスタQ31およびQ32と、これらのエミッタに接続され固定電流を発生させる電流源CS33とから構成される差動増幅器311を有する。トランジスタQ31のベースは、電流電圧変換抵抗R31と電流源CS31との接続点に接続されている。電流電圧変換抵抗R31と電流源CS31とは、電源Vcc2とグランドとの間に直列に設けられている。電流源CS31は、カレントミラー回路により構成され、輝度調整回路112から出力されるアナログ電流信号S2と等しい可変電流I31を発生させる。トランジスタQ32のベースは、電流電圧変換抵抗R32と、基準電流I32を発生させる電流源CS32との接続点に接続されている。電流電圧変換抵抗R32と電流源CS32とは、電源Vcc2とグランドとの間に直列に設けられている。
この回路構成によれば、可変電流I31と基準電流I32との差の指数関数に比例した電流が出力電流Ioutとして得られる。すなわち、可変電流I31の指数関数に比例した出力電流Ioutが得られる。この出力電流Ioutは、アナログ信号S3として、カレントミラーにより出力ドライバ回路113に与えられる。
図15は、RLED制御回路300rの動作を示すタイムチャートである。図15において、(a)〜(e)には、それぞれ、ON/OFF信号、所定駆動電流I2r、カウント値C、可変駆動電流I1r、および駆動電流Ir、の変化の様子が示されている。以下、図13、15に従って、RLED制御回路300rの動作について説明する。ここでは、LED1rをフェードインさせ、所定時間経過後にフェードアウトさせる場合を例にとって説明する。なお、第1の実施の形態と共通する動作については、説明を省略することとする。
図15のOFF期間において、LED1rは消灯状態となっている。マイコン2の出力信号がOFF信号からON信号に切り換わると、所定駆動電流I2rの供給が開始され、LED1rが微小点灯する。
一方、カウンタ121は、マイコン2からON信号の供給を受けると、マイコン2からのクロックCLKに基づいて、カウント値ゼロ(“0000”)からカウント値C1(“1111”)までカウントアップしていく。図15(c)には、このときのカウント値C(t)が示されている。カウント値C(t)は、C(t)=f・t(fはクロックCLKの周波数)で表され、時間と共にリニアに変化する。
DA変換回路111は、カウンタ121から供給されたカウント値Cを、これに比例するアナログ信号S1に変換する。すなわち、S1(t)∝tである。アナログ信号S1は、DA変換回路111から輝度調整回路112に出力される。
輝度調整回路112は、DA変換回路111から供給されたアナログ信号S1と、マイコン2から供給された輝度データBrとに基づいて、両者の積に比例するアナログ信号S2を生成する。すなわち、S2(t)∝tであり、アナログ信号S2は、時間と共にリニアに変化する。アナログ信号S2は、輝度調整回路112から指数変換回路310に出力される。
指数変換回路310は、輝度調整回路112から供給されたアナログ信号S2を、このアナログ信号S2の指数関数に比例するアナログ信号S3に変換する。すなわち、S3(t)∝exp(h・t)(hは定数)である。アナログ信号S3は、指数変換回路310から出力ドライバ回路113に出力される。
出力ドライバ回路113は、指数変換回路310から供給されたアナログ信号S3に比例する可変駆動電流I1rをLED1rに供給する。図15(d)には、このときの可変駆動電流I1r(t)が示されている。可変駆動電流I1r(t)は、I1r(t)∝exp(h・t)で表され、時間と共に指数関数的に増大する。
LED1rは、可変駆動電流I1rと所定駆動電流I2rとの合計である、駆動電流Irにより発光する。駆動電流Irは、図15(e)に示されるとおりに変化するので、LED1rは、マイコン2からのON信号の供給タイミングで、消灯状態から微小点灯状態に移行し、その後、徐々に明るくなり、所定の点灯状態となる。このとき、LEDの輝度は駆動電流の対数に比例するところ、可変駆動電流I1rは時間と共に指数関数的に増大するので、LED1rの輝度は略リニアに変化する。このため、視覚的に滑らかにフェードインが行われる。
フェードイン完了後、所定時間経過後、マイコン2は、LED1rをフェードアウトさせるため、RLED制御回路300rにOFF信号を出力する。
カウンタ121は、OFF信号の供給を受けると、クロックCLKに基づいて、カウント値C1(“1111”)からカウント値ゼロ(“0000”)までカウントダウンしていく。図15(c)には、このときのカウンタ121のカウント値C’(t)が示されている。カウント値C’(t)は、C’(t)=C1−f・t(fはクロックCLKの周波数)で表され、時間と共にリニアに変化する。
DA変換回路111は、カウンタ121から供給されたカウント値Cを、これに比例するアナログ信号S1に変換する。すなわち、S1’(t)∝(C1−f・t)である。
輝度調整回路112は、DA変換回路111から供給されたアナログ信号S1と、マイコン2から供給された輝度データBrとに基づいて、両者の積に比例するアナログ信号S2を生成する。すなわち、S2’(t)∝(C1−f・t)である。
指数変換回路310は、輝度調整回路112から供給されたアナログ信号S2を、このアナログ信号S2の指数関数に比例するアナログ信号S3に変換する。すなわち、S3’(t)∝exp(−h・t)(hは定数)である。アナログ信号S3は、指数変換回路310から出力ドライバ回路113に出力される。
出力ドライバ回路113は、指数変換回路310から供給されたアナログ信号S3に比例する可変駆動電流I1rをLED1rに供給する。図15(d)には、このときの可変駆動電流I1r’(t)が示されている。可変駆動電流I1r’(t)は、I1r’(t)∝exp(−h・t)で表され、時間と共に指数関数的に減少する。
LED1rは、可変駆動電流I1rと所定駆動電流I2rとの合計である、駆動電流Irにより発光する。駆動電流Irは、図15(e)に示されるとおりに変化するので、LED1rは、マイコン2からのOFF信号に応じて、所定の点灯状態から徐々に暗くなり、カウント値Cがゼロに到達するタイミングで、微小点灯状態から消灯状態に移行する。このとき、LEDの輝度は駆動電流の対数に比例するところ、可変駆動電流I1rは時間と共に指数関数的に減少するので、LEDの輝度は略リニアに変化する。このため、視覚的に滑らかにフェードアウトが行われる。
以上のとおり、本構成例によれば、可変駆動電流が大きいほど可変駆動電流の時間変化の傾きが大きくなるように、カウンタのカウント値をこれと指数関係を持つ電流に指数変換し、得られた電流をLEDに供給するので、フェードインまたはフェードアウトにおいて、LEDの輝度を時間と共に略リニアに変化させることができ、フェードインまたはフェードアウトをスムーズに見えるようにすることができる。
なお、本構成例では、輝度調整回路112と出力ドライバ回路113との間に指数変換回路310を設けることとしたが、その設置箇所は特に限定されない。また、本構成例では、第1の実施の形態に係るLED制御回路100に指数変換回路310を設けることとしたが、第2の実施の形態に係るLED制御回路200に指数変換回路310を設けた場合においても、同様の効果が得られる。
(構成例2)
図16は、構成例2に係るLED制御回路400の構成を示す回路ブロック図である。このLED制御回路400は、第1の実施の形態に係るLED制御回路100と殆ど同じであるが、カウント値が大きいほどカウンタに供給されるクロックの周波数が高くなるように、当該クロックの周波数をカウント値に応じて切り換えることを特徴とする。以下、LED制御回路400について説明するが、LED制御回路100と共通する部分については、同一の符号を用い、説明を省略することとする。また、ここでも、RLED制御回路400rについて、代表的に説明することとする。
図16において、RLED制御回路400rは、コンパレータ411、レジスタ412、およびクロック切換回路413を備えている。
コンパレータ411は、カウンタ121のカウント値Cと、レジスタ412に予め設定されている閾値Cthとを比較し、その比較結果を示すCLK切換信号をクロック切換回路413に出力する回路である。ここでは、CLK切換信号は、カウント値Cが閾値Cth以上のとき“H”レベルであり、カウント値Cが閾値Cth未満のとき“L”レベルである。
クロック切換回路413は、マイコン2から供給されるクロックCLK1またはCLK2を、コンパレータ411から供給されるCLK切換信号に基づいて、選択的にカウンタ121に供給する回路である。ここでは、クロックCLK1の周波数f1の方がクロックCLK2の周波数f2よりも低く、クロック切換回路413は、CLK切換信号が“L”レベルのときにはクロックCLK1を供給し、切換信号が“H”レベルのときにはクロックCLK2を供給する。なお、クロックCLK1、CLK2は、クロック切換回路413において分周により生成されてもよい。
図17は、RLED制御回路400rの動作を示すタイムチャートである。図17において、(a)〜(f)には、それぞれ、ON/OFF信号、所定駆動電流I2r、カウント値C、CLK切換信号、可変駆動電流I1r、および駆動電流Ir、の変化の様子が示されている。以下、図16、17に従って、RLED制御回路400rの動作について説明する。ここでは、LED1rをフェードインさせ、所定時間経過後にフェードアウトさせる場合を例にとって説明する。なお、第1の実施の形態と共通する動作については、説明を省略することとする。
図17のOFF期間において、LED1rは消灯状態となっている。マイコン2の出力信号がOFF信号からON信号に切り換わると、所定駆動電流I2rの供給が開始され、LED1rが微小点灯する。
一方、カウンタ121は、マイコン2からON信号の供給を受けると、クロック切換回路413から供給されるクロックに基づいて、カウント値ゼロ(“0000”)からカウント値C1(“1111”)までカウントアップしていく。
このとき、カウント値Cが閾値Cth未満においては、CLK切換信号は“L”レベルであり、カウンタ121にはクロックCLK1(周波数f1)が供給される。カウント値Cが閾値Cth以上においては、CLK切換信号は“H”レベルであり、カウンタ121にはクロックCLK2(周波数f2)が供給される。すなわち、カウント値Cは、それが比較的小さい場合には比較的ゆっくりと増大し、それが比較的大きい場合には比較的素早く増大する。
DA変換回路111は、カウンタ121から供給されたカウント値Cを、これに比例するアナログ信号S1に変換する。アナログ信号S1は、DA変換回路111から輝度調整回路112に出力される。
輝度調整回路112は、DA変換回路111から供給されたアナログ信号S1と、マイコン2から供給された輝度データBrとに基づいて、両者の積に比例するアナログ信号S2を生成する。アナログ信号S2は、輝度調整回路112から出力ドライバ回路113に出力される。
出力ドライバ回路113は、輝度調整回路112から供給されたアナログ信号S2に比例する可変駆動電流I1rをLED1rに供給する。図17(e)に示されるとおり、可変駆動電流I1rは、カウント値Cの時間変化と同様、それが比較的小さい場合には比較的ゆっくりと増大し、それが比較的大きい場合には比較的素早く増大する。
LED1rは、可変駆動電流I1rと所定駆動電流I2rとの合計である、駆動電流Irにより発光する。駆動電流Irは、図17(f)に示されるとおりに変化するので、LED1rは、マイコン2からのON信号の供給タイミングで、消灯状態から微小点灯状態に移行し、その後、徐々に明るくなり、所定の点灯状態となる。このとき、駆動電流Irが比較的小さい期間においては、比較的ゆっくりと駆動電流Irが大きくなるので、フェードイン開始直後にLED1rの輝度が急激に変化することがなく、視覚的にスムーズにフェードインが行われる。
フェードイン完了後、所定時間経過後、マイコン2は、LED1rをフェードアウトさせるため、RLED制御回路400rにOFF信号を出力する。
カウンタ121は、OFF信号の供給を受けると、クロック切換回路413から供給されるクロックに基づいて、カウント値C1(“1111”)からカウント値ゼロ(“0000”)までカウントダウンしていく。
このとき、カウント値Cが閾値Cth以上においては、CLK切換信号は“H”レベルであり、カウンタ121にはクロックCLK2(周波数f2)が供給される。カウント値Cが閾値Cth未満においては、CLK切換信号は“L”レベルであり、カウンタ121にはクロックCLK1(周波数f1)が供給される。すなわち、カウント値Cは、それが比較的大きい場合には比較的素早く減少し、それが比較的小さい場合には比較的ゆっくりと減少する。
DA変換回路111は、カウンタ121から供給されたカウント値Cを、これに比例するアナログ信号S1に変換する。輝度調整回路112は、DA変換回路111から供給されたアナログ信号S1と、マイコン2から供給された輝度データBrとに基づいて、両者の積に比例するアナログ信号S2を生成する。出力ドライバ回路113は、輝度調整回路112から供給されたアナログ信号S2に比例する可変駆動電流I1rをLED1rに供給する。図17(e)に示されるとおり、可変駆動電流I1rは、カウント値Cの時間変化と同様、それが比較的大きい場合には比較的素早く減少し、それが比較的小さい場合には比較的ゆっくりと減少する。
LED1rは、可変駆動電流I1rと所定駆動電流I2rとの合計である、駆動電流Irにより発光する。駆動電流Irは、図17(f)に示されるとおりに変化するので、LED1rは、マイコン2からのOFF信号に応じて、所定の点灯状態から徐々に暗くなり、カウント値Cがゼロに到達するタイミングで、微小点灯状態から消灯状態に移行する。このとき、駆動電流Irが比較的小さい期間においては、比較的ゆっくりと駆動電流Irが小さくなるので、フェードアウト完了直前にLED1rが急激に消灯してしまうことがなく、視覚的にスムーズにフェードアウトが行われる。
以上のとおり、本構成例によれば、カウント値が大きいほどカウンタに供給されるクロックの周波数が高くなるように、クロックの周波数をカウント値に応じて切り換えるので、LEDの輝度の時間変化を一定に近付けることができ、LEDの輝度を視覚的にスムーズに変化させることができる。特に、フェードインまたはフェードアウトをスムーズに見えるようにすることができる。
なお、本構成例では、カウンタ121に供給されるクロックの周波数を2段階で切り換えることとしたが、3段階以上で切り換えることとしてもよい。また、本構成例では、第1の実施の形態に係るLED制御回路100にクロック切換回路413等を付加してクロックの切換を行うこととしたが、第2の実施の形態に係るLED制御回路200にクロック切換回路413を付加してクロックの切換を行うこととした場合においても、同様の効果が得られる。
以上、本発明の実施の形態について説明したが、本発明が上記の実施の形態に限定されないことは言うまでもない。
例えば、本発明に係るLED制御回路は、携帯電話やPHS以外においても適用可能である。また、LEDの発光色は、上記のRGBに限定されない。また、LEDの個数は、3つに限られず、1つであっても4つ以上であっても構わない。また、本実施の形態に係るLED制御回路は、LEDの制御に好適に利用されるが、LED以外の発光素子にも適用可能である。この場合、発光素子制御回路が構成される。また、上記の実施の形態では、複数のLEDの各々について、カウンタやDA変換回路等の回路が別々に設けられているが、適宜各色間で回路が共有されてもよい。
また、第1、2の実施の形態では、LED制御回路はフェードインおよびフェードアウトの両方を行っているが、いずれか一方のみを実行するものであってもよい。また、第3の実施の形態においては、所定電流供給回路130および所定電流制御回路140を省略することも可能である。また、第3の実施の形態に係るLED制御回路は、フェードインまたはフェードアウト時に限らず、広くLEDの輝度を徐々に変化させる場合に適用可能である。
第1の実施の形態に係るLED制御回路の概略構成を示すブロック図である。 第1の実施の形態における駆動電流の変化の様子を示す図である。 第1の実施の形態に係るLED制御回路の構成例を示す回路ブロック図である。 RLED制御回路の動作を示すタイムチャートである。 所定駆動電流のON/OFFタイミングとカウント値Cとの関係を示す図である。 DA変換回路の一例を示す回路図である。 輝度調整回路および出力ドライバ回路の一例を示す回路図である。 第2の実施の形態に係るLED制御回路の概略構成を示すブロック図である。 第2の実施の形態における駆動電流の変化の様子を示す図である。 第2の実施の形態に係るLED制御回路の構成例を示す回路ブロック図である。 RLED制御回路の動作を示すタイムチャートである。 駆動電流Iと輝度変化割合(dB/dI)との関係を示す図である。 第3の実施の形態の構成例1に係るLED制御回路の構成を示す回路ブロック図である。 指数変換回路の構成の一例を示す回路図である。 RLED制御回路の動作を示すタイムチャートである。 第3の実施の形態の構成例2に係るLED制御回路の構成を示す回路ブロック図である。 RLED制御回路の動作を示すタイムチャートである。
符号の説明
1 LED、2 マイコン、100,200,300,400 LED制御回路、110,210 可変電流供給回路、111,211 DA変換回路、112,212 輝度調整回路、113,213 出力ドライバ回路、120,220 可変電流制御回路、121,221 カウンタ、222 カウント値設定回路、223,224 レジスタ、130 所定電流供給回路、131 定電流源、132 スイッチ回路、140 所定電流制御回路、141 コンパレータ、142 OR回路、310 指数変換回路、411 コンパレータ、412 レジスタ、413 クロック切換回路。

Claims (8)

  1. LEDの輝度を制御するLED制御回路であって、
    前記LEDに大きさが可変の可変駆動電流を供給する可変電流供給回路と、
    当該可変電流供給回路を制御する可変電流制御回路と、
    前記LEDに所定の大きさの所定駆動電流を供給する所定電流供給回路と、
    当該所定電流供給回路を制御する所定電流制御回路と、
    を備え、
    前記LEDの点灯開始を指示する点灯開始信号が外部から入力された場合、
    前記所定電流制御回路は、前記所定駆動電流の供給を開始することにより、前記LEDを点灯させ、
    前記可変電流制御回路は、前記所定駆動電流の供給開始と略同時またはその直後に、前記可変駆動電流を徐々に大きくすることにより、前記LEDの輝度を徐々に明るくし、
    前記LEDを消灯状態から所定の点灯状態に徐々に移行させることを特徴とするLED制御回路。
  2. 請求項1に記載のLED制御回路であって、
    前記LEDの消灯開始を指示する消灯開始信号が外部から入力された場合、
    前記可変電流制御回路は、前記可変駆動電流を徐々に小さくすることにより、前記LEDの輝度を徐々に暗くし、
    前記所定電流制御回路は、前記可変駆動電流がゼロになると略同時またはその直後に、前記所定駆動電流の供給を停止することにより、前記LEDを消灯させ、
    前記LEDを所定の点灯状態から消灯状態に徐々に移行させることを特徴とするLED制御回路。
  3. LEDの輝度を制御するLED制御回路であって、
    前記LEDに大きさが可変の可変駆動電流を供給する可変電流供給回路と、
    当該可変電流供給回路を制御する可変電流制御回路と、
    を備え、
    前記LEDの点灯開始を指示する点灯開始信号が外部から入力された場合、
    前記可変電流制御回路は、前記可変駆動電流を所定の大きさに設定することにより、前記LEDを点灯させ、その後、前記可変駆動電流を徐々に大きくすることにより、前記LEDの輝度を徐々に明るくし、
    前記LEDを消灯状態から所定の点灯状態に徐々に移行させることを特徴とするLED制御回路。
  4. 請求項3に記載のLED制御回路であって、
    前記LEDの消灯開始を指示する消灯開始信号が外部から入力された場合、
    前記可変電流制御回路は、前記可変駆動電流を徐々に小さくすることにより、前記LEDの輝度を徐々に暗くし、前記可変駆動電流が所定の大きさになったとき、前記可変駆動電流をゼロに設定することにより、前記LEDを消灯させ、
    前記LEDを所定の点灯状態から消灯状態に徐々に移行させることを特徴とするLED制御回路。
  5. 請求項1〜4のいずれか1項に記載のLED制御回路であって、
    前記可変駆動電流を徐々に大きくする場合または徐々に小さくする場合において、前記可変駆動電流が大きいほど前記可変駆動電流の時間変化の傾きが大きくなるように、前記可変駆動電流の時間変化の傾きを、連続的または段階的に変化させることを特徴とするLED制御回路。
  6. LEDの輝度を制御するLED制御回路であって、
    所定のクロックをカウントしてカウント値を出力するカウンタと、
    当該カウンタのカウント値に応じた大きさの可変駆動電流を、前記LEDに供給する可変電流供給回路と、
    前記LEDに所定の大きさの所定駆動電流を供給する所定電流供給回路と、
    当該所定電流供給回路を制御する所定電流制御回路と、
    を備え、
    前記LEDの点灯開始を指示する点灯開始信号が外部から入力された場合、
    前記所定電流制御回路は、前記所定駆動電流の供給をONすることにより、前記LEDを点灯させ、
    前記カウンタは、前記所定駆動電流のONと略同時またはその直後に、前記カウント値をゼロからカウントアップすることにより、前記LEDの輝度を徐々に明るくし、
    前記LEDを消灯状態から所定の点灯状態に徐々に移行させ、
    前記LEDの消灯開始を指示する消灯開始信号が外部から入力された場合、
    前記カウンタは、前記カウント値をカウントダウンすることにより、前記LEDの輝度を徐々に暗くし、
    前記所定電流制御回路は、前記カウント値がゼロになると略同時またはその直後に、前記所定駆動電流の供給をOFFすることにより、前記LEDを消灯させ、
    前記LEDを所定の点灯状態から消灯状態に徐々に移行させることを特徴とするLED制御回路。
  7. LEDの輝度を制御するLED制御回路であって、
    所定のクロックをカウントしてカウント値を出力するカウンタと、
    当該カウンタのカウント値に応じた大きさの可変駆動電流を、前記LEDに供給する可変電流供給回路と、
    前記カウンタのカウント値を設定するカウント値設定回路と、
    を備え、
    前記LEDの点灯開始を指示する点灯開始信号が外部から入力された場合、
    前記カウント値設定回路は、前記カウンタに所定の初期カウント値を設定することにより、前記LEDを点灯させ、
    前記カウンタは、前記初期カウント値の設定後、前記カウント値をカウントアップすることにより、前記LEDの輝度を徐々に明るくし、
    前記LEDを消灯状態から所定の点灯状態に徐々に移行させ、
    前記LEDの消灯開始を指示する消灯開始信号が外部から入力された場合、
    前記カウンタは、前記カウント値をカウントダウンすることにより、前記LEDの輝度を徐々に暗くし、
    前記カウント値設定回路は、前記カウント値が所定の最終カウント値になったとき、前記カウンタにゼロを設定することにより、前記LEDを消灯させ、
    前記LEDを所定の点灯状態から消灯状態に徐々に移行させることを特徴とするLED制御回路。
  8. 請求項6または7に記載のLED制御回路であって、
    前記カウント値が大きいほど前記カウンタに供給されるクロックの周波数が高くなるように、前記クロックの周波数を前記カウント値に応じて切り換えることを特徴とするLED制御回路。

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