JP2006053933A - 情報処理装置、情報提供装置、情報処理方法、及び情報提供方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 非接触ICチップを搭載した携帯電話7に電子マネーを処理する機能をインストールする。この際に、非接触ICチップに電子マネー会員番号が書き込まれる。ユーザは、ユーザ端末からポイントサーバ10のポイントサイトにアクセスし、ログインする。ユーザは、ポイントサイトから電子マネー会員番号を入力する。ポイントサーバ10は、電子マネー会員番号とユーザのポイント会員番号の組合せを電子マネーサーバ2に送信する。電子マネーサーバ2は、ポイントサーバ10から電子マネー会員番号とポイント会員番号を受信し、これらに紐付けを設定して記憶する。
【選択図】 図1
Description
ICカードは、電子マネー機能を発揮させるプログラムやバリューを記憶する記憶機能と演算機能を組み込んだICチップを備えており、電子マネー端末などから加算コマンド、減算コマンドなどを入力することにより、所定金額分のバリューをICカードにおいて加算したり減算したりすることができる。
このようなプリペイド方式の電子マネーシステムを導入することにより、バリューを貨幣の代用として使用することができる。
非接触型ICカードには、非接触ICチップに接続するアンテナが内蔵されており、ICカードは、このアンテナを介して電子マネー端末と近距離の無線通信を行うことができる。また、ICカードを駆動するための電力も電子マネー端末から無線により送信される。
携帯電話に非接触ICチップを埋め込むことにより、携帯電話でバリューを管理することができる。
これにより、携帯電話を電子マネー端末に近づけて、非接触ICチップと電子マネー端末を通信させることにより、バリューの加算、及び減算を行うことができる。
更に、携帯電話がインターネット接続機能を有する場合は、携帯電話をインターネットに接続し、インターネット経由で非接触ICチップにバリューを加算、及び減算することも可能である。
このような携帯電話を用いた電子マネー決済システムとしては、次のものがある。
例えば、電気製品の量販店が、顧客の購入価格に応じたポイントを発行し、顧客は、当該量販店において、蓄積したポイントにて決済することが可能である。
ユーザには、ポイント会員番号が記録されたポイントカードが発行され、ポイント加算、及び減算は、このポイント会員番号を用いてサーバにて行われている。
このようなポイントサービスを顧客に提供することにより、顧客は、安く商品を入手することができると共に、事業者側は顧客を囲い込むことができる。
これは、電子マネー事業者とポイントを発行する事業者(以下、ポイント事業者)が提携し、蓄積したポイントをバリューに変換したり、あるいはバリューの利用金額に応じてポイントを発行したりなどするものである。
この場合、ICカードの製造時にICカードに予め電子マネー会員番号とポイント会員番号を埋め込んでおくことにより、電子マネー番号とポイント会員番号をひも付け(対応付け)、この電子マネー会員番号とポイント会員番号の対応により、バリューとポイントの融通を図っている。
そのため、ユーザは、携帯電話購入後、インターネットなどを介して携帯電話へ電子マネー機能を実現するための発券プログラム(電子マネーを処理する機能を携帯電話の非接触ICチップに組み込むプログラム)をダウンロードしてインストールする。
又は、携帯電話がユーザに渡る前に、携帯電話販売店などの事業者がインストールすることも考えられる。
このように、携帯電話に非接触ICチップを搭載する場合、後から発券プログラムをインストールするため、ユーザが所有するポイントカードのポイント会員番号と、電子マネー会員番号をどのようにひも付けるかという問題があった。
請求項2に記載の発明では、前記対応付け手段は、単一のポイントID情報に対し、複数の電子マネー機能ID情報を対応付けることができ、前記単一のポイントID情報で管理されるポイントを変換した電子マネーを加算する携帯端末を、前記単一のポイントID情報に対応付けた複数の電子マネー機能ID情報で特定される携帯端末から選択できることを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置を提供する。
請求項3に記載の発明では、電子マネーの利用に応じてポイントを発行するポイント発行手段を備え、前記ポイント管理装置は、前記複数の電子マネー機能ID情報で特定される携帯端末での電子マネーの利用により発行されたポイントを前記単一のポイントID情報で管理し、前記複数の電子マネー機能ID情報で特定される携帯端末での電子マネーの利用により、前記ポイント発行手段で発行されたポイントを、当該携帯端末の電子マネー機能ID情報に対応付けられたポイントID情報と共に前記ポイント管理装置に提供することを特徴とする請求項2に記載の情報処理装置を提供する。
請求項4に記載の発明では、請求項1に記載の情報処理装置にポイントID情報と電子マネー機能ID情報を提供する情報提供装置であって、ポイントID情報を取得するポイントID情報取得手段と、電子マネー処理機能を備えた携帯端末に、当該電子マネー処理機能に対応して設定された電子マネー機能ID情報を読み取って所定の送信先に送信する読み取りプログラムを送信する読み取りプログラム送信手段と、前記送信した読み取りプログラムを前記携帯端末で実行することにより、前記携帯端末が送信した電子マネー機能ID情報を受信する電子マネー機能ID情報受信手段と、前記取得したポイントID情報を前記情報処理装置のポイントID情報取得手段に提供し、前記受信した電子マネー機能ID情報を前記情報処理装置の電子マネー機能ID情報取得手段に提供することを特徴とする情報提供装置を提供する。
請求項5に記載の発明では、所定の商品と交換可能な交換価値として使用できるポイントの蓄積、及び使用を、ポイントの付与対象であるユーザに設定されたポイントID情報ごとに管理するポイント管理装置と、貨幣価値の金額を表した電子情報であって、前記金額の増減により貨幣価値の移動を生じさせる電子マネーを記憶し、所定のコマンドを実行して前記記憶した電子マネーの金額を加減算する電子マネー処理機能を備え、前記電子マネー処理機能に対応して設定された電子マネー機能ID情報により特定可能な携帯端末と、に対して通信機能を備え、前記ポイントID情報と前記電子マネー機能ID情報の対応を記憶し、前記記憶したポイントID情報で管理されるポイントと、電子マネー機能ID情報で特定される携帯端末に記憶されている電子マネーの変換を行う情報処理システムで使用するコンピュータで行う処理であって、前記コンピュータは、プログラム送信手段と、電子マネー機能ID情報取得手段と、ポイントID情報取得手段と、対応付け手段と、ポイント情報受信手段と、コマンド生成手段と、コマンド送信手段と、を備え、前記プログラム送信手段によって、前記電子マネー処理機能を形成する前の携帯端末に前記電子マネー処理機能を形成するための所定のプログラムを送信するプログラム送信ステップと、前記電子マネー機能ID情報取得手段によって、前記送信した所定のプログラムを前記携帯端末で実行して形成された電子マネー処理機能に対応して設定された電子マネー機能ID情報を取得する電子マネー機能ID情報取得ステップと、前記ポイントID情報取得手段によって、前記携帯端末のユーザに設定されたポイントID情報を取得するポイントID情報取得ステップと、前記対応付け手段によって、前記取得した電子マネー機能ID情報と前記取得したポイントID情報を対応付ける対応付けステップと、前記ポイント情報受信手段によって、前記ポイント管理装置から、ポイントのポイント数とポイントID情報を受信するポイント情報受信ステップと、前記コマンド生成手段によって、前記受信したポイント数を所定の変換比率により電子マネーに変換し、前記変換した電子マネーを加算するコマンドを生成するコマンド生成ステップと、前記コマンド送信手段によって、前記生成したコマンドを、前記受信したポイントID情報に前記対応付け手段で対応付けられた電子マネー機能ID情報で特定される携帯端末に送信するコマンド送信ステップと、から構成されたことを特徴とする情報処理方法を提供する。
請求項6に記載の発明では、請求項1に記載の情報処理装置にポイントID情報と電子マネー機能ID情報を提供するコンピュータで構成された情報提供装置で行う処理であって、前記コンピュータは、ポイントID情報取得手段と、読み取りプログラム送信手段と、電子マネー機能ID情報受信手段と、提供手段と、を備え、前記ポイントID情報取得手段によって、ポイントID情報を取得するポイントID情報取得ステップと、前記読み取りプログラム送信手段によって、電子マネー処理機能を備えた携帯端末に、当該電子マネー処理機能に対応して設定された電子マネー機能ID情報を読み取って所定の送信先に送信する読み取りプログラムを送信する読み取りプログラム送信ステップと、前記電子マネー機能ID情報受信手段によって、前記送信した読み取りプログラムを前記携帯端末で実行することにより、前記携帯端末が送信した電子マネー機能ID情報を受信する電子マネー機能ID情報受信ステップと、前記提供手段によって、前記取得したポイントID情報を前記情報処理装置のポイントID情報取得手段に提供し、前記受信した電子マネー機能ID情報を前記情報処理装置の電子マネー機能ID情報取得手段に提供する提供ステップと、から構成されたことを特徴とする情報提供方法を提供する。
ユーザは、非接触ICチップを搭載した携帯電話を購入後、携帯電話をインターネットに接続し、発券プログラムをダウンロードする。
そして、この発券プログラムを携帯電話にて実行し、非接触ICチップに電子マネーを処理する機能をインストールする。この際に、非接触ICチップに電子マネー会員番号が書き込まれ、また、バリューの加減算に関するログデータを管理する電子マネーサーバにおいても、当該電子マネー会員番号がログデータの管理対象として追加される。
ユーザは、既にポイント会員となっており、ユーザがユーザIDやパスワードなどの認証情報をポイントサイトに入力することにより、ポイントサーバは、ユーザのポイント会員番号を特定することができる。
ポイントサーバは、このようにして電子マネー会員番号をユーザから取得し、この電子マネー会員番号とユーザのポイント会員番号の組合せを電子マネーサーバに送信する。
以上のようにして電子マネー会員番号とポイント会員番号をひも付けることにより、ユーザが蓄積しているポイントをバリューに変換したり、あるいはユーザが使用したバリューに応じたポイントを発行したりなど、バリューとポイントを関連づけたサービスをユーザに提供することができる。
図1は、本実施の形態の情報処理システム1の構成を模式的に表したブロック図である。
情報処理システム1は、電子マネーに関する情報処理を行うための電子マネーサーバ2、電子マネー端末8、携帯電話7、基地局5、インターネット4などと、ポイントに関する情報処理を行うポイントサーバ10、ポイント端末11などが接続されて構成されている。
ICカード9は、ポイントカードとしての機能と、電子マネーによるバリューの処理を行う機能とを併せ持っている。ICカード9と携帯電話7は、同じユーザが所有している。
なお、バリューとは、電子マネーの運用において貨幣に該当する概念であって、貨幣価値の金額を電子情報として表した貨幣情報である。
バリューを発行する際に、対応する金額の貨幣をユーザから徴収し、バリューで決済を行った店舗(以下、加盟店)に、決済金額に応じてこれを分配することにより、バリューと実貨幣との対応をとっている。
なお、本実施の形態では、携帯電話7を用いて説明するが、この他に、例えば、PDA(Personal Digital Assistant)などの携帯端末装置を携帯電話7の代わりに用いても良い。
この場合にも電子マネーサーバ2は、後述の発券プログラムを携帯電話7に送信し、携帯電話7に装着された非接触ICチップに電子マネー機能部を組み込むことができる。
この組み込みにより、後述の電子マネー会員番号は、着脱式の非接触ICチップに記憶される。そのため、電子マネー機能部を組み込んだ非接触ICチップを携帯電話7から他の携帯電話に付け替えた場合、付け替え先の携帯電話が新たに携帯電話7として機能する。
ICカード9は、ポイント端末11に対してはポイント会員番号を提供し、ポイントサーバ10は、このポイント会員番号を対象にポイント加算、及び減算を行う。
ICカード9内の非接触型ICチップを駆動するための電力は、電子マネー端末8やポイント端末11から無線により供給される。
このため、ICカード9は、ポイント会員番号と、電子マネー会員番号の両方を同一の非接触ICチップに記憶している。また、ポイント機能と電子マネー機能を別の非接触ICチップで構成することも可能である。
電話回線網6は、いわゆる公衆回線網であり、電話機やファックスなどの端末装置を相互に接続することができる。携帯電話7を電話回線網6に接続することにより、基地局5は、ユーザに通話サービスを提供することができる。
インターネット4には、各種のサービスを提供するサーバ装置が接続されており、携帯電話7をインターネット4に接続することにより、基地局5は、ユーザにインターネット4上で提供されているサービスを利用させることができる。
また、電子マネーサーバ2は、インターネット4に接続しており、電子マネーに関する各種サービスをインターネット4上で提供している。
また、電子マネーサイトは、例えば、パーソナルコンピュータなどで構成されたユーザ端末からアクセスすることもできる。
電子マネー会員番号は、携帯電話7やICカード9などの電子マネー機能部に対して設定され、これら電子マネー機能部が配設された携帯端末を特定するために設定されたID情報であり、電子マネー機能ID情報を構成している。
電子マネーサーバ2は、ポイントサーバ10と通信し、これらひも付けによる対応関係を用いて、ポイントサーバ10で管理している当該ユーザのポイントをバリューに変換(換算)したり、あるいは、ユーザが使用したバリューに応じたポイントをポイントサーバ10が発行することができる。
電子マネー端末8は、アンテナを内蔵したリーダライタを備えており、このアンテナで電波を送受信することにより、携帯電話7の電子マネー機能部16、ICカード9の電子マネー機能部19と近距離間の無線通信を行うことができる。
電子マネー端末8は、携帯電話7やICカード9と無線通信してこれらにバリューを書き込んだり、あるいはバリューを減算して決済を行ったりする。
そのため、電子マネー端末8は、携帯電話7やICカード9と通信してバリューを処理する際に電子マネーサーバ2にアクセスする必要が無く、バリュー処理を高速に行うことができる。
各ポイント会員に発行したポイント会員番号は、ポイント付与対象であるユーザを特定するID情報でり、ポイントID情報を構成している。
ユーザは、ユーザ端末装置からポイントサイトにアクセスし、自己に設定されているユーザID、パスワードを入力してログインすることができる。
そして、ポイントサイトにて現在のポイント残高を参照したり、現在蓄積しているポイントをバリューに変換する変換申請を行ったりすることができる。
また、ポイントサーバ10と電子マネーサーバ2は、通信回線によって接続可能に配設されている。
ポイント端末11の構成は、電子マネー端末8と同様であり、アンテナを内蔵したリーダライタで電波を送受信することにより、ICカード9と近距離間の無線通信を行って、ポイント会員番号やその他の情報を読み取る。
これによってポイントサーバ10は、ポイント業務に関する各種の情報処理を行うことができる。
このように、ポイントに関しては、ポイントサーバ10とリアルタイムで通信し、ポイントサーバ10でポイントの管理を行う。
携帯電話7は、電話機能部15と、電子マネー機能部16がインターフェースで接続されて構成されている。
電話機能部15は、基地局5と無線通信して電話による通話機能とインターネット接続機能を発揮する機能部であり、携帯電話7に本来備わっている機能部である。
ユーザは、携帯電話7の操作ボタンを操作したりなどして、通話モードとインターネットモードを選択することができる。
携帯電話7から電子マネーサーバ2の開設する電子マネーサイトやポイントサーバ10の開設するポイントサイトにアクセスすることもできる。
これにより、例えば、携帯電話7から電子マネーサイトにアクセスして発券プログラムをダウンロードし、これを実行して非接触ICチップに電子マネー機能部16を形成することができる。
この非接触ICチップは、フラッシュメモリやEEPROM(Electrically Erasable and Programmable ROM)などで構成された不揮発性の読み書き可能な記憶媒体や、CPU(Central Processing Unit)、その他、ROM(Read Only Memory)やRAM(Random Access Memory)を備えたコンピュータである。
これによって、携帯電話7をICカード9と同様に使用することができ、バリューの加減算を行うことができる。
そして、金額情報がパラメータとして付属した加算コマンドや減算コマンドを電子マネー機能部16に入力して、CPUでこれを実行し、バリューを加算したり減算したりすることができる。
加算コマンドや減算コマンドは、電子マネー端末8から無線で直接電子マネー機能部16に入力しても良いし、あるいは、電話機能部15を介してインターネット4経由で電子マネーサーバ2から入力しても良い。
ICカード9は、携帯電話7と同様の非接触ICチップとアンテナを内蔵したプラスチック製のカードであり、アプリケーションプログラムをインストールすることにより各種の機能を発揮させることができる。
本実施の形態では、ポイント機能部18と電子マネー機能部19が形成されており、それぞれの機能部には、ポイント業務で利用する固有のID情報であるポイント会員番号と、電子マネー業務で利用する固有のID情報である電子マネー会員番号が記憶されている。
なお、ICカード9が磁気ストライプを備え、ポイント会員番号を磁気ストライプに記憶している場合は、ポイント端末11に磁気ヘッドを備え、ポイント会員番号を読み取る。
更に、店舗の担当者は、ポイントを加算するのか、あるいはポイントを使用して決済を行うのかをユーザに問い合わせ、加算する場合は加算するポイント数を、減算する場合は、減算するポイント数を先に読み取ったポイント会員番号と共にポイントサーバ10に送信する。
ポイントサーバ10では、ポイント会員番号毎に各ユーザのポイントを管理しており、店舗から送信されてきた情報に基づいてポイントを精算する。
そして、店舗の担当者が電子マネー端末8を操作して、金額情報などがパラメータとして付属した加算コマンド、又は減算コマンドをICカード9に入力する。
この際に、電子マネー端末8は、ICカード9から電子マネー会員番号を読み取り、ICカード9で行った処理に関する情報と共にログデータとして一時記憶する。そして、後ほどバッチ処理にてこれらログデータを電子マネーサーバ2に送信する。
電子マネー事業者は、ICカード9の製造業者から受け取ったポイント会員番号と電子マネー会員番号をひも付けて電子マネーサーバ2に記憶させる。
電子マネーサーバ2は、発券部21、ひも付け部22、バリュー・ポイント計算部23、取り引き処理部24などの各機能部の他、ユーザ情報データベース27、取り引き情報データベース28などのデータベースを備えている。
発券部21は、発券に際して、ユーザ情報データベース27を更新し、携帯電話7に設定された電子マネー会員番号を新たなログデータ処理対象としてユーザ情報データベース27に登録する。
以降、必要に応じて、ICカード9に記憶されている電子マネー会員番号を電子マネー会員番号(カード)と記し、携帯電話7に記憶されている電子マネー会員番号を電子マネー会員番号(携帯)と記し、互いに区別することにする。
取り引き処理部24は、電子マネー端末8からログデータを受信し、取り引き情報データベース28を更新し、ログデータを管理する機能部である。
また、取り引き処理部24は、パーソナルコンピュータなどで構成されたユーザ端末からインターネット4を介して電子マネーサーバ2の電子マネーサイトにアクセスし、ICカード9や携帯電話7にバリューを加算したり減算したりすることも可能である。
この場合、ユーザ端末に非接触ICカードを読み書きするリーダライタを接続し、これにICカード9や携帯電話7をセットする。
そして、取り引き処理部24が加算コマンドや減算コマンドをユーザ端末に送信し、ユーザ端末からリーダライタを介して、これらコマンドをICカード9や携帯電話7に入力する。
ユーザ情報データベース27は、ユーザを電子マネー会員番号を用いて管理しており、ユーザの氏名、住所、電子メールアドレスなど、ユーザの個人情報を管理している。
そして、ICカード9を利用することによるログデータは、電子マネー会員番号(カード)を用いて管理されている。
なお、本実施の形態では、ユーザがバリューを利用するとその利用状況に応じて、ポイント事業者のポイントが発行されてるが、ICカード9を使用した場合は、電子マネー会員番号(カード)に対してポイントが発行され、携帯電話7を使用した場合は電子マネー会員番号(携帯)に対してポイントが発行される。
これにより、図5に示したように、ポイント会員番号を介して電子マネー会員番号(携帯)と電子マネー会員番号(カード)もひも付けられる。
このひも付け関係を介して、電子マネー会員番号(携帯)に対して発行されたポイントと、電子マネー会員番号(カード)に対して発行されたポイントの統合が可能になる。
ユーザ情報データベース27を用いることにより、各電子マネー会員番号で特定されるICカード9や携帯電話7などでの、バリュー残高の推移、現在残高、ポイントを発行したか否か、処理日時、アクセスした電子マネー端末8のID情報など、電子マネー会員番号毎に行われた情報処理の内容を特定することができる。
ポイントサーバ10は、ポイント処理部31、ポイントサイト部32、ユーザ情報データベース35、ポイント情報データベース36などを備えている。
ポイント処理部31は、ポイント端末11からポイント会員番号と、そのポイントを加算するのか減算するのかを指定するポイント加減算情報を受信する。ポイント加減算情報にはポイント数が付属しており、ポイント処理部31は、ポイント会員番号で特定される会員のポイント数をポイント加減算情報で指定された分だけ加減算する。
バリュー生成依頼には、ポイント会員番号とバリューに変換するポイント数が含まれており、電子マネーサーバ2は、ポイント会員番号にひも付けられた電子マネー会員番号に対し、ポイント相当額のバリューを発行する。
また、ポイント会員番号に電子マネー会員番号(カード)と、電子マネー会員番号(携帯)がひも付けられている場合は、ICカード9と携帯電話7の何れでバリューを受け取るか指定することも可能である。
後述するように、各ユーザのポイントに関する情報は、ポイント情報データベース36に蓄積されており、ポイント処理部31は、これにポイント会員番号や加減算したポイント数などの履歴を記録することにより、各ユーザ毎のポイントを処理する。
ポイントサイトでは、ポイントサービスへの加入の勧誘を行う他、既にポイント会員となっているユーザに対しては、認証情報(ユーザID、パスワード)によってユーザを認証し、そのユーザに特化したサービスを提供する。
本実施の形態では、ポイントからバリューへの変換は1万ポイントを変換単位とし、1万ポイントを1万円分のバリューに変換するものとする。
なお、これは一例であって、バリューに変換するポイント数をユーザが任意に設定できるように構成しても良い。
ユーザ情報データベース35が記憶する情報としては、例えば、ユーザID、パスワードといった認証情報の他、ユーザの氏名、住所、電子メールアドレスといった個人情報やポイント会員番号も含まれている。また、ユーザIDとポイント会員番号は、何れもユーザに一意に設定されたユーザ特定情報であるので、ユーザIDとしてポイント会員番号を用いることも可能である。
また、ポイントサーバ10は、ユーザが登録した電子メールアドレスに宛てて、サービスのお知らせなどを送信することもできる。
ポイント情報データベース36では、ポイント会員番号などのユーザ特定情報を用いて、現在のポイント残高、過去に加算したポイント数と加算日時、減算したポイントと減算日時、など、ポイントに関するデータをユーザ毎に管理することができる。
この手順は、例えば、新規に購入され、まだ電子マネー機能が組み込まれていない携帯電話7に電子マネー機能を組み込む場合に適用される。
以下の処理は、携帯電話7の電話機能部15が備えたCPU、電子マネー機能部16が備えたCPU、及び電子マネーサーバ2が備えたCPUがそれぞれ所定のプログラムに従って動作するものである。
電子マネーサイトでは、電子マネーに関する各種のサービスを提供しており、ユーザは、これらのサービスから所望のものを選択できるようになっている。
ここでは、発券サービスを選択し、電子マネーサーバ2に対して発券を要求する(ステップ3)。
この際に、氏名、住所、電子メールアドレスなどのユーザ情報も電子マネーサーバ2に送信する。
この発券プログラムは、携帯電話7に所定の電子マネー会員番号(携帯)を付与する様になっている。
携帯電話7は、発券プログラムを受信する。発券プログラムは、電話機能部15が備えたRAM(Random Access Memory)などに記憶される。
これにより、携帯電話7のCPUは、非接触ICチップのCPUと通信を行い、非接触ICチップ内に電子マネー機能部16を形成する(ステップ9)。この際に、電子マネー機能部16に、所定の電子マネー会員番号(携帯)が設定される。
この完了通知によって、電子マネーサーバ2は、携帯電話7に所定の電子マネー会員番号(携帯)が設定されたことを知ることができる。
以上の処理により、携帯電話7に電子マネー機能部16を形成すると共に、当該ユーザを電子マネー会員番号と共にユーザ情報データベース27に登録することができる。
図7のフローチャートに示した手順で携帯電話7に電子マネー機能部16を実装した後、当該ユーザがポイントサーバ10のポイント会員である場合、以下の手順により電子マネー会員番号(携帯)とポイント会員番号をひも付けることができる。
また、携帯電話7に電話機能部15を実装した時点でポイント会員でない場合も、後ほどポイント会員になった場合に、同様にしてひも付けすることができる。
なお、ユーザ端末として携帯電話7を用い、携帯電話7からポイントサイトにアクセスしても良い。
ユーザは、ポイントサイト上の所定の認証情報入力欄にユーザID、パスワードなどの認証情報を入力し、ポイントサーバ10に送信する(ステップ21)。
ユーザ認証後、ポイントサイトでは当該ユーザに特化したサービスを各種提供するが、ユーザはこれらの中から所望のサービスを選択することができる。
ここでは、ポイント会員番号と電子マネー会員番号(携帯)とのひも付けサービスを選択することにする。
ユーザは、入力画面から電子マネー会員番号(携帯)を入力し、ポイントサーバ10に送信する(ステップ24)。
なお、電子マネー会員番号(携帯)は、携帯電話7のディスプレイに表示することができ、ユーザはこれを参照して電子マネー会員番号(携帯)を入力することができる。
そして、電子マネーサーバ2(ひも付け部22)は、ユーザ情報データベース27で、このポイント会員番号と電子マネー会員番号(携帯)を検索し、これらをひも付ける(ステップ33)。
このように、電子マネーサーバ2は、電子マネー機能ID情報とポイントID情報を対応付ける対応付け手段を備えている。
以上の処理により、ポイント会員番号と電子マネー会員番号(携帯)をひも付けることができる。
図8のフローチャートの手順では、ユーザがポイントサイト上で電子マネー会員番号(携帯)を入力したが、以下の手順では、自動的に携帯電話7からポイントサーバ10へ電子マネー会員番号(携帯)を送信することができる。
この場合、ポイントサーバ10は、電子マネーサーバ2に電子マネー機能ID情報(電子マネー会員番号)とポイントID情報(ポイント会員番号)を提供する情報提供装置を構成している。
そして、ポイントサイトにユーザ認証情報(ポイント会員番号特定情報を構成する)を入力し、ポイントサーバ10に送信する(ステップ21)。
これにより、ポイントサーバ10は、ユーザのポイント会員番号を取得することができる(ポイントID情報取得手段)。
ユーザ認証後、ユーザが利用できるサービスをユーザに対して選択可能に提示し、ここでは、ユーザはポイント会員番号と電子マネー会員番号(携帯)のひも付けサービスを選択するものとする。
このプログラムは、携帯電話7のCPUに、電子マネー機能部16から電子マネー会員番号(携帯)を読み取ってポイントサーバ10に送信する機能を発揮させるものである。
このように、ポイントサーバ10は、読み取りプログラム送信手段を備えている。
これにより携帯電話7のCPUは、非接触ICチップのCPUと通信し、電子マネー機能部16の電子マネー会員番号(携帯)を読み出し、これをポイントサーバ10に送信する(ステップ39)。
このように、ポイントサーバ10は、端末ID受信手段を備えている。
電子マネーサーバ2(ひも付け部22)は、ポイントサーバ10からポイント会員番号と電子マネー会員番号(携帯)を受信し、このポイント会員番号と電子マネー会員番号(携帯)をひも付ける(ステップ33)。
以上のように、ユーザは、電子マネー会員番号(携帯)を入力することなくポイント会員番号と電子マネー会員番号(携帯)をひも付けることができる。
この例では、ユーザはユーザ端末にリーダライタを設置し、更にこのリーダライタにICカード9を設置し、リーダライタを介してICカード9にバリューを加算する。
そして、ユーザは、ポイントサイトが提供するサービスの中からバリュー変換サービスを選択し、更に、バリューに変換するポイント数を指定する。
以上の手続きにより、ユーザはポイントサーバ10に対してポイントからバリューへの変換を申請する(ステップ36)。
なお、本実施の形態では、ポイントからバリューへの変換は、1万ポイント単位で行えるようになっている。
そして、ポイント10(ポイント処理部31)は、バリューに変換する分のポイントを減算するようにポイント情報データベース36を更新する(ステップ48)。
そして、電子マネーサーバ2(バリュー・ポイント計算部23)は、受信したポイント会員番号にひも付けされている電子マネー会員番号(カード)をユーザ情報データベース27で検索する。
そして、電子マネーサーバ2は、ユーザがユーザ端末からアクセスして来るまで待機する。
ユーザの電子メールアドレスに宛てて、ポイントから変換したバリューを加算する準備ができた旨の通知を行っても良い。
この際に、ユーザは、電子マネー会員番号(カード)を特定する情報を送信する。リーダライタにICカード9をセットして、電子マネー会員番号(カード)を自動的に電子マネーサーバ2に送信するように構成することもできる。
すると、電子マネーサーバ2は、この電子マネー会員番号(カード)から、ポイントから変換したバリューを加算する準備ができていることを検知し、これをユーザに通知する。
ポイントサーバ10(取り引き処理部24)は、ICカード9の電子マネー会員番号(カード)を読み取って、これがバリューの加算対象であるICカードであることを確認した後、ポイントから変換した金額分のバリューを加算する加算コマンドを生成してユーザ端末に送信する(ステップ54)。
ICカード9は、この加算コマンドを実行し、ポイントから変換した金額分のバリューを加算する(ステップ42)。
一方、電子マネーサーバ2(取り引き処理部24)は、ポイントから変換したバリューを当該ICカード9にバリューを加算した旨のログデータを生成して取り引き情報データベース28に書き込み、これを更新する(ステップ57)。
この例では、ユーザはバリューの加算先を携帯電話7とICカード9から選択することができる。
このように、本実施の形態では、単一のポイント会員番号に複数の電子マネー会員番号を紐付けることができ、ポイントから換算したバリューの加算先をこれら複数の電子マネー会員番号で特定される携帯端末から選択することができる。
そして、ポイントサーバ10(ポイント処理部31)は、ポイント情報データベース36を更新し、当該ユーザのポイントをバリューに変換する分だけ減算する(ステップ72)。
このように、電子マネーサーバ2は、ポイント情報(ポイント数とポイント会員番号)を受信するポイント情報受信手段を備えている。
そして、電子マネーサーバ2(バリュー・ポイント計算部23)は、受取先が携帯電話7である場合には、ポイント会員番号にひも付けられた電子マネー会員番号(携帯)をユーザ情報データベース27で検索し、受取先が電子マネー端末8である場合には、ポイント会員番号にひも付けられた電子マネー会員番号(カード)をユーザ情報データベース27で検索する。
そして、電子マネーサーバ2は、ユーザがバリューを受け取るためにアクセスするまで待機する。
電子マネーサーバ2(取り引き処理部24)は、受取先の電子マネー会員番号を受信して、正しい受信先であるか確認した後、ポイントから変換した金額分のバリューを加算する加算コマンドを生成し、送信する(ステップ78)。
このように、電子マネーサーバ2は、コマンド生成手段と、コマンド送信手段を備えている。
より詳細には、受取先が携帯電話7である場合は、携帯電話7の電話機能部15から電子マネー機能部16に加算コマンドが入力され、電子マネー機能部16にて実行される。これにより、電子マネー機能部16にバリューが加算される。
更に、受取先を携帯電話7に指定し、ユーザ端末に設置したリーダライタに携帯電話7をセットし、ユーザ端末を介して携帯電話7にバリューを加算することも可能である。
この例では、ユーザは、ポイントサイトでバリューの受け取りを行うことができ、電子マネーサイトにアクセスし直す必要が無い。
この際に、ICカード9でバリューを受け取る場合は、リーダライタを備えたユーザ端末からアクセスし、携帯電話7でバリューを受け取る場合は、携帯電話7でアクセスすると、バリューの受け取り申請の後そのままバリューを受け取ることができるので便利である。
即ち、ユーザ端末でバリューの受け取りを申請し、携帯電話7で受け取る場合は、申請後に携帯電話7でポイントサイトにアクセスし、バリューの受け取りなどする。
ユーザは、ユーザ端末からポイントサイトにアクセスし、ユーザ認証をした後、バリューに変換するポイント数とバリューの受取先をポイントサーバ10に送信して指定し、ポイントからバリューへの変換を申請する(ステップ84)。
ここでは、受取先をICカード9に指定する場合について説明する。
なお、携帯電話7が受取先として指定された場合は電子マネー会員番号(携帯)を検索する。
そして、電子マネーサーバ2(取り引き処理部24)は、当該金額のバリューをポイントから変換して当該電子マネー会員番号(カード)に関して加算する旨のログデータを取り引き情報データベース28に書き込み記録する(ステップ99)。
そして、電子マネーサーバ2は、変換分の金額のバリューの加算コマンドを生成する許可をポイントサーバ10に送信する(ステップ102)。
その際に、電子マネー会員番号(カード)もポイントサーバ10に送信する。
その際に、ICカード9の電子マネー会員番号(カード)をユーザ端末から取得し、電子マネーサーバ2から送信されてきたものと一致するか確認する。一致する場合は処理を続行し、一致しない場合は処理を中止する。
ICカード9では、電子マネー機能部19がこの加算コマンドを実行し、バリューを加算する(ステップ87)。
これによって、ユーザは、ポイントをバリューに変換して受け取ることができる。
まず、電子マネーサーバ2は、定期的にバッチ処理を行うなどして取り引き情報データベース28を検索し、携帯電話7やICカード9で使用されたバリューに応じて発生するポイント数を計算する(ステップ105)。
ポイント数の計算は、電子マネー会員番号毎に行われ、前回にポイント発行のバッチ処理を行ってから、今回ポイント発行のバッチ処理を行うまでの間に蓄積されたログデータを対象に行われる。
なお、バリューの加算金額に応じてポイントを発行しても良いし、加算金額と決済金額の両方に対してポイントを発行しても良い。
そして、電子マネーサーバ2は、対応付けたポイント会員番号とポイントをポイントサーバ10に送信する(ステップ108)。
そして、ポイントサーバ10は、ポイント情報データベース36において、受信したポイント会員番号に対して、電子マネーサーバ2が発行したポイント数を加算し、ポイント情報データベース36を更新する(ステップ114)。
以上の処理により、ユーザは、携帯電話7やICカード9でのバリュー利用に対して、ポイント事業者が管理するポイントを得ることができる。
CPU121は、ROM(Read Only Memory)122に記憶されているプログラム、又は記憶部128からRAM123にロードされたプログラムに従って各種の処理を実行する。
このバス124には、入出力インターフェース125も接続されており、入出力インターフェース125を介して、入力部126、出力部127、記憶部128、通信部129、ドライブ130などがCPU121に接続している。
出力部127は、例えば、CRT(Cathode−ray Tube)、LCD(Liquid Crystal Display)、プラズマディスプレイなどよりなる画像表示装置やプリンタなどの印刷装置が配設されており、電子マネーサーバ2の管理者は、文字情報やその他の情報を出力することができる。
これら入力部126や出力部127を用いて、電子マネーサーバ2の管理者は、電子マネーサーバ2のメンテナンスや、プログラムのバージョンアップなどを行うことができる。
この情報処理プログラムをCPU121で実行すると、発券部21、ひも付け部22、バリュー・ポイント計算部23、取り引き処理部24などが構成される。
CPU121は、通信部129を介してポイントサーバ10やユーザ端末、携帯電話7、その他のサーバ装置や端末装置などと通信を行う。
CPU121は、ドライブ130を用いてこれらの記憶媒体を駆動し、プログラムやデータの読み出しや書き込みを行うことができる。
ポイントサーバ10は、ユーザ情報データベース35、ポイント情報データベース36を記憶・管理すると共に、ポイント処理部31やポイントサイト部32を構成するためのプログラムを実行する。
ユーザ端末は、インターネット4を介してポイントサーバ10や電子マネーサーバ2と通信する機能を有する他、リーダライタを装備してICカード9と通信する機能も備えている。
(1)携帯電話7などの携帯端末に電子マネー機能部16を組み込んだ後、携帯電話7のユーザが有するポイント会員番号と、電子マネー機能部16に設定された電子マネー会員番号(携帯)をひも付けることができる。
(2)携帯電話7に読み取りプログラムをダウンロードして実行することにより、携帯電話7は、電子マネー会員番号(携帯)を自動的にポイントサーバ10などに送信することができる。
(4)1つのポイント会員番号に複数の電子マネー会員番号をひも付けることにより、ポイントから変換したバリューの受取先を、これら複数の電子マネー会員番号から選択することができる。
(5)1つのポイント会員番号に複数の電子マネー会員番号をひも付けることにより、これら複数の電子マネー会員番号を対象に発行されたポイントを、ポイントサーバ10で統括管理することができる。
2 電子マネーサーバ
4 インターネット
5 基地局
6 電話回線網
7 携帯電話
8 電子マネー端末
9 ICカード
10 ポイントサーバ
11 ポイント端末
Claims (6)
- 所定の商品と交換可能な交換価値として使用できるポイントの蓄積、及び使用を、ポイントの付与対象であるユーザに設定されたポイントID情報ごとに管理するポイント管理装置と、貨幣価値の金額を表した電子情報であって、前記金額の増減により貨幣価値の移動を生じさせる電子マネーを記憶し、所定のコマンドを実行して前記記憶した電子マネーの金額を加減算する電子マネー処理機能を備え、前記電子マネー処理機能に対応して設定された電子マネー機能ID情報により特定可能な携帯端末と、に対して通信機能を備え、
前記ポイントID情報と前記電子マネー機能ID情報の対応を記憶し、前記記憶したポイントID情報で管理されるポイントと、電子マネー機能ID情報で特定される携帯端末に記憶されている電子マネーの変換を行う情報処理システムで使用する情報処理装置であって、
前記電子マネー処理機能を形成する前の携帯端末に前記電子マネー処理機能を形成するための所定のプログラムを送信するプログラム送信手段と、
前記送信した所定のプログラムを前記携帯端末で実行して形成された電子マネー処理機能に対応して設定された電子マネー機能ID情報を取得する電子マネー機能ID情報取得手段と、
前記携帯端末のユーザに設定されたポイントID情報を取得するポイントID情報取得手段と、
前記取得した電子マネー機能ID情報と前記取得したポイントID情報を対応付ける対応付け手段と、
前記ポイント管理装置から、ポイントのポイント数とポイントID情報を受信するポイント情報受信手段と、
前記受信したポイント数を所定の変換比率により電子マネーに変換し、前記変換した電子マネーを加算するコマンドを生成するコマンド生成手段と、
前記生成したコマンドを、前記受信したポイントID情報に前記対応付け手段で対応付けられた電子マネー機能ID情報で特定される携帯端末に送信するコマンド送信手段と、
を具備したことを特徴とする情報処理装置。 - 前記対応付け手段は、単一のポイントID情報に対し、複数の電子マネー機能ID情報を対応付けることができ、
前記単一のポイントID情報で管理されるポイントを変換した電子マネーを加算する携帯端末を、前記単一のポイントID情報に対応付けた複数の電子マネー機能ID情報で特定される携帯端末から選択できることを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。 - 電子マネーの利用に応じてポイントを発行するポイント発行手段を備え、
前記ポイント管理装置は、前記複数の電子マネー機能ID情報で特定される携帯端末での電子マネーの利用により発行されたポイントを前記単一のポイントID情報で管理し、
前記複数の電子マネー機能ID情報で特定される携帯端末での電子マネーの利用により、前記ポイント発行手段で発行されたポイントを、当該携帯端末の電子マネー機能ID情報に対応付けられたポイントID情報と共に前記ポイント管理装置に提供することを特徴とする請求項2に記載の情報処理装置。 - 請求項1に記載の情報処理装置にポイントID情報と電子マネー機能ID情報を提供する情報提供装置であって、
ポイントID情報を取得するポイントID情報取得手段と、
電子マネー処理機能を備えた携帯端末に、当該電子マネー処理機能に対応して設定された電子マネー機能ID情報を読み取って所定の送信先に送信する読み取りプログラムを送信する読み取りプログラム送信手段と、
前記送信した読み取りプログラムを前記携帯端末で実行することにより、前記携帯端末が送信した電子マネー機能ID情報を受信する電子マネー機能ID情報受信手段と、
前記取得したポイントID情報を前記情報処理装置のポイントID情報取得手段に提供し、前記受信した電子マネー機能ID情報を前記情報処理装置の電子マネー機能ID情報取得手段に提供することを特徴とする情報提供装置。 - 所定の商品と交換可能な交換価値として使用できるポイントの蓄積、及び使用を、ポイントの付与対象であるユーザに設定されたポイントID情報ごとに管理するポイント管理装置と、貨幣価値の金額を表した電子情報であって、前記金額の増減により貨幣価値の移動を生じさせる電子マネーを記憶し、所定のコマンドを実行して前記記憶した電子マネーの金額を加減算する電子マネー処理機能を備え、前記電子マネー処理機能に対応して設定された電子マネー機能ID情報により特定可能な携帯端末と、に対して通信機能を備え、
前記ポイントID情報と前記電子マネー機能ID情報の対応を記憶し、前記記憶したポイントID情報で管理されるポイントと、電子マネー機能ID情報で特定される携帯端末に記憶されている電子マネーの変換を行う情報処理システムで使用するコンピュータで行う処理であって、
前記コンピュータは、プログラム送信手段と、電子マネー機能ID情報取得手段と、ポイントID情報取得手段と、対応付け手段と、ポイント情報受信手段と、コマンド生成手段と、コマンド送信手段と、を備え、
前記プログラム送信手段によって、前記電子マネー処理機能を形成する前の携帯端末に前記電子マネー処理機能を形成するための所定のプログラムを送信するプログラム送信ステップと、
前記電子マネー機能ID情報取得手段によって、前記送信した所定のプログラムを前記携帯端末で実行して形成された電子マネー処理機能に対応して設定された電子マネー機能ID情報を取得する電子マネー機能ID情報取得ステップと、
前記ポイントID情報取得手段によって、前記携帯端末のユーザに設定されたポイントID情報を取得するポイントID情報取得ステップと、
前記対応付け手段によって、前記取得した電子マネー機能ID情報と前記取得したポイントID情報を対応付ける対応付けステップと、
前記ポイント情報受信手段によって、前記ポイント管理装置から、ポイントのポイント数とポイントID情報を受信するポイント情報受信ステップと、
前記コマンド生成手段によって、前記受信したポイント数を所定の変換比率により電子マネーに変換し、前記変換した電子マネーを加算するコマンドを生成するコマンド生成ステップと、
前記コマンド送信手段によって、前記生成したコマンドを、前記受信したポイントID情報に前記対応付け手段で対応付けられた電子マネー機能ID情報で特定される携帯端末に送信するコマンド送信ステップと、
から構成されたことを特徴とする情報処理方法。 - 請求項1に記載の情報処理装置にポイントID情報と電子マネー機能ID情報を提供するコンピュータで構成された情報提供装置で行う処理であって、
前記コンピュータは、ポイントID情報取得手段と、読み取りプログラム送信手段と、電子マネー機能ID情報受信手段と、提供手段と、を備え、
前記ポイントID情報取得手段によって、ポイントID情報を取得するポイントID情報取得ステップと、
前記読み取りプログラム送信手段によって、電子マネー処理機能を備えた携帯端末に、当該電子マネー処理機能に対応して設定された電子マネー機能ID情報を読み取って所定の送信先に送信する読み取りプログラムを送信する読み取りプログラム送信ステップと、
前記電子マネー機能ID情報受信手段によって、前記送信した読み取りプログラムを前記携帯端末で実行することにより、前記携帯端末が送信した電子マネー機能ID情報を受信する電子マネー機能ID情報受信ステップと、
前記提供手段によって、前記取得したポイントID情報を前記情報処理装置のポイントID情報取得手段に提供し、前記受信した電子マネー機能ID情報を前記情報処理装置の電子マネー機能ID情報取得手段に提供する提供ステップと、
から構成されたことを特徴とする情報提供方法。
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