JP2008097329A - 通信中継装置、及び通信中継方法 - Google Patents

通信中継装置、及び通信中継方法 Download PDF

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Abstract

【課題】無線式の中継装置を用いた場合に、電子マネー端末の通信履歴を電子マネー事業者が確認できるようにすること。
【解決手段】電子マネー端末4は、電子マネーカード15が記憶したバリューを増減させてチャージ・決済を行い、この処理の内容を記録した利用ログデータを記憶する。電子マネー端末4は、記憶した利用ログデータを電子マネーサーバ8に送信する。無線装置5は、電子マネー端末4が利用ログデータを送信する際に、無線通信によって基地局6に接続し、電子マネー端末4を通信網7に接続する。そして、無線装置5は、電子マネー端末4の端末IDと共に電子マネー端末4と電子マネーサーバ8との通信履歴を記録し、自己の記憶装置に記憶する。記憶した端末IDと通信履歴は後ほど無線装置5から端末管理サーバ9に送信される。
【選択図】図1

Description

本発明は、通信中継装置、及び通信中継方法に関し、例えば、電子マネーの利用ログデータの送信を無線通信によって中継するものに関する。
近年、電子マネーを用いた電子マネーシステムが広く利用されるようになってきた。
電子マネーは、バリューと呼ばれる金銭的な貨幣価値を対応させた電子データを電子マネーカードに記憶させ、このバリューの金額を増減することによりバリューを交換価値として流通させるものである。
電子マネーカードが利用可能な加盟店には、顧客の電子マネーカードにアクセスする電子マネー端末が備えてあり、電子マネー端末と電子マネーカードが通信を行うことにより、電子マネーカード内のバリューが増減され、これによって顧客と加盟店の間で金銭的価値の授受が行われる。
電子マネー端末は、電子マネーカードとの情報処理の内容を利用ログデータとして記憶しておき、これをバッチ処理にて一括して電子マネーサーバに送信する。
電子マネーサーバは、各加盟店の電子マネー端末から利用ログデータを収集し、収集された利用ログデータは電子マネー事業者がバリューの流通を把握するのに用いられている。
一般的に、電子マネー端末は有線通信によって電子マネーサーバと接続するが、例えば、タクシーなどの移動体や自動販売機など有線接続ができないもの、あるいは無線通信の方が好ましいものに関しては、電子マネー端末にモデムを設置し、無線通信にて携帯電話網の基地局に接続している。
このように、電子マネーの処理を無線モデム経由で行う技術として、次の自動販売機用ICカードリーダライタ及び自動販売機がある。
この技術は、有線通信と無線通信を選択可能とすることにより、電子マネー端末の設置状況に左右されずに確実に取引ログデータを収集するものである。
特開2001−273547公報
無線通信は、有線通信に比べて通信状態が不安定になる場合があり、電子マネー事業者側でモデムの通信履歴を確認したいとの要望があった。
しかし、モデムの通信履歴を管理しているのは電話事業者であって、電子マネー事業者がモデムの通信履歴を適宜確認することはできなかった。
そこで、本発明の目的は、無線式の中継装置を用いた場合に、電子マネー端末の通信履歴を電子マネー事業者が確認できるようにすることである。
本発明は、前記目的を達成するために、請求項1に記載の発明では、貨幣価値の金額を電子データとして記憶し、金額変更情報を用いて前記記憶した貨幣価値の金額を変更する貨幣端末と、前記貨幣端末に金額変更情報を入力する電子マネー端末と、前記電子マネー端末から、前記貨幣端末と前記電子マネー端末との取引履歴を通信ネットワークを介して受信する電子マネーサーバと、を用いて構成された電子マネーシステムにおいて使用する通信中継装置であって、前記電子マネー端末と接続する端末接続手段と、前記通信ネットワークに無線通信にて接続する無線接続手段と、前記接続した通信ネットワークを介して、前記接続した電子マネー端末と前記電子マネーサーバとの通信を中継する中継手段と、前記中継した前記電子マネー端末と前記電子マネーサーバの通信履歴を記憶する通信履歴記憶手段と、前記記憶した通信履歴を所定のサーバに送信する通信履歴送信手段と、を具備したことを特徴とする通信中継装置を提供する。
請求項2に記載の発明では、前記電子マネー端末から、当該電子マネー端末のID情報である端末IDを取得する端末ID取得手段を具備し、前記通信履歴送信手段は、前記取得した端末IDを前記記憶した通信履歴と共に前記所定のサーバに送信することを特徴とする請求項1に記載の通信中継装置を提供する。
請求項3に記載の発明では、前記電子マネー端末から、当該電子マネー端末のID情報である端末IDを取得する端末ID取得手段と、前記取得した端末IDを前記所定のサーバに送信する端末ID送信手段と、を具備したことを特徴とする請求項1に記載の通信中継装置を提供する。
請求項4に記載の発明では、前記通信履歴送信手段は、前記所定のサーバから接続要求を受けた場合に、前記所定のサーバに接続することを特徴とする請求項1、請求項2、又は請求項3に記載の通信中継装置を提供する。
請求項5に記載の発明では、前記通信履歴送信手段は、前記所定のサーバに接続要求を行って接続することを特徴とする請求項1から請求項4までのうちの何れか1の請求項に記載の通信中継装置を提供する。
請求項6に記載の発明では、前記所定のサーバは前記電子マネーサーバであって、前記通信履歴送信手段は、前記電子マネー端末と前記電子マネーサーバが通信する際に前記通信履歴を前記電子マネーサーバに送信することを特徴とする請求項1から請求項5までのうちの何れか1の請求項に記載の通信中継装置を提供する。
請求項7に記載の発明では、貨幣価値の金額を電子データとして記憶し、金額変更情報を用いて前記記憶した貨幣価値の金額を変更する貨幣端末と、前記貨幣端末に金額変更情報を入力する電子マネー端末と、前記電子マネー端末から、前記貨幣端末と前記電子マネー端末との取引履歴を通信ネットワークを介して受信する電子マネーサーバと、を用いて構成された電子マネーシステムにおいて使用する通信中継装置が行う通信中継方法であって、前記通信中継装置は、端末接続手段と、無線接続手段と、中継手段と、通信履歴記憶手段と、通信履歴送信手段と、を備え、前記端末接続手段で、前記電子マネー端末と接続する端末接続ステップと、前記無線接続手段で、前記通信ネットワークに無線通信にて接続する無線接続ステップと、前記中継手段で、前記接続した通信ネットワークを介して、前記接続した電子マネー端末と前記電子マネーサーバとの通信を中継する中継ステップと、前記通信履歴記憶手段で、前記中継した前記電子マネー端末と前記電子マネーサーバの通信履歴を記憶する通信履歴記憶ステップと、前記通信履歴送信手段で、前記記憶した通信履歴を所定のサーバに送信する通信履歴送信ステップと、から構成されたことを特徴とする通信中継方法を提供する。
本発明によれば、中継装置に通信履歴を記録させてこれを参照することにより、電子マネー事業者が電子マネー端末の通信履歴を確認できる。
(1)実施の形態の概要
電子マネー端末4(図1)は、電子マネーカード15が記憶したバリューを増減させてチャージ・決済を行い、この処理の内容を記録した利用ログデータを記憶する。電子マネー端末4は、記憶した利用ログデータを例えば1日1回程度バッチ処理にて電子マネーサーバ8に送信する。
無線装置5は、電子マネー端末4が利用ログデータを送信する際に、無線通信によって基地局6に接続し、電子マネー端末4を通信網7に接続する。そして、無線装置5は、電子マネー端末4の端末IDと共に電子マネー端末4と電子マネーサーバ8との通信履歴を記録し、自己の記憶装置に記憶する。記憶した端末IDと通信履歴は後ほど無線装置5から端末管理サーバ9に送信される。
端末管理サーバ9は、無線装置5から端末IDと通信履歴を受信して記憶する。
このように、電子マネーセンタ2は、無線装置5から通信履歴と端末IDを取得することにより、電子マネー端末4の状態や通信費用などを監視することができ、また、無線装置5に接続している電子マネー端末4を特定することができる。
(2)実施の形態の詳細
図1は、電子マネーシステム1のネットワーク構成を示した図である。
電子マネーシステム1は、電子マネーセンタ2に設置された電子マネーサーバ8、端末管理サーバ9、管理端末10、加盟店3に設置された電子マネー端末4、無線装置5、電子マネーを使用する顧客が所有する電子マネーカード15、通信事業者が提供する通信施設である基地局6、通信網7などから構成されている。
電子マネーカード15は、電子マネー処理機能を有するICチップである電子マネーICチップと、電子マネー端末4と通信するためのアンテナを内蔵している。
電子マネーカード15は、電子マネー端末4から近距離の無線通信によって金額変更情報を受信し、これに基づいて当該電子マネーICチップが記憶しているバリューの増額(チャージ)、及び減額(決済)を行うことができる。電子マネーICチップを駆動するための電力は、電子マネー端末4から無線により供給される。
電子マネーシステム1の運営事業者は、チャージの際にバリューに対応する金額の貨幣(通貨)をユーザから徴収すると共に、バリューで決済を行った加盟店3に、決済金額に応じて貨幣を分配することにより、バリューと通貨との対応をとっている。
なお、バリューとは、電子マネーシステム1において貨幣に該当する概念であって、貨幣価値の金額を電子データとして表した貨幣情報である。
本実施の形態では、電子マネーICチップを非接触型(無線によりアクセスを受け付けるもの)とするが、接触型(電極の接触によりアクセスを受け付けるもの)を用いてもよい。
このように、電子マネーカード15に内蔵された電子マネーICチップは、電子マネー端末4や電子マネーサーバ8などと通信する端末であって、貨幣価値の金額を電子データとして記憶する貨幣端末として機能している。
加盟店3は、電子マネーカード15によってバリューでの決済やチャージが可能な店舗であり、例えば、コンビニエンスストア、デパート、レストランといった店舗のほか、営業車両などの移動体、あるいは自動販売機などの無人装置などで構成することもできる。 電子マネー端末4は、電子マネーカード15にアクセスして金額変更情報を送信するアクセス端末であり、例えば、単独で設置されていたり、あるいは、会計装置(レジ)などに組み込まれて設置されている。
電子マネー端末4は、電子マネーカード15に金額変更情報を送信し、チャージや決済を行うことができる。
なお、図1では、加盟店3を1店舗のみ図示しているが、これは複数存在することができる。
電子マネー端末4は、電子マネーカード15との処理内容を記録した利用ログデータを蓄積しており、例えば、1日1回程度、電子マネーサーバ8にバッチ処理にて送信する。
この利用ログデータは、電子マネーサーバ8により解析され、例えば、バリューと貨幣の整合性を図るのに用いられる。
無線装置5は、通信中継装置として機能し、通信網7に設けられた基地局6との間に無線回線を確立することにより、電子マネー端末4と通信網7を接続する。本実施の形態では、一例として無線装置5を通信網7の携帯電話網に接続するモデムにより構成する。
無線装置5は、電子マネー端末4からの要求により、電子マネーサーバ8との間に通信セッションを確立し、電子マネー端末4が電子マネーサーバ8に利用ログデータを送信する際の中継を行う。
そして、無線装置5は、この際に、電子マネー端末4のID情報である端末IDと通信履歴を取得して記憶しておく。無線装置5は、後ほど端末IDと通信履歴を端末管理サーバ9に送信する。
通信履歴は、例えば、通信セッションの開始時刻、及び終了時刻、電子マネー端末4のIPアドレス、電子マネー端末4の接続先のIPアドレスなどの情報から構成されている。
電子マネーセンタ2は、電子マネーシステム1を運営する電子マネー事業者の管理組織であり、バリューの流通の把握や、電子マネー端末4、無線装置5などの設備類の管理を行っている。
電子マネーサーバ8は、単数のサーバ装置、又は複数のサーバ装置群から構成されており、電子マネー端末4から利用ログデータを受信して記憶する。
利用ログデータには、電子マネーカード15のID情報である電子マネー機能部ID、使用日時分秒、決済した金額、又はチャージした金額、端末IDなどの情報が含まれている。
端末管理サーバ9は、無線装置5から通信履歴を収集するサーバ装置であり、通信履歴の送信先である所定のサーバとして機能している。
無線装置5は、固有の電話番号を有しており、端末管理サーバ9はこの電話番号によって無線装置5に接続し、無線装置5から通信履歴を受信して記憶する。
管理端末10は、例えば、電子マネーセンタ2の担当者が端末管理サーバ9に記憶されている通信履歴を閲覧するための端末装置である。
通信網7は、携帯電話網、電話回線網、インターネットなどのネットワークなどが接続して構成されており、電子マネー端末4と電子マネーサーバ8、及び電子マネー端末4と端末管理サーバ9が通信を行うための通信回線を提供する。
基地局6は、無線装置5との間で無線回線を確立し、電子マネー端末4を通信網7に接続する。
以上のように、電子マネーシステム1は、貨幣価値の金額をバリューと呼ばれる電子データとして記憶し、金額変更情報を用いて前記記憶した貨幣価値の金額を変更する貨幣端末(電子マネーICチップ)と、前記貨幣端末に金額変更情報を入力する電子マネー端末と、前記電子マネー端末から、前記貨幣端末と前記電子マネー端末との取引履歴を通信ネットワークを介して受信する電子マネーサーバと、を用いて構成された電子マネーシステムとして機能しており、無線装置5は、当該電子マネーシステムで使用する通信中継装置として機能している。
なお、図1には図示していないが、電子マネーシステム1には、電子マネー端末4が有線通信にて直接電子マネーセンタ2に接続するものも多く存在する。
図2(a)は、電子マネーカード15のハードウェア的な構成の一例を示したブロック図である。
電子マネーカード15は、CPU(Central Processing Unit)21、高周波回路22、アンテナ26、ROM(Read Only Memory)23、RAM(Random Access Memory)24、EEPROM(Electronically Erasable and Programmable ROM)25などを有している。
これらの素子は、電子マネーICチップ上に形成されている。ただし、アンテナ26は、電子マネーカード15内部の外縁部付近、又は電子マネーカード15の対角線を軸とする楕円曲線上に張り巡らされた空中線により構成され、端部が電子マネーICチップに接続されている。
CPU21は、ROM23やEEPROM25に記憶されている各種プログラムに従って情報処理を行う中央処理装置である。
また、CPU21は、アンテナ26、高周波回路22を介して、電子マネー端末4と近距離の無線通信を行うことができる。
アンテナ26は、リーダライタ部4aに内蔵されたアンテナと近距離の無線通信を行うためのアンテナである。
また、アンテナ26は、リーダライタ部4aからの電波により電子マネーカード15を駆動するための電力を発電する。
高周波回路22は、リーダライタ部4aからアンテナ26に送信されてきた高周波をデジタル信号に変換してCPU21に出力したり、逆にCPU21が出力したデジタル信号を高周波に変換してアンテナ26からリーダライタ部4aに送出する。
RAM24は、CPU21が情報処理を行う際のワーキングメモリを提供する随時書き込み読み出し可能なメモリである。
ROM23は、電子マネーカード15を機能させるための基本的なプログラムやパラメータ、データなどを記憶した読み出し専用メモリである。
EEPROM25は、情報を書き込んだり消去したりが可能なROMである。EEPROM25に記憶してある情報は、電子マネーカード15への電力の供給がない場合でも保たれる。
EEPROM25には、各種のプログラムやデータが記憶されている。
図2(b)は、電子マネーカード15の機能的な構成を模式的に表したブロック図である。
バリュー処理部28は、EEPROM25に記憶されたバリュー処理プログラムをCPU21で実行することにより構成される。
記憶部29は、EEPROM25に形成されており、バリュー残高や電子マネー機能部ID、電子マネー端末4との取引履歴を記憶している。
端末通信部27は、アンテナ26などを用いて形成されており、電子マネー端末4のリーダライタ部4aから金額変更情報などを受信してバリュー処理部28に入力する。
バリュー処理部28は、入力されたコマンドを実行する情報処理部である。
例えば、電子マネー端末4から金額変更情報を入力されると、記憶部29に記憶してあるバリュー残高データを加減算すると共に、記憶部29に記憶してある取引履歴を更新する。バリュー処理部28が実行するコマンドとしては、この他に、バリュー残高や取引履歴を読み出すものなどがある。
以上、電子マネーカード15の構成について説明したが、電子マネーICチップを携帯電話に組み込んだものもある。
この携帯電話は、電子マネーカード15と同様にリーダライタ部4aと無線通信を行うアンテナが組み込んであり、電子マネーカード15と同様に使用することができる。
以下では、電子マネーカード15を用いた場合について説明するが、電子マネーICチップを組み込んだ携帯電話も同様に用いることができる。
図3は、電子マネー端末4のハードウェア的な構成の一例を示した図である。
電子マネー端末4は、CPU41、ROM42、RAM43、通信制御部44、記憶部48、入力部46、出力部47、リーダライタ部4aなどがバスラインで接続されて構成されている。
CPU41は、所定のプログラムに従って情報処理を行うほか、電子マネー端末4全体の制御などを行う。
本実施の形態では、CPU41は、金額変更情報を電子マネーカード15に送信してチャージや決済を行わせたり、その際の利用ログデータを生成して記憶部48に記憶させたりする。
ROM42は、電子マネー端末4を動作させるための基本的なプログラムやパラメータなどを記憶した読み出し専用メモリである。
RAM43は、CPU41のワーキングメモリを提供したり、記憶部48に記憶されたプログラムやデータをロードして記憶したりなどする随時書き込み読み出し可能なメモリである。
通信制御部44は、無線装置5に接続しており、無線装置5を介して電子マネー端末4を通信網7に接続する接続装置である。
記憶部48は、例えばハードディスクやその他の記憶媒体と、これらを駆動する駆動装置から構成されており、各種プログラムを格納したプログラム格納部49、データを格納したデータ格納部50などから構成されている。
プログラム格納部49には、電子マネー端末4を機能させるための基本的なプログラムであるOSや、電子マネーカード15に金額変更情報を送信するためのプログラム、利用ログデータを電子マネーサーバ8に送信するためのプログラムなどが記憶されている。
データ格納部50には、電子マネーカード15との取引履歴である利用ログデータや端末IDなどが記憶されている。
入力部46は、会計装置のインターフェース(会計装置に組み込まれている場合)や、ユーザインターフェースなどに接続されている。
電子マネー端末4は、入力部46から加盟店の担当者の操作などを受け付けて、チャージや決済などの各種処理を行う。
出力部47は、会計装置のインターフェース(会計装置に組み込まれている場合)や、ユーザインターフェースなどに接続されている。
電子マネー端末4は、出力部47から処理結果などの各種情報を出力し、加盟店の担当者に情報を提示したりなどする。
リーダライタ部4aは、電子マネーカード15や携帯電話の電子マネーICチップと無線通信を行う。
図4は、無線装置5のハードウェア的な構成の一例を示した図である。
無線装置5は、CPU55、ROM56、RAM57、無線通信部58、アンテナ59、通信制御部60、記憶部61などがバスラインで接続されて構成されている。
CPU55は、所定のプログラムに従って、基地局6との無線回線の確立、電子マネー端末4の通信網7への接続、電子マネー端末4の端末IDの取得、通信履歴の記録及び記憶、通信履歴の端末管理サーバ9への送信、端末管理サーバ9との間での機器認証などの各種情報処理や、無線装置5全体の制御などを行う。
ROM56は、OSなどの無線装置5を動作させるための基本的なプログラムやパラメータなどを記憶した読み出し専用メモリである。
RAM57は、CPU55のワーキングメモリを提供したり、記憶部61に記憶されたプログラムやデータをロードして記憶したりなどする随時書き込み読み出し可能なメモリである。
無線通信部58は、アンテナ59を用いて基地局6と無線回線を確立し、無線装置5を通信網7に接続する。
無線通信部58は、通信ネットワーク(通信網7)に無線通信にて接続する無線接続手段として機能している。
通信制御部60は、電子マネー端末4の通信制御部44に接続しており、電子マネー端末4と通信を行う。通信制御部60は、電子マネー端末4と接続する端末接続手段として機能している。
無線装置5は、一例として、シリアル接続型のモデムを使用しており、通信制御部60には、1台の電子マネー端末4が接続している。
このように、無線装置5は、無線通信部58を通信網7に接続し、通信制御部60を電子マネー端末4に接続し、これによって電子マネー端末4を通信網7に接続することができる。
電子マネー端末4が通信先として電子マネーサーバ8を指定した場合、電子マネー端末4は、無線装置5、基地局6、及び通信網7を介して電子マネーサーバ8に接続され、無線装置5は、電子マネー端末4と電子マネーサーバ8の通信を中継する。
このように、無線装置5は、通信ネットワーク(通信網7)を介して、電子マネーサーバ8と電子マネー端末4との通信を中継する中継手段を備えている。
記憶部61は、例えば、半導体記憶装置やハードディスクなどの記憶装置から構成されており、各種プログラムを格納したプログラム格納部62、データを格納したデータ格納部63などが形成されている。
プログラム格納部62には、無線装置5を機能させるための基本的なプログラムであるOSや、電子マネー端末4の通信履歴を記録してデータ格納部63に記憶するプログラム、記憶した通信履歴を端末管理サーバ9に送信するプログラムなどが記憶されている。
データ格納部63には、電子マネー端末4の通信履歴などが記憶されている。
CPU55は、これらのプログラムを実行し、電子マネー端末4の通信履歴を記録して記憶したり、電子マネー端末4から端末IDを取得したり、端末管理サーバ9と接続して端末管理サーバ9に通信履歴や端末IDを送信したりする。
このように、CPU55でこれらのプログラムを実行することにより、電子マネー端末4と電子マネーサーバ8の通信履歴を記憶する通信履歴記憶手段と、電子マネー端末4から端末IDを取得する端末ID取得手段と、通信履歴を所定のサーバ(端末管理サーバ9)に送信する通信履歴送信手段、あるいは端末ID送信手段が実現される。
図5は、電子マネーサーバ8のハードウェア的な構成の一例を示した図である。
電子マネーサーバ8は、CPU71、ROM72、RAM73、通信制御部74、記憶部75などがバスラインで接続されて構成されている。
CPU71は、所定のプログラムに従って各種の情報処理を行う中央処理装置である。本実施の形態では、電子マネー端末4から利用ログデータを受信して記憶し、これを解析したりなどする。
ROM72は、読み出し専用のメモリであり、電子マネーサーバ8を動作させるための基本的なプログラムやパラメータなどが記憶されている。
RAM73は、読み書き可能なメモリであって、CPU71のワーキングメモリを提供したり、記憶部75に記憶されたプログラムやデータをロードして記憶したりなどする。
通信制御部74は、電子マネーサーバ8を通信網7に接続するための制御部である。電子マネーサーバ8は、通信制御部74を介して通信網7に接続し、電子マネー端末4と通信することができる。
記憶部75は、例えばハードディスクなどの大容量の記憶装置を用いて構成されており、各種プログラムを格納したプログラム格納部76、データを格納したデータ格納部77などから構成されている。
プログラム格納部76には、電子マネーサーバ8を機能させるための基本的なプログラムであるOSや、利用ログデータを解析するためのプログラム、その他のプログラムが格納されている。
データ格納部77には、加盟店の情報を記憶した加盟店情報、利用ログデータなどが格納されている。
端末管理サーバ9のハードウェア的な構成は、基本的に電子マネーサーバ8と同様である。以下、図5の符号を援用して説明する。
CPU71は、所定のプログラムに従って各種の情報処理を行う中央処理装置であり、無線装置5に接続する機能、無線装置5に通信履歴を要求し、これに対して無線装置5が送信してきた通信履歴を受信して記憶部75に記憶する機能、管理端末10に通信履歴を閲覧させる機能などを発揮する。
ROM72と、RAM73の機能は、電子マネーサーバ8と同様である。
通信制御部74は、端末管理サーバ9を通信網7に接続するための制御部である。端末管理サーバ9は、通信制御部74を介して通信網7に接続し、電子マネー端末4と通信することができる。
記憶部75は、例えばハードディスクなどの大容量の記憶装置を用いて構成されており、各種プログラムを格納したプログラム格納部76、データを格納したデータ格納部77などから構成されている。
プログラム格納部76には、端末管理サーバ9を機能させるための基本的なプログラムであるOSや、無線装置5から通信履歴を受信して記憶部77に記憶するためのプログラム、その他のプログラムが格納されている。
データ格納部77には、無線装置5から受信した通信履歴や、無線装置5と、当該無線装置5に接続している電子マネー端末4の端末IDの組合せなどが記憶されている。
次に、図6のフローチャートを用いて、無線装置5が通信履歴を記録して記憶する手順について説明する。
以下の処理は、電子マネー端末4のCPU41、無線装置5のCPU55、及び電子マネーサーバ8のCPU71が所定のプログラムに従って行うものである。
まず、電子マネー端末4は、電子マネーカード15との情報処理に関する利用ログデータをデータ格納部50に蓄積しておく。
電子マネー端末4は、例えば、所定の時刻になると、無線装置5に電子マネーサーバ8との通信回線を接続するように要求する(ステップ5)。
無線装置5は、電子マネー端末4から通信回線接続要求を受信すると、基地局6を介して通信網7に接続する。
そして、無線装置5は、電子マネー端末4と電子マネーサーバ8の間に通信回線を確立し、通信セッションを開始する(ステップ10)。
電子マネー端末4は、電子マネーサーバ8に接続すると、データ格納部50(図3)に記憶してある利用ログデータと端末IDを無線装置5に送信する(ステップ15)。
無線装置5は、電子マネー端末4から受信した端末IDと利用ログデータを電子マネーサーバ8に転送する(ステップ20)。
ここでは、簡単のため、端末IDと利用ログデータを同時に電子マネーサーバ8に送信したが、この端末IDと利用ログデータの送信は、例えば、電子マネー端末4が電子マネーサーバ8に端末IDを送信して機器認証を行い、機器認証後に電子マネー端末4が電子マネーサーバ8に利用ログデータを送信するというように、電子マネーサーバ8側で端末IDと利用ログデータの対応関係が分かればよい。
電子マネーサーバ8は、無線装置5の中継処理により電子マネー端末4から端末IDと利用ログデータを受信し、これをデータ格納部77(図5)に記憶する(ステップ25)。
次に、無線装置5は、通信セッションが終了する前に、電子マネー端末4の端末IDを取得する(ステップ30)。
この端末IDの取得処理は、例えば、無線装置5が電子マネー端末4に端末IDの送信を要求し、この要求に対して電子マネー端末4が送信してきた端末IDを無線装置5が受信することにより行われる。
また、通信セッションが終了する前に端末IDを取得することにより、たとえ、無線装置5に接続される電子マネー端末4が他の電子マネー端末4に付け替えられた場合でも、通信セッションを確立した電子マネー端末4の端末IDを確実に得ることができる。
電子マネー端末4と電子マネーサーバ8との間の通信が終了すると、無線装置5は通信セッションを終了する(ステップ35)。
無線装置5は、通信セッションを終了すると、通信履歴を生成し、これを電子マネー端末4から取得した端末IDと対応させてデータ格納部63(図4)に記憶する。
通信履歴には、例えば、通信セッション開始時刻、通信セッション終了時刻、電子マネー端末4のIPアドレス、接続先のIPアドレスなどが含まれている。
以上のようにして、無線装置5は、電子マネー端末4が電子マネーサーバ8に利用ログデータを送信する際の通信セッションを確立すると共に、通信履歴を記録して、保存することができる。
次に、図7のフローチャートを用いて、無線装置5が端末管理サーバ9に通信履歴を送信する手順について説明する。
以下の処理は、図5を援用する端末管理サーバ9のCPU71、無線装置5のCPU55が所定のプログラムに従って行うものである。
まず、端末管理サーバ9が無線装置5の電話番号を用いるなどして無線装置5にアクセスし、無線装置5に対して回線接続要求を行う(ステップ50)。
この処理は、端末管理サーバ9が予め決められた時刻に行うなど、自動的に行ってもよいし、あるいは電子マネーセンタ2の担当者が端末管理サーバ9に対して所定の操作を行うことにより無線装置5にアクセスさせてもよい。
なお、本実施の形態では、端末管理サーバ9から無線装置5に接続要求を行ったが、無線装置5側から端末管理サーバ9に接続要求するように構成することもできる。
この場合、無線装置5は、端末管理サーバ9のIPアドレスを記憶しており、例えば、予め決められた時刻になると、当該IPアドレスを用いて端末管理サーバ9にアクセスし、接続要求を行う。
無線装置5は、端末管理サーバ9から接続要求を受けると、端末管理サーバ9と接続し、これによって、端末管理サーバ9と無線装置5の間で通信セッションか開始される(ステップ55)。
なお、無線装置5と端末管理サーバ9は、通信セッションを開始するに際して、互いに相手方が正統な機器であるか否かを機器認証し、互いが認証された場合に通信セッションを開始するように構成することもできる。
通信セッションが開始すると、端末管理サーバ9は、無線装置5に対して通信履歴の送信を要求する(ステップ60)。
無線装置5は、端末管理サーバ9から通信履歴の送信要求を受け付けると、データ格納部63(図4)に記憶してある端末IDと通信履歴を読み出し、これらを対応づけて端末管理サーバ9に送信する(ステップ65)。
端末管理サーバ9は、無線装置5から端末IDと通信履歴を受信し、これらを対応づけてデータ格納部77(図5を援用する端末管理サーバ9の構成)に記憶する(ステップ70)。
端末管理サーバ9は、端末ID、通信履歴の記憶を終了すると、無線装置5との通信回線を切断し、これによって無線装置5と端末管理サーバ9の通信セッションが終了する(ステップ75)。
通信セッションが終了すると、無線装置5は、データ格納部63の端末IDと通信履歴をクリア(消去)し、次の記憶に備える(ステップ80)。
以上のようにして、端末管理サーバ9は、通信履歴と、当該通信履歴に係る端末IDを無線装置5から取得することができる。
ところで、電子マネー端末4から電子マネーサーバ8への利用ログデータの送信と、無線装置5から端末管理サーバ9への通信履歴の送信は独立した処理であるため、電子マネーセンタ2が受信した通信履歴が無線装置5の最新の履歴と異なる場合がある。
例えば、無線装置5が通信履歴を送信してから次の送信履歴を送信するまでに行われた利用ログデータの送信に関する通信履歴は、当該次の通信履歴が送信されるまで端末管理サーバ9は把握することができない。
そこで、電子マネー端末4が電子マネーサーバ8に利用ログデータを送信するタイミングと、無線装置5が端末管理サーバ9に通信履歴を送信するタイミングを同期させると、端末管理サーバ9は、常に現在の通信履歴を取得することができる。
この場合、例えば、無線装置5を、電子マネー端末4が利用ログデータを送信した後、端末管理サーバ9に通信履歴を送信するように構成する。
又は、電子マネーサーバ8が利用ログデータを受信したことを端末管理サーバ9に通知し、この通知に基づいて端末管理サーバ9が無線装置5に通信履歴を要求するように構成してもよい。
ところで、電子マネーセンタ2は、無線装置5に接続している電子マネー端末4を特定したい場合がある。
この場合、上述のように端末管理サーバ9から無線装置5に通信履歴を要求してもよいが、図7のステップ60で端末ID送信要求を行い、ステップ65で無線装置5が電子マネー端末4から端末IDを読み取って(端末ID取得手段)端末管理サーバ9に送信するように(端末ID送信手段)構成することもできる。
電子マネーセンタ2では、電子マネー端末4とモデムの組合せを管理しており、従来は、担当者が手作業で組合せを端末に入力していたが、モデムとして無線装置5を用いることにより電子マネーセンタ2は、無線装置5と電子マネー端末4の組合せを自動的に取得することができる。
次に、端末管理サーバ9に記憶された通信履歴の利用方法の一例について説明する。
図8は、管理端末10から端末管理サーバ9にアクセスし、管理端末10のディスプレイに通信履歴の閲覧画面が表示されたところを示している。
このように、端末管理サーバ9には、通信履歴を閲覧するアプリケーションソフトがインストールしてあり、電子マネーセンタ2の担当者は、管理端末10から当該アプリケーションソフトを用いて通信履歴を閲覧することができる。
閲覧画面は、「電話番号」、「端末ID」、「IPアドレス」、「最終通信」、・・・、「状態」、「料金」などの各項目から構成されている。
「電話番号」は、無線装置5の電話番号である。
「端末ID」は、無線装置5から通信履歴と共に受信した端末IDであり、通信履歴の記録時に無線装置5に接続されていた電子マネー端末4の端末IDを意味する。
「IPアドレス」は、電子マネー端末4のIPアドレスである。
「最終通信」は、無線装置5が最後に通信セッションを確立した日にちである。
以上の項目は、端末管理サーバ9のデータ格納部77に記憶されている端末IDと通信履歴の内容を端末管理サーバ9が管理端末10に表示させたものである。
「状態」は、無線装置5のステータスを表す情報であり、「利用中」、「停止中」、「開通待ち」、「出荷済み」などの状態がある。
端末管理サーバ9は、「最終通信」が所定の期間内(例えば、1ヶ月以内)であるか否かを判断し、所定の期間内である場合は、当該無線装置5の状態を「利用中」に設定し、所定の期間内にない場合は「停止中」に設定する。
また、「開通待ち」の状態は、既に無線装置5が加盟店3に設置され、稼動するのを待っている状態であり、「出荷済み」の状態は、加盟店3に対して出荷され、まだ設置されていない状態である。「開通待ち」と「出荷済み」は、電子マネーセンタ2の担当者が管理端末10から端末管理サーバ9に手動にて設定する。
「料金」は、電子マネー端末4が通信網7を利用した通信料金であり、通信履歴の通信時間などから端末管理サーバ9が計算したものである。
本実施の形態では、電子マネー端末4は、電子マネーサーバ8と通信するように構成されているため、この料金は、電子マネー端末4が電子マネーサーバ8に利用ログデータを送信するのに要した通信費用となる。
電子マネーセンタ2で電子マネー端末4の通信費用が分かると次のような事業上の利点がある。
電子マネーシステム1では、利用ログデータ送信の通信費用は加盟店3が負担することになっている。
ところが、加盟店3が個別に電話事業者と契約すると割高になるため、電子マネーセンタ2が電話事業者と大量の通信回線を一括契約し、1通信回線当たりの単価を下げている。
そして、電子マネーセンタ2は、この通信回線を加盟店3に使用させて通信費用を立て替えておき、後ほど加盟店3に請求している。
このため、電子マネーセンタ2で加盟店3に請求する通信費用を監視することにより、加盟店3に請求する金額を見積もったり、加盟店3からの通信費用に関する問い合わせに応じたりすることができる。
また、電子マネー端末4が直接通信網7に接続する場合は確実に電子マネーサーバ8に接続できるが、無線装置5を介して通信網7に接続する場合、電波状況や障害物の存在などにより通信状態が不安定になる場合がある。
通信状態が不安定になると、無線装置5は通信のリトライを繰り返し、これによって通信費用が増える場合がある。このような不具合は、無線装置5の通信履歴や通信費用の異常値を電子マネーセンタ2で監視することにより、早期発見して是正することができる。
以上に本実施の形態の電子マネーシステム1について説明したが、各種の変形が可能である。
例えば、電子マネーシステム1では、無線装置5と電子マネー端末4は1対1で接続したが、無線装置5に複数の電子マネー端末4を接続することも可能である。
無線装置5は、端末IDと通信履歴を対応づけて記憶するため、複数の電子マネー端末4の通信履歴が混在しても、端末管理サーバ9では、通信履歴が何れの電子マネー端末4のものであるかを識別することができる。
この場合、図8の閲覧画面では、1つの「電話番号」に対し、複数の「端末ID」、「IPアドレス」などの各項目が対応づけられる。
また、電子マネーシステム1で電子マネーサーバ8と端末管理サーバ9が別体として構成されているのは、電子マネーサーバ8は既に完成したシステムとして存在し、端末管理サーバ9を後から構築したためである。
そのため、電子マネーサーバ8と端末管理サーバ9は別体である必要はなく、一体として電子マネーサーバ8に端末管理サーバ9の機能を形成してもよい。
この場合、電子マネー端末4が電子マネーサーバ8に利用ログデータを送信するなど、電子マネー端末4と電子マネーサーバ8が通信する際に、無線装置5が電子マネーサーバ8に通信履歴を送信するように構成することもできる。
以上に説明した本実施の形態により次のような効果を得ることができる。
(1)無線装置5は、電子マネー端末4の通信履歴を記録し、これを電子マネーセンタ2に送信することができる。
(2)無線装置5は、電子マネー端末4の端末IDを読み取り、これを電子マネーセンタ2に送信することができる。
(3)電子マネーセンタ2は、無線装置5から電子マネー端末4の通信履歴を受信することができ、これによって電子マネー端末4の通信を監視することができる。
(4)電子マネーセンタ2は、無線装置5から端末IDを受信することにより、無線装置5に接続している電子マネー端末4を特定することができる。
電子マネーシステムのネットワーク構成を示した図である。 電子マネーカードの構成を説明するための図である。 電子マネー端末のハードウェア的な構成の一例を示した図である。 無線装置のハードウェア的な構成の一例を示した図である。 電子マネーサーバのハードウェア的な構成の一例を示した図である。 無線装置が通信履歴を記録して記憶する手順を説明するためのフローチャートである。 無線装置が端末管理サーバに通信履歴を送信する手順を説明するためのフローチャートである。 閲覧画面を説明するための図である。
符号の説明
1 電子マネーシステム
2 電子マネーセンタ
3 加盟店
4 電子マネー端末
5 無線装置
6 基地局
7 通信網
8 電子マネーサーバ
9 端末管理サーバ
10 管理端末
15 電子マネーカード

Claims (7)

  1. 貨幣価値の金額を電子データとして記憶し、金額変更情報を用いて前記記憶した貨幣価値の金額を変更する貨幣端末と、前記貨幣端末に金額変更情報を入力する電子マネー端末と、前記電子マネー端末から、前記貨幣端末と前記電子マネー端末との取引履歴を通信ネットワークを介して受信する電子マネーサーバと、を用いて構成された電子マネーシステムにおいて使用する通信中継装置であって、
    前記電子マネー端末と接続する端末接続手段と、
    前記通信ネットワークに無線通信にて接続する無線接続手段と、
    前記接続した通信ネットワークを介して、前記接続した電子マネー端末と前記電子マネーサーバとの通信を中継する中継手段と、
    前記中継した前記電子マネー端末と前記電子マネーサーバの通信履歴を記憶する通信履歴記憶手段と、
    前記記憶した通信履歴を所定のサーバに送信する通信履歴送信手段と、
    を具備したことを特徴とする通信中継装置。
  2. 前記電子マネー端末から、当該電子マネー端末のID情報である端末IDを取得する端末ID取得手段を具備し、
    前記通信履歴送信手段は、前記取得した端末IDを前記記憶した通信履歴と共に前記所定のサーバに送信することを特徴とする請求項1に記載の通信中継装置。
  3. 前記電子マネー端末から、当該電子マネー端末のID情報である端末IDを取得する端末ID取得手段と、
    前記取得した端末IDを前記所定のサーバに送信する端末ID送信手段と、
    を具備したことを特徴とする請求項1に記載の通信中継装置。
  4. 前記通信履歴送信手段は、前記所定のサーバから接続要求を受けた場合に、前記所定のサーバに接続することを特徴とする請求項1、請求項2、又は請求項3に記載の通信中継装置。
  5. 前記通信履歴送信手段は、前記所定のサーバに接続要求を行って接続することを特徴とする請求項1から請求項4までのうちの何れか1の請求項に記載の通信中継装置。
  6. 前記所定のサーバは前記電子マネーサーバであって、前記通信履歴送信手段は、前記電子マネー端末と前記電子マネーサーバが通信する際に前記通信履歴を前記電子マネーサーバに送信することを特徴とする請求項1から請求項5までのうちの何れか1の請求項に記載の通信中継装置。
  7. 貨幣価値の金額を電子データとして記憶し、金額変更情報を用いて前記記憶した貨幣価値の金額を変更する貨幣端末と、前記貨幣端末に金額変更情報を入力する電子マネー端末と、前記電子マネー端末から、前記貨幣端末と前記電子マネー端末との取引履歴を通信ネットワークを介して受信する電子マネーサーバと、を用いて構成された電子マネーシステムにおいて使用する通信中継装置が行う通信中継方法であって、
    前記通信中継装置は、端末接続手段と、無線接続手段と、中継手段と、通信履歴記憶手段と、通信履歴送信手段と、を備え、
    前記端末接続手段で、前記電子マネー端末と接続する端末接続ステップと、
    前記無線接続手段で、前記通信ネットワークに無線通信にて接続する無線接続ステップと、
    前記中継手段で、前記接続した通信ネットワークを介して、前記接続した電子マネー端末と前記電子マネーサーバとの通信を中継する中継ステップと、
    前記通信履歴記憶手段で、前記中継した前記電子マネー端末と前記電子マネーサーバの通信履歴を記憶する通信履歴記憶ステップと、
    前記通信履歴送信手段で、前記記憶した通信履歴を所定のサーバに送信する通信履歴送信ステップと、
    から構成されたことを特徴とする通信中継方法。
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