JP2006053852A - 認証システム - Google Patents

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Abstract

【課題】 人物の顔画像を用いた認証の精度を向上させる。
【解決手段】 画像生成部60aのシワ成分抽出手段30は、認証対象の人物の認証時の顔画像D0から、複数の周波数帯域におけるシワ成分Qm(m=1〜n)を抽出する。認証用画像作成手段40aは、これらのシワ成分の総和に、顔画像D0の画素の画素値、認証時の年齢からデータベースへの登録時の年齢までの減齢年数、減齢する年齢層および顔における部位などに基づいて決められた調整係数ρを乗算して得た調整成分を顔画像D0から減算して減齢画像を、データベースに登録された登録顔画像と照合を行うための認証用画像として作成する。
【選択図】 図3

Description

本発明は認証システム、具体的には、認証対象の人物の認証時における顔画像と、該人物の所定の年齢時に登録した顔画像とを用いて認証を行うシステムに関するものである。
従来、人物の認証時の顔画像(以下現齢顔画像という)と、この人物の所定の年齢時に登録された顔画像(以下登録顔画像という)とをパターンマッチングなどの照合をして認証を実現することが行われている(例えば非特許文献1参照)。しかし、人間の顔は、加齢に伴ってシワシミ成分の多少、強弱などの肌状態が異なるものであるため、非特許文献1記載のような対象人物の現齢顔画像と、予め登録されたその人物の顔画像とパターンマッチングすることによって認証を行うシステムにおいては、認証時は顔画像の登録時から年数が経った場合には、認証の精度が欠如してしまうという問題がある。そのため、時期を見計らって顔画像の登録更新を行うことが考えられるが、登録人数が多くなると登録更新作業は膨大な負荷になると共に、システムが犯罪者を見付け出すことを目的とするものである場合においては登録更新作業が不可能な場合も多いため、非現実である。
そこで、特許文献1には、認証時の顔画像の入力空間を異なる空間へ射影し、認証に不必要なパターン変化を打ち消すことによって経時による変化や、顔画像を撮像時の照明条件の変化などによる影響を軽減し、認証精度を図るシステムが提案されている。
そのうち、シワ成分などの経時変化を打ち消す方法としては、例えば認証時の顔画像入力空間を周波数空間に射影し、高周波数帯域においてシワ成分を抑制する処理を適用することが考えられ、例えば非特許文献2記載の方法を用いることができる。
特許文献2記載の方法は、シワや、シミなどの成分(以下概してシワ成分という)の多くが、画像の高周波数成分に小振幅の信号として存在することを利用して、画像中の小振幅の高周波ノイズ成分を分離し抑制するために考案されたε−フィルタ(ε−分離非線形デジタルフィルタ)をシワ、シミなどの除去に適用したものである。ε−フィルタは、画像信号中の小振幅のレベル変化のみを平坦化する特性を有しているため、ε―フィルタを用いて処理した画像は、急峻なレベル変化を有するエッジが保存され、全体のキレが殆ど損なわれない。
ε−フィルタは、基本的に、振幅のレベルの変化量に対して非線形関数を適用して得た値を元の画像信号から減算するように作用するものである。この非線形関数は、信号の振幅が所定の閾値より大きいとき、出力を0とする関数である。この非線形関数の出力は、画像中のシワシミ成分に相当すると考えられ、すなわち、ε−フィルタを適用した場合、画像中の、振幅が前述閾値より大きい部位では、非線形関数の出力が0であり、処理後の画像においては、その部位の元の信号が保持される一方、振幅が前述閾値以下の部位では、処理後の画像においては、その部位の信号値が元の信号値から非線形関数の出力(その絶対値が0より大きい)を引いた値になる。こうすることによって、いわゆるノイズではないが、小振幅の明暗変化を呈するシワや、シミなどの部位において、明暗変化が平滑され、シワ、シミなどを目立たなくさせることができると共に、振幅の大きいエッジ部分を保持することができる。
非特許文献2記載のシワ成分を抑制する処理を特許文献1の認証システムに適用し、認証時の顔画像に対してシワ成分の抑制を行って得た画像と、登録顔画像とを照合して認証を行うようにすることによって経時に起因するシワ成分の増加の影響を軽減することができ、精度の良い認証を行うことができる。
特開2000−30065号公報 「顔画像を用いた顔認識システム」,信学技報PRMU97−50,1997年6月,山口ら著 荒川ほか、「ベクトルε−フィルタによるカラー顔画像処理−皺成分の除去」1998年3月電子情報通信学会総合大会予稿集、D−11−43、PP143−
しかしながら、シワ成分は、高周波数帯域に多く存在するものの、高い周波数帯域から低い周波数帯域までの各々の周波数帯域に亘って存在するものである。上述したε−フィルタを利用したシワ抑制の処理方法は、1つの周波数帯域のみにおいてシワ、シミなどの成分を抽出して原画像から抽出された成分を減算するようにしているため、シワ、シミなどの成分の抽出漏れが生じてしまうという問題がある。そのため、1つの周波数帯域において抽出されたシワ成分を用いてシワ抑制処理を行っても、そのまま残留してしまうシワ成分があり、このようなシワ抑制処理方法を特許文献1記載の認証システムに適用しても、認証の精度を上げるのに限度がある。また、1つの周波数帯域でシワなどの成分を抽出する前述の方法は、シワ、シミなどを抑制する効果を高めるためには、この1つの周波数帯域でフィルタリングを強める、すなわち前述したシワ、シミなどを抽出するための閾値を大きくするしかないため、アーチファクトが発生し易い。シワ抑制処理の効果を高めるためにシワ抑制処理を強くした結果、処理後の画素にアーチファクトが発生すると、認証の精度を返って下げてしまうという問題がある。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、認証対象の人物の認証時の顔画像と、この人物の登録顔画像とを用いて認証を行う際に、認証時が登録時から時間が経っても、認証の精度の低下を防ぐことができる認証システムを提供することを目的とするものである。
本発明の第1の認証システムは、認証対象の人物の認証時における顔画像である現齢顔画像を用いて認証用画像を作成する認証用画像作成手段と、
該認証用画像と、前記人物の所定の年齢時に登録された登録顔画像とを照合する照合手段とを有してなる認証システムであって、
前記認証用画像作成手段が、前記現齢顔画像に基づいて、該現齢顔画像の複数の周波数帯域ごとの成分を表す複数の帯域制限画像を作成する帯域制限画像作成手段と、
出力値の絶対値を入力値の絶対値以下にする処理であって、かつ絶対値が所定の閾値以下である入力値に対しては、該入力値の絶対値が大きいほど出力値の絶対値が大きくなる一方、絶対値が前記所定の閾値より大きい入力値に対しては、出力値の絶対値が前記所定の閾値に対応する出力値の絶対値以下となる非線形変換処理を各前記帯域制限画像の夫々の画素値に対して施して複数の変換画像の画素値を得る非線形変換手段と、
所定の調整係数を前記複数の変換画像の画素値に乗算して調整成分画像の画素値を得る調整成分取得手段と、
該調整成分取得手段により得られた夫々の前記調整成分画像の画素値を、前記現齢顔画像の画素値から減算して前記認証用画像の画素値を取得する抑制手段とを備えてなることを特徴とするものである。
また、本発明の第1の認証システムにおいて、前記認証用画像作成手段は、前記調整成分取得手段により得られた夫々の前記調整成分画像の画素値と、前記現齢顔画像の画素値とを加算し、前記抑制手段により取得された前記認証用画像と異なる認証用画像の画素値を取得する強調手段をさらに備え、
前記照合手段は、前記抑制手段と前記強調手段により得られた夫々の認証用画像と、前記登録顔画像とを照合するものであることが好ましい。
本発明の第2の認証システムは、認証対象の人物の所定の年齢時に登録された登録顔画像を用いて認証用画像を作成する認証用画像作成手段と、
該認証用画像と、前記人物の認証時における顔画像である現齢顔画像とを照合する照合手段とを有してなる認証システムであって、
前記認証用画像作成手段が、前記登録顔画像に基づいて、該登録顔画像の複数の周波数帯域ごとの成分を表す複数の帯域制限画像を作成する帯域制限画像作成手段と、
出力値の絶対値を入力値の絶対値以下にする処理であって、かつ絶対値が所定の閾値以下である入力値に対しては、該入力値の絶対値が大きいほど出力値の絶対値が大きくなる一方、絶対値が前記所定の閾値より大きい入力値に対しては、出力値の絶対値が前記所定の閾値に対応する出力値の絶対値以下となる非線形変換処理を各前記帯域制限画像の夫々の画素値に対して施して複数の変換画像の画素値を得る非線形変換手段と、
所定の調整係数を前記複数の変換画像の画素値に乗算して調整成分画像の画素値を得る調整成分取得手段と、
該調整成分取得手段により得られた夫々の前記調整成分画像の画素値と、前記登録顔画像の画素値とを加算して前記認証用画像の画素値を取得する強調手段とを備えてなることを特徴とするものである。
また、本発明の第2の認証システムにおいて、前記認証用画像生成手段は、前記調整成分取得手段により得られた夫々の前記調整成分画像の画素値を、前記登録顔画像の画素値から減算し、前記強調手段により取得された前記認証用画像と異なる認証用画像の画素値を取得する抑制手段をさらに備え、
前記照合手段が、前記強調手段と前記抑制手段により得られた夫々の認証用画像と、前記現齢顔画像とを夫々照合するものであることが好ましい。
本発明の第3の認証システムは、認証対象の人物の認証時における顔画像である現齢顔画像と、前記人物の所定の年齢時に登録された登録顔画像とを夫々対象画像として用いて第1の認証用画像と第2の認証用画像を作成する認証用画像作成手段と、
該第1の認証用画像と該第2の認証用画像とを照合する照合手段とを有してなる認証システムであって、
前記認証用画像作成手段が、前記対象画像に基づいて、該対象画像の複数の周波数帯域ごとの成分を表す複数の帯域制限画像を作成する帯域制限画像作成手段と、
出力値の絶対値を入力値の絶対値以下にする処理であって、かつ絶対値が所定の閾値以下である入力値に対しては、該入力値の絶対値が大きいほど出力値の絶対値が大きくなる一方、絶対値が前記所定の閾値より大きい入力値に対しては、出力値の絶対値が前記所定の閾値に対応する出力値の絶対値以下となる非線形変換処理を各前記帯域制限画像の夫々の画素値に対して施して複数の変換画像の画素値を得る非線形変換手段と、
所定の調整係数を前記複数の変換画像の画素値に乗算して前記対象画像の調整成分画像の画素値を得る調整成分取得手段と、
前記現齢顔画像である前記対象画像の夫々の前記調整成分画像の画素値を、前記現齢顔画像の画素値から減算して前記第1の認証用画像の画素値を取得する抑制手段と、
前記登録顔画像である前記対象画像の夫々の前記調整成分画像の画素値と、前記登録顔画像の画素値とを加算して前記第2の認証用画像の画素値を取得する強調手段とを備えてなることを特徴とするものである。
また、本発明の認証システムにおいて、前記調整係数として、前記変換画像の各画素に対して同じ値を用いてもよいが、前記変換画像を作成する際に用いられた前記現齢顔画像または前記登録顔画像の画素値に応じて決められたものを用いることが好ましい。
また、前記調整係数は、前記所定の年齢と前記認証時における年齢との年齢差に応じて、例えば前記年齢差が大きいほど大きくなるように決められたものであることが好ましい。
さらに、前記調整係数は、前記変換画像を作成する際に用いられた前記現齢顔画像または前記登録顔画像により表される顔における部位毎に決められたものであることがより好ましい。
本発明の第1の認証システムによれば、認証対象の人物の認証時における顔画像である現齢顔画像から認証用画像を作成し、この認証用画像と、この人物の所定の年齢時に登録された登録顔画像とを照合して認証を行うのに際し、まず、現齢顔画像に基づいて作成されたこの現齢顔画像の複数の異なる周波数帯域ごとの成分を表す複数の帯域制限画像に対して非線形変換処理を施して複数の変換画像を得る。この非線形変換処理は、出力値の絶対値を入力値の絶対値以下にする処理であって、かつ絶対値が所定の閾値以下の入力値に対しては、入力値の絶対値が大きいほど出力値の絶対値が大きくなる一方、絶対値が所定の閾値より大きい入力値に対しては、出力値の絶対値がこの所定の閾値に対応する出力値の絶対値以下となる処理である。この非線形変換処理により得られた変換画像が、当該変換画像が対応する周波数帯域におけるシワ、シミ乃至ノイズなどの振幅の小さい成分を表すものである。本発明の第1の認証システムにおける認証用画像作成手段は、この複数の変換画像の画素値に所定の調整係数を乗算して得た夫々の調整成分画像の画素値を、元の現齢画像の画素値から減算して認証用画像の画素値を得るようにしているので、現齢画像から複数の周波数帯域におけるシワ、シミ乃至ノイズなどの成分を効果的に抑制することができ、認証時が、認証対象の人物の顔画像の登録時から時間が経っても認証の精度を保つことができる。
また、1つの周波数帯域におけるシワ、シミなどの成分を抽出する従来の技術では、シワ成分を効果的に抽出するために、この1つの周波数帯域における非線形処理を強める(すなわち、シワ、シミなどの成分を抽出するための閾値を大きくする)必要があり、シワ成分を抑制した処理済み画像(本発明においては、認証用画像)にはアーチファクトが発生し、画質低下乃至認証精度の低下を招くという問題があった。それに対して、本発明の第1の認証システムにおいては、複数の周波数帯域からシワ、シミ乃至ノイズなどの成分を抽出して抑制するようにし、個々の周波数帯域における非線形処理をそれほど強めなくても良いシワ成分抑制効果を得ることができるので、アーチファクトの発生を防ぎ、画質の良い認証用画像を得ることができ、ひいては認証の精度を保つことができる。
さらに、本発明の第1の認証システムにおいて、認証用画像作成手段は、現齢顔画像からシワ成分を抑制した認証用画像と共に、現齢画像からシワ成分を強調した認証用画像も作成して認証に供するようにすれば、シワ成分を抑制する処理が万が一不当である場合においても認証を可能とすることができる。
本発明の第2の認証システムは、現齢顔画像に対してシワ成分を抑制する処理を施して認証用画像を得、この認証用画像と、登録顔画像とを照合することによって認証を行う第1の認証システムと異なって、登録顔画像に対してシワ成分を強調する処理を施して認証用画像を得、この認証用画像と、現齢顔画像とを照合することによって認証を行うものであり、認証用画像を作成する認証用画像作成手段は、第1の認証用システムにおける認証用画像作成手段と同じ手法で登録顔画像からシワ成分を抽出しているので、第1の認証システムと同様な効果を得ることができる。
本発明の第3の認証システムは、現齢顔画像におけるシワ成分を抑制して第1の認証用画像を得ると共に、登録顔画像におけるシワ成分を強調して第2の認証用画像を得、この2つの認証用画像の照合を行うことにより認証を行うものであり、シワ成分の抽出に際しては第1の認証システムおよび第2の認証システムにおける手法と同じものを用いるので、第1の認証システムおよび第2の認証システムと同じ効果を得ると共に、特に認証時の年齢と登録時の年齢との年齢差が大きい場合においては、現齢顔画像に対してシワ成分を抑制する処理を施して得た認証用画像と、登録顔画像とを照合する第1の認証システム、登録顔画像に対してシワ成分を強調する処理を施して得た認証用画像と、現齢顔画像とを照合する第2の認証システムより、より認証の精度を保つことができる。
以下、図面を参照して、本発明の実施形態について説明する。
図1は、本発明の第1の実施形態となる認証装置Aの構成を示すブロック図である。なお、本第1の実施形態の認証装置Aは、補助記憶装置に読み込まれた認証処理プログラムをコンピュータ(たとえばパーソナルコンピュータ等)上で実行することにより実現される。また、この認証処理プログラムは、CD−ROM等の情報記憶媒体に記憶され、もしくはインターネット等のネットワークを介して配布され、コンピュータにインストールされることになる。
また、画像データは画像を表すものであるため、以下、特に画像と画像データの区別をせずに説明を行う。
図1に示すように、本第1の実施形態の認証装置Aは、撮像部1と、認証部100aと、第1のデータベース120と、第2のデータベース140aとを有してなり、撮像部1は、認証対象の人物を撮像して顔画像D0を得るものであり、第1のデータベース120は、各々の人物の登録顔画像Dgを、登録時の年齢と対応付けて記憶してなるものであり、第2のデータベース140aは、認証部100aに供する各種パラメータを記憶してなるものであり、認証部100aは、顔画像D0、および第1のデータベース120に記憶された登録顔画像Dg、および第2のデータベース140aに記憶されたパラメータを用いて認証を行うものである。
図2は、図1に示す第1の実施形態の認証装置Aにおける認証部100aの構成を示すブロック図であり、図示のように、認証部100aは、入力部2と、画像生成部60aと、照合部70aとを有してなり、入力部2は、認証対象の人物に該人物を特定することが可能な情報(例えば該人物に与えられたパスワードP)を入力させるためのものであり、画像生成部60aは、撮像部1により取得された人物の顔画像D0を用いて、認証用画像D1を複数生成するものであり、照合部70aは、第1のデータベース120に記憶された登録顔画像Dgと、画像生成部60aにより生成された複数の認証用画像D1とを用いて照合を行うものである。
図3は、図2に示す認証部100aにおける画像生成部60aの構成を示すブロック図であり、図示のように、画像生成部60aは、対象特定手段3aと、YCC変換手段5と、ボケ画像作成手段10と、帯域制限画像作成手段20と、シワシミ成分(以下概してシワ成分という)を抽出するシワ成分抽出手段30と、認証用画像作成手段40aと、合成手段50とを備えてなるものである。
ボケ画像作成手段10は、原画像S0の互いに周波数応答特性が異なる複数のボケ画像S1、S2、・・・Sn(n:2以上の整数)を作成するものであり、帯域制限画像作成手段20は、原画像S0およびボケ画像S1、S2、・・・Snを用いて複数の帯域制限画像T1、T2、・・・Tnを作成するものであり、シワ成分抽出手段30は、帯域制限画像T1、T2、・・・Tnに対して非線形変換処理を夫々施して各帯域制限画像が対応する周波数帯域におけるシワ成分Q1、Q2、・・・Qnを抽出するものであり、認証用画像作成手段40aは、原画像S0およびシワ成分Q1、Q2、・・・Qnを用いて原画像S0の認証用画像S’1を複数作成するものである。これらの手段が輝度空間において処理を行うものであるため、YCC変換手段5は、撮像部1により得られた顔画像D0(R0,G0,B0)に対してYCC変換を行って顔画像D0の輝度Y0(これらの輝度成分Y0により前述した原画像S0が構成される)、色差Cb0、Cr0を得るものであり、合成手段50は、認証用画像作成手段40aにより得られた認証用画像S´1の画素値Y1、およびYCC変換手段5により得られた色差Cb0、Cr0とから構成される画像を合成して認証用画像D1(Y1,Cb0,Cr0)を複数得るものである。ここで、画像生成部60aの各構成の詳細について説明する。
YCC変換手段5は、下記の式(1)に従って、顔画像D0のR、G、B値を輝度値Y、色差値Cb、Crに変換する。

Y=0.2990×R+0.5870×G+0.1140×B
Cb=−0.1687×R−0.3313×G+0.5000×B+128 (1)
Cr=0.5000×R−0.4187×G−0.0813×B+128

ボケ画像作成手段10は、YCC変換手段5により得られた輝度値Y0を用いて、複数のボケ画像を作成する。図4は、ボケ画像作成手段10の構成を示すブロック図である。図示のように、ボケ画像作成手段10は、フィルタリング処理を行ってフィルタリング画像B1、B2、・・・Bnを得るフィルタリング手段12と、各フィルタリング画像に対して補間処理を行う補間手段14と、フィルタリング手段12および補間手段14を制御する制御手段16とを有してなるものである。フィルタリング手段12は、ローパスフィルタを用いてフィルタリング処理を行うものであり、このローパスフィルタとしては、例えば図5に示すような5×1のグリッド状の1次元ガウス分布に略対応したフィルタFを用いることができる。このフィルタFは下記の式(2)において、σ=1としたものである。

Figure 2006053852
フィルタリング手段12は、このようなフィルタFを用いて処理対象となる画像に対して画素のx方向およびy方向に対してフィルタリング処理を施すことにより処理対象の画像の全体のフィルタリング処理を行う。
図6は、ボケ画像作成手段10の制御手段16が、フィルタリング手段12と補間手段14に行わせる処理の詳細を示している。図示のように、フィルタリング手段12は、まず、原画像S0(Y0)に対して、図5に示すフィルタFを用いて1画素おきにフィルタリング処理を行う。このフィルタリング処理によってフィルタリング画像B1(Y1)が得られる。フィルタリング画像B1のサイズは、原画像S0のサイズの1/4(x方向、y方向に夫々1/2)となっている。次いで、フィルタリング手段12は、フィルタリング画像B1(Y1)に対しても1画素おきにフィルタFによるフィルタリング処理を施し、フィルタリング画像B2(Y2)を得る。フィルタリング手段12は、このようなフィルタFによるフィルタリング処理を繰り返し、n個のフィルタリング画像Bk(k=1〜n)を得る。フィルタリング画像Bkのサイズは、原画像S0のサイズの1/22Kとなっている。図7は、例としてn=3としたときに、フィルタリング手段12により得られた各フィルタリング画像Bkの周波数特性を示している。図示のように、フィルタリング画像Bkのレスポンスはkが大きいほど高周波成分が除去されたものとなっている。
なお、本実施形態の認証装置Aにおいて、フィルタリング手段12は、図5に示すフィルタFにより画像のx方向およびy方向に対してフィルタリング処理を施すようにしているが、図8に示すような5×5の2次元フィルタにより原画像S0およびフィルタリング画像Bkに対して一度にフィルタリング処理を施すようにしてもよい。
補間手段14は、フィルタリング手段12により得られた各フィルタリング画像Bkに対して補間処理を行って、夫々のフィルタリング画像Bkのサイズを原画像S0と同じようにする。補間処理の方法は、Bスプラインによる方法など種々挙げられるが、本第1の実施形態においては、フィルタリング手段12は、ローパスフィルタとしてガウス信号に基づくフィルタFを用いているため、補間手段14は、補間処理の補間演算を行うための補間係数としてもガウス信号を用いるものであり、この補間係数は、下記の式(3)において、σ=2K−1と近似したものである。

Figure 2006053852

フィルタリング画像B1を補間する際に、k=1であるため、σ=1となる。上記式(3)においてσ=1としたときの補間を行うためのフィルタは、図9に示すような5×1の1次元フィルタF1となる。補間手段14は、まず、フィルタリング画像B1に対して1画素おきに値が0の画素を1ずつ補間することによりフィルタリング画像B1を原画像S0と同じサイズに拡大し、次いで拡大された画像に対して図9に示すフィルタF1によりフィルタリング処理を施してボケ画像S1を得る。このボケ画像S1は、原画像S0と同じ画素数、すなわち原画像S0と同じサイズを有する。
ここで、図9に示すフィルタF1は5×1のフィルタであるが、フィルタF1を適用する前にフィルタリング画像B1に対して1画素おきに値が0である画素を補間しているので、補間手段14による補間処理は、実質的には2×1のフィルタ(0.5,0.5)および3×1のフィルタ(0.1,0.8,0.1)の2種類のフィルタによるフィルタ処理と等価である。
補間手段14は、フィルタリング画像B2に対して補間を行う際に、k=2であるため、σ=2である。上記の式(3)において、σ=2に対応するフィルタは、図10に示す11×1の1次元フィルタF2となる。補間手段14は、まず、フィルタリング画像B2に対して1画素おきに値が0である画素を3つずつ補間することによりフィルタリング画像B2を原画像S0と同じサイズに拡大し、次いで拡大された画像に対して図10に示すフィルタF2によりフィルタリング処理を施してボケ画像S2を得る。ボケ画像S2は、原画像S0と同じ画素数、すなわち原画像S0と同じサイズを有する。
同じように、図10に示すフィルタF2は11×1のフィルタであるが、フィルタF2を適用する前にフィルタリング画像B2に対して1画素おきに値が0である画素を3つずつ補間しているので、補間手段14による補間処理は、実質的には2×1のフィルタ(0.5,0.5)および3×1のフィルタ(0.3,0.65,0.05)、(0.3,0.74,0.13)、(0.05,0.65,0.3)の4種類のフィルタによるフィルタ処理と等価である。
補間手段14は、このように各フィルタリング画像Bkに対して夫々、1画素おきに値が0である画素を(2−1)個ずつ補間することにより、フィルタリング画像Bkを原画像S0と同じサイズに拡大し、そして値が0である画素が補間されたフィルタリング画像Bkに対して、上記の式(3)に基づいて作成された長さが(3×2−1)であるフィルタによるフィルタリング処理を施してボケ画像Skを得る。
図11は、例としてn=3としたときに、ボケ画像作成手段10により得られた各ボケ画像Skの周波数特性を示している。図示のように、ボケ画像Skは、kが大きいほど、原画像S0の高周波成分が除去されたものとなっている。
帯域制限画像作成手段20は、ボケ画像作成手段10により得られた各ボケ画像S1,S2,・・・Snを用いて、下記の式(4)に従って原画像S0の複数の周波数帯域毎の成分を表す帯域制限画像T1,T2,・・・Tnを作成する。

Tm=S(m−1)−Sm (4)
但し,m:1以上n以下の整数

図12は、例としてn=3としたときに、帯域制限画像作成手段20により得られた各帯域制限画像Tmの周波数特性を示している。図示のように、帯域制限画像Tmは、mが大きいほど、原画像S0の低周波数領域における成分を表すものとなっている。
シワ成分抽出手段30は、帯域制限画像作成手段20により得られた各帯域制限画像Tm(m=1〜n)に対して非線形変換を行って夫々の帯域制限画像Tmが対応する周波数帯域におけるシワ、シミ、ノイズなどの成分(以下総してシワ成分という)Q1,Q2,・・・,Qnを抽出するものである。この非線形変換は、出力値を入力値以下にする処理であって、かつ所定の閾値以下の入力値に対しては、該入力値が大きいほど出力値が大きくなる一方、前記所定の閾値より大きい入力値に対しては、出力値が前記所定の閾値に対応する出力値以下となる処理であって、本実施形態の認証装置Aにおいては、図13に示すような関数fにより行われるものである。なお、図中破線は、出力値=入力値、すなわち傾きが1となる関数を示すものである。図示のように、シワ成分抽出手段30に用いられる非線形変換の関数fは、入力値の絶対値が第1の閾値Th1より小さいときは傾きが1であり、入力値の絶対値が第1の閾値以上かつ第2の閾値Th2以下であるときは傾きが1より小さくなり、入力値の絶対値が第2の閾値Th2より大きいときは、出力値がその絶対値が入力値の絶対値より小さい一定の値Mとなる関数である。なお、この関数fは、各帯域制限画像に対して同じものであってもよいが、各帯域制限画像に対して異なるものであってもよい。
シワ成分抽出手段30は、各帯域制限画像の輝度値を入力値とし、図13に示す非線形変換の関数fを用いて各帯域制限画像に対して非線形変換を行って、出力値の輝度値により構成された、各帯域制限画像が対応する周波数帯域におけるシワ成分Qm(m=1〜n)を抽出して認証用画像作成手段40aに出力する。
一方、対象特定手段3aは、認証部100aの入力部2を介して入力されたパスワードPに基づいて第1のデータベース120(第1のデータベース120の詳細については後述する)から、該パスワードPに対応して記憶された登録顔画像Dgおよび該登録顔画像Dgが対応する人物の登録時の年齢、登録日、該人物の性別を読み出すと共に、登録顔画像Dgを認証部100aの照合部70aに出力する一方、該登録顔画像Dgが対応する人物の登録時の年齢(登録年齢という)、該人物の性別、登録日を示す情報を認証用画像作成手段40aに出力する。
図15は、第1のデータベース120におけるデータの内容を示している、図示のように、第1のデータベース120において、人物の氏名、パスワードP、性別、登録顔画像Dg、登録時の年齢、登録日は対応付けて記憶されている。対象特定手段3aは、入力部2を介して入力された認証対象の人物のパスワードPに基づいて、登録顔画像Dgおよび他のデータを読み出すようになっている。
認証用画像作成手段40aは、YCC変換手段5により得られた原画像S0と、シワ成分抽出手段30により得られた原画像S0におけるシワ成分Q1,Q2,・・・,Qnと、第2のデータベース140aに記憶された各種パラメータとを用いて、原画像S0の認証用画像S’1(Y1)およびS’2(Y1)を複数作成するものであり、図14は、その構成を示している。図示のように、認証用画像作成手段40aは、現年齢算出部42aと、パラメータ設定部44aと、作成実行部46aとを有してなるものである。
現年齢算出部42aは、対象特定手段3aから出力されてきた登録年齢と、認証時の日付とに基づいて認証対象の人物の現在の年齢(以下現年齢という)を算出してパラメータ設定部44aに出力するものである。
パラメータ設定部44aは、現年齢算出部42aにより算出された認証対象の人物の現年齢と、この人物の登録年齢と、第2のデータベース140aに記憶された各種パラメータとを用いて、複数の認証用画像S’1(Y1)を作成するためのパラメータWを設定するものであり、ここで、図16に示す第2のデータベース140aを参照しながら、パラメータ設定部44aによる処理について説明する。
図16に示すように、第2のデータベース140aは、さらに3種類のデータベースA、データベースB、データベースCから構成されている。
データベースAは、現年齢と登録年齢との差、すなわち現年齢からの減齢年数N1と、この減齢年数N1に応じた係数αとを対応付けて記憶してなるものであり、係数αは、減齢年数N1が長いほど大きくなるものであり、図示の例では、5年以下、5年より長く10年以下、10年より長く15年以下、15より長く20年以下、・・・の減齢年数N1に対して、夫々0.1、0.2、0.5、0.6、・・・となっている。パラメータ設定部44aは、まず、現年齢算出部42aにより算出された現年齢と、対象特定手段3aから出力されてきた登録年齢とに基づいて減齢年数N1を算出し、算出された減齢年数N1に対応する係数αをデータベースAから読み出す。
データベースBは、減齢する期間の年齢層(減齢年齢層)の各段階(以下減齢段階という)N2と、この減齢段階N2に応じた調整率γ0とを対応付けて記憶してなるものである。人物のシワの変化態様は、加齢の期間または減齢の期間の年齢層によって異なるものである。本実施形態における第2のデータベース140aのデータベースBは、このようなことを考慮し、減齢の期間を複数の減齢段階N2に分け、各減齢段階N2毎に調整率γ0を作成したものである。図示の例では、データベースBには、45歳から40歳、40歳から35歳、35歳から30歳、30歳から25歳の減齢段階、25歳から20歳の各減齢段階N2と、調整率γ0が夫々対応して記憶されている。パラメータ設定部44aは、まず、登録年齢および現年齢に基づいて、該当する減齢年齢層の各段階N2の調整率γ0(1)、γ(2)、・・・を読み出す。具体的には、例えば、登録年齢が21歳となる人物の認証時の現年齢が25歳である場合、図16に示されるデータベースBの例では、減齢期間の年齢層が25歳〜20歳の減齢段階N2のみに該当するため、該当する減齢段階N2に対応した調整率γ0(1)として「1」のみが読み出される。一方、登録年齢が31歳となる人物の現年齢が44歳である場合には、減齢期間の年齢層が45歳〜40歳、40歳〜35歳、35歳〜30歳の3つの減齢段階N2に該当するため、該当する夫々の減齢段階N2に対応した調整率γ0(1)、調整率γ0(2)、調整率γ0(3)として「1.1」、「1.2」、「1.15」の3つが読み出される。
パラメータ設定部44aは、下記の式(5)に従って、読み出した各々の調整率γ0を用いて最終的な調整率γを算出する。

γ=γ0(1)×γ0(2)×・・・γ0(k) (5)
γ0:調整率
γ:最終的な調整率
k:読み出した調整率γ0の個数

データベースCは、減齢段階N3と、該減齢段階N3に応じて、顔の部位毎の調整率δ0とを対応付けて記憶してなるものである。人間の顔は、目尻や、額、顎などの部位によって加齢に伴うシワ成分の増加程度が異なり、例えば、30歳〜40歳の期間において額部位におけるシワ成分が大きく増加する傾向があり、40歳以降は顎、目尻部位におけるシワ成分が大きく増加する傾向がある。データベースCは、このような傾向を反映させるべく、部位および減齢段階N3に応じて、係数αを調整するための調整率δ0を顔の部位毎に提供するものである。パラメータ設定部44aは、現年齢と、登録年齢との間となる減齢期間の年齢層が、データベースCに示す減齢段階N3に該当するか否かを確認し、該当するのがあれば、該当する全ての減齢段階N3に対応する調整率δ0を夫々読み出して、それらを乗算することによって最終的な調整率δを得る一方、該当するのがなければ調整率δを1として取得する処理を各部位に対して決定する。例えば、登録年齢が20歳である人物の現年齢が30歳である場合、減齢年齢層が図16に示すデータベースCの減齢段階N3のいずれの減齢段階N3にも該当しないため、各部位の調整率δが1とされる。一方、登録年齢が31歳である人物の現年齢が45歳である場合には、減齢期間の年齢層が、〜40歳、40歳〜30歳の2つの減齢段階N3に該当するため、額部位に対しては夫々の減齢段階N3に対応する調整率δ0:「1」、「1.2」が読み出され、額部位の最終的な調整率δとして1×1.2の「1.2」が取得される。また、顎部位に対しては夫々の減齢段階N3に対応する調整率δ0:「1.2」、「1」が読み出され、顎部位の最終的な調整率δとして1.2×1の「1.2」が取得される。さらに、目尻部位に対しても夫々の減齢段階N3に対応する調整率δ0:「1.2」、「1」読み出され、目尻部位の最終的な調整率δとして1.2×1の「1.2」が取得される。他の各部位に対しては、最終的な調整率δとして「1」が設定される。また例えば登録年齢が31歳である人物の現年齢が39歳である場合には、減齢年齢層が、40歳〜30歳の1つの減齢段階N3に該当するため、額部位に対してはその減齢段階N3に対応する調整率δ0:「1.2」が読み出され額部位の最終的な調整率δとされ、顎部位と目尻部位に対してはその減齢段階N3に対応する調整率δ0:「1」読み出され夫々の最終的な調整率δとされると共に、他の各部位に対しては、最終的な調整率δとして「1」が設定される。
なお、図16に示す第2のデータベース140aは女性の場合の例であり、本実施形態において、第2のデータベース140aは、男性、女性の性別別のデータベースA、データベースB、データベースCを有しており、パラメータ設定部44aは、認証対象の人物の性別に応じて該当するデータベースから夫々のパラメータを読み出すものである。
パラメータ設定部44aは、このようにして、第2のデータベース140aのデータベースAから読み出した係数α、データベースBから読み出した調整率γ0を乗算して得た調整率γ、データベースCから読み出して得た調整率δ0を乗算して得た部位毎の調整率δを取得すると共に、調整率γと調整率δを係数αに乗算して、基準となるパラメータW0を得る。そして、パラメータ設定部44aは、基準となるパラメータW0に基づいて大きさがパラメータW0の前後となる複数のパラメータを取得する。本実施形態において、パラメータ設定部44aは、例として、パラメータW0に0.1を加算してパラメータW1を得ると共に、パラメータW0から0.1を減算してパラメータW2を得、この3つのパラメータW0、W1、W2を作成実行部46aに出力する。なお、説明上の便宜のため、以下の説明においては、3つのパラメータともパラメータWという
作成実行部46aは、シワ成分抽出手段30により抽出された各シワ成分Qmに対して調整係数ρを乗算し、調整係数ρをシワ成分Qmに乗算して得た成分(調整成分)を原画像S0(Y0)から減算して減齢画像(すなわちシワ成分が抑制された画像)S´1(Y1)を得ると共に、調整係数ρをシワ成分Qmに乗算して得た成分(調整成分)を原画像S0(Y0)に加算して加齢画像(すなわちシワ成分が強調された画像)S´2(Y1)を得る。下記の式(6)、(7)、(8)は、認証用画像作成手段40aにより行われる処理を示している。

Figure 2006053852
Figure 2006053852
ρ=β(S0)×W (8)
但し、ρ:調整係数
β:画素値依存係数
W:パラメータ設定部44aにより得られたパラメータ

前述したように、係数α、調整率γは原画像S0全体に対して同じであり、調整率δは原画像S0により表される顔の部位毎に設定されたものであるため、パラメータWも顔の部位毎に異なるものとなっている。
また、画素値依存係数βは、β(S0)となっており、原画像S0の画素の輝度値Y0に応じて決められたものである。具体的には、輝度値Y0が大きい画素ほど、この画素の画素値Y1を求める際に用いられる係数βの値が大きくなるものである。シワ成分抽出手段30により抽出されたシワ成分Qmには、髪の毛などの成分が含まれている場合があり、減齢画像を作成する際には、髪の毛の成分を真のシワ成分などと同じ程度に抑制(すなわち減算)することを避けることが望ましい。本実施形態においては、一般的にシワなどが生じる肌部分が明るく(すなわち輝度値が大きく)、髪の毛の部分が暗い(すなわち輝度値が小さい)ことに着目し、輝度値が大きい画素ほど値が大きくなる(逆に輝度値が小さい画素ほど値が小さくなる)係数βを用い、髪の毛の部分の減算の程度を弱く、肌部分の減算の程度を大きくすることによって、真のシワ、シミ乃至ノイズなどの成分を減算することによって抑制することができると共に、髪の毛を表す成分の抑制を弱めることを実現する。
画像生成部60aの認証用画像作成手段40aは、このように作成した減齢画像S’1および加齢画像S’2を認証用画像として合成手段50に出力する。なお、パラメータWが3つあるため、合成手段50には、3つの減齢画像S’1(原画像S0のシワ成分が抑制された画像)と、3つの加齢画像S’2(原画像S0のシワ成分が強調された画像)との6つの認証用画像が出力される。
合成手段50は、認証用画像作成手段40aにより得られた認証用画像毎に、その画素値Y1と、YCC変換手段5により得られた顔画像D0の色差値Cb0、Cr0とを合成して顔画像D0に対応する認証用画像D1(Y1,Cr0,Cb0)を得て、この6つの認証用画像D1を照合部70aに出力する。
認証部100aの照合部70aは、画像生成部60aから(具体的には画像生成部60aの合成手段50から)出力されてきた夫々の認証用画像D1と、対象特定手段3aから出力されてきた登録顔画像Dgとに対してパターンマッチング処理を行って照合し、登録顔画像Dgと一致する認証用画像D1が1つもなければ、本人ではないことを示す認証結果を出力して処理を終了する一方、登録顔画像Dgと一致する認証用画像D1が1つでもあれば、本人であることを示す認証結果を出力して処理を終了する。
図17は、図1に示す第1の実施形態の認証装置Aにおいて行われる処理を示すフローチャートである。図示のように、本第1の実施形態の認証装置Aは、撮像部1により得られた認証対象の人物の顔画像D0が取得する(S10)と、認証部100aは、第1のデータベース120からこの認証対象の人物に該当する登録顔画像Dg、該登録顔画像Dgが対応する人物の登録時の年齢、登録日、該人物の性別を読み出す(S12)。そして、認証部100aは、撮像部1により得られた顔画像D0からシワ成分Qm(m=1〜n)を抽出すると共に、登録顔画像Dgの登録年齢、認証時の年齢(現年齢)、性別などに基づいて第2のデータベース140aから各種パラメータを読み出して係数α、調整率γ、部位毎の調整率δを得ると共に、調整率γと調整率δを係数αに乗算することによって基準となるパラメータW0を得る。そして、パラメータW0に0.1を加算して第1のパラメータW1を得、パラメータW0から0.1を減算することによってパラメータW2を取得する。認証部100aは、パラメータW(W0、W1、W2のうちの1つ)と画素値依存係数βとを乗算して得た調整係数ρを、シワ成分Qmの総和に乗算して得た調整成分を顔画像D0から減算して、夫々のパラメータWに対応する3つの減齢画像を作成すると共に、調整係数ρを、シワ成分Qmの総和に乗算して得た調整成分を顔画像D0に加算して夫々のパラメータWに対応する3つの加齢画像を作成する(S14)。認証部100aは、これらの加齢画像と減齢画像(合わせて6つ)を認証用画像D1として、夫々登録顔画像Dgと照合を行うことによって認証を行う(S16)。
図18は、本発明の第2の実施形態となる認証装置Bの構成を示すブロック図である。図示のように、本実施形態の認証装置Bは、撮像部1と、認証部100bと、第1のデータベース120と、第2のデータベース140bとを有してなり、撮像部1は、認証対象の人物を撮像して顔画像D0を得るものであり、第1のデータベース120は、各々の人物の登録顔画像Dgを、登録時の年齢と対応付けて記憶してなるものであり、第2のデータベース140bは、認証部100bに供する各種パラメータを記憶してなるものであり、認証部100bは、顔画像D0、および第1のデータベース120に記憶された登録顔画像Dg、および第2のデータベース140bに記憶されたパラメータを用いて認証を行うものである。なお、本第2の認証装置Bは、登録顔画像Dgから複数の認証用画像を作成し、これらの夫々の認証用画像と、顔画像D0とを照合する点を除いて、認証用画像の具体的な作成方法などは図1に示す実施形態の第1の認証装置Aと同じであるため、以下においては、第1の認証装置Aにおける構成と異なる構成のみに重点をおいて説明をし、同じ動作をする構成についてはその詳細な説明を省略すると共に、認証装置Aにおける相対応する構成に対して付与した符号と同じ符号を付与する。
図19は、図18に示す認証装置Bにおける認証部100bの構成を示すブロック図であり、図示のように、認証部100bは、入力部2と、画像生成部60bと、照合部70bとを有してなり、入力部2は、認証対象の人物に該人物を特定することが可能な情報(例えば該人物に与えられたパスワードP)を入力させるためのものであり、画像生成部60bは、第1のデータベース120に記憶された登録顔画像Dgを用いて、認証用画像D1を複数生成するものであり、照合部70bは、画像生成部60bにより生成された複数の認証用画像D1と、撮像部1により取得された顔画像D0とを用いて照合を行うものである。
図20は、図19に示す認証部100bにおける画像生成部60bの構成を示すブロック図であり、図示のように、画像生成部60bは、対象特定手段3bと、YCC変換手段5と、ボケ画像作成手段10と、帯域制限画像作成手段20と、シワシミ成分(以下概してシワ成分という)を抽出するシワ成分抽出手段30と、認証用画像作成手段40bと、合成手段50とを備えてなるものである。
対象特定手段3bは、認証部100bの入力部2を介して入力されたパスワードPに基づいて第1のデータベース120から、該パスワードPに対応して記憶された登録顔画像Dgおよび該登録顔画像Dgが対応する人物の登録時の年齢、登録日、該人物の性別を読み出すと共に、登録顔画像Dgを認証部100bのYCC変換手段5に出力する一方、該登録顔画像Dgが対応する人物の登録時の年齢(登録年齢)、該人物の性別、登録日を示す情報を認証用画像作成手段40bに出力する。
YCC変換手段5、ボケ画像作成手段10、帯域制限画像作成手段20、シワ成分抽出手段30は、その処理対象となる画像が、登録顔画像Dgである点を除いて、図1に示す実施形態の認証装置Aの相対応する各手段と同じ動作をするものであり、ここで、それらの動作の詳細な説明を省略する。なお、これらの手段の処理によって、原画像S0(ここでは、登録顔画像Dgの輝度成分)からシワ成分Q1,Q2,・・・,Qnが抽出される。
認証用画像作成手段40bは、YCC変換手段5により得られた原画像S0(登録顔画像Dgの輝度成分)と、シワ成分抽出手段30により得られた原画像S0におけるシワ成分Q1,Q2,・・・,Qnと、第2のデータベース140bに記憶された各種パラメータとを用いて、原画像S0の認証用画像S’1(Y1)、S’2(Y1)を複数作成するものであり、図21は、その構成を示している。図示のように、認証用画像作成手段40bは、現年齢算出部42bと、パラメータ設定部44bと、作成実行部46bとを有してなるものである。
現年齢算出部42bは、対象特定手段3bから出力されてきた登録年齢と、認証時の日付とに基づいて認証対象の人物の現在の年齢(以下現年齢という)を算出してパラメータ設定部44bに出力するものである。
パラメータ設定部44bは、現年齢算出部42bにより算出された認証対象の人物の現年齢と、この人物の登録年齢と、第2のデータベース140bに記憶された各種パラメータとを用いて、複数の認証用画像S’1(Y1)、S’2(Y1)を作成するためのパラメータWを設定するものである。なお、図16に示す認証装置Aにおける第2のデータベース140aは、現年齢から登録年齢に減齢した場合のために作成されたものであるのに対して、本実施形態の認証装置Bにおける第2のデータベース140bは、登録年齢から現年齢に加齢した場合のために作成されたものであるが、その具体的な構成は、認証装置Aにおける第2のデータベースaと相似しているので、ここで第2のデータベース140bの詳細な説明を省略する。
パラメータ設定部44bは、第2のデータベース140bを用いて、登録年齢と現年齢との差、すなわち登録年齢からの加齢年数に応じた係数α、登録年齢から現年齢までの加齢する期間の年齢層に応じた調整率γ、顔における部位に応じた調整率δを得ると共に、調整率γと調整率δを係数αに乗算して、基準となるパラメータW0を得る。そして、パラメータ設定部44bは、基準となるパラメータW0に基づいて大きさがパラメータW0の前後となる複数のパラメータを取得する。本実施形態において、パラメータ設定部44bは、例として、パラメータW0に0.1を加算してパラメータW1を得ると共に、パラメータW0から0.1を減算してパラメータW2を得、この3つのパラメータW0、W1、W2を作成実行部46bに出力する。なお、説明上の便宜のため、以下の説明においては、3つのパラメータともパラメータWという
作成実行部46bは、シワ成分抽出手段30により抽出された各シワ成分Qm(本実施形態においては、登録顔画像Dgにおけるシワ成分となる)に対して調整係数ρを乗算し、調整係数ρをシワ成分Qmに乗算して得た成分(調整成分)を原画像S0(Y0)から減算して減齢画像(すなわちシワ成分が抑制された画像)S´1(Y1)を得ると共に、調整係数ρをシワ成分Qmに乗算して得た成分(調整成分)を原画像S0(Y0)に加算して加齢画像(すなわちシワ成分が強調された画像)S´2(Y1)を得る。なお、調整係数ρの求め方、および原画像S0と調整係数ρとを用いて加齢画像S’2(Y1)、減齢画像S’1を求める方法としては、認証装置Aにおける画像生成部60aの作成実行部60aと同じであるので、ここで計算式などを省略する。
画像生成部60bの認証用画像作成手段40bは、このように作成した減齢画像S’1および加齢画像S’2を認証用画像として合成手段50に出力する。なお、パラメータWが3つあるため、合成手段50には、3つの減齢画像S’1(原画像S0のシワ成分が抑制された画像)と、3つの加齢画像S’2(原画像S0のシワ成分が強調された画像)との6つの認証用画像が出力される。
合成手段50は、認証用画像作成手段40bにより得られた認証用画像毎に、その画素値Y1と、YCC変換手段5により得られた登録顔画像Dgの色差値Cbg、Crgとを合成して登録顔画像Dgに対応する認証用画像D1(Y1,Crg,Cbg)を得て、この6つの認証用画像D1を照合部70bに出力する。
認証部100bの照合部70bは、画像生成部60bから(具体的には画像生成部60bの合成手段50から)出力されてきた夫々の認証用画像D1と、撮像部1により得られた顔画像D0とに対してパターンマッチング処理を行って照合し、顔画像D0と一致する認証用画像D1が1つもなければ、本人ではないことを示す認証結果を出力して処理を終了する一方、顔画像D0と一致する認証用画像D1が1つでもあれば、本人であることを示す認証結果を出力して処理を終了する。
図22は、図18に示す第2の実施形態の認証装置Bにおいて行われる処理を示すフローチャートである。図示のように、本第2の実施形態の認証装置Bは、撮像部1により得られた認証対象の人物の顔画像D0が取得する(S20)と、認証部100bは、第1のデータベース120からこの認証対象の人物に該当する登録顔画像Dg、該登録顔画像Dgが対応する人物の登録時の年齢、登録日、該人物の性別を読み出す(S22)。そして、認証部100bは、登録顔画像Dgからシワ成分Qm(m=1〜n)を抽出すると共に、登録顔画像Dgの登録年齢、認証時の年齢(現年齢)、性別などに基づいて第2のデータベース140bから各種パラメータを読み出して係数α、調整率γ、部位毎の調整率δを得ると共に、調整率γと調整率δを係数αに乗算することによって基準となるパラメータW0を得る。そして、パラメータW0に0.1を加算して第1のパラメータW1を得、パラメータW0から0.1を減算することによってパラメータW2を取得する。認証部100bは、パラメータW(W0、W1、W2のうちの1つ)と画素値依存係数βとを乗算して得た調整係数ρを、シワ成分Qmの総和に乗算して得た調整成分を登録顔画像Dgから減算して、夫々のパラメータWに対応する3つの減齢画像を作成すると共に、調整係数ρを、シワ成分Qmの総和に乗算して得た調整成分を登録顔画像Dgに加算して夫々のパラメータWに対応する3つの加齢画像を作成する(S24)。認証部100bは、これらの加齢画像と減齢画像(合わせて6つ)を認証用画像D1として、夫々顔画像D0と照合を行うことによって認証を行う(S26)。
図23は、本発明の第3の実施形態となる認証装置Cの構成を示すブロック図である。図示のように、本実施形態の認証装置Cは、撮像部1と、認証部100cと、第1のデータベース120と、第2のデータベース140cとを有してなり、撮像部1は、認証対象の人物を撮像して顔画像D0を得るものであり、第1のデータベース120は、各々の人物の登録顔画像Dgを、登録時の年齢と対応付けて記憶してなるものであり、第2のデータベース140cは、認証部100cに供する各種パラメータを記憶してなるものであり、認証部100cは、顔画像D0、および第1のデータベース120に記憶された登録顔画像Dg、および第2のデータベース140cに記憶されたパラメータを用いて認証を行うものである。なお、本第3の実施形態の認証装置Cは、顔画像D0から後述する第1の認証用画像D1、登録顔画像Dgから後述する第2の認証用画像D2を作成し、この2つの認証用画像を用いて照合を行う点を除いて、認証用画像の具体的な作成方法などは図1に示す実施形態の第1の認証装置Aおよび図18に示す第2の認証装置Bと同じであるため、以下においては、第1の認証装置Aまたは第2の認証装置Bにおける構成と異なる構成のみに重点をおいて説明をし、同じ動作をする構成についてはその詳細な説明を省略すると共に、認証装置Aおよび認証装置Bの相対応する構成に対して付与した符号と同じ符号を付与する。
図24は、図23に示す認証装置Cにおける認証部100cの構成を示すブロック図であり、図示のように、認証部100cは、入力部2と、画像生成部60cと、照合部70cとを有してなり、入力部2は、認証対象の人物に該人物を特定することが可能な情報(例えば該人物に与えられたパスワードP)を入力させるためのものであり、画像生成部60cは、撮像部1により得られた顔画像D0を用いて第1の認証用画像D1を生成すると共に、第1のデータベース120に記憶された登録顔画像Dgを用いて、第2の認証用画像D2を生成するものであり、照合部70cは、画像生成部60cにより生成された第1の認証用画像D1と第2の認証用画像D2とを照合するものである。
図25は、図24に示す認証部100cにおける画像生成部60cの構成を示すブロック図であり、図示のように、画像生成部60cは、対象特定手段3cと、YCC変換手段5と、ボケ画像作成手段10と、帯域制限画像作成手段20と、シワシミ成分(以下概してシワ成分という)を抽出するシワ成分抽出手段30と、認証用画像作成手段40cと、合成手段50とを備えてなるものである。
対象特定手段3cは、認証部100cの入力部2を介して入力されたパスワードPに基づいて第1のデータベース120から、該パスワードPに対応して記憶された登録顔画像Dgおよび該登録顔画像Dgが対応する人物の登録時の年齢、登録日、該人物の性別を読み出すと共に、登録顔画像Dgを認証部100cのYCC変換手段5に出力する一方、該登録顔画像Dgが対応する人物の登録時の年齢(登録年齢)、該人物の性別、登録日を示す情報を認証用画像作成手段40cに出力する。
YCC変換手段5、ボケ画像作成手段10、帯域制限画像作成手段20、シワ成分抽出手段30は、その処理対象となる画像が、顔画像D0と登録顔画像Dgとの両方である点を除いて、図1に示す実施形態の認証装置Aおよび図18に示す実施形態の認証装置Bの相対応する各手段と同じ動作をするものであり、ここで、それらの動作の詳細な説明を省略する。これらの手段の処理によって、2つの原画像S0(顔画像D0の輝度成分、登録顔画像Dgの輝度成分)から夫々のシワ成分が抽出される。
認証用画像作成手段40cは、顔画像D0の輝度成分となる原画像S0と、シワ成分抽出手段30により得られたこの原画像S0におけるシワ成分Q1,Q2,・・・,Qnと、第2のデータベース140cに記憶された各種パラメータとを用いて第1の認証用画像S’1(Y1)を作成すると共に、登録顔画像Dgの輝度成分となる原画像S0と、シワ成分抽出手段30により得られたこの原画像S0におけるシワ成分Q1,Q2,・・・,Qnと、第2のデータベース140cに記憶された各種パラメータとを用いて第2の認証用画像S’2(Y1)を作成するものであり、図26は、その構成を示している。図示のように、認証用画像作成手段40cは、基準年齢算出部42cと、第1のパラメータ設定部43cと、第2のパラメータ設定部44cと、第1の作成実行部45cと、第2の作成実行部46cとを有してなるものである。基準年齢算出部42cは、対象特定手段3cから出力されてきた登録年齢と、認証時の日付とに基づいて認証対象の人物の現在の年齢(以下現年齢という)を算出すると共に、登録年齢と現年齢との間の所定の年齢、本実施形態においては登録年齢と現年齢との中間年齢を基準年齢として取得して第2のパラメータ設定部43cおよび第2のパラメータ設定部44cに出力するものである。
第1のパラメータ設定部43cは、基準年齢算出部42cにより算出された基準年齢と、対象特定手段3cから出力されてきた登録年齢と、第2のデータベース140cに記憶された各種パラメータとを用いて、第1の認証用画像S’1(Y1)を作成するためのパラメータWを設定するものである。本実施形態の認証装置Cにおいて、第2のデータベース140cは、第1のパラメータ設定部43c用のデータベースおよび第2のパラメータ設定部44c用のデータベースを有し、第1のパラメータ設定部43c用のデータベースは、図1に示す実施形態の認証装置Aにおける第2のデータベース140aと同じ構成を有し、現年齢から基準年齢に減齢した場合のために作成されたものであり、第2のパラメータ設定部44c用のデータベースが、図18に示す実施形態の認証装置Bにおける第2のデータベース140bと同じ構成を有し、登録年齢から基準年齢に加齢した場合のために作成されたものである。
第1のパラメータ設定部43cは、第2のデータベース140cに含まれる、認証装置Aの第2のデータベース140aと同じデータベースを用いて、現年齢と基準年齢との差、すなわち現年齢からの減齢年数に応じた係数α、現年齢から基準年齢までの減齢する期間の年齢層に応じた調整率γ、顔における部位に応じた調整率δを得ると共に、調整率γと調整率δを係数αに乗算して得たパラメータW1を第1の作成実行部45cに出力する。なお、このパラメータW1は、顔画像D0の減齢画像、すなわちシワ成分が抑制された画像を作成するためのものである。
第1の作成実行部45cは、シワ成分抽出手段30により抽出された、顔画像D0の各シワ成分Qmに対して調整係数ρを乗算し、調整係数ρをシワ成分Qmに乗算して得た成分(調整成分)を原画像S0(顔画像D0の輝度成分)から減算して減齢画像S´1(Y1)を得る。なお、調整係数ρの求め方は、認証装置Aにおける画像生成部60aの作成実行部60aと同じであるので、ここで説明を省略する。
一方、第2のパラメータ設定部44cは、第2のデータベース140cに含まれる、認証装置Bの第2のデータベース140bと同じデータベースを用いて、登録年齢と基準年齢との差、すなわち登録年齢からの加齢年数に応じた係数α、登録年齢から基準年齢までの加齢する期間の年齢層に応じた調整率γ、顔における部位に応じた調整率δを得ると共に、調整率γと調整率δを係数αに乗算して得たパラメータW2を第2の作成実行部46cに出力する。なお、このパラメータW2は、登録顔画像Dgの加齢画像、すなわちシワ成分が強調された画像を作成するためのものである。
第2の作成実行部46cは、シワ成分抽出手段30により抽出された、登録顔画像Dgの各シワ成分Qmに対して調整係数ρを乗算し、調整係数ρをシワ成分Qmに乗算して得た成分(調整成分)を原画像S0(登録顔画像Dgの輝度成分)に加算して加齢画像S´2(Y1)を得る。なお、調整係数ρの求め方は、認証装置Bにおける画像生成部60bの作成実行部60bと同じであるので、ここで説明を省略する。
合成手段50は、認証用画像作成手段40cにより得られた第1の認証用画像S’1の画素値Y1と、YCC変換手段5により得られた顔画像D0の色差値Cb0、Cr0とを合成して顔画像D0に対応する第1の認証用画像D1を得る共に、証用画像作成手段40cにより得られた第2の認証用画像S’2の画素値Y1と、YCC変換手段5により得られた登録顔画像Dgの色差値Cbg、Crgとを合成して登録顔画像Dgに対応する第2の認証用画像D2を得、この2つの認証用画像を照合部70cに出力する。
認証部100cの照合部70cは、画像生成部60cから(具体的には画像生成部60cの合成手段50から)出力されてきた第1の認証用画像D1と第2の認証用画像D2とに対してパターンマッチング処理を行って照合し、照合結果を出力することをもって処理を終了する。
図27は、図23に示す第3の実施形態の認証装置Cにおいて行われる処理を示すフローチャートである。図示のように、本第3の実施形態の認証装置Cは、撮像部1により得られた認証対象の人物の顔画像D0が取得する(S30)と、認証部100cは、第1のデータベース120からこの認証対象の人物に該当する登録顔画像Dg、該登録顔画像Dgが対応する人物の登録時の年齢、登録日、該人物の性別を読み出す(S32)。そして、認証部100cは、顔画像D0に対してシワ成分を抑制して第1の認証用画像D1を得ると共に、登録顔画像Dgに対してシワ成分を強調して第2の認証用画像D2を得る(S34)。認証部100cは、この2つの認証用画像に対して照合を行うことによって認証を行う(S36)。
以上、本発明の望ましい実施形態について説明したが、本発明の認証システムは、上述した実施形態に限られることがなく、本発明の主旨を逸脱しない限り、様々な増減、変化を加えることができる。
例えば、上述した3つの実施形態の認証装置において、シワ成分の抑制または強調を行う際に、加齢または減齢の期間の長さ、その期間の年齢層、顔における部位などに応じて抑制または強調の強度を決めており、より適切な認証画像を取得し、認証の精度をより高めるようにしているが、特に加齢または減齢の期間など考慮せず、例えば認証時の顔画像に対してシワ成分を抑制して、登録顔画像と照合するための認証用画像を得たり、登録顔画像に対してシワ成分を強調して、認証時の顔画像と照合するための認証用画像を得たり、認証時の顔画像に対してシワ成分を抑制して得た画像と、登録顔画像に対してシワ成分を強調して得た画像とを照合するようにしたりするようにしてもよい。
また、帯域制限画像の作成方法も、前述した実施形態における帯域制限画像作成手段20の手法に限られるものではない。
本発明の第1の実施形態となる認証装置Aの構成を示すブロック図 図1に示す第1の実施形態の認証装置Aにおける認証部100aの構成を示すブロック図 図2に示す認証部100aにおける画像生成部60aの構成を示すブロック図 図3に示す画像生成部60aにおけるボケ画像作成手段10の構成を示すブロック図 図4に示すボケ画像作成手段10におけるフィルタリング手段12が用いる1次元フィルタFの例を示す図 図4に示すボケ画像作成手段10において行われる処理を示す図 図4に示すボケ画像作成手段10におけるフィルタリング手段12により作成されたフィルタリング画像Bkの周波数特性を示す図 図4に示すボケ画像作成手段10におけるフィルタリング手段12が用いる2次元フィルタの例を示す図 図4に示すボケ画像作成手段10における補間手段14がフィルタリング画像B1の補間に用いるフィルタF1の例を示す図 図4に示すボケ画像作成手段10における補間手段14がフィルタリング画像B2の補間に用いるフィルタF2の例を示す図 図4に示すボケ画像作成手段10により作成されたボケ画像Skの周波数特性を示す図 図3に示す画像生成部60aにおける帯域制限画像作成手段20により作成された帯域制限画像Tkの周波数特性を示す図 図3に示す画像生成部60aにおけるシワ成分抽出手段30が用いる非線形関数fの例を示す図 図3に示す画像生成部60aにおける認証用画像作成手段40aの構成を示すブロック図 第1のデータベース120の内容を示す図 第2のデータベース140aの内容を示す図 図1に示す認証装置Aにおける処理を示すフローチャート 本発明の第2の実施形態となる認証装置Bの構成を示すブロック図 図18に示す第2の実施形態の認証装置Bにおける認証部100bの構成を示すブロック図 図19に示す認証部100bにおける画像生成部60bの構成を示すブロック図 図20に示す画像生成部60bにおける認証用画像作成手段40bの構成を示すブロック図 図18に示す認証装置Bにおける処理を示すフローチャート 本発明の第3の実施形態となる認証装置Cの構成を示すブロック図 図23に示す第3の実施形態の認証装置Cにおける認証部100cの構成を示すブロック図 図24に示す認証部100cにおける画像生成部60cの構成を示すブロック図 図25に示す画像生成部60bにおける認証用画像作成手段40cの構成を示すブロック図 図23に示す認証装置Cにおける処理を示すフローチャート
符号の説明
1 撮像部
2 入力部
3a,3b,3c 対象特定手段
5 YCC変換手段
10 ボケ画像作成手段
12 フィルタリング手段
14 補間手段
16 制御手段
20 帯域制限画像作成手段
30 シワ成分抽出手段
40a,40b,40c 認証用画像作成手段
42a,42b 現年齢算出部
42c 基準年齢算出部
43c 第1のパラメータ設定部
44c 第2のパラメータ設定部
44a,44b パラメータ設定部
45c 第1の作成実行部
46c 第2の作成実行部
46a,46b 作成実行部
50 合成手段
60a,60b,60c 画像生成部
70a,70b,70c 照合部
100a,100b,100c 認証部
120 第1のデータベース
140a,140b,140c 第2のデータベース
D0 顔画像
Dg 登録顔画像
D1,D2 認証用画像
Y 輝度値
Cb,Cr 色差値
α 係数
γ0 調整率
γ 最終的な調整率
δ0 部位毎の調整率
δ 最終的な部位毎の調整率
β 画素値依存係数
ρ 調整係数

Claims (8)

  1. 認証対象の人物の認証時における顔画像である現齢顔画像を用いて認証用画像を作成する認証用画像作成手段と、
    該認証用画像と、前記人物の所定の年齢時に登録された登録顔画像とを照合する照合手段とを有してなる認証システムであって、
    前記認証用画像作成手段が、前記現齢顔画像に基づいて、該現齢顔画像の複数の周波数帯域ごとの成分を表す複数の帯域制限画像を作成する帯域制限画像作成手段と、
    出力値の絶対値を入力値の絶対値以下にする処理であって、かつ絶対値が所定の閾値以下である入力値に対しては、該入力値の絶対値が大きいほど出力値の絶対値が大きくなる一方、絶対値が前記所定の閾値より大きい入力値に対しては、出力値の絶対値が前記所定の閾値に対応する出力値の絶対値以下となる非線形変換処理を各前記帯域制限画像の夫々の画素値に対して施して複数の変換画像の画素値を得る非線形変換手段と、
    所定の調整係数を前記複数の変換画像の画素値に乗算して調整成分画像の画素値を得る調整成分取得手段と、
    該調整成分取得手段により得られた夫々の前記調整成分画像の画素値を、前記現齢顔画像の画素値から減算して前記認証用画像の画素値を取得する抑制手段とを備えてなることを特徴とする認証システム。
  2. 前記認証用画像生成手段が、前記調整成分取得手段により得られた夫々の前記調整成分画像の画素値と、前記現齢顔画像の画素値とを加算し、前記抑制手段により取得された前記認証用画像と異なる認証用画像の画素値を取得する強調手段をさらに備え、
    前記照合手段が、前記抑制手段と前記強調手段により得られた夫々の認証用画像と、前記登録顔画像とを照合するものであることを特徴とする請求項1記載の認証システム。
  3. 認証対象の人物の所定の年齢時に登録された登録顔画像を用いて認証用画像を作成する認証用画像作成手段と、
    該認証用画像と、前記人物の認証時における顔画像である現齢顔画像とを照合する照合手段とを有してなる認証システムであって、
    前記認証用画像作成手段が、前記登録顔画像に基づいて、該登録顔画像の複数の周波数帯域ごとの成分を表す複数の帯域制限画像を作成する帯域制限画像作成手段と、
    出力値の絶対値を入力値の絶対値以下にする処理であって、かつ絶対値が所定の閾値以下である入力値に対しては、該入力値の絶対値が大きいほど出力値の絶対値が大きくなる一方、絶対値が前記所定の閾値より大きい入力値に対しては、出力値の絶対値が前記所定の閾値に対応する出力値の絶対値以下となる非線形変換処理を各前記帯域制限画像の夫々の画素値に対して施して複数の変換画像の画素値を得る非線形変換手段と、
    所定の調整係数を前記複数の変換画像の画素値に乗算して調整成分画像の画素値を得る調整成分取得手段と、
    該調整成分取得手段により得られた夫々の前記調整成分画像の画素値と、前記登録顔画像の画素値とを加算して前記認証用画像の画素値を取得する強調手段とを備えてなることを特徴とする認証システム。
  4. 前記認証用画像生成手段が、前記調整成分取得手段により得られた夫々の前記調整成分画像の画素値を、前記登録顔画像の画素値から減算し、前記強調手段により取得された前記認証用画像と異なる認証用画像の画素値を取得する抑制手段をさらに備え、
    前記照合手段が、前記強調手段と前記抑制手段により得られた夫々の認証用画像と、前記現齢顔画像とを照合するものであることを特徴とする請求項3記載の認証システム。
  5. 認証対象の人物の認証時における顔画像である現齢顔画像と、前記人物の所定の年齢時に登録された登録顔画像とを夫々対象画像として用いて第1の認証用画像と第2の認証用画像を作成する認証用画像作成手段と、
    該第1の認証用画像と該第2の認証用画像とを照合する照合手段とを有してなる認証システムであって、
    前記認証用画像作成手段が、前記対象画像に基づいて、該対象画像の複数の周波数帯域ごとの成分を表す複数の帯域制限画像を作成する帯域制限画像作成手段と、
    出力値の絶対値を入力値の絶対値以下にする処理であって、かつ絶対値が所定の閾値以下である入力値に対しては、該入力値の絶対値が大きいほど出力値の絶対値が大きくなる一方、絶対値が前記所定の閾値より大きい入力値に対しては、出力値の絶対値が前記所定の閾値に対応する出力値の絶対値以下となる非線形変換処理を各前記帯域制限画像の夫々の画素値に対して施して複数の変換画像の画素値を得る非線形変換手段と、
    所定の調整係数を前記複数の変換画像の画素値に乗算して前記対象画像の調整成分画像の画素値を得る調整成分取得手段と、
    前記現齢顔画像である前記対象画像の夫々の前記調整成分画像の画素値を、前記現齢顔画像の画素値から減算して前記第1の認証用画像の画素値を取得する抑制手段と、
    前記登録顔画像である前記対象画像の夫々の前記調整成分画像の画素値と、前記登録顔画像の画素値とを加算して前記第2の認証用画像の画素値を取得する強調手段とを備えてなることを特徴とする認証システム。
  6. 前記調整係数が、前記変換画像を作成する際に用いられた前記現齢顔画像または前記登録顔画像の画素値に応じて決められたものであることを特徴とする請求項1から5のいずれか1項記載の認証システム。
  7. 前記調整係数が、前記所定の年齢と前記認証時における年齢との年齢差に応じて決められたものであることを特徴とする請求項1から6のいずれか1項記載の認証システム。
  8. 前記調整係数が、前記変換画像を作成する際に用いられた前記現齢顔画像または前記登録顔画像により表される顔における部位毎に決められたものであることを特徴とする請求項1から7のいずれか1項記載の認証システム。
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