JPH09134428A - 個人識別方法および個人識別装置 - Google Patents

個人識別方法および個人識別装置

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JPH09134428A
JPH09134428A JP7291141A JP29114195A JPH09134428A JP H09134428 A JPH09134428 A JP H09134428A JP 7291141 A JP7291141 A JP 7291141A JP 29114195 A JP29114195 A JP 29114195A JP H09134428 A JPH09134428 A JP H09134428A
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JP7291141A
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Yoshiyuki Nara
嘉亨 奈良
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Hitachi ULSI Engineering Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 個人識別方法および個人識別装置において、
人体の経時的変化があっても個人を正確に識別でき、し
かも非接触且つ短時間で識別を行なうことができるよう
にする。 【解決手段】 人体の一部(例えば、顔)または全身の
画像を二次元画像データあるいは三次元画像データとし
て予め記憶し、その記憶された画像データと、個人の識
別を行なう際に画像入力手段(CCDカメラ100)に
よって取り込まれた画像データとを比較するときに、予
め記憶した画像データあるいは識別時に取り込んだ画像
データにモーフィング処理やアニメーション処理等の所
定の変形処理を施し、その変形処理を行なった画像デー
タと他方の画像データとを比較して個人を見分けるよう
にした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、個人を識別する方
法およびその識別方法を用いた個人識別装置に係り、特
にセキュリティーシステム等に適用して有用な技術に関
する。
【0002】
【従来の技術】セキュリティーシステム等に用いられる
個人識別方法としては、個人毎に付与される識別符号
(パスワード等)をキー入力やIDカード等によって確
認する方法が一般的であるが、パスワード等の漏洩や解
読、IDカードの盗難や偽造等の不正行為が行われる虞
があり、セキュリティー性が完全とは言い難い面があっ
た。
【0003】そこで、上記難点を解決すべく、個人毎に
異なる身体的特徴等に基づいて人物を識別する個人識別
法(所謂バイオメトリクス:biometrics)が幾種類か開
発されている。
【0004】その代表的な例は、第一に「指紋」を用い
るものであり、指紋の隆線(指紋を構成する隆起線)の
特徴点が所定数一致しているか否かによって個人を識別
している。この方法は、登録すべき特徴点の数が比較的
少なくて済むなどの利点があるため、犯罪捜査等に広く
用いられているのは周知の通りである。
【0005】第二は、眼球の「網膜」に走る血管パター
ンによる識別である。この方法は、赤外線を眼球に照射
して、網膜上の血管の分布を読み取って登録し、識別時
に血管パターンが約70パーセント程度一致すれば本人
と確認するものであり、自動貸金庫システムなどのセキ
ュリティーシステムに利用されはじめている。
【0006】第三は、「声紋」を用いる方法であり、複
数種類の単語を発音させ、それに統計処理を加えて話者
特有の音声周波数等の標準パターンを登録して個人を識
別するものである。
【0007】また、その他に昨今は、血液や毛髪等から
得られるDNA(デオキシリボ核酸)の塩基配列が個々
人で異なること、および塩基配列の繰り返し数や構造が
近親者では近似するという性質を利用して、個人の判別
や類縁関係を鑑定する所謂DNA鑑定法が実用化されて
いる。
【0008】
【課題を解決するための手段】しかしながら、上述した
技術には、次のような問題のあることが本発明者らによ
って明らかとされた。
【0009】即ち、「指紋」や「網膜」による識別法
は、鑑定すべき指や眼球に後発的に損傷(怪我による傷
等)を生じた場合に識別不能となってしまう虞があっ
た。特に「指紋」による識別法は広く一般に知れ渡って
いるため、不都合のある者の中には指紋自体を消して照
合不能にしてしまうという事態も考えられる。また、
「指紋」の個人別の登録・識別は、犯罪捜査のイメージ
と重なって、一般的なセキュリティーシステムでは倦厭
される傾向が強いという難点もある。また、上記両識別
法では、不特定多数の人間が触れる識別装置等に、手や
頭部を直接接触させたり、或は一定の姿勢を所定時間維
持しなければならないなどの不快感を被鑑定者に与える
という問題もある。
【0010】また、「声紋」による識別法は未だ認識の
確度が低い場合が多く、セキュリティー性の安定した確
保が難しいという問題がある。
【0011】また、DNA鑑定は、鑑定結果が出るまで
に多くの日数を要するという問題があり、リアルタイム
で高速な処理を要するセキュリティーシステムには不向
きである。
【0012】一方、セキュリティーシステムの用途や性
質によっては、登録した本人だけでなく、血縁関係にあ
る父母兄弟等の親族によってセキュリティーを解除した
い場合もあるが、「指紋」、「網膜」による識別方法で
は本人以外の識別は不可能であり、また、「声紋」の近
親者間における類似関係の分析等も研究途上である。ま
た、DNA鑑定では近親者の識別は可能であるが、上記
のように時間がかかるという難点がある。また、少量で
あるにせよ血液等の採取が必要であるなど身体的苦痛を
伴うという問題点もある。
【0013】本発明は、かかる事情に鑑みてなされたも
ので、人体の後発的な変化(怪我による傷や、成長や老
化等の経時的変化など)があっても個人を正確に識別で
き、しかも非接触且つ短時間で識別を行なうことのでき
る個人識別方法およびその識別方法を用いた個人識別装
置を提供することを主な目的とする。
【0014】また、本発明の他の目的は、本人のみなら
ず、血縁関係にある近親者も識別することのできる個人
識別方法およびその識別方法を用いた個人識別装置を提
供することにある。
【0015】この発明の前記並びにその他の目的と新規
な特徴については、本明細書の記述及び添附図面から明
らかになるであろう。
【0016】
【課題を解決するための手段】本願において開示される
発明のうち代表的なものの概要を説明すれば、下記の通
りである。
【0017】すなわち、本発明においては、人体の一部
(例えば、顔)または全身の画像を二次元画像データあ
るいは三次元画像データとして予め記憶し、その記憶さ
れた画像データと、個人の識別を行なう際に画像入力手
段によって取り込まれた画像データとを比較するとき
に、予め記憶した画像データあるいは識別時に取り込ん
だ画像データに所謂モーフィング(morphing)処理やア
ニメーション処理等の所定の変形処理を施し、その変形
処理を行なった画像データと他方の画像データとを比較
して個人を見分けるようにした。これにより、画像取込
時の多少の誤差を許容して、個人識別の確度を高めるこ
とができ、また、非接触且つ短時間で識別処理を行なう
ことができる。
【0018】特に、上記変形処理が、人体の各部位の経
時的変化に関する情報を含む所定のデータおよびプログ
ラムに基づいて行われるようにした場合には、例えば、
顔の各部位(輪郭、髪型、眉毛、目、鼻、口、シワ、ほ
くろ、髭、傷痕、痣等)が、成長や老化等の時間経過に
伴って変化しても、その変化の程度や変化の仕方等を予
測したりして画像を適宜変形させて照合することによ
り、個人識別の確度を一層高めることができる。
【0019】また、上記変形処理が、遺伝学的な人体の
類似に関する情報を含む所定のデータおよびプログラム
に基づいて行われるようにした場合には、本人以外に、
血縁関係にある近親者を識別することが可能となり、例
えば、所定範囲の血族であればセキュリティーを解除可
能な新たなセキュリティーシステムを構築することがで
きる。また、DNA鑑定に代わり、簡便で高速な近親者
判別手段として用いることも期待できる。
【0020】
【発明の実施の形態】以下に、本発明に係る個人識別方
法を応用した個人識別装置の一実施例を図面を参照して
説明する。
【0021】図1は、本発実施例に係る個人識別装置全
体の概要を示すブロック図である。
【0022】図中、1は画像データの変形処理(最適化
処理)や比較処理等を行なうマイクロ・コンピュータ等
で構成される識別処理装置である。
【0023】この識別処理装置1には、被写体としての
人物の顔を画像データとして識別処理装置1に入力する
画像入力手段としてのCCDカメラ(ビデオカメラやデ
ジタルスチルカメラ等)100、識別処理装置1に対し
て種々のコマンドやデータを入力するサブ入力手段とし
てのキーボード110、個人毎に付与される識別符号や
個人データ等をIDカードに設けられるバーコードや磁
気記録部などから読み取って識別処理装置1に入力する
バーコードリーダ120およびカードリーダ130、前
記CCDカメラ100や三次元デジタイザ等によって予
め取り込まれる各個人の画像データ等の比較データ30
0や前記CCDカメラ100によって入力される画像デ
ータ、変形処理や比較処理を行なうためのプログラムデ
ータおよび顔の各部位(目、鼻、口、耳、眉毛等)の経
時的変化に関する情報(即ち、成長や老化に伴う顔の変
化の統計的データ等)、あるいは遺伝学的な人体の類似
に関する情報(即ち、顔の造作における遺伝的な類似点
に関する統計的データ等)を記憶するハードディスク装
置や光ディスク装置等の外部記憶装置140、比較結果
を視覚的に出力報知するモニタ150およびプリンタ1
60や聴覚的に報知するスピーカー170等がそれぞれ
接続されている。
【0024】識別処理装置1は、人物の識別時にCCD
カメラ100から入力される画像データと外部記憶装置
140に予め記憶されている比較データ300とを比較
して顔の各部位の一致・不一致を判定する比較処理部2
00と、CCDカメラ100,キーボード110,バー
コードリーダ120,カードリーダ130から入力され
る情報に基づいて外部記憶装置140から読み出すデー
タを検索する検索処理部210と、前記比較処理部20
0の判定結果に基づいて画像データの変形処理(モーフ
ィング処理やアニメーション処理など)等を行なう最適
化処理部220と、前記比較処理部200における変形
処理後の画像データの比較判定結果を前記モニタ15
0,プリンタ160,スピーカー170等に出力する比
較結果出力部310等を備えている。
【0025】なお、上記外部記憶装置140に予め記憶
される比較データ300は、三次元画像データであるこ
とが望ましいが、複数方向から撮像された二次元画像デ
ータであっても良く、二次元画像データで記憶しておく
場合には、比較を行なう際に三次元画像データに合成変
換して使用すると良い。
【0026】即ち、本実施例のようにCCDカメラ10
0によって得られる画像は、二次元画像データであるの
で、例えば、顔の正面像,左右の横顔像等の複数方向か
らの二次元画像データを取り込んで、コンピュータ処理
によって二次元画像データを三次元画像データに変換し
てから比較判定をするようにできる。
【0027】また、上記のCCDカメラ100の代わり
に、三次元ビデオデジタイザ等を画像入力装置として用
いることも考えられる。この場合には、三次元画像デー
タへの変換は不要である。また、二次元画像データを取
得する場合には、CCDカメラ100を複数台設置し
て、各カメラで顔の正面,左右の横顔等の各2次元画像
データを同時に取り込むようにしても良い。
【0028】本実施例に係る個人識別装置は概略上記の
ように構成されている。
【0029】次に、図2および図3に示すフローチャー
トを参照して、この個人識別装置における処理手順の一
例を説明する。
【0030】この実施例の処理では、個人識別装置が作
動を開始すると、まず、ステップS1においてCCDカ
メラ100によって撮像される被識別者の顔の画像デー
タを識別処理装置1に入力してからステップS2へ移行
する。
【0031】ステップS2では、入力された画像データ
(アナログデータ)に対して、A/D変換した画像デー
タあるいは所定数の画素(ピクセル)に分解したデジタ
ル画像データを得るなどのデジタル化処理を行ってから
ステップS3に進む。
【0032】ステップS3では、入力された画像データ
が二次元データで、記憶されている画像データが三次元
データである場合には、複数入力される二次元画像デー
タを演算処理して三次元画像データを得たり、デジタル
化した入力画像の輪郭(エッジ)等を所定の大きさに整
合させるなどの正規化処理を行って次のステップS4に
移行する。
【0033】ステップS4では、キーボード110か
ら、個人毎に付与されたパスワード等の識別符号を入力
したり、バーコードリーダ120やカードリーダ130
によってIDカード等から読み取られたIDコード等を
識別処理装置1に入力してからステップS5に進む。
【0034】ステップS5では、入力されたパスワード
やIDコード等が正当であるか否かを判定し、判定結果
が“NO”である場合には、画像比較を行なうまでもな
く本人ではないと判断して、即ステップS21に移行し
てモニタ150にエラー表示を出力したり、警告音をス
ピーカー170から出力する。なお、不正であると判定
された人物の顔の画像データは既にCCDカメラ100
によって取得されているので、この画像データを外部記
憶装置140に記憶しておけば、不審者を後に確認して
特定することが可能となり、防犯効果を高めて、セキュ
リティーシステムの安全性を一層高めることができる。
【0035】一方、前記ステップS5で、パスワード等
が一致すると判定された場合には、ステップS6に進
み、パスワード等に基づいて該当する人物の比較データ
(予め記録されている顔の画像データや登録日データ、
身体的特徴のデータ等)300を外部記憶装置140に
記憶されているデータの中から検索してステップS7に
移行し、該当する比較データ300を識別処理装置1に
読み込んで次のステップS8に進む。
【0036】ステップS8では、前記ステップS7で読
み込まれた画像データと、前記ステップS1〜ステップ
S3の処理によって取得された被識別者の顔の画像デー
タに基づいて、その顔を構成する各部位(眉毛、目、
鼻、口、ほくろ、傷痕、痣等)の「位置」(上下左右の
配置)が一致するか否かを判定し、判定結果が“NO”
である場合には、ステップS9に移行し、“YES”で
ある場合には、ステップS11に移行する。
【0037】ステップS9では、外部記憶装置140に
蓄積されている、時間経過に伴う顔の変化に関する情報
(即ち、成長や老化に伴う顔の変化の統計的データ
等)、あるいは遺伝学的な人体の類似に関する情報(即
ち、顔の造作における遺伝的な類似点に関する統計的デ
ータ等)に基づいて、前記ステップS7で読み込まれた
画像データあるいは前記ステップS1〜ステップS3の
処理によって取得された被識別者の顔の画像データに各
部位の「位置」の変形処理(モーフィング処理等)を行
なう。即ち、上記統計的データ等に基づいて、成長や老
化等に伴って眉毛や目などの各部位が変位する「位置」
を演算予測して、各部位の画像を上下左右方向に所定量
移動させるデジタル画像処理を行ってステップS10に
移行する。
【0038】ステップS10では、ステップS9で変形
処理を施した画像データと、前記ステップS7で読み込
まれた画像データとを比較判定し、不一致であると判定
(即ち、“NO”と判定)された場合には、本人ではな
いとして前記ステップS21に進んでエラー表示等を行
ってから処理を終了し、判定結果が“YES”である場
合にはステップS11に移行する。
【0039】ステップS11では、前記ステップS7で
読み込まれた画像データあるいは前記ステップS9で変
形処理を施した画像データと、前記ステップS1〜ステ
ップS3の処理によって取得された被識別者の顔の画像
データに基づいて、その顔を構成する各部位(眉毛、
目、鼻、口、ほくろ、傷痕、痣等)の「形状」の比較判
定を行い、判定結果が“NO”である場合には、ステッ
プS12に移行し、“YES”である場合には、ステッ
プS14に移行する。
【0040】ステップS12では、前記統計的データ等
に基づいて前記ステップS7で読み込まれた画像データ
あるいは前記ステップS9で各部位の「位置」の変形処
理を行なった画像データの各部位の「形状」の変形処理
(モーフィング処理等)を行なう。即ち、上記統計的デ
ータ等に基づいて、成長や老化等に伴って目や鼻、シワ
などの各部位の「形状」の変化を演算予測して、各部位
の画像を所定量変形させるデジタル画像処理を行ってス
テップS13に移行する。
【0041】ステップS13では、ステップS12で各
部位の「形状」の変形処理を施した画像データと、前記
ステップS7で読み込まれた画像データとを比較判定
し、不一致であると判定(即ち、“NO”と判定)され
た場合には、本人ではないとして前記ステップS21に
進んでエラー表示等を行ってから処理を終了し、判定結
果が“YES”(即ち、一致)である場合にはステップ
S14に移行する。
【0042】ステップS14では、前記ステップS7で
読み込まれた画像データあるいは前記ステップS12で
変形処理を施した画像データと、前記ステップS1〜ス
テップS3の処理によって取得された被識別者の顔の画
像データに基づいて、その顔を構成する各部位(眉毛、
目、鼻、口等)の「特徴点」(例えば、鼻にほくろや傷
痕があるなど)の比較判定を行い、判定結果が“NO”
(即ち、不一致)である場合には、ステップS15に移
行し、“YES”(即ち、一致)である場合には、ステ
ップS17に移行する。
【0043】ステップS15では、前記統計的データ等
に基づいて前記ステップS7で読み込まれた画像データ
あるいは前記ステップS12で各部位の形状の変形処理
を行なった画像データの各部位の「特徴点」の変形処理
(モーフィング処理等)を行なう。即ち、上記統計的デ
ータ等に基づいて、成長や老化等に伴う傷痕などの「特
徴点」の変化を演算予測して、各部位の画像に所定の変
形を加えるデジタル画像処理を行ってステップS16に
移行する。
【0044】ステップS16では、ステップS15で各
部位の形状の変形処理を施した画像データと、前記ステ
ップS7で読み込まれた画像データとを比較判定し、不
一致であると判定(即ち、“NO”と判定)された場合
には、本人ではないとして前記ステップS21に進んで
エラー表示等を行ってから処理を終了し、判定結果が
“YES”(即ち、一致)である場合には、本人である
ことを確認できたとしてステップS17に移行する。
【0045】ステップS17では、比較結果をモニタ1
50上に表示したり、プリンタ160に印字処理した
り、或は、合成音声等によって本人と確認できた旨をス
ピーカー170から報知してステップS18に進む。
【0046】ステップS18では、本人を確認できた結
果に基づいて、セキュリティーシステムのセキュリティ
ーの解除(例えば、ドアの施錠を解除する等)してステ
ップS19に移行する。
【0047】ステップS19では、外部記憶装置140
に記憶されている画像データを更新するか否かの条件を
判定する。即ち、例えば、現在記憶されている画像デー
タと、今回入力された画像データとのタイムラグが所定
期間(例えば、3ヶ月以上)に達しているときにのみ画
像を更新するという更新条件を設定した場合には、この
条件を満たす場合にのみステップS20に移行して画像
データを更新記憶し、比較データが古くなりすぎること
を防止する。また、上記条件を満たさない場合には、画
像データを更新しないで処理を終了する。
【0048】以上が、本実施例に係る個人識別装置にお
ける処理手順の一例の概要である。
【0049】ここで、前記ステップS12および前記ス
テップS13で行われる画像データの変形と比較判定の
仕方の一例を図4に示す概念図を参照して簡単に説明す
る。
【0050】まず、図4の例:(A)では、前記ステッ
プS6で検索され、ステップS7で外部記憶装置140
から読み込まれた画像における目ジリのシワの画像デー
タ(比較先)が“m1”、前記ステップS1〜ステップ
S3で取り込まれた被識別者の顔の入力画像における目
ジリのシワの画像データ(比較元)が“m3”である場
合に、上述の統計的データや、“m1”と“m3”の時
間差(例えば、2年経過しているなど)に基づいて前記
画像データ“m1”に変形処理(例えば、スプライン
(spline)曲線等の補完手段を用いてシワの曲率や長さ
等を変形させるモーフィング処理など)を行い、中間画
像データ“m2”を得る。
【0051】そして、本実施例に示すように識別処理装
置1自体がプログラムデータに基づく演算処理によって
自動的に画像データの一致・不一致を判定する場合に
は、例えば、上記画像データ“m1”と“m2”あるい
は“m2”と“m3”の各画素(ピクセル)をそれぞれ
比較して、その誤差(位置,形状等の誤差)が所定範囲
内である場合には画像データ“m1”と“m3”は同一
人物のものであると判定し、逆に誤差が所定範囲を越え
る場合には“m1”と“m3”は別人のものであるとい
うように判定することとなる。
【0052】即ち、図4に示す例:(A)では、“m
1”と“m3”は所定の誤差範囲であるとして、判定結
果は“OK”となり、一方、同様にして得られる画像デ
ータ“m4”,“m5”,“m6”の例:(B)では、
“m4”と“m6”は誤差が所定範囲を越えているとし
て、判定結果は“NG”となる。
【0053】また、上述の識別処理装置1の判定に加え
て、あるいは識別処理装置1の判定に代わって、管理者
等の人間が視覚によって画像の一致・不一致を判定する
ような場合には、例えば、モニタ150上に、目ジリの
シワの変化具合を示すアニメーション画像を“m1”→
“m2”→“m3”或は“m4”→“m5”→“m6”
の順(即ち、時間的に若い方から老いの方の順)で表示
し、そのアニメーション画像を観察して、違和感なくス
ムーズに画像変化する場合には、同一人物であると判定
し、アニメーション画像の変化が急激すぎる場合には別
人であると判定することも可能である。
【0054】なお、アニメーション画像をモニタ150
に表示する場合には、中間画像データは図4に示す例の
ように一つ(“m2”や“m5”)だけではなく、演算
処理によってさらに細かく複数枚にわたって中間画像デ
ータを生成して所謂時間当りのフレーム数を増やし、ア
ニメーション画像が滑らかに再生されるようにしても良
い。
【0055】また、上述の実施例では、主に被識別者が
登録された本人であるか否かを判定する場合について述
べたが、これに限らず、外部記憶装置140等に記憶さ
れた遺伝学的な人体の類似に関する情報(即ち、顔の造
作における遺伝的な類似点に関する統計的データ等)を
利用して、血縁関係にある近親者を判定することも可能
である。即ち、前出の図2,図3に示すフローチャート
の前記ステップS9,S12,S15で画像データを変
形処理(モーフィング等)する際に、遺伝的な類似点に
関する統計的データ等に基づいて顔の各部位の「位
置」、「形状」等を予測して変形し、その変形処理を行
なった画像が比較データと所定の誤差範囲にあると判定
された場合に、被識別者は所定範囲の近親者であると判
断することが可能である。これにより、登録した本人の
みならず所定範囲の近親者であればセキュリティーを解
除することができる新たなセキュリティーシステムの構
築が可能となる。
【0056】また、上記のような近親者の判定を厳密に
行なうようにした場合(即ち、許容する画像誤差の範囲
を狭めるなどする)には、DNA鑑定法による近親者の
判定法に加えてあるいはDNA鑑定法に代わって、簡便
で高速な近親者の鑑定手段として活用することも期待で
きる。
【0057】以上本発明者によってなされた発明を実施
例に基づき具体的に説明したが、本発明は上記実施例に
限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で
種々変更可能であることはいうまでもない。
【0058】即ち、本実施例では、パスワードやIDコ
ードによる個人識別手段を併用する場合について説明し
たが、これに限らず、他の個人識別手段(指紋,網膜,
声紋等による識別法など)を併用することもできるし、
あるいは、他の識別手段を併用せずに画像データのみに
よって個人識別を行なうようにしても良い。
【0059】また、本実施例では、「顔」の画像データ
を用いて個人識別を行なう場合について説明したが、こ
れに限らず、身体の他の部位(例えば、手や足等)の画
像や全身の画像等を変形処理して判定することも考えら
れる。
【0060】
【発明の効果】本願において開示される発明のうち代表
的なものによって得られる効果を簡単に説明すれば下記
のとおりである。
【0061】すなわち、本発明においては、人体の一部
または全体の画像を二次元画像データあるいは三次元画
像データとして予め記憶し、その記憶された画像データ
と、個人の識別を行なうときに取り込む画像データとを
比較する際に、予め記憶した画像データあるいは識別時
に取り込んだ画像データにモーフィング処理やアニメー
ション処理等の所定の変形処理を施し、その変形処理を
行なった画像データと他方の画像データとを比較して個
人を見分けるようにしたので、画像取込時の多少の誤差
を許容して、個人識別の確度を高めることができ、ま
た、非接触且つ短時間で識別処理を行なうことができる
という効果がある。
【0062】特に、上記変形処理が、人体の各部位の経
時的変化に関する情報を含む所定のデータおよびプログ
ラムに基づいて行われるようにした場合には、成長や老
化等の時間経過に伴って変化しても、その変化の程度や
変化の仕方等を予測したりして画像を適宜変形させて照
合することにより、個人識別の確度を一層高めることが
できる。
【0063】また、上記変形処理が、遺伝学的な人体の
類似に関する情報を含む所定のデータおよびプログラム
に基づいて行われるようにした場合には、本人以外に、
所定の血縁関係にある近親者を識別することができると
いう効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る個人識別装置の一構成例を示すブ
ロック図である。
【図2】本発明に係る個人識別装置における最適化処理
の処理手順の一例(前半)を示すフローチャートであ
る。
【図3】本発明に係る個人識別装置における最適化処理
の処理手順の一例(後半)を示すフローチャートであ
る。
【図4】本発明に係る個人識別装置による個人識別の仕
方を表す概念図である。
【符号の説明】
1 識別処理装置 100 CCDカメラ(画像入力手段) 110 キーボード(識別符号の入力手段) 120 バーコードリーダ(識別符号の入力手段) 130 カードリーダ(識別符号の入力手段) 140 外部記憶装置(画像記憶手段) 150 モニタ(出力手段) 160 プリンタ(出力手段) 170 スピーカー(出力手段) 200 比較処理部(判定手段) 210 検索処理部 220 最適化処理部(画像変形処理手段)

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 人体の一部または全体の画像データを予
    め記憶しておいて、その記憶された画像データと、個人
    の識別を行なう際に画像入力手段より取り込まれた画像
    データとを比較して個人を識別する個人識別方法であっ
    て、 予め記憶した画像データあるいは識別時に取り込んだ画
    像データに所定の変形処理を施し、その変形処理を行な
    った画像データと他方の画像データとを比較して個人を
    見分けるようにしたことを特徴とする個人識別方法。
  2. 【請求項2】 上記変形処理は、少なくとも人体の各部
    位の経時的変化に関する情報あるいは遺伝学的な人体の
    類似に関する情報に基づくアニメーション処理あるいは
    モーフィング処理であることを特徴とする請求項1記載
    の個人識別方法。
  3. 【請求項3】 上記画像入力手段より入力される画像デ
    ータは、複数の二次元画像データであり、比較の際に三
    次元画像データに変換処理されることを特徴とする請求
    項1または請求項2に記載の個人識別方法。
  4. 【請求項4】 上記記憶された画像データおよび前記画
    像入力手段より入力される画像データは、ともに三次元
    画像データであることを特徴とする請求項1または請求
    項2に記載の個人識別方法。
  5. 【請求項5】 人体の一部または全体の画像データを取
    り込む画像入力手段と、該画像入力手段によって取り込
    んだ画像データを記憶する画像記憶手段と、個人の識別
    を行なう際に前記画像入力手段によって取り込まれる画
    像データと前記画像記憶手段に記憶されている画像デー
    タとを比較して一致するか否かを判定する判定手段とを
    有する個人識別装置であって、 前記判定手段は、前記画像記憶手段に記憶されている画
    像データあるいは個人の識別を行なう際に前記画像入力
    手段によって取り込まれた画像データに所定の変形処理
    を施す画像変形処理手段を備え、判定手段は、該画像変
    形処理手段によって所定の変形が行われた画像データと
    他方の画像データとを比較して一致・不一致を判定する
    ように構成されたことを特徴とする個人識別装置。
  6. 【請求項6】 前記画像変形処理手段は、少なくとも人
    体の各部位の経時的変化に関する情報あるいは遺伝学的
    な人体の類似に関する情報を含む所定のデータおよびプ
    ログラムを記憶する記憶手段を備え、それらのデータお
    よびプログラムに基づいて所定の変形処理を行なうこと
    を特徴とする請求項5記載の個人識別装置。
  7. 【請求項7】 前記判定手段は、個人ごとに付与される
    識別符号の入力手段と、判定結果を視覚的または聴覚的
    に報知する出力手段とを備え、前記画像データと前記識
    別符号がともに合致した場合にのみ個人の同一性を認め
    るように構成されたことを特徴とする請求項5または請
    求項6に記載の個人識別装置。
  8. 【請求項8】 前記画像記憶手段は、所定の条件に基づ
    いて、記憶されている画像データを個人の識別を行なう
    際に取り込んだ画像データに置き換えて記憶する画像更
    新手段を備えることを特徴とする請求項5から請求項7
    の何れかに記載の個人識別装置。
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