JP2003208592A - Icカード - Google Patents
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- JP2003208592A JP2003208592A JP2002008291A JP2002008291A JP2003208592A JP 2003208592 A JP2003208592 A JP 2003208592A JP 2002008291 A JP2002008291 A JP 2002008291A JP 2002008291 A JP2002008291 A JP 2002008291A JP 2003208592 A JP2003208592 A JP 2003208592A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】従来は、生体情報照合時に、装置を使用し生体
情報を採取・照合しなければならなかった。 【解決手段】上記課題を解決するために、ICチップを
内蔵し、ICチップの記憶情報を表示する表示部、及び
操作部を備えたICカードであって、前記ICチップに
は、少なくとも前記ICカードの所持者の生体情報が格
納され、該ICカードの所持者を特定する手段の1つと
して、生体情報を前記表示部に表示するICカードを提
供する。
情報を採取・照合しなければならなかった。 【解決手段】上記課題を解決するために、ICチップを
内蔵し、ICチップの記憶情報を表示する表示部、及び
操作部を備えたICカードであって、前記ICチップに
は、少なくとも前記ICカードの所持者の生体情報が格
納され、該ICカードの所持者を特定する手段の1つと
して、生体情報を前記表示部に表示するICカードを提
供する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】所持者の生体情報を表示部に
表示するICカードに関し、表示された生体情報の特徴
パターンによってICカード所持者の正当性を目視で確
認する技術に関する。
表示するICカードに関し、表示された生体情報の特徴
パターンによってICカード所持者の正当性を目視で確
認する技術に関する。
【0002】
【従来の技術】生体情報を本人の照合手段とする技術は
従来から数多く開示されている。例えば、指紋照合装置
に関する開示特許として特開平09−158568、特
開平11―161610、特開平11−305867、
特開2000−76443、特開2000−90265
等がある。前記開示されている発明によれは、例えば、
本人の指紋をチェック端末に登録し、指紋読取装置によ
って読み取られた情報がチェック端末に登録されている
どれかの情報と一致、または近似であれば登録された者
と判断される。また、別の発明によれば、指紋チェック
端末に指紋とパスワードを入力すると、パスワードに紐
付けされた指紋情報が指紋チェック端末によって入力さ
れた指紋情報と照合され、一致、または近似であれば登
録された本人と判断される。また、ICカードのICチ
ップの記憶部に採取した指紋情報を格納し、ICカード
を利用する際に指紋採取装置を介してICチップ中の指
紋情報と照合する。指紋が一致または、近似であればI
Cカード所持者は正しい所持者であると判断される。こ
のように指紋照合による本人認証方法は、近年装置の小
型化、高性能化、低廉化と相俟って広く利用され始めて
いる。
従来から数多く開示されている。例えば、指紋照合装置
に関する開示特許として特開平09−158568、特
開平11―161610、特開平11−305867、
特開2000−76443、特開2000−90265
等がある。前記開示されている発明によれは、例えば、
本人の指紋をチェック端末に登録し、指紋読取装置によ
って読み取られた情報がチェック端末に登録されている
どれかの情報と一致、または近似であれば登録された者
と判断される。また、別の発明によれば、指紋チェック
端末に指紋とパスワードを入力すると、パスワードに紐
付けされた指紋情報が指紋チェック端末によって入力さ
れた指紋情報と照合され、一致、または近似であれば登
録された本人と判断される。また、ICカードのICチ
ップの記憶部に採取した指紋情報を格納し、ICカード
を利用する際に指紋採取装置を介してICチップ中の指
紋情報と照合する。指紋が一致または、近似であればI
Cカード所持者は正しい所持者であると判断される。こ
のように指紋照合による本人認証方法は、近年装置の小
型化、高性能化、低廉化と相俟って広く利用され始めて
いる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前述の開示されている
技術は、例えば、指紋照合の場合に本人の指紋と、登録
されている指紋の特徴点を電子的に比較し、一致、不一
致の判断を行なっている。即ち、本人の真偽判断の際に
は必ず指紋を採取して照合する指紋採取照合装置を使用
している。そこで本発明は、本人の生体情報を記録され
た生体情報と照合する際に照合装置を使用することなし
にICカードの所持者を特定することができるICカー
ドを提供する。
技術は、例えば、指紋照合の場合に本人の指紋と、登録
されている指紋の特徴点を電子的に比較し、一致、不一
致の判断を行なっている。即ち、本人の真偽判断の際に
は必ず指紋を採取して照合する指紋採取照合装置を使用
している。そこで本発明は、本人の生体情報を記録され
た生体情報と照合する際に照合装置を使用することなし
にICカードの所持者を特定することができるICカー
ドを提供する。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記課題を達成するため
に本発明のICカードの請求項1に記載の発明は、IC
チップを内蔵し、ICチップの記憶情報を表示する表示
部、及び操作部を備えたICカードであって、前記IC
チップには、少なくとも前記ICカードの所持者の生体
情報が格納され、該ICカードの所持者を特定する手段
の1つとして、生体情報を前記表示部に表示することを
特徴とするものである。
に本発明のICカードの請求項1に記載の発明は、IC
チップを内蔵し、ICチップの記憶情報を表示する表示
部、及び操作部を備えたICカードであって、前記IC
チップには、少なくとも前記ICカードの所持者の生体
情報が格納され、該ICカードの所持者を特定する手段
の1つとして、生体情報を前記表示部に表示することを
特徴とするものである。
【0005】請求項2に記載の発明は、請求項1に記載
の発明において、生体情報を表示部に表示する場合、I
Cカードの操作部から入力されるICカードの所持者の
固有情報と、ICチップ内に記録された該固有情報がI
Cチップ内で照合され、照合結果が正しい場合に表示部
に生体情報が表示されることを特徴とするものである。
の発明において、生体情報を表示部に表示する場合、I
Cカードの操作部から入力されるICカードの所持者の
固有情報と、ICチップ内に記録された該固有情報がI
Cチップ内で照合され、照合結果が正しい場合に表示部
に生体情報が表示されることを特徴とするものである。
【0006】請求項3に記載の発明は、請求項2に記載
の発明において、生体情報は特徴パターン及びその位置
情報であり、固有情報はパスワードであることを特徴と
するものである。
の発明において、生体情報は特徴パターン及びその位置
情報であり、固有情報はパスワードであることを特徴と
するものである。
【0007】請求項4に記載の発明は、請求項1〜3何
れかに記載の発明において、生体情報は指紋情報である
ことを特徴とするものである。
れかに記載の発明において、生体情報は指紋情報である
ことを特徴とするものである。
【0008】請求項5に記載の発明は、請求項1〜3何
れかに記載の発明において、生体情報は黒子情報である
ことを特徴とするものである。
れかに記載の発明において、生体情報は黒子情報である
ことを特徴とするものである。
【0009】請求項6に記載の発明は、請求項1〜3何
れかに記載の発明において、生体情報は痣情報であるこ
とを特徴とするものである。
れかに記載の発明において、生体情報は痣情報であるこ
とを特徴とするものである。
【0010】請求項7に記載の発明は、請求項1〜3何
れかに記載の発明において、表示部に表示する生体情報
は請求項4〜6に記載の複数の生体情報であることを特
徴とするものである。
れかに記載の発明において、表示部に表示する生体情報
は請求項4〜6に記載の複数の生体情報であることを特
徴とするものである。
【0011】請求項8に記載の発明は、請求項1〜7何
れかに記載の発明において、生体情報を表示部に表示す
る際に生体情報名と部位名を同時に表示することを特徴
とするものである。
れかに記載の発明において、生体情報を表示部に表示す
る際に生体情報名と部位名を同時に表示することを特徴
とするものである。
【0012】請求項9に記載の発明は、請求項1〜4、
及び請求項8何れかに記載の発明において、指紋情報を
表示部に表示する際は、特徴パターンの左右反転画像を
表示可能としたことを特徴とするものである。
及び請求項8何れかに記載の発明において、指紋情報を
表示部に表示する際は、特徴パターンの左右反転画像を
表示可能としたことを特徴とするものである。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明のI
Cカードについて説明する。なお、ICカードとして
は、外部接続端子を有する接触型ICカード、アンテナ
を内蔵した非接触型ICカード、接触型非接触型両用I
Cカード等があるが、以下の説明では単に、「ICカー
ド」という。また、生体情報に関しては指紋情報を中心
に説明する。図1は、ICカードに指紋情報を格納しI
Cカードの表示部に指紋情報を表示し、カード所持者の
指紋と照合するまでの手順について説明するためのブロ
ック図、図2は、図1の照合手順について説明するため
のブロック図、図3は、指紋特徴パターンの一例につい
て説明するための図、図4は、指紋採取時の状態につい
て説明するための図、図5は、指紋採取時の指の傾きを
修正するする手順について説明するための図、図6は、
ICカードの表示部にカード所持者の人差指の指紋特徴
パターンを表示した図、図7は、ICカードの表示部に
カード所持者の顔の特徴点(黒子)について表示した
図、図8は、本発明に使用されるICカードの一例につ
いて説明するための図、図9は、ICカードに生体情報
を書き込むための指紋情報読み取り装置とICカード発
行装置の一例について説明するための図、である。
Cカードについて説明する。なお、ICカードとして
は、外部接続端子を有する接触型ICカード、アンテナ
を内蔵した非接触型ICカード、接触型非接触型両用I
Cカード等があるが、以下の説明では単に、「ICカー
ド」という。また、生体情報に関しては指紋情報を中心
に説明する。図1は、ICカードに指紋情報を格納しI
Cカードの表示部に指紋情報を表示し、カード所持者の
指紋と照合するまでの手順について説明するためのブロ
ック図、図2は、図1の照合手順について説明するため
のブロック図、図3は、指紋特徴パターンの一例につい
て説明するための図、図4は、指紋採取時の状態につい
て説明するための図、図5は、指紋採取時の指の傾きを
修正するする手順について説明するための図、図6は、
ICカードの表示部にカード所持者の人差指の指紋特徴
パターンを表示した図、図7は、ICカードの表示部に
カード所持者の顔の特徴点(黒子)について表示した
図、図8は、本発明に使用されるICカードの一例につ
いて説明するための図、図9は、ICカードに生体情報
を書き込むための指紋情報読み取り装置とICカード発
行装置の一例について説明するための図、である。
【0014】図1は、ICカードに文字情報と、本発明
の生体情報を画像情報として入力し、必要に応じてカー
ドの表示部に表示を行なう手順を示している。図1の説
明に当たって、「生体情報」の画像入力については図
3、図4、図5を一部引用しながら説明する。ホストコ
ンピュータ等に格納してある情報の一部を、外部端末を
使用してICカードに複写記録する。図1は、指紋情報
読み取り装置の特徴点抽出部によって指紋パターンを採
取し電子データとしてホストコンピュータに個人情報の
一部として格納する際の手順について説明している。一
方、図1の文字情報入力手順の部分は、個人情報を作成
する際に、個人の属性情報を端末から入力すると共に上
述の画像情報に関する説明文や、最初のパスワード等を
入力する部分である。
の生体情報を画像情報として入力し、必要に応じてカー
ドの表示部に表示を行なう手順を示している。図1の説
明に当たって、「生体情報」の画像入力については図
3、図4、図5を一部引用しながら説明する。ホストコ
ンピュータ等に格納してある情報の一部を、外部端末を
使用してICカードに複写記録する。図1は、指紋情報
読み取り装置の特徴点抽出部によって指紋パターンを採
取し電子データとしてホストコンピュータに個人情報の
一部として格納する際の手順について説明している。一
方、図1の文字情報入力手順の部分は、個人情報を作成
する際に、個人の属性情報を端末から入力すると共に上
述の画像情報に関する説明文や、最初のパスワード等を
入力する部分である。
【0015】まず、入力端末によって前述の文字情報を
入力するS101(ステップ101) 一方で、指紋情報読み取り装置によって指紋を抽出す
る。まず、この場合右の人差し指を指紋読取センサに当
ててその人の指紋の特徴点を抽出する。指紋はその人特
有のもので万人不同、終生不変のものであり生体情報、
例えば、顔、筆跡とは一線を画するものである。指紋に
よって人の違いを識別する際には、通常手の指の末節部
分を対象とするが、人の紋には前記末節部分の指紋以外
に、手の掌部の掌紋、指の中節部の中節紋があり、いず
れも指紋と同様に万人不同である。人の識別に使用され
る紋は、最も採取し易い場所として指の末節部の「指
紋」を使用している。指紋は、指紋の大きな流れパター
ンによって蹄状紋、渦状紋、弓状紋、変態紋に分類さ
れ、これらの「紋」は特徴を有する指紋の特徴パターン
(以下指紋特徴パターンという。)によって構成されて
いる。1個の指紋は、100〜120の特徴点で構成さ
れているといわれている。指紋の特徴点は蒲鉾状の隆線
が点、短線、結合、分岐、開始、終止、曲折する要素に
分類される。指紋の特徴を識別するために、便宜的にこ
れら要素の集合体を造り、図3にその一例を示すように
代表的なものをパターン化し、これらのパターンを登録
して個人の指紋判定に使用する。個人と判断するに必要
な指紋の特徴点の数は、世界的に12個といわれている
が狭い範囲で限定利用される場合は、7個程度でも判定
可能といわれている。
入力するS101(ステップ101) 一方で、指紋情報読み取り装置によって指紋を抽出す
る。まず、この場合右の人差し指を指紋読取センサに当
ててその人の指紋の特徴点を抽出する。指紋はその人特
有のもので万人不同、終生不変のものであり生体情報、
例えば、顔、筆跡とは一線を画するものである。指紋に
よって人の違いを識別する際には、通常手の指の末節部
分を対象とするが、人の紋には前記末節部分の指紋以外
に、手の掌部の掌紋、指の中節部の中節紋があり、いず
れも指紋と同様に万人不同である。人の識別に使用され
る紋は、最も採取し易い場所として指の末節部の「指
紋」を使用している。指紋は、指紋の大きな流れパター
ンによって蹄状紋、渦状紋、弓状紋、変態紋に分類さ
れ、これらの「紋」は特徴を有する指紋の特徴パターン
(以下指紋特徴パターンという。)によって構成されて
いる。1個の指紋は、100〜120の特徴点で構成さ
れているといわれている。指紋の特徴点は蒲鉾状の隆線
が点、短線、結合、分岐、開始、終止、曲折する要素に
分類される。指紋の特徴を識別するために、便宜的にこ
れら要素の集合体を造り、図3にその一例を示すように
代表的なものをパターン化し、これらのパターンを登録
して個人の指紋判定に使用する。個人と判断するに必要
な指紋の特徴点の数は、世界的に12個といわれている
が狭い範囲で限定利用される場合は、7個程度でも判定
可能といわれている。
【0016】図1によって、指紋採取から指紋特徴点抽
出に至る手順について公開されている指紋採取、特徴点
抽出技術を参考に説明する。まず、指紋読み取りセンサ
によって指の末節部分の画像を採取し入力する(S11
1)。次に、末節部分の中心部分に特徴点を特定する。
例えば、図4において、α度の傾き10で採取された末
節部分1の中心部で特徴点(C要素)を特定(S11
2)し、その指紋特徴パターンをCと判定(S113)
し、指紋特徴パターンCを登録する。指紋特徴パターン
Cの近傍に特徴点(B要素)を定め、指紋特徴パターン
Bを登録する。指紋特徴パターンCとBの位置から時計
の針と逆周り方向に指紋特徴パターンAを特定し、次い
で、例えば、指紋特徴パターンCとAによって同様指紋
特徴パターンEを登録する。同様の手法によって指紋特
徴パターンF、D,第2のAを定める(S114)。こ
のように中心となる特徴点の周囲に特徴点を抽出(S1
14)して1つのパターンと成し、中心となる指紋特徴
パターンCを含め7個の指紋特徴パターン集団を登録す
る(S115)。このようにして得られた7個(N=
7)の指紋特徴パターンを正常な位置に修正(S11
6)して、それぞれ特徴点パターンの座標値と、修正さ
れた位置で認識される特徴点パターンが決定される(S
117)。ステップ116、117によって位置修正さ
れた状態が図5である。図4における特徴点パターン
と、図5における特徴点パターンはα度の傾きだけ異な
るために異なる特徴点パターンに置きかえられることが
多い。これは、本発明では本人の指紋を図5の状態で観
察比較するために、ICカードの表示部には図5の状態
に変換して表示するからである。図4のα度の傾きを図
5の状態に修正する場合は、末節部下端の関節部分の筋
を基準にして修正することが多い。
出に至る手順について公開されている指紋採取、特徴点
抽出技術を参考に説明する。まず、指紋読み取りセンサ
によって指の末節部分の画像を採取し入力する(S11
1)。次に、末節部分の中心部分に特徴点を特定する。
例えば、図4において、α度の傾き10で採取された末
節部分1の中心部で特徴点(C要素)を特定(S11
2)し、その指紋特徴パターンをCと判定(S113)
し、指紋特徴パターンCを登録する。指紋特徴パターン
Cの近傍に特徴点(B要素)を定め、指紋特徴パターン
Bを登録する。指紋特徴パターンCとBの位置から時計
の針と逆周り方向に指紋特徴パターンAを特定し、次い
で、例えば、指紋特徴パターンCとAによって同様指紋
特徴パターンEを登録する。同様の手法によって指紋特
徴パターンF、D,第2のAを定める(S114)。こ
のように中心となる特徴点の周囲に特徴点を抽出(S1
14)して1つのパターンと成し、中心となる指紋特徴
パターンCを含め7個の指紋特徴パターン集団を登録す
る(S115)。このようにして得られた7個(N=
7)の指紋特徴パターンを正常な位置に修正(S11
6)して、それぞれ特徴点パターンの座標値と、修正さ
れた位置で認識される特徴点パターンが決定される(S
117)。ステップ116、117によって位置修正さ
れた状態が図5である。図4における特徴点パターン
と、図5における特徴点パターンはα度の傾きだけ異な
るために異なる特徴点パターンに置きかえられることが
多い。これは、本発明では本人の指紋を図5の状態で観
察比較するために、ICカードの表示部には図5の状態
に変換して表示するからである。図4のα度の傾きを図
5の状態に修正する場合は、末節部下端の関節部分の筋
を基準にして修正することが多い。
【0017】このようにして登録された7個の特徴点パ
ターンは指画像全体に対する座標値と共に指紋特徴パタ
ーンコードが付され、その特徴点パターン集団に対して
指の識別コード(ICカード所持者の識別コード)が付
されて保管される(S118)。
ターンは指画像全体に対する座標値と共に指紋特徴パタ
ーンコードが付され、その特徴点パターン集団に対して
指の識別コード(ICカード所持者の識別コード)が付
されて保管される(S118)。
【0018】上述の文字情報と生体情報は、ホストコン
ピュータ等のファイルに分けて保管されている場合があ
り、ICカードを発行する場合はICカード所持者の識
別コードによって読み出され、統合されて(S121)
ICカードの情報記録部に格納される。パスワードは、
前述のように文字情報と一緒にICカードに書き込まれ
る場合もある。初期パスワードはカード所持者の属性情
報の一部を暫定パスワードとする場合があり、ICカー
ドを受け取ったICカード所持者は、ICカードの操作
部の入力キーで新しいパスワードを入力して使用する場
合が多く、この実施形態でも改めてパスワード登録(S
122)を行なう。パスワード入力を終えたカード所持
者は、ICカードに電池が内蔵されている場合は電池の
節電のために入力情報完了を行なってICカードの電源
をオフにする(S123)。以上でICカードへの指紋
情報入力手順、及び個人データの入力手順、パスワード
登録手順について説明した。図1では、一連の指紋の流
れを示すためにS131から、S136の指紋照合ステ
ップまで図示しているが、この手順については図2にお
いて説明する。
ピュータ等のファイルに分けて保管されている場合があ
り、ICカードを発行する場合はICカード所持者の識
別コードによって読み出され、統合されて(S121)
ICカードの情報記録部に格納される。パスワードは、
前述のように文字情報と一緒にICカードに書き込まれ
る場合もある。初期パスワードはカード所持者の属性情
報の一部を暫定パスワードとする場合があり、ICカー
ドを受け取ったICカード所持者は、ICカードの操作
部の入力キーで新しいパスワードを入力して使用する場
合が多く、この実施形態でも改めてパスワード登録(S
122)を行なう。パスワード入力を終えたカード所持
者は、ICカードに電池が内蔵されている場合は電池の
節電のために入力情報完了を行なってICカードの電源
をオフにする(S123)。以上でICカードへの指紋
情報入力手順、及び個人データの入力手順、パスワード
登録手順について説明した。図1では、一連の指紋の流
れを示すためにS131から、S136の指紋照合ステ
ップまで図示しているが、この手順については図2にお
いて説明する。
【0019】図2、図6を参照して、ICカードに格納
された指紋情報と本人の実際の指紋とを照合する手順に
ついて説明する。図6において、まず、ICカード2の
操作部23のテンキーによってICカードの電源をオン
にする(S131)。ICカードの表面には「1」〜
「0」のボタンが設けられているが、電源をオンにした
り、電源をオフにする場合は、例えば、「1」ボタン
と、「6」ボタンを同時に押すようになっている。電源
がオンされると、表示画面に「パスワード入力」の指示
画面が現れ、パスワードを入力する(S132)。カー
ドの操作部から入力されたパスワードは、図1において
ICチップの書き替え可能なメモリに記憶されているパ
スワードと照合され一致していればICカードの表示部
の表示内容が、番号が付けられた情報メニューに変る
(S133)。「3−生体情報表示」という内容を選択
(S134)して操作部の操作ボタン「3」を押す。表
示部には、図3に示すような指紋特徴パターンが生体情
報として表示される(S135)。ICカード所持者の
右人差指の指紋と表示部に表示された指紋特徴パターン
が比較されてICカード所持者の生体情報との照合が行
われる(S136)。ICカードの表示部が小さく指紋
特徴パターンが見え難い場合は、拡大された指紋特徴パ
ターンが記号と共に表示される。また、指によって指紋
が判定し難い場合は、指紋採取専用用紙があるので、専
用用紙による採取パターンを拡大鏡によって拡大して照
合することができる。
された指紋情報と本人の実際の指紋とを照合する手順に
ついて説明する。図6において、まず、ICカード2の
操作部23のテンキーによってICカードの電源をオン
にする(S131)。ICカードの表面には「1」〜
「0」のボタンが設けられているが、電源をオンにした
り、電源をオフにする場合は、例えば、「1」ボタン
と、「6」ボタンを同時に押すようになっている。電源
がオンされると、表示画面に「パスワード入力」の指示
画面が現れ、パスワードを入力する(S132)。カー
ドの操作部から入力されたパスワードは、図1において
ICチップの書き替え可能なメモリに記憶されているパ
スワードと照合され一致していればICカードの表示部
の表示内容が、番号が付けられた情報メニューに変る
(S133)。「3−生体情報表示」という内容を選択
(S134)して操作部の操作ボタン「3」を押す。表
示部には、図3に示すような指紋特徴パターンが生体情
報として表示される(S135)。ICカード所持者の
右人差指の指紋と表示部に表示された指紋特徴パターン
が比較されてICカード所持者の生体情報との照合が行
われる(S136)。ICカードの表示部が小さく指紋
特徴パターンが見え難い場合は、拡大された指紋特徴パ
ターンが記号と共に表示される。また、指によって指紋
が判定し難い場合は、指紋採取専用用紙があるので、専
用用紙による採取パターンを拡大鏡によって拡大して照
合することができる。
【0020】図3を参照して指紋特徴パターンについて
説明する。図1で説明したように1個の指紋に関して1
00から120の特徴点が存在する。そして、その中の
7個について種類と、それぞれの位置を特定してその人
の指紋情報とした場合、同様の指紋情報を有する人は本
人以外には存在しない。更に、特徴点の集合体である図
3に示すような分岐パターンを含む集合パターンを設定
することができれば見易くなり、目視で判定できる領域
になってくる。指紋の合致確立を推定するにあたり、図
1で説明したように2点づつ合致特徴点を追加していっ
た場合、特徴点の組み合わせで同一である確率は、7個
の特徴点を特定する場合は、160億分の1、また、6
個の特徴点を特定する場合は、1.1億分の1となる。
世界の人口は約60億人であるから上述の計算値から7
点の特徴点を特定すればよいことが判る。
説明する。図1で説明したように1個の指紋に関して1
00から120の特徴点が存在する。そして、その中の
7個について種類と、それぞれの位置を特定してその人
の指紋情報とした場合、同様の指紋情報を有する人は本
人以外には存在しない。更に、特徴点の集合体である図
3に示すような分岐パターンを含む集合パターンを設定
することができれば見易くなり、目視で判定できる領域
になってくる。指紋の合致確立を推定するにあたり、図
1で説明したように2点づつ合致特徴点を追加していっ
た場合、特徴点の組み合わせで同一である確率は、7個
の特徴点を特定する場合は、160億分の1、また、6
個の特徴点を特定する場合は、1.1億分の1となる。
世界の人口は約60億人であるから上述の計算値から7
点の特徴点を特定すればよいことが判る。
【0021】世界的には個人を特定するために必要な特
徴点の数を12としている。これは、特徴点自体がそれ
ほど明確に区別できるものではないことと、照合の対象
となる指紋が鮮明に採取されている場合が少ないことに
よるとされている。図3は指紋特徴パターンの一例で、
1つの特徴パターンに2つ以上の特徴点を含んでいる場
合がある。従って図3のような特徴パターンの集合で個
人の特徴を決める場合は、特徴パターンの数は7個で十
分である。
徴点の数を12としている。これは、特徴点自体がそれ
ほど明確に区別できるものではないことと、照合の対象
となる指紋が鮮明に採取されている場合が少ないことに
よるとされている。図3は指紋特徴パターンの一例で、
1つの特徴パターンに2つ以上の特徴点を含んでいる場
合がある。従って図3のような特徴パターンの集合で個
人の特徴を決める場合は、特徴パターンの数は7個で十
分である。
【0022】図3、図4、図5を参照して指紋の特徴を
特定し個人の指紋情報とする手順について説明する。ま
ず、指紋入力部である指紋読み取りセンサによって指の
末節部分の画像を採取する。次に、特徴点の中心を特定
する。例えば、図4において、α度の傾き10で採取さ
れた末節部分1の中心部で特徴点を特定する。図4に示
す指紋は渦状紋で、多くの場合、末節部分1の中心部に
渦巻きパターンCがある。従ってまず、指紋特徴パター
ンCを特定し登録する。指紋特徴パターンCの近傍に次
の特徴点を探し、点状の指紋特徴パターンがあったので
指紋特徴パターンBを登録する。指紋特徴パターンCと
Bの位置から時計と逆周り方向に指紋特徴パターンAを
特定し、次いで、例えば、指紋特徴パターンCとAによ
って指紋特徴パターンEを登録する。同様の手法によっ
て指紋特徴パターンF、D、第2のAを定め登録する。
このように中心となる特徴点を特定しその周囲に複数の
特徴点を抽出してその指紋のパターンとして登録をす
る。図4で得られた7個の指紋特徴パターンを図5に示
す正常な位置に修正して、それぞれ特徴点パターンの座
標値を決める。修正された座標値で認識される特徴点パ
ターンが決定され、登録される。図4における採取指紋
の傾きはα度であるが、このα度の傾きは、末節部下端
の関節部分の筋18が縦軸zに対して90度で交わるよ
うに修正される。即ち、x軸と前記末節部下端の関節部
分の筋18が重なるように設定した場合にx軸に直交す
るy軸が縦軸zと何度傾いているかを割り出して図5の
ように修正する。
特定し個人の指紋情報とする手順について説明する。ま
ず、指紋入力部である指紋読み取りセンサによって指の
末節部分の画像を採取する。次に、特徴点の中心を特定
する。例えば、図4において、α度の傾き10で採取さ
れた末節部分1の中心部で特徴点を特定する。図4に示
す指紋は渦状紋で、多くの場合、末節部分1の中心部に
渦巻きパターンCがある。従ってまず、指紋特徴パター
ンCを特定し登録する。指紋特徴パターンCの近傍に次
の特徴点を探し、点状の指紋特徴パターンがあったので
指紋特徴パターンBを登録する。指紋特徴パターンCと
Bの位置から時計と逆周り方向に指紋特徴パターンAを
特定し、次いで、例えば、指紋特徴パターンCとAによ
って指紋特徴パターンEを登録する。同様の手法によっ
て指紋特徴パターンF、D、第2のAを定め登録する。
このように中心となる特徴点を特定しその周囲に複数の
特徴点を抽出してその指紋のパターンとして登録をす
る。図4で得られた7個の指紋特徴パターンを図5に示
す正常な位置に修正して、それぞれ特徴点パターンの座
標値を決める。修正された座標値で認識される特徴点パ
ターンが決定され、登録される。図4における採取指紋
の傾きはα度であるが、このα度の傾きは、末節部下端
の関節部分の筋18が縦軸zに対して90度で交わるよ
うに修正される。即ち、x軸と前記末節部下端の関節部
分の筋18が重なるように設定した場合にx軸に直交す
るy軸が縦軸zと何度傾いているかを割り出して図5の
ように修正する。
【0023】図6に示すように、ICカード2は、IC
モジュール端子22、操作部23、表示部21を備えて
いる。操作部23は、10個のパネルボタンからなり、
これらボタンを操作して、例えば、表示部の電源をオン
にしたり、パスワードを入力したり、表示部に表示する
内容のメニューを表示して表示内容を選択する。図6で
は、指紋の特徴点パターンを表示している。表示部の表
示によれば、生体情報名と、部位名は「指紋は右人差
指」212であることを漢字で表示し、併せて「右人差
指の指紋」211を左右逆画像で表示している。左右逆
像で表示する理由は、直接指を観察して表示部の指紋
(211)と照合する場合、指紋採取装置で採取された
画像は指の画像と左右逆になっているからである。も
し、指紋を紙のような平面に押捺してICカード表示部
の指紋と照合する場合は、そのまま比較すれば良いため
逆像に変換する必要はない。左右逆画像を表示させる
か、そのまま表示させるかは操作ボタンによって行な
う。図1において説明したように、指の末節部の中央に
特定した7個の指紋特徴パターンによってカード所持者
の指紋とICカードが記憶している情報を照合すれば良
いようになっている。
モジュール端子22、操作部23、表示部21を備えて
いる。操作部23は、10個のパネルボタンからなり、
これらボタンを操作して、例えば、表示部の電源をオン
にしたり、パスワードを入力したり、表示部に表示する
内容のメニューを表示して表示内容を選択する。図6で
は、指紋の特徴点パターンを表示している。表示部の表
示によれば、生体情報名と、部位名は「指紋は右人差
指」212であることを漢字で表示し、併せて「右人差
指の指紋」211を左右逆画像で表示している。左右逆
像で表示する理由は、直接指を観察して表示部の指紋
(211)と照合する場合、指紋採取装置で採取された
画像は指の画像と左右逆になっているからである。も
し、指紋を紙のような平面に押捺してICカード表示部
の指紋と照合する場合は、そのまま比較すれば良いため
逆像に変換する必要はない。左右逆画像を表示させる
か、そのまま表示させるかは操作ボタンによって行な
う。図1において説明したように、指の末節部の中央に
特定した7個の指紋特徴パターンによってカード所持者
の指紋とICカードが記憶している情報を照合すれば良
いようになっている。
【0024】図7に示すICカード2の部品構成は図6
と同様である。図6で説明したように表示部によって表
示する内容のメニューを表示し、生体情報一覧を表示さ
せ、生体情報のメニューから顔の特徴点表示を選択す
る。まず表示部の左側に生体情報名と部位名である「黒
子、顔左」214を漢字で表示し、併せて顔の左側に黒
子があることを示す「顔画像」213が表示される。
「顔画像」213に描写されている顔の黒子は本人にと
って顔の左であることが明確になっている。
と同様である。図6で説明したように表示部によって表
示する内容のメニューを表示し、生体情報一覧を表示さ
せ、生体情報のメニューから顔の特徴点表示を選択す
る。まず表示部の左側に生体情報名と部位名である「黒
子、顔左」214を漢字で表示し、併せて顔の左側に黒
子があることを示す「顔画像」213が表示される。
「顔画像」213に描写されている顔の黒子は本人にと
って顔の左であることが明確になっている。
【0025】図7では顔の黒子について説明したが、顔
の「黒子」が、顔の「傷跡」でも、「痣」でも良い。但
しこの生体情報の場合、指紋と違って除去したり、成形
によって修正することが可能であるために、生体情報表
示画面の表示内容に関してのICカードへの入力が自由
に行なわれないように厳しく管理されなければならな
い。
の「黒子」が、顔の「傷跡」でも、「痣」でも良い。但
しこの生体情報の場合、指紋と違って除去したり、成形
によって修正することが可能であるために、生体情報表
示画面の表示内容に関してのICカードへの入力が自由
に行なわれないように厳しく管理されなければならな
い。
【0026】図8を参照して本発明に使用されるICカ
ードの一例について説明する。ICカードには前述のよ
うに、接触型ICカード、非接触型ICカード、接触型
非接触型両用ICカードがある。接触型ICカードは外
部端末から外部接続端子を経由して電力が供給されるた
めに通常は電池を内蔵しない。非接触型ICカードに
は、アンテナを内蔵して外部から無線で電力の供給を受
けるものと、内部に電池を内蔵して電力を供給する2つ
のタイプがある。しかし、ICチップに格納している情
報をICカードの表示部に表示させるためにはカード内
部に電池を内蔵している方が便利である。本発明では、
ICカードの表示部に生体情報の目視判定画像を表示す
る必要がありカード内部に電池を内蔵している。
ードの一例について説明する。ICカードには前述のよ
うに、接触型ICカード、非接触型ICカード、接触型
非接触型両用ICカードがある。接触型ICカードは外
部端末から外部接続端子を経由して電力が供給されるた
めに通常は電池を内蔵しない。非接触型ICカードに
は、アンテナを内蔵して外部から無線で電力の供給を受
けるものと、内部に電池を内蔵して電力を供給する2つ
のタイプがある。しかし、ICチップに格納している情
報をICカードの表示部に表示させるためにはカード内
部に電池を内蔵している方が便利である。本発明では、
ICカードの表示部に生体情報の目視判定画像を表示す
る必要がありカード内部に電池を内蔵している。
【0027】操作部23の操作ボタンによって電源をオ
ンにすると、IF部222を介して電源部(電池)22
5がCPU223と表示部ドライバー226に電力の供
給を開始する。CPU223は、情報記録部224に格
納されている表示情報のメニューを表示部ドライバーソ
フトが格納されている表示部制御チップ226に送信す
る。カード所持者はカードの表示部に表示された「パス
ワード入力」の指示に従って操作部23から操作ボタン
によってパスワードを入力する。入力されたパスワード
は、CPUによって一旦RAM(図示せず)に記憶され
る。一方CPUは情報記録部224に格納されている登
録パスワードを読出し、前記RAMに一時保管されてい
るパスワードと照合する。両者が一致すれば、CPU
は、次のメニューを例えば情報記憶部から読み出して表
示部制御チップ226に送信する。カード所持者はメニ
ュー内容から、「3−生体情報表示」の先頭に添付され
た番号3を操作ボタンによって入力する。表示部には情
報記録部224に格納されているカード所持者の指紋特
徴パターンが表示される。
ンにすると、IF部222を介して電源部(電池)22
5がCPU223と表示部ドライバー226に電力の供
給を開始する。CPU223は、情報記録部224に格
納されている表示情報のメニューを表示部ドライバーソ
フトが格納されている表示部制御チップ226に送信す
る。カード所持者はカードの表示部に表示された「パス
ワード入力」の指示に従って操作部23から操作ボタン
によってパスワードを入力する。入力されたパスワード
は、CPUによって一旦RAM(図示せず)に記憶され
る。一方CPUは情報記録部224に格納されている登
録パスワードを読出し、前記RAMに一時保管されてい
るパスワードと照合する。両者が一致すれば、CPU
は、次のメニューを例えば情報記憶部から読み出して表
示部制御チップ226に送信する。カード所持者はメニ
ュー内容から、「3−生体情報表示」の先頭に添付され
た番号3を操作ボタンによって入力する。表示部には情
報記録部224に格納されているカード所持者の指紋特
徴パターンが表示される。
【0028】表示された指紋特徴パターンとカード所持
者の指紋が照合される。照合に必要な時間が経過する
と、ROM223または、表示部制御チップ226に設
けられたタイマーによってICカードの電源が切断され
る。例えば、表示用の指紋特徴パターンが格納されてい
る指紋特徴パターン辞書は、図8では表示部制御チップ
226に格納されているがICカードの主メモリ部であ
る書替え可能な情報記録部224に格納されても良い。
これらICカードの制御はROM223に書き込まれた
プログラムによって行なわれる。本発明では、ICカー
ドの駆動電力は電池から供給するようになっているが、
アンテナを内蔵してアンテナから充電タイプの電池に電
力を補給するようにしても良い。表示部は、液晶型のモ
ノクロでもカラーでも良く、また、液晶の背面は透明な
状態になっていても、反射状態になっていても良い。
者の指紋が照合される。照合に必要な時間が経過する
と、ROM223または、表示部制御チップ226に設
けられたタイマーによってICカードの電源が切断され
る。例えば、表示用の指紋特徴パターンが格納されてい
る指紋特徴パターン辞書は、図8では表示部制御チップ
226に格納されているがICカードの主メモリ部であ
る書替え可能な情報記録部224に格納されても良い。
これらICカードの制御はROM223に書き込まれた
プログラムによって行なわれる。本発明では、ICカー
ドの駆動電力は電池から供給するようになっているが、
アンテナを内蔵してアンテナから充電タイプの電池に電
力を補給するようにしても良い。表示部は、液晶型のモ
ノクロでもカラーでも良く、また、液晶の背面は透明な
状態になっていても、反射状態になっていても良い。
【0029】図9において、指紋情報読み取り装置4の
指紋入力部(指紋読み取りセンサ)41に指を押し当て
ると、通常の指紋データを取り込んで指紋情報をデータ
圧縮部43に送ると同時に、指紋の特徴点を抽出するた
めに指紋特徴パターンを読み取り、特徴パターン毎にパ
ターンコードと、座標値を付ける。前記指紋パターンコ
ード及び、各座標値をデータ圧縮部43に送り、指紋情
報、ICカード所持者識別コードと共に指紋データ保管
部44に保管する。指紋情報読み取り装置に接続された
ICカード発行装置3は、ICカード所持者の識別コー
ドを読出し、この識別コードに対応する指紋データを指
紋データ保管部から読出しICカードの情報記録部に記
録する。
指紋入力部(指紋読み取りセンサ)41に指を押し当て
ると、通常の指紋データを取り込んで指紋情報をデータ
圧縮部43に送ると同時に、指紋の特徴点を抽出するた
めに指紋特徴パターンを読み取り、特徴パターン毎にパ
ターンコードと、座標値を付ける。前記指紋パターンコ
ード及び、各座標値をデータ圧縮部43に送り、指紋情
報、ICカード所持者識別コードと共に指紋データ保管
部44に保管する。指紋情報読み取り装置に接続された
ICカード発行装置3は、ICカード所持者の識別コー
ドを読出し、この識別コードに対応する指紋データを指
紋データ保管部から読出しICカードの情報記録部に記
録する。
【0030】
【発明の効果】本発明のICカードは、ICカードに形
成された表示部によって指紋特徴パターンが確認できる
ので、専用端末や、パーソナルコンピュータを介するこ
となく視覚的に照合でき緊急時などに有用である。特
に、カード所持者が特殊な病気を抱えていて、ICカー
ドに記録され、表示された対応処置を緊急に実施しなけ
ればならないような場合に、本人とカードの照合が可能
なため適切な処置が実施可能になる。
成された表示部によって指紋特徴パターンが確認できる
ので、専用端末や、パーソナルコンピュータを介するこ
となく視覚的に照合でき緊急時などに有用である。特
に、カード所持者が特殊な病気を抱えていて、ICカー
ドに記録され、表示された対応処置を緊急に実施しなけ
ればならないような場合に、本人とカードの照合が可能
なため適切な処置が実施可能になる。
【図1】ICカードに指紋情報を格納しICカードの表
示部に指紋情報を表示し、カード所持者の指紋と照合す
るまでの手順について説明するためのブロック図
示部に指紋情報を表示し、カード所持者の指紋と照合す
るまでの手順について説明するためのブロック図
【図2】図1の照合手順について説明するためのブロッ
ク図
ク図
【図3】指紋特徴パターンの一例について説明するため
の図
の図
【図4】指紋採取時の状態について説明するための図
【図5】指紋採取時の指の傾きを修正するする手順につ
いて説明するための図
いて説明するための図
【図6】ICカードの表示部にカード所持者の人差し指
の指紋特徴パターンを表示した図
の指紋特徴パターンを表示した図
【図7】ICカードの表示部にカード所持者の顔の特徴
点(黒子)について表示した図
点(黒子)について表示した図
【図8】本発明に使用されるICカードの一例について
説明するための図
説明するための図
【図9】ICカードに生体情報を書き込むための指紋情
報読み取り装置とICカード発行装置の一例について説
明するための図
報読み取り装置とICカード発行装置の一例について説
明するための図
1 末節指
2 ICカード
3 ICカード発行装置
4 指紋情報読み取り装置
10 傾き
11、12、13、14、15、16、17 指紋特徴
パターンの一例 21 表示部 22 ICモジュール 23 操作部 41 指紋入力部 42 指紋の特徴点抽出部 43 データ圧縮部 44 指紋データ保管部 211 指紋 212、214 生体情報名 213 顔画像 222 IF部 223 CPU・ROM部 224 情報記録部(指紋情報等を格納) 225 電源部(電池) 226 表示部制御チップ 2130 黒子
パターンの一例 21 表示部 22 ICモジュール 23 操作部 41 指紋入力部 42 指紋の特徴点抽出部 43 データ圧縮部 44 指紋データ保管部 211 指紋 212、214 生体情報名 213 顔画像 222 IF部 223 CPU・ROM部 224 情報記録部(指紋情報等を格納) 225 電源部(電池) 226 表示部制御チップ 2130 黒子
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
Fターム(参考) 2C005 MA04 MB03 MB10 NA02 NA06
NB01 QB01 SA06 SA07 SA12
SA14 SA15 TA21 TA22
5B035 AA14 BA03 BB09 BC01 CA06
5B058 CA01 KA02 KA11 KA37 KA38
YA18
Claims (9)
- 【請求項1】ICチップを内蔵し、ICチップの記憶情
報を表示する表示部、及び操作部を備えたICカードで
あって、 前記ICチップには、少なくとも前記ICカードの所持
者の生体情報が格納され、該ICカードの所持者を特定
する手段の1つとして、生体情報を前記表示部に表示す
ることを特徴とするICカード。 - 【請求項2】生体情報を表示部に表示する場合、ICカ
ードの操作部から入力されるICカードの所持者の固有
情報と、ICチップ内に記録された該固有情報がICチ
ップ内で照合され、照合結果が正しい場合に表示部に生
体情報が表示されることを特徴とする請求項1に記載の
ICカード。 - 【請求項3】生体情報は特徴パターン及びその位置情報
であり、固有情報はパスワードであることを特徴とする
請求項2に記載のICカード。 - 【請求項4】生体情報は指紋情報であることを特徴とす
る請求項1〜3何れかに記載のICカード。 - 【請求項5】生体情報は黒子情報であることを特徴とす
る請求項1〜3何れかに記載のICカード。 - 【請求項6】生体情報は痣情報であることを特徴とする
請求項1〜3何れかに記載のICカード。 - 【請求項7】表示部に表示する生体情報は請求項4〜6
に記載の複数の生体情報であることを特徴とする請求項
1〜3何れかに記載のICカード。 - 【請求項8】生体情報を表示部に表示する際に生体情報
名と部位名を同時に表示することを特徴とする請求項1
〜7何れかに記載のICカード。 - 【請求項9】指紋情報を表示部に表示する際は、特徴パ
ターンの左右反転画像を表示可能としたことを特徴とす
る請求項1〜4、及び請求項8何れかに記載のICカー
ド。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002008291A JP2003208592A (ja) | 2002-01-17 | 2002-01-17 | Icカード |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002008291A JP2003208592A (ja) | 2002-01-17 | 2002-01-17 | Icカード |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003208592A true JP2003208592A (ja) | 2003-07-25 |
Family
ID=27646593
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2002008291A Pending JP2003208592A (ja) | 2002-01-17 | 2002-01-17 | Icカード |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2003208592A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2014099776A (ja) * | 2012-11-15 | 2014-05-29 | I-O Data Device Inc | 暗号情報自動更新システム |
Citations (7)
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---|---|---|---|---|
JPS6455288A (en) * | 1987-08-27 | 1989-03-02 | Kyodo Printing Co Ltd | Ic card |
JPH03275390A (ja) * | 1990-03-26 | 1991-12-06 | Toshiba Corp | 電子名札 |
JPH0986079A (ja) * | 1995-09-22 | 1997-03-31 | Hochiki Corp | Idカード |
JPH09134428A (ja) * | 1995-11-09 | 1997-05-20 | Hitachi Vlsi Eng Corp | 個人識別方法および個人識別装置 |
JP2001034760A (ja) * | 1999-07-22 | 2001-02-09 | Oki Electric Ind Co Ltd | 印鑑照合装置 |
JP2001052142A (ja) * | 1999-08-06 | 2001-02-23 | Toshiba Corp | Idカード、idカード発行装置ならびにidカード認証装置 |
JP2001273498A (ja) * | 2000-03-24 | 2001-10-05 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | バイオメトリックに基づく本人認証装置、本人認証システム、本人認証用カード及び本人認証方法 |
-
2002
- 2002-01-17 JP JP2002008291A patent/JP2003208592A/ja active Pending
Patent Citations (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2001273498A (ja) * | 2000-03-24 | 2001-10-05 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | バイオメトリックに基づく本人認証装置、本人認証システム、本人認証用カード及び本人認証方法 |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2014099776A (ja) * | 2012-11-15 | 2014-05-29 | I-O Data Device Inc | 暗号情報自動更新システム |
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---|---|---|---|
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