JP2006052724A - ファン停止検出方法、及びファン停止検出装置 - Google Patents

ファン停止検出方法、及びファン停止検出装置 Download PDF

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Teruo Kawaguchi
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Masaru Sasaki
賢 佐々木
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Abstract

【課題】 ファンの回転数低下又は回転停止を検知するための簡単な構造で取付けが容易なファン停止検出装置及び該方法を提供する。
【解決手段】 ファンの回転で発生する空気の流動による風圧の作用を受けて移動、回転、変形する部材の状態を検出する。ファン停止検出装置1は、気体の流動の結果生ずる風圧の作用で移動、回転、変形する部材2と、前記部材2が移動、回転、変形する状態を検出するセンサ6と、前記部材2及びセンサ6を支持してファンに近接する位置に固定する固定部材8とから構成される。前記部材2は一端をシャフト3により回動可能に軸支され、他端を自由端とし、前記部材2が風圧により前記軸支された一端を中心に回動する状況を側面からセンサ6で検出する。前記回動した状態の部材2が基の状態に戻った場合、ファンが回転停止、又は回転数低下したことが検出される。
【選択図】図1

Description

本発明は、気体を流動させるためのファンの回転数が低下し、又は回転が停止した際、これを検出するための方法及び装置に関するもので、より具体的には、発熱源を含む設備の放熱用に使用される冷却ファンの回転数低下又は回転停止を検出するための方法、及び装置に関する。
通常、操作機器、通信機器、加工機器など各種設備のほとんどには発熱源が含まれている。これら発熱源は、電気的要素によるもののほか、ガスや石油などの可燃物の燃焼によるもの、摺動部分で発生する摩擦熱によるものなど、各種形態が考えられる。そしてこれら設備は、可動部分の保護、あるいは外部への安全や騒音対策などの観点から本体部分がケーシングで覆われていることが多い。
設備をケーシングで覆った場合、ケーシング内部にこもる熱を外部へ逃がすため、一般に冷却ファンが使用されている。冷却ファンは、回転によって空気を流動させ、内部の熱を外部へ放出すると共に冷たい外気をケーシング内に導入して設備を冷却し、保護する役割を果たす。また、この冷却の作用によって摺動部の焼き付きや火災などの事故発生原因を未然に防いでいる。このため、設備の稼動中には冷却ファンが回転していることが必須であり、万一何らかの原因によって冷却ファンの回転数が低下し、又は回転が停止した場合には不測の事態を招きかねない。
また、上述した冷却用のファンにかぎらず、例えば換気用、送風用、循環用に気体を流動させるためのファンも同様であって、ファンの回転数低下、又は回転停止によってファン本来の機能が果たせなくなり、例えば新鮮な空気の導入が中断され、あるいは有害ガスが充満するなどの不測の事態を招くことになる。これらファンの回転数低下、回転停止の原因としては、ファンを駆動する電気モータの耐久期限切れ、使用条件の急激な変化、外部からの回転阻害要因の付加などが挙げられる。
かかる事態を防ぐため、従来からファンの停止を検知するための各種対応策が採られている。冷却ファンの場合、広く行われている対応策は、機器内に温度センサを設け、冷却ファンの停止時に上昇する温度を検知してアラームを発するものである。最近になって見られる対応策は、電気モータの停止を電気回路から検出するもので(例えば、特許文献1、2参照。)、この対応策によれば、温度上昇とは関係しない、例えば換気目的のファンを駆動する電気モータへの適用も可能である。
実開昭57−188992号公報 実開昭60−118762号公報
しかしながら、上述したような従来の対応策には問題があった。まず、機器内に温度センサを設ける方式では、冷却ファンが停止してもある程度高温になるまでセンサは異常を検知することができない。そのため、センサが異常を検出するまでの間、センサが感知できない局部的な温度上昇が生じて一部の電子機器などが破壊に至る事態が起こり得る。これを防ぐためにセンサの感知能力を高めることもできるが、外気温度などの使用条件の変化に対応して冷却ファンが稼動中であってもセンサが過剰反応することにもつながり、かえって混乱を生む原因ともなる。また、熱的に防御すべき設備内の多数の箇所にセンサを設けた場合にはコスト的な問題が生じる。
次に、電気モータの停止を電気回路で検出する機構では、確かに冷却ファンの停止を確実に知る有効な手段であるものの、市場で既に稼動中の設備にこの機構を備えた例は未だ極めて少ないのが実状である。また、既に設置されて稼動中の設備に当該機構を取付けるには、回路又は電気モータの取替えが必要となり手間とコストがかかる。特に冷却ファンである場合、その駆動用電気モータは設備の中に組み込まれていることからその取り扱いが煩雑であり、しかも取替えのための操業停止も必要であることも加わって取替えを進め難いのが現実である。
以上より、ファンが回転数低下又は回転停止した際に、これを確実に検出することができる、簡単な構造で取付けが容易であり、特に市場で既に稼動している設備に対しても「後付け」による装着が容易なファン停止検出装置、ならびにファン停止検出方法を求めるニーズが市場に存在している。特に冷却ファンを備えた設備であって、現在は温度センサのみを頼りにファンの停止を検出するよう構成された稼動中の設備に対し、取付けが容易で安価なファン停止検出の技術を提供することは有効である。本発明は、従来技術による問題点を解消し、上述した市場ニーズに応えることを目的としている。
本発明は、ファンの回転による気体の流動の結果発生する風圧の作用を受けて移動、回転、又は変形する部材を利用し、風圧の変動による前記部材の状態の変化をセンサで検出することによってファン停止などの異常事態を検出して前記問題を解消するもので、具体的には以下の内容を含む。
すなわち、本発明にかかる1つの態様は、回転により気体を流動させるファンの回転数低下又は回転停止を、前記気体の流動の結果生ずる風圧の作用を受けて移動、回転、又は変形する部材の状態を検出することにより、検出することを特徴とするファン停止検出方法に関する。
前記ファンで気体を流動させることにより、設備の発熱源から生ずる熱を冷却することが可能である。その際、前記設備内部にある気体を前記ファンを用いて設備外部に吹き出す方向、又は外気を設備内に導入する方向に気体を流動させることができる。
本発明にかかる他の態様は、回転により気体を流動させるファンの回転数低下又は回転停止を検出するためのファン停止検出装置であって、前記気体の流動の結果生ずる風圧の作用で移動、回転、又は変形する部材と、前記部材が移動、回転、又は変形する状態を検出するセンサと、前記部材及びセンサを支持して前記ファンに近接する位置に固定する固定部材とから構成されていることを特徴とするファン停止検出装置に関する。
前記気体の流動する方向は、水平方向、垂直方向を含むいずれの方向であっても、また、前記ファンの回転により設備内に気体を吸い込む吸い込み方向、設備外に気体を吹き出す吹き出し方向のいずれであっても、前記ファンの回転数低下又は回転停止を検出可能とすることができる。
前記ファンは、発熱源を有する設備の熱を冷却するために気体を流動させる冷却ファンとすることができる。
前記部材は、1つの端部を回動可能に軸支され、前記端部に対向する他の端部を自由端とした薄板状部材とすることができる。あるいは前記部材は、中央部で回動可能、かつ平衡状態へ復元可能に軸支され、前記軸支部分を境界として区分されるいずれか一方の部分が前記気体の流動による風圧の作用を受ける前記ファンに対向した流動域内、いずれか他方の部分が前記風圧の作用を受けない流動域外となるよう配置される薄板状部材とすることができる。
前記センサは、前記薄板状部材の回動前又は回動後のいずれかの位置、もしくは前記回動前と回動後の両位置の間の任意の位置で、前記薄板状部材、又は前記薄板状部材と共に回動する検出片のいずれかを検出するよう配置することができる。
前記部材は、前記気体の流動する方向と直交する平面内で回転可能に配置されたプロペラ状部材から構成され、前記センサは、前記気体の流動の結果生ずる風圧により回転するプロペラ状部材、又は前記プロペラ状部材と同期して回転する検出片のいずれかの通過を検出するよう配置することができる。
代替として前記部材は、前記気体の流動の結果発生する風圧の作用により変形する薄板状部材から構成し、前記センサは、前記薄板状部材に貼付されて前記薄板状部材の変形を検出する歪センサとしてもよい。
前記固定部材は、磁力式、スナップ式、引っ掛け式のいずれかの結合を利用したワンタッチ取り付け手段を備えることができる。
以上の各ファン停止検出装置は、前記ファンの回転によって生ずる気体の流動方向を変えるダクトを介して取り付けることができる。当該ダクトは、前記ファン停止検出装置の少なくとも一部を覆っていることが好ましい。また、各ファン停止検出装置は、少なくとも鉛直方向上方を覆うカバーをさらに備えることもできる。
本発明にかかる他の態様は、回転により気体を流動させるファンの回転数低下又は回転停止を検出するためのファン停止検出装置であって、前記気体の流動の結果生ずる風圧の作用を受けて移動、回転、又は変形する部材と、前記部材が移動、回転、又は変形する状態を検出するセンサと、前記部材及びセンサを支持して前記ファンに近接する位置に固定する固定部材と、前記流動する気体の流れの向きを変えるダクトとから構成されていることを特徴とするファン停止検出装置に関する。
本発明にかかる更に他の態様は、同じくファン停止検出装置であって、前記気体の流動の結果生ずる風圧の作用を受けて移動、回転、又は変形する部材と、前記部材が移動、回転、又は変形する状態を検出するセンサと、前記部材及びセンサを支持して前記ファンに近接する位置に固定する固定部材と、前記移動、回転、又は変形する部材と前記センサのいずれか一方又は双方の少なくとも鉛直方向上方を覆うカバーとから構成されていることを特徴とするファン停止検出装置に関する。
本発明に係る更に他の態様は、設備の発熱源から発生する熱を外部へ放出するよう回転して気体を流動させる冷却ファンであって、前記冷却ファンの回転数低下または回転停止を検出するため、上述したいずれか一のファン停止検出装置を備えていることを特徴とする冷却ファンに関する。
本発明にかかる更に他の態様は、発熱源から発生する熱を外部に放出するための冷却ファンを備えた設備であって、前記冷却ファンの回転数低下又は回転停止を検出するため、上述したいずれか一のファン停止検出装置を備えていることを特徴とする設備に関する。
本発明の実施により、簡単な機構でファンの回転数低下や回転停止を瞬時に検出することができる、安価でしかも既存の各種設備にも容易に取付けが可能なファン停止検出装置を提供することができる。これにより、過熱による設備の損傷や不具合、あるいは換気や送風の不良による不測の事態を防ぐことができる。
本発明に係る第1の実施の形態のファン停止検出装置につき、図面を参照して説明する。本実施の形態にかかるファン停止検出装置は、ファンの回転により気体を流動させた結果生ずる風圧を利用して部材を移動又は回転させ、これをセンサで検出する形式のファン停止検出装置に関する。図1(a)〜(c)は、本実施の形態にかかるファン停止検出装置の1態様を示している。
図1(a)において、本実施の形態にかかるファン停止検出装置1は、設備50の冷却用に使用されるファン・アセンブリ51のファン開口部53又は冷却ファン54に対向して配置される。ファン開口部53は、ファン・アセンブリ51の内部で回転する冷却ファン54によって流動する気体(空気)の通過窓で、冷却ファン54の回転方向に応じて設備50内部の気体を外部へ吹き出すための吹き出し口、又は冷たい外気を設備50内部へ導入するための吸い込み口となる。いずれの場合も、設備50の内部にある熱を外部に放出するものである。ファン開口部53は、冷却ファン54の回転による危険を防止するため、通常は網、柵状の部材で覆われている。
ファン停止検出装置1は、気体の流動に伴う風圧の作用で回動可能な薄板状に形成された部材(以下、「薄板状部材」という。)2と、薄板状部材2の上端を回動自在に軸支するシャフト3と、薄板状部材2が回動する状態を検知するセンサ6(6a、6b)と、薄板状部材2及びセンサ6を保持して、ファン・アセンブリ51に対向して図の破線矢印で示すように取り付け可能とする固定部材8(8a、8b)とから構成されている。図示の例で、センサ6は投光部6aと受光部6bからなる投受光分離型センサであり、投光部6a、受光部6b間の光軸を薄板状部材2で遮光しているか否かを検出する。センサ6による検出信号は図示しない制御部に送信され、制御部は前記検出信号に基づいて薄板状部材2の状態、すなわち、風圧の作用がなく静止状態にあるか、あるいは風圧の作用を受けて回動した位置(冷却ファンが吹き出す場合は図の破線の位置、冷却ファンが吸い込む場合はファン開口部53を覆う網に吸い付けられた位置)の状態にあるかを判断する。
以上のように構成されたファン停止検出装置1は、以下のように動作する。まず、設備50の稼動開始に伴って冷却ファン54が回転を始めると、冷却ファン54周囲の気体が流動する。この気体の流動によって風圧が発生し、発生した風圧はファン開口部53に対向して配置された薄板状部材2に作用する。薄板状部材2は上端のみをシャフト3によって軸支されているため、気体の流動が薄板状部材2に向う方向であるとすれば、前記風圧の作用で薄板状部材2は図の破線で示すように上端を中心に図の手前側に回動し、ファンが動いている間中、略その位置の状態を保つ。この薄板状部材2の動きがセンサ6により検出され、前記制御部は薄板状部材2が回動したことを認識する。
図1(b)は図1(a)に示すファン停止検出装置1を正面から見た断面図である。図1(b)において、分離型のセンサ6の投光部6aから光が照射され、この光が図の一点鎖線に示す光軸に沿って受光部6bに向かう。冷却ファン54が停止中で風圧がない場合、薄板状部材2は静止状態(鉛直位置)にあり、前記光は薄板状部材2によって遮断されている。冷却ファン54が回転を始めて気体の流動に伴う風圧が発生すると、薄板状部材2がシャフト3を中心に回動して投光部6a、受光部6bの光軸外に移動することから、薄板状部材2の回動が検出される。
設備50が稼動状態にあれば、このようにセンサ6の投光部6aの光が受光部6bにて検出される状態(すなわち、薄板状部材2が光軸外にある状態)が正常である。何らかの原因によって冷却ファン54が回転停止をすると、風圧が消滅するために薄板状部材2が静止状態に戻ってセンサ6の間を遮蔽する。このときのセンサ6による検出信号が直ちに制御部に伝えられ、制御部は冷却ファン54が停止したと判断して例えばアラームを発するなどの必要な対応を図ることができる。設備50がオフとなって稼動が停止した状態で薄板状部材2が検出された場合には、制御部は、正常な停止状態であると判断する。
図1(c)は、上述したファン停止検出装置1の他の構成を示している。ここでは、薄板状部材2を軸支するシャフト3が薄板状部材2と共に回動するよう構成され、シャフト3の一端にドグ、すなわち検出片4が固定されている。検出片4の自由端は、発光部と受光部が対向して配置されたセンサ6の間に挟まれるように配置される。このセンサ6は、市場で入手できる一般的なセンサである。このような構成によるファン停止検出装置1の動作は、先の図1(b)に示すものと同様であるが、センサ6が検出片4を介して薄板状部材2の動きを検出する点が異なる。
なお、薄板状部材2は、冷却ファン54に対向する表面積が広いほど風圧を検知する感度が高くなるが、これに伴い薄板状部材2が障壁となって冷却ファン54の冷却効率が低下する虞も生じ得る。このための対策として、薄板状部材2をできるだけ小型、軽量にし、かつ薄板状部材2を回動させるモーメントをできるだけ大きくすれば良い。具体的には、例えば薄板状部材2の形状をうちわ状とし、回動軸近傍の上端付近を幅狭とし、下方の自由端側の面積を相対的に広げる改善が可能である。薄板状部材2は、例えばアルミなどの金属製の薄板、プラスチックシート、カードボード、合板などの軽量部材から形成可能である。薄板状部材2の板厚が薄すぎてセンサ6による検出が困難な場合、センサ6に対向する位置で薄板状部材2に折り曲げ部を設けることで対処可能である。
図1(a)〜(c)に示す例では、静止状態(自重で鉛直方向に垂れ下がっている位置)にある薄板状部材2をセンサ6で検出するものとしているが、逆に風圧を受けて回動した状態にある薄板状部材2を検出する位置にセンサ6を配置してもよい。この場合、設備の稼動状態において薄板状部材2がセンサ6を遮蔽している位置にある状態が正常であると認識される。冷却ファン54が回転停止すると薄板状部材2が鉛直方向の位置へ戻るため、センサ6の遮蔽状態が解除され、制御部は異常を認識することができる。
他の態様として、冷却ファン54が回転停止しないまでも、回転数が低下した際にこれを検出するよう構成することもできる。冷却ファン54の回転数の低下により気体の流動が減少すれば、設備の発熱を招く虞も生ずることから、この段階で異常を検出することが重要となる場合もあり得る。このための対応としては、薄板状部材2が静止状態と回動状態の間の任意の状態にあるときにこれを検出可能な位置に、先のセンサ6の代りに、又は先のセンサ6に追加して第2のセンサ(図示せず)を配置する。
先のセンサ6の代わりに第2のセンサを配置した場合、冷却ファン54の回転数低下に伴う風圧低下によって薄板状部材2が静止状態の方向へ移動し、第2のセンサの位置に達した時点でこれが検出され、制御部は冷却ファン54の回転数低下を認識する。また、先のセンサ6に追加して第2のセンサを配置した場合には、先のセンサ6と第2のセンサとを利用することで冷却ファン54の回転数低下と回転停止の双方を個別に検出することができる。また、第2のセンサの他に第3、第4以下のセンサを更に加えれば、複数の段階で冷却ファン54の回転数低下の状態を認識することも可能となる。
図1(a)に戻って、固定部材8は、薄板状部材2を軸支するシャフト3を両側から支持する一対のブラケット8a、8bにより構成されている。両ブラケット8a、8bは対向して配置され、各自由端には互いに接近する向きに変形した屈曲部5が設けられている。この一対の屈曲部5は、その両者の中間から外方向へ押し広げられてもブラケット8a、8bの弾性によって元の状態に復元可能である。固定部材8をこのように構成することにより、例えばファン・アセンブリ54に設けられた凹部52に両側から屈曲部5をスナップ式に嵌め込むことで、ファン停止検出装置1をワンタッチで装置50に取付けることができる。この取付け方法は後に示すように各種の可能性があり、いずれの場合も簡単な操作で固定できるものとすることが好ましい。
図1(a)〜(c)に示すファン停止検出装置1は、冷却ファン54の回転によって生ずる気体の流動方向が、設備の内部の気体を吸引して外部へ吹き出す方向(冷却ファン54から薄板状部材2に向う方向。以下、「吹き出し方向」という。)であっても、外部から気体を設備内部へ吸い込む方向(薄板状部材2から冷却ファン54に向かう方向。以下、「吸い込み方向」という。)であっても適用することができる。前者の場合、薄板状部材2への風圧は正圧として作用し、後者の場合には負圧として作用するが、負圧の場合、薄板状部材2は図1(a)の破線で示す方向とは逆に冷却ファン54に向かって回動する。しかしながら、センサ6による検出に関しては正圧の場合と全く同様である。
また、図1(a)〜(c)に示す例では、冷却ファン54の回転軸が水平方向にあり、したがって冷却ファン54の回転によって生ずる気体の流動方向が水平方向である場合に適用可能である。冷却ファン54の回転軸が鉛直方向、すなわち気体の流動する方向が鉛直方向となった場合、薄板状部材2の自由端が冷却ファン54に向かって垂れ下がるため、このままの構成では適用することができない。
鉛直方向への適用を可能とするには、図1(c)に例示するような簡単なストッパ9を設けることでよい。すなわち、鉛直方向に向く冷却ファン54に対向して配置される薄板状部材2は、冷却ファン1が非回転のときにはストッパ9に載って略水平方向の平面となる静止位置にある。冷却ファン54が回転を開始して気体の流動が発生すれば、薄板状部材2は風圧を受けてストッパ9から離れる方向に回動し、この状態がセンサ6によって検出される。この正常な状態が継続すれば、薄板状部材2(又は検出片4であってもよい)がセンサ6を遮断することはないが、冷却ファン54が回転停止して風圧の作用がなくなれば薄板状部材2が元の水平位置に戻り、この状態をセンサ6で検出することで制御部は異常を認識する。
さらに図2(a)は、冷却ファン54による気体の流動が下向きの吹き出し方向である場合を含め、気体の流動が鉛直方向である限り全ての場合に適用可能なファン停止検出装置11を示している。図2(a)において、ファン停止検出装置11は、「への字」状に中央部で折り曲げられた薄板状部材12と、薄板状部材12を前記中央部で軸支して回動可能にするシャフト13と、薄板状部材12の状態を検知するセンサ16(16a、16b)と、これら全体を保持して冷却ファン54に対向して取り付ける固定部材18とから構成されている。本態様に示すファン停止検出装置11では、薄板状部材12の軸支された中央部を境界として区分されるへの字状のいずれか一方の側が冷却ファン54の回転によって生ずる空気の流動域内、すなわち、図2(a)に示す例ではファン開口部53に対向する位置に配置され、いずれか他方の側がこの流動域外、すなわちファン開口部53から外れた位置に配置される。
図2(b)は、薄板状部材12を拡大して示している。への字状に折り曲がった薄板状部材12の第1の部分12aを気体の流動領域内に配置すると、この部分12aに気体の流動による風圧が作用し、第2の部分12bには風圧が作用しないため、薄板状部材12は前記風圧の作用によってシャフト13を中心に回動する。この回動する方向は、冷却ファン54が吸い込み式か吹き出し式かによって異なる。薄板状部材12の両部分12aと12bは、冷却ファン54が非回転のときに平衡状態が保たれるように形成される。ここでいう平衡状態とは、部分12aと部分12bとがつり合っていること、すなわち、への字形状の薄板状部材12が鉛直軸に対して左右バランスしていることをいう。これは各部分12a、12bの重心を中央部の軸支された位置よりも水平方向下側に配置し、かつ軸支された中央部から前記各重心までの距離を等しくすることで達成される。より一般的には、各部分12a、12bの重心を中央部の軸支された位置よりも水平方向下側に配置し、かつ軸支された中央部を中心に薄板状部材12を回動させる両部分12a、12bのモーメントを等しくすることで達成される。
部分12aと部分12bの中央部分にはそれぞれ空隙14が設けられているが、これは冷却ファン54による気体流動の障害要因をできるだけ少なくして冷却効率を下げないよう意図したものである。
以上のように構成されたファン停止検出装置11は以下のように動作する。冷却ファン54の回転により薄板状部材12が風圧の作用を受けて回動すると、その回動をセンサ16が検出し、検出信号が図示しない制御部に送信される。センサ16が薄板状部材12の前記平衡状態を検出可能な位置(図2(a)に示す位置)にある場合、設備50(図示せず)の稼動中に冷却ファン54の存在がセンサ6により検出されていれば、制御部は冷却ファン54が回転停止したものと判断する。冷却ファン54の停止により気体の流動による風圧の作用が消滅し、薄板状部材12がバランスして元の平衡状態に戻るからである。冷却ファン54が停止したと判断されると、制御部はアラームを発するなどの予め定められた危険回避の動作指令を出す。
図2(a)に示す例では、固定部材18はボルトなどの締結部材17により、ファン・アセンブリ54に設けられた取付け穴19に取付ける形式としている。これは取付けの一例を示したもので、本態様においても、図1(a)に示すスナップ式の取付け方法とすることもでき、あるいはその他の固定方法を利用することができる。その他の固定方法の例としては、磁力を利用した取付け方法、冷却ファン54のファン開口通53に設けられる保護ネット、柵などを利用して爪で引っ掛ける方法、ファン・アセンブリ54に固定部18から延びるアームなどを用いて被せる方法などが考えられる。ファン停止検出装置11が単純な構造で軽量である限り、簡素な構造で容易に取付けが可能である。なお、図2(a)に示す締結部材(ボルト)17の代わりに、ファン・アセンブリ51を取り付ける締結部材を利用してファン・アセンブリ51とファン停止検出装置11とを共締めしてもよい。
図2(c)は、さらに他の態様を示している。ここでは薄板状部材12cが平板状に形成され、中央部でシャフト13を中心にしてシャフト13の周りに回動可能に取り付けられる。薄板状部材12cとシャフト13の間にリターンスプリング15が取り付けられ、リターンスプリング15は、風圧などの外力の作用で薄板状部材12cが回動した場合であっても、当該外力が消滅した後は薄板状部材12cを元の静止状態(この場合にも「平衡状態」と呼ぶものとする。)に復元させるよう機能する。
以上のように構成された薄板状部材12cを備えるファン停止検出装置11であれば、
冷却ファン54の回転による気体の流動方向が水平方向を含むいずれの方向であっても、また吸い込み、吹き出し方向のいずれであっても、全ての場合に適用が可能となる。なお、リターンスプリング15は、例えばゴムなどを利用した他の復元弾性部材であってもよい。
図3は、さらに他の態様のファン停止検出装置を示している。図3において、本態様におけるファン停止検出装置21は、冷却ファン54の回転による風圧の作用を受けて回転可能に取り付けられたプロペラ22と、前記プロペラ22の各ブレード先端に設けられた検出片24を検出するセンサ26と、プロペラ22とセンサ26とを支持して冷却ファン54に対向する位置に取り付ける固定部材28とから構成されている。プロペラ22は、気体の流動する方向と直交する面内で回転可能となるよう配置されることが好ましい。
以上の構成にかかるファン停止検出装置21は以下のように動作する。冷却ファン54の回転によって発生する空気の流動により、風圧の作用を受けてプロペラ22が回転する。この際、プロペラ22と一緒に検出片24も回転し、回転時に通過する検出片24をセンサ26がその都度検出する。検出信号は図示しない制御部に送信され、制御部ではこのセンサ26からのオン/オフによる検出信号を基に検出片24の回転数(すなわち、プロペラ22の回転数)を把握する。検出片24の信号周期が遅くなればプロペラ22の回転数が低下したことが検出され、周期信号がなくなればプロペラ22の回転停止が検出される。この点で、オンかオフかのいずれかを検知するこれまでの態様で使用したファン停止検出装置1、11とこのファン停止検出装置21とは形式が異なる。プロペラ22の回転数低下あるいは回転停止は、冷却ファン54の回転数低下、回転停止をそれぞれ意味し、これまでと同様に制御部はアラーム、設備停止など必要な対応を採ることができる。但し、本形式のファン停止検出装置21であっても、冷却ファン54の停止のみを検出するよう構成できることは勿論である。
なお、図3に示す例ではプロペラ22の先端に検出片24を設けているが、プロペラ22自身の先端の動きを直接センサ26で検出することも可能である。本態様では中央部分が6mmの狭い間隔を設けた市販のセンサを用いるものとしたため、プロペラ22の捩れを考慮して検出片24を設けるものとしている。検出片24はプロペラ22の先端に限らず、プロペラ22の回転軸など、プロペラ22と同期して回転する他の位置に固定してもよい。
また、図3に示す例では、固定部材28は爪29を備え、冷却ファン54の前面を覆う網や柵などにこの爪29を引っ掛けることによりファン停止検出装置21全体を固定する形式としているが、この固定はこれまでに述べた他の手段を用いてもよい。
図3に示す本態様にかかるファン停止検出装置21によれば、冷却ファン54の配置される向き、気体の流動が吸い込み方向か吹き出し方向かの如何に拘らず、全ての組み合わせに対して適用が可能である。また、検出片24(又はプロペラ22)の回転数を検出可能とすることで、冷却ファン54の回転停止だけでなく、回転数低下をも検出することができる。
次に、本発明に係る第2の実施の形態のファン停止検出装置について図面を参照して説明する。上述した第1の実施の形態にかかるファン停止検出装置1、11、21では、いずれもファンの回転で気体が流動する結果生ずる風圧の作用を受け、移動(回動)又は回転する薄板状部材の状態をセンサで捉える形式としていた。本実施の形態では、気体の流動による風圧の作用を受け、変形する薄板状部材の状態を捉える形式としている。
図4(a)は、本実施の形態にかかるファン停止検出装置31を示している。図において、本実施の形態にかかる薄板状部材32は、気体の流動による風圧の作用で曲げ変形可能な部材、例えば金属製の薄板、プラスチックフィルム材などから形成される。ファン停止検出装置31は、当該薄板状部材32と、薄板状部材32の変形状態を検出するセンサ36と、薄板状部材32及びセンサ36を保持して冷却ファン54に近接して固定する固定部材38とから構成されている。固定部材38は、ボルトなどの締結部材37により、冷却ファン54に設けられた取付け穴39に固定可能であるが、他の固定方法が採られてもよい。
以上の構成にかかるファン停止検出装置31の動作は以下のようである。冷却ファン54の回転によって気体の流動が発生すると、風圧が薄板状部材32に作用する。風圧の作用で十分に変形可能に形成された薄板状部材32は、冷却ファン54の回転による風圧で図の破線で示すように曲げ変形する。図4(b)は図4(a)の薄板状部材32部分を拡大して示している。図において、薄板状部材32の表面には抵抗線歪ゲージを利用したセンサ(以下、「歪センサ」という。)36が貼付されている。薄板状部材32が風圧の作用により破線で示すように変形すると歪センサ36も同時に変形し、これに伴う電気抵抗値の変化が図示しない制御部で把握され、薄板状部材32の変形が検出される。設備50(図示せず)が稼動中に薄板状部材32が元の静止状態に戻ったことが検出すれば、冷却ファン54が回転停止したものと認識され、アラーム、設備稼働停止などの必要な指令が制御部から発せられる。
図4(c)は他の形式を示しており、ここでは薄板状部材32が中央部分で支持棒33により保持されている。このような形式とすることで薄板状部材32は支持棒33の両側で風圧の作用を受け、薄板状部材32をより大きく変形させ得ることから、歪センサ36によって変形状態を検出する際の感度を高めることができる。
風圧の作用で部材が変形する状態を検出する上述した本実施の形態にかかるファン停止検出装置31の利点は以下の通りである。まず第1に、冷却ファン54によって発生する気体の流れ方向が鉛直、水平を含むいかなる方向であっても使用が可能であること、加えて、冷却ファン54が吸い込み式であっても吹き出し式であっても適応が可能であり、有用性が高いことである。2番目に、オン/オフ式の検知センサとは異なり、歪センサ36が変量検出型であることから、風圧の変化、すなわちファンの回転状態を任意のレベルで検出可能となる点にある。
本実施の形態にかかる部材の変形を検出するファン停止検出装置31の第3の利点は、歪センサ36が微小寸法のものまで各種入手が可能であり、ファン停止検出装置31を一段と小型、軽量に形成できることである。変形状態を検出する歪センサ36が薄板状部材32に貼付されるため、センサ36を別途固定部材38により保持する必要がなくなり、図4(a)からも明らかなように固定部材38は極端には薄板状部材32を冷却ファン54に対向する位置に保持してやるだけでよい。本形式の場合においても、歪センサ36の代わりに図1(b)に示すような投受光型センサ6で薄板状部材32の変形を検出するよう構成することは可能である。
次に、本発明に係る第3の実施の形態のファン停止検出装置について、図面を参照して説明する。本実施の形態では、これまで述べた各実施の形態のファン停止検出装置をより効果的に使用するための付属アダプタを備えたファン停止検出装置を対象としている。図5(a)はその1つの態様であるダクト付の検出装置アセンブリ40を示しており、図5(b)はその構成図である。図5(b)において、検出装置アセンブリ40は、ダクト42と、当該ダクト42に取り付け可能なファン停止検出装置1とから構成されている。ここでは、図1(a)に示すものと同一のファン停止検出装置1が用いられているが、これは上述の各実施の形態で示すその他のファン停止検出装置11、21、31であってもよい。
ダクト42は、設備50に開口する冷却ファン54の作用でファン開口部53を通過する気体の流れ方向を約90度曲げるガイド部43と、当該ガイド部43を支持する一対の支持部材44とから構成されている。各支持部材44の先端には相互に対向する屈曲部45が設けられ、破線矢印で示すように、この屈曲部45が設備50側に設けられた凹部52にスナップ係合することによってダクト42は設備50に固定可能である。但し、この固定方法は例示であり、上述したような磁力式、スナップ式、引っ掛け式などの他のワンタッチ取り付け手段とすることができる。また、気体の流れは吹き出し式であっても吸い込み式であってもよい。
各支持部材44にはスリット46が設けられ、このスリット46にはファン停止検出装置1の固定部8に設けられた屈曲部5が同じく破線矢印に示すようにスナップ係合することができ、これによってファン停止検出装置1はダクト42に固定される。この固定は他のワンタッチ取り付け手段とすることであっても勿論よい。検出装置アセンブリ40全体が装置50に固定され、図5(a)に示す状態となる。
このような構成とすることの利点は、まず、図1(a)に示したような、冷却ファン54の回転軸が水平方向である場合のみに適用可能なファン停止検出装置1を、図5(b)に示すような冷却ファン54の回転軸が鉛直方向に向いたものに対しても同様に適用可能とし、ファン停止検出装置の汎用性を高めることができる点にある。追加となるダクト41は板金加工または樹脂成形などにより容易に製造可能であり、経費的に見ても大きな負担になることなくこれを実現することができる。
ファン停止検出装置の汎用性を高めることができるこの利点は、上述したものと逆の関係になる場合においても得ることができる。すなわち、図2(a)に示すような重力の作用によって左右のバランスをとる形式のファン停止検出装置11にあっては、これが単独であれば本来は同図に示すように冷却ファン54の回転軸が垂直の場合にしか適用することができない。しかしながら、本実施の形態のダクト42を冷却ファン54とファン停止検出装置11の間に設けることにより、冷却ファン54の回転軸が水平方向で、気体の流れも水平方向となる場合であっても、ダクト42がこの気体の流れ方向を90度変えることから、このファン停止検出装置11を水平軸のファンにも適用することが可能となる。
次に、前記検出装置アセンブリ40の第2の利点として、ファン停止検出センサ1への埃による影響を最小限に抑制できることにある。特に図2(a)や図5(b)に示すように冷却ファン54が水平面で回転し、気体の流れが鉛直方向となる場合、本発明にかかる薄板状部材2,12,32、またはプロペラ22は、水平面に配置されることとなる。この際、各部材2,12,22,32の表面や各センサ6,16,26,36に埃が堆積し易い状況となる。埃の堆積は、薄板状部材の動作やセンサの検出能力に悪影響を及ぼし得るものであり、場合によってファン停止検出が十分に機能しなくなることもある。
ダクト42を設け、少なくとも前記各部材2,12,22,32の水平配置を回避することにより、埃による悪影響を抑制することができる。さらに、図5(a)に示す状態からファン停止検出装置1の取り付け部(スリット46)をより奥まった位置に移動させてファン停止検出装置1の一部または全体がダクト42内に収まる配置とすることにより、あるいは図5(a)に破線で示すようにダクト42からひさし部47を延ばしてファン停止検出装置1を覆うことにより、センサ6を含むファン停止検出装置1全体を埃による影響から保護する効果が得られる。
なお、図5(a)、(b)に示す例では、ダクト42は気体の流動方向を約90度変えるものとしているが、設備によっては気体の吸入又は排出方向を水平、垂直以外の傾斜した角度としている場合もあり得るため、前記流動方向を変える角度は必ずしも90度である必要はなく、少なくとも冷却ファン54の回転によって生ずる気体の流動方向を幾らかでも変えるものとすることができる。ダクト42が覆う領域はファン開口部53の極く一部であり、図5(a)に示すようにファン開口部53の殆どの領域が開放されたままであることから、設備50の冷却性などへの影響はほとんどみられない。
次に、本実施の形態の他の態様は、付属アダプタとして埃対策カバーを備えた検出装置アセンブリに関する。図6(a)はそのような検出装置アセンブリ41を示しており、図6(b)はその構成図である。図6(b)において、当該検出装置アセンブリ41は、ファン停止検出装置1と、これを鉛直方向上方から覆う埃対策カバー48とから構成されている。本態様では、図1(c)に示すものと同様な検出片(ドグ)4を備えたファン停止検出装置1が示されているが、これは上述したその他のファン停止検出装置11、21、31であってもよい。
図示の例では、埃対策カバー48には対向する両壁にスリット49が設けられ、このスリット49をファン停止検出装置1の薄板状部材2を支持するシャフト3の両端に差し込むことにより、図6(a)に示すように簡単に検出装置アセンブリ41を構成することができる。冷却ファン54の回転軸が水平方向の場合であっても、ファン停止検出装置1は気体の流動通路中、常時流動気体に晒されるため、検出装置各部に埃が堆積し易い。また、図1(a)に示すように上方が開放されている場合、シャフト3の回動部やセンサ6の検出部などに埃が堆積し、ファン停止検出不良の原因となり易い。埃対策カバー48を被せる簡単な構成とすることがこのような不具合原因を排除することができ、また、そのための対策費も板金加工、樹脂成形による僅かな追加で済ますことができ、設備の冷却性への影響はほとんどない。
なお、図6(a)に示す例ではファン停止検出装置1の略上半分を覆って被さる形式の埃対策カバー48としており、このような形態であれば埃の堆積をできるだけ多く排除する点で好ましいが、これに限らず、ファン停止検出装置1の少なくとも鉛直方向上方を覆う形式のカバーが設けられていればよい。その一例として、当該カバーを別体として設けることなく、例えば図6(b)の破線で示すように、固定部材8の上方から延びるひさし部48aとすることであってもよい。これにより、少なくとも薄板状部材2、センサ6のいずれか一方または双方への埃の堆積が排除され得る。
なお、上述した本実施の形態の説明では、先の2つの実施の形態に示すファン停止検出装置に対し、本実施の形態にかかるダクトまたは埃対策カバーなどのアダプタを加えたものを「検出装置アセンブリ」と呼んでこの両者を区別しているが、これは理解を容易にするためであって、これらのアダプタを含めたものをファン停止検出装置と呼ぶこともできる。この際、ブラケット8とダクト42、またはブラケット8と埃対策カバー48を一体とすることも可能である。
以上、本発明に係る各実施の形態のファン停止検出装置について述べてきたが、これまでの説明でも明らかなように、本発明のファン停止検出装置は、高価な部品を用いることなく、簡単な構成でファンの停止を確実に検出することができ、しかも既に設置されて稼動中の設備であっても簡単に取付け(後付け)が可能であるという特性を有している。各図1〜4では、分かり易くするために冷却ファン54に対してファン停止検出装置1、11、21、31を相対的に大きく表示しているが、実際にはファン・アセンブリ51のファン開口部53のごく一部に対向する状態で取付けることが可能である。具体的には、各実施の形態のファン停止検出装置1、21、31は、それぞれ片方の手の平内に十分に収まる大きさとすることができる。
また、本発明にかかる各実施の形態のファン停止検出装置について、冷却ファンへの適用を例にして説明してきたが、本発明はこれに限定はされない。設備の冷却のほか、例えば換気用、送風用、循環用など、気体を流動させるために幅広くファンが使用されており、本願発明はこれらの各種用途に使用されるファンの回転低下、又は回転停止を検出するためにも同様に適用が可能である。この中には機械装置に限らず、例えばトンネルや地下道などの大規模設備で換気用に使用されるファンに至るまでが包含される。これに伴い、ファンの回転によって流動を促される気体も空気には限定されず、酸素、窒素など特定の雰囲気を有する気体、粉塵を含む気体、有毒ガスなどに対しても適用可能である。
さらに本願発明は、これら各種のファンの回転数低下又は回転停止を検出するためのファン停止検出方法をも包含している。本願発明のファン停止検出方法は、ファンの回転による気体の流動で発生する風圧の有無又は強弱を検出することにより、ファンの回転数低下又は回転停止を検出することを特徴としている。より具体的には、ファンの回転による風圧の作用を受けて移動、回転、又は変形する部材の状態を検知することによって風圧の低下、消滅を知り、これを基にファンの回転数低下及び回転停止を検出するものである。
なお、上述のように本願発明のファン停止検出装置は、既に稼動中の設備に対しても後付けが容易となるよう構成されている点を特徴としているが、これには限定されない。新規の設備に対してもライン装着して出荷することが勿論可能であり、あるいは、従来の温度感知式のセンサの代替となる、より安価な検知センサとしての利用価値も有している。
本発明は、ファンの回転を利用して気体を流動させ、冷却、送風、換気、循環を行う各種産業分野において広く利用することができる。特に発熱源で発生する熱をファンの回転による気体流動を利用して外部に放出させることが必要な設備を製造、販売、使用する産業分野において有用である。
本発明にかかる実施の形態のファン停止検出装置を示す斜視図(a)及び正面図(b、c)である。 図1に示すファン停止検出装置の代替となる態様を示す斜視図である。 図1に示すファン停止検出装置の他の代替となる態様を示す斜視図である。 本発明にかかる他の実施の形態のファン停止検出装置を示す斜視図である。 本発明にかかる更に他の実施の形態のファン停止検出装置を示す斜視図である。 図5に示す実施の形態の他の態様を示す斜視図である。
符号の説明
1、11、21、31.ファン停止検出装置、 2、12、32.部材(薄板状部材)、 3、13.シャフト、 4、24.検出片、 6、16、26、36.センサ、 8、18、28、38.固定部材、 8a、8b.ブラケット、 9.ストッパ、 15.復元弾性部材(リターンスプリング)、 17、37.締結部材(ボルト)、 19、39.取付け穴、 22.プロペラ、 29.爪、 33.支持棒、 39.取付け穴、40、41.検出装置アセンブリ、 42.ダクト、 43.ガイド部、 44.支持部材、 45.屈曲部、 46.スリット、 47.ひさし部、 48.埃対策カバー、 49.スリット、 48a.ひさし部、 50.設備、 51.ファン・アセンブリ、 52.凹部、 53.ファン開口部、 54.冷却ファン。

Claims (23)

  1. 回転により気体を流動させるファンの回転数低下又は回転停止を、前記気体の流動の結果生ずる風圧の作用で移動、回転、又は変形する部材の状態を検出することにより、検出することを特徴とするファン停止検出方法。
  2. 前記ファンの回転により気体を流動させ、設備の発熱源から生ずる熱を冷却することを特徴とする、請求項1に記載のファン停止検出方法。
  3. 前記ファンが、前記設備内部にある気体を外部に吹き出す方向、又は外気を設備内に吸い込む方向に流動させることを特徴とする、請求項2に記載のファン停止検出方法。
  4. 回転により気体を流動させるファンの回転数低下又は回転停止を検出するためのファン停止検出装置であって、
    前記気体の流動の結果生ずる風圧の作用を受けて移動、回転、又は変形する部材と、
    前記部材が移動、回転、又は変形する状態を検出するセンサと、
    前記部材及びセンサを支持して前記ファンに近接する位置に固定する固定部材とから構成されていることを特徴とするファン停止検出装置。
  5. 前記気体の流動する方向が水平方向、垂直方向を含むいずれの方向であっても、前記ファンの回転数低下又は回転停止を検出することを特徴とする、請求項4に記載のファン停止検出装置。
  6. 前記気体の流動する方向が、外部の気体を設備内に吸い込む吸い込み方向、設備内の気体を設備外に吹き出す吹き出し方向のいずれにおいても前記ファンの回転数低下又は回転停止を検出することを特徴とする、請求項4又は請求項5に記載のファン停止検出装置。
  7. 前記ファンが、設備で発生する熱を冷却するために気体を流動させる冷却ファンであることを特徴とする、請求項4から請求項6のいずれか一に記載のファン停止検出装置。
  8. 前記部材が、1つの端部を回動可能に軸支され、前記端部に対向する他の端部を自由端とした薄板状部材であることを特徴とする、請求項4に記載のファン停止検出装置。
  9. 前記部材が、中央部で回動可能、かつ平衡状態へ復元可能に軸支され、前記軸支部分を境界として区分されるいずれか一方の部分が前記気体の流動による風圧の作用を受ける前記ファンに対向した流動域内、いずれか他方の部分が前記風圧の作用を受けない流動域外となるよう配置される薄板状部材であることを特徴とする、請求項4記載のファン停止検出装置。
  10. 前記平衡状態への復元は、前記軸支部分を境界として区分される前記両部分の重心が前記軸支部分よりも水平方向下側となり、かつ前記軸支部分から各重心までの距離を等しくするよう前記薄板状部材を配置することにより、又は前記軸支部分に復元弾性部材を備えることにより達成することを特徴とする、請求項9に記載のファン停止検出装置。
  11. 前記平衡状態への復元は、前記軸支部分を境界として区分される前記両部分の重心が前記軸支部分よりも水平方向下側となり、かつ前記軸支部分を中心に前記薄板状部材を回動させる前記両部分のモーメントが等しくなるよう前記薄板状部材を配置することにより達成することを特徴とする、請求項9に記載のファン停止検出装置。
  12. 前記センサは、前記薄板状部材の回動前又は回動後のいずれかの位置、もしくは前記回動前と回動後の両位置の間の任意の位置で、前記薄板状部材、又は前記薄板状部材と共に回動する検出片のいずれかを検出することを特徴とする、請求項8又は請求項9に記載のファン停止検出装置。
  13. 前記部材が、前記気体の流動する方向と直交する平面内で回転可能に配置されたプロペラ状部材から構成され、
    前記センサが、前記気体の流動の結果生ずる風圧により回転する前記プロペラ状部材、又は前記プロペラ状部材と同期して回転する検出片のいずれかの通過を検出することを特徴とする、請求項4に記載のファン停止検出装置。
  14. 前記部材が、前記気体の流動の結果発生する風圧の作用で変形する薄板状部材から構成され、
    前記センサが、前記薄板状部材に貼付されて前記薄板状部材の変形を検出する歪センサであることを特徴とする、請求項4に記載のファン停止検出装置。
  15. 前記固定部材が、磁力式、スナップ式、引っ掛け式のいずれかを利用したワンタッチ取り付け手段を備えていることを特徴とする、請求項4に記載のファン停止検出装置。
  16. 前記ファンの回転によって生ずる気体の流動方向を変えるダクトを介して取り付けられることを特徴とする、請求項4から請求項15のいずれか一に記載のファン停止検出装置。
  17. 前記ダクトが、前記ファン停止検出装置の少なくとも一部を覆っていることを特徴とする、請求項16に記載のファン停止検出装置。
  18. 少なくとも鉛直方向上方を覆うカバーをさらに備えていることを特徴とする、請求項4から請求項15のいずれか一に記載のファン停止検出装置。
  19. 回転により気体を流動させるファンの回転数低下又は回転停止を検出するためのファン停止検出装置であって、
    前記気体の流動の結果生ずる風圧の作用を受けて移動、回転、又は変形する部材と、
    前記部材が移動、回転、又は変形する状態を検出するセンサと、
    前記部材及びセンサを支持して前記ファンに近接する位置に固定する固定部材と、
    前記流動する気体の流れの向きを変えるダクトとから構成されていることを特徴とするファン停止検出装置。
  20. 前記ダクトが、前記移動、回転、又は変形する部材と前記センサの少なくとも一部を覆うカバーを兼ねていることを特徴とする、請求項19に記載のファン停止検出装置。
  21. 回転により気体を流動させるファンの回転数低下又は回転停止を検出するためのファン停止検出装置であって、
    前記気体の流動の結果生ずる風圧の作用を受けて移動、回転、又は変形する部材と、
    前記部材が移動、回転、又は変形する状態を検出するセンサと、
    前記部材及びセンサを支持して前記ファンに近接する位置に固定する固定部材と、
    前記移動、回転、又は変形する部材と前記センサのいずれか一方又は双方の少なくとも鉛直方向上方を覆うカバーとから構成されていることを特徴とするファン停止検出装置。
  22. 設備の発熱源から発生する熱を冷却するよう回転して気体を流動させる冷却ファンであって、
    前記冷却ファンの回転数低下または回転停止を検出するため、請求項4から請求項21のいずれか一に記載のファン停止検出装置を備えていることを特徴とする冷却ファン。
  23. 発熱源から発生する熱を冷却するための冷却ファンを備えた設備において、前記冷却ファンの回転数低下又は回転停止を検出するため、請求項4から請求項21のいずれか一に記載のファン停止検出装置を備えていることを特徴とする設備。

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