JP4966567B2 - 吊下器具および吊下型表示装置 - Google Patents
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Description
(1)天井から吊り下げられた表示装置から延びるケーブル類をカバーで覆うことにより、天井から吊り下げられた表示装置の背面側の意匠性を改善した表示装置の取付装置(例えば、特許文献1参照)。
(2)天井に設けられたレールに沿ってスライダを備えた吊下部材を滑走させることにより、表示装置のスムーズな移動を可能とした表示装置の吊下装置(例えば、特許文献2参照)。
(3)天井に取付けられる吊下部材に表示装置の傾斜角を調整するチルト部を設けることにより、天井への取付けと角度調整の容易化を図った表示装置の据付装置(例えば、特許文献3参照)。
(4)表示装置固定部および表示装置の総体の重心と、天井から吊るされた吊り支点とを結ぶ直線を鉛直線と一致させることにより、天井への負荷の軽減を図った表示装置用取付装置(例えば、特許文献4参照)。
(5)表示装置を天井から吊るすワイヤの表示装置に対する固定位置を可変とすることにより、天井への取付けと角度調整の容易化を図った表示装置の取付装置(例えば、特許文献5参照)。
しかし、このような公共の場での使用は、表示装置に対するいたずらが発生する可能性もある。
具体的には、表示装置に対して何者かがぶら下がり、過剰な荷重が表示装置に加わることにより、表示装置が破壊されたり、最悪の場合には表示装置が天井から落下するなどの状況が考えられる。
もちろん、最も好ましいのは誰も吊り下げられた表示装置にぶら下がろうなどとしないことであるが、何者かが吊り下げられた表示装置にぶら下がる可能性が皆無であるとは言えない。
そして、仮に何者かが庇部材にぶら下がったとしても、ぶら下がった者の体重は庇部材に加わり、表示装置には加わらないので、表示装置の破壊を防止できる。
そして、仮に何者かが庇部材にぶら下がったとしても、ぶら下がった者の体重は庇部材に加わり、表示装置には加わらないので、表示装置の破壊を防止できる。
このため、何者かが表示装置にぶら下がった場合には、表示装置が軸支箇所を支点に軸回転することにより、ぶら下がった者の体重を逃がすことができ、表示装置の破壊のみならず、表示装置の落下を防止できる。
また、天井とは、吊下器具又は吊下部材が取付けられる吊下げ先を意味する。したがって、必ずしも密閉型構造物の天井のみを意味するものではなく、空港、駅、バス停などの屋外における開放型構造物の天井も含まれる。また、天井は必ずしも平面状のものでなくてもよく、ポールなどの湾曲したものであってもよい。
このような構成によれば、表示装置を固定し表示装置の上縁を覆う庇部材を有するブラケットが、表示装置の下縁近傍で表示装置の下縁に沿った方向でポールに軸支されるので、庇部材に所定値以上の重力方向の荷重が加わると、ブラケットはてこの原理によりブラケットの軸支箇所を支点に容易に軸回転する。
このため、何者かが庇部材にぶら下がった場合には、ブラケットが軸支箇所を支点に軸回転することにより、ぶら下がった者の体重を逃がすことができ、表示装置の破壊のみならず、表示装置の落下を防止できる。
というのは、庇部材が半円筒状であれば、何者かが庇部材につかまろうとしても、手と庇部材との間で摩擦力が発生し難く、ぶら下がること自体が困難になるからである。
このような構成によれば、筐体がシールド板と、一体成形された分割片とから構成されるため、筐体全体を一体成形していた従来のものよりも金型等に係るコストを抑えることができるだけでなく、表示装置の表示面側のデザイン変更も少ないコストで行い易くなる。
また、筐体の一部が金属製のシールド板で構成されるので、表示装置の放熱性が良好なものとなる。
さらに、分割片がシールド板から分離可能に設けられるので、分割片をシールド板から取り外すことにより表示パネルの一部を露出させることができ、表示装置を吊り下げたままでメンテナンス等を行い易くなる。
図1〜6に基づいて、この発明の実施例1による吊下型表示装置について説明する。図1は実施例1による吊下型表示装置を表示面側からみた斜視図、図2は図1に示される吊下型表示装置を背面側からみた斜視図、図3は図1および図2に示される吊下型表示装置の分解構成図、図4は天吊ブラケットが軸支箇所を支点に軸回転した状態を示す斜視図、図5は表示装置の分解構成図、図6は表示装置から分割パネルが取り外された状態を示す斜視図である。
また、吊下部材2は表示装置1の背面1c側の下縁1b近傍を下縁1bに沿った方向に軸支し、所定値以上の重力方向の荷重を表示装置1の上縁1a側から受けた際に表示装置1が前記軸支箇所を支点に軸回転することを許容するように構成されている。
図2および図3に示されるように、吊下部材2は、上端に天井に装着されるフランジ部4aが設けられた円筒状のポール4と、ポール4の下端に壁掛け対応ブラケット5と共に軸支される天吊ブラケット6とから主に構成されている。
ポール4と天吊ブラケット6の軸支孔4b,6aの上方には天吊ブラケット6の傾斜角を決定するための位置決め孔4cと弧状に切り欠かれた角度調整孔6bがそれぞれ形成され、角度調整孔6bおよび位置決め孔4cを介してボルト7およびカラー8が挿通されナット9で固定されることにより天吊ブラケット6はポール4に対して任意の角度で固定される。
また、天吊ブラケット6には表示装置1を固定するためのフランジ部6cが左右対称に形成され、このフランジ部6cは表示装置1の背面1c側に配された金属製のシールド板13にねじ止めにより固定される。
このため、ポール4に対して任意の角度で固定された天吊ブラケット6は、表示装置1の上縁1a側から重力方向に荷重が加わると、てこの原理により比較的容易に軸回転し、前記荷重を逃がすことができる。
図2に示されるように、庇部材3が天吊ブラケット6の突状部6d(図3参照)の上端に取付けられた状態で、半円筒状の庇部材3は、重力方向の荷重を受けた際に該荷重を吸収し得るような間隙を空けて表示装置1の上縁1aを覆っている。
このため、仮に何者かが吊下型表示装置100にぶら下がろうとしても、直接表示装置1にぶら下がることはできず、庇部材3にぶら下がることとなる。
それでも何者かが庇部材3にぶら下がった場合、その者の体重は庇部材3および天吊ブラケット6を介して天井に装着されたポール4に作用するが、庇部材3と表示装置1の上縁1aとの間に介在する間隙により表示装置1には作用しない。
また、上述のとおり、ポール4と天吊ブラケット6の軸支箇所が表示装置1の下縁1b近傍に位置するため、天吊ブラケット6は、表示装置1の上縁1a側から重力方向に向かって荷重が加わった際にポール4に対して軸回転し易い。
このため、図4に示されるように、何者かが庇部材3にぶら下がった場合には天吊ブラケット6が軸支箇所を支点に軸回転し、ぶら下がった者の体重がポール4に直接作用することを防止する。
すなわち、天吊ブラケット6がその可動範囲で軸回転する間、ぶら下がった者の体重を逃がすことができるのである。
つまり、表示装置1の筐体は、シールド板13、分割パネル14,15、上部パネル16および下部パネル17とから構成されている。
このため、筐体全体を一体成形していた従来のものよりも、金型等に係るコストが抑えられ、さらには表示装置1の表示面10a側のデザイン変更にも少ない投資で対応できる。
また、金属製のシールド板13が直接外気に触れることとなり、放熱性の向上も図られている。
このため、表示装置1は外気を塵芥を取り除きつつ内部に能動的に取り込むことができ、さらなる放熱性の向上が図られている。
そして、図6に示されるように、分割パネル14,15はシールド板13から容易に分離できるため、表示装置1を吊下げた状態のまま、分割パネル14,15を外してフィルターに溜まった塵芥の清掃を行うことができる。
また、分割パネル14,15をシールド板13から取り外すことにより液晶パネル10の裏面10bに配されたカラー・輝度・コントラストなどの調整スイッチ、調整ボリューム(図示せず)を露出させることができ、表示装置1を吊り下げたままでこれらの調整を行うこともできる。
この発明の実施例2による吊下型表示装置について図7に基づいて説明する。図7は実施例2による吊下型表示装置を背面側からみた斜視図である。
図7に示されるように、実施例2による吊下型表示装置200は、ポール24に庇部材23が溶接により一体に装着されている。
このため、実施例1による吊下型表示装置100よりも構造の簡略化が図られており、吊下部材22の製造に係るコストが抑えられている。
その他の構成は、実施例1による吊下型表示装置100と同様であるが、庇部材23がポール24に装着されているため、何者かが庇部材23にぶら下がっても表示装置1が天吊ブラケット6の軸支箇所を支点に軸回転する効果は得られない。
1a・・・上縁
1b・・・下縁
1c・・・背面
2,22・・・吊下部材(吊下器具)
3,23・・・庇部材
4,24・・・ポール
4a,6c・・・フランジ部
4b,6a・・・軸支孔
4c・・・位置決め孔
5・・・壁掛け対応ブラケット
6・・・天吊ブラケット
6b・・・角度調整孔
7・・・ボルト
8・・・カラー
9・・・ナット
10・・・液晶パネル
10a・・・表示面
10b・・・裏面
11・・・フレーム
12・・・基板
13・・・シールド板
14,15・・・分割パネル
16・・・上部パネル
17・・・下部パネル
18・・・通気孔
100,200・・・吊下型表示装置
Claims (5)
- 板状の表示装置を天井から吊下げて固定するための吊下器具であって、吊下器具は天井に装着されるポールと、ポールに装着され表示装置を固定するためのブラケットと、ポールおよびブラケットのいずれか一方に固定され表示装置の上縁を防護する庇部材とからなり、庇部材は重力方向の荷重を受けた際に表示装置の上縁に当接することを防止し得るような間隙を空けて表示装置の上縁を覆うことを特徴とする吊下器具。
- 庇部材はブラケットに固定され、ブラケットは表示装置の下縁に沿った方向でポールに軸支され、ブラケットの前記軸支箇所は前記表示装置の下縁近傍に位置することを特徴とする請求項1に記載の吊下器具。
- 庇部材は円筒をその長手方向に沿って分割した半円筒状の形状を有することを特徴とする請求項1又は2に記載の吊下器具。
- 板状の表示装置と、表示装置を天井から吊下げて固定する吊下部材とを備え、吊下部材は表示装置の上縁を防護する庇部材を有し、庇部材は重力方向の荷重を受けた際に表示装置の上縁に当接することを防止し得るような間隙を空けて表示装置の上縁を覆うことを特徴とする吊下型表示装置。
- 表示装置は、表示パネルと、表示パネルの表示面側の周縁、側縁および裏面を覆う筐体とを備え、筐体は表示パネルの裏面の少なくとも一部を覆い電磁波が外部へ伝搬することを抑える金属製のシールド板と、シールド板に対して分離可能に設けられ表示パネルの裏面の一部、側縁および表示面側の周縁の少なくとも一部を覆う一体成形された分割片とから構成されることを特徴とする請求項4に記載の吊下型表示装置。
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- 2006-03-10 JP JP2006066258A patent/JP4966567B2/ja active Active
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