JP3906755B2 - 平面型表示装置用天吊り装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、平面型表示装置の設置装置に係わり、より詳細には、ホール等の天井面から吊り下げられた平面型表示装置を、未使用時に天井に格納可能な平面型表示装置用天吊り装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、ホールの天井(図示せず)などに取り付けられる平面型表示装置、例えばプラズマディスプレイ装置などの天吊り装置は、例えば図7に示す構造であった。この天吊り装置は天井80にネジ81で固定するための挿通孔82を四隅に備えた矩形の鋼板83と、この鋼板83の中央から立設された円筒形の外アーム84と、外アーム84の内部を摺動して伸縮する内アーム85と、内アーム85の先端に天井面と平行に設けられた仰角アーム86と、仰角アーム86の両端に同仰角アーム86と回転自在に摺動する摺動部87を備え、同摺動部87が一方の面にそれぞれ固定され、他方の面に平面型表示装置88の背面が取り付けられ、同平面型表示装置88の仰角方向に回動する取付台89とで構成されている。
外アーム84の先端外周にはネジ孔90が備えられており、外アーム84内に内アーム85を差し入れ、必要な長さに伸縮させ、また同時に内アーム85を円周方向に回転させて平面型表示装置88の左右の角度を決定し、このネジ孔90にネジ91を螺着することにより内アーム85を外アーム84に固定する。
そして、取付台89の仰角を調整し、摺動部87の外側に備えられたレバー92を回動させることにより、摺動部87を仰角アーム86の端面に押圧させ、その摩擦により仰角アーム86と取付台89とを固定する。
【0003】
しかしながら、一度設置された平面型表示装置の天吊り装置は、基本的に固定されたままであり、ホールを平面型表示装置を使用しない用途、例えば絵や書画の展覧会などに使用した場合、天井に設置された平面型表示装置やその天吊り装置が視界を遮り、来場者に不快な思いをさせたりしていた。
このため、通常は平面型表示装置を天井に収納し、必要なときには迅速に設置できる平面型表示装置用天吊り装置が望まれていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は以上述べた問題点を解決し、通常は平面型表示装置を天井に収納し、必要なときには迅速に設置できる平面型表示装置用天吊り装置を提供することを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明は、上記問題点を解決するため、天井に固定された固定金具と、同固定金具に軸支された円柱形の回動アームと同回動アームから垂直に立設され、天井面と水平から垂直に回動する円筒形の外アームと同外アームの内側に回転および長手方向に摺動自在な円筒形の内アームと同内アームの先端に天井面と平行に設けられた円筒形の仰角アームとで構成される伸縮アームと、同仰角アームの両端に同仰角アームと回転自在に摺動する摺動部を備え、同摺動部が一方の面にそれぞれ固定され、他方の面に平面型表示装置の背面が取り付けられ、同平面型表示装置の仰角方向に回動する取付台とからなり、
前記伸縮アームに所定の伸縮位置で係止または係止の解除を行なう伸縮係止部と、前記仰角アームに前記取付台を所定の仰角で係止または係止の解除を行なう仰角係止部と、同仰角係止部と前記伸縮係止部とにワイヤで接続された牽引把手とを前記伸縮アームの先端に設け、同牽引把手の牽引で係止の解除を行ない、前記牽引把手の開放で係止を行なう構造とする。
【0006】
また、前記固定金具に係合部と、前記牽引把手に同係合部と対応する係止爪とを設け、前記伸縮アームを収縮させるとともに、天井と平行となる位置まで回動させ、前記係止爪が前記係合部に係止されることにより前記伸縮アームが前記固定金具に係止され、また、前記牽引把手を牽引することにより前記伸縮アームが前記固定金具より開放される構造とする。
【0007】
また、前記伸縮係止部は、前記外アームの内壁に円周状に設けられた複数の溝と、前記内アームに備えられ、前記溝に対応したスリットと、同スリット内を前記ワイヤの制御により前記内アームの内周または外周方向に摺動して前記溝と嵌合し、バネにより前記内アームの外周方向に付勢された係止片とする。
【0008】
また、前記外アームの円周面の前記溝を断面歯車状に形成し、前記内アームが円周方向に回転したとき、前記係止片により所定の角度で係止される構造とする。
【0009】
また、前記仰角係止部は、前記仰角アームの端面と対応する前記摺動部端面に円周状に設けられた断面歯車状の溝と、前記仰角アームの端面に備えられ、直径方向で対向する前記溝に対応したスリットと、同スリット内を前記ワイヤの制御により前記摺動部端面または前記仰角アームの内部方向に摺動して前記溝と嵌合し、バネにより前記摺動部端面方向に付勢された係止片とする。
【0010】
また、前記内アームの基端部は前記外アーム内部でバネにより前記回動アームに張架されてる構造とする。
【0011】
また、前記牽引把手を人の手先が挿入される略楕円状に形成し、前記牽引把手を取り巻いて前記伸縮アームの先端に固定されたコ字型の把手を設ける。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下、図面に基づいて本発明による平面型表示装置用天吊り装置を詳細に説明する。
図1は本発明による平面型表示装置用天吊り装置の一実施例を示す斜視図である。この天吊り装置は、天井(図示せず)に固定され、間隔をあけて対向させた断面L字型の固定金具1と、固定金具1に一方を回動自在に軸支された略H字型のパイプからなる伸縮アーム2と、伸縮アーム2の他方に回動自在に軸支された平面型表示装置3の取付台4とから構成されている。
伸縮アーム2は、固定金具1に軸支された円柱形の回動アーム5と、回動アーム5の長手方向の中央から垂直に立設され、天井面と水平から垂直に回動する円筒形の外アーム6と、外アーム6の内側に配設され、円周方向の回転および長手方向に摺動自在な円筒形の内アーム7と、内アーム7の先端に天井面と平行に設けられた円筒形の仰角アーム8とで構成されている。
仰角アーム8の両端には、仰角アーム8と回転自在に摺動する摺動部9が備えられており、摺動部9はそれぞれ取付台4に固定されている。この取付台4は略H字型の鋼板からなり、一方の面に摺動部9が、他方の面には平面型表示装置3の背面がネジ10により取り付けられる構造となっている。従って、取付台4は平面型表示装置3の仰角方向に回動する。
また、固定金具1と外アーム6とは一対のバネ11で張架されており、伸縮アーム2が固定金具1より開放されたとき、伸縮アーム2と平面型表示装置3との重量により一気に回動することを防止している。
【0013】
内アーム7の先端の仰角アーム8には、後述する牽引把手12と、牽引把手12を取り巻いて仰角アーム8に固定されたコ字型の把手13とが設けられている。牽引把手12は人の手先が挿入される略楕円状に形成されている。
また、図6に示すように牽引把手12には、伸縮アーム2を天井面に回動した時、天井面となる方向に鉤型の係止爪12aが立設されている。一方、この係止爪12aと対応し、2つの固定金具1に係合部として金属棒が1a渡されており、伸縮アーム2を収縮させるとともに、天井と平行となる位置まで回動させ、係止爪12aが金属棒1aに係止されることにより伸縮アーム2が固定金具1に係止され、また、牽引把手12を牽引することにより伸縮アーム2が固定金具1より開放される構造となっている。
【0014】
次に図3の断面図を用いて伸縮アームの構造を詳細に説明する。
天井に固定された固定金具1の間に回動アーム5が配置されており、回動アーム5の中心には金属軸5aが挿通され、金属軸5aの両端はそれぞれの固定金具1に固定されている。従って伸縮アーム2全体はこの金属軸5aを中心にして、天井面と平行な位置から天井面と垂直となる位置まで回動する。
伸縮アーム2には、所定の伸縮位置で係止または係止の解除を行なう伸縮係止部2aと、仰角アーム8に取付台4を所定の仰角で係止または係止の解除を行なう仰角係止部2bと、仰角係止部2bと伸縮係止部2aとにワイヤ14で接続された牽引把手12とが設けられており、牽引把手12の牽引で係止の解除を行ない、牽引把手12の開放で係止を行なう構造となっている。
【0015】
このワイヤ14は自転車に使用されるブレーキワイヤと同じ構造であり、ワイヤ14の周りをフレキシブルなチューブが覆い、ワイヤ14はこのチューブの内部を摺動する構造となっている。このワイヤ14の一端は前述の仰角係止部2bと伸縮係止部2aとに接続されており、それぞれのワイヤ14のチューブ他端は仰角アーム8内に配設された断面コ字型の隔壁8aに当接し、内部のワイヤ14は隔壁8aの挿通孔を挿通して隔壁8a内部の接続板8bに固定されている。
接続板8bは隔壁8a内部で摺動する構造となっており、接続板8bの中心には牽引把手12から延出した牽引棒12bが固定されている。従って牽引把手12が摺動するとワイヤ14が同時に摺動する。
【0016】
伸縮係止部2aは、外アーム6の内壁に円周状に設けられた複数の溝6aと、内アーム7に備えられ、溝6aに対応したスリット7aと、スリット7a内をワイヤ14の制御により内アーム7の内周または外周方向に摺動して溝6aと嵌合し、バネ7bにより内アーム7の外周方向に付勢された係止片7cとから構成されている。内アーム7の内部には断面コ字型の隔壁7dが設けられており、係止片7cはこの隔壁7dと溝6aとの間で摺動する。またバネ7bは隔壁7dの内側と係止片7cの端部との間に配置されており、係止片7cの端部には、隔壁7dの挿通孔とバネ7bを挿通してワイヤ14が固定されている。このワイヤ14のもう一端は接続板8bに接続されている。
従ってワイヤ14が牽引されていない時は、係止片7cが溝6aと嵌合するため、内アーム7は複数の溝6aのいずれかの位置で外アーム6と係止される。そして、ワイヤ14が牽引されると係止片7cが溝6aから外れ、外アーム6と内アーム7とは伸縮自在となる。
また、この実施例では、図3のA−A’の矢視断面図である図5(B)で示すように、外アーム6の円周面の溝6aを断面歯車状に形成し、内アーム7が円周方向に回転したとき、係止片7cにより所定の角度で係止される構造としている。
これにより、牽引把手12を牽引すると外アーム6と内アーム7とは伸縮自在でかつ、内アーム7は円周方向に回動自在となり、牽引把手12を放すとバネ7bにより係止片7cが溝6aに嵌合し、外アーム6と内アーム7とは予め決められたいずれかの溝6aの位置で伸縮方向と円周方向が決定されて係止される。
【0017】
仰角係止部2bは図3のB−B’、C−C’の矢視断面図である図4(B)、(A)で示すように、仰角アーム8の端面と対応する摺動部9端面に円周状に設けられた断面歯車状の溝9aと、仰角アーム8の端面に備えられ、直径方向で対向する溝9aに対応したスリット8cと、図3に示すように、スリット8c内をワイヤ14の制御により摺動部9端面または仰角アーム8の内部方向に摺動して溝9aと嵌合し、バネ8dにより摺動部9端面方向に付勢された係止片8eとから構成されている。仰角アーム8の内部には隔壁8fが設けられており、係止片8eはこの隔壁8fと溝9aとの間で摺動する。またバネ8dは隔壁8fの内側と係止片8eの端部との間に配置されており、係止片8eの端部には、隔壁8fの挿通孔とバネ8dを挿通してワイヤ14が固定されている。このワイヤ14のもう一端は接続板8bに接続されている。
従ってワイヤ14が牽引されていない時は、係止片8eが溝9aと嵌合するため、仰角アーム8は摺動部9のいずれかの溝9aの位置で係止される。そして、ワイヤ14が牽引されると係止片8eが溝9aから外れ、仰角アーム8と取付台4に固定された摺動部9とは回動自在となる。
これにより、牽引把手12を牽引すると仰角アーム8と取付台4とは円周方向に回動自在となり、牽引把手12を放すとバネ8dにより係止片8eが溝9aに嵌合し、仰角アーム8と取付台4とは予め決められたいずれかの溝9aの位置で決定される仰角で係止される。
【0018】
内アーム7の基端部(回動アーム方向)は、外アーム6内部でバネ6bにより回動アーム5に張架されており、外アーム6の長手方向の中心付近で平面型表示装置3、取付台4、仰角アーム8、内アーム7の総重量と釣り合うようにバネ6bの特性が決められている。このため、平面型表示装置3を取り付けた状態でも伸縮のために必要な力が少なくてよいため、設置操作を容易に行なうことができる。
また、この実施例では伸縮係止部2aと仰角係止部2bとをそれぞれ2カ所に設けているが、強度的に問題なければ各一カ所にしても同様な効果を得ることができる。
【0019】
以上の構成において、つぎにその動作を図2を用いて説明する。図3(A)は天井に収納した状態、(B)は伸縮アームを所定の位置に回動した状態、(C)は伸縮アームを伸張させ、さらに平面型表示装置の仰角を設定した状態を示す動作説明図である。
まず図3(A)の状態で牽引把手の中に手を差し入れ、把手13とともに握りしめ、牽引把手を牽引する。すると図6で説明したように係止爪12aが金属棒1aから外れ、自重により図3(B)のように伸縮アーム2が下方に回動する。そして、把手13と牽引把手を握りしめたまま下に引くと伸縮アーム2が図3(C)に示すように伸張する。必要な位置まで伸張させたら、次に取付台4(平面型表示装置3も含む)を必要に応じて回動させ、仰角を決定する。さらに、内アーム7の回転方向(平面型表示装置3の左右への回転)も決定し、この状態で把手13および牽引把手から手を離すと、仰角、内アーム7の回転方向、伸張位置の3点が同時に係止される。
【0020】
以上のように把手を握る、放すという一つの操作で天井からの取り出しと各種位置設定を行なうことができるため、平面型表示装置3の取り出しと格納とを容易に行なうことができる。
また、係止爪12aが金属棒1aから外れるために必要な移動距離、伸縮の係止が外れるために必要な係止片7cの移動距離、仰角の係止が外れるために必要な係止片8eの移動距離を、この順番に長くするように構成するとよい。
これにより、牽引把手12を徐々に握ることで前述の順に各部の係止が外れるため、設置動作に応じて必要な箇所の係止が順に外れ、より取り扱いが容易となる。
また、図示しないが、回動アームにも仰角アームと同じ構造の仰角係止部を設けて伸縮アームの回動を段階的に係止できる構造とし、この制御のためのワイヤを接続板に接続することにより、回動アームを確実に所定の角度で係止することができる。さらに、回動アームを傾斜したまま係止させ、より多彩な角度で設置可能な平面型表示装置用天吊り装置とすることができる。
【0021】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明による平面型表示装置用天吊り装置によれば、請求項1に係わる発明は、天井に固定された固定金具と、同固定金具に軸支された円柱形の回動アームと同回動アームから垂直に立設され、天井面と水平から垂直に回動する円筒形の外アームと同外アームの内側に回転および長手方向に摺動自在な円筒形の内アームと同内アームの先端に天井面と平行に設けられた円筒形の仰角アームとで構成される伸縮アームと、同仰角アームの両端に同仰角アームと回転自在に摺動する摺動部を備え、同摺動部が一方の面にそれぞれ固定され、他方の面に平面型表示装置の背面が取り付けられ、同平面型表示装置の仰角方向に回動する取付台とからなり、
伸縮アームに所定の伸縮位置で係止または係止の解除を行なう伸縮係止部と、仰角アームに取付台を所定の仰角で係止または係止の解除を行なう仰角係止部と、同仰角係止部と伸縮係止部とにワイヤで接続された牽引把手とを伸縮アームの先端に設け、同牽引把手の牽引で係止の解除を行ない、牽引把手の開放で係止を行なう構造により、
牽引把手を牽引する、放すという一つの操作で天井からの取り出しと、伸縮アームの伸縮と、伸縮アームの左右への回動と、取付台の仰角との各種位置設定を行なうことができるため、平面型表示装置の取り出しと設置、格納とを容易に行なうことができる。
【0022】
請求項2に係わる発明は、固定金具に係合部と、牽引把手に同係合部と対応する係止爪とを設け、伸縮アームを収縮させるとともに、天井と平行となる位置まで回動させ、係止爪が係合部に係止されることにより伸縮アームが固定金具に係止され、また、牽引把手を牽引することにより伸縮アームが固定金具より開放される構造とすることにより、
把手を握ったまま伸縮アームが固定金具より開放されるされるため、伸縮アームが急に下方に回動したとしても、安全に作業を行なうことができる。
【0023】
請求項3に係わる発明は、伸縮係止部を、外アームの内壁に円周状に設けられた複数の溝と、内アームに備えられ、溝に対応したスリットと、同スリット内をワイヤの制御により内アームの内周または外周方向に摺動して溝と嵌合し、バネにより内アームの外周方向に付勢された係止片とからなる構造とすることにより、
伸縮係止部の係止と、係止の解除とをワイヤの制御のみで行なうことができ、制御を伸縮係止部から離れた位置で行なうことができる。
【0024】
請求項4に係わる発明は、外アームの円周面の溝を断面歯車状に形成し、内アームが円周方向に回転したとき、係止片により所定の角度で係止される構造とすることにより、
内アームを回動させて平面型表示装置を左右に回動したときに、所定の角度で確実に係止することができるとともに、伸縮係止部の構造をそのまま流用できるため、簡単な構造の追加のみでこの機能を追加することができる。
【0025】
請求項5に係わる発明は、仰角係止部を、仰角アームの端面と対応する摺動部端面に円周状に設けられた断面歯車状の溝と、仰角アームの端面に備えられ、直径方向で対向する溝に対応したスリットと、同スリット内をワイヤの制御により摺動部端面または仰角アームの内部方向に摺動して溝と嵌合し、バネにより摺動部端面方向に付勢された係止片とからなる構造とすることにより、
仰角係止部の係止と、係止の解除とをワイヤの制御のみで行なうことができ、制御を仰角係止部から離れた位置で行なうことができる。
【0026】
請求項6に係わる発明は、内アームの基端部は外アーム内部でバネにより回動アームに張架されてなる構造とすることにより、相対的に平面型表示装置の重量を軽減させ、天吊り装置の取り扱いを容易とすることができる。
【0027】
請求項7に係わる発明は、牽引把手を人の手先が挿入される略楕円状に形成し、牽引把手を取り巻いて伸縮アームの先端に固定されたコ字型の把手を設けてなる構造とすることにより、
把手と牽引把手とを握る、放すという操作で牽引把手を制御することができるため、片手で収納装置を取り扱うことができる。
【0028】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による平面型表示装置用天吊り装置の一実施例を示す斜視図である。
【図2】本発明による平面型表示装置用天吊り装置の動作手順を示す説明図である。
【図3】本発明による平面型表示装置用天吊り装置の一実施例を示す断面図である。
【図4】本発明による平面型表示装置用天吊り装置の仰角係止部を示す要部断面図であり、(A)は仰角アーム端部、(B)は摺動部である。
【図5】本発明による平面型表示装置用天吊り装置の伸縮係止部を示す要部断面図であり、(A)は伸縮アーム部の縦方向断面図、(B)は伸縮アーム部の円周方向断面図である。
【図6】本発明による平面型表示装置用天吊り装置の係止爪の動作を表す要部断面図である。
【図7】従来の平面型表示装置用天吊り装置を示す斜視図である。
【符号の説明】
1 固定金具
1a 金属棒
2 伸縮アーム
2a 伸縮係止部
2b 仰角係止部
3 平面型表示装置
4 取付台
5 回動アーム
5a 金属軸
6 外アーム
6a 溝
6b バネ
7 内アーム
7a スリット
7b バネ
7c 係止片
7d 隔壁
8 仰角アーム
8a 隔壁
8b 接続板
8c スリット
8d バネ
8e 係止片
8f 隔壁
9 摺動部
9a 溝
10 ネジ
11 バネ
12 牽引把手
12a 係止爪
12b 牽引棒
13 把手
14 ワイヤ

Claims (7)

  1. 天井に固定された固定金具と、同固定金具に軸支された円柱形の回動アームと同回動アームから垂直に立設され、天井面と水平から垂直に回動する円筒形の外アームと同外アームの内側に回転および長手方向に摺動自在な円筒形の内アームと同内アームの先端に天井面と平行に設けられた円筒形の仰角アームとで構成される伸縮アームと、同仰角アームの両端に同仰角アームと回転自在に摺動する摺動部を備え、同摺動部が一方の面にそれぞれ固定され、他方の面に平面型表示装置の背面が取り付けられ、同平面型表示装置の仰角方向に回動する取付台とからなり、
    前記伸縮アームに所定の伸縮位置で係止または係止の解除を行なう伸縮係止部と、前記仰角アームに前記取付台を所定の仰角で係止または係止の解除を行なう仰角係止部と、同仰角係止部と前記伸縮係止部とにワイヤで接続された牽引把手とを前記伸縮アームの先端に設け、同牽引把手の牽引で係止の解除を行ない、前記牽引把手の開放で係止を行なう構造からなることを特徴とする平面型表示装置用天吊り装置。
  2. 前記固定金具に係合部と、前記牽引把手に同係合部と対応する係止爪とを設け、前記伸縮アームを収縮させるとともに、天井と平行となる位置まで回動させ、前記係止爪が前記係合部に係止されることにより前記伸縮アームが前記固定金具に係止され、また、前記牽引把手を牽引することにより前記伸縮アームが前記固定金具より開放されてなることを特徴とする請求項1記載の平面型表示装置用天吊り装置。
  3. 前記伸縮係止部は、前記外アームの内壁に円周状に設けられた複数の溝と、前記内アームに備えられ、前記溝に対応したスリットと、同スリット内を前記ワイヤの制御により前記内アームの内周または外周方向に摺動して前記溝と嵌合し、バネにより前記内アームの外周方向に付勢された係止片とからなることを特徴とする請求項1記載の平面型表示装置用天吊り装置。
  4. 前記外アームの円周面の前記溝を断面歯車状に形成し、前記内アームが円周方向に回転したとき、前記係止片により所定の角度で係止されてなることを特徴とする請求項3記載の平面型表示装置用天吊り装置。
  5. 前記仰角係止部は、前記仰角アームの端面と対応する前記摺動部端面に円周状に設けられた断面歯車状の溝と、前記仰角アームの端面に備えられ、直径方向で対向する前記溝に対応したスリットと、同スリット内を前記ワイヤの制御により前記摺動部端面または前記仰角アームの内部方向に摺動して前記溝と嵌合し、バネにより前記摺動部端面方向に付勢された係止片とからなることを特徴とする請求項1記載の平面型表示装置用天吊り装置。
  6. 前記内アームの基端部は前記外アーム内部でバネにより前記回動アームに張架されてなることを特徴とする請求項1記載の平面型表示装置用天吊り装置。
  7. 前記牽引把手を人の手先が挿入される略楕円状に形成し、前記牽引把手を取り巻いて前記伸縮アームの先端に固定されたコ字型の把手を設けてなることを特徴とする請求項1記載の平面型表示装置用天吊り装置。
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