JP2006051966A - 折り畳みコンテナー - Google Patents

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Abstract

【解決手段】箱型に組み立てられた状態から、一方の相対する側壁3を先に底部1方向に倒し、次いで、もう一方の相対する側壁2を後から底部方向に倒すことにより折り畳むことが可能で、且つ、前記先に底部方向に倒される側壁を底部とは反対方向に倒すことが可能な折り畳みコンテナーにおいて、前記先に底部方向に倒される側壁が、連結部材4を介して、上部回転軸と下部回転軸との二軸回転機構により、底部にヒンジ連結されるように構成したものである。
【効果】箱型に組み立てられた折り畳みコンテナーの一方の開放部から、底部の上面をスライドさせながら、物品を取り出す際に、物品が、段差や突部に当接するようなことを防止することができ、従って、物品の円滑な取り出しを行うことができる。
【選択図】図16

Description

本発明は、底部を囲むように配設された側壁が、底部に重なるように折り畳むことが可能な折り畳みコンテナーに関するものである。
従来、平面形状が略長方形に形成された底部の相対する長辺部に、ヒンジ部材を介して連結されているとともに、略垂直に立てられた状態から、底部方向にのみ倒すことが可能な長側壁と、同じく、上記底部の相対する短辺部に、ヒンジ部材を介して連結されているとともに、略垂直に立てられた状態から、底部方向及び底部とは反対方向に倒すことが可能な短側壁とからなる折り畳みコンテナーが知られている。
そして、箱型に組み立てられた状態から、略垂直状態の相対する短側壁を、底部に重なるように倒し、次いで、略垂直状態の相対する長側壁を、底部に重なるように倒された短側壁の上に倒すことにより、折り畳むように構成されており、また、箱型に組み立てられた状態においては、長側壁と短側壁が、底部方向に倒れないように、互いに、ロック機構によりロックされている。
また、箱型に組み立てられた状態において、相対する短側壁のうち、一方の短側壁と長側壁とのロック状態を解除することにより、一方の短側壁を、底部とは反対方向に倒して、箱型に組み立てられた折り畳みコンテナーの一方の短側壁側を開放して、箱型に組み立てられた折り畳みコンテナーから物品を取り出すことができるように構成されている。
上述したような構成を有する折り畳みコンテナーは、一例として、特許文献1に開示されている。
特開2002−166931号公報
従来の折り畳みコンテナーにおいては、箱型に組み立てられた折り畳みコンテナーから物品を取り出すために、一方の短側壁を、底部と反対方向に倒した際に、倒された短側壁が、物品が載置されている底部の上面より上方に位置しているために、底部の上面をスライドさせながら、物品を取り出すことができないという問題があった。
また、倒された短側壁が、物品が載置されている底部の上面より上方に位置しているために、一方の短側壁を、底部とは反対方向に倒して形成された開放面積が小さく、従って、箱型に組み立てられた折り畳みコンテナーからの物品の取り出し作業の作業性が悪いという問題があった。
本発明の目的は、上述した従来の折り畳みコンテナーが有する課題を解決することにある。
本発明は、上述した目的を達成するために、箱型に組み立てられた状態から、一方の相対する側壁を先に底部方向に倒し、次いで、もう一方の相対する側壁を後から底部方向に倒すことことにより折り畳むことが可能で、且つ、前記先に底部方向に倒される側壁を底部とは反対方向に倒すことが可能な折り畳みコンテナーにおいて、第1には、前記先に底部方向に倒される側壁が、連結部材を介して、上部回転軸と下部回転軸との二軸回転機構により、底部にヒンジ連結されるように構成したものであり、第2には、前記先に底部方向に倒される側壁が底部と反対方向に倒された際には、前記連結部材の下端水平フランジの裏面に垂設された帯状突出リブが、前記底部に形成された段差に嵌合するように構成したものであり、第3には、前記先に底部方向に倒される側壁が底部と反対方向に倒された際には、前記先に底部方向に倒される側壁の下端水平フランジが、前記連結部材の嵌合突部に形成された凹部に嵌合されるように構成したものである。
先に底部方向に倒される側壁が、連結部材を介して、上部回転軸と下部回転軸との二軸回転機構により、底部にヒンジ連結されるように構成したので、箱型に組み立てられた折り畳みコンテナーの一方の開放部から、底部の上面をスライドさせながら、物品を取り出す際に、物品が、段差や突部に当接するようなことを防止することができ、従って、物品の円滑な取り出しを行うことができる。
先に底部方向に倒される側壁が底部と反対方向に倒された際には、連結部材の下端水平フランジの裏面に垂設された帯状突出リブが、底部に形成された段差に嵌合するように構成したので、連結部材の内面と底部の上面とを、確実に面一とすることができる。
先に底部方向に倒される側壁が底部と反対方向に倒された際には、先に底部方向に倒される側壁の下端水平フランジが、連結部材の嵌合突部に形成された凹部に嵌合されるように構成したので、先に底部方向に倒される側壁の上部回転軸を中心とした下方への回動を制限することができるので、連結部材の内面と先に底部方向に倒される側壁の内面とを確実に面一にすることができる。
以下に、本発明の実施例について説明するが、本発明の趣旨を越えない限り、何ら、本実施例に限定されるものではない。
本発明の全体構成は、図1に示されているように、長辺に沿って形成された相対する長辺土手部1aを有する底部1と、底部1の長辺土手部1aにヒンジ連結された長側壁2と、底部1の短辺に、後述する二軸回転機構を介してヒンジ連結された短側壁3とから構成されている。
先ず最初に、図2〜図5を用いて、底部1について説明する。
底部1は、平面形状が長方形状の底板1bを有しており、底板1bの裏面には、底板1bの長辺に沿った複数のリブ1c1と底板1bの短辺に沿った複数のリブ1c2とにより、底部嵌合部1cが形成されている。箱型に組み立てられた折り畳みコンテナーを、上下方向に積み重ねた際には、上に位置する折り畳みコンテナーの底部1に形成された底部嵌合部1cが、下に位置する折り畳みコンテナーの上部開口部に嵌合されるように構成されている。
長辺側土手部1aは、底部1の底板1bの縁部から上方に略垂直に延在する内側垂直部1a1と、内側垂直部1a1の上端から外側に略水平に延在する水平部1a2と、水平部1a2の縁部から内側垂直部1a1と略平行に下方に延在する外側垂直部1a3とから構成されており、長手方向に対して垂直な断面形状が、略逆U字状に形成されている。
長辺側土手部1aの両端部は、上述したような略逆U字状の断面形状を有しておらず、外側垂直部1a3が省略されているとともに、略逆U字状の断面形状を有する長辺側土手部1aの両側部は、略垂直な閉鎖側板部1a4により閉鎖されている。長辺側土手部1aの両端部は、外側垂直部1a3が省略されていて、内側垂直部1a1と水平部1a2とから構成され、長辺側土手部1aの長手方向に対して垂直な断面形状が、略逆L字状に形成されている。なお、略逆L字状に形成されている長辺側土手部1aの両端部を、以下、略逆L字状端部領域と称し、1a’を付すとともに、長辺側土手部1aの断面形状が略逆U字状の領域を、以下、略逆U字状端部領域と称し、1a”を付す。
略逆L字状端部領域1a’を構成する内側垂直部1a1の端部と水平部1a2の端部とは、略垂直な端部側板1a5で連結されている。また、閉鎖側板部1a4の略中央部と端部側板1a5の略中央部と内側垂直部1a1の略中央部とは、補強用の水平な架橋水平板1a6で連結されており、更に、略逆L字状端部領域1a’を構成する水平部1a2の上面には、水平部1a2を下方に膨出させることにより、嵌合凹部1a7が形成されている。更に、閉鎖側板部1a4の下端と端部側板1a5の下端とは、略水平な下端板1a8で連結されており、下端板1a8の下面には、下端板1a8を下方に膨出させることにより、嵌合凹部1a7の略真下に位置する嵌合凸部1a9が形成されている。
底部1の底板1bの短辺から垂設された垂直側端壁1b1の両端部付近には、所定の間隔を置いて、切欠き凹部1dが形成されており、切欠き凹部1dは、奥壁1d1と相対する側壁1d2とを有しており、略逆L字状端部領域1a’側に位置する一方の側壁1d2には、軸挿入孔1d3が穿設されている。なお、略逆L字状端部領域1a’を構成する内側垂直部1a1にも、軸挿入孔1d3に対応して、同様の軸挿入孔1a10が穿設されている。また、底板1bと垂直側端壁1b1とにより形成される角部には、底板1bの短辺に沿って、段差1b2が形成されている。
次に、図3、図4、図6及び図7を用いて、底部1の長辺側土手部1aを構成する略逆U字状端部領域1a”に配設されている雌ヒンジ部材H1について説明する。
長辺側土手部1aの水平部1a2には、平面形状が長方形の縦孔h1が穿設されている。また、長辺側土手部1aの内側垂直部1a1には、上方が開放されているとともに、底板1c方向に延在する切欠き凹部h2が形成されている。
切欠き凹部h2の両側に位置する内側垂直部1a1の内面(外側垂直部1a3側に位置する面)の上端部には、フックh3が突設されており、フックh3は、長辺側土手部1aの水平部1a2から外側垂直部1a3に向かって、外側垂直部1a3に徐々に接近するように傾斜した上部傾斜面h3aと略水平な庇部h3bとにより構成されている。
上述した長辺側土手部1aに形成された縦孔h1と切欠き凹部h2とフックh3とにより、雌ヒンジ部材H1が構成されている。
次に、図1、図3、図8及び図9を用いて、長側壁2及び長側壁2に配設された雄ヒンジ部材H2について説明する。
長側壁2は、略横長の長方形状の板状部2aと、板状部2aの上端から、板状部2aの外面(折り畳みコンテナーを箱型に組み立てた際に、外側に位置する面)2a1から突出するように延在する上端水平フランジ2bと、板状部2aの下端から、板状部2aの外面2a1から突出するように延在する下端水平フランジ2cと、上端水平フランジ2bの両端と下端水平フランジ2cの両端とを連結する相対する端部垂直フランジ2dとを有している。
板状部2aの上部角部には、上端水平フランジ2bの両端部分を、板状部2aの内面(折り畳みコンテナーを箱型に組み立てた際に、内側に位置する面)2a2から突出する方向に延在することにより形成された板状の角部水平部2eが形成されており、また、端部垂直フランジ2dの上端部分を、板状部2aの内面2a2から突出する方向に延在することにより形成された板状の角部垂直部2fが形成されており、角部水平部2eの外側端部と角部垂直部2fの上端部とが連接されている。また、板状部2aの内面2a2には、角部垂直部2fと所定の間隔を置いて、且つ、角部垂直部2fと略平行な板状の内側垂直部2gが、上端水平フランジ2bから垂設するように形成されている。
角部垂直部2fの略中央部の縁部には、内側垂直部2g方向に延在するとともに板状部2aと略平行な外側係止突部2f1が形成されており、更に、内側垂直部2gの略中央部の縁部には、上記の外側係止突部2f1に対向するように、外側係止突部2f1方向に延在するとともに板状部2aと略平行な内側係止突部2g1が形成されている。なお、角部水平部2eと角部垂直部2fと内側垂直部2gとにより囲まれた板状部2aに形成された略方形状の透孔2hは、長側壁2を一体成形する際の金型の抜き孔である。
内側垂直部2gの上端部には、内側垂直部2gの上端部を切り欠くことにより、切り欠き凹部2iが形成されており、また、角部垂直部2fの下端部には、角部垂直部2fの下端部を切り欠くことにより、角部切り欠き部2jが形成されている。なお、上端水平フランジ2bの両端部付近には、上端水平フランジ2bを下方に膨出させることにより、嵌合凹部2kが形成されており、嵌合凹部2kは、上述した底部1の下端板1a8に形成された嵌合凸部1a9の真上に位置するように構成されている。更に、下端水平フランジ2cの両端部には、下端水平フランジ2cを下方に膨出させることにより、嵌合凸部2mが形成されており、嵌合凸部2mは、長側壁2を略垂直に立てた際に、底部1の略逆L字状端部領域1a’に形成された嵌合凹部1a7に嵌合されるように構成されている。
上述した角部水平部2eと角部垂直部2fと内側垂直部2gと切り欠き凹部2iと角部切り欠き部2jとにより、長側壁2の上部両端角部に、ロック雌部材Lが構成されている。
長側壁2の下端水平フランジ2cの裏面には、雄ヒンジ部材H2が形成されている。雄ヒンジブ部材H2は、所定の間隔をおいて、且つ、下端水平フランジ2cの長手方向に対して垂直に、下端水平フランジ2cの裏面に垂設されている板状の支持片h10を有しており、一対の支持片h10は、連結片h11により連結されている。一対の支持片h10の外側面(一対の支持片h10の相対する面とは反対側の面)間の幅は、切欠き凹部h2の横幅より、若干、狭く形成されており、一対の支持片h10が、切欠き凹部h2に挿入可能なように構成されている。また、一対の支持片h10の外側面の下端部には、ヒンジブロックh12が取着されており、ヒンジブロックh12の下端水平フランジ2cとの対向面(以下、上面という。)h12aは、下端水平フランジ2cと略平行な平坦面として形成されており、更に、上記の上面h12aの板状部2a側に位置する端部には、略直方体状の当接ブロック部h12bが突設されている。そして、長側壁2の下端水平フランジ2cの裏面に形成された雄ヒンジ部材H2は、雌ヒンジ部材H1を形成する長辺側土手部1aに形成された縦孔h1に挿入可能なように構成されている。
上述した一対の支持片h10と連結片h11と当接ブロック部h12bを有するヒンジブロックh12とにより、雄ヒンジ部材H2が構成されている。
底部1と長側壁2とをヒンジ連結するには、図6に示されているように、長側壁2を、底部1と略平行になるように、略水平状態に配置し、その後、その状態を維持したまま、長側壁2を、底部1に向かって下降させ、長側壁2に形成されたヒンジブロックh12が突設されている支持片h10を、長辺側土手部1aに形成された切欠き凹部h2に挿入するとともに、ヒンジブロックh12を、長辺側土手部1aに形成された縦孔h1に挿入すると、ヒンジブロックh12は、図6に示されているように、底部1の長辺側土手部1aを形成する内側垂直部1a1の内面に突設されたフックh3の上部傾斜面h3aに載置されることになる。その後、長側壁2と底部1との略水平状態を維持したまま、長側壁2を、更に、底部1に向かって、強制的に下降させると、ヒンジブロックh12は、長辺側土手部1aの内側垂直部1a1或いは/及び外側垂直部1a3を湾曲変形させて、底部1に形成された長辺側土手部1aの外側垂直部1a3と内側垂直部1a1の内面に突設されたフックh3との間の間隙を拡げることにより、外側垂直部1a3と内側垂直部1a1の内面に突設されたフックh3との間を通過し、図4に示されているように、底部1に形成された長辺側土手部1aの外側垂直部1a3と内側垂直部1a1との間に配置されることになる。このようにして、底部1の長辺側土手部1aに配設された雌ヒンジ部材H1と長側壁2に配設された雄ヒンジ部材H2とがヒンジ連結されることになる。
折り畳みコンテナーが折り畳まれた状態から、略水平状態の長側壁2を、略垂直に立てると、図7に示されているように、ヒンジブロックh12の当接ブロック部h12bが、底部1に形成された長辺側土手部1aの内側垂直部1a1に突設されたフックh3の庇部h3bの下に入り込むとともに、長側壁2の下端水平フランジ2cが、底部1の長辺側土手部1aの水平部1a2に載置されることになる。そして、フックh3の庇部h3bの下に入り込んだヒンジブロックh12の当接ブロック部h12bは、フックh3の庇部h3bと当接するように、或いは、庇部h3bに接近した位置をとるように構成されており、従って、折り畳みコンテナーが、箱型に組み立てられた状態においては、長側壁2が、上下方向にがたつくようなことがない。
次に、図10〜図11を用いて、短側壁3について説明する。
短側壁3は、横長の略長方形状の板状部3aを有しており、板状部3aの上端から、板状部3aの外面(折り畳みコンテナーを箱型に組み立てた際に、外側に位置する面)3a1から突出するように延在する上端水平フランジ3bと、板状部3aの下端から、板状部3aの外面3a1から突出するように延在する下端水平フランジ3cと、板状部3aの側端に沿って、且つ、板状部3aの外面3a1から突出するように延在する相対する端部垂直フランジ3dとを有している。
上端水平フランジ3bの両端は、端部垂直フランジ3dまで達しておらず、また、端部垂直フランジ3dの上端は、上端水平フランジ3bまで達しておらず、端部垂直フランジ3dの下端は、下端水平フランジ3cの両端に連接されている。端部垂直フランジ3dの上端には、板状部3aの中央方向に延在する板状の端部水平部3eが形成されている。
上端水平フランジ3bの下方に位置する板状部3aの外面3a1には、上端水平フランジ3bと所定の間隔を置いて、上部水平フランジ3fが形成されており、上端水平フランジ3bの先端の両端部と上部水平フランジ3fの先端の両端部付近とは、板状部3aに平行な帯状の連結垂直リブ3gにより連結されている。また、板状部3aの外面3a1と上端水平フランジ3bと端部水平部3eと連結垂直リブ3gとにより囲まれた領域には、ロック雄部材挿通透孔3hが形成されている。更に、上端水平フランジ3bと上部水平フランジ3fとは、垂直ガイドリブ3iにより連結されており、垂直ガイドリブ3iの板状部3aの外面3a1からの高さは、上端水平フランジ3bや上部水平フランジ3gの板状部3aの外面3a1からの高さより、低く形成されている。本実施例においては、所定の間隔を置いて、2本の垂直ガイドリブ3iが形成されている。
短側壁3の下端水平フランジ3cの裏面の両端部付近には、それぞれ、一対の略円筒状の軸受部3jが垂設されている。即ち、下端水平フランジ3cの裏面の一方の端部付近には、所定の間隔を置いて、一対の軸受部3jが垂設されており、また、下端水平フランジ3cの裏面のもう一方の端部付近には、所定の間隔を置いて、一対の軸受部3jが垂設されている。
下端水平フランジ3cの先端の中央部には、切り欠き凹部3c1が形成されている。また、下端水平フランジ3cと上部水平フランジ3gとは、必要に応じて適宜、垂直リブ3kにより連結されている。更に、下端水平フランジ3cの中央部側に位置する軸受部3jと下端水平フランジ3cとにより形成される隅部には、板状部3aを、下端水平フランジ3cを越えて下方に延長することにより、横長の帯状突出リブ3mが形成されている。
次に、図12〜図13を用いて、底部1と短側壁3とを連結する連結部材4について説明する。
連結部材4は、横長の帯状の板状部4aと、板状部4aの上端から、板状部4aの外面(折り畳みコンテナーを箱型に組み立てた際に、外側に位置する面)4a1から突出するように延在する上端フランジ4bと、板状部4aの下端から、板状部4aの外面4a1から突出するように延在する下端水平フランジ4cとを有している。
上端フランジ4bは、中央水平部4b1と、中央水平部4b1の両端から外側に延在するとともに、中央水平部4b1より、一段下がった中間水平部4b2と、中間水平部4b2の端部から外側に延在するとともに、中間水平部4b2より、一段下がった端部水平部4b3とから形成されている。中央水平部4b1の両端と中間水平部4b2の中央水平部4b1側の両端とは、下端水平フランジ4cまで達する板状の内側垂直部4b4により連結されており、また、中間水平部4b2の端部水平部4b3側の端部と端部水平部4b3の中間水平部4b2側の端部とは、下端水平フランジ4cまで達する板状の中間垂直部4b5により連結されており、更に、端部水平部4b3の端部と下端水平フランジ4cの両端とは、板状の端部垂直部4b6により連結されている。
両側に配置されている上端フランジ4bを構成する端部水平部4b3の上面の端部付近及び中央部付近には、所定の間隔を置いて、一対の略円筒状の上部軸受部4dが立設されている。また、下端水平フランジ4cの裏面の両端付近には、略円筒状の下部軸受部4eが垂設されている。即ち、下端水平フランジ4cの裏面には、2個の下部軸受部4eが垂設されている。
上端フランジ4bを構成する中央水平部4b1の板状部4aから遠い方の上面には、中央水平部4b1の幅方向の略全長に亘たって、横長の帯状突出ブロック4fが突設されており、また、帯状突出ブロック4fの上面には、側面形状が、略逆L状の嵌合突部4gが立設されており、嵌合突部4gは、帯状突出ブロック4fの上面から立設された、横長の垂直部4g1と、垂直部4g1の上端から、板状部4a方向に延在する水平部4g2とから構成されている。嵌合突部4gの垂直部4g1は、折り畳みコンテナーが箱型に組み立てられた状態において、図26等の示されているように、短側壁3の下端水平フランジ3cの中央部に形成された切り欠き凹部3c1に嵌合するとともに、嵌合突部4gの水平部4g2が、短側壁3の下端水平フランジ3cの上面に当接或いは接近して位置するように構成されている。また、下端水平フランジ4cの裏面には、下端水平フランジ4cを越えて、板状部4aを下方に延在することにより、横長の帯状突出リブ4hが垂設されている。なお、4iは、嵌合突部4gの垂直部4g1と水平部4g2とにより形成される角部に、所定の間隔を置いて穿設された透孔である。
次に、主として、図14を用いて、短側壁3を、連結部材4を介して、底部1の短辺にヒンジ連結する手段について説明する。
短側壁3の下端水平フランジ3cの裏面の両端部付近に垂設された一対の略円筒状の軸受部3jの間隙に、連結部材4の上端フランジ4bを構成する端部水平部4b3の上面に立設された一対の上部軸受部4dのうちの中間水平部4b2寄りの上部軸受部4dを嵌合するとともに、連結部材4の端部水平部4b3の上面に立設された一対の上部軸受部4dの間隙に、短側壁3の下端水平フランジ3cの裏面に垂設された一対の略円筒状の軸受部3jのうちの外側に位置する軸受部3jを嵌合する。その後、短側壁3の下端水平フランジ3cの裏面に垂設された一対の略円筒状の軸受部3jと連結部材4の端部水平部4b3の上面に立設された一対の上部軸受部4dとに、連結ピンp1を嵌入することにより、短側壁3と連結部材4とをヒンジ連結する。このようにして、短側壁3の下端水平フランジ3cの裏面の両端部付近に垂設された一対の略円筒状の軸受部3jと連結部材4の上部軸受部4dと連結ピンp1とにより、連結ピンp1の軸芯を中心とした上部回転軸が形成される。
また、連結部材4の下端水平フランジ4cの裏面に垂設された下部軸受部4eを、底部1の短辺の両端部付近に形成された切欠き凹部1dに挿入するとともに、底部1に形成された切欠き凹部1dを構成する一方の側壁1d2に穿設された軸挿入孔1d3と底部1の略逆L字状端部領域1a’を構成する内側垂直部1a1に穿設された軸挿入孔1a10と上記の切欠き凹部1dに挿入された下部軸受部4eとに、連結ピンp2を嵌入することにより、底部1と連結部材4とをヒンジ連結する。このようにして、連結部材4の下端水平フランジ4cの裏面に垂設された下部軸受部4eと、底部1に形成された切欠き凹部1dを構成する一方の側壁1d2bに穿設された軸挿入孔1d3と、底部1の略逆L字状端部領域1a’を構成する内側垂直部1a1に穿設された軸挿入孔1a10と、連結ピンp2とにより、連結ピンp2の軸芯を中心とした下部回転軸が形成される。
上述したようにして、短側壁3が、連結部材4を介して、底部1にヒンジ連結されることになる。
図1に示されている箱型に組み立てられた状態から、略垂直状態の短側壁3を、図15の左側に位置する短側壁3のように、底部1方向に倒す際には、短側壁3は、上述した短側壁3の下端水平フランジ3cの裏面に垂設された一対の略円筒状の軸受部3jと連結部材4の上部軸受部4dと連結する連結ピンp1の軸芯を中心とした上部回転軸を中心に、底部1方向に回動されることになる。また、略垂直状態の短側壁3を、図15の右側に位置する短側壁3のように、底部1と反対方向に倒す際には、上述した連結部材4の下端水平フランジ4cの裏面に垂設された下部軸受部4eと、底部1に形成された切欠き凹部1dを構成する一方の側壁1d2bに穿設された軸挿入孔1d3と、底部1の略逆L字状端部領域1a’を構成する内側垂直部1a1に穿設された軸挿入孔1a10に嵌入され、連結部材4と底部1とを連結する連結ピンp2の軸芯を中心とした下部回転軸を中心に、外側に倒されることになる。
上述したように、短側壁3は、連結部材4を介して、上述した上部回転軸と下部回転軸との二軸回転機構により、底部1とヒンジ連結されている。
箱型に組み立てられた状態から、略垂直状態の短側壁3を、底部1と反対方向に倒した際には、図16に示されているように、連結部材4の下端水平フランジ4cは、底部1の底板1bの短辺から垂設された垂直側端壁1b1に面接触するように構成されており、また、連結部材4の下端水平フランジ4cの裏面に垂設された帯状突出リブ4hは、底部1の底板1bの短辺に沿って形成された段差1b2に嵌合するとともに、連結部材4の板状部4aの内面(折り畳みコンテナーを箱型に組み立てた際に、内側に位置する面)4a2と底部1の底板1bの上面とが略面一となるように構成されている。また、短側壁3の下端水平フランジ3cの先端部は、図16に示されているように、連結部材4の嵌合突部4gを構成する垂直部4g1と水平部4g2及び帯状突出ブロック4fの上面とにより形成される凹部4jに嵌合されるように構成されており、連結部材4の板状部4aの内面4a2と短側壁3の板状部3aの内面3a2とが略面一になるように構成されている。従って、箱型に組み立てられた状態から、図16に示されているように、略垂直状態の短側壁3を、底部1と反対方向に倒した際には、底部1の底板1bの上面と連結部材4の板状部4aの内面4a2と短側壁3の板状部3aの内面3a2とが略面一になるように構成されている。
上述したように、短側壁3の下端水平フランジ3cの先端部が、図16に示されているように、連結部材4の嵌合突部4gを構成する垂直部4g1と水平部4g2及び帯状突出ブロック4fの上面とにより形成される凹部4jに嵌合されるように構成されているので、短側壁3の上部回転軸を中心とした下方への回動を制限することができるので、連結部材4の板状部4aの内面4a2と短側壁3の板状部3aの内面3a2とを確実に面一にすることができる。
上述したように、箱型に組み立てられた状態から、略垂直状態の短側壁3を、底部1と反対方向に倒した際には、図16に示されているように、連結部材4の下端水平フランジ4cが、底部1の底板1bの短辺から垂設された垂直側端壁1b1に面接触するように構成されているので、連結部材4の板状部4aの内面4a2と底部1の底板1bの上面とを略面一とすることができる。また、連結部材4の下端水平フランジ4cの裏面に垂設された帯状突出リブ4hが、底部1の底板1bの短辺に沿って形成された段差1b2に嵌合するように構成されているので、連結部材4の板状部4aの内面4a2と底部1の底板1bの上面とを、確実に面一とすることができる。
箱型に組み立てられた状態から、一方の短側壁3を、底部1と反対側に倒した際には、上述したように、底部1の底板1bの上面と連結部材4の板状部4aの内面4a2と短側壁3の板状部3aの内面3a2とが略面一に形成され、底部1の底板1bの上面と連結部材4の板状部4aの内面4a2と短側壁3の板状部3aの内面3a2とには、段差や突部が形成されていないので、図17に示されているように、箱型に組み立てられた折り畳みコンテナーの一方の短側壁3が底部1と反対側に倒されて形成された開放部から、底部1の底板1bの上面をスライドさせながら、物品Aを取り出す際に、物品Aが、上記の段差や突部に当接し、物品Aの箱型に組み立てられた折り畳みコンテナーからの円滑な取り出しが阻害されるようなことがない。
次に、図18〜図19を用いて、短側壁3に配設される合成樹脂で一体成形されたロック雄部材5について説明する。
ロック雄部材5は、上部水平部5a1と、下部水平部5a2と、上部水平部5a1の両端と下部水平部5a2の両端を連結する相対する側部垂直部5a3と、上部水平部5a1と下部水平部5a2と一対の側部垂直部5a3とにより形成された額縁状枠体の一方の開口を閉鎖する背板5a4とにより形成された箱状本体5aを有しており、背板5a4には、背板5a4を、前方に凹ますことにより形成された一対の垂直ガイド溝5bが形成されている。
箱状本体5aを構成する相対する側部垂直部5a3には、側部垂直部5a3に対して略垂直な箱状の腕部5cが、それぞれ延設されている。腕部5cは、上部水平部5c1と、下部水平部5c2と、上部水平部5c1の先端と下部水平部4c2の先端を連結する側部垂直部5c3と、上部水平部5c1と下部水平部5c2と箱状本体5aの側部垂直部5c3とにより形成された額縁状枠体の一方の開口を閉鎖する前板5c4とにより構成されている。
箱状本体5aを挟んで位置する一対の腕部5cを構成する上部水平部5c1の上面には、上部水平部5c1から箱状本体5aを構成する相対する側部垂直部5a3に向かって、上方に傾斜する上部弾性板材5dが形成されており、また、腕部5cを構成する下部水平部5c2の裏面には、上部水平部5c1から箱状本体5aを構成する相対する側部垂直部5a3に向かって、下方に傾斜する下部弾性板材5eが形成されている。
腕部5cを構成する側部垂直部5c3には、箱型の中間部材5fを介して、或いは、腕部5cを構成する側部垂直部5c3に、直に、係止部材5gが、略水平に連接されている。係止部材5gは、中間部材5fの外側側壁5f1或いは中間部材5fが省略されている場合には、腕部5cを構成する側部垂直部5c3に略垂直に形成された角柱状の係止本体5g1と、係止本体5g1の相対する垂直側面5g1’の先端部に突設された一対の係止突部5g2とを有している。
次に、主として、図10、図11及び図18〜図20を用いて、短側壁3へのロック雄部材5の取り付けについて説明する。
ロック雄部材5の係止部材5gを、短側壁3に形成されたロック雄部材挿通透孔3hに挿通するとともに、ロック雄部材5の背板5a4に形成された一対の垂直ガイド溝5bに、短側壁3に形成された垂直ガイドリブ3iを挿入する。少なくとも、ロック雄部材5の係止部材5gを形成する係止突部5g2は、ロック雄部材挿通透孔3hから外側に突出しているとともに、ロック雄部材5が、短側壁3の端部垂直フランジ3dを越えて、外側に突出しないように構成されている。また、ロック雄部材5が、短側壁3に取り付けられた際には、ロック雄部材5の上部弾性板材5dが、短側壁3の上端水平フランジ3bに当接或いは接近して位置するとともに、ロック雄部材5の下部弾性板材5eが、短側壁3の上部水平フランジ3fに当接或いは接近して位置するように構成されている。上記のように、ロック雄部材5の背板5a4に形成された一対の垂直ガイド溝5bに、短側壁3に形成された垂直ガイドリブ3iが挿入されているので、ロック雄部材5の水平方向への移動が阻止されるとともに、ロック雄部材5を上下方向に安定して移動することができる。
箱型に組み立てれられた状態においては、短側壁3に取り付けられたロック雄部材5の箱状本体5aは、短側壁3の上端水平フランジ3bと上部水平フランジ3fとの略中間に位置する待機位置に位置ように構成されており、この待機位置においては、図21に示されているように、ロック雄部材5を構成する係止部材5gの係止本体5g1の先端部及び係止突部5g2は、長側壁2に形成された角部垂直部2fと内側垂直部2gとの間に位置するとともに、ロック雄部材5を構成する係止部材5gの係止突部5g2は、長側壁2に形成された角部垂直部2fの外側係止突部2f1及び内側垂直部2gの内側係止突部2g1の背後、換言すれば、長側壁2に形成された角部垂直部2fの外側係止突部2f1及び内側垂直部2gの内側係止突部2g1より、長側壁2の板状部2a側に位置している。
上述したように、箱型に組み立てれられた状態においては、ロック雄部材5を構成する係止部材5gの係止突部5g2は、長側壁2に形成された角部垂直部2fと内側垂直部2gとの間に位置しているので、短側壁3に、底部1方向に倒れるような負荷が加わっても、係止部材5gの係止突部5g2は、長側壁2に形成された内側垂直部2gに当接し、従って、短側壁3の底部1方向への傾倒が阻止されることになり、また、短側壁3に、底部1と反対方向に倒れるような負荷が加わっても、係止部材5gの係止突部5g2は、長側壁2に形成された角部垂直部2fに当接し、従って、短側壁3の底部1と反対方向への傾倒が阻止されることになる。
更に、箱型に組み立てれられた状態においては、ロック雄部材5を構成する係止部材5gの係止突部5g2は、長側壁2に形成された角部垂直部2fと内側垂直部2gとの間に位置するとともに、長側壁2に形成された角部垂直部2fの外側係止突部2f1及び内側垂直部2gの内側係止突部2g1の背後に位置しているので、この状態から、長側壁2が、外側に移動しようとしても、ロック雄部材5の係止部材5gに形成された係止突部5g2が、長側壁2に形成された角部垂直部2fの外側係止突部2f1及び内側垂直部2gの内側係止突部2g1とに当接するので、長側壁2が外側に回動するようなことを防止することができる。従って、箱型に組み立てれられた状態において、長側壁2が外側に回動し、長側壁2に形成された雄ヒンジ部材H2や底部1に形成された雌ヒンジ部材H1や底部1の長辺土手部1a等が損傷するようなことを防止することができる。
上述した箱型に組み立てられた状態から、短側壁3を、底部1方向に倒し、図22に示されているように、折り畳みコンテナーを折り畳むには、短側壁3に取り付けられたロック雄部材5を、上部弾性板材5dの弾性力に抗して、上動させると、図23及び図24に示されているように、ロック雄部材5の係止部材5gは、長側壁2の内側垂直部2gの上端部に形成された切り欠き凹部2iの側方に位置するので、この状態から、短側壁3を、底部1方向に倒した際には、ロック雄部材5の係止部材5gは、長側壁2の内側垂直部2gの上端部に形成された切り欠き凹部2iを通過し、短側壁3を、底部1方向に倒すことができる。作業者が、誤って、短側壁3を、底部1と反対方向に倒そうとした場合には、ロック雄部材5の係止部材5gに形成された係止突部5g2が、長側壁2に形成された角部垂直部2fに当接することになり、従って、短側壁3の底部1と反対方向への回動が阻止されることになる。
また、上述した箱型に組み立てられた状態から、短側壁3を、底部1と反対方向に倒す場合には、短側壁3に取り付けられたロック雄部材5を、下部弾性板材5eの弾性力に抗して、下動させると、図25及び図26に示されているように、ロック雄部材5の係止部材5gは、長側壁2の角部垂直部2fの下端部に形成された角部切り欠き部2jの側方に位置するので、この状態から、短側壁3を、底部1と反対方向に倒した際には、ロック雄部材5の係止部材5gは、長側壁2の角部垂直部2fの下端部に形成された角部切り欠き部2jを通過し、短側壁3を、底部1と反対方向に倒すことができる。作業者が、誤って、短側壁3を、底部1方向に倒そうとした場合には、ロック雄部材5の係止部材5gに形成された係止突部5g2が、長側壁2に形成された内側垂直部2gに当接することになり、短側壁3の底部1方向への回動が阻止されることになる。
折り畳みコンテナーを箱型に組み立てた際には、短側壁3の下端水平フランジ3cと連結部材4の上端フランジ4bを構成する中間水平部4b2との間に間隙が形成されることになるが、このような間隙は、上述した下端水平フランジ3cを越えて下方に延長する帯状突出リブ3mにより閉鎖されることになる。また、帯状突出リブ3mは、図16に示されているように、短側壁3を底部1と反対方向に倒した際に、短側壁3の下端水平フランジ3cと連結部材4の上端フランジ4bを構成する中間水平部4b2との間に形成された間隙を埋めることができ、従って、箱型に組み立てられた折り畳みコンテナーから、物品Aを円滑に取り出すことができる。
また、図3や図7や図15等の示されているように、底部1に形成された長辺側土手部1aを形成する内側垂直部1a1を、下部領域を除いて、外側垂直部1a3方向に膨出させて、外側垂直部1a3方向に引っ込んだ、横方向に延在する凹部領域1a1’を形成することができる。図17に示されているように、箱型に組み立てられた折り畳みコンテナーの一方の短側壁3が底部1と反対方向に対されて形成された開放部から、底部1の底板1bの上面をスライドさせながら、物品を取り出す際に、上記のような凹部領域1a1’を形成することにより、物品が、長側壁2の板状部2aの内面2a2及び底部1の長辺側土手部1aに略全面的に接触する場合に比べて、摩擦抵抗が少なくなり、従って、折り畳みコンテナーからの物品の取り出しが容易になる。
6は、底部1の底板1bの上面中央部に、長側壁2に沿って形成された凸条ガイド部材であり、このような凸条ガイド部材6が突設されている場合には、物品Aは、図17に示されているように、凸条ガイド部材6を挟んで、2列に収納されることになる。このような凸条ガイド部材6を突設することにより、物品Aが収納された折り畳みコンテナーを搬送する際に、収納された物品Aの長側壁2方向への移動が阻止され、従って、物品Aの収納状態が乱されることがなく、また、物品A同士の衝突による物品Aの損傷を低減することができる。また、箱型に組み立てられた折り畳みコンテナーの一方の短側壁3が底部1と反対方向に対されて形成された開放部から、底部1の底板1bの上面をスライドさせながら、物品Aを取り出す際に、一方の列に収納された物品Aが、もう一方の列に収納された物品A方向に移動しようとしても、凸条ガイド部材6により、その移動が制限されるので、上記の開放部からの物品Aのスライド取り出しを円滑に行うことができるとともに、物品A同士の衝突による物品Aの損傷を低減することができる。このような、凸条ガイド部材6が、必要に応じて形成されるものであり、また、凸条ガイド部材6は、収納される物品Aの大きさや形状等を考慮して、複数本、形成することができる。
上述した実施例には、短側壁3に取り付けられたロック雄部材5を上動させた場合には、短側壁3が、底部1方向に倒され、また、短側壁3に取り付けられたロック雄部材5を下動させた場合には、短側壁3が、底部1と反対方向に倒される例が示されているが、長側壁2の角部垂直部2fの上端部に、上述した切り欠き凹部2iを形成し、また、内側垂直部2gの下端部に、上述した角部切り欠き部2jを形成することによって、短側壁3に取り付けられたロック雄部材5を上動させた場合には、短側壁3が、底部1と反対方向に倒され、また、ロック雄部材5を下動させた場合には、短側壁3が、底部1方向に倒されるように構成することもできる。
上述したように、連結部材4の嵌合突部4gの垂直部4g1は、折り畳みコンテナーが箱型に組み立てられた状態において、図26等の示されているように、短側壁3の下端水平フランジ3cの中央部に形成された切り欠き凹部3c1に嵌合するとともに、嵌合突部4gの水平部4g2が、短側壁3の下端水平フランジ3cの上面に当接或いは接近して位置するように構成されている。また、短側壁3の下端水平フランジ3cの先端部は、連結部材4の嵌合突部4gを構成する垂直部4g1と水平部4g2及び帯状突出ブロック4fの上面とにより形成される凹部4jに嵌合されるように構成されており、従って、折り畳みコンテナーが箱型に組み立てられた状態において、連結部材4が、短側壁3の下端水平フランジ3cの裏面の両端部付近に垂設された一対の略円筒状の軸受部3jと連結部材4の上部軸受部4dとに嵌入された連結ピンp1の軸芯を中心とした上部回転軸を中心に、外側に回動するようなことを阻止することができる。
なお、連結部材4の嵌合突部4gに穿設された透孔4iが位置する水平部4g2の先端に、下方に延在する係止突起4g2’を形成することが好ましい。そして、折り畳みコンテナーが箱型に組み立てられた状態において、嵌合突部4gの水平部4g2に垂設された係止突起4g2’が、短側壁3の下端水平フランジ3cの上面に圧接するように構成されており、従って、連結部材4が、短側壁3の下端水平フランジ3cの裏面の両端部付近に垂設された一対の略円筒状の軸受部3jと連結部材4の上部軸受部4dとに嵌入された連結ピンp1の軸芯を中心とした上部回転軸を中心に、外側に回動するようなことを、確実に阻止することができる。
上述したように、折り畳みコンテナーが箱型に組み立てられた状態から、短側壁3に取り付けられたロック雄部材5を上動させた場合には、短側壁3が、底部1方向或いは底部1と反対方向の何方か一方のみに倒され、また、短側壁3に取り付けられたロック雄部材5を下動させた場合には、短側壁3が、上記の傾倒方向とは反対方向に倒されるように構成されているので、箱型に組み立てられた折り畳みコンテナーの一方の短側壁3を底部1と反対側に倒して開放部を形成する際に、作業者が、誤って、一方の短側壁1を底部方向に倒し、箱型に組み立てられた折り畳みコンテナーに収納されている物品を損傷したり、或いは、物品に衝突した短側壁を損傷するというような課題を解決することができる。
上述したように、短側壁3が、連結部材4を介して、上部回転軸L1と下部回転軸L2との二軸回転機構により、底部1にヒンジ連結されるように構成され、且つ、箱型に組み立てられた状態から、略垂直状態の短側壁3を、底部1と反対方向に倒した際には、底部1の底板1bの上面と連結部材4の板状部4aの内面4a2と短側壁3の板状部3aの内面3a2とが面一になるように構成されているので、箱型に組み立てられた折り畳みコンテナーの一方の短側壁3が底部1と反対側に倒されて形成された開放部から、底部1の底板1bの上面をスライドさせながら、物品を取り出す際に、物品が、段差や突部に当接し、円滑な取り出しが阻害されるようなことを防止することができる。
図1は、本発明の折り畳みコンテナーが箱型に組み立てられた状態の斜視図である。 図2は、本発明の折り畳みコンテナーを構成する底部の斜視図である。 図3は、本発明の折り畳みコンテナーを構成する底部と長側壁とのヒンジ連結を説明するための底部と長側壁の部分分解斜視図である。 図4は、本発明の折り畳みコンテナーを構成する底部と長側壁とのヒンジ連結を説明するための底部や長側壁等の部分垂直断面図である。 図5は、本発明の折り畳みコンテナーを構成する底部の部分斜視図である。 図6は、図4と同様の底部や長側壁等の部分垂直断面図である。 図7は、図4と同様の底部や長側壁等の部分垂直断面図である。 図8は、本発明の折り畳みコンテナーを構成する長側壁の2分割された斜視図である。 図9は、本発明の折り畳みコンテナーを構成する長側壁の部分斜視図である。 図10は、本発明の折り畳みコンテナーを構成する短側壁の外面側からの斜視図である。 図11は、本発明の折り畳みコンテナーを構成する短側壁の内面側からの斜視図である。 図12は、本発明の折り畳みコンテナーを構成する連結部材の外面側からの斜視図である。 図13は、本発明の折り畳みコンテナーを構成する連結部材の内面側からの斜視図である。 図14は、本発明の折り畳みコンテナーを構成する短側壁の一部と連結部材と底部野一部の分解斜視図である。 図15は、本発明の折り畳みコンテナーの一方の短側壁が底部方向に倒され、もう一方の短側壁が底部と反対側に倒された状態の斜視図である。 図16は、本発明の折り畳みコンテナーの一方の短側壁が底部と反対側に倒された状態の部分斜視図である。 図17は、本発明の折り畳みコンテナーの一方の短側壁が底部と反対側に倒された状態の部分斜視図である。 図18は、本発明の折り畳みコンテナーを構成するロック雄部材の外面側からの斜視図である。 図19は、本発明の折り畳みコンテナーを構成するロック雄部材の内面側からの斜視図である。 図20は、本発明の折り畳みコンテナーを構成する短側壁に連結部材とロック雄部材が配設された状態の斜視図である。 図21は、本発明の折り畳みコンテナーの長側壁の上部両端角部に形成されたロック雌部材と短側壁に配設されたロック雄部材との係合関係を説明するための長側壁の内面側からの部分正面図である。 図22は、本発明の折り畳みコンテナーが折り畳まれた状態の斜視図である。 図23は、図21と同様の本発明の折り畳みコンテナーの長側壁の上部両端角部に形成されたロック雌部材と短側壁に配設された雄ロック部材との係合関係を説明するための長側壁の内面側からの部分正面図である。 図24は、短側壁が、底部方向に倒されようとする時点の本発明の折り畳みコンテナーの部分斜視図である。 図25は、図21と同様の本発明の折り畳みコンテナーの長側壁の上部両端角部に形成されたロック雌部材と短側壁に配設された雄ロック部材との係合関係を説明するための長側壁の内面側からの部分正面図である。 図26は、短側壁が、底部と反対方向に倒されようとする時点の本発明の折り畳みコンテナーの部分斜視図である。
符号の説明
A・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・物品
H1・・・・・・・・・・・・・・・・・・・雌ヒンジ部材
H2・・・・・・・・・・・・・・・・・・・雄ヒンジ部材
L・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ロック雌部材
1・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・底部
1a・・・・・・・・・・・・・・・・・・・長辺側土手部
2・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・長側壁
3・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・短側壁
4・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・連結部材
5・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ロック雄部材

Claims (3)

  1. 箱型に組み立てられた状態から、一方の相対する側壁を先に底部方向に倒し、次いで、もう一方の相対する側壁を後から底部方向に倒すことにより折り畳むことが可能で、且つ、前記先に底部方向に倒される側壁を底部とは反対方向に倒すことが可能な折り畳みコンテナーにおいて、前記先に底部方向に倒される側壁を、連結部材を介して、上部回転軸と下部回転軸との二軸回転機構により、底部にヒンジ連結したことを特徴とする折り畳みコンテナー。
  2. 前記先に底部方向に倒される側壁が底部と反対方向に倒された際には、前記連結部材の下端水平フランジの裏面に垂設された帯状突出リブが、前記底部に形成された段差に嵌合するように構成したことを特徴とする請求項1に記載の折り畳みコンテナー。
  3. 前記先に底部方向に倒される側壁が底部と反対方向に倒された際には、前記先に底部方向に倒される側壁の下端水平フランジが、前記連結部材の嵌合突部に形成された凹部に嵌合されるように構成したことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の折り畳みコンテナー。
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