JP2006051407A - 塗料間欠供給用バルブ、塗料間欠供給用三方バルブ、間欠塗布装置、プログラム、及び記録媒体 - Google Patents

塗料間欠供給用バルブ、塗料間欠供給用三方バルブ、間欠塗布装置、プログラム、及び記録媒体 Download PDF

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Abstract

【課題】 塗布終端及び塗布開始時の始端の乱れ、若しくは塗膜部の欠点のより発生しない、又は、より動作高速化の可能な間欠塗布装置を提供することである。
【解決手段】 塗料が流れる流路1、2、8、9と、流路1、2、8、9の内壁に形成された弁座33と、流路1、2、8、9内を移動可能な、先端部にストッパー6aが形成された軸6と、軸6に、塗料が通過可能に所定の大きさの隙間をおいて移動可能に取り付けられたリング状の弁体7とを備え、流路1、2、8、9を閉鎖する際には、軸6を一方向に移動させ、弁体7をストッパー6aにより弁座33に押圧し、流路1、2、8、9を開放する際には、軸6を反対方向に移動させ、弁体7のストッパー6aによる押圧力を解放する、塗料間欠供給用バルブ。
【選択図】 図2

Description

本発明は、連続的に走行する基材に、所定の幅と長さ及び厚みを持つ被塗布部と未塗布部との間隔を持たせて、塗料を間欠的に塗布するための間欠塗布装置に関するものである。
接着剤等のホットメルト樹脂を連続走行する所定の基材上へ間欠的に塗布する手段として、例えば、特許文献1が示されている。塗布時には、ホットメルト樹脂はポンプ等の手段により配管を経由して塗料供給室に送り込まれ、スリットダイのスリット口から吐出され、基材上に塗布される。又、塗布間欠時、いわゆる塗布されない部分では、エアシリンダーに連結した部材により、部材を移動させて塗料供給口を閉塞し、スリットダイへの塗料供給を停止させることを開示している。
又、リチウムーイオン電池製造工程における長尺のアルミ箔、銅箔等の基材に電極材料である黒鉛、コークス、炭素繊維等を所定の間隔をもって間欠的に塗布する手段、又は長尺の合成樹脂フイルム、紙等の表面に合成樹脂液あるいは塗料等の液体を塗布する手段として、例えば特許文献2が示されている。
特許文献2に記載されている間欠塗布装置は、図21に示す様に液体貯留槽101と、液体を吐出するスリットダイ104と、液体貯留槽101からスリットダイ104へと液体を供給するための送液用配管105と、送液用配管105に設置されている供給用ポンプを備えている。又、スリットダイ104と供給用ポンプ102の間には、液体を供給又は供給の停止を行うための間欠供給用バルブ103が設置されている。更に、間欠供給用バルブ103と供給用ポンプ102の間の送液用配管106から液体を液体貯留槽101へと戻すための戻り配管108が設置されており、戻り配管108にはバルブ109が設置されている。
図22は、間欠供給用バルブ103の構成図である。図22に示されるように弁座147を挟んで液体の入側貯留室145と出側貯留室152を有するバルブ本体153と、バルブ本体153に連設され、ピストン142を挟んで圧空室141と圧空室143を有するシリンダー140と、ピストン142の軸部146に軸心長手方向に移動可能に取り付けられた弁体149とを備えた構成になっている。
又、弁体149は弁座147に当接する弁部材148と肉厚が薄く大径の円板150とにより形成され、ピストン142の軸部146の先端部に螺着されたナット151によって移動量が規制されるようになっている。
上記従来の間欠供給バルブを用いると、液体の供給を停止させる際には、出側貯留室152内に設けた大径の弁体149を液体供給口154方向へ移動させて、大径弁体149の反弁座面の面積を利用して、スリットダイ104側の配管経路及びスリットダイ104内部までを負圧にして液体を所定量引き戻す。その状態を図23(a)に示す。
次に、塗布を再開あるいは開始する際には、ピストン142を動作させることにより、軸部146を移動させる。この時、図23(b)に示す様に弁体149は弁座147に当接した状態である。続いて、液体を出側貯留室152へ向けて送液を行えば、図23(c)に示す様に大径の弁体149は液体の送液圧力を受けて弁座147から離反し、出側貯留室152内とスリットダイ104までの配管経路を正圧にする。
この動作によって、塗布再開あるいは開始時には、配管経路内での液体に加わる送液圧力を特に変化させないか、または液体供給開始時に出側貯留室152内の供給量が一瞬多くならないようにして塗布始端を極端に厚くさせない工夫がなされている。
特開昭62−266157号公報 特開2001−38276号公報
しかしながら、特開昭62−266157号公報の塗布方法によれば、ミクロンオーダーの微粉末を分散した塗料を、100cc/m以上の塗布量で基材に対して間欠塗布しようとすると、図24に示すように塗布終端部138が乱れてしまう。このため塗布を再開する塗布始端部139も乱れ不明瞭となってしまう。
この理由は、従来の間欠塗布方法が、ホットメルト樹脂を数十cc/m以下の少量で間欠塗布するものであるため、塗料を100cc/m以上の塗布量で間欠塗布した場合、スリットダイと基材との間に存在する塗料やスリットダイのスリット内の塗料が基材上へ引き出されてしまうため、塗布終端及び塗布開始時の始端が乱れるためである。
また、特許文献2においては、未塗布幅が狭く塗布幅が広い場合では、前述構成によると弁体149が大径であることから、基材速度の上昇あるいは間欠供給バルブ153の動作高速化が困難になり、結果的に基材速度を低速且つ塗膜幅方向をできるだけ広くして生産量を増大することが必要になる。
さらに大径弁体149を引き動作させることで、円板150面が悪影響して液体の粘性抵抗を受けるばかりか、瞬間的に真空状態ができ、液体中に混ざりこむ微細な気体を発泡させてしまい、結果、塗膜中に気泡による欠点が発生する。
上記従来の課題を考慮して、本発明の目的は、塗布終端及び塗布開始時の始端の乱れ、若しくは塗膜部の欠点のより発生しない、又は、より動作高速化の可能な間欠塗布装置、それに用いる塗料間欠供給用バルブ、及び塗料間欠供給用三方バルブを提供することである。
上記目的を達成するために、第1の本発明は、
塗料が流れる流路と、
前記流路の内壁に形成された弁座と、
前記流路内を移動可能な、先端部にストッパーが形成された軸と、
前記軸に、塗料が通過可能に所定の大きさの隙間をおいて移動可能に取り付けられたリング状の弁体とを備え、
前記流路を閉鎖する際には、前記軸を一方向に移動させ、前記弁体を前記ストッパーにより前記弁座に押圧し、
前記流路を開放する際には、前記軸を反対方向に移動させ、前記弁体の前記ストッパーによる押圧力を解放する、塗料間欠供給用バルブである。
又、第2の本発明は、
前記弁座に対して、前記弁体が重力を基準にして下方に配置されている、第1の本発明の塗料間欠供給用バルブである。
又、第3の本発明は、
前記流路が開放された際に、前記弁体を前記軸に対して芯出しするための自動調心手段を備えた、第1の本発明の塗料間欠供給用バルブである。
又、第4の本発明は、
前記自動調心手段は、
前記ストッパーの前記弁体と対向する面に形成された、先端方向に向かって傾斜しているテーバー部と、
前記弁体の前記ストッパーと対向する面に形成された、前記テーパー部に対応するテーパー部とで形成されている、第3の本発明の塗料間欠供給用バルブである。
又、第5の本発明は、
前記流路が閉塞された際に前記弁体の少なくとも前記弁座と接する部分は、樹脂で形成されている、第1の本発明の塗料間欠供給用バルブである。
又、第6の本発明は、
塗料が流れる第1の流路と、
前記第1の流路に移動可能に挿入されている軸と、
前記軸の先端に取り付けられた第1の弁構造と、
前記軸の途中に取り付けられた第2の弁構造と、
前記第1の弁構造と前記第2の弁構造の間に設けられた、前記第1の流路に交差する前記塗料を供給するための第2の流路とを備え、
前記軸の先端と前記第1の弁構造は、第1の本発明の塗料間欠供給用バルブである、塗料間欠供給用三方バルブである。
又、第7の本発明は、
塗料を貯める塗料貯留槽と、
前記塗料貯留槽の前記塗料を送液する送液ポンプと、
前記塗料を吐出するダイと、
前記送液ポンプと前記ダイの間に設けられた、第1〜5の何れかの本発明の塗料間欠供給用バルブと、
前記塗料貯留槽、前記送液ポンプ、前記塗料間欠供給用バルブ、及び前記ダイを結ぶ配管とを備えた、間欠塗布装置である。
又、第8の本発明は、
塗料を貯める塗料貯留槽と、
前記塗料貯留槽の前記塗料を送液する送液ポンプと、
前記塗料を吐出するダイと、
前記送液ポンプと前記ダイの間に設けられた、第6の本発明の塗料間欠供給用三方バルブと、
前記塗料貯留槽、前記送液ポンプ、前記塗料間欠供給用三方バルブ、及び前記ダイを結ぶ配管と
前記塗料間欠供給用三方バルブに送液された前記塗料を、前記塗料貯留槽に戻すリターン配管とを備えた、間欠塗布装置である。
又、第9の本発明は、
前記配管は、
前記塗料貯留槽、前記送液ポンプ、及び前記塗料間欠供給用三方バルブを結ぶ第1の配管と、
前記間欠供給用三方バルブと、前記ダイを結ぶ第2の配管とを有し、
前記第1の配管上に設けられた前記塗料を吸引するためのピストンと、
塗料供給停止の際に、前記塗料を吸引するために前記ピストンを引き込み、前記第2の配管と前記リターン配管が連通するように前記塗料間欠供給用三方バルブを切り替え、前記リターン配管へと前記塗料を送るために前記ピストンを押し込む制御手段とを更に備えた、第8の本発明の間欠塗布装置である。
又、第10の本発明は、
前記配管は、
前記塗料貯留槽、前記送液ポンプ、及び前記塗料間欠供給用三方バルブを結ぶ第1の配管と、
前記塗料間欠供給用三方バルブと、前記ダイを結ぶ第2の配管とを有し、
前記第2の配管上に設けられたバルブと、
前記バルブと前記塗料間欠供給用三方バルブの間の前記第2の配管上に設けられた、前記塗料を吸引するためのピストンと、
塗料供給停止の際に、前記塗料を吸引するために前記ピストンを引き込み、前記バルブを閉じ、前記塗料を前記塗料間欠供給用三方バルブへと送るために前記ピストンを押し込み、前記第2の配管と前記リターン配管が連通するように前記塗料間欠供給用三方バルブを切り替える制御手段とを更に備えた、第8の本発明の間欠塗布装置である。
又、第11の本発明は、
第9の本発明の間欠塗布装置の、塗料供給停止の際に、前記塗料を吸引するために前記ピストンを引き込み、前記第2の配管と前記リターン配管が連通するように前記塗料間欠供給用三方バルブを切り替え、前記リターン配管へと前記塗料を送るために前記ピストンを押し込む制御手段としてコンピュータを機能させるためのプログラムである。
又、第12の本発明は、
第10の本発明の間欠塗布装置の、塗料供給停止の際に、前記塗料を吸引するために前記ピストンを引き込み、前記バルブを閉じ、前記塗料を前記塗料間欠供給用三方バルブへと送るために前記ピストンを押し込み、前記第2の配管と前記リターン配管が連通するように前記塗料間欠供給用三方バルブを切り替える制御手段としてコンピュータを機能させるためのプログラムである。
又、第13の本発明は、
第11、又は12の本発明のプログラムを担持した記録媒体であって、コンピュータにより処理可能な記録媒体である。
本発明によれば、塗布終端及び塗布開始時の始端の乱れ、若しくは塗膜部の欠点のより発生しない、又は、より動作高速化の可能な間欠塗布装置、それに用いる塗料間欠供給用バルブ、及び塗料間欠供給用三方バルブを提供することが出来る。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。
(実施の形態1)
図4は、本実施の形態1における間欠塗布装置の塗布状態を示した構成図である。なお、本実施の形態1では、二次電池の極板のひとつである正極極板を例として引用し説明する。塗料10としては、正極活物質にリチウム含有遷移金属酸化物、他にカーボンとバインダー、塗料としての取り扱い性と塗膜形成性のために増粘剤を添加し、溶媒には水を使用している。
図4に示す様に、本実施の形態1の間欠塗布装置は、基材23を巻回するバックアップロール24と、塗料10を吐出するスリットダイ13とを備えている。この基材23には、正極活物質を塗布することから、アルミ箔を用いている。22は基材23上に塗布された塗膜である。21は、スリットダイ13と基材23の間の液溜まりを示している。
又、塗料を貯める塗料タンク28と、塗料タンク28からスリットダイ13へと塗料を供給するための送液ポンプ27が設置されている。この送液ポンプ27とスリットダイ13の間には、塗料の供給/停止を行うための塗料間欠供給用三方バルブ12が設置されており、塗料間欠供給用三方バルブ12と送液ポンプ27の間には、塗料10中の不純物を除去するためのフィルター26が設置されている。
上記塗料タンク28、送液ポンプ27、フィルター26、及び塗料間欠供給用三方バルブ12をつなぐバルブ供給配管25が設置されており、塗料10を塗料間欠供給用三方バルブ12からスリットダイ13へ供給するスリットダイ供給配管29と、塗料間欠供給用三方バルブ12から再び塗料タンク28へと戻すリターン配管30が設置されている。尚、本発明の配管は、例えばバルブ供給配管25及びスリットダイ供給配管29に相当する。
又、スリットダイ13内には、スリットダイ供給配管29と接続しているマニホールド18と、マニホールド18から基材23へ塗料を排出するスリット口19が形成されている。このマニホールド18内の黒丸は塗料10を示している。塗布開始時には、この塗料10をスリットダイ13から押し出し、塗布停止時には、塗料10をスリットダイ13へと引き込むためのピストン17が、マニホールド18に連通して設置されている。又、このピストン17を駆動するための駆動手段15と、ピストン17とスリットダイ13の間を密閉するためのフランジ16が設置されている。これら、ピストン17、駆動手段15、及びフランジ16によって、サックバック部位14が構成されている。
次に、本発明の一例である塗料間欠供給用三方バルブ12について詳細を説明する。図1は、本実施の形態1における塗料間欠供給用三方バルブ12の断面動作概要図である。尚、図1〜図3は、同一の構成要素については同一の符号を用い、説明を省略する。
図1に示す様に、塗料間欠供給用三方バルブ12には、スリットダイ供給口9と、スリットダイ供給口9を介してスリットダイ供給配管29と接続しているスリットダイ供給室8と、塗料排出口3と、塗料排出口3を介してリターン配管30と接続している塗料排出室4が形成されている。これらスリットダイ供給室8と塗料排出室4との間には、塗料供給室2が形成されており、塗料供給口1を介してバルブ供給配管25と接続している。
又、スリットダイ供給室8、塗料供給室2、及び塗料排出室4に沿って移動可能に軸6が設置されており、軸6の先端部はスリットダイ供給室8に位置している。スリットダイ供給室8が重力を基準にして塗料供給室2より下方に位置するように、塗料間欠供給用三方バルブ12は設置される。又、塗料排出室4と塗料供給室2の間を開閉するための排出側弁体5が軸6に固定されている。更に、塗料供給室2とスリットダイ供給室8の間を開閉するための、樹脂によって構成されているリング状の供給側弁体7が軸6に移動可能に取り付けられている。
即ち、軸6を上方向へ移動させると、塗料排出室4と塗料供給室2の間は開通され、塗料供給室2とスリットダイ供給室8の間は供給側弁体7によって閉鎖される。又、軸6を下方へ移動させると、塗料排出室4と塗料供給室2の間は排出側弁体5によって閉鎖され、塗料供給室2とスリットダイ供給室8の間は開通される。この状態が図3に示されている。又、供給側弁体7の閉塞時に、スリットダイ供給室8の供給側弁体7と当接する部分を弁座33とし、排出側弁体5の閉塞時に、塗料排出室4の排出側弁体5と当接する部分を弁座34とする。
図2(a)は、本実施の形態1の塗料間欠供給用三方バルブ12の軸6を下方へ移動させた直後の断面構成図である。又、図2(b)は図2(a)のa部拡大図である。図2(a)は、供給側弁体7が軸6に対して移動可能に取り付けられているため、軸6を下方に移動させた際に、供給側弁体7は下方に移動せず軸6のみが下方に移動している状態を示している(詳しくは動作の説明において後述する)。
図2(b)に示す様に、軸6の先端には、先端方向に向かって傾斜しているテーパー形状のテーパー部6bを有するストッパー6aが形成されている。又、供給側弁体7のテーパー部6bに対向する部分は、テーパー部6bに対応した形状のテーパー部7bとなっている。又、リング状の供給側弁体7の内径は、軸6の径よりも大きく、軸6の径+1.0mmの大きさとなっている。そのため、これらの間には空隙11が形成されている。
尚、本発明の第1の弁構造は、例えば供給側弁体7及び弁座33に相当し、本発明の第2の弁構造は、例えば排出側弁体5及び弁座34に相当する。又、本発明の第1の流路は、例えば本実施の形態1では、塗料排出口3、塗料排出室4、塗料供給室2、スリットダイ供給室8、及びスリットダイ供給口9から形成される塗料の流路に相当する。又、本発明の第2の流路は、例えば塗料供給口1及び塗料供給室2から形成される塗料の流路に相当する。
上記構成の本実施の形態1の間欠塗布装置の動作について以下に説明する。
塗布が停止している状態では、図1に示す様に軸6は上方へ引き上げられているため、排出側弁体5は開放され、供給側弁体7は閉鎖されている。この停止状態では、塗料タンク28から塗料間欠供給用三方バルブ12に供給された塗料10は、リターン配管30を通って、塗料タンク28へと戻されるため、バルブ供給配管25とリターン配管30内を循環している。
尚、図1に示す様に塗料排出室4側の排出側弁体5を開放している時は、対向した下方側の供給側弁体7は、軸6の先端部に位置するストッパー6aによって、弁座33に押し付けられている。ストッパー6aはテーパー部6bを有しているため、その部分で供給側弁体7は軸6に対して芯出しが行われ、弁座33に当接する場合に偏りが無く密接することができる。
又、図4では、バックアップロール24に巻回された基材23に塗布している状態を示しているが、図1の動作構成の場合(停止状態の場合)では、図4の構成図を引用して説明すれば、サックバック部位14のピストン17は矢印A方向に所定量上昇(図示せず)されており、スリット口19内の塗料10を引き戻した状態となっている。
次に、本実施の形態1の間欠塗布装置の開始動作について説明する。
始めに、軸6を下方に移動させることによる排出側弁体5の閉塞と同時に、図4に示すスリットダイ13に備えたサックバック部位14のピストン17を矢印B方向に押し戻す。
ここで、供給側弁体7の内径を、軸6の径+1.0mmと大きくしたことで、図2(a)(b)に示すように、排出側弁体5を軸6の動作によって強制的に閉塞すると、軸6が供給側弁体7より先に移動する。この時、排出側弁体5は閉塞しており、供給側弁体7は、軸6に連結されていないため、弁座33に当接した状態であり、両方の弁体が閉塞した状態が瞬間できる。
続いて、塗料供給室2部分への塗料10の流れ込みによって、図2(a)、(b)に示す様に軸6周面と供給側弁体7の内周面に形成された空隙11から、軸6周面に沿って、塗料10が流れる。更に、塗料10の流れによって、弁座33から供給側弁体7は離れる。
上記の様に、予め、軸6周面と供給側弁体7の内周面にある空隙11から塗料10が流れるため、急激な送液量変化がスリットダイ供給室8内に加わらない。この作用によって、図4に示すスリットダイ13までのバルブ供給配管25の経路に対し、瞬時な送液量の増大を与えることなく、緩やかに増大させることができる。
供給側弁体7は弁座33に押さえつけられる支えが無いことと排出側弁体5の閉塞に伴い、抵抗の少ない方向へ流れることで開放される。ここで、軸6先端部に備えたストッパー6aは、塗料10の流れを利用して、供給側弁体7を軸6に対して自動調芯する機能を有している。
以下、自動調心する機能について図5〜図8を用いて説明する。尚、図5〜図8では理解を容易にするために、供給側弁体7の内径を軸6の径に対して+1.5mmとした供給側弁体35を用いて空隙11の間隔を大きくしている。
図5は、図3と同様に軸6を下方に移動させることによって、排出側弁体5が閉塞し、供給側弁体35は弁座33に当接した状態を示している。図6は、図5のb部の拡大図である。塗料10の流れによって、供給側弁体35は弁座33から離れるが、図7に示す様に供給側弁体35の内周面部分が、軸6の周囲に対して実質上均一の間隔を保たずに、偏りが発生し、一部に大きな空隙11aが存在しうる場合がある。
しかしながら、このような現象が発生しても、軸6の先端部に備えたストッパー6aのテーパー部6bに規制されて軸6を中心に供給側弁体35は自動的に芯出しが行われる。当然ながら、テーパー部6bに対向する部分の供給側弁体35にテーパー部35bが設けられているためである。自動的に芯出しが行われた状態を図8に示す。前記のように軸6に対して供給側弁体7は自動的に調芯が行われ、次の動作となる排出側弁体5を開放する時には、軸6の上昇によって供給側弁体35を確実に弁座33に当接させる効果がだせる。尚、本発明の自動調心手段の一例は、本実施の形態1ではストッパー6aのテーパー部6bと、供給側弁体35のテーパー部35bに相当する。図5〜図8では、理解容易のため空隙11の間隔を広げて説明したが、軸6の径+1.0mmの内径を持った供給側弁体7においても同様の効果がだせる。
図3は自動調芯によって供給側弁体7が、軸6のストッパー6a部分まで下がった状態を示す。
上述した一連の動作とサックバック部位14のピストン17の下降によって、スリット口19内に塗料10が充填されると同時に後方から塗料10が送液されてくる。
連続的に走行移動する基材23上の塗布開始始端部では、サックバック部位14による塗料10の押し戻し分がまず塗布され、次いで途切れることなく後方から、塗料間欠供給用三方バルブ12を経由して塗料10が送液される。
又、塗布動作停止時には、軸6を上方へ移動させることによって、供給側弁体7を弁座33に当接させ、排出側弁体5を開放させるとともに、ピストン17を上方へ移動させる。軸6の移動により塗料10の供給が停止され、ピストン17の移動によってスリット口19内の塗料10を引き戻す。
この様に、塗布停止時にサックバック部位14のピストン17を上方に移動させることによって、スリットダイ13と基材23との間およびスリット口19内の塗料をマニホールド18内に引き戻すことが出来るため、塗料10が基材上へ引き出されることがなく、塗布終端部での乱れを解消することが出来る。
上述した様に、塗料の供給開始・停止を行うことによって、基材上に塗布部、未塗布部を連続的に形成することが出来る。
又、特許文献2では液体の流圧により弁体自体が移動しないと塗料が供給されないが、上述した様に本実施の形態1では、軸のみを移動させるだけで塗料が供給開始されるため、塗料間欠供給用バルブの動作の高速化を図ることが出来る。
又、本実施の形態1の間欠供給用バルブでは、軸に対して塗料が通過可能に所定の大きさの隙間をおいて移動可能に取り付けられたリング状の弁体を用いているため、高い粘性を持つ塗料を使用しても流体抵抗を受けるものではない。また、塗布動作停止の際のリング状弁体の閉塞動作においても弁体と軸との所定の隙間より段階的に閉塞するため、基材速度を上昇させても発泡現象をなくすことが出来る。
尚、本実施の形態1では、供給側弁体7の内径は、軸6の径に対して+1.0mm大きい内径となっている。つまり、軸の直径が6.0mmとすれば供給側弁体7の内径は7.0mmという関係である。供給側弁体7の内径の大きさについて検討した結果を、(表1)に示す。
Figure 2006051407
本実施の形態1では、軸6の径を6.0mmとした。この軸6の径に対して、供給側弁体7の内径を5水準で作製し、そのときの供給側弁体7の開放具合と塗布開始始端形状の盛り上がり状態との関連結果を定性的に表現した。
この検討結果から、軸径に対して、内径を6.5mm〜7.5mmの範囲に設定すれば、軸6に対して弁体が、偏りとふら付きが発生しても問題なく塗布開始あるいは再開始端形状の盛り上がり量の抑制を両立できることが分かった。
また、軸6の径に対して供給側弁体の内径を1.5mm以上とした場合、軸6周面と供給側弁体7の内周面との間の空隙11部分に塗料10が滞留することなく通過できて問題は無い。しかしながら、供給側弁体7を軸6の芯に自動的に調整する機能と下降位置を規制する機能を併せ持つテーパー形状の最大外形を大きくする必要が出てくる。単純にテーパー形状を大きくすることはすなわち軸径を大きくすることに繋がり、テーパー形状を大きくしたことによって軸6の先端部であるストッパー6aが増大し、結果的に接液面積が増大する。
このような場合に、塗料排出室4側の排出側弁体5を閉塞する動作で軸6が下降すると、スリットダイ供給室8内に存在する塗料10の体積に軸6の軸径増大分の体積が加わり、押し出す圧力が発生し、スリットダイ供給配管29内とスリットダイ13内のマニホールド18へ塗料10が押し出される。サックバック部位14に備えるピストン17によってスリット口19内を吸引しているものの、前述のように押し出された塗料10がスリット口19内に充填されることになる。
この作用によって、塗布開始時、ピストン17により吸引された塗料10と押し出された塗料10と、後方から塗料間欠供給用三方バルブ12の切り替えによる送液されてくる塗料10の影響で塗布始端部は大幅に盛り上る。
但し、本実施の形態1で用いた配管経路等の容積が大きければ、前記問題を解決することが可能である。そのためには軸径を大きくする必要があり、軸径を大きくすることは可能であるが、送液量と塗布に必要な量とのバランスが重要であるためむやみに容積を大きくすることは良くないのは言うまでも無い。
また、逆に供給側弁体7の内径を軸6径に対して、+0.2mm、6.2mmとした場合(図示無し)では、塗料10を充填していない乾燥状態いわゆる空動作では、がたつきが無いが、塗料10を送液し間欠供給動作を繰り返し行えば、空隙11部分が僅かなために、塗料10中に混合して存在する数十ミクロンオーダーの粉体が詰まり、軸に対して供給側弁体7は固着してしまう問題が発生する。また、前記問題を回避すべく、例えば軸6周面にシール部材等を介して供給側弁体7を摺動させる構成とした場合、部品点数の増大に伴い構造が複雑になりメンテナンスに時間を要することになる。さらに、供給側弁体7を摺動させる構造とした場合でも、この構造は塗料中に存在し、微少な隙間を軸に対して持たせていることから、塗料10中に混合されている数十ミクロンオーダーの粉あるいは数ナノオーダーのカーボン類が、摺動部に浸透あるいは詰まりを発生させ、長時間の使用には耐えられないことが、これまでの取り組みの中で分かっている。
本実施の形態1の間欠塗布装置では、供給側弁体7の内径と軸6周面とに空隙11を持たせ、且つ軸6周面と供給側弁体7の内周面との空隙11部分を塗料10が滞留することなく流れ、前記塗料10が潤滑剤の役目を果たすため、軸6に対して供給側弁体7自体の固着不具合などが発生しない効果を有する。
又、本実施の形態1では、引例に電池極板の製造方法を説明しているが、他に電子デバイス、例えばPDP、チップコンデンサー、電気二重層コンデンサー等の塗布製造工程においても前記間欠塗布装置は適用することができる。他の塗布製造工程に用いる場合、軸径、弁体の内径を含む各構成要素の大きさは適宜変更可能であり、形成される空隙は、使用する塗料が通過可能な大きさであればよい。
また、本実施の形態1では、供給側弁体7の材質は全てを樹脂としたが、樹脂としては例えばPTFE系、ジュラコン、ウレタン系樹脂等が使用可能である。弁体全てを樹脂にすることで、弁体自体の重量を軽量化することができる。金属では、約12〜15gとなり、樹脂であれば、同形状でも2〜5gとできる。これによって、塗料10中に存在しても浮力が生み出され、軸6が先に移動しても追従して供給側弁体7が沈みこまない。このため、スリットダイ供給室8内の塗料10に不必要な圧力あるいは供給側弁体7の強制あるいは自重による沈みこみによる塗料10の不必要な押し出しを解消することができる。
また、塗料の組成に用いられる溶媒が有機溶媒であれば、供給側弁体7の材質は耐有機溶媒性であることが望ましいのは言うまでもない。
仮に供給側弁体7の弁座33への当接部分あるいは全てを軽量な金属材質とした供給側金属弁体36を用いた場合の塗料間欠供給用三方バルブの断面概要図を図9(a)に示す。又、図9(a)のc部の拡大図を図9(b)に示す。図9(a)、(b)に示す様に弁座33に当接する部分で、塗料10中に存在する粉体31等が噛み込む可能性がある。この様に噛み込んだ場合、そこに隙間が生じ、その隙間から塗料10が漏れる問題が発生する。このような塗料10の漏れが発生すると、塗布終端側での直進性は失われる。
また、金属材質とした場合、当接耐久性は次第に落ち、傷等が発生し密閉性を下げることとなる。供給側弁体7を樹脂としたことで、図10(a)に示す塗料間欠供給用三方バルブの断面概要図及び図10(b)に示すd部拡大図に示すように、例え弁座33と供給側弁体7との間に塗料10中の粉体が噛み込んでも、樹脂そのものの弾性によって、粉体を吸収し当接できるため密閉性は十分確保することができる。また、当接による耐久性も樹脂の弾性によって向上させることが可能である。
又、本実施の形態1では供給側弁体7として、図1に示したような、全体が樹脂で形成されているものを用いているが、図11(a)、(b)に示した7cタイプ、7dタイプのように弁座33に当接する部分にOリング32を備えてもよい。この場合、Oリング32の変形などで、さらに密閉性と耐久性を向上できる。又、特に弁体自体の重量を増やすものではなく、塗布開始あるいは再開の始端形状に影響しないのは言うまでもない。
また、形状に関しては、図11(b)に示す断面が菱形形状のものに限らず、断面が球形、多角形、非球面であってもよい。更に、弁体自体を中空にしたものであってもよく、浮力を与える点ではより優位に使用できるため、前述した内容のような効果を得ることができる。
又、本実施の形態1では排出側弁体5は軸6に固定されているが、供給側弁体7と同様の構成を持たせても良い。この場合、排出側を連結させない構造とすることで、塗料10の排出時に排出側弁体5が逆止弁的な動きをするのと、送液に際して無用な圧力を加える必要性がなくなることから、間欠再開あるいは開始時の盛り上りと終端形状の変形をより抑止できる。
又、第1の本発明の流路は、例えば本実施の形態1では、塗料供給口1、塗料供給室2スリットダイ供給室8、及びスリットダイ供給口9から形成される塗料10の流路に相当する。又、第1の本発明の弁座は、例えば弁座33に相当し、第1の本発明の弁体は、例えば供給側弁体7に相当する。本実施の形態1では、本発明の塗料間欠供給用バルブを塗料間欠供給用三方バルブ12内に用いているが、二方バルブとして用いても良い。
図12(a)は、本発明の塗料間欠供給用バルブを二方バルブとして用いた場合の一例を示す断面構成図である。尚、本実施の形態1の塗料間欠供給用三方バルブ12と同一の構成要素については同一の符号を付している。
図12(a)に示す様に、この塗料間欠供給用二方バルブ45は、塗料タンクから塗料が供給される塗料供給口41及び塗料供給室42と、塗料供給室42と連通しているスリットダイ供給室43と、スリットダイ供給室43の塗料をスリットダイへ供給するスリットダイ供給口44とを備えている。又、塗料供給室42内に移動可能な軸6が設置されており、スリットダイ供給室43と塗料供給室42の間を開閉するために、リング形状の供給側弁体7が軸6に対して移動可能に取り付けられている。
上記構成の塗料間欠供給用二方バルブ45を、本実施の形態1の間欠塗布装置に用いた場合の部分構成図を図12(b)に示す。図12(b)に示す様に、塗料間欠供給用二方バルブ45はスリットダイ供給配管29とバルブ供給配管25間に設置されている。又、バルブ供給配管25とリターン配管30は交差している構成となり、スリットダイ13へと塗料を供給する際に、リターン配管30を閉塞する必要があるため、二方弁46がリターン配管30上に設置されている。この二方弁46は、本発明の塗料間欠供給用バルブである必要はなく、通常使用されている二方バルブであればよい。
上記のような構成であっても、本発明と同様の効果が実現可能となる。
(実施例1)
本実施の形態1で説明した、間欠塗布装置を用いて基材上へ塗布を行った。
本実施例1では、基材23の幅500mmに対して、塗布幅は、480mmの幅にした。又、塗布する長さ方向は、670mmとし、未塗布部の長さは、6.5mmとした。塗布速度、いわゆる基材23の移動速度は、16m/minとした。この条件で形成された塗膜の塗布始端形状を、塗布幅方向両端から15mm位置と、塗布幅方向半分の240mm位置の計3箇所を幅10mm、長手方向35mmで切り出し、触針式の膜厚計で測定した。図13(a)は、基材に塗料を間欠塗布した状態を示す平面図である。図13(a)に示すS1、S2、S3の部分が切り出した箇所である。又、図13(b)は、切り出した基材S1、S2、S3の側面図の一例を示す。測定結果を図14に示す。
縦軸、横軸ともにミクロンスケールとし、測定データを描画した。3箇所のデータを重ねてみても明らかなように幅方向での形状にばらつきは見られなかった。
(比較例1)
本比較例1の間欠塗布装置として、供給側弁体7の代わりに軸6に固定した供給側弁体を用いた。
この間欠塗布装置を用いて、実施例1と同様に塗布した場合の塗布始端形状を同じ方法で測定した結果を図15に示す。図15から分かるように、図13(a)のS1部分で最大盛り上がり量70μm、盛り上がり幅約4000μmと、4.0mmの局所幅で盛り上っていることが分かる。また、S2部分も盛り上がっており、幅方向で盛り上り量に差もあることが分かる。又、S3は、盛り上がり部分が無い形状であるが、これは、局所的な盛り上りが影響して、その部分が亀裂を生じ、剥れてしまっているものである。
また、塗布始端から17mm位置までの間、約10mm付近に凹みが見られる。これは、送液量に斑が生じている影響で起きている。
図15と比較すると、本実施例1の図14の場合では塗布開始あるいは再開始端の盛り上り形状は解消されていることがわかる。塗布始端から10000μm(10mm)位置の塗膜厚に対して緩やかに約10μmの起伏を持つ程度で実現することが確認できた。図15に示すような形状異常を本実施の形態1では発生させることなく図14のような塗布始端形状を実現でき、剥れによる欠損不良等の塗布開始時の始端の乱れを解消できた。
この様に、本発明の間欠塗布供給装置によれば、連続的に移動する所定幅の基材上へ、塗料を間欠的に供給と停止を繰り返した場合、塗布開始あるいは再開時の始端エッジ部において、塗布幅方向で局所的に縁取ったように盛り上がった形状を根本的に解消できる。
この結果、例えば塗料化には必要であるが、塗膜形成の機能を果たせれば不必要となるバインダーを、高温な熱で除去する後段工程では、塗布始端から塗布中央、終端に掛けて厚みに大きな変化が無いため、熱収縮応力を局所的に集中させることなく分散させることができる。よって、熱収縮応力による基材からの剥れ・脱落を解消できる。
また、さらに後段工程である圧延工程では、前述でも明らかなように塗布始端から塗布中央、終端に掛けて厚みに大きな変化が無いため、圧延による圧縮時の斑を根本的に解消でき、未塗布部と塗膜形成部との境界で従来頻発していたストレスを解消できるため、基材の破断をより発生しにくくすることが可能となる。
これらの効果によって、生産性を大幅に向上でき、生産不良を飛躍的に削減できるものである。さらに言えば、塗布始端部の盛り上りが無いことから、所定幅にスリットした後の素電池組み立てでは、例えば倦回構成とした場合、巻き始めとなる中心から外周に向けて、より真円度に近い巻き構成を実現できる効果が期待できるものである。
(実施の形態2)
図16は、本実施の形態2の間欠塗布装置の構成図である。本実施の形態2の間欠塗布装置は、実施の形態1と基本的構成は同じであるが、サックバック部位がスリットダイ13ではなく、塗料間欠供給バルブ12の近傍に設置されている点が異なる。そのため、本相違点を中心に以下に説明する。尚、実施の形態1と同一の構成要素については、同一の符号を付している。
本実施の形態2の間欠塗布装置は、サックバック部位14をスリットダイ13に備えておらず、バルブ供給配管25上にサックバック部位50を備えている。又、サックバック部位50と塗料間欠供給用三方バルブ12を制御する制御手段51が設置されている。
図17は、塗料供給動作状態を説明するための塗料間欠供給用三方バルブ12とサックバック部位50の断面概要図である。図17に示す様に、サックバック部位50は、ピストン52を有している。又、このピストン52を駆動するための駆動手段(図示せず)が設置されている。このピストン52はバルブ供給配管25の壁面に設けられており、バルブ供給配管25に対して実質上垂直方向に駆動可能な構成となっている。尚、図17では、ピストン52のバルブ供給配管25方向に押し込まれた状態が示されている。このピストン52は、押し込まれた状態で、底面がバルブ供給配管25の内壁に沿うようになっている。尚、サックバック部位50は本実施の形態2の構成に限らなくても良く、要するに所定量の塗料を吸引出来さえすればよい。
上記構成の本実施の形態2における間欠塗布装置の供給停止動作について以下に述べる。尚、供給開始動作については、実施の形態1と同様であるため省略する。
図17に示す塗料供給状態では、ピストン52はバルブ供給配管25方向に押し込まれており、塗料間欠供給用三方バルブ12は塗料供給室2とスリットダイ供給室8が連通している。尚、本発明の第1の配管の一例は、バルブ供給配管25に相当し、本発明の第2の配管の一例は、スリットダイ供給配管29に相当する。
図18及び図19は、塗料供給停止動作を説明するための塗料間欠供給用三方バルブ12とサックバック部位50の断面概要図である。
塗料供給停止の際には、送液ポンプ27からの塗料供給を停止する。同時に図18に示す様にピストン51が矢印Aの方向(バルブ供給配管25と反対方向)に引き上げられ、塗料10をサックバック部位50に吸引する。この動作により、スリット口19内に存在する塗料10が引き戻される。
次に、軸6を上方向に引き上げることによって、塗料供給室2と塗料排出室4が連通される。前記動作が成された後に送液ポンプ27からの塗料供給を再開する。これにより、塗料10はリターン配管30を経由して塗料タンク28へと戻り、バルブ供給配管25とリターン配管30内を循環する。そして、ピストン51を押し込む(矢印Bの方向)ことにより、サックバック部位50内の塗料10も塗料間欠供給用三方バルブ12を経由してリターン配管30へと流れる。この状態を示したのが図19である。
上記構成及び動作によって、サックバック部位による引き込み分を塗布開始時に押し出す必要がなくなり、純粋に塗料間欠供給用三方バルブ12の供給側弁体開放による塗料分で塗布できる。このため、塗料の粘性変化及び他品種における高粘度塗料に対応でき、より安定した間欠塗膜を形成できる。
又、本実施の形態2では、サックバック部位50をバルブ供給配管25上に設けたが、スリットダイ供給配管29上に設けても良い。この構成の間欠塗布装置の要部構成図を図20に示す。図20に示す様に、スリットダイ13とサックバック部位50の間に開閉を行うバルブ53を設ける必要がある。又、サックバック部位50、バルブ53、及び塗料間欠供給用三方バルブ12を制御するための制御手段54が設置されている。
塗料の供給を停止する場合には、ピストン51による塗料10の吸引を行い、バルブ53を閉じる。そして、ピストン51を押し込み、塗料10をサックバック部位50から排出し、軸6を引き上げることによって、塗料供給室2と塗料排出室4を連通させる。これにより、塗料10はリターン配管30を経由して塗料タンク28へと戻り、バルブ供給配管25とリターン配管30内を循環する。尚、前記動作において、送液ポンプ27の塗料供給を停止させることなく連続動作であってもよい。
この構成によっても、塗布開始時にはピストン51は押し込まれているため、純粋に塗料間欠供給用三方バルブ12の供給側弁体開放による塗料分で塗布でき、上記と同様の効果が得られる。
尚、本発明のプログラムは、上述した第11又は12の本発明の間欠塗布装置の制御手段の機能をコンピュータにより実行させるためのプログラムであって、コンピュータと協働して動作するプログラムである。
又、本発明の記録媒体は、上述した第11又は12の本発明の間欠塗布装置の制御手段の全部又は一部の機能をコンピュータにより実行させるためのプログラムを担持した記録媒体であり、コンピュータにより読み取り可能且つ、読み取られた前記プログラムが前記コンピュータと協動して前記機能を実行する記録媒体である。
又、本発明の上記「手段の機能」とは、前記手段の全部又は一部の機能を意味する。
又、本発明のプログラムの一利用形態は、コンピュータにより読み取り可能な記録媒体に記録され、コンピュータと協働して動作する態様であっても良い。
又、本発明のプログラムの一利用形態は、伝送媒体中を伝送し、コンピュータにより読みとられ、コンピュータと協働して動作する態様であっても良い。
又、記録媒体としては、ROM等が含まれ、伝送媒体としては、インターネット等の伝送媒体、光・電波・音波等が含まれる。
又、上述した本発明のコンピュータは、CPU等の純然たるハードウェアに限らず、ファームウェアや、OS、更に周辺機器を含むものであっても良い。
尚、以上説明した様に、本発明の構成は、ソフトウェア的に実現しても良いし、ハードウェア的に実現しても良い。
本発明の間欠塗布装置、それに用いる塗料間欠供給用バルブ、及び塗料間欠供給用三方バルブは、塗布終端及び塗布開始時の始端の乱れ、若しくは塗膜部の欠点のより発生しない、又は、より動作高速化が可能な効果を有し、二次電池の極板製造方法のみならず、電気二重層コンデンサー、あるいはその他フィルム状基材上に間欠塗膜を形成する用途等にも適用できる。
本発明にかかる実施の形態1における塗料間欠供給用三方バルブの塗布停止状態の断面概要図 (a)本発明にかかる実施の形態1における塗料間欠供給用三方バルブの塗料供給開始直前の断面概要図(b)図2(a)のa部拡大図 本発明にかかる実施の形態1における塗料間欠供給用三方バルブの塗料供給開始直後の断面概要図 本発明にかかる実施の形態1における間欠塗布装置の構成概要図 本発明にかかる実施の形態1における塗料間欠供給用三方バルブの自動調芯機能を説明するための断面概要図 図5のb部拡大概要図 本発明にかかる実施の形態1における塗料間欠供給用三方バルブの自動調芯機能を説明するための弁体の動きと塗料の流れを示した拡大概要図 本発明にかかる実施の形態1における塗料間欠供給用三方バルブの弁体が軸終端に自動調芯された状態の拡大断面概要図 (a)本発明にかかる実施の形態1において、供給側弁体を金属にした場合の塗料間欠供給用三方バルブの閉塞状態の断面概要図(b)図9(a)のc部拡大断面概要図 (a)本発明にかかる実施の形態1において、供給側弁体を樹脂にした場合の塗料間欠供給用三方バルブの閉塞状態の断面概要図(b)図10(a)のd部拡大断面図 (a)本発明にかかる実施の形態1において、供給側弁体にOリングを設けた場合の形状概要図(b)本発明にかかる実施の形態1において、供給側弁体にOリングを設けた場合の形状概要図 (a)本発明にかかる塗料間欠供給用バルブを二方バルブとして用いた場合の閉塞状態の断面概要図(b)本発明にかかる塗料間欠供給用バルブを二方バルブとして用いた場合の間欠塗布装置の要部構成図 (a)基材上に塗布した塗膜厚を測定する方法を説明するための基材の平面図(b)基材上に塗布した塗膜厚を測定する方法を説明するための基材の側面図 本発明にかかる実施例1における間欠塗布装置を用いて基材上に塗布した場合の塗布方向に対する塗膜厚のデータを示す図 比較例1における間欠塗布装置を用いて基材上に塗布した場合の塗布奉公に対する塗膜厚のデータを示す図 本発明にかかる実施の形態2における間欠塗布装置の構成概要図 本発明にかかる実施の形態2における塗料間欠供給用三方バルブ及びサックバック部位の塗料供給状態を説明するための断面概要図 本発明にかかる実施の形態2における塗料間欠供給用三方バルブ及びサックバック部位の塗料供給停止動作を説明するための断面概要図 本発明にかかる実施の形態2における塗料間欠供給用三方バルブ及びサックバック部位の塗料供給停止動作を説明するための断面概要図 本発明にかかる実施の形態2における間欠塗布装置の変形例を示す要部構成図 従来の間欠塗布装置の構成概要図 従来の塗料間欠供給用バルブの断面構成図 (a)従来の塗料間欠供給用バルブの塗料供給停止時の動作を説明するための要部拡大図(b)従来の塗料間欠供給用バルブの塗料供給開始時の動作を説明するための要部拡大図(c)従来の塗料間欠供給用バルブの塗料供給開始時の動作を説明するための要部拡大図 従来の間欠塗布方法における間欠塗布始端と終端の全体塗膜形状の概要図
符号の説明
1 塗料供給口
2 塗料供給室
3 塗料排出口
4 塗料排出室
5 排出側弁体
6 軸
6a ストッパー
6b テーパー部
7 供給側弁体
7b テーパー部
8 スリットダイ供給室
9 スリットダイ供給口
10 塗料
11 空隙
12 塗料間欠供給用三方バルブ

Claims (13)

  1. 塗料が流れる流路と、
    前記流路の内壁に形成された弁座と、
    前記流路内を移動可能な、先端部にストッパーが形成された軸と、
    前記軸に、塗料が通過可能に所定の大きさの隙間をおいて移動可能に取り付けられたリング状の弁体とを備え、
    前記流路を閉鎖する際には、前記軸を一方向に移動させ、前記弁体を前記ストッパーにより前記弁座に押圧し、
    前記流路を開放する際には、前記軸を反対方向に移動させ、前記弁体の前記ストッパーによる押圧力を解放する、塗料間欠供給用バルブ。
  2. 前記弁座に対して、前記弁体が重力を基準にして下方に配置されている、請求項1記載の塗料間欠供給用バルブ。
  3. 前記流路が開放された際に、前記弁体を前記軸に対して芯出しするための自動調心手段を備えた、請求項1記載の塗料間欠供給用バルブ。
  4. 前記自動調心手段は、
    前記ストッパーの前記弁体と対向する面に形成された、先端方向に向かって傾斜しているテーバー部と、
    前記弁体の前記ストッパーと対向する面に形成された、前記テーパー部に対応するテーパー部とで形成されている、請求項3記載の塗料間欠供給用バルブ。
  5. 前記流路が閉塞された際に前記弁体の少なくとも前記弁座と接する部分は、樹脂で形成されている、請求項1記載の塗料間欠供給用バルブ。
  6. 塗料が流れる第1の流路と、
    前記第1の流路に移動可能に挿入されている軸と、
    前記軸の先端に取り付けられた第1の弁構造と、
    前記軸の途中に取り付けられた第2の弁構造と、
    前記第1の弁構造と前記第2の弁構造の間に設けられた、前記第1の流路に交差する前記塗料を供給するための第2の流路とを備え、
    前記軸の先端と前記第1の弁構造は、請求項1記載の塗料間欠供給用バルブである、塗料間欠供給用三方バルブ。
  7. 塗料を貯める塗料貯留槽と、
    前記塗料貯留槽の前記塗料を送液する送液ポンプと、
    前記塗料を吐出するダイと、
    前記送液ポンプと前記ダイの間に設けられた、請求項1〜5の何れかに記載の塗料間欠供給用バルブと、
    前記塗料貯留槽、前記送液ポンプ、前記塗料間欠供給用バルブ、及び前記ダイを結ぶ配管とを備えた、間欠塗布装置。
  8. 塗料を貯める塗料貯留槽と、
    前記塗料貯留槽の前記塗料を送液する送液ポンプと、
    前記塗料を吐出するダイと、
    前記送液ポンプと前記ダイの間に設けられた、請求項6に記載の塗料間欠供給用三方バルブと、
    前記塗料貯留槽、前記送液ポンプ、前記塗料間欠供給用バルブ、及び前記ダイを結ぶ配管と
    前記塗料間欠供給用三方バルブに送液された前記塗料を、前記塗料貯留槽に戻すリターン配管とを備えた、間欠塗布装置。
  9. 前記配管は、
    前記塗料貯留槽、前記送液ポンプ、及び前記塗料間欠供給用三方バルブを結ぶ第1の配管と、
    前記間欠供給用三方バルブと、前記ダイを結ぶ第2の配管とを有し、
    前記第1の配管上に設けられた前記塗料を吸引するためのピストンと、
    塗料供給停止の際に、前記塗料を吸引するために前記ピストンを引き込み、前記第2の配管と前記リターン配管が連通するように前記塗料間欠供給用三方バルブを切り替え、前記リターン配管へと前記塗料を送るために前記ピストンを押し込む制御手段とを更に備えた、請求項8記載の間欠塗布装置。
  10. 前記配管は、
    前記塗料貯留槽、前記送液ポンプ、及び前記塗料間欠供給用三方バルブを結ぶ第1の配管と、
    前記塗料間欠供給用三方バルブと、前記ダイを結ぶ第2の配管とを有し、
    前記第2の配管上に設けられたバルブと、
    前記バルブと前記塗料間欠供給用三方バルブの間の前記第2の配管上に設けられた、前記塗料を吸引するためのピストンと、
    塗料供給停止の際に、前記塗料を吸引するために前記ピストンを引き込み、前記バルブを閉じ、前記塗料を前記塗料間欠供給用三方バルブへと送るために前記ピストンを押し込み、前記第2の配管と前記リターン配管が連通するように前記塗料間欠供給用三方バルブを切り替える制御手段とを更に備えた、請求項8記載の間欠塗布装置。
  11. 請求項9記載の間欠塗布装置の、塗料供給停止の際に、前記塗料を吸引するために前記ピストンを引き込み、前記第2の配管と前記リターン配管が連通するように前記塗料間欠供給用三方バルブを切り替え、前記リターン配管へと前記塗料を送るために前記ピストンを押し込む制御手段としてコンピュータを機能させるためのプログラム。
  12. 請求項10記載の間欠塗布装置の、塗料供給停止の際に、前記塗料を吸引するために前記ピストンを引き込み、前記バルブを閉じ、前記塗料を前記塗料間欠供給用三方バルブへと送るために前記ピストンを押し込み、前記第2の配管と前記リターン配管が連通するように前記塗料間欠供給用三方バルブを切り替える制御手段としてコンピュータを機能させるためのプログラム。
  13. 請求項11、又は12記載のプログラムを担持した記録媒体であって、コンピュータにより処理可能な記録媒体。
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