JP2006048937A - 多光軸光電センサの取付構造、取付方法並びにそれに使用される取付具 - Google Patents

多光軸光電センサの取付構造、取付方法並びにそれに使用される取付具 Download PDF

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Abstract


【課題】 調整角度が大きい場合であっても、簡単に調整することが出来る多光軸光電センサの取付構造・取付方法並びにそれに使用される取付具を提供することを目的とする。
【解決手段】 取付具20は本体ケース14の端部のキャップ部材17A、17Bに装着される第1金具30、作業台Sに装着される第2金具50、両金具間30、50に介在される中間金具40とからなるとともに、第1金具30と中間金具40との間には両金具30、40の相対位置を軸線L回りに段階的に変更が可能な位置決め手段(凹部33と凸部43とからなる)が設けられている。一方、中間金具40と第2金具50との間には無段階での調整が可能な調整手段(ガイド孔46とねじ63とからなる)が設けられている。そのため、両本体ケース(投光・受光器)14を対向させるには段階的な調整が可能な位置決め手段によって本体ケース14の向きを粗調整をした後、無段階の調整手段によって微調整を行えばよく、調整作業が容易に出来る。
【選択図】 図4

Description

本発明は、多光軸光電センサの取付構造、取付方法並びにそれに使用される取付具に関する。
例えば多光軸光電センサは、複数の投光素子が配列された投光器と、それらの複数の投光素子のそれぞれと対をなす複数の受光素子が配列された受光器とを、所定の検出領域を挟んで対向した状態で配置した構成をなす。投光器及び受光器間に物体が存在すると、その物体により投光器から出射され受光器に向う光が遮られるため、物体が存在しないときに比べて受光器での受光量レベルが低下する。従って、受光器での受光量レベルを測定することで検出領域内を通過する物体を検出することが可能になる。
ところで、この種の多光軸光電センサにおいて、投光器及び受光器の各本体ケースは、下記特許文献1に開示されたもののように、その両端に設けられた断面L字状の1対の取付板によって、上記各素子の配列方向に沿った回動軸を中心に回動可能な状態で取付壁に取り付けられるようになっている。これは、取付壁に取付けた状態で、投光器の各投光素子からの出射光が、それと対をなす受光器の各受光素子に受光されるように光軸方向を調整できるようにするためである。
この取付構造について、特許文献1のものを例に挙げて具体的に説明すると、上記L字状の取付板のうち、本体ケースの端面に対面配置さる一方の壁部には、挿通孔と、この挿通孔を中心とする円弧状の溝部とが貫通形成されている。また、上記取付壁に対面配置される他方の壁部には、この取付壁に螺着される固定ネジが通される1対の貫通孔が形成されている。そして、上記一方の壁部上面から挿通孔及び溝部にそれぞれ取付ネジを通して本体ケース端面上に形成されたネジ穴にそれぞれ螺着するとともに、他方の壁部の1対の挿通孔にそれぞれ固定ネジを通して取付壁のネジ穴に螺着することで本体ケースが取付壁に対して固定される。光軸調整時には、上記溝部側に通された取付ネジを緩めることで、本体ケースが上記挿通孔を中心に回動可能になり、光軸調整が完了した時点で再び取付ネジを締め付けて光軸方向を固定するのである。
特開平10−74433号公報
上記構造によれば、本体ケースの回動方向に関する調整動作は無段階で行われるが、このような調整方法は微調整には有効であるが、粗調整を行う場合には調整量が分かり難く改良の余地があった。
本発明は上記のような事情に基づいて完成されたものであって、調整角度が大きい場合であっても、簡単に調整することが出来る多光軸光電センサの取付構造、取付方法並びにそれに使用される取付具を提供することを目的とする。
上記の目的を達成するための手段として、請求項1の発明は、本体ケース内に複数の投光素子が前記本体ケースの長手方向に沿って配列された投光器と、前記本体ケースに対向して配される他の本体ケース内に前記各投光素子と対をなす受光素子が配列された受光器とを備えて構成される多光軸光電センサを前記本体ケースのうち前記配列方向の両端面に設けられる支持金具によって所定の取付箇所に取り付ける多光軸光電センサの取付構造において、前記本体ケースの両端面のうち少なくともいずれか一方側の端面と前記支持金具との間には中間部材が介在されるとともに、前記中間部材と前記本体ケースの端面との間並びに、前記中間部材と前記支持金具との間のうちいすれか一方には、前記中間部材に対して前記本体ケース或いは前記支持金具を前記本体ケースの長手方向に沿った軸線を中心とする回動方向に関して基準角度ごとに固定出来る多段階の位置決め手段が設けられ、他方側には前記中間部材に対して前記本体ケース或いは前記支持金具を前記軸線を中心とする回動方向に関して所定の角度範囲内の所望の位置で固定出来る無段階の調整手段が設けられているところに特徴を有する。
請求項2の発明は、請求項1に記載のものにおいて、前記無段階の調整手段による前記角度調整範囲は少なくとも前記多段階の位置決め手段の基準角度以上であるところに特徴を有する。
請求項3の発明は、請求項1または請求項2に記載のものにおいて、前記多段階の位置決め手段は前記本体ケースと前記中間部材との対向面間に形成される凹凸嵌合可能な凹部と凸部とから構成されるとともに、これら凹部並びに凸部はその嵌合部の断面形状が前記軸線を中心とする正多角形状をなすところに特徴を有する。
請求項4の発明は、請求項1ないし請求項3のいずれかに記載のものにおいて、前記本体ケース並びに前記中間部材のいずれか一方には、前記多段階の位置決め手段の基準角度ごとにインジケータが設けられているところに特徴を有する。
請求項5の発明は、請求項1ないし請求項4のいずれかに記載のものにおいて、前記無段階の調整手段は前記支持金具或いは前記中間部材のいずれか一方に設けられるとともに孔の中心線が前記軸線を中心とする円弧状をなすガイド孔と、他方側に設けられるとともに同ガイド孔に嵌入され、かつ前記ガイド孔が設けられた部材を抜止め状態に保持可能な鍔縁を備えたガイドピンとからなるところに特徴を有する。
請求項6の発明は、請求項5に記載のものにおいて、前記中間部材に前記ガイド孔が設けられる一方、前記支持金具における前記ガイド孔と対向する部分にはねじ座部が設けられ、このねじ座部に対して前記ガイドピンとされたねじが螺合されるよう構成されているところに特徴を有する。
請求項7の発明は、本体ケース内に複数の投光素子が前記本体ケースの長手方向に沿って配列された投光器と、前記投光器に対向して配される他の本体ケース内に前記各投光素子と対をなす受光素子が配列された受光器とを備えて構成され、請求項1ないし請求項6のいずれかに記載の取付構造により、前記投光器及び前記受光器を所定の取付箇所に取り付けるための多光軸光電センサの取付具であって、前記中間部材及び前記支持金具を備えてなるところに特徴を有する。
請求項8の発明は、本体ケース内に複数の投光素子が前記本体ケースの長手方向に沿って配列された投光器と、前記投光器に対向して配される他の本体ケース内に前記各投光素子と対をなす受光素子が配列された受光器とを備えて構成され、請求項1ないし請求項6のいずれかに記載の取付構造により、前記投光器及び前記受光器を所定の取付箇所に取り付ける多光軸光電センサの取付方法であって、前記多段階の位置決め手段による前記回動方向に関する固定位置の設定作業を前記投光器並びに受光器を所定の取付箇所に装着するに先だって行い、更に、前記無段階の調整手段による前記回動方向に関する固定位置の調整作業を前記投光器並びに受光器を所定の取付箇所に装着した後に行って、投光器並びに受光器を光軸調整するところに特徴を有する。
<請求項1・7・8の発明>
請求項1・7・8の発明によれば、投光器並びに受光器を正対させるには多段階の位置決め手段によって本体ケースの向きを粗調整した後、無段階の調整手段によって微調整を行えばよく、取付箇所に対する調整角度が大きい場合であっても光軸の調整作業が簡便かつ容易に出来る。
<請求項2の発明>
請求項2の発明によれば、投光器並びに受光器の本体ケースを360度全範囲に亘って、無段調整(微調整)出来る。
<請求項3の発明>
請求項3の発明によれば、多段階の位置決め手段は凹凸の嵌合構造を利用する断面正多角形状のものであるから構造が簡便である。
<請求項4の発明>
請求項4の発明によれば、作業者はインジケータを目視することで、調整角度(粗調整角度)を知ることが出来る。
<請求項5の発明>
請求項5の発明によれば、無段階の調整手段はガイド孔とガイドピンにより構成される。従って、調整手段専用の部品が少なくて(ガイドピンだけ)済む。
<請求項6の発明>
請求項6の発明によれば、ねじは中間部材と支持金具との間の固定機能と、回動方向に関する案内機能を兼用しているから、構造が簡便となる。
<第1実施形態>
本発明の第1実施形態を図1ないし図10によって説明する。
図1に示す10は多光軸光電センサであって投光器12、受光器13並びにこれらを作業台Sに対して装着するための取付具20により構成される。投光器12は作業台Sの前端部において横向きに配置されている。一方、受光器13は作業台Sの奥側に配置されるフード(前方に開口する箱形)Saの上部において投光器12と同じく横向きに配置されている。そして、投・受光器12、13は対向するように位置合わせ(光軸調整)されており、両間に物体が存在すると、その物体により投光器12から出射され受光器13に向う光が遮られるため、物体が存在しないときに比べて受光器13での受光量レベルが低下する。従って、受光器13での受光量レベルを測定することで検出領域内を通過する物体(作業者の手等)の有無について検出することが可能になる。以下、これらの構成について投光器12側を例に挙げて説明する。
投光器12は、図2に示すように、例えば6つの投光素子11が一列状に配された投光ユニット15を断面コの字状の本体ケース14内に収容して構成されている。投光ユニット15は一側面に投光窓(透光部材によって封鎖されている)16Aが開口された収容ケース16を備えてなる。収容ケース16内には投光窓16Aに向けた状態で投光素子11が収容されている。そして、投光ユニット15の一端部(図2における右側の端部)には光軸調整用の表示灯19が設けられている。この表示灯19は受光素子の全てが、対応する各投光素子からの光を受光したときにON(点灯)し、それ以外では各受光素子の受光状態に応じてOFF(消灯)或いは点灯するようになっている。
また、上記本体ケース14の両開放端には1対のキャップ部材17A、17Bが嵌着されている。このキャップ部材17A、17Bはブロック状をなすとともに、その端面には次述する取付具20がそれぞれ取り付けられるようになっている。尚、以下の説明において本体ケース14の長手方向に沿った中心軸を軸線Lとする(図2、図3参照)。
取付具20は図3に示すように、キャップ部材17A、17Bに対して固定される第1金具30と、作業台Sに対して固定される第2金具(本発明の支持金具に相当する)50と、両金具30、50間に介在される中間金具(本発明の中間部材に相当する)40とから構成されている。
第1金具30は平板状をなし、キャップ部材17A、17Bの端面に対向するようにして配される。第1金具30の下部にはキャップ部材17A、17B側に突出して固定部37が設けられている(図4、図7参照)。固定部37はL字状をなすとともに、その縦壁38にはねじ孔38Aが穿設されている。一方、キャップ部材17A、17Bの端面下部の左右両側には一対の窪み18A、18Bが形成されている。固定部37は図4における左側の窪み18Aに対して嵌め合わされるようになっているとともに、窪み18Aの内壁のうち固定部37の縦壁38と対向する壁面にはねじ孔19が左右方向に設けられている。
固定部37を窪み18Aに対して嵌め合わせると両ねじ孔38A、19同士が整合するようになっており、その状態からねじ止めすることで、第1金具30をキャップ部材17A、17Bに対して回り止めされた状態で固定することが出来るようになっている。また、第1金具30の中央部分にキャップ部材17A、17Bとは反対方向に突出して軸受け用の筒部31が設けられている。この筒部31の内周側にはねじが切られており、次述する中間金具固定用をねじ止めするようになっている。
中間金具40は中央部分に貫通孔41Aを設けた扇型の本体部41と、その外周に設けられる周壁45、48とから構成される。この中間金具40は本体部41を前記第1金具30に対向させた状態でねじ止めすることで前記第1金具30に対して固定されるようになっているが、その際に両金具30、40の相対角度(軸線Lを中心とする角度)を段階的に複数選択出来るようになっている。より具体的に説明すると、両金具30、40の対向面のうち中間金具40側には、第1金具30側に突出する凸部43が形成されている一方、第1金具30には前記凸部43と対向する位置に凹部33が形成されている。これら凸部43と凹部33とは凹凸嵌合可能とされるとともに、嵌合部の断面形状は共に筒部31を中心とする正12角形状をなしている(図7、図8参照)。そのため、第1金具30と中間金具40の取り付け角度(軸線Lを中心とする角度)を30度ピッチ(本発明の基準角度に相当する)で変更することが出来るようになっている。尚、この凹部33と凸部43が本発明の多段階の位置決め手段に相当するものである。
また、図8に示すように凸部43の中央部分には円形の段部42が凹設されているが、そこには筒部31の突出端が嵌め合わされるようになっている。このような構成とすることで第1金具30と中間金具40との間において生ずるがたつきを押さえるようになっている。
また、図4に示すように第1金具30においては板面に12個のテーキン(本発明のインジケータに相当する)34が周方向に等間隔で設けられる一方、中間金具40の周壁48の上部には位置合わせ用スリット49が設けられており、スリット49がどの方向を向くか(どのテーキンと向き合った状態にあるか)を目視することで第1金具30と中間金具40との取り付け角度を確認することが出来るようになっている。尚、本実施形態においては、図4における最も上側に位置するテーキン34aが基準テーキンとなっており、このテーキン34aと位置合わせ用スリット49が一致した状態(図10の(A)に示す状態)にあるときには、本体ケース14内に収容される投光素子が水平方向(投光素子からの光が水平方向に出射される)を向くように設定されている、
周壁は図4に示すように、貫通孔41Aを中心とするような円弧面の接続部45と、この接続部45と連続し本体部41の外周に沿って形成される補強部48とから構成される。接続部45は本体部41からの張り出し高さが補強部48の張り出し高さに比べて高く設定されるとともに、その張り出し方向の中央部分にはガイド孔46が形成されている。このガイド孔46は図4において水平方向に形成されるとともに、その中心線は前記貫通孔41Aを中心とするような円弧状をなす。
次に、第2金具50について説明する。第2金具50は平板状をなす取り付け板51上に前記接続部45に対する座部(本発明のねじ座部に相当する)55を突設してなる。
図4に示すように取り付け板51の左右両側には、作業台Sに対する取り付け孔52が左右一対形成されている。これら各取り付け孔52は軸線Lに沿った長孔とされている。一方、座部55は第2金具50の幅方向の中央部分にあって、その上面(前記接続部45と対向する面)は支持面56とされており、そこは接続部45の外面の曲率に倣った円弧面とされるとともに、その中央部分にはねじ孔56Aが穿設されている。
そのため、座部55上に接続部45を突き当てると支持面56と接続部45の外面とが密着するとともに、その状態から接続部45の内周側に締め込み用のカラー61を宛った状態(カラー61と座部55との間に接続部45を挟み込んだ状態)でねじ(本発明のガイドピンに相当する)63をガイド孔46に貫通させつつ締め込んでやることで中間金具40と第2金具50とを固定してやることが出来る。尚、カラー61は上面が平らな平滑面とされているのに対し、下面は接続部45の内面に倣った曲面とされている。
また、ねじ63のねじ頭63aが本発明の鍔縁に相当するものである。
ところで、先に述べたようにガイド孔46の中心線は、貫通孔41Aを中心とするような円弧状をなす。従って、ねじ63を緩めた状態で中間金具40を軸線L回りに回動させるとねじ63がガイド孔46内を相対移動するとともに、支持面56と接続部45の外面、並びに接続部45の内面とカラー61の外面(図4における下面)とが摺接面となって中間金具40は第2金具50に対し軸線Lを中心として揺動する。そして、所望の位置まで揺動させたところで、再びねじ締めすることで第2金具50に対する中間金具40の揺動角度θ(図10参照)を無段階で調整することが出来るようになっている(本発明の無段階の調整手段に相当する)。
また、ガイド孔46の溝端46Aはそれぞれストッパとなっており、ねじ63が溝端46Aに突き当たることでそれ以上の揺動動作が規制されるようになっている。本実施形態においては中間金具40は図10における(A)の位置から左右方向にそれぞれ15度ずつ、全体としては30度の調整角度をもっている。
また、図4に示すように、支持面56にはねじ孔56Aの両側に中間金具40の揺動方向に沿った案内溝57が形成される一方、中間金具40の接続部45の外面には前記案内溝57に対して嵌合可能なレール47が突設されている。これら案内溝57とレール47は中間金具40の揺動動作を案内するよう機能する。
次に、本実施形態の作用・効果について具体的に説明する。
投光器12並びに受光器13を作業台Sに対して取り付けるには、予め本体ケース14のセット角(図5に示すθ1に示す角度であって、投光素子並びに受光素子が正対するような角度)を算出しておき、これに基づいて多段階の位置決め手段によって中間金具40と第1金具30との位置決めを行う。例えば、θ1が32度であった場合には位置合わせ用スリット49が基準テーキン34aから一段ずれたテーキン34bと一致するように凹部33と凸部43とを嵌合させ(図11参照)、その状態で第1金具30と中間金具40とをねじ締めしてやればよい。
一方、中間金具40と第2金具50の固定は中間金具40と第1金具30の位置決め作業の前後どちらに行ってもよく、カラー61と座部55との間に接続部45を挟み込んだ状態でねじ63をガイド孔46に貫通させつつ締め込んでやればよい。
かくして、取付具20の組立作業が完了したら、第1金具30を投光器12のキャップ部材17A、17Bの端面に宛いつつ固定部37を窪み18Aに嵌合させ、ねじ締めする。これにより第1金具30、ひいては取付具20は回り止めされた状態で投光器12に対して固定される。取付具20を左右の両キャップ部材17A、17Bにそれぞれ組み付けたら、今度は第2金具50が作業Sと対向する向きとなるように投光器12を作業台S上に載せて、その状態で第2金具50を作業台Sに対してねじ締めする。これにより、作業台Sに対する投光器12の取り付けが完了する。続いて、投光器12と同じ手順に従って受光器13の組み付けを行う。
この状態では多段階の調整手段によって既に、30度分の角度調整がなされた状態にあるから投・受光器12、13はほぼ対向した状態にあるが、正対状態となっていないため、次に投・受光器12、13が正対するように無段階の調整手段によって微調整を行う。それには、投光器12側並びに受光器13側ともねじ63を緩めその状態から本体ケース14を回動方向に押してやる。
すると、ねじ63がガイド孔46内を相対移動するとともに、支持面56と接続部45の外面、並びに接続部45の内面とカラー61の外面とが摺接面となって中間金具40は第2金具50に対し軸線Lを中心として揺動する。これにより、本体ケース14全体が軸線Lを中心として回動する。そして、投・受光器12、13を約2度回動させ、表示灯19がオンするのを確認して本体ケース14の回動を停止させる。その後、再びねじ締めすることで光軸調整が完了する。
このように本実施形態によれば、無段階の調整手段に加えて、多段階の位置決め手段を備えることで、調整角度が大きい場合であっても、微調整が少なくて済むから調整作業が簡便かつ容易に出来る。
つまり、図1に示すように多光軸光電センサ10によって検出エリア(防護エリア)を斜めに形成するような場合には、投光器12と受光器13が正対するように本体ケース14を所定角度傾けてやる必要があるが、その傾斜角度θ1の大きさを作業台Sに対する多光軸光電センサ10の取りつけ配置等から算出することが出来る。
従って、作業台Sに対し多光軸光電センサ10を取り付けるのに先だって、本発明の多段階の位置決め手段により粗調整を行っておけば、取りつけ後には投光器12と受光器13が正対するように無段階の調整手段によって微調整のみを行えばよい。このような構成であれば、従来より問題となっていた光軸調整の煩わしさ(無段階の調整機構によって大きな角度調整を強いられると、感覚に頼って大まかな調整を行い、その後に微調整を行うから調整が完了するのに時間がかかる)が解消される。
また、無段階の調整手段による調整角度範囲は多段階の位置決め手段の一段当たりの調整角度と等しい角度(30度)に設定されているから本体ケース14を360度どのポジションにおいても、無段調整(微調整)出来る。
加えて、多段階の位置決め手段は凹凸の嵌合構造を利用し、しかも嵌合部は断面正多角形状であるから構造が簡便であり、製造コストも低く押さえることが可能である。また、無段階の調整手段はガイド孔46とガイドピン(ねじ63)により構成される。従って、調整手段専用の部品を設ける必要がなく、部品点数が少なくて済む。
<実施形態2>
次に、本発明の実施形態2を図12を参照して説明する。
実施形態1では多段階の位置決め手段を嵌合部の形状が正多角形状をなす凹部33と凸部43により構成したが、実施形態2では位置決め手段を複数個の突起81と受け溝71により構成している。具体的には中間金具80には軸線Lを中心として突起81が放射状に等間隔で複数個形成されている。一方、第1金具70側には前記突起81と対向する位置に受け溝71が複数個設けている。その他の構成については実施形態1と同一であるため重複した説明は省略するものとする。
<他の実施形態>
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような実施形態も本発明の技術的範囲に含まれ、さらに、下記以外にも要旨を逸脱しない範囲内で種々変更して実施することができる。
(1)実施形態1では、第1金具30と中間金具40との間に多段階の位置決め手段を設ける一方、中間金具40と第2金具50との間に無段階の調整手段を設けたが、第1金具30と中間金具40との間に無段階の調整手段を設ける一方、中間金具40と第2金具50との間に多段階の位置決め手段を設けてもよい。
(2)実施形態1では取付具20を第1金具30と中間金具40、第2金具50により構成したが、第1金具30を廃止してもよい。この場合には中間金具40をキャップ部材17A、17Bの端面に取り付けるよう構成するとともに、中間金具40とキャップ部材17A、17Bの端面との間に多段階の位置決め手段を設けてやればよい。
(3)実施形態1では第1金具30側に凹部33を設ける一方、中間金具40側に凸部43を形成したが、凹部33と凸部43は凹凸嵌合可能なものであればよく、第1金具30側に凸部を設ける一方、中間金具40側に凹部を設けてもよい。また、嵌合部の形状についても正多角形であればよい。
実施形態1における多光軸光電センサの取り付け状態を示す斜視図 投光器の正面図 取付具の斜視図 取付具の分解斜視図 光軸の調整動作を示す図 取付具の断面図 第1金具を示す図(A)平面図(B)正面図(C)左側面図(D)背面図 中間金具を示す図(A)背面図(B)平面図(C)正面図(D)側面図 第2金具を示す図(A)平面図(B)正面図(C)側面図 中間金具の揺動動作を示す図 多段階の位置決め手段によって本体ケースの角度調整がなされた状態を表す正面図 実施形態2における多段階の位置決め手段の構造を示す図
符号の説明
20…取付具
30…第1金具
40…中間金具
50…第2金具

Claims (8)

  1. 本体ケース内に複数の投光素子が前記本体ケースの長手方向に沿って配列された投光器と、前記本体ケースに対向して配される他の本体ケース内に前記各投光素子と対をなす受光素子が配列された受光器とを備えて構成される多光軸光電センサを前記本体ケースのうち前記配列方向の両端面に設けられる支持金具によって所定の取付箇所に取り付ける多光軸光電センサの取付構造において、
    前記本体ケースの両端面のうち少なくともいずれか一方側の端面と前記支持金具との間には中間部材が介在されるとともに、
    前記中間部材と前記本体ケースの端面との間並びに、前記中間部材と前記支持金具との間のうちいすれか一方には、
    前記中間部材に対して前記本体ケース或いは前記支持金具を前記本体ケースの長手方向に沿った軸線を中心とする回動方向に関して基準角度ごとに固定出来る多段階の位置決め手段が設けられ、
    他方側には前記中間部材に対して前記本体ケース或いは前記支持金具を前記軸線を中心とする回動方向に関して所定の角度範囲内の所望の位置で固定出来る無段階の調整手段が設けられていることを特徴とする多光軸光電センサの取付構造。
  2. 前記無段階の調整手段による前記角度調整範囲は少なくとも前記多段階の位置決め手段の基準角度以上であることを特徴とする請求項1に記載の多光軸光電センサの取付構造。
  3. 前記多段階の位置決め手段は前記本体ケースと前記中間部材との対向面間に形成される凹凸嵌合可能な凹部と凸部とから構成されるとともに、これら凹部並びに凸部はその嵌合部の断面形状が前記軸線を中心とする正多角形状をなすことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の多光軸光電センサの取付構造。
  4. 前記本体ケース並びに前記中間部材のいずれか一方には、前記多段階の位置決め手段の基準角度ごとにインジケータが設けられていることを特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれかに記載の多光軸光電センサの取付構造。
  5. 前記無段階の調整手段は前記支持金具或いは前記中間部材のいずれか一方に設けられるとともに孔の中心線が前記軸線を中心とする円弧状をなすガイド孔と、
    他方側に設けられるとともに同ガイド孔に嵌入され、かつ前記ガイド孔が設けられた部材を抜止め状態に保持可能な鍔縁を備えたガイドピンとからなることを特徴とする請求項1ないし請求項4に記載の多光軸光電センサの取付構造。
  6. 前記中間部材に前記ガイド孔が設けられる一方、前記支持金具における前記ガイド孔と対向する部分にはねじ座部が設けられ、このねじ座部に対して前記ガイドピンとされたねじが螺合されるよう構成されていることを特徴とする請求項5に記載の多光軸光電センサの取付構造。
  7. 本体ケース内に複数の投光素子が前記本体ケースの長手方向に沿って配列された投光器と、前記投光器に対向して配される他の本体ケース内に前記各投光素子と対をなす受光素子が配列された受光器とを備えて構成され、請求項1ないし請求項6のいずれかに記載の取付構造により、前記投光器及び前記受光器を所定の取付箇所に取り付けるための多光軸光電センサの取付具であって、前記中間部材及び前記支持金具を備えてなることを特徴とする多光軸光電センサの取付具。
  8. 本体ケース内に複数の投光素子が前記本体ケースの長手方向に沿って配列された投光器と、前記投光器に対向して配される他の本体ケース内に前記各投光素子と対をなす受光素子が配列された受光器とを備えて構成され、請求項1ないし請求項6のいずれかに記載の取付構造により、前記投光器及び前記受光器を所定の取付箇所に取り付ける多光軸光電センサの取付方法であって、
    前記多段階の位置決め手段による前記回動方向に関する固定位置の設定作業を前記投光器並びに受光器を所定の取付箇所に装着するに先だって行い、更に、
    前記無段階の調整手段による前記回動方向に関する固定位置の調整作業を前記投光器並びに受光器を所定の取付箇所に装着した後に行って、投光器並びに受光器を光軸調整することを特徴とする多光軸光線センサの取付方法。
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