JP2006047882A - 光学積層体、偏光板、および液晶表示装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】熱可塑性樹脂を有する第一の光学異方性層(A)とライオトロピック液晶分子を有する第二の光学異方性層(B)とを有する光学積層体(C)であって、
(B)層のライオトロピック液晶分子が剪断により特定の方向に配向されてなり、(A)層の面内遅相軸と(B)層の面内遅相軸とが実質的に平行に積層されてなり、
光学積層体(C)の厚さ方向の屈折率をnz、面内遅相軸方向の屈折率をnx、面内進相軸方向の屈折率をnyとしたとき、0.93≦Re40/Re0≦1.07を満たすことを特徴とする光学積層体(C)。
Description
ところで、液晶ディスプレイには、液晶セルの複屈折による位相差を補償するために位相差フィルムが広く用いられている。上記視野角性能の問題は、この位相差フィルムの視野角性能が悪いことがその要因の一つにある。位相差フィルムは、斜め方向から観察した場合には、フィルムの厚み方向の屈折率が影響して、正面から見た場合の位相差とは異なる位相差を示す。この問題を解決するため、これまで、厚さ方向の屈折率を制御した様々な光学フィルムが提案されてきた。
(1)熱可塑性樹脂を含有する第一の光学異方性層とライオトロピック液晶分子を含有する第二の光学異方性層とを有する光学積層体であって、
第二の層のライオトロピック液晶分子が剪断により特定の方向に配向されてなり、第一の層の面内遅相軸と第二の層の面内遅相軸とが実質的に平行に積層されてなり、
波長550nmの光で光学積層体(C)面の法線方向より測定した面内レターデーションをRe0、波長550nmの光で光学積層体(C)面の法線から面内遅相軸方向へ40°傾けた方向より測定したレターデーションをRe40としたとき、0.93≦Re40/Re0≦1.07を満たすことを特徴とする光学積層体、
(2)前記光学積層体の面内遅相軸のバラツキが±3°以内であることを特徴とする(1)に記載の光学積層体、
(3)前記第一の層の熱可塑性樹脂の光弾性係数の絶対値が10×10−12Pa−1以下である(1)又は(2)に記載の光学積層体、
(4)(1)〜(3)のいずれか1項に記載の光学積層体と偏光膜との積層体からなる偏光板、
(5)(1)〜(3)のいずれか1項に記載の光学積層体を液晶セルの少なくとも片側に配置してなるIPS液晶表示装置、
を提供するものである。
ノルボルネン重合体としては、例えば、ノルボルネン構造を有する単量体の開環重合体若しくはノルボルネン構造を有する単量体と他の単量体との開環重合体又はそれらの水素化物、ノルボルネン構造を有する単量体の付加重合体若しくはノルボルネン構造を有する単量体と他の単量体との付加重合体又はそれらの水素化物等を挙げることができる。これらの中で、ノルボルネン構造を有する単量体の開環(共)重合体水素化物は、透明性、成形性、耐熱性、低吸湿性、寸法安定性、軽量性などの観点から、特に好適に用いることができる。
C=Δn/σ
で表される値である。光学異方性層(A)の光弾性係数が10×10−12Pa−1を超えると、光学異方性層(A)の変形によって、第二の光学異方性層(B)の液晶分子の配向が乱れ、結果として、光学積層体の面内遅相軸および面内レターデーションのバラツキが大きくなるおそれがある。
溶融押出法としては、ダイスを用いるインフレーション法等が挙げられるが、生産性や厚さ精度に優れる点でTダイを用いる方法が好ましい。
揮発性成分は、光学異方性層(A)に微量含まれる分子量200以下の物質であり、例えば、残留単量体や溶媒などが挙げられる。揮発性成分の含有量は、異方性層(A)に含まれる分子量200以下の物質の合計として、異方性層(A)をガスクロマトグラフィーにより分析することにより定量することができる。
遅相軸のバラツキは、遅相軸を数点測定したときの測定値の算術平均値に対する各測定値のバラツキとする。
面内レターデーションのバラツキは、光入射角0°(入射光線と光学異方性層(A)表面が直交する状態)の時の面内レターデーションを光学積層体の幅方向に測定したときの、その面内レターデーションの最大値と最小値との差である。
本発明に用いるライオトロピック液晶分子を溶媒に溶解させる場合の濃度としては、(B)層に用いる分子が液晶性を示す限り特に制限はないが、好ましくは、溶媒に対して液晶分子を0.0001〜100重量部の範囲で、さらに好ましくは0.0001〜1重量部の範囲で添加する。
遅相軸のバラツキは、遅相軸を数点測定したときの測定値の算術平均値に対する各測定値のバラツキとする。
面内レターデーションのバラツキは、光入射角0°(入射光線と光学異方性層(B)表面が直交する状態)の時の面内レターデーションを光学積層体の幅方向に測定したときの、その面内レターデーションの最大値と最小値との差である。
遅相軸のバラツキは、遅相軸を数点測定したときの測定値の算術平均値に対する各測定値のバラツキとする。
また、本発明の光学積層体(C)は、面内レターデーションRe0のバラツキが10nm以内、好ましくは5nm以内、さらに好ましくは2nm以内である。面内レターデーションのバラツキを、上記範囲にすることにより、液晶表示装置用の位相差フィルムとして用いた場合に表示品質を良好なものにすることが可能になる。ここで、面内レターデーションのバラツキは、光入射角0°(入射光線と本発明の積層体表面が直交する状態)の時の面内レターデーションを光学積層体の幅方向に測定したときの、その面内レターデーションの最大値と最小値との差である。
IPSモードでは、水平方向にホモジニアスな配向をした液晶分子と、透過軸が画面正面に対して上下と左右の方向を指して垂直の位置関係にある2枚の偏光膜を用いているので、上下左右の方向から画面を斜めに見るときには、2本の透過軸は直交して見える位置関係にあり、ホモジニアス配向液晶層はツイステッドモード液晶層で生ずるような複屈折も少ないことから、十分なコントラストが得られる。これに対して、方位角45°の方向から画面を斜めに見るときには、2枚の偏光膜の透過軸のなす角度が90°からずれる位置関係となるために、直線偏光が完全に遮断されずに光漏れが発生し、十分な黒が得られず、コントラストが低下する。IPSモードの液晶表示装置の2枚の偏光子の間に、本発明の光学積層体(C)を配置することにより、どの角度から観察しても2枚の偏光子の透過軸のなす角度が90°になるような補償を行える。これによって、透過光に生ずる複屈折を効果的に補償して光の洩れを防ぎ、全方位角において高いコントラストを得ることができる。この効果は、他のモードの液晶表示装置においても同様の効果があると考えられ、特に前記IPSモードにおいて効果が顕著である。
本発明の液晶表示装置において、液晶表示装置の形成に際しては、例えばプリズムアレイシート、レンズアレイシート、光拡散板、バックライトや輝度向上フィルム等の適宜な部品を適宜な位置に1層又は2層以上配置することができる。バックライトとしては、冷陰極管、発光ダイオード、ELなどが挙げられる。
積層形態としては、光学積層体(C)を偏光膜の両面に積層させても片面に積層させてもよく、また積層数にも特に限定はなく、2枚以上積層させてもよい。また、積層手法としては、必須手法ではないが、接着剤を用いて積層させることができる。光学積層体(C)と偏光膜との間に本発明の特性を損なわない範囲で他の部材を介在させることもできる。さらに、積層方向にも特に限定はないが、偏光板の視野角改善効果が優れる観点から、偏光膜の吸収軸と光学積層体(C)の遅相軸とを直交または平行に積層させるのが好ましく、直交に積層させるのがさらに好ましい。
本発明において、光学積層体(C)と偏光膜が接する構成の場合は、光学積層体(C)を偏光膜の保護フィルムとして兼用することができる。光学積層体(C)を偏光膜の保護フィルムとして兼用することにより、保護フィルム一層を省いて液晶表示装置を薄型化するとともに、偏光膜の耐久性を向上することができる。
なお部及び%は特に断りのない限り重量基準である。
本実施例における評価は、以下の方法によって行う。
(1)厚さ
フィルムの断面を、光学顕微鏡で観察して各層ごとに測定する。
(2)波長550nmの光で測定したフィルム又は積層体面の法線方向より測定した面内レターデーションRe0、波長550nmの光で測定したフィルム又は積層体面の法線方向から面内遅相軸方向へ40°傾けた方向より測定したレターデーションRe40、面内レターデーションRe0のバラツキ、遅相軸の方向及び遅相軸のバラツキ、並びに遅相軸の交差角
自動複屈折計(王子計測器社製、KOBRA−21)を用いて測定する。
面内レターデーションRe0のバラツキは、フィルム又は積層体の幅方向に10mm間隔で面内レターデーションを測定して、その測定値の算術平均値を面内レターデーションの中心値とする。そして、前記測定値の内、最大値と最小値との差を面内レターデーションのバラツキとする。
また、遅相軸のバラツキは、フィルム又は積層体の幅方向に10mm間隔で遅相軸を測定して、その測定値の算術平均値を面内遅相軸の中心値とする。そして、前記測定値の内、最大値と最小値との差を面内遅相軸のバラツキとする。
なお、A層及びB層の測定においては、光学異方性層(A)と光学異方性層(B)とを分離して求める。
(3)波長550nmの光で測定した厚さ方向の主屈折率Σnz、面内の遅相軸方向の主屈折率Σnx、面内の遅相軸方向に面内で直交する方向の主屈折率Σny
光学異方性層(A)と光学異方性層(B)とを分離して、A層及びB層の主屈折率を自動複屈折計(王子計測器社製、KOBRA−21)によりそれぞれ算出した後、以下の式;Σnx=(nxA×dA+nxB×dB)/(dA+dB);Σny=(nyA×dA+nyB×dB)/(dA+dB);Σnz=(nzA×dA+nzB×dB)/(dA+dB)により求める。
(4)光弾性係数
光学積層体から光学異方性層(A)を分離し、(A)層の熱可塑性樹脂について、光弾性測定装置[(株)ユニオプト製、PHDL-10A]を用いて測定する。
(5)収縮率
光学積層体から光学異方性層(A)を分離し、(A)層から、長手方向100mm、幅方向100mmの正方形の試験片を切り出し、80℃の乾式オーブンで6時間加熱する。加熱前及び加熱後の試料について、万能投影機を用いて長手方向及び幅方向の寸法を測定し、次式により収縮率を求める。
収縮率(%)={(加熱前の寸法−加熱後の寸法)/加熱前の寸法}×100
(6)残留揮発性成分量
光学積層体から光学異方性層(A)を分離し、(A)層の試験片200mgを切り出し、表面に吸着していた水分や有機物を完全に除去した内径4mmのガラスチューブの試料容器に入れる。次に、その容器を温度100℃で60分間加熱し、容器から出てきた気体を連続的に捕集する。そして、捕集した気体を熱脱着ガスクロマトグラフィー質量分析計(TDS-GC-MS)で分析し、その中で分子量200以下の成分の合計量を残留揮発性成分とする。
(7)表示性能
光学積層体を含む偏光板を適当な大きさに切り出し、市販のIPS型液晶表示装置の入射側偏光板と取り替える。この際、光学積層体を含む偏光板の軸配置関係は、元の偏光板と同じにする。また、光学積層体を液晶セル側に位置させるように配置する。その後、表示特性を目視で観察する。また、表示装置の背景を黒表示にし、暗室内で正面方向及び上下左右45°以内の斜め方向から見て、輝度ムラ(白抜け)がないか確認する。
(8)経時テスト
光学積層体を含む偏光板を適当な大きさに切り出し、市販のIPS型液晶表示装置の入射側偏光板と取り替える。この際、光学積層体を含む偏光板の軸配置関係は、元の偏光板と同じにする。また、光学積層体を液晶セル側に位置させるように配置する。その後、85℃、90%RH環境下1時間と、−20℃、40%RH環境下1時間のヒートサイクルテストを200サイクル繰り返した後、正面から表示装置の画像を目視で観察する。
良好:特に異常は認められない。
不良:画面端部などに部分的に色相変化が認められる。
脂環式構造を有する重合体の一例であるノルボルネン重合体(日本ゼオン社製、「ZEONOR1420」、ガラス転移温度は136℃)のペレットを、窒素を流通させた熱風乾燥機を用いて100℃で、4時間乾燥した。そしてこのペレットを、50mmφのスクリューを備えた樹脂溶融混練機を有するTダイ式フィルム溶融押出成形機を使用し、溶融樹脂温度260℃、Tダイの幅650mmの条件で押出し成形することにより、厚み100μmのフィルムa1を得た。このフィルムa1はロール状に巻き取ってロール巻状体とした。
このフィルムa1のロール巻状体を、延伸温度141℃、延伸倍率1.8倍、延伸速度22mm/minで横一軸延伸を行うことにより、光学異方性層A1のロール巻状体を得た。光学異方性層A1は、幅方向に遅相軸を有していた。
脂環式構造を有する重合体としてノルボルネン重合体(日本ゼオン社製、「ZEONOR1600」、ガラス転移温度は163℃)のペレットを用いて、溶融樹脂温度を270℃とした他は、製造例1と同様にして、厚み100μmのフィルムa2を得た。このフィルムa2はロール状に巻き取ってロール巻状体とした。
このフィルムa2のロール巻状体を、延伸温度165℃、延伸倍率1.7倍、延伸速度21mm/minで縦一軸延伸を行うことにより、光学異方性層A2のロール巻状体を得た。光学異方性層A2は、長手方向に遅相軸を有していた。
ポリカーボネート重合体(帝人化成社製、「パンライトL1225Y」、ガラス転移温度は150℃)の樹脂を用いて、溶融樹脂温度を265℃とした他は、製造例1と同様にして、厚み100μmのフィルムa3を得た。このフィルムa3はロール状に巻き取ってロール巻状体とした。
このフィルムa3のロール巻状体を、延伸温度152℃、延伸倍率1.6倍、延伸速度15mm/minで縦一軸延伸を行うことにより、光学異方性層A3のロール巻状体を得た。光学異方性層A3は、長手方向に遅相軸を有していた。
脂環式構造を有する重合体の一例であるノルボルネン重合体(日本ゼオン社製、「ZEONOR1420」、ガラス転移温度は136℃)の樹脂を用いて、溶液流延法により、厚み100μmのフィルムa4を得た。このフィルムa4はロール状に巻き取ってロール巻状体とした。
このフィルムa4のロール巻状体を、延伸温度140℃、延伸倍率1.6倍、延伸速度15mm/minで縦一軸延伸を行うことにより、光学異方性層A4のロール巻状体を得た。光学異方性層A4は、長手方向に遅相軸を有していた。
前記(化1)に示すライオトロピック液晶分子5%と水95%の溶液を、長尺の光学異方性層A1上に、配向膜を使用せずに、その長手方向に平行してダイコーターによって剪断塗布した。これを115℃の熱雰囲気(アルゴン置換させたもの)下に静置して、水を除去した。
得られた光学積層体C1の面内レターデーションは274nmで、幅方向に遅相軸を有していた。また、光学積層体C1からライオトロピック液晶層(光学異方性層B1)を剥離し、B1層の光学特性を測定したところ、光学異方性層B1は幅方向に遅相軸を有していた。光学積層体C1の測定結果を表1に示す。
前記(化2)に示すライオトロピック液晶分子8%と水92%の溶液を、縦20cm/横10cmの光学等方性ガラス基板(厚さ1mm)上に、配向膜を使用せずに、その横方向に平行してバーコーターによって剪断塗布して、光学異方性層B2を得た。これを140℃の熱雰囲気(アルゴン置換させたもの)下に静置して、水を除去した。得られた光学積層体B2は縦方向に遅相軸を有していた。
さらに、光学異方性層A2から切り出した縦40cm/横30cmの小版フィルム(光学異方性層A2の長手方向が小版フィルムの縦方向と一致するようにした)を、光学異方性層B2のライオトロピック液晶分子層側に、それらの縦方向を平行にして積層した。
得られた光学積層体C2の面内レターデーションは273nmで、縦方向に遅相軸を有していた。光学積層体C2の測定結果を表1に示す。
下記(化3)に示すディスコティック液晶分子34.1%、セルロースアセテートブチレート0.7%、変性トリメチロールプロパントリアクリレート3.2%、及びメチルエチルケトン62.0%の溶液を、長尺の光学異方性層A1上に、配向膜を使用せずに、その長手方向に平行してダイコーターによって剪断塗布した。これを105℃の熱雰囲気(アルゴン置換させたもの)下に静置して、溶媒を除去した。
得られた光学積層体c1の面内レターデーションは136nmで、幅方向に遅相軸を有していた。また、光学積層体c1からディスコティック液晶層(光学異方性層b1)を剥離し、b1層の光学特性を測定したところ、光学異方性層b1の遅相軸は測定できなかった。光学積層体c1の測定結果を表1に示す。
下記(化4)に示す棒状液晶分子10%と水90%の溶液を、長尺の光学異方性層A2上に、配向膜を使用せずに、その長手方向に平行してダイコーターによって剪断塗布した。これを115℃の熱雰囲気(アルゴン置換させたもの)下に静置して、水を除去した。
得られた光学積層体c2の面内レターデーションは272nmで、長手方向に遅相軸を有していた。また、光学積層体c2から棒状液晶層(光学異方性層b2)を剥離し、b2層の光学特性を測定したところ、光学異方性層b2は長手方向に遅相軸を有していた。光学積層体c2の測定結果を表1に示す。
前記(化1)のライオトロピック液晶分子2%と水98%の溶液を、長尺の光学異方性層A3上に、配向膜を使用せずに、その長手方向に平行してダイコーターによって剪断塗布した。これを115℃の熱雰囲気(アルゴン置換させたもの)下に静置して、水を除去した。
得られた光学積層体c3の面内レターデーションは270nmで、長手方向に遅相軸を有していた。また、光学積層体c3からライオトロピック液晶層(光学異方性層b3)を剥離し、b3層の光学特性を測定したところ、光学異方性層b3は幅方向に遅相軸を有していた。光学積層体c3の測定結果を表1に示す。
前記(化1)のライオトロピック液晶分子3%と水97%の溶液を、長尺の光学異方性層A4上に、配向膜を使用せずに、その長手方向に平行してダイコーターによって剪断塗布した。これを115℃の熱雰囲気(アルゴン置換させたもの)下に静置して、水を除去した。
得られた光学積層体c4の面内レターデーションは271nmで、長手方向に遅相軸を有していた。また、光学積層体c4からライオトロピック液晶層(光学異方性層b4)を剥離し、b4層の光学特性を測定したところ、光学異方性層b4は幅方向に遅相軸を有していた。光学積層体c4の測定結果を表1に示す。
実施例1で得られたロール状の光学積層体C1の遅相軸とロール状の偏光素子(サンリッツ社製、HLC2-5618S、厚さ180μm)とをロールトゥーロール法により積層してロール状の偏光板D1を得た。このとき、光学積層体C1の遅相軸と偏光素子の吸収軸とのなす角は90°であった。
得られたロール状の偏光板D1の表示性能を評価した。評価したところ、表示画面を正面から見た場合も、上下左右40°以内の斜め方向から見た場合も良好な表示を確認でき、さらに、面内の表示特性は均一であった。また、輝度ムラは、正面方向から見ても、上下左右40°以内の斜め方向から見てもなかった。40°を超える範囲で見た場合も、良好な表示を確認できた。
実施例2で得られた光学積層体C2の遅相軸と偏光素子(サンリッツ社製、HLC2-5618S、厚さ180μm)の吸収軸とを直交積層して偏光板D2を得た。
得られたロール状の偏光板D2の表示性能を評価した。評価したところ、表示画面を正面から見た場合も、上下左右40°以内の斜め方向から見た場合も良好な表示を確認でき、さらに、面内の表示特性は均一であった。また、輝度ムラは、正面方向から見ても、上下左右40°以内の斜め方向から見てもなかった。40°を超える範囲で見た場合に、一部、わずかに階調の反転が見られた。
光学積層体C1の代わりに、比較例1で得られたロール状の光学積層体c1を用いた他は、実施例3と同様にして、偏光板d1を得た。このとき、光学積層体c1の遅相軸と偏光素子の吸収軸とのなす角は0°であった。
得られたロール状の偏光板d1の表示性能を評価した。評価したところ、表示画面を正面から見ても上下左右40°以内の斜め方向から見ても表示ムラが見られ、斜めから見た場合に表示不良が生じた。輝度ムラは、正面方向でも、上下左右40°以内の斜め方向から見た場合にも見られた。
光学積層体C1の代わりに、比較例2で得られたロール状の光学積層体c2を用いた他は、実施例3と同様にして、偏光板d2を得た。このとき、光学積層体c2の遅相軸と偏光素子の吸収軸とのなす角は0°であった。
得られたロール状の偏光板d2の表示性能を評価した。評価したところ、表示画面を正面から見ても上下左右40°以内の斜め方向から見ても表示ムラはないが、斜めから見た場合に表示不良が生じた。輝度ムラは、正面方向では見られなかったが、上下左右40°以内の斜め方向から見た場合に見られた。
光学積層体C1の代わりに、比較例3で得られたロール状の光学積層体c3を用いた他は、実施例3と同様にして、偏光板d3を得た。このとき、光学積層体c3の遅相軸と偏光素子の吸収軸とのなす角は0°であった。
得られたロール状の偏光板d3の表示性能を評価した。評価したところ、表示画面を正面から見ても上下左右40°以内の斜め方向から見ても表示ムラが見られ、斜めから見た場合に表示不良が生じた。輝度ムラは、正面方向でも、上下左右40°以内の斜め方向から見た場合にも見られた。
光学積層体C1の代わりに、比較例4で得られたロール状の光学積層体c4を用いた他は、実施例3と同様にして、偏光板d4を得た。このとき、光学積層体c4の遅相軸と偏光素子の吸収軸とのなす角は0°であった。
得られたロール状の偏光板d4の表示性能を評価した。評価したところ、表示画面を正面から見ても上下左右40°以内の斜め方向から見ても表示ムラはないが、斜めから見た場合に表示不良が生じた。輝度ムラは、正面方向でも、上下左右40°以内の斜め方向から見た場合にも見られた。
実施例1に示すように、本発明の光学積層体(C)は、光学異方性層(A)と光学異方性層(B)との交差角が0度となるように積層しており、Re40/Re0=1.0004、遅相軸のバラツキが±0.05度以下、面内レターデーションのバラツキが0.5nm、光学異方性層(A)の熱可塑性樹脂の光弾性係数が3×10−12Pa−1、光学異方性層(A)の残留揮発成分量が0.01%以下である。そのため、本発明の光学積層体を、液晶表示装置に使用して表示性能を確認すると、正面方向だけでなく上下左右40°以内の斜め方向から見ても良好な表示を確認でき、面内の表示特性も良好で、輝度ムラもなく、さらに長期に渡って表示特性が良好である。40°を超える範囲で見た場合も、良好な表示を確認できる。
実施例2に示すように、本発明の光学積層体(C)は、光学異方性層(A)と光学異方性層(B)との交差角が0度となるように積層しており、Re40/Re0=0.966、遅相軸のバラツキが±0.1度以下、面内レターデーションのバラツキが1nm、光学異方性層(A)の熱可塑性樹脂の光弾性係数が6×10−12Pa−1、光学異方性層(A)の残留揮発成分量が0.01%以下である。そのため、本発明の光学積層体を、液晶表示装置に使用して表示性能を確認すると、正面方向だけでなく上下左右40°以内の斜め方向から見ても良好な表示を確認でき、面内の表示特性も良好で、輝度ムラもなく、さらに長期に渡って表示特性が良好である。40°を超える範囲で見た場合に、一部、わずかに階調の反転が見られる。
一方、比較例1の光学積層体は、光学異方性層(A)のみ遅相軸が存在し、Re40/Re0=0.903、遅相軸のバラツキが±0.2度以下、面内レターデーションのバラツキが25nm、光学異方性層(A)の熱可塑性樹脂の光弾性係数が3×10−12Pa−1、光学異方性層(A)の残留揮発成分量が0.01%以下である。そのため、光学積層体を、液晶表示装置に使用して表示性能を確認すると、経時テストでの経時変化は見られないが、表示画面を正面から見ても上下左右40°以内の斜め方向から見ても表示ムラが見られ、斜めから見た場合に表示不良が生じる。
比較例2の光学積層体は、光学異方性層(A)と光学異方性層(B)との交差角が0度となるように積層しており、Re40/Re0=0.907、遅相軸のバラツキが±0.2度以下、面内レターデーションのバラツキが2nm、光学異方性層(A)の熱可塑性樹脂の光弾性係数が6×10−12Pa−1、光学異方性層(A)の残留揮発成分量が0.01%以下である。そのため、光学積層体を、液晶表示装置に使用して表示性能を確認すると、経時テストの結果は良好であるものの、視野角特性の結果は不良である。
比較例3の光学積層体は、光学異方性層(A)と光学異方性層(B)との交差角が90度となるように積層しており、Re40/Re0=0.885、遅相軸のバラツキが±1.2度以下、面内レターデーションのバラツキが25nm、光学異方性層(A)の熱可塑性樹脂の光弾性係数が70×10−12Pa−1、光学異方性層(A)の残留揮発成分量が0.01%以下である。そのため、液晶表示装置に使用して表示性能を確認すると、視野角特性と経時テストの結果がどちらも不良である。
比較例4の光学積層体は、光学異方性層(A)と光学異方性層(B)との交差角が90度となるように積層しており、Re40/Re0=0.891、遅相軸のバラツキが±1.1度以下、面内レターデーションのバラツキが3nm、光学異方性層(A)の熱可塑性樹脂の光弾性係数が6×10−12Pa−1、光学異方性層(A)の残留揮発成分量が0.3%である。そのため、液晶表示装置に使用して表示性能を確認すると、視野角特性と経時テストの結果がどちらも不良である。
Claims (5)
- 熱可塑性樹脂を含有する第一の光学異方性層(A)とライオトロピック液晶分子を含有する第二の光学異方性層(B)とを有する光学積層体(C)であって、
(B)層のライオトロピック液晶分子が剪断により特定の方向に配向されてなり、(A)層の面内遅相軸と(B)層の面内遅相軸とが実質的に平行に積層されてなり、
波長550nmの光で光学積層体(C)面の法線方向より測定した面内レターデーションをRe0、波長550nmの光で光学積層体(C)面の法線から面内遅相軸方向へ40°傾けた方向より測定したレターデーションをRe40としたとき、0.93≦Re40/Re0≦1.07を満たすことを特徴とする光学積層体。 - 前記光学積層体(C)の面内遅相軸のバラツキが±3°以内であることを特徴とする請求項1に記載の光学積層体。
- 前記(A)層の熱可塑性樹脂の光弾性係数の絶対値が10×10−12Pa−1以下であることを特徴とする請求項1または2に記載の光学積層体。
- 請求項1〜3のいずれか1項に記載の光学積層体と偏光膜との積層体からなる偏光板。
- 請求項1〜3のいずれか1項に記載の光学積層体を液晶セルの少なくとも片側に配置してなるIPS液晶表示装置。
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