JP2006046359A - ヒンジ構造、該ヒンジ構造を具備するヒンジユニット、及び該ヒンジ構造により蓋体を取り付けた容器 - Google Patents

ヒンジ構造、該ヒンジ構造を具備するヒンジユニット、及び該ヒンジ構造により蓋体を取り付けた容器 Download PDF

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Abstract

【課題】 回動付勢機能を有するヒンジ構造に、ダンパー作用を付加して回動動作を緩徐に行うことにより、急速な回動動作による不都合を解消する。
【解決手段】 一方の部材aに固定されるヒンジケース7と、該ケース内に回転不能な状態でスライド可能に収容された第1カム体1と、ケース7内の一端部に回転可能かつスライド可能に収容され、そのスライド方向一端面に形成されたカム面が上記第1カム体1のカム面と当接していると共に、スライド方向他端部に形成された連結部がケース7の一端から突出して、他方の部材gに回転不能に連結される第2カム体2と、第1カム体1を第2カム体が収容されたヒンジケース一端側へと付勢する付勢手段3とを具備したヒンジ構造に、ダンパー本体54に対して所定の回転抵抗を有するロータ55を有する回転ダンパー5を、ロータ55又はダンパー本体54の一方をケース7と回転不能に連結し、他方を第2カム体2と一体的に回転するように上記ヒンジケース内に配設した。
【選択図】 図1

Description

本発明は、自動車の内装品として設けられるカップホルダーや小物入れなどの容器に蓋体を取り付ける場合など、一の部材と他の部材とを回動可能に連結する場合に好適に用いられるヒンジ構造に関し、更に詳述すると、付勢機構を具備し、例えば蓋体を所定角度まで回動させることにより該蓋体を開方向及び閉方向に付勢してこれを自動的に回動させると共に、開状態及び閉状態で良好に保持することができ、更にダンパーの作用により自動で回動する部材の動作を制御して取扱性を向上させたヒンジ構造に関する。
従来から、自動車のセンターコンソールやインストルメントパネルに小物入れやカップホルダーなどとして使用される容器を設定することが行われている。この場合、このような容器には、必要に応じて容器の開口部をフラップ状に開閉する蓋体を設けられる。このような、蓋体を容器本体に連結する手段として、蓋体を自動的に回動させる付勢機構を備えたヒンジ構造が提案されている(特許文献1:特開2001−173636号公報)。
特開2001−173636号公報
このヒンジ構造は、図13に示したように、蓋体aに設けた四角筒状のヒンジケースb内に、第1カム体cと、該第1カム体cと係合した第2カム体dと、これら両カム体c,d及びヒンジケースbを連結すると共に、両カム体c,dを支持ガイドするシャフトeと、両カム体c,dを付勢するコイルスプリングfが収容されたものである。この場合、上記第1カム体cは上記ヒンジケースb内に回転不能な状態で上記シャフトeに沿ってスライド可能に収容されており、一方上記第2カム体dは同様に上記シャフトeに沿ってスライド可能でケースbに対しては回転可能になっていると共に、スライド方向一端面に形成されたカム面が上記第1カム体cのカム面と当接し、かつスライド方向他端部に形成された連結部が上記ヒンジケースbの一端から外部へと突出して容器本体gに回動不能に嵌合している。また、これら両カム体c,dのカム面は、複数の山形突起がリング状に連なった形状になっている。更に、上記シャフトeは、ヒンジケースbの中心線に沿って配設され、上記両カム体c,dを貫通して両カム体c,d及びヒンジケースbを連結しており、上記第1カム体cとヒンジケースbの底壁との間に存して、このシャフトeの周囲に巻回された状態で上記コイルスプリングfが配設されている。
このヒンジ構造は、上記蓋体aを開閉操作のために所定角度回動させると、上記コイルスプリングfによる付勢力が上記第1及び第2両カム体c,dのカム作用によって回転力に変換され、蓋体aが容器本体gに対して所定角度まで自動的に回動すると共に、かかる所定角度で第1及び第2両カム体c,dのカム面同士が所定の係合状態となって蓋体aが所定角度回動した状態で保持されるものである。
従って、このヒンジ構造によれば、蓋体aを開方向又は閉方向に所定角度まで回動させることにより、自動的に蓋体aを回動させて蓋体aを開くこと又は閉じることができ、更にその蓋体aを開状態又は閉状態で安定的に保持することができるものである。
しかしながら、上記ヒンジ構造による蓋体の開閉操作は、その操作性や取扱性の点で必ずしも満足するものではない。即ち、上記コイルスプリングfの付勢力と第1及び第2両カム体c,dのカム作用による蓋体aの回動動作は、コイルスプリングによる付勢力が直接的に作用して蓋体aが比較的速い速度で強く回動し、操作性や取扱性に劣るものである。また、用途によっては蓋体aが速い速度で強く回動することによる開閉時の衝撃により不都合を生じる場合もあり、例えば灰皿の蓋体を開閉するヒンジ構造とした場合には、開閉時の衝撃により灰や吸殻が飛び散るなどの不都合を生じる場合がある。
本発明は、上記事情に鑑みなされたもので、各種容器の開口部をフラップ状に開閉する蓋体と容器本体とを連結する場合などに用いられる回動付勢機能を有するヒンジ構造に、ダンパー作用を付加して回動動作を緩徐に行うことにより、急速な回動動作による不都合を解消することができるヒンジ構造、該ヒンジ構造を具備するヒンジユニット、及び該ヒンジ構造により蓋体を取り付けた容器を提供することを目的とする。
本発明は、上記目的を達成するため、一の部材と他の部材とを回動可能に連結するヒンジ構造であり、上記一方の部材に固定されるヒンジケースと、該ヒンジケース内に回転不能な状態でスライド可能に収容された第1カム体と、上記ヒンジケース内の一端部に回転可能かつスライド可能に収容され、そのスライド方向一端面に形成されたカム面が上記第1カム体のカム面と当接していると共に、スライド方向他端部に形成された連結部が上記ヒンジケースの一端から外部へと突出し、この連結部が上記他方の部材に回転不能に連結される第2カム体と、上記第1カム体を上記第2カム体が収容されたヒンジケース一端側へと付勢する付勢手段と、ダンパー本体に対して所定の回転抵抗を有するロータを有し、該ロータ又はダンパー本体の一方が上記ヒンジケースと回転不能に連結し、他方が上記第2カム体と一体的に回転するように上記ヒンジケース内に配設された回転ダンパーとを具備してなり、上記一の部材と他の部材とを相対的に回動させることにより、上記第2カム体が上記他方の部材と共に回動し、上記第1,第2両カム体のカム作用によって上記第2カム体が上記付勢手段の付勢力に抗して一旦後退し、再び該付勢力により前進することにより、カム作用によって一の部材と他の部材とを相対的に回動付勢すると共に、所定の回動角度で上記第1,第2両カム体のカム面が所定の係合状態となり、上記両部材が相対的に所定角度回動した状態で保持され、かつ上記回動付勢による回動動作が、上記回転ダンパーのダンパー作用によって緩徐に行われるように構成したことを特徴とするヒンジ構造を提供する。
また、本発明は、上記ヒンジケースに、上記第1カム体と、上記第2カム体と、上記付勢手段と、上記付勢手段と、上記回転ダンパーとを収容して、上記本発明のヒンジ構造を構成したことを特徴とするヒンジユニットを提供する。
更に、本発明は、容器本体の開口部にフラップ状に開閉する蓋体を上記本発明のヒンジ構造により取り付けた容器であり、上記蓋体又は容器本体のいずれか一方に上記ヒンジケース、第1カム体、第2カム体、付勢手段及び回転ダンパーを具備するヒンジユニットを構成すると共に、他方に上記連結凹部を設け、この連結凹部に上記ヒンジユニットの第2カム体に設けられた連結部を挿入係合させて、容器本体と蓋体とを回動可能に連結したことを特徴とする容器を提供する。
本発明のヒンジ構造は、上述した従来のヒンジ構造同様に、上記一の部材と他の部材とを相対的に所定角度回動させると、上記付勢手段による付勢力が上記第1及び第2両カム体のカム作用によって回転力に変換され、両部材が互いに所定角度まで自動的に回動すると共に、かかる所定角度で第1及び第2両カム体のカム面同士が所定の係合状態となって一の部材と他の部材とが相対的に所定角度回動した状態が保持されるものである。よって、容器本体と蓋体との連結などに用いることにより、蓋体を自動的に回動させて開閉操作を行うことができると共に、蓋体を開状態及び閉状態で確実に保持しておくことができるものである。
この場合、本発明のヒンジ構造では、ダンパー本体に対して所定の回転抵抗を有するロータを具備した回転ダンパーがヒンジケース内に配設され、そのロータ又はダンパー本体の一方が上記ヒンジケースと回転不能に連結し、他方が上記第2カム体と一体的に回転するようになっている。従って、上記第1及び第2両カム体のカム作用によりヒンジケースと第2カム体とが相対的に回転する際、両者にそれぞれ回転不能に連結されたダンパー本体とロータとが相対的に回転し、そのダンパー作用によりヒンジケースと第2カム体との回転動作が緩徐に行われ、これによってヒンジケースと第2カム体にそれぞれ連結された一の部材と他の部材との回動動作もこのダンパー作用により緩徐に行われるものである。
よって、本発明のヒンジ構造によれば、蓋体を容器本体に連結して車載用の容器を構成する場合でも、蓋体の回動動作を緩徐に行うことができ、操作性、取扱性に優れた容器を得ることができると共に、蓋体が急速に回動することによって発生する衝撃による不都合の発生も可及的に防止することができるものである。しかも、回転ダンパーはヒンジケース内に組み込まれ、特にダンパーを設置するスペース等を蓋体や容器本体に設ける必要がない。
また、上記ヒンジケース内に、上記第1カム体と、上記第2カム体と、上記付勢手段と、上記付勢手段と、上記回転ダンパーとを収容して、上記本発明のヒンジ構造を構成したヒンジユニットとしておくことにより、このヒンジユニットを蓋体や容器本体の一方に設けられた取付部に固定し、他方に設けた連結凹部に上記第2カム体の連結部を連結させることにより、非常に簡単にヒンジ構造を構成することができるものでき、小物入れ等の容器の組み立て、組み付け作業を容易に行うことができるもである。
本発明によれば、蓋体を容器本体に連結して車載用の容器を構成する場合でも、蓋体の回動動作を緩徐に行うことができ、操作性、取扱性に優れた容器を得ることができると共に、蓋体が急速に回動することによって発生する衝撃による不都合の発生も可及的に防止することができるものである。しかも、回転ダンパーはヒンジケース内に組み込まれ、特にダンパーを設置するスペース等を蓋体や容器本体に設ける必要がない。
発明を実施するための最良の形態及び実施例
以下、実施例を示し、本発明をより具体的に説明する。
図1は、本発明の一実施例にかかるヒンジ構造により、容器本体gに蓋体aを回動可能に取り付けたものであり、このヒンジ構造は、蓋体aの基端両側部に設けた四角穴状のユニット取付部h,hに本発明のヒンジユニット10,10をそれぞれ取り付け、その連結部25、25をそれぞれ容器本体gに設けれた四角穴からなる連結凹部j,jに嵌合連結させたものである。そして、このヒンジユニット10は、図2に示されているように、第1カム体1と、第2カム体2と、コイルスプリング3と、シャフト4と、回転ダンパー5と連結コマ6とを具備しており、これら各部品をヒンジケース7内に組み込んだものである。
上記ヒンジケース7は、図3に示したように、四角筒状のものであり、内空部は長さ方向中間部で仕切壁71により仕切られ、一方は断面四角形のカム収容室72、他方は断面略円形のダンパー室73となっている。
上記ダンパー室73には、その内周面の一部に軸方向に沿って四角溝74が形成されており、この四角溝74に後述するダンパー本体の凸条59が嵌合するようになっている。また、上記仕切り壁71にはその中央に貫通孔75が穿設されいると共に、内空部がこの貫通孔75と連通した円筒状突起76が仕切壁71からカム収容室72内へと突設している。
上記第1カム体1は、図4に示されているように、四角ブロック状本体11の一端面に3つの山部12と3つの谷部13とが交互にリング状に連なったカム面14が形成されたものであり、この第1カム体1には、上記四角ブロック状本体11を貫通し、上記カム面に開放する軸挿通孔15が形成されている。また、上記四角ブロック状本体11の端面中央には、上記軸挿通孔15と連通した円筒状突起16が突設されている。
また、上記第2カム体2は、図5に示されているように、円筒状本体21の一端面に3つの山部22と3つの谷部23とが交互にリング状に連なったカム面24が形成されていると共に、該本体21の他端面に四角ブロック状の連結部25が一体に形成されたものである。この第2カム体2にも、上記本体21及び上記連結部25を連続して貫く軸挿通孔26が形成されており、該軸挿通孔26の連結部25側開口部には、部分的に四角大径に形成されたフランジ嵌入部27が形成されている。
上記シャフト4は、図8に示したように、一端に抜け止め用の四角フランジ41が形成されており、中間部からこの一端部までがやや大径に形成され他端側がやや小径に形成されていると共に、他端部の所定範囲においてその周面の互いに対向する2箇所が切欠かれており、更にこの他端部外周面には、抜け止め用のEリング43が嵌着されるリング溝42が形成されたものである。
上記回転ダンパー5は、内筒51と外筒52とをリング状の底壁53で連結した円筒状のダンパー本体54を具備し、この本体54の上記内筒51と外筒52との間に形成された空間部に円筒状のロータ55が回転可能に配設されている。上記内筒51と外筒52との間に形成された空間部には粘性流体が充填されており、この粘性流体により上記ロータ55の回転動作が制動されて、ロータ55の回転動作に抵抗が生じるようになっている。このロータ55の上部には短軸円筒状の連結リング56が取り付けられており、この連結リング56がロータ55と一体的に回転するようになっている。更にダンパー本体54の上端面はリング板状のキャップ57により閉塞されており、その上端面からは上記連結リング56に突設された2つの連結突起58,58が突出している。そして、この回転ダンパー5にはその中心に円形の貫通孔が形成されており、更に上記ダンパー本体1の外周面には、回り止め用の凸状59が軸方向に沿って突設されている。
次に、上記連結コマ6は、上記シャフト4の一端部と同一の断面形状を有する貫通孔を有した円筒ブロック状のものであり、その一面側には上記貫通孔61を挟んで上記回転ダンパー5の連結リング56に設けられた連結突起58,58が嵌合する嵌合凹部62,62が形成されている。
図2に示されているように、上記ヒンジケース7のカム収容室72内に、その開放端側から上記第2カム体2、第1カム体1及びコイルスプリング3を順次収容し、更にダンパー室73内には仕切壁側から回転ダンパー5及び連結コマ6を順次収容し上記シャフト4を上記第2カム体2の軸挿通孔26から第1カム体1、コイルスプリング3、仕切壁71の貫通孔75回転、ダンパー5及び連結コマ6を順次刺し通して挿入し、シャフト4の四角フランジ41を第2カム体2のフランジ嵌入部27に嵌合させると共に、連結コマ6の外側でシャフト4先端部のリング溝42にEリング43(抜け止め用フランジ)を取り付けることにより、上記各部品がヒンジケース7内に組み込まれ、これら第1カム体1、第2カム体2、コイルスプリング3、シャフト4、回転ダンパー5、連結コマ6及びヒンジケース7からなるヒンジユニット10が構成されている。
この場合、上記第1カム体1は、その四角ブロック状本体11が断面四角形に形成されたヒンジケース7のカム収容室72内に収容されているため回転不能な状態であり、この回転不能状態でカム収容室72内にスライド可能に収容されていると共に、上記コイルスプリング3により開放端側へと付勢されており、またシャフト4に対しては回転自在な状態となっている。一方、上記第2カム体2は、そのカム面24を上記第1カム体1のカム面14と突き合わせた状態で、円柱状本体21のみがヒンジケース7のカム収容室72内に挿入され、四角ブロック状の連結部25がヒンジケース7の端面から外方へと突出した状態となっている。このとき第2カム体2は、ヒンジケース7に対して回転可能かつスライド可能な状態になっており、上記コイルスプリング3の付勢力により上記第1カム体1を介して外方へと付勢され、上記連結部25がヒンジケース7から突出した状態でシャフト4の四角フランジ41により係止された状態となっていると共に、シャフト4とは回転不能の状態となっている。
更に、上記回転ダンパー5は、凸状59がダンパー室73内面に形成された四角溝74に挿入されてヒンジケース7に対して回転不能の状態となっていると共に、シャフト4に対しては回転自在な状態となっている。また、上記連結コマ6は、その嵌合凹部62,62に上記回転ダンパー5の連結リング56に設けられた連結突起58,58が嵌合していると共に、シャフト4と回転不能の状態に連結された状態となっており、ヒンジケース6に対しては回転自在な状態となっている。
本実施例のヒンジ構造は、図1及び図9に示されているように、上記ヒンジユニット1を、蓋体aの基端両側部に設けた四角穴状のユニット取付部h,hに嵌入して取り付け、上記ヒンジケース7の端面から突出した上記第2カム体2の連結部25を、容器本体gの両側壁に設けられた四角穴状の連結凹部jに挿入係合させることにより、蓋体aを容器本体gに取り付けたものである。この場合、上記第2カム体2の連結部25は四角ブロック状のものであり、この連結部25が四角穴状の上記連結凹部7内に係合して、この第2カム体2は容器本体gに対しては回転不能な状態となっている。
このヒンジ構造により容器本体gに蓋体aを取り付けた容器は、図9に示したように、蓋体aの前端部が容器本体gの開口縁部に設けられたクッション体kに当接した閉状態から、蓋体aの指掛部(図示せず)に指をかけて上方へと回動させることにより、図9に一点鎖線で示したように、蓋体aが約90度回動して立ち上がった開状態となり、またこの状態から蓋体aを前方へと回動させて再び閉状態に戻すことにより、開閉操作を行うものである。
この場合、図9に実線で示された閉状態では、図10(A−1),(A−2)に示されているように、上記第1カム体1のカム面14を構成する山部12及び谷部13と上記第2カム体2のカム面24を構成する山部22及び谷部23とが完全に係合しておらず、若干ずれた状態となっている。これにより、第1カム体1と第2カム体2とのカム作用によってコイルスプリング3の付勢力Fが両カム体1,2を互いに逆方向へと回転させる力に変換され、第1カム体1は図10(A−2)中矢印B方向へ、第2カム体2は同図中矢印A方向へと付勢された状態となる。
ここで、上記第2カム体2は、上述のように、その連結部25が容器本体gの連結凹部jに回転不能に係合しており、一方上記第1カム体1はヒンジケース7に対して回転不能になっている。従って、上記両カム体1,2間に生じた回転力は、容器本体gに対してヒンジケース7を一方向に回動させるように作用し、該ヒンジケース7が固定された蓋体aは容器本体gに対して一方向に回動するように付勢される。そして、本実施例では、このときの付勢力が蓋体aを閉方向に回動させるように設定されており、これにより蓋体aが図9に示された閉状態でガタツキなく保持されるようになっている。
この状態から、上述のようにして、蓋体aを上記付勢力に抗して開方向へと開動させると、図10(A−1),(A−2)の状態から第2カム体2に対して第1カム体1がコイルスプリング3の付勢力Fに抗して後退しながら図中矢印A方向に回動していき、蓋体aが所定角度回動したとき、図10(B−1),(B−2)に示されているように、上記第1カム体1のカム面14に形成された各山部12の頂点が第2カム体2のカム面24に形成された各山部22の頂点を乗り越えて反対側へと移動する。この状態になると、コイルスプリング3の付勢力Fが上記第1カム体1を第2カム体2に対して図中矢印A方向に回転させる力に変換され、該回転力により第1カム体1が第2カム体2に対して図中A方向に自動的に回動し、蓋体aが図9に一点鎖線で示された開方向回動限まで自動的に回動して、容器本体gの開口部が開放した状態となる。
このとき、上記第1カム体1と第2カム体2とは、図10(C−1),(C−2)に示されているように、上記第1カム体1のカム面14を構成する山部12及び谷部13と上記第2カム体2のカム面24を構成する山部22及び谷部23とが完全に係合する直前の状態となり、蓋体aが開方向に付勢された状態のままで該蓋体aの開方向回動限となる。これにより、蓋体aが図6(B)に示された開状態でガタツキなく保持されるようになっている。
更に、この開状態から蓋体aを再び閉状態とする際には、図9に一点鎖線で示された状態から、指等で蓋体aを上記付勢力に抗して閉方向に所定角度まで回動させる。これにより、回動方向及び付勢方向が逆になること以外は、上記開放動作の場合と全く同様の動作によって、蓋体aが自動的に閉方向へと回動し、図9に実線で示された閉状態へと移行する。即ち、蓋体aを閉方向に回動させると、上記第1カム体1が図10(C−2)中の矢印B方向に回動し、第1カム体1のカム面14を構成する各山部12の頂点が第2カム体2のカム面を構成する各山部22の頂点を乗り越えると、両カム体1,2のカム作用によってコイルスプリング3の付勢力が第1カム体1を図10中の矢印B方向へと回動させる回転力、即ち蓋体aを閉方向へと回動させる力となり、自動的に蓋体aが閉方向に回動して、図9に実線で示され及び図9(A−1),(A−2)に示された閉状態となる。
ここで、蓋体aが回動動作をする場合、第2カム体2はヒンジケース7に対して回転しこの第2カム体2と回転不能の状態に連結されたシャフト4もヒンジケース7に対して回転する。そして、このシャフト4と回転不能の状態に連結された連結コマ6は第2カム体22及びシャフト4と共に回転し、この連結コマ6と連結された回転ダンパー5のロータ55も回転する。この場合、回転ダンパー5のダンパー本体54は上記のようにヒンジケース7に回転不能に係合しており、ロータ55の回転動作に対して回転ダンパー5の制動作用によって回転抵抗が発生し、これにより蓋体aの回動動作が制動され、上記コイルスプリング3の付勢力と両カム体1,2のカム作用によって自動的に行われる蓋体aの開閉動作がダンパー作用によって緩徐に行われる。
このように、本発明のヒンジ構造を用いて蓋体aを容器本体gに取り付けた容器は、蓋体aを閉方向又は開方向に所定角度だけ回動させるだけで、後は自動的に蓋体aが回動して、ワンタッチで開閉操作を行うことができ、しかもダンパー作用によりその開閉動作が緩徐に行われ、操作性、取扱性に優れると共に、蓋体aが急速に回動することによって発生する衝撃による不都合の発生も可及的に防止することができるものである。しかも、回転ダンパー5はヒンジケース7内に組み込まれ、特にダンパーを設置するスペース等を蓋体aや容器本体gに設ける必要がない。また、蓋体aが開いた状態が、上記コイルスプリング3の付勢力と上記両カム体1,2のカム作用によって自動的に保持され、更に閉状態及び開状態のいずれの状態でも蓋体cにガタツキを生じることのないものである。
ここで、本実施例のヒンジ構造では、上記第2カム体2がヒンジケース7に対してスライド可能になっており、この第2カム体2が上記コイルスプリング3の付勢力により上記第1カム体1と共にヒンジケース7の一端側へと付勢され、これにより該第2カム体2に設けられた連結部25がヒンジケース7の一端から外部へと突出した状態となっている。従って、この連結部25を押圧して上記第2カム体2をコイルスプリング3の付勢力に抗してヒンジケース7の他端側(奥側)へとスライドさせることにより、該連結部25をヒンジケース7内に押し込むことができ、これにより蓋体aと容器本体gとの連結作業を極めて作業性よく行うことができるものである。
即ち、図11(A)に示したように、蓋体aが容器本体gに連結されていない状態においては、上記第2カム体2の連結部25がヒンジケース7の一端(開放端)から外方へと突出した状態となっている。そして、この第2カム体2の連結部25を容器本体gの連結凹部jに挿入係合させて、蓋体aと容器本体gとを連結する場合、まず、図11(B)に示したように、ヒンジケース7の一端から突出した上記連結部25を押圧pして、該連結部25をコイルスプリング3の付勢力に抗してヒンジケース7内へと押し込んだ状態とする。なおこのとき、図11(B)に示されているように、第2カム体2と共に上記第1カム体1も後方へとスライドすると共に、これら両カム体1,2と共にシャフト4も後方へとスライドし、その先端部がヒンジケース7後端部から後方へと大きく突出した状態となる。
この状態で、図11(B)に太矢印で示したように、蓋体aを容器本体gの所定位置にセットして、ヒンジケース7の一端(上記連結部25が押し込まれた開放端)と容器本体gの連結凹部jとを一致させた状態とし、この状態で上記押圧力pを解除して(通常は正確に蓋体cをセットすると押圧状態は自然に解除される)、第2カム体2の連結部25をコイルスプリング3の付勢力によってヒンジケース7の一端から突出させることにより、図11(C)に示されているように、この連結部25を容器本体gの係合凹部jに挿入係合させ、蓋体aを容器本体gに取り付けることができるものである。なお、上記ヒンジユニット10を蓋体aの両側端部に設けた本実施例では、両ヒンジユニット10について上記操作を同時に行うものである。
このように、蓋体aに取り付けたヒンジユニット10の上記連結部25を押圧して該連結部25をヒンジケース7内に押し込んだ状態で、蓋体aを容器本体gにセットするだけの極めて簡易な作業により、容器本体gに蓋体aを取り付けて蓋付きの容器を構成することができ、しかもヒンジ構造自体は上記のようにヒンジユニット10としてユニット化されているため、このヒンジユニット10を蓋体aの所定個所に取り付け、上記のように容器本体gと連結されるだけの、非常に簡単な作業で蓋体aを容器本体gに取り付けることができるものである。
なお、本発明のヒンジ構造、ヒンジユニット及び容器は、上記実施例に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない限り適宜変更して差し支えない。例えば、上記実施例では、回転ダンパー5を連結コマ6を用いてシャフト4に回転不能の連結し、更にこのシャフト4を介して第2カム体2と連結したが、例えば第1カム体1に一体的に回転ダンパーを構成して、ユニットの小型化及び部品点数、構造の簡略化を図ることもできる。
即ち、図12(B)に示したように、第1カム体1aの四角ブロック状本体11の下面側に回転ダンパー5aを一体に設け、該回転ダンパー5aのロータに連結された連結リング56aにシャフト4aに回転不能に連結する貫通孔を形成し、図12(A)に示したように、この連結リング56aの貫通孔にシャフト4aを回動不能に連結し、上記実施例におけるダンパー室73及び連結コマ6を省略すると共に、回転ダンパー5aも第1カム体1aと一体化させて小型化し、ユニット全体を小型化、簡素化したものである。なお、動作及び作用効果は上記実施例のユニット10と同様である。
更に、本発明のヒンジ構造は、上記実施例のように容器本体と蓋体とを連結して蓋付の容器を構成する際に好適に採用され、特に自動車の内装品として設定されるカップホルダーや小物入れなどの容器とする場合に最適なものであるが、用途はこれらに限定されるものではなく、例えば自動車のサンバイザー裏面に設けられたバニティーミラーのカバーや携帯電話のフラップなど、フラップ状に回動する二部材を連結する際に好適に適用されるものである。
本発明の一実施例にかかるヒンジ構造を示す断面図である。 同ヒンジ構造を構成するヒンジユニットを示すもので、(A)は平面図、(B)は正面図、(C)は(A)のC−C線に沿った断面図、(D)は底面図である。 同ヒンジユニットを構成するヒンジケースを示すもので、(A)は平面図、(B)は正面図、(C)は(A)のC−C線に沿った断面図、(D)は底面図である。 同ヒンジユニットを構成する第1カム体を示すもので、(A)は平面図、(B)は正面図、(C)は概略展開図である。 同ヒンジユニットを構成する第2カム体を示すもので、(A)は平面図、(B)は正面図、(C)は概略展開図である。 同ヒンジユニットを構成する回転ダンパーを示すもので、(A)は平面図、(B)は(A)のB−B線に沿った断面図、(C)は側面図である。 同ヒンジユニットを構成する連結コマを示すもので、(A)は斜視図、(B)は平面図、(C)は(B)のC−C線断に沿った断面図である。 同ヒンジユニットを構成するシャフトを示すもので、(A)は平面図、(B)は正面図、(C)は側面図である。 本発明のヒンジ構造を有する容器の一例を示す概略側面図である。 同ヒンジ構造の動作を説明するもので、(A−1),(B−1)及び(C−1)は断面図、(A−2),(B−2)及び(C−2)は第1,第2カム体間の関係を示す概略展開図である。 同ヒンジ構造により容器本体と蓋体とを連結する際の作業動作を説明する断面図である。 本発明のヒンジユニットの他の例を示すもので、(A)は断面図、(B)は同ヒンジユニットを構成する回転ダンパーを一体化した第1カム体を示す斜視図である。 従来のヒンジ構造を示す概略断面図である。
符号の説明
1 第1カム体
10 ヒンジユニット
11 第1カム体の本体
14 第1カム体のカム面
15 第1カム体の軸挿通孔
2 第2カム体
21 第2カム体の本体
24 第2カム体のカム面
25 第2カム体の連結部
26 第2カム体の軸挿通孔
3 コイルスプリング(付勢手段)
4 シャフト
5 回転ダンパー
54 回転ダンパーの本体
55 回転ダンパーのロータ
6 連結コマ
7 ヒンジケース
a 蓋体(一の部材)
g 容器本体(他の部材)
h ユニット取付部
j 連結凹部

Claims (8)

  1. 一の部材と他の部材とを回動可能に連結するヒンジ構造であり、
    上記一方の部材に固定されるヒンジケースと、
    該ヒンジケース内に回転不能な状態でスライド可能に収容された第1カム体と、
    上記ヒンジケース内の一端部に回転可能かつスライド可能に収容され、そのスライド方向一端面に形成されたカム面が上記第1カム体のカム面と当接していると共に、スライド方向他端部に形成された連結部が上記ヒンジケースの一端から外部へと突出し、この連結部が上記他方の部材に回転不能に連結される第2カム体と、
    上記第1カム体を上記第2カム体が収容されたヒンジケース一端側へと付勢する付勢手段と、
    ダンパー本体に対して所定の回転抵抗を有するロータを有し、該ロータ又はダンパー本体の一方が上記ヒンジケースと回転不能に連結し、他方が上記第2カム体と一体的に回転するように上記ヒンジケース内に配設された回転ダンパーとを具備してなり、
    上記一の部材と他の部材とを相対的に回動させることにより、上記第2カム体が上記他方の部材と共に回動し、上記第1,第2両カム体のカム作用によって上記第2カム体が上記付勢手段の付勢力に抗して一旦後退し、再び該付勢力により前進することにより、カム作用によって一の部材と他の部材とを相対的に回動付勢すると共に、所定の回動角度で上記第1,第2両カム体のカム面が所定の係合状態となり、上記両部材が相対的に所定角度回動した状態で保持され、かつ上記回動付勢による回動動作が、上記回転ダンパーのダンパー作用によって緩徐に行われるように構成したことを特徴とするヒンジ構造。
  2. 上記第1カム体が、四角ブロック状本体の一端面に複数の山部と谷部とがリング状に連なったカム面を形成したものであると共に、上記第2カム体が、一端面に複数の山部と谷部とがリング状に連なったカム面が形成された円柱状本体の他端面に四角板状乃至四角ブロック状の連結部が形成されたものであり、これら第1及び第2両カム体が四角筒状のヒンジケース内に収容されていると共に、第2カム体の上記連結部が四角凹状又は四角穴状の上記連結凹部に挿入された請求項1記載のヒンジ構造。
  3. 上記ヒンジケースが、一端面又は中間部に壁体が形成された筒状のケースであり、上記壁体、上記回転ダンパー、上記第1カム体及び上記第2カム体を貫通して該ケース内に軸方向に沿って配設されていると共に、両端部に抜け止め用のフランジが設けられたシャフトを具備してなる請求項1又は2記載のヒンジ構造。
  4. 上記回転ダンパーが、円筒状のダンパー本体にロータが取り付けられたものであり、該ダンパー本体を上記ヒンジケースに回転不能に係合させると共に、上記ロータを上記シャフトに回転不能に連結し、かつ上記第2カム体を上記シャフトと回転不能に連結して、該シャフトを介して回転ダンパーのロータを第2カム体と一体的に回転させるように構成した請求項3記載のヒンジ構造
  5. 上記回転ダンパーが、上記第1カム体と一体的に設けられたダンパー本体と、ダンパー本体に対して所定の回転抵抗を有するロータとを具備したものであり、該ロータを上記シャフトに回転不能に連結し、かつ上記第2カム体を上記シャフトと回転不能に連結して、該シャフトを介して回転ダンパーのロータを第2カム体と一体的に回転させるように構成した請求項3記載のヒンジ構造。
  6. 上記ヒンジケースに、上記第1カム体と、上記第2カム体と、上記付勢手段と、上記付勢手段と、上記回転ダンパーとを収容して、請求項1〜5のいずれか1項に記載のヒンジ構造を構成したことを特徴とするヒンジユニット。
  7. 容器本体の開口部にフラップ状に開閉する蓋体を請求項1〜5のいずれか1項に記載のヒンジ構造により取り付けた容器であり、上記蓋体又は容器本体のいずれか一方に上記ヒンジケース、第1カム体、第2カム体、付勢手段及び回転ダンパーを具備するヒンジユニットを構成すると共に、他方に上記連結凹部を設け、この連結凹部に上記ヒンジユニットの第2カム体に設けられた連結部を挿入係合させて、容器本体と蓋体とを回動可能に連結したことを特徴とする容器。
  8. 自動車のセンターコンソール、インストルメントパネル、ダッシュボードなどに内装品として設けられるカップホルダー又は小物入れである請求項7記載の容器。
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