JP2006045744A - セルロース脂肪酸混合エステル繊維を用いてなる織物 - Google Patents

セルロース脂肪酸混合エステル繊維を用いてなる織物 Download PDF

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Abstract

【課題】
セルロース脂肪酸エステル繊維を用いてなる、特に寸法安定性に富み、シワのない、風合い良好な、環境に優しく、かつ生産性良く、良好な機械的特性を備えた織物を提供することにある。
【解決手段】
単繊維の断面形状が長さ方向に実質的に均一なセルロース脂肪酸混合エステルを主体としてなる長繊維を、経糸および/または緯糸に用いてなる織物であって、寸法変化率がマイナス2.0%から1.0%の範囲内であることを特徴とするセルロース脂肪酸混合エステル繊維を用いてなる織物。
【選択図】 なし

Description

本発明は、セルロース脂肪酸混合エステル繊維を用いてなる織物に関するものであり、より詳しくは、本発明は、セルロース脂肪酸混合エステル繊維を用いてなる、寸法安定性に富み、シワのない、風合い良好な織物に関するものである。
セルロースエステルやセルロースエーテルなどのセルロース系材料は、光合成による再生産可能なバイオマス材料として、また、環境中にて生分解可能な材料として昨今の大きな注目を集めつつある。
セルロース系繊維に関しては、自然界中で産生する綿や麻などの短繊維をそのまま紡績して使用することが古くから行われてきた。一方、長繊維を得るためには、セルロースを特殊な溶剤で溶解させ湿式紡糸法で製糸を行うか、あるいはセルロースアセテートのようにセルロースエステルをアセトンや塩化メチレン/アルコール混合液などの有機溶剤に溶解させた後、この溶剤を蒸発させながら紡糸する乾式紡糸法での製糸を行う方法が一般的である。これらの製法で得られたセルロース系繊維は、熱可塑性を有していないため、熱軟化挙動を利用しての延伸や仮撚加工などは困難であった。さらには、これらの湿式紡糸法あるいは乾式紡糸法は、紡糸速度が遅いため生産性が低いという問題があるだけでなく、使用するアセトン、塩化メチレンおよび二硫化炭素などの有機溶剤が、環境に対して悪影響を及ぼす懸念が強い。また、湿式紡糸法あるいは乾式紡糸法を用いた場合には、溶媒を除去しなくてはならない制約があるため、繊維の断面を任意に設計することが困難であると共に、単繊維繊度の均一性に欠け、糸ムラ、染め差や透けムラの懸念があった。
従来、溶融紡糸法によるセルロースエステル繊維の製造に関しては、セルロースアセテート系組成物を利用する技術が開示されている(特許文献1および特許文献2参照)が、いずれも大量の可塑剤を添加しているため、機械的特性不良、成型時の発煙、耐熱性不良およびヌメリ感などが問題となり、高品質の繊維を得ることが不可能であった。
また、キュプラやセルロースジアセテートなどに代表される半合成繊維は、ポリマーの屈折率は低く発色性には優れているが、繊維の吸湿率が高いために速乾性に劣る上に、湿潤時の寸法安定性が著しく不良となる問題があった。さらに、防しわ性を付与する目的で、一般的に熱縮合型樹脂を布帛に付与する方法が採用されているが、このような樹脂加工は布帛を硬化させ、その風合いを著しく不良とするものであった。
また、バイオマス材料である熱可塑性セルロースエステル組成物やセルロース脂肪酸混合エステル組成物を溶融紡糸してなる繊維繊維が提案されている(特許文献3および特許文献4参照)。これらの繊維は、強伸度特性や繊度の均一性に優れており、長繊維として後加工などができる汎用性を有する優れた材料であるが、その実用性については用途展開されていない。
特開昭56−91006号公報 特表平11−506175号公報 特開2004−10844号公報 特開2004−27378号公報
そこで本発明の目的は、上記従来技術の課題を解決し、セルロース脂肪酸エステル繊維を用いてなる、特に寸法安定性に富み、シワのない、風合い良好な、環境に優しく、かつ生産性良く、良好な機械的特性を備えた織物を提供することにある。
本発明の織物は、単繊維の断面形状が長さ方向に実質的に均一な、可塑剤2〜20重量%含有するセルロース脂肪酸混合エステルを主体としてなる長繊維を、経糸および/または緯糸に用いてなる織物であって、寸法変化率がマイナス2.0%から1.0%の範囲内であることを特徴とするセルロース脂肪酸混合エステル繊維を用いてなる織物である。
本発明のセルロース脂肪酸混合エステル繊維を用いてなる織物は、次の好ましい態様を含んでいる。
(a) 前記のセルロース脂肪酸混合エステルが、セルロースアセテートプロピオネートであること。
(b) 単繊維繊度の長さ方向の均一性と単繊維間繊度の均一性が保持された長繊維を用いること。
(c) 前記の長繊維を構成する単繊維の断面形状が、丸状もしくは三角状であること。
(d) 摩擦帯電圧が3.0kV以下であること。
(e) 前記の長繊維が、セルロース脂肪酸混合エステル80〜98重量%と可塑剤2〜20重量%を含んでなる組成物を溶融紡糸法することにより得られたものであること。
(f) 前記のセルロース脂肪酸混合エステル繊維を用いてなる織物を少なくとも一部に用いて衣料品とすること。
本発明によれば、環境負荷の少ないセルロース脂肪酸混合エステル繊維を用いてなる、シワのない、風合い良好な、これまでのセルロース系繊維では成し得なかった優れた寸法安定性と制電性等を有する織物を得ることができる。さらにこの織物はアルカリ処理を適切に施すことで、吸湿性をコントロールすることができるため、その用途は広がる。
以下、本発明のセルロース脂肪酸混合エステル繊維を用いてなる織物について、詳細に説明する。
まず、本発明で用いられるセルロース脂肪酸混合エステル繊維について詳細に説明する。本発明におけるセルロース脂肪酸混合エステル繊維は、セルロース脂肪酸混合エステルを主体としてなるもので、好適にはセルロース脂肪酸混合エステル80〜98重量%および可塑剤2〜20重量%を少なくとも含んでなるセルロース脂肪酸混合エステル組成物で構成されている。
本発明におけるセルロース脂肪酸混合エステルとは、セルロースの水酸基が2種類以上のエステル結合によって封鎖されているものをいう。セルロース脂肪酸混合エステルとしては、具体的には、セルロースアセテートプロピオーネ、セルロースアセテートブチレート、セルロースアセテートバリレート、セルロースプロピオネートブチレート、セルロースアセテートラウレート、セルロースアセテートステアレートおよびセルロースアセテートオレートなどを例示することができ、なかでもセルロースアセテートプロピオネートが好ましく用いられる。
セルロースアセテートプロピオネートは、アセチル基以外にプロピオニル基を含有したものであり、炭素数の多いエステル結合を導入した他のセルロース脂肪酸混合エステルと比較して、疎水性が低く、生分解性能を有するものである。セルロース脂肪酸混合エステルとしてセルロースアセテートプロピオネートが好ましく用いられる由縁である。
本発明において用いられるセルロース脂肪酸混合エステルの製造方法に関しては、従来公知の方法にて行えばよく、特に限定されない。アセチル基のみで置換されたセルロースアセテートはそれ自身の熱可塑性が不十分であるため、良好な熱流動性を有するためには多量の可塑剤を添加する必要がある。また、プロピオニル基によりセルロースをアシル化する方が、セルロースエステルの製造時にブチリル基より長鎖のアシル基によってアシル化するよりも反応性が高いため、生産性が良い。
セルロース脂肪酸混合エステルの製造方法としては、2種の脂肪酸無水物の混酸でセルロースをエステル化してセルローストリエステルを作り、加水分解によって所定のエステル置換度にする方法などが知られている。
本発明において、製糸時におけるセルロース脂肪酸混合エステル組成物中の可塑剤の好ましい含有量は2〜20重量%である。この範囲内であれば繊維中の可塑剤は、染色加工時の精練工程でそのほとんど全量を除去することができる。可塑剤を2重量%以下にすると製糸性が不良になる傾向を示す。可塑剤を2重量%以上にすることで、熱可塑性を付与し、溶融形成性が良好になる。また、可塑剤を20重量%以下とすることで、可塑剤の繊維表面への滲みだし(ブリードアウト)を防止して、繊度ムラ、染めムラなく、ヌメリ感等のない風合いの良好な品位に優れた繊維が得られる。可塑剤が20重量%を超えると精練で取り去ることができず、染めムラを発生させたり、風合いを粗硬化する傾向を示す。可塑剤の含有量は、より好ましくは3〜18重量%であり、さらに好ましくは5〜15重量%である。
本発明で具体的に用いることができる可塑剤は、低分子量可塑剤としては、例えば、ジメチルフタレート、ジエチルフタレート、ジヘキシルフタレート、ジオクチルフタレート、ジメトキシエチルフタレート、エチルフタリルエチルグリコレート、ブチルフタリルブチルグリコレートなどのフタル酸エステル類、テトラオクチルピロメリテート、トリオクチルトリメリテートなどの芳香族多価カルボン酸エステル類、ジブチルアジペート、ジオクチルアジペート、ジブチルセバケート、ジオクチルセバケート、ジエチルアゼレート、ジブチルアゼレート、ジオクチルアゼレートなどの脂肪族多価カルボン酸エステル類、グリセリントリアセテート、ジグリセリンテトラアセテート、アセチル化グリセライド、モノグリセライド、ジグリセライドなどの多価アルコールの脂肪酸エステル類、トリエチルホスフェート、トリブチルホスフェート、トリブトキシエチルホスフェート、およびトリクレジルホスフェートなどのリン酸エステル類などを挙げることができる。
また、高分子量の可塑剤としては、例えば、ポリエチレンアジペート、ポリブチレンアジペート、ポリエチレンサクシネート、ポリブチレンサクシネートなどのグリコールと二塩基酸とからなる脂肪族ポリエステル類、ポリ乳酸、ポリグリコール酸などのオキシカルボ酸からなる脂肪族ポリエステル類、ポリカプロラクトン、ポリプロピオラクトン、ポリバレロラクトンなどのラクトンからなる脂肪族ポリエステル類、およびポリビニルピロリドンなどのビニルポリマー類などを挙げることができる。可塑剤はこれらを単独もしくは併用して使用することができる。
もしくは、本発明では、可塑剤として下記の一般式(1)で示されるポリエーテル化合物を好ましく用いることができる。
R1−O−{(CH)nO}m−R2 ・・・(1)
(但し、R1とR2は、H、アルキル基およびアシル基よりなる群から選ばれた同一または異なる基を表す。nは2〜5の整数であり、mは3〜30mの整数を表す。)
その理由は、上記の一般式(1)で示されるポリエーテル化合物が、セルロースアセテートプロピオネートとの相溶性に優れるため熱可塑効果が顕著に表れるばかりか、ポリエーテル化合物自身の耐熱性が良好なため、添加したポリマーの色調も良好になる効果を有するからである。
上記の一般式(1)で示される具体的なポリエーテル化合物としては、例えば、ポリエチレングリコール、ポリプロピレングリコール、ポリオキシエチレンジメチルエーテル、ポリオキシエチレンモノステアレート、ポリオキシエチレンモノオレート、ポリオキシエチレンジラウレート、ポリオキシエチレンジステアレート、およびポリオキシエチレンジオレートなどが挙げられる。
本発明で用いられる可塑剤としてはポリエーテル化合物が好ましく、その中でもポリエチレングリコールおよびポリオキシエチレンジラウレートがより好ましく用いられる。
本発明においては、セルロース脂肪酸混合エステル組成物中に、必要に応じて要求される性能を損なわない範囲内で、熱劣化防止用、着色防止用の安定剤として、エポキシ化合物、弱有機酸、ホスフェイト、チオフォスフェイト等を単独または2種類以上混合して添加してもよい。また、その他有機酸系の生分解促進剤、滑剤、耐電防止剤、染料、顔料、潤滑剤および艶消剤等の添加剤を配合することは何ら差し支えない。
本発明では、セルロース脂肪酸混合エステル繊維を溶融紡糸方法で得ることができる。本発明で用いられる溶融紡糸法は、前記したセルロース脂肪酸混合エステル組成物を溶融紡糸機において、加熱溶融した後に口金から押し出し、紡糸し、必要に応じて延伸し巻き取る方法である。この際、紡糸温度は180℃から260℃が好ましく、さらに好ましくは190℃から250℃である。紡糸温度を180℃以上とすることにより、溶融粘度が低くなり溶融紡糸性が向上する。また、紡糸温度を260℃以下にすることにより、セルロース脂肪酸混合エステル組成物の熱分解が抑制される。
単繊維の繊維断面形状は、真円状の円形断面であってもよいし、また三角や四角のような多角形、多葉型、扁平型、楕円型、W字型、S字型、X字型、H字型、C字型、田字型、井字型、および中空などの異形断面糸でも良い。また、芯鞘複合、偏芯芯鞘複合、サイドバイサイド型複合、異繊度混繊などのように複合繊維であってもよい。特に好ましくは、丸断面と三角断面である。丸断面の繊維を用いて織物に用いると、ムラのないマイルドな光沢が得られ、また三角断面の繊維を用いた場合、シルクライクな風合いが得られる。
本発明では、セルロース脂肪酸混合エステル繊維の同一糸条の中で、例えば、丸状、三角状、その他の断面形状のものが混繊されていてもよいが、単繊維1本においては、同一単繊維の長さ方向では、任意の断面において断面形状の均一性が保持されていることが好ましい。本発明では、この長さ方向での断面の均一性に加えて、単繊維間繊度の均一性が求められる。すなわち、繊度の長さ方向の均一性と単糸繊度間の均一性が保持されることが好ましい。
この均一性は、溶融紡糸法を採用することによって得られる。従来の湿式紡糸によって製造されるセルロース系繊維は、脱溶剤工程を経るため、単繊維断面は均一ではなく、自由に形成することもできない。さらには、繊度バラツキが大きく、単繊維切れや、透け感ムラ、さらには染めムラなどが懸念されていた。これに対し、本発明におけるセルロース脂肪酸混合エステル繊維は溶融紡糸により製造されるため、その断面を自由にかつ均一に成形することができ、繊度バラツキも生じない。溶融紡糸によって得られる繊維は、該繊維の任意の箇所を切っても同一形状であり、断面の大きさは実質的に均一になる。これは溶融紡糸特有のものである。ゆえに、透け感ムラ、染めムラのない高品質な織物が得られる。
単繊維断面の均一性を保つために、繊度バラツキを小さくする必要がある。繊度バラツキは少なくとも繊度測定を5回繰り返し、それぞれの値が5回の平均値に対しプラスマイナス2.0%の範囲内に入る必要がある。また、透け感ムラ、染めムラのない織物は、上記の繊度バラツキのない繊維を用いることで得られる。
また、本発明において、単繊維間繊度の均一性があるとは、長繊維を構成する各単繊維の繊度バラツキが、単繊維繊度測定を少なくとも5回繰り返し、それぞれの単繊維繊度が5回の平均値に対しプラスマイナス5.0%の範囲内にはいることをいう。単繊維繊度間の均一性も溶融紡糸することで容易に得ることができる。
一般的に織物として用いられる繊維のトータル繊度は、通常、30〜140デシテックス程度であり、好ましくは50〜120デシテックスである。また、単繊維繊度は、通常、0.5〜11デシテックス程度であり、好ましくは1〜5デシテックスの範囲である。本発明で用いられるセルロース脂肪酸混合エステル繊維の糸条形態は、長繊維であり、これをマルチフィラメント糸として用いる場合には、上記のトータル繊度と、単繊維繊度のものを使用することができる。
さらに糸条の形態としては、マルチフィラメント原糸、甘撚糸〜強撚糸、混繊糸、仮撚糸、いわゆるタスラン加工糸等の流体噴射加工糸等が挙げられる。また、異繊度糸を混繊したり、異なる断面形状の繊維同士を混繊してもよい。
本発明で用いられる織機は、特に限定されるものではなく、エアジェットルーム、ウォータージェットルーム、およびレピアのような通常使用されている織機を使用することができる。
本発明で用いられるセルロース脂肪酸エステル繊維は、それを単独で用いても良いが、他の繊維と混用してもよい。混用する他の繊維としては、綿、ウールなどの天然繊維、レーヨンやキュプラなどの再生繊維、アセテートなどの半合成繊維、ポリエステル、ナイロンおよびアクリルなどの合成繊維などが挙げられ、これらとの混合、交撚、交織、交編などで混用することができる。
本発明のセルロース脂肪酸混合エステル繊維を用いてなる織物の織組織としては、例えば、平組織、綾組織および朱子組織等が挙げられる。織物の経糸および緯糸の密度としては、経糸のトータル繊度が50〜120デシテックスの場合、経糸密度は100〜180本/インチ程度であり、また、緯糸のトータル繊度が50〜140デシテックスの場合、緯糸密度は60〜130本/インチの範囲で好ましく設定される。織密度は、織物組織、使用服種、紳士または婦人等の用途に応じて設定すればよい。
染色加工に用いられる装置としては、繊維の状態で染色するチーズ染色機、布帛の状態で染色する液流染色機、ウインス、ジッカー、ビーム染色機、ガーメント染色を行うドラム染色機のように通常使用されている染色機を用いることができる。また、染色に用いる分散染料としては、通常使用されているアセテート用分散染料やポリエステル用分散染料を任意に用いることができる。さらに、染色加工後に発色性向上やその他の機能付与のために制電剤、難燃剤、抗菌・防臭剤、撥水・防汚剤などを添加した仕上げ加工剤や公知の樹脂をコーティングしてもよい。
本発明のセルロース脂肪酸混合エステル繊維を用いてなる織物は、後述の測定法における寸法安定性がマイナス2.0%から1.0%の範囲内にあることが必要である。より好ましくはマイナス1.6%から0.8%の範囲内である。この寸法安定性は、アルカリ処理によって吸湿性を適当な範囲に制御することにより得られる。
寸法安定性がこの範囲内では洗濯時はもちろん、乾燥後も寸法変化が少なく、またシワの発生も少ない。レーヨン、ジアセテート、およびキュプラなどのセルロース系繊維は水分により膨潤するため、洗濯による寸法安定性が著しく不良である。しかしながら、本発明におけるセルロース脂肪酸混合エステル繊維は熱可塑性があり、かつ水分により膨潤しないため、優れた寸法安定性を有することとなる。また、そのためシワの発生が小さく、一般家庭で洗濯しても乾燥後の入念な仕上げアイロン処理が不要なため、近年の清潔志向およびイージーケア性に適した織物となる。
本発明のセルロース脂肪酸混合エステル繊維を用いてなる織物の摩擦耐電圧は、3.0kV以下であることが好ましい。摩擦耐電圧を3.0kV以下とすることで、冬季や乾燥環境下における静電気の発生によるほこり付着や衣服のまつわりつきを抑えることができる。
本発明のセルロース脂肪酸混合エステル繊維を用いてなる織物は、20℃の温度で65%RHの湿度における吸湿性が0.5〜2.0%であることが好ましく、さらには1.0%〜1.8%であることがより好ましい。この織物は、本発明におけるセルロース脂肪酸混合エステル繊維を用いた織物をアルカリ処理しないことで得られ、この範囲内では繊維が適度な水分を含みかつ速乾性に優れる。
また、本発明のセルロース脂肪酸混合エステル繊維を用いてなる織物は、必要に応じては、吸湿率を8.0%以上にすることが可能である。この織物は、前述のセルロース脂肪酸混合エステル繊維を用いた織物にアルカリ処理(30〜50%)を行い、側鎖を脱離させることによって得ることができる。
吸湿性があることにより、上述の摩擦帯電圧を3.0kV以下とすることができる。アルカリ処理としては、例えば、苛性ソーダ(NaOH1.5重量%溶液)を用いて、84デシテックスの繊維を経緯に用いた経密度160本/inch×緯密度90本/inchの布帛を90℃の温度で1時間処理をすることが挙げられるが、ソーダ灰などでも可能でありカセイソーダに限定されるものではない。
本発明のセルロース脂肪酸混合エステル繊維を用いてなる織物は、スキー、スケート、バレーボール等のスポーツ用途用衣類や、防塵衣用途用衣類、シャツ、ブラウスなどの婦人・紳士用途等の衣料品に好適に用いることができる。また、裏地や芯地、スレーキ等の衣料用素材としても好適に用いることができる。
次に、実施例を挙げて本発明のセルロース脂肪酸混合エステル繊維を用いてなるを具体的に説明する。なお、本発明における各種特性の測定法は、下記のとおりである。
(1)寸法変化率
A.乾熱法
約25cm×約25cmの試験試料を3枚採取し、試験試料の経緯それぞれ3ヶ所に長さ200mmの印をつけた。試験試料を、熱風乾燥機中に経方向を垂直にしてつり下げ、160±2℃×3分間乾燥された。乾燥後、試験試料を取り出し、水平な状態で室温まで放冷してから、試験試料を平らな台の上に置き、しわやたるみをを除いて経・緯各々の印間の長さを測り、経、緯別に3個の平均値を求めた。寸法変化率は次式より求めた。
寸法変化率(%)=(L−200)/200×100
ここでL:処理後の経、または緯の印間の長さの平均値(mm)
寸法変化率の評価基準は、マイナス2.0%≦寸法変化率≦1.0%であれば合格:○、寸法変化率≦マイナス2.0%あるいは1.0%≦寸法変化率のときは不合格:×とした。
B.洗濯機法(洗濯収縮率)
JIS L 1096記載の方法により洗濯による寸法変化率を求めた。詳細は以下のとおりである。約40cm×約40cmの試験試料を3枚採取し、試験試料の経緯それぞれ3ヶ所に長さ200mmの印をつけた。自動反転渦巻き式電気洗濯機の洗濯槽に40℃±2℃の水25リットルを入れ、さらに弱アルカリ性合成洗剤(JIS K 3371弱アルカリ性・第1種)を入れ、あらかじめ準備した試験試料と追加布を合わせて840gになるように調整する。
(i)洗濯機の強条件で試験試料と追加布を5分間洗濯する。
(ii)試験試料と追加布を洗濯機付属の遠心脱水機で約30秒間脱水する。
(iii)常温水を浸した洗濯機の洗濯槽に試験試料と追加布を移し、水をオーバーフローさせながら2分間すすぎを行う。
(iv)(ii)および(iii)を再度繰り返す。
(v)試験試料を取り出し、風乾を行う。
試験試料を平らな台の上に置き、しわやたるみをを除いて経・緯各々の印間の長さを測り、経、緯別に3個の平均値を求めた。寸法変化率を次式より求めた。
寸法変化率(%)=(L−200)/200×100
ここでL:処理後の経、または緯の印間の長さの平均値(mm)
寸法変化率の評価基準は−2.0%≦寸法変化率≦+1.0%であれば合格:○、寸法変化率≦−2.0%あるいは+1.0%≦寸法変化率のときは不合格:×とした。

(2)摩擦耐電圧
JIS L 1094に準じ、摩擦布の洗濯を行った。詳細は、以下のとおりである。
I.前処理
45cm×45cmの試験試料を1枚採取した。自動反転渦巻き式電気洗濯機の洗濯槽に40℃±2℃の水25リットルを入れ、さらに弱アルカリ性合成洗剤(JIS K 3371弱アルカリ性・第1種)を入れ、あらかじめ準備した試験試料と追加布を合わせて840gになるように調整する。
(i)洗濯機の強条件で試験試料と追加布を5分間洗濯する。
(ii)試験試料と追加布を洗濯機付属の遠心脱水機で約30秒間脱水する。
(iii)常温水を浸した洗濯機の洗濯槽に試験試料と追加布を移し、水をオーバーフローさせながら2分間すすぎを行う。
(iv)(ii)および(iii)を再度繰り返す。
(v)(i)から(iv)を5回繰り返す。
(vi)40℃の温度の水を洗濯槽に入れ、10分間ためすすぎを行う。
(vii)(vi)を繰り返す。
(viii)試験試料を取り出し、風乾を行う。
II.測定
前処理の試料より、8×5cmの試験片を、経および緯方向にそれぞれ5枚採取する。試験片と摩擦布を70±2℃で1時間予備乾燥した後、ポリ袋に試験片と摩擦布を入れ、速やかに20±2℃×30±2%RHの雰囲気中に運び開封後、24時間以上放置する。ロータリースタチックテスターを次のように調整する。
回転ドラムの回転数:400rpm
校正印加電圧 :100Vまたは1000V
摩擦布の荷重 :4.9N
摩擦布接触距離 :2mm
受電部電極盤と試験片取り付け面との距離 :15mm
所定の雰囲気中で余田装置を用いて、試験片と摩擦布の表裏を十分除電する。ロータリースタチックテスターの回転ドラムの試験片取り付け枠部の長辺方向の両辺に両面接着テープを貼り、試験片の測定面を上にして取り付け、試験片押さえ枠で固定する。摩擦布を取り付けた後、回転ドラムを回し、60秒後の摩擦耐電圧(V)を測定する。試験片と摩擦布を取り除いた後、同様の操作で残りの試験片について摩擦耐電圧を測定し、経緯それぞれについて5枚の平均値を求めた。摩擦耐電圧が3.0kV以下のものを合格:○、3.0kV以上のものを不合格:×とした。
(3)染めムラ
染色布帛の判定は、次の方法で評価した。均染性染色布帛の外観を織物用検反機上で肉眼判定により次の3段階で判定した。○:染めむらが全くなく良好、×:染めむらが僅かに発生、あるいは染めむらが著しく発生。
(4)風合い
得られた布帛を官能検査によって風合いを評価した。ドライ感のあるものを○、ヌメリ感のあるものを×とした。
[実施例1]
セルロース(日本製紙(株)製溶解パルプ)30gに、酢酸20gとプロピオン酸90gを加え、55℃の温度で30分混合した。得られた混合物を室温まで冷却した後、氷浴中で冷却した無水酢酸10g、無水プロピオン酸140g、および硫酸1.2gを加えてアシル化を行った。アシル化において、温度40℃を超えるときは水浴で冷却した。撹拌を150分間行った後、反応停止剤として、酢酸30gと水10gの混合溶液を20分かけて添加して、過剰の無水物を加水分解した。その後、酢酸100gと水30gを加え60℃の温度で1時間加熱撹拌した。反応終了後、炭酸ナトリウム2g含む水溶液を加えて、析出したセルロースアセテートプロピオネートを濾別、続いて水で洗浄した後、60℃の温度で4時間乾燥した。
上記の方法によって得られたセルロースアセテートプロピオネート90重量%と可塑剤としてエチレングリコール(分子量600)10重量%を、ニーダー中230℃の温度で混合し、混合ポリマーを得た。これを5mm角程度にカッティングし、熱可塑性セルロースエステル組成物のペレットとした。このペレットを80℃の温度に加熱した熱風乾燥機中で10時間乾燥させた。得られたペレットを単軸エクストルーダー式溶融紡糸機で、溶融温度230℃の温度にて溶融し、0.20mmφ−0.30mmLの口金孔を24ホール有する口金から紡出した。紡出糸の細化変形性は良好であり、口金に汚れは付着しなかった。また、紡出糸からは発煙は認められなかった。紡出糸は25℃の温度のチムニー風により冷却した後、600m/minの速度でゴデットローラーにより引き取り、ワインダーにて巻き取ったところ、紡糸糸切れは認められなかった。得られた長繊維のトータル繊度は84デシテックスであり、フィラメント数は24本であった。本組成物の製糸性は非常に良好であった。また得られた繊維の断面形状の均一性については、繊度測定を5回繰り返し、それぞれの値が5回の平均値に対しプラスマイナス2.0%の範囲内に入っており、単繊維間の繊度バラツキも、単繊維繊度測定を5回繰り返し、それぞれの単繊維繊度が5回の平均値に対しプラスマイナス5.0%の範囲内にはいっていた。
同長繊維を経糸および緯糸として、平織り組織の経密度160本/inch、緯密度90本/inchの布帛を、エアジェットルームにて製織し、得られた生機に常法により、精練、プレセットし、液流染色機で染色、乾燥した。得られた織物は、洗濯収縮率がタテ:マイナス0.2%、ヨコ:マイナス1.0%、摩擦帯電圧がタテ:2.0kV、ヨコ:2.5kVと良好な値を示し、染めムラなく、風合いについても良好な品位であった。性能評価結果を表1に示した。
[実施例2]
実施例1で合成したセルロースアセテートプロピオネートを80重量%、可塑剤としてポリエチレングリコール(分子量600)を20重量%用いたこと以外は、実施例1と同様にしてペレットを製造し、溶融紡糸により長繊維を得た。さらに実施例1と同様に製織、染色を行い織物を得た。得られた織物の摩擦耐電圧はタテ:2.1kV、ヨコ:2.5kVであり、風合いも良好であった。性能評価結果を表1に示した。
[比較例1]
実施例1で合成したセルロースアセテートプロピオネートを99重量%、可塑剤としてポリエチレングリコール(分子量600)を1重量%用いたこと以外は、実施例1と同様にしてペレットを得た。しかしながら、製糸性不良であり、繊維を得ることができなかった。
[比較例2]
実施例1で合成したセルロースアセテートプロピオネートを70重量%、可塑剤としてポリエチレングリコール(分子量600)を30重量%用いたこと外は、実施例1と同様にして織物を得た。得られた織物は染めムラが酷く、また風合いも好ましいものではなかった。性能評価結果を表1に示した。
[比較例3]
市販されているキュプラ裏地を実施例1と同様に評価した。摩擦耐電圧、風合い良好であったが、洗濯による寸法安定性がタテ:マイナス3.6%、ヨコ:マイナス3.8%と劣るものであった。
Figure 2006045744
本発明のセルロース脂肪酸エステル繊維を用いてなる織物は、特に寸法安定性に富み、シワのない、風合い良好な、環境に優しく、かつ生産性良く、良好な機械的特性を備えており、各所の衣料用途として有用である。

Claims (7)

  1. 単繊維の断面形状が長さ方向に実質的に均一な、可塑剤2〜20重量%含有するセルロース脂肪酸混合エステルを主体としてなる長繊維を、経糸および/または緯糸に用いてなる織物であって、寸法変化率がマイナス2.0%から1.0%の範囲内であることを特徴とするセルロース脂肪酸混合エステル繊維を用いてなる織物。
  2. セルロース脂肪酸混合エステルが、セルロースアセテートプロピオネートであることを特徴とする請求項1記載のセルロース脂肪酸混合エステル繊維を用いてなる織物。
  3. 単繊維繊度の長さ方向の均一性と単繊維間繊度の均一性が保持された長繊維を用いることを特徴とする請求項1または2記載のセルロース脂肪酸混合エステル繊維を用いてなる織物。
  4. 長繊維を構成する単繊維の断面形状が、丸状もしくは三角状であることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載のセルロース脂肪酸混合エステル繊維を用いてなる織物。
  5. 摩擦帯電圧が3.0kV以下であることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載のセルロース脂肪酸混合エステル繊維を用いてなる織物。
  6. 長繊維が、セルロース脂肪酸混合エステル80〜98重量%と可塑剤2〜20重量%を含んでなる組成物を溶融紡糸法することにより得られたものであることを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載のセルロース脂肪酸混合エステル繊維を用いてなる織物。
  7. 請求項1〜6のいずれかに記載のセルロース脂肪酸混合エステル繊維を用いてなる織物を少なくとも一部に用いてなる衣料品。
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