JP2006044851A - クレーン船の大水深用揚貨装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 汎用クレーン船に少数の部品を付加するだけで大水深揚貨機能を備えるクレーン船を得ることを目的とする。
【解決手段】 汎用クレーン船の台船1に装備した汎用クレーン2の汎用クレーンフック15に、上下の滑車17、18を備える組合せ滑車20を介して、大水深揚貨用フック29を吊下げる。組合せ滑車20の上下両滑車17、18にわたって巻き掛ける大水深揚貨用ワイヤロープ3を巻取る大水深用ウィンチ4を台船1に設ける。ワイヤロープ3を巻き掛けた組合せ滑車20を汎用クレーン2のクレーンフック15に掛けることにより、短時間で安価に大水深揚貨機能を備えるクレーン船を得ることができ、又、組合せ滑車20、フック29などを汎用クレーンフック15に掛け外しすることにより、汎用クレーン船と大水深揚貨用クレーン船とに切り替えることができる。
【選択図】 図1

Description

本発明はクレーン船の大水深用揚貨装置に関する。
一般に、クレーン船は水底に漁礁ブロック、沈堤ブロック、砂防シートなどを設置したり、水中観測機や浚渫装置を水中に吊り下げたり、沈船を水底から引き揚げたりする汎用クレーンを備えている。
クレーン船に設置される汎用クレーンは、船上から水面上に突き出るブームと、船上に設けたウィンチと、前記ブームの先端に回転自在に支持させた上の滑車と、前記ウィンチから繰り出され、前記上に滑車に巻き掛けたロープが巻き掛けられる下の滑車と、下の滑車に吊持させたフックとを備えている。
揚上荷重の小さいクレーン船の場合には下の滑車は省略され、前記ウィンチから繰り出され、上の滑車に巻き掛けたロープの先端にフックが連結され、揚上荷重の大きいクレーン船の場合には、前記ロープが上下の滑車に繰り返し巻き掛けられる。
ところで、一般的なクレーン船の汎用クレーンは、水面上又は水深30mよりも浅い小水深の揚貨作業に用いるので、30m以上の大水深の揚貨作業には役立たない。
そこで、30m以上の大水深の揚貨作業に対しては要求される水深に対応できるクレーン船を配船することがないわけではないが、大水深揚貨機能を備えるクレーン船の数は少なく、容易に既存のものを配船することはできない。
そこで、大水深揚貨作業に対しては、ほとんどの場合には、要求される水深に対応させた特別のクレーン船を建造している。
しかし、大水深用クレーン船を新造することには多大の費用が掛り、再利用の見込みも少ないので投資に対するリスクも大きい。
本発明は、このような事情を鑑みてなされたものであり、既存の汎用クレーン船に少数の部品を付加するだけで大水深の揚貨作業ができるようになるクレーン船の大水深用揚貨装置を提供することを目的とする。
この目的を達成するため、本発明は、台船に装備された汎用クレーンに上下の滑車を備える組合せ滑車を介して吊下げられる大水深用クレーンフックと、該組合せ滑車に巻き掛けられるワイヤロープと、該ワイヤロープを巻き取るウィンチを備えることを特徴とする技術的手段を採用する。
本発明によれば、台船に汎用クレーンを装備している汎用クレーン船に、前記組合せ滑車及び大水深用クレーンフックと、該組合せ滑車に巻き掛けられるワイヤロープと、このワイヤロープを巻き取るウィンチなどの少数の部品を付加するだけで、簡単に、かつ短期間に大水深揚貨機能を備えるクレーン船を得ることができるようになる。
又、汎用クレーンのクレーンフックに大水深揚貨用ワイヤロープを巻き掛けた組合せ滑車を着脱することにより、すこぶる簡単にクレーン船を大水深用クレーン船と汎用クレーン船とに切り替えることができるようになる。
もちろん、本発明における汎用クレーン船は新造船であっても既存船であってもよいが、特に既存船に本発明を適用する場合には、短期間で大水深揚貨能力を備えるクレーン船を得ることができる。
以上に説明したように、本発明に係るクレーン船の大水深用揚貨装置は、台船に装備された汎用クレーンによって吊り下げられる上下の滑車からなる組合せ滑車と、該組合せ滑車に巻き掛けられるワイヤロープを巻き取るウィンチを備えることを特徴とするので、組合せ滑車、ワイヤロープ及びウィンチなどの少数の部品を付加するだけで簡単に、かつ安価に大水深揚貨ができるクレーン船を得ることができる効果や、既存船を改造して短期間のうちに大水深揚貨能力を備えるクレーン船を得ることができる効果や、組合せ滑車及び大水深揚貨用フックを台船に装備した汎用クレーンのクレーンフックに着脱することにより、クレーン船の揚貨機能を大水深揚貨機能と、汎用揚貨機能とにすこぶる簡単に、容易に、しかも短時間で切り替えることができる効果などを得ることができる。
以下、本発明を実施するための最良の形態に係るクレーン船の大水深用揚貨装置を図面に基づいて具体的に説明する。図面において、図1は本発明の一実施例に係るクレーン船の大水深用揚貨装置の側面図であり、図2はその平面図、図3はその要部の側面図である。
図1と図2に示すように、このクレーン船は台船1に全旋回型汎用クレーン2を搭載する汎用クレーン船であり、例えば甲板上に大水深揚貨用ワイヤロープ3を巻き取る大水深揚貨用ウィンチ4と、該ウィンチ4から繰り出される大水深揚貨用ワイヤロープ3を案内するフェアリーダ5とを備える。
図1に示すように、前記汎用クレーン2は、船体上に設けた塔6に全旋回可能に搭載された基台7と、該基台7に搭載された揚貨用ウィンチ(以下、汎用ウィンチという。)8と、該基台7の一端部に起伏可能に支持されたブーム9と、該ブーム9の先端に支持させた上滑車10と、この上滑車10に前記汎用ウィンチ8から繰り出されたロープ11により吊り下げられた下滑車12を備える。
前記塔6と基台7にわたって基台7を駆動する旋回駆動手段が設けられ、前記ブーム9の先端には該ブーム9の先端をその基端の真上近くに振上げたり、水面近くまで振下げたりするために、前記基台7に搭載された別のウィンチから繰り出された別のロープ13の先端が連結される。
前記ロープ11は上滑車10と下滑車12に交互に巻きかけられ、図3に示すように、下滑車12にはブラケット14を介して汎用クレーンフック15が吊り下げられる。
この汎用クレーンフック15に例えばワイヤロープ16を介して上下の滑車17、18を備える大水深用揚貨装置19の組合せ滑車20を吊り下げる。
この組合せ滑車20の上下の滑車17、18は固定手段21により互いに接近した所定の距離に保持できるようしている。
この固定手段21は、例えば大水深揚貨用の上の滑車17の軸方向両側に設けられ、前記上の滑車17を中心軸22を介して回転自在に支持する上ブラケット23と、前記下の滑車18を中心軸24を介して回転自在に支持する下ブラケット25と、互いに突き合わせた上下両ブラケット23、25を固定するボルト26を備え、大水深揚貨作業時には前記ボルト26を取り払って上下のブラケット23、25の間隔を自由に拡大できるようにしている。
前記上ブラケット23は、吊下げシャックル27及び前記ワイヤロープ16を介して汎用クレーン2のクレーン汎用クレーンフック15に吊下げられ、下ブラケット25には大水深揚貨用フック29を介して荷物が玉掛けされる。
このクレーン船1によれば、例えば以下の要領で貨物船(バージ船)から大水深の水底に荷下ろしすることができる。
まず、大水深揚貨用のロープ3をウィンチ4に巻き取って大水深揚貨用の上下の滑車17、18を所定の距離に接近させた状態で、ボルト26により上のブラケット23と大水深揚貨用フック29が取り付けられた下のブラケット25を固定した状態で、汎用クレーン2の汎用クレーンフック15にワイヤロープ16を介して組合せ滑車20を吊下げる。
この後、バージ船上の荷物を下のブラケット25に取り付けられた大水深揚貨用フック29に吊下げ、クレーン船を所定の位置に移動させ、荷物を水面上の所定の位置に移動させてから、大水深揚貨用ウィンチ4及びワイヤロープ3を停止させた状態で前記ボルト26を緩解して抜き取る。
なお、このボルト26の緩解及び抜き取りに際して、必要に応じて、ワイヤストップ装置を用いてワイヤロープ3を確実に停止させてもよい。
前記ボルト26を抜き取った後、大水深揚貨用ウィンチ4から大水深揚貨用ワイヤロープ3を繰り出すことにより大水深の水底に荷物を沈降させ、荷物が着底した後、レツコ装置又はダイバーにより玉外しをする。
大水深の水底からの荷揚げは逆の要領、即ち、水底におけるダイバーによる玉掛け、大水深揚貨用ウィンチ4による大水深揚貨用ロープ3の巻き取り、水面上での汎用クレーン2による遣り回し、貨物船上での玉外しの順で行うことができる。
即ち、このクレーン船1は、汎用クレーン船に大水深揚貨用ロープ3、大水深揚貨用ウィンチ4、フェアリーダ5、大水深揚貨用の上下の滑車17、18を備える組合せ滑車20及び大水深揚貨用フック29を設けるだけで、大水深揚貨機能を備えるようになったのであり、大水深揚貨用クレーン船を新造するのに比べると格段に短期間内に、すこぶる安価に大水深揚貨機能を備えるクレーン船を得ることができるのである。
又、短期間で大水深揚貨機能を備えるクレーン船を得ることができる結果、大水深揚貨作業の着工時期を早めることができるのである。
ところで、この実施例においては、例えば図3に示すワイヤロープ16を汎用クレーンフック15から掛け外すことにより組合せ滑車20、ワイヤロープ3及び大水深用フック29を簡単に汎用クレーン2から分解して汎用クレーン2を汎用クレーン2として自由に使うことができる。
つまり、このクレーン船1によれば、汎用クレーン2の汎用クレーンフック15にワイヤロープ3を巻き掛けた大水深揚貨用の組合せ滑車20を着脱するだけで、大水深揚貨用のクレーン船として使ったり、従来の汎用クレーン船として使ったりすることができ、クレーン船としての汎用性が著しく高められる。
又、組合せ滑車20に、上下の滑車17、18を互いに接近させた所定の間隔に保持する固定手段21を設けているので、汎用クレーン2に組合せ滑車20を簡単に、かつ容易に着脱することができる。
本発明は、自力航行能力の有無や、揚貨荷重の大小、使用水域、揚貨物の種類などに関係なく広く台船に汎用クレーンを装備するクレーン船の大水深用揚貨装置に適用される。
本発明の側面図である。 本発明の平面図である。 本発明の要部の側面図である。
符号の説明
1 台船
2 汎用クレーン
3 大水深揚貨用ロープ
4 大水深揚貨用ウィンチ
15 汎用クレーンフック
17 上の滑車
18 下の滑車
19 大水深用揚貨装置
20 組合せ滑車
29 大水深揚貨用フック

Claims (1)

  1. 台船に装備された汎用クレーンに上下の滑車を備える組合せ滑車を介して吊り下げられる大水深用クレーンフックと、該組合せ滑車に巻き掛けられるワイヤロープと、該ワイヤロープを巻き取るウィンチを備えることを特徴とするクレーン船の大水深用揚貨装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101130841B1 (ko) * 2010-04-28 2012-03-30 (주)제이투에스 해상 크레인
CN105417403A (zh) * 2016-01-08 2016-03-23 招商局重工(江苏)有限公司 一种在船坞内安装超高超大型浮式起重机的方法
CN108466957A (zh) * 2018-03-30 2018-08-31 南通振华重型装备制造有限公司 一种2000t浮吊起重机主钩钢丝绳余量截断工艺

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