JP2000264573A - 玉掛け用フック - Google Patents

玉掛け用フック

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JP2000264573A
JP2000264573A JP11070860A JP7086099A JP2000264573A JP 2000264573 A JP2000264573 A JP 2000264573A JP 11070860 A JP11070860 A JP 11070860A JP 7086099 A JP7086099 A JP 7086099A JP 2000264573 A JP2000264573 A JP 2000264573A
Authority
JP
Japan
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hook
slinging
wire
underwater
load
Prior art date
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Pending
Application number
JP11070860A
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English (en)
Inventor
Tsugio Matsumoto
次男 松本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nishimatsu Construction Co Ltd
Original Assignee
Nishimatsu Construction Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 水中での荷卸しに使用される玉掛け用フック
として、作業性良く安全な玉掛け作業が行えるようにす
る。 【解決手段】 玉掛け用フック1に、水中において当該
フック1の自重を上回る浮力を発生する浮体8を取り付
ける。このように、浮体8を取り付けた玉掛け用フック
1によれば、水中に荷7を降ろして着底させると、浮体
8が発生する浮力によりフック1が回転しながら上昇し
て、無人でフック1から玉掛けワイヤ6が外れる。そし
て、玉掛け時には、一般の玉掛け作業と同様に、荷吊り
ワイヤ4に吊り下げられたフック1に玉掛けワイヤ6を
掛けるだけで良い。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、水中での荷卸しに
使用される玉掛け用フックに関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、港湾の防波堤築造工事などにお
いて、海底にコンクリートブロックを据え付ける水中ブ
ロック据付工事がある。図2は従来の水中ブロック据付
工事の玉掛け準備作業から水中での荷卸し終了作業まで
の作業の流れを示した要部側面図で、図中、1はフッ
ク、2はウエイト、3はプーリ、4は荷吊りワイヤ、5
はガイドロープ、6は玉掛けワイヤ、7はコンクリート
ブロックである。
【0003】図示のように、フック1には、当該フック
1より重いウエイト2が一体的に備えられており、フッ
ク1とウエイト2との間に備えるプーリ3に、図示しな
い船上クレーンから吊り下げられた荷吊りワイヤ4が掛
けられている。このようなウエイト2を備えたフック1
には、ガイドロープ5が繋げられている。以上のような
玉掛け用のフック1は、玉掛けしない状態では、図2
(a)に示したように、荷吊りワイヤ4で吊り下げられ
たプーリ3を支点に回転した状態にあり、重量差により
ウェイト2が下がってフック1が上方に位置して斜めに
向いた状態となっている。
【0004】次に、作業手順を説明する。先ず、玉掛け
作業に先立って、図2(a)に示すように、玉掛け準備
作業としてのウエイト持ち上げ作業を行う。即ち、図示
しない台船等の船上において、フック1に繋げたガイド
ロープ5を、矢印で示したように、作業員が引き込ん
で、図示しない船上クレーン等のクレーンにより荷吊り
ワイヤ4で吊り下げられたプーリ3を支点に回転させ
て、フック1を引き下げて、ウエイト2を持ち上げた状
態にする。
【0005】このように、作業員がガイドロープ5を引
き込んでフック1を引き下げた状態にしたまま、続い
て、図2(b)に示すように、玉掛け作業を行う。即
ち、ガイドロープ5の引き込みにより引き下げた状態の
フック1に玉掛けワイヤ6を引掛ける。この玉掛けワイ
ヤ6は、図2(c)に示したように、コンクリートブロ
ック7に両端が固定されている。こうしてコンクリート
ブロック7の玉掛けワイヤ6をフック1に掛けてから、
クレーンにより荷吊りワイヤ4を僅かに上昇させて、そ
の荷吊りワイヤ4及び玉掛けワイヤ6をともに緊張させ
た状態にして玉掛けを終える。なお、この時点で、フッ
ク1からガイドロープ5を外しておく。
【0006】以上の玉掛けを行った後、クレーンによる
荷吊りワイヤ4の上昇でコンクリートブロック7を吊り
上げてから、図2(c)に示すように、コンクリートブ
ロック7を水中に降ろして行く。そして、図2(d)に
示すように、コンクリートブロック7の所定位置への着
底によって、玉掛けワイヤ6の緊張が解かれ、矢印で示
したように、荷吊りワイヤ4で吊り下げられたプーリ3
を支点に回転して、フック1より重いウェイト2が下が
ってフック1が上がって行き、無人で玉掛けワイヤ6が
フック1から外れる。その後、図2(e)に示したよう
に、重量差によりウェイト2が下がってフック1が上方
に位置して斜めに向いた状態となって、クレーンにより
荷吊りワイヤ4が上昇して、荷卸し終了となる。
【0007】以上のように従来は、玉掛け用フックとし
て、ウエイト2を備えたフック1を用い、水中へのコン
クリートブロック7の据付完了時に、ウエイト2の重さ
により玉掛けワイヤ6の取り外しが行われるようにして
いた。このため、玉掛け時には、前述したように、フッ
ク1に繋げたガイドロープ5を人力で引き込んで、フッ
ク1のウエイト2を持ち上げた状態にしていた。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
水中ブロック据付工事では、玉掛け作業時において、荷
吊りワイヤ4が緊張するまで、吊り荷(コンクリートブ
ロック7)の近辺でガイドロープ5を引き込んでおく手
作業を必要とするため、作業際が悪いことに加えて、特
に、波で揺れる船上では危険を伴うものとなっていた。
【0009】そこで、本発明の目的は、水中での荷卸し
に使用される玉掛け用フックとして、作業性良く安全な
玉掛け作業が行えるようにすることにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】以上の課題を解決すべく
請求項1記載の発明は、玉掛け用フックに、水中におい
て当該フックの自重を上回る浮力を発生する浮体を取り
付けた構成、を特徴としている。例えば、浮体として
は、ブイが挙げられるが、これに限らず、浮力を発生す
るものであればどのようなものでも良い。
【0011】このように、請求項1記載の発明によれ
ば、水中においてフックの自重を上回る浮力を発生する
浮体を取り付けた玉掛け用フックなので、水中に荷を降
ろして着底させると、浮体が発生する浮力によりフック
が回転しながら上昇して、無人でフックから玉掛けワイ
ヤが外れる。そして、玉掛け時には、一般の玉掛け作業
と同様に、荷吊りワイヤに吊り下げられたフックに玉掛
けワイヤを掛けるだけで良くなる。従って、従来のよう
なウエイトや玉掛け時のガイドロープが不要となり、面
倒な作業も廃止して、作業性良く安全な玉掛け作業が短
時間で行える。
【0012】
【発明の実施の形態】以下に、本発明に係る玉掛け用フ
ックを適用した実施の形態例を図1に基づいて説明す
る。先ず、図1は本発明を適用した一例としての玉掛け
用フックを玉掛け作業から水中での荷卸し終了作業まで
の水中ブロック据付工事の作業の流れとともに示す要部
側面図で、図1(a)は玉掛け作業を示した図、図1
(b)は荷を吊り上げてから水中に降ろして行く状態を
示した図、図1(c)は着底後の水中での荷卸し状態を
示した図、図1(d)は水中での荷卸し終了状態を示し
た図である。この図1において、前述した従来例(図2
参照)と同様に、1はフック、3はプーリ、4は荷吊り
ワイヤ、6は玉掛けワイヤ、7は荷(コンクリートブロ
ック)であって、新たに、8はブイ(浮体)である。
【0013】この実施の形態例は、図示のように、フッ
ク1に、水中においてフック1の自重を上回る浮力を発
生する浮体として、複数(図示例では3個)のブイ8,
8,8を取り付けたものである。ブイ8は、空気を封入
した球状のものである。従って、フック1には、従来例
(図2参照)のように、ウエイト2を取り付けたり、ガ
イドロープ5をつなぐ必要がない。このように、ブイ
8,8,8を取り付けたフック1による玉掛け作業から
水中での荷卸し終了作業までの水中ブロック据付工事の
作業手順について、以下に説明する。
【0014】先ず、玉掛け作業は、図1(a)に示すよ
うに、図示しない船上クレーン等のクレーンにより荷吊
りワイヤ4で吊り下げられたプーリ3を有するフック1
に玉掛けワイヤ6を引掛ける。この玉掛けワイヤ6の両
端は、図1(b)に示したように、コンクリートブロッ
ク7に固定されている。このように、一般的な玉掛け作
業と同様に、コンクリートブロック7の玉掛けワイヤ6
をフック1に掛けてから、クレーンにより荷吊りワイヤ
4を僅かに上昇させて、荷吊りワイヤ4及び玉掛けワイ
ヤ6をともに緊張させた状態にして玉掛けを終える。
【0015】以上の玉掛けを行った後、クレーンによる
荷吊りワイヤ4の上昇でコンクリートブロック7を吊り
上げてから、図1(b)に示すように、コンクリートブ
ロック7を水中に降ろして行く。そして、図1(c)に
示すように、コンクリートブロック7の所定位置への着
底によって、玉掛けワイヤ6の緊張が解かれると同時
に、水中において、ブイ8,8,8が発生する浮力によ
り、フック1がプーリ3を支点に回転して上がって行
き、無人で玉掛けワイヤ6がフック1から外れる。その
後、図1(d)に示したように、ブイ8,8,8が水面
まで浮上して行って、クレーンにより荷吊りワイヤ4が
上昇して、荷卸し終了となる。
【0016】以上の通り、水中において、コンクリート
ブロック7が着底すると、ブイ8,8,8が発生する浮
力によりフック1がプーリ3を支点に回転しながら上昇
して行くため、無人により、フック1から玉掛けワイヤ
6が外れるものとなる。また、玉掛け時においては、一
般の玉掛け作業と同様に、荷吊りワイヤ4に吊り下げら
れたフック1に玉掛けワイヤ6を掛けるだけで良いた
め、前述したように、ウエイトや玉掛け時のガイドロー
プを用いて面倒な作業を必要としていた従来と比較し
て、玉掛け作業の作業性向上と安全化を達成できるとと
もに、玉掛け作業時間も短縮できる。
【0017】なお、以上の実施の形態例においては、浮
体として3個のブイとしたが、本発明はこれに限定され
るものではなく、ブイの個数は1個でも4個以上であっ
ても良く、要は、水中でフックの自重を上回る浮力を発
生するものであればどのような浮体でも良い。また、実
施の形態例では、水中ブロック据付工事に適用したが、
水中ブロック据付工事以外にも適用可能である。さら
に、フックの形状、浮体の材質及び形状、浮体に封入す
る気体の種類等も任意であり、その他、具体的な細部構
造等についても適宜に変更可能であることは勿論であ
る。
【0018】
【発明の効果】以上のように、請求項1記載の発明に係
る玉掛け用フックによれば、水中でフックの自重を上回
る浮力を発生する浮体を取り付けたことにより、水中に
荷を降ろして着底させると、浮体が発生する浮力により
フックが回転しながら上昇して、無人でフックから玉掛
けワイヤが外れるものとなる。そして、玉掛け時には、
一般の玉掛け作業と同様に、荷吊りワイヤに吊り下げら
れたフックに玉掛けワイヤを掛けるだけで良いものとな
るため、従来のようなウエイトや玉掛け時のガイドロー
プが不要となり、面倒な作業も廃止できて、作業性良く
安全な玉掛け作業を短時間で行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用した一例としての玉掛け用フック
を玉掛け作業から水中での荷卸し終了作業までの水中ブ
ロック据付工事の作業の流れとともに示す要部側面図
で、(a)は玉掛け作業を示した図、(b)は荷を吊り
上げてから水中に降ろして行く状態を示した図、(c)
は着底後の水中での荷卸し状態を示した図、(d)は水
中での荷卸し終了状態を示した図である。
【図2】従来の水中ブロック据付工事の玉掛け準備作業
から水中での荷卸し終了作業までの作業の流れを示した
要部側面図で、(a)は玉掛け準備作業としてのウエイ
ト持ち上げ作業を示した図、(b)は玉掛け作業を示し
た図、(c)は荷を吊り上げてから水中に降ろして行く
状態を示した図、(d)は着底後の水中での荷卸し状態
を示した図、(e)は水中での荷卸し終了状態を示した
図である。
【符号の説明】
1 フック 3 プーリ 4 荷吊りワイヤ 6 玉掛けワイヤ 7 荷(コンクリートブロック) 8 浮体

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】玉掛け用フックに、水中において当該フッ
    クの自重を上回る浮力を発生する浮体を取り付けたこ
    と、を特徴とする玉掛け用フック。
JP11070860A 1999-03-16 1999-03-16 玉掛け用フック Pending JP2000264573A (ja)

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JP11070860A JP2000264573A (ja) 1999-03-16 1999-03-16 玉掛け用フック

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN105293272A (zh) * 2015-10-21 2016-02-03 张静 用于向水中投放物料的吊钩
CN106348154A (zh) * 2016-11-01 2017-01-25 天津渤海水产研究所 一种吊装人工鱼礁的吊钩及使用方法
CN108569621A (zh) * 2017-03-07 2018-09-25 中国二十冶集团有限公司 用于大型塔器吊装的重力式拆卸吊钩及其使用方法

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