JP2006044815A - 把持装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】本発明は、放射性廃棄物用緩衝材を破損させることなく確実に把持して、吊上げ搬送が行える把持装置を提案することを目的とする。
【解決手段】放射性廃棄物用緩衝材(A)の把持装置であって、アクチュエータ(4A、4B)の伸縮により一対の把持部(2a、2b)の少なくとも何れか一方の把持部を平行移動させることにより、前記放射性廃棄物用緩衝材(A)を把持することを特徴とする把持装置。
【選択図】図1

Description

本発明は、放射性廃棄物用緩衝材を吊上げ搬送する場合に使用する把持装置に関するものである。
放射性廃棄物は収納容器に収納して地下トンネル内に保管される。地下トンネルは、収納容器を格納するコンクリート壁と、コンクリート壁の外周全面を覆う多数の積層ベントナイトブロックと充填材とで構成されている。ベントナイトブロックは主に周囲の岩盤からの地下水を遮断するために用いられるものである。
ベントナイトブロック(放射性廃棄物用緩衝材)は、その材質からもろい性状なので、破損を避けるために面圧を極力小さくして把持する必要がある。当然ながら一方で吊上げるために所定の把持力が求められる。又、狭隘な地下トンネル内での積層作業となるので把持装置は小型化する必要がある。
円筒形状のブロックを把持して吊上げる装置として、ブロックの側面を円筒状の反力枠によってわずかな隙間を置いて包囲させ、反力枠の内側に取り付けた薄型ジャッキを膨張させて摩擦力により把持するものが提案されている(特許文献参照方)。このように、ベントナイトブロック等のように、比較的、低強度なブロックを把持する場合には、摩擦力を利用することは合理的であり、本発明は同様に摩擦力によりベントナイトブロック等の放射性廃棄物用緩衝材を把持する把持装置について、下記特許文献のとは別異の手段を提案するものである。
特開2000−38283号公報(図1)
本発明は、放射性廃棄物用緩衝材を破損させることなく確実に把持して、吊上げ搬送が行える把持装置を提案することを目的とする。
本発明は上記課題を解決するためになされたもので、特許請求の範囲に記載された各発明は、放射性廃棄物用緩衝材の把持装置として、それぞれ以下の(1)〜(17)の手段を採用したものである。
(1)第1の手段は、放射性廃棄物用緩衝材の把持装置であって、アクチュエータの伸縮により一対の把持部の少なくとも何れか一方の把持部を平行移動させることにより、前記放射性廃棄物用緩衝材を把持することを特徴とするものである。
(2)第2の手段は、放射性廃棄物用緩衝材の把持装置であって、前記放射性廃棄物用緩衝材の側面に当接する一対の把持部と、同一対の把持部相互を常に平行に保つ把持部開閉ガイドと、前記一対の把持部の間に設けられ、伸縮することにより前記把持部相互の離間距離を可変調整するアクチュエータとを具えたことを特徴とするものである。
(3)第3の手段は、第2の手段に係る把持装置において、前記把持部開閉ガイドが、前記一対の把持部の上縁にそれぞれ設けられている天板上に配置されていると共に、前記アクチュエータが前記一対の把持部の左右縁部間にそれぞれ配置されていることを特徴とするものである。
(4)第4の手段は、第3の手段に係る把持装置において、前記把持部開閉ガイドおよび前記アクチュエータが、前記一対の把持部の天板上にそれぞれ配置されていることを特徴とするものである。
(5)第5の手段は、第2の手段に係る把持装置において、前記把持部開閉ガイドおよび前記アクチュエータが、前記一対の把持部の左右縁部間にそれぞれ配置されていることを特徴とするものである。
(6)第6の手段は、第1ないし第3または第5の手段に係る把持装置において、前記アクチュエータが、前記一対の把持部の左右縁部間の上部および下部に設けられていて、各アクチュエータの伸縮がそれぞれ調整可能であり、下部のアクチュエータがもたらす把持力を、上部のアクチュエータの把持力よりも増加させることが可能であることを特徴とするものである。
(7)第7の手段は、第1ないし第6の手段の何れかに係る把持装置において、前記把持部の少なくとも何れか一方の把持部の下方が内側に若干傾斜して設けられていることを特徴とするものである。
(8)第8の手段は、放射性廃棄物用緩衝材の把持装置であって、四辺形状の吊枠の一辺とそれに対面する他辺位置に把持部が垂設され、同把持部の少なくとも一方の把持部の内面が下方に向けて広がる傾斜面であり、前記把持部の傾斜面に沿い下方に向けて狭まる楔状の把持部を設け、前記楔状の把持部をアクチュエータにより上下動可能としたことを特徴とするものである。本把持装置によれば、アクチュエータにより楔状の把持部を下方に移動させることで、放射性廃棄物用緩衝材を把持することができる。
(9)第9の手段は、放射性廃棄物用緩衝材の把持装置であって、四辺形状の吊枠と、同吊枠の一辺に垂設する固定側の把持部と、同固定側の把持部に対面する位置の前記吊枠に設けられ、下方に向けて広がる傾斜面を有す可動側の把持部と、同可動側の把持部を平行移動させる第一のアクチュエータと、前記可動側の把持部の傾斜面に沿い下方に向けて狭まる楔状の把持部と、前記楔状の把持部を上下に移動させる第二のアクチュエータとを具えたことを特徴とするものである。本把持装置によれば、第一のアクチュエータにより可動側の把持部を平行移動させると共に、第2のアクチュエータにより楔状の把持部を下方に移動させることで、放射性廃棄物用緩衝材を把持することができる。
(10)第10の手段は、第8または第9の手段に係る把持装置において、前記傾斜面が下方に向けて狭まると共に、前記楔状の把持部が下方に向けて広がるものであることを特徴とするものである。本把持装置のように、第5または第6の手段に係る把持装置における傾斜面と楔の狭まり方向とを第8または第9の手段のものと逆にした場合でも、楔状の把持部を逆方向に、つまり、上方に移動させることで、放射性廃棄物用緩衝材を把持することができる。
(11)第11の手段は、放射性廃棄物用緩衝材の把持装置であって、前記放射性廃棄物用緩衝材の外周面を囲む枠体を有し、同枠体の左右の少なくとも何れか一方の内面に下方に向けて狭まる傾斜面が形成され、前記枠体の傾斜面に沿って下方に向けて広がる楔状の把持部を設け、同把持部をアクチュエータにより上下動可能としたことを特徴とするものである。本把持装置によれば、アクチュエータにより楔状の把持部を上方に移動させることで、枠体内において楔状の把持部が締まり方向に移動することになり、枠体内に放射性廃棄物用緩衝材を把持することができる。又、吊上げ時には枠体を吊上げればよいが、枠体ではなく、楔状の把持部を吊上げると、その吊上げ力により楔状の把持部がより締まり方向に移動することになり、前記と同様に放射性廃棄物用緩衝材を把持することができる。
(12)第12の手段は、放射性廃棄物用緩衝材の把持装置であって、四辺形状の吊枠と、同吊枠の一辺に垂設する固定側の把持部と、同固定側の把持部に対面する位置に平行リンクによって前記吊枠に設けられている可動側の把持部と、前記平行リンクと前記吊枠との間に設けられ、前記可動側の把持部を前記平行リンクを介して移動させるアクチュエータとを具えたことを特徴とするものである。本把持装置によれば、アクチュエータによる可動側の把持部の移動方向は、平行リンクにより常に平行方向に移動されることになり、放射性廃棄物用緩衝材の側面を固定側と可動側の把持部により把持することができる。
(13)第13の手段は、放射性廃棄物用緩衝材の把持装置であって、一対の交差リンクと、同一対の交差リンクの左右両端の上および下のリンク相互間にそれぞれ設けられる把持部と、前記交差リンクの左右間に設けられ、伸縮することにより交差リンクの交差角を可変するアクチュエータとを具えたことを特徴とするものである。
(14)第14の手段は、放射性廃棄物用緩衝材の把持装置であって、交差リンクと、同交差リンクの左右間の上または下の交差リンク相互間に設けられ、伸縮することにより前記交差リンクの交差角を可変する第一のアクチュエータと、前記交差リンクの左右の下端にそれぞれ垂設される平行部材と、同左右の平行部材の下端にそれぞれ軸止されるリンク軸と、同左右のリンク軸の下端にそれぞれ設けられる把持部と、前記交差リンクの左右下部と前記リンク軸との間にそれぞれ設けられている第二のアクチュエータとを具え、前記第一のアクチュエータを伸縮することにより前記交差リンクの交差角が可変すると共に、前記第二のアクチュエータを伸縮することにより前記リンク軸を軸回動せしめることを特徴とするものである。
(15)第15の手段は、第1ないし第14の何れかの手段に係る把持装置において、前記放射性廃棄物用緩衝材の外形が立方体状の場合において、前記把持部が前記放射性廃棄物用緩衝材の側面に対応する大きさの平面状に形成され、前記把持部の内面にゴム板等の高摩擦抵抗および弾力性を有す材料を設けることを特徴とするものである。なお、同左の材料としては合成ゴムや合成樹脂材等を用いればよく、摩擦係数μ=0.6以上のものが好適である。
(16)第16の手段は、第1ないし第15の何れかの手段に係る把持装置において、前記アクチュエータがシリンダであり、同シリンダが縮むことにより、前記一対の把持部相互が近接し、前記シリンダが伸長することにより、前記把持部相互が離間することを特徴とするものである。
(17)第17の手段は、第1ないし第16の何れかの手段に係る把持装置において、前記放射性廃棄物用緩衝材の位置を撮影検知する検知手段を具えたことを特徴とするものである。
特許請求の範囲に記載の各請求項に係る発明は、上記の(1)〜(17)に記載の各手段を採用しているので、それぞれ以下のような効果がある。
(1)請求項1に係る発明は上記の第1の手段を採用しているので、一対の把持部相互または一方の把持部を平行移動することで、放射性廃棄物用緩衝材の側面に把持部を当接でき、一対の保持部により挟圧して摩擦力により、放射性廃棄物用緩衝材を保持することができるので、放射性廃棄物用緩衝材の破損が防げる。又、把持部が平行移動するものであるので、把持部相互の最大離間間隔は、被把持材である放射性廃棄物用緩衝材の幅寸法より若干大きめの寸法幅にしておけばよく、把持装置の小型化が達成でき、狭隘箇所での把持作業や、同緩衝材の積層配置時での緩衝材相互の近接配置を容易に行うことができる。
(2)請求項2に係る発明は上記の第2の手段を採用しているので、アクチュエータを縮めれば、放射性廃棄物用緩衝材の側面に把持部を当接でき、一対の保持部により挟圧して摩擦力により、放射性廃棄物用緩衝材を保持することができるので、放射性廃棄物用緩衝材の破損が防げる。又、把持部が平行移動するものであるので、把持部相互の最大離間間隔は、被把持材である放射性廃棄物用緩衝材の幅寸法より若干大きめの寸法幅にしておけばよく、把持装置の小型化が達成でき、狭隘箇所での把持作業や、同緩衝材の積層配置時での緩衝材相互の近接配置を容易に行うことができる。
(3)請求項3に係る発明は上記の第3の手段を採用しているので、請求項1ないし3に係る発明の効果に加え、天板を設けたことにより把持部の剛性が高まると共に、機器配置のバランスがよい。
(4)請求項4に係る発明は上記の第4の手段を採用しているので、請求項1ないし3に係る発明の効果に加え、把持部側にガイドやアクチュエータを配置していないので、把持部側の省スペース化が図れ、放射性廃棄物用緩衝材と周囲とが狭くても把持を容易に行うことができる。
(5)請求項5に係る発明は上記の第5の手段を採用しているので、請求項1ないし3に係る発明の効果に加え、把持部の上方に遮るものが無くなり開放域となるので、把持作業時での放射性廃棄物用緩衝材等の上方よりの視認が可能となり、把持作業効率の向上が図れる。
(6)請求項6に係る発明は上記の第6の手段を採用しているので、請求項1または2に係る発明の効果に加え、把持部の上部と下部にアクチュエータを設けていて、両アクチュエータを縮めることで、均等な押し付け力が確保できる。また、上部よりも下部のアクチュエータの把持力を増加させることにより、上部側よりも下部側の把持部の摩擦保持力を高めることができ、より確実に放射性廃棄物用緩衝材を把持することができる。
(7)請求項7に係る発明は上記の第7の手段を採用しているので、請求項1ないし6に係る発明の効果に加え、把持部の下方が内側に傾斜している分だけ、放射性廃棄物用緩衝材の下方側面をより強く把持でき、吊上げ時の把持をより確実にすることができる。
(8)請求項8に係る発明は上記の第8の手段を採用しているので、把持部間に放射性廃棄物用緩衝材を位置せしめ、アクチュエータにより楔状の把持部を締まり方向に移動させることで、放射性廃棄物用緩衝材を把持することができ、吊枠をクレーンなどで吊上げることで放射性廃棄物用緩衝材の移動が行い得る。
(9)請求項9に係る発明は上記の第9の手段を採用しているので、固定側の把持部と可動側の把持部との間に放射性廃棄物用緩衝材を位置せしめ、第一のアクチュエータを縮めれば、両把持部により放射性廃棄物用緩衝材の側面を挟圧して把持でき、次に、第二のアクチュエータにより楔状の把持部を締まり方向に移動させることで、より一層、確実に放射性廃棄物用緩衝材を把持することができる。
(10)請求項10に係る発明は上記の第10の手段を採用しているので、請求項8または9に係る発明の効果と同様の効果を有するものである。
(11)請求項11に係る発明は上記の第11の手段を採用しているので、枠体を放射性廃棄物用緩衝材に被せ、楔状の把持部を上方に移動すれば楔作用により放射性廃棄物用緩衝材を確実に挟圧把持できる。
(12)請求項12に係る発明は上記の12の手段を採用しているので、アクチュエータを縮めると平行リンクを介して可動側の把持部が固定側の把持部方向に平行移動し、放射性廃棄物用緩衝材の両側面を把持部により把持できる。
(13)請求項13に係る発明は上記の13の手段を採用しているので、アクチュエータを縮めて交差リンクの交差角を小さくする方向に動かせば、把持部相互の間隔が縮まり放射性廃棄物用緩衝材を把持することができる。
(14)請求項14に係る発明は上記の14の手段を採用しているので、第一のアクチュエータを縮めると放射性廃棄物用緩衝材を把持部により挟圧把持できる。又、第二のアクチュエータを調節することで、放射性廃棄物用緩衝材の側面に把持部をぴったり沿わせてあてがうことができる。
(15)請求項15に係る発明は上記の15の手段を採用しているので、請求項1ないし14に係る発明の効果に加え、放射性廃棄物用緩衝材側面に若干の凹凸があっても、その前面に把持部が当てがわれることになり、全体に把持力が分布し、面圧が小さいものとなり放射性廃棄物用緩衝材の破損を防止できる。又、摩擦弾性材の作用により比較的小さい把持力で放射性廃棄物用緩衝材を把持できるので、アクチュエータを小型化、ひいては、把持装置の小型化が達成できる。
(16)請求項16に係る発明は上記の16の手段を採用しているので、請求項1ないし15に係る発明の効果に加え、シリンダと把持部との伸縮移動方向が同じであるので、把持装置の機構の単純化、小型軽量化が達成できる。
(17)請求項17に係る発明は上記の17の手段を採用しているので、請求項1ないし16に係る発明の効果に加え、放射性廃棄物用緩衝材への把持装置の配置および把持作業が迅速容易に行える。
本発明を実施するための最良の形態を、図1ないし図21に示す実施例1〜実施例9に基づき説明する。図1は実施例1の把持装置の斜視図、図2は図1のアクチュエータの液圧回路図、図3は図1の(A)矢視図、図4は図1の(B)矢視図、図5は図1の(C)矢視図、図6(a)は図1でのレーザ照射イメージ図、図6(b)は図1でのカメラ画像イメージ図、図7は搬送時を示す斜視図である。
図8は実施例2の把持装置の斜視図、図9は図8の正面図である。図10は実施例3の把持装置の斜視図、図11の(a)は図10の把持部開閉ガイド部の斜視図、(b)は同左の断面図である。図12は実施例4の把持装置の正面図、図13は図12の(D)矢視図、図14は図12の(E)矢視図である。図15は実施例5の把持装置の斜視図である。図16は実施例6の把持装置の斜視図である。図17は実施例7の把持装置の斜視図、図18は図17の正面図、図19は図17の把持部可動部の構造説明図である。
図20の(a)は実施例8の把持装置の正面図、(b)はベントナイトブロック把持状態の正面図である。図21の(a)は実施例9の把持装置の斜視図、(b)は(a)の内部を破断して示す斜視説明図である。
図1ないし図7において、実施例1に係る把持装置を説明する。本把持装置1は、図6(a)に示す正立方体状の放射性廃棄物用緩衝材(以下、ベントナイトブロックと称す)をその上方から把持する装置であって、ベントナイトブロックの左右両側面にそれぞれ当接する一対の把持部2a、2bと、固定側の把持部2aと可動側の把持部2bとの相互を常に平行に保つ把持部開閉ガイド3と、一対の把持部の間に設けられ、伸縮することにより把持部相互の離間距離を可変調整するアクチュエータ(以下、水圧シリンダと称す)4とで構成されている。ベントナイトブロックは左右一対の把持部と、前後の固定フレームと、天板とで囲まれた空間に収納された状態で、固定側の把持部2aと可動側の把持部2bとで把持される。又、天板5aは把持部2aの上縁に、天板5bは把持部2bの上縁にそれぞれ固定されていて、全体として直角状に形成されている。
把持部はベントナイトブロックの側面に対応する大きさの平面面積を有し、全体として四辺形状に形成されていて、把持部2a、2bの内面には高摩擦抵抗および弾力性を有す材料であるゴム板6がそれぞれ設けられている。把持部開閉ガイド3は、一対の把持部2a、2bの上縁にそれぞれ設けられている天板7上に配置されていて、直線状のガイドレール3bと、ガイドレール3bの断面形状に合致する凹部溝を有すガイド本体3aとで構成されている。ガイドレール3bは天板5b側に、ガイド本体3aは天板5a側にそれぞれ固定されている。
水圧シリンダ4は、一対の把持部2a、2bの左右縁部間にそれぞれ2基、並列に配置されていて、固定フレーム5a、5bに設けられているシリンダ支持枠4cの一端に支持されていて、水圧シリンダの先端は球面ジョイント4b(図4参照方)を介して把持部2bの内面に設けられている。又、各水圧シリンダの伸縮はそれぞれ調整可能であり、下部の水圧シリンダ4Bがもたらす把持力を、上部の水圧シリンダ4Aの把持力より増加させることも可能になっている。又、固定フレーム7は把持部2aと天板5aに固定されている。
又、図1において、8はカメラ、9はレーザ照射器、10は水圧バルブを示す。水圧バルブ10と水圧シリンダ4A、4Bとは図2に示す液圧回路に構成されている。図2において、11は水圧ポンプ、12はリリーフ弁を示す。
しかして、ベントナイトブロックを把持吊上げ作業を行う場合には、図7に示すように把持装置1を回転抑制制御装置13により吊り上げた状態とし、ベントナイトブロックを把持装置1内に収納して、上下左右の水圧シリンダより均等に把持力を加え把持すればよい。この場合、下部シリンダ4Bの把持力を上部シリンダ4Aよりも大きくして把持部2a、2bにより把持せしめれば、更に安定して確実にベントナイトブロックを把持できる。
回転抑制制御装置13は吊荷の搬送時の回転を抑制し、把持、定置の際は回転角度を制御する機能を有するものである。又、図7の吊上げ作業時には、図6(a)に示すように、把持装置1に設けているレーザ照射器9よりのレーザ光がベントナイトブロックAに照射され、同ブロックAの位置把握を明確なものとしている。また、その時の画像をカメラ8により撮像して得られたカメラ画像イメージが図6(b)に示すものであり、クレーン運転者の遠隔操作を容易ならしめている。又、カメラ画像信号に基づく自動制御運転も可能である。
本把持装置1によれば、把持部2a、2bの左右縁部の上下にそれぞれ2基、計4基の水圧シリンダ4を用いており、それら水圧シリンダ4を同期して縮めることで、均等な押し付けが確保できる。又、ベントナイトブロックが当たる部分に摩擦抵抗(μ=0.5以上)の大きいゴム板6を張り付けているため、ゴム板の弾力性によりベントナイトブロック表面になじむと共に接触部の摩擦係数を向上させることができ、確実な把持が可能である。又、回転抑制制御装置13を設けることにより、ベントナイトブロックAを把持するとき及び定置するときの角度調整が可能になり、把持、定置操作が容易になる。又、搬送時の回転揺れも防止できる。また、水圧のシリンダ4を用いているので、万一、作動流体の水が漏れても環境を汚染することがない。
図8および図9において、実施例2に係る把持装置を説明する。図8および図9に示す把持装置1は、図1のものと同構造の把持部開閉ガイド3が、一対の把持部2a、2bの上縁に設けられている天板5a、5b上に配置されている。又、アクチュエータである水圧シリンダ4が把持部開閉ガイド3上に設けられ、水圧シリンダ4の基端はシリンダ支持部4cに固定され、その先端は天板5b上に立設固定する反力板14に球面ジョイント4bを介して取付けられている。シリンダ支持部4cの基端は天板5a上に立設固定する反力板15に当接固定されている。又、固定側の把持部2aと可動側の把持部2b相互は、平行でもよいが、本実施例では把持部2bを若干角度(α)内側に予め傾けて、押し付け時の変形で、均等な押し付け力が出るようにしている。又、図中、4bは球面ジョイント、6は把持部2a、2bの内面に貼付されているゴム板、8はカメラ、9はレーザ、10はバルブ、16は吊り環を示す。
本実施例のものは、把持装置1の上部に把持部開閉ガイド3および水圧シリンダ4を設置しているので、装置の前後幅方向は開放されており、平板状の一対の把持部2a、2bのみとなり、被把持材であるベントナイトブロックの周囲が狭くても把持を容易に行うことができる。又、ベントナイトブロックが当たる部分に摩擦抵抗の大きいゴム板6を貼り付けているため、確実な把持が可能である。又、図9に示すように予め可動側の把持部2bの角度を90度以下にしておき、押し付けた後に変形により90度(近傍)にすることで、ベントナイトブロックに対して均等な押し付け力が加えられるようにしている。
図10および図11において、実施例3に係る把持装置を説明する。図10に示す把持装置1は、把持部開閉ガイド3およびアクチュエータである水圧シリンダ4が、一対の把持部2a、2bの左右縁部間にそれぞれ配置されている。把持部開閉ガイド3は把持部2a、2bの内側の上部と下部に設けられていて、その間に水圧シリンダ4が設けられている。把持部開閉ガイド3は断面が四辺形状のガイドレール3bと、ガイドレール3bの断面形状に合致する案内溝を有するガイド本体3aとで構成されていて、把持部2aに対し他方の把持部2bが常に平行姿勢を保つように案内する機能を有す。水圧シリンダ4の伸縮により一対の把持部2a、2b相互の離間距離が増減する。
図11(a)(b)は上記把持部開閉ガイド3の他の構造例を示すもので、両側に凹部3cを有すガイドレール3bに、ガイド本体3aが跨る構造のものであり、機能的には上記把持部開閉ガイド3と同機能のものである。
本把持装置1のものは、矩形状の把持部2a、2bの左右に、把持部開閉ガイド3と水圧シリンダ4とを配置したので、装置上方が開放されていて、把持作業時において上方よりベントナイトブロックAの直接視認が可能であり、把持作業を容易に行うことができる。
図12ないし図14において、実施例4に係る把持装置を説明する。本把持装置1は、正立方体状のベントナイトブロックAをその上方から把持する装置であって、四辺形状の吊枠17と、吊枠17の右辺に垂設する固定側の把持部2aと、吊枠17の左辺位置に平行リンク18を介して設けられている可動側の把持部2bと、平行リンク18と吊枠17との間に設けられ、可動側の把持部2bを平行リンク18を介して移動させる水圧シリンダ19とで構成されている。水圧シリンダ19は、吊枠17の天板20と、連結構造材21との間に軸支されている。また、把持部2a、2bの左右端部2cは図示のように内側に曲げてあり、把持部2a、2bの剛性を高めている。また、図中において、6はゴム板
、22は吊枠17の左辺に垂設する反力材、23は軸支持構造部を示す。平行リンク18は、2本のリンク軸より構成され、反力材22と把持部2bとの間に軸支されていて、把持部2bの左右端部にそれぞれ設けられている。連結構造材21は、左右の平行リンク18間に固定されている。
しかして、本把持装置1によれば、水圧シリンダ19による可動側の把持部2bの移動方向は、平行リンク18により常に平行方向に移動されることになり、ベントナイトブロックAの側面を固定側と可動側の把持部2a、2bにより把持することができる。本把持装置1のものは、前記実施例での把持部開閉ガイド3が不要となり低コスト化が図れる。
図15において、実施例5に係る把持装置を説明する。本把持装置1は、左右一対の交差リンク24と、同一対の交差リンク24の左右両端の上および下のリンク相互間にそれぞれ設けられる把持部25と、交差リンク24の左右間に設けられ、伸縮することにより交差リンク24の交差角αを可変するシリンダ26とで構成されている。図中、27は、シリンダ26の基部を固定支持する天板であるが、便宜上、図示ではその外形線のみを示している。しかして、シリンダ26を縮めることにより交差リンク24が閉じ、把持部25でベントナイトブロックAの左右側面を挟圧把持することができる。又、把持部25のベントナイトブロックAが当たる部分には摩擦抵抗の大きいゴム板が貼り付けているため、確実な把持が可能である。本実施例のものは、上部に設けたシリンダ26の縮み操作で上下にある把持部25リンク機構で押し付けることが可能になり、安定した把持ができる。
図16において、実施例6に係る把持装置を説明する。本把持装置1は、交差リンク28と、交差リンク28の左右間の上側の交差リンク28相互間に設けられ、伸縮することにより交差リンク28の交差角αを可変する第一のシリンダ29と、交差リンク28の左右の下端にそれぞれ垂設される平行部材28aと、同左右の平行部材29の下端にそれぞれ軸止されるリンク軸30と、同左右のリンク軸30の下端にそれぞれ設けられる把持部2a、2bと、交差リンク28の左右下部とリンク軸30との間にそれぞれ設けられている第二のシリンダ31とで構成されている。図中、32はそれぞれ軸構造部を示す。
本把持装置1のものは、第一のシリンダ29を伸縮することにより交差リンク28の交差角αが可変すると共に、第二のシリンダ31を伸縮することによりリンク軸30を軸回動せしめることができる。しかして、第一のシリンダ29を縮めることにより、ベントナイトブロックAを把持でき、第二のシリンダ31を調整することにより、一対の把持部2a、2b相互を常に平行に保つことができる。なお、第一のシリンダ29は交差リンク28の下側の交差リンク相互間に設けてもよい。
図17ないし図19において、実施例7に係る把持装置を説明する。本把持装置1は、
放射性廃棄物用緩衝材であるベントナイトブロックAをその上方から把持する把持装置であって、四辺形状の吊枠33と、吊枠33の一辺に垂設する固定側の把持部34と、固定側の把持部34に対面する位置の吊枠33に設けられ、下方に向けて広がる傾斜面35aを有す可動側の把持部35と、可動側の把持部35を平行移動させる第一のアクチュエータ36と、可動側の把持部35の傾斜面35aに沿い下方に向けて狭まる楔状の把持部37と、楔状の把持部37を上下に移動させる第二のアクチュエータ38とで構成されている。
第一のアクチュエータ36は、モータ40により回転(X矢印方向)されるねじ軸41と、ねじ軸41にかみ合う基台42とで構成されている。又、基台42は把持部35側に固定されていて、ねじ軸41の回転により、把持部35全体はY矢印方向に平行移動する。又、楔状の把持部37は第二のアクチュエータ38により上下動可能に構成されている。又、把持部34の内面にはゴム板43が張り付けられており、同様に、楔状の把持部37の内面にもゴム板が貼付されている。また、第一のアクチュエータ36は吊枠33内に設置されている。
しかして、本把持装置1によれば、第一のアクチュエータ36により可動側の把持部35を平行移動させると共に、第二のアクチュエータ38により楔状の把持部37を下方に移動させることで、ベントナイトブロックAを把持することができる。
なお、本実施例において、前記第一のアクチュエータ36を設けずに、第二のアクチュエータ38により楔状の把持部37を上下移動可能とした構成でも、楔状の把持部37を下方に移動させることで、楔止め作用のみでベントナイトブロックAを把持することができる。
図20(a)(b)において、実施例8に係る把持装置を説明する。本把持装置1は、
四辺形状の吊枠44と、吊枠44の一辺とその対向辺に垂設する一対の把持部45と、把持部45をY1、Y2矢印方向に平行スライド移動させる第一のアクチュエータ48と、把持部45の傾斜面45aに沿い下方に向けて狭まる楔状の把持部47と、楔状の把持部47を上下に移動させる第二のアクチュエータ46と、第一と第二のアクチュエータ48、46との間に設けられている梁部材49とで構成されている。一対の把持部45の内面には、下方に向けて広がる傾斜面45aを有している。
本把持装置1によれば、(a)の状態から、第一のアクチュエータ48により両側の把持部45を平行移動させると共に、第二のアクチュエータ46により楔状の把持部47を下方に移動させることで、(b)に示すように把持部47が内側に押し込まれてベントナイトブロックAを把持することができる。本把持装置1のものは、一対の把持部45の平行移動と楔状の把持部47の楔止め作用により被把持物を把持するので、迅速かつ強押し圧により被把持物を把持できる。
なお、本把持装置1では楔状の把持部47は取替え可能な構造となっており、ベントナイトブロックAの大きさ変化に対応して、楔状の把持部47の大きさ(厚み)が相違するものを取付け得るようにしているものであり、その為にも第一のアクチュエータ48によるスライド機構を採用しているが、第二のアクチュエータ46の機構のみとした場合でもベントナイトブロックAの把持は可能である。
なお、前記図17〜20に係る楔状の把持部を用いた各実施例において、把持部の傾斜面を下方に向けて狭まるようにし、楔状の把持部を下方に向けて広がるものとしてもよく
、その場合には楔状の把持部を上方に移動させることで、ベントナイトブロックAを楔止めすることができる。つまり、上下いずれの方向に傾斜させてもよく、ベントナイトブロックAとの当接面に把持部が平行に当接すればよい。
図21(a)(b)において、実施例9に係る把持装置を説明する。本把持装置1は、
ベントナイトブロックAの外周面を囲む枠体50を有し、枠体50の左右の内面に下方に向けて狭まる傾斜面50aが形成され、枠体50の傾斜面50aに沿って下方に向けて広がる断面が楔状の把持部51を設けると共に、楔状の把持部51をアクチュエータ52により上下動可能に構成したものである。又、図中において、53は把持部51の上面に固定されている反力受け材であり、枠体50側に設けているアクチュエータ52を伸ばすことにより把持部51を上方にスライド移動させることができる。また、把持部51の内面(ベントナイトブロックAとの接触面)にはゴム板が貼付されている。
しかして、本把持装置1によれば、アクチュエータ52により楔状の把持部51を上方に移動させることで、枠体50内において楔状の把持部51が締まり方向に移動することになり、枠体50内にベントナイトブロックAを把持することができる。又、吊上げ時には枠体50側を吊上げてもよいが、枠体50ではなく、楔状の把持部51を吊上げると、その吊上げ力により楔状の把持部51がより締まり方向(矢印方向)に移動することになり、ベントナイトブロックAを把持することができる。なお、傾斜面50aおよびそれに沿う楔状の把持部51は、前記のように左右両側に設けずに、左右何れか一方の枠体50内に設けたものでもよく、そうすれば把持装置1の幅方向が小型化できる。本把持装置1のものは、被把持物の外周を枠体50が囲む構造なので、高い剛性強度を確保でき、楔状の把持部51がもたらす押圧反力を確実に支えることができる。
上述した各実施例に係る加圧試験装置1は、ベントナイトブロックに片当たりせずに、上下均等な押し付け力を作用させ、ベントナイトブロックを破損させずに、確実に把持することができる作用効果がある。
本発明は前記各実施例に限定されるものではなく必要に応じ、適宜設計変更し得るものである。また、上記実施例における各構成要素には、当業者が容易に想定できるものや、実質的に同一のものが含まれる。
実施例1の把持装置の斜視図である。 図1のアクチュエータの液圧回路図である。 図1の(A)矢視図である。 図1の(B)矢視図である。 図1の(C)矢視図である。 (a)は図1でのレーザ照射イメージ図、(b)は図1でのカメラ画像イメージ図である。 実施例1の把持装置での搬送時を示す斜視図である。 実施例2の把持装置の斜視図である。 図8の正面図である。 実施例3の把持装置の斜視図である。 (a)は図10の把持部開閉ガイド部の斜視図、(b)は同左の断面図である。 実施例4の把持装置の正面図である。 図12の(D)矢視図である。 図12の(E)矢視図である。 実施例5の把持装置の斜視図である。 実施例6の把持装置の斜視図である。 実施例7の把持装置の斜視図である。 図17の正面図である。 図17の把持部可動部の構造説明図である。 (a)は実施例8の把持装置の正面図、(b)はベントナイトブロック把持状態の正面図である。 (a)は実施例9の把持装置の斜視図、(b)は(a)の内部を破断して示す斜視説明図である。
符号の説明
1 把持装置
2a 把持部(固定側)
2b 把持部(可動側)
3 把持部開閉ガイド
4A シリンダ
4B シリンダ
5a 天板
5b 天板
6 ゴム板

Claims (17)

  1. 放射性廃棄物用緩衝材の把持装置であって、アクチュエータの伸縮により一対の把持部の少なくとも何れか一方の把持部を平行移動させることにより、前記放射性廃棄物用緩衝材を把持することを特徴とする把持装置。
  2. 放射性廃棄物用緩衝材の把持装置であって、前記放射性廃棄物用緩衝材の側面に当接する一対の把持部と、同一対の把持部相互を常に平行に保つ把持部開閉ガイドと、前記一対の把持部の間に設けられ、伸縮することにより前記把持部相互の離間距離を可変調整するアクチュエータとを具えたことを特徴とする把持装置。
  3. 前記把持部開閉ガイドが、前記一対の把持部の上縁にそれぞれ設けられている天板上に配置されていると共に、前記アクチュエータが前記一対の把持部の左右縁部間にそれぞれ配置されていることを特徴とする請求項2に記載の把持装置。
  4. 前記把持部開閉ガイドおよび前記アクチュエータが、前記一対の把持部の天板上にそれぞれ配置されていることを特徴とする請求項3に記載の把持装置。
  5. 前記把持部開閉ガイドおよび前記アクチュエータが、前記一対の把持部の左右縁部間にそれぞれ配置されていることを特徴とする請求項2に記載の把持装置。
  6. 前記アクチュエータが、前記一対の把持部の左右縁部間の上部および下部に設けられていて、各アクチュエータの伸縮がそれぞれ調整可能であり、下部のアクチュエータがもたらす把持力を、上部のアクチュエータの把持力よりも増加させることが可能であることを特徴とする請求項1ないし請求項3または請求項5に記載の把持装置。
  7. 前記把持部の少なくとも何れか一方の把持部の下方が内側に若干傾斜して設けられていることを特徴とする請求項1ないし請求項6の何れかに記載の把持装置。
    前記把持部
  8. 放射性廃棄物用緩衝材の把持装置であって、四辺形状の吊枠の一辺とそれに対面する他辺位置に把持部が垂設され、同把持部の少なくとも一方の把持部の内面が下方に向けて広がる傾斜面であり、前記把持部の傾斜面に沿い下方に向けて狭まる楔状の把持部を設け、前記楔状の把持部をアクチュエータにより上下動可能としたことを特徴とする把持装置。
  9. 放射性廃棄物用緩衝材の把持装置であって、四辺形状の吊枠と、同吊枠の一辺に垂設する固定側の把持部と、同固定側の把持部に対面する位置の前記吊枠に設けられ、下方に向けて広がる傾斜面を有す可動側の把持部と、同可動側の把持部を平行移動させる第一のアクチュエータと、前記可動側の把持部の傾斜面に沿い下方に向けて狭まる楔状の把持部と、前記楔状の把持部を上下に移動させる第二のアクチュエータとを具えたことを特徴とする把持装置。
  10. 前記傾斜面が下方に向けて狭まると共に、前記楔状の把持部が下方に向けて広がるものであることを特徴とする請求項8または請求項9に記載の把持装置。
  11. 放射性廃棄物用緩衝材の把持装置であって、前記放射性廃棄物用緩衝材の外周面を囲む枠体を有し、同枠体の左右の少なくとも何れか一方の内面に下方に向けて狭まる傾斜面が形成され、前記枠体の傾斜面に沿って下方に向けて広がる楔状の把持部を設け、同把持部をアクチュエータにより上下動可能としたことを特徴とする把持装置。
  12. 放射性廃棄物用緩衝材の把持装置であって、四辺形状の吊枠と、同吊枠の一辺に垂設する固定側の把持部と、同固定側の把持部に対面する位置に平行リンクによって前記吊枠に設けられている可動側の把持部と、前記平行リンクと前記吊枠との間に設けられ、前記可動側の把持部を前記平行リンクを介して移動させるアクチュエータとを具えたことを特徴とする把持装置。
  13. 放射性廃棄物用緩衝材の把持装置であって、一対の交差リンクと、同一対の交差リンクの左右両端の上および下のリンク相互間にそれぞれ設けられる把持部と、前記交差リンクの左右間に設けられ、伸縮することにより交差リンクの交差角を可変するアクチュエータとを具えたことを特徴とする把持装置。
  14. 放射性廃棄物用緩衝材の把持装置であって、交差リンクと、同交差リンクの左右間の上または下の交差リンク相互間に設けられ、伸縮することにより前記交差リンクの交差角を可変する第一のアクチュエータと、前記交差リンクの左右の下端にそれぞれ垂設される平行部材と、同左右の平行部材の下端にそれぞれ軸止されるリンク軸と、同左右のリンク軸の下端にそれぞれ設けられる把持部と、前記交差リンクの左右下部と前記リンク軸との間にそれぞれ設けられている第二のアクチュエータとを具え、前記第一のアクチュエータを伸縮することにより前記交差リンクの交差角が可変すると共に、前記第二のアクチュエータを伸縮することにより前記リンク軸を軸回動せしめることを特徴とする把持装置。
  15. 前記放射性廃棄物用緩衝材の外形が立方体状の場合において、前記把持部が前記放射性廃棄物用緩衝材の側面に対応する大きさの平面状に形成され、前記把持部の内面にゴム板等の高摩擦抵抗および弾力性を有す材料を設けることを特徴とする請求項1ないし請求項14の何れかに記載の把持装置。
  16. 前記アクチュエータがシリンダであり、同シリンダが縮むことにより、前記一対の把持部相互が近接し、前記シリンダが伸長することにより、前記把持部相互が離間することを特徴とする請求項1ないし請求項15の何れかに記載の把持装置。
  17. 請求項1ないし請求項16の何れかに記載の把持装置に、前記放射性廃棄物用緩衝材の位置を撮影検知する検知手段を具えたことを特徴とする把持装置。
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