JP2011189414A - 形状自在なロボットハンド爪 - Google Patents

形状自在なロボットハンド爪 Download PDF

Info

Publication number
JP2011189414A
JP2011189414A JP2010055223A JP2010055223A JP2011189414A JP 2011189414 A JP2011189414 A JP 2011189414A JP 2010055223 A JP2010055223 A JP 2010055223A JP 2010055223 A JP2010055223 A JP 2010055223A JP 2011189414 A JP2011189414 A JP 2011189414A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
workpiece
hollow bag
robot hand
pressure
robot
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2010055223A
Other languages
English (en)
Inventor
Kengo Matsuo
研吾 松尾
Akio Ueda
章雄 上田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
IHI Corp
Original Assignee
IHI Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by IHI Corp filed Critical IHI Corp
Priority to JP2010055223A priority Critical patent/JP2011189414A/ja
Publication of JP2011189414A publication Critical patent/JP2011189414A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

【課題】ワークの形状によらずに確実にワークを把持することを可能とするロボットハンドを提供すること。
【解決手段】ワーク16を把持するロボットハンド15であって、複数の爪21と、爪21の対向する内側に取り付けられた複数の形状自在パット22と、爪21の間隔を開方向と閉方向の間で開閉するチャック装置23と、を備える形状自在パット22は、ワーク16を把持する把持力によりワーク16の表面形状にならうようになっている。
【選択図】 図1

Description

本発明は、搬送ロボットのロボットハンドに関する。
搬送ロボットは、取出位置にあるワークを別の位置まで搬送する産業用ロボットであり、ワークを把持するためのロボットハンドを有する。この場合、ワークの形状が不定である場合、既存の爪では対応ができない場合が存在した。
そこで、ワークの形状によらずにワークを把持して移動するロボットハンドについて、例えば特許文献1及び特許文献2が既に提案されている。
特許文献1は、凹凸を有する不規則形状な部品にも適用できる吸着式ロボットハンドを提供することを目的とする。
そのために、ロボットハンドに接続された複数の吸盤を用いてワーク上部から支える形で把持させてワークを移動可能な構成を有するものである。
特許文献2は、特許文献1と同様にワークの形状が不規則であっても適用が可能であり、さらにワークの形状が不規則であるために機能しない吸盤が存在する場合であっても確実に把持が可能なロボットハンドを提供することを目的とする。
そのために、把持の際に、実際にワーク面に吸着している吸盤のみを識別する制御装置を有することによって、吸盤効率を高めることを可能としたものである。
特開昭63−283884号公報「吸着式ロボットハンド」 特開平4−80797号公報「産業用ロボットのハンド装置」
吸盤を用いてワークを把持するロボットハンドを用いて把持を行う場合、ワークの形状によっては吸着可能な面を十分に確保することができない場合がある。
このような場合には、吸着力の不足により把持が不完全な状態になるか、または把持ができても移動する際に落下する危険性があった。
そこで、本発明の目的は、ワークの形状によらずに確実にワークを把持することを可能とするロボットハンドを提供することである。
前記目的を達成するため、本発明によると、ワークを把持するロボットハンドであって、複数の爪と、該爪の対向する内側に取り付けられた複数の形状自在パットと、前記爪の間隔を開方向と閉方向の間で開閉するチャック装置と、を備え前記形状自在パットは、ワークを把持する把持力によりワークの表面形状にならうようになっている、ことを特徴とするロボットハンドが提供される。
このような構成にすることで、形状自在パットを把持対象であるワークの表面形状に変形させることができるため、ワークの形状によってロボットハンドの爪部分を交換する手間を省くことができる。また、上記機能によってワークを安定して把持することが可能になる。
本発明によると、前記形状自在パットは、可撓性かつ気密性の中空バッグと、該中空バッグ内に充填された粒体と、前記中空バッグ内の圧力を所定負圧に減圧しかつ大気圧に戻すことができる減圧装置からなる。
本発明によると、前記チャック装置は、前記爪をそれぞれ片持支持する片持支持部材と、該片持支持部材の相対位置を連続的に変化させるアクチュエータとを備え、前記アクチュエータは、前記減圧による前記中空バッグの体積減少に伴って生じた前記ワークと前記中空バッグの間の隙間を埋めるために、前記減圧と同時に前記爪をワーク方向に移動させる。
さらに本発明によると、前記粒体は、前記減圧装置によって前記中空バッグ内の圧力が所定圧に減圧すると表面摩擦によって前記中空バッグ全体を固形化させることができる物質からなる。
また本発明によると、前記減圧装置によって前記中空バッグ内の圧力を大気圧に戻すことで前記中空バッグ全体の固形化を解くことができる物質からなる。
このような構成にすることで、中空バッグ内の圧力を減圧して形状自在パットの形状をワークの形状に合わせて固形化することで、ワークの把持が可能になり、かつ、中空バッグ内の圧力を大気圧に戻すことによって形状自在パットの形状の固形化を解くことで、ワークを把持から開放することが可能になる。
また、上記形状自在パットを接続した爪によって、把持するワークによって爪を交換させる必要がなくなり、またワークの形状によらずに使用することができるため、対応できるワークが増加する。
さらに、ワークの形状に合わせてワークごとに中空バッグの形状を変化させることができるために、例えば果物のような柔らかく傷つきやすいようなワークであっても確実に把持することができる。
上述した本発明によると、ロボットハンドの爪部分を形状自在なパッドを使用することによって、形状が不定なワークに対しても安定した形で把持することができる。
本発明の第1実施例によるロボットハンドを備えたロボットの構成図である。 本発明の第1実施例によるロボットハンドの構成図である。 本発明の第1実施例による形状自在パットの構成図である。 本発明の第2実施例によるロボットハンドの構成図である。 本発明の第3実施例によるロボットハンドを備えたロボットの構成図である。
本発明を実施するための最良の実施形態を図面に基づいて説明する。なお、各図において共通する部分には同一の符号を付し、重複した説明を省略する。
図1は、本発明の第1実施例によるロボットハンドを備えたロボットの全体構成図である。
この図において、11はロボット、12a〜12cはロボットアーム、13はロボットの手先部、14はロボット支持台、15はロボットハンド、16はワーク、17はワーク用容器、18a〜18cは関節である。
ロボット11は、この例ではロボット支持台14の上面に固定された垂直多関節ロボットであるが、本発明はこれに限定されず、その他のロボット(スカラロボットや直交ロボット)であってもよい。
ロボットハンド15は、ロボットの手先部13に搭載され、ロボットアーム12a〜12c及び関節18a〜18cを有するロボット11により、所定の作動範囲で3次元的に移動され、かつ自由な姿勢をとることができるようになっている。
ワーク16は、形状が不定である。この例では、把持対象であるワーク16はワーク用容器17の中に格納されているが、ワーク16が直接的にテーブル等に置かれているものを把持する形であってもよい。
関節18a〜18cは、ロボットアーム12a〜12c及びロボットの手先部13を連結しており、それぞれ回転軸C1、C2、C3(図1の紙面と垂直な軸)、C4(ロボットアーム12aの長手方向に延びる軸)、周りに回転が可能である。
図2は、本発明のロボットハンドの拡大図である。
この図において、21は爪、22は形状自在パット、23はチャック装置、23aはアクチュエータ、23bは片持支持部材、24は接続部、25は減圧装置である。
ロボットハンド15は、ワーク16を把持するための爪21を有している。この例では、爪21は対面する1組の爪21になっているが、複数の爪21を有するロボットハンド15であってもよい。また、爪21は、それぞれワーク16を把持する側の側面に形状自在パット22を有している。
チャック装置23は、前記複数の爪21を「開位置」と「閉位置」の間で開閉する。
「開位置」は、把持対象であるワーク16を複数の爪21の間に位置する領域に移動するようにロボットハンド15を操作する際に、爪21が把持予定の全てのワーク16に接触せずに該操作が完了するように設定されている。
「閉位置」は、把持予定の全てのワーク16を把持する際の把持する位置が
複数の爪21の最小間隔よりも大きくなるように設定されている。
この例おいて、チャック装置23は、複数の爪21をそれぞれ片持支持する複数の片持支持部材23bと、片持支持部材23bの相対位置を連続的に変化させるアクチュエータ23aとを備える。
片持支持部材23bは、図示しないリニアガイドにより図では水平方向に案内されている。アクチュエータ23aは、例えば直動の電動シリンダである。
接続部24は、ロボット11が有するロボットの手先部13とロボットハンド15を接続している。
減圧装置25は、形状自在パット22内の圧力を調整している。
この例では、減圧装置25は、接続部24内に含まれているが、別の位置(例えばロボット支持台14の横等)に設置してもよい。
図3は、本発明の第1実施例による形状自在パットの構成図である。
図3(A)は形状自在パット22の拡大図であり、図3(B)は形状自在パット22の鉛直方向の断面図である。
この図において、22aは空気孔、22bは粒体、22cは中空バッグである。
形状自在パット22は、粒体22b及び中空バッグ22cを有しており、空気孔22aを介して減圧装置25を接続して、減圧装置25による加圧、減圧を受ける。
粒体22bは、減圧したときに中空バッグ22cの内部で固形化させる必要があるため、例えば発砲スチロールのような表面摩擦の大きい物質である必要がある。
また、表面摩擦を大きくするために粒体22bの形状は球状や8面体といった形状であって、各粒体22bは最大寸法が1mm〜1cm程度の大きさであることが好ましい。
中空バッグ22cは、いかなる形状のワーク16を把持する際にも、ワーク16の表面形状に沿って形状を変化させることが可能であって、また気体の通気を許さない気密性を有する素材である必要がある。例えば、樹脂袋である。
減圧装置25によって、形状自在パット22内の圧力を減圧した際、形状自在パット22の体積が減少し、ワーク16と形状自在パット22との間に隙間が発生する場合には、減圧装置25によって減圧させながら隙間の発生に応じた分だけ爪21を閉位置の方向に移動させることが好ましい。
図4は本発明の第2実施例によるロボットハンドの構成図である。
この図において21aはストッパーである。
ストッパー21aは、ワーク16を把持した後に仮に落下してもワーク16を傷つけないように爪21の先端に凸部を設け、ワーク16が落下した際にも、このストッパー21aに引っかかるようにしたものである。
なお、ワーク16を把持する際には、ストッパー21aは作業の妨げにならないように、例えば爪21内部に収納する。
図5は本発明の第3実施例によるロボットハンドの構成図である。
この図において31は設置側ロボット、32は設置側ワークである。
第1実施例におけるロボットハンドを応用した実施例である。
ロボットハンド15はワーク16の形状に合わせて形状自在パット22の形状を変化させるため、例えばワーク16が果物のように柔らかい物であっても把持することができる。そのため、ロボットハンド15をワーク16の把持後に上下反転させることによって、ワーク16を設置側ロボット31に把持されたワーク32と接続させる際の支持台としても使用することができる。
この例ではロボットハンド15を支持台として使用するにあたってロボット11を使用しているが、テーブル等の上にワーク16を把持したロボットハンド15を固定させる形でもよい。
なお、本発明は上述した実施形態に限定されず、特許請求の範囲の記載によって示され、さらに特許請求の範囲の記載と均等の意味および範囲内でのすべての変更を含むものである。
11 ロボット、12a〜12c ロボットアーム、13 ロボットの手先部、
14 ロボット支持台、15 ロボットハンド、16 ワーク、
17 ワーク用容器、18a〜18c 関節、21 爪、21a ストッパー、
22 形状自在パット、22a 空気孔、22b 粒体、22c 中空バッグ、
23 チャック装置、23a アクチュエータ、23b 片持支持部材、
24 接続部、25 減圧装置、31 設置側ロボット、32 設置側ワーク

Claims (5)

  1. ワークを把持するロボットハンドであって、複数の爪と、該爪の対向する内側に取り付けられた複数の形状自在パットと、前記爪の間隔を開方向と閉方向の間で開閉するチャック装置と、を備え、前記形状自在パットは、ワークを把持する把持力によりワークの表面形状にならうようになっている、ことを特徴とするロボットハンド。
  2. 前記形状自在パットは、可撓性かつ気密性の中空バッグと、該中空バッグ内に充填された粒体と、前記中空バッグ内の圧力を所定負圧に減圧しかつ大気圧に戻すことができる減圧装置からなる、ことを特徴とする請求項1に記載のロボットハンド。
  3. 前記チャック装置は、前記爪をそれぞれ片持支持する片持支持部材と、
    該片持支持部材の相対位置を連続的に変化させるアクチュエータとを備え、
    前記アクチュエータは、前記減圧による前記中空バッグの体積減少に伴って生じた前記ワークと前記中空バッグの間の隙間を埋めるために、前記減圧と同時に前記爪をワーク方向に移動させる、ことを特徴とする請求項2に記載のロボットハンド。
  4. 前記粒体は、前記減圧装置によって前記中空バッグ内の圧力が所定圧に減圧すると表面摩擦によって前記中空バッグ全体を固形化させることができる物質からなる、ことを特徴とする請求項3に記載のロボットハンド。
  5. 前記粒体は、前記減圧装置によって前記中空バッグ内の圧力を大気圧に戻すことで前記中空バッグ全体の固形化を解くことができる物質からなる、ことを特徴とする請求項3に記載のロボットハンド。
JP2010055223A 2010-03-12 2010-03-12 形状自在なロボットハンド爪 Pending JP2011189414A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010055223A JP2011189414A (ja) 2010-03-12 2010-03-12 形状自在なロボットハンド爪

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010055223A JP2011189414A (ja) 2010-03-12 2010-03-12 形状自在なロボットハンド爪

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2011189414A true JP2011189414A (ja) 2011-09-29

Family

ID=44794882

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2010055223A Pending JP2011189414A (ja) 2010-03-12 2010-03-12 形状自在なロボットハンド爪

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2011189414A (ja)

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN110605702A (zh) * 2019-09-17 2019-12-24 武汉奋进智能机器有限公司 一种上料机器人及方法
JP2020001143A (ja) * 2018-06-29 2020-01-09 トヨタ車体株式会社 ワーク把持装置
JP2020168693A (ja) * 2019-04-04 2020-10-15 株式会社ダイフク 物品把持装置
JP2020168694A (ja) * 2019-04-04 2020-10-15 株式会社ダイフク 物品保持装置
CN112091996A (zh) * 2020-08-31 2020-12-18 上海大学 一种基于颗粒塑形的仿生机器人夹持器
JP7450981B2 (ja) 2020-07-16 2024-03-18 俊彦 清水 ロボットハンド

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2020001143A (ja) * 2018-06-29 2020-01-09 トヨタ車体株式会社 ワーク把持装置
JP2020168693A (ja) * 2019-04-04 2020-10-15 株式会社ダイフク 物品把持装置
JP2020168694A (ja) * 2019-04-04 2020-10-15 株式会社ダイフク 物品保持装置
JP7151598B2 (ja) 2019-04-04 2022-10-12 株式会社ダイフク 物品保持装置
JP7159951B2 (ja) 2019-04-04 2022-10-25 株式会社ダイフク 物品把持装置
CN110605702A (zh) * 2019-09-17 2019-12-24 武汉奋进智能机器有限公司 一种上料机器人及方法
JP7450981B2 (ja) 2020-07-16 2024-03-18 俊彦 清水 ロボットハンド
CN112091996A (zh) * 2020-08-31 2020-12-18 上海大学 一种基于颗粒塑形的仿生机器人夹持器

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2012176476A (ja) 形状自在な吸着グリッパとこれによる把持方法
JP7121707B2 (ja) 把持ツールおよび把持システム
JP2011189414A (ja) 形状自在なロボットハンド爪
CN108136596B (zh) 提供用于末端执行器的真空阀组件的系统和方法
US9120230B2 (en) Gripping and releasing apparatus and method
JP7117565B2 (ja) ロボットハンド装置、ロボットハンドシステム及び保持方法
JP7393761B2 (ja) 吸着グリッパ
JP2011183536A (ja) 形状自在な吸着パッド
TWI696532B (zh) 把持裝置
JP2012236240A (ja) 形状自在な吸着グリッパ
JP5800127B2 (ja) 形状自在な吸着グリッパ
WO2017213015A1 (ja) 食品の詰め込み装置
TW201742790A (zh) 食品塡裝裝置
JP2017080825A (ja) 把持装置とこれを用いた把持方法
CA2734110A1 (en) Gripper for a manipulator
JP5866097B2 (ja) 吸着具およびピッキング装置
JP2011131340A (ja) ハンド装置
JP2010240778A (ja) フレキシブル吸着ハンドとフレキシブル吸着方法
JP2015217439A (ja) ロボットハンド
JP6928303B2 (ja) 部品把持具
CN110625633B (zh) 双行程夹持装置及夹持方法
JP6472815B2 (ja) 部品把持具
WO2022004283A1 (ja) 把持装置及び産業用ロボット
JP2019119018A (ja) 把持装置及び産業用ロボット
JP2019210008A (ja) 蓋部材取付装置及びシステム