JP2006043458A - トイレットペーパーロール - Google Patents

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Abstract

【課題】消費者が手にした時に適度な柔らかさを確実に感じさせることができるトイレットペーパーロールを提供する。
【解決手段】1プライ乃至3プライのいずれかのトイレットペーパーロール1である。このトイレットペーパーロール1を水平面上に、中心軸1aを水平にしつつ横置きし、その胴部外周の上面中心に人の指を想定して配した面積2cmの円形板圧子3を、消費者が前記トイレットペーパーロールを手で把持した際の指の押し込み動作を想定した0.5gf/cmと、前記手にしたトイレットペーパーロールの硬さを調べるために消費者が把持した指をトイレットペーパーロールに押し込む動作を想定した50gf/cmとの二段階の押し込み圧力で鉛直に押し込む。これらの押し込み深さの差が、前記2プライまたは3プライのトイレットペーパーロール1であれば2.5〜3.5mmに、前記1プライであれば1.5〜2.5mmになるようにする。
【選択図】図1

Description

本発明はトイレットペーパーロールに関する。
トイレットペーパーロールは、一般に、1枚(1プライと言う)、2枚重ね(2プライと言う)、または3枚重ね(3プライと言う)のシートを所定巻長さで巻き取って形成され、通常は、複数個のトイレットペーパーロールが袋詰めされ店頭にて陳列販売される。そして、消費者は、このトイレットペーパーロールを手にとってみて、その掴んだ感触によって無意識の内にトイレットペーパーを使用する際の感触を連想して、購入するか否か決めていると考えられる。
このことから、本願出願人は、トイレットペーパーロールを手で掴んだ時の感触、すなわちそのロールを掴んだ時に感じる硬さは、それを購入するか否かを決定する潜在的な購入指標となっていると知見した。例えば、トイレットペーパーロールを掴んだ時にそのロールが硬いと、これを巻きほぐした実際の使用状態たるシート状態でも硬くて使い心地が悪いのではないかと思ったり、あるいはロールが柔らすぎれば、前記シート状態でも柔らか過ぎて使用時に破れ易いのではないかと思ったりして、購入を決めている。
しかしながら、現在市場に流通しているトイレットペーパーロールのロール硬さは、適度な柔らかさを有しておらず、この結果、喪失している売り上げは大きいと推察される。
本発明はかかる従来の課題に鑑みて成されたもので、消費者が手にした時に適度な柔らかさを確実に感じさせることができるトイレットペーパーロールを提供することを目的とする。
かかる目的を達成するために請求項1に示す発明は、2プライまたは3プライのトイレットペーパーロールを、中心軸を水平にしつつ水平面上に横置きし、その胴部の外周面中心に人の指を想定して配した面積2cmの円形板圧子を、消費者が前記トイレットペーパーロールを手で把持した際の指の押し込み動作を想定した0.5gf/cmと、前記手にしたトイレットペーパーロールの硬さを調べるために消費者が把持した指をトイレットペーパーロールに押し込む動作を想定した50gf/cmとの二段階の押し込み圧力で鉛直に押し込み、これらの押し込み深さの差が2.5〜3.5mmの範囲であることを特徴とする。
上記発明によれば、この2プライまたは3プライのトイレットペーパーロールを消費者が手にした時に、当該消費者に適度な柔らかさを感じさせることができる。というのは、トイレットペーパーロール手にした人が感じるロール硬さの官能評価値と前記押し込み深さの差との相関関係に基づいて、手にした人に適度な柔らかさを感じさせるべく、前記押し込み深さの差が2.5〜3.5mmという適正範囲に本願トイレットペーパーロールは設定されているからである。すなわち、押し込み深さの差を2.5mm以上にしているので、消費者に、ロールが硬すぎる感触を与えることはない一方、前記押し込み深さの差を3.5mm以下としているので、逆に柔らかすぎる感触を与えることもなく、消費者は適度な柔らかさを感じることができる。
また、人が感じるロール硬さという官能評価値を、二値の押し込み圧力で円形板圧子をロールに押し込んだ際の押し込み深さの差として、客観的に定量評価することができる。このため、トイレットペーパーロールのロール硬さを適正範囲に確実に管理することができる。
請求項2に示す発明は、1プライのトイレットペーパーロールを、中心軸を水平にしつつ水平面上に横置きし、その胴部の外周面中心に人の指を想定して配した面積2cmの円形板圧子を、消費者が前記トイレットペーパーロールを手で把持した際の指の押し込み動作を想定した0.5gf/cmと、前記手にしたトイレットペーパーロールの硬さを調べるために消費者が把持した指をトイレットペーパーロールに押し込む動作を想定した50gf/cmとの二段階の押し込み圧力で鉛直に押し込み、これらの押し込み深さの差が1.5〜2.5mmの範囲であることを特徴とする。
上記発明によれば、1プライのトイレットペーパーロールについて、前記請求項1と同様の作用を奏することができる。
請求項3に示す発明は、1プライ乃至3プライのいずれかのトイレットペーパーロールを、中心軸を水平にしつつ水平面上に横置きし、その胴部外周の上面中心に人の指を想定して配した面積2cmの円形板圧子を、消費者が前記トイレットペーパーロールを手で把持した際の指の押し込み動作を想定した0.5gf/cmと、前記手にしたトイレットペーパーロールの硬さを調べるために消費者が把持した指をトイレットペーパーロールに押し込む動作を想定した50gf/cmとの二段階の押し込み圧力で鉛直に押し込み、これらの押し込み深さの差を9回連続測定し、全ての測定値の最高値と最低値との差が0.5〜1.0mmの範囲であることを特徴とする。
上記発明によれば、前記測定値の最高値と最低値との差を0.5〜1.0mmの範囲にしているので、適度な復元性と永久変形能とを有する結果、トイレットペーパーロールは適度な形状保持性と柔らかさとを兼ね備えることができる。これに対して、前記差が1.0mmを超えると永久変形し易く、ロールの形状保持性が低くなる一方、0.5mm未満だと永久変形し難く、ロールは硬く感じられてしまう。
したがって、前記トイレットペーパーロールを消費者が手にした時に、当該消費者に適度な柔らかさを感じさせることができるとともに、その適度な形状保持性からロール形状を適度に保ちその美観に優れる。
請求項4に示す発明は、前記請求項1若しくは2のいずれかに記載のトイレットペーパーロールであって、前記押し込み深さの差を9回連続測定し、全ての測定値が前記押し込み深さの差の範囲であるとともに、前記測定値の最高値と最低値との差が0.5〜1.0mmの範囲であることを特徴とする。
上記発明によれば、請求項1および2の作用に加えて、請求項3の作用を奏する。
請求項5に示す発明は、前記請求項1乃至4のいずれかに記載のトイレットペーパーロールであって、前記トイレットペーパーロールのシートの長手方向の伸び率が20〜35%であることを特徴とする。
上記発明によれば、トイレットペーパーロールのシートとして、長手方向の伸び率が20〜35%のシートを用いているので、ロール状態における前記押し込み深さの差を適正範囲(2プライまたは3プライであれば2.5〜3.5mmの範囲、1プライであれば1.5〜2.5mmの範囲)に容易に設定できると同時に、当該ロールの形状保持性も確保することができる。
例えば、伸び率が20%未満のシートを用いた場合には、一定の巻き取り張力でロール状に巻き取った際に、クレープ(シートの幅方向に沿う皺であって、長手方向に複数設けられるもの)が伸びきって伸びが残らないため、嵩高さは小さくなりロールが硬くなってしまう場合がある。一方、これを防ぐべく、伸びを残そうと低巻密度で巻き取ると、クレープが小さい分シート間に隙間を生じ易く巻は緩くなって、ロール側端面が側方へ竹の子状に突出するなどロールが変形し易くなる場合がある。つまり、ロール硬さたる前記押し込み深さの差を前記適正範囲に設定することと、ロールの形状保持性とを両立させることは難しい。
また、伸び率が35%を超えるシートを用いた場合には、このシートをロール状に巻き取った際に、クレープが大きく残りすぎる結果、嵩高さが大きくなりすぎてロールは過度に柔らかくなる。このため、前記押し込み深さの差を前記適正範囲に設定することは難しい。
これに対して、伸び率が20〜35%のシートを用いれば、シートをロール状に巻き取った際に、クレープは適度な大きさで残存するため、その嵩高さを適度な大きさにできて、前記押し込み深さの差を前記適正範囲に容易に設定できる。また、適度な大きさで残存するクレープによって、ロール径方向に重なるシートは互いに弾性力をもって拘束し合っているため、ロール側端面が側方へ竹の子状に突出し難くロールの形状保持性が良い。つまり、前記押し込み深さの差を適正範囲に設定することと、ロールの形状保持性とを両立させることができる。
請求項1および2に示す発明によれば、トイレットペーパーロールの前記押し込み深さの差を、2プライまたは3プライでは2.5〜3.5mmに、1プライでは1.5〜2.5mmにしたので、これを手にした消費者に、適度に柔らかい感触を確実に与えてその購買意欲を喚起し、売り上げを向上させることができる。
また、トイレットペーパーロールのロール硬さを適正範囲に確実に管理することができるので、適度な柔らかさのトイレットペーパーロールを確実に市場へ供給できる。
請求項3に示す発明によれば、トイレットペーパーロールは適度な形状保持性と柔らかさとを兼ね備えることができるので、その感触のみならず美観にも優れる。よって、消費者の美感にも訴えてその購買意欲を喚起し、売り上げを向上させることができる。
請求項4に示す発明によれば、請求項1および2の効果に加えて、請求項3の効果を奏することができる。
請求項5に示す発明によれば、当該ロールの形状保持性を適度に確保しつつ、押し込み深さの差を適正範囲に容易に設定できるので、本発明に係るトイレットペーパーロールの製造が容易になる。
以下、本発明に係る一実施形態を添付図面を参照して詳細に説明する。本実施形態のトイレットペーパーロールは、そのロール硬さが後記適正範囲になるように、以下にて説明する方法によって定量的に測定される。よって、消費者が適度な柔らかさに感じるトイレットペーパーロールを市場に確実に供給することができる。
図1は、本実施形態に係るトイレットペーパーロールのロール硬さの測定方法を示す斜視図であり、以下の手順でトイレットペーパーロール1のロール硬さは定量測定される。
(1)先ず、水平な台座5上にトイレットペーパーロール1をその中心軸1aが水平になるように横置きする。
(2)そして、このロールの胴部外周の上面中心に、人の指を想定した、面積2cmの円形板圧子3を当てる。
(3)この当接状態の前記円形板圧子3の押し込み深さを零として、この円形板圧子3を、押し込み圧力0.5gf/cmかつ押し込み速度10mm/分で鉛直に押し込む。
(4)前記圧子3の押し込み深さが安定したらその押し込み深さを第1押し込み深さとして記録する。
(5)次いで、この状態から続けて同じ押し込み速度で、押し込み圧力を50gf/cmに増やして鉛直に前記圧子3を押し込む。
(6)前記圧子3の押し込み深さが安定したらその押し込み深さを第2押し込み深さとして記録する。
(7)第2押し込み深さと第1押し込み深さとの差(押し込み深さの差と記す)をロール硬さとして記録し、前記圧子3の押し込み圧力を抜重する。
尚、この2段階の押し込み動作の内、一回目の押し込み(前記(3)の押し込み)は、消費者がトイレットペーパーロールを手で把持した際の指の押し込み動作を想定しており、また、二回目の押し込み(前記(5)の押し込み)は、前記手にしたロールの硬さを調べるために、消費者が把持した指をロールに押し込む動作を想定している。つまり、消費者がトイレットペーパーロールの硬さを調べる動作は、上記のような二段階の押し込み動作によって近似することができて、消費者がその時感じるロール硬さの感触は、前記押し込み深さの差によって代替表現することができる。
このようにして測定される押し込み深さの差は、実際に人が感じるロール硬さの官能評価値と高い相関関係を示す。図2に、ロール幅114mm、ロール内外径40mm/110mmのトイレットペーパーロールの相関図を、1プライおよび2プライのそれぞれについて示す。尚、この押し込み深さの差と官能評価値との相関図は、押し込み深さの差が異なる各トイレットペーパーロールについて、それらのロール硬さを50名の人に、5段階の官能評価値(1:硬すぎる、2:やや硬すぎる、3:適度に柔らかい、4:やや柔らかい、5:柔らかすぎる)によって評価してもらい得られたものであり、同相関図上のプロット点としては、図の錯綜を避けるため、各トイレットペーパーロールの官能評価値の平均値のみを代表して示している。
同図から、前記押し込み深さの差は、人が感じるロール硬さの官能評価値と良く相関しているのがわかる。ちなみに、前記押し込み深さの差と前記官能評価値(1〜5)との相関係数は、1プライで0.79、2プライで0.83であり、前記押し込み深さの差は、人が感じるロール硬さを代替表現する評価指標として十分に使用可能と判断できる。
尚、この相関図は、ロール内外径が40mm/110mmのトイレットペーパーロールについての結果であるが、ロール外径が100mmおよび120mmのそれぞれについて、ロール内径を30mmおよび50mmに変化させて、前記相関関係を調べたところ、同様の相関関係が得られた。よって、ロール外径が100〜120mmで、かつロール内径が30〜50mmの範囲という極標準的なトイレットペーパーロールについては、ロール内外径が異なっても押し込み深さの差が同じであれば、人は同じ硬さに感じるということがわかった。したがって、前記標準的なトイレットペーパーロールであれば、ロール内外径によらず、押し込み深さの差によって一義的に、人が感じるロール硬さを定量評価することができる。
これらの相関図から、適度に柔らかいと人が感じる範囲、すなわち前記官能評価値が2.5〜3.5の範囲に対応する押し込み深さの差を読み取ると、2プライのトイレットペーパーロールでは2.5〜3.5mm、また1プライでは1.5〜2.5mmとなり、これらが押し込み深さの差の適正範囲である。よって、トイレットペーパーロールの押し込み深さの差を上記適正範囲に収めれば、当該トイレットペーパーを手にした消費者に、適度な柔らかさを確実に与えることができる。したがって、消費者が適度な柔らかさに感じるトイレットペーパーロールを市場に確実に供給することができる。
尚、望ましくは、本実施形態に係るトイレットペーパーロールは、図3に示すように、前記測定を9回連続して行って得られた押し込み深さの差の9つの測定値が、全て前記適正範囲に収まるとともに、前記測定値の最高値と最低値との差が0.5〜1.0mmの範囲であると好適である。というのは、前記測定値の最高値と最低値との差が1.0mmを超えると永久変形し易くロールの形状保持性が悪くなる一方、0.5mm未満だと永久変形し難くロールは硬く感じられてしまうからである。これに対して、前記差が0.5〜1.0mmの範囲であれば、適度な復元性と永久変形能とを有し、つまり、当該ロールは、適度な形状保持性と柔らかさとを兼ね備えて、その感触のみならず美観にも優れ、もって、消費者の美感にも訴えることができる。尚、前記測定回数を9回にしているのは、9回行えば、押し込み深さの差の最低値が十分一定値に収束するためである。
また、前記トイレットペーパーロールには、長手方向の伸び率が20〜35%であるシートを用いるのが望ましく、そうすれば当該トイレットペーパーロールの製造を容易にすることができる。ここで、伸び率とは、シートが破断するまで長手方向に引張力を付与した際の、長手方向の単位長さ当たりの伸び量である。この伸び量は、図4に示すシートの側断面図からわかるように、クレープ(シートの幅方向に沿う皺であって、長手方向に複数設けられるもの)に大きく起因して生じるものであり、図4(a)の如くクレープの山谷の大きさが小さいか若しくは単位長さあたりのクレープ本数が少ない程、伸び率は小さく、図4(b)の如く前記山谷が大きいか若しくは前記クレープ本数が多い程、伸び率は大きくなる。
そして、20%未満という小さい伸び率のシートを用いた場合には、一定の巻き取り張力でロール状に巻き取った際に、図5(a)のようにクレープが伸びきって伸びが残らないため、嵩高さは小さくなりロールは硬くなってしまう。一方、これを防ぐべく、伸びを残そうと低巻密度で巻き取ると、図5(b)のようにクレープが小さい分シート間に隙間を生じ易く巻は緩くなって、ロール側端面が側方へ竹の子状に突出するなどロールが変形し易くなる。つまり、伸び率が20%未満のシートでは、ロール硬さたる前記押し込み深さの差を前記適正範囲に設定することと、ロールの形状保持性とを両立させることは難しい。
また、35%を超える伸び率の大きいシートを用いた場合には、このシートをロール状に巻き取った際に、クレープが大きく残りすぎる結果、嵩高さが大きくなりすぎてロールは過度に柔らかくなる。このため、前記押し込み深さの差を前記適正範囲に設定することは難しい。
これに対して、20〜35%という適度な伸び率のシートを用いれば、シートをロール状に巻き取った際にも、図5(c)のようにクレープは適度な大きさで残存するため、その嵩高さを適度な大きさにできて、前記押し込み深さの差を前記適正範囲に容易に設定できる。また、適度な大きさで残存するクレープによって、径方向に重なるシートは互いに弾性力をもって拘束し合っているため、ロール側端面が側方へ竹の子状に突出し難くロールの形状保持性が良い。つまり、前記押し込み深さの差を適正範囲に設定することと、ロールの形状保持性とを両立させることができる。よって、当該トイレットペーパーロールの製造を容易にすることができる。
尚、上記伸び率は、原料、強度、および湿度などによっても変化させることができる。例えば、原料については、後記NBKP配合率が高ければ伸び率は大きくなり、また、叩解を進めて引張強さを高くすると伸び率は大きくなる。
ここで、押し込み深さの差を前記適正範囲に設定するのに好適なトイレットペーパーロールの製造仕様を以下に示す。
(1)シートの米坪が15〜25g/mであるとともに、その1枚当たりの紙厚は120〜160μmである。
(2)シートの乾燥紙力の縦横比が2.0〜4.0である。ここで、乾燥紙力とは、JISP8113に規定される引張特性試験方法により測定される引張強さ(CN)であり、その乾燥紙力の縦横比とは、長手方向の乾燥紙力を幅方向の乾燥紙力で除算して得られる比を示す。このような縦横比のシートは、抄き出し水流速度/ワイヤー速度の比(J/W比)を調整して、適宜長手方向に配向した繊維の量を幅方向に配向した繊維の量よりも多くして調整することによって製造することができる。
(3)パルプ原料中のNBKP配合率が20〜60%である。ここで、NBKPが配合率とは、針葉樹晒クラフトパルプ(NBKP)と広葉樹晒クラフトパルプ(LBKP)とからなる前記パルプ原料中の針葉樹晒クラフトパルプ(NBKP)の重量比率を示しており、前記NBKP配合率にすれば、針葉樹晒クラフトパルプを用いたことによる強度向上と、広葉樹晒クラフトパルプを用いたことによる柔軟性の向上とを両立させたシートを形成することができる。尚、この原料については、当該パルプに限らず、古紙原料であっても良い。
(4)シートにはエンボス加工が施される。このエンボス加工によって、シートの剛性を向上できるので、巻密度の低い条件にあっても適度なロール硬さに仕上げることができる。よって、前記押し込み深さの差に仕上げるための巻密度の範囲を広げることができる。
(5)ロールの巻密度が0.68〜0.74m/cmである。ここで、巻密度とは、ロールの巻長さをロール側端面の面積(ロールの中心軸と直交する面の面積)で除した値である。この巻密度の調整は、ロール状に巻き取る際にシートに付与する巻き取り張力を調整することによって行うことができる。
(6)ロールの巻長さが、1プライで58〜65m、2プライで29〜33m、3プライで19〜22mである。
尚、ロール内外径は、前述のように内径が30〜50mmで、外径が100〜120mmの範囲である。
表1および2に、上記製造仕様に基づいて製造されたトイレットペーパーロールの一実施例の製造仕様およびそのロール硬さを、現在市場に流通している市販品のトイレットペーパーロールと比較して示す。尚、表1には2プライのトイレットペーパーロールを、表2には1プライのものを示す。2プライおよび1プライのいずれも、市販品については、その押し込み深さの差は前記適正範囲外となっており、表1および2の最下段に示す前記50名による官能評価値の平均値も、適度に柔らかいと感じる2.5〜3.5の範囲から外れている。これに対して、本実施例に係るトイレットペーパーロールの押し込み深さの差は、2プライおよび1プライの両方とも前記適正範囲内に入っており、その官能評価値もそれぞれに3.4および2.9と良好な結果となっている。また、前記押し込み深さの差を9回連続測定した測定値の最高値と最低値との差についても、市販品は、0.5〜1.0mmの範囲外となっているのに対し、本実施例は、前記範囲内となっていて、前記適度な柔らかさに加えて適度な形状保持性も備えるため、店頭陳列時にそのロールの外形状は崩れ難くその美観に優れるものとなっている。
Figure 2006043458
本実施形態に係るトイレットペーパーロールのロール硬さの測定方法を示す斜視図である。 ロール内外径が40mm/110mmのトイレットペーパーロールに関する押し込み深さと官能評価値との相関図である。 前記2プライでロール内外径が40mm/110mmのトイレットペーパーロールについて、前記押し込み深さの差を9回連続測定した測定結果を示すグラフである。 図4(a)は伸び率の小さいシートの側断面図、図4(b)は伸び率の大きいシートの側断面図である。 トイレットペーパーロールの側面図である。
符号の説明
1 トイレットペーパーロール
1a 中心軸
3 円形板圧子
5 台座

Claims (5)

  1. 2プライまたは3プライのトイレットペーパーロールを、中心軸を水平にしつつ水平面上に横置きし、その胴部外周の上面中心に人の指を想定して配した面積2cmの円形板圧子を、消費者が前記トイレットペーパーロールを手で把持した際の指の押し込み動作を想定した0.5gf/cmと、前記手にしたトイレットペーパーロールの硬さを調べるために消費者が把持した指をトイレットペーパーロールに押し込む動作を想定した50gf/cmとの二段階の押し込み圧力で鉛直に押し込み、これらの押し込み深さの差が2.5〜3.5mmの範囲であることを特徴とするトイレットペーパーロール。
  2. 1プライのトイレットペーパーロールを、中心軸を水平にしつつ水平面上に横置きし、その胴部外周の上面中心に人の指を想定して配した面積2cmの円形板圧子を、消費者が前記トイレットペーパーロールを手で把持した際の指の押し込み動作を想定した0.5gf/cmと、前記手にしたトイレットペーパーロールの硬さを調べるために消費者が把持した指をトイレットペーパーロールに押し込む動作を想定した50gf/cmとの二段階の押し込み圧力で鉛直に押し込み、これらの押し込み深さの差が1.5〜2.5mmの範囲であることを特徴とするトイレットペーパーロール。
  3. 1プライ乃至3プライのいずれかのトイレットペーパーロールを、中心軸を水平にしつつ水平面上に横置きし、その胴部外周の上面中心に人の指を想定して配した面積2cmの円形板圧子を、消費者が前記トイレットペーパーロールを手で把持した際の指の押し込み動作を想定した0.5gf/cmと、前記手にしたトイレットペーパーロールの硬さを調べるために消費者が把持した指をトイレットペーパーロールに押し込む動作を想定した50gf/cmとの二段階の押し込み圧力で鉛直に押し込み、これらの押し込み深さの差を9回連続測定し、全ての測定値の最高値と最低値との差が0.5〜1.0mmの範囲であることを特徴とするトイレットペーパーロール。
  4. 前記押し込み深さの差を9回連続測定し、全ての測定値が前記押し込み深さの差の範囲であるとともに、前記測定値の最高値と最低値との差が0.5〜1.0mmの範囲であることを特徴とする請求項1若しくは2のいずれかに記載のトイレットペーパーロール。
  5. 前記トイレットペーパーロールのシートの長手方向の伸び率が20〜35%であることを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載のトイレットペーパーロール。

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