JP2006043320A - 頭皮ケアブラシ用品 - Google Patents

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清村  悦央
Yasuo Fukuda
康男 福田
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【課題】
本発明は、頭髪を洗浄するに際し、頭皮をキズ付けず、かつ、頭皮および頭髪の汚れが完全に除去可能な頭皮に優しく、抜け毛が少なく、洗髪後、爽快な感触を与える頭皮ケア用品を提供せんとするものである。
【解決手段】
本発明の頭皮ケアブラシ用品は、複数の突起を有するブラシ本体および把持部からなる頭皮ケアブラシ用品であって、該突起の表面が布帛で覆われてなることを特徴とするものである。
【選択図】 図1

Description

本発明は、頭皮に付着した皮脂汚れを効果的に除去できる頭皮ケアブラシ用品に関する。
頭髪および頭皮の洗浄は、通常シャンプーを併用して直接、手またはプラスチック製の突起のあるブラシを介して行われているが、頭皮および毛髪の汚れが残存せず、かつ頭皮に優しい感触を与え、洗浄後、爽快気分にさせる洗浄を実現する洗浄用具が求められている。
しかし、シャンプーを併用して直接、手または爪などで頭皮及び髪の毛を洗浄した場合、頭皮には爪で掻いたキズ跡が残り頭髪に過度な力が加えられるため、抜け毛の原因になる問題があった。またプラスチック製の突起を有する種々のブラシについては頭皮表面を保護する目的で先端の突起部を丸くしたブラシ(例えば、特許文献1参照)、頭髪の乱れも整えることができるブラシ(例えば、特許文献2参照)、頭皮のマッサージと同時に育毛剤などの薬液と併用するブラシ(例えば、特許文献3参照)などが提案されている。
これらのブラシによれば、爪先で洗髪する方法に比べ、頭皮への損傷、抜け毛などは、かなり軽減されるものの、頭皮および毛根近傍の皮脂および汚れなどを掻き取る工夫がなされておらず、必要以上に擦るため、頭皮への損傷や抜け毛は禁じ得ないものであり、さらに、皮脂汚れを完全に取り除くことができないため、結果として不満の残るものであった。
特開平10−127344号公報 特開2002−360334号公報 実用新案登録第3069604号公報
本発明は、かかる従来技術の背景に鑑み、頭髪を洗浄するに際し、頭皮をキズ付けず、かつ、頭皮および頭髪の汚れが完全に除去可能な頭皮に優しく、抜け毛が少なく、洗髪後、爽快な感触を与える頭皮ケア用品を提供せんとするものである。
本発明は、上記課題を解決するために、次のような手段を有するものである。すなわち、本発明の頭皮ケアブラシ用品は、複数の突起を有するブラシ本体および把持部からなる頭皮ケアブラシ用品であって、該突起の表面が布帛で覆われてなることを特徴とするものである。かかる頭皮ケアブラシ用品の好ましい態様は、
(1)前記突起が、先端に向かって次第に細くなっていること、
(2)前記布帛が、ブラシ本体から脱着可能であること、
(3)前記布帛が、単繊維繊度が0.01〜20デシテックスである繊維が、該布帛表面に30重量%以上含まれていること、
(4)前記繊維が、単繊維繊度が0.01〜1デシテックスである極細繊維を、繊維重量で30重量%以上含むものであること、
(5)前記布帛が、20〜200Paの高圧水流処理されて絡合されているものであること、
(6)前記布帛が、編み織物であること、
(7)前記ブラシ本体が、複数の突起を有する部分と該突起を挟み込んで受ける複数の穴あき挟持構造部分からなり、その両者の間に前記布帛を挟み込むことによって、該突起表面に布帛を被覆・固定する構造を有すること、
である。
本発明によれば、複数の突起物の表面を覆う布帛により、頭皮表面および毛根近傍の皮脂汚れ、さらに毛髪に付着した汚れを効果的に除去することができる。また汚れは布帛の空隙に効果的に取り込まれるため、必要以上に力を加えなくても、簡単容易に汚れを取り除くことができるので、頭皮に対し優しいブラシ用品を提供することができる。
本発明の頭皮および洗髪に用いるブラシは、複数の突起部分と、該突起を挟み込んで受ける複数の穴を有する穴あき挟持構造部分からなり、その両者の間隙に布帛がサンドイッチされている構造を有するものである。
かかる複数の突起部分と、複数の穴を有する穴あき挟持構造部分を構成する基材は、特に限定されないが、軽く、取り扱い性が容易なプラスチック製が好ましい。プラスチック組成もまた自由に選ぶことができるが、例えばポリエステル、ポリアミド、ポリプロピレン、ポリスチレン、ポリアクリルニトリルおよびこれらの変成物などの樹脂が挙げられるが、成形し易く、比較的安価なポリプロピレン樹脂などが好ましい。
かかる複数の突起と、挟持構造部分の穴数は、特に限定されないが、3個以上、100個以下であり、好ましくは5個以上、50個以下である。3個を下回る場合には、頭皮表面での安定性が悪く、洗髪時に多数の洗髪動作が必要になり、結果として頭皮を十分に洗浄することができない。100個を上回る場合には突起数が多くなり過ぎるため、頭髪に邪魔され頭皮まで届かない問題があり好ましくない。さらに好ましくは、5個以上、50個以下である。突起を受ける穴数もまた突起数と同数であることが好ましい。
かかる突起の形状は、先端に向かって次第に細くなっていることが好ましい。例えば、突起先端とその根本の太さが同じ、または、広がっている場合は、先端が太いため、頭皮表面を捕らえることが出来ない。また、突起を挟み込んで受ける穴は突起数と同数であるが、穴の形状は、突起の根本の形状と同形状であり、サンドイッチされる布帛が無理なく挟み込まれる程度の隙間を有するように突起根本の形状より若干大きいことが好ましい。
本発明は、かかる複数の突起の表面を布帛が覆われていることを特徴とするが、各突起は必ずしも布帛に完全に、表面の全てを覆われている必要はなく、一部覆われていない部分があってもかまわない。
本発明で使用される布帛は、天然繊維、化学繊維単独およびこれらの組み合わせが使用されるが、かかる布帛としては、編み織物および不織布さらにこれを起毛、サンディングなどの加工を施したものを使用することができる。
かかる布帛を構成する繊維としては、0.01デシテックス以上、20デシテックス以下の単繊維繊度を有する繊維が、その布帛表面に含まれている(好ましくは露出している)構造または組織のものが好ましく用いられる。かかる構造や組織の布帛を用いることで、頭皮表面や頭皮近傍に溜まった皮脂汚れや頭髪表面の汚れを効果的にトラップして取り除くことが可能になるのである。
単繊維繊度は、上記の範囲で頭皮に優しい洗髪効果を発揮するが、頭皮表面や頭皮近傍に溜まった皮脂汚れや頭髪表面の汚れを効果的に除去するためには、単繊維繊度は好ましくは0.02デシテックス以上、15デシテックス以下である。
0.01デシテックスを下回る場合には、頭髪に絡み単糸切れが生じ効果を発揮出来ない。また20デシテックスを上回る場合には単糸が太すぎるため、皮脂汚れを梳って取り込む効果、即ち、汚れをトラップできない。
本発明の布帛に用いる繊維は、単繊維繊度が0.01デシテックス以上、20デシテックス以下の範囲の繊維であれば、如何なる繊維でも用いることができ、単繊維繊度もまた目的と用途に応じて適宜選んで用いることができる。
例えば天然繊維の場合は、絹、羊毛、綿、麻などが挙げられるが吸水性などに優れた綿などが好ましく用いることができ、化学繊維であれば、再生繊維、半合成繊維、合成繊維が用いられ、再生繊維であればレーヨン、リヨセル、ポリノジック、キュプラなどが挙げられるが、レーヨンを好ましく用いることができる。半合成繊維は、アセテート、ジアセテーチ、トリアセテートが挙げられるがアセテートを好ましく用いることができる。合成繊維は合成高分子からなる繊維であることが好ましい。具体的には、ポリエステル繊維、ポリアミド繊維、ポリアクリルニトリル繊維、ポリウレタン繊維、ポリビニルアルコール繊維、ポリ塩化ビニル繊維等が用いられ、これらは他の成分が共重合された高分子が用いられたものであっても良い。中でも1.0デシテックス以下の極細繊維とすることが容易であり、寸法変化の小さい点でポリエステル繊維、ポリアミド繊維が好ましく用いられる。ポリエステル繊維、ポリアミド繊維はそれぞれ単独で用いても良いが、両方組み合わせて使うこともでき、さらに1.0デシテックス以上、20デシテックス以下の他の繊維と組み合わせることもできる。
ポリエステル繊維とは、例えば、ポリエチレンテレフタレート、ポリプロピレンテレフタレート、ポリブチレンテレフタレートおよびこれらの重合体などからなる繊維であり、ポリアミド繊維とは、例えば、ナイロン4、ナイロン6、ナイロン66およびこれらの重合体などからなる繊維である。
単繊維の断面形状には、特に制限はないが、例えば、丸、三角〜五角形などの多角形、扁平型、多葉形などを挙げることができるが、清浄効果の大きい丸、三角形、多葉型のものを好ましく用いることができる。
合成高分子による1.0デシテックス以下の極細繊維は、例えば、海島型、剥離型などの極細可能な複合合成繊維の海成分除去または剥離分割などの方法で得ることができる。
海島型合成繊維の場合、島成分としては、先述の合成高分子が好ましく採用しうる。海成分としては、例えば、ポリエステル系変成樹脂、ポリ乳酸系樹脂、ポリビニルアルコール系樹脂などが挙げられるが、なかでも、島成分との相性が良く製糸し易い、ポリエステル系変成樹脂が好ましい。極細化は、海成分を例えばアルカリ溶液中で溶解することによって、得ることができる。
また、剥離型合成繊維の場合は、例えば、2〜5成分の合成樹脂を複合口金を通じて吐出して得た易剥離性の合成繊維を極細化して得られる。好ましい成分としては先述の合成高分子が好ましく採用しうる。剥離型合成繊維の場合は、例えば、物理的な手段で繊維軸方向に剥離させて極細化する方法や、アルカリ液中などで処理することによって、剥離し、極細化することができる。
また、合成繊維は例えば生糸のまま用いることができるが、仮撚り、擦過、熱ピン、押し込み、ニットデニットなどの加工糸として用いることもでき、頭皮に優しくフィットする点で生糸、仮撚りなどの加工糸として用いることが好ましく、さらに、極細以外の合成繊維と混繊して用いることができる。混繊は通常糸を軸に極細可能な繊維を絡めたりするエアー交絡や外周に巻き付けるカバリングなどの方法で得る方法などを挙げることができる。
本発明では、単繊維繊度が0.01デシテックス以上、1デシテックス以下の繊維が、布帛重量の30重量%以上、布帛表面に含まれている、好ましくは露出していることが好ましい。30重量%を下回ると太い繊維が表面に露出するため、頭皮および頭髪の洗浄において頭皮および頭髪表面に付着した皮脂汚れなどを十分に落とすことができず、不快感を残すことになる。上限としては特に制限はないが、100重量%であっても差し支えはない。
特に、頭皮および毛根近傍、さらに頭髪に付着した皮脂などの汚れは、1デシテックス以下の極細繊維を、布帛の表層に配置させ露出させることによって、より効果的に掻き取られれるので好ましい。かかる極細繊維は、前記布帛または布帛の表面を構成する繊維の30重量%以上の割合で含まれているのが好ましい。掻き取られた汚れは、順次、布帛内層部へ送り込まれて表面を清浄化する効果を奏することに加え、該極細繊維は、頭皮表面に優しくフィットすることから、肌を傷付きにくい効果が得られる。特に、実質的に極細繊維のみが布帛表面に露出している状態であると、さらによりよい効果を奏するので好ましい。さらに、本発明のブラシ用品は、洗浄液と組み合わせることにより、頭皮および毛根近傍、さらに頭髪に付着した累積汚れが洗浄液によって、軟化すると同時に清浄に拭き取ることができる。
かかる布帛を作るためには、例えば、不織布を得る方法としては、極細化可能な繊維および必要に応じて用いる極細化可能な繊維以外の繊維を別々に綿状調製し、好ましくこれらを積層し、ウェブ状にしてから表面からニードルパンチまたは高圧水流処理などを行って、不織布を得る方法などが挙げられる。編織物とする方法としては、極細化可能な繊維を単独および/または極細化可能な繊維以外の合成繊維を編機にかける方法などが挙げられる。この場合、天竺、フライス、スムース、ハーフ、サテンなどの組織が挙げられるが方向性が少ない天竺、スムースなどの組織が好適である。織機にかける場合は平織り、綾織り、朱子織り、二重織りなどが挙げられるが方向性の少ない平織りが好適であり、各々起毛した物も好適である。ベースに通常糸を配し表層に極細糸を配したカットパイル様のベルベットまたはループパイル様のタオルもまた好適である。好ましい態様としては、不織布、起毛布、パイル布、編織物である。これらの布帛を先述の極細化手段を用いて極細化可能な繊維を極細繊維に転化せしめて、本発明に係る極細繊維を含む布帛として得ることができる。
また、上記の方法で得た布帛は、さらに洗浄液を吸収若しくは吸蔵可能な物品を包むように構成することもできる。ここで、洗浄液を吸収若しくは吸蔵可能な物品とは、多孔体やゲル状物やフェルトなどの繊維交絡体など洗浄液を保持することが可能である物品であり、洗浄液をその内部に一時的に保持できる機能を有するものである。係る物品を用いることで、洗浄液が布帛背面側から供給され、効率的かつ簡便な洗浄が可能である。かかる態様としては、具体的には、極細繊維からなる織編物がゴムやプラスチックフィルム、樹脂発泡体などの基材と積層されているもの、極細合成繊維の繊維絡合体にポリウレタン樹脂などの弾性重合体を含浸させて起毛した人工合成皮革、係る人工合成皮革がゴムやプラスチックフィルム、樹脂発泡体などの基材と積層されているもの、などが挙げられる。
極細繊維を含む布帛の製造に際しては、例えば、上記の複合繊維が集合した糸の段階で、仮撚り加工などの捲縮嵩高加工を施してもよいし、あるいは、織物や編物、不織布などに形成した後、ウォーターパンチング加工(高圧水流処理)等を施すことなどにより、極細繊維に、いわゆるバラけ効果とも言うべき開繊効果(極細繊維の1本1本が、集束した束状から多少バラけて、互いに広がってスポンジのような立体構造の状態を示す効果)を与えることなどもできる。
このような開繊効果は、上記の捲縮嵩高加工によっても付与することができ、また、ポリエステル繊維とポリアミド繊維を混用して使用する場合には、それらの異種繊維が持つ収縮差などによっても付与することができる。係る開繊効果により、極細繊維の1本1本が、集束した束状から多少バラけて、互いに広がってスポンジのような立体構造がうまく形成されているものは、細径の繊維が、頭髪用洗浄液をよりよく保持し、頭皮、毛根近傍および毛髪表面の汚れをそぎ取ることができ、かつ細径の繊維間に形成される繊維間間隙に該汚れなどをより効果的に取り込むことができるので、より高い汚れ除去効果を得ることができ好ましい。
本発明を図面により、さらに説明する。図1は、本発明の頭皮ケアブラシ用品の一例を示す概略斜視図であり、ブラシ本体1には、突起3を複数有する突起部分2と、布帛6を挟持する穴5を有する穴あき挟持構造部分4とを有している。いすなわち、布帛6は、突起部分2と穴あき挟持構造部分4との間に挟み込まれて固定されているのである。その構造を図2の断面図で示す。
次に、実施例により本発明を詳細に説明する。
(1)汚れ評価方法
(株)ハイロックス製デジタルハイスコープシステムKH−2400DPを用い、倍率100倍で洗浄前後(洗浄剤は市販のシャンプー)の汚れ有無を調べ、
○:頭皮表面に汚れがなく良好
△:頭皮表面に汚れがわずかに残っており、やや悪い
×:頭皮表面に汚れが残っており、悪い
とした。
(2)頭皮キズ付き評価方法
(株)ハイロックス製デジタルハイスコープシステムKH−2400DPを用い、倍率100倍で洗浄前後の頭皮の状態を観察し、
○:頭皮表面に線状のキズが見られず良好
△:頭皮表面に線状のキズがわずかに見られ、やや悪い
×:頭皮表面に線状のキズ見られ、悪い
とした。
(3)洗髪後の評価方法
10人の男性パネラーを選定し、
○:洗髪後、爽快と答えた人が8人以上で良好である
△:洗髪後、やや不快と答えた人が8人以上で、やや悪い
×:洗髪後、不快と答えた人が8人以上で、悪い
とした。
実施例1
海島型複合繊維として、単繊維の海成分としてポリエステルの酸成分としてテレフタル酸と5−ナトリウムイソフタル酸の共重合体樹脂が20重量%、島成分としてポリエチレンテレフタレート樹脂80重量%となるように東レ株式会社製の複合紡糸機で紡糸/延伸してトータル繊度が110デシテックス、18フィラメント(70島/フィラメント)の海島型ポリエステル複合繊維を得た。
得られたマルチフィラメント糸をタテ密度145本/2.54cm、タテ密度107本/2.54cmの平織りを通常の織機で製織した。
得られた生機をアルカリ液で処理した後、9.8MPaの高圧水流で表面処理を行った。表面は0.07デシテックスの極細繊維が開繊して露出していた。
該布帛を図1に示したブラシに挟み込み、実用評価してもらった結果、頭皮の皮脂汚れが無く、頭皮にキズは全く見当たらず、評価していただいた10人のパネラー全員が爽快であると答えた、頭皮に優しいブラシであった。結果を表1に示す。
実施例2
極細繊維を与える単繊維として、8葉形断面のポリアミド樹脂30重量%の周辺をポリエステル樹脂70重量%が取り巻くように東レ株式会社製の複合紡糸機で紡糸/延伸してトータル繊度が55デシテックス、18フィラメントの剥離型複合繊維を得た。
得られたマルチフィラメント糸をタテ密度145本/2.54cm、タテ密度107本/2.54cmの平織りを通常の織機で製織した。得られた生機をアルカリ液で処理したところ、ポリアミド繊維は0.8デシテックスであり、ポリエステルは0.2デシテックスの極細繊維が表面に露出していた。
該布帛を図1に示したブラシに挟み込み、実用評価してもらった結果、頭皮の皮脂汚れが無く、頭皮にキズは全く見当たらず、評価していただいた10人のパネラー全員が爽快であると答えた、頭皮に優しいブラシであった。結果を表1に示す。
実施例3
実施例1記載の方法と同様の方法で得た極細可能マルチフィラメント繊維と33デシテックス6フィラメントの高収縮ポリエステルマルチフィラメント繊維をエアー交絡させた繊維と実施例1と同様の極細可能マルチフィラメント繊維を32Gの通常の丸編み機に掛け、編物を得た。
次に、通常の起毛機にかけてから、アルカリ液で処理したところ、表面には立毛極細繊維が多量に露出していた。極細繊維の比率は76重量%であり、それ以外の繊維の比率は24重量%であった。
該布帛を図1に示したブラシに挟み込み、実用評価してもらった結果、頭皮の皮脂汚れが無く、頭皮にキズは全く見当たらず、評価していただいた10人のパネラー全員が爽快であると答えた、頭皮に優しいブラシであった。結果を表1に示す。
実施例4
実施例2と同様の繊維を用い、ギヤ捲縮を掛けた後、繊維長38mmに切断した。他の繊維として、丸断面に換算した5.3デシテックスの綿糸を1:1の割合で混綿し、これをカーディングして積層した。次いで通常のニードルパンチでパンチングして不織布とし、得られた不織布をアルカリ液で処理することにより、実施例2の繊維を剥離分割した。
得られた布帛の表面には0.2デシテックスのポリエステルの極細繊維と0.8デシテックスのポリアミド繊維、5.3デシテックスの綿糸が露出していた。
該布帛を図1に示したブラシに挟み込み、実用評価してもらった結果、頭皮の皮脂汚れが無く、頭皮にキズは全く見当たらず、評価していただいた10人のパネラー全員が爽快であると答えた、頭皮に優しいブラシであった。結果を表1に示す。結果を表1に示す。
比較例1
市販のプラスチック製ブラシを用いて洗髪してもらった結果、頭皮表面の皮脂はわずかに残っており、頭皮にわずかにキズが見られた。また洗髪後の爽快感は普通であり、特に感じないとのことであり、不十分なものであった。結果を表1に示す。
比較例2
素手で洗髪してもらった結果、頭皮表面の皮脂はかなり残っており、頭皮に多くのキズが見られた。また洗髪後の爽快感はなく、不満の残るものであった。結果を表1に示す。
Figure 2006043320
本発明の頭皮ケアブラシ用品の一例を示す概略斜視図である。 本発明の頭皮ケアブラシ用品の一例を示す断面概略図である。
符号の説明
1:ブラシ本体
2:突起部分
3:突起
4:穴あき挟持構造部分
5:穴
6:布帛

Claims (8)

  1. 複数の突起を有するブラシ本体および把持部からなる頭皮ケアブラシ用品であって、該突起の表面が布帛で覆われてなることを特徴とする頭皮ケアブラシ用品。
  2. 前記突起が、先端に向かって次第に細くなっていることを特徴とする請求項1に記載の頭皮ケアブラシ用品。
  3. 前記布帛が、ブラシ本体から脱着可能であることを特徴とする請求項1または2に記載の頭皮ケアブラシ用品。
  4. 単繊維繊度が0.01〜20デシテックスである繊維が、該布帛表面に30重量%以上含まれていることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の頭皮ケアブラシ用品。
  5. 前記繊維が、単繊維繊度が0.01〜1デシテックスである極細繊維を、繊維重量で30重量%以上含むものであることを特徴とする請求項4に記載の頭皮ケアブラシ用品。
  6. 前記布帛が、20〜200Paの高圧水流処理されて絡合されているものであることを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の頭皮ケアブラシ用品。
  7. 前記布帛が、編み織物であることを特徴とする請求項1〜6のいずれかに記載の頭皮ケアブラシ用品。
  8. 前記ブラシ本体が、複数の突起を有する部分と該突起を挟み込んで受ける複数の穴あき挟持構造部分からなり、その両者の間に前記布帛を挟み込むことによって、該突起表面に布帛を被覆・固定する構造を有することを特徴とする請求項1〜7のいずれかに記載の頭皮ケアブラシ用品。
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