JP2006042551A - 発電設備のバックアップ制御方法および装置 - Google Patents

発電設備のバックアップ制御方法および装置 Download PDF

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Abstract

【課題】発電設備のバックアップにかかるコストを低減する。
【解決手段】不具合発生予兆検知部101が発電設備1Aの不具合発生の予兆を検出すると、運転条件-寿命関係推定部102が発電設備1Aの主要部品の運転条件-寿命情報を推定する。そして、継続運転判定部103がこの運転条件-寿命情報に基づいて発電設備1Aを次回計画停止日まで継続運転できるか否かを判定する。継続運転できない場合は局所負荷4に供給する電力にかかるコストを考慮して、継続運転できる場合は局所負荷4に供給する電力の不足分にかかるコストを考慮して、バックアップ選択部105が、バックアップ先として基幹系統3Bおよびバックアップ用発電設備1Bのいずれかを選択する。
【選択図】図2

Description

本発明は、発電設備のバックアップ技術に関する。
特許文献1には、発電設備を遠隔監視して、対象設備の状況に応じて運転方法を変更し、不足電力を同一系統内の別発電設備で補充する技術が開示されている。該技術によれば、発電設備の異常時にバックアップを稼動させて不足分を補うことができる。
特開2002-6938号公報
しかし、引用文献1記載の技術では、バックアップにかかるコストを考慮していない。
本発明は上記事情に鑑みてなされたものであり、本発明の目的は発電設備のバックアップにかかるコストを低減することができる技術を提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明では、負荷に接続された発電設備のバックアップとして、第1の連系器を介して前記負荷に接続されたバックアップ用発電設備および第2の連系器を介して前記負荷に接続された電力系統のいずれかを用いる。そして、前記発電設備の所定部品(例えばタービン翼)の運転実績から前記発電設備のバックアップが必要か否かを判断し、バックアップが必要な場合に、前記バックアップ用発電設備により不足電力を補う場合にかかるコストと、前記電力系統から不足電力を補う場合にかかるコストとを比較し、その比較結果に基づいて、前記発電設備のバックアップとして、前記バックアップ用発電設備および前記電力系統のいずれかを選択する。
例えば、負荷に接続された発電設備のバックアップを制御する発電設備のバックアップ制御方法であって、
前記発電設備の運転状態情報に基づいて、前記発電設備の不具合発生の予兆を検出する不具合予兆検知ステップと、
前記不具合予兆検知ステップにより前記発電設備の不具合発生の予兆が検出された場合に、前記発電設備を構成する所定部品の運転実績に基づいて、前記所定部品の運転条件と寿命との関係を示す運転条件-寿命情報を推定する部品寿命推定ステップと、
前記部品寿命推定ステップで前記所定部品の運転条件-寿命情報が推定された場合に、当該所定部品の運転条件-寿命情報と、設定された前記所定部品の交換時期までの残り時間とに基づいて、前記交換時期まで前記発電設備を継続運転できるか否かを判定する継続運転判定ステップと、
前記継続運転判定ステップにより前記交換時期まで前記発電設備を継続運転できないと判定した場合に、第1の連系器を介して前記負荷に接続されたバックアップ用発電設備により前記交換時期までに前記負荷に供給すべき電力量を補う場合にかかるコストと、第2の連系器を介して前記負荷に接続された電力系統から前記交換時期までに前記負荷に供給すべき電力量を補う場合にかかるコストとを比較し、前記発電設備のバックアップとして、前記バックアップ用発電設備および前記電力系統のいずれかを選択する第1のバックアップ選択ステップと、
前記継続運転判定ステップにより前記交換時期まで前記発電設備を継続運転できると判定した場合に、前記所定部品の寿命が前記交換時期までの残り時間以上となる運転条件で前記発電設備を稼動させた場合の発電量に基づいて、前記交換時期までに前記負荷に供給すべき電力量のうち、前記発電設備では賄えない不足電力量を推定する不足電力量推定ステップと、
前記不足電力量推定ステップにより推定された不足電力量が所定値より大きい場合に、前記バックアップ用発電設備により前記不足電力量を補う場合にかかるコストと、前記電力系統から前記不足電力量を補う場合にかかるコストとを比較し、前記発電設備のバックアップとして、前記バックアップ用発電設備および前記電力系統のいずれかを選択する第2のバックアップ選択ステップと、を有する。
本発明では、発電設備のバックアップが必要な場合に、バックアップ用発電設備により不足電力を補う場合にかかるコストと、電力系統から不足電力を補う場合にかかるコストとの比較結果に基づいて、前記発電設備のバックアップとして、前記バックアップ用発電設備および前記電力系統のいずれかを選択するので、発電設備のバックアップにかかるコストを低減することができる。
以下、本発明の一実施形態を説明する。
図1は本発明の一実施形態が適用されたバックアップシステムの概略構成図である。
図示するように、本実施形態のバックアップシステムは、局所負荷用発電設備1Aと、バックアップ用発電設備1Bと、運転制御装置2Aと、運転制御装置2Bと、局所系統3Aと、基幹系統3Bと、バックアップ系統3Cと、所内負荷4と、遮断機5A、5Bと、変圧器6A、6Bと、連系器7A、7Bと、ネットワーク8と、バックアップ制御装置10と、を有する。
局所負荷用発電設備1Aは、遮断機5Aおよび変圧器6Aを介して局所系統3Aに接続され、発電した電力を局所系統3Aに供給する。局所系統3Aには所内負荷4が接続されており、局所系統3Aを介して電力が所内負荷4に供給される。運転制御装置2Aは、局所負荷用発電設備1Aの運転状態情報を入手する。そして、入手した運転状態情報をネットワーク8を介してバックアップ制御装置10に送信する。また、入手した運転状態情報と、予め設定されたあるいはネットワーク8を介してバックアップ制御装置10より受信した運転計画情報とに従って、局所負荷用発電設備1Aの運転を制御する。
バックアップ用発電設備1Bは、遮断機5Bおよび変圧器6Bを介してバックアップ系統3Cに接続され、発電した電力をバックアップ系統3Cに供給する。また、バックアップ系統3Cは、連系器7Bを介して局所系統3Aに接続されている。なお、バックアップ系統3Cは、図示していない連系器を介して図示していない他の局所系統に接続されていてもよい。運転制御装置2Bは、バックアップ用発電設備1Bの運転状態情報を入手する。そして、入手した運転状態情報をネットワーク8を介してバックアップ制御装置10に送信する。また、入手した運転状態情報と、予め設定されたあるいはネットワーク8を介してバックアップ制御装置10より受信した運転計画情報とに従って、バックアップ用発電設備1Bの運転を制御する。
基幹系統3Bは、電力事業者の電力系統であり、連系器7Aを介して局所系統3Aに接続されている。
バックアップ制御装置10は、連系器7A、7Bと接続されると共に、ネットワーク8を介して運転制御装置2A、2Bと接続されている。バックアップ制御装置10は、ネットワーク8を介して運転制御装置2Aから入手した局所用発電設備1Aの運転状態情報に基づいて、所内負荷4に供給する電力の一部をバックアップにより補う必要があるか否かを判断する。そして、バックアップが必要な場合は、連系器7A、7Bのいずれか一方を制御して、基幹系統3Bおよびバックアップ系統3Cのいずれか一方を局所系統3Aに接続し、所内負荷4に不足分の電力を基幹系統3Bおよびバックアップ用発電設備1Bのいずれかから供給する。また、ネットワーク8を介して運転制御装置2A、2Bに運転計画情報を送信する。
図2はバックアップ制御装置10の概略構成図である。
図示するように、本実施形態のバックアップ制御装置10は、不具合発生予兆検知部101と、運転条件-寿命関係推定部102と、継続運転判定部103と、不足電力量推定部104と、バックアップ選択部105と、運転計画作成部106と、バックアップ制御部107と、局所負荷用発電設備DB108と、局所負荷DB109と、基幹系統DB110と、バックアップ用発電設備DB111と、を有する。
不具合発生予兆検知部101は、ネットワーク8を介して運転制御装置2Aから逐次送られてくる局所負荷用発電設備1Aの運転状態情報を、予め定められたしきい値と比較することにより、局所用発電設備1Aに対する不具合発生の予兆を検知する。
図3は不具合発生予兆検知部101の概略構成図であり、局所負荷用発電設備1Aがガスタービン発電である場合における不具合発生予兆検知部101の一例を示している。
図示するように、不具合発生予兆検知部101は、複数の微分回路1011A〜1011Eと、複数の比較器1012A〜1012Eと、OR回路103と、AND回路104と、を有する。
微分回路1011Aは、局所負荷用発電設備1Aの運転状態情報の一つである排気温度の変化量を検出し、比較器1012Aに出力する。微分回路1011Bは、局所負荷用発電設備1Aの運転状態情報の一つである発電出力の変化量を検出し、比較器1012Bに出力する。微分回路1011Cは、局所負荷用発電設備1Aの運転状態情報の一つである燃料量の変化量を検出し、比較器1012Cに出力する。微分回路1011Dは、局所負荷用発電設備1Aの運転状態情報の一つである圧縮機効率の変化量を検出し、比較器1012Dに出力する。そして、微分回路1011Eは、局所負荷用発電設備1Aの運転状態情報の一つである軸振動の変化量を検出し、比較器1012Eに出力する。
比較器1012Aは、微分回路1011Aから出力された排気温度の変化量を所定のしきい値T1と比較し、該変化量がしきい値T1以上ならば検知信号を出力する。比較器1012Bは、微分回路1011Bから出力された発電出力の変化量を所定のしきい値T2と比較し、該変化量がしきい値T2以上ならば検知信号を出力する。比較器1012Cは、微分回路1011Cから出力された燃料量の変化量を所定のしきい値T3と比較し、該変化量がしきい値T3以上ならば検知信号を出力する。比較器1012Dは、微分回路1011Dから出力された圧縮機効率の変化量を所定のしきい値T4と比較し、該変化量がしきい値T4以上ならば検知信号を出力する。そして、比較器1012Eは、微分回路1011Eから出力された軸振動の変化量を所定のしきい値T5と比較し、該変化量がしきい値T5以上ならば検知信号を出力する。
OR回路103は、比較器1012A〜1012Cのいずれかが検知信号を出力している場合に、当該検知信号を出力する。そして、AND回路104は、OR回路103および比較器1012D、1012Eの全てが検知信号を出力している場合に検知信号を出力する。したがって、図3に示す構成例によれば、局所負荷用発電設備1Aの排気温度、発電出力および燃料量のいずれかに異常が検出され、且つ、局所負荷用発電設備1Aの圧縮機効率および軸振動の双方に異常が検出される場合に、局所用発電設備1Aに対する不具合発生の予兆を検知することになる。
図2に戻って説明を続ける。運転条件-寿命関係推定部102は、ネットワーク8を介して運転制御装置2Aから送られてくる局所負荷用発電設備1Aの運転状態情報と、局所負荷発電設備DB108に登録されている局所負荷発電設備1Aの情報とを用いて、局所負荷発電設備1Aの出力電力を含む運転条件と局所負荷発電設備1Aを構成する所定部品(例えば局所負荷発電設備1Aの稼動に影響を与える主要部品)の寿命との対応関係を示す運転条件-寿命情報を推定する。
図4は運転条件-寿命関係推定部102の概略構成図であり、局所負荷用発電設備1Aがガスタービン発電であり、主要部品がタービン翼である場合における運転条件-寿命関係推定部102の一例を示している。
図示するように、運転条件-寿命関係推定部102は、出力補正係数算出部10201と、出力補正部10202と、翼温度算出部10203と、温度補正係数算出部10204と、温度補正係数算出部10205と、翼温度補正部10206と、材料損傷率算出部10207と、疲労損傷率算出部10208と、運転条件-寿命初期情報記憶部10209と、運転条件-寿命補正部10210と、を有する。
出力補正係数算出部10201は、予め登録された、燃料量をパラメータとする発電出力の補正係数の算出式に従い、局所負荷用発電設備1Aの運転状態情報の一つである燃料量に対する発電出力の補正係数を算出する。出力補正部10202は、局所負荷用発電設備1Aの運転状態情報の一つである発電出力を、出力補正係数算出部10201で算出した補正係数を用いて補正する。翼温度算出部10203は、予め登録された、発電出力および圧縮機吐出温度をパラメータとするタービン翼温度の算出式に従い、局所負荷用発電設備1Aの運転状態情報の一つである圧縮機吐出温度および出力補正部10202で補正された発電出力に対するタービン翼温度を算出する。
温度補正係数算出部10204は、予め登録された、排気温度をパラメータとするタービン翼温度の補正係数の算出式に従い、局所負荷用発電設備1Aの運転状態情報の一つである排気温度に対するタービン翼温度の補正係数を算出する。温度補正係数算出部10205は、予め登録された、圧縮機吐出圧力をパラメータとするタービン翼温度の補正係数の算出式に従い、局所負荷用発電設備1Aの運転状態情報の一つである圧縮機吐出圧力に対するタービン翼温度の補正係数を算出する。翼温度補正部10206は、翼温度算出部10203で算出されたタービン翼温度を、温度補正係数算出部10204で算出された温度補正係数および温度補正係数算出部10205で算出された温度補正係数を用いて補正する。
材料損傷率算出部10207には、タービン翼に用いられ得る材料毎に、タービン翼の運転時間と材料損傷率との対応関係を示す運転時間-材料損傷率情報が記憶されている。また、局所負荷用発電設備DB108には、局所負荷用発電設備1Aの主要部品であるタービン翼の材料情報と、運転時間、定期点検等による通常の起動停止回数および異常による非常停止回数を含む局所負荷用発電設備1Aの運転履歴情報とが登録されている。材料損傷率算出部10207は、材料毎に記憶されている運転時間-材料損傷率情報の中から、局所負荷用発電設備DB108に登録されているタービン翼の材料情報に対応する運転時間-材料損傷率情報を特定し、さらに、特定した運転時間-材料損傷率情報を用いて、局所負荷用発電設備DB108に登録されている運転履歴情報の運転時間に対応する材料損傷率を特定する。そして、特定した材料損傷率を出力する。
疲労損傷率算出部10208には、タービン翼の補修回数と疲労損傷率との対応関係を示すテーブルが記憶されている。また、局所負荷用発電設備DB108には、局所負荷用発電設備1Aの主要部品であるタービン翼の補修回数を示す部品来歴情報が登録されている。疲労損傷率算出部10208は、このテーブルを用いて、局所負荷用発電設備DB108に登録されている部品来歴情報の補修回数に対応する疲労損傷率を特定し出力する。
運転条件-寿命初期情報記憶部10209には、局所負荷用発電設備1Aの運転条件(発電出力)と、局所負荷用発電設備1Aの主要部品であるタービン翼の寿命との対応関係を示す運転条件-寿命情報が記憶されている。なお、運転条件-寿命初期情報記憶部1027に記憶されている運転条件-寿命情報は、タービン翼が新品である場合つまり初期状態の情報である。運転条件-寿命補正部10210は、運転条件-寿命初期情報記憶部10210に記憶されている運転条件-寿命情報を読み出し、この運転条件-寿命情報を、翼温度補正部1026で補正されたタービン翼温度と、局所負荷用発電設備DB108に登録されている運転履歴情報と、材料損傷率算出部10207から出力された材料損傷率と、疲労損傷率算出部10208から出力された材料損傷率と、を用いて補正する。そして、補正した運転条件-寿命関係情報を推定値として出力する。
具体的には、翼温度補正部1026で補正されたタービン翼温度と、局所負荷用発電設備DB108に登録されている運転履歴情報と、材料損傷率算出部10207から出力された材料損傷率と、疲労損傷率算出部10208から出力された材料損傷率と、を用いて寿命補正係数を算出する。寿命補正係数は、例えば「寿命補正係数=(運転時間×材料損傷率)+(起動停止回数×疲労損傷率)+(非常停止回数×疲労損傷率×定数)」で表現できる。そして、寿命補正係数を算出したならば、この補正係数を用いて、各運転条件に対応する寿命を補正する。
図2に戻って説明を続ける。継続運転判定部103は、運転条件-寿命関係推定部102で推定されたタービン翼の運転条件-寿命情報と、局所負荷発電設備DB108に登録されている局所負荷発電設備1Aの情報と、局所負荷DB109に登録されている局所負荷4の情報とを用いて、局所負荷発電設備1Aの次回計画停止(主要部品の交換時期)まで局所負荷発電設備1Aを継続運転できるか否かを判定する。
図5は継続運転判定部103の概略構成図である。
図示するように、継続運転判定部103は、継続運転時間算出部1031と、運転条件決定部1032と、運転可否判定部1033と、を有する。
局所負荷発電設備DB108には、局所負荷発電設備1Aの計画停止日を含む運転計画情報が記憶されている。継続運転時間算出部1031は、現在日からこの運転計画情報に含まれている次回計画停止日までの日数を計算し、これを運転継続時間として出力する。運転条件決定部1032は、運転条件-寿命関係推定部102で推定されたタービン翼の運転条件-寿命情報を用いて、継続運転時間算出部103が出力した運転継続時間に対応する運転条件を特定し、これを次回計画停止日まで局所負荷発電設備1Aを継続運転するための運転条件に決定する。
局所負荷発電設備DB108には、局所負荷発電設備1Aを稼動させるための運転能力情報(出力電力を含む)が記憶されている。運転可否判定部1033は、この運転能力情報に基づいて、運転条件決定部1032が決定した運転条件で局所負荷発電設備1Aを運転させることができるか否かを判定する。例えば、局所負荷発電設備DB108に記憶されている運転能力情報に含まれている出力電力が、運転条件決定部1032が決定した運転条件に含まれている出力電力より大きいか否かを調べ、大きい場合に運転可能と判定する。そして、判定結果および運転条件決定部1032が決定した運転条件を含む判定情報を不足電力推定部104に出力する。
図2に戻って説明を続ける。不足電力推定部104は、局所負荷発電設備1Aの次回計画停止までに局所負荷4に供給する電力のうち、局所負荷用発電設備1Aでは補いきれない不足電力を推定する。
図6は不足電力推定部104の概略構成図である。
図示するように、不足電力推定部104は、供給可能電力算出部1041と、不足電力算出部1042と、を有する。
供給可能電力算出部1041は、継続運転判定部103から出力された判定情報に基づいて局所負荷用発電設備1Aが次回計画停止までに供給可能な電力である供給可能電力の電力値を決定する。具体的には、判定情報に含まれている判定結果が継続運転不可を示している場合に供給可能電力の電力値を0とし、継続運転可能を示している場合に供給可能電力の電力値を判定情報に含まれている運転条件が示す出力電力とする。
局所負荷DB109には、局所負荷4に供給すべき電力である負荷電力の情報が記憶されている。不足電力算出部1042は、供給可能電力算出部1041から出力された供給可能電力の電力値が負荷電力情報が示す電力値未満であるか否かを判定し、未満である場合に、その差分を不足電力の電力値として出力する。
図2に戻って説明を続ける。バックアップ選択部105は、不足電力推定部104で推定した不足電力のバックアップ(基幹系統3Bおよびバックアップ用電源設備1Bのいずれか)を選択する。
図7はバックアップ選択部105の概略構成図である。
図示するように、バックアップ選択部105は、基幹系統電力コスト算出部1051と、余剰電力算出部1052と、電力増加分算出部1053と、バックアップ用発電設備コスト算出部1054と、コスト比較部1055と、を有する。
基幹系統DB110には、基幹系統3Bから電力を購入する場合の電力料金体系の情報、具体的には、契約電力毎に、料金プラン(固定の基本料金および単位電力料金)が記憶されている。基幹系統電力コスト算出部1051は、継続運転判定部103の継続運転時間算出部1031が算出した継続時間と、不足電力推定部104の不足電力算出部1042から出力された不足電力値と、基幹系統DB110に登録されている電力料金体系の情報とを用いて、局所負荷発電設備1Aの次回計画停止日まで不足電力を基幹系統3Bから購入した場合にかかるコストを算出する。具体的には、電力料金体系の情報の中から、不足電力値より大きく且つ最も近い電力値を持つ契約電力の料金プランと特定する。次に、不足電力値に継続時間を乗算することで得られる電力量を、該料金プランに含まれている単位電力料金で割算することにより使用料金を求め、この使用料金に該料金プランに含まれている基本料金を加算することで、局所負荷発電設備1Aの次回計画停止日まで不足電力を基幹系統3Bから購入した場合にかかるコストを算出する。
余剰電力算出部1052は、バックアップ用発電設備1Bが発電している電力値(発電値)と、バックアップ用発電整備1Bが発電した電力のうち他の発電設備のバックアップに実際に使用されている電力値(使用電力値)とを含むバックアップ用発電設備運転情報を、運転制御装置2Bより受信する。そして、受信したバックアップ用発電設備運転情報を用いてバックアップ用発電整備1Bの余剰電力を算出する。具体的には、発電値から使用電力値を差し引いた値に所定に係数をかけることで余剰電力を算出する。
電力増加分算出部1053は、余剰電力算出部1052が算出した余剰電力値と、不足電力推定部104の不足電力算出部1042から出力された不足電力値とを比較し、局所負荷発電設備1Aの次回計画停止日までの不足電力をバックアップ用発電設備1Bで補う場合に必要なバックアップ用発電設備1Bの増電分を算出する。具体的には、不足電力値から余剰電力値を差し引いた値に、所定の定数を加算した値がプラスの場合に、その値をバックアップ用発電設備1Bの増電分とする。
バックアップ用発電設備DB111には、運転条件(例えば出力電力など)毎に、当該運転条件でバックアップ用発電設備1Bを稼動した場合にかかる単位時間(例えば1日)当たりのコストを示す運転条件-コスト情報が記憶されている。バックアップ用発電設備コスト算出部1054は、継続運転判定部103の継続運転時間算出部1031が算出した継続時間と、電力増加分算出部1053が算出した増電分と、運転制御装置2Bより受信したバックアップ用発電設備運転情報と、バックアップ用発電設備DB111に記憶されている運転条件-コスト情報とを用いて、局所負荷発電設備1Aの次回計画停止日まで不足電力をバックアップ用発電設備1Bから供給した場合にかかるコストを算出する。
具体的には、先ず、バックアップ用発電設備運転情報に含まれている発電値に所定の定数を加算し、その加算結果が示す出力値を発電するための運転条件を決定する。そして、運転条件-コスト情報を用いて、当該決定した運転条件に対応するコストを求め、このコストに継続時間を乗算することで、不足電力をバックアップ用発電設備1Bで補わない場合における局所負荷発電設備1Aの次回計画停止日までのバックアップ用発電設備1Bの総コスト(総コストAと呼ぶ)を算出する。次に、バックアップ用発電設備運転情報に含まれている発電値と増電分との合計に、所定の定数を加算し、その加算結果が示す出力値を発電するための運転条件を決定する。そして、運転条件-コスト情報を用いて、当該決定した運転条件に対応するコストを求め、このコストに継続時間を乗算することで、不足電力をバックアップ用発電設備1Bで補う場合における局所負荷発電設備1Aの次回計画停止日までのバックアップ用発電設備1Bの総コスト(総コストBと呼ぶ)を算出する。それから、総コストBから総コストAを減算し、その結果を局所負荷発電設備1Aの次回計画停止日まで不足電力をバックアップ用発電設備1Bから供給した場合にかかるコストとする。
コスト比較部1055は、基幹系統コスト算出部1051が算出した局所負荷発電設備1Aの次回計画停止日まで不足電力を基幹系統3Bから購入した場合にかかるコストと、バックアップ用発電設備コスト算出部1054が算出した局所負荷発電設備1Aの次回計画停止日まで不足電力をバックアップ用発電設備1Bから供給した場合にかかるコストとを比較し、基幹系統3Bおよびバックアップ用発電設備1Bのうちコストの低い方をバックアップとして選択する。そして、選択結果を含む判定情報を出力する。ここで、選択結果がバックアップ用発電設備1Bである場合、バックアップ用発電コスト算出部1054において決定された、バックアップ用発電設備運転情報に含まれている発電値と増電分との合計に所定の定数を加算した結果が示す出力値を発電するための運転条件を、バックアップ用発電設備1Bの運転条件として判定情報に含める。
図2に戻って説明を続ける。運転計画作成部106は、局所負荷用発電設備1Aおよびバックアップ用発電設備1Bの運転計画を決定する。
図8は運転計画作成部106の概略構成図である。
図示するように、運転計画作成部106は、運転条件-運転状態記憶部1061と、運転条件-運転状態記憶部1062と、運転計画補正部1063と、運転計画補正部1064と、を有する。
運転条件-運転状態記憶部1061には、運転条件(例えば出力電力など)毎に、当該運転条件で局所負荷用発電設備1Aを稼動するための運転状態情報(圧縮機吐出圧力、燃料量、軸振動、燃焼温度等)が記憶されている。運転計画補正部1063は、運転制御装置2Aから受け取った運転条件(局所負荷用発電設備1Aの現在の運転条件)に対応付けられて、運転条件-運転状態記憶部1061に記憶されている運転状態情報を特定すると共に、継続運転判定部103から出力された判定情報に含まれている運転条件に対応付けられて、運転条件-運転状態記憶部1061に記憶されている運転状態情報を特定する。そして、予め定められた規則に従い、両者の差分に応じた補正係数により、局所負荷用発電設備DB108に登録されている局所負荷用発電設備1Aの運転計画情報を補正し、補正された運転計画情報をバックアップ制御部107に出力する。但し、継続運転判定部103から出力された判定情報に含まれている判定結果が局所負荷用発電設備1Aの継続運転不可を示しているならば、局所負荷用発電設備1Aの稼動を停止するために予め用意された運転計画を出力する。
運転条件-運転状態記憶部1062には、運転条件(例えば出力電力など)毎に、当該運転条件でバックアップ用発電設備1Bを稼動するための運転状態情報(圧縮機吐出圧力、燃料量、軸振動、燃焼温度など)が記憶されている。運転計画補正部1064は、運転制御装置2Bから受け取った運転条件(バックアップ用発電設備1Bの現在の運転条件)に対応付けられて、運転条件-運転状態記憶部1062に記憶されている運転状態情報を特定すると共に、バックアップ選択部105から出力された判定情報に含まれている運転条件に対応付けられて、運転条件-運転状態記憶部1062に記憶されている運転状態情報を特定する。そして、予め定められた規則に従い、両者の差分に応じた補正係数により、バックアップ用発電設備DB111に登録されているバックアップ用発電設備1Bの運転計画情報を補正し、補正された運転計画情報をバックアップ制御部107に出力する。但し、バックアップ選択部105から出力された判定情報に運転条件が含まれていない場合は、運転計画情報を出力しない。
図2に戻って説明を続ける。バックアップ制御部107は、運転計画作成部106の運転計画補正部1063から出力された運転計画情報を運転制御装置2Aに送信する。また、運転計画作成部106の運転計画補正部1064から出力された運転計画情報を運転制御装置2Bに送信する。さらに、バックアップ制御部107は、バックアップ選択部105から出力された判定情報に従い連系器7A、7Bを制御する。該判定情報に含まれている選択結果が基幹系統3Bである場合、連系器7Aを制御して基幹系統3Bを局所系統3Aに接続する。また、該判定情報に含まれている選択結果がバックアップ用発電設備1Bである場合、連系器7Bを制御してバックアップ系統3Cを局所系統3Aに接続する。
上記構成のバックアップ制御装置10は、例えば図9に示すような、CPU901と、メモリ902と、HDD等の外部記憶装置903と、CD-ROMやDVD-ROM等の可搬性を有する記憶媒体904から情報を読み出す読取装置905と、キーボードやマウスなどの入力装置906と、ディスプレイなどの出力装置907と、ネットワーク8に接続するための通信装置908と、連系器7A、7Bに接続するためのIO909と、を備えた、一般的なコンピュータシステムにおいて、CPU901がメモリ902上にロードされた所定のプログラムを実行することで実現できる。
この所定のプログラムは、読取装置905を介して記憶媒体904から、あるいは、通信装置908を介してネットワーク8から、外部記憶装置903にダウンロードされ、それから、メモリ902上にロードされてCPU901により実行されるようにしてもよい。また、読取装置905を介して記憶媒体904から、あるいは、通信装置908を介してネットワーク8から、メモリ902上に直接ロードされ、CPU901により実行されるようにしてもよい。なお、この場合において、各DB108〜111には、メモリ902や外部記憶装置903や記憶媒体904が利用される。
次に、上記構成のバックアップ制御装置10の動作を説明する。
図10は、バックアップ制御装置10の動作を説明するためのフロー図である。
不具合発生予兆検知部101が局所負荷用発電設備1Aの不具合発生予兆を検知すると(S101でYES)、運転条件-寿命関係推定部102が局所負荷用発電設備1Aの主要部品の運転条件-寿命関係を推定する(S102)。
それから、この運転条件-寿命関係と、局所負荷用発電設備1Aの運転能力情報とを用いて、継続運転判定部103が局所負荷用発電設備1Aを次回計画停止日まで継続運転できるか否かを判定する。また、不足電力量推定部104が、局所負荷発電設備1Aの次回計画停止までに局所負荷4に供給する電力のうち、局所負荷用発電設備1Aでは補いきれない不足電力を推定する(S103)。
S103において、継続運転できないと判定された場合は、運転計画作成部106が局所負荷用発電設備1Aの運転を停止するための運転計画情報を作成し、運転制御装置2Aに送信する(S104)。それから、S107に進む。
一方、S103において、継続運転できると判定された場合、不足電力量推定部104が不足電力の未発生を推定しているならば(S105でNO)、S101に戻って処理を続ける。不足電力量推定部104が不足電力の発生を推定しているならば(S105でYES)、運転計画作成部106が局所負荷用発電設備1Aの運転を次回計画停止日まで継続運転させるための運転計画情報を作成し、運転制御装置2Aに送信する(S106)。それから、S107に進む。
さて、S107において、バックアップ選択部104は、局所負荷4へ供給する電力の不足分(局所負荷用発電設備1Aの運転を停止する場合は、局所負荷4へ供給する電力の全て)のバックアップとて、基幹系統3Bおよびバックアップ系統3Cのいずれかを、それぞれのコストを参照して選択する。基幹系統3Bが選択された場合(S108)は、バックアップ制御部107が連系器7Aを制御し、基幹系統3Bを局所系統3Aに接続する(S109)。一方、バックアップ用発電設備1Bが選択された場合(S108)、運転計画作成部106は、不足電力量推定部104が推定した不足電力をバックアップ用発電設備1Bから供給させるための運転計画情報を作成し、運転制御装置2Bに送信する(S110)。それから、バックアップ制御部107が連系器7Bを制御し、バックアップ系統3Cを局所系統3Aに接続する(S111)。
以上、本発明の一実施形態について説明した。
本実施形態では、局所負荷用発電設備1Aのバックアップが必要な場合に、バックアップ用発電設備1Bにより不足電力を補う場合にかかるコストと、基幹系統3Bから不足電力を補う場合にかかるコストとの比較結果に基づいて、バックアップとして、バックアップ用発電設備1Bおよび基幹系統3Bのいずれかを選択するので、局所負荷用発電設備1Aのバックアップにかかるコストを低減することができる。
なお、本発明は上記の実施形態に限定されるものではなく、その要旨の範囲内で数々の変形が可能である。例えば、上記の実施形態では、局所負荷用発電設備1Aのバックアップ候補を2つ(バックアップ用発電設備1Bおよび基幹系統3B)用意した場合を例にとり説明したが、バックアップ候補は3以上の複数用意しても構わない。この場合、最もコストが低くなるバックアップ候補あるいはバックアップ候補の組合せに、不足電力を補わせるようにすればよい。また、上記の実施形態において、複数のコンピュータを用いてバックアップ制御装置10を構築してもよい。
図1は本発明の一実施形態が適用されたバックアップシステムの概略構成図である。 図2はバックアップ制御装置10の概略構成図である。 図3は不具合発生予兆検知部101の概略構成図である。 図4は運転条件-寿命関係推定部102の概略構成図である。 図5は継続運転判定部103の概略構成図である。 図6は不足電力推定部104の概略構成図である。 図7はバックアップ選択部105の概略構成図である。 図8は運転計画作成部106の概略構成図である。 図9はバックアップ制御装置10のハードウエア構成例を示す図である。 図10はバックアップ制御装置10の動作を説明するフロー図である。
符号の説明
1A:局所負荷用発電設備、1B:バックアップ用発電設備、2A:運転制御装置、2B:運転制御装置、3A:局所系統、3B:基幹系統、3C:バックアップ系統、4:所内負荷、5A:遮断機、5B:遮断機、6A:変圧器、6B:変圧器、7A:連系器、7B:連系器、8:ネットワーク、10:バックアップ制御装置、101:不具合発生予兆検知部、102:運転条件-寿命推定部、103:継続運転判定部、104:不足電力量推定部、105:バックアップ選択部、106:運転計画作成部、107:バックアップ制御部、108:局所負荷用発電設備DB、109:局所負荷DB、110:基幹系統DB、111:バックアップ用発電設備DB

Claims (6)

  1. 負荷に接続された発電設備のバックアップを制御する発電設備のバックアップ制御方法であって、
    前記発電設備の運転状態情報に基づいて、前記発電設備の不具合発生の予兆を検出する不具合予兆検知ステップと、
    前記不具合予兆検知ステップにより前記発電設備の不具合発生の予兆が検出された場合に、前記発電設備を構成する所定部品の運転実績に基づいて、前記所定部品の運転条件と寿命との関係を示す運転条件-寿命情報を推定する部品寿命推定ステップと、
    前記部品寿命推定ステップで前記所定部品の運転条件-寿命情報が推定された場合に、当該所定部品の運転条件-寿命情報と、設定された前記所定部品の交換時期までの残り時間とに基づいて、前記交換時期まで前記発電設備を継続運転できるか否かを判定する継続運転判定ステップと、
    前記継続運転判定ステップにより前記交換時期まで前記発電設備を継続運転できないと判定した場合に、第1の連系器を介して前記負荷に接続されたバックアップ用発電設備により前記交換時期までに前記負荷に供給すべき電力量を補う場合にかかるコストと、第2の連系器を介して前記負荷に接続された電力系統から前記交換時期までに前記負荷に供給すべき電力量を補う場合にかかるコストとを比較し、前記発電設備のバックアップとして、前記バックアップ用発電設備および前記電力系統のいずれかを選択する第1のバックアップ選択ステップと、
    前記継続運転判定ステップにより前記交換時期まで前記発電設備を継続運転できると判定した場合に、前記所定部品の寿命が前記交換時期までの残り時間以上となる運転条件で前記発電設備を稼動させた場合の発電量に基づいて、前記交換時期までに前記負荷に供給すべき電力量のうち、前記発電設備では賄えない不足電力量を推定する不足電力量推定ステップと、
    前記不足電力量推定ステップにより推定された不足電力量が所定値より大きい場合に、前記バックアップ用発電設備により前記不足電力量を補う場合にかかるコストと、前記電力系統から前記不足電力量を補う場合にかかるコストとを比較し、前記発電設備のバックアップとして、前記バックアップ用発電設備および前記電力系統のいずれかを選択する第2のバックアップ選択ステップと、を有すること
    を特徴とする発電設備のバックアップ制御方法。
  2. 請求項1に記載の発電設備のバックアップ制御方法であって、
    前記第1および第2のバックアップ選択ステップは、前記バックアップ用発電設備を選択した場合に前記バックアップ用発電設備を前記負荷に接続するための制御情報を前記第1の連系器に出力し、前記電力系統を選択した場合に前記電力系統を前記負荷に接続するための制御情報を前記第2の連系器に出力すること
    を特徴とする発電設備のバックアップ制御方法。
  3. 請求項1に記載の発電設備のバックアップ制御方法であって、
    前記継続運転判定ステップにより前記交換時期まで前記発電設備を継続運転できると判定した場合に、前記所定部品の寿命が前記交換時期までの残り時間以上となる運転条件で前記発電設備を稼動させるための制御情報を前記発電設備に出力する発電設備制御ステップをさらに有すること
    を特徴とする発電設備のバックアップ制御方法。
  4. 請求項1に記載の発電設備のバックアップ制御方法であって、
    前記第1のバックアップ選択ステップにより前記バックアップ用発電設備が選択された場合に、前記交換時期までに前記負荷に供給すべき電力量を前記バックアップ用発電設備から補うための前記バックアップ用発電設備の運転条件を決定し、当該運転条件で前記発電設備を稼動させるための制御情報を前記バックアップ用発電設備に出力するバックアップ用発電設備制御ステップをさらに有すること
    を特徴とする発電設備のバックアップ制御方法。
  5. 請求項1に記載の発電設備のバックアップ制御方法であって、
    前記第2のバックアップ選択ステップにより前記バックアップ用発電設備が選択された場合に、前記不足電力量を前記バックアップ用発電設備から補うための前記バックアップ用発電設備の運転条件を決定し、当該運転条件で前記発電設備を稼動させるための制御情報を前記バックアップ用発電設備に出力するバックアップ用発電設備制御ステップをさらに有すること
    を特徴とする発電設備のバックアップ制御方法。
  6. 負荷に接続された発電設備のバックアップを制御する発電設備のバックアップ制御装置であって、
    前記発電設備の運転状態情報に基づいて、前記発電設備の不具合発生の予兆を検出する不具合予兆検知手段と、
    前記不具合予兆検知手段により前記発電設備の不具合発生の予兆が検出された場合に、前記発電設備を構成する所定部品の運転実績に基づいて、前記所定部品の運転条件と寿命との関係を示す運転条件-寿命情報を推定する部品寿命推定手段と、
    前記部品寿命推定手段で前記所定部品の運転条件-寿命情報が推定された場合に、当該所定部品の運転条件-寿命情報と前記所定部品の交換時期までの残り時間とに基づいて、前記交換時期まで前記発電設備を継続運転できるか否かを判定する継続運転判定手段と、
    前記継続運転判定手段により前記交換時期まで前記発電設備を継続運転できると判定した場合に、前記所定部品の寿命が前記交換時期までの残り時間以上となる運転条件で前記発電設備を稼動させた場合の発電量に基づいて、前記交換時期までに前記負荷に供給すべき電力量のうち前記発電設備では補えない不足電力量を推定する不足電力量推定手段と、
    前記継続運転判定手段により前記交換時期まで前記発電設備を継続運転できないと判定した場合は、第1の連系器を介して前記負荷に接続されたバックアップ用発電設備により前記交換時期までに前記負荷に供給すべき電力量を補う場合にかかるコストと、第2の連系器を介して前記負荷に接続された電力系統から前記交換時期までに前記負荷に供給すべき電力量を補う場合にかかるコストとを比較し、前記発電設備のバックアップとして、前記バックアップ用発電設備および前記電力系統のいずれかを選択し、前記継続運転判定手段により前記交換時期まで前記発電設備を継続運転できると判定した場合は、前記不足電力量推定手段により推定された不足電力量が所定値より大きい場合に、前記バックアップ用発電設備により前記不足電力量を補う場合にかかるコストと、前記電力系統から前記不足電力量を補う場合にかかるコストとを比較し、前記発電設備のバックアップとして、前記バックアップ用発電設備および前記電力系統のいずれかを選択するバックアップ選択手段と、を有すること
    を特徴とする発電設備のバックアップ制御装置。
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