JP6609520B2 - マイクログリッド制御装置及び方法 - Google Patents

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Description

本発明は、マイクログリッド制御装置及び方法に関するものである。
近年、電力系統の停電リスクが増大したことに伴い、マイクログリッドを自立運用することにより、当該地域で電力供給を継続するニーズが高まっている。マイクログリッドの自立運用とは、マイクログリッドと電力系統との連系点のスイッチを開放し、マイクログリッド内の発電機を電力供給源として電力供給を継続することである。一般的に、マイクログリッドは電力系統が健全状態である間は連系点のスイッチを閉じている。そして、この間、マイクログリッドで消費される電力は、外部系統からの供給電力とマイクログリッド内の発電機からの供給電力でまかなわれる。ここで、電力系統が突然停電した場合を考える。このとき、マイクログリッドは、電力系統との連系点のスイッチを開放することにより自立運用へ移行する。しかし、自立運用移行直後には、外部系統から供給されていた電力が喪失されるため、マイクログリッド内の需給バランス(=電力供給量と電力需要の大きさのバランス)が突然大きく崩れる。この需給バランスの急変に対し、マイクログリッド内の発電機が追従できず停止することにより、マイクログリッド内で一時的に停電が発生するという課題がある。
マイクログリッドの自立運用移行直後の需給ギャップを小さくするための従来技術のひとつとして、非特許文献1に記す技術がある。本文献には,マイクログリッドの自立移行準備として、外部系統との連系点潮流がゼロになるように発電機を制御し、かつ蓄電池で自立移行直後の需給バランス補償する技術が記されている。本技術の適用により、マイクログリッド内の発電機に対する電力需要の急変を小さくすることができるので、マイクログリッドの自立運用直後において発電機が停止しないというメリットがある。
Transition Management of Microgrids With High Penetration of Renewable Energy(University of Wisconsin-Milwaukee), Smart Grid IEEE Transactions on(Volume:5 , Issue: 2 ),pp539-549, 06.11.2013
非特許文献1に記載の方式は、高価な蓄電池を設ける必要があることから、設備コストが高いという課題がある。そこで、本発明は、蓄電池を用いることなく、自立運用移行時のマイクログリッドの需給バランスを発電機の許容ギャップ内に収めることで、自立運用移行直後の停電を回避することを目的とする。
上記課題を解決する為に、電力系統から独立して自立運転が可能なマイクログリッドの制御を行うマイクログリッド制御装置において、前記電力系統の異常リスクと、前記自立運転に移行する基準を示す基準値とに基づいて前記自立運転への移行要否を判断する自立運転準備開始判断部と、前記自立運転に移行する場合に、前記マイクログリッド内の発電設備の発電計画と、前記発電設備が自立運転移行後に運転継続可能な需給バランス範囲と、前記マイクログリッド内の負荷設備の需要量及び再エネ設備の発電量の予測値とに基づいて、前記需給バランス範囲内に収まるように、前記発電設備、前記負荷設備、又は前記再エネ設備の内少なくとも一つに対して停止指令を行う停止設備を選択する需給バランス調整計画部と、を備えることを特徴とする。
本発明によれば,自立運用移行時のマイクログリッドの需給バランスを発電機の許容ギャップ内に収めることができるので、自立運用移行直後の停電を回避することができる。
マイクログリッドとその制御装置の全体構成図を示す。 自立運用準備開始判断部0113のフローチャートを示す。 電力系統異常リスクデータベース0114のテーブル定義を示す。 自立運用準備開始基準データベース0115のテーブル定義を示す。 需給バランス調整計画部0116のフローチャートを示す。 発電機発電計画データベース0117のテーブル定義を示す。 需給バランス許容範囲データベース0118のテーブル定義を示す。 停止機器選択部S0506のフローチャートを示す。 調整計画出力部0119の出力データの一例を示す。 需要・再エネ発電量予測部0120のフローチャートを示す。 計測値データベース0121のテーブル定義を示す。 安定度データベース0122のテーブル定義を示す。
図1はマイクログリッドとその制御装置の全体構成である。0100は電力系統、0101はマイクログリッド、0102はマイクログリッド制御装置である。0106はスイッチである。スイッチ0106がONの場合はマイクログリッド0101が電力系統0100と接続されている。一方、スイッチ0106がOFFの場合は、マイクログリッド0101は電力系統0100と分離される。
マイクログリッド0101は以下の要素で構成される。
0103は負荷である。負荷とは、例えば照明器具や空調設備などがあげられる。一般的に負荷はマイクログリッド内に複数台存在することから、本図では負荷を01031から0103と複数台示している。
0104は発電設備(以下、発電機とする)である。発電機とは、例えばガスタービン発電機やコジェネなど、燃料を用いて電力を発電する設備である。上記と同様に、一般的に発電機はマイクログリッド内で複数台存在することが考えられることから、本図では発電機を0104から0104と複数台示した。
0105は再エネである。再エネとは、例えば太陽光発電や風力発電、地熱発電などが考えられる。上記と同様に、一般的に再エネ設備はマイクログリッド内に複数台存在することが考えられることから、本図では再エネ設備を0105から0105と複数台示した。
0107は負荷の電力消費量を計測するセンサであり、0107から0107と、負荷0103ごとに設置されている。
0108は発電機の発電量を計測するセンサであり、0108から0108と、発電機0104ごとに設置されている。
0109は再エネ設備の発電量を計測するセンサであり、0109から0109と、再エネ設備0105ごとに設置されている。
各種センサ0107,0108,0109の計測データは、マイクログリッド制御装置0102内の計測値データベース0121へ送られ記録される。
0110は負荷0103の制御部であり、マイクログリッド制御装置0102内の調整計画出力部から送られる調整計画情報に沿い負荷0103を制御する。負荷の制御部0110は0110から0110と、負荷0103ごとに設けられている。
0111は発電機0104の制御部であり、マイクログリッド制御装置0102内の調整計画出力部から送られる調整計画情報に沿い発電機0111を制御する。発電機の制御部0111は0111から0111と、発電機0104ごとに設けられている。
0112は再エネ設備0105の制御部であり、マイクログリッド制御装置0102内の調整計画出力部から送られる調整計画情報に沿い再エネ設備0115を制御する。再エネ設備の制御部0112は0112から0112と、再エネ設備0105ごとに設けられている。
マイクログリッド制御装置0102は以下の要素で構成される。
0113は自立運用準備開始判断部である。自立運用準備開始判断部0113は、電力系統0100の停電リスクなどが記録された電力系統異常リスクデータベース0114の情報と、マイクログリッド0101を自立移行する判断基準となる停電リスクなどの基準値の情報が記録された自立運用準備開始基準データベース0115の情報と、から、マイクログリッド0101を自立運用へ移行するための準備を始めるか否かを判定し、その結果を需給バランス調整計画部0116へ出力する。
0116は需給バランス調整計画部である。需給バランス調整計画部0116は、自立運用基準開始判断部0113が出力する自立運用移行準備開始判定結果と、発電機0104の発電計画である発電機発電計画データベース0117の情報と、発電機0104が運転継続可能な需給バランス範囲が記録された需給バランス許容範囲データベース0118の情報と、需要・再エネ発電量予測部0120が出力する負荷0103の需要や再エネ設備0105の発電機の予測値情報と、から、マイクログリッド0101内の需給バランスを発電機0104の許容範囲内に収めるための、負荷0103や再エネ設備0105の調整計画を生成し、調整計画出力部0119へ出力する。
0119は調整計画出力部である。調整計画出力部0119は、需給バランス調整計画部0116が出力する、マイクログリッド0101内の需給バランスを発電機0104の許容範囲内に収めるための、負荷0103や再エネ設備0105の調整計画をオペレータ等へ出力する。また、この調整計画の情報を制御指令として、マイクログリッド0101内の各種制御部0110,0111,0112へ出力する。
0120は需要・再エネ発電量予測部である。需要・再エネ発電量予測部は、マイクログリッド0101内の負荷0103や発電機0104や再エネ設備0105の電力需要や発電量が記録された計測値データベース0121の情報と、負荷0103や発電機0104や再エネ設備0105を安定設備と不安定設備に振り分けるための安定度情報が記録された安定度データベース0122の情報と、と用いて、を予測する機能である。負荷0103や発電機0104や再エネ設備0105の電力需要や発電量を予測する機能である。
以下,各機能の処理内容について詳細に記載する。
図2は自立運用準備開始判断部0113のフローチャートである。本機能は、一定周期で実行される。
S0201にて、電力系統異常リスクデータベース0114から、将来時刻の電力系統の異常リスク情報を取得する。電力系統異常リスク情報について図3に記す。図3は電力系統異常リスクデータベース0114のテーブル定義の一例である。ここでは、時刻ごとの各種リスクの値が記録されている。各種リスクとは、例えば、電力系統0100が停電する確率や、電力系統0100の電圧が不安定になる確率などが考えられる。これらの値は、例えば気象情報や他地域の停電情報等に基づき、マイクログリッド制御装置0102のオペレータが入力することが考えられる。図2に戻る。
S0202にて、自立運用準備開始基準データベース0115から、自立運用準備開始基準情報を参照する。自立運用準備開始基準情報について図4に記す。図4(a)は自立運用準備開始判断の基準値が記録されたテーブル定義の一例である。ここでは、リスク種別ごとに、基準値1、基準値2と、2つの基準値が記録されている。基準値1と基準値2の意味合いを、図4(b)を用いて説明する。あるリスクの発生確率が基準値1より小さい、または、基準値2より大きな場合に電力系統0100が異常状態に近づいていると考える。図2に戻る。
S0203にて、マイクログリッド0101を自立運用へ移行する準備を開始するか否かを判定する。判定方法を再び図4(b)を用いて説明する。図4(b)にて、リスクの発生確率と基準値1基準値2とから、自立運用開始基準に合致しているか否かを判定する。
S0204にて、S0203の結果、自立運用開始基準に合致していると判定されたか否かにより処理が分岐する。自立運用開始基準に合致していると判定されている場合には、S0205へ移動する。一方、自立運用開始基準に合致していない場合には、本フローチャートを終了する。
S0205にて、自立運用開始トリガを図1の需給バランス調整計画0116へ出力する。
図5は需給バランス調整計画0116のフローチャートである。
S0501にて、図1の自立運用準備開始判断部0113が出力する自立運用開始トリガを受信する。
S0502にて、図1の需要・再エネ発電量予測部0120が出力する需要予測情報を取得する。需要予測情報については、後述する。
S0503にて、図1の需要・再エネ発電量予測部0120が出力する再エネ発電量予測情報を取得する。再エネ発電量予測情報についても、後述する。
S0504にて、発電機発電計画データベース0117を参照し、発電機0104の定格出力と運転計画を取得する。ここで、発電機運転計画情報について図6を用いて説明する。図6は発電機0104の運転計画情報が記録されたテーブル定義の一例である。横軸は発電機の名称であり、縦軸に各発電機の定格出力と時刻ごとの運転計画が記録されている。なお、時刻ごとの運転計画は、ここではON,OFFの2種類を想定しているが、部分負荷運転を現す値が記録されていてもよい。図5に戻る。
S0505は、需給バランス許容範囲データベース0118を参照し、需給バランスの許容範囲の情報を取得する。ここで、需給バランスの許容範囲の情報について図7を用いて説明する。図7は需給バランス許容範囲データベースのテーブル定義である。横軸に発電機の名称と、発電機が運転継続可能な需給バランスの値が記録されている。ここで需給バランスを数1で定義する。
(数1)
需給バランス=(Σ発電機出力kW−電力需要kW)/Σ発電機出力kW
図7のテーブル定義は、発電機のON,OFFの組み合わせごとに、数1で算出された需給バランスの値が記録されている。図5に戻る。
S0506にて、マイクログリッド0100内の需給バランスを許容範囲に収めるための停止機器を選択する。本処理のフローチャートを図8に示す。
図8は、需給バランス調整計画部0116の停止機器選択処理S0506のフローチャートと処理のイメージである。
S0801にて、安定度データベース0122にて不安定であると記録されている再エネ設備の全てを停止する候補に指定する。
S0802にて、安定度データベース0122にて不安定であると記録されている需要設備の全てを停止する候補に指定する。
S0803にて、停止指定した発電設備や電力需要を除いた後の需給バランスを算出する。算出には数1を用いる。
S0804にて、S0803で算出した需給バランスの値が需給バランス許容範囲にあるか否かを判定する。需給バランスの許容範囲はデータベース0118を参照して取得する。ここで、需給バランスの値が許容範囲にない場合は、S0805へ進む。一方、需給バランスの値が許容範囲内の場合は本フローチャートを終了する。
S0805では、残る負荷設備の中から1台について停止候補に選択し、再びS0803を処理する。
図8(b)は、停止機器選択処理S0506の処理のイメージである。発電設備(発電機0104と再エネ設備0105の両方が含まれている)と負荷設備0103について、それぞれの電力を積み上げたイメージである。本処理S0506では、マイクログリッド0100が自立運用する場合を想定し、マイクログリッド0100内の発電設備と負荷との需給バランスを発電機0104の許容範囲内に安定して収まり続けるよう調整する。そのためには、発電設備と負荷設備のうちから、発電量や電力需要が不安定な設備の全ての停止候補に指定する。その結果、本図では残る発電電力は、発電機1と発電機2の出力を足し合わせた大きさとなる。ここで、発電電力の大きさは、数2で計算する。
(数2)
発電電力 = Σ(発電機定格出力×運転状態)
なお、運転状態とは発電機発電計画データベース0117に記録されたON、OFF情報であり、ONであれば1、OFFであれば0である。一方、負荷の大きさは負荷1から負荷8までを足し合わせた大きさである。この状態で、まず数1で需給バランスを計算する。その結果、需給バランスが許容範囲内に内場合には、負荷設備のうち1台を停止候補とする。例えば、負荷1を停止候補とする。そして発電機1と発電機2の出力を足し合わせた発電量と、負荷設備2から負荷8までを足し合わせた負荷の大きさとから、再び数1で需給バランスを計算する。このように、負荷設備を1台ずつ停止候補に指定しながら、需給バランスが許容範囲内に入るまで繰り返す。図5に戻る。S0506で指定した停止候補の設備名を調整計画出力部0119へ出力する。
図9は調整計画出力部が出力するデータの一例である。縦軸は設備名称であり、それぞれについて運転状態が表示される。運転状態はONまたはOFFである。設備状態の値は、初期状態として全ての設備でONとしておき、需給バランス調整計画部0116が出力する停止候補の設備についてOFFと書き換える。本出力データはマイクログリッド制御装置0101のオペレータ等へ示される。また、制御指令として各種制御部0110,0111,0112へ出力される。なお、各種制御部0110,0111,0112は、受信した停止機器候補のリストを参照し、本リスト内に自身が制御する設備の運転状態の情報がOFFであれば、当該設備を停止させる。
図10は需要・再エネ発電量予測部0120のフローチャートである。
S1001は負荷0103・再エネ設備0105ごとのループ処理である。
S1002では、ループ処理S1001で対象となっている設備機器について、計測値データベース0121を参照して、現在までの計測値の実績データを取得する。ここで計測値データベース0121について図11を用いて説明する。図11は計測値データベースのテーブル定義の一例である。ここでは日時ごと、設備機器ごとに計測値が記録されている。図10に戻る。
S1003では、安定度データベース0112を参照して、安定度データを取得する。安定度データについて図12を用いて説明する。図12は安定度データベースのテーブル定義の一例である。ここでは、設備機器ごとに安定度の情報が記録されている。ここで、安定度とは、発電設備であれば発電電力の大きさが、負荷設備であれば電力需要の大きさが、安定的であるか不安定的であるかを示している。この情報は、図示しない入力部によりオペレータが設定してもよいし、図示しない安定度決定部により、計測値データベース0121の計測値の標準偏差等を閾値と比較するといったように、自動的に決めても良い。例えば、標準偏差が基準値以下であれば安定、そうでなければ不安定と決める。図10に戻る。
S1004では、S1002で取得した計測値の実績データをもとに発電量や電力需要を予測する。予測手法は何を用いても良い。例えば、実績データの外挿により発電量や電力需要を予測する。
なお,本発明は上記した実施例に限定されるものではなく,様々な変形例が含まれる。例えば上記した実施例は本発明を分かりやすく説明するために詳細に説明したものであり,必ずしも説明した全ての構成を備えるものに限定されるものではない。
電力系統の停電リスク等が高まった際に、外部系統と連系したままマイクログリッド内の需給バランスを許容範囲に収め、かつその状態を維持することから、後に外部系統が停電に至り連系点のスイッチを開放したとしても、マイクログリッド内の需給バランスは既に許容範囲内にありマイクログリッドの発電機が継続して運転できることから、自立運用移行直後の停電を回避できる。
0100 電力系統
0101 マイクログリッド
0102 マイクログリッド制御装置
0103 負荷
0104 発電機
0105 再エネ設備
0106 スイッチ
0107 負荷設備の電力需要センサ
0108 発電機の発電量センサ
0109 再エネ設備の発電量センサ
0110 負荷設備の制御部
0111 発電機の制御部
0112 再エネ設備の制御部
0113 自立運用準備開始判断部
0114 電力系統異常リスクベータベース
0115 自立運用準備開始基準データベース
0116 需給バランス調整計画部
0117 発電機発電計画データベース
0118 需給バランス許容範囲データベース
0119 調整計画出力部
0120 需要・再エネ発電量予測部
0121 計測値データベース
0122 安定度データベース

Claims (10)

  1. 電力系統から独立して自立運転が可能なマイクログリッドの制御を行うマイクログリッド制御装置において、
    前記電力系統の異常リスクと、前記自立運転に移行する基準を示す基準値とに基づいて前記自立運転への移行要否を判断する自立運転準備開始判断部と、
    前記自立運転に移行する場合に、前記マイクログリッド内の発電設備の発電計画と、前記発電設備が自立運転移行後に運転継続可能な需給バランス範囲と、前記マイクログリッド内の負荷設備の需要量及び再エネ設備の発電量の予測値とに基づいて、前記需給バランス範囲内に収まるように、前記発電設備、前記負荷設備、又は前記再エネ設備の内少なくとも一つに対して停止指令を行う停止設備を選択する需給バランス調整計画部と、
    を備えることを特徴とするマイクログリッド制御装置。
  2. 請求項1に記載のマイクログリッド制御装置は、
    前記停止設備に対して、制御指令を出力する調整計画出力部と、
    を更に備えることを特徴とするマイクログリッド制御装置。
  3. 請求項1に記載のマイクログリッド制御装置において、
    前記需給バランス調整計画部は、前記マイクログリッド内の各設備の安定度情報に基づいて、前記停止設備の選択を行うことを特徴とするマイクログリッド制御装置。
  4. 請求項3に記載のマイクログリッド制御装置において、
    前記安定度情報は、予め設定する、又は前記マイクログリッド内の各設備の計測値の標準偏差を所定閾値と比較することで決定することを特徴とするマイクログリッド制御装置。
  5. 請求項1に記載のマイクログリッド制御装置において、
    前記異常リスクには、前記電力系統が停電する確率、前記電力系統の電圧が不安定になる確率が含まれることを特徴とするマイクログリッド制御装置。
  6. 請求項1に記載のマイクログリッド制御装置において、
    前記異常リスクは、気象情報又は他の地域の停電情報に基づいて決定することを特徴とするマイクログリッド制御装置。
  7. 請求項1に記載のマイクログリッド制御装置において、
    前記自立運転準備開始判断部は、前記異常リスクが前記基準値に基づいて定める範囲内に収まっているか否かに基づいて前記移行要否の判断を行うことを特徴とするマイクログリッド制御装置。
  8. 請求項1に記載のマイクログリッド制御装置において、
    前記発電計画には、発電設備ごとの定格出力及び各時刻における運転計画が含まれることを特徴とするマイクログリッド制御装置。
  9. 請求項1に記載のマイクログリッド制御装置において、
    前記需給バランス範囲は、複数の発電設備のON又はOFFの組合せパターンごとに、発電機出力量と電力需要量とに基づいて算出することを特徴とするマイクログリッド制御装置。
  10. 電力系統から独立して自立運転が可能なマイクログリッドの制御を行うマイクログリッド制御方法において、
    前記電力系統の異常リスクと、前記自立運転に移行する基準を示す基準値とに基づいて前記自立運転への移行要否を判断し、前記自立運転に移行する場合に、前記マイクログリッド内の発電設備の発電計画と、前記発電設備が自立運転移行後に運転継続可能な需給バランス範囲と、前記マイクログリッド内の負荷設備の需要量及び再エネ設備の発電量の予測値とに基づいて、前記需給バランス範囲内に収まるように、前記発電設備、前記負荷設備、又は前記再エネ設備の内少なくとも一つに対して停止指令を行う停止設備を選択することを特徴とするマイクログリッド制御方法。
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