JP2006038761A - X線異物検出装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 装置に設けられる検知手段を減らして、コストを削減し、安価で充分な安全性を確保する。
【解決手段】 開口部4を有する筐体2と、開口部4内に着脱可能に配設されて開口部4の下面を遮蔽し、被検体を搬送する搬送手段10と、開口部4の前面を開閉可能に遮蔽するとともに筐体2及び搬送手段10に支持される遮蔽扉15と、遮蔽扉15の開閉状態を検知して信号を出力する検出手段としてのインターロックスイッチ16と、開口部4内にて被検体にX線を照射するX線照射手段40と、被検体を透過してくるX線を検出して被検体中における異物の混入を検出するX線検出手段50とを備える。
【選択図】 図1

Description

本発明は、搬送手段により搬送される被検体にX線を照射し、その透過量に基づいて当該被検体に混入している異物を検出するX線異物検出装置に係り、特に、筐体の開口前面を遮蔽し、該筐体に対して着脱可能な遮蔽扉の支持構造に関する。
従来より、例えば、生肉,魚介,加工食品,医薬などの被検体に混入している異物(金属,ガラス,骨,石,合成樹脂材など)を検出するためにX線異物検出装置が用いられている。このような検査装置の一例として、下記特許文献1に開示されている放射線検査装置がある。
図8(a),(b)に示すように、この放射線検査装置100は、X線管102などを支持するとともに、X線の外部への漏れを遮蔽する支持台101及びX線遮蔽箱106と、被検体110を該X線遮蔽箱106内に搬送するコンベア台111とで略構成されている。
支持台101及びX線遮蔽箱106は、4本の脚を有する支持台101上にX線フィルタ103と疑似物体投入器104とが配設されている。更に、下方にはX線センサ105が配置されている。
以上のように構成されたX線管102,X線フィルタ103,疑似物体投入器104,X線センサ105などが略直方体状のX線遮蔽箱106により覆われている。また、X線遮蔽箱106の前面にはX線を遮断する扉107が蝶板により開閉自在に取り付けられ、該扉107の対向側面は支持台101に固定されている。さらに、X線遮蔽箱106の両側面には被検体110の通過用の入出口をなす開口部108a,108bが形成されている。
また、コンベア台111の4本の脚の先端には、それぞれキャスタ112が取り付けられ、前面方向に引出し可能に構成されている。さらに、コンベア台111の上面には第1ベルトコンベア113と第2ベルトコンベア114とが配置されている。
第1ベルトコンベア113は、第1ローラ113aと第2ローラ113bとにより放射線検査装置100内に向かって上昇するように張架されている。第1ローラ113aは開口部108aから外部に出た位置に配置され、第2ローラ113は前記疑似物体投入器104の下方近くの位置に配置されている。
第2ベルトコンベア114は、第1〜第4ローラ114a〜114dにより張架されている。第1ローラ114aは開口部108bから外部に突き出た位置に配置され、第2ローラ114bは前記X線フィルタ103の右下方で且つ前記第1ベルトコンベア113の第2ローラ113bの高さよりやや低い位置に配置され、第3ローラ114cは第2ローラ114bよりやや低く且つ前記第1ベルトコンベア113の第2ローラ113bの下方に配置され、更に、第4ローラ114dは第3ローラ114cの下方で第1ローラ114dと略同一の高さの位置に配置されている。
特開平9−145343号公報
ところで、上述したような放射線検査装置100では、開口部が遮蔽されてない状態のまま作動させるとX線が漏洩して危険であるため、開口部を遮蔽する部材が正しく取り付けられているかどうかを検知する検知手段(インターロックスイッチなど)が設けられている。一般に、このような検知手段は、前記遮蔽部材に設けられる図示しない操作体が、開口部を遮蔽する位置にあるときに図示しないアクチュエータに接触してこれを作動させ、接点を開閉するものであり、遮蔽部材が正しく取り付けられているときのみにX線照射制御回路を作動可能な状態にする。
しかしながら、この放射線検査装置100は、X線を遮断する扉107が蝶板によりX線遮蔽箱106に取り付けられ、コンベア台111がX線遮蔽箱106と着脱自在に構成されていることから、扉107及びコンベア台111のそれぞれに検知手段を設ける必要があり、装置100にかかるコストを高くしていた。また、扉107は、装置100の大きさなどに関係して複数設けられる場合もあり、その際、各扉107ごとに検知手段が必要となり、更にコストは高くなる。
そこで本発明は、上記状況に鑑みてなされたもので、搬送手段用の検知手段を不要とすることで装置に設けられる検知手段を減らして、この装置にかかるコストを削減し、安価で充分な安全性を確保したX線異物検出装置を提供することを目的とする。
次に、上記の課題を解決するための手段を、実施の形態に対応する図面を参照して説明する。
本発明の請求項1記載のX線異物検出装置は、開口部4を有する筐体2と、
前記開口部4内に着脱可能に配設されて該開口部4の下面を遮蔽し、被検体を搬送する搬送手段10と、
前記開口部4の前面を開閉可能に遮蔽するとともに前記筐体2及び前記搬送手段10に支持される遮蔽扉15と、
前記遮蔽扉15の開閉状態を検知して信号を出力する検知手段16と、
前記開口部4内にて前記被検体にX線を照射するX線照射手段40と、
前記被検体を透過してくるX線を検出して該被検体中における異物の混入を検出するX線検出手段50と、を具備することを特徴とする。
このような構成によれば、搬送手段10が開口部4内に配設されていない状態では、遮蔽扉15を取り付けることが不可能となる。これにより、遮蔽扉15が未閉止状態となり、検知手段16が機能して、X線異物検出装置1は作動しないため、X線の漏洩を防ぐことが可能となる。この結果、搬送手段10用の検知手段は不要となり、遮蔽扉15用の検知手段16のみを設けて、搬送手段10の配設状態及び遮蔽扉15の開閉状態を検知することが可能となる。
請求項2記載のX線異物検出装置は、前記遮蔽扉15は左右方向に開閉し、その傾きが前記筐体2及び前記搬送手段10とのそれぞれの連結部分によって抑制され、その重量が前記搬送手段10との連結部分によって支持されていることを特徴とする。
このような構成によれば、遮蔽扉15と筐体2及び搬送手段10との各連結部材がそれぞれ別々の機能を備えていることにより、筐体2に取り付けられた遮蔽扉15は、左右方向にガタつきなく開閉され、更に、開口部4内に搬送手段10が配設されてない場合、該扉15は上下方向に支持されないために落下する。
請求項3記載のX線異物検出装置は、前記筐体2との連結部分が、前記遮蔽扉15を左右方向に回転可能に支持する少なくとも1つの上部ヒンジ部20からなり、
前記搬送手段10との連結部分が、前記遮蔽扉15を左右方向に回転可能に支持するとともに該遮蔽扉15を上下方向に支持する1つの下部ヒンジ部30からなり、
前記上部ヒンジ部20と前記下部ヒンジ部30とは、上下方向に並んで設けられていることを特徴とする。
このような構成によれば、上部ヒンジ部20と下部ヒンジ部30とがそれぞれ別々の機能を備えていることにより、上記同様に、筐体2に取り付けられた遮蔽扉15は、上部ヒンジ部20によって左右方向にガタつきなく開閉され、更に、開口部4内に搬送手段10が配設されてない場合、該扉15は上下方向に支持されないために落下する。
請求項4記載のX線異物検出装置は、請求項3記載のX線異物検出装置1において、
前記上部ヒンジ部20が、前記筐体2の前面外側縁に設けられ、挿入口27が形成された断面略C字形の筒体からなるヒンジ受部25と、
前記遮蔽扉15の一方側縁に設けられた略円柱状の軸部23の上面に略円弧状の両端を有し且つ前記挿入口27から挿通させて前記ヒンジ受部25内に回転可能に挿入される挿入部24が突設されている扉側上部ヒンジ21と、を具備し、
前記下部ヒンジ部30が、前記遮蔽扉15の一方側縁における前記扉側上部ヒンジ21の下方に設けられた略円柱状の軸部33の下面に略円柱状の突起部34が突設された扉側下部ヒンジ31と、
前記搬送手段10の前面に設けられ、前記突起部34が上方から挿通される挿通孔36が設けられた載置部37を備えるヒンジ受台35と、を具備することを特徴とする。
このような構成によれば、挿入口27から挿入部24が挿入されることで、該挿入部24をヒンジ受部21内で回転させることで、ヒンジ受部25と扉側上部ヒンジ21とは回転可能に連結されて遮蔽扉15を左右方向に開閉させる。更に、軸部33が載置部37の上面に載置されることで、遮蔽扉15は軸部33を介してヒンジ受台35、つまり搬送手段10に支持される。また、突起部34が挿通孔36に挿通されることにより、遮蔽扉15の左右方向への開閉が補助されて該扉15の開閉時のガタつきを更に抑制することが可能となる。
本発明によるX線異物検出装置によれば、開口部の下面を遮蔽している搬送手段が開口部内に配設されてない状態では、開口部の前面を開閉自在に遮蔽する遮蔽扉を取り付けることが不可能となる。これにより、遮蔽扉が未閉止状態となり、検知手段が機能して、X線異物検出装置は作動しないため、誤作動によるX線の漏洩を防ぐことができる。この結果、これまで搬送手段に設けられていた検知手段は不要となり、遮蔽扉用の検知手段のみを設ければよいこととなる。したがって、装置にかかるコストを削減することが可能となり、更に、充分な安全性を確保することができる。
以下、本発明によるX線異物検出装置の好適な実施の形態を図面を参照して具体的に説明する。
図1は本発明によるX線異物検出装置の一実施の形態を示す正面図、図2は上部ヒンジ部を示す分解斜視図、図3は下部ヒンジ部を示す分解斜視図、図4(a)〜(d)は上部ヒンジ部の取付け動作を示す平面図、図5は下部ヒンジ部を示す正面図である。
この実施の形態のX線異物検出装置1は、製造ラインの一部に設けられて、例えば、生肉,魚介,加工食品,医薬などの被検体にX線を照射して、その透過量に基づいて被検体に混入している金属,ガラス,骨,石,合成樹脂材などの異物を検出するものである。
図1に示すように、このX線異物検出装置1は、箱型の筐体2を有しており、脚部3で設置面上に支持されている。この筐体2は、内部から有害な量のX線が外部に漏洩しないように放射線防護材料を用いて形成されている。また、筐体2には、前面を開放し、且つ左右両側面を貫通して開口部4が設けられている。さらに、筐体2の両側部には庇部5,5がそれぞれ左右方向に延設されている。庇部5,5は開口部4両側面の周囲を覆い、その内部には被検体の通過を可能にする図示しない漏洩防止簾が設けられている。
図1に示すように、搬送手段10は、開口部4内に筐体2を左右に貫通して配設されている。この搬送手段10は、搬送方向Yの両端にローラ11,12が設けられ、これらローラ11,12間には無端状の搬送ベルト13が掛け回されている。また、いずれか一方のローラ11は、図示しない駆動モータと接続されている。なお、搬送手段10は、筐体2に対して着脱自在に構成されており、更に、搬送手段10の下方には着脱作業を容易にするキャスター14が設けられている。この搬送手段10は、前段の装置から搬送された被検体を、開口部4内を通過させて後段の装置へと搬送する。
図1に示すように、筐体2の前面には、閉止状態で開口部4の前面を遮蔽する遮蔽扉15が設けられている。本実施の形態では、2枚の遮蔽扉15,15が左右方向に対向して設けられ観音開きに開閉する。また、遮蔽扉15には、検知手段としてのインターロックスイッチ16が設けられており、扉15が開放状態のときにはこのスイッチ16が働き、図示しないX線照射制御回路を作動停止してX線が出射されないようになっている。なお、遮蔽扉15と筐体2との連結部分は上部ヒンジ部20により構成され、遮蔽扉15と搬送手段10との連結部分は下部ヒンジ部30により構成されている。
図2に示すように、上部ヒンジ部20は、遮蔽扉15側に設けられている扉側上部ヒンジ21と、筐体2側に設けられているヒンジ受部25とで構成されている。
扉側上部ヒンジ21は、遮蔽扉15の一方側縁に固定板22を介して略円柱状の軸部23が固着されている。軸部23の上面には、平面視で長軸方向の両端が略円弧状となる湾曲面に形成され、短軸方向は対向する平坦面に形成された略柱状の挿入部24が突設されている。
ヒンジ受部25は、断面略C字形の筒体であり、筐体2の前面外側縁に固定板26を介して固着されている。また、ヒンジ受部25の開口は挿入口27を形成し、その幅は前記挿入部24の短軸方向の長さよりやや広くなっている。
図3に示すように、下部ヒンジ部30は、遮蔽扉15側に設けられている扉側下部ヒンジ31と、搬送手段10側に設けられているヒンジ受台35とで構成されている。
扉側下部ヒンジ31は、遮蔽扉15の一方側縁における前記扉側上部ヒンジ20の下方に固定板32を介して略円柱状の軸部33が固着されている。軸部33の下面には、該軸部33より小径な略円柱状の突起部34が突設されている。
ヒンジ受台35は、図1に示すように、搬送手段10の前面における左右の端部近傍に設けられている。ヒンジ受台35は、挿通孔36が穿設された平板からなる載置部37が、その面を搬送手段10の搬送面と平行にして突設され、その左右を支持板38,38によって支持されている。
ここで、上部ヒンジ部20及び下部ヒンジ部30のそれぞれの連結手順を説明する。
まず、図示しないが、下部ヒンジ部30側において、扉側下部ヒンジ31の突起部34をヒンジ受台35の挿通孔36に挿通する。
次に、図4(a),(b)に示すように、上部ヒンジ部20側において、遮蔽扉15に設けれた扉側上部ヒンジ21を筐体2に設けられたヒンジ受部25の後方に配置する。
次に、図4(c)に示すように、挿入口27に挿入部24を長軸方向から挿入する。
次に、図4(d)に示すように、遮蔽扉15を閉止することで該扉15は左右方向に回転し、挿入部24の湾曲面が挿入口27の内周縁に沿って内部で回動する。これで、上部ヒンジ部20の左右方向への傾きは抑制されることとなり、挿入部24はヒンジ受部25から左右方向には外れなくなる。
図5に示すように、下部ヒンジ部30側において、扉側下部ヒンジ31がヒンジ受台35の載置部37上に載置されて、遮蔽扉15の重量がこのヒンジ受台35によって支持されることとなる。また、挿通孔36に突起部34が挿通されることにより、下部ヒンジ部30の傾きはある程度抑制されることとなる。
以上で、上部ヒンジ部20と下部ヒンジ部30との連結、つまり、遮蔽扉15と筐体2及び搬送手段10との連結が完了する。
筐体2上部の内部には、X線照射手段40が設けられ、X線を下方に向けて照射させる。X線照射手段40から照射されるX線の態様は、搬送手段10の搬送方向Yに対して直交する面状となり、その面は下向きに拡がる略三角形状となっている。
搬送手段10の搬送ベルト12の上側おける下面には、この搬送ベルト12に接するフレーム51が配設され、このフレーム51の内部にはX線検出手段50が設けられている。X線検出手段50は、前記X線照射手段40からの面状のX線に対応して搬送方向Yと直交する方向に形成された図示しないスリットと、このスリットの下方に配設された図示しない複数の検出素子とを有している。このX線検出手段50は、X線照射手段40から照射され被検体を透過したX線を検出して、被検体中に異物が混入しているかどうかを検出する。
図6(a)〜(c)は筐体2に搬送手段10と遮蔽扉15とを取り付ける手順を示す説明図である。
まず、図6(a)に示すように、筐体2の開口部4内に搬送手段10を配設する。
次に、図6(b)に示すように、遮蔽扉15を順次筐体2に取り付ける。ここで、上述した上部ヒンジ部20及び下部ヒンジ部30の連結作業を行うことで遮蔽扉15と筐体2と搬送手段10とは連結される。
次に、図6(c)に示すように、遮蔽扉15を左右方向に回転させて閉止状態にすることで、遮蔽扉15は筐体2に取り付けられる。
以上の手順で筐体2への搬送手段10及び遮蔽扉15の取り付けが完了する。
なお、本実施の形態では、遮蔽扉15が左右方向に開閉する構成となっているが、図7に示すように、遮蔽扉60が上下方向に開閉する構成であってもよい。このような構成では、下方に開閉支点を有する遮蔽扉60が、開口部4内に配設された搬送手段10と連結されることで、筐体2に対して開閉可能に取り付けられるとともに、搬送手段10によって上下方向に支持されることとなる。これにより、上述した実施の形態と同様に、搬送手段10が開口部4内に配設されていない状態では、遮蔽扉60を取り付けることが不可能となる。したがって、搬送手段10用のインターロックスイッチは不要となり、遮蔽扉60用のインターロックスイッチ16のみを設けて、搬送手段10の配設状態及び遮蔽扉15の開閉状態を検知することが可能となる。
この実施の形態によれば、搬送手段10が開口部4内に配設されていない状態では、遮蔽扉15を取り付けることが不可能となる。これにより、遮蔽扉15が未閉止状態となり、インターロックスイッチ16が機能して、装置1は作動しないため、X線の漏洩を防ぐことが可能となる。この結果、搬送手段10用の検知手段は不要となり、遮蔽扉15用のインターロックスイッチ16のみを設けて、搬送手段10の配設状態及び遮蔽扉15の開閉状態を検知することが可能となる。
また、上部ヒンジ部20と下部ヒンジ部30とがそれぞれ別々の機能を備えていることにより、筐体2に取り付けられた遮蔽扉15は、上部ヒンジ部20によって左右方向にガタつきなく開閉され、更に、開口部4内に搬送手段10が配設されてない場合、該扉15は上下方向に支持されないために落下する。これにより、上記同様に、遮蔽扉15が未閉止状態となり、インターロックスイッチ16が機能して、装置1は作動しないため、X線の漏洩を防ぐことが可能となるという効果が得られる。
さらに、挿入口27から挿入部24が挿入されることで、ヒンジ受部25と扉側上部ヒンジ22とは回転可能に連結されて遮蔽扉15を左右方向に開閉させる。更に、軸部33が載置部37の上面に載置されることで、遮蔽扉15は軸部33を介してヒンジ受台35、つまり搬送手段10に支持される。また、突起部34が挿通孔36に挿通されることにより、遮蔽扉15の左右方向への開閉が補助されて該扉15の開閉時のガタつきを更に抑制することが可能となる。
本発明によるX線異物検出装置の一実施の形態を示す正面図である。 本発明によるX線異物検出装置の一実施の形態を構成する上部ヒンジ部を示す分解斜視図である。 本発明によるX線異物検出装置の一実施の形態を構成する下部ヒンジ部を示す分解斜視図である。 (a)〜(d)本発明によるX線異物検出装置の一実施の形態を構成する上部ヒンジ部の取付け動作を示す平面図である。 本発明によるX線異物検出装置の一実施の形態を構成する下部ヒンジ部を示す正面図である。 (a)〜(c)本発明によるX線異物検出装置の一実施の形態を構成する遮蔽扉の取付け手順を示す説明図である。 本発明によるX線異物検出装置の他の実施の形態を示す側面図である。 (a)従来のX線異物検出装置を示す概略正面図(一部断面)である。 (b)従来のX線異物検出装置を示す概略側面図(一部断面)である。
符号の説明
1…X線異物検出装置
2…筐体
4…開口部
10…搬送手段
15…遮蔽扉
16…(遮蔽扉用の)検知手段
20…上部ヒンジ部
21…扉側上部ヒンジ
23…軸部
24…挿入部
25…ヒンジ受部
27…挿入部
30…下部ヒンジ部
31…扉側下部ヒンジ
33…軸部
34…突起部
35…ヒンジ受台
36…挿通孔
37…載置部
40…X線照射手段
50…X線検出手段

Claims (4)

  1. 開口部(4)を有する筐体(2)と、
    前記開口部内に着脱可能に配設されて該開口部の下面を遮蔽し、被検体を搬送する搬送手段(10)と、
    前記開口部の前面を開閉可能に遮蔽するとともに前記筐体及び前記搬送手段に支持される遮蔽扉(15)と、
    前記遮蔽扉の開閉状態を検知して信号を出力する検知手段(16)と、
    前記開口部内にて前記被検体にX線を照射するX線照射手段(40)と、
    前記被検体を透過してくるX線を検出して該被検体中における異物の混入を検出するX線検出手段(50)と、を具備することを特徴とするX線異物検出装置。
  2. 前記遮蔽扉は左右方向に開閉し、その傾きが前記筐体及び前記搬送手段とのそれぞれの連結部分によって抑制され、その重量が前記搬送手段との連結部分によって支持されていることを特徴とする請求項1記載のX線異物検出装置。
  3. 前記筐体との連結部分が、前記遮蔽扉を左右方向に回転可能に支持する少なくとも1つの上部ヒンジ部(20)からなり、
    前記搬送手段との連結部分が、前記遮蔽扉を左右方向に回転可能に支持するとともに該遮蔽扉を上下方向に支持する1つの下部ヒンジ部(30)からなり、
    前記上部ヒンジ部と前記下部ヒンジ部とは、上下方向に並んで設けられていることを特徴とする請求項1又は2記載のX線異物検出装置。
  4. 前記上部ヒンジ部が、前記筐体の前面外側縁に設けられ、挿入口(27)が形成された断面略C字形の筒体からなるヒンジ受部(25)と、
    前記遮蔽扉の一方側縁に設けられた略円柱状の軸部(23)の上面に略円弧状の両端を有し且つ前記挿入口から挿通させて前記ヒンジ受部内に回転可能に挿入される挿入部(24)が突設されている扉側上部ヒンジ(21)と、を具備し、
    前記下部ヒンジ部が、前記遮蔽扉の一方側縁における前記扉側上部ヒンジの下方に設けられた略円柱状の軸部(33)の下面に略円柱状の突起部(34)が突設された扉側下部ヒンジ(31)と、
    前記搬送手段の前面に設けられ、前記突起部が上方から挿通される挿通孔(36)が設けられた載置部(37)を備えるヒンジ受台(35)と、を具備することを特徴とする請求項3記載のX線異物検出装置。
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