JP2006038422A - 製氷装置を備えた冷蔵庫 - Google Patents

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拓南 江坂
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Abstract

【課題】自動製氷装置を備えた冷蔵庫において、清掃等での製氷皿ユニットの着脱を容易に行うこと。
【解決手段】製氷装置12は、製氷皿ユニット22と、駆動部13と、製氷室10の上部に固定され製氷皿14に冷蔵庫の冷気を搬送する風路作用を有したフレーム19とから構成され、製氷皿ユニット22は、製氷皿14と製氷皿保持体21とが製氷皿保持治具21aを介して一体化したもので、容易に分解できない。これにより製氷装置12からの着脱が容易になり清掃性を高めることができるとともに、部品の離散や誤組立てを防止でき、装着操作を容易かつ確実にすることができる。
【選択図】図5

Description

本発明は、製氷装置を備えた冷蔵庫に関するものである。
従来より、製氷装置を備えた冷蔵庫において、製氷皿ユニットを取り外し可能としたものがある(例えば、特許文献1参照)。
図11、図12は特許文献1に記載された従来の冷蔵庫の自動製氷装置を示すものである。図11、図12に示すように、自動製氷装置の構造は、製氷皿1と、前記製氷皿1で製造された氷を製氷皿1から取り外す離氷機構2と、これら製氷皿1や離氷機構2等の機器を収容するフレーム3と、製氷皿1を着脱自在に保持するためにフレーム3の開口部に装着された製氷皿1の着脱機構4等から構成されている。
製氷皿1の着脱機構4と製氷皿1とは一体化された製氷皿ユニット5として、自動製氷装置のフレーム3に挿脱自在に取り付けられており、この製氷皿ユニット5から製氷皿1をはずすことによって製氷皿1の着脱を行うものである。前記フレーム3には、製氷皿ユニット5の挿脱時に用いられるレール6が形成されている。着脱機構4には、レール6と嵌まりあって製氷皿ユニット5を支えるガイド板7が形成されている。
離氷機構2はフレーム3の内奥に装着されており、離氷機構2は、製氷皿1に氷ができたときに製氷皿1を回転軸8で回動反転させて製氷皿1を変形させ、製氷皿1から氷を離脱させる機構を有したものであり、製氷皿1から取り外された氷は、下の貯氷箱(図示略)に落下して貯えられる。
特開2001−116410号公報
しかしながら、上記従来の構成では,フレームから製氷皿ユニットを取り外した状態では、製氷皿は製氷皿ユニットから用意に分解し、部品の離散や誤組立てが発生してしまうという課題を有していた。
本発明は、上記従来の課題を解決するもので、フレームから製氷皿ユニットを取り外した状態でも製氷皿ユニットが容易に分解しない構造とすることで、部品の離散や誤組立てを防止し,製氷皿ユニットの取扱い性を向上させた自動製氷装置を備えた冷蔵庫を提供することを目的とする。
上記従来の課題を解決するために、本発明の製氷装置を備えた冷蔵庫は、製氷皿を固定具で製氷皿ユニットを構成する製氷皿保持体に回転自由度は保ちながら固定し、製氷皿が製氷皿ユニットから容易に分解しない構造としたものである。
本発明の製氷装置を具備した冷蔵庫は、製氷室に設けられた製氷皿は回転軸を支持する支持部と一体構成された製氷皿ユニットとして、製氷装置の駆動部の回転軸と着脱できることから、製氷皿を冷蔵庫本体から簡単かつ容易に取り外し、取り付けすることができるため製氷皿の清掃や異なる種類の氷を作る製氷皿との交換など使用者のニーズに応えることができる。さらに、前記製氷皿ユニットは製氷装置からの取り外し後も一体構成されたユニットとして容易に分解することがないため、部品の離散や誤組立てを防止し製氷皿ユニットの取扱い性を向上させることができる。
請求項1に記載の発明は、開閉自在な製氷室扉を設け、氷ができる温度に維持することができる製氷室を冷蔵庫本体に構成し、水が供給される製氷皿と、給水された水が凍結して氷が生成されたときに前記氷へ力を与えて前記製氷皿から氷を分離させる駆動部と、前記駆動部を制御する制御部とで構成された冷蔵庫の自動製氷装置において、前記駆動部は、前記製氷室扉の反扉方向後方に設けられ、前記製氷皿は、製氷室扉方向の前方及び後方に設けた軸部を支持または把持する保持部分を備えた保持体に回動可能に一体構成して製氷皿ユニットとし、前記製氷皿ユニットは、前記製氷皿の軸部と前記駆動部の回転軸とが着脱自在に連結されるように構成され、前記製氷皿の軸部と前記駆動部の回転軸とが連結された状態において前記製氷ユニットが前記製氷室内に固定される固定手段を設けるとともに、前記固定手段による固定を解除することにより前記製氷皿を保持したまま前記製氷皿ユニットを製氷室外に取出すことができるように構成するものであり、製氷皿の清掃や異なる種類の氷を作る製氷皿との交換など使用者のニーズに応えることができる。
また、製氷皿ユニットは製氷室からの取り外し後も一体構成を保持するため、手間がかからず製氷皿の清掃が容易にできる。また、部品の離散や誤組立てを防止し,製氷皿ユニットの取扱い性を向上させることができる。さらに、製氷皿の軸部と駆動部の回転軸とが連結された状態において製氷ユニットが製氷室内に固定され、固定手段の解除なしに製氷ユニットが所定の位置から移動しないので、安全確実に製氷および離氷作用を行わせることができる。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、前記製氷皿ユニットの製氷皿の軸部は、駆動部の回転軸との連結側を前記保持体に開口した穴で保持し、連結側とは反対側を前記保持体に設けた切欠きと前記切欠きを覆う固定部材で保持するものであり、前記製氷皿の保持体への組立て性を確保しながら、より伝達負荷の高い駆動部連結側の軸保持強度を向上させることができる。
請求項3に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、前記製氷皿ユニットの製氷皿の軸部は、駆動部の回転軸との連結側を前記保持体に開口した穴で保持し、連結側とは反対側を前記保持体に設けた切欠きと前記切欠きを覆うツメ部で保持するものであり、前記製氷皿の組立て性を確保しながら、より伝達負荷の高い駆動部連結側の軸保持強度を向上させると共に、軸保持構成を簡素化し前記製氷皿の保持に必要な部品点数を減少させることができる。
請求項4に記載の発明は、請求項1から3のいずれか一項に記載の発明において、前記製氷皿は、自重で給水面が上を向くように軸部を配設するものであり、前記製氷皿は外部の二次的な力なしに常に給水面を上にすることができる。
請求項5に記載の発明は、請求項1から4のいずれか一項に記載の発明において、前記保持体に前記製氷皿が一体構成された製氷皿ユニットと前記駆動部の回転軸との連結部分は、前記製氷皿ユニット装着時に装着動作がしやすいよう、誘導形状を付加したものであり、前記製氷皿ユニットを前記フレームに装着する装着動作を容易にすることができる。
請求項6に記載の発明は、請求項1から5のいずれか一項に記載の発明において、製氷室内に前記製氷皿ユニットを挿入するためのフレームを有し、前記フレームに設けられた開口部は、前記製氷皿ユニットが前記駆動部との連結側からのみ挿入することができるものであり、製氷皿ユニットの誤挿入を防止し、製氷装置の誤動作を防ぐことができる。
請求項7に記載の発明は、請求項6に記載の発明において、前記開口部は、前記製氷皿ユニットの給水面が上になる方向からのみ挿入することができるものであり、製氷皿ユニットの誤挿入を防止し、製氷装置の誤動作を防ぐことができる。
請求項8に記載の発明は、請求項1から7のいずれか一項に記載の発明において、前記フレームは、前記製氷室扉の前後方向に前記製氷皿ユニットの保持体を摺動させる受け部を設け、前記保持体は摺動部を凸状のリブとするものであり、前記製氷ユニットを前記駆動部の回転軸から着脱する際、前記フレームと前記保持体との摺動部の接触面積を小さくすることにより、凍結等により前記フレームと前記保持体が固着するのを防止することができ、前記製氷皿ユニットの取り出し性を向上することができる。
請求項9に記載の発明は、請求項1から8のいずれか一項に記載の発明において、前記フレームの受け部を摺動する前記保持体の摺動面は、前記製氷皿の上面開口部と略同一面もしくは低い位置に配設するものであり、製氷皿側面からの冷気を無理なく前記製氷皿の上面開口部へ導入することができるため、氷の生成に好ましい条件を創出することができる。
請求項10に記載の発明は、請求項1から9のいずれか一項に記載の発明において、前記製氷皿ユニットの下面前方部に、凹部を設けるものであり、前記製氷皿ユニットに手をかける場所ができ、前記製氷皿ユニットの着脱を容易に行うことができる。
請求項11に記載の発明は、請求項6から10のいずれか一項に記載の発明において、前記製氷皿の駆動部回転軸との前後嵌合寸法は、駆動部回転軸との連結部とは反対側の前記製氷皿と前記フレーム面との前後隙間寸法よりも短いものであり、前記駆動部の離氷動作中に前記製氷皿ユニットを引き出そうとした際でも、前記製氷皿ユニットは、その引き出し動作の過程において前記フレームの枠内で前記製氷皿の嵌合部が前記駆動部の回転軸より脱離し、前記駆動部から脱離した前記製氷皿が自重により水平状態を保つことで、前記フレームに干渉することなく引き出すことができる。
請求項12に記載の発明は、請求項1から11のいずれか一項に記載の発明において、前記製氷皿ユニットに、前記製氷皿の回転を制限する凸部を設けるものであり、離氷動作に必要な部品点数を削減し、前記製氷皿ユニットの仕様を簡素化することができる。
請求項13に記載の発明は、請求項6から12のいずれか一項に記載の発明において、前記製氷皿ユニットは、係合部材により前記フレームと係合して固定されるものであり、容易に前記製氷皿ユニットが前記フレームより脱離することを防止すると共に、前記製氷皿ユニットの前記フレームへの装着時にクリック感を持たせることで、操作者に所定の位置へ前記製氷皿ユニットが取り付いたことを知らせることができる。
請求項14に記載の発明は、請求項13に記載の発明において、前記係合部材は、前記フレームに配設されているものであり、前記製氷装置の構造仕様を簡素化することができる。
請求項15に記載の発明は、請求項13または14に記載の発明において、前記製氷皿ユニットの前記係合部材との係合部に、前記係合部材を導入するための誘導形状を付加したものであり、前記製氷皿ユニットが前記係合部材との係合部に差し掛かったとき、前記製氷皿ユニットを所定の位置までの引き込みを補助するができ、確実な挿入動作が容易にできるようになる。
請求項16に記載の発明は、請求項1から15のいずれか一項に記載の発明において、製氷皿ユニットの製氷皿を異なる種類に選択でき、使用者の好みに応じて氷の種類を選択できるようにしたものであり、自動製氷装置における氷の種類を使用者が自由に設定できることで、氷の使い勝手を向上することができる。
以下、本発明による製氷装置を具備した冷蔵庫の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。なお、この実施の形態によってこの発明が限定されるものではない。
(実施の形態1)
以下、本発明の実施の形態を図1〜図9に基づいて説明する。図1は、本発明の実施の形態1における冷蔵庫の概略側断面図を示すものである。図2は、本発明の実施の形態1における冷蔵庫の部分側断面図を示すものである。
図1、図2において、9は冷蔵庫本体で、製氷室10と冷蔵室11を有しそれぞれ製氷室扉10aと冷蔵室扉11aがある。前記製氷室10内の上部には製氷装置12が配置されており、この製氷装置12は前記製氷室扉10aの反対方向の後方に駆動部13を配置し、製氷皿14で製氷された氷は前記駆動部13からの回転駆動により下部の貯氷箱15に貯蔵するようになっている。前記冷蔵室11には製氷用水を貯蔵するための給水タンク16が配置されており、前記給水タンク16内の水は、給水ポンプ17により給水管18を通して一定量前記製氷皿14に給水するようになっている。
次に前記製氷装置12についてその構造を詳細に説明する。図3、図4は、本発明の実施の形態1における製氷装置の斜視図、分解斜視図を示すものである。図5は、本発明の実施の形態1における製氷皿ユニットの分解斜視図を示すものである。図6は、本発明の実施の形態1における製氷皿ユニットの軸保持構造概略図を示すものである。図7、図8、図9は、本発明の実施の形態1における製氷装置の側断面図、部分断面斜視図、縦断面図を示すものである。
図3から図9において、前記製氷装置12は、前記製氷皿14と、前記駆動部13と、前記製氷室10の上部に固定され前記製氷皿14に冷蔵庫の冷気を搬送する風路作用を有したフレーム19と、所定時間毎に所定の範囲内で上下に動き前記貯氷箱15に氷が一杯になったかどうかを検知する氷検知レバー20および駆動源を制御する制御部(図示せず)から構成されている。前記駆動部13には、駆動源に連動して回動する回転軸13aが、略中央部に構成されている。
前記製氷皿14は、製氷皿保持治具21aを介して製氷皿保持体21に、容易に製氷皿14着脱しないように一体構成して製氷皿ユニット22を構成するもので、前記製氷皿ユニット22は、前記駆動部13の回転軸13aに着脱自在に連結可能としている。さらに具体的には、前記製氷皿ユニット22は、前記製氷皿14の前記回転軸13aとの連結側の軸14aを前記製氷皿保持体21に開口した穴21bに挿入し、前記軸14aと反対側の軸14bを前記製氷皿保持体21設けた切り欠き21cに位置させたあと、上方より製氷皿保持治具21aを4点の係合部とツメ(図示せず)で嵌め殺し構造としている。したがって、製氷皿保持体21の穴21bと切り欠き21cに支持され、製氷皿14が軸14aおよび14bを中心として回転可能となるよう保持する構造としている。
また、前記回転軸13aと前記製氷皿14との連結部には、連結時に各軸が連結しやすいよう誘導形状としての面取り加工が施してある。
前記製氷皿ユニット22には、前記製氷皿14の回転を制限するための凸部21dが配設され、前記駆動部13と連携して製氷された氷を前記製氷皿14から脱離させる。
さらに、前記回転軸13aと前記製氷皿14との嵌合寸法23は、離氷動作中に前記製氷皿14の上面開口部14cよりも上に回転移動する側の前記製氷皿14の端面14cと前記フレーム19の前方内部側壁面19aとの隙間寸法24より短く構成されている。
また、前記製氷皿ユニット22は、前記フレーム19から前記製氷皿ユニット22を着脱する際の取手部として用いる略U字状の凹部22aを有している。
温度センサ25は、前記フレーム19の所定の位置に設けられ、製氷室10の温度を検知し製氷の完了温度との相関を検出するものであり、取付け位置は製氷をつかさどる冷気の流れ出口に設けるのがよい。
前記フレーム19には、前記製氷皿ユニット22の有無を検知する検知手段としてのスイッチ26が取り付けてある。前記スイッチ26は、前記フレーム19に設けられた所定の位置に、図3に示すように、たとえば傾斜角30°で固定されており、対向して位置する前記製氷皿ユニット22も前記スイッチ26の取付け傾斜角と同様の傾斜部21eを有している。
さらに、前記フレーム19と前記製氷皿保持体21との摺動部は図9に示すように、前記フレーム19には前記製氷室扉10aの前後方向に前記製氷皿ユニット22を摺動させる受け部19bを設け、前記製氷保持体21には、凸状のリブ部21bを設けた。
さらに、前記製氷皿ユニット22の摺動部は、製氷皿14の開口部上面14dと略同一面もしくは低い位置となるように配設してあり、冷蔵庫の冷気を搬送する風路19cが前記開口部上面14dと略同一面もしくは高い位置に配設してある。
さらに、前記フレーム19の前記駆動部13と反対側の端部には、前記製氷皿ユニット22の着脱を規制する固定手段である係合部材としての蓋体27が、バネ27aを介して前記フレーム19の溝部19dに嵌合部27bを回転可能に嵌合固定され、前記蓋体27の凸部27cと前記製氷皿ユニット22の凹部22bとが前記バネ27aの力により嵌合される。前記蓋体27には、前記凸部27cと前記凹部22bの嵌合を解除するための操作部27dが配設されている。そして、前記凹部22bには前記凸部27cを導入するためのC面形状を付加して製氷皿ユニット22装着時、奥側に引き込まれる構造としている。
また、製氷皿14は、自重で給水面が上を向くように製氷皿14の重心位置を軸部14a,14bより下部に位置する構造としている。
また、フレーム19に設けられた製氷皿ユニット22を挿入する前面開口部には、製氷皿ユニット22が前記駆動部13との連結側からのみ挿入する可能となるように、フレーム19の受け部19bの左右内面の幅寸法より大きい壁面22cを製氷皿ユニット22の前面に設けている。
また、フレーム19に設けられた製氷皿ユニット22を挿入する前面開口部には、製氷皿ユニット22が、製氷皿14の給水面が上になる方向からのみ挿入することができるように、フレーム19に傾斜部19eを設け、製氷皿ユニット22が上下逆方向では挿入できない構造としている。
また、製氷皿ユニット22を製氷装置12へ装着する際、使用者の好みに応じて氷の種類を選択できるように製氷皿が異なる種類のものを製氷皿ユニット22として用意しておいてもよい。
以上のように構成された製氷装置を備えた冷蔵庫において、例えば製氷皿14を清掃などの目的で製氷装置より取出す際、操作部27dを押し上げフレーム19と製氷皿ユニット22の嵌合を解除し、製氷皿ユニット22に設けられた凹部22aに手をかけ、冷蔵庫前面側へ製氷皿ユニット22を引き出す事ができるので、着脱を容易に行うことができる。
このため、使用者が製氷皿14の汚れなどを気にして製氷皿14を清掃したいという要求に応えることができる。
また、製氷装置12より取出した製氷皿ユニット22は、製氷皿14と製氷皿保持体21が保持治具21aにより一体構成となっているため、容易に分解することができず、構成部品の離散や誤組立てを防止でき、取扱い性を向上させることができる。
さらに、前記回転軸13aと前記製氷皿14との嵌合寸法23を、製氷皿14の端面14cと前記フレーム19の前方内部側壁面19aとの隙間寸法24よりも短くしたことにより、駆動部13の離氷動作中に製氷皿ユニット22を引き出そうとした際でも、製氷皿ユニット22の引き出し動作の過程においてフレーム19の枠内で製氷皿軸14aの嵌合部が回転軸13aより脱離し、脱離後すぐに製氷皿14が自重により水平状態へ復帰するため、フレーム19に干渉することなく製氷皿ユニット22を引き出すことができる。
また、フレーム19と製氷皿ユニット22の摺動面は、製氷皿保持体21のリブ21fにより接触面積が少なくなっているため、摩擦抵抗の抑制や摺動面凍結などによる製氷皿ユニット22の引出し性の悪化防止を行うことができる。
また、製氷皿ユニット22を製氷装置12へ装着する際は、フレーム19の受け部19bに製氷皿保持体21のリブ21fを乗せて、冷蔵庫奥側へ製氷皿ユニット22を、蓋体27の凸部27cと製氷皿ユニット22の凹部22bが嵌合するまで押し込む。前記凸部27cと前記凹部22bが嵌合する際、前記凹部22bには前記凸部27cを導入するためのC面形状を付加されているため、前記凸部27cはバネ27aの弾性を利用した押し付け力により凹部22b奥側へ引き込まれていき製氷皿ユニット22とフレーム19とが固定される。さらに、前記凸部27cが前記凹部22bと嵌合した際の操作部27dのクリック感が、操作者に製氷皿ユニット22が所定の位置へ取り付いたことを気づかせるため、製氷皿ユニット22の挿入不足による製氷障害を回避することができる。
さらに、フレーム19に取り付けられたスイッチ26が、所定位置に製氷皿ユニット14が存在するかを監視しているため、2重に製氷ユニット22の挿入不足による製氷障害を回避することができる。
また、フレーム19へ嵌合された製氷皿ユニット22は、操作部27dでの解除なしに、製氷装置12の所定の位置から移動しないので、意図しない製氷皿ユニット22の脱落や正規位置からの移動を防止することができ、安全で確実な製氷および離氷の動作を行わせることができる。
また、製氷皿ユニット22の着脱を規制する係合部材としての蓋体27がフレーム19の前面上部に設置されているので、製氷皿ユニット22の仕様を簡素化することができる。また、前記凸部27cと前記凹部22bが嵌合する際、前記凹部22bには前記凸部27cを導入するためのC面形状を付加されているため、前記凸部27cはバネ27aの押し付け力により凹部22b奥側へ引き込む動作を補助するができ、確実な挿入動作が容易にできるようになる。
また、製氷皿14は、自重で給水面が上を向くように製氷皿14の重心位置を軸部14a,14bより下部に位置する構造としているので、外部の二次的な力なしに常に給水面を上にすることができ、製氷皿ユニット22の着脱をスムーズに行うことができる。
また、フレーム19に設けられた製氷皿ユニット22を挿入する前面開口部には、製氷皿ユニット22が前記駆動部13との連結側からのみ挿入する可能となるように、フレーム19の受け部19bの左右内面の幅寸法より大きい壁面22cを製氷皿ユニット22の前面に設けているので、製氷皿ユニット22の前後方向の誤挿入を防止でき、製氷装置の誤動作を防ぐことができる。
また、フレーム19に設けられた製氷皿ユニット22を挿入する前面開口部には、製氷皿ユニット22が、製氷皿14の給水面が上になる方向からのみ挿入することができるように、フレーム19に傾斜部19eを設け、製氷皿ユニット22が上下逆方向では挿入できない構造としているので、製氷皿ユニット22の上下方向の誤挿入を防止でき、製氷装置の誤動作を防ぐことができる。
また、製氷皿ユニット22の摺動面は、製氷皿14の開口部上面14dと略同一面もしくは低い位置に配設されているため、風路19cを前記開口部上面14dと略同一面もしくは高い位置に配設できるため風路19cからの冷気を無理なく製氷皿14の開口部上面14dへ導入することができる。これより、製氷皿14の上面より冷却することができ、氷の生成や離氷に好ましい条件を創出することができる。
また、製氷皿ユニット22には、製氷皿14の回転を制限するための凸部21dが配設されているので、離氷動作に必要な部品点数を削減し、製氷装置12の構造仕様を簡素化することができる。
なお、本実施の形態では、製氷皿14の清掃性を高めるため、製氷皿ユニット22と一体となった製氷皿14を着脱可能とした発明について説明したが、清掃性を高めるためにだけにとどまらず、使用者の好みに応じて氷の種類を選択できるように製氷皿が異なる種類のものを製氷皿ユニット22として用意しておき、製氷装置12へ選択して装着できるように、冷蔵庫を供給する側が製氷皿ユニット22をオプション設定してもよい。この場合、氷の形状、大きさだけでなく、氷の質(透明度)等を選べるようにすることで、使用者の好みに幅広く対応することができる。
(実施の形態2)
図10は、本発明の実施の形態2における製氷皿ユニットの軸保持構造概略図である。実施の形態1と異なるところは、製氷皿保持体21と製氷皿14を一体構成している製氷皿保持治具21aを、製氷皿保持体21と別体とするのではなく、ツメ部21gとして製氷皿保持体21と一体構造としたものである。これにより、第1の実施形態と比べ、製氷皿ユニット22の部品構成を簡素化することができる。
以上のように、本発明の製氷装置を具備してなる冷蔵庫は、清掃等の目的で冷蔵庫本体の製氷室に設けられた自動製氷装置の製氷皿ユニットを、工具等を使用せずに簡単かつ容易に着脱できるものであり、着脱後の部品管理を容易にするものであるため、類似の製氷装置を有する冷凍・冷蔵機器の、製氷皿ユニットの着脱操作の操作性・安定性の向上などにも適用できる。
本発明の実施の形態1における冷蔵庫の概略側断面図 本発明の実施の形態1における冷蔵庫の部分側断面図 同実施の形態における製氷装置の斜視図 同実施の形態における製氷装置の分解斜視図 同実施の形態における製氷皿ユニットの分解斜視図 同実施の形態における製氷皿ユニットの軸保持構造概略図 同実施の形態における製氷装置の側断面図 同実施の形態における製氷装置の部分断面斜視図 同実施の形態における製氷装置の縦断面図 本発明の実施の形態2における製氷皿ユニットの軸保持構造概略図 従来の製氷装置を備えた冷蔵庫の製氷装置の全体構成を示す分解斜視図 従来の製氷装置の要部の構成を示す分解斜視図
符号の説明
9 冷蔵庫本体
10 製氷室
10a 製氷室扉
12 製氷装置
13 駆動部
13a 回転軸
14 製氷皿
14a、14b 製氷皿軸部
14c 端面
14d 開口部上面
19 フレーム
19a 前方内部側壁面
19b 受け部
21 製氷皿保持体
21a 製氷皿保持治具
21b 穴
21c 切欠き
21d 凸部
21f リブ
21g ツメ部
22 製氷皿ユニット
22a 凹部
23 嵌合寸法
24 隙間寸法

Claims (16)

  1. 開閉自在な製氷室扉を設け、氷ができる温度に維持することができる製氷室を冷蔵庫本体に構成し、水が供給される製氷皿と、給水された水が凍結して氷が生成されたときに前記氷へ力を与えて前記製氷皿から氷を分離させる駆動部と、前記駆動部を制御する制御部とで構成された冷蔵庫の自動製氷装置において、前記駆動部は、前記製氷室扉の反扉方向後方に設けられ、前記製氷皿は、製氷室扉方向の前方及び後方に設けた軸部を支持または把持する保持部分を備えた保持体に回動可能に一体構成して製氷皿ユニットとし、前記製氷皿ユニットは、前記製氷皿の軸部と前記駆動部の回転軸とが着脱自在に連結されるように構成され、前記製氷皿の軸部と前記駆動部の回転軸とが連結された状態において前記製氷ユニットが前記製氷室内に固定される固定手段を設けるとともに、前記固定手段による固定を解除することにより前記製氷皿を保持したまま前記製氷皿ユニットを製氷室外に取出すことができるように構成することを特徴とする製氷装置を備えた冷蔵庫。
  2. 前記製氷皿ユニットの製氷皿の軸部は、駆動部の回転軸との連結側を前記保持体に開口した穴で保持し、連結側とは反対側を前記保持体に設けた切欠きと前記切欠きを覆う固定部材で保持することを特徴とする請求項1に記載の製氷装置を備えた冷蔵庫。
  3. 前記製氷皿ユニットの製氷皿の軸部は、駆動部の回転軸との連結側を前記保持体に開口した穴で保持し、連結側とは反対側を前記保持体に設けた切欠きと前記切欠きを覆うツメ部で保持することを特徴とする請求項1に記載の製氷装置を備えた冷蔵庫。
  4. 前記製氷皿は、自重で給水面が上を向くように軸部を配設すること特徴とする請求項1から3のいずれか一項に記載の製氷装置を備えた冷蔵庫。
  5. 前記保持体に前記製氷皿が一体構成された製氷皿ユニットと前記駆動部の回転軸との連結部分は、前記製氷皿ユニット装着時に装着動作がしやすいよう、誘導形状を付加したことを特徴とする請求項1から4のいずれか一項に記載の製氷装置を備えた冷蔵庫。
  6. 製氷室内に前記製氷皿ユニットを挿入するためのフレームを有し、前記フレームに設けられた開口部は、前記製氷皿ユニットが前記駆動部との連結側からのみ挿入することができることを特徴とする請求項1から5のいずれか一項に記載の製氷装置を備えた冷蔵庫。
  7. 前記開口部は、前記製氷皿ユニットの給水面が上になる方向からのみ挿入することができることを特徴とする請求項6に記載の製氷装置を備えた冷蔵庫。
  8. 前記フレームは、前記製氷室扉の前後方向に前記製氷皿ユニットの保持体を摺動させる受け部を設け、前記保持体は摺動部を凸状のリブとすることを特徴とする請求項1から7のいずれか一項に記載の製氷装置を備えた冷蔵庫。
  9. 前記フレームの受け部を摺動する前記保持体の摺動面は、前記製氷皿の上面開口部と略同一面もしくは低い位置に配設することを特徴とする請求項1から8のいずれか一項に記載の製氷装置を備えた冷蔵庫。
  10. 前記製氷皿ユニットの下面前方部に、凹部を設けることを特徴とする請求項1から9のいずれか一項に記載の製氷装置を備えた冷蔵庫。
  11. 前記製氷皿の駆動部回転軸との前後嵌合寸法は、駆動部回転軸との連結部とは反対側の前記製氷皿と前記フレーム面との前後隙間寸法よりも短いことを特徴とする請求項6から10のいずれか一項に記載の製氷装置を備えた冷蔵庫。
  12. 前記製氷皿ユニットに、前記製氷皿の回転を制限する凸部を設けることを特徴とする請求項1から11のいずれか一項に記載の製氷装置を備えた冷蔵庫。
  13. 前記製氷皿ユニットは、係合部材により前記フレームと係合して固定されることを特徴とする請求項6から12のいずれか一項に記載の製氷装置を備えた冷蔵庫。
  14. 前記係合部材は、前記フレームに配設されていることを特徴とする請求項13に記載の製氷装置を備えた冷蔵庫。
  15. 前記製氷皿ユニットの前記係合部材との係合部に、前記係合部材を導入するための誘導形状を付加したことを特徴とする請求項13または14に記載の製氷装置を備えた冷蔵庫。
  16. 製氷皿ユニットの製氷皿を異なる種類に選択でき、使用者の好みに応じて氷の種類を選択できるようにしたことを特徴とする請求項1から15のいずれか一項に記載の製氷装置を備えた冷蔵庫。
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KR101863241B1 (ko) * 2017-06-08 2018-05-31 청호나이스 주식회사 얼음 제조 장치
WO2024080576A1 (ko) * 2022-10-13 2024-04-18 엘지전자 주식회사 냉장고

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