JP2005351622A5 - - Google Patents
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Description
本発明は、冷凍冷蔵庫等に組み込まれる自動製氷機に関するものである。
冷凍冷蔵庫等に組み込まれる自動製氷機は、特許文献1および特許文献2に開示されるように、冷蔵庫内に設けた貯水タンクから製氷用水が給水パイプにより自動的に供給され、製氷が自動的に行われて、氷ができると製氷皿を回転させ、かつひねりを加えて、製氷皿内の氷を貯氷容器内に落下させ、貯氷容器内の氷が一定量に溜まったら、貯氷検知レバー等により検出されて、製氷動作を停止しそして貯氷容器内の氷が少なくなると、それが貯氷検知レバーで検知されて再び水が供給され、製氷が自動的に再開するという構成になっている。
特開平5−133656号公報
特開平8−327189号公報
ここで、自動製氷機の製氷皿は、一般に自動製氷機のモータによって駆動される駆動機構の回転軸と連結固定されているが、駆動機構から分離できず、製氷皿の庫外への取り外しはできないという構造であった。
したがって、製氷皿は常に衛生的で清潔な状態で使用されるのが望ましいが、従来では製氷皿が取り外しできないので、清浄したりすることが困難であった。
本発明は、製氷皿を、冷蔵庫外に取り出せるような構造に改良し、掃除等を容易に行えるようにして衛生性を高めることができるようにした自動製氷機付き冷凍冷蔵庫を提供することを目的とするものである。
上記目的を達成するために、請求項1の発明では、冷凍室2内に設けた製氷皿7に給水して製氷を行い、製氷完了時に前記製氷皿7をモータにより回転させ離氷動作を行い、製造された氷を製氷皿7の下方に配した貯氷容器9に落下収容するようにした自動製氷機付き冷凍冷蔵庫において、前記製氷皿7を回動可能に支持すると共に下面が開放した支持具(製氷機支持具15,15A)と、この製氷機支持具15,15Aを挿脱自在に取り付け支持する支持部25,25とを備えることを特徴とする。
本発明によれば、製氷機支持具15,15Aを使用することにより、製氷皿7を回動自在にかつ安定して支持することができるので、製氷皿7の冷凍室2への出し入れ操作が容易に行える。
以下、本発明の実施形態を図面に基づき説明する。
図1は本発明の冷凍冷蔵庫の自動製氷機が設けられている部分の構造を示す一部縦断面図であり、図2は自動製氷機の斜視図であり、図3はその分解斜視図である。
各図において、1は冷凍冷蔵庫本体で、この本体1は内部に冷凍室2と冷蔵室3とを有している。4は冷凍室2の前面開口部を開閉する扉であり、5は冷蔵室3の前面開口部を開閉する扉である。
自動製氷機6は冷凍室2に設けられており、その全体構成は、図2および図3に示すように、製氷皿7と、製氷完了時に製氷皿7にひねりを加えながら下向きに回動させて離氷させるための駆動機構8とからなる。9がその駆動機構8を収納した機構ボックスで、内部にモータやギヤ等を有している。機構ボックス9は、冷凍室2の奥部の所定箇所に設置固定されている。10は、機構ボックス9から突出した回転軸で、前記製氷皿7と連結してこれを回動させる。
冷蔵室3内には、製氷用の水を貯める貯水タンク11が設けられ、そのタンク11内の水は、ポンプ12により給水管13を介して冷凍室2内の製氷皿7の上部に導かれ、上方から給水される。この製氷皿7は上面が開口した箱型の容器状をなすとともに、その内部が複数の小室7mに仕切られていて、所定の大きさの氷を製造するようになっている。なお、50は冷却ファン、51は蒸発器である。
製氷皿7には、前記機構ボックス9と向き合う側の長手方向端部7bの中心部分に、前記回転軸10に嵌め合せ可能な連結部14が一体に設けられている。そして製氷皿7のこの連結部14とは反対側の長手方向端部7cより、後で詳述するように、製氷機支持具15に設けた製氷皿支持部として作用する長い軸部16が貫挿されて、製氷皿7が製氷機支持具15に回転自在に支持されるようになっている。これにより、製氷皿7は、機構ボックス9内のモータにより、回動軸線Pを支点として、例えば最初、時計方向に回動されて、次に反転し、反時計方向に回動することになっている。
なお、製氷皿7の前記長手方向端部7cに、ひねりを行わせるための突起17が設けられ、一方製氷機支持具15の前記軸部16が突出する端壁20a内面には、前記突起17が嵌合し摺動する円弧状の案内溝18が形成されており、回転軸10による製氷皿7の回動に伴い、前記突起17が案内溝18を摺動しついに案内溝18の一端側に到達し回転が止められた以降は、製氷皿7にはひねりが加えられて、氷が離氷し易くなっている。
19は、貯氷容器で、製氷皿7の下方において出し入れ可能に配置され、製氷皿7が製氷完了時に回動し、離氷動作を行った時に落下する氷を受け入れるようになっている。
ここで、本発明は、製氷皿7がこの製氷機支持具15に回動自在に装着されていると共に、製氷皿7と製氷機支持具15とは一体になって、前記機構ボックス9側の回転軸10から、分離できるような構造となっていることを特徴とするもので、これによって、製氷皿7の清掃などが簡単に行えるようになっている。
次にその製氷皿7の機構ボックス9との結合、分離可能とした構造に付いて、図1及び図3に加えて、前記製氷皿7の脱着の様相を示す図4をも参照して説明する。
15は、製氷皿7を装着保持する製氷機支持具にして、この製氷機支持具15は、コ字型の枠部形状に形成され、下面の開放口20Dを氷落下口としている。そして枠部20の前方側の端壁20aの表側面に引き出し用の取っ手21が設けられていると共に、該端壁20aの裏側面の中心位置からは、一本の棒状をした長い軸部16が、枠部20の長手方向に延びて突設されている。また枠部20の左右の側壁20b,20bの上端部には、冷凍室2側に形成した製氷皿収納部22にスムーズに案内挿入できるようにするための支持片23,23が、外側に水平に突出して翼状に設けられている。
一方、製氷皿7の方には、前記連結部14が設けられている側と反対側の長手端部7cの中心位置に、前記製氷機支持具15の前記軸部16を挿挿させる軸穴24が形成されている。
また、製氷皿7の裏部において、左右長手方向に並ぶ製氷小室7b同士を仕切る間の部分は、長手方向に逆V字状の溝となって延在する空隙を有する構造になっている。そのため、製氷皿7の前記軸穴24に挿通した前記製氷機支持具15の軸部16は、この製氷皿7の裏部中心にある前述の逆V字状の溝中を走るように通り、先端は製氷皿7の連結部14の少し手前位置辺りまで挿通するようになる。
これにより、製氷皿7は製氷皿支持部なる軸部16により、製氷機支持具15に回転自在に装着され一体化すると共に、製氷皿7は軸部16より抜き取ることも可能で、製氷機支持具15から簡単に取り外すこともできる。
一方、冷凍冷蔵庫の冷凍室2の方には、図4に示すように、製氷皿7を内装した製氷機支持具15を収納させるための製氷皿収納部22、即ち収納凹所が形設されている。そし
て、この製氷皿収納部22の内部の上方部には、製氷機支持具15の前記支持片23,23をスライド自在に受け入れて支持するためのガイドレール25,25が対向形成され、製氷機支持具15を引き出し可能に取り付け支持できるようにしている。
て、この製氷皿収納部22の内部の上方部には、製氷機支持具15の前記支持片23,23をスライド自在に受け入れて支持するためのガイドレール25,25が対向形成され、製氷機支持具15を引き出し可能に取り付け支持できるようにしている。
また、製氷皿収納部22の奥壁22dには、機構ボックス9側の前記回転軸10が入り込むための孔26が設けられている。
従って、製氷皿7を支持した製氷機支持具15が、冷凍室2側の製氷皿収納部22に、互いの支持片23,23とガイドレール25,25との嵌合により支持されて、スライド案内され、完全に収納されるとこの時点で、機構ボックス9側の前記回転軸10と製氷皿7側の連結部14とが嵌まり合い、動力伝達可能となって、モータの回転力が製氷皿7に伝達され、製氷完了時には製氷皿7が回転軸10並びに軸部16を支点にして回転できるようになる。図3は、この製氷皿7が駆動機構(機構ボックス9)と連結された状態を示している。
そして、収納した製氷機支持具15が製氷皿収納部22から抜け出して、製氷皿7の連結部14と機構ボックス9の回転軸10との連結が外れたりしないように、通常時(製氷時)に製氷機支持具15を収納状態にロックさせるロック機構と、清掃時など製氷皿7を取り出すときにはそのロック状態を解除できるロック解除機構を設けるようにすると良い。
すなわち、図5のように、製氷機支持具15の取っ手21の内側に、略中間部30を枢着されると共にバネ31が止着されて、矢印Aに示す前方向に操作可能とされたロックバー32を設け、このロックバー32は、操作摘み33とロック用突起34を備えている。製氷機支持具15の収納時には、前記バネ31にてロックバー32全体が上方向に附勢されるために、ロック用突起34が製氷皿収納部22側の水平な内壁35に形成したロック用孔36に突入係止した状態が維持され、製氷機支持具15を収納状態に保持するというロック機構37である。
またこのロック状態は、操作摘み33をバネ31に抗して前方に引き出せば、ロック用突起34は下方に下がりロック用孔36から引っ込みロックを解除し、製氷機支持具15並びに製氷皿7が取り出せるようになるロック解除機構も兼ねるものとなっている。このように、ロック機構37で、収納した製氷皿7と製氷機支持具15とが外れないようにすれば、駆動ボックス9と製氷機支持具15とが確実に結合され、脱氷時にかかるトルクに耐えることができ、製氷皿7および製氷機支持具15が抜け出ないようにすることができる。
なお、27は、駆動ボックス9の脇に揺動自在に設けた貯氷検知レバーで、レバー先端が貯氷容器19内に臨み、ストックされている氷が少なくなるとレバー27が下動し、氷なしを検知して製氷装置を製氷運転させるように働くものである。
上記のような構成なので、製氷皿7は、製氷機支持具15の長い軸部16に挿通されることにより、製氷機支持具15に装着されて一体化される。そして冷凍室2の製氷皿収納部22に収納した時、製氷皿7は機構ボックス9内のモータの回転軸10と確実に連結し、その回転動力が伝達可能とされ、自動製氷運転状態にセットされる。また、前述したロック機構37が備わるものでは、製氷機支持具15が前記ロック機構37により、その収納状態を保持され抜け出したり心配がないので、製氷皿7の連結部14と回転軸10との連結は、安定して行われるようになる。
製氷が繰り返され、製氷皿7の清掃が必要となった時には、取っ手21を持ち、ロック
機構37を解除して、製氷機支持具15を製氷皿収納部22より引き出せば、製氷皿7も製氷機支持具15と一体となって引き出され、製氷皿7の連結部14は、モータの回転軸10と分離され、製氷皿7が取り外しできる。
機構37を解除して、製氷機支持具15を製氷皿収納部22より引き出せば、製氷皿7も製氷機支持具15と一体となって引き出され、製氷皿7の連結部14は、モータの回転軸10と分離され、製氷皿7が取り外しできる。
こうして駆動機構8から外れた製氷皿7は、さらに製氷機支持具15の軸部16から抜き取れば、製氷機支持具15からも外れるので、製氷皿7を単独に掃除することができ、掃除を容易に行えると共に綿密に清掃することができるようになり、便利である。また製氷機支持具15の方も、同様に簡単かつ丁寧に掃除することができる。
また、取り外す際に製氷皿7は製氷機支持具15に安定して保持されて取り出されるので、たとえ製氷皿7に製氷しかけの水が残っていても、こぼさずに外せるという便宜性もある。
掃除後、再び製氷皿7を軸部16に挿通させて、製氷機支持具15に一体に組み立てて、製氷皿収納部22に収納し製氷運転状態にセットすればよい。
図6乃至図9は、本発明の他の実施例を示す。
この実施例では、一端側が開放する構造の矩形状をした製氷機支持具を用い、その長手方向端壁を支持面として、製氷皿をその同じ長手方向の両端部をもってそれぞれ軸止するという仕方の装着構造としたものである。
製氷機支持具15Aには、その枠部20Aの開放部41に一方の支持面である端壁42がヒンジ43により開閉自在に取り付けられており、その端壁42の中心位置には、製氷皿7の前記連結部14を受嵌させる円孔44が形成されている。円孔44には前記連結部14が若干外方に突出する状態で遊嵌するものとなっている。また、端壁42の開閉端側には、端壁42を閉めたときに枠部20Aの開放端縁部41hに係合し開かないように固定することのできる掛止め片45を有している。
一方、製氷機支持具15Aの枠部20Aにおいて、前記端壁42と対向する他方の支持面として作用する前方側の端壁46の裏面中心位置からは、先の実施例のような長い軸部ではなく、短い長さの軸部47が突設されている。そして、この軸部47と嵌まり合う軸受け部48が、製氷皿7の一方の長手方向端部7cに形成されている。
従って、製氷皿7は製氷機支持具15Aの端壁42を開いてできた開放側41より挿入し、その一端側の軸受け部48を前方側の端壁46の前記軸部47に、嵌めた後、端壁42を閉める。端壁42の開閉端側にある前記掛止め片45は、開放部の開放端縁部41hに引掛って閉塞状態を保持する。
すると、閉めた端壁42のその円孔44に製氷皿7の連結部14が係合して、製氷皿7の両端部が前記軸部47と、連結部14を遊嵌した円孔44との二点支持で回転可能に取り付けられる。同時に、製氷皿7は、閉めた端壁42によって軸線方向の動きを規制されて、四角い枠部内に収まり、外に抜け出るような心配のない状態に装着保持される。
従って、本構成により、先の実施例における枠部が開放したままの構造のものに比べ、製氷皿7が移動したりしなくなるので、製氷機支持具15A側にガタツクことなく、より完全に保持されるようになり、製氷皿7を収納部22より抜き出したときに、確実に製氷機支持具15A側にくっついて、駆動機構8から確実にかつ簡単に分離されるようになる。また、製氷皿7を製氷皿収納部22に収納するときも、収納の途中で製氷皿7と、製氷機支持具15Aとが互いにずれて動き、連結部14と回転軸10との嵌合がやりにくいと
いうような不具合もあまり起こらず、スムーズに収納できる。
いうような不具合もあまり起こらず、スムーズに収納できる。
そして収納し終わった時点でも、連結部14と回転軸10とは位置ズレを生じることなく、確実な嵌まり合いが行われるようになるので、駆動機構8との脱着操作も容易になる。
勿論、駆動機構8から分離して冷凍室2外に取り出された製氷機支持具15Aと一体の製氷皿7は、図8のように、端壁42の掛止め片45の係合を外して開き、開放部41を開けた後は、図9のように、その軸受け部48を軸部47から外すことによって、製氷機支持具15Aともバラバラにすることができ、その清掃が両方の部材とも容易にまた十分に行うことができる。
1 冷凍冷蔵庫
6 自動製氷機
7 製氷皿
8 駆動機構
10 回転軸
14 連結部
15,15A 製氷機支持具
16 軸部
37 ロック機構
25,25 支持部
41 開放部
42,46 端壁(支持面)
45 掛止め片
6 自動製氷機
7 製氷皿
8 駆動機構
10 回転軸
14 連結部
15,15A 製氷機支持具
16 軸部
37 ロック機構
25,25 支持部
41 開放部
42,46 端壁(支持面)
45 掛止め片
Claims (1)
- 冷凍室(2)内に設けた製氷皿(7)に給水して製氷を行い、製氷完了時に前記製氷皿(7)をモータにより回転させ離氷動作を行い、製造された氷を製氷皿(7)の下方に配した貯氷容器(9)に落下収容するようにした自動製氷機付き冷凍冷蔵庫において、
前記製氷皿(7)を回動可能に支持すると共に下面が開放した支持具(15,15A)と、
前記支持具(15,15A)を挿脱自在に取り付け支持する支持部(25,25)とを備えることを特徴とする自動製氷機付き冷凍冷蔵庫。
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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- 2005-09-05 JP JP2005256518A patent/JP4128193B2/ja not_active Expired - Lifetime
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