JP2006038134A - 転がり軸受および転がり軸受の潤滑構造 - Google Patents

転がり軸受および転がり軸受の潤滑構造 Download PDF

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Abstract

【課題】 潤滑油の排出性を向上することのできる転がり軸受および転がり軸受の潤滑構造を提供する。
【解決手段】 本発明の転がり軸受1は、内輪2が回転軸Lを中心として回転する転がり軸受であって、転走面2aと傾斜部10とを外周に有する内輪2と、転走面2aに対向する転走面3aを有する外輪3と、内輪2と外輪3との間に介在する複数のころ4と、傾斜部11aを内周に有し、複数のころ4の各々を保持するための環状の保持器5とを備えている。傾斜部10において、内輪2の転走面2aから潤滑剤排出側の端面12aへ向かって内輪2の外径d1が増加している。傾斜部11aにおいて、回転軸L方向における保持器5の中心部であるAA線から潤滑剤排出側の端面15aへ向かって保持器5の内径d2が増加している。
【選択図】 図2

Description

本発明は、転がり軸受および転がり軸受の潤滑構造に関し、より特定的には、工作機械主軸用軸や一般産業機械に用いられる転がり軸受および転がり軸受の潤滑構造に関する。
転がり軸受における潤滑の目的は、転がり面および滑り面に薄い油膜を形成して、金属と金属とが直接に接触するのを防ぐことである。転がり軸受の潤滑は、摩擦および摩耗の低減、摩擦熱の排出、軸受寿命の延長、さび止め、および異物の侵入防止などの効果がある。
これらの効果を発揮させるためには、使用条件に適した潤滑方法を用いる必要がある。一般に、工作機械の主軸では、攪拌による発熱をできるだけ小さくするために、非常に少ない量の潤滑油が用いられており、使用条件によってグリース潤滑、オイルミスト潤滑、エアオイル潤滑、またはジェット潤滑などが採用されている。
これらの潤滑のうち、エアオイル潤滑やオイルミスト潤滑は、潤滑油を軸受ごとに最適間隔で正確に計量して送り出し、給油管の末端まで連続的に圧送した後、軸受に向けて設けたノズルで潤滑必要部に吹きつける潤滑方法である。エアオイル潤滑やオイルミスト潤滑は、工作機械の主軸の高速化、低温度上昇に適合する潤滑方法として広く用いられている。
エアオイル潤滑やオイルミスト潤滑では、高速回転時には軸受温度が高くなるため、潤滑油の油圧形成能が低下する。また、高速回転時には回転部周辺の空気が連れ回って形成されるエアカーテンも増大する。このため、高速回転時ほど潤滑条件が厳しくなり、ノズルから出た潤滑油が軸受内部へ入りにくくなる。また、潤滑油の排出(エアオイルの排気)が円滑に行なわれなければ、軸受内部で潤滑油が滞留し、攪拌抵抗が増大することによって軸受の温度が大きく上昇する。軸受の温度が上昇すると、主軸が熱膨張し、主軸の加工精度の劣化を招く。
したがって、高速回転する軸受の潤滑方法として、エアオイル潤滑などの、非常に少ない量の潤滑油での潤滑方法が用いられる場合には、高い給油性および排油性を持つことが軸受に要求されている。言い換えれば、高速回転で使用される軸受には、潤滑油が軸受内部に入りやすく、軸受外部へ排出しやすい性能が要求されている。
そこで、特開平11−201173号公報(特許文献1)には、軌道輪の潤滑油排出側に潤滑油の流れを付勢する手段が設けられているアンギュラ玉軸受が開示されている。
図8は、従来のアンギュラ玉軸受の一部を示す断面図である。図8を参照して、特許文献1に開示されたアンギュラ玉軸受100では、軌道輪である外輪101および内輪102と、外輪101および内輪102の間に介装された複数の転動体103と、外輪101および内輪102の間で複数の転動体103を転動自在に保持する保持器104とを備えている。また、内輪102は、内輪102の軌道溝110に連続し、かつこれに隣接する肩部112を有している。肩部112は、潤滑剤排出側内輪端面に向かって、中心線Mから内輪外周までその径Lを増加させていくように、テーパ状に形成されている。このアンギュラ玉軸受100によれば、回転の際に、肩部112とそれ以外の内輪102との間で周速度差が発生し、この周速度差によって空気や潤滑剤を軸受の外部(潤滑剤排出側)に向けて流すことができる。
特開平11−201173号公報
しかしながら、上記特許文献1に開示されたアンギュラ玉軸受100では、内輪102が肩部112を有しているので、潤滑剤排出側における内輪102と保持器104との間の隙間aが狭くなる。このため、内輪102と保持器104との間を潤滑剤が通過しにくくなり、潤滑剤の排出性が低下するという問題が生じていた。
そこで、本発明の目的は、潤滑油の排出性を向上することのできる転がり軸受および転がり軸受の潤滑構造を提供することである。
本発明の転がり軸受は、内輪もしくは外輪のうち少なくとも一方が回転軸を中心として回転する転がり軸受であって、転走面と第1傾斜部とを外周に有する内輪と、前記転走面に対向する転走面を有する外輪と、内輪と外輪との間に介在する複数のころと、第2傾斜部を内周に有し、複数のころの各々を保持するための環状の保持器とを備えている。第1傾斜部において、内輪の転走面から内輪の一方の端面へ向かって内輪の外径が増加している。第2傾斜部において、回転軸方向における保持器の中心部から保持器の少なくとも一方の端面へ向かって保持器の内径が増加している。
本発明の転がり軸受によれば、内輪と保持器との間の隙間を広くすることができる。これにより、内輪と保持器との間を潤滑剤が通過しやすくなり、潤滑剤の排出性を向上することができる。
本発明の転がり軸受において好ましくは、第2傾斜部において、保持器の中心部から保持器の両端面へ向かって保持器の内径が増加している。これにより、保持器の中心部の両側において内輪と保持器との間の隙間を広げることができるので、潤滑剤の排出性および供給性の両方を向上することができる。
本発明の転がり軸受において好ましくは、回転軸に対する第2傾斜部の傾斜角度は10°以上20°以下である。
傾斜角度を10°以上とすることにより、傾斜角度を持たない従来の転がり軸受と比べて潤滑剤の排出性を大きく向上することができる。また、傾斜角度を20°以下とすることにより、保持器の肉厚の妨げを受けることなく保持器の中央部付近まで傾斜部を設けることができ、潤滑油の排出性を向上できる。
本発明の転がり軸受において好ましくは、保持器の回転軸方向の幅に対する傾斜部の回転軸方向の幅の割合は30%以上である。これにより、傾斜部を持たない従来の保持器と比べて潤滑油を排出するための隙間を大きくすることができ、潤滑油の排出性を向上できる。
本発明の転がり軸受の潤滑構造は、上記本発明の転がり軸受と、保持器の内周面と内輪の外周面との間に配置され、潤滑油を吐出するためのノズルとを備えている。本発明の転がり軸受の潤滑構造によれば、上記と同様の理由により、潤滑剤の排出性を向上することができる。
本発明の転がり軸受および転がり軸受の潤滑構造によれば、内輪と保持器との間の隙間を広くすることができる。これにより、内輪と保持器との間を潤滑剤が通過しやすくなり、潤滑剤の排出性を向上することができる。
以下、本発明の実施の形態について、図に基づいて説明する。
(実施の形態1)
図1は、本発明の実施の形態1における転がり軸受の構成を示す部分断面斜視図である。図2は、本発明の実施の形態1における転がり軸受の構成を示す断面図である。図3は、本発明の実施の形態1における保持器の構成を示す縦断面図である。図4は、本発明の実施の形態1における保持器の内径側から見た展開図である。
図1〜図4に示すように、本実施の形態の転がり軸受1は、内輪2と、外輪3と、複数のころ4と、保持器5とを備えている。転がり軸受1は、内輪2が回転軸Lを中心として回転する。内輪2は転走面2aと傾斜部10とを外周に有しており、外輪3は転走面2aに対向する転走面3aを有している。複数のころ4は、内輪2の転走面2aと外輪3の転走面3aとの間に介在した状態で、保持器5のポケット16内に保持されている。また、保持器5は、傾斜部11a,11bを内周に有している。ころ4はたとえば鋼球などのボールよりなっている。本実施の形態の転がり軸受1はアンギュラ玉軸受であり、ころ4の中心と、転走面2aおよび3aとを結ぶ直線yがラジアル方向(図2中縦方向)に対して角度(接触角)αを有している。
潤滑剤排出側における内輪2の外周表面に形成された傾斜部10によって、内輪2の転走面2aから内輪2の潤滑剤排出側の端面12aへ向かって内輪2の外径d1が増加している。
潤滑剤排出側における保持器5の内周表面に形成された傾斜部11aによって、AA線で示される回転軸L方向における保持器5の中心部から潤滑剤排出側の端面15aへ向かって内径d2が増加している。また、潤滑剤供給側における保持器5の内周表面に形成された傾斜部11bによって、保持器5の中心部から潤滑剤供給側の端面15bへ向かって内径d2が増加している。
なお、保持器5の中心部付近には、ころ4に案内されるための突起部14が形成されている。突起部14は、内径側へ突出しており、台形の断面形状を有している。
回転軸Lに対する傾斜部11a,11bの傾斜角度は10°以上20°以下とされている。また、保持器5の幅に対する傾斜部11a,11bの幅の割合は30%以上とされている。ここでいう幅とは、回転軸L方向の幅である。また、傾斜部11a,11bの幅とは、傾斜部11aの幅と傾斜部11bの幅とを合計した幅のことである。本実施の形態では、保持器5の幅に対する傾斜部11a,11bの幅の割合は65%とされている。保持器5の案内方式は、たとえばころ案内方式とされている。保持器5は、たとえば樹脂または金属よりなっている。保持器5に使用される樹脂としては、たとえばガラス繊維強化型ポリアミド樹脂などがある。
保持器のポケット16の形状は、たとえばころ4の外径よりも若干大径の円筒状とされている。ポケット16の形状は、円筒状の他に、球面状または方形状であってもよい。保持器5は、両端部に環状部を有しているが、片側にのみ環状部を有する形式の保持器、たとえば冠形の保持器であってもよい。
続いて、本実施の形態の転がり軸受を用いた潤滑構造について説明する。
図5は、本発明の実施の形態1における転がり軸受の潤滑構造を示す拡大断面図である。図5に示すように、転がり軸受1は、たとえばエアオイルを吐出するノズル部材19と組み合わせて使用され、転がり軸受1およびノズル部材19により、エアオイル潤滑構造が構成されている。ノズル部材19は、保持器5の内周と内輪2の外周との間にエアオイルを吐出するためのノズル孔20を有しており、転がり軸受1の外輪3に隣接して配置されている。ノズル孔20の開口部20aは、内輪2の転走面2aに向けられている。ノズル部材19は、たとえば外輪3を設置したハウジング21の内径面に嵌合して設置されている。ノズル部材19の内周側には内輪2に隣接して内輪間座22が設けられている。ノズル部材19のノズル孔20の開口部20aは、図示しないエアオイル供給手段に接続されている。
本実施の形態の転がり軸受1は、内輪2が回転軸Lを中心として回転する転がり軸受であって、転走面2aと傾斜部10とを外周に有する内輪2と、転走面2aに対向する転走面3aを有する外輪3と、内輪2と外輪3との間に介在する複数のころ4と、傾斜部11aを内周に有し、複数のころ4の各々を保持するための環状の保持器5とを備えている。傾斜部10において、内輪2の転走面2aから潤滑剤排出側の端面12aへ向かって内輪2の外径d1が増加している。傾斜部11aにおいて、回転軸L方向における保持器5の中心部であるAA線から潤滑剤排出側の端面15aへ向かって保持器5の内径d2が増加している。
内輪2が回転する際には、外径d1が大きい領域ほど回転の際の周速度が大きくなって、大きな遠心力を発生させる。本実施の形態の転がり軸受1では、この遠心力は潤滑剤排出側の端面12aに向かうほど大きくなる。したがって、傾斜部10近傍の潤滑剤や空気の流れの速度を潤滑剤排出側の端面12aに向けて順次大きくさせ、潤滑剤や空気を軸受の外部(潤滑剤排出側)に向けて流すことができる。その結果、潤滑剤の排出性を向上することができる。
また、本実施の形態の転がり軸受1によれば、保持器5の中心部であるAA線から保持器5の潤滑剤排出側の端面15aへ向かって内径d2が増加するので、潤滑油排出側において内輪2の外周面と保持器5の内周面との隙間で構成される排油空間S1が広がる。これにより、内輪2と保持器5との間を潤滑剤が通過しやすくなり、潤滑剤の排出性を向上することができる。潤滑剤の排出性を向上することにより、高速運転時の軸受の温度上昇を防止することができる。
本実施の形態の転がり軸受1は、傾斜部11a,11bにおいて、保持器5の中心部であるAA線から保持器5の両端面15a,15bへ向かって内径d2が増加している。
これにより、排油空間S1が広がるとともに、潤滑油供給側において内輪2の外周面と保持器5の内周面との隙間で構成される給油空間S2が広がる。これにより、内輪2と保持器5との間を潤滑剤が通過しやすくなり、潤滑剤の排出性および供給性の両方を向上することができる。
本実施の形態の転がり軸受1において、回転軸Lに対する傾斜部11a,11bの傾斜角度は10°以上20°以下である。
傾斜角度を10°以上とすることにより、傾斜角度を持たない従来の転がり軸受と比べて潤滑剤の排出性を大きく向上することができる。また、傾斜角度を20°以下とすることにより、保持器の肉厚の妨げを受けることなく保持器の中央部付近まで傾斜部を設けることができ、潤滑油の排出性を向上できる。
本実施の形態の転がり軸受1において、保持器5の幅に対する傾斜部11a,11bの幅の割合は30%以上である。これにより、傾斜部を持たない従来の保持器と比べて潤滑油を排出するための隙間を大きくすることができ、潤滑油の排出性を向上できる。
本実施の形態における転がり軸受の潤滑構造は、本実施の形態の転がり軸受1と、保持器5の内周面と内輪2の外周面との間に配置され、潤滑油を吐出するためのノズル部材19とを備えている。本実施の形態における転がり軸受の潤滑構造によれば、上記と同様の理由により、潤滑剤の排出性を向上することができる。
なお、本実施の形態では内輪2が回転軸Lを中心として回転する場合について示したが、本発明はこのような場合の他、外輪3が回転軸Lを中心として回転してもよい。
(実施の形態2)
図6は、本発明の実施の形態2における転がり軸受の潤滑構造を示す拡大断面図である。図7は、図6の部分拡大断面図である。図6および図7に示すように、本実施の形態では、ノズル部材19が、保持器5の内周面と内輪2の外周面との間に挿入されるノズル孔形成突部19aを有しており、この突部19aにおける内輪2の外周面との対向面にノズル孔20の開口部20aが設けられている。上記ノズル孔形成突部19aが挿入された内輪2の外周面はテーパ面2bとされている。ノズル孔形成突部19aと内輪2のテーパ面2bとの間は微小隙間とされている。また、テーパ面2bにおける開口部20aとの対向部分に、断面V字状の周溝23が形成されている。なお、ノズル部材19は、ノズル本体19Aと、ノズル孔形成突部19aを有する突部形成部材19Bとに分割されているが、一体のものであってもよい。
なお、これ以外の転がり軸受1の構成および転がり軸受の潤滑構造は、図1〜図5に示す実施の形態1における転がり軸受1の構造および転がり軸受の潤滑構造とほぼ同様であるので,同一の部材には同一の符号を付し、その説明を省略する。
本実施の形態の転がり軸受の潤滑構造の場合、ノズル孔20から内輪2のテーパ面2bに吐出された潤滑剤が、表面張力と内輪2の回転に伴なう遠心力とでテーパ面2bに付着しながら流れ、転走面2aに供給される。この場合に、保持器5の内周面に傾斜部11bが設けられているため、給油空間S2が広がり、ノズル部材19のノズル孔形成突部19aを深く挿入することができる。このため、図7に拡大して示すように、内輪2のテーパ面2bにおける突部19aとの対向範囲rを長くすることができ、潤滑剤の付着流れが良好となって、潤滑性が向上する。すなわち、対向範囲rが短いと、潤滑剤が内輪2のテーパ面2bに良好に付着せずに、遠心力により飛散するおそれがあるが、突部19aをできるだけ深く挿入して対向範囲rを長くすることにより、上記の飛散が防止され、転走面2aに有効に供給される潤滑油の割合が多くなる。
なお、実施の形態1および2においては、転がり軸受がアンギュラ玉軸受である場合について示したが、本発明の転がり軸受は、このような場合の他、たとえば深溝玉軸受やころ軸受などであってもよい。また、保持器の材質や案内形式には特に制限がない。さらに、本発明の潤滑方法は、エアオイル潤滑の他、オイルミスト潤滑など、油潤滑に有効である。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
本発明の実施の形態1における転がり軸受の構成を示す部分断面斜視図である。 本発明の実施の形態1における転がり軸受の構成を示す断面図である。 本発明の実施の形態1における保持器の構成を示す縦断面図である。 本発明の実施の形態1における保持器の内径側から見た展開図である。 本発明の実施の形態1における転がり軸受の潤滑構造を示す拡大断面図である。 本発明の実施の形態2における転がり軸受の潤滑構造を示す拡大断面図である。 図6の部分拡大断面図である。 従来のアンギュラ玉軸受の一部を示す断面図である。
符号の説明
1 転がり軸受、2,102 内輪、2a,3a 転走面、2b テーパ面、3,101 外輪、4 ころ、5,104 保持器、10,11a,11b 傾斜部、12a,15a,15b 端面、14 突起部、16 ポケット、19 ノズル部材、19A ノズル本体、19B 突部形成部材、19a 突部、20 ノズル孔、20a 開口部、21 ハウジング、22 内輪間座、23 周溝、100 アンギュラ玉軸受、103 転動体、110 軌道溝、112 肩部。

Claims (5)

  1. 内輪もしくは外輪のうち少なくとも一方が回転軸を中心として回転する転がり軸受であって、
    転走面と第1傾斜部とを外周に有する前記内輪と、
    前記転走面に対向する転走面を有する前記外輪と、
    前記内輪と前記外輪との間に介在する複数のころと、
    第2傾斜部を内周に有し、前記複数のころの各々を保持するための環状の保持器とを備え、
    前記第1傾斜部において、前記内輪の前記転走面から前記内輪の一方の端面へ向かって前記内輪の外径が増加しており、
    前記第2傾斜部において、前記回転軸方向における前記保持器の中心部から前記保持器の少なくとも一方の端面へ向かって前記保持器の内径が増加している、転がり軸受。
  2. 前記第2傾斜部において、前記保持器の前記中心部から前記保持器の両端面へ向かって前記保持器の内径が増加している、請求項1に記載の転がり軸受。
  3. 前記回転軸に対する前記第2傾斜部の傾斜角度は10°以上20°以下である、請求項1または2に記載の転がり軸受。
  4. 前記保持器の前記回転軸方向の幅に対する前記第2傾斜部の前記回転軸方向の幅の割合は30%以上である、請求項1〜3のいずれかに記載の転がり軸受。
  5. 請求項1〜4のいずれかに記載の転がり軸受と、
    前記保持器の内周面と前記内輪の外周面との間に配置され、潤滑油を吐出するためのノズルとを備えた、転がり軸受の潤滑構造。
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