JP2006037929A - 空調用送風機羽根車 - Google Patents

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Abstract

【課題】本発明は、空調用送風機羽根車をファン効率向上の観点から、羽根枚数が2枚から構成し、それから発生する回転騒音を低減することを目的としたものである。
【解決手段】翼枚数が2枚からなる主翼2を設け、前記主翼2の外周側弦長がハブ側弦長より長く、前記主翼2の間に翼枚数が2枚からなる略扇状の補助翼3を設け、前記補助翼3の半径方向長さが前記主翼2の半径方向長さより短く、且つ、前記補助翼3の外周側羽根高さが同円周部の前記主翼の羽根高さより低く構成した空調用送風機羽根車を構成している。
【選択図】図2

Description

本発明は、空気調和機に用いられる空調用送風機羽根車に関するもので、特に、同羽根車の静圧効率の向上に関わる構成に関する。
従来、主翼に対して補助翼を設けた羽根車がある(例えば、特許文献1参照)。図15は特許文献1に記載された羽根車を示すものである。図15において、ラジエター50の下流側にシュラウドリング51と、ハブ52に固定された主翼53とに必要なクリアランスをとり、補助翼54が主翼53の中心より下流側にオフセットされて主翼53に設置されている。この構成のより、チップクリアランスの隙間の部分の流れを増速して、チップクリアランス部の逆流を減少させて、ファン効率を向上させると言うものである。
特開平10−205330号公報
しかしながら、上記の従来の構成では、主翼53のチップクリアランスに生じる逆流を減少させてファン効率を向上させようとするものであり、補助翼54によるファン効率改善効果は、微細である。却って、補助翼54によって騒音が増加するものである。更に、翼枚数は、2枚以上の複数枚であり、空力性能寄与に対する翼面積の投入量が大きく、この事により翼による流体摩擦が大きくなり、ファン効率の向上には、ある程度の限界があった。
本発明は、前記従来の課題を解決するもので、ファン効率の向上を図ると共に、回転騒音を低減する空調用送風機羽根車を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために本発明は、円筒状のハブに、複数枚の翼を設けてなるプロペラファンにおいて、翼枚数が2枚からなる主翼を設け、主翼の外周側弦長がハブ側弦長より長く、主翼の間に翼枚数が全体として2枚からなる略扇状の補助翼を設け、補助翼の半径方向長さが主翼の半径方向長さより短く、且つ、補助翼の外周側羽根高さが同円周部の主翼の羽根高さより高く構成した空調用送風機羽根車を提供するものである。
上記構成によって、主翼の枚数が2枚であるので、主に空力性能に寄与する翼面積の投入量が適正であるので、流体摩擦が少なく、ファン効率が高い。また、2枚の主翼のみでは、羽根車の回転騒音が乱流騒音より非常に高く、とても耳障りである。主翼の間に設けられた補助翼の外周側羽根高さが同円周部の主翼の羽根高さより高いので、補助翼は充分に空力仕事に寄与する。そこで、翼枚数zと回転数Nrpmとすると、全体として、翼枚数は4枚と言え、それぞれに空力仕事をするので、空力仕事が分散させるので、翼1枚当たりの翼面上の圧力変動のレベルが小さくなり、回転騒音Nz音のレベルは、乱流騒音のレベルより低く、聴感も良好である。補助翼の半径方向長さが主翼の半径方向長さより短いので、主翼から発生する翼端渦に補助翼が、干渉することがなく、羽根車としての騒音も低くできる。
本発明の空調用送風機羽根車は、ファン効率の向上を図ると共に、回転騒音を低減することができる。
第1の発明は、円筒状のハブに、複数枚の翼を設けてなるプロペラファンにおいて、翼枚数が2枚からなる主翼を設け、主翼の外周側弦長がハブ側弦長より長く、主翼の間に翼枚数が全体として2枚からなる略扇状の補助翼を設け、補助翼の半径方向長さが主翼の半径方向長さより短く、且つ、補助翼の外周側羽根高さが同円周部の主翼の羽根高さより高く構成した空調用送風機羽根車を提供するものである。
そうして、この構成によって、主翼の枚数が2枚であるので、主に空力性能に寄与する翼面積の投入量が適正であるので、流体摩擦が少なく、ファン効率が高い。また、2枚の主翼のみでは、羽根車の回転騒音が乱流騒音より非常に高く、とても耳障りである。主翼の間に設けられた補助翼の外周側羽根高さが同円周部の主翼の羽根高さより高いので、補助翼は充分に空力仕事に寄与する。そこで、翼枚数zと回転数Nrpmとすると、全体として、翼枚数は4枚と言え、それぞれに空力仕事をするので、空力仕事が分散させるので、翼1枚当たりの翼面上の圧力変動のレベルが小さくなり、回転騒音Nz音のレベルは、乱流騒音のレベルより低く、聴感も良好である。補助翼の半径方向長さが主翼の半径方向長さより短いので、主翼から発生する翼端渦に補助翼が、干渉することがなく、羽根車としての騒音も低くできる。
第2の発明は、翼枚数が2枚からなる主翼を設け、主翼の外周側弦長がハブ側弦長より長く、主翼の外周側前縁に3角形の一辺を合わせる形で3角状の翼をつけて、翼の半径を同一とし、主翼の間に翼枚数が全体として2枚からなる略扇状の補助翼を設け、補助翼の半径方向長さが主翼の半径方向長さより短く、且つ、補助翼の外周側羽根高さが同円周部の主翼の羽根高さより高く構成した空調用送風機羽根車を提供するものである。
そうして、この構成によって、主翼の外周側前縁に3角形の一辺を合わせる形で3角状の翼をつけて、翼の半径を同一とすることで、3角状の翼の頂点を起点として、翼端渦が発生する。この3角状の翼は、翼端渦の発生の状況を規定する作用を有する。そのため、補助翼の半径方向長さが主翼の半径方向長さより短いので、主翼から発生する翼端渦に補助翼が、干渉することなしに、3角状の翼が翼端渦をコントロールできるものであり、羽根車としての騒音も充分に低くできる。また、主翼の間に設けられた補助翼の外周側羽根高さが同円周部の主翼の羽根高さより高いので、補助翼は充分に空力仕事に寄与する。
第3の発明は、翼枚数が2枚からなる主翼を設け、主翼の外周側弦長がハブ側弦長より長く、主翼の前縁を回転方向に前傾した略螺旋曲線にて構成し、主翼の間に翼枚数が全体として2枚からなる補助翼を設け、補助翼の半径方向長さが主翼の半径方向長さより短く、且つ、補助翼の外周側羽根高さが同円周部の主翼の羽根高さより高く構成した空調用送風機羽根車を提供するものである。
そうして、この構成によって、主翼の前縁を回転方向に前傾した略螺旋曲線にすることで、螺旋曲線の頂点を起点として、主翼の翼端渦が発生するので、翼端渦の発生の状況を規定する作用を有する。そのため、補助翼の半径方向長さが主翼の半径方向長さより短いので、主翼から発生する翼端渦に補助翼が、干渉することなしに、前縁の螺旋曲線の頂点が翼端渦をコントロールできるものであり、羽根車としての騒音も充分に低くできる。また、主翼の間に設けられた補助翼の外周側羽根高さが同円周部の主翼の羽根高さより高いので、補助翼は充分に空力仕事に寄与する。
第4の発明は、翼枚数が2枚からなる主翼を設け、主翼の外周側弦長がハブ側弦長より長く、主翼の間に翼枚数が全体として2枚からなる補助翼を設け、補助翼の前縁を回転方向に前傾させた略扇台状で構成し、補助翼の半径方向長さが前記主翼の半径方向長さより短く、且つ、補助翼の外周側羽根高さが同円周部の主翼の羽根高さより高く構成した空調用送風機羽根車を提供するものである。
そうして、この構成によって、補助翼の前縁を回転方向に前傾させた略扇台状にしていることで、補助翼が斜めに空気を切るので、補助翼の前縁が空気を切る時間のタイミングがずれるので、補助翼の空力仕事による騒音が小さくなり、羽根車全体として、更に、低騒音化を図れるものである。また、主翼の間に設けられた補助翼の外周側羽根高さが同円周部の主翼の羽根高さより高いので、補助翼は充分に空力仕事に寄与する。
第5の発明は、翼枚数が2枚からなる主翼を設け、主翼の外周側弦長がハブ側弦長より長く、主翼の間に翼枚数が全体として2枚からなる補助翼を設け、補助翼の前縁を回転方向に前傾させた螺旋曲線にて構成し、補助翼の半径方向長さが主翼の半径方向長さより短く、且つ、補助翼の外周側羽根高さが同円周部の主翼の羽根高さより高く構成した空調用送風機羽根車を提供するものである。
そうして、この構成によって、補助翼の前縁を回転方向に前傾させた螺旋曲線にしているので、補助翼が斜めに空気を切るので、補助翼の前縁が空気を切る時間のタイミングがずれるので、補助翼の空力仕事による騒音が小さくなり、羽根車全体として、更に、低騒音化を図れるものである。また、主翼の間に設けられた補助翼の外周側羽根高さが同円周部の主翼の羽根高さより高いので、補助翼は充分に空力仕事に寄与する。
第6の発明は、略円錐台状のハブに、複数枚の翼を設けてなる斜流ファンにおいて、翼枚数が2枚からなる主翼を設け、主翼の外周側弦長がハブ側弦長より長く、主翼の間に翼枚数が全体として2枚からなる略扇状の補助翼を設け、補助翼の半径方向長さが主翼の半径方向長さより短く、且つ、補助翼の外周側羽根高さが同円周部の主翼の羽根高さより高く構成した空調用送風機羽根車を提供するものである。
そうして、この構成によって、主翼の枚数が2枚であるので、主に空力性能に寄与する翼面積の投入量が適正であるので、流体摩擦が少なく、ファン効率が高い。また、2枚の主翼のみでは、羽根車の回転騒音が乱流騒音より非常に高く、とても耳障りである。主翼の間に設けられた補助翼の外周側羽根高さが同円周部の主翼の羽根高さより高いので、補助翼は充分に空力仕事に寄与する。翼枚数zと回転数Nrpmとすると、全体として、翼枚数は4枚と言え、それぞれに空力仕事をするので、空力仕事が分散させるので、翼1枚当たりの翼面上の圧力変動のレベルが小さくなり、回転騒音Nz音のレベルは、乱流騒音のレベルより低く、聴感も良好である。補助翼の半径方向長さが主翼の半径方向長さより短いので、主翼から発生する翼端渦に補助翼が、干渉することがなく、羽根車としての騒音も低くできる。さらに、斜流ファンであるので、プロペラファンと比較して、遠心力場による圧力上昇があるので、静圧も高くすることができる。
以下に、本発明の一実施例の空調用送風機羽根車について、図面を参照して説明する。
(実施の形態1)
本発明の第1の実施の形態を、図1・2・3・4を用いて説明する。
図1は、本発明の第1の実施の形態における空調用送風機羽根車の平面図。図2は、本発明の第1の実施の形態における空調用送風機羽根車の子午面図。図3は、本発明の第1の実施の形態における空調用送風機羽根車における翼端渦の発生状況を示した模式図。図4は、本発明の第1の実施の形態における空調用送風機羽根車の動作状況を示した模式図である。
図1に於いて、円筒状のハブ4に、複数枚の翼を設けてなるプロペラファン1において、翼枚数が2枚からなる主翼2を設け、主翼の外周側弦長がハブ側弦長より長く、主翼2の間に翼枚数が全体として2枚からなる略扇状の補助翼3を設けている。前縁5から空気が流入し、後縁6から流出する。7がチップ部である。また、図2において、補助翼3の半径方向長さLが主翼の半径方向長さLより短く、且つ、補助翼3の羽根高さHが同円周部の主翼2の羽根高さHより高く構成した空調用送風機羽根車を提供するものである。また、図3のように、翼端渦Dは、主翼2の前縁5の外周7の角から、発生して主翼2上を移動して、主翼2の途中から剥離する。
この羽根車1を、図4のように適当なケーシング9に収め、モータ8により回転させる事で空力仕事をさせるものである。
そうして、この構成によって、主翼2の枚数が2枚であるので、主に空力性能に寄与する翼面積の投入量が適正であるので、流体摩擦が少なく、ファン効率が高い。また、2枚の主翼2のみでは、羽根車の回転騒音が乱流騒音より非常に高く、とても耳障りである。主翼2の間に設けられた補助翼3の外周側羽根高さHが同円周部の主翼2の羽根高さHより高いので、補助翼3は充分に空力仕事に寄与する。翼枚数zと回転数Nrpmとすると、全体として、翼枚数は4枚と言え、それぞれに空力仕事をするので、空力仕事が分散させるので、翼1枚当たりの翼面上の圧力変動のレベルが小さくなり、回転騒音Nz音のレベルは、乱流騒音のレベルより低く、聴感も良好である。補助翼3の半径方向長さLが主翼の半径方向長さLより短い、ので、主翼から発生する翼端渦に補助翼が、干渉することがなく、羽根車としての騒音も低くできる。
(実施の形態2)
本発明の第2の実施の形態を、図5・6を用いて、説明する。
図5は、本発明の第2の実施の形態における空調用送風機羽根車の平面図。図6は、本発明の第2の実施の形態における空調用送風機羽根車の子午面図である。
図5に於いて、翼枚数が2枚からなる主翼2を設け、主翼2の外周側弦長がハブ側弦長より長く、主翼の外周側前縁に3角形の一辺を合わせる形で3角状の翼10をつけて、翼の半径を同一とし、主翼2の間に翼枚数が全体として2枚からなる略扇状の補助翼3を設け、補助翼3の半径方向長さLが主翼の半径方向長さLより短く、且つ、補助翼の外周側の羽根高さHが同円周部の主翼の羽根高さHより高く構成した空調用送風機羽根車である。
そうして、この構成によって、主翼2の外周側前縁5に3角形の一辺を合わせる形で3角状の翼10をつけて、翼の半径を同一とすることで、3角状の翼10の頂点を起点として、翼端渦Dが発生する。この3角状の翼10は、翼端渦Dの発生の状況を規定する作用を有する。そのため、補助翼2の半径方向長さLが主翼の半径方向長さLより短いので、主翼2から発生する翼端渦Dに補助翼3が、干渉することなしに、3角状の翼10が翼端渦Dをコントロールできるものであり、羽根車1としての騒音も充分に低くできる。また、主翼2の間に設けられた補助翼3の外周側羽根高さHが同円周部の主翼2の羽根高さHより高いので、補助翼3は充分に空力仕事に寄与する。
(実施の形態3)
本発明の第3の実施の形態を、図7・8を用いて、説明する。
図7は、本発明の第3の実施の形態における空調用送風機羽根車の平面図。図8は、本発明の第3の実施の形態における空調用送風機羽根車の子午面図である。
図7に於いて、翼枚数が2枚からなる主翼2を設け、主翼2の外周側弦長がハブ側弦長より長く、主翼2の前縁11を回転方向に前傾した略螺旋曲線にて構成し、主翼2の間に翼枚数が全体として2枚からなる補助翼3を設け、補助翼3の半径方向長さLが主翼の半径方向長さLより短く、且つ、補助翼の外周側羽根高さHが同円周部の主翼の羽根高さHより高く構成した空調用送風機羽根車を提供するものである。
そうして、この構成によって、主翼2の前縁11を回転方向に前傾した略螺旋曲線にすることで、螺旋曲線の頂点を起点として、主翼2の翼端渦Dが発生するので、翼端渦Dの発生の状況を規定する作用を有する。そのため、補助翼3の半径方向長さLが主翼の半径方向長さLより短いので、主翼2から発生する翼端渦Dに補助翼3が、干渉することなしに、前縁11の螺旋曲線の頂点が翼端渦Dをコントロールできるものであり、羽根車1としての騒音も充分に低くできる。また、主翼2の間に設けられた補助翼3の外周側羽根高さHが同円周部の主翼2の羽根高さHより高いので、補助翼3は充分に空力仕事に寄与する。
(実施の形態4)
本発明の第4の実施の形態を、図9・10を用いて、説明する。
図9は、本発明の第4の実施の形態における空調用送風機羽根車の平面図。図10は、本発明の第4の実施の形態における空調用送風機羽根車の子午面図である。
図9において、翼枚数が2枚からなる主翼2を設け、主翼2の外周側弦長がハブ側弦長より長く、主翼2の間に翼枚数が全体として2枚からなる補助翼3を設け、補助翼3の前縁12を回転方向に前傾させた略扇台状で構成し、補助翼3の半径方向長さLが前記主翼の半径方向長さLより短く、且つ、補助翼の外周側羽根高さHが同円周部の主翼の羽根高さHより高く構成した空調用送風機羽根車を提供するものである。
そうして、この構成によって、補助翼3の前縁12を回転方向にα度前傾させた略扇台状にしていることで、補助翼3が斜めに空気を切るので、補助翼3の前縁12が空気を切る時間のタイミングがずれるので、補助翼3の空力仕事による騒音が小さくなり、羽根車1全体として、更に、低騒音化を図れるものである。また、主翼2の間に設けられた補助翼3の外周側羽根高さHが同円周部の主翼2の羽根高さHより高いので、補助翼3は充分に空力仕事に寄与する。
(実施の形態5)
本発明の第5の実施の形態を、図11・12を用いて、説明する。
図11は、本発明の第5の実施の形態における空調用送風機羽根車の平面図。図12は、本発明の第5の実施の形態における空調用送風機羽根車の子午面図である。
図11において、翼枚数が2枚からなる主翼2を設け、主翼2の外周側弦長がハブ側弦長より長く、主翼2の間に翼枚数が全体として2枚からなる補助翼3を設け、補助翼3の前縁13を回転方向に前傾させた螺旋曲線にて構成し、補助翼3の半径方向長さLが主翼の半径方向長さLより短く、且つ、補助翼の外周側羽根高さHが同円周部の主翼の羽根高さHより高く構成した空調用送風機羽根車を提供するものである。
そうして、この構成によって、補助翼3の前縁13を回転方向に前傾させた螺旋曲線にしているので、補助翼3が斜めに空気を切るので、補助翼3の前縁13が空気を切る時間のタイミングがずれるので、補助翼3の空力仕事による騒音が小さくなり、羽根車全体として、更に、低騒音化を図れるものである。また、主翼2の間に設けられた補助翼3の外周側羽根高さHが同円周部の主翼2の羽根高さHより高いので、補助翼3は充分に空力仕事に寄与する。
(実施の形態6)
本発明の第6の実施の形態を、図13・14を用いて、説明する。
図13は、本発明の第6の実施の形態における空調用送風機羽根車の平面図。図14は、本発明の第6の実施の形態における空調用送風機羽根車の子午面図である。
図13に於いて、略円錐台状のハブ16に、複数枚の翼を設けてなる斜流ファン20において、翼枚数が2枚からなる主翼14を設け、主翼14の外周側弦長がハブ側弦長より長く、主翼14の間に翼枚数が全体として2枚からなる略扇状の補助翼15を設け、補助翼15の半径方向長さLが主翼の半径方向長さLより短く、且つ、補助翼の外周側羽根高さHが同円周部の主翼の羽根高さHより高く構成した空調用送風機羽根車20を提供するものである。17は前縁であり、18は後縁であり、19はチップ部である。
そうして、この構成によって、主翼14の枚数が2枚であるので、主に空力性能に寄与する翼面積の投入量が適正であるので、流体摩擦が少なく、ファン効率が高い。また、2枚の主翼14のみでは、羽根車20の回転騒音が乱流騒音より非常に高く、とても耳障りである。主翼14の間に設けられた補助翼15の外周側羽根高さが同円周部の主翼14の羽根高さより高いので、補助翼15は充分に空力仕事に寄与する。翼枚数zと回転数Nrpmとすると、全体として、翼枚数は4枚と言え、それぞれに空力仕事をするので、空力仕事が分散させるので、翼1枚当たりの翼面上の圧力変動のレベルが小さくなり、回転騒音Nz音のレベルは、乱流騒音のレベルより低く、聴感も良好である。補助翼15の半径方向長さLが主翼14の半径方向長さLより短いので、主翼14から発生する翼端渦に補助翼15が、干渉することがなく、羽根車20としての騒音も低くできる。さらに、斜流ファンであるので、プロペラファンと比較して、遠心力場による圧力上昇があるので、静圧も高くすることができるものである。
以上のように、本発明にかかる空調用送風機羽根車は、ファン効率の向上を図ると共に、回転騒音を低減することが出来るので、各種の送風機羽根車の用途にも適用できる。
本発明の実施の形態1における空調用送風機羽根車を示す平面図 本発明の実施の形態1における空調用送風機羽根車を示す子午面図 本発明の実施の形態1における空調用送風機羽根車の翼端渦の状況を示した模式図 本発明の実施の形態1における空調用送風機羽根車の動作状況を示した模式図 本発明の実施の形態2における空調用送風機羽根車を示す平面図 本発明の実施の形態2における空調用送風機羽根車を示す子午面図 本発明の実施の形態3における空調用送風機羽根車を示す平面図 本発明の実施の形態3における空調用送風機羽根車を示す子午面図 本発明の実施の形態4における空調用送風機羽根車を示す平面図 本発明の実施の形態4における空調用送風機羽根車を示す子午面図 本発明の実施の形態5における空調用送風機羽根車を示す平面図 本発明の実施の形態5における空調用送風機羽根車を示す子午面図 本発明の実施の形態6における空調用送風機羽根車を示す平面図 本発明の実施の形態6における空調用送風機羽根車を示す子午面図 従来の羽根車を示す模式図
符号の説明
1 空調用送風機羽根車
2 主翼
3 補助翼
4 ハブ
5 前縁
6 後縁
7 チップ部
8 モータ
9 オリフィス
10 3角状の翼
11 前縁
12 補助翼の前縁
13 補助翼の前縁
14 斜流ファンの主翼
15 斜流ファンの補助翼
16 略円錐台状のハブ
17 斜流ファンの前縁
18 斜流ファンの後縁
19 斜流ファンのチップ部
20 斜流ファンの羽根車

Claims (6)

  1. 円筒状のハブに、複数枚の翼を設けてなるプロペラファンにおいて、翼枚数が2枚からなる主翼を設け、前記主翼の外周側弦長がハブ側弦長より長く、前記主翼の間に翼枚数が全体として2枚からなる略扇状の補助翼を設け、前記補助翼の半径方向長さが前記主翼の半径方向長さより短く、且つ、前記補助翼の外周側羽根高さが同円周部の前記主翼の羽根高さより高く構成した空調用送風機羽根車。
  2. 翼枚数が2枚からなる主翼を設け、前記主翼の外周側弦長がハブ側弦長より長く、前記主翼の外周側前縁に3角形の一辺を合わせる形で3角状の翼をつけて、翼の半径を同一とし、前記主翼の間に翼枚数が全体として2枚からなる略扇状の補助翼を設け、前記補助翼の半径方向長さが前記主翼の半径方向長さより短く、且つ、前記補助翼の外周側羽根高さが同円周部の前記主翼の羽根高さより高く構成した請求項1記載の空調用送風機羽根車。
  3. 翼枚数が2枚からなる主翼を設け、前記主翼の外周側弦長がハブ側弦長より長く、前記主翼の前縁を回転方向に前傾した略螺旋曲線にて構成し、前記主翼の間に翼枚数が全体として2枚からなる補助翼を設け、前記補助翼の半径方向長さが前記主翼の半径方向長さより短く、且つ、前記補助翼の外周側の羽根高さが同円周部の前記主翼の羽根高さより高く構成した請求項1記載の空調用送風機羽根車。
  4. 翼枚数が2枚からなる主翼を設け、前記主翼の外周側弦長がハブ側弦長より長く、前記主翼の間に翼枚数が全体として2枚からなる補助翼を設け、前記補助翼の前縁を回転方向に前傾させた略扇台状で構成し、前記補助翼の半径方向長さが前記主翼の半径方向長さより短く、且つ、前記補助翼の外周側羽根高さが同円周部の前記主翼の羽根高さより高く構成した請求項1記載の空調用送風機羽根車。
  5. 翼枚数が2枚からなる主翼を設け、前記主翼の外周側弦長がハブ側弦長より長く、前記主翼の間に翼枚数が全体として2枚からなる補助翼を設け、前記補助翼の前縁を回転方向に前傾させた螺旋曲線にて構成し、前記補助翼の半径方向長さが前記主翼の半径方向長さより短く、且つ、前記補助翼の外周側羽根高さが同円周部の前記主翼の羽根高さより高く構成した請求項1記載の空調用送風機羽根車。
  6. 略円錐台状のハブに、複数枚の翼を設けてなる斜流ファンにおいて、翼枚数が2枚からなる主翼を設け、前記主翼の外周側弦長がハブ側弦長より長く、前記主翼の間に翼枚数が全体として2枚からなる略扇状の補助翼を設け、前記補助翼の半径方向長さが前記主翼の半径方向長さより短く、且つ、前記補助翼の外周側の羽根高さが同円周部の前記主翼の羽根高さより高く構成した空調用送風機羽根車。
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